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JP2009083366A - 連携シミュレーションシステム - Google Patents

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JP2009083366A JP2007257581A JP2007257581A JP2009083366A JP 2009083366 A JP2009083366 A JP 2009083366A JP 2007257581 A JP2007257581 A JP 2007257581A JP 2007257581 A JP2007257581 A JP 2007257581A JP 2009083366 A JP2009083366 A JP 2009083366A
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晃 森沢
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Abstract

【課題】シミュレータ間のコマンドのやり取りの制御を簡単にし、柔軟性が高い連携シミュレーションを行うことができる連携シミュレーションシステムを提供する。
【解決手段】連携シミュレーションシステムは、本体シミュレータ141と、複数のアクセサリシミュレータとがネットワーク147で接続される。そして、第一のアクセサリシミュレータ(例えば、フィニッシャシミュレータ142)が第二のアクセサリシミュレータ(例えば、製本機シミュレータ143)と通信する場合において、それぞれ、以下の機能を有する。即ち、第一のアクセサリシミュレータは、第二のアクセサリシミュレータに送信したい情報を本体シミュレータ141に対して送信する機能を有する。また、本体シミュレータ141は、管理されているアクセサリシミュレータのネットワーク147上での位置情報を元に、第一のアクセサリシミュレータから受信した情報を第二のアクセサリシミュレータに送信する機能を有する。
【選択図】図14

Description

本発明は、機構制御設計を支援するための連携シミュレーションシステムに関するものである。より詳細には、シート状の搬送体を搬送する搬送機構を制御するためのソフトウェアの連携シミュレーションシステムに関するものである。
従来、シート状の搬送体の搬送はあらゆる分野で行われている。例えば、画像形成装置では、記録材をローラやガイド等の搬送機構によって搬送する。搬送体の搬送には制御を行うためのソフトウェアは不可欠である。
即ち、多くの搬送体の搬送制御では、ただ等速で一方向にのみ搬送するのは稀有で、例えば、センサにより搬送体の位置を検知し、所定位置で停止させたり、ローラを逆回転させ搬送方向を反転させたりすることがほとんどである。
また、例えば、近年の画像形成装置は高機能・高生産が謳われている。それに伴い、画像形成装置を制御するためのソフトウェアは複雑化し、不具合の発見から原因特定、修正の工数も増大している。
そこで近年のコンピュータの性能向上に伴い、搬送機構設計にシミュレーション技術を用いる機会も増えてきている。例えば、送体の挙動をシミュレーションにより算出し、搬送機構に潜在する欠陥を発見するためのシステム等も提案されている(例えば、特許文献1)。
機構シミュレーションがあらゆる場面で活躍している中、機構を制御するためのソフトウェアの検証に関する提案もされ始めている。ソフトウェアの検証に関しては基本的な紙(搬送体)の動作のシミュレートの他にイレギュラーな状況の再現が必須である。ソフトのミスは基本的な部分よりも、イレギュラーな動作の際に多く起こるからである。
従来のシミュレータでもその点を踏まえた技術がごく少数であるが提案されている。例えば、特許文献2では、キーボード等の入力装置からプリンタ制御ソフトウェアにスイッチのオン/オフやカバーの開閉等の外部イベントを発生させる設計支援方法等が提案されている。
この様な中、シミュレーションは、本体のみでなく、アクセサリ(給紙装置や後処理装置等)でも行われる様になり、さらに、本体とアクセサリを連携させて動作させるものも行われ始めている。この点について図10、図11を用いて説明する。
まず、シミュレーションの説明の前に実際のプリンタとアクセサリの簡単な説明をする。
図10は、プリンタ本体とアクセサリの関係の一例を示す図である。
図10において、プリンタ本体101は、用紙に画像をプリントするものである。フィニッシャ102は、プリンタ本体101で出力された用紙に対してステイプルやソート等後処理を行うためのものである。
給紙デッキ103は、大量に紙を補給できる装置であり、給紙デッキ103から給紙された用紙は、プリンタ本体101に送られ画像を印刷される。フィニッシャ102とプリンタ本体101及び、プリンタ本体101と給紙デッキ103の通信は、それぞれ通信ケーブル104、105を経由して行われる。これらはpier to pierで、一対一で接続され、ケーブルでの通信はシリアル通信等により行われる。
次に、図10のプリンタ本体及びアクセサリをシミュレーションした際の通信部分のモデル化に際した接続の確定から通信を開始するまでを、図11を用いて説明する。
図11は、プリンタ本体及びフィニッシャ、給紙デッキのシミュレーションの関係を示す図である。
図11において、プリンタ本体の本体シミュレータ(Sim)111、フィニッシャのフィニッシャシミュレータ112、給紙デッキのデッキシミュレータ113、シミュレータ間の通信を行うためのネットワーク1144が示される。ネットワーク114は、この例ではLANである。
まず、図11(a)で示す様に、本体シミュレータ111では、フィニッシャシミュレータ112のIPアドレス、ポート番号、デッキシミュレータ113のIPアドレス、ポート番号が入力される。その際、フィニッシャシミュレータ112、デッキシミュレータ113は接続待ち状態となっている。
