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JP2009069746A - 表示装置を備えたバス車両 - Google Patents

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JP2009069746A
JP2009069746A JP2007240628A JP2007240628A JP2009069746A JP 2009069746 A JP2009069746 A JP 2009069746A JP 2007240628 A JP2007240628 A JP 2007240628A JP 2007240628 A JP2007240628 A JP 2007240628A JP 2009069746 A JP2009069746 A JP 2009069746A
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Hiroaki Aotsu
廣明 青津
Misako Aotsu
美佐子 青津
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ICT SOLUTIONS KK
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Abstract

【課題】VESA規格に対応した螺子孔間隔を有する液晶ディスプレーを自由に装着することができるようにする。
【解決手段】液晶ディスプレー5の背面に簡易コンピュータ30を備えたバス車両1において、車内に固定されたマウンタ部材13にVESA規格に対応した第1の螺子孔群21,第2の螺子孔群22を形成する。第1の螺子孔群21の間隔と合致する背面螺子孔群11を液晶ディスプレー5のキャビネット10の背面に備える。マウンタ部材13の第1の螺子孔群21と第1の背面螺子孔群11とを螺子止めすることにより、液晶ディスプレー5に有するVESA規格に合致した背面螺子孔群11を利用して液晶ディスプレー5をマウンタ部材13に固定し、且つマウンタ部材13に簡易コンピュータ30をマウントする。これにより、VESA規格の螺子孔間隔を有する液晶ディスプレー5であれば、バス車両1内に簡単に装着することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、観光情報などの種々の情報を表示する表示装置を車内に備えたバス車両に関する。
従来より所定ルートを巡回する路線バスや観光バスには、乗客に行き先や観光案内などを伝えることを目的とした表示装置が車内に設けられている。例えば、特許文献1には、バス車両で移動するとき、移動途中の景観ポイント等を、経路情報等に基づきリストアップし、このリストアップした情報を表示装置に表示して案内する従来技術が開示されている。
ところで、通常パソコンと呼称されるコンピュータは、デスクトップ型の場合には、従来、マイコンを搭載したマザーボード(いくつかのマザーボード規格があるが、一番小さいもので9.0インチ(229mm)×7.5インチ(191mm)(FlexATX)で、大きなものとなると12.0インチ(305mm)×13.0インチ(330mm)(AT)である)と呼ばれる回路基板と、ハードディスクやDVD・CDROM等のドライブ装置を備えた大きな箱体と、15インチから19インチ程度のモニターと、キーボードとから構成されるのが一般的である。このようなデスクトップ型コンピュータでは、キーボードがなくても良いという発想や、大きくて重いコンピュータ本体をモニターの背中にマウントしてしまおうという発想は全く出てこなかった。
しかし、最近になって、特定のアプリケーションプログラムを実行する機能に限定した機器組込み用にカスタマイズされ、OSとしてはウインドウズXPが搭載されたインテリジェント端末と呼ばれる簡易型のパソコンが知られるようになってくると、パソコン本体をモニターの背中にマウントしてしまおうという発想は出てこなくもない。非特許文献1には、インテリジェント端末の一つの形態のモデュラーコンピュータ(Modular Computer)が提案されている。なお、本願において簡易コンピュータとは、これらのインテリジェント端末のことを意味した用語として用いる。
前述したコンピュータにおいては、通常、コンピュータの全体の制御を行うためのCPUを備えている。このCPUは、その動作時に60℃〜90℃、あるいはそれ以上の高温(120℃以上)に発熱することが知られており、CPUの高温化に伴い、コンピュータがいわゆる熱暴走を生じないように、筐体内に送風ファンを設け、筐体内に篭った熱を送風ファンで強制的に排出することで筐体内の温度を冷却する方法が採られている。しかし、インテリジェント端末としての簡易コンピュータにおいては、デスクトップ型のパソコンと比べ、その筐体が薄型で且つ小型化を実現するため、筐体内のスペースが非常に狭く、送風ファンを設けるには不向きな構造であり、仮に筐体内に送風ファンを設けるとなると、送風ファンの大きさに対応し、筐体を大きくせざるを得えなくなってしまい小型化できない。しかも、筐体内に送風ファンを設けた場合には、送風ファンの重量が嵩んでしまうので、パソコン等の装置にコンピュータを直接取り付けるには、重量増加に伴う取り付け強度を確保しなければならないことから、好ましくない。
