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JP2009062345A - 化粧料 - Google Patents

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JP2009062345A
JP2009062345A JP2007233852A JP2007233852A JP2009062345A JP 2009062345 A JP2009062345 A JP 2009062345A JP 2007233852 A JP2007233852 A JP 2007233852A JP 2007233852 A JP2007233852 A JP 2007233852A JP 2009062345 A JP2009062345 A JP 2009062345A
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JP
Japan
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cosmetic
lotion
plant
extract
stem
Prior art date
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Pending
Application number
JP2007233852A
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English (en)
Inventor
Mikako Imamura
美華子 今村
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Individual
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Publication date
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Abstract

【課題】植物成分を配合した化粧料として、保湿効果とその持続性に優れ、使用感も良好であって、植物成分の一般的な化粧剤成分に対する相性と安定性が良く、安価に量産できるものを提供する。
【解決手段】化粧料にヤマノイモ科ヤマノイモ属の植物成分を配合する。
【選択図】なし

Description

本発明は、化粧水、化粧乳液、スキンクリーム、ジェル等の基礎化粧料として、特に肌に潤いを付与するのに好適な化粧料に関する。
近年、保湿効果を謳う基礎化粧料として、コラーゲン、ローヤルゼリー、プロポリス、ヒアルロン酸、アミノ酸、ビタミン類、多価アルコール類、非イオン界面活性剤等の一般的成分の他に、肌に優しい天然の植物成分を配合したものが注目されている。これらの植物成分としては、米ぬか、大豆、鳩麦、アロエ、高麗人参等の抽出物が既に市販化粧水に使用されているが、他にもカボチャ(特許文献1)、ナツメやクルミ(特許文献2)、ベニバナ(特許文献3)等の抽出物も提案されている。
特開2005−320303号公報 特開2005−289999号公報 特開2001−240555号公報
しかしながら、上述した従来使用及び提案の植物成分を配合した化粧料は、それぞれ一長一短があり、保湿効果とその持続性、使用感、植物成分と他の化粧剤成分との相性、安定性、洗浄除去性、材料コスト、生産性等のいずれをも満足できるものはなかった。
本発明は、上述の事情に鑑み、植物成分を配合した化粧料として、保湿効果とその持続性に優れ、使用感も良好であって、該植物成分の一般的な化粧剤成分に対する相性と安定性が良く、安価に量産できるものを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1の発明に係る化粧料は、ヤマノイモ科ヤマノイモ属の植物成分が含まれてなるものとしている。
請求項2の発明は、上記請求項1の化粧料において、植物成分が茎の絞り汁もしくは抽出物である構成としている。
請求項3の発明は、上記請求項1の化粧料において、植物成分が芋の抽出物である構成としている。
請求項4の発明は、上記請求項1の化粧料において、植物成分が芋の抽出液と茎の絞り汁との混合物からなる構成としている。
請求項1の発明によれば、化粧料として、ヤマノイモ科ヤマノイモ属の植物成分が含まれることから、その糖蛋白であるムチンを主体とする特有の粘りけ成分に基づく高い保湿効果を持続的に発揮でき、しかもべとつかずにしっとりとした肌触りで良好な使用感が得られ、該植物成分の一般的な化粧剤成分に対する相性及び安定性がよい上、植物成分が入手容易であるために安価に量産できるものが提供される。
そして、上記請求項1の化粧料における植物成分として、茎の絞り汁もしくは抽出物を用いる請求項2の構成では特に強い保湿効果が得られ、また芋の抽出物を用いる請求項3の構成では穏やかな保湿効果で肌に対する刺激が少ないものとなる。更に、該植物成分として芋の抽出液と茎の絞り汁との混合物を用いる請求項4の構成では、両者の混合比率によって保湿効果や刺激性等の性状を調整できるから、使用者の肌の状態や好みの違い等に適合する化粧料を提供できる。
本発明の化粧料に植物成分として配合するヤマノイモ科ヤマノイモ属の植物(以下、単にヤマノイモと略称する)は、自然薯、長芋類、大薯の3種に大別されるが、そのいずれをも使用できる。その内、自然薯は、古来から日本の山野に自生する細く曲がりくねったものであるが、近年では畑でパイプを利用して真っ直ぐな形に栽培されるものもある。長芋類は、中国雲南省の原産で山芋として最も一般的に食用にされているものであり、丸い筒状をなすいわゆる長芋(ながいも)、左右対称のバチ形をなす銀杏芋(いちょういも…関東では大和芋とも称される)、直径10cm程度のボール状をなす捏芋(くつねいも…皮の黒い加賀丸芋と皮の白い伊勢薯があり、関西では大和芋とも称される)等がある。また、大薯は、九州等で少量栽培されている熱帯産の山芋であり、名前通りの大型で様々な形がある。
