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JP2009065788A - 配電系統の最適電圧制御装置 - Google Patents

配電系統の最適電圧制御装置 Download PDF

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Tomonobu Senju
智信 千住
Yoshitaka Miyazato
善貴 宮里
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Abstract

【課題】 LRT,SVR,SC,ShR,SVCなどの制御器に対して集中協調制御を行うことにより配電系統の電圧を最適制御する最適電圧制御装置を提供する。
【解決手段】 遺伝的アルゴリズム(GA)を利用して、電圧調整器15,16,17,18を備えた配電線12,13を配電用変圧器11に接続した配電系統1の電圧制御をする最適電圧制御装置2で、各電圧調整器の制御信号を2進数で表したものをつなげた2進表示を遺伝子とし、遺伝子を適用したときの配電系統の各ノードにおける電圧推定値と電圧目標値の差をノードについて合計した値を目的関数として、GAに従って目的関数を最小化する最良の遺伝子を終了条件を満たすまで探索して、得られた最良遺伝子の示す制御信号に基づいて制御器の操作を決定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、各種制御器を備えた配電系統の電圧を集中協調制御により最適にする最適電圧制御装置に関する。
普通、配電系統は、変電所に設置された配電用変圧器につながる母線と,母線に接続された複数の高圧配電線とを備える。また、各高圧配電線には電圧降下を補償するための電圧調整器がローカル装置として接続されている。
従来の電力系統では,上位系統から下位系統へと電力の流れが一方向であるため、電力系統の電圧はこれを前提に制御されていた。
しかし、近年、地球温暖化や化石燃料枯渇などの問題からクリーンな自然エネルギー発電や熱効率の高いコジェネレーションシステムが注目され、これを可能とする風力発電や太陽光発電など環境負荷低減が可能な電源が増加している。送電線における損失の低減、短期間で建設、少ない投資リスク、などの利点もあることから、これら電源の多くは、需要家の近くに分散型電源として設置される。
ところで、風力発電や太陽光発電などの自然エネルギー発電の出力は気候天候によって大きな影響を受けるため、これら電源を下位系統に分散して接続した配電系統では、従来の系統にはない逆潮流を生じることがある。
したがって、分散型電源が増加すると、電力が上位系統から下位系統に流れることを前提とする従来の制御手法では各ノードにおける電圧変動を抑えることが難しい。しかし、電圧変動は需要家の機器に悪影響を及ぼすので、需要家電圧を一定範囲内に保持する必要がある。
従来の配電系統の電圧制御には、配電用変電所における負荷時タップ切替変圧器(LRT)や配電線上の自動電圧調整器(SVR)などが、自端情報である電圧・電流計測値に基づいて、タップ位置を算定して決定する方式が多く採用されている。特に、SVRでは、そのSVRより末端側に負荷中心点と呼ばれる目標点を定め、自端における電圧・電流計測値を用いて負荷中心点における電圧値を推定し、その電圧値が適正範囲に収まるように変圧器タップの位置を制御している。
しかし、分散型電源が増加してくると、以下のような問題が生じる。
(1)分散型電源からの逆潮流や、自然エネルギー発電の不安定な出力、不均等な負荷分布により各フィーダの電圧分布も複雑な形となるなどの問題があって、負荷中心点では電圧値が適正範囲に収まっても、末端部分など他の地点では適正範囲から逸脱する可能性がある。
(2)LRTとSVRは時限および感度による協調を図ることができるが、系統全体を統括的に見て最適な動作をするとは限らない。
したがって、系統全体にわたって整合の取れた電圧最適化を達成する電圧制御装置が求められている。
非特許文献1には、配電系統における需要家電圧を安定化する自律分散電圧制御方法が開示されている。開示方法は、配電系統内に並列コンデンサ(SC)を分散配置しこれに併設した電圧制御装置により、自端情報である電圧変動の移動平均値を使用して一定電圧を維持するようにコンデンサの入り切り制御を行うもので、高価な中央コンピュータシステムや系統全体をカバーする通信媒体を使った制御情報のやりとりを行うことなく、各制御装置が独立に電圧制御しながらも配線系統全体の電圧を一定に保つことができる。