また、一般にVESA規格と呼ばれている規格として、液晶ディスプレーとアームを取り付ける規格FPMPMI(Flat Panel Monitor Physical Mounting Interface)があり、75mm×75mm及び100mm×100mmの二つの規格が知られており、非特許文献2には、その規格に合致した各メーカーのVESA規格に対応するディスプレー」が開示されている。
特開2005−24495号公報 http://www.dtresearch.com/prod_webDT160.html http://www.pageone.co.jp/p2/vesa.html
前記背景技術に記載した液晶ディスプレーや、インテリジェント端末を外付けした液晶ディスプレーをバス車両の車内に備えるとなると、車両に備えるがゆえに特有の問題が生じる。例えば、バス車両の走行時においては、加減速G(特に急激な加減速G)、及び旋回時のコーナリングG、さらには、衝撃や振動が発生するので、こうした応力が、車内に有するインテリジェント端末に悪影響をおよぼし、インテリジェント端末の故障を誘発する原因となっている。また、コンピュータを冷却するために送風ファンを内蔵したコンピュータを、バス車両の車内に設置した際、送風ファンにより強制的に排出される温風が乗客へ直接送風されたり、送風ファンの駆動に伴うノイズ音も発生することから、乗客が車内で不快なおもいをしてしまう。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、表示装置の背面に有するVESA規格の螺子孔群を用いて、市販されているVESA規格に対応した表示装置を自由に装着できるようにし、低コスト化を図った表示装置を備えたバス車両を提供することを目的とする。
本発明の請求項1の表示装置を備えたバス車両は、映像を表示する表示装置の背面に簡易コンピュータを備え、該簡易コンピュータを備えた表示装置を車内に設けたバス車両において、前記表示装置のキャビネットの背面に、75mm×75mm間隔の螺子孔間隔を有するVESA規格に合致した第1の背面螺子孔群又は/及び100mm×100mm間隔の螺子孔間隔を有するVESA規格に合致した第2の背面螺子孔群を備え、前記簡易コンピュータをマウントするマウンタ部材に、前記75mm×75mm間隔の第1の背面螺子孔群と同じ螺子孔間隔を有する第1の螺子孔群及び前記100mm×100mm間隔の第2の背面螺子孔群と同じ螺子孔間隔を有する第2の螺子孔群を形成し、前記キャビネットの背面に備えた前記第1の背面螺子孔群又は/及び前記第2の背面螺子孔群に対し、これと同じ螺子孔間隔である前記マウンタ部材に形成した螺子孔群に挿通した螺子を螺合することで、前記表示装置の背面に前記マウンタ部材を固定し、該マウンタ部材に前記簡易コンピュータをマウントしたことを特徴とする。
請求項1の表示装置を備えたバス車両によれば、液晶ディスプレー等の表示装置をこの表示装置の背面に有するVESA規格に合致した背面螺子孔群を利用して、バス車両の車内に確実に固定することができる。すなわち、75mm×75mm間隔又は100mm×100mm間隔、或いは75mm×75mm間隔及び100mm×100mm間隔の表示装置に備えた背面螺子孔群を利用して、表示装置に対し、マウンタ部材を介して簡易コンピュータを固定することができるので、市販されているVESA規格の螺子孔間隔を有する安価な表示装置を採用することでコストを安価に抑えることができ、さらに、75mm×75mm間隔又は100mm×100mm間隔の何れか一方の4個の背面螺子孔群だけでなく、75mm×75mm間隔及び100mm×100mm間隔の計8個の背面螺子孔群を用いて、表示装置に対してマウンタ部材を固定することにより、例えば、表示装置の画像を表示する表示部のサイズが、26インチ〜42インチ程度の大型サイズで比較的重量のある表示装置であったとしても、バス車両が走行中に衝突事故等を起こした際などに、表示装置が簡単に外れることがないよう強固に保持することが可能となる。
本発明の請求項2の表示装置を備えたバス車両は、請求項1に記載の表示装置を備えたバス車両において、前記表示装置の制御を行うための回路を構成する電子部品を実装した回路基板を、前記簡易コンピュータの筐体内に収容し、該筐体の外表面に複数の放熱フィンを一体に設けたことを特徴とする。
請求項2の表示装置を備えたバス車両によれば、簡易コンピュータによる表示装置の制御時等に、筐体内で熱を帯びた電子部品の熱が複数の放熱フィンへと伝達され、簡易コンピュータが高温にならないよう放熱フィンの表面から外気へと放熱することができる。
本発明の請求項3の表示装置を備えたバス車両は、請求項2に記載の表示装置を備えたバス車両において、前記回路基板に実装した電子部品の少なくとも1つは、60℃以上の高温に発熱する発熱体であり、該発熱体を備えた前記簡易コンピュータを前記マウンタ部材に当接させて取り付けたことを特徴とする。
請求項3の表示装置を備えたバス車両によれば、簡易コンピュータがマウンタ部材に直接当接されることで、発熱体の60℃以上高温の熱がマウンタ部材に速やかに伝達されることになり、複数の放熱フィンを含む簡易コンピュータの筐体だけでなく、取付手段としてのマウンタ部材を兼用して、このマウンタ部材からも放熱することが可能となる。
本発明の請求項4の表示装置を備えたバス車両は、請求項3に記載の表示装置を備えたバス車両において、前記発熱体は前記表示装置の映像の表示制御を行うCPUであることを特徴とする。
請求項4の表示装置を備えたバス車両によれば、表示装置に映像を表示するための制御を行うことに伴いCPUが高温状態になると、その熱は簡易コンピュータの筐体(放熱フィンを含む)及びマウンタ部材から放熱される。