このようなヤマノイモは、デンプンが主成分であるが、デンプン分解酵素のアミラーゼ(ジアスターゼ)を含むと共に、特有の粘りけ成分として糖蛋白のムチンを多く含んでおり、このムチンが他の成分と協動して肌に対する優れた保湿効果とその高い持続性を発揮するものと推測される。
本発明において化粧料に配合するヤマノイモ成分は、茎から採取してもよいし、根の芋から採取してもよい。茎からの採取では、茎を数cm程度の適当な長さに切ったり、みじん切りにしたものを直接に又は布地等に包んで圧搾して絞り汁として得るか、アルコール水溶液もしくは化粧料のベースとなる水性液に一定期間(通常は1週間程度)浸漬してエキスの抽出物として得る.なお、絞り汁の採取においては、切った茎を一旦上記水溶液に浸して膨潤させた上で圧搾するのがよい。一方、芋からの採取では、芋を短冊状等に切ったものをアルコール水溶液もしくは化粧料ベースの水性液に一定期間(通常は1週間程度)浸漬して抽出物として得るのがよい。このようなヤマノイモ成分の採取は少量では手操作で行えばよいが、機械化して量産することも可能である。なお、芋からの抽出液は、当初は無色であるが、抽出後1週間程度の放置で淡い黄色から褐色になって安定化するから、この発色後に使用することが推奨される。
化粧料に配合した際の保湿効果は、茎から採取したヤマノイモ成分の方が、芋から採取したヤマノイモ成分よりも強力であることが判明している。特に、茎が黒っぽい色合いから緑色に変わり始めた時期(一般的に6月頃)に採取したヤマノイモ成分は、その粘りけが最も強く、効能的にも優れている。ただし、根の芋から採取したヤマノイモ成分は、肌への刺激が少ないため、肌の弱い人には適している。従って、茎から採取したヤマノイモ成分と根の芋から採取したヤマノイモ成分とを調合し、その両者の混合比率によって保湿効果や刺激性等の性状を調整することにより、使用者の肌の状態や好みの違い等に適合させることができる。
本発明の化粧料は、一般的にローションと称される各種化粧水の他、乳液、クリーム、ジェル、フォーム等、種々の形態のものを包含する。ヤマノイモ成分の配合量は、これら化粧料としての種類や肌の適用部位によって異なるが、概してローションでは10ml当たり原料の茎や芋として0.1〜2g程度の範囲が好ましい。しかして、肌に使用した化粧料は、通常の石けんや洗顔剤によって容易に落とすことができる。
なお、ヤマノイモ成分の原料となる自然薯、長芋類、大薯等は食用として比較的安価に入手できると共に、既述のように該ヤマノイモ成分の採取も容易であるため、本発明の化粧料は安価に量産できるという利点がある。
本発明の化粧料中には、ヤマノイモ成分と共に、必要に応じて、例えばアロエ、レモン、ハトムギ、高麗人参の如き他の植物成分、多価アルコール類、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、コラーゲン、高分子多糖類の如き他の保湿剤成分、各種ビタミン類、ローヤルゼリーの如き栄養素成分、紫外線吸収剤、防腐剤、殺菌剤、酸化防止剤、着色剤、香料、pH調整剤等を適宜配合してもよい。
〔茎絞り汁を含む化粧水A1〜A5の調製〕
自家栽培の長芋の茎(3〜5mm径)を緑色への色変わり時期に採取し、約3cm(重さ約0.4g)の長さに切り揃え、これら茎切断物を後記の市販化粧水に暫く漬けて膨潤させ、これらを取り出して台板上に並べて上からロールで直接に圧搾し、茎切断物1本当たり約0.2gの絞り汁を得た。そして、この絞り汁を後記の市販化粧水に10ml当たり約0.2g(茎切断物1本分)の割合で配合し、1週間放置して茎絞り汁を含む化粧水A1〜A5を調製した。
〔芋抽出液を含む化粧水B1,B2の調製〕
上記長芋の芋を1個当たり約1gの短冊状に切り、この芋片を後記の市販化粧水に10ml当たり1個の割合で浸漬し、1週間放置後に芋片を取り出し、残る無色の液の方を更に1週間放置して淡黄色に発色した芋抽出液を含む化粧水B1,B2を調製した。なお、浸漬後に取り出した芋片はカスカスの状態であり、そのエキスが液側へ移行していることが明らかであった。
〔調合化粧水Cの調製〕
同じ市販化粧水を用いて調製した上記の茎絞り汁溶液を含む化粧水と芋抽出液を含む化粧水とを容量比1:1の割合で混合し、1週間放置して調合化粧水C1,C2を調製した。なお、化粧水C1=化粧水A1+化粧水B1、化粧水C2=化粧水A2+化粧水B2である。
〔使用した市販化粧水〕
A1,B1・・・カネボウ肌美精クリアホワイトローション(さっぱり)E…カネボウ 株式会社製
A2,B2・・・雪肌粋ピュアホワイトニングローション…コーセー株式会社製
A3・・・・・・Kaneboエビータ モイスチャーリッチローション…株式会社カ ネボウ化粧品製
A4・・・・・・アウスレーゼ トロッケン アフターシエービングローション…大阪 資生堂株式会社製
A5・・・・・・ボルトアローリッチパールローション…セフラ株式会社製
〔モニターテスト〕
モニターとして12名に、調製した本発明の化粧水A1〜A5、B1、C1、C2の使用を依頼して効果のテストを行ったところ、モニターから次の表1に示す反響が得られた。なお、各モニターに提供した本発明の化粧水は、いずれも各モニターが常用している市販化粧水を調製時にベースとして用いたものであり、評価は元の市販化粧水の使用時との比較になっている。


