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JP2009065176A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法 Download PDF

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JP2009065176A JP2008257553A JP2008257553A JP2009065176A JP 2009065176 A JP2009065176 A JP 2009065176A JP 2008257553 A JP2008257553 A JP 2008257553A JP 2008257553 A JP2008257553 A JP 2008257553A JP 2009065176 A JP2009065176 A JP 2009065176A
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Masakazu Okada
昌和 岡田
Keiichi Higashiya
恵市 東谷
Hikaru Kawashima
光 川島
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Abstract

【課題】素子分離絶縁膜を有する半導体基板とのコンタクト形成において、基板とのリークの防止する半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】シリコン基板にシリコン窒化膜からなる分離窒化膜15を形成し、ウエル2、3を形成する。ゲート電極6と拡散層8、高融点金属シリサイド層9を形成し、この上に層間絶縁膜10を堆積する。層間絶縁膜をシリコン窒化膜に対するエッチング選択比の高い条件でエッチングし、コンタクトホール11を形成する。このとき、ホール下部の分離窒化膜の削れ部の深さが拡散層より浅くなるように制御する。この後、バリアメタル層28とアルミ電極14を堆積する。
【選択図】図1

Description

本発明は、層間コンタクトを有する半導体装置の構造と製造方法に関し、特に層間のコンタクトホールが半導体基板の分離絶縁膜に乗り上げた場合の分離絶縁膜の削れ量(けずれ量)の低減方法に関するものである。
図18は、従来の半導体装置のコンタクト構造を示す断面図である。
図18に示すように、従来の半導体装置では、半導体基板1に、Pウェル2、Nウェル3、分離領域4(分離酸化膜)が形成され、この上に、ゲート酸化膜5、ゲート電極6、サイドウォール7、N拡散層8、高融点シリサイド層9からなる素子が形成されている。そしてこの上に、層間酸化膜10が形成され、層間を接続するためのコンタクトホール11にアルミ電極14が形成されている。また、分離領域4(分離酸化膜)には、コンタクトホール11開孔時の削れ部12が生じており、リーク電流を防止するためのリーク防止用拡散層13が形成されている。
図19は、この従来の半導体装置の製造方法を工程に沿って示す断面図である。
従来の製造方法では、まず図19(a)に示すように、基板1上に酸化膜19及び窒化膜20をデポし、酸化膜19、窒化膜20及び基板1を選択的にエッチングする。その後エッチングされた部分に酸化膜を埋め込み、さらにウェーハ全面をCMP法により研磨し、分離酸化膜4を形成する。その後、窒化膜20及び酸化膜19を除去する。
次に、図19(b)に示すように、イオン注入法により、基板1にN型不純物、P型不純物を注入し、Nウェル3及びPウェル2を形成する。
次に、図19(c)に示すように、ウェーハ全面を酸化し、ゲート酸化膜5を形成し、その後CVD法により、ポリシリコンをデポし、選択的にエッチングして、ゲート電極6を形成する。
その後、酸化膜を全面的にデポし、エッチバックを行ない、ゲート電極6の側面にサイドウォール7を形成し、N型不純物を注入し、N拡散層(不純物領域)(N拡散層)8を形成する。その後ウェーハ全面に高融点金属をスパッタし、ランプアニールを加え選択的に高融点シリサイド層9を形成する。
次に、図19(d)に示すように、層間酸化膜10をCVD方法によりデポし、続いてコンタクトホール11を選択的にエッチングする。この際、エッチング量としては層間酸化膜10の膜厚ばらつき及びエッチングレートの変動を考慮し層間酸化膜厚に対し、20%以上のオーバーエッチングを必要とする。
その後コンタクト底部にイオン注入法によりN型不純物を注入し、リーク防止用拡散層13を形成する。
次に、バリアメタル層の材料及びAlをスパッタし、選択的にエッチングを行ない、バリアメタル層28及びアルミ電極14を形成する。(図18を参照)
特開平08−227938号公報
図20は、このような従来の半導体装置の動作について説明するための断面構造図である。
図20(a)に示すように、従来の半導体装置のコンタクト構造では、分離酸化膜4の削れ部12の深さDがN拡散層8の拡散深さXjより深くなるために、本来流れる電流経路Aの他に電流経路Bにも多大の電流が流れてしまうということを防止するために、図20(b)のようにリーク防止用拡散層13を形成していた。
しかし、リーク防止用拡散層13を形成するには、写真製版工程及びイオン注入工程が必要となり、工程を増加させてしまうという問題があった。さらに図20(b)に示すようにリーク防止用拡散層13を形成することにより、N拡散層8とPウェル2間の接合容量増大をまねき、回路スピードの低下をまねく。
本発明は、前記のような問題点を解決するためになされたものであり、従来のようなリーク防止用拡散層を形成する必要をなくし、それによって工程数を削減することができ、また、不純物領域(N拡散層)と半導体基板(Pウェル)との間の容量を低減した半導体装置とその製造方法を提供することを目的とするものである。
この発明の請求項1の半導体装置は、シリコン半導体基板と、このシリコン半導体基板の表面に形成された不純物領域を有する複数の活性領域と、上記シリコン半導体基板に形成され少なくともその上層部分が上記不純物領域の端面に接するシリコン窒化膜で形成され上記複数の活性領域を電気的に分離する分離領域と、上記シリコン半導体基板の表面に形成された層間絶縁膜とを備え、上記層間絶縁膜を貫いて上記不純物領域に達するコンタクトホールが形成されたことを特徴とするものである。
この発明の請求項2の半導体装置は、請求項1において、上記分離領域が、シリコン酸化膜と、このシリコン酸化膜の上に形成されたシリコン窒化膜の2層構造からなることを特徴とするものである。
この発明の請求項3の半導体装置は、シリコン半導体基板と、このシリコン半導体基板の表面に形成された不純物領域を有する複数の活性領域と、上記シリコン半導体基板に形成され少なくとも上記活性領域に接する面がシリコン窒化膜で形成され上記複数の活性領域を電気的に分離する分離領域と、上記シリコン半導体基板の表面に形成された層間絶縁膜とを備え、上記層間絶縁膜を貫いて上記不純物領域に達するコンタクトホールが形成されたことを特徴とするものである。
この発明の請求項4の半導体装置は、請求項3において、上記分離領域は、上記シリコン半導体基板に接する面をシリコン窒化膜で形成され、このシリコン窒化膜の内側をシリコン酸化膜で形成されたことを特徴とするものである。
この発明の請求項5の半導体装置は、シリコン半導体基板と、このシリコン半導体基板の表面に形成された不純物領域を有し素子が形成された複数の活性領域と、上記シリコン半導体基板に形成され上記複数の活性領域を電気的に分離する分離領域と、上記素子が形成されたシリコン半導体基板の表面の全面に形成されたシリコン酸化膜と、このシリコン酸化膜の上に形成されたポリシリコン膜と、このポリシリコン膜の上に形成された層間絶縁膜とを備え、この層間絶縁膜と上記ポリシリコン膜と上記シリコン酸化膜とを貫いて上記不純物領域に達するコンタクトホールが形成され、このコンタクトホールの側壁にシリコン酸化膜が形成されたことを特徴とするものである。
この発明の請求項6の半導体装置は、シリコン半導体基板と、このシリコン半導体基板の表面に形成された不純物領域を有し素子が形成された複数の活性領域と、上記複数の活性領域を電気的に分離する分離領域と、上記素子が形成されたシリコン半導体基板の表面の全面に形成されたシリコン窒化膜と、このシリコン窒化膜の上に形成された層間絶縁膜とを備え、上記層間絶縁膜とシリコン窒化膜とを貫いて上記不純物領域に達するコンタクトホールが形成されたことを特徴とするものである。
この発明の請求項7の半導体装置は、シリコン半導体基板と、このシリコン半導体基板の表面に形成された不純物領域を有し素子が形成された複数の活性領域と、上記複数の活性領域を電気的に分離する分離領域と、上記素子が形成されたシリコン半導体基板の表面の全面に形成されたシリコン酸化膜と、このシリコン酸化膜の上に形成されたシリコン窒化膜と、このシリコン窒化膜の上に形成された層間絶縁膜とを備え、上記層間絶縁膜と上記シリコン窒化膜と上記シリコン酸化膜を貫いて上記不純物領域に達するコンタクトホールが形成されたことを特徴とするものである。
この発明の請求項8の半導体装置は、請求項7において、上記シリコン酸化膜が低温デポジションによるシリコン酸化膜であることを特徴とするものである。
この発明の請求項9の半導体装置は、請求項8において、上記低温デポジションによるシリコン酸化膜がUSG膜であることを特徴とするものである。
この発明の請求項10の半導体装置は、請求項5〜9において、上記活性領域と上記分離領域の境界において上記活性領域が上記分離領域中に突出した突出部を有し、上記不純物領域が上記突出部を含んで形成され、上記コンタクトホールが上記突出部の不純物領域と上記突出部に接する分離領域とに達するように形成されたことを特徴とするものである。
この発明の請求項11の半導体装置は、請求項10において、上記コンタクトホールが上記突出部の不純物領域と、上記突出部の先端に接する分離領域と、上記突出部のそれぞれ両側に接する分離領域とに達するように形成されたことを特徴とするものである。
この発明の請求項12の半導体装置は、請求項10において、上記コンタクトホールが上記突出部の先端を除く上記突出部の不純物領域と、上記突出部のそれぞれ両側に接する分離領域とに達するように形成されたことを特徴とするものである。