本発明の請求項5の表示装置を備えたバス車両は、請求項3又は4に記載の表示装置を備えたバス車両において、前記バス車両の車内に備えた運転席と該運転席の後ろの座席との間で固定された鉛直方向に延びた支柱と、該支柱に架け渡して取り付けられた取り付けフレームと、該取り付けフレームに固定された前記マウンタ部材と、前記複数の放熱フィンを一体に設けた前記簡易コンピュータの筐体は、熱伝導性を有する金属製であることを特徴とする。
請求項5の表示装置を備えたバス車両によれば、支柱、取り付けフレーム、マウンタ部材、及び簡易コンピュータの筐体は、熱伝導性の高い金属性なので、CPUなどの発熱体から発生する熱は、簡易コンピュータの筐体、マウンタ部材、取り付けフレーム、支柱へと、順次伝導させながら放熱することができる。
本発明の請求項6の表示装置を備えたバス車両は、請求項3〜5の何れか1項に記載の表示装置を備えたバス車両において、前記回路基板に実装した前記CPUなどの発熱体を、熱伝導性を有する放熱用熱伝導部材を介在させて、前記筐体の外表面に放熱フィンを設けたその反対側に位置する前記筐体の内側面に当接させたことを特徴とする。
請求項6の表示装置を備えたバス車両によれば、放熱用熱伝導部材を介して、CPUなどの発熱体と放熱フィンを設けた前記筐体の内側面とを当接させることで、放熱フィンの反対側(真後ろ部分)に配置されることになる発熱体の熱を、外部に露出している放熱フィンから速やかに放熱することができる。
本発明の請求項7の表示装置を備えたバス車両は、請求項1〜6の何れか1項に記載の表示装置を備えたバス車両において、前記簡易コンピュータと前記表示装置との間に前記マウンタ部材を配設し、前記簡易コンピュータをマウントしたマウンタ部材と、前記表示装置のキャビネットの背面との間に、熱を放熱するための空間部を設けたことを特徴とする。
請求項7の表示装置を備えたバス車両によれば、簡易コンピュータと表示装置との間に有する空間部から、簡易コンピュータ及び表示装置の双方が発生する熱を大気中へと放熱することができる。よって、簡易コンピュータと表示装置との発熱温度に差が生じたとしても、簡易コンピュータと表示装置とが相互に熱干渉することを可及的に抑止することができる。
本発明の請求項8の表示装置を備えたバス車両は、請求項5に記載の表示装置を備えたバス車両において、前記支柱は筒状に形成されており、該支柱内部には、前記表示装置に電源を供給するための電源コードを挿通したことを特徴とする。
請求項8の表示装置を備えたバス車両によれば、表示装置に電源を供給する電源コードを支柱内に挿入することで、表示装置に対し電源が印加されているときに発熱する電源コードの熱を、支柱の外表面から放熱することができ、なお且つ電源コードが支柱内に収納されているので美観にも優れる。
本発明の請求項9の表示装置を備えたバス車両は、請求項1〜8の何れか1項に記載の表示装置を備えたバス車両において、前記車内で固定されている取り付けフレームに、前記75mm×75mm間隔の第1の背面螺子孔群と同じ螺子孔間隔を有する第1の貫通孔群及び前記100mm×100m間隔の第2の背面螺子孔群と同じ螺子孔間隔を有する第2の貫通孔群を形成し、該第1の貫通孔群又は/及び第2の貫通孔群に前記螺子を挿通し、前記取り付けフレームに対して前記表示装置と前記マウンタ部材とを一体的に固定したことを特徴とする。
請求項9の表示装置を備えたバス車両によれば、キャビネットの背面に備えた背面螺子孔群に対し、これに対応する取り付けフレームに形成した貫通孔群とマウンタ部材に形成した螺子孔群とに挿通した螺子を螺子止めすることで、バス車両の車内で固定されている取り付けフレームに、表示装置及びマウンタ部材を一括して固定することができる。
本発明の請求項1の表示装置を備えたバス車両によれば、映像を表示する表示装置の背面に簡易コンピュータを備え、該簡易コンピュータを備えた表示装置を車内に設けたバス車両において、前記表示装置のキャビネットの背面に、75mm×75mm間隔の螺子孔間隔を有するVESA規格に合致した第1の背面螺子孔群又は/及び100mm×100mm間隔の螺子孔間隔を有するVESA規格に合致した第2の背面螺子孔群を備え、前記簡易コンピュータをマウントするマウンタ部材に、前記75mm×75mm間隔の第1の背面螺子孔群と同じ螺子孔間隔を有する第1の螺子孔群及び前記100mm×100mm間隔の第2の背面螺子孔群と同じ螺子孔間隔を有する第2の螺子孔群を形成し、前記キャビネットの背面に備えた前記第1の背面螺子孔群又は/及び前記第2の背面螺子孔群に対し、これと同じ螺子孔間隔である前記マウンタ部材に形成した螺子孔群に挿通した螺子を螺合することで、前記表示装置の背面に前記マウンタ部材を固定し、該マウンタ部材に前記簡易コンピュータをマウントしたものである。これにより、マウンタ部材に市販されている安価な表示装置をマウントすることで、コストを安価に抑えることができ、さらに75mm×75mm間隔及び100mm×100mm間隔の計8個の背面螺子孔群を用いて、マウンタ部材に対して表示装置を固定すれば、比較的大型で重量のある表示装置であったとしても、バス車両が走行中に不測の事故等を起こした際、表示装置からマウンタ部材にマウントされている表示装置が簡単に外れてしまうことがないよう確実に保持することができる。