しかし、開示方法では、自端情報のみに基づいてオンオフ制御を行うので、系統全体の電圧を最適に制御するという観点から問題が残る。
特許文献1には、分散型電源を備えた配電系統において送電線の負荷電流に見合った電圧を送出する配電線電圧制御方法が開示されている。開示方法は、母線の電流と分散型電源を備えた連系配電線の電流から電圧降下値を推定し、電圧降下値と母線の電圧との差によって変圧器のタップを切り替えることにより配電系統の安定化を図るものである。開示された集中制御方法によれば、連系配電線以外の配電線は、分散型電源の不安定な出力に影響されずに、負荷に応じた適切な電圧を配電用変圧器から出力できる。
また、配電用変電所における負荷時タップ切替変圧器(LRT)や線路途上に設けた電圧降下補償用の自動電圧調整器(SVR)により配電系統の電圧調整を行う場合には、LRTはバンク単位の電圧調整となるので配電線毎の負荷特性などの影響で、またSVRのタップの粗さなどから、系統各部の電圧は必ずしも最適値になっているとは限らない。また、無効電力調整に使う静的なキャパシタ(SC)は軽負荷時にフェランチ効果による電圧過昇を招くと共に電力損失増加要因にもなっている。
特許文献2には、遺伝的アルゴリズム(GA)とニューラルネットワーク(NN)を使って、配電系統の電圧分布および無効電力分布を電力損失が最小になるように制御する配電系統制御システムが開示されている。
開示方法は、配電用変圧器に接続された母線と母線に接続された高圧配電線を有する配電系統の電圧を制御する方法で、高圧配電線に設けられ中央装置からの制御信号に基づいて高圧配電線の電圧および無効電力を調整するローカル装置と、高圧配電線の電圧と電流に基づいてNNを用いて潮流計算を行い、GAを用いてローカル装置の最適な調整量の組合せを求めて設定する中央装置を備える。
ローカル装置である電圧調整器の制御にはLRTが用いられ、無効電力調整器には分路リアクトルや電力用コンデンサをスイッチを介して線路に選択的に接続する装置や同期調相機などが用いられる。実施例の説明では、変電所にLRTが使われ、配電線にインバータ制御されたレギュレータ(ICR)とサイリスタ制御されたリアクトル(TCR)が使われている。
GAでは、これらローカル装置の電圧調整量と位相調整量のストリング表現を遺伝子とし、配電線における電圧の偏差と無効電力の偏差の和を目的関数、その逆数を評価関数とし、遺伝的アルゴリズムを適用して評価関数を最小にする遺伝子を探索する。
NNは、生成したストリングで表される調整量を適用したときの各地点における電圧値と電力値を短時間で正確に推定するためのシミュレーション装置である。NNは学習により常時最適な構造を保持するようになっている。
しかし、実際の配電系統ではあらゆる制御器が設備されており、これら既に存在している制御器、すなわち、LRT,SVR,SC,ShR(シャントリアクトルまたは分路リアクトル),SVC(静止型無効電力補償装置)などを対象とする配電系統電圧の最適制御については、十分な検討がなされておらず、また全ての制御器を考慮した協調制御については知見がなかった。
特開2007−143313号公報 特開平11−289663号公報 壁村克樹外「高圧配電線への自立分散型電圧調整装置適用にための模擬試験」電学論B,121巻12号,平成13年(2001年)
そこで、本発明が解決しようとする課題は、LRT,SVR,SC,ShR,SVCなどの制御器に対して集中協調制御を行うことにより配電系統の電圧を最適制御する最適電圧制御装置を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明の配電系統の最適電圧制御装置は、遺伝的アルゴリズムを利用して電圧調整器を備えた配電線を配電用変圧器に接続した配電系統の電圧制御をするもので、各電圧調整器の制御信号を2進数で表したものをつなげた2進表示を遺伝子とし、遺伝子を適用したときの配電系統の各ノードにおける電圧推定値と電圧目標値の差をノードについて合計した値を目的関数として、遺伝的アルゴリズム(GA)に従って目的関数を最小化する最良の遺伝子を終了条件を満たすまで探索して、得られた最良遺伝子の示す制御信号に基づいて制御器の操作を決定することを特徴とする。
