JP2009031618A - 液晶装置及び電子機器 - Google Patents
液晶装置及び電子機器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009031618A JP2009031618A JP2007197023A JP2007197023A JP2009031618A JP 2009031618 A JP2009031618 A JP 2009031618A JP 2007197023 A JP2007197023 A JP 2007197023A JP 2007197023 A JP2007197023 A JP 2007197023A JP 2009031618 A JP2009031618 A JP 2009031618A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- crystal panel
- fpc board
- region
- crystal device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 title claims abstract description 283
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 66
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 25
- 238000005452 bending Methods 0.000 abstract description 17
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 22
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 22
- 238000005286 illumination Methods 0.000 description 12
- 239000010408 film Substances 0.000 description 8
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 8
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 8
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 7
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 7
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 7
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 5
- 239000004642 Polyimide Substances 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 3
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 3
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 3
- PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N gold Chemical compound [Au] PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 229910052737 gold Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000010931 gold Substances 0.000 description 3
- 230000010365 information processing Effects 0.000 description 3
- 229920001721 polyimide Polymers 0.000 description 3
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 3
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 2
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 2
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 230000010349 pulsation Effects 0.000 description 2
- 238000005476 soldering Methods 0.000 description 2
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 2
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 1
- 230000001413 cellular effect Effects 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 1
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 1
- 239000012787 coverlay film Substances 0.000 description 1
- 239000003822 epoxy resin Substances 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- AMGQUBHHOARCQH-UHFFFAOYSA-N indium;oxotin Chemical compound [In].[Sn]=O AMGQUBHHOARCQH-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000001259 photo etching Methods 0.000 description 1
- 230000010287 polarization Effects 0.000 description 1
- 229920000647 polyepoxide Polymers 0.000 description 1
- 239000003566 sealing material Substances 0.000 description 1
- 229910000679 solder Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
- YVTHLONGBIQYBO-UHFFFAOYSA-N zinc indium(3+) oxygen(2-) Chemical compound [O--].[Zn++].[In+3] YVTHLONGBIQYBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
【課題】回路部品と発光部品が共通のFPC基板上に実装されているにも拘わらず、発光部品の動作に影響されずに回路部品によって安定した画像表示を行うことができ、しかも製造コストの低い液晶装置を提供する。
【解決手段】FPC基板6は、回路部品29が実装された第1領域A1と、LED9が実装された第2領域A2と、領域A1と領域A2とをつなぐ接続部30とを有する。領域A2は展開状態(a)において領域A1よりも液晶パネル3から離れた位置にあり、領域A1と領域A2は接続部30以外の部分では互いに離間している。接続部30の曲げ部B2は展開状態において曲げ部B1よりも液晶パネル3から離れた位置であって且つ領域A2よりも液晶パネル3に近い位置にある。接続部30は曲げ部B1において液晶パネル3の非表示側へ折り曲げられ(矢印C)、さらに曲げ部B2において液晶パネル3から離れる方向へ折り曲げられる(矢印D)。
【選択図】図5
【解決手段】FPC基板6は、回路部品29が実装された第1領域A1と、LED9が実装された第2領域A2と、領域A1と領域A2とをつなぐ接続部30とを有する。領域A2は展開状態(a)において領域A1よりも液晶パネル3から離れた位置にあり、領域A1と領域A2は接続部30以外の部分では互いに離間している。接続部30の曲げ部B2は展開状態において曲げ部B1よりも液晶パネル3から離れた位置であって且つ領域A2よりも液晶パネル3に近い位置にある。接続部30は曲げ部B1において液晶パネル3の非表示側へ折り曲げられ(矢印C)、さらに曲げ部B2において液晶パネル3から離れる方向へ折り曲げられる(矢印D)。
【選択図】図5
Description
本発明は、液晶パネルに可撓性基板を接続してなる液晶装置及びその液晶装置を用いて構成された電子機器に関する。
現在、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant:携帯情報端末機)等といった電子機器に液晶装置が広く用いられている。液晶装置は、一般に、画像を表示するための液晶パネルを有している。液晶パネルは、例えば、液晶層を挟持して貼り合わされた一対の基板のそれぞれの外側の表面に偏光板を設けることによって形成されている。液晶パネルの内部には平面視で互いに直交する方向に並べられた複数の島状(すなわちドット状)領域である画素が形成されている。
液晶パネルを採光方式で区分けすると、反射型、透過型、半透過反射型に区分けできる。反射型は、太陽光、室内光等といった外部光を用いて表示を行う方式である。透過型は、液晶パネルに照明装置を付加的に設け、照明装置から液晶パネルへ供給された光を液晶パネルによって変調することによって表示を行う方式である。また、半透過反射型は、個々の画素の中に反射表示領域及び透過表示領域を設け、必要に応じて反射型と透過型の表示を選択的に行う方式である。