本発明の請求項2の表示装置を備えたバス車両によれば、請求項1において、前記表示装置の制御を行うための回路を構成する電子部品を実装した回路基板を、前記簡易コンピュータの筐体内に収容し、該筐体の外表面に複数の放熱フィンを一体に設けたので、放熱フィンから筐体内の電子部品の熱を放熱することで、簡易コンピュータが高温になってしまい、故障してしまうことを防止することができる。
本発明の請求項3の表示装置を備えたバス車両によれば、請求項2において、前記回路基板に実装した電子部品の少なくとも1つは、60℃以上の高温に発熱する発熱体であり、該発熱体を備えた前記簡易コンピュータを前記マウンタ部材に当接させて取り付けたので、高温の熱が、簡易コンピュータの筐体とマウンタ部材とに伝導され、放熱フィンのみではなく、取付手段としてのマウンタ部材を兼用して、このマウンタ部材からも放熱することができるので、回路基板に実装された高温になる発熱体の熱を、一層効率良く放熱することができる。
本発明の請求項4の表示装置を備えたバス車両によれば、請求項3において、前記発熱体は前記表示装置の映像の表示制御を行うCPUであるが、60℃以上の高温化するこのCPUが発生する熱を、簡易コンピュータの筐体及びこの簡易コンピュータを取り付けるための取付手段としてのマウンタ部材から効果的に放熱することができるので、CPUが異常な高温になることで、簡易コンピュータが熱暴走や故障してしまうことを防止することができる。
本発明の請求項5の表示装置を備えたバス車両は、請求項3又は4の記載において、前記バス車両の車内に備えた運転席と該運転席の後ろの座席との間で固定された鉛直方向に延びた支柱と、該支柱に架け渡して取り付けられた取り付けフレームと、該取り付けフレームに固定された前記マウンタ部材と、前記複数の放熱フィンを一体に設けた前記簡易コンピュータの筐体は、熱伝導性を有する金属製なので、熱伝導性の低い合成樹脂等と異なり、CPUなどの発熱体が発生する熱は、簡易コンピュータの筐体、マウンタ部材、取り付けフレーム、支柱へと効率良く伝導することができるので、熱が伝導されたこれら各々の部材から効果的に放熱することが可能となる。
本発明の請求項6の表示装置を備えたバス車両は、請求項3〜5の何れか1項において、前記回路基板に実装した前記CPUなどの発熱体を、熱伝導性を有する放熱用熱伝導部材を介在させて、前記筐体の外表面に放熱フィンを設けたその反対側に位置する前記筐体の内側面に当接させたものであり、放熱用熱伝導部材を介しCPUと筐体の内側面とを当接させることにより、放熱フィンに対して発熱体の熱を速やかに伝導することができるので放熱効果に優れる。さらに、バス車両の走行に伴う衝撃や振動が、CPU等などの精密な電子部品にダイレクトに伝達されることがないよう、放熱用熱伝導部材がCPUやCPUの実装された回路基板に対する衝撃や振動を吸収することが可能なので、簡易コンピュータが衝撃や振動が原因で故障してしまうことを可及的に防止し、耐久性を向上することができる。
本発明の請求項7の表示装置を備えたバス車両は、請求項1〜6の何れか1項において、前記簡易コンピュータと前記表示装置との間に前記マウンタ部材を配設し、前記簡易コンピュータをマウントしたマウンタ部材と、前記表示装置のキャビネットの背面との間に、熱を放熱するための空間部を設けたので、簡易コンピュータと表示装置とに温度差が生じたとしても、相互に熱干渉することを可及的に抑止することができる。すなわち、例えばCPUの発熱により高温になった簡易コンピュータの熱が、この簡易コンピュータより温度の低い表示装置に伝導されるなどして、表示装置が規定値以上の異常な高温になってしまうことを防止できるので、表示装置の故障を可及的に抑えることができ、高温化に伴う表示装置内の部品の劣化をも抑えることができる。
本発明の請求項8の表示装置を備えたバス車両は、請求項5において、前記支柱は筒状に形成されており、該支柱内部には、前記表示装置に電源を供給するための電源コードを挿通したので、支柱から電源コードの熱を放熱することができると共に、支柱内に電源コードを収納することで美観を向上することができる。
本発明の請求項9の表示装置を備えたバス車両は、請求項1〜8の何れか1項において、前記車内で固定されている取り付けフレームに、前記75mm×75mm間隔の第1の背面螺子孔群と同じ螺子孔間隔を有する第1の貫通孔群及び前記100mm×100m間隔の第2の背面螺子孔群と同じ螺子孔間隔を有する第2の貫通孔群を形成し、該第1の貫通孔群又は/及び第2の貫通孔群に前記螺子を挿通し、前記取り付けフレームに対して前記表示装置と前記マウンタ部材とを一体的に固定したので、取り付けフレームに対し表示装置とマウンタ部材とを一括して固定することができると共に前述した効果を奏する。
以下、本発明を実施するための最良の形態としての実施例を説明する。もちろん、本発明は、その発明の趣旨に反さない範囲で、実施例において説明した以外のものに対しても容易に適用可能なことは説明を要するまでもない。
図1は複数の乗客を乗せるためのバス車両の斜視図、図2は液晶ディスプレーを背面側から視た状態を示す斜視図、図3は液晶ディスプレーと、簡易コンピュータをマウントしたマウンタ部材とを取り付けフレームに固定した状態を示す斜視図、図4は液晶ディスプレーの背面にマウンタ部材を取り付けた状態を示す斜視図、図5は液晶ディスプレーと簡易コンピュータをマウントしたマウンタ部材とを取り付けフレームに固定した状態を示す断面図である。バス車両1は乗車定員30名などの多数(複数)の乗客を乗せる車両であり、一般的なバス車両と同様、運転席2がバス車両1の前部に設けられており、その後方側には、複数の乗客が座るための座席3が設けられている。