この発明の請求項13の半導体装置は、請求項1〜12において、上記コンタクトホールが上記不純物領域と上記分離領域との境界にまたがって形成されたことを特徴とするものである。
この発明の請求項14の半導体装置は、請求項1、2、5〜12において、上記コンタクトホールが上記不純物領域と上記分離領域との境界にまたがって形成され、上記コンタクトホールの上記分離領域での削れ深さが上記不純物領域の深さより浅く形成されたことを特徴とするものである。
この発明の請求項15の半導体装置は、請求項1〜14において、上記シリコン半導体基板の不純物領域の表面に接して形成された高融点シリサイド層を備えたことを特徴とするものである。
この発明の請求項16の半導体装置は、請求項1〜15において、上記コンタクトホールの内面に形成されたバリアメタル層を備えたことを特徴とするものである。
この発明の請求項17にかかる半導体装置の製造方法は、シリコン半導体基板の表面において複数の活性領域を電気的に分離するための分離領域を形成する部分をエッチングにより選択的に所定深さ除去する工程と、上記半導体基板の上記エッチングにより除去された部分にシリコン窒化膜を埋め込む工程と、上記シリコン窒化膜が埋め込まれた半導体基板表面をCMP法により研磨しシリコン窒化膜による分離領域を形成する工程とを含むことを特徴とするものである。
この発明の請求項18にかかる半導体装置の製造方法は、シリコン半導体基板の表面にシリコン窒化膜を堆積する工程と、上記シリコン半導体基板の表面において活性領域を形成するための部分から上記シリコン窒化膜を選択的に除去する工程と、上記シリコン半導体基板の上記シリコン窒化膜が除去された部分にシリコン層を成長させる工程と、上記シリコン層を成長させた上記シリコン半導体基板の表面をCMP法により研磨し上記シリコン層による活性領域を形成する工程とを含むことを特徴とするものである。
この発明の請求項19にかかる半導体装置の製造方法は、シリコン半導体基板の表面にシリコン酸化膜を形成する工程と、このシリコン酸化膜の上にシリコン窒化膜を堆積する工程と、上記シリコン半導体基板の表面において活性領域を形成するための部分から上記シリコン窒化膜及び上記シリコン酸化膜を選択的に除去する工程と、上記シリコン半導体基板の上記シリコン窒化膜及び上記シリコン酸化膜が除去された部分にシリコン層を成長させる工程と、上記シリコン層を成長させた上記シリコン半導体基板の表面をCMP法により研磨し上記シリコン層による活性領域を形成する工程とを含むことを特徴とするものである。
この発明の請求項20にかかる半導体装置の製造方法は、シリコン半導体基板の表面において複数の活性領域を電気的に分離するための分離領域を形成する部分をエッチングにより選択的に所定深さ除去する工程と、上記シリコン半導体基板の上記エッチングにより除去された部分の表面を窒化し窒化シリコン膜を形成する工程と、上記窒化シリコン膜の上にシリコン酸化膜を埋め込む工程と、上記シリコン酸化膜を埋め込んだ上記半導体基板表面をCMP法により研磨し上記窒化シリコン膜と上記シリコン酸化膜とにより分離領域を形成する工程とを含むことを特徴とするものである。
この発明の請求項21にかかる半導体装置の製造方法は、表面に不純物領域を有し素子が形成された複数の活性領域とこれら複数の活性領域を電気的に分離する分離領域とを有するシリコン半導体基板の表面の全面にシリコン酸化膜を形成する工程と、このシリコン酸化膜の上にポリシリコン膜を形成する工程と、このポリシリコン膜の上に層間絶縁膜を形成する工程と、この層間絶縁膜の上に所定の開孔を有するレジストパターンを形成し上記層間絶縁膜を上記ポリシリコン膜に対するエッチング選択比の高い条件でエッチングして開孔を形成する工程と、この開孔から上記ポリシリコン膜と上記シリコン酸化膜とをエッチングし上記不純物領域に達するコンタクトホールを形成する工程と、コンタクトホール内部にサイドウォールを形成する工程とを含むことを特徴とするものである。
この発明の請求項22にかかる半導体装置の製造方法は、表面に不純物領域を有し素子が形成された複数の活性領域とこれら複数の活性領域を電気的に分離する分離領域とを有するシリコン半導体基板の表面の全面にシリコン窒化膜を形成する工程と、このシリコン窒化膜の上に層間絶縁膜を形成する工程と、この層間絶縁膜の上に所定の開孔を有するレジストパターンを形成し上記層間絶縁膜を上記シリコン窒化膜に対するエッチング選択比の高い条件でエッチングして開孔を形成する工程と、この開孔からシリコン窒化膜に対してエッチングレートの高い条件で上記シリコン窒化膜をエッチングし上記不純物領域に達するコンタクトホールを形成する工程とを含むことを特徴とするものである。
この発明の請求項23かる半導体装置の製造方法は、表面に不純物領域を有し素子が形成された複数の活性領域とこれら複数の活性領域を電気的に分離する分離領域とを有するシリコン半導体基板の表面の全面にシリコン酸化膜を形成する工程と、このシリコン酸化膜の上にシリコン窒化膜を形成する工程と、このシリコン窒化膜の上に層間絶縁膜を形成する工程と、この層間絶縁膜の上に所定の開孔を有するレジストパターンを形成し上記層間絶縁膜を上記シリコン窒化膜に対するエッチング選択比の高い条件でエッチングして開孔を形成する工程と、この開孔から上記シリコン窒化膜と上記シリコン酸化膜とをエッチングし上記不純物領域に達するコンタクトホールを形成する工程とを含むことを特徴とするものである。
この発明の請求項24にかかる半導体装置の製造方法は、請求項23において、上記シリコン酸化膜を低温デポジションにより形成することを特徴とするものである。
この発明の請求項25にかかる半導体装置の製造方法は、請求項17〜19、21〜24において、上記コンタクトホールを上記不純物領域と上記分離領域との境界にまたがって形成し、かつ上記コンタクトホールの上記分離領域での削れ深さを上記不純物領域の深さより浅く形成することを特徴とするものである。
この発明の請求項26にかかる半導体装置の製造方法は、請求項20において、上記コンタクトホールを上記不純物領域と上記分離領域との境界にまたがって形成することを特徴とするものである。
以上説明したように、この発明によれば、半導体装置において層間コンタクトのためのコンタクトホールが分離領域に乗り上げても、分離領域での削れ量が小さく、あるいは、コンタクトホールが活性領域中の不純物領域と遮断されているので、コンタクトと不純物領域とが接することがなく、したがってコンタクトから不純物領域にリーク電流が流れることがない。
また、従来のようなリーク防止拡散層を必要としないため、半導体基板もしくはウェルと不純物領域との間の容量低減を図ることができる。
また、従来のようなリーク防止拡散層を形成する必要がないので、半導体装置の製造工程を削減できる効果がある。
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態について説明する。なお、図中、同一または相当部分には同一の符号を付してその説明を簡略化もしくは省略する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による半導体装置の構造を示す断面図である。
図1において、1はP導電型(以下P型と称す)のシリコン単結晶よりなる半導体基板、2は半導体基板1に形成された活性領域としてのPウェル(P well)である。3は半導体基板1に形成されたNウェル(N well)、15は複数のPウェル2の間を分離する分離領域としてのシリコン窒化膜である。
また、5はゲート酸化膜(シリコン酸化膜)、6はゲート電極、7はサイドウォール(シリコン酸化膜)、8は不純物領域としてのN拡散層、9は高融点シリサイド層、10は層間絶縁膜としての層間酸化膜、11はコンタクトホール、12はコンタクトホール開孔時の分離領域15の削れ部、14はコンタクトとしてのアルミ電極である。
このように、この実施の形態では、分離領域が、従来はシリコン酸化膜で形成されていたところを、分離窒化膜15で形成したことに特徴がある。
なお、一例として、この実施の形態の半導体装置のディメンジョンを挙げれば、コンタクトホール11の径は、0.2〜0.3μm程度であり、小型化・高密度化の要請に応じてこれがさらに小さくなる方向にある。N拡散層8の幅も縮小することが要請され、このためコンタクトホール11がN拡散層8の領域を超えて、分離窒化膜15に乗り上げるようになる。
以上説明したこの実施の形態の半導体装置の構造を要約すると次のとおりである。
すなわち、この半導体装置では、シリコンなどの半導体基板1の表面にN拡散層(不純物領域)8を有する複数のPウェル(活性領域)2と、これら複数のPウェル2を電気的に分離する分離領域としての分離窒化膜15が形成されている。そして、この分離領域は、少なくともその上層部分が層間絶縁膜(シリコン酸化膜)に比べエッチング選択比が低い材料、あるいは言い換えれば層間絶縁膜に対しエッチングレートが所定割合より小さい材料で形成され、N拡散層8の端面に接するように形成され、かつ好ましくはN拡散層8の深さより深く形成されている。この材料として好適なものとしては、シリコン窒化膜が用いられる。
さらに、シリコン半導体基板1の表面には層間酸化膜10が形成され、この層間酸化膜10を貫いてN拡散層8に達するコンタクトホール11が形成されている。
そして、典型的には、コンタクトホール11は、N拡散層8とシリコン窒化膜(分離領域)15との境界にまたがって形成され、コンタクトホール11のシリコン窒化膜(分離領域)15での削れ深さDがN拡散層(不純物領域)8の深さXjより浅く形成されている。
なお、必要に応じて、半導体基板1のN拡散層8の表面に接して高融点シリサイド層9が形成されている。さらに、コンタクトホール11の内面には、バリアメタル層28が形成されている。
以上説明したように、この実施の形態の半導体装置では、コンタクトホール11がシリコン窒化膜(分離領域)15に乗り上げても、分離窒化膜15での削れ量が小さく、N拡散層8より深くないので、アルミ電極14からPウェル2にリーク電流が流れることがない。
また、従来例のようなリーク防止拡散層を形成する必要がないので、工程を削減できるうえに、N拡散層8とPウェル2との間の容量が増加することもない。
実施の形態2.
