JP2009078919A - 貼着装置、後処理装置、画像形成装置、シート材貼着方法、及び画像シート - Google Patents
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Abstract
【課題】シート材とシート材との間に気泡が入り込むことなく、シート材同士を貼着することができるシート材貼着装置を提供すること。
【解決手段】一定速度で搬送される第1シート材S1に対して、片面に粘着層を備えた第2シート材S2を所要の角度にて斜交供給して該粘着層を介して貼り合わせる貼着手段を備え、第2シート材を停止状態から加速させて第1シート材よりも遅い速度で接触させる。
【選択図】図2
【解決手段】一定速度で搬送される第1シート材S1に対して、片面に粘着層を備えた第2シート材S2を所要の角度にて斜交供給して該粘着層を介して貼り合わせる貼着手段を備え、第2シート材を停止状態から加速させて第1シート材よりも遅い速度で接触させる。
【選択図】図2
Description
本発明は写真調画像を有する画像記録シートを形成することのできるシート貼着装置、シート材貼着方法及び画像シートに関する。
特に、電子写真方式や、インクジェット方式等の画像形成装置によって画像が形成されたシート状媒体と、他のシート状媒体とを貼り合せて一体の画像シートを形成することができるシート貼着装置、後処理装置、画像形成装置、シート材貼着方法及び画像シートに関する。
特に、電子写真方式や、インクジェット方式等の画像形成装置によって画像が形成されたシート状媒体と、他のシート状媒体とを貼り合せて一体の画像シートを形成することができるシート貼着装置、後処理装置、画像形成装置、シート材貼着方法及び画像シートに関する。
現在、シート材同士を貼着してなるシート品である画像記録シートには様々なものがある。例えば、電子写真方式の画像形成装置によって片面に画像を形成させた透明シートと、基材としての白色紙とを、その画像を挟み込むように貼着した画像記録シートがある。
これは、電子写真方式の画像形成装置を用いて、写真画質に迫る光沢や質感を簡単に得るために極めて有効な一技術手段であるが、従来、この画像記録シートを得るための貼着手段としては、例えば、スプレー糊等の接着剤を透明シートの画像面側に噴霧して、透明シートと白色紙とを糊着していた(例えば、特許文献1参照)。
特開平3−50586号公報
これは、電子写真方式の画像形成装置を用いて、写真画質に迫る光沢や質感を簡単に得るために極めて有効な一技術手段であるが、従来、この画像記録シートを得るための貼着手段としては、例えば、スプレー糊等の接着剤を透明シートの画像面側に噴霧して、透明シートと白色紙とを糊着していた(例えば、特許文献1参照)。
このようなシート材同士を貼着するときに問題となるのが、シート材とシート材との間に気泡が入り込んでしまうことである。
上記の文献は、シート材同士を貼着するにあたり、人手による作業か、機械的な作業かは、何ら記載されていないが、いずれにせよ、シート材とシート材との間に気泡が入らないことを前提にしている。
しかしながら、現実的な問題としては、人手による作業か機械的な作業かは問わずに、シート材同士を貼着する際に、粘着層表面の凹凸や、シートのぶれ、シートの硬さ、貼り合せの角度などが原因で、シート材とシート材との間に気泡が入り込み易かった。
また粘着層を設けた方のシート材を剥離紙から剥がした後にしわを作らないように他方のシート材に貼着していけばよいのかなど、検討事項は多岐に亘っている。
特に、上記したようなシート材とシート材とを貼着して一体化して画像記録シートを形成するような場合、極めて微細な気泡が僅かでも入り込めば、当然のことながら、その気泡混入部分で乱反射し、場合によっては、シート表面に埃がついているかのように見え、画像を台無しにしてしまう虞があった。
また、透明シート上に電子写真方式により画像を形成すると、そのシート上に形成された画像を見ても光沢に乏しいという難点がある。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上記問題点を解決できる貼着装置、後処理装置、画像形成装置、シート材貼着方法および得られる画像シートを提供することを目的とする。
上記の文献は、シート材同士を貼着するにあたり、人手による作業か、機械的な作業かは、何ら記載されていないが、いずれにせよ、シート材とシート材との間に気泡が入らないことを前提にしている。
しかしながら、現実的な問題としては、人手による作業か機械的な作業かは問わずに、シート材同士を貼着する際に、粘着層表面の凹凸や、シートのぶれ、シートの硬さ、貼り合せの角度などが原因で、シート材とシート材との間に気泡が入り込み易かった。
また粘着層を設けた方のシート材を剥離紙から剥がした後にしわを作らないように他方のシート材に貼着していけばよいのかなど、検討事項は多岐に亘っている。
特に、上記したようなシート材とシート材とを貼着して一体化して画像記録シートを形成するような場合、極めて微細な気泡が僅かでも入り込めば、当然のことながら、その気泡混入部分で乱反射し、場合によっては、シート表面に埃がついているかのように見え、画像を台無しにしてしまう虞があった。
また、透明シート上に電子写真方式により画像を形成すると、そのシート上に形成された画像を見ても光沢に乏しいという難点がある。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上記問題点を解決できる貼着装置、後処理装置、画像形成装置、シート材貼着方法および得られる画像シートを提供することを目的とする。
上記技術課題を達成するために、本発明に係る貼着装置、シート材貼着方法および画像シートは、下記の技術的手段を講じた。
すなわち、請求項1の発明に係る貼着装置は、一定速度で搬送される第1シート材に対して、片面に粘着層を備えた第2シート材を所要の角度にて斜交供給して該粘着層を介して貼り合わせる貼着手段を備え、前記第2シート材を停止状態から加速させて前記第1シート材よりも遅い速度で接触させることを特徴とする。
請求項2の発明に係る貼着装置は、請求項1において、前記第1シート材は透明部と、該透明部に形成された画像から成る画像形成面を備え、前記第2シート材は不透明シートから成り、前記粘着層に前記剥離紙を積層した状態の前記第2シート材を巻回し状態で保持して繰出すロール体を備え、前記第1シート材との接触位置よりも上流側において前記剥離紙を前記第2シート材から曲率分離する分離手段を備え、前記分離手段により前記剥離紙を分離された前記第2シート材の接着剤層面を前記第1シート材の画像形成面と接触させることを特徴とする。
請求項3の発明に係る貼着装置は、請求項2において、前記分離手段は接触部を有し、前記ロール体から繰り出された前記第2シート材が前記接触部にて曲折することにより前記剥離紙から曲率分離されることを特徴とする。
請求項4の発明に係る貼着装置では、請求項1乃至3の何れか一項において、貼着手段は、前記第1シート材を搬送させる搬送部と、該搬送部で搬送中の前記第1シート材に貼着可能に該第1シート材の搬送方向に向かって前記第2シート材を斜めに繰り出させる繰出部と、を備え、前記第1シート材に前記第2シート材が貼着完了した時には、前記第1シート材の搬送速度と前記第2シート材の搬送速度とが等速となるように、前記搬送部と前記繰出部とが構成されていることを特徴とする。
すなわち、請求項1の発明に係る貼着装置は、一定速度で搬送される第1シート材に対して、片面に粘着層を備えた第2シート材を所要の角度にて斜交供給して該粘着層を介して貼り合わせる貼着手段を備え、前記第2シート材を停止状態から加速させて前記第1シート材よりも遅い速度で接触させることを特徴とする。
請求項2の発明に係る貼着装置は、請求項1において、前記第1シート材は透明部と、該透明部に形成された画像から成る画像形成面を備え、前記第2シート材は不透明シートから成り、前記粘着層に前記剥離紙を積層した状態の前記第2シート材を巻回し状態で保持して繰出すロール体を備え、前記第1シート材との接触位置よりも上流側において前記剥離紙を前記第2シート材から曲率分離する分離手段を備え、前記分離手段により前記剥離紙を分離された前記第2シート材の接着剤層面を前記第1シート材の画像形成面と接触させることを特徴とする。
請求項3の発明に係る貼着装置は、請求項2において、前記分離手段は接触部を有し、前記ロール体から繰り出された前記第2シート材が前記接触部にて曲折することにより前記剥離紙から曲率分離されることを特徴とする。
請求項4の発明に係る貼着装置では、請求項1乃至3の何れか一項において、貼着手段は、前記第1シート材を搬送させる搬送部と、該搬送部で搬送中の前記第1シート材に貼着可能に該第1シート材の搬送方向に向かって前記第2シート材を斜めに繰り出させる繰出部と、を備え、前記第1シート材に前記第2シート材が貼着完了した時には、前記第1シート材の搬送速度と前記第2シート材の搬送速度とが等速となるように、前記搬送部と前記繰出部とが構成されていることを特徴とする。
