JP2009036881A - 地図表示装置、地図表示プログラム、及びナビゲーション装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】タッチパネルを操作して地図上の目的地を探索する際などにおける、地図のスクロール及び縮尺変更のための操作の手間を軽減し、探索時間を短縮することが可能な地図表示装置等を提供する。
【解決手段】地図Mを複数の縮尺で表示画面5に表示可能な地図表示装置であって、表示画面5上に設けられたタッチパネル3と、タッチパネル3の検出領域を、所定の基準位置Pbから離れる方向に沿って複数の領域A1〜A3に分け、領域A1〜A3間で異なる縮尺変更動作を設定する領域設定手段と、タッチパネル3へのタッチ操作が検出された際に、当該タッチ操作が検出されたタッチパネル3上の点であるタッチ点P1、P2に対応する地図M上の位置を基準として地図Mをスクロールさせるとともに、当該タッチ点P1、P2が属する領域A1〜A3に設定された縮尺変更動作を行う表示変更手段とを備える。
【選択図】図2
【解決手段】地図Mを複数の縮尺で表示画面5に表示可能な地図表示装置であって、表示画面5上に設けられたタッチパネル3と、タッチパネル3の検出領域を、所定の基準位置Pbから離れる方向に沿って複数の領域A1〜A3に分け、領域A1〜A3間で異なる縮尺変更動作を設定する領域設定手段と、タッチパネル3へのタッチ操作が検出された際に、当該タッチ操作が検出されたタッチパネル3上の点であるタッチ点P1、P2に対応する地図M上の位置を基準として地図Mをスクロールさせるとともに、当該タッチ点P1、P2が属する領域A1〜A3に設定された縮尺変更動作を行う表示変更手段とを備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、地図を複数の縮尺で表示画面に表示する地図表示装置及び地図表示プログラム、並びにそれらを用いたナビゲーション装置に関する。
例えばナビゲーション装置等の地図表示装置では、目的地周辺の地図を表示画面に表示するために、地図を各方向にスクロールできるようにされていることが多い。しかし、地図を一定速度で所定の方向にスクロールさせるだけでは、目的地が表示中の地域から離れている場合に長時間スクロールさせる必要があるなど、不便な場合が生じる。そこで、このような地図のスクロールを迅速に行うための技術として、例えば、下記の特許文献1には、以下のような地図スクロール方法の技術が開示されている。
すなわち、この地図スクロール方法は、地図のスクロール方向を指定するためのスクロールキーが連続操作されている時間を監視し、上記スクロールキーが連続操作されている時間が予め定められた時間を超過するごとに地図を広域な縮尺の地図に順次自動的に切換えていき、かつ表示画面上では指定方向へのスクロールを継続させるものである。また、この地図スクロール方法では、地図を広域な縮尺の地図に切換えた後に、スクロールキーの連続操作が中止された場合、このスクロールキーの連続操作が中止されたときに表示画面上に表示されている地図をスクロールキーが連続操作される前の縮尺の地図に自動的に切換えることも行われる。
この地図スクロール方法によれば、スクロールキーが連続操作されている時間が予め定められた時間を超過するごとに地図を広域な縮尺の地図に順次自動的に切換えながらスクロールを継続させることになるので、手動で地図を広域な縮尺の地図に切換えながらスクロールさせる場合に比べて、簡単な操作でスクロール時間を短縮することができる利点がある。また、目的地の周辺が表示画面上に現れたときにスクロールキーの連続操作を中止すれば、表示されている地図が元の縮尺の地図に自動的に切換わるので、地図を見やすくするために手動で縮尺を変える必要がない利点もある。
しかし、上記の地図スクロール方法は、リモートコントローラ等のスクロールボタンを操作する場合にしか適用できない。そのため、近年増加しているタッチパネルによる操作方式を採用するナビゲーション装置等の地図表示装置に適用することができない。また、上記の地図スクロール方法では、スクロールキーが所定時間連続操作されるごとに地図を広域な縮尺とする縮小動作を行い、スクロールキーの連続操作が中止されたときに当該連続操作がされる前の縮尺の地図に自動的に切換えるのみである。したがって、地図をスクロールさせた後、当該スクロール後の地域において更に地図を拡大して詳細な地図により目的地の探索を行う場合等には、従来と同様に手動で縮尺を変更する必要があり、不便であった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、タッチパネルを操作して地図上の目的地を探索する際などにおける、地図のスクロール及び縮尺変更のための操作の手間を軽減し、探索時間を短縮することが可能な地図表示装置及び地図表示プログラム、並びにそれらを用いたナビゲーション装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る、地図を複数の縮尺で表示画面に表示可能な地図表示装置の特徴構成は、前記表示画面上に設けられたタッチパネルと、前記タッチパネルの検出領域を、所定の基準位置から離れる方向に沿って複数の領域に分け、領域間で異なる縮尺変更動作を設定する領域設定手段と、前記タッチパネルへのタッチ操作が検出された際に、当該タッチ操作が検出された前記タッチパネル上の点であるタッチ点に対応する地図上の位置を基準として地図をスクロールさせるとともに、当該タッチ点が属する前記領域に設定された縮尺変更動作を行う表示変更手段と、を備えた点にある。
この特徴構成によれば、地図が表示される表示画面上のタッチパネルの検出領域が複数の領域に分けられ、それぞれの領域に他の領域とは異なる縮尺変更動作が設定されることになる。よって、タッチパネルを操作して地図上の目的地を探索する際などに、任意の方向への地図のスクロールと当該地図の縮尺変更動作とを、タッチパネルへの一回のタッチ操作により行うことができる。またこの際、タッチパネルの複数の領域にそれぞれ異なる縮尺変更動作が設定されているので、タッチパネルへのタッチ操作を行う領域を選択することにより、それぞれ異なる縮尺変更動作をスクロールと同時に行うことができる。よって、目的地の探索の際などにおける地図のスクロール及び縮尺変更のための操作の手間を軽減し、探索時間を短縮することが可能となるので、使用者にとっての利便性を向上させることができる。
また、一般的に、使用者が地図のスクロールのためにタッチ操作を行うタッチパネル上の位置と、当該スクロールと同時に行うことによる利便性が高い縮尺変更動作との間には、ある基準位置からの距離に応じた関係が成立する場合が多いと考えられる。この特徴構成によれば、タッチパネルの検出領域は、所定の基準位置から離れる方向に沿って複数の領域に分けられている。よって、当該基準位置からの距離に応じて、領域間で異なる縮尺変更動作を設定することが可能となる。したがって、タッチパネルの複数の領域の位置関係と縮尺変更動作とを適切に関連付けて、目的地の探索の際などにおけるタッチパネルの操作性を高めることが可能となる。
ここで、前記縮尺変更動作は、一又は二段階以上の拡大動作、一又は二段階以上の縮小動作、及び変更なし動作の中から選択されると好適である。
この構成によれば、タッチパネルの複数の領域のそれぞれに、一又は二段階以上の拡大動作、一又は二段階以上の縮小動作、及び変更なし動作のいずれかが設定されることになる。よって、使用者は、タッチパネルへのタッチ操作を行う領域を選択することにより、所定の拡大動作、縮小動作、及び変更なし動作のいずれかの動作を、地図のスクロールと同時に行うことができる。よって、タッチパネルを操作して地図上の目的地を探索する際などに、地図のスクロールと同時に、地図の縮尺の拡大、縮小、変更なし等の動作を必要に応じて行うことができる。
また、前記複数の領域の境界は、前記基準位置の周囲を囲む周状に設定されると好適である。
この構成によれば、所定の基準位置を含む領域の外周側に、一又は二以上の周状の領域が設定されることになる。よって、当該基準位置からの距離に応じて、前記タッチパネル上に複数の領域を適切に設定することができる。
また、前記基準位置は、前記タッチパネルの検出領域の中心部に設定していると好適である。
この構成によれば、複数に分けられたタッチパネルの各領域を、全周にわたってほぼ均等な幅を有するように設定することができる。したがって、スクロールさせたい方向によって操作性が異なることのない領域設定とすることができる。
また、前記複数の領域は、前記基準位置を含んで前記検出領域の中心側に位置する中心領域と、この中心領域の外周側に設定された中間領域と、この中間領域の外周側に設定された外周領域との3つの領域であると好適である。
この構成によれば、所定の基準位置からの距離に応じて、中心領域、中間領域、及び外周領域の3つの領域が設定されることになる。そして、これらの3つの領域の位置関係に応じてそれぞれ適切に縮尺変更動作を設定することにより、目的地の探索の際などにおけるタッチパネルの操作性を高めることが可能となる。
このような3つの領域が設定される場合において、前記領域設定手段は、前記縮尺変更動作として、前記中心領域に拡大動作、前記中間領域に変更なし動作、前記外周領域に縮小動作をそれぞれ設定すると好適である。
この構成によれば、表示画面に表示中の地図の表示領域の外にある目的地を探索する場合などに、当該目的地方向のタッチパネルの外周領域にタッチする使用者の操作を利用して、当該目的地方向への地図のスクロールとともに地図の縮小動作を行うことができる。そして、このようなタッチパネルの外周領域への複数回のタッチ操作があった場合には、地図の縮尺を広域側へ順次縮小変更しつつスクロールさせることができる。一方、表示画面に表示中の地図の表示領域における所定の基準位置の近傍で目的地を探索する場合などに、当該基準位置の近傍のタッチパネルの中心領域にタッチする使用者の操作を利用して、当該タッチ点へのスクロールとともに地図の拡大動作を行うことができる。そして、このようなタッチパネルの中心領域への複数回のタッチ操作があった場合には、地図の縮尺を詳細側へ順次拡大変更しつつスクロールさせることができる。また、これらの外周領域と中心領域との間の中間領域に使用者がタッチした場合には、地図の縮尺は変更せずにスクロールのみを行うことができる。したがって、タッチパネルに設定された中心領域、中間領域、及び外周領域のそれぞれの前記基準位置から離れる方向に沿った位置関係に応じて、スクロールと同時に行うことによる利便性が高い縮尺変更動作が適切に設定されることになる。よって、目的地の探索の際などにおけるタッチパネルの操作性を高め、使用者にとっての利便性を向上させることができる。
また、前記複数の領域は、前記基準位置を含んで前記検出領域の中心側に位置する中心領域と、この中心領域の外周側に設定された外周領域との2つの領域であると好適である。
この構成によれば、所定の基準位置からの距離に応じて、中心領域及び外周領域の2つの領域が設定されることになる。そして、これらの2つの領域の位置関係に応じてそれぞれ適切に縮尺変更動作を設定することにより、表示画面及びタッチパネルの面積が比較的小さい場合であっても、目的地の探索の際などにおけるタッチパネルの操作性を高めることが可能となる。
また、前記領域設定手段は、前記中心領域に拡大動作、前記外周領域に縮小動作を設定する第一設定、前記中心領域に変更なし動作、前記外周領域に縮小動作を設定する第二設定、及び前記中心領域に拡大動作、前記外周領域に変更なし動作を設定する第三設定のいずれか一つを前記縮尺変更動作として設定すると好適である。
この構成によれば、タッチパネルに設定された2つの領域、すなわち前記基準位置から離れる方向に沿って内側の中心領域と外側の外周領域との位置関係に応じて、スクロールと同時に行うことによる利便性が高い縮尺変更動作が適切に設定されることになる。よって、目的地の探索の際などにおけるタッチパネルの操作性を高め、使用者にとっての利便性を向上させることができる。