運転席2の直ぐ後ろ側には、金属性で円筒状の一対の支柱4が垂直方向に固定されており、これら2つの支柱4に架け渡すようにして、映像を表示する表示装置としての液晶ディスプレー5が、後述する取り付けフレームに対し取り付けられている。なお、支柱4は運転席のやや斜め後側に固定されているもので、乗客が車内から乗り降りする際、手摺りとして用いられるものである。
映像を表示する液晶ディスプレー5の前面に設けられた表示部6のサイズは、26インチ〜42インチ程度の大型サイズであり、本実施例においては、26インチの大画面の表示部6を採用し、その表示部6に文字(文章)や図形等を映像として大きく表示することで、バス車両1の乗客に対し種々の情報を提供することが可能になっている。
液晶ディスプレー5は、バス車両1の行き先情報、広告情報、観光情報、天気予報、及びイベント情報などの地域情報を、文章や図形で表示するものであり、乗客は、液晶ディスプレー5の表示部6に映像として表示された前記情報を目視することで、前述した、行き先情報、広告情報、観光情報、天気予報、及びイベント情報などの種々の情報を得ることが可能である。
液晶ディスプレー5のキャビネット10の背面には、75mm×75mm間隔(より詳細には、縦に75mm間隔及び横に75mm間隔)のVESA規格に合致した第1の背面螺子孔群11及び100mm×100mm間隔(より詳細には、縦に100mm間隔及び横に100mm間隔)のVESA規格に合致した第2の背面螺子孔群12が形成されており、これら第1、第2の背面螺子孔群11,12を利用して、液晶ディスプレー5の背面側に取付手段としてのマウンタ部材13が設けられている。なお、第1の背面螺子孔群11及び第2の背面螺子孔群12には、螺子23を螺合するための螺旋状の螺子溝11A,12Aが形成されている。
17は、液晶ディスプレー5とマウンタ部材13とが一括して螺子止めされる取り付けフレームであり、取り付けフレーム17は左右一対の支柱4に掛け渡してネジ16で螺子止めされている。
取り付けフレーム17は、上部プレート17A、下部プレート17B、及びこれら上部プレート17Aと下部プレート17Bとを溶接等により一体化した平板状の補強プレート7により構成され、取り付けフレーム17及びマウンタ部材13の材質はステンレスなどの金属製となっており、前記補強プレート7には、前述した液晶ディスプレー5の背面に設けられた75mm×75mm間隔のVESA規格に合致した第1の背面螺子孔群11と同じ螺子孔間隔を有する第1の貫通孔群8、及び100mm×100mm間隔のVESA規格に合致した第2の背面螺子孔群12と同じ螺子孔間隔を有する第2の貫通孔群9が形成されている。
マウンタ部材13は、垂直方向に延設した支持板18と、この支持板の左右両側に一体形成された側壁板19と、支持板18の下部に一体に形成されたL字型の保持板20で構成され、前記支持板18には段差部14が形成されており、この段差部14の突出部には第1の螺子孔群21及び第2の螺子孔群22が形成されている。また、マウンタ部材13に構成される支持板18及び保持板20の内側面には弾性体たるクッション材24が貼着されている。
保持板20は、マウンタ部材13に簡易コンピュータ30を収容していない状態には、図5に示す2点鎖線のように、多少内側に弾性的に傾斜しており、その一方で、マウンタ部材13に簡易コンピュータ30を収容する際には、傾斜部を押し開くようにして簡易コンピュータ39を収容することから、マウンタ部材13に簡易コンピュータ30を収容した状態においては、保持板20の弾性復元力により簡易コンピュータ30を支持板18に対し押庄し、簡易コンピュータ30はマウンタ部材13に強固に保持される。なお、簡易コンピュータ30とマウンタ部材13との間には、図5に示すように前記クッション材24が介在されているので、マウンタ部材13に対して簡易コンピュータ30を収容する作業を行うときに簡易コンピュータ30に傷が付いてしまうことを防止することができ、しかも、バス車両1の走行中に伴う振動により、マウンタ部材13に収容された簡易コンピュータ30が位置ずれを起こさないように、より確実に保持することができる。
マウンタ部材13には、その支持板18に75mm×75mm間隔のVESA規格に合致した第1の螺子孔群21及び100mm×100mm間隔のVESA規格に合致した第2の螺子孔群22が形成されている。そして、75mm×75mm間隔或いは100mm×100mm間隔の内の何れか一方の螺子孔群である例えば第1の螺子孔群21と、この螺子孔間隔と同じ螺子孔間隔を有する補強プレート7の第1の貫通孔群8とに螺子23を挿通させた状態であって、この挿通された螺子23をキャビネット10の背面に形成された第1の背面螺子孔群11に螺合させることで液晶ディスプレー5とマウンタ部材13は取り付けフレーム17に固定されている。なお、マウンタ部材13の第1の螺子孔群21と補強プレート7の第1の貫通孔群8とに挿通された螺子23は、第1の背面螺子孔群11に螺合させることで液晶ディスプレー5及びマウンタ部材13を固定しているが、それに代えて、マウンタ部材13の第2の螺子孔群22と補強プレート7の第2の貫通孔群9とに挿通した螺子23を、第2の背面螺子孔群12に螺合することで液晶ディスプレー5及びマウンタ部材13を固定しても良いことは言うまでもない。