その後、図11(b)に示す様に、本体シミュレータ111は、設定されたIPアドレス及びポートを参照して、フィニッシャシミュレータ112、デッキシミュレータ113に接続する。
フィニッシャシミュレータ112、デッキシミュレータ113は、図11(b)の様に、本体シミュレータ111と接続されることで、本体シミュレータ111のIPアドレス及びポート番号を取得し、図11(c)に示す様に、互いの通信が開始可能となる。
この様にして、実際にはpier to pierであるプリンタ本体とアクセサリ間において、LANでの通信が可能となっていた。
特開平9−81600公報 特開平5−143260公報
しかしながら、シミュレータを連携させて動作させる際には、従来は、本体とアクセサリ間のpier to pierが前提となっていた。従って、アクセサリ間同士の通信が存在するもの、例えば、POD市場等の大量印刷を前提としたプリンタ及びそのアクセサリ群ではモデルが不十分であった。この点について図12及び図13を用いて説明する。
図12は、POD市場で用いられている画像形成装置を示す図である。
プリンタ本体121は用紙に画像をプリントするものである。フィニッシャ122は、出力された用紙に対してステイプルやソート等後処理を行うためのものである。製本機123は、出力された用紙に対して製本する装置である。
スタッカ124は、例えば、後処理を別の装置で行う等の大量印刷時に印刷出力用紙を貯めて置く装置である。給紙デッキ125、126は、大量に用紙を補給できる装置であり、給紙された用紙はフィニッシャ122に送られ、画像を印刷される。各装置は、通信用ケーブル127で接続される。
また、これらの装置は、接続がこのパターンのみでなく、いろんなパターンが可能となっている。例えば、図12では、給紙デッキは125と126の2つが接続されているが、最大で5、最小でなしといった、0〜5までの接続のパターンがある。また、排紙部では、フィニッシャ、製本機は共に0〜1、スタッカは0〜5の接続のパターンとなる。
通信に関しては、プリンタ本体と各アクセサリの他に、例えば、用紙の情報の受け渡し等で物理的に次の装置に対して通信が行われるため、物理的な前(上流)後(下流)の装置と通信が行われる。
例えば、図12の製本機123では、物理的に前(上流)に繋がるスタッカ124及び物理的に後に繋がるフィニッシャ122と通信が行われる。つまり、図10に示す画像形成装置の様に、本体−アクセサリ間のみの通信ではなく、アクセサリ−アクセサリ間の通信が行われることとなる(通信128、129)。
次に、これらの装置を従来のシミュレータの仕組みで動作させようとした際の問題点を、図13を用いて説明する。
図13において、本体シミュレータ(Sim)131、フィニッシャシミュレータ132、製本機シミュレータ133、スタッカシミュレータ134、デッキ1シミュレータ135は、デッキ2シミュレータ136が示される。
前述した様に、本体−アクセサリのみの通信ではなく、各アクセサリ間の通信があるため、図11で説明した、シミュレータの連携の仕組みではモデルとして動作しないことが分かる。また、前述した様に、繋ぎの順番に関しても、様々な繋ぎ方が考えられ、それらにも対応しなくてはならない。
本発明の目的は、シミュレータ間のコマンドのやり取りの制御を簡単にし、柔軟性が高い連携シミュレーションを行うことができる連携シミュレーションシステムを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の連携シミュレーションシステムは、本体シミュレータと、複数のアクセサリシミュレータとがネットワークで接続される連携シミュレーションシステムであって、第一のアクセサリシミュレータが第二のアクセサリシミュレータと通信する場合において、前記第一のアクセサリシミュレータは、前記第二のアクセサリシミュレータに送信したい情報を前記本体シミュレータに対して送信する機能を有し、前記本体シミュレータは、管理されている前記アクセサリシミュレータの前記ネットワーク上での位置情報を元に、前記第一のアクセサリシミュレータから受信した情報を前記第二のアクセサリシミュレータに送信する機能を有することを特徴とする。
請求項2記載の連携シミュレーションシステムは、ホストコンピュータと、本体シミュレータと、複数のアクセサリシミュレータとがネットワークで接続される連携シミュレーションシステムであって、第一のシミュレータが第二のシミュレータと通信する場合において、前記第一のシミュレータは、前記第二のシミュレータに送信したい情報を前記ホストコンピュータに対して送信する機能を有し、前記ホストコンピュータは、管理されている前記シミュレータの前記ネットワーク上での位置情報を元に、前記第一のシミュレータから受信した情報を前記第二のシミュレータに送信する機能を有することを特徴とする。
本発明の連携シミュレーションシステムによれば、シミュレータ間のコマンドのやり取りの制御を簡単にし、柔軟性が高い連携シミュレーションを行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係る設計支援装置の制御ブロック図である。
本実施の形態の設計支援装置は、画像形成装置の紙搬送シミュレーションをパーソナルコンピュータ上で行うことのできる紙搬送シミュレータであり、実際の画像形成装置を制御するファームソフトウェアの制御タイミング設計を支援するためのものである。
図1において、ソフトウェアシミュレーション部1は、紙搬送制御に関するファームソフトウェアをパーソナルコンピュータ上で仮想的に実行するためのものである。入力監視部4は、マンマシンインターフェースであるキーボードデバイスやマウス等の入力を監視しており、ソフトウェアシミュレーションの実行開始をソフトウェアシミュレーション部1に指示する。
ソフトウェアシミュレーションの実行結果は機構シミュレーション部2に渡される。機構シミュレーション部2では、紙搬送制御に関わるローラの速度等から紙が紙搬送機構内のどの部位に存在するかを計算により求め、その計算結果をソフトウェアシミュレーション部1もしくは表示制御部5に渡す。