また、前記領域設定手段は、前記表示画面に表示された地図の縮尺が最小縮尺である場合に、前記タッチパネルの検出領域の全体を一つの領域とし、前記縮尺変更動作として拡大動作を設定すると好適である。
この構成によれば、表示画面に表示された地図の縮尺が最小縮尺である場合、すなわち最も広域の地図が表示されている場合には、タッチパネルの全域において、使用者によるタッチ点に対応する地図上の位置を基準として地図を拡大する動作が行われることになる。したがって、地図の更なる縮小が有り得ず、長い距離のスクロールもあまり行われないという状況に応じて、タッチパネルの検出領域の全体に適切な縮尺変更動作が設定されることになる。よって、目的地の探索の際などにおけるタッチパネルの操作性を高め、使用者にとっての利便性を向上させることができる。
また、前記領域設定手段は、前記表示画面に表示された地図の縮尺が最大縮尺である場合に、前記タッチパネルの検出領域の全体を一つの領域とし、前記縮尺変更動作として縮小動作を設定すると好適である。
この構成によれば、表示画面に表示された地図の縮尺が最大縮尺である場合、すなわち最も詳細な地図が表示されている場合には、タッチパネルの全域において、使用者によるタッチ点に対応する地図上の位置を基準として地図を縮小する動作が行われることになる。したがって、地図の更なる拡大が有り得ないという状況に応じて、タッチパネルの検出領域の全体に適切な縮尺変更動作が設定されることになる。よって、目的地の探索の際などにおけるタッチパネルの操作性を高め、使用者にとっての利便性を向上させることができる。
また、前記領域設定手段は、前記表示画面に表示された地図の縮尺が最小縮尺である場合に、前記タッチパネルの検出領域を、前記基準位置を含んで前記検出領域の中心側に位置する中心領域と、この中心領域の外周側に設定された外周領域との2つの領域に分け、前記中心領域に拡大動作、前記外周領域に変更なし動作を設定すると好適である。
この構成によれば、表示画面に表示された地図の縮尺が最小縮尺である場合、すなわち最も広域の地図が表示されている場合には、中心領域に拡大動作が設定され、外周領域に変更なし動作が設定され、タッチパネルの検出領域内に縮小動作が設定されないことになる。したがって、地図の更なる縮小が有り得ないという状況に応じて、タッチパネルの複数の領域にそれぞれ適切な縮尺変更動作が設定されることになる。よって、目的地の探索の際などにおけるタッチパネルの操作性を高め、使用者にとっての利便性を向上させることができる。
また、前記領域設定手段は、前記表示画面に表示された地図の縮尺が最大縮尺である場合に、前記タッチパネルの検出領域を、前記基準位置を含んで前記検出領域の中心側に位置する中心領域と、この中心領域の外周側に設定された外周領域との2つの領域に分け、前記中心領域に変更なし動作、前記外周領域に縮小動作を設定すると好適である。
この構成によれば、表示画面に表示された地図の縮尺が最大縮尺である場合、すなわち最も詳細な地図が表示されている場合には、中心領域に変更なし動作が設定され、外周領域に縮小動作が設定され、タッチパネルの検出領域内に拡大動作が設定されないことになる。したがって、地図の更なる拡大が有り得ないという状況に応じて、タッチパネルの複数の領域にそれぞれ適切な縮尺変更動作が設定されることになる。よって、目的地の探索の際などにおけるタッチパネルの操作性を高め、使用者にとっての利便性を向上させることができる。
また、前記表示変更手段は、前記タッチパネルへのタッチ操作が検出された際に、前記表示画面に前記複数の領域の境界を表す枠線を表示する構成とすると好適である。
この構成によれば、使用者は、タッチパネルの検出領域に設定された複数の領域を目視で確認しながら操作することが可能となる。したがって、使用者による操作ミスを防止でき、タッチパネルの操作性を更に高めることが可能となる。
また、 前記表示変更手段は、前記縮尺変更動作が地図種別の変更を伴う場合と地図種別の変更を伴わない場合とによって前記枠線の表示方法を変更する構成とすると好適である。
この構成によれば、例えば一般地図とこの一般地図より更に詳細な情報を有する市街地図などのように、複数の地図種別の地図の表示が可能な場合において、縮尺変更動作が地図種別の変更を伴うか否かを枠線の表示方法により使用者に知らせることができる。したがって、使用者が意図しない地図種別の変更が行われることを防止できるので、使用者にとっての利便性を更に向上させることができる。
また、前記領域設定手段は、前記表示画面に表示された地図の縮尺に応じて、前記複数の領域の位置及び大きさを変更する構成とすると好適である。
この構成によれば、表示画面に表示された地図の縮尺に応じて、縮尺変更動作が設定された複数の領域のそれぞれの位置及び大きさを適切に調整することが可能となる。したがって、目的地の探索の際などにおけるタッチパネルの操作性を更に高め、使用者にとっての利便性を向上させることができる。
また、前記複数の領域の位置及び大きさの変更のための入力を受け付け、当該入力に基づいて前記複数の領域の位置及び大きさを変更する領域調整手段を更に備えると好適である。
この構成によれば、使用者の好みに応じて、縮尺変更動作が設定された複数の領域のそれぞれの位置及び大きさを調整することが可能となる。したがって、目的地の探索の際などにおけるタッチパネルの操作性を更に高め、使用者にとっての利便性を向上させることができる。
本発明に係るナビゲーション装置の特徴構成は、上記の構成を備えた地図表示装置と、自位置を示す自位置情報を取得する自位置情報取得手段と、を備え、前記表示画面に表示された地図に、前記自位置情報に示される自位置を表す自位置マークを重畳表示する点にある。
この特徴構成によれば、タッチパネルを操作して地図上で目的地を探索する際などに、地図のスクロール及び縮尺変更のための操作の手間を軽減し、迅速かつ容易に目的地の探索などを行うことが可能となる。また、自位置表示を行っている場合に、地図上の自位置に対応するタッチパネル上の位置の近傍に基準位置を設定することにより、タッチパネルの検出領域が、自位置から離れる方向に沿って複数の領域に分けられることになり、当該自位置からの距離に応じて、領域間で異なる縮尺変更動作が設定されることになる。したがって、表示画面及びタッチパネルの面積が比較的小さいナビゲーション装置において、目的地の探索の際などにおけるタッチパネルの操作性を高めることが可能となる。
本発明に係る、タッチパネルが設けられた表示画面に、複数の縮尺で地図を表示する処理をコンピュータに実行させる地図表示プログラムの特徴構成は、前記タッチパネルの検出領域を、所定の基準位置から離れる方向に沿って複数の領域に分け、領域間で異なる縮尺変更動作を設定してなる領域設定に基づいて、前記タッチパネルへのタッチ操作が検出された際に、当該タッチ操作が検出された前記タッチパネル上の点であるタッチ点に対応する地図上の位置を基準として地図をスクロールさせるとともに、当該タッチ点が属する前記領域に設定された縮尺変更動作を行う表示変更処理を、コンピュータに実行させる点にある。
この特徴構成によれば、地図が表示される表示画面上のタッチパネルの検出領域が複数の領域に分けられ、それぞれの領域に他の領域とは異なる縮尺変更動作が設定されることになる。よって、タッチパネルを操作して地図上の目的地を探索する際などに、任意の方向への地図のスクロールと当該地図の縮尺変更動作とを、タッチパネルへの一回のタッチ操作により行うことができる。またこの際、タッチパネルの複数の領域にそれぞれ異なる縮尺変更動作が設定されているので、タッチパネルへのタッチ操作を行う領域を選択することにより、それぞれ異なる縮尺変更動作をスクロールと同時に行うことができる。よって、目的地の探索の際などにおける地図のスクロール及び縮尺変更のための操作の手間を軽減し、探索時間を短縮することが可能となるので、使用者にとっての利便性を向上させることができる。
また、一般的に、使用者が地図のスクロールのためにタッチ操作を行うタッチパネル上の位置と、当該スクロールと同時に行うことによる利便性が高い縮尺変更動作との間には、ある基準位置からの距離に応じた関係が成立する場合が多いと考えられる。この特徴構成によれば、タッチパネルの検出領域は、所定の基準位置から離れる方向に沿って複数の領域に分けられている。よって、当該基準位置からの距離に応じて、領域間で異なる縮尺変更動作を設定することが可能となる。したがって、タッチパネルの複数の領域の位置関係と縮尺変更動作とを適切に関連付けて、目的地の探索の際などにおけるタッチパネルの操作性を高めることが可能となる。
1.第一の実施形態
本発明の第一の実施形態について図面に基づいて説明する。本実施形態では、本発明に係る地図表示装置2を車載用のナビゲーション装置1に適用した場合を例として説明する。図1は、本実施形態に係る地図表示装置2を含むナビゲーション装置1の概略構成を示すブロック図である。この地図表示装置2は、タッチパネル3が設けられた表示装置4を備え、この表示装置4の表示画面5に、複数の縮尺で地図Mを表示可能に構成されている。図2は、表示装置4の表示画面5に表示された地図Mの一例を示す図である。そして、地図表示装置2は、タッチパネル3へのタッチ操作が検出された際に、当該タッチ操作が検出されたタッチパネル3上の点であるタッチ点に対応する地図M上の位置を基準として地図Mをスクロールさせるとともに、当該タッチ点が属するタッチパネル3の領域について設定された縮尺変更動作を行うように構成されている。また、ナビゲーション装置1は、このようにして表示画面5に表示される地図Mを用いて、目的地探索、自位置表示、経路案内等の所定のナビゲーション動作を行うように構成されている。以下、本実施形態に係る地図表示装置2を含むナビゲーション装置1の各部の構成について詳細に説明する。
本発明の第一の実施形態について図面に基づいて説明する。本実施形態では、本発明に係る地図表示装置2を車載用のナビゲーション装置1に適用した場合を例として説明する。図1は、本実施形態に係る地図表示装置2を含むナビゲーション装置1の概略構成を示すブロック図である。この地図表示装置2は、タッチパネル3が設けられた表示装置4を備え、この表示装置4の表示画面5に、複数の縮尺で地図Mを表示可能に構成されている。図2は、表示装置4の表示画面5に表示された地図Mの一例を示す図である。そして、地図表示装置2は、タッチパネル3へのタッチ操作が検出された際に、当該タッチ操作が検出されたタッチパネル3上の点であるタッチ点に対応する地図M上の位置を基準として地図Mをスクロールさせるとともに、当該タッチ点が属するタッチパネル3の領域について設定された縮尺変更動作を行うように構成されている。また、ナビゲーション装置1は、このようにして表示画面5に表示される地図Mを用いて、目的地探索、自位置表示、経路案内等の所定のナビゲーション動作を行うように構成されている。以下、本実施形態に係る地図表示装置2を含むナビゲーション装置1の各部の構成について詳細に説明する。
2.表示装置
表示装置4は、地図Mなどのナビゲーション装置1として機能するための各種の画像を表示画面5に表示する装置である。この表示装置4としては、例えば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機EL(electroluminescence)ディスプレイ、電界放出ディスプレイ、CRT(cathode-ray tube)ディスプレイなどの各種の表示装置を用いることができる。そして、この表示装置4の表示画面5には、後述する演算処理装置11により生成された画像が表示される。このような画像としては、例えば、図2に示すような地図Mの画像のほか、目的地などの検索用画面、各種の設定変更のための設定画面など、ナビゲーション装置1として必要な各種の画像がある。本実施形態においては、このような画像は、後述するナビゲーション用演算部12の表示プログラム14により生成され、表示装置4に入力される。また、表示装置4は、表示画面5に隣接して設けられた操作スイッチ6を有している。ここで、操作スイッチ6は、ナビゲーション装置1を操作するためのスイッチであり、例えば、ナビゲーション装置1の電源のオン/オフ、表示画面5への表示内容の切り替え、検索メニューの呼び出しなどの指令の入力を使用者が行うためのスイッチとなっている。