図2は、この発明の実施の形態2による半導体装置の製造方法を工程に沿って示す断面図である。この実施の形態は、実施の形態1で説明した半導体装置の製造方法として適するものである。
次に、図を参照して、製造方法について説明する。
まず図2(a)に示すように、半導体基板1(シリコン基板)上に全面に酸化膜19(シリコン酸化膜)及び窒化膜20(シリコン窒化膜)をデポし、レジストパターン(図示せず)を介して、分離領域を形成すべき部分の酸化膜19、窒化膜20及び半導体基板1を選択的にエッチングし除去する。
その後、半導体基板1のエッチング除去された部分にシリコン窒化膜を埋め込み、さらにウェーハ全面をCMP法により研磨し、分離窒化膜15を形成する。その後、窒化膜20及び酸化膜19を除去する。
その後イオン注入法により、N型不純物、P型不純物を注入し、Pウェル2及びNウェル3を形成する。
次に、図2(b)に示すように、ウェーハ全面を酸化し、ゲート酸化膜5を形成し、その後CVD法により、ポリシリコンをデポし、選択的にエッチングして、ゲート電極6を形成する。
その後、シリコン酸化膜を全面的にデポし、エッチバックを行ない、ゲート電極6の側面にサイドウォール7を形成し、N型不純物を注入し、N拡散層8を形成する。その後、ウェーハ全面に高融点金属をスパッタし、ランプアニールを加え選択的に高融点シリサイド層9を形成する。
次に、図2(c)に示すように、層間酸化膜10をCVD法によりデポする。その後、レジストパターンを介して(図示せず)、層間酸化膜10を分離窒化膜15に対するエッチング選択比の高い条件で選択的にエッチングし、コンタクトホール11を形成する。この際、エッチング量としては層間酸化膜10の膜厚ばらつき及びエッチングレートの変動を考慮し層間酸化膜10の膜厚に対し、所定のオーバーエッチングを必要とする。
図2(d)は、コンタクトホール11の底部の拡大図であり、分離窒化膜15の削れ部12の深さDがN拡散層8の拡散深さXjより浅い位置でストップするように、エッチングを制御する。あるいは、予めN拡散層8の拡散深さXjを分離窒化膜15の削れ部12の深さDより深くなるように形成しておく。
なお、このようなシリコン窒化膜をストッパー膜として、シリコン酸化膜のエッチングする場合の条件の一例を挙げれば、例えばECR型プラズマ発生方式の
装置により、C/Oガスを用いて、0.133Pa(1mTorr)程
度の圧力で行う。
次に、バリアメタル層の材料及びAlをスパッタし、その後、選択的にエッチングを行ない、コンタクトホール11の内面にバリアメタル層28を形成し、この内側にアルミ電極14を形成する。(図1参照)
このように、この実施の形態では、従来例の図19(d)で説明したような、リーク防止拡散層13は形成しない。又、コンタクトホール11のエッチングの際のエッチングの条件としては酸化膜と窒化膜の選択比の高いガスを利用する。
この実施の形態の半導体装置の製造方法を要約すると次のとおりである。
まず、半導体基板1の表面において複数のPウェル(活性領域)2を電気的に分離するための分離領域を形成する部分をエッチングにより選択的に所定深さ除去する。次に、半導体基板1の上記エッチングにより除去された部分にシリコン窒化膜を埋め込む。次に、シリコン窒化膜が埋め込まれた半導体基板1の表面をCMP法により研磨し分離窒化膜15による分離領域を形成する。
その後は通常の工程によりPウェルに所望の素子を形成し、その上に層間酸化膜10を形成し、この層間酸化膜を貫いて層間のコンタクトホール11を形成し、層間コンタクトをとる。
この際、この実施の形態では、コンタクトホール11をN拡散層(不純物領域)2と分離窒化膜(分離領域)15との境界にまたがって形成し、かつコンタクトホール11の分離窒化膜15での削れ深さDをN拡散層8の深さXjより浅く形成する。
以上説明したように、この実施の形態によれば、活性領域を分離する分離領域として分離窒化膜15を使用しているので、コンタクトホール11底部における過度のオーバーエッチングを防止できる。
したがって、本実施の形態によれば、コンタクトホール11内の分離窒化膜(分離領域)15の削れ深さDをN拡散層(不純物領域)8の深さXjより小さくすることができるので、アルミ電極14からPウェル2にリーク電流が流れることがない。
さらに、従来例のようなリーク防止拡散層を形成する工程を削減できる。
又、従来例のようなリーク防止拡散層がないため、Pウェル2とN拡散層8との間の容量低減を図ることができる。
実施の形態3.
図3は、この発明の実施の形態3による半導体装置の製造方法を工程に沿って示す断面図である。この実施の形態は、実施の形態1で説明した半導体装置の製造方法として適するものである。
次に、図を参照して、製造方法について説明する。
まず、図3(a)に示すように、まず、半導体基板1上の全面にシリコン窒化膜をデポし、その後、活性領域を形成すべき部分の窒化膜を選択的にエッチングして除去し、残留した窒化膜により分離窒化膜15を形成する。
次に図3(b)に示すように、半導体基板1の表面の窒化膜が除去されて露出した部分にSiHCl+HCl系のガスを使用し、選択CVD法により、Siエピタキシャル成長によるシリコン層27を形成する。その後、ウェーハ全面をCMP法により研磨する。
その後、図3(c)に示すように、イオン注入法により、N型不純物、P型不純物を注入し、Pウェル2及びNウェル3を形成する。その後の工程は、実施の形態1の図2(b)で説明した工程と同様の工程を行う。
次に、図3(d)に示すように、図2(c)で説明した工程と同様の工程を行う。
このように、この実施の形態では、従来例の図19(d)で説明したような、リーク防止拡散層13は形成しない。又、コンタクトホール11のエッチングの際のエッチングの条件としては酸化膜と窒化膜の選択比の高いガスを利用する。
以上説明したこの実施の形態の半導体装置の製造方法を要約すると次のとおりである。
この実施の形態では、まずシリコンなどの半導体基板1の表面にシリコン窒化膜を堆積する。そして、半導体基板1の表面において活性領域を形成するための部分から上記シリコン窒化膜を選択的に除去する。次に、半導体基板1の上記シリコン窒化膜が除去された部分にシリコン層27を成長させたうえ、この半導体基板1の表面をCMP法により研磨し、活性領域となるシリコン層27を形成する。
その後は通常の工程によりシリコン層27にPウェル2を形成し、所望の素子を形成して、その上に層間酸化膜10を形成し、この層間酸化膜10を貫いて層間のコンタクトホール11を形成し、層間コンタクトをとる。
この際、この実施の形態では、コンタクトホール11をN拡散層(不純物領域)2と分離窒化膜(分離領域)15との境界にまたがって形成し、かつコンタクトホール11の分離窒化膜15での削れ深さDをN拡散層(不純物領域)8の深さXjより浅く形成する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、コンタクトホール11内の分離窒化膜(分離領域)15の削れ深さDをN拡散層(不純物領域)8の深さXjより小さくすることができるので、アルミ電極14からPウェル2にリーク電流が流れることがない。
さらに、従来例のようなリーク防止拡散層13を形成する工程を削減できる。
又、従来例のようなリーク防止拡散層がないため、Pウェル2とN拡散層8との間の容量低減を図ることができる。
実施の形態4.