遺伝子は、配電系統中に実際に配置されたLRTとSVRのタップ位置を2進数表示した値、ShRとSCのオンオフ操作を示す2進数、SVCの制御量を表す2進数、をそれぞれ制御器に対応して列挙した2進数で表される。
目的関数は、送電損失を取り込んだものであってもよい。
GAの終了条件は、世代数が例えば1000代など所定の数に達することであってもよい。
GA操作には、選択、交叉、突然変異が含まれることが好ましい。
なお、本発明の配電系統の最適電圧制御装置は、中央制御装置と、中央制御装置と各電圧調整器の間を結ぶ通信路を備えて、集中制御を行うようにすることができる。
本発明の配電系統の最適電圧制御装置によれば、遺伝子を適切に選択しGAを利用することにより、配電系統中の全ての電圧調整機器を考慮した協調制御を達成し、かつ極めて短時間に制御方法を決めることができる。また目的関数を適切に選択することにより、各ノード電圧が目標値により近づくように制御することができる。
さらに、各電圧調整機器の制御を決定するときに、大規模な最適化問題などで解が多峰性を有する場合や実行可能領域が離散集合である場合などにも、GAによって高速で近似解に到達することができる。
また、本発明の装置では、配電系列中に風力発電や太陽光発電など分散型電源が存在する場合でも、各ノードにおける電圧値を推定するときに分散型電源の出力を算入すれば足り、各電圧調整器の最適操作を決定する手順に大きな変更は必要ないので、容易に適用することができる。
以下、図面を用い実施例に基づいて本発明を詳細に説明する。
図1は本発明の1実施例に係る配電系統の電圧制御装置を示すブロック図、図2は本実施例に利用される遺伝的アルゴリズムの手順例を示すフロー図、図3は本実施例で対象とするSVCの構成図と等価回路図、図4は本実施例で対象とするLRTの等価モデル図と等価四端子回路、図5は本実施例の効果を確認するシミュレーションで対象とした配電系統の系統図、図6はシミュレーションで対象とした配電系統における負荷パターン、図7は太陽光発電の最大出力の1日の変化を表したグラフ、図8−10はシミュレーションによって本実施例の電圧制御装置のケース1における効果を説明する図面、図11−13はシミュレーションによって本実施例の電圧制御装置のケース2における効果を説明する図面、図14−16はシミュレーションによって本実施例の電圧制御装置のケース3における効果を説明する図面である。
図1は、本実施例に係る配電系統の電圧制御装置を示す。
本実施例の電圧制御装置が対象とする配電系統1は、配電変電所に接続された高圧配線で構成される配電系統で、1バンクあるいは複数バンクの下位系列12,13が含まれる。また、たとえば住宅地域配電系統には太陽光発電装置などの分散型電源DG14が接続されることが多くなっている。
配電系統1の電圧を制御する電圧調整器として、配電用変電所に設備されたLRT11や配電線中に設けられたSVR15、あるいは、SC17、ShR18がある。また、配電線にはSVC16が設けられる場合がある。
本実施例に係る配電系統の電圧制御装置は、配電系統1の電圧を集中協調制御する装置で、中央管理室などに設備された中央制御装置2で構成され、制御信号は通信網3を介して配電系統における各調整用機器に伝達される。
なお、中央制御装置2において必要とされる配電系統1の各所における測定信号も通信網3を介して収集される。
中央制御装置2は、遺伝的アルゴリズム(GA)を利用して各電圧調整器の制御方法や制御量の最適値を算出して配電系統内の電圧調整器に伝送し、配電系統各所の電圧について協調制御をする。GAは、大規模な最適化問題で多峰性を有する場合や、実行可能領域が離散集合である場合などに使用できる優れた高速近似解法である。
本実施例のGAでは、各電圧調整器の動作指令信号を2進数表示したものを連続させて形成される2進数のストリングを遺伝子とする。LRTとSVRについてはタップ位置を2進数表示したストリング、ShRとSCについてはオンオフを0,1で表したストリング、SVCについては制御量を2進数表示したストリングを生成して、直列に接合したストリングが遺伝子となる。
また、目的関数を各ノードで顕示される電圧値と目標電圧値の差の絶対値を全て加算した値とし、この目的関数が最小になることを評価基準とする。目的関数の最小化問題を解くことにより各電圧調整器の操作量を決定し、配電系統全体の電圧最適化を行う。