表示装置4は、地図Mなどのナビゲーション装置1として機能するための各種の画像を表示画面5に表示する装置である。この表示装置4としては、例えば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機EL(electroluminescence)ディスプレイ、電界放出ディスプレイ、CRT(cathode-ray tube)ディスプレイなどの各種の表示装置を用いることができる。そして、この表示装置4の表示画面5には、後述する演算処理装置11により生成された画像が表示される。このような画像としては、例えば、図2に示すような地図Mの画像のほか、目的地などの検索用画面、各種の設定変更のための設定画面など、ナビゲーション装置1として必要な各種の画像がある。本実施形態においては、このような画像は、後述するナビゲーション用演算部12の表示プログラム14により生成され、表示装置4に入力される。また、表示装置4は、表示画面5に隣接して設けられた操作スイッチ6を有している。ここで、操作スイッチ6は、ナビゲーション装置1を操作するためのスイッチであり、例えば、ナビゲーション装置1の電源のオン/オフ、表示画面5への表示内容の切り替え、検索メニューの呼び出しなどの指令の入力を使用者が行うためのスイッチとなっている。
3.タッチパネル
タッチパネル3は、表示装置4の表示画面5上に設けられた操作入力装置であり、使用者によるタッチ操作があった場合に、そのタッチ点(接触点)の位置を検出する。このタッチパネル3は、図1では、表示装置4と分離して表しているが、実際には図2などに示すように、表示装置4の表示画面5上に一体的に固定されて配置されている。そして、タッチパネル3は、表示装置4の表示画面5の全体を覆う検出領域を有している。すなわち、タッチパネル3の検出領域は、表示画面5の外形とほぼ同一形状の矩形(長方形)とされている。また、タッチパネル3の検出領域は、表示画面5に表示される画像を使用者が視認できるようにするために透明又は半透明の材料で構成される。具体的には、タッチパネル3は、各種の方式によるマトリクススイッチにより構成され、使用者によるタッチ操作が検出されたタッチパネル上の点であるタッチ点の位置に対応する信号を出力する。この信号は、タッチパネル3の検出領域の所定位置(いずれかの角部や中心部など)を基準とするタッチ点の二次元座標値(XY座標値)を表す信号である。このタッチパネル3の具体的の方式としては、例えば、電磁誘導式、電気抵抗式、静電容量式、感圧式などの公知の各種方式を用いることができる。なお、タッチパネル3に対するタッチ操作は、使用者の指により行うほか、タッチペンなどの指示部材を用いて行う構成であってもよい。そして、このタッチパネル3による検出信号は、後述する演算処理装置11に出力される。
タッチパネル3は、表示装置4の表示画面5上に設けられた操作入力装置であり、使用者によるタッチ操作があった場合に、そのタッチ点(接触点)の位置を検出する。このタッチパネル3は、図1では、表示装置4と分離して表しているが、実際には図2などに示すように、表示装置4の表示画面5上に一体的に固定されて配置されている。そして、タッチパネル3は、表示装置4の表示画面5の全体を覆う検出領域を有している。すなわち、タッチパネル3の検出領域は、表示画面5の外形とほぼ同一形状の矩形(長方形)とされている。また、タッチパネル3の検出領域は、表示画面5に表示される画像を使用者が視認できるようにするために透明又は半透明の材料で構成される。具体的には、タッチパネル3は、各種の方式によるマトリクススイッチにより構成され、使用者によるタッチ操作が検出されたタッチパネル上の点であるタッチ点の位置に対応する信号を出力する。この信号は、タッチパネル3の検出領域の所定位置(いずれかの角部や中心部など)を基準とするタッチ点の二次元座標値(XY座標値)を表す信号である。このタッチパネル3の具体的の方式としては、例えば、電磁誘導式、電気抵抗式、静電容量式、感圧式などの公知の各種方式を用いることができる。なお、タッチパネル3に対するタッチ操作は、使用者の指により行うほか、タッチペンなどの指示部材を用いて行う構成であってもよい。そして、このタッチパネル3による検出信号は、後述する演算処理装置11に出力される。
4.自位置情報取得手段
このナビゲーション装置1は、自位置を示す自位置情報を取得する自位置情報取得手段21として、GPS受信機7、方位センサ8、及び距離センサ9を有している。ここで、GPS受信機7は、GPS(Global Positioning System)衛星からのGPS信号を受信する装置である。方位センサ8は、自位置の進行方位又はその進行方位の変化を検出するセンサである。この方位センサ8は、例えば、ジャイロスコープや、地磁気センサ等により構成される。距離センサ9は、自位置の移動速度や移動距離を検出するセンサである。この距離センサ9は、例えば、自車両のドライブシャフトやホイール等が一定量回転する毎にパルス信号を出力する車速パルスセンサ、自車両の加速度を検知するヨー・Gセンサ及び検知された加速度を積分する回路等により構成される。そして、GPS受信機7、方位センサ8、及び距離センサ9は、受信した信号や検出結果を演算処理装置11へ出力する。演算処理装置11のナビゲーション用演算部12では、これらのGPS受信機7、方位センサ8及び距離センサ9からの出力に基づいて、公知の方法により自位置を特定する演算が行われる。
このナビゲーション装置1は、自位置を示す自位置情報を取得する自位置情報取得手段21として、GPS受信機7、方位センサ8、及び距離センサ9を有している。ここで、GPS受信機7は、GPS(Global Positioning System)衛星からのGPS信号を受信する装置である。方位センサ8は、自位置の進行方位又はその進行方位の変化を検出するセンサである。この方位センサ8は、例えば、ジャイロスコープや、地磁気センサ等により構成される。距離センサ9は、自位置の移動速度や移動距離を検出するセンサである。この距離センサ9は、例えば、自車両のドライブシャフトやホイール等が一定量回転する毎にパルス信号を出力する車速パルスセンサ、自車両の加速度を検知するヨー・Gセンサ及び検知された加速度を積分する回路等により構成される。そして、GPS受信機7、方位センサ8、及び距離センサ9は、受信した信号や検出結果を演算処理装置11へ出力する。演算処理装置11のナビゲーション用演算部12では、これらのGPS受信機7、方位センサ8及び距離センサ9からの出力に基づいて、公知の方法により自位置を特定する演算が行われる。
また、ナビゲーション用演算部12は、アプリケーションプログラム13として、図示しないマップマッチングプログラムを有しており、後述する地図データベース10から取得される地図情報に基づいて、公知のマップマッチングを行うことにより自位置を地図情報に示される道路上に合わせる補正も行う。このようにして、ナビゲーション用演算部12は、座標(緯度及び経度)で表された現在の自位置及びその進行方位の情報を含む自位置情報を取得する。したがって、本実施形態においては、これらのGPS受信機7、方位センサ8及び距離センサ9と、ナビゲーション用演算部12とにより、自位置情報取得手段21が構成される。
5.地図データベース
地図データベース10は、地図情報が記憶されたデータベースである。ここで、地図情報は、小さい縮尺で広域の地図を表示するための上位レベルの情報から大きい縮尺で詳細な地図を表示するための下位レベルの情報まで複数のレベルに分けられ、レベル単位で階層化して管理されている。各レベルの情報は、所定の経度および緯度で区切られた区画と呼ばれる矩形領域を単位として分割されている。各区画の地図情報は、各区画に設定された区画番号等の区画識別符号を指定することにより読み出すことができる。区画毎の地図情報には、地図表示に必要な各種の情報を有する描画ユニット、マップマッチングや経路探索、経路案内等の各種の処理に必要な情報を有する道路ユニット、交差点の詳細情報から成る交差点ユニットなどが含まれている。また、この描画ユニットには、建物や河川などを表示するために必要な背景レイヤの情報、市町村名や道路名等を表示するために必要な文字レイヤの情報などが含まれている。
地図データベース10は、地図情報が記憶されたデータベースである。ここで、地図情報は、小さい縮尺で広域の地図を表示するための上位レベルの情報から大きい縮尺で詳細な地図を表示するための下位レベルの情報まで複数のレベルに分けられ、レベル単位で階層化して管理されている。各レベルの情報は、所定の経度および緯度で区切られた区画と呼ばれる矩形領域を単位として分割されている。各区画の地図情報は、各区画に設定された区画番号等の区画識別符号を指定することにより読み出すことができる。区画毎の地図情報には、地図表示に必要な各種の情報を有する描画ユニット、マップマッチングや経路探索、経路案内等の各種の処理に必要な情報を有する道路ユニット、交差点の詳細情報から成る交差点ユニットなどが含まれている。また、この描画ユニットには、建物や河川などを表示するために必要な背景レイヤの情報、市町村名や道路名等を表示するために必要な文字レイヤの情報などが含まれている。
後述する演算処理装置11は、アプリケーションプログラム13に従い、地図データベース10から所定の区画の地図情報を読み出して、地図表示、マップマッチング、経路探索などのナビゲーション用の演算処理を実行する。この際、ナビゲーション用演算部12の表示プログラム14は、上記のように複数のレベルに分けられた地図情報を用いて、複数の縮尺で表示装置4の表示画面5に地図を表示する処理を行う。すなわち、例えば、小さい表示縮尺が選択された場合には、下位レベルの地図情報に基づいて比較的狭い範囲の詳細な地図を表示画面5に表示する。一方、大きい表示縮尺が選択された場合には、上位レベルの地図データに基づいて比較的広い範囲の地図を表示画面5に表示する。この地図データベース10は、例えば、ハードディスクドライブ、DVD−ROMを備えたDVDドライブ、CD−ROMを備えたCDドライブ等のように、情報を記憶可能な記録媒体とその駆動手段とを有する装置をハードウェア構成として備えている。
6.演算処理装置
演算処理装置11は、地図表示装置2を含むナビゲーション装置1の各機能を実現するための演算処理を行う装置であり、ナビゲーション装置1を構成する各部と情報の受け渡しが可能に接続されている。本実施形態においては、演算処理装置11は、機能部としてナビゲーション用演算部12、領域設定部15、及び表示変更部18を備えている。この演算処理装置11の各機能部は、互いに共通の或いはそれぞれ独立のCPU等の演算処理手段を中核部材として、入力されたデータに対して種々の処理を行うための機能部が、ハードウェア又はメモリ等の記憶手段に記憶されたソフトウェア(プログラム)或いはその両方により実装されて構成されている。そして、これらの各機能部は、互いに情報の受け渡しを行うことができるように構成されている。以下、演算処理装置11の各機能部についてそれぞれ説明する。
