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JP2009032080A - データ処理システム、情報処理装置、データ管理装置、データ処理方法、及びデータ処理プログラム - Google Patents

データ処理システム、情報処理装置、データ管理装置、データ処理方法、及びデータ処理プログラム Download PDF

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JP2009032080A
JP2009032080A JP2007196170A JP2007196170A JP2009032080A JP 2009032080 A JP2009032080 A JP 2009032080A JP 2007196170 A JP2007196170 A JP 2007196170A JP 2007196170 A JP2007196170 A JP 2007196170A JP 2009032080 A JP2009032080 A JP 2009032080A
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flow
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JP2007196170A
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Takuya Nagase
琢也 長瀬
Hiroshi Akutsu
博 阿久津
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

【課題】データ処理における作業担当者の作業負担を軽減し作業ミスを防止することができるデータ処理システム、情報処理装置、データ管理装置、データ処理方法、及びデータ処理プログラムを提供する。
【解決手段】データ処理システム1は、データを格納する記憶装置を有する機器200nと、所定の処理手順に従ってデータ処理を行う情報処理装置100とが接続されるシステムであって、情報処理装置100で行うデータ処理の処理対象となる処理対象データ51が、機器200nが有する記憶装置の所定の記憶領域に格納されたか否かを検知する処理対象データ検知手段41と、検知結果に基づいて機器200nから情報処理装置100に処理対象データ51のデータ処理を要求する処理要求手段42と、機器200nからの処理要求に基づいて処理対象データ51に対しデータ処理を行う処理フロー実行手段33とを有することを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、ワークフローなどの所定の処理手順(作業工程)に従ってデータ処理を行うデータ処理システムに関するものである。
オフィス業務の中で取り扱われる文書や画像などのデータには、業務を遂行する上で様々な作業工程を経て処理されるものが数多く存在する。そこで考えられる問題点は、これらのデータ処理において、作業担当者がPC(Personal Computer)や複合機(以下、「MFP:Multifunction Peripheral又はMultifunction Printer」という。)と言った機器を用いて、各工程ごとに処理を行わなければならない点である。このような場合、作業工程が多いと作業担当者への負担が大きくなり、また作業工程が複雑であれば作業ミスを招く確率も高くなる。
そこで、今日では、上記のような複数の作業工程を経て一連の作業を行う処理手順(処理フロー)を規定することで業務が円滑に遂行されるようにするワークフロー管理機能、すなわち一連の作業を効率よく実現するシステムやソフトウェアが開発されている。
例えば、特許文献1には、作業工程の順番や構成を作業担当者が選択することで、一連の作業における作業工程を設定し、各作業工程を対話形式(ウィザード機能を用いた対話形式)で順に表示画面に表示し、表示画面のUI(User Interface)を介してワークフローを実行するシステムが開示されている。
また、より簡便に一連の作業を行うために、拡張された最小単位の機能である小機能を所定の実行順序に従って実行することで、1つの機能として一連の作業を実現するソフトウェアも提案されている。
特開2002−287864号公報
しかしながら、上記に挙げる従来技術では、作業担当者が「処理対象となるデータの選択」や「一連の作業を行うための処理手順(処理フロー)の実行指示」を行わないと一連の作業を実施することができない。
そもそも業務の中で自動的に処理したい作業、すなわち従来技術に挙げるシステムやソフトウェアなどに自動的に処理させたい作業は、主に、日常的に頻繁に行われる作業である。
このことから考えると、上記に挙げる従来技術には、一連の作業を行う上で、作業担当者に負担をかけてしまう点や、作業抜け(作業漏れ)を引き起こしてしまう点などの問題点があった。
そこで、本発明では、上記従来技術の問題点に鑑み、データ処理における作業担当者の作業負担を軽減し作業ミスを防止することができるデータ処理システム、情報処理装置、データ管理装置、データ処理方法、及びデータ処理プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のデータ処理システムは、データを格納する記憶装置を有する機器と、所定の処理手順に従ってデータ処理を行う情報処理装置とが接続されるデータ処理システムであって、前記情報処理装置で行うデータ処理の処理対象となる処理対象データが、前記機器が有する記憶装置の所定の記憶領域に格納されたか否かを検知する処理対象データ検知手段と、前記処理対象データ検知手段の検知結果に基づいて、前記機器から前記情報処理装置に前記処理対象データのデータ処理を要求する処理要求手段と、前記機器からの処理要求に基づいて、前記処理対象データに対しデータ処理を行う処理フロー実行手段とを有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明のデータ処理システムは、前記機器が、処理対象データに関する情報を定義する処理対象定義データを生成する処理対象定義データ生成手段を有し、前記処理要求手段において、前記処理対象データとともに、前記処理対象定義データ生成手段により生成された処理対象定義データを前記機器から前記情報処理装置へ送信することにより、前記処理対象データのデータ処理を要求することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明のデータ処理システムは、前記情報処理装置が、前記処理対象データの処理手順である処理フローを決定する処理フロー決定手段と、前記機器から受け取った前記処理対象定義データを解析し、前記処理対象データに関する情報を取得する処理対象解釈手段とを有し、前記処理フロー決定手段において、前記情報処理装置が有する記憶装置に予め格納された、前記処理対象データとデータ処理の処理手順である処理フローを関連付けて定義する処理フロー定義データと、前記処理対象解釈手段により取得した処理対象データに関する情報とに基づいて、前記処理対象データの処理手順である処理フローを決定することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明のデータ処理システムは、前記処理フロー決定手段において、前記処理フロー定義データにおいて1つの処理対象データに複数の処理フローが関連付けて定義されている場合に、所定の優先順位規則に従って、前記処理対象データの処理手順である処理フローを決定することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明のデータ処理システムは、前記処理フロー実行手段において、前記処理フロー決定手段により決定された処理フローに従って、前記処理対象データに対しデータ処理を実行することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明のデータ処理システムは、前記情報処理装置が、前記機器から受け取った処理対象データに対して、データ処理を実施する権限が許可されているか否かを判定する処理対象データアクセス許可判定手段を有し、前記処理フロー実行手段において、前記処理対象データアクセス許可判定手段に基づいて、前記処理対象データのデータ処理を行うことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明のデータ処理システムは、前記情報処理装置が、前記処理対象データの処理手順である処理フローを設定する処理フロー設定手段を有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明のデータ処理システムは、前記処理フロー設定手段において、前記処理対象データと、既に前記情報処理装置が有する記憶装置に格納されているデータ処理の処理手順である処理フローを示す処理フローデータを関連付けて、前記処理対象データの処理手順である処理フローを設定することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明のデータ処理システムは、前記処理フロー設定手段において、前記処理対象データの処理手順である処理フローを示す処理フローデータをインストールし、前記処理対象データと前記処理フローデータとを関連付けて前記処理対象データの処理手順である処理フローを設定することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明のデータ処理システムは、前記情報処理装置が、前記処理対象データの処理手順である処理フローを示す処理フローデータを生成する処理フローデータ生成手段を有し、前記処理フロー設定手段において、前記処理フローデータ生成手段により前記処理フローデータを生成し、前記処理対象データと前記処理フロー定義データとを関連付けて前記処理対象データの処理手順である処理フローを設定することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明のデータ処理システムは、前記情報処理装置が、前記処理対象データを処理するときの実行状態を表示画面に表示する実行状態表示手段を有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明のデータ処理システムは、前記表示手段において、データ処理における処理手順ごとの実行状態を表示画面に表示することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明のデータ処理システムは、前記表示手段において、データ処理において実行エラーとなった旨を知らせる内容及び/又は実行エラーとなった処理対象データに関する情報を表示画面に表示することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明のデータ処理システムは、前記処理対象定義データ及び前記処理フロー定義データが、構造化言語で記述されていることを特徴とする。
これによって、本発明のデータ処理システムは、データ処理対象となるデータに対して保存や更新などのデータ操作が行われたことを判断し、処理対象となるデータに対応して予め用意しておいた所定の処理手順(処理フロー)に従って自動的にデータ処理を行うことにより、データ処理における作業担当者の作業負担を軽減し作業ミスを防止することができる。
上記目的を達成するため、本発明のデータ管理装置は、所定の処理手順に従ってデータ処理を行う情報処理装置と接続され、前記情報処理装置で行うデータ処理の処理対象となる処理対象データを記憶装置に格納して管理するデータ管理装置であって、前記処理対象データが当該データ管理装置が有する記憶装置の所定の記憶領域に格納されたか否かを検知する処理対象データ検知手段と、前記処理対象データ検知手段の検知結果に基づいて、当該データ管理装置から前記情報処理装置に前記処理対象データのデータ処理を要求する処理要求手段とを有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明のデータ管理装置は、当該データ管理装置が、処理対象データに関する情報を定義する処理対象定義データを生成する処理対象定義データ生成手段を有し、前記処理要求手段において、前記処理対象データとともに、前記処理対象定義データ生成手段により生成された処理対象定義データを当該データ管理装置から前記情報処理装置へ送信することにより、前記処理対象データのデータ処理を要求することを特徴とする。
これによって、本発明のデータ管理装置は、データ処理対象となるデータに対して保存や更新などのデータ操作が行われたことを判断し、データ処理に必要な関連情報が定義された定義データを生成し、生成した定義データを情報処理装置へ送信することにより、作業担当者が日常業務で行うデータ操作(データ保存・変更など)に連動させて、データ処理を自動要求することができる。