なお、送電損失を考慮に入れることもできる。電圧の余裕を最大にすることと電力損失を減らすことのバランスを適切に考慮して評価するためには、重み係数を適正に選択する必要がある。
各ノードにおける電圧はGAを実行する中央制御装置内でシミュレーションにより推定する。
目的関数の例として、(1)式を挙げることができる。この目的関数は、急峻な電圧変動に対してもロバストであるように電圧余裕を十分に確保できるように設定し、また同様に送電損失についても評価できるようにしたものである。
F=ω1Σ|Vnref−Vn|+ω2Loss (1)
ここで、
F :目的関数
nref :n番目のノードの電圧目標値
n :n番目のノードの電圧(推定値)
Loss :送電損失
ω1ω2 :重み係数
なお、配電用変電所における送り出し変圧器において、(2)(3)式の制約条件を満たす必要がある。
0min ≦V0≦V0max (2)
min ≦t≦tmax (3)
ここで、
0 :送り出し電圧
0min :送り出し電圧の最小値
0max :送り出し電圧の最大値
t :変圧器のタップ比
min :変圧器タップの最小比
max :変圧器タップの最大比
図2は、本実施例で利用されるGAの基本動作の流れを示すフローチャートである。
初めに、ランダムな2進数を有するストリングをN個、例えば50個、生成して、それらのストリングで表される遺伝子を持った個体群が入る初期世代を形成して現世代とする(S1)。ここで、1世代中の個体の数をN個とした。
次に、現世代中の全ての個体について目的関数に対する適合度を算定する(S2)。このとき、遺伝子の表す各電圧調整器の制御状態を実地に即した配電系統モデルに当て嵌めて、各ノードにおける電圧を推定し、また、送電損失を推定して使う。
現世代の固体について、再生(S3)、交叉(S4)、突然変異(S5)の順序で行い、その結果を次世代に保存する(S6)。
再生は、選択した個体の適合度に応じて一定の規則に従い個体を再生するものである(S3)。選択方法にはルーレット選択、ランキング選択、トーナメント選択など色々の方法がある。選択されなかった個体は棄却されることになり、再生は自然淘汰をモデル化したものに当たる。
交叉は、生物が子孫を残すことをモデル化したもので、適合度に応じて選択された個体の遺伝子の一部を入れ換えて新しい個体を生成する操作である(S4)。2個の個体を選択して、その遺伝子ストリングに2個の交叉点をランダムに選んで交叉点に挟まれた部分を入れ換える2点交叉や各要素毎に独立に1/2の確率で入れ換える一様交叉などがよく利用される。
突然変異は、個体の遺伝子の一部を変化させて新しい個体を生成する操作である(S5)。
次世代の個体数がN個に達するまで、再生、交叉、突然変異の操作を繰り返し(S)、N個になったら次世代の内容を全て現世代に移す(S8)。
世代数がG個、たとえば1000個、に達するまで、S2以降の手順を繰り返し(S9)、G個に達したときに、最終的に現世代のなかで最も適合度の高い個体を解として出力する(S10)。
GAの解は、中央制御装置2において電圧調整器に適合する電気信号に変換され、通信網3を介して配電系統1中の電圧調整器に伝達され、これにしたがって配電系統の電圧調整が行われる。
GAの目的関数において各ノードにおける電圧状態が平等に関与するように構成されているため、GAで得られた解によれば配電系統中のノードにおける電圧が平均的に目標値に近くなっている。すなわち、GAを用いることにより、配電系統のノード同士が協調的に電圧制御されることになる。
GAは、解に多峰性がある場合や、実行可能領域が離散集合である場合などにおいても、高速に最適近似解を求めることができる優れた高速近似解法である。
本実施例の電圧制御装置では、N個の個体について目的関数の適合度を評価しなければならないので、個体の遺伝子ストリングを適用した場合について各ノードにおける電圧状態を正確にかつ高速に推定する必要がある。このため、中央制御装置2に実地の配電系統を引き写したモデルを備えており、このモデルは電圧計算に関わる点では正確かつ簡便であることが求められる。
図3は、SVCの解析用モデルを示す図面である。SVCは、リアクトルやコンデンサの電流をサイリスタで制御することにより、無効電力を高速で発生させる装置である。図3(a)に基本的な構成を示す図面を示し、図3(b)に等価回路を示す。GA操作の目的には、簡単化して、図3(b)に表す無効電力供給源として扱えば十分である。