透過型及び半透過反射型の液晶装置のように照明装置を備えた液晶装置においては、複数の画素に走査信号及びデータ信号を供給するための液晶パネル駆動用回路が必要であると共に、照明装置内の光源の発光を制御するための発光制御用回路が必要である。従来、液晶パネル駆動用回路を構成する回路部品及び発光部品としてのLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)の両方を1つのフレキシブル基板上に設け、そのフレキシブル基板を液晶パネルに接続してなる液晶装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来、パネル駆動用フレキシブル回路基板及び光源駆動用フレキシブル回路基板を備えた液晶装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。パネル駆動用フレキシブル回路基板は、液晶パネル駆動用回路と液晶パネルとを電気的に接続するものである。また、光源駆動用フレキシブル回路基板には、光源としてのLEDが実装されている。光源駆動用フレキシブル回路基板はそのLEDを発光制御用回路に電気的に接続する機能を持っている。
特許文献1に開示された液晶装置においては、1つのFPC基板の一方の表面に回路部品が実装され、反対側の表面にLEDが実装される、いわゆる両面実装が行われている。この両面実装を行う際には、SMT(Surface Mount Technology:表面実装技術)処理をFPC基板の両面に対して合計で2回行わなければならず、製造コストが高くなるという問題がある。
また、この従来装置においては、パネル駆動用の回路部品とLEDとがほぼ矩形状の一様な平面形状のFPC基板上に実装されている。つまり、回路部品とLEDとの間がFPC基板の基板材料によって広い範囲で直接的につながっている。そのため、LED駆動のための電流の変動がパネル駆動用回路に悪影響を与え、画像表示が不安定になるおそれがある。
また、特許文献2に開示された液晶装置においては、パネル駆動用フレキシブル回路基板と光源駆動用フレキシブル回路基板とが個別に用意され、それらが半田付け、コネクタ等によって互いに接続されている。この従来装置においては、2つの基板を用意するために部品コストが高くなり、SMT処理も2回必要であって製造コストが高くなり、さらに半田付け、コネクタ等に関してさらにコストが高くなる等といった問題を有している。
以上のように、回路部品と発光部品の2種類の部品が実装されたFPC基板を備えた従来の液晶装置においては、部品コストを含めた製造コストを低く抑えること、及び発光部品へ供給される電流に変動があっても画像表示を安定して行うこと、を両立させることが難しかった。本発明は、この問題点を解消するために成されたものであって、回路部品と発光部品の両方が可撓性基板上に実装されているにも拘わらず、回路部品によって安定した画像表示を行うことができ、しかも製造コストを低く抑えることができる液晶装置及び電子機器を提供することを目的とする。
本発明に係る液晶装置は、画像を表示する液晶パネルと、該液晶パネルに接続された可撓性基板とを有し、前記可撓性基板は展開状態から折り曲げられている液晶装置において、前記可撓性基板は回路部品が実装された第1領域と、発光部品が実装された第2領域と、前記第1領域と前記第2領域とをつなぐ接続部とを有し、前記第2領域は前記展開状態において前記第1領域よりも前記液晶パネルから離れた位置にあり、前記第1領域と前記第2領域は前記接続部以外の部分では互いに離間しており、前記接続部は第1曲げ部及び第2曲げ部を有し、前記第2曲げ部は前記展開状態において前記第1曲げ部よりも前記液晶パネルから離れた位置で且つ前記第2領域よりも前記液晶パネルに近い位置にあり、前記接続部は前記第1曲げ部において前記液晶パネルの画像が表示される側と反対側へ折り曲げられ、さらに前記接続部は前記第2曲げ部において前記液晶パネルから離れる方向へ折り曲げられていることを特徴とする。
本発明に係る液晶装置によれば、回路部品が実装された第1領域と発光部品が実装された第2領域とが接続部以外の部分では互いに空間的に離間しているので、発光部品へ供給される電流に変動が生じた場合でも、その変動が回路部品の動作に悪影響を与えることを防止でき、その結果、回路部品を用いて行われる画像表示が不安定になることを防止できる。
また、発光部品の実装領域である第2領域は可撓性基板の展開状態において回路部品の実装領域である第1領域よりも液晶パネルから離れた位置にあり、第1領域と第2領域とをつなぐ接続部は第1曲げ部及び第2曲げ部を有し、第2曲げ部は可撓性基板の展開状態において第1曲げ部よりも液晶パネルから離れた位置で且つ前記第2領域よりも液晶パネルに近い位置にあり、接続部は前記第1曲げ部において液晶パネルの画像が表示される側と反対側へ折り曲げられ、さらに接続部は前記第2曲げ部において液晶パネルから離れる方向へ折り曲げられている。
