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JP2009052992A - 電流検出装置 - Google Patents

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Takeshi Osawa
岳史 大澤
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Abstract

【課題】簡単な電源を使用して−範囲〜+範囲の電流を高精度に検出する。
【解決手段】電流検出装置は、正負の電流を検出して、0Vから+側電圧の検出信号を出力する電流センサ1と、この電流センサ1の検出信号をレベルシフトして、正電流に相当する検出信号を増幅して正電圧の増幅信号を出力する第1のアンプ2Aと、電流センサ1の検出信号をレベルシフトして、負電流に相当する検出信号を反転して増幅して、正電圧の増幅信号を出力する第2のアンプ2Bと、第1のアンプ2Aと第2のアンプ2Bの増幅信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ3とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、−範囲から+範囲までの電流を検出する電流検出装置に関し、とくに、−範囲から+範囲までの電流を検出して0Vから+範囲の検出信号を出力する電流センサーを備える電流検出装置に関する。
−範囲から+範囲の電流を検出する電流検出装置は、主としてハイブリッドカー等の車両用の電源装置に使用される。この電流検出装置は、電池に流れる電流を検出して電池の残容量の演算に利用される。−範囲から+範囲までの電流を検出する電流検出装置は開発されている。(特許文献1参照)
特許文献1の電流検出装置は、0A〜+範囲の電流を検出して0V〜+電圧の検出信号を出力し、0A〜−範囲の電流を検出して0V〜−電圧の検出信号を出力する電流センサを備える。この電流センサは、0A〜+範囲の検出信号と、0A〜−範囲の検出信号を出力するので、出力信号を処理するために+電源と−電源の両方を必要とする。このため、電源の回路構成が複雑になる。電流センサの検出信号は、レベルシフトして−範囲から+範囲の電流を0Vから+範囲の検出信号に変換できる。(特許文献2参照)
特開2002−62341号公報 特開平9−182300号公報
特許文献2の電流検出装置は、電流センサの出力をレベルシフトして0Vから+電圧に変換するので、電流センサの出力を+電源のみで処理できる。ただ、この回路構成は電流の検出精度が低くなる欠点がある。それは、0V〜+電圧に変換された検出信号をA/Dコンバータでデジタル信号に変換するからである。たとえば、−100A〜+100Aの電流を検出して、8ビットのA/Dコンバータでデジタル信号に変換すると、1ビットの分解能は約0.2Aとなり、200mA以下の分解能で電流を検出できない。
本発明は、さらにこの欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、簡単な電源を使用して−範囲〜+範囲の電流を高精度に検出できる電流検出装置を提供することにある。
本発明の電流検出装置は、前述の目的を達成するために以下の構成を備える。
電流検出装置は、正負の電流を検出して、0Vから+側電圧の検出信号を出力する電流センサ1と、この電流センサ1の検出信号をレベルシフトして、正電流に相当する検出信号を増幅して正電圧の増幅信号を出力する第1のアンプ2Aと、電流センサ1の検出信号をレベルシフトして、負電流に相当する検出信号を反転して増幅して、正電圧の増幅信号を出力する第2のアンプ2Bと、第1のアンプ2Aと第2のアンプ2Bの増幅信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ3とを備える。
本発明の請求項2の電流検出装置は、検出する電流を0Aとする状態で、第1のアンプ2Aと第2のアンプ2Bの出力を0Vにレベルシフトするレベルシフト電圧を出力するD/Aコンバータ4を備えている。
本発明の請求項3の電流検出装置は、第1のアンプ2Aと第2のアンプ2Bの増幅率を異なるように設定している。
本発明の請求項4の電流検出装置は、A/Dコンバータ3の出力側に、検出電流を補正する補正回路8を設けている。