上記目的を達成するため、本発明の情報処理装置は、データを格納する記憶装置を有する機器と接続され、所定の処理手順に従って前記機器が有する記憶装置に格納されたデータに対してデータ処理を行う情報処理装置であって、前記機器からの処理要求に基づいて、当該情報処理装置で行うデータ処理の処理対象である処理対象データに対しデータ処理を行う処理フロー実行手段を有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の情報処理装置は、当該情報処理装置が、前記処理対象データの処理手順である処理フローを決定する処理フロー決定手段と、前記機器から受け取った前記処理対象定義データを解析し、前記処理対象データに関する情報を取得する処理対象解釈手段とを有し、前記処理フロー決定手段において、当該情報処理装置が有する記憶装置に予め格納された、前記処理対象データとデータ処理の処理手順である処理フローを関連付けて定義する処理フロー定義データと、前記処理対象解釈手段により取得した処理対象データに関する情報とに基づいて、前記処理対象データの処理手順である処理フローを決定することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の情報処理装置は、前記処理フロー決定手段において、前記処理フロー定義データにおいて1つの処理対象データに複数の処理フローが関連付けて定義されている場合に、所定の優先順位規則に従って、前記処理対象データの処理手順である処理フローを決定することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の情報処理装置は、前記処理フロー実行手段において、前記処理フロー決定手段により決定された処理フローに従って、前記処理対象データに対しデータ処理を実行することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の情報処理装置は、当該情報処理装置が、前記機器から受け取った処理対象データに対して、データ処理を実施する権限が許可されているか否かを判定する処理対象データアクセス許可判定手段を有し、前記処理フロー実行手段において、前記処理対象データアクセス許可判定手段に基づいて、前記処理対象データのデータ処理を行うことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の情報処理装置は、当該情報処理装置が、前記処理対象データの処理手順である処理フローを設定する処理フロー設定手段を有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の情報処理装置は、前記処理フロー設定手段において、前記処理対象データと、既に当該情報処理装置が有する記憶装置に格納されているデータ処理の処理手順である処理フローを示す処理フローデータを関連付けて、前記処理対象データの処理手順である処理フローを設定することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の情報処理装置は、前記処理フロー設定手段において、前記処理対象データの処理手順である処理フローを示す処理フローデータをインストールし、前記処理対象データと前記処理フローデータとを関連付けて前記処理対象データの処理手順である処理フローを設定することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の情報処理装置は、当該情報処理装置が、前記処理対象データの処理手順である処理フローを示す処理フローデータを生成する処理フローデータ生成手段を有し、前記処理フロー設定手段において、前記処理フローデータ生成手段により前記処理フローデータを生成し、前記処理対象データと前記処理フロー定義データとを関連付けて前記処理対象データの処理手順である処理フローを設定することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の情報処理装置は、当該情報処理装置が、前記処理対象データを処理するときの実行状態を表示画面に表示する実行状態表示手段を有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の情報処理装置は、前記表示手段において、データ処理における処理手順ごとの実行状態を表示画面に表示することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の情報処理装置は、前記表示手段において、データ処理において実行エラーとなった旨を知らせる内容及び/又は実行エラーとなった処理対象データに関する情報を表示画面に表示することを特徴とする。
これによって、本発明の情報処理装置は、データ管理装置からのデータ処理要求に応じて、処理対象となるデータに対応して予め用意しておいた所定の処理手順(処理フロー)に従って自動的にデータ処理を行うことにより、作業担当者が日常業務で行うデータ操作(データ保存・変更など)に連動させて、データ処理を自動実行することができる。
また、上記目的を達成するため、本発明の情報処理装置は、データを格納する記憶装置を有し、所定の処理手順に従ってデータ処理を行う情報処理装置であって、当該情報処理装置で行うデータ処理の処理対象となる処理対象データが、当該情報処理装置が有する記憶装置の所定の記憶領域に格納されたか否かを検知する処理対象データ検知手段と、前記処理対象データ検知手段の検知結果に基づいて、前記処理対象データに対しデータ処理を行う処理フロー実行手段とを有することを特徴とする。
これによって、本発明の情報処理装置は、当該情報処理装置単体においても、データ処理対象となるデータに対して保存や更新などのデータ操作が行われたことを判断し、処理対象となるデータに対応して予め用意しておいた所定の処理手順(処理フロー)に従って自動的にデータ処理を行うことにより、データ処理における作業担当者の作業負担を軽減し作業ミスを防止することができる。
上記目的を達成するため、本発明のデータ処理システムにおけるデータ処理方法は、データを格納する記憶装置を有する機器と、所定の処理手順に従ってデータ処理を行う情報処理装置とが接続されるデータ処理システムのデータ処理方法であって、前記情報処理装置で行うデータ処理の処理対象となる処理対象データが、前記機器が有する記憶装置の所定の記憶領域に格納されたか否かを検知する処理対象データ検知手順と、前記処理対象データ検知手順の検知結果に基づいて、前記機器から前記情報処理装置に前記処理対象データのデータ処理を要求する処理要求手順と、前記機器からの処理要求に基づいて、前記処理対象データに対しデータ処理を行う処理フロー実行手順とを有することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明のデータ管理装置におけるデータ処理方法は、所定の処理手順に従ってデータ処理を行う情報処理装置と接続され、前記情報処理装置で行うデータ処理の処理対象となる処理対象データを記憶装置に格納し管理するデータ管理装置におけるデータ処理方法であって、前記処理対象データが当該データ管理装置が有する記憶装置の所定の記憶領域に格納されたか否かを検知する処理対象データ検知手順と、前記処理対象データ検知手順の検知結果に基づいて、当該データ管理装置から前記情報処理装置に前記処理対象データのデータ処理を要求する処理要求手順とを有することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の情報処理装置におけるデータ処理方法は、データを格納する記憶装置を有する機器と接続され、所定の処理手順に従って前記機器が有する記憶装置に格納されたデータに対してデータ処理を行う情報処理装置におけるデータ処理方法であって、前記機器からの処理要求に基づいて、当該情報処理装置で行うデータ処理の処理対象である処理対象データに対しデータ処理を行う処理フロー実行手順を有することを特徴とする。
これによって、本発明のデータ処理方法は、データ処理対象となるデータに対して保存や更新などのデータ操作が行われたことを判断し、処理対象となるデータに対応して予め用意しておいた所定の処理手順(処理フロー)に従って自動的にデータ処理を行うことにより、データ処理における作業担当者の作業負担を軽減し作業ミスを防止することができる。
また、上記目的を達成するため、本発明の情報処理装置におけるデータ処理方法は、データを格納する記憶装置を有し、所定の処理手順に従ってデータ処理を行う情報処理装置におけるデータ処理方法であって、当該情報処理装置で行うデータ処理の処理対象となる処理対象データが、当該情報処理装置が有する記憶装置の所定の記憶領域に格納されたか否かを検知する処理対象データ検知手順と、前記処理対象データ検知手順の検知結果に基づいて、前記処理対象データに対しデータ処理を行う処理フロー実行手順とを有することを特徴とする。
これによって、本発明のデータ処理方法は、当該情報処理装置単体においても、データ処理における作業担当者の作業負担を軽減し作業ミスを防止することができる。
上記目的を達成するため、本発明のデータ管理装置のデータ処理プログラムは、所定の処理手順に従ってデータ処理を行う情報処理装置と接続され、前記情報処理装置で行うデータ処理の処理対象となる処理対象データを記憶装置に格納し管理するデータ管理装置のデータ処理プログラムであって、コンピュータを、前記処理対象データが当該データ管理装置が有する記憶装置の所定の記憶領域に格納されたか否かを検知する処理対象データ検知手段と、前記処理対象データ検知手段の検知結果に基づいて、当該データ管理装置から前記情報処理装置に前記処理対象データのデータ処理を要求する処理要求手段として機能させる。
上記目的を達成するため、本発明の情報処理装置のデータ処理プログラムは、データを格納する記憶装置を有する機器と接続され、所定の処理手順に従って前記機器の記憶装置に格納されたデータに対してデータ処理を行う情報処理装置のデータ処理プログラムであって、コンピュータを、前記機器からの処理要求に基づいて、当該情報処理装置で行うデータ処理の処理対象である処理対象データに対しデータ処理を行う処理フロー実行手段として機能させる。
これによって、本発明のデータ処理プログラムは、コンピュータを、データ処理対象となるデータに対して保存や更新などのデータ操作が行われたことを判断し、処理対象となるデータに対応して予め用意しておいた所定の処理手順(処理フロー)に従って自動的にデータ処理を行うように機能させることができる。
よって、本発明のデータ処理プログラムは、ワークフローなどにおいて作業担当者の作業負担を軽減し作業ミスを防止可能なデータ処理を実現することができる。
また、上記目的を達成するため、本発明の情報処理装置のデータ処理プログラムは、データを格納する記憶装置を有し、所定の処理手順に従ってデータ処理を行う情報処理装置のデータ処理プログラムであって、当該情報処理装置で行うデータ処理の処理対象となる処理対象データが、当該情報処理装置が有する記憶装置の所定の記憶領域に格納されたか否かを検知する処理対象データ検知手段と、前記処理対象データ検知手段の検知結果に基づいて、前記処理対象データに対しデータ処理を行う処理フロー実行手段として機能させる。
これによって、本発明のデータ処理プログラムは、当該情報処理装置単体においても、ワークフローなどにおいて作業担当者の作業負担を軽減し作業ミスを防止可能なデータ処理を実現することができる。
本発明によれば、データ処理対象となるデータに対して保存や更新などのデータ操作が行われたことを判断し、処理対象となるデータに対応して予め用意しておいた所定の処理手順(処理フロー)に従って自動的にデータ処理を行うことにより、データ処理における作業担当者の作業負担を軽減し作業ミスを防止することができるデータ処理システム、情報処理装置、データ管理装置、データ処理方法、及びデータ処理プログラムを提供することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態(以下、「実施形態」と言う。)について、図面を用いて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<データ処理システムのシステム構成について>
まず、本実施形態に係るデータ処理システムについて、図1を用いて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るデータ処理システム1のシステム構成の一例を示す図である。
本実施形態に係るデータ処理システム1は、例えば、作業担当者が作業端末として使用する情報処理装置(PC)100と、文書データや画像データなどの本システム内で取り扱う各種データを管理する文書サーバ200n(機器A)と、コピー、プリンタ、スキャナ、FAX(Facsimile)などの機能を融合して備えるMFP300n(機器B)とが、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)などのネットワーク(データ通信網)90に接続されることにより構成される。このように、本実施形態に係るシステム構成は、オフィス環境などに構築される一般的なものである。
このように構成された本実施形態に係るデータ処理システム1は、以下に示す方法でデータ処理を行う。
(1)データ登録
まず、データ処理システム1では、日常業務において取り扱われる各種データが、文書サーバ200n(機器A)やMFP300n(機器B)などに登録され管理される。
(2)処理要求
文書サーバ200n(機器A)やMFP300n(機器B)は、データが登録されると、登録されたデータに対してデータ処理を行うために、データ処理要求を情報処理装置(PC)100へ通知する。
(3)データ処理実行
情報処理装置(PC)100は、通知されたデータ処理要求に基づいて、処理対象となるデータに対して行うデータ処理の処理手順(処理フロー)に従って、データ処理を自動実行する。
このように、本実施形態に係るデータ処理システム1は、上記に説明したシステム構成及びデータ処理方法によって、作業担当者が日常業務で行うデータ操作(データ保存・変更など)にデータ処理の実行を連動させて自動実行することができ、データ処理における作業担当者の作業負担を軽減し作業ミスを防止するデータ処理を行うことができる。