請求項5の発明に係る貼着装置は、請求項1乃至4の何れか一項において、第2シート材と係合される回動可能な一対の圧着ローラを備え、該一対の圧着ローラのニップ部に前記第1シート材と前記第2シート材とを迎え入れて圧着させることを特徴とする。
請求項6の発明に係る貼着装置は、請求項5において、圧着ローラの前段に前記第1シート材と第2シート材との貼着角度を変える手段を設けたことを特徴とする。
請求項7の発明に係る貼着装置は、請求項4において、繰出部は、斜めに繰り出される前記第2シート材の先端を、前記圧着ローラに当接させて前記第1シート材側に屈曲させるように構成されていることを特徴とする。
請求項8の発明に係る貼着装置は、請求項2乃至7の何れか一項において、画像は、小粒径重合トナーを用いて形成されていることを特徴とする。
請求項9の発明に係る貼着装置は、請求項1乃至8の何れか一項において、前記第1シート材が入力されたことを検知するセンサを有し、前記センサによる検知により前記第2シート材の搬送を開始することを特徴とする。
請求項10の発明に係る後処理装置は、請求項1乃至9の何れか一項に記載の貼着装置を備えたことを特徴とする。
請求項11の発明に係る貼着装置は、トナー画像を担持する像担持体と、当該像担持体のトナー像を第1シート材に転写させる転写装置と、当該トナー像を有する第1シート材と第2シート材とを斜交可能に搬送させて前記第1シート材と第2シート材とを貼り合わせる貼着手段を有する貼着装置を備えた画像形成装置において、前記シート材貼着装置は、請求項1乃至9の何れか一項に記載の貼着装置であることを特徴とする。
請求項12の発明に係る貼着装置は、請求項11に記載の画像形成装置において、前記トナーとして小粒径重合トナーを用いることを特徴とする。
請求項6の発明に係る貼着装置は、請求項5において、圧着ローラの前段に前記第1シート材と第2シート材との貼着角度を変える手段を設けたことを特徴とする。
請求項7の発明に係る貼着装置は、請求項4において、繰出部は、斜めに繰り出される前記第2シート材の先端を、前記圧着ローラに当接させて前記第1シート材側に屈曲させるように構成されていることを特徴とする。
請求項8の発明に係る貼着装置は、請求項2乃至7の何れか一項において、画像は、小粒径重合トナーを用いて形成されていることを特徴とする。
請求項9の発明に係る貼着装置は、請求項1乃至8の何れか一項において、前記第1シート材が入力されたことを検知するセンサを有し、前記センサによる検知により前記第2シート材の搬送を開始することを特徴とする。
請求項10の発明に係る後処理装置は、請求項1乃至9の何れか一項に記載の貼着装置を備えたことを特徴とする。
請求項11の発明に係る貼着装置は、トナー画像を担持する像担持体と、当該像担持体のトナー像を第1シート材に転写させる転写装置と、当該トナー像を有する第1シート材と第2シート材とを斜交可能に搬送させて前記第1シート材と第2シート材とを貼り合わせる貼着手段を有する貼着装置を備えた画像形成装置において、前記シート材貼着装置は、請求項1乃至9の何れか一項に記載の貼着装置であることを特徴とする。
請求項12の発明に係る貼着装置は、請求項11に記載の画像形成装置において、前記トナーとして小粒径重合トナーを用いることを特徴とする。
請求項13の発明に係るシート材貼着方法は、第1シート材を一定速度で搬送し、片面に接着剤層を有した第2シート材を該第1シート材の搬送方向に向かって斜めに繰り出して、前記第1シート材と前記第2シート材とを貼着するシート材貼着方法であって、前記第2シート材の搬送速度を停止状態から加速させ、前記第1シート材よりも遅い速度で前記第2シートを前記第1シートと接触させることを特徴とする。
請求項14の発明に係るシート材貼着方法は、請求項13において、前記接触後の貼着開始時に、前記第1シート材の搬送速度と前記第2シート材の搬送速度とを等速にすることを特徴とする。
請求項15の発明に係るシート材貼着方法は、請求項13、又は14において、第1シート材と前記第2シート材とを迎え入れて圧着する一対の圧着ローラのニップ部に前記第2シート材の先端が当接するように、該第2シート材を繰り出すことを特徴とする。
請求項16の発明に係るシート材貼着方法は、請求項13乃至15の何れか一項において、画像は、小粒径重合トナーを用いて形成することを特徴とする。
請求項17の発明に係る画像シートは、請求項1乃至16の何れか一項に記載の貼着装置を用いて得られたことを特徴とする。
請求項14の発明に係るシート材貼着方法は、請求項13において、前記接触後の貼着開始時に、前記第1シート材の搬送速度と前記第2シート材の搬送速度とを等速にすることを特徴とする。
請求項15の発明に係るシート材貼着方法は、請求項13、又は14において、第1シート材と前記第2シート材とを迎え入れて圧着する一対の圧着ローラのニップ部に前記第2シート材の先端が当接するように、該第2シート材を繰り出すことを特徴とする。
請求項16の発明に係るシート材貼着方法は、請求項13乃至15の何れか一項において、画像は、小粒径重合トナーを用いて形成することを特徴とする。
請求項17の発明に係る画像シートは、請求項1乃至16の何れか一項に記載の貼着装置を用いて得られたことを特徴とする。
本発明によれば、第1シート材と第2シート材とを斜交可能に搬送して、その斜交する位置で第1シート材と第2シート材とが交差して貼着を開始すると共に、その第2シート材の搬送速度を停止状態から第1シートの搬送速度に満たない速度で第1シートの画像形成面に第2シートの粘着層面とを接触させることにより、第2シートが剥離紙と剥離される際に主に生じる横方向の波が減衰される。また接触後に第2シートの搬送速度が第1シートの搬送速度と略同一となって貼着が開始され、貼着開始時の貼着角度θ0より貼着中の貼着角度が漸次小さくなった後に最小角度θ1の一定の角度で貼着されるから、第1シート材と第2シート材との先端部同士が出会う際には第1シートの速度よりも遅いため第2シートに引きずられる力が作用して横方向の振動が抑制されると共にこの最初の出会い時には接触角度が大きいため接触面積が小さく、またこの際に引きずられる力と共に第2シートの粘着層の粘着力も作用することにより、シート材同士の接触時の衝撃を抑えることができる。
また接触時の衝撃の抑制により第1シート材よりも柔軟な第2シート材のほうが折れ曲がるように作用して、第1シート材と第2シート材との接触角を小さくするように作用する。
そして第2シートが第1シートに密着して第2シートの搬送速度が第1シートと略同一となったときに確実な貼着開始が確保できる。いったん貼着が開始したら貼着角度が接触時よりも漸次小さくなることで気泡の入り込みを抑止して貼着し、その後は略一定の接触角となるのでこの状態で貼着が終了されることとなる。
特に、電子写真方式の画像形成装置によって形成した画像(小粒径重合トナーを用いて形成することが極めて好適)を、透明シートと、白色紙等の不透明シートとで挟み込むように貼着した画像記録シートの場合、気泡の入り込みのない、写真画質に極めて近い高画質を有する画像シートを得ることができる。
そして第2シートが第1シートに密着して第2シートの搬送速度が第1シートと略同一となったときに確実な貼着開始が確保できる。いったん貼着が開始したら貼着角度が接触時よりも漸次小さくなることで気泡の入り込みを抑止して貼着し、その後は略一定の接触角となるのでこの状態で貼着が終了されることとなる。
特に、電子写真方式の画像形成装置によって形成した画像(小粒径重合トナーを用いて形成することが極めて好適)を、透明シートと、白色紙等の不透明シートとで挟み込むように貼着した画像記録シートの場合、気泡の入り込みのない、写真画質に極めて近い高画質を有する画像シートを得ることができる。
次に、本発明に係る貼着装置を実施の形態により、説明する。
本実施の形態に係る貼着装置は、図1に示すように、電子写真方式の画像形成装置(フルカラー対応)に後付けされる装置として例示している。まず、本実施の形態に係る貼着装置を詳述する前に、その画像形成装置の概略を図2を用いて説明する。なお、図中、符号Aはシート材貼着装置を、符号Bは画像形成装置を、符号S1は透明シート(第1シート材)を、符号S2は不透明シート(第2シート材)を夫々示す。
