JP2009058481A - Vor信号モニタ装置とvor信号モニタ方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 観測対象以外のVOR装置からのVOR信号を受信した場合でも、モニタ性能を劣化させることなくVOR信号のモニタが可能なVOR信号モニタ装置及びそのモニタ方法を提供すること。
【解決手段】 VOR信号モニタ装置は、受信したVOR信号に局部発振器22からのローカル周波数を混合させて周波数変換する。そして、周波数変換されたVOR信号をフィルタ23に通過させることにより、観測対象であるVOR装置1の輻射周波数に対応する周波数成分のVOR信号を抽出する。モニタ受信部30は、抽出されたVOR信号を信号復調し、この信号に基づいてVOR装置1からのVOR信号をモニタする。
【選択図】 図1
【解決手段】 VOR信号モニタ装置は、受信したVOR信号に局部発振器22からのローカル周波数を混合させて周波数変換する。そして、周波数変換されたVOR信号をフィルタ23に通過させることにより、観測対象であるVOR装置1の輻射周波数に対応する周波数成分のVOR信号を抽出する。モニタ受信部30は、抽出されたVOR信号を信号復調し、この信号に基づいてVOR装置1からのVOR信号をモニタする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、VOR装置から輻射されるVOR信号をモニタするVOR信号モニタ装置とVOR信号モニタ方法に関する。
一般に、航空機に基準点磁北からの方位情報を与える装置として、VOR装置が使用されている。VOR装置のアンテナからは、108MHz〜118MHzのいずれかの周波数のVOR信号が輻射される。航空機は、搭載された受信器によりこのVOR信号を受信することで、受信地点における基準点磁北に対するVOR装置からの方位を把握している(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、VOR装置から輻射されるVOR信号は、安定した出力の維持のため、VOR信号モニタ装置でモニタされている。従来のVOR信号モニタ装置では、受信したVOR信号を、通過帯域が108MHz〜118MHzである帯域制限フィルタに通過させ、得られた信号をモニタしていた。
しかしながら、従来のVOR信号モニタ装置では、その帯域制限フィルタの通過帯域が108MHz〜118MHzであるため、観測対象であるVOR装置が送信するVOR信号に加え、他のVOR装置が送信するVOR信号を干渉波として受信してしまうおそれがある。これにより、VOR信号モニタ装置では、観測対象となるVOR信号の近傍周波数に存在する干渉波の影響で、そのモニタ性能が劣化するという問題があった。
特開平2−24586号公報
以上のように、従来のVOR信号モニタ装置では、観測対象以外のVOR装置から輻射されるVOR信号を受信することにより、そのモニタ性能が劣化してしまっていた。
そこで、本発明の目的は、観測対象以外からのVOR信号を受信した場合でも、モニタ性能を劣化させることなくVOR信号のモニタが可能なVOR信号モニタ装置及びそのモニタ方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、被観測VOR(VHF Omnidirectional Radio Range)装置からVOR周波数帯内の予め決められた周波数で輻射されるVOR信号をモニタするVOR信号モニタ装置において、前記VOR周波数帯の到来電波を受信する受信アンテナと、前記受信アンテナの受信信号から前記被観測VOR装置の輻射周波数に相当する周波数成分のVOR信号を同調検波する同調検波手段とを具備し、前記同調検波手段で得られたVOR信号をモニタする。
また、被観測VOR(VHF Omnidirectional Radio Range)装置からVOR周波数帯内の予め決められた周波数で輻射されるVOR信号をモニタするVOR信号モニタ装置に用いられるVOR信号モニタ方法において、前記VOR周波数帯の到来電波を受信し、前記受信した信号から前記被観測VOR装置の輻射周波数に相当する周波数成分のVOR信号を同調検波し、前記同調検波の結果得られたVOR信号をモニタする。
上記構成によるVOR信号モニタ装置及びVOR信号モニタ方法は、VOR周波数帯の電波を受信し、この受信信号から被観測VOR装置が輻射するVOR信号成分のみを同調検波するようにしている。これにより、被観測VOR装置以外から輻射されるVOR信号の影響を低減することが可能となる。
以上のように本発明によれば、観測対称以外のVOR装置からのVOR信号を受信した場合でも、VOR信号を安定してモニタすることが可能なVORモニタ装置及びそのモニタ方法を提供することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るVOR信号モニタ装置の機能構成を示すブロック図である。なお、図1では、観測対象となるVOR装置1のみを記載しているが、VOR信号モニタ装置の周囲にはVOR装置1以外のVOR装置も存在しているものとする。各VOR装置が輻射するVOR信号の周波数は、108MHz〜118MHzの周波数帯内から割り当てられている。
図1に示すVOR信号モニタ装置において、各VOR装置から輻射されるVOR信号は、モニタ受信アンテナ10で受信される。受信されたVOR信号は、周波数同調部20で同調検波され、VOR装置1の輻射周波数に相当する周波数成分のVOR信号となる。モニタ受信部30は、同調検波されたVOR信号を受信すると、信号復調を施し、その信号に基づいてVOR装置1における磁北とVOR信号モニタ装置の設置方向とのなす角度θ(方位)を測定する。図2に、本発明に係るモニタ受信部30がVOR装置1における磁北とVOR信号モニタ装置の設置方向とのなす角度θ(方位)を測定するときの様子を説明するための概念図を示す。