本発明の請求項5の電流検出装置は、第1のアンプ2Aと第2のアンプ2Bの検出信号を設定値に比較して故障を判定する故障検出回路9を備えている。
本発明は、簡単な電源を使用して−範囲〜+範囲の電流を高精度に検出できる特徴がある。それは、本発明の電流検出装置が、正負の電流、すなわち−範囲〜+範囲の電流を検出して、0Vから+側電圧の検出信号を出力する電流センサと、この電流センサの検出信号をレベルシフトして、正電流に相当する検出信号を増幅して正電圧の増幅信号を出力する第1のアンプと、電流センサの検出信号をレベルシフトして、負電流に相当する検出信号を反転して増幅して、正電圧の増幅信号を出力する第2のアンプと、第1のアンプと第2のアンプの増幅信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータとを備えるからである。
たとえば、本発明は、電流センサでもって、−100A〜+100Aの電流を検出して0V〜5Vの検出信号を出力する。出力される0V〜5Vの検出信号は、第1のアンプでもって、2.5V〜5Vの範囲の検出信号が増幅され、第2のアンプでもって0V〜2.5Vの範囲の検出信号が増幅される。第1のアンプは、0A〜+100Aの電流に相当する2.5V〜5Vの検出信号をレベルシフトして0V〜5Vの増幅信号として出力する。第2のアンプは−100A〜0Aの電流に相当する0V〜2.5Vの検出信号をレベルシフトすると共に、反転して0V〜5Vの増幅信号として出力する。第1のアンプから出力される0V〜5Vの増幅信号と、第2のアンプから出力される0V〜5Vの増幅信号がA/Dコンバータでデジタル信号に変換されて、電流が検出される。
以上の電流検出装置は、たとえば電流センサの検出信号を直接にA/Dコンバータでデジタル信号に変換する従来の装置に比較すると、同じA/Dコンバータを使用しながら2倍の精度で電流を検出できる。それは、A/Dコンバータの1ビットに相当する分解能が1/2となるからである。たとえば、−100A〜+100Aの電流を検出して、8ビットのA/Dコンバータでデジタル信号に変換する従来の装置は、1ビットの分解能が約0.2Aとなるが、本発明の電流検出装置は、1ビットの分解能を0.1Aとして2倍の精度で電流を検出できる。
さらに、本発明の請求項2の電流検出装置は、検出する電流を0Aとする状態で、第1のアンプと第2のアンプの出力を0Vにレベルシフトするレベルシフト電圧を出力するD/Aコンバータを備える。この装置は、正確なレベルシフト電圧を第1のアンプと第2のアンプに出力して、0A近傍の電流を正確に検出できる。
また、本発明の請求項3の電流検出装置は、第1のアンプと第2のアンプの増幅率を異なるように設定するので、たとえば、第1のアンプの増幅率を大きくして、+の小電流を正確に検出し、また第2のアンプの増幅率を大きくして、−の小電流を正確に検出できる。
さらにまた、本発明の請求項4の電流検出装置は、A/Dコンバータの出力側に、検出電流を補正する補正回路を設けているので、電流センサやアンプの直線性を補正して電流を正確に検出できる。
また、本発明の請求項5の電流検出装置は、第1のアンプと第2のアンプの検出信号を設定値に比較して故障を判定する故障検出回路を備えるので、検出信号の大きさから電流センサやアンプの故障を判定できる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための電流検出装置を例示するものであって、本発明は電流検出装置を以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図1の電流検出装置は、主として車両用の電源装置に装備されて、電池に流れる放電電流と充電電流を検出する。放電電流と充電電流は流れる向きが逆になるので、一方の電流を+電流とするとき、他方の電流は−電流となる。電流検出装置は、たとえば、放電電流を+電流、充電電流を−電流として検出し、あるいは充電電流を+電流、充電電流を−電流として検出する。
図の電流検出装置は、充電電流と放電電流を検出する電流センサ1と、この電流センサ1の出力を増幅する第1のアンプ2A及び第2のアンプ2Bと、アンプ2から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ3と、第1のアンプ2Aと第2のアンプ2Bにレベルシフト電圧を出力するD/Aコンバータ4とを備える。