画像形成装置Bは、図1に示すように、画像形成装置Bの外観形状を形成させ各機能部を内装させる筐体b1と、画像記録された記録紙を外部へ排紙させる排紙部b2と、画像記録前の記録紙を積重可能に収納させ単葉毎にその記録紙を送り出す給紙部b3と、その給紙部b3と排紙部b2とを結ぶように形成され記録紙が搬送される記録紙搬送路b4と、給紙部b3と排紙部b2との間に設けられ画像データに基づいて小粒径重合トナーを用いたフルカラーのトナー像が形成可能なトナー像形成部b5と、そのトナー像形成部b5で形成されたトナー像を記録紙搬送路b4上の記録紙へ転写させる転写部b6と、その転写部b6と排紙部b2との間に設けられトナー像が転写された記録紙を加圧及び加熱させてトナー像を記録紙に定着させる定着部b7と、転写部b6と定着部b7とを跨ぐように記録紙搬送路b4の上流側と下流側とに接続され記録紙を反転させる反転部b8と、画像記録前の記録紙を単葉毎に送り出す手差しトレイ部b9と、操作パネルと、画像形成装置B全体を制御させる制御部(図示せず)と、を備えて構成されている。
本実施の形態に係る貼着装置は、図1に示すように、電子写真方式の画像形成装置(フルカラー対応)に後付けされる装置として例示している。まず、本実施の形態に係る貼着装置を詳述する前に、その画像形成装置の概略を図2を用いて説明する。なお、図中、符号Aはシート材貼着装置を、符号Bは画像形成装置を、符号S1は透明シート(第1シート材)を、符号S2は不透明シート(第2シート材)を夫々示す。
画像形成装置Bは、図1に示すように、画像形成装置Bの外観形状を形成させ各機能部を内装させる筐体b1と、画像記録された記録紙を外部へ排紙させる排紙部b2と、画像記録前の記録紙を積重可能に収納させ単葉毎にその記録紙を送り出す給紙部b3と、その給紙部b3と排紙部b2とを結ぶように形成され記録紙が搬送される記録紙搬送路b4と、給紙部b3と排紙部b2との間に設けられ画像データに基づいて小粒径重合トナーを用いたフルカラーのトナー像が形成可能なトナー像形成部b5と、そのトナー像形成部b5で形成されたトナー像を記録紙搬送路b4上の記録紙へ転写させる転写部b6と、その転写部b6と排紙部b2との間に設けられトナー像が転写された記録紙を加圧及び加熱させてトナー像を記録紙に定着させる定着部b7と、転写部b6と定着部b7とを跨ぐように記録紙搬送路b4の上流側と下流側とに接続され記録紙を反転させる反転部b8と、画像記録前の記録紙を単葉毎に送り出す手差しトレイ部b9と、操作パネルと、画像形成装置B全体を制御させる制御部(図示せず)と、を備えて構成されている。
また、上記した排紙部b2は、定着部b7を通過した記録紙を胴内に排紙させる胴内排紙部b21と、定着部b7を通過した記録紙を筐体b1の壁面から排紙させる外部装置接続用排紙部b22とで構成されており、本実施の形態にかかるシート材貼着装置Aは、外部装置接続用排紙部b22から排紙された記録紙を受け入れ可能に画像形成装置Bと接続されている。
このように構成された画像形成装置Bは、小粒径重合トナーで形成されたトナー像を記録紙(透明部分を有する透明シートを含む)に転写し、定着して、胴内排紙部b21または外部装置接続用排紙部b22から排紙する、電子写真プロセスにより画像記録するようになっている。なお、この画像形成装置Bは、本実施の形態に係る貼着装置Aと連係させて画像形成を行う際、その記録紙として画像形成可能な透明シートS1が用いられ、その透明シートS1に当該画像Pの鏡像が記録されるようになっている。
このように構成された画像形成装置Bは、小粒径重合トナーで形成されたトナー像を記録紙(透明部分を有する透明シートを含む)に転写し、定着して、胴内排紙部b21または外部装置接続用排紙部b22から排紙する、電子写真プロセスにより画像記録するようになっている。なお、この画像形成装置Bは、本実施の形態に係る貼着装置Aと連係させて画像形成を行う際、その記録紙として画像形成可能な透明シートS1が用いられ、その透明シートS1に当該画像Pの鏡像が記録されるようになっている。
以下、本実施の形態に係る貼着装置Aについて詳述する。
本実施の形態1に係る貼着装置Aは、透明シートS1の搬送速度を定速V1としている。本実施の形態に係る貼着装置Aは、前記したような画像形成装置Bにより透明部分を有する透明シートの透明部分に元画像と鏡像関係にある画像をこの透明部分に画像形成する。鏡像画像が形成された透明シートの搬送速度V1を定速とし、不透明シートS2を停止状態から加速させて透明シートS1と粘着シートS2とが出会う際(接触時)の不透明シートS2の速度V2を透明シートS1の速度V1よりも低速としている(たとえばV2/V1の比で、0.8以上1未満、好ましくは0.85以上、0.99以下)。その後、不透明シートS2の搬送速度V2を貼着ローラ4に達する前または達したとき(好ましくは貼着ローラに達する前)にV1と同一となるようにしている。
本実施の形態1に係る貼着装置Aは、透明シートS1の搬送速度を定速V1としている。本実施の形態に係る貼着装置Aは、前記したような画像形成装置Bにより透明部分を有する透明シートの透明部分に元画像と鏡像関係にある画像をこの透明部分に画像形成する。鏡像画像が形成された透明シートの搬送速度V1を定速とし、不透明シートS2を停止状態から加速させて透明シートS1と粘着シートS2とが出会う際(接触時)の不透明シートS2の速度V2を透明シートS1の速度V1よりも低速としている(たとえばV2/V1の比で、0.8以上1未満、好ましくは0.85以上、0.99以下)。その後、不透明シートS2の搬送速度V2を貼着ローラ4に達する前または達したとき(好ましくは貼着ローラに達する前)にV1と同一となるようにしている。
[実施の形態1]
まず、本実施の形態1に係る貼着装置Aの構成を説明する。
本実施の形態1に係る貼着装置Aは、図1及び図2に示すように、筐体1と、搬送部2と、繰出部3と、圧着ローラ対4(圧着部)と、分離板34を備えて構成されている。なお、この搬送部2と繰出部3とで貼着手段が構成される。
筐体1は、貼着装置(後処理装置)Aの外観形状を形成させるもので、内部に以下の各機能部が内装可能な箱状に形成されると共に、その筐体1の上部の一側面に外部装置接続用排紙部b22と連通可能な記録紙受入口1aと、電気的な接続部及び機械的な接続部(共に図示せず)とが設けられており、画像形成装置Bに着脱可能に接続されるようになっている。
搬送部2は、記録紙受入口1a近傍に回動可能に設けられた第1ローラ対21と、その第1ローラ対21より左下方に回動可能に設けられた第2ローラ対22と、図示しないガイド壁とを備え、外部装置接続用排紙部b22から記録紙受入口1aに向かって略水平方向に排紙された透明シートS1(鏡像画像P記録済み)を湾曲させて下方へ向かって搬送させるように構成されている。また、この搬送部2は、画像形成装置Bの制御部からの制御指令に基づいて、あるいは記録紙受入口1aとローラ対21との間に、透明部を有する透明シートS1が入力されることを感知するセンサによる感知結果に基づいて、夫々のローラ対21…の回動が制御可能になっている。このセンサにより本実施の形態1に係る貼着装置Aを透明シートS1の入力の感知によって本発明の貼着装置Aの作動を制御することにすると、本発明の貼着装置Aは、コストの低下および制御が簡便となるので有利である。
まず、本実施の形態1に係る貼着装置Aの構成を説明する。
本実施の形態1に係る貼着装置Aは、図1及び図2に示すように、筐体1と、搬送部2と、繰出部3と、圧着ローラ対4(圧着部)と、分離板34を備えて構成されている。なお、この搬送部2と繰出部3とで貼着手段が構成される。
筐体1は、貼着装置(後処理装置)Aの外観形状を形成させるもので、内部に以下の各機能部が内装可能な箱状に形成されると共に、その筐体1の上部の一側面に外部装置接続用排紙部b22と連通可能な記録紙受入口1aと、電気的な接続部及び機械的な接続部(共に図示せず)とが設けられており、画像形成装置Bに着脱可能に接続されるようになっている。
搬送部2は、記録紙受入口1a近傍に回動可能に設けられた第1ローラ対21と、その第1ローラ対21より左下方に回動可能に設けられた第2ローラ対22と、図示しないガイド壁とを備え、外部装置接続用排紙部b22から記録紙受入口1aに向かって略水平方向に排紙された透明シートS1(鏡像画像P記録済み)を湾曲させて下方へ向かって搬送させるように構成されている。また、この搬送部2は、画像形成装置Bの制御部からの制御指令に基づいて、あるいは記録紙受入口1aとローラ対21との間に、透明部を有する透明シートS1が入力されることを感知するセンサによる感知結果に基づいて、夫々のローラ対21…の回動が制御可能になっている。このセンサにより本実施の形態1に係る貼着装置Aを透明シートS1の入力の感知によって本発明の貼着装置Aの作動を制御することにすると、本発明の貼着装置Aは、コストの低下および制御が簡便となるので有利である。
繰出部3は、第1ローラ対21の配設位置から略真下に設けられ、第2ローラ対22の配設位置から横隣(たとえば右横)となる所要の位置に回動の制御が可能な巻取軸31と、その巻取軸31の配設位置から略真下で後述する圧着ローラ対4より上位となる所要の位置に回動可能に設けられた原反支持軸32と、その原反支持軸32と巻取軸31との間でその横隣(たとえば左方)の所要の位置に回動可能に設けられたアイドル軸33と、分離板(分離手段)34とを備えて構成されている。原反支持軸32によりローラ状に支持された不透明シートS2はロール体を構成している。不透明シートS2は、ロール体により巻き回されて保持されており、且つローラ体によって繰り出される。