また、図1では、本実施形態に係るデータ処理システム1において取り扱うデータを管理する機能を有した機器であるデータ管理装置として、文書サーバ200n(機器A)やMFP300n(機器B)を例として挙げている。
次に、本実施形態に係るデータ処理システム1を構成する各装置のハードウェア構成について図2〜3に示す。
<情報処理装置のハードウェア構成について>
本実施形態に係る情報処理装置100や文書サーバ200n(機器A)(以下、「データ管理装置200n(機器A)」という。)のハードウェア構成について、図2を用いて説明する。
図2は、本発明の実施形態1に係る情報処理装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2に示すように、本実施形態に係る情報処理装置100は、制御部11、主記憶部12、補助記憶部13、ネットワークI/F14、外部記憶装置I/F15、外部装置I/F16、出力装置I/F17、及び入力装置I/F18とから構成されている。
制御部(CPU:Central Processing Unit)11は、以下に説明する主記憶部12、補助記憶部13、及びネットワークI/F14など、本実施形態に係る情報処理装置100が有する各装置の制御を行う。また、制御部11は、主記憶部12や補助記憶部13などに記憶されたプログラムを実行する装置で、入力装置や記憶装置からデータを受け取り、データを演算・加工した上で、出力装置や記憶装置に出力する(例えば、キーボードで入力した文字をディスプレイに表示するなど)。
主記憶部(ROM:Read Only Memory、RAM:Random Access Memory)12は、制御部11が実行するプログラムや関連するデータを記憶(一時的に保持する場合も含む)する装置である。ROMには、制御部11が実行するプログラムや関連するデータが記憶されており、記憶されたプログラムや関連するデータは、制御部11により、必要に応じてRAM上へ展開(ロード)され、展開(ロード)されたプログラムや関連するデータは、制御部11により、演算・加工される。
補助記憶部(HD:Hard Disk)13は、基本ソフトウェアであるOS(Operating System)や本実施形態に係る情報処理プログラムを含むアプリケーションプログラムや機能拡張用のプラグインなどを関連するデータとともに記憶する装置である。また、補助記憶部13には、本実施形態に係る情報処理装置100が管理する各種情報(例えば、プラグインの実行条件や実行順序を定義した定義情報など。)が格納され、DBやファイルシステム(File System)などにより管理される。
ネットワークI/F14は、有線及び/又は無線回線などのデータ伝送路により構築されたLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などのネットワークを介して接続された通信機能を有する周辺機器(例えば、他の情報処理装置や画像形成装置など。)と本実施形態に係る情報処理装置100とのインタフェースである。
外部記憶装置I/F15は、USB(Universal Serial Bus)などのデータ伝送路を介して接続された外部記憶装置(例えば、記憶メディアドライブなど。)と本実施形態に係る情報処理装置100とのインタフェースである。
外部装置I/F16は、USBなどのデータ伝送路を介して接続された外部入力装置(例えば、外付けHDやUSBメモリなど。)と本実施形態に係る情報処理装置100とのインタフェースである。
本実施形態に係る情報処理装置100は、これらのインタフェースを介して、外部と各種データのやり取り(送受信や読み込み/書き込み)を行う。
出力装置I/F17は、専用ケーブルなどのデータ伝送路を介して接続された出力装置(例えば、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)など。)と本実施形態に係る情報処理装置100とのインタフェースである。
入力装置I/F18は、USBなどのデータ伝送路を介して接続された入力装置(例えば、キーボードやマウスなど。)と本実施形態に係る情報処理装置100とのインタフェースである。
このように、本実施形態に係る情報処理装置100は、制御部11によって、補助記憶部13に格納された本実施形態に係る情報処理プログラムを主記憶部12のRAM上に展開(ロード)し、展開(ロード)したプログラムを実行することで、本実施形態に係るデータ処理システム1のデータ処理機能を実現している。
<画像形成装置のハードウェア構成について>
本実施形態に係るMFP300n(機器B)(以下、「画像形成装置300n(機器B)」と言う。)のハードウェア構成について、図3を用いて説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置300nのハードウェア構成の一例を示す図である。
図中に示すように、本実施形態に係る画像形成装置300nは、制御部11、主記憶部12、補助記憶部13、ネットワークI/F14、外部記憶装置I/F15、外部装置I/F16、表示部(パネル表示)19、入力部(操作部)20、印刷部(プロッタ部)21、及び原稿読取部(スキャナ部)22とから構成されている。
ここで、画像形成装置300nが有する制御部11、主記憶部12、補助記憶部13、ネットワークI/F14、外部記憶装置I/F15、及び外部装置I/F16は、図2を用いて説明した情報処理装置100が有する各ハードウェアと同じであるため、同一の参照符号をもって説明を省略し、異なる構成についてのみ以下に説明する。
表示部(パネル表示)19及び入力部(操作部)20は、キースイッチ(ハードキー)とタッチパネル機能(GUI(Graphical User Interface)のソフトウェアキーを含む。)を備えたLCD(Liquid Crystal Display:液晶表示装置)とから構成され、画像処理装置100が有する機能を利用する際のUI(User Interface)として機能する表示及び/又は入力装置である。
印刷部(プロッタ部)21は、画像データを受け取ると、レーザービームを用いた電子写真プロセス(露光、潜像、現像及び転写のプロセス)を用いて、受け取った画像データを転写紙(印刷用紙)に出力(印刷)するプロッタ装置である。
スキャナ部(原稿読み取り部)22は、CCD(Charge Coupled Devices)光電変換素子からなるラインセンサとA/Dコンバータとこれらを駆動する駆動回路を備え、原稿読み取り面(コンタクトガラス上)にセットされた原稿をスキャンすることでRGB各8ビットのデジタル画像データを生成(紙媒体から情報を読み取り電子化)する読み取り装置である。
このように、本実施形態に係る画像形成装置300nは、主記憶部12や補助記憶部13などの記憶装置に格納されたプログラムを制御部11で実行し、制御信号(制御命令)を各装置へ送出すること(各装置を制御すること)で、画像形成装置300nが有するコピー、プリンタ、スキャナ、FAXなどを機能させるとともに、本実施形態に係るデータ処理システム1のデータ処理機能(データ管理装置側)を実現している。
<データ処理システムの機能構成について>
次に、本実施形態に係るデータ処理システム1の機能構成について、図3を用いて説明する。
図4は、本発明の第1の実施形態に係るデータ処理システム1の機能構成の一例を示す図である。図4に示す機能構成では、データ管理装置の例である文書サーバ200nと画像形成装置300とが、本実施形態において同じ機能を有することから、以降の説明を分かり易くするため、情報処理装置100と文書サーバ200nとを例に説明を行う。
図4に示すように、本実施形態に係るデータ処理システム1は、情報処理装置100が有する機能と文書サーバ200nが有する機能とから構成され、情報処理装置100は、処理対象解釈部31、処理フロー決定部32、処理フロー実行部33、実行状態表示部34、及び処理対象データ管理部35を有しており、また、文書サーバ200nは、処理対象データ検知部41、処理対象定義データ生成部42、及び処理要求部43を有している。
以下に、各装置が有している機能について簡単に説明する。
<<情報処理装置の機能構成>>
処理対象解釈部31は、文書サーバ200nからデータ処理を要求するときに送信された、処理対象データ51に関する情報が定義された処理対象定義データ52の内容を解釈する機能(処理対象解釈手段)である。具体的には、処理対象定義データ52を記述している言語が解釈可能なプログラム(パーサ)によって、処理対象定義データ52を解釈し、データ内に定義された処理対象データ51に関する情報を取得する。処理対象定義データ52については、本実施形態に係るデータ処理システム1の動作に関する説明の中で詳しく説明する。
処理フロー決定部32は、処理対象データ51に対してデータ処理を行うときの処理手順である処理フローを決定する機能(処理フロー決定手段)である。
情報処理装置100には、データ処理を行うときの処理手順である処理フローを示す処理フローデータ54と、処理対象データ51と処理フローデータ54とを関連付けて定義する処理フロー定義データ53とが、少なくとも1つ以上インストールされ、補助記憶部13に記憶されている。
処理フロー決定部32は、処理対象解釈部31により取得された、データ処理要求を受け付けた処理対象データ51に関する情報に基づいて補助記憶部13を参照し、該当する処理フロー定義データ53、すなわち、データ処理要求を受け付けた処理対象データ51と処理フローデータ54とが定義された処理フロー定義データ53を特定する。次に、処理フロー決定部32は、特定した処理フロー定義データ53に定義された処理フローデータ54に関する情報に基づいて補助記憶部13を参照し、データ処理要求を受け付けた処理対象データ51の処理を行うときに用いる処理フローデータ54を決定する。
処理フロー実行部33は、文書サーバ200nからのデータ処理要求に基づいて、処理対象データ51に対しデータ処理を行う機能(処理フロー実行手段)である。具体的には、処理フロー決定部32により決定された処理フローデータ54に基づいて、例えば、情報処理装置100が有するデータ編集(加工)機能、データ出力機能、又は状態通知機能や、本システムに接続される情報処理装置100以外の機器などが有する各種機能などに、処理の実行を指示し、データ処理要求を受け付けた処理対象データ51に対しデータ処理を行う。
実行状態表示部34は、処理対象データ51に対してデータ処理を行うときの実行状態を、出力装置I/F17を介して接続されるCRTやLCDなどの表示装置の表示画面に表示する機能(実行状態表示手段)である。実行状態表示部34によって表示される表示画面例については、本実施形態に係るデータ処理システム1の動作に関する説明の中で詳しく説明する。
処理対象データ管理部35は、文書サーバ200nからデータ処理を要求するときに送信された処理対象データ51を、補助記憶部13の所定の記憶領域に格納し管理する機能である。
<<文書サーバの機能構成>>
処理対象データ検知部41は、情報処理装置100で行うデータ処理の処理対象となる処理対象データ51が登録・更新されたか否かを検知する機能(処理対象データ検知手段)である。具体的には、処理対象データ51が補助記憶部13の所定の記憶領域に格納されたか否かを判断し、データの登録・更新時の書き込みを検知する。
処理対象定義データ生成部42は、情報処理装置100にデータ処理を要求するときに送信する、処理対象データ51に関する情報が定義された処理対象定義データ52を生成する機能(処理対象定義データ生成手段)である。具体的には、処理対象データ検知部41の検知結果に基づいて、データの登録・更新が行われた場合に、登録・更新が行われたデータを処理対象データ51とし、この処理対象データ51に関する情報を構造化言語で定義し、処理対象定義データ52を生成する。ここで言う構造化言語とは、XML(eXtensible Markup Language)などの「タグ」と呼ばれる特定の文字列で地の文に構造を埋め込んでいくことによって、文書やデータの意味や構造を記述するためのマークアップ言語を意味する。本実施形態では、ユーザが独自のタグを指定できることからXMLを使用している。
処理要求部43は、処理対象データ51とともに処理対象定義データ51を情報処理装置100へ送信することで、処理対象データ51のデータ処理を要求する機能(処理要求手段)である。具体的には、補助記憶部13に記憶された処理対象データ51とともに、処理対象定義データ生成部42により生成された処理対象定義データ52を、ネットワークI/F14を介して情報処理装置100へ送信する。
<データ処理システムの動作について>
これまでに説明を行ったデータ処理システム1の具体的な動作について、図5〜11を用いて説明する。
本実施形態に係るデータ処理システム1は、以下に挙げる動作によってデータ処理を行っている。
(1)文書サーバ200nによるデータ登録・更新の検知
データ処理システム1は、処理対象データ検知部41によって、情報処理装置100で行うデータ処理の処理対象となる処理対象データ51が、文書サーバ200nが有する補助記憶部13の所定の記憶領域に格納されたか否かを判断することで、登録や更新などの処理対象データ51のデータ操作を検知する。検知結果は、処理対象定義データ生成部42に渡される。
(2)文書サーバ200nによるデータ処理の要求
データ処理システム1は、処理要求部43によって、情報処理装置100へ処理対象データ51のデータ処理を要求する。この時、処理要求部43は、処理対象データ51とともに、処理対象データ51に関する情報を定義する処理対象定義データ52とを情報処理装置100へ送信することで、処理対象データ51のデータ処理を要求する。