図4は、この発明の実施の形態4による半導体装置の構造を示す断面図である。
図4において、18は複数のPウェル(活性領域)2の間を分離するための分離領域であり、分離酸化膜17と分離窒化膜16の多層構造に形成されていることが、この実施の形態の特徴である。その他の部分は、実施の形態1と同様であるから、説明を省略する。
以上説明したこの実施の形態の半導体装置の構造を要約すると次のとおりである。
この実施の形態の分離領域18は、少なくともその上層部分がシリコンに比べエッチングレートが所定割合より小さい材料で形成され、N拡散層(不純物領域)8の端面に接するように形成され、かつ好ましくはN拡散層8の深さより深く形成されている。この材料の好適なものとしては、シリコン窒化膜が用いられる。そして、この実施の形態では、下層のシリコン酸化膜17と、このシリコン酸化膜17の上に形成されたシリコン窒化膜16の2層構造によってこの構造が実現されている。
以上説明したように、この実施の形態の半導体装置では、コンタクトホール11が分離領域18に乗り上げても、分離領域18での削れ深さDが小さく、N拡散層(不純物領域)8より深くないので、アルミ電極14からPウェル2にリーク電流が流れることがない。
また、従来例のようなリーク防止拡散層を形成する必要がないので、工程を削減できるうえに、N拡散層8とPウェル2との間の容量が増加することもない。
さらに、このような構造にすることにより、実施の形態1では起こりうる、分離窒化膜15のストレスによる半導体基板1とN拡散層8との間に流れるストレスリーク電流の発生を緩和できる。さらに誘電率が小さい酸化膜17をはさみこむことにより同一分離膜厚にした場合、半導体基板1とアルミ電極14間の容量低減を行なうことができる。
実施の形態5.
図5は、この発明の実施の形態5による半導体装置の製造方法を工程に沿って示す断面図である。この実施の形態は、実施の形態4で説明した半導体装置の製造方法として適するものである。
次に、図を参照して、製造方法について説明する。
まず、図5(a)に示すように、半導体基板1(シリコン基板)上の全面にCVD法、または熱酸化により酸化膜17(シリコン酸化膜)を形成する。
次に、この酸化膜17の上に、CVD法により窒化膜16(シリコン窒化膜)をデポする。その後、半導体基板1上の活性領域を形成すべき部分から窒化膜16及び酸化膜17を選択的にエッチングし、残留した部分の窒化膜16及び酸化膜17により分離領域18(分離多層膜)を形成する。
次に、図5(b)に示すように、半導体基板1のエッチング除去されて表面の露出した部分にSiHCl+HCl系のガスを使用したCVD法により、Siエピタキシャル成長によるシリコン層27を形成する。その後、ウェーハ全面をCMP法により研磨する。
その後、図5(c)に示すように、イオン注入法により、N型不純物、P型不純物を注入し、Pウェル2及びNウェル3を形成する。その後の工程は、実施の形態1の図2(b)で説明した工程と同様の工程を行う。
次に、図5(d)に示すように、図2(c)で説明した工程と同様の工程を行う。
このように、この実施の形態では、従来例の図19(d)で説明したような、リーク防止拡散層13は形成しない。又、コンタクトホール11のエッチングの際のエッチングの条件としては酸化膜と窒化膜の選択比の高いガスを利用する。
以上説明したこの実施の形態の半導体装置の製造方法を要約すると次のとおりである。
この実施の形態では、まず半導体基板1の表面にシリコン酸化膜17を形成する。次に、このシリコン酸化膜17の上にシリコン窒化膜16を堆積する。次に、半導体基板1の表面において活性領域を形成するための部分からシリコン窒化膜16及びシリコン酸化膜17を選択的に除去し、この除去された部分にシリコン層27を成長させる。その後、シリコン層27を成長させた半導体基板1の表面をCMP法により研磨し、活性領域となるシリコン層27を形成する。
その後は通常の工程によりシリコン層27にPウェル2を形成し、所望の素子を形成して、その上に層間酸化膜10を形成し、この層間酸化膜10を貫いて層間のコンタクトホール11を形成し、層間コンタクトをとる。
この際、この実施の形態では、コンタクトホール11をN拡散層(不純物領域)8と分離領域18との境界にまたがって形成し、かつコンタクトホール11の分離領域18での削れ深さDをN拡散層(不純物領域)8の深さXjより浅く形成する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、コンタクトホール11内の分離領域18の削れ深さDをN拡散層(不純物領域)8の深さXjより小さくすることができるので、アルミ電極14からPウェル2にリーク電流が流れることがない。
さらに、従来例のようなリーク防止拡散層13を形成する工程を削減できる。
又、従来例のようなリーク防止拡散層がないため、Pウェル2とN拡散層8との間の容量低減を図ることができる。
実施の形態6.
図6は、この発明の実施の形態6による半導体装置の構造を示す断面図である。
図6において、29は複数のPウェル(活性領域)2の間を分離するための分離領域であり、分離酸化膜4とこの分離酸化膜4と半導体基板1との間に形成された窒化シリコン膜21から構成されており、この点がこの実施の形態の特徴である。その他の部分は、実施の形態1と同様であるから、説明を省略する。
以上説明したこの実施の形態の半導体装置の構造を要約すると次のとおりである。
すなわち、この半導体装置では、シリコンなどの半導体基板1の表面にN拡散層(不純物領域)8を有する複数のPウェル(活性領域)2と、これら複数のPウェル2を電気的に分離する分離領域29が形成されている。そして、この分離領域29は、少なくともPウェル2に接する面がシリコンに比べエッチングレートが所定割合より小さい材料で形成されている。この材料に好適なものとしては、窒化シリコン膜が用いられる。
また、この分離領域29は、シリコン半導体基板1に接する面を窒化シリコン膜21で形成され、この窒化シリコン膜21の内側に分離酸化膜4が埋め込まれている。 そして、典型的には、コンタクトホール11は、N拡散層(不純物領域)8と分離領域101との境界にまたがって形成され、コンタクトホール11が分離領域29に乗り上げた部分での底部は、窒化シリコン膜21でストップしている。
以上説明したように、この実施の形態の半導体装置では、コンタクトホール11が分離領域29に乗り上げて、分離領域29での削れ量が大きくなっても、アルミ電極14は窒化シリコン膜21によって遮断されているので、アルミ電極14からPウェル2にリーク電流が流れることがない。
また、従来例のようなリーク防止拡散層を形成する必要がないので、工程を削減できるうえに、N拡散層(不純物領域)8とPウェル2との間の容量が増加することもない。
実施の形態7.
図7は、この発明の実施の形態7による半導体装置の製造方法を工程に沿って示す断面図である。この実施の形態は、実施の形態6で説明した半導体装置の製造方法として適するものである。
次に、図を参照して、製造方法について説明する。
まず、図7(a)に示すように、半導体基板1上に全面に酸化膜19及び窒化膜20をデポし、半導体基板1の分離領域を形成すべき部分から、酸化膜19、窒化膜20及び半導体基板1を選択的にエッチングする。
次に、図7(b) に示すように、窒素系ガスふん囲気中でアニールを行ない、半導体基板1のエッチングにより表面に露出したシリコン部分を窒化し、窒化シリコン膜21を形成する。
その後、図7(c) に示すように、窒化シリコン膜21が形成された半導体基板1の凹部にシリコン酸化膜をデポし、CMP法によりこの酸化膜を研磨し、分離酸化膜4を形成する。
その後、半導体基板1の表面の窒化膜20及び酸化膜19をエッチング除去する。
次に、図7(d)に示すように、イオン注入法により、N型不純物、P型不純物を注入し、Pウェル2及びNウェル3を形成する。その後の工程は、実施の形態1の図2(b)で説明した工程と同様の工程を行う。
さらに、図2(c)で説明した工程と同様の工程を行う。
このように、この実施の形態では、従来例の図19(d)で説明したような、リーク防止拡散層13は形成しない。又、コンタクトホール11のエッチングの際のエッチングの条件としては酸化膜と窒化膜の選択比の高いガスを利用する。
以上説明したこの実施の形態の半導体装置の製造方法を要約すると次のとおりである。
この実施の形態では、まず半導体基板1の表面において複数の活性領域を電気的に分離するための分離領域を形成する部分をエッチングにより選択的に所定深さ除去する。次に、半導体基板1の上記エッチングにより除去された凹部の内表面を窒化し窒化シリコン膜21を形成する。次に、この窒化シリコン膜21の上にシリコン酸化膜を埋め込む。このシリコン酸化膜を埋め込んだ半導体基板1表面をCMP法により研磨し窒化シリコン膜21と分離酸化膜4とにより分離領域29を形成する。
その後は通常の工程によりPウェル(活性領域)2を形成し、所望の素子を形成して、その上に層間酸化膜10を形成し、この層間酸化膜10を貫いて層間のコンタクトホール11を形成し、層間コンタクトをとる。
この際、この実施の形態では、コンタクトホール11をN拡散層(不純物領域)2と分離領域29との境界にまたがって形成する。
以上説明したように、この実施の形態では、コンタクトホール11が分離領域29に乗り上げて、分離領域29での削れ量が大きくなっても、アルミ電極14は窒化シリコン膜21によって遮断されているので、アルミ電極14からPウェル2にリーク電流が流れることがない。
また、従来例のようなリーク防止拡散層を形成する必要がないので、工程を削減できるうえに、N拡散層(不純物領域)8とPウェル2との間の容量が増加することもない。
さらに、このような構造にすることによりストッパー膜となる窒化シリコン膜21を容易に形成することができる。
実施の形態8.