表示制御部5により、パーソナルコンピュータに付随するディスプレイ上に図3に示す様な紙搬送シミュレーション画面W1が表示される。紙搬送シミュレーション画面W1では、紙搬送パスは点線、ローラは丸、センサは三角、紙は実線Pで表現される。
尚、ここで説明したソフトウェアシミュレーション部1並びに機構シミュレーション部2は、実行前においてはパーソナルコンピュータのHDD等(不図示)の中に保管されている。そして、実行される時にはパーソナルコンピュータのRAM(不図示)上に展開された後に実行される。
また、通信制御部3は、ソフトウェアシミュレーション部1より情報が渡され、ネットワークI/F部6を介して外部と通信を行う。この通信は主に他のシミュレーション(シミュレータ)と連携する時に使われるものである。通信制御部3はまた、入力監視部4とも繋がれ、設定が可能となっている。
図2は、図1におけるソフトウェアシミュレーション部1及び機構シミュレーション部2の詳細制御ブロック図である。通信制御部3の詳細については後述する。
図2において、ソフトウェアシミュレーション部1は、ファームソフトウェア部10、ラッパー部11、入力I/F部12、出力I/F部13、送信I/F部15及び受信I/F部16から構成される。
ファームソフトウェア部10は、実際の画像形成装置の紙搬送制御を行うためのソフトウェアである。入力I/F部12は、機構シミュレーション部2からの情報を入力する部分である。
出力I/F部13は、機構シミュレーション部2に情報を出力する部分である。送信I/F部15は、外部へ情報を送信するために、通信制御部3へ情報を送信するための部分である。受信I/F部16は、外部から送られてきた情報を通信制御部3から受信するための部分である。
機構シミュレーション部2は、紙位置計算部20、入力I/F部21、出力I/F部22、紙位置表示部23及びローラシミュレーション部24から構成される。
紙位置計算部20は、紙搬送制御に関わるモータやクラッチ、フラッパの制御情報から紙搬送パス上の搬送速度を計算し、紙の先端位置及び後端位置を計算するための部分である。
入力I/F部21は、ソフトウェアシミュレーション部1の出力I/F部13からの出力結果を受け付ける部分であり、紙搬送制御に関わるモータやクラッチ、フラッパ等の各種デバイスの制御情報を後段に渡すためのものである。
出力I/F部22は、前段の紙位置計算部20でセットされた紙位置情報をソフトウェアシミュレーション部1の入力I/F部12に与えるための部分である。
紙位置表示部23は、前段の紙位置計算部20により計算された紙の先端位置及び後端位置に基づき、表示制御部5に対して前述した紙搬送シミュレーション画面W1を表示させるよう指示するための部分である。
次に、図3の表示例を用いてプリンタ本体(画像形成装置)の動作及びシミュレーションを簡単に説明する。
プリンタ本体からの給紙のシミュレーション時は、給紙部31〜34から紙が生成(給紙)される。デッキ(給紙デッキ)のシミュレーションと連携する時にはデッキからの受け渡し部35から紙が受け渡される。はであり、本体から紙を排出する際には、後処理装置(部)への受け渡し口36から後処理装置のシミュレーション(シミュレータ)へ受け渡される。本体内部排出口37から紙が排出される場合にはここで終了する。
次に、図4を用い実際のシミュレーション動作に則して説明する。
図4は、紙搬送制御に関する各種デバイス配置の一例を示す図である。紙PがパスAB上の実線矢印方向に、クラッチCL1を介してモータM1から駆動を受けているローラR1により搬送され、センサS1を紙P先端が通過したタイミングでフラッパFL1を切り換える。そして、パスBCまたはパスBDに紙Pを進める。本実施の形態は、この様なシミュレーションを前提としている。点線矢印は駆動関係を示している。
設計者がマンマシンインターフェースより紙搬送シミュレーションの開始を指示すると、入力監視部4を介して、ソフトウェアシミュレーション部1及び機構シミュレーション部2(のシミュレーション)が実行される。
ソフトウェアシミュレーション部1の動作が開始されると、ファームソフトウェア部10は、ラッパー部11が協調して、実際の画像形成装置の紙搬送制御を行うためのソフトウェアを逐次実行していく。
ファームソフトウェア部10にて、モータM1の回転開始の処理が始まると、出力I/F部13を介してモータM1を特定するID番号と回転速度、回転方向がコマンドとして機構シミュレーション部2の入力I/F部21に与えられる。入力I/F部21はコマンドを解釈して、紙位置計算部20に渡す。
紙位置計算部20は、モータM1の回転を開始し、モータM1が駆動を与えているローラまたはクラッチを検索して、回転速度、回転方向を計算する。ローラR1に関してはクラッチCL1を介して駆動を与えているため、クラッチCL1のON/OFF情報に基づきローラR1の回転速度、回転方向の情報を計算する。
紙位置計算部20は、所定時間間隔tで紙Pの先端と後端の位置を演算(計算)している。まず、紙Pの先端から後端までが含まれているパスABの情報を読み出す。パス情報には各パス内のローラのIDとその位置情報も含まれており、紙Pの先端位置から後端方向に向かってローラを検索し、始めに見つかったローラR1のIDを用いてローラシミュレーション部24にその速度vを問い合わせる。
速度vと時間間隔tから紙Pがその間に進んだ距離S=v×tを求めることにより、紙Pの位置を更新する。更新された位置情報は紙位置表示部23に渡され、紙搬送シミュレーション画面W1に表示される。
パス情報には各パス内のセンサのIDとその位置情報も含まれている。紙位置計算部20は、紙Pの先端位置から後端方向に向かってセンサを検索し、見つかったセンサS1のON情報を出力I/F部22に送る。また、紙Pの後端がセンサS1を通過した状態では、センサS1のOFF情報を出力I/F部22に送る。
出力I/F部22は、センサS1のON情報もしくはOFF情報をコマンド化し、ソフトウェアシミュレーション部1の入力I/F部12に出力する。