この分離板34は、斜辺が1つである略台形形状であって、当該台形形状の下底と上底とが、それぞれ第1シート材と第2シート材の搬送方向に沿って形成されると共に前記第2シート材において分離板34の前記斜辺は、前記上底の下流側に位置するように接触部341として設けられており、前記接触部341と前記下底とは、曲率部342を介して接続した構造となっている。
この繰出部3は、帯板状の剥離紙S3に所定大きさの矩形状の白色の不透明シートS2が連なるように複数貼着され、その不透明シートS2が内側となるように巻回されてなる原反を用いる。なお、不透明シートS2の片面には、透明シートS1を貼着させる粘着層S2aが形成されており(図6)、その不透明シートS2の片面に形成された粘着層S2aと、剥離紙S3に形成された剥離層とが貼り合わされている。本発明では、この粘着層に使用される粘着剤のTg(ガラス転移温度:たとえば後述するDSC(示差走査熱量計)により求めたガラス転移温度)が、好ましくは−35℃未満にあることが好ましい。
この分離板34は、斜辺が1つである略台形形状であって、当該台形形状の下底と上底とが、それぞれ第1シート材と第2シート材の搬送方向に沿って形成されると共に前記第2シート材において分離板34の前記斜辺は、前記上底の下流側に位置するように接触部341として設けられており、前記接触部341と前記下底とは、曲率部342を介して接続した構造となっている。
この繰出部3は、帯板状の剥離紙S3に所定大きさの矩形状の白色の不透明シートS2が連なるように複数貼着され、その不透明シートS2が内側となるように巻回されてなる原反を用いる。なお、不透明シートS2の片面には、透明シートS1を貼着させる粘着層S2aが形成されており(図6)、その不透明シートS2の片面に形成された粘着層S2aと、剥離紙S3に形成された剥離層とが貼り合わされている。本発明では、この粘着層に使用される粘着剤のTg(ガラス転移温度:たとえば後述するDSC(示差走査熱量計)により求めたガラス転移温度)が、好ましくは−35℃未満にあることが好ましい。
その原反のセット状態を説明すると、図2に示すように、反時計方向の回動でシート(剥離紙(剥離シート)S3と不透明シートS2とで構成)が繰り出されるように原反が原反支持軸32にセットされ、引き出されたシートのうち剥離紙S3のみが分離板34で折り返され、さらに、その折り返された剥離紙S3はアイドル軸33に掛架され、たとえば図2に示すように、反時計方向の回動で剥離紙S3が巻かれるように巻取軸31にセットされている。
このように原反がセットされた繰出部3は、前記したセンサによる透明シートS1の入力信号の結果に基づいて巻取軸31が回動し始め(V2の初速度はゼロ)、原反支持軸32にセットした原反からシートが繰り出し、分離板34の先端部の曲率によってシートが連続して折り曲げられると共に不透明シートS2は連続的に折り曲げ角度が増大することによる応力と、粘着層S2aと剥離紙S3との粘着力とが拮抗し、分離板34の先端の曲率部において不透明シートS2は所定の折り曲げ角度を越えると、図3(a)(b)に示すように、不透明シートS2の先端部での剥離開始点から剥離シートS3と剥離が開始される。一旦、この剥離が剥離開始点から開始されると不透明シートS2の粘着層の粘着力は剥離紙S3との粘着面積に依存するので剥離紙S3との間で益々剥離が進む。その結果、不透明シートS2の応力が突然開放された状態になり、剥離開始点が生じた分離板34での不透明シートS2の折り曲げ角度よりも小さい所定の角度(分離板34と不透明シートS2とで形成される角度)まで剥離されて剥離地点は分離板34の剥離開始点が生じた角度よりも小さい角度の位置にまで後退する。以降、所定の大きさの不透明シートS2が剥離終了するまで、この所定の角度近傍で不透明シートS2の剥離が起こる。
このように原反がセットされた繰出部3は、前記したセンサによる透明シートS1の入力信号の結果に基づいて巻取軸31が回動し始め(V2の初速度はゼロ)、原反支持軸32にセットした原反からシートが繰り出し、分離板34の先端部の曲率によってシートが連続して折り曲げられると共に不透明シートS2は連続的に折り曲げ角度が増大することによる応力と、粘着層S2aと剥離紙S3との粘着力とが拮抗し、分離板34の先端の曲率部において不透明シートS2は所定の折り曲げ角度を越えると、図3(a)(b)に示すように、不透明シートS2の先端部での剥離開始点から剥離シートS3と剥離が開始される。一旦、この剥離が剥離開始点から開始されると不透明シートS2の粘着層の粘着力は剥離紙S3との粘着面積に依存するので剥離紙S3との間で益々剥離が進む。その結果、不透明シートS2の応力が突然開放された状態になり、剥離開始点が生じた分離板34での不透明シートS2の折り曲げ角度よりも小さい所定の角度(分離板34と不透明シートS2とで形成される角度)まで剥離されて剥離地点は分離板34の剥離開始点が生じた角度よりも小さい角度の位置にまで後退する。以降、所定の大きさの不透明シートS2が剥離終了するまで、この所定の角度近傍で不透明シートS2の剥離が起こる。
一方、不透明シートS2の横方向の剥離について論じると、剥離開始点から生じた剥離は、不透明シートS2の先端部の横方向において剥離が進行し、横方向の剥離が終了する直前では図3(c)に示すように、たとえば先端部の両端が最後まで残り、横方向の剥離終了した直後には、図3(d)に示すようにこの不透明シートの先端部両端等から主として横方向に、(縦方向にも少しではあるが)振動が発生する。
剥離紙S3から先端部が剥離した主に横方向に振動を有する不透明シートS2は、図4(a)に示すように、透明シートS1が速度V1で搬送されてくると、その不透明シートS2の先端部は図4(b)、図5(a)に示すように速度V2で搬送され、透明シートS1と遭遇する際に角度θ0で透明シートS1の搬送速度V1よりも小さい速度(|V1|>|V2|)で遭遇する。この遭遇の際には、また、透明シートS1と不透明シートとの接触角度(遭遇角度)がθ0と最大の大きさで遭遇する。速度V2である不透明シートS2は、V1より小さいために先端部同士の遭遇時には透明シートS1によって引きずられる力が作用する。この引きずられる力の作用と、不透明シートS2の横方向の波とにより、不透明シートS2に対して斜め前方向にこれらの合力が作用し、また、前記した透明シートS1により引きずられる力の作用によって、不透明シートS2と透明シートとの遭遇角度θ0が小さくなるようにも作用し、透明シートS1に対して不透明シートが接触する角度は遭遇角度θ0よりも幾分小さい角度となる。また不透明シートS2の透明シートS1と遭遇する面は粘着層S2aを有し、これに対向した透明シートS1は微小な凹凸面を有する鏡像画像であり、遭遇時には、この粘着層S2aによる粘着力も作用することによりさらに主に横振動を有する不透明シートS2の振動は減衰する。その後不透明シートの搬送速度V2が透明シートの搬送速度V1と等しくなって互いのシートの先端部同士から貼着が開始されて一体化され画像シートが形成される。
剥離紙S3から先端部が剥離した主に横方向に振動を有する不透明シートS2は、図4(a)に示すように、透明シートS1が速度V1で搬送されてくると、その不透明シートS2の先端部は図4(b)、図5(a)に示すように速度V2で搬送され、透明シートS1と遭遇する際に角度θ0で透明シートS1の搬送速度V1よりも小さい速度(|V1|>|V2|)で遭遇する。この遭遇の際には、また、透明シートS1と不透明シートとの接触角度(遭遇角度)がθ0と最大の大きさで遭遇する。速度V2である不透明シートS2は、V1より小さいために先端部同士の遭遇時には透明シートS1によって引きずられる力が作用する。この引きずられる力の作用と、不透明シートS2の横方向の波とにより、不透明シートS2に対して斜め前方向にこれらの合力が作用し、また、前記した透明シートS1により引きずられる力の作用によって、不透明シートS2と透明シートとの遭遇角度θ0が小さくなるようにも作用し、透明シートS1に対して不透明シートが接触する角度は遭遇角度θ0よりも幾分小さい角度となる。また不透明シートS2の透明シートS1と遭遇する面は粘着層S2aを有し、これに対向した透明シートS1は微小な凹凸面を有する鏡像画像であり、遭遇時には、この粘着層S2aによる粘着力も作用することによりさらに主に横振動を有する不透明シートS2の振動は減衰する。その後不透明シートの搬送速度V2が透明シートの搬送速度V1と等しくなって互いのシートの先端部同士から貼着が開始されて一体化され画像シートが形成される。
図5(b)は、センサによる検知との関係における透明シートと不透明シートの搬送タイミングを示す図である。