演算処理装置11は、地図表示装置2を含むナビゲーション装置1の各機能を実現するための演算処理を行う装置であり、ナビゲーション装置1を構成する各部と情報の受け渡しが可能に接続されている。本実施形態においては、演算処理装置11は、機能部としてナビゲーション用演算部12、領域設定部15、及び表示変更部18を備えている。この演算処理装置11の各機能部は、互いに共通の或いはそれぞれ独立のCPU等の演算処理手段を中核部材として、入力されたデータに対して種々の処理を行うための機能部が、ハードウェア又はメモリ等の記憶手段に記憶されたソフトウェア(プログラム)或いはその両方により実装されて構成されている。そして、これらの各機能部は、互いに情報の受け渡しを行うことができるように構成されている。以下、演算処理装置11の各機能部についてそれぞれ説明する。
6−1.ナビゲーション用演算部
ナビゲーション用演算部12は、アプリケーションプログラム13に従って動作し、地図表示や地図上の自位置の表示、出発地から目的地までの経路探索、目的地までの経路案内、目的地検索等のナビゲーション機能を実行する演算処理部である。ここで、アプリケーションプログラム13は、表示プログラム14を備えている。この表示プログラム14は、自位置周辺や目的地などの使用者が指定した位置周辺の地図Mのほか、目的地などの検索用画面、各種の設定変更のための設定画面など、ナビゲーション装置1として必要な各種の画像を生成し、表示装置4の表示画面5に表示させる処理を行う。
ナビゲーション用演算部12は、アプリケーションプログラム13に従って動作し、地図表示や地図上の自位置の表示、出発地から目的地までの経路探索、目的地までの経路案内、目的地検索等のナビゲーション機能を実行する演算処理部である。ここで、アプリケーションプログラム13は、表示プログラム14を備えている。この表示プログラム14は、自位置周辺や目的地などの使用者が指定した位置周辺の地図Mのほか、目的地などの検索用画面、各種の設定変更のための設定画面など、ナビゲーション装置1として必要な各種の画像を生成し、表示装置4の表示画面5に表示させる処理を行う。
本実施形態においては、表示プログラム14は、後述する表示変更部18の処理などに基づき、複数の縮尺の中から選択された一つの縮尺の地図Mの画像を生成して表示画面5に表示する。表示画面5に表示される地図Mには、例えば図2に示すように、自位置マークS、縮尺表示R、地図方位表示Dなどが重畳して表示される。自位置マークSは、自位置を地図M上に表示するためのマークである。この自位置マークSの位置としては、上記のGPS受信機7、方位センサ8、及び距離センサ9からの出力に基づいて特定され、アプリケーションプログラム13が有するマップマッチングプログラムにより補正された自位置情報が示す自位置を用いる。縮尺表示Rは、表示画面5に表示中の地図Mの縮尺を示す表示である。例えば、「200m」と表示されている場合には、縮尺表示Rは、当該表示枠の長さが地図M上における200〔m〕の長さに対応することを表している。地図方位表示Dは、表示画面5に表示中の地図Mの方位を示す表示である。図2の例では、地図方位表示Dは、北を上として地図Mが表示されていることを示している。またこの他にも、図示はしないが、地図Mには、ナビゲーション用の案内経路や操作メニューなどが重畳して表示される場合もある。
また、詳しくは説明しないが、表示プログラム14は、使用者による操作スイッチ6の操作等に基づいて、目的地などの検索用画面や各種の設定変更のための設定画面などの他の画像を生成して表示装置4の表示画面5に表示させる処理を行う。この際、検索用画面や設定画面などは、地図Mの画像の上に重畳して、或いは地図Mの画像に代えて表示画面5に表示される。
また、図示は省略するが、アプリケーションプログラム13は、表示プログラム14の他に、マップマッチングプログラム、経路探索プログラム、案内プログラム、及び検索プログラムなどの複数のプログラムを有している。ここで、マップマッチングプログラムは、GPS受信機7、方位センサ8及び距離センサ9からの出力に基づいて特定された自位置を地図情報に示される道路上に合わせるマップマッチング処理を行う。経路探索プログラムは、例えば自位置から使用者により設定入力された目的地までの経路などの経路探索を行う。案内プログラムは、経路探索により決定された目的地までの経路に従って、表示画面5に表示した地図M及び当該地図M上に重畳表示した案内経路や、図示しない音声出力部を用いた音声案内などにより、使用者に対して適切な進路を案内する処理を行う。検索プログラムは、目的地などになり得る地図M上の地点を、住所、電話番号、施設名称、ジャンルなどの各種の検索条件に基づいて検索する処理を行う。この際の検索条件の入力などは、使用者が、表示装置4の表示画面5に表示された検索用画面に応じてタッチパネル3をタッチ操作することにより行われる。なお、これらの各プログラムによるナビゲーション装置1の動作処理は公知であるので詳細な説明は省略する。
6−2.領域設定部
領域設定部15は、タッチパネル3の検出領域を、所定の基準位置Pbから離れる方向に沿って複数の領域に分け、領域間で異なる縮尺変更動作を設定する領域設定手段として機能する。本実施形態においては、タッチパネル3の検出領域の中心に基準位置Pbを設定している。ここでタッチパネル3の検出領域の中心は、矩形状のタッチパネル3の検出領域の対角線の交点である。また、この領域設定部15は、領域分割部16と動作設定部17とを有している。以下、これらの領域分割部16及び動作設定部17についてそれぞれ説明する。
領域設定部15は、タッチパネル3の検出領域を、所定の基準位置Pbから離れる方向に沿って複数の領域に分け、領域間で異なる縮尺変更動作を設定する領域設定手段として機能する。本実施形態においては、タッチパネル3の検出領域の中心に基準位置Pbを設定している。ここでタッチパネル3の検出領域の中心は、矩形状のタッチパネル3の検出領域の対角線の交点である。また、この領域設定部15は、領域分割部16と動作設定部17とを有している。以下、これらの領域分割部16及び動作設定部17についてそれぞれ説明する。
領域分割部16は、タッチパネル3の検出領域を、基準位置Pbから離れる方向に沿って複数の領域に分割する設定を行う機能部である。言い換えれば、領域分割部16は、基準位置Pbから当該検出領域の外周側へ所定距離離れた位置に一又は二以上の境界を設定することにより、タッチパネル3の検出領域を複数の領域に分割する。本実施形態においては、複数の領域の境界は、基準位置Pbの周囲を囲む周状に設定されている。すなわち、図2に示す例では、タッチパネル3の検出領域は、基準位置Pbから離れる方向に沿って、基準位置Pbを含んで検出領域の中心側に位置する中心領域A1と、この中心領域A1の外周側に設定された中間領域A2と、この中間領域A2の外周側に設定された外周領域A3との3つの領域に分けられている。上記のとおり、タッチパネル3の検出領域は、矩形(長方形)の外形を有している。これに合わせて、本例では、これら3つの領域A1〜A3の境界は、図2に破線で示すように、検出領域の外形を所定の割合で縮小したような矩形状の枠線となっている。また、ここでは、上記のとおり基準位置Pbをタッチパネル3の検出領域の中心に設定しているため、各領域A1〜A3は、上下方向及び左右方向にそれぞれ均等な広さ(幅)を有するように配置されている。これにより、スクロールさせたい方向によって操作性が異なることのない領域設定とすることができる。なお、本実施形態においては、図2に破線で示される領域A1〜A3の境界線は、実際には表示画面5には表示されていない。そして、領域分割部16は、図示しないメモリ等の記憶手段を含んで構成され、当該記憶手段に上記のような複数の領域A1〜A3の設定を記憶している。
動作設定部17は、領域分割部16により分割された複数の領域のそれぞれに他の領域とは異なる縮尺変更動作の設定を行う機能部である。ここで、各領域に設定される縮尺変更動作は、一又は二段階以上の拡大動作、一又は二段階以上の縮小動作、及び変更なし動作の中から選択される。本実施形態においては、拡大動作及び縮小動作をそれぞれ一段階のみとし、これらと変更なし動作の合計3つの動作を、上記の3つの領域A1〜A3にそれぞれ設定している。すなわち、図2に示す例では、各領域A1〜A3の右下隅部に破線で示すように、動作設定部17は、縮尺変更動作として、中心領域A1に拡大動作、中間領域A2に変更なし動作、外周領域A3に縮小動作をそれぞれ設定している。なお、本実施形態においては、図2に破線で示される各領域A1〜A3に設定された変更動作の内容は、実際には表示画面5には表示されていない。そして、動作設定部17は、図示しないメモリ等の記憶手段を含んで構成され、当該記憶手段に上記のような複数の領域A1〜A3のそれぞれに設定した縮尺変更動作の内容を記憶している。
ところで、領域分割部16は、表示画面5に表示される地図Mの縮尺によって、タッチパネル3の検出領域の分割方法を異ならせることも可能である。本実施形態においては、後述するように、領域分割部16は、地図Mの縮尺が最小縮尺である場合と最大縮尺である場合に、上記の3つの領域A1〜A3とは異なる領域に分割する設定としている。また、これに伴い、動作設定部17も、地図Mの縮尺が最小縮尺である場合と最大縮尺である場合のそれぞれについて、領域分割部16で設定された各領域についての縮尺変更動作を設定している。領域分割部16及び動作設定部17は、そのような地図Mの各縮尺に対応した領域の分割設定、及び各縮尺に対応した複数の領域のそれぞれについての縮尺変更動作の設定を記憶手段に記憶している。以下では、このような領域分割部16及び動作設定部17を含んで構成される領域設定部15に記憶された、タッチパネル3の検出領域の分割設定及び分割された各領域の縮尺変更動作の設定を、単に「領域設定」と呼ぶこととする。そして、本実施形態においては、地図Mの最小縮尺に対応する領域設定を最小縮尺用の領域設定とし、地図Mの最大縮尺に対応する領域設定を最大縮尺用の領域設定とし、地図Mの縮尺が最小縮尺及び最大縮尺のいずれでもない場合に対応する領域設定を、通常用の領域設定として領域設定部15に記憶している。なお、最小縮尺用の領域設定及び最大縮尺用の領域設定については、後に図5及び図6に基づいて詳細に説明する。
6−3.表示変更部
表示変更部18は、タッチパネル3へのタッチ操作が検出された際に、当該タッチ点に対応する地図M上の位置を基準として地図Mをスクロールさせるとともに、当該タッチ点が属する領域に設定された縮尺変更動作を行う表示変更手段として機能する。また、表示変更部18は、タッチパネル3により検出される使用者のタッチ操作に応じた地図Mのスクロール及び縮尺変更動作の指令をナビゲーション用演算部12に出力する処理を行う。これにより、ナビゲーション用演算部12の表示プログラム14は、表示装置4の表示画面5に表示中の地図Mのスクロールや縮尺変更などを行う。本実施形態においては、表示変更部18は、スクロール処理部19と縮尺変更処理部20とを有している。以下、これらのスクロール処理部19及び縮尺変更処理部20についてそれぞれ説明する。
表示変更部18は、タッチパネル3へのタッチ操作が検出された際に、当該タッチ点に対応する地図M上の位置を基準として地図Mをスクロールさせるとともに、当該タッチ点が属する領域に設定された縮尺変更動作を行う表示変更手段として機能する。また、表示変更部18は、タッチパネル3により検出される使用者のタッチ操作に応じた地図Mのスクロール及び縮尺変更動作の指令をナビゲーション用演算部12に出力する処理を行う。これにより、ナビゲーション用演算部12の表示プログラム14は、表示装置4の表示画面5に表示中の地図Mのスクロールや縮尺変更などを行う。本実施形態においては、表示変更部18は、スクロール処理部19と縮尺変更処理部20とを有している。以下、これらのスクロール処理部19及び縮尺変更処理部20についてそれぞれ説明する。