30はインテリジェント端末と呼ばれる小型化された簡易コンピュータである。この簡易コンピュータ30は、図3及び図5に示すように、保持板20の弾性復元力によってマウンタ部材13に強固に保持されると共に、相対向する一対の側壁板19によって簡易コンピュータ30の両側部が保持された状態で液晶ディスプレー5の背面にマウントされており、簡易コンピュータ30をマウンタ部材13に収容する際には、上方から下方(図4に示す矢印方向)へと簡易コンピュータ30をスライドさせ、マウンタ部材13に対し簡易コンピュータ30をマウントする。
ところで、一般的なパソコンにおいては、その内部に設けられたCPUなどの高温に発熱する電子部品の熱によりパソコンの筐体内部に熱が篭ることから、熱が篭らないようパソコン内の空気を強制的に排出して冷却を行う送風ファン(放熱ファン)が設けられているが、本実施例における簡易コンピュータ30においては、送風ファンの駆動に伴う騒音防止やこの送風ファンから排出される熱風により、バス車両1の乗客が不快感な思いをすることがないよう送風ファンを設けないことで簡易コンピュータ30の小型化且つ軽量化を図っている。これにより、バス車両1が加減速したりカーブを曲がるに際し、加減速G(特に急激な加減速G)及び旋回時のコーナリングGが発生しても、このような走行中に生じる加速度等による応力が、簡易コンピュータ30に影響することを可及的に抑え、故障等を防止することができるといった効果を奏する。
次に、図6〜図8に基づき簡易コンピュータについてさらに説明する。図6は簡易コンピュータを示す斜視図、図7は簡易コンピュータを示す分解斜視図、図8は簡易コンピュータの概略構成を示す断面図である。
簡易コンピュータ30の筐体31の材質は金属製(アルミ合金)であり、筐体31は、図6及び図7に示すようにキャビネット本体32と蓋体33とにより外観が略箱型に形成されている。キャビネット本体32に対して着脱自在に設けられた蓋体33の外側部には、複数の放熱フィン34が15個以上(本実施例では20個)並列して形成されている。
また、簡易コンピュータ30の筐体内部には、60℃以上〜120℃或いはそれ以上の高温に発熱するCPU35などの電子部品が実装された合成樹脂製の回路基板36が備えられており、平板状の回路基板36の縁部36Aが、キャビネット本体32の内側に形成された相対向する係止溝部37に挟持されることで回路基板36が固定されている。
また、放熱フィン34を構成する蓋体33の内側面とCPU35との間には、これらに当接して熱伝導性を有し且つ弾力性を有する放熱用熱伝導部材38を設けたので、バス車両1の走行に伴う振動や衝撃によりCPU35などの電子部品が実装されることで重くなった回路基板36の撓もうとする力を放熱用熱伝導部材38がクッション材として吸収する。よって、バス車両1の走行に伴う衝撃や振動が、回路基板36に実装されたCPU35等にダイレクトに伝達しないよう緩和することができる。
簡易コンピュータ30は、USB接続ケーブル40により液晶ディスプレー5と接続されるものであり、USB接続ケーブル40は、図3に示すように、液晶ディスプレー5のキャビネット10に設けられたUSB端子42と、簡易コンピュータの接続端子30Aとに接続され、液晶ディスプレー90に対して簡易コンピュータ30から画像信号(文字情報及び図形情報等)及び音声信号が出力されるよう構成されている。なお、USB接続ケーブル40、USB端子42、及び端子30Aは、図3に示すように、外部に露出しないようにキャビネット10に係止された取り付けカバー43の内部に収容されているので、乗客等が誤ってUSB接続ケーブル40を取り外してしまうことを防止することができる。
以上のような液晶ディスプレー5を備えたバス車両1によれば、バス車両1に乗車した乗客に情報を提供するため、液晶ディスプレー5の表示部6に前述した種々の情報を表示する際には、液晶ディスプレー5の背面にマウンタ部材13を介して取り付けた簡易コンピュータ30から、画像信号や音声信号が液晶ディスプレー5に対して出力されるので、乗客は液晶ディスプレー5の表示部6を目視することで、移動しながらにして種々の情報を得ることができ、さらに、簡易コンピュータ30をマウントするためのマウンタ部材13、取り付けフレーム17、及びこの取り付けフレーム17が固定されると共に乗客が手摺りとして利用する支柱4を、簡易コンピュータ30の熱を放熱するための放熱手段として兼用するので、これらの部材により外気との接触面積を十分に確保することが可能となり、簡易コンピュータ30内で高温に発熱するCPU35の熱を効果的に放熱することができる。よって、過酷な環境下である車内に有する簡易コンピュータ内のCPU35の熱暴走やそれに伴う装置の故障を防止することができる。
また、本実施例における簡易コンピュータ内には、送風ファンを設けていないことから、簡易コンピュータが動作状態にあるとき、送風ファンの駆動に伴う煩わしいノイズ音を発生することはないので静粛性に優れ、且つCPUの発熱に伴う高温化された空気が、送風ファンの駆動によって簡易コンピュータの外部に熱風として排出され、乗客に熱風が送風されることを回避することができるので、乗客はバス車両1内で快適に過ごすことができる。