本実施の形態1の貼着装置Aでは、好ましくは、透明シートS1の速度V1は等速であり、記録紙受入口1aにおける速度と略等しい速度としている。
本実施の形態1の貼着装置Aでは、透明シートS1が貼着装置Aに進入するのを記録紙受入口1aと21との間に設置されたセンサ(図示せず)が検知すると、巻取軸31が駆動され、アイドル軸33で剥離紙の速度がコントロールされて原反支持軸32が従動する。そして原反の不透明シ−トS2を有する原反シートは、図4(a)〜(e)に示すように、原反から不透明シートが分離板(分離手段)34の曲率を有する先端部で曲率分離により剥離して前述したような透明シートS1と遭遇するまでは図5に示す分離板34近傍での原反の動きを分離板34の上面から観察すると分離板34から離れるように懸垂線状に膨らみ(図4(b))、そのとき分離板34の先端部以降(剥離紙がその曲率に従って折り返された以降)の不透明シートの無いシート状の剥離紙S3のみが分離板34に沿って密着したのち図2に示す33を通過後、巻取軸31により巻き取られる。
本実施の形態1の貼着装置Aでは、好ましくは、透明シートS1の速度V1は等速であり、記録紙受入口1aにおける速度と略等しい速度としている。
本実施の形態1の貼着装置Aでは、透明シートS1が貼着装置Aに進入するのを記録紙受入口1aと21との間に設置されたセンサ(図示せず)が検知すると、巻取軸31が駆動され、アイドル軸33で剥離紙の速度がコントロールされて原反支持軸32が従動する。そして原反の不透明シ−トS2を有する原反シートは、図4(a)〜(e)に示すように、原反から不透明シートが分離板(分離手段)34の曲率を有する先端部で曲率分離により剥離して前述したような透明シートS1と遭遇するまでは図5に示す分離板34近傍での原反の動きを分離板34の上面から観察すると分離板34から離れるように懸垂線状に膨らみ(図4(b))、そのとき分離板34の先端部以降(剥離紙がその曲率に従って折り返された以降)の不透明シートの無いシート状の剥離紙S3のみが分離板34に沿って密着したのち図2に示す33を通過後、巻取軸31により巻き取られる。
分離板34の接触部341までは先端部剥離紙上の不透明シートS2は、分離板34の接触部341では前記した懸垂線状に膨らんだ剥離紙S3に追随して移動していくが、分離板34の先端部から曲率分離による急な折れ曲がりにより、図4(b)に示すように、不透明シートS2は分離板34の先端部近傍での曲げ力に対抗した応力が剥離紙との粘着力よりも勝り、不透明シートS2は剥離紙から剥離がされる。それによって不透明シートS2には前記したように主に横方向の波が生じるが、その搬送方向(縦方向)に対しても剥離により発生した波が小さいが進行する。
一方、図4(b)および図6(b)に示すように、定速V1で搬送されてきた透明シートS1は、前記したように主として横方向の波を有する不透明シートS2と遭遇して接触する。この遭遇時には透明シートS1の搬送速度V1は、前述したように不透明シートS2の速度V2よりも大きく、しかも透明シートS1と不透明シートS2との接触角度は大きい角度(最大接触角度θ0)で接触する。
一方、図4(b)および図6(b)に示すように、定速V1で搬送されてきた透明シートS1は、前記したように主として横方向の波を有する不透明シートS2と遭遇して接触する。この遭遇時には透明シートS1の搬送速度V1は、前述したように不透明シートS2の速度V2よりも大きく、しかも透明シートS1と不透明シートS2との接触角度は大きい角度(最大接触角度θ0)で接触する。
前記したように、透明シートS1と不透明シートS2との遭遇時には、透明シートS1の搬送速度V1が不透明シートV2よりも大きいため、不透明シートS2の先端部は、透明シートS1によって多少引きずられるようにして最初の接触が行われる。この接触の際に不透明シートS2の横方向の波は、不透明シートS2の搬送速度V2は透明シートS1の搬送速度V1に比して遅いので不透明シートS2は透明シートS1によって引きずられる力と、不透明シート上の粘着層の透明シートS1との粘着力の両方の力が作用して、効率よく減衰される。
その後、透明シートS1と不透明シートS2との貼り合わせが開始されるときは不透明シートS2の搬送速度V2は透明シートの搬送速度V1と同速となる。図4(e)に示すように、この同速となった時点で透明シートS1と不透明シートS2との接触角は最小となり、分離板34の接触部341の延長線と透明シートS1との交差する角度よりも透明シートS1と不透明シートS2との接触角は小さい角度となる。この最小の角度で略一定に保持されて貼着が終了するまで行われるから、得られる画像シートの画像は、空気の混入が極度に抑制された写真様画像となる。
その後、透明シートS1と不透明シートS2との貼り合わせが開始されるときは不透明シートS2の搬送速度V2は透明シートの搬送速度V1と同速となる。図4(e)に示すように、この同速となった時点で透明シートS1と不透明シートS2との接触角は最小となり、分離板34の接触部341の延長線と透明シートS1との交差する角度よりも透明シートS1と不透明シートS2との接触角は小さい角度となる。この最小の角度で略一定に保持されて貼着が終了するまで行われるから、得られる画像シートの画像は、空気の混入が極度に抑制された写真様画像となる。
また同様に、不透明シートS2の剥離時に多少生じた縦方向(搬送方向)の波も、前記した接触時の透明シートS1と不透明シートS2との接触角が徐々に小さくなることによって透明シートS1と分離板34の接触部との交差角よりも小さい角度となり、透明シートS1と不透明シートとの先端部同士の接触時には撓んだ状態(接触角が最大)から徐々に引っ張られた状態へと移行するので、皺が抑制される。また不透明シートS2に掛かる張力は透明シートとの遭遇時から分離板34の接触部341との接触時までは高くなり、その後分離板34と離間することによってまた小さくなるので、縦方向の波は張力の大小増減の過程を経ることによってさらに減衰する。
このようにして、不透明シートS2の剥離の際に生じた横方向および縦方向の波は減衰・抑制され、透明シートS1と不透明シートS2との貼着体である画像シートは、撓み、しわの少ないものとなる。
仮に横方向あるいは縦方向の波が減衰せずに定着ローラ(圧着ローラ対)4、41のニップ部に進入した場合には、得られる画像シートは、たわみを生じたり、しわを有するものとなり、価値の乏しいものとなる。なお撓みは主に横方向の波の寄与により発生し、しわは主に縦方向の波の寄与により発生すると本発明者らは検知している。
このようにして、不透明シートS2の剥離の際に生じた横方向および縦方向の波は減衰・抑制され、透明シートS1と不透明シートS2との貼着体である画像シートは、撓み、しわの少ないものとなる。
仮に横方向あるいは縦方向の波が減衰せずに定着ローラ(圧着ローラ対)4、41のニップ部に進入した場合には、得られる画像シートは、たわみを生じたり、しわを有するものとなり、価値の乏しいものとなる。なお撓みは主に横方向の波の寄与により発生し、しわは主に縦方向の波の寄与により発生すると本発明者らは検知している。
本発明では、特に制限されるものではないが、透明シートの厚みを、例えば、100±20μm程度とし、得られる画像シートを葉書程度の大きさのものとすることができる。
また不透明シートを構成する粘着層に使用される粘着剤はそのTg(ガラス転移温度)が−35℃以下であることが好ましい(例えば−35℃未満、たとえば−40℃〜−(100)℃程度、より好ましくは−40℃〜−(100)℃程度)。なおガラス転移温度は、JIS K7121(1987制定、1999年版)に準じて測定される、昇温時に見られる転移部分の曲線(DSC)から求められ、該DSC曲線における、各ベースラインと、ガラス転移温度曲線との交点の温度として測定することができる。具体的には、例えばDSC測定装置などを用いて測定することができる。このようなDSC測定装置としては、特に制限はなく、目的に応じて公知のものの中から適宜選択することができ、例えば、SII社製示差熱層走査熱量計6200などが挙げられる。該DSC測定装置において、試料の量は一般に5mg程度であり、標準物質は酸化アルミニウムなどであり、昇温速度は15℃/min程度である。
また不透明シートを構成する粘着層に使用される粘着剤はそのTg(ガラス転移温度)が−35℃以下であることが好ましい(例えば−35℃未満、たとえば−40℃〜−(100)℃程度、より好ましくは−40℃〜−(100)℃程度)。なおガラス転移温度は、JIS K7121(1987制定、1999年版)に準じて測定される、昇温時に見られる転移部分の曲線(DSC)から求められ、該DSC曲線における、各ベースラインと、ガラス転移温度曲線との交点の温度として測定することができる。具体的には、例えばDSC測定装置などを用いて測定することができる。このようなDSC測定装置としては、特に制限はなく、目的に応じて公知のものの中から適宜選択することができ、例えば、SII社製示差熱層走査熱量計6200などが挙げられる。該DSC測定装置において、試料の量は一般に5mg程度であり、標準物質は酸化アルミニウムなどであり、昇温速度は15℃/min程度である。