Figure 2009062345
上表で示されるように、各モニターの評価はいずれも元の市販化粧水よりも高く、ヤマノイモ成分の配合によって保湿効果とその持続性が大きく向上していることが判る。

Claims (4)

  1. ヤマノイモ科ヤマノイモ属の植物成分が含まれてなる化粧料。
  2. 前記植物成分が茎の絞り汁もしくは抽出物である請求項1に記載の化粧料。
  3. 前記植物成分が芋の抽出物である請求項1に記載の化粧料。
  4. 前記植物成分が芋の抽出液と茎の絞り汁との混合物からなる請求項1に記載の化粧料。
JP2007233852A 2007-09-10 2007-09-10 化粧料 Pending JP2009062345A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101917113B1 (ko) * 2018-05-17 2018-11-09 한국콜마주식회사 태지유사지질복합체와 연근, 생마 및 야콘 추출물을 포함하는 항염 및 피부 보습용 조성물

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10194947A (ja) * 1997-01-13 1998-07-28 Tae Yuru Shin 麻科植物の抽出物を含む化粧料組成物
JP2002080341A (ja) * 2000-07-13 2002-03-19 L'oreal Sa Dhea、及び/又は、その前駆体又は誘導体、及び、グリコサミノグリカン合成を増加させるための少なくとも1つの化合物を含む組成物、特に化粧品組成物

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