ファームソフトウェア部10は、入力I/F部12からセンサS1のON情報を受け、フラッパFL1の制御を開始する。機構シミュレーション部2へのコマンド送出はモータM1の場合とほぼ同様である。
フラッパFL1の制御コマンド受け、紙位置計算部20は、紙Pの先端が分岐点Bに到達すると次に進むべきパスを決定し、フラッパFL1の切り換え状態に応じて、紙Pの進行方向をパスBCにするのかパスBDにするのかを判断する。
(デッキ用シミュレータ)
図5は、図12で説明したプリンタ本体(画像形成装置)121と接続されるデッキ(125及び126)のシミュレーション画面を示す図である。
デッキは、画像形成装置の給紙モジュールとして、複数段の給紙口(C1,C2,C3)を備え、システムとしての生産性を達成するため所定の搬送速度とスループットで紙を画像形成装置へ搬送する装置である。
デッキについても前述した画像形成装置同様、図1、図2に示す構成でファームソフトの紙搬送制御シミユレーションの検証が可能である。画像形成装置、デッキについては、それぞれ、1台のパーソナルコンピュータ内で単体動作でのシミュレーション検証が可能である。
また、デッキの紙搬送シミュレータは単体動作だけではなく、画像形成装置との連携、デッキ同士での連携動作での紙搬送制御シミユレーションが可能である。
紙搬送制御シミユレーションの連携動作について、デッキを接続した場合を例に説明を行う。
上流側デッキ(紙庫側を以下上流側と呼ぶ)の排紙口EXIT_Pに紙Pの先端位置が到達すると、上流側デッキの機構シミュレーション部2の紙位置計算部20は以下の処理を行う。即ち、下流側デッキの接続口ENTRY_P位置に上流側EXIT_P到達時の紙速度vを持たせた紙Pが生成されるよう、下流側デッキの機構シミュレーション部2の紙位置計算部20にデータを受け渡す。前述した単体動作との違いは、紙位置計算部20のこの処理が追加されている点である。
(各シミュレータ連携)
本シミュレータの環境を、図14を例に用いて説明する。プリンタ本体の本体シミュレータ(Sim)141、フィニッシャシミュレータ142、製本機シミュレータ143、スタッカシミュレータ144、デッキシミュレータ145、146がある。これらシミュレータはネットワーク147を介して通信して連携して動作する。
(設定)
次に、図6を用いて本シミュレーションの連携に関する設定及び動作を説明する。
図6の設定及び動作はホストシミュレーションで行われるもので本実施の形態ではプリンタ本体の本体シミュレータ141のみで行うものである。
図6において、画面600からは、装置ID、ネットワークID、そのつなぎを設定する。名称欄61は各名称を設定する。装置ID欄62は、ファームウェアプログラム内で認識される装置の各IDを設定する。ネットワークID63は各IPアドレスを設定する。
名称欄61をクリックすることで選択されたものが、UPボタン64が一回押されると1つ上位になる。図6の状態から、例えばデッキ2Simがクリックされ選択されてからこのUPボタン64が押されると“名称デッキ2Sim、装置ID2、ネットワークID172.16.10.2”が1つ上位つまり一番上になる。そして、“名称デッキ1Sim、装置ID1、ネットワークID172.16.10.1”が二番目となる。
UPボタン64とは逆に、名称部をクリックすることで選択されたものが、DOWNボタン65が1回押されると1つ下位になる。
この様に、UPボタン64、DOWNボタン65で表示順を変えることができ、この順番は物理的なものの順番となる。つまり、上位から下位へ1つずつ紙を受け渡して連携するシステムとなる。
追加ボタン67が押されると欄が追加される。削除ボタン68が押されると、名称部をクリックすることで選択されたものが削除される。設定ボタン66が押されると、上記で説明した設定を確定することとなる。
この様な設定はホストシミュレーションのみ行えば良く、クライアントシミュレーションでの設定は一切無く、容易に繋ぎ変え等が可能となる。実際にIPアドレス172.16.10.7のPC上のデッキ3というシミュレーションを図6の設定から最上流側に設定する時の処理を説明する。
まず、追加ボタン67を押して項目を追加し、その項目のSim名称デッキ3、装置IDはまだ利用していない6、IPアドレス172.16.10.7を設定し、その後デッキ3の部分をクリックして選択する。そして、UPボタン64を図6の現在の最上流である画面600のデッキ1よりもこの項目が上位に行くまでクリックすればOKとなる。
接続トリガ用の画面610において、接続ボタン69が押されると、本体シミュレータ141は図6の画面600で設定された各シミュレータに接続を開始する。他のシミュレータ142、143、144、145、146はこのボタンを押す前に起動しておく必要があり、各シミュレータは起動すると接続待ちの状態になっている。
本体シミュレータ141は、各シミュレータ(142、143、144、145、146)から接続の応答を待ち、応答があった場合には、その装置のID及び前後の装置IDを伝える。
例えば、図6の設定の場合、製本機Sim143はIDが4、前がスタッカSim144(ID3)、後がフィニッシャSim142(ID5)であるため、製品機Sim143には、自身のIDが4、前のIDが3、後のIDが5であると伝える。
伝えられたクライアント側はその情報を記憶しておく。上記例であれば、製本機Sim143はIDが4、前がスタッカSim(ID3)、後がフィニッシャSim(ID5)であると記憶する。解除ボタン70が押されると接続が解除される。
次に、本実施の形態のコマンドを、図15を用いて説明する。
図15は、本実施の形態でやり取りされる情報の詳細を示す図である。各シミュレータの通信制御部3間での通信は、これら情報に通常のTCP/IPのプロトコルの情報を付加したデータでやり取りされ、通信制御部3とソフトウェアシミュレーション部1では図15で示した情報でやりとりされる。
