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JP2009040570A - エレベータのかご固定装置 - Google Patents

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JP2009040570A
JP2009040570A JP2007209058A JP2007209058A JP2009040570A JP 2009040570 A JP2009040570 A JP 2009040570A JP 2007209058 A JP2007209058 A JP 2007209058A JP 2007209058 A JP2007209058 A JP 2007209058A JP 2009040570 A JP2009040570 A JP 2009040570A
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Daisuke Tsukahara
原 大 祐 塚
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Toshiba Elevator and Building Systems Corp
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Toshiba Elevator Co Ltd
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Abstract

【課題】スイッチ内のばねが壊れていても、スイッチを確実にオフにし、点検作業中にはエレベータのかごを固定し停止させる。
【解決手段】スイッチ機構は、ロック棒27が固定機構5に係止されたときにかごの駆動装置の電源をオフにし、操作機構3のロック棒27と固定機構5の係止が解除されてロック棒27が退行復帰した後に電源をオンにするリミットスイッチ35を備える。ロック棒27が進行したときの第1状態および退行したときの第2状態の間でロック棒27に係合してロック棒の進退動作に伴う状態の変化に追従して、ロック棒27が第1状態となっているときに電源をオフのまま維持する状態維持手段を備える。状態維持手段は、ローラ35aと、カム機構41とを備え、カム機構41は、ロック棒27の後端部に固定されてロック棒27の進行方向への移動に伴いローラ35aを後退方向に付勢するように案内してリミットスイッチ35内部の接点をオフさせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータのかご固定装置に関し、特に、機械室なしエレベータなど昇降路内で保守点検作業を行なう必要のあるエレベータのかごを確実に固定し停止させるエレベータのかご固定装置に関する。
一般に、多くのエレベータは、利用者が乗るエレベータかご(以下、かごとする)と、かごを昇降させる巻上磯と、かごとのバランスを取る釣合いおもりと、巻上磯に巻回されてかごと釣合いおもりとを結合するロープと、エレベータ全体の動作を制御する制御装置とから構成されたロープ式エレベータである。ロープ式エレベータの設置スペースとしては、エレベータかごの昇降路と、巻上機や制御装置(制御盤)を収納する機械室とが必要であり、機械室は、昇降路の最上部に設けられる。
ところが、マンション等の集合住宅では、日照権などの建築条件の関係から、建物の最上部に充分な機械室スペースを確保できない場合がある。そこで、機械室用スペースを不要とした機械室なしエレベータが従来から提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図6は、従来の機械室なしエレベータの一例を示す斜視図である。図6に示すエレベータ停止ロック装置は、かご1天井部の上梁2に設けた操作機構3と、かご側ガイドレール4を昇降路11の壁に固定する固定部に設けた固定機構5とからなり、吊りロープ式の機械室なしエレベータに適用されている。また、図1に示す停止ロック装置が適用されるエレベータには、機械室は設けられていないが、通常の吊りロープ式の機械室なしエレベータの機械室に設置されるべき巻上機等の機器は、昇降路11の頂部に至る壁側とかご1の投影面との隙間に設置されている。すなわち、図1において、巻上機10は、昇降路11の天井に近い位置に支持固定されている。この巻上機10は、かご1および釣合いおもり6をロープ7により昇降駆動する電動機等の駆動装置8と、トラクションシーブ9とを備える。ロープ7の両端部には、かご1と釣合いおもり6とが吊されている。