このような2回の折り曲げ構造を採用したことにより、可撓性基板を単一の基板で形成した上で、回路部品及び発光部品の両方を可撓性基板の非表示面側の一方の面上に片面実装することができことになった。そして、単一基板上への片面実装を実現したことにより、部品コスト及び製造工数を低く抑えることができ、それ故、全体的な製造コストを低く抑えることができる。また、回路部品及び発光部品が実装されるのは可撓性基板の表示側ではなくて、それと反対である非表示面側の片面上であるので、回路部品及び発光部品が液晶パネルの表示側へ出張ることがなくなり、それ故、液晶装置の製造作業が楽になり、回路部品等の損傷も回避される。
本発明に係る液晶装置において、前記可撓性基板が接続されている前記液晶パネルの辺の延在方向に関する前記接続部の幅は、当該辺の長さの1/4以下、望ましくは1/10以下、より望ましくは1/15以下であって、1/30以上であることが望ましい。例えば、可撓性基板が接続された液晶パネルの辺の長さが約40mmのとき、接続部の幅を約2mmとすることが望ましい。この構成により、接続部は、配線パターンの形成に支障を来たさない幅を有するように設定でき、発光部品が設けられた領域である第2領域を含むPCT基板部分の位置を容易に調整できる程度に狭い幅に設定でき、しかも液晶装置の製造工程中に容易には破断しない程度に広い幅を有するように設定できる。
次に、本発明に係る液晶装置において、前記発光部品の発光面は前記可撓性基板が前記展開状態にあるときに前記液晶パネルの方向を向くことが望ましい。この構成により、可撓性基板を2回折り曲げたときに発光部品の発光面を無理なく液晶パネルに対向させることが可能となる。なお、液晶パネルは、発光部品からの光を液晶パネルへ導く導光体を有することができる。この構成の液晶パネルを用いる場合には、発光部品の発光面は可撓性基板が折り曲げられることによって、導光体の入光面に対向する位置に配置されることが望ましい。
次に、本発明に係る液晶装置において、前記発光部品はパルス状電流によって駆動され、当該発光部品の光量はパルス幅変調方式で制御されることが望ましい。発光部品への給電をPWM制御によって調節することにすれば、照明装置の電力消費を節約でき、液晶装置の電池寿命を長くすることができる。PWM制御の給電方法を採用すると電流の変動が回路部品に悪影響を与えて画像表示が乱れるおそれがあるが、本発明では、回路部品が実装された第1領域と発光部品が実装された第2領域とを空間的に離間させたので、PWM制御の際の電流変動が回路部品に影響を与えることを防止でき、その結果、画像表示が不安定になることを防止できる。
次に、本発明に係る電子機器は以上に記載した構成の液晶装置を有することを特徴とする。このような電子機器としては、例えば、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistants:携帯情報端末機)等が挙げられる。本発明に係る液晶装置によれば、回路部品と発光部品の両方が1つの可撓性基板上に実装されているにも拘わらず回路部品によって安定した画像表示を行うことができ、しかも可撓性基板を非常に安価に作製できる。従って、この可撓性基板を用いて構成された電子機器においても、安価で安定した画像表示を提供できる。
以下、本発明に係る液晶装置を実施形態に基づいて説明する。なお、本発明がこの実施形態に限定されないことはもちろんである。また、これからの説明では必要に応じて図面を参照するが、この図面では、複数の構成要素から成る構造のうち重要な構成要素を分かり易く示すため、各要素を実際とは異なった相対的な寸法で示す場合がある。
図1(a)は本発明に係る液晶装置の一実施形態を画像表示側から見た状態を示す斜視図である。図1(b)はその液晶装置を表裏反転して画像表示側の反対側(以下、非表示側ということがある)から見た状態を示す斜視図である。図2は図1(a)のZB−ZB線に従った断面図である。図3(a)は図1(a)の液晶装置の主たる構成要素である液晶パネルにFPC(Flexible Printed Circuit:可撓性プリント回路)基板が展開状態で接続された状態を画像表示側から示す斜視図である。図3(b)は図3(a)の液晶パネルを表裏反転して非表示側から見た状態を示す斜視図である。
図1(a)において、液晶装置1は樹脂製でほぼ長方形状の枠2と、その枠2の中に収容された液晶パネル3とを有する。枠2の中であって液晶パネル3の下部には、図1(b)に示すように、照明装置4が収容されている。図1(a)において、液晶パネル3の手前側の短辺の表面上に駆動用IC5が、例えばACF(Anisotropic Conductive Film:異方性導電膜)を用いたCOG(Chip On Glass)技術によって実装されている。また、当該短辺の辺端に可撓性基板としてのFPC基板6が折り曲げられた状態で接続されている。