<<処理対象定義データ52の生成について>>
上記の処理対象定義データ52は、処理対象定義データ生成部42によって生成される。
本実施形態に係る処理対象定義データ52には、処理対象データ51に関する情報として、「処理対象データ51がどの機器から送信されたものか」(以下、「送信元情報」という。)と、「処理対象データ51が送信/受信後格納される記憶領域はどこか」(以下、「格納先指定情報」という。)と、「処理対象データ51のファイル名は何か」(以下、「処理対象データファイル名情報」という。)と、「処理対象データ51のデータフォーマットは何か」(以下、「データフォーマット情報」という。)とが所定の形式に配置され定義されている。ここで言う「所定の形式」とは、構造化言語で各情報が定義されるため、予め決められた各情報に対応するタグを用いて情報を定義することを意味する。
図5は、本発明の第1の実施形態に係る処理対象定義データ52の一例を示す図である。
本実施形態に係る処理対象定義データ52は、処理対象定義データ生成部42によって、図5に示すように、「<System>」タグで定義された送信元情報52a(図中の「MFP_01」)と、「<OutputFolder>」タグで定義された格納先指定情報52b(図中の「192.168.xxx.xxx\\・・・\\User01」)と、「<DocumentName>」タグで定義された処理対象データファイル名情報(図中の「repot_07XX.jpg」)及び「<DocumentFormat>」タグで定義されたデータフォーマット情報52c(図中の「JPEG」)とが、処理対象データ51に関する情報を定義する「<Notification>」タグの間に配置されて定義される。
このように、本実施形態に係るデータ処理システム1では、単に処理対象データ51が補助記憶部13の所定の記憶領域に格納されたことを情報処理装置100へ通知するのではなく、処理対象データ51の特性をデータ化して送信している。これによって、情報処理装置100は、処理対象データ51に行うデータ処理を特定することができる。
(3)情報処理装置100による処理要求の解釈
データ処理システム1は、処理要求解釈部31によって、文書サーバ200nからデータ処理を要求するときに送信された、処理対象データ51に関する情報が定義された処理対象定義データ52の内容を解釈する。例えば、図5に示す処理対象定義データ52が、処理要求解釈部31によって解釈された場合(例えば、XMLパーサによって解釈された場合)に、送信元情報52aと、格納先指定情報52bと、ファイル名情報及びデータフォーマット情報52cなどの処理対象データ51に関する情報が取得される。
また、データ処理システム1は、処理対象データ管理部35によって、文書サーバ200nからデータ処理を要求するときに送信された処理対象データ51を、処理対象解釈部31により取得した格納先指定情報52bに指定される補助記憶部13の所定の記憶領域に格納する。
(4)情報処理装置100によるデータ処理の処理手順の決定
データ処理システム1は、処理フロー決定部32によって、処理対象データ51に対してデータ処理を行うときの処理手順である処理フローを決定する。
<<処理フローの決定方法について>>
処理対象データ51のデータ処理を行うときに用いる処理フローデータ54は、以下に示す方法で決定する。
(4−1)処理フロー定義データ53を特定
まず、データ処理システム1は、処理フロー決定部32によって、処理対象解釈部31により取得された処理対象データ51に関する情報に基づいて補助記憶部13を参照し、該当する処理フロー定義データ53を特定する。
上記の処理フロー定義データ53は、情報処理装置100にインストールされ、補助記憶部13に記憶されている。
本実施形態に係る処理フロー定義データ53には、処理対象データ51と処理フローデータ54とを関連付ける情報として、送信元情報と、格納先指定情報と、データフォーマット情報と、「データ処理を行うときに用いる処理フローデータ54のファイル名は何か」(以下、「処理フローデータファイル名情報」という。)とが所定の形式に配置され定義されている。ここで言う「所定の形式」とは、処理対象定義データ52と同様に、予め決められた各情報に対応するタグを用いて情報を定義することを意味する。
図6は、本発明の第1の実施形態に係る処理フロー定義データ53の一例を示すブロック図である。
本実施形態に係る処理フロー定義データ53は、図6に示すように、「<System>」タグで定義された送信元情報53a(図中の「MFP_01」)と、「<OutputFolder>」タグで定義された格納先指定情報53b(図中の「192.168.xxx.xxx\\・・・\\User01」)と、「<DocumentName>」タグで定義された処理対象データファイル名情報(図中の「repot_07XX.jpg」)及び「<DocumentFormat>」タグで定義された処理対象データフォーマット情報53c(図中の「JPEG」)と、「<FlowFileName>」タグで定義された処理フローデータファイル名情報53d(図中の「flow_proc_01.xml」)とが、処理フローデータ54に関する情報を定義する「<WorkFlowSetting>」タグの間に配置されて定義される。
例えば、処理フロー決定部32は、処理対象解釈部31により取得された処理対象データ51に関する情報(送信元情報52a、格納先指定情報52b、及びデータフォーマット情報52c)と、処理フロー定義データ53に定義された情報(送信元情報53a、格納先指定情報53b、及びデータフォーマット情報53c)とを比較し、補助記憶部13に記憶された処理フロー定義データ53のうち、各情報が一致する処理フロー定義データ53が存在するか否かを判定する。この判定結果によって処理フロー定義データ53を特定する。
また、本実施形態に係る処理フロー定義データ53では、「<FlowFileName>」タグで定義された1つの処理フローデータファイル名情報53dを1行ごとに並べて定義することで、複数の処理フローデータ54を定義することができる(図示せず)。また、例えば、「<Priority>」タグのように優先順位を定義する独自のタグによって定義しても良い。このように定義された処理フロー定義データ53は、処理フロー決定部32によって、優先順位を決定する所定の規則に従って処理フローデータ54を決定することができる。
(4−2)処理フローデータ54を決定
情報処理装置100には、上記処理フロー定義データ53の他に、処理フロー定義データ53に定義されている処理フローデータファイル名情報53dが示す処理フローデータ54がインストールされており、補助記憶部13に記憶されている。
データ処理システム1は、処理フロー決定部32によって、特定した処理フロー定義データ53に定義された処理フローデータファイル名情報53dに基づいて補助記憶部13を参照し、データ処理要求を受け付けた処理対象データ51の処理を行うときに用いる処理フローデータ54を決定する。
また、処理フロー定義データ53に複数の処理フローデータ54が定義されている場合、処理フロー決定部32によって、1つの処理フローデータを決定する。例えば、処理フロー定義データ53において、複数の処理フローデータ54が「<FlowFileName>」タグで定義された1つの処理フローデータファイル名情報53dを1行ごとに並べることで定義されている場合に、最初に定義された処理フローデータファイル名情報53dを、最も優先順位の高い処理フローデータ54のファイル名とする所定の規則に従って処理フローでデータ54を決定する。
(5)情報処理装置100によるデータ処理の実行
データ処理システム1は、処理フロー実行部33によって、文書サーバ200nからのデータ処理要求に基づいて、処理対象データ51に対しデータ処理を行う。
処理フロー実行部33は、処理フロー決定部32によって決定された処理フローデータ54を基に、データ処理を行う各機能に対して所定の処理を実行指示することで、処理対象データ51のデータ処理を行う。処理フローデータ54には、データ処理を行うときに用いる本システムが有する機能(例えば、「編集(加工)」、「出力」、「通知」など。)の実行条件(動作条件)や実行順序(処理フロー)が、XMLのような構造化言語で定義されているデータ(具体的なデータ例については図示せず)である。そのため、処理フロー実行部33では、各種定義データの内容を解釈したときと同様に、データの記述言語を解釈可能なプログラム(パーサ)を用いて、データ内に定義されている実行条件(動作条件)や実行順序(処理フロー)を解釈し、各機能に実行指示する。
以下に、本実施形態に係るデータ処理システム1が実行されたときの動作例について説明する。
このように、本実施形態に係るデータ処理システム1では、文書サーバ200nからデータ処理要求として送信された処理対象定義データ52を、情報処理装置100で解釈し、解釈した結果取得した情報を基に、予め用意しておいた処理フローデータ54のうち、処理対象データ51をデータ処理するときに用いる処理フローデータ54を決定し、決定した処理フローデータ54を基に、データ処理を実行している。これによって、作業担当者が日常業務で行うデータ操作(データ保存・変更など)にデータ処理の実行を連動させて自動実行することができる。
<<実行時の動作状態表示について>>
まず、データ処理システム1が実行されたとき、作業担当者が端末として使用している情報処理装置100の表示画面には、実行状態表示部34によって、例えば図7に示すような画面構成のアプリケーションウィンドウが表示される。
図7は、本発明の第1の実施形態に係る表示画面60の画面構成の一例を示す図である。
図7には、データ処理の実行状態を示す実行状態表示領域61aと、データ処理を行っているときに必要なデータ操作の指示を促す操作指示表示領域61bと、データ操作を行う作業領域61cと、データ操作を行うときの操作条件などを選択・設定する操作領域61dとから構成されるアプリケーションウィンドウの表示領域61の一例が示されている。
(A)データ処理自動実行時
図8は、本発明の第1の実施形態に係る実行時の表示画面の一例(その1)を示す図である。図8には、処理フローデータ54に「定型用紙の変倍処理を行った後に印刷を行う」と言う処理手順(処理フロー)が定義されている場合のデータ処理実行時の表示画面例が示されている。
図8に示されているように、データ処理実行時には、実行状態表示部34によって、例えば、実行状態表示領域61a及び作業領域61cに、現在実行中の処理が「どのような状態(例えば正常に実行されているか否かなど)で実行されているか」や「具体的にどのような処理を行っているのか」などの情報が表示される。これにより、作業担当者は、データ処理の実行状態や進行状況を簡便に確認することができる。
(B)データ処理エラー時
図9及び図10は、本発明の第1の実施形態に係る実行時の表示画面60の一例(その2及びその3)を示す図である。図9及び図10には、データ処理を実行するときに、その際に用いる適切な処理フローデータ53がインストールされていなかった場合のエラー発生時の表示画面例が示されている。
図9及び図10に示されているように、データ処理実行時にエラーが発生した場合には、実行状態表示部34によって、例えば、実行状態表示領域61a及び作業領域61cに、エラーが発生した旨を知らせる内容が表示される。
本実施形態では、エラーが発生した処理対象データ51を、作業担当者が視覚的に判断しやすいような文書画像(図9の作業領域61cに示す例)で表示する場合や、作業担当者が詳細な情報を把握できるような書誌情報(図10の作業領域61cに示す例)を表示する場合の例が示されている。これにより、作業担当者は、エラーが発生した処理対象データ51を簡便に特定することができ、更にどのような原因でエラーとなったかなどのエラー内容を簡便に確認することができる。
また、データ処理実行時にエラーが発生した場合には、処理対象データ管理部35によって、エラーが発生した処理対象データ51を、データ処理要求時に指定された補助記憶部13の記憶領域から別の記憶領域へ移動する。
(C)データ処理対話形式型実行時
図11は、本発明の第1の実施形態に係る実行時の表示画面60の一例(その4)を示す図である。図11には、処理フローデータ54に「取得した送信日時を送信データにスタンプしFAX送信を行う」と言う処理手順(処理フロー)が定義されている場合のデータ処理実行時の表示画面例が示されている。
データ処理の中には、単純に自動化できないものもある。例えば、図11に示すように、処理対象データ51のレイアウトに応じて付加情報の位置を調整するなどのような、処理対象データ51の特性に依存した処理を行わなければならない場合である。
本実施形態では、このような場合、図11に示されているように、実行状態表示部34によって、例えば、操作指示表示領域61bに、作業担当者へデータ操作を促す内容のメッセージ(図11の「スタンプを選択してください」)が表示され、また、操作領域61dに、作業担当者がデータ操作を行うためのGUI(Graphical User Interface)(図11の[スタンプA]、[スタンプB]、及び[スタンプC]。)が表示される。これにより、作業担当者は、操作領域61dに表示されたGUIを介して任意のデータ操作の候補を選択し(例えばマウスでクリックするなど)、その結果、作業領域61cに表示された実行結果例(図11の破線に示すスタンプ位置)を確認し、以降のデータ処理を実行指示することができ、単純に自動化した場合に発生する作業ミスを未然に防ぐことができる。
このように、本実施形態に係るデータ処理システム1は、上記に説明した各機能を有することによって、作業担当者が日常業務で行うデータ操作(データ保存・変更など)に連動したデータ処理の自動実行を実現している。