電流センサ1は、正負の電流を検出して、0Vから+側電圧の検出信号を出力する。この電流センサ1は、正負の電流を検出して、+側の検出信号のみを出力するので、図2に示すように、検出する−電流が大きくなると出力電圧が小さくなって、+電流が大きくなると出力電圧を大きくする。図2に示すように、検出される正負の最大電流の絶対値が同じであると、検出信号は出力電圧の1/2が0Aを検出する電圧値となる。図2に示す検出電流−出力電圧特性の電流センサ1は、検出する正負の最大電流の絶対値を100Aとし、検出信号の最大電圧を5Vとする。したがって、この電流センサ1は0Aを検出する検出信号の電圧は2.5Vとなる。
電流センサは、必ずしも正負の最大電流の絶対値を同じ値とはしない。+側の最大電流を−側の最大電流よりも大きく、あるいは−側の最大電流を+側の最大電流よりも大きくすることもできる。この電流センサは、0Aを検出するときの出力電圧が最大出力電圧の1/2にはならない。たとえば、図3に示すように、−側の最大電流を100Aとし、+側の最大電流を150Aとして、検出信号の最大電圧を5Vとする電流センサは、0Aを検出するときの出力電圧を2Vとする。
さらに、図1の電流検出装置は、電流センサ1の出力側にバッファーアンプ5を接続している。バッファーアンプ5は、増幅率を1とし、出力インピーダンスを低く、入力インピーダンスを高くするアンプで、電流センサ1から出力される検出信号を安定して第1のアンプ2Aと第2のアンプ2Bに入力する。したがって、バッファーアンプ5を介して電流センサ1の出力を第1のアンプ2Aと第2のアンプ2Bに入力する装置は、電流センサ1の検出信号を正確にアンプに入力できる。ただ、バッファーアンプは、必ずしも設ける必要はなく、電流センサの出力を直接にアンプに入力することもできる。
第1のアンプ2Aは、この電流センサ1の検出信号をレベルシフトして、正電流に相当する検出信号を増幅して正電圧の増幅信号を出力する。図2と図3において、0A〜+側最大電流の範囲を検出する出力電圧をレベルシフトして増幅する。図2の出力特性の電流センサ1は、0A〜+側最大電流を検出して、2.5V〜5Vの検出信号を出力する。図1に示す第1のアンプ2Aは差動アンプで、+側の入力端子に電流センサ1の出力を入力して、−側の入力端子にレベルシフト電圧を入力している。レベルシフト電圧は、0Aを検出する電流センサ1の出力電圧、図2においては2.5V、図3においては2Vに設定される。
第1のアンプ2Aである差動アンプは、−側の入力端子に入力されるレベルシフト電圧によって、図1の実線Aで示す位置から、鎖線Bで示す位置にレベルシフトされる。差動アンプが−側の入力端子と+側の入力端子の差電圧を増幅することから、−側の入力端子に入力されるレベルシフト電圧によってレベルシフトされるからである。したがって、第1のアンプ2Aである差動アンプは、−側の入力端子と+側の入力端子との間には、図に示すように0A〜100Aの電流を検出する2.5V〜5Vの電圧が、0V〜2.5Vの電圧にレベルシフトして入力される。
第1のアンプ2Aは、レベルシフトして入力される0V〜2.5Vの電圧を2倍に増幅して、図の実線Cで示すように、0V〜5Vの増幅信号として出力する。この第1のアンプ2Aの増幅率は2倍となる。ただ、第1のアンプの増幅率は、最大出力電圧と最大入力電圧の比率から特定され、増幅率=最大出力電圧/最大入力電圧に特定される。図3の出力特性の電流センサから出力される検出信号を増幅する第1のアンプは、最大入力電圧を0V〜3Vとするので、最大出力電圧を5Vとする差動アンプにあっては、増幅率を5/3とする。
第2のアンプ2Bも、電流センサ1の検出信号をレベルシフトして、負電流に相当する検出信号を増幅して正電圧の増幅信号を出力する。図2と図3において、0A〜−側最大電流の範囲を検出する出力電圧をレベルシフトして増幅する。図2の出力特性の電流センサ1は、−側最大電流〜0Aの電流を検出して、0V〜2.5Vの検出信号を出力する。図1に示す第2のアンプ2Bも差動アンプで、−側の入力端子に電流センサ1の出力を入力している。−側の入力端子に電流センサ1の検出信号を入力する第2のアンプ2Bは、入力信号を反転して出力する。電流センサ1の検出信号が、−側の最大電流を検出する出力電圧を、0Aを検出する電圧よりも低くしているので、第2のアンプ2Bから出力される信号を、0Aで小さくし、最大電流で大きくするためである。第2のアンプ2Bは、電流センサ1から入力される検出信号をレベルシフトするために、+側の入力端子にレベルシフト電圧を入力している。レベルシフト電圧は、0Aを検出する電流センサ1の出力電圧、図2においては2.5V、図3においては2Vに設定される。