スクロール処理部19は、タッチパネル3へのタッチ操作が検出された際に、当該タッチ点に対応する地図M上の位置を基準として地図Mをスクロールさせるための処理を行う機能部である。本実施形態においては、スクロール処理部19は、タッチパネル3で検出されたタッチ点に対応する地図M上の位置が、スクロール後に表示画面5の中心となるように地図Mをスクロールさせるためのスクロール指令を生成する。そして、スクロール処理部19は、当該生成したスクロール指令をナビゲーション用演算部12に出力する。これにより、ナビゲーション用演算部12の表示プログラム14は、表示装置4の表示画面5に表示中の地図Mのスクロールを行う。ここで、スクロール指令は、その内容として、表示画面5に表示中の地図M上における、タッチ点に対応する位置から表示画面5の中心点までの距離及び方向を表すベクトル情報を有していると好適である。
縮尺変更処理部20は、タッチパネル3へのタッチ操作が検出された際に、領域設定部15により当該タッチ点が属する領域に設定された縮尺変更動作を実行するための処理を行う機能部である。本実施形態においては、縮尺変更処理部20は、まず、タッチパネル3へのタッチ操作が検出された際に、タッチパネル3からの出力信号に示されるタッチ点の位置(座標)が、領域分割部16により設定されたタッチパネル3の複数の領域A1〜A3のいずれに属するかを判定する。次に、縮尺変更処理部20は、当該タッチ点の位置が属する領域について設定された縮尺変更動作の内容を動作設定部17の記憶手段から読み出す。そして、縮尺変更処理部20は、当該タッチ点の位置が属する領域に設定された縮尺変更動作が変更なし動作以外の動作であった場合には、表示画面5に表示中の地図Mの縮尺を変更する縮尺変更指令を生成する。その後、縮尺変更処理部20は、当該生成した縮尺変更指令をナビゲーション用演算部12に出力する。これにより、ナビゲーション用演算部12の表示プログラム14は、表示装置4の表示画面5に表示中の地図Mの縮尺を変更する。ここで、縮尺変更指令は、その内容として、拡大又は縮小の縮尺変更動作の内容及び縮尺を変更する段階(本例では一段階)の情報を有していると好適である。
7.地図の表示変更動作
次に、本実施形態に係る地図表示装置2を含むナビゲーション装置1における、タッチパネル3へのタッチ操作による地図Mの表示変更動作について、図2〜4に示される具体例を用いて説明する。ここでは、表示装置4の表示画面5に表示された地図Mが、図2に示す状態であったところから、タッチパネル3のタッチ操作が行われた場合を例として説明する。
次に、本実施形態に係る地図表示装置2を含むナビゲーション装置1における、タッチパネル3へのタッチ操作による地図Mの表示変更動作について、図2〜4に示される具体例を用いて説明する。ここでは、表示装置4の表示画面5に表示された地図Mが、図2に示す状態であったところから、タッチパネル3のタッチ操作が行われた場合を例として説明する。
例えば、図2に破線×印のタッチ点P1として示すように、タッチパネル3の検出領域を分ける複数の領域A1〜A3のうち、外周領域A3内へのタッチ操作が検出された場合には、表示変更部18により地図Mのスクロールと縮小動作が同時に行われる。図3は、図2に示す地図M上のタッチ点P1へのタッチ操作が検出されたことによる、表示変更後の地図Mの表示画面5への表示状態を示す図である。図2に示す例では、タッチ点P1は、タッチパネル3の検出領域の外周領域A3の右側部分で検出されている。タッチパネル3へのタッチ操作が検出された場合には、表示変更部18のスクロール処理部19は、当該タッチ点P1に対応する地図M上の位置をスクロール後に表示画面5の中心とするように地図Mをスクロールさせるスクロール指令を生成する。そして、このスクロール指令に従って、ナビゲーション用演算部12の表示プログラム14が地図Mをスクロールさせる。
またこれと同時に、表示変更部18の縮尺変更処理部20は、地図Mの縮尺変更動作を行う。具体的には、縮尺変更処理部20は、まず、領域分割部16による設定に基づいて、タッチ点P1が、タッチパネル3の複数の領域A1〜A3の中で外周領域A3に属することを判定する。次に、縮尺変更処理部20は、当該外周領域A3に設定された縮尺変更動作である縮小動作を領域設定部15(動作設定部17)から読み出す。これにより、縮尺変更処理部20は、縮小動作、すなわち地図Mの縮尺を縮小して広域化する縮尺変更指令を生成する。そして、この縮尺変更指令に従って、ナビゲーション用演算部12の表示プログラム14が地図Mを縮小し、図2に示す状態よりも広い範囲(広域)の地図Mを表示画面5に表示させる。図3の例では、図2の縮尺「200m」から一段階縮小されて、縮尺「500m」に変更されている。以上により、地図Mのスクロールと縮小動作が同時に行われ、図3に示すように、図2に示す状態に対して、右方にスクロールされ、縮尺が縮小(広域化)された地図Mが表示画面5に表示される。この図3に示す状態では、地図Mの縮尺は最小縮尺及び最大縮尺のいずれでもないため、表示変更後も変更前の図2に示す例と同じ領域設定となる。
一方、例えば、図2に破線×印のタッチ点P2として示すように、タッチパネル3の検出領域を分ける複数の領域A1〜A3のうち、中心領域A1内へのタッチ操作が検出された場合には、表示変更部18により地図Mのスクロールと拡大動作が同時に行われる。図4は、図2に示す地図M上のタッチ点P2へのタッチ操作が検出されたことによる、表示変更後の地図Mの表示画面5への表示状態を示す図である。図2に示す例では、タッチ点P2は、タッチパネル3の検出領域の中心領域A1の左側部分で検出されている。タッチパネル3へのタッチ操作が検出された場合には、表示変更部18のスクロール処理部19は、当該タッチ点P2に対応する地図M上の位置をスクロール後に表示画面5の中心とするように地図Mをスクロールさせるスクロール指令を生成する。そして、このスクロール指令に従って、ナビゲーション用演算部12の表示プログラム14が地図Mをスクロールさせる。
またこれと同時に、表示変更部18の縮尺変更処理部20は、地図Mの縮尺変更動作を行う。具体的には、縮尺変更処理部20は、まず、領域分割部16による設定に基づいて、タッチ点P2が、タッチパネル3の複数の領域A1〜A3の中で中心領域A1に属することを判定する。次に、縮尺変更処理部20は、当該中心領域A1に設定された縮尺変更動作である拡大動作を領域設定部15(動作設定部17)から読み出す。これにより、縮尺変更処理部20は、拡大動作、すなわち地図Mの縮尺を拡大して詳細化する縮尺変更指令を生成する。そして、この縮尺変更指令に従って、ナビゲーション用演算部12の表示プログラム14が地図Mを拡大し、図2に示す状態よりも狭い範囲の詳細な地図Mを表示画面5に表示させる。図4の例では、図2の縮尺「200m」から一段階拡大されて、縮尺「100m」に変更されている。以上により、地図Mのスクロールと拡大動作が同時に行われ、図4に示すように、図2に示す状態に対して、左方にスクロールされ、縮尺が拡大(詳細化)された地図Mが表示画面5に表示される。この図4に示す状態では、地図Mの縮尺は最小縮尺及び最大縮尺のいずれでもないため、表示変更後も変更前の図2に示す例と同じ領域設定となる。
また、図示は省略するが、タッチパネル3の検出領域を分ける複数の領域A1〜A3のうち、中間領域A2内へのタッチ操作が検出された場合には、表示変更部18により地図Mのスクロールのみが行われる。すなわち、タッチパネル3へのタッチ操作が検出された場合には、表示変更部18のスクロール処理部19は、当該タッチ点に対応する地図M上の位置をスクロール後に表示画面5の中心とするように地図Mをスクロールさせるスクロール指令を生成する。そして、このスクロール指令に従って、ナビゲーション用演算部12の表示プログラム14が地図Mをスクロールさせる。またこれと同時に、表示変更部18の縮尺変更処理部20は、まず、領域分割部16による設定に基づいて、検出されたタッチ点が、タッチパネル3の複数の領域A1〜A3の中で中間領域A2に属することを判定する。次に、縮尺変更処理部20は、当該中間領域A2に設定された縮尺変更動作である変更なし動作を領域設定部15(動作設定部17)から読み出す。このようにタッチ点が属するタッチパネル3の領域に設定された縮尺変更動作が変更なし動作である場合には、縮尺変更処理部20は、縮尺変更指令を生成しない。したがって、中間領域A2内へのタッチ操作が検出された場合には、地図Mのスクロールのみが行われる。
以上のような地図Mの表示変更動作を行わせることにより、タッチパネル3を操作して地図M上の目的地を探索する際などに、任意の方向への地図のスクロールと当該地図の縮尺変更動作とを、タッチパネル3への一回のタッチ操作により行うことができる。またこの際、表示画面5に表示中の地図Mの表示領域の外にある目的地を探索する場合などには、当該目的地方向のタッチパネル3の外周領域A3にタッチすることにより、当該目的地方向への地図Mのスクロールと地図Mの縮小動作(広域化)とを同時に実行できる。そして、このような外周領域A3への複数回のタッチ操作があった場合には、地図Mの縮尺を広域側へ順次縮小変更しつつスクロールさせることができる。一方、表示画面3に表示中の地図Mの表示領域における基準位置Pbの近傍で目的地を探索する場合などには、当該基準位置Pbの近傍のタッチパネル3の中心領域A1にタッチすることにより、当該タッチ点へのスクロールと地図Mの拡大動作(詳細化)とを同時に実行できる。そして、このような中心領域A1への複数回のタッチ操作があった場合には、地図Mの縮尺を詳細側へ順次拡大変更しつつスクロールさせることができる。また、これらの外周領域A3と中心領域A1との間の中間領域A2に使用者がタッチした場合には、地図Mの縮尺は変更せずにスクロールのみを行うことができる。したがって、タッチパネルに設定された中心領域A1、中間領域A2、及び外周領域A3のそれぞれの位置関係に応じて適切な縮尺変更動作がそれぞれ設定されることになる。よって、目的地の探索の際などにおける地図のスクロール及び縮尺変更のための操作の手間を軽減し、探索時間を短縮することができるとともに、タッチパネルの操作性を高めることができる。
8.地図の縮尺が最小縮尺及び最大縮尺の場合
次に、本実施形態における、地図Mの縮尺が最小縮尺の場合及び最大縮尺の場合の領域設定部15による領域設定について説明する。本実施形態では、地図Mの縮尺が最小縮尺の場合及び最大縮尺の場合における、タッチパネル3の検出領域の分割設定及び各領域への縮尺変更動作の設定を、他の中間の縮尺の場合と異なるものとしている。以下、図5及び図6を用いて具体的に説明する。
次に、本実施形態における、地図Mの縮尺が最小縮尺の場合及び最大縮尺の場合の領域設定部15による領域設定について説明する。本実施形態では、地図Mの縮尺が最小縮尺の場合及び最大縮尺の場合における、タッチパネル3の検出領域の分割設定及び各領域への縮尺変更動作の設定を、他の中間の縮尺の場合と異なるものとしている。以下、図5及び図6を用いて具体的に説明する。
図5は、地図Mの縮尺が最小縮尺である場合の領域設定部15による領域設定及び表示画面5に表示された地図Mの一例を示す図である。本例では、最小縮尺は「100km」とされている。この図に示すように、本実施形態においては、領域設定部15は、表示画面5に表示された地図Mの縮尺が最小縮尺である場合には、タッチパネル3の検出領域の全体を一つの領域とし、縮尺変更動作として拡大動作を設定している。すなわち、領域分割部16は、地図Mの縮尺が最小縮尺である場合に限り、タッチパネル3の検出領域を分割せず(境界を設けず)、全体を一つの領域として設定する。このため、領域分割部16は、このような領域の設定を地図Mの縮尺が最小縮尺である場合という条件とともに記憶手段に記憶している。また、動作設定部17は、地図Mの縮尺が最小縮尺である場合の当該一つの領域についての縮尺変更動作として、拡大動作を設定している。このため、動作設定部17は、このような縮尺変更動作の設定を地図Mの縮尺が最小縮尺である場合という条件とともに記憶手段に記憶している。すなわち、領域設定部15には、このような領域の設定及び縮尺変更動作の設定が、地図Mの縮尺が最小縮尺である場合という条件とともに、最小縮尺用の領域設定として記憶される。