次に、本実施形態に係るデータ処理システム1の具体的な処理手順について説明を行う。
<情報処理装置の基本処理手順について>
これまでに説明した本実施形態に係るデータ処理システム1の具体的な処理手順について、図12及び図13を用いて説明する。
図12には、データ処理システム1における情報処理装置100側で実行される処理手順の例が示され、図13には、データ処理システム1におけるデータ管理装置(機器)である文書サーバ200nで実行される処理手順の例が示されている。以降に、図12、図13の順に各装置で実行される処理手順について説明を行う。
図12は、本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置100の処理フロー実行時の処理手順の一例を示すフローチャートである。
本実施形態に係る情報処理装置100は、例えば、補助記憶部13に格納されたデータ処理の実行を行うデータ処理プログラムを主記憶部12のRAM上に展開(ロード)し、制御部11で実行する。
本実施形態に係る情報処理装置100は、本システムが起動されると(S101)、文書サーバ200nからデータ処理要求を受け付ける(処理対象定義データ52を受信する)まで待つ(S102がNOの間)。
情報処理装置100は、データ処理要求を受け付けると(処理対象定義データ52を受信すると)(S102がYESの場合)、処理対象解釈部31によって、データの記述している構造化言語を解釈可能なプログラム(パーサ)を用いて、受け取った処理対象定義データ52の内容を解釈し、定義されている処理対象データ51に関する情報を取得する(S103)。
次に、情報処理装置100は、処理フロー決定部32によって、処理対象解析部31により取得した処理対象データ51に関する情報に基づいて、予め補助記憶部13に記憶しておいた、処理対象データ51と処理フローデータ54とを関連付ける処理フロー定義データ53を特定する。次に、処理フロー決定部32によって、特定した処理フロー定義データ53に定義された処理フローデータファイル名53dに基づいて、予め補助記憶部13に記憶しておいた処理フローデータ54を検索する(S104)。
このとき、情報処理装置100は、処理フロー決定部32によって、補助記憶部13にファイル名に該当する処理フローデータ54が存在するか否かを判定し、判定結果から以降に行うデータ処理で用いる処理フローデータ54を決定する(S105)。
情報処理装置100は、補助記憶部13にファイル名に該当する処理フローデータ54が存在した場合(S105がYESの場合)、実行状態表示部34によって、以降に行うデータ処理の実行状態や進行状況を示す情報を表示画面60に表示する(S106)。
次に、情報処理装置100は、処理フロー実行部33によって、処理フロー決定部32により決定された処理フローデータ54を基に、データ処理を行う各機能に対して所定の処理を実行指示することで、処理対象データ51のデータ処理を行う(S107)。
情報処理装置100は、処理フロー実行部33によって、処理フローデータ54に定義された各機能が実行順序(処理フロー)に従って全て実行されるまでデータ処理を行う(S108がNOの間)。
また、情報処理装置100は、補助記憶部13にファイル名に該当する処理フローデータ54が存在しなかった場合(S105がNOの場合)、実行状態表示部34によって、該当する処理フローデータ54がなかった旨を知らせる内容を表示画面60に表示する(S109)。
次に、情報処理装置100は、処理対象データ管理部35によって、エラーが発生した処理対象データ51の格納先を別の格納先へ移動する(S110)。
このように、本実施形態に係る情報処理装置100は、図12に示すステップS101〜ステップS110によって、データ管理装置(機器)である文書サーバ200nなどからのデータ処理要求を受け付けデータ処理の実行を行っている。
図13は、本発明の第1の実施形態に係る機器(例えば文書サーバ200n)の処理要求時の処理手順の一例を示すフローチャートである。
本実施形態に係る文書サーバ200nは、例えば、補助記憶部13に格納されたデータ処理の実行を行うデータ処理プログラムを主記憶部12のRAM上に展開(ロード)し、制御部11で実行する。
本実施形態に係る文書サーバ200nは、処理対象データ検知部41によって、情報処理装置100で行うデータ処理の処理対象となる処理対象データ51が、補助記憶部13の所定の記憶領域に格納されたか否かを判断することで、登録や更新などの処理対象データ51のデータ操作を検知(チェック)する(S201)。
文書サーバ200nは、処理対象データ検知部41によって、処理対象データ51が登録や更新されたかを検知した結果(S202)、登録や更新された場合(S202がYESの場合)、処理対象定義データ生成部42によって、処理対象データ51に関する情報を定義した処理対象定義データ52を生成する(S203)。
その結果、文書サーバ200nは、処理要求部43によって、処理対象データ検知部41により検知された処理対象データ51とともに、処理対象定義データ生成部42により生成された処理対象定義データ52を、情報処理装置100へ送信する(S204)。
また、文書サーバ200nは、処理対象データ51が登録や更新されたと検知されない場合(S202がNOの間)、ステップS201に戻り、処理対象データ51の検知処理を繰り返す。
このように、本実施形態に係る情報処理装置100は、図13に示すステップS201〜ステップS204によって、情報処理装置100へデータ処理の要求(データ処理要求の送信)を行っている。
<まとめ>
以上のように、本発明の第1の実施形態によれば、本実施形態に係るデータ処理システム1は、データ処理の自動実行機能を以下の処理手順により実現している。
(手順1)処理対象データ51の登録・更新
本実施形態に係るデータ処理システム1は、処理対象データ検知部41によって、情報処理装置100で行うデータ処理の処理対象となる処理対象データ51が、文書サーバ200nが有する補助記憶部13の所定の記憶領域に格納されたか否かを判断することで、登録や更新などの処理対象データ51のデータ操作を検知する。検知結果は、処理対象定義データ生成部42に渡される。
(手順2)データ処理の要求
データ処理システム1は、処理要求部43によって、情報処理装置100へ処理対象データ51のデータ処理を要求する。この時、処理要求部43は、処理対象データ51とともに、処理対象データ51に関する情報を定義する処理対象定義データ52とを情報処理装置100へ送信することで、処理対象データ51のデータ処理を要求する。
(手順3)処理フローデータ54の決定
データ処理システム1は、処理要求解釈部31によって、文書サーバ200nからデータ処理を要求するときに送信された、処理対象データ51に関する情報が定義された処理対象定義データ52の内容を解釈する。
次に、データ処理システム1は、処理フロー決定部32によって、処理対象解釈部31により取得された処理対象データ51に関する情報に基づいて補助記憶部13を参照し、該当する処理フロー定義データ53を特定する。
その結果、データ処理システム1は、処理フロー決定部32によって、特定した処理フロー定義データ53に定義された処理フローデータファイル名情報53dに基づいて補助記憶部13を参照し、データ処理要求を受け付けた処理対象データ51の処理を行うときに用いる処理フローデータ54を決定する。
(手順4)データ処理の実行
データ処理システム1は、処理フロー実行部33によって、処理フロー決定部32によって決定された処理フローデータ54を基に、データ処理を行う各機能に対して所定の処理を実行指示することで、処理対象データ51のデータ処理を行う。このときデータ処理システム1は、実行状態表示部34によって、データ処理の実行状態や進行状況を示す情報が表示画面60に表示される。
このように、本実施形態に係るデータ処理システム1は、上記(手順1)〜(手順4)によって、データ処理対象となるデータに対して保存や更新などのデータ操作が行われたことを判断し、処理対象となるデータに対応して予め用意しておいた所定の処理手順(処理フロー)に従って自動的にデータ処理を行うことができる。すなわち、作業担当者が日常業務で行うデータ操作(データ保存・変更など)にデータ処理の実行を連動させて自動実行することができる。
よって、本実施形態に係るデータ処理システム1は、データ処理における作業担当者の作業負担を軽減し作業ミスを防止することが可能なデータ処理機能を提供することができる。
[第2の実施形態]
本実施形態に係るデータ処理システム1は、処理対象データ51のアクセス権に基づいて、データ処理を実行することのできるシステムである。
例えば、新製品に関する情報が記された文書データや新製品の外観を撮影した画像データなどのような、日常業務で取り扱われるデータの中には、閲覧を含むデータ操作全般を制限し、情報の機密性を保持しているデータも含まれる。
このような場合には、単に処理対象データ51としてデータ処理を実行することはできず、データのアクセス権に基づいて、作業担当者がデータ処理を行う権限を有しているか否かを判断する必要がある。
以降に、上記の点に対応した本実施形態に係るデータ処理システム1について、図14〜16を用いて説明する。
<データ処理システムの機能構成について>
処理対象データ51のアクセス権に基づいてデータ処理を実行するためには、作業担当者が、処理対象データ51に対してデータ処理を行う権限があるか否かを判断する必要がある。そのため、本実施形態に係るデータ処理システム1では、作業担当者が使用する情報処理装置100側でアクセス権に基づいたデータ処理の実行を制御する。この制御機能を有する点が、第1の実施形態と本実施形態との違いである。
以降の説明では、第1の実施形態と異なる点を中心に説明を行い、第1の実施形態と同じ点については、第1の実施形態で説明を行った図面及び参照符号をもって説明を省略する。
図14は、本発明の第2の実施形態に係る情報処理装置100の機能構成の一例を示す図である。
本実施形態に係るデータ処理システム1では、本システムが有する処理フロー決定部32が、第1の実施形態において説明を行った処理フロー決定部32が有する機能(処理対象データ51に関する情報に基づいて処理フローデータ54を決定する機能)に加えて、アクセス制御機能(処理対象データアクセス許可判定手段)を有している。
本実施形態に係るデータ処理システム1では、処理対象データ51のアクセス権に関する情報(以下、「アクセス権情報」という。)を、処理対象定義データ52や処理フロー定義データ53に定義しておく。
図15は、本発明の第2の実施形態に係る処理フロー定義データ53の一例を示す図である。図15には、処理対象データ51のアクセス権情報「General User」が定義されている例が示されている。
図15に示されるように、本実施形態に係る処理フロー定義データ53には、「<Authentication>」タグと言う独自のタグによって、処理対象データ51のアクセス権情報53eが定義することができる。
本実施形態に係る処理フロー決定部32は、例えば図15に示したように、処理対象定義データ52や処理フロー定義データ53にアクセス権情報53eが定義されている場合に、定義されたアクセス権情報53eに基づいて、作業担当者が処理対象データ51に対してデータ処理を実行する権限を有するか否かを判定し、権限を有する場合にのみ処理フローデータ54を決定する。
<<処理対象定義データ52にアクセス権情報53eが定義されている場合>>
処理フロー決定部32は、処理対象解釈部31により取得された処理対象データ51に関する情報の中に含まれるアクセス権情報53eと、作業担当者の本システムへのログイン情報とに基づいて、作業担当者が処理対象データ54に対してデータ処理を実行する権限があるか否かを判定する。例えば、処理対象データ51に関する情報の中に含まれるアクセス権情報53eが、プロジェクトAのメンバーのみにデータへのアクセスを許可すると言う「Project_A」が設定されている場合、作業担当者のログイン情報に含まれるユーザ属性情報を基に、作業担当者が「Project_A」のメンバーであるか否かを判断し、メンバーの一人であれば実行権限を有する作業担当者と判定する。
<<処理フロー定義データ53にアクセス権情報53eが定義されている場合>>
処理フロー決定部32は、処理対象解釈部31により取得された処理対象データ51に関する情報の中にアクセス権情報53eが含まれていなかった場合に、処理対象データ51に関する情報に基づいて特定した処理フロー定義データ53に定義されているアクセス権情報53eと、作業担当者の本システムへのログイン情報とに基づいて、作業担当者が処理対象データ54に対してデータ処理を実行する権限があるか否かを判定する。
このように、処理フロー決定部32によって実行権限を有する作業担当者を判定し、権限を有する場合に、処理フローデータ54を決定する。また、権限を有していない場合には、その時点でデータ処理を終了する。
このように、本実施形態に係るデータ処理システム1では、上記に説明したアクセス制御機能を有することによって、処理対象データ51のアクセス権に基づいて、作業担当者が日常業務で行うデータ操作(データ保存・変更など)に連動したデータ処理の自動実行を実現している。
次に、本実施形態に係るデータ処理システム1の具体的な処理手順について説明を行う。また、以降の説明では、データ処理システム1の処理手順の中でもアクセス制御機能に関する部分について説明を行い、その他の処理手順については、第1の実施形態において行った処理手順と同じため説明を省略する。