第2のアンプ2Bである差動アンプは、+側の入力端子に入力されるレベルシフト電圧によって、図1の実線Dで示す位置から、鎖線Eで示す位置にレベルシフトされる。差動アンプが−側の入力端子と+側の入力端子の差電圧を増幅することから、+側の入力端子に入力されるレベルシフト電圧によってレベルシフトされるからである。したがって、第2のアンプ2Bである差動アンプは、−側の入力端子と+側の入力端子との間には、+側の入力端子を基準にすると、図の実線Fで示すように−100A〜0Aの電流を検出する0V〜2.5Vの電圧が、−2.5V〜0Vの電圧にレベルシフトして入力される。第2のアンプ2Bは、入力信号を反転して増幅するので、出力電圧は図の実線Gで示す特性、すなわち、0A〜−100Aの電流を検出して、0V〜5Vの出力電圧を出力する。
第2のアンプ2Bは、入力される−2.5V〜0Vの信号を反転して2倍に増幅して、5V〜0Vの増幅信号として出力する。この第2のアンプ2Bは、0Aを検出するときの出力電圧を0Vとし、−100Aの電流を検出する出力で5Vを出力する。すなわち、0A〜−100Aの電流を検出して0V〜5Vの検出信号を出力する。すなわち、−側の電流が大きくなるにしたがって電圧を高くする検出信号を出力する。この第2のアンプ2Bの増幅率は2倍となる。ただ、第2のアンプ2Bの増幅率は、最大出力電圧と最大入力電圧の比率から特定されるので、増幅率=最大出力電圧/最大入力電圧に特定される。図3の出力特性の電流センサから出力される検出信号を増幅する第2のアンプは、最大入力電圧を0V〜2Vとするので、最大出力電圧を5Vとする差動アンプにあっては、増幅率を5/2とする。
第1のアンプ2Aと第2のアンプ2Bの増幅信号は、A/Dコンバータ3でデジタル信号に変換して出力される。A/Dコンバータ3から出力されるデジタル信号は、電流センサ1が検出する電流値をデジタル信号として出力する。A/Dコンバータ3は、第1のアンプ2Aの増幅信号をデジタル信号に変換して、0A〜+側最大電流の電流値をデジタル信号として出力する。また、A/Dコンバータ3は、第2のアンプ2Bの増幅信号をデジタル信号に変換して、0A〜−側最大電流の電流値をデジタル信号として出力する。
さらに、図1の電流検出装置は、検出する電流を0Aとする状態で、第1のアンプ2Aと第2のアンプ2Bの出力を0Vにレベルシフトするレベルシフト電圧を出力するD/Aコンバータ4を備えている。このD/Aコンバータ4は、制御回路6から入力されるデジタル信号をアナログ信号に変換してレベルシフト電圧を出力する。制御回路6は、検出電流を0Aとする状態、あるいは、電流センサ1の出力を0Aとする状態で、A/Dコンバータ3から出力されるデジタル信号を検出し、この信号を0Aとするように、D/Aコンバータ4を介してレベルシフト電圧を第1のアンプ2Aと第2のアンプ2Bに入力する。すなわち、制御回路6は、A/Dコンバータ3の出力を、D/Aコンバータ4を介して第1のアンプ2Aと第2のアンプ2Bにフィードバックして、A/Dコンバータ3の出力を0Aに制御する。
D/Aコンバータ4から出力されるアナログ信号のレベルシフト電圧は、バッファーアンプ7を介して第1のアンプ2Aと第2のアンプ2Bに入力される。このバッファーアンプ7も、増幅率を1とし、出力インピーダンスを低く、入力インピーダンスを高くするアンプである。バッファーアンプ7は、D/Aコンバータ4から出力されるレベルシフト電圧を安定に変動することなく、第1のアンプ2Aと第2のアンプ2Bに入力する。ただ、バッファーアンプを省略して、D/Aコンバータの出力を直接に第1のアンプと第2のアンプに入力することもできる。