上記周波数同調部20において、モニタ受信アンテナ10で受信されたVOR信号は、ミキサ21で局部発振器22からのローカル信号と混合されて周波数変換される。周波数変換されたVOR信号は、フィルタ23で帯域制限され、VOR装置1の輻射周波数に相当する周波数成分のVOR信号となる。
上記フィルタ23は、その通過帯域がVOR信号1波分の狭帯域に設定されている。また、上記局部発振器22は、任意の周波数のローカル信号を生成することが可能である。そのため、VOR装置1の輻射周波数が変更されても、ローカル信号の周波数を調整することで、VOR装置1のVOR信号の同調検波が可能となる。
以上のように、上記一実施形態におけるVOR信号モニタ装置は、受信したVOR信号を周波数変換し、周波数変換したVOR信号からVOR装置1の輻射周波数に相当する周波数のVOR信号のみを抽出するようにしている。これにより、近傍周波数に存在するVOR信号の影響を低減することが可能となるため、干渉波信号レベルを抑圧することができ、干渉波によるモニタ性能の劣化を低減することが可能となる。
したがって、上記構成によるVOR装置モニタ装置は、モニタ性能の劣化が低減されるためVOR装置1のモニタ動作を安定させることができ、VOR装置1の安定運用に寄与することができる。
なお、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
1…VOR装置、10…モニタ受信アンテナ、20…周波数同調部、21…ミキサ、22…局部発振器、23…フィルタ、30…モニタ受信部。
Claims (4)
- 被観測VOR(VHF Omnidirectional Radio Range)装置からVOR周波数帯内の予め決められた周波数で輻射されるVOR信号をモニタするVOR信号モニタ装置において、
前記VOR周波数帯の到来電波を受信する受信アンテナと、
前記受信アンテナの受信信号から前記被観測VOR装置の輻射周波数に相当する周波数成分のVOR信号を同調検波する同調検波手段と
を具備し、
前記同調検波手段で得られたVOR信号をモニタすることを特徴とするVOR信号モニタ装置。 - 前記同調検波手段は、任意の周波数のローカル信号を生成する信号生成手段と、前記受信アンテナの受信信号に前記ローカル信号を混合して周波数変換する周波数変換手段と、この手段で周波数変換された信号から前記VOR輻射周波数に相当する周波数成分を抽出する抽出手段とを具備し、前記ローカル信号を前記被観測VOR装置の輻射周波数に対応する周波数に調整することで前記同調検波を行うことを特徴する請求項1記載のVOR信号モニタ装置。
- 被観測VOR(VHF Omnidirectional Radio Range)装置からVOR周波数帯内の予め決められた周波数で輻射されるVOR信号をモニタするVOR信号モニタ装置に用いられるVOR信号モニタ方法において、
前記VOR周波数帯の到来電波を受信し、
前記受信した信号から前記被観測VOR装置の輻射周波数に相当する周波数成分のVOR信号を同調検波し、
前記同調検波の結果得られたVOR信号をモニタすることを特徴とするVOR信号モニタ方法。 - 前記被観測VOR装置の輻射周波数に対応する周波数信号を前記受信した信号に混合して周波数変換し、
周波数変換された信号から前記VOR輻射周波数に相当する周波数成分を抽出することで前記同調検波を行うことを特徴する請求項3記載のVOR信号モニタ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007228180A JP2009058481A (ja) | 2007-09-03 | 2007-09-03 | Vor信号モニタ装置とvor信号モニタ方法 |
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JP2007228180A Abandoned JP2009058481A (ja) | 2007-09-03 | 2007-09-03 | Vor信号モニタ装置とvor信号モニタ方法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2009058481A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014185994A (ja) * | 2013-03-25 | 2014-10-02 | Toshiba Corp | モニタ装置及びドップラーvorシステム |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01114771A (ja) * | 1987-10-29 | 1989-05-08 | Unyusho Senpaku Gijutsu Kenkyusho | Dsb方式ドップラーvorモニタ方法 |
-
2007
- 2007-09-03 JP JP2007228180A patent/JP2009058481A/ja not_active Abandoned
Patent Citations (1)
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JP2014185994A (ja) * | 2013-03-25 | 2014-10-02 | Toshiba Corp | モニタ装置及びドップラーvorシステム |
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