照明装置4は、図2に示すように、FPC基板6の表面に実装された発光部品としてのLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)9と、透明樹脂によって形成された平板形状の導光体10と、光反射シート11と、光拡散シート12とを有する。光拡散シート12の上には、レンズシート13a及び13bが設けられている。LED9の発光面9aはFPC基板6が折り曲げられることによって、導光体10の入光面に対向する位置に配置されている。本実施形態では、FPC基板6は複数回、具体的には2回折り曲げられている。LED9は、本実施形態の場合、パルス電流によって駆動されて点灯(実際には点滅)する。また、節電のためにPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)制御によって出射光量が調節される。
液晶パネル3は、一対の基板16及び17を有する。これらの基板は、例えばガラスによって長方形状の板状に形成されている。これらの基板は、例えばエポキシ系樹脂によって形成されたシール材によってそれらの内部の周辺領域において互いに接着されている。それらの基板16,17の間には、例えば5μm程度の間隙であるセルギャップが形成され、そのセルギャップ内に光変調要素である液晶が封入されている。基板16及び17の外側表面には、それぞれ偏光板18a及び18bが貼着されている。偏光板18a,18bの偏光透過軸は所定の角度で交差している。必要に応じて、偏光板18a,18bと各基板16,17との間に位相差板を設けても良い。図の上基板17の外側へ張り出している部分の下基板16の表面に上記の駆動用IC5が実装されている。駆動用IC5は走査線駆動回路、データ線駆動回路、その他の回路を含んでいる。上記のFPC基板6は下基板16の辺端部分に接続されている。
液晶パネル3は任意の液晶駆動方式、例えば、単純マトリクス方式、アクティブマトリクス方式によって駆動される。また、液晶パネル3の動作モードは任意の動作モード、例えば、TN(Twisted Nematic)、STN(Super Twisted Nematic)、VA(Vertical Aligned Nematic:垂直配向)、ECB(Electrically Controlled Birefringence:電界制御複屈折)、IPS(In-Plain Switching)、FFS(Fringe Field Switching)等の各モードを選定できる。また、液晶パネル3は任意の採光方式、例えば反射型、透過型、又は半透過反射型を採用できる。半透過反射型は、画素の一部を反射領域として用い、他の一部を透過領域として用いることにより、必要に応じて反射型と透過型とを選択的に採用する方式である。本実施形態では照明装置4を非表示側に配置してバックライトとして用いることにしたので、採光方式としては透過型又は半透過反射型が採用される。
単純マトリクス方式は、各画素に能動素子を持たず、走査電極とデータ電極との交差部が画素又はドットに対応し、駆動信号が直接に印加されるマトリクス方式である。この方式に対して好適に用いられる動作モードとしてはTN、STN、VA、ECB等がある。アクティブマトリクス方式は、画素又はドットごとに能動素子が設けられ、書き込み期間では能動素子がオン状態となってデータ電圧が書き込まれ、他の期間では能動素子がオフ状態になって電圧が保持されるマトリクス方式である。この方式で使用する能動素子には3端子型と2端子型がある。3端子型の能動素子には、例えばTFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)がある。2端子型の能動素子には、例えばTFD(Thin Film Diode:薄膜ダイオード)がある。
液晶パネル3としてTFT素子を用いたアクティブマトリクス方式の液晶パネルを用いるものとすれば、その電気的な等価回路は図4に示す通りである。図4において、複数本の走査線21が行方向Xに延びて形成されている。また、複数本のデータ線22が走査線21と直交する列方向Yに延びて形成されている。走査線21とデータ線22とは絶縁膜によって互いに絶縁されている。走査線21は走査線駆動回路23の出力端子につながっており、データ線22はデータ線駆動回路24の出力端子につながっている。走査線駆動回路23及びデータ線駆動回路24には、通常、タイミング同期回路(図示せず)が接続され両者の動作タイミングが調整されている。また、データ線駆動回路24には、通常、R,G,B3色又はR,G1,G2,B4色(詳しくは後述する)の画像信号が伝送される。走査線駆動回路23及びデータ線駆動回路24は、図1(a)の駆動用IC5の内部に設けられている。
走査線21とデータ線22とによって囲まれた矩形状の平面領域内に画像表示のためのオン・オフの最小単位であるサブ画素Pが設けられている。そして、走査線21とデータ線22と交差部の近傍であって個々のサブ画素Pに対してTFT素子25が設けられている。走査線21はTFT素子25のゲート電極につながっている。また、データ線22はTF素子25のソース電極につながっている。各サブ画素P内には島状(すなわちドット状)の画素電極26が透光性の導電材料、例えばITO(Indium Tin Oxide:インジウム・スズ酸化物)、IZO(Indium Zinc Oxide:インジウム亜鉛酸化物)によって形成されている。各画素電極26は対応するTFT素子25のドレイン電極につながっている。