図1の電流検出装置は、第1のアンプ2Aと第2のアンプ2Bの増幅率を2として、入力される0V〜2.5Vの電圧を0V〜5Vに増幅して出力し、0V〜5Vの増幅信号をA/Dコンバータ3に入力する。本発明の電流検出装置は、第1のアンプ2Aと第2のアンプ2Bの増幅率を異なるようにして、小電流領域の精度を高くすることができる。たとえば、アンプの増幅率を2から4の2倍にして、0V〜1.25Vの入力電圧を0V〜5Vに増幅して出力し、これをA/Dコンバータでデジタル信号に変換して、0A〜50Aの電流を高精度に検出できる。第1のアンプの増幅率を高くして+側の小電流を高精度に検出でき、また第2のアンプの増幅率を高くして−側の小電流を高精度に検出できる。アンプの増幅率を高くすると、小電流を高精度に検出できるが、検出できる電流範囲は小さくなる。したがって、小電流を検出するときにアンプの増幅率を大きくして検出精度を高くし、大電流を検出するときにはアンプの増幅率を小さくして検出する電流範囲を広くする。この電流検出装置は、増幅率が異なるアンプを切り換えて使用し、あるいはアンプの増幅率を変更して、小電流を高精度に大電流を広い検出範囲で検出できる。
図1の電流検出装置は、A/Dコンバータ3の出力側に補正回路8を設けている。補正回路8は、電流センサ1とアンプ2とA/Dコンバータ3の直線性を補正する関数やテーブルを記憶している。この補正回路8は、入力されるデジタル信号を補正して出力する。したがって、この電流検出装置は、電流センサ1とアンプ2とA/Dコンバータ3に理想的な直線性でないものを使用しながら、電流を正確に検出できる。
さらに、図1の電流検出装置は、第1のアンプ2Aと第2のアンプ2Bの検出信号を設定値に比較して故障を判定する故障検出回路9を備える。この故障検出回路9は、第1のアンプ2Aと第2のアンプ2Bから出力される検出信号を設定値に比較する。正常に動作するアンプ2から出力される検出信号の電圧範囲が0V〜5Vとするとき、5V以上の検出信号が出力されると故障と判定する。アンプ2が正常に動作する状態で、検出信号が5Vを超えることがないからである。また、アンプ2は、帰還抵抗の電気抵抗が変動すると増幅率が変化する。たとえば、増幅率を2に設定しているアンプ2の増幅率が2から3に変化すると、0V〜2.5Vの検出信号が入力されて、出力電圧は0V〜7.5Vと大きくなる。故障検出回路9は、アンプ2の出力電圧からアンプ2の故障を検出し、さらに、この出力電圧からアンプ2の増幅率を補正して、電流を正確に検出することもできる。すなわち、故障検出回路9は、アンプ2から出力される0V〜7.5Vの増幅信号を、0A〜100Aの電流となるように補正して、アンプ2が故障する状態にあっても電流を正確に検出できる。
本発明の一実施例にかかる電流検出装置のブロック図である。 電流センサの検出電流−出力電圧特性の一例を示す図である。 電流センサの検出電流−出力電圧特性の他の一例を示す図である。
符号の説明
1…電流センサ
2…アンプ 2A…第1のアンプ
2B…第2のアンプ
3…A/Dコンバータ
4…D/Aコンバータ
5…バッファーアンプ
6…制御回路
7…バッファーアンプ
8…補正回路
9…故障検出回路

Claims (5)

  1. 正負の電流を検出して、0Vから+側電圧の検出信号を出力する電流センサ(1)と、この電流センサ(1)の検出信号をレベルシフトして、正電流に相当する検出信号を増幅して正電圧の増幅信号を出力する第1のアンプ(2A)と、電流センサ(1)の検出信号をレベルシフトして、負電流に相当する検出信号を反転して増幅して、正電圧の増幅信号を出力する第2のアンプ(2B)と、第1のアンプ(2A)と第2のアンプ(2B)の増幅信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ(3)とを備える電流検出装置。
  2. 検出する電流を0Aとする状態で、前記第1のアンプ(2A)と第2のアンプ(2B)の出力を0Vにレベルシフトするレベルシフト電圧を出力するD/Aコンバータ(4)を備える請求項1に記載される電流検出装置。
  3. 前記第1のアンプ(2A)と第2のアンプ(2B)の増幅率が異なる請求項1に記載される電流検出装置。
  4. 前記A/Dコンバータ(3)の出力側に、検出電流を補正する補正回路(8)を有する請求項1に記載される電流検出装置。
  5. 前記第1のアンプ(2A)と第2のアンプ(2B)の検出信号を設定値に比較して故障を判定する故障検出回路(9)を備える請求項1に記載される電流検出装置。
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