上位から送信先ID、送信元ID、コマンド、データという情報となっており、それぞれ、2バイト、2バイト、2バイト、10バイトの固定長データとなっている。送信先IDは送りたい装置IDであり、送信元IDはその情報を送った元の装置IDであり、コマンドはファームウェアで定義されたコマンド、データはそのコマンドに対応したデータである。
例えば、図14の構成で、図6の画面の設定がされた場合を例に、スタッカシミュレータ144内のファームウェアが製本機シミュレータ143へ、紙が行くことを通信する場合を例に取る。
図15の送信先IDには製本機の装置IDである4が、送信元IDにはスタッカの装置IDである3が、コマンドには紙が行くというコマンドに対応する100が、データにはコマンドに付随する紙サイズ情報A4を示す10が入っているということとなる。
次に図7を用いて、通信制御部3の詳細を説明する。ホストシミュレーション部(本体シミュレータ141)とクライアントシミュレーション部(アクセサリシミュレータ142〜146)で動作も異なるためそれぞれ説明する。
まず、ホストシミュレーション部について説明する。
(接続確定まで)
外部送信I/F部74は、図6で説明した接続ボタン69が押されたタイミングで、各シミュレータへ接続をトライする。外部受信I/F部71は、各シミュレータからの接続の情報を外部送信I/F部74へ伝え、外部送信I/F部74は、すべての接続を確認した時点で、各シミュレータにその装置のID及び前後の装置IDを伝える。
(接続確定後)
外部からの情報を、まず、外部受信I/F部71で受信する。外部受信I/F部71は、受信したデータの送信先IDを見て自身のシミュレータのIDであればデータ変換部72に、その他であれば外部送信I/F部74にデータを送る。
データ変換部72では、受信した情報のうち図15で示した16バイト分の情報を切り出し、送信I/F部73を介してソフトウェアシミュレーション部1へ送る。ソフトウェアシミュレーション部1から送られた情報は受信I/F部76で受信され、データ変換部75に送られる。データ変換部75では、図15で示した16バイト分の情報からTCP/IPのプロトコルに合わせたデータを付加して外部送信I/F部74に送る。
外部送信I/F部74では、受け取った情報の送信先IDを解析してそのIDに対応したIPアドレスに受け取った情報を送信する。図6の画面の設定がなされていたときを例に説明すると、例えば送信先IDが3であった場合には、装置IDが3であるスタッカSim144へ送信するために、対応するIPアドレス172.16.10.4へ送信する。
この様にホストシミュレーション部では、クライアントから送られたデータは、自分が受け取るか、他に送信するかを判断して送っており、クライアント間通信及びホストクライアント間の通信の振り分けを担当している。
次にクライアントシミュレーション部について説明する。
(接続確定まで)
まず、外部受信I/F部71は、ホストシミュレーション部との接続を待つ。外部受信I/F部71は、ホストシミュレーション部との接続を確認したら、外部送信I/F部74にホストシミュレーション部のIPアドレスを伝える。外部送信I/F部74ではこのホストシミュレーション部のIPアドレスを保存しておく。
その後、ホストシミュレーション部から装置のID及び前後の装置IDが送られてくるので、このデータを、データ変換部72、送信I/F部73を介してソフトウェアシミュレーション部1に伝える。これにより、ソフトウェアシミュレーション部1では、前後の装置を認識することができることとなる。
(接続確定後)
外部からの情報をまず外部受信I/F部71で受信する。外部受信I/F部71は受信したデータをデータ変換部72に送る。データ変換部72では、受信した情報のうち図15で示した16バイト分の情報を切り出し、送信I/F部73を介してソフトウェアシミュレーション部1へ送る。
ソフトウェアシミュレーション部1から送られた情報は、受信I/F部76で受信され、データ変換部75に送られる。データ変換部75では、図15で示した16バイト分の情報からTCP/IPのプロトコルに合わせたデータを付加して外部送信I/F部74に送る。
外部送信I/F部74では、接続確定時にそのIDに記憶したホストシミュレーション部のIPアドレスへ受け取った情報を送信する。ここで送信したデータは、ホストシミュレーション部を経て送信を意図したアクセサリシミュレーション部へ伝えられることとなる。
この様に、クライアントでは、ホストシミュレーションへかならずデータを送信する様になっており、他のクライアントシミュレータのIPアドレスは全く意識しないで動作している。
次に、これら処理の詳細を図8、図9のフローチャートを使って説明する。
図8は、図1の設計支援装置によって実行される初期処理の手順を示すフローチャートである。
接続確定までのホストシミュレーション部の動作を図8(a)、クライアントシミュレーション部の動作を図8(b)により説明する。
図8(a)は、ホストシミュレーション部の通信制御部3においての初期シーケンスのフローチャートである。この処理は、図6の操作部の接続ボタン69が押された際に開始する処理である。
接続ボタン69が押されると、まず、ステップS810に進み、各シミュレータに接続をトライする。この際には、図6の様な設定において、各シミュレータで設定されているIPアドレスへ接続をトライする。
ステップS810(の処理)が終了すると、ステップS811に進み、S810で接続をトライしたシミュレータすべてから返答があったか否かを判断する。ステップS811でまだすべてから返答がないと判断した場合には、ステップS813に進む。
ステップS813では、ステップS810の接続トライから10秒以上経過したか否かを判断する。ステップS813でまだ10秒以上経っていないと判断した場合には、ステップS811に戻る。10秒以上経つかすべてから返答があるまでこのループが繰り返される。
ステップS813で、10秒以上経っていたと判断した場合には、ステップS814に進み、警告メッセージとして、接続できなかったシミュレーション部(シミュレータ)を表示し(付図示)、処理を終了する。