図8は、この発明の実施の形態8による半導体装置の構造を示す断面図である。図8において、4はシリコン酸化膜による分離酸化膜、23はウェーハの上の全面に、具体的には、高融点シリサイド層9の上に形成されたシリコン酸化膜、22はさらにその上に形成されたポリシリコン膜、24はコンタクトホール11の側壁に形成されたサイドウォール(シリコン酸化膜)である。その他の部分は、実施の形態1と同様であるから、説明を省略する。
このように、この実施の形態では、層間酸化膜(層間絶縁膜)10の直下にエッチングストッパー層となるポリシリコン層22を形成し、その下に高融点シリサイド層9に接するシリコン酸化膜23を形成している。又、コンタクトホール11内に絶縁膜で形成したコンタクト内サイドウォール24を形成し、ポリシリコン層22によってコンタクト相互間がショートするのを防止している。
以上に説明したこの実施の形態の半導体装置の構造を要約すると次のとおりである。
すなわち、この半導体装置では、シリコンなどの半導体基板1の表面にN拡散層(不純物領域)8を有する複数のPウェル(活性領域)2と、これら複数のPウェル2を電気的に分離する分離酸化膜4が形成されている。
そして、素子が形成されたシリコン半導体基板1の表面の全面にシリコン酸化膜23が形成され、このシリコン酸化膜23の上にポリシリコン膜22が形成され、さらにこのポリシリコン膜22の上に層間酸化膜10が形成されている。
そして、この層間酸化膜10とポリシリコン膜22とシリコン酸化膜23とを貫いてN拡散層8に達するコンタクトホール11が形成され、このコンタクトホール11の側壁にサイドウォール(シリコン酸化膜)24が形成されている。
そして、典型的には、コンタクトホール11は、N拡散層8と分離酸化膜4との境界にまたがって形成され、コンタクトホール11の分離酸化膜4での削れ深さDがN拡散層8の深さXjより浅く形成されている。
なお、必要に応じて、シリコン半導体基板1のN拡散層8の表面に接して高融点シリサイド層9が形成されている。さらに、コンタクトホール11の内面には、バリアメタル層28が形成されている。
以上説明したように、この実施の形態の半導体装置では、コンタクトホール11が分離酸化膜4に乗り上げても、分離酸化膜4での削れ量が小さく、N拡散層8より深くないので、アルミ電極14からPウェル2にリーク電流が流れることがない。
また、従来例のようなリーク防止拡散層を形成する必要がないので、工程を削減できるうえに、N拡散層8とPウェル2との間の容量が増加することもない。
実施の形態9.
図9は、この発明の実施の形態9による半導体装置の製造方法を工程に沿って示す断面図である。この実施の形態は、実施の形態8で説明した半導体装置の製造方法として適するものである。
次に、図を参照して、製造方法について説明する。
まず、図9(a)に示すように、半導体基板1上に分離酸化膜4、Pウェル2、Nウェル3、ゲート電極6、サイドウォール7、N拡散層8、及び高融点シリサイド層9を形成する。この工程は、従来の工程と同様である。
次に、図9(b) に示すように、素子が形成されたウェーハの上に全面に、具体的には高融点シリサイド層9の上に、酸化膜23をCVD法によりデポする。その後、この酸化膜23の上にポリシリコン膜22を形成し、さらにその上に層間酸化膜10をCVD法によりデポする。
次に、図9(c) に示すように、酸化膜とポリシリコンのエッチング選択比の高いエッチング条件にて、所定の位置に開孔を有するレジストパターンを介して(図示せず)、選択的に層間酸化膜10をエッチングして開孔を形成し、ポリシリコン22内でエッチングをストップする。
その後、この開孔から塩素系のガスにてポリシリコン膜22をエッチング、さらにF系ガスを用いたエッチングにて薄い酸化膜23をエッチングする。
その後、ウェーハ全面に薄い酸化膜をデポし、F系ガスを用いたエッチングによりエッチバックを行ない、コンタクトホール11内にサイドウォール24を形成する。
次にバリアメタル層の材料及びAlをスパッタし、その後選択的にエッチングを行ない、コンタクトホール11の内面にバリアメタル層28を形成し、その内側にアルミ電極14を形成する。(図8参照)
このように、この実施の形態では、従来例の図19(d)で説明したような、リーク防止拡散層13は形成しない。
以上説明したこの実施の形態の半導体装置の製造方法を要約すると次のとおりである。
この実施の形態では、まず、半導体基板1の表面に、N拡散層(不純物領域)8を有し素子が形成された複数のPウェル(活性領域)2とこれら複数のPウェル2を電気的に分離する分離酸化膜4とを形成する。次に、このウェーハの表面の全面にシリコン酸化膜23を形成し、さらにこのシリコン酸化膜23の上にポリシリコン膜22を形成する。
その後、このポリシリコン膜22の上に層間酸化膜10を形成し、この層間酸化膜10の上に所定の開孔を有するレジストパターンを形成し(図示せず)、層間酸化膜10をポリシリコン膜22に対するエッチング選択比の高い条件でエッチングして開孔を形成する。
続いて、この開孔からポリシリコン膜22とシリコン酸化膜23とをエッチングしN拡散層8に達するコンタクトホール11を形成する。
この際、コンタクトホール11をN拡散層8と分離酸化膜4との境界にまたがって形成し、かつコンタクトホール11の分離酸化膜4での削れ深さDをN拡散層8の深さより浅く形成する。
以上説明したように、この実施の形態によれば、ポリシリコン膜22をエッチングストッパーとして厚い層間酸化膜10のエッチングを止めた後、コンタクトホール11底部の薄いポリシリコン膜22と酸化膜23とを追加エッチングするので、コンタクトホール11底部のオーバーエッチングを制御しやすく、過度のオーバーエッチングをする必要がないので、分離酸化膜4の削れ量が小さくなるように制御することができる。
したがって、本実施の形態によれば、コンタクトホール11内の分離酸化膜4の削れ深さDをN拡散層8の深さXjより小さくすることができるので、アルミ電極14からPウェル2にリーク電流が流れることがない。
さらに、従来例のようなリーク防止拡散層13を形成する工程を削減できる。
又、従来例のようなリーク防止拡散層がないため、Pウェル2とN拡散層8との間の容量低減を図ることができる。
実施の形態10.
図10は、この発明の実施の形態10による半導体装置の構造を示す断面図である。
図10において、4はシリコン酸化膜による分離酸化膜、25はウェーハの上の全面に、具体的には、高融点シリサイド層9の上に形成された窒化膜(シリコン窒化膜)である。その他の部分は、実施の形態1と同様であるから、説明を省略する。
実施の形態8では、エッチングストッパー膜としてウェーハ全面にポリシリコン層22と酸化膜23をデポし使用したが、本実施の形態では、窒化膜25を使用している。
以上説明したこの実施の形態の半導体装置の構造を要約すると次のとおりである。
すなわち、この実施の形態の半導体装置では、シリコンなどの半導体基板1の表面にN拡散層(不純物領域)8を有する複数のPウェル(活性領域)2と、これら複数のPウェル2を電気的に分離する分離酸化膜4が形成されている。
そして、素子が形成された半導体基板1の表面の全面に窒化膜25(シリコン窒化膜)が形成され、この窒化膜25の上に層間酸化膜10が形成されている。
そして、この層間酸化膜10を貫いてN拡散層8に達するコンタクトホール11が形成されている。
そして、典型的には、コンタクトホール11は、N拡散層8と分離酸化膜4との境界にまたがって形成され、コンタクトホール11の分離酸化膜4での削れ深さDがN拡散層8の深さXjより浅く形成されている。
以上説明したように、この実施の形態の半導体装置では、コンタクトホール11が分離酸化膜4に乗り上げても、分離酸化膜4での削れ量が小さく、N拡散層8より深くないので、アルミ電極14からPウェル2にリーク電流が流れることがない。
また、従来例のようなリーク防止拡散層を形成する必要がないので、工程を削減できるうえに、N拡散層8とPウェル2との間の容量が増加することもない。
さらに、このような構造にすることにより、実施の形態8のようなポリシリコン層22と酸化膜23との二重構造にするよりも、さらにアルミ電極14と半導体基板1との間の容量低減をはかることができる。
実施の形態11.