LRTは、集中制御によってタップ位置を変更することができる負荷時タップ切替変圧器である。図4(a)はLRTの等価回路、図4(b)は等価四端子回路を示す。
いま、変圧器の巻線の巻数比が基準変圧比からそのn倍に切り替えられると、単位法で表示した1次側の電圧電流2次側の電圧V2、電流I2の間には次式(4)で表した関係が存在する。
Figure 2009065788
一方、等価四端子回路の入出力電圧電流関係式は(5)式となる。
Figure 2009065788
式(4)と式(5)の係数行列の各要素は互いに等しいので、
z=ZT/n, y1=n(n−1)/ZT,y2=(1−n)/ZT (6)
という関係が成立する。
したがって、LRTをインピーダンス線図上に表示するときは、各要素の値を(6)式で求めて、等価四端子回路で表すことができる。
なお、SVRは、集中制御によってタップ位置を変更することができるLRT変圧器と同様に扱うものとする。
図5は、本実施例の配電系統電圧制御装置の性能を検証するために使用したもので、実際の配電系統を想定して形成したシミュレーション用モデルの例を示す図面である。
モデルは住宅地域における配電系統を想定したもので、ノードN33に分散型電源DGである太陽光発電設備が導入されている。この系統モデルの線路容量は2,500kVAとした。
SVRは配電系統全体の電圧を調整するのに適したノードN6とノードN7の間に設置した。また、SCとShRは電圧降下が大きい地域に均等に配置するため、ノードN2,N4,N6,N8,N10,N12の位置に設置した。
図6は、配電系統の1日における負荷変動パターンを示す図面である。住宅地域では、商業地域や工場地域と異なり、20時頃にピーク負荷が来る特徴がある。
また、図7は太陽光発電出力の1日の変化を表す図面である。本検証シミュレーションでは,簡単のため太陽光発電は常に力率1で運転するものとした。
なお、本シミュレーションで使用する目的関数における重み係数は、電圧余裕と電力損失抑制の両方をバランス良く評価に取り込むため、試行錯誤によって、電圧余裕の重み係数ω1=1.0、送電損失の重み係数ω2=10.0とした。
また、LRT,SVRの変圧器タップは0.9〜1.0の範囲を0.02きざみで11タップ使用できるものとした。
GAパラメータは、世代数1000、世代内の個体数50、再生確率1.0、交叉確率0.8、突然変異確率0.5とした。
図8〜図16は本実施例の電圧制御装置に係る性能検証用シミュレーションの結果を示す図面である。シミュレーションは、制御なしの場合、変圧器のタップ制御LRT+SVRのみの場合、変圧器のタップ制御+SC+ShRの制御の場合、変圧器のタップ+SC+ShR+SVCの制御の場合の4つの場合について行った。
図は、下位系列毎に制御による各ノードにおける電圧を表示したものである。
シミュレーションは、負荷変動パターンにおける3つの特徴的な時刻を選んで行った。
図8〜図10が示すケース1は、需要家負荷が最小になる6時におけるもので、太陽光発電は18%出力を示している。図8はノードN1〜N13の系統、図9はノードN111〜N114の系統、図10はノードN31〜N33の系統における電圧分布を示す。
このケースは他のケースに比べて比較的条件は厳しくないため、いずれの制御方法においても5%の余裕範囲に収まった。また、全ての電圧調整器を協調制御することで各ノード電圧をほぼ1.0puの目標値にすることができる。なお、SVCを使用しない場合も全ての電圧調整器を協調制御した場合と同様の制御結果を得ることができた。
図11〜図13が示すケース2は、太陽光発電が最大出力になる12時におけるもので、需要家負荷は中間の値になる。図11はノードN1〜N13の系統、図12はノードN111〜N114の系統、図13はノードN31〜N33の系統における電圧分布を示す。
図11では、制御なしの場合に電圧下限値を逸脱しており、電圧調整器を協調制御した場合には十分な電圧余裕があることが分かった。これにより、電圧調整器の協調制御が確かに効果を有することが確認できる。また、図13では、末端側の電圧が高く、分散型電源からの逆潮流が存在することが確認できる。
図14〜図16が示すケース3は、需要家負荷が最大になる20時におけるもので、太陽光発電の出力は0のときである。図14はノードN1〜N13の系統、図15はノードN111〜N114の系統、図16はノードN31〜N33の系統における電圧分布を示す。