この機械室なしエレベータにおいては、かご1を駆動する駆動装置や制御装置が昇降路11内に設置されるため、駆動装置や制御装置の保守点検を行なうときには、かご1の天井の上に乗り行なうことになる。このとき、保守点検中に急にかご1が動き始めると、かご1の上で作業をしている作業員の安全を確保できない虞があるので、かご1の昇降動作を完全に停止させるためのかご固定装置が設置されている。
図7は、従来のかご固定装置の(a)平面図、(b)正面図、(c)斜視図である。また、図8は、従来のかご固定装置の固定機構の(a)正面図、(b)平面図である。図6および図7において、操作機構3はかご1の天井部に設置されて、保守点検の際、作業員により操作される。操作機構3は、第1〜第3のブラケット24〜26、ロック棒27、操作レバー28、操作レバー連結軸29、固定用ナット30、固定用ボルト31、固定用ナット32、上梁固定用ボルト33、上梁固定用ナット34および電源オフ手段としてリミットスイッチ35を備える。
固定機構5はレール4に取り付けられており、図8に示すように操作機構3のロック棒27が挿入できるロック棒挿入穴36aがあいている。作業員は、かご上で保守点検を行なう際には操作機構3を操作してロック棒27を固定機構5の挿入穴36aに挿入することによりかごを固定することができる。ロック棒27を動かす時には操作レバー28を上に持ち上げてブラケット25の溝部25bからはずれた状態で横方向にスライドさせ溝部25aにレバー28を嵌合させる。
操作機構3のブラケット26には、内部に接点接離機構を有するリミットスイッチ35が取付けられている。このリミットスイッチ35は、レバーにより回動可能に支持されてロック棒27の端部に当接するように位置決めされたローラ35aを有する。リミットスイッチ35のリード線は、巻上機10を制御する制御装置40の電源回路40aに接続されている。ロック棒27の端部の移動に伴いローラ35aが移動すると、リミットスイッチ35内部の接点接離機構は、その中に組み込まれたばねの力により開閉し、これにより電源回路40aをオン・オフするようになっている。
通常は、ロック棒27が退行方向にローラ35aを押している状態でスイッチ35は電源回路40aをオンしており、かご固定装置が操作されてロック棒27が進行してロック棒結合部材36に結合している状態では、ロック棒27が移動するためスイッチ35のばねの力によりローラ35aが接点解除方向に動いてスイッチ35は電源回路40aをオフにする。
特開2000−203774号公報
しかしながら、上述した従来技術においては、ロック棒27が固定機構5に挿入されているときにはリミットスイッチ35の接点接離機構がバネ力により開いた状態で電源回路40aをオフすることができるが、スイッチの中のばねが壊れてしまったときには電源回路をオフできなくなる虞があり、駆動装置が動作する可能性があるという問題がある。
本発明は、かご固定装置を操作したときに、たとえリミットスイッチ内のばねに異常があったとしても確実にスイッチをオフにすることにより、点検作業中にエレベータのかごを確実に固定し停止させるかご固定装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るエレベータのかご固定装置は、昇降路内のガイドレールに案内されて昇降するエレベータかごから前記昇降路の静止部側へ長手方向に進退可能なロック棒によりかごの固定と解除を可能にする操作機構と、前記ロック棒が前記静止部側に進行したときに前記ロック棒の先端部を係止するために前記静止部側に設けられた固定機構と、前記固定機構が前記ロック棒の先端部を係止したときにエレベータかごの駆動装置の電源をオフにするスイッチ機構と、を備え、前記スイッチ機構は、前記ロック棒が前記固定機構に係止されたときに前記エレベータかごの駆動装置の電源をオフにすると共に、前記操作機構のロック棒と前記固定機構の係止が解除されて前記ロック棒が前記エレベータかご側に退行復帰した後に前記駆動装置の電源をオンにするリミットスイッチと、前記ロック棒が進行したときの第1状態および退行したときの第2状態の間で前記ロック棒の一部分に係合して前記ロック棒の進退動作に伴う2つの状態の変化に追従すると共に、前記ロック棒が前記第1状態となっているときに前記駆動装置の電源をオフのまま維持する状態維持手段と、を備えることを特徴とする。