ステップS811で、すべて返答があったと判断した場合には、ステップS812に進み、各シミュレーション部にその装置ID及び前後の装置IDを伝えて処理を終了する。
図8(b)は、クライアントシミュレーション部の通信制御部3においての初期シーケンスのフローチャートである。この処理は各シミュレーション部を起動したらすぐ開始する。尚、その起動は、図6の操作部の接続ボタン69が押される前に行わなくてはならない。
まず、ステップS820では、接続のトライがホストシミュレーション部からあったか否かを判断する。接続のトライが無かった場合には、接続のトライがあるまでステップS820(の処理)を繰り返す。
ステップS820で、ホストシミュレーション部から接続のトライがあった場合には、ステップS821に進み、ホストシミュレーション部のIPアドレスを記憶し、ステップS822に進み、ホストシミュレーション部へ接続の応答を返す。
ここで記憶されたホストシミュレーション部のIPアドレスは、今後、情報を送信する際に利用され、クライアントシミュレーション部はこのホストシミュレーション部を介して情報をやりとりすることとなる。
次に、接続確定後の通信に関する処理を、図9により説明する。
図9は、図1の設計支援装置によって実行される第1の実施の形態の送受信処理の手順を示すフローチャートである。
ホストシミュレーション部(本体シミュレータ)の動作を図9(a)、クライアントシミュレーション部(アクセサリシミュレータ)の動作を図9(b)により説明する。
図9(a)は、ホストシミュレーション部の通信制御部3においての通信シーケンスのフローチャートである。この処理は、図8で説明した接続確定の処理で接続が確定した場合に開始される。
まず、ステップS910では、外部受信I/F部71で受信されたデータがあるか否かを判断する。ここで外部受信されていないと判断された場合には、ステップS913に進み、受信I/F部76において、ソフトウェアシミュレーション部1からデータを受信しているか否かを判断する。
ここで受信していないと判断された場合には、ステップS910に戻る。外部からもしくはソフトウェアシミュレーション部1からのどちらかからデータを受信するまでこのループが繰り返される。
ステップS913で、ソフトウェアシミュレーション部1からデータを受信したと判断した場合には、ステップS914に進む。ステップS914以降の処理は後述する。
ステップS910で、外部から受信したと判断された場合には、ステップS911に進み、受信したデータのうちの送信先IDがホストシミュレーション部を示すIDである255であるか否かを判断する。
ここで255であると判断した場合には、データ変換部72、送信I/F部73を経由してソフトウェアシミュレーション部1へデータを送信して(ステップS912)、通信ログを残して(ステップS916)、ステップS910に戻る。
ここで通信ログは、図16の様に、図15で示したデータを最大10000データまで順番に残せる様になっている。通信ログは、これを元にシーケンス図等が描ける元のデータである。本体シミュレータ141へのログの分はここで保存される。
ステップS911で、送信先が255ではないと判断した場合には、ステップS914に進み、送信先IDに対応した装置があるか否かを判断する。例えば、図6の設定がされたときを例にすると、例えば、受信したデータの送信先IDが5であればフィニッシャSimであると判断し、ここでは対応する装置があると判断する。また、IDが7となっていた場合にはIDに対応した装置がないと判断する。
ステップS914で、対応する装置がないと判断した場合にはステップS910に戻る。ステップS914で、IDに対応した装置があると判断した場合には、ステップS915に進み、対応するIPアドレスに受信したデータを送信する。図6の設定がされたときを例にすると、受信したデータの送信先IDが5であれば、対応するIPアドレス172.16.10.6に送信する。
ステップS915(の処理)が終了するとステップS917に進み、ログデータを書き込み、ステップS910に戻る。ここでのログデータとは、ステップS916と同様に記憶され、ステップS916とステップS917で書き込まれたログであり、クライアントからのデータはすべてホストが一度受信するためにシステムすべての通信のログを残すことが可能となる。
この様にして、ホストシミュレーション部では、すべてのデータを受け取り、他から来たデータの送信先を見て自分に送るか、他のクライアントシミュレーション部に送るかを判断して動作している。
図9(b)は、クライアントシミュレーションの通信制御部3においての通信シーケンスのフローチャートである。この処理は、図8で説明した接続確定の処理で接続が確定した場合に開始される。
まず、ステップS920では、外部からデータを受信したか否かを判断する。ステップS920で受信していないと判断した場合には、ステップS922に進み、ソフトウェアシミュレーション部1からデータを受信したか否かを判断する。
ステップS922で、データを受信していないと判断した場合には、ステップS920まで戻る。外部からもしくはソフトウェアシミュレーション部1からデータを受信するまでこのループを繰り返す。
ステップS920で、外部から受信したと判断した場合には、データ変換部72、送信I/F部73を介してソフトウェアシミュレーション部1にデータを送信する(S921)。
ステップS922で、ソフトウェアシミュレーション部1からデータを受信したと判断した場合には、データ変換部75、外部送信I/F部74を介して、ホストシミュレーション部のIPアドレスへデータを送信する。ホストシミュレーション部のIPアドレスは図8のステップS821で説明した、接続確定時の初期シーケンスで行われた処理により記憶されている。
この様に、クライアントシミュレーション部では、送信するデータはすべてホストシミュレーション部に送っており、他のクライアントのIPアドレスを知らないまま通信が可能となっている。