図11は、この発明の実施の形態11による半導体装置の製造方法を工程に沿って示す断面図である。この実施の形態は、実施の形態10で説明した半導体装置の製造方法として適するものである。
次に、図を参照して、製造方法について説明する。
まず、図11(a)に示すように、シリコンなどの半導体基板1上に分離酸化膜4、Pウェル2、Nウェル3、ゲート電極6、サイドウォール7、N拡散層8、及び高融点シリサイド層9を形成する。この工程は、従来の工程と同様である。
次に、図11(b) に示すように、ウェーハ全面に窒化膜25をCVD法によりデポする。その後、窒化膜25の上に層間酸化膜10をCVD法によりデポする。
次に、図11(c) に示すように、層間酸化膜10と窒化膜25のエッチング選択比の高いエッチング条件にて、所定の位置に開孔を有するレジストパターンを介して(図示せず)、選択的に層間酸化膜10をエッチングして開孔を形成し、窒化膜25中でエッチングをストップする。その後、この開孔からフッ素系のガスを使用し、窒化膜25のエッチングを行なう。
次に、バリアメタル層の材料及びAlをスパッタし、その後選択的にエッチングを行ない、バリアメタル層28及びアルミ電極14を形成する(図10参照)。
このように、この実施の形態では、従来例の図19(d)で説明したような、リーク防止拡散層13は形成しない。
以上説明したこの実施の形態の半導体装置の製造方法を要約すると次のとおりである。
この実施の形態では、まず、半導体基板1の表面に、N拡散層(不純物領域)8を有し素子が形成された複数のPウェル(活性領域)とこれら複数のPウェル2を電気的に分離する分離領域4とを形成する。次に、このシリコン半導体基板1の表面の全面にシリコン窒化膜25を形成する。
その後、このポリシリコン膜22の上に層間酸化膜10を形成し、この層間酸化膜10の上に所定の開孔を有するレジストパターンを形成し、層間酸化膜10をシリコン窒化膜25に対するエッチング選択比の高い条件でエッチングして開孔を形成する。続いて、この開孔からシリコン窒化膜25をエッチングしN拡散層8に達するコンタクトホール11を形成する。
この際、コンタクトホール11をN拡散層8と分離酸化膜4との境界にまたがって形成し、かつコンタクトホール11の分離酸化膜4での削れ深さDをN拡散層8の深さより浅く形成する。
以上説明したように、この実施の形態によれば、シリコン窒化膜25をエッチングストッパーとして厚い層間酸化膜10のエッチングを止めた後、コンタクトホール11底部の薄いシリコン窒化膜25を追加エッチングするので、コンタクトホール11底部のオーバーエッチングを制御しやすく、過度のオーバーエッチングをする必要がないので、分離酸化膜4の削れ量が小さくなるように制御することができる。
したがって、本実施の形態によれば、コンタクトホール11内の分離酸化膜4の削れ深さDをN拡散層8の深さXjより小さくすることができるので、アルミ電極14からPウェル2にリーク電流が流れることがない。
さらに従来例のようなリーク防止拡散層13を形成する工程を削減できる。
又、従来例のようなリーク防止拡散層がないため、Pウェル2とN拡散層8との間の容量低減を図ることができる。
実施の形態12.
図12は、この発明の実施の形態12による半導体装置の構造を示す断面図である。
図12において、4は分離領域としての分離酸化膜(シリコン酸化膜)、26はウェーハの上の全面に、具体的には、高融点シリサイド層9の上に形成されたシリコン酸化膜、25はシリコン酸化膜26の上に形成されたシリコン窒化膜である。その他の部分は、実施の形態5または6と同様であるから、説明を省略する。
実施の形態10では金属シリサイド9上に窒化膜25をデポし、エッチングストッパー膜として使用しているが、本実施の形態では図12に示すように金属シリサイド9と窒化膜25の間に薄い酸化膜26を挟んである。
また、この酸化膜26は、好ましくは、低温デポジションで形成されたものが好適であり、さらに望ましくはNSG膜が好適である。
以上説明したこの実施の形態の半導体装置の構造を要約すると次のとおりである。
すなわち、この半導体装置では、シリコンなどの半導体基板1の表面にN拡散層(不純物領域)8を有する複数のPウェル(活性領域)2と、これら複数のPウェル2を電気的に分離する分離酸化膜4が形成されている。
そして、素子が形成されたシリコン半導体基板1の表面の全面にシリコン酸化膜26が形成され、このシリコン酸化膜26の上にシリコン窒化膜25が形成され、このシリコン窒化膜25の上に層間酸化膜10が形成されている。
また、シリコン酸化膜26は、好適には低温デポジションによるシリコン酸化膜であり、さらに望ましくはNSG膜である。
そして、この層間酸化膜10とシリコン窒化膜25とシリコン酸化膜26とを貫いてN拡散層8に達するコンタクトホール11が形成されている。そして、典型的には、コンタクトホール11は、N拡散層(不純物領域)8と分離酸化膜4との境界にまたがって形成され、コンタクトホール11の分離酸化膜4での削れ深さDがN拡散層8の深さXjより浅く形成されている。
以上説明したように、この実施の形態の半導体装置では、コンタクトホール11が分離酸化膜4に乗り上げても、分離酸化膜4での削れ量が小さく、N拡散層8より深くないので、アルミ電極14からPウェル2にリーク電流が流れることがない。
また、従来例のようなリーク防止拡散層を形成する必要がないので、工程を削減できるうえに、N拡散層(不純物領域)8とPウェル2との間の容量が増加することもない。
さらに、このような構造により、シリコン窒化膜25をデポジションする時の金属シリサイド層9の酸化を防止することができ、金属シリサイド層9の抵抗上昇をまねかない。
実施の形態13.