本発明に係るエレベータかごの固定装置は、上記構成のものにおいて、前記リミットスイッチは、前記ロック棒の後端部側に配置されると共に、前記状態維持手段は、前記リミットスイッチの前記ロック棒側の端部に揺動自在に基端側が固定されたロッドの先端に回転自在に軸支されたローラと、前記ロック棒の後端部に固定されて前記ロック棒の進行方向への移動に伴い前記ローラを後退方向に付勢するように案内して前記リミットスイッチの接点を強制的にオフさせると共にこのオフの状態を維持させるカム機構と、を備えることを特徴とする。
本発明に係るエレベータかごの固定装置は、上記構成のものにおいて、前記リミットスイッチは、前記ロック棒の前端部側に前記ロック棒の延在する方向と直交する方向に延在するように配置されると共に、前記状態維持手段は、前記リミットスイッチの前記ロック棒側の端部に揺動自在に基端側が固定されたロッドの先端に回転自在に軸支されたローラを備え、前記ローラは、前記ロック棒の後退時は前記ロック棒の前端部に当接し、前記ロック棒の進行に伴って回転しながら前記ロック棒の周面により前記ロック棒から離隔する方向に前記ロッドを付勢することにより前記リミットスイッチの接点を強制的にオフさせると共にこのオフの状態を維持させることを特徴とする。
本発明に係るエレベータかごの固定装置は、上記構成のものにおいて、前記操作機構は前記エレベータかごに固定されると共に前記ロック棒を進退動自在に保持するブラケットと、前記ロック棒を前記第1状態と前記第2状態のそれぞれで位置決めする位置ずれ防止ピンと、を備えることを特徴とする。
本発明に係るエレベータかごの固定装置は、上記構成のものにおいて、前記リミットスイッチは、前記ロック棒の後端部側に配置されると共に、前記状態維持手段は、前記リミットスイッチの前記ロック棒側の端部に揺動自在に基端側が固定されたロッドの先端に回転自在に軸支されたローラと、前記ロック棒の後端部側の周面の一部に形成された傾斜案内面により前記ロック棒の進行方向への移動に伴う前記ローラを後退方向に付勢するように案内して前記リミットスイッチの接点を強制的にオフさせると共にこのオフの状態を維持させるカム面と、を備えることを特徴とする。
本発明に係るエレベータかごの固定装置は、上記構成のものにおいて、前記リミットスイッチは、前記ロック棒の後端部側に配置されると共に、前記状態維持手段は、前記リミットスイッチの前記ロック棒側の端部に揺動自在に基端側が固定されたロッドの先端に回転自在に軸支されたローラと、前記ロック棒の後端部に一端が固定されると共に他端が前記ローラに固定された紐状部材と、を備え、前記ロック棒の進行方向への移動に伴い前記紐状部材が前記ローラを進行方向に牽引することにより前記リミットスイッチの接点を強制的にオフさせると共にこのオフの状態を維持させることを特徴とする。
本発明によれば、点検作業中にエレベータのかごが確実に固定され停止される。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係るエレベータのかご固定装置の実施形態について詳細に説明する。
[第1実施形態]
第1実施形態に係るエレベータのかご固定装置は、操作機構3と、固定機構5と、スイッチ機構としてのリミットスイッチ35、を備えている。操作機構3は、昇降路内のガイドレールに案内されて昇降するエレベータかごから昇降路の静止部側へ長手方向に進退可能なロック棒によりかごの固定と解除を可能にする。固定機構5は、ロック棒が静止部側に進行したときにロック棒の先端部を係止するために静止部側に設けられている。スイッチ機構は、固定機構がロック棒の先端部を係止したときにエレベータかごの駆動装置の電源をオフにする。
スイッチ機構は、図1(a)に示すように、ロック棒27が固定機構5に係止されたときにエレベータかごの駆動装置の電源をオフにすると共に、操作機構3のロック棒27と固定機構5の係止が解除されてロック棒27がエレベータかご側に退行復帰した後に前記駆動装置の電源をオンにするリミットスイッチ35を備える。また、スイッチ機構は、ロック棒27が進行したときの第1状態(図1(c))および退行したときの第2状態(図1(b))の間でロック棒27の一部分に係合して前記ロック棒の進退動作に伴う2つの状態の変化に追従すると共に、ロック棒27が第1状態となっているときに駆動装置の電源をオフのまま維持する状態維持手段と、を備える。
この第1実施形態においては、リミットスイッチ35は、ロック棒27の後端部側に配置されている。また、状態維持手段は、ローラ35aと、カム機構41と、を備える。ローラ35aは、リミットスイッチ35のロック棒27側の端部に揺動自在に基端側が固定されたロッドの先端に回転自在に軸支されている。カム機構41は、ロック棒27の後端部に固定されてロック棒27の進行方向への移動に伴いローラ35aを後退方向に付勢するように案内してリミットスイッチ35内部の図示されない接点を強制的にオフさせると共にこのオフの状態を維持させる。