<情報処理装置の基本処理手順について>
図16は、本発明の第2の実施形態に係る処理フロー実行時におけるアクセス制御機能の処理手順の一例を示すフローチャートである。
図16には、第1の実施形態において図12を用いて説明を行った情報処理装置100が実行するステップS102とステップS105との間で行われるアクセス制御機能の処理手順の例が示されている。
本実施形態に係る情報処理装置100は、処理対象解釈部31によって、処理対象定義データ53の内容を解釈し、処理対象定義データ53に定義されている処理対象データ51に関する情報を取得する(S301)。
情報処理装置100は、処理フロー決定部32によって、処理対象解釈部31により取得された処理対象データ51に関する情報の中に、アクセス権情報53eが含まれているか否かを判定する(S302)。
情報処理装置100は、処理対象データ51に関する情報の中に、アクセス権情報53eが含まれている場合(S302がYESの場合)、取得したアクセス権情報53eから処理対象データ51のアクセス権を確認し(S303)、作業担当者のユーザ属性情報に基づいて、作業担当者が処理対象データ51のデータ処理を実行する権限を有しているか否か(アクセス許可されているか否か)を判定する(S304)。
その判定結果が、作業担当者がアクセス許可されている場合(S304がYESの場合)には、取得した処理対象データ51に関する情報に基づいて、処理フロー定義データ53を特定し、特定した処理フロー定義データ53に定義されている処理フローデータファイル名情報53dから、該当する処理フローデータ54を補助記憶部13から検索し(S305)、ステップS105へ進む。
一方、作業担当者がアクセス許可されていない場合(S304がNOの場合)には、データ処理を終了する。
また、情報処理装置100は、処理対象データ51に関する情報の中に、アクセス権情報53eが含まれていない場合(S302がNOの場合)、取得した処理対象データ51に関する情報に基づいて、処理フロー定義データ53を特定し、特定した処理フロー定義データ53に定義されている処理対象データ51のアクセス権情報53eを取得する(S306)。
次に、情報処理装置100は、処理フロー定義データ53に定義されている処理対象データ51のアクセス権情報53eが取得できた否かを判定する(S307)。
その判定結果が、アクセス権情報53eが取得できた場合(S307がYESの場合)には、ステップS303へ進む。
一方、アクセス権情報53eが取得できなかった場合(S307がNOの場合)には、処理対象データ54にアクセス権が設定されていないものと判断し、特定した処理フロー定義データ53に定義されている処理フローデータファイル名情報53dを基に処理フローデータ54を決定し、ステップS105へ進む。
このように、本実施形態に係る情報処理装置100は、図16に示すステップS301〜ステップS307によって、処理対象データ51のアクセス権に応じたデータ処理の実行を行っている。
<まとめ>
以上のように、本発明の第2の実施形態によれば、本実施形態に係るデータ処理システム1は、データ処理対象となるデータに対して保存や更新などのデータ操作が行われたことを判断し、処理対象となるデータのアクセス権を基に、作業担当者がデータ処理を実行する権限を有している場合にのみ、処理対象となるデータに対応して予め用意しておいた所定の処理手順(処理フロー)に従って自動的にデータ処理を行うことができる。すなわち、処理対象となるデータのアクセス権に応じてデータ処理の実行を制御することができる。
よって、本実施形態に係るデータ処理システム1は、データ処理における作業担当者の作業負担を軽減し作業ミスを防止することが可能なデータ処理機能を提供することができる。
[第3の実施形態]
本実施形態に係るデータ処理システム1は、新たなデータ処理の処理手順や変更となったデータ処理の処理手順に対応して、データ処理を実行することのできるシステムである。
例えば、組織変更や顧客対応の変更などのような、日常業務で行われるデータ処理の処理手順は、必ずしも定型業務として取り扱えるものではない。
このような場合には、本システムの管理者などのような特定の担当者が対応する仕組みでは、迅速に対応できず、場合によっては業務に支障を来す恐れがあることから、通常の作業担当者がデータ処理の処理手順の新規登録や変更を簡便に行える環境が必要である。
以降に、上記の点に対応した本実施形態に係るデータ処理システム1について、図17〜23を用いて説明する。
<データ処理システムの機能構成について>
処理対象データ51のアクセス権に基づいてデータ処理を実行するためには、作業担当者が、処理対象データ51に対してデータ処理を行う権限があるか否かを判断する必要がある。そのため、本実施形態に係るデータ処理システム1では、作業担当者が使用する情報処理装置100側でアクセス権に基づいたデータ処理の実行を制御する。この制御機能を有する点が、第1の実施形態と本実施形態との違いである。
以降の説明では、第1の実施形態と異なる点を中心に説明を行い、第1の実施形態と同じ点については、第1の実施形態で説明を行った図面及び参照符号をもって説明を省略する。
図17は、本発明の第3の実施形態に係る情報処理装置100の機能構成の一例(その1)を示す図である。
本実施形態に係るデータ処理システム1では、新たに、データ処理の処理手順である処理フローを設定する処理フロー設定部(処理フロー設定手段)36を有している。
処理フロー設定部36は、処理フロー決定部32により、処理対象定義データ52を特定できなかった場合や処理フローデータ54を決定できなかった場合に、処理対象データ51と、新規に生成した処理フローデータ54又は変更した処理フローデータ54とを関連付けて処理フロー定義データ53に定義する。
<<処理対象データ51に関連付ける処理フローデータ54を変更した場合>>
まず、処理フロー設定部36は、処理対象データ51を処理フローデータ54との関連付けを変更するためのGUIを表示画面に表示するように、動作状態表示部34へ要求する。
処理フロー設定部36は、作業担当者が変更設定した処理フローデータ54を処理対象データ51と関連付けて処理フロー定義データ53を更新し、更新した処理フロー定義データ53を補助記憶部13に記憶する。
また、処理フロー設定部36は、補助記憶部13から設定された処理フローデータ54を取得し、処理フロー実行部33へ渡す。
<<処理対象データ51に関連付ける処理フローデータ54を新規に生成した場合>>
まず、処理フロー設定部36は、処理対象データ51を新規に生成した処理フローデータ54とを関連付けるためのGUIを表示画面に表示するように、動作状態表示部34へ要求する。
処理フロー設定部36は、作業担当者の設定指示に従って新規の処理フローデータ54を生成し、生成した処理フローデータ54を処理対象データ51と関連付けて処理フロー定義データ53を更新し、更新した処理フロー定義データ53と生成した処理フローデータ54とを補助記憶部13に記憶する。
また、処理フロー設定部36は、生成した処理フローデータ54を、処理フロー実行部33へ渡す。
このようにして、処理フロー設定部36から渡された処理フローデータ54を基に、処理フロー実行部33が、データ処理を行う各機能に対して所定の処理を実行指示することで、処理対象データ51のデータ処理を行う。
その結果、補助記憶部13に記憶された後に行われるデータ処理では、補助記憶部13に処理フロー定義データ52及び/又は処理フローデータ54が記憶されていることから、第1及び第2の実施形態において説明を行ったデータ処理が実行可能となる。
このように、本実施形態に係るデータ処理システム1では、上記に説明した処理フロー設定部36を有することによって、作業担当者が日常業務で行うデータ操作(データ保存・変更など)に連動し、データ処理の処理手順の新規登録や変更に柔軟に対応したデータ処理の自動実行を実現している。
次に、本実施形態に係るデータ処理システム1の具体的な処理手順について、処理フロー設定機能の動作例を基に説明を行う。また、以降の説明で行う処理手順では、データ処理システム1の処理手順の中でも処理フロー設定機能に関する部分について説明を行い、その他の処理手順については、第1の実施形態において行った処理手順と同じため説明を省略する。
<処理フロー設定機能の動作例について>
図18は、本発明の第3の実施形態に係る処理フロー実行時の処理手順の一例を示すフローチャートである。図18には、第1の実施形態において図12を用いて説明を行った情報処理装置100が実行するステップS105が「NO」の場合に行われる処理フロー設定機能の処理(S409)が示されている。
以下に、図18に示すステップS409で実行される処理手順について説明する。
<<既存の処理フローを選択する場合>>
図19は、本発明の第3の実施形態に係る実行時の表示画面70の一例(その1)を示す図である。図19には、処理フローデータ54が記憶されている記憶領域のディレクトリ構造(階層構造)を表示する階層構造表示領域71aと、ディレクトリ内に格納されている処理フローデータ54を選択する処理フロー選択領域71bとから構成されるアプリケーションウィンドウの表示領域71の一例が示されている。
これにより、作業担当者は、処理フロー選択領域71bに表示されたGUIを介して任意の処理フローデータ54を選択し(例えばマウスでクリックするなど)、[確定]ボタン71cを押下することで、処理対象データ51に関連付ける処理フローデータ54の変更指示する(処理フロー定義データ53の更新指示する)ことができ、既にインストールされた処理フローデータ54や新たにインストールした処理フローデータ54を、簡便に処理対象データ51に対応させることができる。
図20は、本発明の第3の実施形態に係る処理フロー実行時における処理フロー設定機能の処理手順の一例(その1)を示す図である。図20には、図18に示した処理フロー設定機能の処理(S409)において、既存の処理フローを選択する場合の具体的な処理手順が示されている。
本実施形態に係る情報処理装置100は、処理フロー設定部36からの表示要求に応じて、実行状態表示部34が、既にインストールされた処理フローデータ54や新たにインストールした処理フローデータ54を選択可能なGUI画面が表示画面70に表示される(S501)。
情報処理装置100は、実行状態表示部34を介して処理フロー設定部36が、処理フローデータ54の選択確定指示を受け付けたか否かを判定する(S502)。
処理フロー設定部36において、処理フローデータ54の選択確定指示を受け付けた(S502がYESの場合)、実行状態表示部34によって、以降に行うデータ処理の実行状態や進行状況を示す情報を表示画面60に表示する(S503)。
次に、情報処理装置100は、処理フロー実行部33によって、処理フロー設定部36から受け取った処理フローデータ54を基に、データ処理を行う各機能に対して所定の処理を実行指示することで、処理対象データ51のデータ処理を行う(S504)。
また、処理フロー設定部36において、処理フローデータ54の選択確定指示を受け付けなかった(設定が確定しなかった)場合(S502がNOの場合)、実行状態表示部34によって、処理フローデータ54が設定されなかった旨を知らせる内容を表示画面60に表示する(S505)。
次に、情報処理装置100は、処理対象データ管理部35によって、処理フローデータ54が関連付けられなかった処理対象データ51の格納先を別の格納先へ移動する(S506)。
<<新規の処理フローを生成する場合>>
図21は、本発明の第3の実施形態に係る実行時の表示画面80の一例(その2)を示す図である。図21には、本システムが有する機能のうち、データ処理に使用可能な機能を選択する機能選択領域81aと、選択された機能を基に新規の処理フローデータ54を設定する処理フロー設定領域81bと、選択された機能の実行条件を設定する実行条件設定領域81cとから構成されるアプリケーションウィンドウの表示領域81の一例が示されている。
これにより、作業担当者は、機能選択領域81aに表示されたGUIを介してデータ処理を行うときに必要な機能を選択し、選択したまま処理フロー設定領域81bに移動(例えばマウスでドラッグ&ドロップ)することで、処理対象データ51に関連付ける新規の処理フローデータ54を生成することができ、更に、[次へ]ボタン81eを押下することによって設定工程を進めていき、最後にこれまで行った設定を確定する(処理フロー定義データ53の更新指示する)ことにことで、新しいデータ処理の処理手順(処理フロー)を設定した処理フローデータ54を、簡便に処理対象データ51に対応させることができる。
図22は、本発明の第3の実施形態に係る処理フロー実行時における処理フロー設定機能の処理手順の一例(その2)を示す図である。図21には、図18に示した処理フロー設定機能の処理(S409)において、新規の処理フローを設定する場合の具体的な処理手順が示されている。
本実施形態に係る情報処理装置100は、処理フロー設定部36からの表示要求に応じて、実行状態表示部34が、新規の処理フローデータ54を設定可能なGUI画面が表示画面70に表示される(S601)。
情報処理装置100は、処理フロー設定部36が実行状態表示部34を介して処理手順(処理フロー)の設定を受け取り、新規の処理フローデータ54を生成する(S602)。
情報処理装置100は、実行状態表示部34を介して処理フロー設定部36が、処理フローデータ54の設定確定指示を受け付けるまで、処理フローデータ54の生成処理を行う(S603がNOの間)。