図示はしていないが、必要に応じて、各サブ画素Pに対して補助容量を設けることができる。この補助容量は、画素電極26に付随する容量が小さくなり過ぎることを防止するために設けられるものである。この補助容量は、例えば、TFT素子25のゲート電極と同じ層内に同じ材料で走査線21と平行に形成された第1電極と、該第1電極を覆う絶縁膜(通常はTFT素子のゲート絶縁膜によって形成される)と、該各サブ画素P内の絶縁膜上であってTFT素子のドレイン電極と同じ層内に形成された第2電極とによって形成される。
サブ画素Pに関する以上の構成は、一般的には、図2において駆動用IC5が実装された基板16の液晶側の表面に設けられる。対向基板17の液晶側の表面には複数のサブ画素Pに対向する面状の共通電極がITO、IZO等によって形成される。この共通電極は、基板16,17上に形成された配線パターン及び基板16と基板17との間に設けられた導電部材を介して駆動用IC5に導電接続される。
液晶パネル3においてカラー表示を行う場合には、一対の基板16,17のうちの一方(通常は、TFT素子が設けられた基板に対向する基板)にカラーフィルタが設けられる。カラーフィルタは、特定の波長域の光を選択的に透過する複数の着色膜によって形成される。例えば、B(青色)、G(緑色)、R(赤色)の3色を1色ずつ基板上の各サブ画素Pに対応させて所定の配列、例えばストライプ配列、デルタ配列、モザイク配列で並べることによって形成される。また、R,Bの2色に加えて2色のG(G1及びG2)を加えた4色でカラーフィルタを構成することもできる。4色の着色膜を用いれば、NTSC比上での色再現領域を広げることができ、各色調を豊かに表現できる。
図4において適宜の走査線21にオン信号が伝送され、その走査ライン内の適宜のデータ線22にデータ信号が伝送されると、該当するTFT素子25がオン状態になり、該当するサブ画素P内の液晶への書き込みが行われる。また、引き続いてTFT素子25がオフ状態になると、書き込まれた状態が保持される。この一連の書き込み動作及び保持動作により、液晶分子の配向が制御され、液晶層を通過する偏光が変調される。
図3(a)は、図1(a)に示した液晶装置1から枠2及び照明装置4(図1(b)参照)を取り外し、さらにFPC基板6を折り曲げ状態から展開状態へと延ばした状態を示している。また、図3(b)は、図3(a)に示す液晶パネル3及びFPC基板6を表裏反転させた状態を示している。FPC基板6は複数のFPC基板を接続したものではなく1枚のFPC基板によって形成されている。FPC基板6は、例えば公知の構成のように、ポリイミド製のベースフィルム上にフォトエッチング処理によって銅の配線パターンを形成し、その上にポリイミド製のカバーレイフィムを設け、さらに必要個所に回路部品を実装することによって形成されている。もちろん、必要に応じてその他の積層構造を採用できる。
図3(b)において、FPC基板6は、液晶パネル3を駆動するための回路部品29が実装された領域である第1領域A1と、発光部品であるLED9が実装された領域である第2領域A2とを有している。回路部品29としては、例えば、抵抗、コイル、コンデンサ、可変抵抗、IC(Integrated Circuit:集積回路)等が挙げられる。これらの回路部品を適宜の配線パターンでつなげることによって液晶パネル駆動用の回路が構成されている。FPC基板6のうち第1領域A1を含む部分と第2領域A2を含む部分は細い直線形状の接続部30によってつながれている。第1領域A1と第2領域A2は接続部30以外の部分において互いに空間的に離れている。このように第1領域A1と第2領域A2とを離間させることにより、LED9をPWM制御によって駆動する際に、第2領域A2に在るLED9へ供給される電流の脈動又は変動が第1領域A1に在る回路部品29に悪影響を与えることを防止でき、液晶パネル3の画像表示を常に安定して行うことができる。
第1領域A1が設けられた部分のFPC基板6には、第2領域A2へ向かって延びる延在部31が形成されている。この延在部31の表面にコネクタ32が実装されている。FPC基板6の表面には、コネクタ32の出力端子から回路部品29へ向けて延びる配線パターン及びコネクタ32の出力端子からLED9へ向けて延びる配線パターンが形成されている。LED9へ向けて延びる配線パターンは、回路部品29が設けられた第1領域A1からなるべく離れた位置を通るように形成されている。これにより、LED9の駆動電流が回路部品29によって構成された液晶パネル駆動用回路の動作に悪影響を及ぼすことを抑制できる。