さらに詳細な構成について図1(a)〜(c)を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るエレベータのかご固定装置の(a)かご固定動作前の平面図、(b)かご固定動作前の正面図、(c)かご固定動作後の正面図をそれぞれ示している。
図1において、ロック棒27の後端部には、ボルト32、ナット33、ばね座44、平座45により、状態維持手段としてのカム41がリミットスイッチ35のローラ3aに被さるように、取り付けられている。このときカム41を取り付けているボルト32、ナット33、ばね座44、平座45には適当な隙間が設けられており、カム41はロック棒27に対して回転可能となっている。
また、このときローラ35aはカム41に接しておらず、リミットスイッチ35はオンの状態となっている。そして、かご固定装置を操作する場合、ロック棒27の端部の移動に伴いカム41が移動すると、カム41はローラ35aに当接してローラ35aを移動させ。リミットスイッチ35をオフするようになっている。ここで、ロック棒27を移動させるときに、操作レバー28を溝25bとの係合から外すために上に持ち上げる。
この結果、ロック棒27は回転動作をすることになるが、カム41は前述のようにロック棒27に対して回転可能に取り付けられているため、ロック棒の動きに追従することができる。ロック棒27を戻したときには、ローラ35aはリミットスイッチ35に組み込まれたばねの力により移動しスイッチはオンする。このように、カム機構を用いることにより、リミットスイッチ35内のばねが壊れているなど異常なときにも確実に電源回路をオフさせることができる。
また、ばねが壊れている状態でかご固定装置を戻したときに、リミットスイッチはオフ状態を維持したままであるが、この状態の維持はフェールセーフの考え方に基づいているため、システムとしては安全側の状態となる。
[第2実施形態]
図2は、本発明の第2実施形態のエレベータのかご固定装置の固定動作前の状態を示す(a)平面図、(b)正面図である。
基本的な構成は第1実施形態と同様であるが、第2実施形態においては、リミットスイッチ35の取り付け位置およびローラ35aの取り付け状態が異なると共に、状態維持手段がカム機構ではなくローラ35aとロック棒の周面である点で異なる。すなわち、図2(a)(b)に示すように、リミットスイッチ35は、ロック棒27の進行方向の前端部側でロック棒27の延在する方向(図中、水平方向)と直交する方向(同、垂直方向)に延在するように配置される。また、状態維持手段は、リミットスイッチ35のロック棒27側の端部(図中、上端部)に揺動自在に基端側が固定されたロッドの先端に回転自在に軸支されたローラ35である。このローラ35は、ロック棒27の後退時はロック棒27の前端部に当接し、ロック棒27の進行に伴って回転しながらロック棒の周面により前記ロック棒から離隔する方向にロッドを付勢する。これにより、リミットスイッチ35内部の接点は強制的にオフさせられ、このオフの状態はロック棒27の周面がローラ35aを押圧することで維持される。
詳細な構成について、図2(a)(b)を用いて、説明する。リミットスイッチ35はたて柱11に取り付けられたブラケット46に取り付けられ、ロック棒27の前端部に当接するように設置される。この状態でリミットスイッチ35はオンしている。ここで、かご固定装置を操作するときに、ロック棒27の前端部の移動に伴い、ローラ35aが回転しながら下方へ押圧されるように動いて引き続いてロック棒27の周面により下方に押圧されることにより、リミットスイッチ35をオフするようになっている。
ロック棒27を後退方向に戻したときには、ローラ35aはリミットスイッチ35の内部に組み込まれた図示されないばねの力により移動してスイッチはオンされる。このような機構を用いることにより、リミットスイッチ35内のばねが壊れていた場合でも確実に電源回路をオフさせることができる。
[第3実施形態]
第3実施形態では、操作機構3の基本的構成は第1実施形態と同じであるが、ロック棒27の進退動作が異なる。
図3(a)(b)に示すように、操作機構3は、エレベータかご天井部の上梁2に固定されたブラケット24を備えている。このブラケット24は、ロック棒27を進退動自在に保持する。また、位置ずれ防止ピン49が設けられ、ロック棒27が固定機構5側に進行した第1状態と、ロック棒27が退行した第2状態とのそれぞれの位置でロック棒27を位置決めする構成となっている。