情報処理装置100は、実行状態表示部34を介して処理フロー設定部36が、処理フローデータ54の設定確定指示を受け付けると(S603がYESの場合)、実行状態表示部34によって、以降に行うデータ処理の実行状態や進行状況を示す情報を表示画面60に表示する(S604)。
次に、情報処理装置100は、処理フロー実行部33によって、処理フロー設定部36から受け取った処理フローデータ54を基に、データ処理を行う各機能に対して所定の処理を実行指示することで、処理対象データ51のデータ処理を行う(S605)。
このように、本実施形態に係る情報処理装置100は、図20に示すステップS501〜ステップS506及び図22に示すステップS601〜ステップS605によって、データ処理の処理手順の新規登録や変更に柔軟に対応したデータ処理の実行を行っている。
<機器が処理フロー設定機能を有する場合の機能構成について>
図23は、本発明の第3の実施形態に係るデータ処理システム1の機能構成の一例(その2)を示す図である。
これまでは、情報処理装置100側が処理フロー設定部36を有する場合の機能構成及びその動作例について説明を行ってきたが、図23に示すように文書サーバ200nやMFP300nなどのデータ管理装置である機器が処理フロー設定部44を有している機能構成も考えられる。
この場合のデータ処理システム1は、処理要求部43が情報処理装置100に、処理対象データ51とともに処理対象定義データ52を送信することでデータ処理の要求を行うときに、処理フロー設定部44も情報処理装置100へ処理対象データ51のデータ処理に必要な処理フロー定義データ53や処理フローデータ54を送信する。
このような機能構成にすることによって、最新の処理フロー定義データ53や処理フローデータ54を情報処理装置100へ自動的にインストールすることができる。すなわち、作業担当者が日常業務で行うデータ操作(データ保存・変更など)に連動させて、データ処理に必要な処理フロー定義データ53や処理フローデータ54を自動更新することができる。
<まとめ>
以上のように、本発明の第3の実施形態によれば、本実施形態に係るデータ処理システム1は、データ処理対象となるデータに対して保存や更新などのデータ操作が行われたことを判断し、データ処理の処理手順の新規登録や変更に対応して設定し直された所定の処理手順(処理フロー)に従って自動的にデータ処理を行うことができる。すなわち、データ処理の処理手順の新規登録や変更に柔軟に対応してデータ処理の実行することができる。
よって、本実施形態に係るデータ処理システム1は、データ処理における作業担当者の作業負担を軽減し作業ミスを防止することが可能なデータ処理機能を提供することができる。
<データ処理システムの変形例(その1)について>
図24は、本発明の変形例に係るデータ処理システム1の一例を示す図である。
図24に示すデータ処理システム1では、第1の実施形態において図1を用いて説明を行ったシステム構成と異なり、作業担当者が作業端末として使用する情報処理装置(PC)100と、コピー、プリンタ、スキャナ、FAX(Facsimile)などの機能を融合して備えるMFP300n(機器B)とが、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)などのネットワーク(データ通信網)90に接続されることにより構成される。
このようなシステム構成においても、これまで各実施形態において説明を行ったデータ管理装置(例えば文書サーバ200n)である機器が有するデータ処理自動要求機能が、MFP300において実行可能であれば、データ処理対象となるデータに対して保存や更新などのデータ操作が行われたことを判断し、処理対象となるデータに対応して予め用意しておいた所定の処理手順(処理フロー)に従って自動的にデータ処理を行うことができる。すなわち、作業担当者が日常業務で行うデータ操作(データ保存・変更など)にデータ処理の実行を連動させて自動実行することができる。
よって、本変形例に係るデータ処理システム1においても、データ処理における作業担当者の作業負担を軽減し作業ミスを防止することが可能なデータ処理機能を提供することができる。
<データ処理システムの変形例(その2)について>
図25は、本発明の変形例に係るデータ処理システム1の機能構成の一例を示す図である。
図25に示すデータ処理システム1では、作業担当者が作業端末として使用する情報処理装置(PC)100が、第1の実施形態において機器側にあった処理対象データ検知部41を有している。
このようなシステム構成にすることによって、情報処理装置100単体で、データ処理対象となるデータに対して保存や更新などのデータ操作が行われたことを判断し、処理対象となるデータに対応して予め用意しておいた所定の処理手順(処理フロー)に従って自動的にデータ処理を行うことができる。
よって、本変形例に係るデータ処理システム1においても、情報処理装置100単体の環境においてもデータ処理における作業担当者の作業負担を軽減し作業ミスを防止することが可能なデータ処理機能を提供することができる。
各実施形態において説明を行ったデータ処理システム1の各機能は、動作環境(プラットフォーム)にあったプログラミング言語でコード化されたデータ処理プログラムを、制御部11で実行することにより実現される。よって、本実施形態に係るデータ処理プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に格納することができる。
その結果、本実施形態に係る情報処理装置100は、外部記憶装置I/F15を介してこの記録媒体からデータ処理プログラムを読み取り、インストール(補助記憶部13の所定の記憶領域に格納)することで、各実施形態に係るデータ処理システム1のデータ処理を機能させることができる。
最後に、上記各実施形態に挙げた形状に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に、本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
本発明の第1の実施形態に係るデータ処理システムの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置及びサーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るデータ処理システムの機能構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る処理対象定義データの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る処理フロー定義データの一例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る表示画面の画面構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る実行時の表示画面の一例(その1)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る実行時の表示画面の一例(その2)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る実行時の表示画面の一例(その3)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る実行時の表示画面の一例(その4)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置の処理フロー実行時の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る機器の処理要求時の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る情報処理装置の機能構成の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る処理フロー定義データの一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る処理フロー実行時におけるアクセス制御機能の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る情報処理装置の機能構成の一例(その1)を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る処理フロー実行時の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る実行時の表示画面の一例(その1)を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る処理フロー実行時における処理フロー設定機能の処理手順の一例(その1)を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る実行時の表示画面の一例(その2)を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る処理フロー実行時における処理フロー設定機能の処理手順の一例(その2)を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係るデータ処理システムの機能構成の一例(その2)を示す図である。 本発明の変形例に係るデータ処理システムの一例を示す図である。 本発明の変形例に係るデータ処理システムの機能構成の一例を示す図である。
符号の説明
1 データ処理システム
11 制御部(CPU)
12 主記憶部(ROM,RAM)
13 補助記憶部(HD)
14 ネットワークI/F
15 外部記憶装置I/F
16 外部装置I/F
17 出力装置I/F
18 入力装置I/F
19 表示部(操作パネル)
20 入力部(テンキー)
21 印刷部(プロッタ部)
22 原稿読取部(スキャナ部)
31 処理対象解釈部(処理対象解釈手段)
32 処理フロー決定部(処理フロー決定手段)
33 処理フロー実行部(処理フロー実行手段)
34 実行状態表示部(実行状態表示手段)
35 処理対象データ管理部(処理対象データアクセス許可判定手段)
36、44 処理フロー設定部(処理フロー生成手段)
41 処理対象データ検知部(処理対象データ検知手段)
42 処理対象定義データ生成部(処理対象定義データ生成手段)
43 処理要求部(処理要求手段)
51 処理対象データ
52 処理対象定義データ
52a 送信元情報
52b 格納先指定情報
52c 処理対象データフォーマット情報及び処理対象データファイル名情報
53 処理フロー定義データ
53a 送信元情報
53b 格納先指定情報
53c 処理対象データフォーマット情報
53d 処理フローデータファイル名情報
53e アクセス権情報
54 処理フローデータ
60 表示画面(処理フロー実行時)
61 表示領域
61a 実行状態表示領域
61b 操作指示表示領域
61c 作業領域
61d 操作領域
70 表示画面(処理フロー設定画面)
71 表示領域
71a 階層構造表示領域
71b 処理フロー選択領域
71c [確定]ボタン
80 表次画面(処理フロー作成画面)
81 表示領域
81a 機能選択領域
81b 処理フロー設定領域
81c 動作条件設定領域
81d [戻る]ボタン
81e [次へ]ボタン
90 ネットワーク
100 情報処理装置
200n サーバ(機器A:データ管理装置A)
300n 画像形成装置(機器B:データ管理装置B)

Claims (36)

  1. データを格納する記憶装置を有する機器と、所定の処理手順に従ってデータ処理を行う情報処理装置とが接続されるデータ処理システムであって、
    前記情報処理装置で行うデータ処理の処理対象となる処理対象データが、前記機器が有する記憶装置の所定の記憶領域に格納されたか否かを検知する処理対象データ検知手段と、
    前記処理対象データ検知手段の検知結果に基づいて、前記機器から前記情報処理装置に前記処理対象データのデータ処理を要求する処理要求手段と、
    前記機器からの処理要求に基づいて、前記処理対象データに対しデータ処理を行う処理フロー実行手段とを有することを特徴とするデータ処理システム。
  2. 前記機器は、
    処理対象データに関する情報を定義する処理対象定義データを生成する処理対象定義データ生成手段を有し、
    前記処理要求手段は、
    前記処理対象データとともに、前記処理対象定義データ生成手段により生成された処理対象定義データを前記機器から前記情報処理装置へ送信することにより、前記処理対象データのデータ処理を要求することを特徴とする請求項1に記載のデータ処理システム。
  3. 前記情報処理装置は、
    前記処理対象データの処理手順である処理フローを決定する処理フロー決定手段と、
    前記機器から受け取った前記処理対象定義データを解析し、前記処理対象データに関する情報を取得する処理対象解釈手段とを有し、
    前記処理フロー決定手段は、
    前記情報処理装置が有する記憶装置に予め格納された、前記処理対象データとデータ処理の処理手順である処理フローを関連付けて定義する処理フロー定義データと、前記処理対象解釈手段により取得した処理対象データに関する情報とに基づいて、前記処理対象データの処理手順である処理フローを決定することを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ処理システム。
  4. 前記処理フロー決定手段は、
    前記処理フロー定義データにおいて1つの処理対象データに複数の処理フローが関連付けて定義されている場合に、