また粘着層としては、たとえばその塗布量が、15g/m2以上を有することが好ましい(例えば20g/m2以上)。ただし、塗布量は画像シートとして一体化された場合に、粘着層が不透明シートS2の基材よりも薄いのが好ましいので、通常、不透明シートの基材の厚さを越えない坪量(120g/m2程度)までが上限値となる。
特に本発明では、使用される粘着剤のTg(ガラス転移温度)が−50℃以下であって、かつその塗布量が20g/m2以上であることが好ましい。
前記したように、不透明シートS2の繰り出し角度は、透明シートS1との接触時、衝撃を抑えた確実な貼着ができるように最大角度で接触し、さらに、透明シートS1の搬送速度V1より不透明シートS2の搬送速度V2が小となるように構成されている。
また、分離板34の、幅狭の側縁部の先端形状は、剥離紙S3のスムーズな折り返しが可能で、且つ、剥離紙S3から不透明シートS2の曲率分離が可能なように、その先端が一定の曲率を有する曲率部342を有して形成されている。
圧着ローラ対4は、第2ローラ対22と第3ローラ対23とを結ぶシート搬送路中で、透明シートS1の搬送速度V1と不透明シートS2の搬送速度V2とが等速の際に、この両者が交わる位置より僅かに搬送方向下流となる所要の位置に回動可能に設けられた一対のローラからなり、貼り合わされた透明シートS1と不透明シートS2とを向かい入れ更に押圧させて、強固に貼着させるようになっている。
特に本発明では、使用される粘着剤のTg(ガラス転移温度)が−50℃以下であって、かつその塗布量が20g/m2以上であることが好ましい。
前記したように、不透明シートS2の繰り出し角度は、透明シートS1との接触時、衝撃を抑えた確実な貼着ができるように最大角度で接触し、さらに、透明シートS1の搬送速度V1より不透明シートS2の搬送速度V2が小となるように構成されている。
また、分離板34の、幅狭の側縁部の先端形状は、剥離紙S3のスムーズな折り返しが可能で、且つ、剥離紙S3から不透明シートS2の曲率分離が可能なように、その先端が一定の曲率を有する曲率部342を有して形成されている。
圧着ローラ対4は、第2ローラ対22と第3ローラ対23とを結ぶシート搬送路中で、透明シートS1の搬送速度V1と不透明シートS2の搬送速度V2とが等速の際に、この両者が交わる位置より僅かに搬送方向下流となる所要の位置に回動可能に設けられた一対のローラからなり、貼り合わされた透明シートS1と不透明シートS2とを向かい入れ更に押圧させて、強固に貼着させるようになっている。
以上のように構成された本実施の形態1に係る貼着装置(後処理装置)Aは、画像形成装置Bに着脱可能に接続して、以下の一連の動作をする。
まず、画像形成装置Bの操作パネル等を用いて、たとえばシート材貼着装置Aを用いた出力モードを選択して透明シートS1への鏡像画像Pの形成を開始する。このとき、画像形成の元となる画像は、当該画像形成装置Bの頂部に設けられたスキャナ装置から取り込んだ画像や、パーソナルコンピュータやデジタルカメラ等の電子機器から送信された電子画像などのデジタル情報を用いることができる。なお、画像形成装置Bへの透明シートS1の供給手段は、装置内に設けられた用紙トレイからの供給や、所謂手挿しによる供給等、特に限定されない。
そして、周知の電子写真プロセスを用いて、小粒径重合トナーで形成したトナー像(鏡像)を透明シートS1に転写し、定着し、外部装置接続用排紙部b22から排紙する。このとき、画像形成装置B内の定着部b7を通過して外部装置接続用排紙部b22へ向かう透明シートS1は、鏡像画像Pを記録した画像面が下向きになっており、その下向きの透明シートS1は、外部装置接続用排紙部b22を通過し記録紙受入口1aから貼着装置A内に入っていく。
まず、画像形成装置Bの操作パネル等を用いて、たとえばシート材貼着装置Aを用いた出力モードを選択して透明シートS1への鏡像画像Pの形成を開始する。このとき、画像形成の元となる画像は、当該画像形成装置Bの頂部に設けられたスキャナ装置から取り込んだ画像や、パーソナルコンピュータやデジタルカメラ等の電子機器から送信された電子画像などのデジタル情報を用いることができる。なお、画像形成装置Bへの透明シートS1の供給手段は、装置内に設けられた用紙トレイからの供給や、所謂手挿しによる供給等、特に限定されない。
そして、周知の電子写真プロセスを用いて、小粒径重合トナーで形成したトナー像(鏡像)を透明シートS1に転写し、定着し、外部装置接続用排紙部b22から排紙する。このとき、画像形成装置B内の定着部b7を通過して外部装置接続用排紙部b22へ向かう透明シートS1は、鏡像画像Pを記録した画像面が下向きになっており、その下向きの透明シートS1は、外部装置接続用排紙部b22を通過し記録紙受入口1aから貼着装置A内に入っていく。
透明シートS1を受け入れた貼着装置A内の搬送部2は、透明シートS1を下方に向かって等速度で搬送する。このとき、貼着装置Aは貼着装置A内のセンサ(好ましくは記録紙受け入れ口の搬送方向下流側(記録紙受け入れ口直後)に設けられる)により、透明シートが進入してきたことを感知して、所定のタイミングで巻取軸31が回動し、原反支持軸32にセットした原反からシートを繰り出し、分離板34によって剥離紙S3から不透明シートS2が剥離して、搬送中の透明シートS1と重畳するように、その透明シートS1の搬送速度V1より遅い所要の速度V2で斜めに繰り出す。
搬送を開始した不透明シートS2は、前記したように搬送速度の小さい不透明シートS2は図4及び図6に示すように、その先端が、搬送部2と繰出部3とのレイアウトで決定される所要の接触角度θ0(好ましくは最大接触角度)で透明シートS1の先端部と接触する。この際に前記したように不透明シートS2の搬送速度V2は透明シートS1の搬送速度V1よりも小さいため、不透明シートS2には透明シートS1によって引きずられる力(縦方向)が作用すると共に不透明シートの横方向の振動はこのシートの粘着層が有する粘着力も作用して直ちに減衰し、その後に透明シートS1に貼りつく。横方向の進行波は引きずられる力が作用することにより横方向に作用する波とこの引きずられる力とにより斜め方向の合力により不透明シートS2は透明シートS1上で手延べるようにして貼着が開始される。
搬送を開始した不透明シートS2は、前記したように搬送速度の小さい不透明シートS2は図4及び図6に示すように、その先端が、搬送部2と繰出部3とのレイアウトで決定される所要の接触角度θ0(好ましくは最大接触角度)で透明シートS1の先端部と接触する。この際に前記したように不透明シートS2の搬送速度V2は透明シートS1の搬送速度V1よりも小さいため、不透明シートS2には透明シートS1によって引きずられる力(縦方向)が作用すると共に不透明シートの横方向の振動はこのシートの粘着層が有する粘着力も作用して直ちに減衰し、その後に透明シートS1に貼りつく。横方向の進行波は引きずられる力が作用することにより横方向に作用する波とこの引きずられる力とにより斜め方向の合力により不透明シートS2は透明シートS1上で手延べるようにして貼着が開始される。
貼着が開始されると貼着角度はθ0から徐々に小さい角度に変化する。この角度は透明シートS1と分離板34の接触部の延長方向とでできる角度に近くなり、その後、貼着開始から終了に至るまで、両シートの貼り合せは略一定角度θ1で圧着ローラ対4が両者を強固に貼着していく(図4(e)参照)。
そして、透明シートS1の後端と不透明シートS2の後端とが第3ローラ対23を通過して、この両者の貼着が完了すると、繰出部3の繰出動作が停止し、筐体1内下部に設けた胴内排紙部に画像記録シートとして排紙する。排紙が完了すると、搬送部2の搬送動作が停止して、次の貼着動作の開始まで待機する。以上をもって、実施の形態1に係る貼着装置Aの一連の動作が完了する。
そして、透明シートS1の後端と不透明シートS2の後端とが第3ローラ対23を通過して、この両者の貼着が完了すると、繰出部3の繰出動作が停止し、筐体1内下部に設けた胴内排紙部に画像記録シートとして排紙する。排紙が完了すると、搬送部2の搬送動作が停止して、次の貼着動作の開始まで待機する。以上をもって、実施の形態1に係る貼着装置Aの一連の動作が完了する。
このように、本実施の形態1では、透明シートS1と不透明シートS2とが遭遇する際には透明シートS1の搬送速度V1より不透明シートS2の搬送速度V2を小にし、貼着開始から貼着終了に至るまで、漸次、貼着角度θ0の最大角度から小さくなる。いったん貼着が開始したら角度が漸次小さくなった後に好ましくは最小角度(θ1)で貼着終了まで一定となることで、気泡の入り込みを抑止して貼着する。