図3(a)に示す状態の液晶パネル3は、画像表示領域V内が視認される側、すなわち画像を表示する側(以下、表示側ということがある)が上側に見えている。図3(b)に示す状態の液晶パネル3は表示側と反対側(以下、非表示側ということがある)が上側に見えている。FPC基板6が液晶パネル3に接続されていて図3(a)及び(b)に示すように展開状態にある場合において、液晶パネル3の表示側と同じ側を向くFPC基板6の面を第1面S1ということにし、液晶パネル3の非表示側と同じ側を向くFPC基板6の面を第2面S2ということにする。後述のようにFPC基板6は所定の折曲げ処理を受けた状態で液晶装置1の中の所定位置に配置されるのであるが、FPC基板6の第1面S1は折り曲げられて非表示側を向くときでも第1面S1であることに変わりはない。また、FPC基板6の第2面S2は折り曲げられて表示側を向くときでも第2面S2であることに変わりはない。
FPC基板6に実装された回路部品29、コネクタ32、及びLED9は全て、FPC基板6の第2面S2(展開状態で液晶パネル3の非表示側を向く面)側に実装されている。すなわち、実装部品9,29,32は片面実装の形態でFPC基板6に実装されている。実装形態としては、片面実装の他に両面実装が考えられる。この両面実装は、実装部品の一部が一方の側の面に実装され、実装部品の他方が反対側の面に実装されるものである。つまり、FPC基板の両面にわたって部品が実装される形態である。両面実装の場合には、SMT(Surface Mount Technology)処理、例えば半田リフロー処理を片面ずつ合計で2回行わなければならないが、片面実装ではSMT処理が1回で済むので、製造工程及び製造コストを低く抑えることができる。
FPC基板6が接続されている部分の液晶パネル3の端辺の延在方向に沿った接続部30の幅は、該接続部30に形成される配線パターンの形成に支障を来たさないこと、LED9が設けられた領域である第2領域A2を含むPCT基板部分の位置を容易に調整できる程度に狭いこと、及び液晶装置の製造工程中に容易には破断しない程度に広いこと等を考慮に入れて設定する。例えば、FPC基板6が接続されている部分の液晶パネル3の端辺の長さの1/4以下、望ましくは1/10以下、より望ましくは1/15以下とする。また、接続部30の幅は液晶パネル3の当該辺の長さの1/30以上であることが望ましい。より具体的には、当該辺の長さが40mm程度であれば、接続部30の幅は2mm程度とする。
図3(a)及び図3(b)に示すFPC基板6は所定の手順で折り曲げられた状態で図1及び図2に示す液晶装置1へと組み立てられる。以下、そのFPC基板6の折り曲げ手順について説明する。図5(a)は図3(b)に示したFPC基板6の拡大図であって、液晶パネル3に接続された展開状態のFPC基板6の第2面S2を液晶パネル3の非表示側から見た状態を示している。図5(b)及び(c)は図5(a)からのFPC基板6の折曲げ状態を示している。図5(a)の展開状態において、FPC基板6の接続部30のうち回路部品29が設けられた領域である第1領域A1を含む部分に接続された根元部分を符号B1で示す。また、FPC基板6の接続部30のうちLED9が設けられた領域である第2領域A2を含む部分に接続された根元部分を符号B2で示す。部分B1は第1曲げ部となり、部分B2は第2曲げ部となる。第2曲げ部B2は、FPC基板6の展開状態において、第1曲げ部B1よりも液晶パネル3から離れていると共に、第2領域A2よりも液晶パネル3に近い位置に在る。
図6(a)は、図5(a)に示す液晶パネル3及びFPC基板6を表裏を反転した上でZF−ZF線に従って見た断面図である。また、図6(b)及び(c)は、それぞれ、図5(b)及び(c)の対応する断面部分の断面図である。図5(a)及び図6(a)において、FPC基板6の第2面S2(展開状態で非表示側の面)上に実装されたLED9は非表示側へ突出しその発光面9aは液晶パネル3の方向を向いている。この状態からFPC基板6は、まず、接続部30の第1曲げ部B1において、矢印Cで示すように、第2面S2同士が対面するように液晶パネル3へ向けて折り曲げられて図5(b)及び図6(b)に示す状態となる。この状態でLED9は、液晶パネル3の背面で表示側へ突出しその発光面9aは液晶パネル3の側面から外側へ離れる方向を向いている。
次に、FPC基板6は、接続部30の第2曲げ部B2において、矢印Dで示すように、第1面S1同士が対面するように液晶パネル3から離れる方向へ折り曲げられて図5(c)及び図6(c)に示す折曲げ完成状態となる。この状態でLED9は液晶パネル3の背面で非表示側へ突出しその発光面9aは液晶パネル3の方向を向いている。接続部30の幅は細く形成されているので、FPC基板6の接続部30を以上のように折り曲げる際の作業は無理なく行うことができる。また、折り曲げられた接続部30に過大な反力が発生することもない。
以上のようにしてFPC基板6が折り曲げられた後、図2において、樹脂製の枠2が液晶パネル3の背面側(図の下側)から、液晶パネル3及びFPC基板6へ嵌め込まれる。これにより、枠2に対する液晶パネル3及びLED9の位置が決められる。枠2の適所にはLED9を位置決めするためのLED支持部、例えば凸部又は凹部が予め設けられていることが望ましい。接続部30の幅は比較的自由に変形可能な程度に細く設定されているので、枠2を液晶パネル3及びFPC基板6に装着する際、LED9は枠2のLED支持部の動きに応じて自由に移動して当該LED支持部によって常に枠2に対する一定の位置に配置される。