本実施の形態の連携シミュレーションシステムは、本体シミュレータと、フィニッシャシミュレータ、製本機シミュレータ、スタッカシミュレータ、給紙デッキシュレータを含むアクセサリシミュレータとがネットワーク147で接続される。
そして、第一のアクセサリシミュレータ(例えば、フィニッシャシミュレータ142)が第二のアクセサリシミュレータ(例えば、製本機シミュレータ143)と通信する場合において、それぞれ、以下の機能を有する。
即ち、第一のアクセサリシミュレータは、第二のアクセサリシミュレータに送信したい情報を本体シミュレータ141に対して送信する機能を有する。
また、本体シミュレータ141は、管理されているアクセサリシミュレータのネットワーク上での位置情報を元に、第一のアクセサリシミュレータから受信した情報を第二のアクセサリシミュレータに送信する機能を有する。
本実施の形態では、ホスト側での設定のみで繋ぎ変えが可能となり、故に例えば、異なるシミュレーションを行いたい時にはクライアント側は設定変更なしで行えるため、繋ぎ変え等、システムの変更に柔軟に対応可能であり、変更が容易である。
また、本シミュレーションでは、データをすべてホストが一度管理することによってシステム全体のコマンドが管理でき、ログに残しているため、設計の際のデバッグに役立つデータが残せる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態は、基本的考えは第1の実施の形態と同様であるが、各シミュレータを取りまとめるホストはシミュレーション部とは独立したホストコンピュータである。
尚、第1の実施の形態と重複する部分は省略し、異なる部分のみ説明する。
(各シミュレータ連携)
シミュレータの環境を図17により説明する。
図17において、本体シミュレータ(Sim)171、フィニッシャシミュレータ172、製本機シミュレータ173、スタッカシミュレータ174、デッキシミュレータ175、176がホストコンピュータ178と接続されている。ホストコンピュータ178はこれら全体のシミュレータを管理している。これらシミュレータ及びホストコンピュータはLAN177を介して通信して連携して動作する。
次に、図18を用いてホストコンピュータの通信制御部3を説明する。
(接続確定まで)
外部送信I/F部182は、図6で説明した接続ボタン69が押されたタイミングで、各シミュレータへ接続をトライする。外部受信I/F部181は、各シミュレータからの接続の情報を外部送信I/F部182へ伝え、外部送信I/F部182はすべての接続を確認した時点で、各シミュレータにその装置のID及び前後の装置IDを伝える。
(接続確定後)
外部からの情報をまず外部受信I/F部181で受信する。外部受信I/F部181は、受信したデータの送信先IDを見て、外部送信I/F部182にデータを送る。外部送信I/F部182では、受け取った情報の送信先IDを解析してそのIDに対応したIPアドレスに受け取った情報を送信する。
図6の画面の設定がなされていたときの例で説明すると、例えば、送信先IDが3であった場合には、装置IDが3であるスタッカSim174へ送信するために、対応するIPアドレス172.16.10.4へ送信する。
この様に、ホストコンピュータ178では、各シミュレータから送られたデータは、どこに送信するかを判断して送っており、シミュレータ間通信の振り分けを担当している。
(接続確定後)
次に、接続確定後の通信に関する処理を図19により説明する。
図19は、図1の設計支援装置によって実行される第2の実施の形態の送受信処理の手順を示すフローチャートである。
ホストコンピュータの動作を図19(a)、各シミュレータの動作を図19(b)により説明する。
図19(a)は、ホストコンピュータ178の通信制御部3においての通信シーケンスのフローチャートである。この処理は図8で説明した接続確定の処理で接続が確定した場合に開始される。
まず、ステップS1911では、外部受信I/F部181で受信されたデータがあるか否かを判断する。ここで外部受信されていないと判断された場合には、受信されるまで、この判断を繰り返す。
ステップS1911で、外部から受信したと判断された場合には、ステップS912に進み、送信先IDに対応した装置があるか否かを判断する。例えば、図6の設定がされたときを例にすると、例えば、受信したデータの送信先IDが5であればフィニッシャSim172であると判断し、ここでは対応する装置があると判断する。IDが7となっていた場合にはIDに対応した装置がないと判断する。
ステップS1912で、対応する装置がないと判断した場合には、ステップS1911に戻る。ステップS1912で、IDに対応した装置があると判断した場合には、ステップS1913に進み、対応するIPアドレスに受信したデータを送信する。図6の設定がされたときを例にすると、受信したデータの送信先IDが5であれば、対応するIPアドレス172.16.10.6に送信する。
ステップS1913(の処理)が終了すると、ステップS1914に進み、ログデータを書き込み、ステップS1910に戻る。
ここでは、図16の様に、図15で示したデータを最大10000データまで順番に残せる様になっている。通信ログは、これを元にシーケンス図等がかける元のデータである。各シミュレータからのデータはすべてホストが一度受信するためにシステムすべての通信のログを残すことが可能となる。
この様にして、ホストコンピュータ178では、すべてのデータを受け取り、他から来たデータの送信先を見て各シミュレータに送り、動作している。
図19(b)は、各シミュレータの通信制御部3においての通信シーケンスのフローチャートである。この処理は図8で説明した接続確定の処理で接続が確定した場合に開始される。
まず、ステップS1920では、外部からデータを受信したか否かを判断する。ステップS1920で、受信していないと判断した場合には、ステップS1922に進み、ソフトウェアシミュレーション部1からデータを受信したか否かを判断する。