また、液晶ディスプレー5のキャビネット内にも、簡易コンピュータ30と同様に種々の制御を行う図示しないCPU等の種々の電子部品が備えられており、簡易コンピュータ30による液晶ディスプレー5の表示制御によってその表示部6に地域情報等が映像として表示される際、簡易コンピュータ30のほか液晶ディスプレー5も温度上昇するが、図5に示すように簡易コンピュータ30をマウントしたマウンタ部材13と、液晶ディスプレー5のキャビネット10の背面との間に、熱を放熱するための5mm〜30mm程度の空間部Sを設けたので、空間部Sから簡易コンピュータ30及び液晶ディスプレー5の双方が発生する熱を同時に大気中へと放熱することができる。従って、例えば、CPU35の発熱により高温になった簡易コンピュータ30の熱が、この簡易コンピュータ30より温度の低い液晶ディスプレー5に伝導されるなどして、熱の伝導された液晶ディスプレー5が規定値以上の異常高温になってしまうことを抑えることができる。よって、液晶ディスプレー5と簡易コンピュータ30とが相互に熱干渉することを可及的に抑え、故障を防止することができる。
さらに、簡易コンピュータ30の内部に構成される回路基板36には、複数の電子部品が実装されており、自由に造型が可能な粘土状でもある放熱用熱伝導部材38により電子部品としてのCPU35と蓋体33の内側面とが僅かに押庄されている状態で配設し、CPU35と蓋体33の内側面とを放熱用熱伝導部材38を介して相互に密着(当接)させている。これにより、簡易コンピュータ30の動作時にCPU35が発する熱は放熱用熱伝導部材38を介して速やかに蓋体33へと伝導され、蓋体33の外側に形成された複数の放熱フィン34などから筐体31内の温度が異常高温に上昇するより前に速やかに放熱することができる。
さらに、バス車両1の走行に伴う衝撃や振動がCPU35等などの精密な電子部品にダイレクトに伝達することがないよう、電子部品が実装された回路基板36に対する衝撃や振動を放熱用熱伝導部材38が吸収するので、ひいては簡易コンピュータ30が衝撃や振動が原因で故障してしまうことを防止することができる。
さらに、円筒状の支柱4の内部には、液晶ディスプレー5に電源を供給するための電源コード(接続コード)41を挿通したので、支柱4の表面から電源コード41の熱を放熱することができると共に、支柱4内に電源コード41を収納することで美観にも優れる。
さらに、液晶ディスプレー5の表示部6は、図1に示すように、乗客にとって見易いよう、座席側(バス車両1の後ろ側)に向いて配置されている一方で、表示部6の反対側(バス車両1の前側)に位置する液晶ディスプレー5の背面側には簡易コンピュータ30を配置している。すなわち、簡易コンピュータ30が座席3に座っている乗客から見て隠れるように、液晶ディスプレー5の背面に配置したことで、CPU35の発熱に伴う簡易コンピュータ30からの輻射熱で乗客の体温が上昇しないよう液晶ディスプレー5の全体で遮っているので、乗客に対し不快感を与えないよう確実に防止することができる。
また、マウンタ部材13に対し簡易コンピュータ30をマウントする際、簡易コンピュータ30をマウンタ部材13の内側面に摺動させながら下方へスライドさせ装着する。よって、マウンタ部材13から簡易コンピュータ30を取り外す際には、簡易コンピュータ30を上方にスライドさせることで簡単に取り外すことができるので、マウンタ部材13に対する簡易コンピュータ30の着脱を簡単に行うことができる。
また、第1の背面螺子孔群11及び第2の背面螺子孔群12からなる8つの螺子孔に相当する、キャビネット10に有する全ての背面螺子孔群を用いて、マウンタ部材13を固定すれば、マウンタ部材13に収容された簡易コンピュータ30をより一層強固に保持することができる。
以上、本発明の一実施例を詳述したが、前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、前記実施例では、キャビネット10の背面に備えた第1,第2の背面螺子孔群11,12は、それぞれ4つずつであったが、VESA規格に合致する螺子孔間隔を有するのであれば、縦方向や横方向或いは縦横両方向に連続して6つ、8つ、或いは10以上連続するものを用いてもよく、さらに、図10の説明図に変形例として示したように、キャビネット10の背面に形成される背面螺子孔群の螺子孔間隔を、100mm(又は75mm)の二分の一の寸法である50mm(又は37.5mm)間隔で連続して形成した場合であっても、図10に示すように、VESA規格に合致する螺子孔間隔(図10では100mm)を有することになることから、本発明の要旨の範囲内である変形実施であることは言うまでもなく、その際には、背面螺子孔の数や配置に対応させるなどして、マウンタ部材13及び取り付けフレーム17に貫通孔群及び螺子孔群を、縦方向又は/及び横方向に6つ、8つ、10以上など連続して形成したものを採用すればよい。また、本実施例では、キャビネット10の背面に、第1の背面螺子孔群11及び第2の背面螺子孔群12の双方を備えているが、液晶ディスプレー5の背面に第1の背面螺子孔群11又は第2の背面螺子孔群12の内の何れか一方が形成されているものを適宜選定してもよい。
図9は実施例2を示したものであり、取り付けフレームの構造以外は、実質的に実施例1と同じ構造を有していることから、実施例1と同一部分には同一符号を付しその詳細な説明を省略し、以下に異なる点についてのみ説明する。図5で示したように実施例1の取り付けフレーム17には補強プレート7が構成されており、この補強プレート7に第1の貫通孔群8及び第2の貫通孔群9が形成されているが、本実施例2においては、補強プレート7を構成してなく、取り付けフレーム17に構成された上下に離間して配置された上部プレート17Aと下部プレート17Bに、第1の貫通孔群8及び第2の貫通孔群9が形成されている。そして、上部プレート17Aと下部プレート17Bとを一体に連結する補強プレート7を設けないことで部品点数を少なくできるので軽量化を実現でき、よりコストを安価に抑えることができる。