制御なしの場合には電圧下限値を下回ること、および送り出し電圧制御+SVRのタップ制御の場合では電圧上限値を上回ることが分かる。送電損失最小の要請が強くて送り出し変圧器に近いノードN1において電圧上限値を逸脱したものと考えられる。
なお、ケース3においても、全ての電圧調整器を協調制御する場合では、全てのノードにおける電圧が許容範囲に収まっていて、大きな電圧余裕があることが確認できる。
このシミュレーション結果からも、全ての機器を協調的に制御すると各ノード電圧の偏差を小さくすることができ、電圧余裕を大きく取れることが分かる。また、協調制御を行うことで、SC,ShR,SVCなどの各制御機器容量の低減が可能になる。
本発明の1実施例に係る配電系統の電圧制御装置を示すブロック図である。 本実施例に利用される遺伝的アルゴリズムの手順例を示すフロー図である。 本実施例で対象とするSVCの構成図と等価回路図である。 本実施例で対象とするLRTの等価モデル図と等価四端子回路である。 本実施例の効果を確認するシミュレーションで対象とした配電系統の系統図である。 シミュレーションで対象とした配電系統における負荷パターンである。 太陽光発電最大出力の1日の変化を表したグラフである。 シミュレーションによって本実施例の電圧制御装置のケース1におけるノードN1〜13についての効果を説明する図面である。 シミュレーションによって本実施例の電圧制御装置のケース1におけるノードN111〜114についての効果を説明する図面である。 シミュレーションによって本実施例の電圧制御装置のケース1におけるノードN31〜33についての効果を説明する図面である。 シミュレーションによって本実施例の電圧制御装置のケース2におけるノードN1〜13についての効果を説明する図面である。 シミュレーションによって本実施例の電圧制御装置のケース2におけるノードN111〜114についての効果を説明する図面である。 シミュレーションによって本実施例の電圧制御装置のケース2におけるノードN31〜33についての効果を説明する図面である。 シミュレーションによって本実施例の電圧制御装置のケース3におけるノードN1〜13についての効果を説明する図面である。 シミュレーションによって本実施例の電圧制御装置のケース3におけるノードN111〜114についての効果を説明する図面である。 シミュレーションによって本実施例の電圧制御装置のケース3におけるノードN31〜33についての効果を説明する図面である。
符号の説明
1 配電系統
2 中央制御装置
3 通信網
11 LRT
12,13 下位系列
14 分散型電源
15 SVR
16 SVC
17 SC
18 ShR

Claims (4)

  1. 電圧調整器を備えた配電線を配電用変圧器に接続した配電系統の電圧制御をする最適電圧制御装置であって、前記各電圧調整器の制御信号を2進数で表したものをつなげた2進表示を遺伝子とし、該遺伝子を適用したときの前記配電系統の各ノードにおける電圧推定値と電圧目標値の差を全ノードについて合計した値を目的関数として、遺伝的アルゴリズム(GA)に従って前記目的関数を最小化する最良の遺伝子を終了条件を満たすまで探索して、得られた最良遺伝子の示す制御信号に基づいて前記制御器の操作を決定することを特徴とする、配電系統の最適電圧制御装置。
  2. 前記電圧調整器は、配電用変電所における負荷時タップ切替変圧器(LRT)、配電線上に設けた自動電圧調整器(SVR)、シャントキャパシタ(SC)、シャントリアクトル(ShR)、静止型無効電力補償装置(SVC)の1個以上を含み、前記遺伝子は前記電圧調整器の制御信号を表す2進数を連結した2進数で表されることを特徴とする請求項1記載の配電系統の最適電圧制御装置。
  3. 前記目的関数は、さらに、送電損失を加味したものであることを特徴とする請求項1または2記載の配電系統の最適電圧制御装置。
  4. 前記電圧推定値は該最適電圧制御装置に格納した前記配電系統のモデルを使って算出することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の配電系統の最適電圧制御装置。
JP2007232067A 2007-09-06 2007-09-06 配電系統の最適電圧制御装置 Pending JP2009065788A (ja)

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