詳細には、第1実施形態ではロック棒27を移動させる際に、溝25bから操作レバー28の係合を解除するために、ロック棒27を回転してスライドさせていたが、第3実施形態ではブラケット25の溝25cは1つであり、ロック棒27の動作はスライド運動のみとなり、回転運動を行わせる必要がなくなる。具体的な位置決め方法としては、ブラケット24およびロック棒27に位置決め用の穴を2箇所(通常時用、かご固定装置動作時用)に設けておいて、位置ずれ防止ピン49をロック棒27に差し込むことにより、ロック棒27の位置決めをすると共に、ロック棒27の位置ずれを防止している。
ロック棒27の後端部には、カム50がボルト42により取り付けられている。ロック棒27が回転しないようにするため、カム50の形状は第1実施形態のように、ローラ35aの周面または側部のずれを防止する構成を設ける必要がなくなり、カム50の取り付けもボルトのみの簡素化された構造を実現できる。
[第4実施形態]
第4実施形態は操作機構3の基本的な構成が第3実施形態と同じであるが、図4(a)(b)に示すように、リミットスイッチ35を動作させるカムの形状が異なる。
図4(a)(b)に示すように、リミットスイッチ35は、ロック棒27の後端部側に配置される。状態維持手段は、リミットスイッチ35のロック棒27側の端部に揺動自在にその基端側が固定されたロッドの先端に回転自在に軸支されたローラ35aと、ロック棒27の周面に形成されたローラを後退方向に付勢するように案内するカム面としての溝27aと、を備える。
溝27aは、ロック棒27の後端部側の周面の一部に形成された傾斜案内面により、ロック棒27の進行方向への移動に伴うローラ35aを後退方向に付勢するように案内している。これにより、溝27aのカム面は、リミットスイッチ35の図示されない接点を強制的にオフさせると共にこのオフの状態を維持させる。
ロック棒27の後端側の周面の下部には、斜めに切削された溝27aが設けられて、リミットスイッチ35に設けられたローラ35aがこの溝27aの中に納まるように設けられており、溝27aはカム面としての役割を果たしている。ロック棒27にカムの機能を盛り込むことにより部品点数の削減や、省スペース化を図ることができる。
[第5実施形態]
第5実施形態は、操作機構3の基本的な構成は第1または第3実施形態と同じであり、リミットスイッチ35を動作させるためにカムの変わりに紐状部材を用いることを特徴とする。
図5(a)(b)において、リミットスイッチ35は、ロック棒27の後端部側に配置されている。状態維持手段は、ローラ35aと、紐状部材51と、を備えている。ローラ35aは、リミットスイッチ35のロック棒27側の端部に揺動自在に基端側が固定されたロッドの先端に回転自在に軸支されている。紐状部材51は、ロック棒27の後端部に一端が固定されると共に他端がローラ35aに固定されている。紐状部材51は、ロック棒27の進行方向への移動に伴い、ローラ35aを進行方向に牽引することによりリミットスイッチ35の図示されない接点を強制的にオフさせて、このオフの状態を維持させる構成を備える。
詳細な構成を説明すると、図5(a)(b)において、ロック棒27の後端部には、固定用のボルト52によりナイロンの紐状部材51の一端が固定されており、紐状部材51の他端はリミットスイッチ35のローラ35aに連結されている。ローラ35aは、第1実施形態と同様に、ロッドを介してリミットスイッチ35の一端に連結されている。
以上の構成における動作を説明する。かご固定装置の操作機構3を操作する場合、ロック棒27の端部の移動に伴い、紐状部材51によりローラ35aが牽引されてリミットスイッチ35をオフするようになっている。また、紐状部材51の牽引によりローラ35aが第2状態を維持することにより、リミットスイッチ35のオフ状態も維持される。
ロック棒27を第1状態に戻したときには、ローラ35aはリミットスイッチ35に組み込まれたばねの力により内部の接点を移動させてスイッチはオンとなる。このような機構を用いることにより、リミットスイッチ35内部に設けられたばねが壊れているときでも確実に回路をオフさせることができる。
第1実施形態のエレベータのかご固定装置の(a)動作前の平面図、(b)動作前の正面図、(c)動作後の正面図である。 第2実施形態の動作前の(a)平面図、(b)正面図である。 第3実施形態の動作前の(a)平面図、(b)正面図である。 第4実施形態の動作前の(a)平面図、(b)正面図である。 第5実施形態の動作前の(a)平面図、(b)正面図である。 従来の機械室なしエレベータの一例を示す斜視図である。 従来のかご固定装置の(a)平面図、(b)正面図、(c)斜視図である。 従来のかご固定装置の固定機構の(a)正面図、(b)平面図である。