そして、表示変更部18は、地図Mの縮尺が最小縮尺である状態で、タッチパネル3へのタッチ操作が検出された際には、表示変更部18により地図Mのスクロールと拡大動作が同時に行われる。すなわち、表示変更部18のスクロール処理部19は、当該タッチ点に対応する地図M上の位置をスクロール後に表示画面5の中心とするように地図Mをスクロールさせるスクロール指令を生成し、ナビゲーション用演算部12の表示プログラム14により地図Mをスクロールさせる。また、これと同時に、表示変更部18の縮尺変更処理部20は、地図Mの拡大動作を行う。具体的には、縮尺変更処理部20は、タッチパネル3の検出領域の全体に設定された縮尺変更動作である拡大動作を領域設定部15(動作設定部17)から読み出す。これにより、縮尺変更処理部20は、拡大動作、すなわち地図Mの縮尺を拡大して詳細化する縮尺変更指令を生成し、ナビゲーション用演算部12の表示プログラム14により地図Mを拡大し、図5に示す状態よりも狭い範囲の詳細な地図Mを表示画面5に表示させる。これにより、図5に示すように、地図Mの更なる縮小(広域化)が有り得ず、長い距離のスクロールもあまり行われないという状況にある最小縮尺である状態においても、適切に領域設定が行われることになる。よって、目的地の探索の際などにおけるタッチパネルの操作性を高め、使用者にとっての利便性を向上させることができる。
一方、図6は、地図Mの縮尺が最大縮尺である場合の領域設定部15による領域設定及び表示画面5に表示された地図Mの一例を示す図である。本例では、最大縮尺は「25m」とされている。この図に示すように、本実施形態においては、領域設定部15は、表示画面5に表示された地図Mの縮尺が最大縮尺である場合には、タッチパネル3の検出領域を、基準位置Pbを含んで検出領域の中心側に位置する中心領域A1と、この中心領域A1の外周側に設定された外周領域A3との2つの領域に分け、中心領域A1に変更なし動作、外周領域A3に縮小動作を設定している。すなわち、領域分割部16は、地図Mの縮尺が最大縮尺である場合に限り、タッチパネル3の検出領域の分割数を一つ減らし、全体を中心領域A1と外周領域A3の2つに分割するように設定する。このため、領域分割部16は、このような領域の設定を地図Mの縮尺が最大縮尺である場合という条件とともに記憶手段に記憶している。また、動作設定部17は、地図Mの縮尺が最大縮尺である場合の前記2つの領域についての縮尺変更動作として、中心領域A1に変更なし動作、外周領域A3に縮小動作を設定している。このため、動作設定部17は、このような縮尺変更動作の設定を地図Mの縮尺が最大縮尺である場合という条件とともに記憶手段に記憶している。すなわち、領域設定部15には、このような領域の分割設定及び縮尺変更動作の設定が、地図Mの縮尺が最大縮尺である場合という条件とともに、最大縮尺用の領域設定として記憶される。なお、上記のとおり、基準位置Pbは、タッチパネル3の検出領域の中心に設定している。
そして、表示変更部18は、地図Mの縮尺が最大縮尺である状態で、タッチパネル3へのタッチ操作が検出された際には、表示変更部18により、地図Mをスクロールと縮尺変更動作を行うが同時に行われる。すなわち、表示変更部18のスクロール処理部19は、当該タッチ点に対応する地図M上の位置をスクロール後に表示画面5の中心とするように地図Mをスクロールさせるスクロール指令を生成し、ナビゲーション用演算部12の表示プログラム14により地図Mをスクロールさせる。また、これと同時に、表示変更部18の縮尺変更処理部20は、当該タッチ点が属する領域に設定された縮尺変更動作を実行する。具体的には、縮尺変更処理部20は、まず、領域分割部16による設定に基づいて、タッチ点が、タッチパネル3の2つの領域A1、A3のいずれに属するかを判定する。次に、縮尺変更処理部20は、当該タッチ点が属する領域について設定された縮尺変更動作の内容を動作設定部17の記憶手段から読み出す。ここで、縮尺変更処理部20は、外周領域A3にタッチ点が検出された場合には、縮尺変更処理部20は、当該外周領域A3に設定された縮尺変更動作である縮小動作を読み出し、表示画面5に表示中の地図Mの縮尺を縮小する縮尺変更指令を生成する。これにより、ナビゲーション用演算部12の表示プログラム14が地図Mを縮小し、図6に示す状態よりも広い範囲(広域)の地図Mを表示画面5に表示させる。一方、中心領域A1にタッチ点が検出された場合には、縮尺変更処理部20は、当該中心領域A1に設定された縮尺変更動作である変更なし動作を読み出す。この場合には、縮尺変更処理部20は、縮尺変更指令を生成しないため、地図Mのスクロールのみが行われる。これにより、図6に示すように、地図Mの更なる拡大(詳細化)が有り得ないという状況にある最大縮尺である状態においても、適切に領域設定が行われることになる。よって、目的地の探索の際などにおけるタッチパネルの操作性を高め、使用者にとっての利便性を向上させることができる。
9.地図の表示変更処理の手順
次に、本実施形態に係るナビゲーション装置1に含まれる地図表示装置2において実行される地図Mの表示変更処理の手順について説明する。図7は、本実施形態に係る地図Mの表示変更処理の全体の手順を示すフローチャートである。また、図8は、図7の最小縮尺用処理の手順を示すフローチャートであり、図9は、図7の最大縮尺用処理の手順を示すフローチャートである。以下に説明する地図Mの表示変更処理の手順は、上記の演算処理装置11の各機能部を構成するハードウェア又はソフトウェア(プログラム)或いはその両方により実行される。演算処理装置11の各機能部がプログラムにより構成される場合には、演算処理装置11は、上記の各機能部を構成する地図表示プログラムを実行するコンピュータとして動作する。
次に、本実施形態に係るナビゲーション装置1に含まれる地図表示装置2において実行される地図Mの表示変更処理の手順について説明する。図7は、本実施形態に係る地図Mの表示変更処理の全体の手順を示すフローチャートである。また、図8は、図7の最小縮尺用処理の手順を示すフローチャートであり、図9は、図7の最大縮尺用処理の手順を示すフローチャートである。以下に説明する地図Mの表示変更処理の手順は、上記の演算処理装置11の各機能部を構成するハードウェア又はソフトウェア(プログラム)或いはその両方により実行される。演算処理装置11の各機能部がプログラムにより構成される場合には、演算処理装置11は、上記の各機能部を構成する地図表示プログラムを実行するコンピュータとして動作する。
この地図Mの表示変更処理の説明では、図2に示すように、表示装置4の表示画面5に地図Mが表示されている状態からタッチパネル3の操作を開始することとする。この場合、図7に示すように、タッチパネル3へのタッチ操作があった場合には(ステップ#01:Yes)、まず、表示画面5に表示された地図Mの縮尺が最小縮尺であるか否かを判定する(ステップ#02)。表示中の地図Mの縮尺が最小縮尺である場合には(ステップ#02:Yes)、最小縮尺用処理を行う(ステップ#03)。この最小縮尺用処理の手順については、後に図8に示すフローチャートに基づいて説明する。表示中の地図Mの縮尺が最小縮尺でない場合には(ステップ#02:No)、次に、表示画面5に表示された地図Mの縮尺が最大縮尺であるか否かを判定する(ステップ#04)。表示中の地図Mの縮尺が最大縮尺である場合には(ステップ#04:Yes)、最大縮尺用処理を行う(ステップ#05)。この最大縮尺用処理の手順については、後に図9に示すフローチャートに基づいて説明する。
そして、表示画面5に表示された地図Mの縮尺が最小縮尺及び最大縮尺のいずれでもない場合には(ステップ#02:No、#04:No)、領域設定部15から、通常用の領域設定を読み出す(ステップ#06)。本実施形態においては、通常用の領域設定は、上記のとおり、タッチパネル3の検出領域を中心領域A1、中間領域A2、及び外周領域A3の3つの領域に分割し、各領域の縮尺変更動作として、中心領域A1に拡大動作、中間領域A2に変更なし動作、外周領域A3に縮小動作をそれぞれ設定したものとしている。次に、このように読み出された通常用の領域設定に基づいて、表示変更部18は、ステップ#01で検出されたタッチ操作が検出されたタッチパネル3上の点であるタッチ点が、3つの領域A1〜A3のいずれに属するかを判定する処理を行う(ステップ#07、#08)。
そして、タッチ点が外周領域A3で検出された場合には(ステップ#07:Yes)、表示変更部18は、タッチ点に対応する地図M上の位置を基準として地図Mをスクロールさせる(ステップ#09)。本実施形態においては、表示変更部18のスクロール処理部19により、当該タッチ点に対応する地図M上の位置をスクロール後に表示画面5の中心とするように地図Mをスクロールさせるスクロール指令を生成し、このスクロール指令に従って、ナビゲーション用演算部12の表示プログラム14により地図Mをスクロールさせる。またこれと同時に、表示変更部18は、表示画面5に表示中の地図Mの縮小動作(広域化)を行う(ステップ#10)。本実施形態においては、表示変更部18の縮尺変更処理部20により、地図Mの縮尺を縮小する縮尺変更指令を生成し、この縮尺変更指令に従って、ナビゲーション用演算部12の表示プログラム14により地図Mを縮小して表示画面5に表示させる。
一方、タッチ点が外周領域A3で検出されず(ステップ#07:No)、中心領域A1で検出された場合には(ステップ#08:Yes)、表示変更部18は、タッチ点に対応する地図M上の位置を基準として地図Mをスクロールさせる(ステップ#11)。この処理は、上記のステップ#09と同じである。またこれと同時に、表示変更部18は、表示画面5に表示中の地図Mの拡大動作(詳細化)を行う(ステップ#12)。本実施形態においては、表示変更部18の縮尺変更処理部20により、地図Mの縮尺を拡大する縮尺変更指令を生成し、この縮尺変更指令に従って、ナビゲーション用演算部12の表示プログラム14により地図Mを拡大して表示画面5に表示させる。また、タッチ点が外周領域A3で検出されず(ステップ#07:No)、中心領域A1でも検出されなかった(ステップ#08:No)場合には、表示変更部18は、タッチ点が中間領域A2で検出されたものと判断し、タッチ点に対応する地図M上の位置を基準として地図Mをスクロールさせる(ステップ#13)。この処理は、上記のステップ#09と同じである。この場合には、地図の縮尺変更動作は行われない。以上で、地図Mの表示変更処理を終了する。
次に、最小縮尺用処理の手順について説明する。上記のとおり、表示中の地図Mの縮尺が最小縮尺である場合には(ステップ#02:Yes)、図8に示すように、領域設定部15から、最小縮尺用の領域設定を読み出す(ステップ#21)。本実施形態においては、最小縮尺用の領域設定は、上記のとおり、タッチパネル3の検出領域の全体を一つの領域とし、縮尺変更動作として拡大動作を設定したものとしている。そして、このように読み出された最小縮尺用の領域設定に基づいて、表示変更部18は、タッチ点に対応する地図M上の位置を基準として地図Mをスクロールさせる(ステップ#22)。この処理は、上記のステップ#09と同じである。またこれと同時に、表示変更部18は、表示画面5に表示中の地図Mの拡大動作(詳細化)を行う(ステップ#23)。この処理は、上記のステップ#12と同じである。以上で最小縮尺用処理を終了する。