ステップS1922で、データを受信していないと判断した場合には、ステップS1920に戻る。外部からもしくはソフトウェアシミュレーション部1からデータを受信するまでこのループを繰り返す。
ステップS1920で、外部から受信したと判断した場合には、データ変換部72、送信I/F部73を介してソフトウェアシミュレーション部1にデータを送信する(ステップS1921)。
ステップS1922で、ソフトウェアシミュレーション部1からデータを受信したと判断した場合には、データ変換部75、外部送信I/F部74を介して、ホストコンピュータ178のIPアドレスへデータを送信する(ステップS1923)。ホストコンピュータ178のIPアドレスは、図8のステップS821で説明した、接続確定時の初期シーケンスで行われた処理により記憶されている。
この様に、各シミュレータは、送信するデータはすべてホストコンピュータ178に送っており、他のシミュレータのIPアドレスを知らないまま通信が可能となっている。
本実施の形態の連携シミュレーションシステムは、ホストコンピュータと、本体シミュレータ、フィニッシャシミュレータ、製本機シミュレータ、スタッカシミュレータ、給紙デッキシュレータを含む複数のシミュレータとがネットワーク177で接続される。
そして、第一のシミュレータ(例えば、フィニッシャシミュレータ172)が第二のシミュレータ(例えば、製本機シミュレータ173)と通信する場合において、以下の機能を有する。
即ち、第一のシミュレータは、第二のシミュレータに送信したい情報をホストコンピュータ178に対して送信する機能を有する。
また、ホストコンピュータ178は、管理されているシミュレータのネットワーク上での位置情報を元に、第一のシミュレータから受信した情報を第二のシミュレータに送信する機能を有する。
本実施の形態では、ホスト側での設定のみで繋ぎ変えが可能となる。従って、例えば、異なるシミュレーションを行いたい時には各シミュレータ側は設定変更なしで行えるため、繋ぎ変え等システムの変更に柔軟に対応が可能であり、変更が容易である。
また、本シミュレーションでは、データをすべてホストが一度管理することによってシステム全体のコマンドが管理でき、ログに残しているため、設計の際のデバッグに役立つデータが残せる。
本発明の連携シミュレーションシステムを構成するシミュレータとしての設計支援装置の制御ブロック図である。 図1の設計支援装装置の要部詳細な制御ブロック図である。 図1の設計支援装装置の画面表示イメージ図である。 図1の設計支援装装置による搬送シミュレーションを説明する図である。 図1の設計支援装装置による設計支援方法をデッキに用いた際の表示イメージ図である。 図1の設計支援装装置による設計支援方法の設定の画面表示イメージ図である。 図1における通信制御部の第1の実施の形態に係る詳細ブロック図である。 図1の設計支援装置によって実行される初期処理の手順を示すフローチャートである。 図1の設計支援装置によって実行される第1の実施の形態の送受信処理の手順を示すフローチャートである。 従来例のプリンタシステムの構成図である。 従来例のプリンタシステムに対応するシミュレーションの関係図である。 本発明で実現したいプリンタシステムのシステム例を示す図である。 従来例のプリンタシステムの不具合を説明する図である。 本発明の第1の実施の形態に係る連携シミュレーションシステムの構成図である。 図1の設計支援装装置で使われるデータを示す図である。 図1の設計支援装装置で残されるログデータを説明する図である。 本発明の第2の実施の形態に係る連携シミュレーションシステムの構成図である。 図1における通信制御部の第2の実施の形態に係る詳細ブロック図である。 図1の設計支援装置によって実行される第2の実施の形態の送受信処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
141 本体シミュレータ
142 フィニッシャシミュレータ
143 製本機シミュレータ
144 スタッカシミュレータ
145、146 デッキシミュレータ
147 ネットワーク
171 本体シミュレータ
172 フィニッシャシミュレータ
173 製本機シミュレータ
174 スタッカシミュレータ
175、176 デッキシミュレータ
177 LAN
178 ホストコンピュータ

Claims (3)

  1. 本体シミュレータと、複数のアクセサリシミュレータとがネットワークで接続される連携シミュレーションシステムであって、
    第一のアクセサリシミュレータが第二のアクセサリシミュレータと通信する場合において、
    前記第一のアクセサリシミュレータは、前記第二のアクセサリシミュレータに送信したい情報を前記本体シミュレータに対して送信する機能を有し、
    前記本体シミュレータは、管理されている前記アクセサリシミュレータの前記ネットワーク上での位置情報を元に、前記第一のアクセサリシミュレータから受信した情報を前記第二のアクセサリシミュレータに送信する機能を有することを特徴とする連携シミュレーションシステム。
  2. ホストコンピュータと、本体シミュレータと、複数のアクセサリシミュレータとがネットワークで接続される連携シミュレーションシステムであって、
    第一のシミュレータが第二のシミュレータと通信する場合において、
    前記第一のシミュレータは、前記第二のシミュレータに送信したい情報を前記ホストコンピュータに対して送信する機能を有し、
    前記ホストコンピュータは、管理されている前記シミュレータの前記ネットワーク上での位置情報を元に、前記第一のシミュレータから受信した情報を前記第二のシミュレータに送信する機能を有することを特徴とする連携シミュレーションシステム。
  3. 前記複数のアクセサリシミュレータは、フィニッシャシミュレータ、製本機シミュレータ、スタッカシミュレータ、及び給紙デッキシュレータを含むことを特徴とする請求項1又は2記載の連携シミュレーションシステム。
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