符号の説明
3 操作機構
5 固定機構
27 ロック棒
35 スイッチ機構(リミットスイッチ)
35a ローラ
41 状態維持手段(カム機構)

Claims (6)

  1. 昇降路内のガイドレールに案内されて昇降するエレベータかごから前記昇降路の静止部側へ長手方向に進退可能なロック棒によりかごの固定と解除を可能にする操作機構と、
    前記ロック棒が前記静止部側に進行したときに前記ロック棒の先端部を係止するために前記静止部側に設けられた固定機構と、
    前記固定機構が前記ロック棒の先端部を係止したときにエレベータかごの駆動装置の電源をオフにするスイッチ機構と、を備え、
    前記スイッチ機構は、
    前記ロック棒が前記固定機構に係止されたときに前記エレベータかごの駆動装置の電源をオフにすると共に、前記操作機構のロック棒と前記固定機構の係止が解除されて前記ロック棒が前記エレベータかご側に退行復帰した後に前記駆動装置の電源をオンにするリミットスイッチと、
    前記ロック棒が進行したときの第1状態および退行したときの第2状態の間で前記ロック棒の一部分に係合して前記ロック棒の進退動作に伴う2つの状態の変化に追従すると共に、前記ロック棒が前記第1状態となっているときに前記駆動装置の電源をオフのまま維持する状態維持手段と、
    を備えることを特徴とするエレベータのかご固定装置。
  2. 前記リミットスイッチは、前記ロック棒の後端部側に配置されると共に、
    前記状態維持手段は、前記リミットスイッチの前記ロック棒側の端部に揺動自在に基端側が固定されたロッドの先端に回転自在に軸支されたローラと、前記ロック棒の後端部に固定されて前記ロック棒の進行方向への移動に伴い前記ローラを後退方向に付勢するように案内して前記リミットスイッチの接点を強制的にオフさせると共にこのオフの状態を維持させるカム機構と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のエレベータかごの固定装置。
  3. 前記リミットスイッチは、前記ロック棒の前端部側に前記ロック棒の延在する方向と直交する方向に延在するように配置されると共に、
    前記状態維持手段は、前記リミットスイッチの前記ロック棒側の端部に揺動自在に基端側が固定されたロッドの先端に回転自在に軸支されたローラを備え、前記ローラは、前記ロック棒の後退時は前記ロック棒の前端部に当接し、前記ロック棒の進行に伴って回転しながら前記ロック棒の周面により前記ロック棒から離隔する方向に前記ロッドを付勢することにより前記リミットスイッチの接点を強制的にオフさせると共にこのオフの状態を維持させることを特徴とする請求項1に記載のエレベータかごの固定装置。
  4. 前記操作機構は、前記エレベータかごに固定されると共に前記ロック棒を進退動自在に保持するブラケットと、前記ロック棒を前記第1状態と前記第2状態のそれぞれで位置決めする位置ずれ防止ピンと、を備えることを特徴とする請求項1に記載のエレベータかごの固定装置。
  5. 前記リミットスイッチは、前記ロック棒の後端部側に配置されると共に、
    前記状態維持手段は、前記リミットスイッチの前記ロック棒側の端部に揺動自在に基端側が固定されたロッドの先端に回転自在に軸支されたローラと、前記ロック棒の後端部側の周面の一部に形成された傾斜案内面により前記ロック棒の進行方向への移動に伴う前記ローラを後退方向に付勢するように案内して前記リミットスイッチの接点を強制的にオフさせると共にこのオフの状態を維持させるカム面と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のエレベータかごの固定装置。
  6. 前記リミットスイッチは、前記ロック棒の後端部側に配置されると共に、
    前記状態維持手段は、前記リミットスイッチの前記ロック棒側の端部に揺動自在に基端側が固定されたロッドの先端に回転自在に軸支されたローラと、前記ロック棒の後端部に一端が固定されると共に他端が前記ローラに固定された紐状部材と、を備え、
    前記ロック棒の進行方向への移動に伴い前記紐状部材が前記ローラを進行方向に牽引することにより前記リミットスイッチの接点を強制的にオフさせると共にこのオフの状態を維持させることを特徴とする請求項1に記載のエレベータかごの固定装置。
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