図13は、この発明の実施の形態13による半導体装置の製造方法を工程に沿って示す断面図である。この実施の形態は、実施の形態12で説明した半導体装置の製造方法として適するものである。
次に、図を参照して、製造方法について説明する。
まず、図13(a)に示すように、P型シリコンなどの半導体基板1上に分離領域4、Pウェル2、Nウェル3、ゲート電極6、サイドウォール7、N拡散層8、及び高融点シリサイド層9を形成する。この工程は、従来の工程と同様である。
次に、図13(b) に示すように、半導体基板1の上に全面にシリコン酸化膜26を形成する。このシリコン酸化膜26は、低温デポジションで形成するのが望ましい。さらには、USG膜(Undoped Sicade Glass)あるいはNSG膜(Non Silicate Glass)で形成するのが望ましい。これは、例えば常圧CVD法により形成されたノンドープトの酸化膜である。
その後、この酸化膜26の上に窒化膜25をCVD法によりデポする。その後、層間酸化膜10をCVD法によりデポする。
次に、図13(c) に示すように、酸化膜と窒化膜のエッチング選択比の高いエッチング条件にて、所定の位置に開孔を有するレジストパターンを介して(図示せず)、選択的に層間酸化膜10をエッチングして開孔を形成し、窒化膜25中でエッチングをストップする。
その後、この開孔からフッ素系のガスを使用し、窒化膜25及び酸化膜(NSG膜)26のエッチングを行なう。なお、このような場合のシリコン窒化膜のエッチング条件として一例を挙げれば、ECR型プラズマ発生方式の装置を用いて、CHF/Oガスを用いて、0.5〜0.8Pa(4〜6mTorr)程度の圧力で行う。
次に、バリアメタル層の材料及びAlをスパッタし、その後選択的にエッチングを行ない、コンタクトホール11の内壁にバリアメタル層28を形成し、この内部にアルミ電極14を形成する。(図12参照)
図14は、この実施の形態による半導体装置の一例として、実際にコンタクトホールをエッチングし、その結果を評価した評価サンプルの構造と平面レイアウトを示す図である。図15は、このようの評価サンプルで実際にエッチングを行なった場合の、コンタクトホール内部のパターンと分離酸化膜4の掘れ量(削れ量)との関係を示す実験結果である。
図14において、コンタクトホール11が分離酸化膜4にのり上げる構造においては、コンタクト底部における分離酸化膜4が露出する面積Aと、金属シリサイド層9が露出する面積Bと、分離酸化膜4の削れ深さDとの間には図15に示すような関係があることが示された。この関係は次式のように表される。
D= 100+950×B/(A+B) [Å]
この式によれば、コンタクトホール11の底部で、金属シリサイド層9が露出する面積Bが相対的に小さいほど、あるいは分離酸化膜4が露出する面積Aが相対的に大きいほど、分離酸化膜4の削れ深さDが小さくなる。
本実施の形態ではコンタクトホール11のレイアウトによるAとBの量より削れ深さDを計算し、N拡散層深さXjを削れ深さDより深く形成する。
以上説明したこの実施の形態の半導体装置の製造方法を要約すると次のとおりである。
この実施の形態では、まず、半導体基板1の表面に、N拡散層(不純物領域)8を有し素子が形成された複数のPウェル(活性領域)とこれら複数のPウェル2を電気的に分離する分離酸化膜4とを形成する。次に、この半導体基板1の表面の全面に酸化膜23(シリコン酸化膜)を形成し、このシリコン酸化膜の上に窒化膜25(シリコン窒化膜)を形成する。
さらに、この窒化膜25の上に層間酸化膜10を形成し、この層間酸化膜10の上に所定の開孔を有するレジストパターンを形成し(図示せず)、層間酸化膜10を窒化膜25に対するエッチング選択比の高い条件でエッチングして開孔を形成する。さらに、この開孔から窒化膜25と酸化膜26とをエッチングしN拡散層8に達するコンタクトホール11を形成する。
また、好適には、酸化膜26を低温デポジションにより形成する。さらに好適には、USG膜で形成する。
また、コンタクトホール11をN拡散層8と分離酸化膜4との境界にまたがって形成し、かつコンタクトホール11の分離酸化膜4での削れ深さDをN拡散層8の深さXjより浅く形成する。
あるいは、コンタクトホール11のレイアウトから分離酸化膜4の削れ深さDを予測し、N拡散層4の深さXjを削れ深さDより深く形成する。
以上説明したように、この実施の形態によれば、窒化膜25をエッチングストッパーとして厚い層間酸化膜10のエッチングを止めた後、コンタクトホール11底部の薄い窒化膜25と酸化膜26とを追加エッチングするので、コンタクトホール11底部のオーバーエッチングを制御しやすく、過度のオーバーエッチングをする必要がないので、分離酸化膜4の削れ量が小さくなるように制御することができる。
したがって、本実施の形態によれば、コンタクトホール11内の分離酸化膜4の削れ深さDをN拡散層8の深さXjより小さくすることができるので、アルミ電極14からPウェル2にリーク電流が流れることがない。
さらに従来例のようなリーク防止拡散層13を形成する工程を削減できる。
又、従来例のようなリーク防止拡散層がないため、Pウェル2とN拡散層8との間の容量低減を図ることができる。
実施の形態14.
図16は、この発明の実施の形態14による半導体装置の構造を示す部分平面図である。
図16において、8はN拡散層(不純物領域)、4は活性領域間の分離領域としての分離酸化膜であり、この実施の形態では、N拡散層8が分離酸化膜4の中に突出する突出部8aを有している。そして、コンタクトホール11は、その中にN拡散層8の突出部8aと、その周囲の分離酸化膜4を含むように位置している。
Aはコンタクト底部における分離領域(分離酸化膜)4が露出する面積、Bはコンタクト底部における金属シリサイド層9が露出する面積を示す。
この実施の形態では、図16に示すように、符号8aの領域を分離酸化膜4の一部とし、コンタクトホール11内の3方向が分離酸化膜4の領域となるようにし、面積Aを大きくとることができるようにし、図15で示したAとBとDの関係により削れ深さDを小さくしている。
以上に説明したこの実施の形態の半導体装置の構造を要約すると次のとおりである。
すなわち、この実施の形態の半導体装置では、Pウェル(活性領域)2と分離酸化膜4との境界においてPウェル2が分離酸化膜4中に突出した突出部を有し、N拡散層8が突出部8aを含んで形成されている。そして、コンタクトホール11が突出部8aのN拡散層8と、突出部8aに接する分離酸化膜4とに達するように形成されている。
さらに、具体的には、コンタクトホール11が突出部8aのN拡散層8と、突出部8aの先端に接する分離酸化膜4と、突出部8aのそれぞれ両側に接する分離酸化膜4とに達するように形成されている。
以上のように、この実施の形態によれば、コンタクトホール11内のパターンを調整することにより、分離酸化膜4の削れ量を小さくするようにできる。あるいは、分離酸化膜4の削れ量を予測し、N拡散層8の深さがそれより深くなるように形成することができる。
また、本実施の形態のレイアウト方法によれば、Pウェル2とN拡散層8との容量低減を行なうことができる。
実施の形態15.
図17は、この発明の実施の形態15による半導体装置の構造を示す部分平面図である。
実施の形態14では、コンタクトホール11の図示x方向ずれによる重ねあわせずれの発生により、コンタクト底部における金属シリサイド層9が露出する面積Bの面積が変動し、コンタクト抵抗がばらついてしまう。
本実施の形態ではコンタクトホール11内の2方向が、分離酸化膜4が露出する面積となるようにしている。
すなわち、この実施の形態では、コンタクトホール11が、Pウェル2の突出部に形成されたN拡散層8の突出部8aの最先端を除いて、突出部8aの中間部分のN拡散層8と、突出部8aのそれぞれ両側に接する分離酸化膜4とに達するように形成されている。
このようにすることにより、コンタクトホール11のx方向ずれによる重ねあわせずれが発生した場合でも、金属シリサイド層9が露出する面積Bが変わらず、コンタクト抵抗を安定してとることができる。
この発明の実施の形態1による半導体装置の構造を示す断面図。 この発明の実施の形態2による半導体装置の製造方法を工程に沿って示す断面図。 この発明の実施の形態3による半導体装置の製造方法を工程に沿って示す断面図。 この発明の実施の形態4による半導体装置の構造を示す断面図。 この発明の実施の形態5による半導体装置の製造方法を工程に沿って示す断面図。 この発明の実施の形態6による半導体装置の構造を示す断面図。 この発明の実施の形態7による半導体装置の製造方法を工程に沿って示す断面図。 この発明の実施の形態8による半導体装置の構造を示す断面図。 この発明の実施の形態9による半導体装置の製造方法を工程に沿って示す断面図。 この発明の実施の形態10による半導体装置の構造を示す断面図。 この発明の実施の形態11による半導体装置の製造方法を工程に沿って示す断面図。 この発明の実施の形態12による半導体装置の構造を示す断面図。 この発明の実施の形態13による半導体装置の製造方法を工程に沿って示す断面図。 この実施の形態13における評価サンプルの構造と平面レイアウトを示す図。 この実施の形態13における評価サンプルに関する実験結果を示す図。 この発明の実施の形態14による半導体装置の構造を示す部分平面図。 この発明の実施の形態15による半導体装置の構造を示す部分平面図。 従来の半導体装置のコンタクト構造を示す断面図。 従来の半導体装置の製造方法を工程に沿って示す断面図。 従来の半導体装置の動作について説明するための断面構造図。
符号の説明
1 半導体基板、 2 活性領域(Pウェル)、 3 Nウェル、 4 分離酸化膜, 5 ゲート酸化膜、 6 ゲート電極、 7 サイドウォール、 8 不純物領域(N拡散層)、 9 高融点シリサイド層、 10 層間絶縁膜(層間酸化膜)、 11 コンタクトホール、 12 削れ部、 13 リーク防止用拡散層、 14 アルミ電極、 15 分離領域(分離窒化膜)、 16 窒化膜(シリコン窒化膜)、 17 酸化膜(シリコン酸化膜)、 18 分離領域、 19 酸化膜(シリコン酸化膜)、 20 窒化膜(シリコン窒化膜)、 21 窒化シリコン膜、 22 ポリシリコン膜、 23 酸化膜(シリコン酸化膜)、 24 サイドウォール、25 窒化膜(シリコン窒化膜)、 26 酸化膜(シリコン酸化膜)、 27 シリコン層、 28 バリアメタル層、 29 分離領域。

Claims (26)