次に、最大縮尺用処理の手順について説明する。上記のとおり、表示中の地図Mの縮尺が最大縮尺である場合には(ステップ#04:Yes)、図9に示すように、領域設定部15から、最大縮尺用の領域設定を読み出す(ステップ#31)。本実施形態においては、最大縮尺用の領域設定は、上記のとおり、タッチパネル3の検出領域を、中心領域A1、及び外周領域A3の2つの領域に分け、中心領域A1に変更なし動作、外周領域A3に縮小動作を設定したものとしている。そして、このように読み出された最大縮尺用の領域設定に基づいて、表示変更部18は、図7のステップ#01で検出されたタッチ操作が検出されたタッチパネル3上の点であるタッチ点が、2つの領域A1、A3のいずれに属するかを判定する処理を行う(ステップ#32)。
そして、タッチ点が外周領域A3で検出された場合には(ステップ#32:Yes)、表示変更部18は、タッチ点に対応する地図M上の位置を基準として地図Mをスクロールさせる(ステップ#33)。この処理は、上記のステップ#09と同じである。またこれと同時に、表示変更部18は、表示画面5に表示中の地図Mの縮小動作(広域化)を行う(ステップ#34)。この処理は、上記のステップ#10と同じである。一方、タッチ点が外周領域A3で検出されなかった場合には(ステップ#32:No)、表示変更部18は、タッチ点が中心領域A1で検出されたものと判断し、タッチ点に対応する地図M上の位置を基準として地図Mをスクロールさせる(ステップ#35)。この処理は、上記のステップ#09と同じである。この場合には、地図の縮尺変更動作は行われない。以上で最大縮尺用処理を終了する。
10.第二の実施形態
次に、本発明の第二の実施形態について説明する。図10は、本実施形態に係る地図表示装置2を含むナビゲーション装置1の領域設定部15による領域設定及び表示画面5に表示された地図Mの一例を示す図である。この図に示すように、本実施形態に係るナビゲーション装置1では、領域設定部15による領域設定が上記第一の実施形態と異なり、タッチパネル3の検出領域は、基準位置Pbから離れる方向に沿って2つの領域に分けられている。以下、上記第一の実施形態との相違点について説明する。なお、本実施形態の構成は、特に説明しない点については、上記第一の実施形態と同様とされる。
次に、本発明の第二の実施形態について説明する。図10は、本実施形態に係る地図表示装置2を含むナビゲーション装置1の領域設定部15による領域設定及び表示画面5に表示された地図Mの一例を示す図である。この図に示すように、本実施形態に係るナビゲーション装置1では、領域設定部15による領域設定が上記第一の実施形態と異なり、タッチパネル3の検出領域は、基準位置Pbから離れる方向に沿って2つの領域に分けられている。以下、上記第一の実施形態との相違点について説明する。なお、本実施形態の構成は、特に説明しない点については、上記第一の実施形態と同様とされる。
図10に示すように、本実施形態に係るナビゲーション装置1では、領域設定部15の領域分割部16は、タッチパネル3の検出領域が、基準位置Pbから離れる方向に沿って、基準位置Pbを含んで検出領域の中心側に位置する中心領域A1と、この中心領域A1の外周側に設定された外周領域A3との2つの領域に分割する設定としている。本例では、これら2つの領域A1、A3の境界は、図10に破線で示すように、検出領域の外形を所定の割合で縮小したような矩形状の枠線となっている。また、ここでは、基準位置Pbをタッチパネル3の検出領域の中心に設定しているため、各領域A1、A3は、上下方向及び左右方向にそれぞれ均等な広さ(幅)を有するように配置されている。
また、領域設定部15の動作設定部17は、各領域A1、A3の縮尺変更動作として、図10の各領域A1〜A3の右下隅部に破線で示すように、中心領域A1に拡大動作、外周領域A3に縮小動作をそれぞれ設定している。したがって、本実施形態においては、タッチパネル3の外周領域A3内へのタッチ操作が検出された場合には、表示変更部18により地図Mのスクロールと縮小動作(広域化)が同時に行われる。一方、タッチパネル3の中心領域A1内へのタッチ操作が検出された場合には、表示変更部18により地図Mのスクロールと拡大動作(詳細化)が同時に行われる。
なお、図示は省略するが、上記のように、タッチパネル3の検出領域を、中心領域A1と外周領域A3との2つの領域に分割する設定とした場合において、各領域A1、A3の縮尺変更動作として、中心領域A1に変更なし動作、外周領域A3に縮小動作を設定することも、本発明の好適な実施形態の一つである。また、各領域A1、A3の縮尺変更動作として、中心領域A1に拡大動作、外周領域A3に変更なし動作を設定することも、本発明の好適な実施形態の一つである。
11.第三の実施形態
次に、本発明の第三の実施形態について説明する。図11は、本実施形態に係る地図表示装置2を含むナビゲーション装置1の表示画面5に表示された地図Mの一例を示す図である。この図に示すように、本実施形態に係るナビゲーション装置1は、領域設定部15による領域設定に示される、タッチパネル3の複数の領域A1〜A3の境界を表す枠線F1、F2を、表示装置4の表示画面5に表示可能な構成とした点で、このような複数の領域A1〜A3の境界を表示しない構成とした上記第一の実施形態とは異なる。以下、上記第一の実施形態との相違点について説明する。なお、本実施形態の構成は、特に説明しない点については、上記第一の実施形態と同様とされる。
次に、本発明の第三の実施形態について説明する。図11は、本実施形態に係る地図表示装置2を含むナビゲーション装置1の表示画面5に表示された地図Mの一例を示す図である。この図に示すように、本実施形態に係るナビゲーション装置1は、領域設定部15による領域設定に示される、タッチパネル3の複数の領域A1〜A3の境界を表す枠線F1、F2を、表示装置4の表示画面5に表示可能な構成とした点で、このような複数の領域A1〜A3の境界を表示しない構成とした上記第一の実施形態とは異なる。以下、上記第一の実施形態との相違点について説明する。なお、本実施形態の構成は、特に説明しない点については、上記第一の実施形態と同様とされる。
図11に示すように、本実施形態に係るナビゲーション装置1では、表示変更部18は、タッチパネル3へのタッチ操作が検出された際に、表示画面5に複数の領域A1〜A3の境界を表す枠線F1、F2を表示する処理を行う。図11に示す例では、上記第一の実施形態と同様に、領域設定部15の領域分割部16は、タッチパネル3の検出領域を、基準位置Pbから離れる方向に沿って、中心領域A1、中間領域A2、及び外周領域A3の3つの領域に分割する設定としている。そして、表示変更部18は、表示画面5への地図Mの表示中にタッチパネル3へのタッチ操作が検出された場合に、中心領域A1と中間領域A2との境界を表す第一枠線F1、及び中間領域A2と外周領域A3との境界を表す第二枠線F2を表示画面5に表示する処理を行う。具体的には、表示変更部18は、タッチパネル3へのタッチ操作が検出された際に、第一枠線F1及び第二枠線F2を表示するための枠線表示指令を生成してナビゲーション用演算部12に出力する。これにより、ナビゲーション用演算部12の表示プログラム14は、表示装置4の表示画面5に第一枠線F1及び第二枠線F2を表示する。また、このような枠線F1、F2の表示中であって、タッチパネル3へのタッチ操作がない状態が所定時間以上連続した場合には、表示変更部18は、枠線F1、F2の表示を消す処理を行う。
また、本実施形態においては、上記第一の実施形態と同様に、領域設定部15の動作設定部17は、縮尺変更動作として、中心領域A1に拡大動作、中間領域A2に変更なし動作、外周領域A3に縮小動作をそれぞれ設定している。図11に示す例では、このような各領域A1〜A3の縮尺変更動作の内容は表示画面5に表示されない構成としているが、このような各領域A1〜A3の縮尺変更動作の内容を表示画面5に表示する構成とすることも、本発明の好適な実施形態の一つである。この場合の縮尺変更動作の表示位置は、図11に破線で示す場所であってもよいし、他の場所であってもよい。
また、本実施形態において、表示変更部18は、縮尺変更動作が地図種別の変更を伴う場合と地図種別の変更を伴わない場合とによって枠線F1、F2の表示方法を変更する構成とすることも、本発明の好適な実施形態の一つである。図12は、このような枠線F1、F2の表示方法を変更して表示した場合の一例を示す図である。地図Mの縮尺の変更によって変更される地図種別としては、例えば、一般地図と市街地図の種別などがある。ここで、一般地図とは、ナビゲーション装置1において通常用いられる地図であり、地図Mとして表示すべき地域(例えば、日本全国)の全体について整備されている地図である。一方、市街地図とは、都市部や繁華街などのような一部の地域についてのみ整備され、建物や道路の形状を非常に詳細に備えている地図である。そして、一般地図が、例えば縮尺100km〜50mまでの広い範囲で表示されるのに対して、市街地図は、例えば縮尺50m〜10mまでの詳細側の狭い範囲で表示される。
図12は、一般地図の最も小さい縮尺である「50m」の地図Mを表示している状態で、更に地図Mを拡大(詳細化)すると市街地図に切り替わるときの枠線F1、F2の表示を示している。すなわち、本例では、拡大動作が設定された中心領域A1を囲む枠線F1が二重線で表現されている。これにより、二重線の枠線F1により囲まれる中心領域A1に設定された縮尺変更動作が地図種別の変更、すなわち一般地図から市街地図への変更を伴うことを表している。一方、中間領域A2と外周領域A3との間の境界を示す枠線F2は、上述した通常の場合と同様に、一重線で表現されている。これにより、外周領域A3に設定された縮尺変更動作が地図種別の変更を伴わないことを表している。なお、図示は省略するが、例えば表示画面5に表示中の地図が市街地図の最も大きい縮尺である場合であって、更に地図Mを縮小(広域化)すると一般地図に切り替わる状態では、枠線F1を通常の一重線で表現し、縮小動作が設定された外周領域A3を囲む枠線F2を二重線で表現する。
12.その他の実施形態
(1)上記の実施形態においては、タッチパネル3の検出領域を複数に分ける際の基準位置Pbを、タッチパネル3の検出領域の中心に設定する場合を例として説明した。しかし、タッチパネル3の検出領域を複数の領域に分ける際の基準位置Pbは、当該検出領域の中心に限定されない。したがって、例えば、検出領域の中心に対して上方や下方などいずれかの方向に離れた位置に基準位置Pbを設定するなど、タッチパネル3の検出領域の中心部のいずれかの位置に基準位置Pbを設定しても好適である。図13は、基準位置Pbを、タッチパネル3の検出領域の中心に対して下方に離れた位置に設定した場合であって、当該検出領域が、基準位置Pbを含んで検出領域の中心側に位置する中心領域A1と、この中心領域A1の外周側に設定された中間領域A2と、この中間領域A2の外周側に設定された外周領域A3との3つの領域に分けられた場合の例を示している。また、例えば、ナビゲーション装置1の自位置情報取得手段21により取得した自位置(自位置マークSの位置)を基準位置Pbとすることも、本発明の好適な実施形態の一つである。
(1)上記の実施形態においては、タッチパネル3の検出領域を複数に分ける際の基準位置Pbを、タッチパネル3の検出領域の中心に設定する場合を例として説明した。しかし、タッチパネル3の検出領域を複数の領域に分ける際の基準位置Pbは、当該検出領域の中心に限定されない。したがって、例えば、検出領域の中心に対して上方や下方などいずれかの方向に離れた位置に基準位置Pbを設定するなど、タッチパネル3の検出領域の中心部のいずれかの位置に基準位置Pbを設定しても好適である。図13は、基準位置Pbを、タッチパネル3の検出領域の中心に対して下方に離れた位置に設定した場合であって、当該検出領域が、基準位置Pbを含んで検出領域の中心側に位置する中心領域A1と、この中心領域A1の外周側に設定された中間領域A2と、この中間領域A2の外周側に設定された外周領域A3との3つの領域に分けられた場合の例を示している。また、例えば、ナビゲーション装置1の自位置情報取得手段21により取得した自位置(自位置マークSの位置)を基準位置Pbとすることも、本発明の好適な実施形態の一つである。