このように、接触時には最大接触角度θ0で交差し、透明シートS1と不透明シートとが等速度となる圧着ローラ4の挿入時あるいは挿入直前までは漸次接触角度が小さくなり、圧着ローラによるニップ内では、最小接触角度θ1となってこの角度が略一定となるから、両者の接触時に衝撃を抑えた貼着が確保でき、しかも得られる画像シートは、空気の混入が無い、極めて写真画像に近い画像シートが得られる。
仮に不透明シートS2の剥離時などで発生した振動等による横方向の揺れ、および縦方向の振動が減衰しない状態で画像シートが貼着された場合には、不透明シートを柔軟な材質のものを用いたとしても、横方向に丸く湾曲したり、縦方向などにしわを生じてしまい、商品としての価値の乏しいものとなる。
このように、接触時には最大接触角度θ0で交差し、透明シートS1と不透明シートとが等速度となる圧着ローラ4の挿入時あるいは挿入直前までは漸次接触角度が小さくなり、圧着ローラによるニップ内では、最小接触角度θ1となってこの角度が略一定となるから、両者の接触時に衝撃を抑えた貼着が確保でき、しかも得られる画像シートは、空気の混入が無い、極めて写真画像に近い画像シートが得られる。
仮に不透明シートS2の剥離時などで発生した振動等による横方向の揺れ、および縦方向の振動が減衰しない状態で画像シートが貼着された場合には、不透明シートを柔軟な材質のものを用いたとしても、横方向に丸く湾曲したり、縦方向などにしわを生じてしまい、商品としての価値の乏しいものとなる。
また図7に示すように、透明シートS1の画像形成面および不透明シートS2の粘着層S2a表面の凹凸、シートの僅かな揺れ、シート材料の振動などの原因で気泡Cを取り込みやすい。
僅かにでも微細な気泡Cを取り込んでしまうと、図8に示すように、その気泡C部分が乱反射してしまい、画像記録シートとしては甚だ不都合なものになる。
その逆に、例えば30度を越えて90度以内までの貼着角度での場合、振動以外の衝撃を抑える貼着は極めて難しくなる反面、既に貼着されていれば、気泡の取り込みが極めて減少することが知見されている。本実施の形態1では、透明シートS1の搬送速度V1より、不透明シートS2の搬送速度V2を小さく設定して透明シートS1と不透明シートS2の両者を貼り合わせる工程の中で、接触角度を徐々に小さくしていく。また前記したように、透明シートS1と不透明シートS2との遭遇時には最大角度で接触させて振動を減衰させた後に貼着を行うようにした。このため、図9(a)に示すように、両シートの先端部では不透明シートS2を手延べしたような力が作用して気泡の混入を阻止し(図9(a)の不透明シートS2の先端部に示す2方向の矢印参照)、その後は徐々に接触角を小さくしていき、貼着の安定したニップ投入後は最小角度に維持して貼着終了まで実行しているので、確実に空気の混入の少ない写真様画像を有する画像シートが得られる。
僅かにでも微細な気泡Cを取り込んでしまうと、図8に示すように、その気泡C部分が乱反射してしまい、画像記録シートとしては甚だ不都合なものになる。
その逆に、例えば30度を越えて90度以内までの貼着角度での場合、振動以外の衝撃を抑える貼着は極めて難しくなる反面、既に貼着されていれば、気泡の取り込みが極めて減少することが知見されている。本実施の形態1では、透明シートS1の搬送速度V1より、不透明シートS2の搬送速度V2を小さく設定して透明シートS1と不透明シートS2の両者を貼り合わせる工程の中で、接触角度を徐々に小さくしていく。また前記したように、透明シートS1と不透明シートS2との遭遇時には最大角度で接触させて振動を減衰させた後に貼着を行うようにした。このため、図9(a)に示すように、両シートの先端部では不透明シートS2を手延べしたような力が作用して気泡の混入を阻止し(図9(a)の不透明シートS2の先端部に示す2方向の矢印参照)、その後は徐々に接触角を小さくしていき、貼着の安定したニップ投入後は最小角度に維持して貼着終了まで実行しているので、確実に空気の混入の少ない写真様画像を有する画像シートが得られる。
なお、本実施の形態1で例示した透明シートS1は、図11(a)に示すように、そのシート全領域が透明になっているが、図11(b)〜(d)に示すように、部分的に不透明(例えば白色)とした透明シートでも良い。また、図11中、平行斜線で示されている領域が不透明部分であり、その他の部分が透明の領域である。
このように本実施の形態1に係る貼着装置Aは、透明シートS1に鏡像画像Pを形成し、その透明シートS1と不透明シートS2との搬送速度に速度差を持たせて貼着の角度を適宜徐々に小さくしながら、鏡像画像Pを挟み込むように透明シートS1と不透明シートS2とを貼り合わせる。このようして、図10に示すように、気泡による乱反射もなく、外観視、正像となった写真調の画像記録シートを得ることができる。特に、トナー像を小粒径重合トナーで形成することで、トナー画像の部位による高さ段差を低減し、透明シートS1と不透明シートS2との間の気泡を発生しにくくし、且つ、画像自体の質感を高め、より高画質を得ることができる。
このように本実施の形態1に係る貼着装置Aは、透明シートS1に鏡像画像Pを形成し、その透明シートS1と不透明シートS2との搬送速度に速度差を持たせて貼着の角度を適宜徐々に小さくしながら、鏡像画像Pを挟み込むように透明シートS1と不透明シートS2とを貼り合わせる。このようして、図10に示すように、気泡による乱反射もなく、外観視、正像となった写真調の画像記録シートを得ることができる。特に、トナー像を小粒径重合トナーで形成することで、トナー画像の部位による高さ段差を低減し、透明シートS1と不透明シートS2との間の気泡を発生しにくくし、且つ、画像自体の質感を高め、より高画質を得ることができる。
[実施の形態2]
実施の形態2に係る貼着装置Aは、貼着ローラ4の前段に第1シート材と第2シート材との貼着角度を変える手段を設けたことを特徴とする。
より具体的には、図12に示すように、前記圧着ローラの前段に前記第1シート材と第2シート材との貼着角度を変える手段として、不透明シートガイドローラ35を設けたことを特徴とする。
このような第2シート材である不透明シートS2の貼着角度を変える手段として、不透明シートガイドローラ35を設けたことにより、透明シートS1と不透明シートとの貼着が開始された後に貼着角度が不透明シートガイドローラ35を操作することにより不透明シートS2の透明シートS1に対する進入角度を調節可能としたので、貼着により一体化して画像シートを作成する場合に、その画像シートの大きさが変化したり、より大きな画像シートを一体化する貼着を行う場合でも対処可能であり、本実施の形態2の貼着装置においても、写真画像と同様の光沢のある画像を得ることができる。
実施の形態2に係る貼着装置Aは、貼着ローラ4の前段に第1シート材と第2シート材との貼着角度を変える手段を設けたことを特徴とする。
より具体的には、図12に示すように、前記圧着ローラの前段に前記第1シート材と第2シート材との貼着角度を変える手段として、不透明シートガイドローラ35を設けたことを特徴とする。
このような第2シート材である不透明シートS2の貼着角度を変える手段として、不透明シートガイドローラ35を設けたことにより、透明シートS1と不透明シートとの貼着が開始された後に貼着角度が不透明シートガイドローラ35を操作することにより不透明シートS2の透明シートS1に対する進入角度を調節可能としたので、貼着により一体化して画像シートを作成する場合に、その画像シートの大きさが変化したり、より大きな画像シートを一体化する貼着を行う場合でも対処可能であり、本実施の形態2の貼着装置においても、写真画像と同様の光沢のある画像を得ることができる。
本実施の形態2に係る貼着装置でも、前記した実施の形態1に係る貼着装置Aと同様に、以下のように作動する。
第2のシートである不透明シートS2が原反に巻回された状態から第1シートである透明シートS1の貼着装置Aへの入力がセンサにより確認されて、所定のタイミングで巻取軸31が回動し、原反支持軸32にセットした原反からシートを繰り出し、分離板34によって剥離紙S3から不透明シートS2が剥離して、搬送中の透明シートS1と重畳するように、その透明シートS1の搬送速度V1より遅い所要の速度V2で斜めに繰り出すことになる。
そして実施の形態1と同様に、透明シートS1と遭遇した後に、貼着が開始されて次第に透明シートS1との接触角(貼着角)が小さくなり、透明シートS1と不透明シートS2との先端部が貼着された状態で圧着ローラ4に到達する。そして本実施の形態に係る貼着装置Aでは、この圧着ローラに到達した透明シートS1と不透明シートS2との貼着体では、透明シートS1と不透明シートS2との貼着角度を不透明シートガイドローラ35により適宜調節しているので、さらに、空気混入の少ない、あるいは撓み、しわの少ない貼着装置Aとなり、このような貼着装置により空気混入の少ない、あるいは撓み、しわの少ない画像シートを貼着する方法を実施することができる。