  1. シリコン半導体基板と、このシリコン半導体基板の表面に形成された不純物領域を有する複数の活性領域と、上記シリコン半導体基板に形成され少なくともその上層部分が上記不純物領域の端面に接するシリコン窒化膜で形成され上記複数の活性領域を電気的に分離する分離領域と、上記シリコン半導体基板の表面に形成された層間絶縁膜とを備え、上記層間絶縁膜を貫いて上記不純物領域に達するコンタクトホールが形成されたことを特徴とする半導体装置。
  2. 上記分離領域が、シリコン酸化膜と、このシリコン酸化膜の上に形成されたシリコン窒化膜の2層構造からなることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. シリコン半導体基板と、このシリコン半導体基板の表面に形成された不純物領域を有する複数の活性領域と、上記シリコン半導体基板に形成され少なくとも上記活性領域に接する面がシリコン窒化膜で形成され上記複数の活性領域を電気的に分離する分離領域と、上記シリコン半導体基板の表面に形成された層間絶縁膜とを備え、上記層間絶縁膜を貫いて上記不純物領域に達するコンタクトホールが形成されたことを特徴とする半導体装置。
  4. 上記分離領域は、上記シリコン半導体基板に接する面をシリコン窒化膜で形成され、このシリコン窒化膜の内側をシリコン酸化膜で形成されたことを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. シリコン半導体基板と、このシリコン半導体基板の表面に形成された不純物領域を有し素子が形成された複数の活性領域と、上記シリコン半導体基板に形成され上記複数の活性領域を電気的に分離する分離領域と、上記素子が形成されたシリコン半導体基板の表面の全面に形成されたシリコン酸化膜と、このシリコン酸化膜の上に形成されたポリシリコン膜と、このポリシリコン膜の上に形成された層間絶縁膜とを備え、この層間絶縁膜と上記ポリシリコン膜と上記シリコン酸化膜とを貫いて上記不純物領域に達するコンタクトホールが形成され、このコンタクトホールの側壁にシリコン酸化膜が形成されたことを特徴とする半導体装置。
  6. シリコン半導体基板と、このシリコン半導体基板の表面に形成された不純物領域を有し素子が形成された複数の活性領域と、上記複数の活性領域を電気的に分離する分離領域と、上記素子が形成されたシリコン半導体基板の表面の全面に形成されたシリコン窒化膜と、このシリコン窒化膜の上に形成された層間絶縁膜とを備え、上記層間絶縁膜とシリコン窒化膜とを貫いて上記不純物領域に達するコンタクトホールが形成されたことを特徴とする半導体装置。
  7. シリコン半導体基板と、このシリコン半導体基板の表面に形成された不純物領域を有し素子が形成された複数の活性領域と、上記複数の活性領域を電気的に分離する分離領域と、上記素子が形成されたシリコン半導体基板の表面の全面に形成されたシリコン酸化膜と、このシリコン酸化膜の上に形成されたシリコン窒化膜と、このシリコン窒化膜の上に形成された層間絶縁膜とを備え、上記層間絶縁膜と上記シリコン窒化膜と上記シリコン酸化膜を貫いて上記不純物領域に達するコンタクトホールが形成されたことを特徴とする半導体装置。
  8. 上記シリコン酸化膜が低温デポジションによるシリコン酸化膜であることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
  9. 上記低温デポジションによるシリコン酸化膜がUSG膜であることを特徴とする請求項8に記載の半導体装置。
  10. 上記活性領域と上記分離領域の境界において上記活性領域が上記分離領域中に突出した突出部を有し、上記不純物領域が上記突出部を含んで形成され、上記コンタクトホールが上記突出部の不純物領域と上記突出部に接する分離領域とに達するように形成されたことを特徴とする請求項5〜9のいずれかに記載の半導体装置。
  11. 上記コンタクトホールが上記突出部の不純物領域と、上記突出部の先端に接する分離領域と、上記突出部のそれぞれ両側に接する分離領域とに達するように形成されたことを特徴とする請求項10に記載の半導体装置。
  12. 上記コンタクトホールが上記突出部の先端を除く上記突出部の不純物領域と、上記突出部のそれぞれ両側に接する分離領域とに達するように形成されたことを特徴とする請求項10に記載の半導体装置。
  13. 上記コンタクトホールが上記不純物領域と上記分離領域との境界にまたがって形成されたことを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の半導体装置。
  14. 上記コンタクトホールが上記不純物領域と上記分離領域との境界にまたがって形成され、上記コンタクトホールの上記分離領域での削れ深さが上記不純物領域の深さより浅く形成されたことを特徴とする請求項1、2、5〜12のいずれかに記載の半導体装置。
  15. 上記シリコン半導体基板の不純物領域の表面に接して形成された高融点シリサイド層を備えたことを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の半導体装置。
  16. 上記コンタクトホールの内面に形成されたバリアメタル層を備えたことを特徴とする請求項1〜15のいずれかに記載の半導体装置。
  17. シリコン半導体基板の表面において複数の活性領域を電気的に分離するための分離領域を形成する部分をエッチングにより選択的に所定深さ除去する工程と、上記半導体基板の上記エッチングにより除去された部分にシリコン窒化膜を埋め込む工程と、上記シリコン窒化膜が埋め込まれた半導体基板表面をCMP法により研磨しシリコン窒化膜による分離領域を形成する工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  18. シリコン半導体基板の表面にシリコン窒化膜を堆積する工程と、上記シリコン半導体基板の表面において活性領域を形成するための部分から上記シリコン窒化膜を選択的に除去する工程と、上記シリコン半導体基板の上記シリコン窒化膜が除去された部分にシリコン層を成長させる工程と、上記シリコン層を成長させた上記シリコン半導体基板の表面をCMP法により研磨し上記シリコン層による活性領域を形成する工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  19. シリコン半導体基板の表面にシリコン酸化膜を形成する工程と、このシリコン酸化膜の上にシリコン窒化膜を堆積する工程と、上記シリコン半導体基板の表面において活性領域を形成するための部分から上記シリコン窒化膜及び上記シリコン酸化膜を選択的に除去する工程と、上記シリコン半導体基板の上記シリコン窒化膜及び上記シリコン酸化膜が除去された部分にシリコン層を成長させる工程と、上記シリコン層を成長させた上記シリコン半導体基板の表面をCMP法により研磨し上記シリコン層による活性領域を形成する工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  20. シリコン半導体基板の表面において複数の活性領域を電気的に分離するための分離領域を形成する部分をエッチングにより選択的に所定深さ除去する工程と、上記シリコン半導体基板の上記エッチングにより除去された部分の表面を窒化し窒化シリコン膜を形成する工程と、上記窒化シリコン膜の上にシリコン酸化膜を埋め込む工程と、上記シリコン酸化膜を埋め込んだ上記半導体基板表面をCMP法により研磨し上記窒化シリコン膜と上記シリコン酸化膜とにより分離領域を形成する工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  21. 表面に不純物領域を有し素子が形成された複数の活性領域とこれら複数の活性領域を電気的に分離する分離領域とを有するシリコン半導体基板の表面の全面にシリコン酸化膜を形成する工程と、このシリコン酸化膜の上にポリシリコン膜を形成する工程と、このポリシリコン膜の上に層間絶縁膜を形成する工程と、この層間絶縁膜の上に所定の開孔を有するレジストパターンを形成し上記層間絶縁膜を上記ポリシリコン膜に対するエッチング選択比の高い条件でエッチングして開孔を形成する工程と、この開孔から上記ポリシリコン膜と上記シリコン酸化膜とをエッチングし上記不純物領域に達するコンタクトホールを形成する工程と、コンタクトホール内部にサイドウォールを形成する工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  22. 表面に不純物領域を有し素子が形成された複数の活性領域とこれら複数の活性領域を電気的に分離する分離領域とを有するシリコン半導体基板の表面の全面にシリコン窒化膜を形成する工程と、このシリコン窒化膜の上に層間絶縁膜を形成する工程と、この層間絶縁膜の上に所定の開孔を有するレジストパターンを形成し上記層間絶縁膜を上記シリコン窒化膜に対するエッチング選択比の高い条件でエッチングして開孔を形成する工程と、この開孔からシリコン窒化膜に対してエッチングレートの高い条件で上記シリコン窒化膜をエッチングし上記不純物領域に達するコンタクトホールを形成する工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  23. 表面に不純物領域を有し素子が形成された複数の活性領域とこれら複数の活性領域を電気的に分離する分離領域とを有するシリコン半導体基板の表面の全面にシリコン酸化膜を形成する工程と、このシリコン酸化膜の上にシリコン窒化膜を形成する工程と、このシリコン窒化膜の上に層間絶縁膜を形成する工程と、この層間絶縁膜の上に所定の開孔を有するレジストパターンを形成し上記層間絶縁膜を上記シリコン窒化膜に対するエッチング選択比の高い条件でエッチングして開孔を形成する工程と、この開孔から上記シリコン窒化膜と上記シリコン酸化膜とをエッチングし上記不純物領域に達するコンタクトホールを形成する工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  24. 上記シリコン酸化膜を低温デポジションにより形成することを特徴とする請求項23 に記載の半導体装置の製造方法。
  25. 上記コンタクトホールを上記不純物領域と上記分離領域との境界にまたがって形成し、かつ上記コンタクトホールの上記分離領域での削れ深さを上記不純物領域の深さより浅く形成することを特徴とする請求項17〜19、21〜24のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  26. 上記コンタクトホールを上記不純物領域と上記分離領域との境界にまたがって形成することを特徴とする請求項20 に記載の半導体装置の製造方法。
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