(2)上記の実施形態においては、タッチパネル3の検出領域を2つ又は3つの領域に分け、各領域に、拡大動作、縮小動作、及び変更なし動作のいずれかの動作を設定する場合を例として説明した。しかし、各領域に設定する縮尺変更動作の内容は、これらに限定されるものではなく、拡大動作及び縮小動作の一方又は双方を複数段階とすることも、本発明の好適な実施形態の一つである。このように拡大動作及び縮小動作の一方又は双方を複数段階とする構成は、タッチパネル3の検出領域を4つ以上に分ける場合に特に適している。この際、例えば拡大動作を2段階とする場合には、第一拡大動作は縮尺を一段階拡大する動作とし、第二拡大動作は縮尺を二段階拡大する動作とすることができる。このような第一拡大動作と第二拡大動作との関係では、第一拡大動作が設定されたタッチパネル3の領域に対して外周側の領域に第二拡大動作を設定すると好適である。同様に、縮小動作を2段階とする場合には、第一縮小動作は縮尺を一段階縮小する動作とし、第二縮小動作は縮尺を二段階縮小する動作とすることができる。このような第一縮小動作と第二縮小動作との関係では、第二縮小動作が設定されたタッチパネル3の領域に対して外周側の領域に第一縮小動作を設定すると好適である。
(3)上記の実施形態においては、タッチパネル3の検出領域を分割した複数の領域の境界が、検出領域の外形を所定の割合で縮小したような矩形状の枠線である場合を例として説明した。しかし、タッチパネル3の検出領域を分割した複数の領域の境界の形状は、このような矩形状に限定されるものではない。したがって、例えば、複数の領域の境界を、タッチパネル3の検出領域の外形に関係がない正方形や長方形とし、或いは円形、菱形、六角形、八角形等の各種の形状とすることも可能である。なお、この場合においても、複数の領域の境界が、所定の基準位置Pbの周囲を囲む周状に設定されると好適である。
(4)上記の実施形態においては、地図Mの縮尺が最小縮尺である場合の最小縮尺用の領域設定として、タッチパネル3の検出領域の全体を一つの領域とし、縮尺変更動作として拡大動作を設定する場合の例について説明した。しかし、最小縮尺用の領域設定は、このような設定に限定されない。したがって、例えば、領域設定部15が、最小縮尺用の領域設定として、タッチパネル3の検出領域を、基準位置Pbを含んで検出領域の中心側に位置する中心領域A1と、この中心領域A1の外周側に設定された外周領域A3との2つの領域に分け、中心領域A1に拡大動作、外周領域A3に変更なし動作を設定することも、本発明の好適な実施形態の一つである。
(5)上記の実施形態においては、地図Mの縮尺が最大縮尺である場合の最大縮尺用の領域設定として、タッチパネル3の検出領域を、基準位置Pbを含んで検出領域の中心側に位置する中心領域A1と、この中心領域A1の外周側に設定された外周領域A3との2つの領域に分け、中心領域A1に変更なし動作、外周領域A3に縮小動作を設定する場合の例について説明した。しかし、最大縮尺用の領域設定は、このような設定に限定されない。したがって、例えば、領域設定部15が、最大縮尺用の領域設定として、タッチパネル3の検出領域の全体を一つの領域とし、縮尺変更動作として縮小動作を設定することも、本発明の好適な実施形態の一つである。
(6)上記の実施形態においては、領域設定部15は、地図Mの縮尺が最大縮尺及び最小縮尺のいずれでもない縮尺については、いずれも同じ領域設定とする場合の例について説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されるものではなく、表示画面5に表示された地図Mの縮尺に応じて、更に細かく領域設定を変更する構成とすることも、本発明の好適な実施形態の一つである。この場合、例えば、縮尺が一つ変わる毎に、タッチパネル3の複数の領域の位置及び大きさをそれぞれ変更する構成とすることも可能である。また、複数の縮尺毎にグループ化し、グループが代わる毎に、タッチパネル3の複数の領域の位置及び大きさをそれぞれ変更する構成とすることも可能である。この際、小さい(広域の)縮尺になるに従って、縮尺変更動作として縮小動作が設定される領域(例えば外周領域A3)を狭くすると好適である。これは、小さい(広域の)縮尺になるに従って、使用者がそれ以上縮小する可能性が低くなり拡大する可能性が高くなることによるものである。同様に、大きい(詳細な)縮尺になるに従って、縮尺変更動作として拡大動作が設定される領域(例えば中心領域A1)を狭くすると好適である。これは、大きい(詳細な)縮尺になるに従って、使用者がそれ以上拡大する可能性が低くなり縮小する可能性が高くなることによるものである。
(7)上記の実施形態においては説明しなかったが、タッチパネル3の複数の領域の位置及び大きさの変更のための入力を受け付け、当該入力に基づいて複数の領域の位置及び大きさを変更する領域調整手段を更に備える構成とすることも、本発明の好適な実施形態の一つである。このようにすれば、使用者の好みに応じて、縮尺変更動作が設定された複数の領域のそれぞれの位置及び大きさを調整することが可能となる。したがって、目的地の探索の際などにおけるタッチパネルの操作性を更に高め、使用者にとっての利便性を向上させることができる。
(8)上記の実施形態においては、本発明に係る地図表示装置2を車載用のナビゲーション装置1に適用した場合を例として説明した。しかし、この地図表示装置2は、他の用途にも適用することが可能である。したがって、例えば、携帯用のナビゲーション装置にも当然に適用可能である。またこの他にも、目的地検索等を行うことが可能な案内用の地図データベースや施設の管理用の地図データベース等に用いる地図表示装置などにも適用可能である。
本発明は、例えば、車載用や携帯型の各種ナビゲーション装置のほか、目的地検索や施設管理などの各種用途の地図データベースなどの地図表示装置に好適に利用することが可能である。
1:ナビゲーション装置
2:地図表示装置
3:タッチパネル
4:表示装置
5:表示画面
15:領域設定部(領域設定手段)
18:表示変更部(表示変更手段)
21:自位置情報取得手段
M:地図
S:自位置マーク
Pb:基準位置
A1:中心領域
A2:中間領域
A3:外周領域
P1、P2:タッチ点
F1、F2:枠線
2:地図表示装置
3:タッチパネル
4:表示装置
5:表示画面
15:領域設定部(領域設定手段)
18:表示変更部(表示変更手段)
21:自位置情報取得手段
M:地図
S:自位置マーク
Pb:基準位置
A1:中心領域
A2:中間領域
A3:外周領域
P1、P2:タッチ点
F1、F2:枠線
Claims (18)
- 地図を複数の縮尺で表示画面に表示可能な地図表示装置であって、
前記表示画面上に設けられたタッチパネルと、
前記タッチパネルの検出領域を、所定の基準位置から離れる方向に沿って複数の領域に分け、領域間で異なる縮尺変更動作を設定する領域設定手段と、
前記タッチパネルへのタッチ操作が検出された際に、当該タッチ操作が検出された前記タッチパネル上の点であるタッチ点に対応する地図上の位置を基準として地図をスクロールさせるとともに、当該タッチ点が属する前記領域に設定された縮尺変更動作を行う表示変更手段と、
を備えた地図表示装置。 - 前記縮尺変更動作は、一又は二段階以上の拡大動作、一又は二段階以上の縮小動作、及び変更なし動作の中から選択される請求項1に記載の地図表示装置。
- 前記複数の領域の境界は、前記基準位置の周囲を囲む周状に設定される請求項1又は2に記載の地図表示装置。
- 前記基準位置は、前記タッチパネルの検出領域の中心部に設定している請求項1から3のいずれか一項に記載の地図表示装置。
- 前記複数の領域は、前記基準位置を含んで前記検出領域の中心側に位置する中心領域と、この中心領域の外周側に設定された中間領域と、この中間領域の外周側に設定された外周領域との3つの領域である請求項1から4のいずれか一項に記載の地図表示装置。
- 前記領域設定手段は、前記縮尺変更動作として、前記中心領域に拡大動作、前記中間領域に変更なし動作、前記外周領域に縮小動作をそれぞれ設定する請求項5に記載の地図表示装置。
- 前記複数の領域は、前記基準位置を含んで前記検出領域の中心側に位置する中心領域と、この中心領域の外周側に設定された外周領域との2つの領域である請求項1から4のいずれか一項に記載の地図表示装置。
- 前記領域設定手段は、前記中心領域に拡大動作、前記外周領域に縮小動作を設定する第一設定、前記中心領域に変更なし動作、前記外周領域に縮小動作を設定する第二設定、及び前記中心領域に拡大動作、前記外周領域に変更なし動作を設定する第三設定のいずれか一つを前記縮尺変更動作として設定する請求項7に記載の地図表示装置。
- 前記領域設定手段は、前記表示画面に表示された地図の縮尺が最小縮尺である場合に、前記タッチパネルの検出領域の全体を一つの領域とし、前記縮尺変更動作として拡大動作を設定する請求項1から8のいずれか一項に記載の地図表示装置。
- 前記領域設定手段は、前記表示画面に表示された地図の縮尺が最大縮尺である場合に、前記タッチパネルの検出領域の全体を一つの領域とし、前記縮尺変更動作として縮小動作を設定する請求項1から9のいずれか一項に記載の地図表示装置。
- 前記領域設定手段は、前記表示画面に表示された地図の縮尺が最小縮尺である場合に、前記タッチパネルの検出領域を、前記基準位置を含んで前記検出領域の中心側に位置する中心領域と、この中心領域の外周側に設定された外周領域との2つの領域に分け、前記中心領域に拡大動作、前記外周領域に変更なし動作を設定する請求項1から8のいずれか一項に記載の地図表示装置。
- 前記領域設定手段は、前記表示画面に表示された地図の縮尺が最大縮尺である場合に、前記タッチパネルの検出領域を、前記基準位置を含んで前記検出領域の中心側に位置する中心領域と、この中心領域の外周側に設定された外周領域との2つの領域に分け、前記中心領域に変更なし動作、前記外周領域に縮小動作を設定する請求項1から8及び11のいずれか一項に記載の地図表示装置。
- 前記表示変更手段は、前記タッチパネルへのタッチ操作が検出された際に、前記表示画面に前記複数の領域の境界を表す枠線を表示する請求項1から12のいずれか一項に記載の地図表示装置。
- 前記表示変更手段は、前記縮尺変更動作が地図種別の変更を伴う場合と地図種別の変更を伴わない場合とによって前記枠線の表示方法を変更する請求項13に記載の地図表示装置。
- 前記領域設定手段は、前記表示画面に表示された地図の縮尺に応じて、前記複数の領域の位置及び大きさを変更する請求項1から14のいずれか一項に記載の地図表示装置。
- 前記複数の領域の位置及び大きさの変更のための入力を受け付け、当該入力に基づいて前記複数の領域の位置及び大きさを変更する領域調整手段を更に備える請求項1から15のいずれか一項に記載の地図表示装置。
- 請求項1から16のいずれか一項に記載の地図表示装置と、自位置を示す自位置情報を取得する自位置情報取得手段と、を備え、
前記表示画面に表示された地図に、前記自位置情報に示される自位置を表す自位置マークを重畳表示するナビゲーション装置。 - タッチパネルが設けられた表示画面に、複数の縮尺で地図を表示する処理をコンピュータに実行させる地図表示プログラムであって、
前記タッチパネルの検出領域を、所定の基準位置から離れる方向に沿って複数の領域に分け、領域間で異なる縮尺変更動作を設定してなる領域設定に基づいて、
前記タッチパネルへのタッチ操作が検出された際に、当該タッチ操作が検出された前記タッチパネル上の点であるタッチ点に対応する地図上の位置を基準として地図をスクロールさせるとともに、当該タッチ点が属する前記領域に設定された縮尺変更動作を行う表示変更処理を、コンピュータに実行させる地図表示プログラム。
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