実施例1における乗客を乗せるためのバス車両を示す斜視図である。 同上、バス車両内に設けられる液晶ディスプレーを背面側から視た状態を示す斜視図である。 同上、液晶ディスプレーと、簡易コンピュータをマウントしたマウンタ部材とを取り付けフレームに固定した状態を示す斜視図である。 同上、液晶ディスプレーの背面にマウンタ部材を取り付けた状態を示す斜視図である。 同上、液晶ディスプレーと簡易コンピュータをマウントしたマウンタ部材とを取り付けフレームに固定した状態を示す断面図である。 同上、簡易コンピュータを示す斜視図である。 同上、簡易コンピュータを示す分解斜視図である。 同上、簡易コンピュータを示す断面図である。 実施例2における液晶ディスプレーと、簡易コンピュータをマウントしたマウンタ部材とを取り付けフレームに固定した状態を示す断面図である。 液晶ディスプレーの筐体の背面を示す概略説明図である。
符号の説明
1 バス車両
2 運転席
3 座席
4 支柱
5 液晶ディスプレー(表示装置)
8 第1の貫通孔群
9 第2の貫通孔群
10 キャビネット
11 第1の背面螺子孔群
12 第2の背面螺子孔群
13 マウンタ部材
17 取り付けフレーム
21 第1の螺子孔群
22 第2の螺子孔群
23 螺子
30 簡易コンピュータ
31 筐体
34 放熱フィン
35 CPU(発熱体)
36 回路基板
38 放熱用熱伝導部材
41 電源コード
S 空間部

Claims (9)

  1. 映像を表示する表示装置の背面に簡易コンピュータを備え、該簡易コンピュータを備えた表示装置を車内に設けたバス車両において、
    前記表示装置のキャビネットの背面に、75mm×75mm間隔の螺子孔間隔を有するVESA規格に合致した第1の背面螺子孔群又は/及び100mm×100mm間隔の螺子孔間隔を有するVESA規格に合致した第2の背面螺子孔群を備え、
    前記簡易コンピュータをマウントするマウンタ部材に、前記75mm×75mm間隔の第1の背面螺子孔群と同じ螺子孔間隔を有する第1の螺子孔群及び前記100mm×100mm間隔の第2の背面螺子孔群と同じ螺子孔間隔を有する第2の螺子孔群を形成し、
    前記キャビネットの背面に備えた前記第1の背面螺子孔群又は/及び前記第2の背面螺子孔群に対し、これと同じ螺子孔間隔である前記マウンタ部材に形成した螺子孔群に挿通した螺子を螺合することで、前記表示装置の背面に前記マウンタ部材を固定し、
    該マウンタ部材に前記簡易コンピュータをマウントしたことを特徴とする表示装置を備えたバス車両。
  2. 前記表示装置の制御を行うための回路を構成する電子部品を実装した回路基板を、前記簡易コンピュータの筐体内に収容し、該筐体の外表面に複数の放熱フィンを一体に設けたことを特徴とする請求項1に記載の表示装置を備えたバス車両。
  3. 前記回路基板に実装した電子部品の少なくとも1つは、60℃以上の高温に発熱する発熱体であり、該発熱体を備えた前記簡易コンピュータを前記マウンタ部材に当接させて取り付けたことを特徴とする請求項2に記載の表示装置を備えたバス車両。
  4. 前記発熱体は前記表示装置の映像の表示制御を行うCPUであることを特徴とする請求項3に記載の表示装置を備えたバス車両。
  5. 前記バス車両の車内に備えた運転席と該運転席の後ろの座席との間で固定された鉛直方向に延びた支柱と、該支柱に架け渡して取り付けられた取り付けフレームと、該取り付けフレームに固定された前記マウンタ部材と、前記複数の放熱フィンを一体に設けた前記簡易コンピュータの筐体は、熱伝導性を有する金属製であることを特徴とする請求項3又は4に記載の表示装置を備えたバス車両。
  6. 前記回路基板に実装した前記CPUなどの発熱体を、熱伝導性を有する放熱用熱伝導部材を介在させて、前記筐体の外表面に放熱フィンを設けたその反対側に位置する前記筐体の内側面に当接させたことを特徴とする請求項3〜5の何れか1項に記載の表示装置を備えたバス車両。
  7. 前記簡易コンピュータと前記表示装置との間に前記マウンタ部材を配設し、前記簡易コンピュータをマウントしたマウンタ部材と、前記表示装置のキャビネットの背面との間に、熱を放熱するための空間部を設けたことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の表示装置を備えたバス車両。
  8. 前記支柱は筒状に形成されており、該支柱内部には、前記表示装置に電源を供給するための電源コードを挿通したことを特徴とする請求項5に記載の表示装置を備えたバス車両。
  9. 前記車内で固定されている取り付けフレームに、前記75mm×75mm間隔の第1の背面螺子孔群と同じ螺子孔間隔を有する第1の貫通孔群及び前記100mm×100m間隔の第2の背面螺子孔群と同じ螺子孔間隔を有する第2の貫通孔群を形成し、該第1の貫通孔群又は/及び第2の貫通孔群に前記螺子を挿通し、前記取り付けフレームに対して前記表示装置と前記マウンタ部材とを一体的に固定したことを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の表示装置を備えたバス車両。
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JP2019109667A (ja) * 2017-12-18 2019-07-04 Dynabook株式会社 ホルダ

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