    所定の優先順位規則に従って、前記処理対象データの処理手順である処理フローを決定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載のデータ処理システム。
  5. 前記処理フロー実行手段は、
    前記処理フロー決定手段により決定された処理フローに従って、前記処理対象データに対しデータ処理を実行することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載のデータ処理システム。
  6. 前記情報処理装置は、
    前記機器から受け取った処理対象データに対して、データ処理を実施する権限が許可されているか否かを判定する処理対象データアクセス許可判定手段を有し、
    前記処理フロー実行手段は、
    前記処理対象データアクセス許可判定手段に基づいて、前記処理対象データのデータ処理を行うことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載のデータ処理システム。
  7. 前記情報処理装置は、
    前記処理対象データの処理手順である処理フローを設定する処理フロー設定手段を有することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載のデータ処理システム。
  8. 前記処理フロー設定手段は、
    前記処理対象データと、既に前記情報処理装置が有する記憶装置に格納されているデータ処理の処理手順である処理フローを示す処理フローデータを関連付けて、前記処理対象データの処理手順である処理フローを設定することを特徴とする請求項7に記載のデータ処理システム。
  9. 前記処理フロー設定手段は、
    前記処理対象データの処理手順である処理フローを示す処理フローデータをインストールし、前記処理対象データと前記処理フローデータとを関連付けて前記処理対象データの処理手順である処理フローを設定することを特徴とする請求項7に記載のデータ処理システム。
  10. 前記情報処理装置は、
    前記処理対象データの処理手順である処理フローを示す処理フローデータを生成する処理フローデータ生成手段を有し、
    前記処理フロー設定手段は、
    前記処理フローデータ生成手段により前記処理フローデータを生成し、前記処理対象データと前記処理フロー定義データとを関連付けて前記処理対象データの処理手順である処理フローを設定することを特徴とする請求項7に記載のデータ処理システム。
  11. 前記情報処理装置は、
    前記処理対象データを処理するときの実行状態を表示画面に表示する実行状態表示手段を有することを特徴とする請求項1ないし10のいずれか一項に記載のデータ処理システム。
  12. 前記表示手段は、
    データ処理における処理手順ごとの実行状態を表示画面に表示することを特徴とする請求項11に記載のデータ処理システム。
  13. 前記表示手段は、
    データ処理において実行エラーとなった旨を知らせる内容及び/又は実行エラーとなった処理対象データに関する情報を表示画面に表示することを特徴とする請求項11又は12に記載のデータ処理システム。
  14. 前記処理対象定義データ及び前記処理フロー定義データは、
    構造化言語で記述されていることを特徴とする請求項1ないし13のいずれか一項に記載のデータ処理システム。
  15. 所定の処理手順に従ってデータ処理を行う情報処理装置と接続され、前記情報処理装置で行うデータ処理の処理対象となる処理対象データを記憶装置に格納して管理するデータ管理装置であって、
    前記処理対象データが当該データ管理装置が有する記憶装置の所定の記憶領域に格納されたか否かを検知する処理対象データ検知手段と、
    前記処理対象データ検知手段の検知結果に基づいて、当該データ管理装置から前記情報処理装置に前記処理対象データのデータ処理を要求する処理要求手段とを有することを特徴とするデータ管理装置。
  16. 当該データ管理装置は、
    処理対象データに関する情報を定義する処理対象定義データを生成する処理対象定義データ生成手段を有し、
    前記処理要求手段は、
    前記処理対象データとともに、前記処理対象定義データ生成手段により生成された処理対象定義データを当該データ管理装置から前記情報処理装置へ送信することにより、前記処理対象データのデータ処理を要求することを特徴とする請求項15に記載のデータ管理装置。
  17. データを格納する記憶装置を有する機器と接続され、所定の処理手順に従って前記機器が有する記憶装置に格納されたデータに対してデータ処理を行う情報処理装置であって、
    前記機器からの処理要求に基づいて、当該情報処理装置で行うデータ処理の処理対象である処理対象データに対しデータ処理を行う処理フロー実行手段を有することを特徴とする情報処理装置。
  18. 当該情報処理装置は、
    前記処理対象データの処理手順である処理フローを決定する処理フロー決定手段と、
    前記機器から受け取った前記処理対象定義データを解析し、前記処理対象データに関する情報を取得する処理対象解釈手段とを有し、
    前記処理フロー決定手段は、
    当該情報処理装置が有する記憶装置に予め格納された、前記処理対象データとデータ処理の処理手順である処理フローを関連付けて定義する処理フロー定義データと、前記処理対象解釈手段により取得した処理対象データに関する情報とに基づいて、前記処理対象データの処理手順である処理フローを決定することを特徴とする請求項17に記載の情報処理装置。
  19. 前記処理フロー決定手段は、
    前記処理フロー定義データにおいて1つの処理対象データに複数の処理フローが関連付けて定義されている場合に、
    所定の優先順位規則に従って、前記処理対象データの処理手順である処理フローを決定することを特徴とする請求項17又は18に記載の情報処理装置。
  20. 前記処理フロー実行手段は、
    前記処理フロー決定手段により決定された処理フローに従って、前記処理対象データに対しデータ処理を実行することを特徴とする請求項17ないし19のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  21. 当該情報処理装置は、
    前記機器から受け取った処理対象データに対して、データ処理を実施する権限が許可されているか否かを判定する処理対象データアクセス許可判定手段を有し、
    前記処理フロー実行手段は、
    前記処理対象データアクセス許可判定手段に基づいて、前記処理対象データのデータ処理を行うことを特徴とする請求項17ないし20のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  22. 当該情報処理装置は、
    前記処理対象データの処理手順である処理フローを設定する処理フロー設定手段を有することを特徴とする請求項17ないし21のいずれか一項に記載のデータ処理システム。
  23. 前記処理フロー設定手段は、
    前記処理対象データと、既に当該情報処理装置が有する記憶装置に格納されているデータ処理の処理手順である処理フローを示す処理フローデータを関連付けて、前記処理対象データの処理手順である処理フローを設定することを特徴とする請求項22に記載の情報処理装置。
  24. 前記処理フロー設定手段は、
    前記処理対象データの処理手順である処理フローを示す処理フローデータをインストールし、前記処理対象データと前記処理フローデータとを関連付けて前記処理対象データの処理手順である処理フローを設定することを特徴とする請求項22に記載の情報処理装置。
  25. 当該情報処理装置は、
    前記処理対象データの処理手順である処理フローを示す処理フローデータを生成する処理フローデータ生成手段を有し、
    前記処理フロー設定手段は、
    前記処理フローデータ生成手段により前記処理フローデータを生成し、前記処理対象データと前記処理フロー定義データとを関連付けて前記処理対象データの処理手順である処理フローを設定することを特徴とする請求項22に記載のデータ処理システム。
  26. (情報処理装置:フロー実行時の動作状態を表示する)
    当該情報処理装置は、
    前記処理対象データを処理するときの実行状態を表示画面に表示する実行状態表示手段を有することを特徴とする請求項17ないし25のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  27. 前記表示手段は、
    データ処理における処理手順ごとの実行状態を表示画面に表示することを特徴とする請求項26に記載の情報処理装置。
  28. 前記表示手段は、
    データ処理において実行エラーとなった旨を知らせる内容及び/又は実行エラーとなった処理対象データに関する情報を表示画面に表示することを特徴とする請求項26に記載の情報処理装置。
  29. データを格納する記憶装置を有し、所定の処理手順に従ってデータ処理を行う情報処理装置であって、
    当該情報処理装置で行うデータ処理の処理対象となる処理対象データが、当該情報処理装置が有する記憶装置の所定の記憶領域に格納されたか否かを検知する処理対象データ検知手段と、
    前記処理対象データ検知手段の検知結果に基づいて、前記処理対象データに対しデータ処理を行う処理フロー実行手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
  30. データを格納する記憶装置を有する機器と、所定の処理手順に従ってデータ処理を行う情報処理装置とが接続されるデータ処理システムのデータ処理方法であって、
    前記情報処理装置で行うデータ処理の処理対象となる処理対象データが、前記機器が有する記憶装置の所定の記憶領域に格納されたか否かを検知する処理対象データ検知手順と、
    前記処理対象データ検知手順の検知結果に基づいて、前記機器から前記情報処理装置に前記処理対象データのデータ処理を要求する処理要求手順と、
    前記機器からの処理要求に基づいて、前記処理対象データに対しデータ処理を行う処理フロー実行手順とを有することを特徴とするデータ処理方法。
  31. 所定の処理手順に従ってデータ処理を行う情報処理装置と接続され、前記情報処理装置で行うデータ処理の処理対象となる処理対象データを記憶装置に格納し管理するデータ管理装置におけるデータ処理方法であって、
    前記処理対象データが当該データ管理装置が有する記憶装置の所定の記憶領域に格納されたか否かを検知する処理対象データ検知手順と、
    前記処理対象データ検知手順の検知結果に基づいて、当該データ管理装置から前記情報処理装置に前記処理対象データのデータ処理を要求する処理要求手順とを有することを特徴とするデータ処理方法。
  32. データを格納する記憶装置を有する機器と接続され、所定の処理手順に従って前記機器が有する記憶装置に格納されたデータに対してデータ処理を行う情報処理装置におけるデータ処理方法であって、
    前記機器からの処理要求に基づいて、当該情報処理装置で行うデータ処理の処理対象である処理対象データに対しデータ処理を行う処理フロー実行手順を有することを特徴とするデータ処理方法。
  33. データを格納する記憶装置を有し、所定の処理手順に従ってデータ処理を行う情報処理装置におけるデータ処理方法であって、
    当該情報処理装置で行うデータ処理の処理対象となる処理対象データが、当該情報処理装置が有する記憶装置の所定の記憶領域に格納されたか否かを検知する処理対象データ検知手順と、
    前記処理対象データ検知手順の検知結果に基づいて、前記処理対象データに対しデータ処理を行う処理フロー実行手順とを有することを特徴とするデータ処理方法。
  34. 所定の処理手順に従ってデータ処理を行う情報処理装置と接続され、前記情報処理装置で行うデータ処理の処理対象となる処理対象データを記憶装置に格納し管理するデータ管理装置のデータ処理プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記処理対象データが当該データ管理装置が有する記憶装置の所定の記憶領域に格納されたか否かを検知する処理対象データ検知手段と、
    前記処理対象データ検知手段の検知結果に基づいて、当該データ管理装置から前記情報処理装置に前記処理対象データのデータ処理を要求する処理要求手段として機能させるデータ処理プログラム。
  35. データを格納する記憶装置を有する機器と接続され、所定の処理手順に従って前記機器の記憶装置に格納されたデータに対してデータ処理を行う情報処理装置のデータ処理プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記機器からの処理要求に基づいて、当該情報処理装置で行うデータ処理の処理対象である処理対象データに対しデータ処理を行う処理フロー実行手段として機能させるデータ処理プログラム。
  36. データを格納する記憶装置を有し、所定の処理手順に従ってデータ処理を行う情報処理装置のデータ処理プログラムであって、
    当該情報処理装置で行うデータ処理の処理対象となる処理対象データが、当該情報処理装置が有する記憶装置の所定の記憶領域に格納されたか否かを検知する処理対象データ検知手段と、
    前記処理対象データ検知手段の検知結果に基づいて、前記処理対象データに対しデータ処理を行う処理フロー実行手段として機能させるデータ処理プログラム。
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