第2のシートである不透明シートS2が原反に巻回された状態から第1シートである透明シートS1の貼着装置Aへの入力がセンサにより確認されて、所定のタイミングで巻取軸31が回動し、原反支持軸32にセットした原反からシートを繰り出し、分離板34によって剥離紙S3から不透明シートS2が剥離して、搬送中の透明シートS1と重畳するように、その透明シートS1の搬送速度V1より遅い所要の速度V2で斜めに繰り出すことになる。
そして実施の形態1と同様に、透明シートS1と遭遇した後に、貼着が開始されて次第に透明シートS1との接触角(貼着角)が小さくなり、透明シートS1と不透明シートS2との先端部が貼着された状態で圧着ローラ4に到達する。そして本実施の形態に係る貼着装置Aでは、この圧着ローラに到達した透明シートS1と不透明シートS2との貼着体では、透明シートS1と不透明シートS2との貼着角度を不透明シートガイドローラ35により適宜調節しているので、さらに、空気混入の少ない、あるいは撓み、しわの少ない貼着装置Aとなり、このような貼着装置により空気混入の少ない、あるいは撓み、しわの少ない画像シートを貼着する方法を実施することができる。
以上、本実施の形態に係る貼着装置Aを説明したが、上述した実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。
また、本実施の形態では、貼着装置Aを例示したが、第1シート材の搬送速度と第2シート材の搬送速度との遭遇時に最大角度で遭遇させ、かつ、前記したように速度差を持たせ、その後に貼着を開始して貼着角度を徐々に調整可能にして貼着する貼着方法が実施できるのであれば、装置は限定されない。この場合においても、上記の実施の形態で例示した速度差の持たせ方が好適である。
また、貼着装置Aを画像形成装置内に内蔵させた構成としてもよい。
加えて、上記の実施の形態で例示したように、第2シート材(本実施の形態では不透明シートS2)側の圧着ローラ41に、第2シート材の先端が当接するように、第2シート材を繰出したり、第1シート材と第2シート材とで画像Pを挟み込むように貼着して画像記録シートを得る方法でも良い。なお、この画像記録シートを得る方法の場合、上記の実施の形態で例示したように、小粒径重合トナーを用いて透明シートS1に鏡像画像Pを形成し、例えば白色の不透明シートS2とその透明シートS1とを貼着することが好ましいものである。
また、本実施の形態では、貼着装置Aを例示したが、第1シート材の搬送速度と第2シート材の搬送速度との遭遇時に最大角度で遭遇させ、かつ、前記したように速度差を持たせ、その後に貼着を開始して貼着角度を徐々に調整可能にして貼着する貼着方法が実施できるのであれば、装置は限定されない。この場合においても、上記の実施の形態で例示した速度差の持たせ方が好適である。
また、貼着装置Aを画像形成装置内に内蔵させた構成としてもよい。
加えて、上記の実施の形態で例示したように、第2シート材(本実施の形態では不透明シートS2)側の圧着ローラ41に、第2シート材の先端が当接するように、第2シート材を繰出したり、第1シート材と第2シート材とで画像Pを挟み込むように貼着して画像記録シートを得る方法でも良い。なお、この画像記録シートを得る方法の場合、上記の実施の形態で例示したように、小粒径重合トナーを用いて透明シートS1に鏡像画像Pを形成し、例えば白色の不透明シートS2とその透明シートS1とを貼着することが好ましいものである。
A シート材貼着装置、1 筐体、1a 記録紙受入口、2 搬送部、21 第1ローラ対、22 第2ローラ対、23 第3ローラ対、3 繰出部、31 巻取軸、32 原反支持軸、33 アイドル軸、34 分離板、341 接触部、342 曲率部、35 不透明シートガイドローラ、4 圧着ローラ対、41 不透明シート側の圧着ローラ、S1 透明シート(第1シート材)、S2 不透明シート(第2シート材)、S2a 粘着層、S3 剥離紙、P 画像、V1 透明シートの搬送速度、V2 不透明シートの搬送速度、θ0 接触角度、θ1 貼着角度、B 画像形成装置、b1 筐体、b2 排紙部、b21 胴内排紙部、b22 外部装置接続用排紙部、b3 給紙部、b4 記録紙搬送路、b5 トナー像形成部、b6 転写部、b7 定着部、b8 反転部、b9 手挿しトレイ部、C 気泡
Claims (17)
- 一定速度で搬送される第1シート材に対して、片面に粘着層を備えた第2シート材を所要の角度にて斜交供給して該粘着層を介して貼り合わせる貼着手段を備え、前記第2シート材を停止状態から加速させて前記第1シート材よりも遅い速度で接触させることを特徴とする貼着装置。
- 前記第1シート材は透明部と、該透明部に形成された画像から成る画像形成面を備え、
前記第2シート材は不透明シートから成り、前記粘着層に前記剥離紙を積層した状態の前記第2シート材を巻回し状態で保持して繰出すロール体を備え、
前記第1シート材との接触位置よりも上流側において前記剥離紙を前記第2シート材から曲率分離する分離手段を備え、
前記分離手段により前記剥離紙を分離された前記第2シート材の接着剤層面を前記第1シート材の画像形成面と接触させることを特徴とする請求項1に記載の貼着装置。 - 前記分離手段は接触部を有し、前記ロール体から繰り出された前記第2シート材が前記接触部にて曲折することにより前記剥離紙から曲率分離されることを特徴とする請求項2に記載の貼着装置。
- 前記貼着手段は、
前記第1シート材を搬送させる搬送部と、
該搬送部で搬送中の前記第1シート材に貼着可能に該第1シート材の搬送方向に向かって前記第2シート材を斜めに繰り出させる繰出部と、を備え、
前記第1シート材に前記第2シート材が貼着完了した時には、前記第1シート材の搬送速度と前記第2シート材の搬送速度とが等速となるように、前記搬送部と前記繰出部とが構成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の貼着装置。 - 前記第2シート材と係合される回動可能な一対の圧着ローラを備え、該一対の圧着ローラのニップ部に前記第1シート材と前記第2シート材とを迎え入れて圧着させることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の貼着装置。
- 前記圧着ローラの前段に前記第1シート材と第2シート材との貼着角度を変える手段を設けたことを特徴とする請求項5に記載の貼着装置。
- 前記繰出部は、斜めに繰り出される前記第2シート材の先端を、前記圧着ローラに当接させて前記第1シート材側に屈曲させるように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の貼着装置。
- 前記画像は、小粒径重合トナーを用いて形成されていることを特徴とする請求項2乃至7の何れか一項に記載の貼着装置。
- 前記第1シート材が入力されたことを検知するセンサを有し、前記センサによる検知により前記第2シート材の搬送を開始することを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の貼着装置。
- 請求項1乃至9の何れか一項に記載の貼着装置を備えたことを特徴とする後処理装置。
- トナー画像を担持する像担持体と、当該像担持体のトナー像を第1シート材に転写させる転写装置と、当該トナー像を有する第1シート材と第2シート材とを斜交可能に搬送させて前記第1シート材と第2シート材とを貼り合わせる貼着手段を有する貼着装置を備えた画像形成装置において、
前記シート材貼着装置は、請求項1乃至9の何れか一項に記載の貼着装置であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項11に記載の画像形成装置において、前記トナーとして小粒径重合トナーを用いることを特徴とする画像形成装置。
- 第1シート材を一定速度で搬送し、片面に接着剤層を有した第2シート材を該第1シート材の搬送方向に向かって斜めに繰り出して、前記第1シート材と前記第2シート材とを貼着するシート材貼着方法であって、
前記第2シート材の搬送速度を停止状態から加速させ、前記第1シート材よりも遅い速度で前記第2シートを前記第1シートと接触させることを特徴とするシート材貼着方法。 - 前記接触後の貼着開始時に、前記第1シート材の搬送速度と前記第2シート材の搬送速度とを等速にすることを特徴とする請求項13に記載のシート材貼着方法。
- 前記第1シート材と前記第2シート材とを迎え入れて圧着する一対の圧着ローラのニップ部に前記第2シート材の先端が当接するように、該第2シート材を繰り出すことを特徴とする請求項13、又は14に記載のシート材貼着方法。
- 前記画像は、小粒径重合トナーを用いて形成することを特徴とする請求項13乃至15の何れか一項に記載のシート材貼着方法。
- 請求項1乃至16の何れか一項に記載の貼着装置を用いて得られたことを特徴とする画像シート。
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