次に、枠2によって囲まれた領域内であって、枠2に支持された液晶パネル3の背面側(すなわち非表示側)に存在する空間部分に、照明装置4が組み込まれる。こうして液晶装置1が完成する。必要に応じて、枠2の液晶パネル3側及び照明装置4側の両方又はいずれか一方を覆うように、金属(例えばステンレス)製の枠、いわゆる金枠を樹脂枠2に組み付けることができる。なお、枠2の液晶パネル3側に金枠を組み付ける際には、その金枠に画像表示領域Vを視認するための開口を設けておく。
以上に説明したように、本実施形態の液晶装置1では、複数のFPC基板を連結してFPC基板6を形成するのではなく単一のFPC基板によってFPC基板6を形成したので、複数のFPC基板を連結する場合に比べて部品コスト及び製造コストを低く抑えることができる。
また、本実施形態では、図3(b)に示すように、液晶パネル駆動用の回路部品29と発光部品であるLED9とを単一のFPC基板6上に片面実装している。片面実装であるのでSMT処理等を簡単に行うことができ、それ故、製造コストを低く抑えることができる。
単一のFPC基板上に2種類の部品を実装した場合、一方の部品が他方の部品に電気的に悪影響を与えるおそれがある。例えば本実施形態のようにLED9をPWM(パルス幅変調)制御に基づいて点灯制御する場合には、パルス幅変調された電流信号の脈動又は変動が液晶パネル駆動信号に悪影響を与え、画像表示が不安定になるおそれがある。これに対し、本実施形態では、回路部品29が設けられた領域である第1領域A1を含むFPC基板部分とLED9が設けられた領域である第2領域A2を含むFPC基板部分とを、必要最小限の部分である接続部30を残して、空間的に分離させている。これにより、回路部品29とLED9とを単一のFPC基板上に実装しているにもかかわらず、回路部品29を用いて行われる画像表示の品質が不安定になることを防止できる。
また、図6(a)に示したように、回路部品29、コネクタ32、及びLED9の全ての実装部品はFPC基板6の第2面S2、すなわち液晶パネル3の非表示側に実装されている。このため、液晶パネル3の表示側に対応したFPC基板6の第1面S1側には何等の実装品も置かれていない。仮に、第1面S1に何等かの実装品が置かれていると、その実装品は多くの場合、液晶パネル3の表示側の表面を越えて出張ることになる。この出張り状態は、液晶装置の製造作業における作業性を著しく低下させる要因となり、場合によってはその実装品を損傷するおそれもある。これに対し、本実施形態では、実装品が全て非表示側に隠れているので、液晶装置の製造作業が楽になり、実装品の損傷も回避される。
(その他の実施形態)
以上、好ましい実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はその実施形態に限定されるものでなく、請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々に改変できる。
例えば、上記実施形態では図3に示したようにFPC基板6の接続部30がFPC基板6の本体部分の端辺部分に片寄って形成されたが、接続部30はその他に任意の位置に形成しても良い。例えば、本体部分の中央部分に形成しても良い。また、コネクタ32は半田付けとすることもできる。また、回路部品29の図示した配置形態は単なる一例であり、実際にはその他の任意の配置形態をとることができる。
以上、好ましい実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はその実施形態に限定されるものでなく、請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々に改変できる。
例えば、上記実施形態では図3に示したようにFPC基板6の接続部30がFPC基板6の本体部分の端辺部分に片寄って形成されたが、接続部30はその他に任意の位置に形成しても良い。例えば、本体部分の中央部分に形成しても良い。また、コネクタ32は半田付けとすることもできる。また、回路部品29の図示した配置形態は単なる一例であり、実際にはその他の任意の配置形態をとることができる。
以下、比較例を説明することにより、本発明を明確にする。
(比較例1)
図7は第1の比較例に係る液晶装置を示している。図8はその液晶装置の主要構成要素である液晶パネル及びFPC基板を示しており、特にFPC基板は展開状態を示している。図7(a)及び(b)において、液晶装置は、樹脂製の枠52を有し、その枠52の中に液晶パネル53及び照明装置54が組み込まれている。液晶パネル53を構成する1つの基板の端辺部分に駆動用IC55が実装され、その辺端にFPC基板56が接続されている。
(比較例1)
図7は第1の比較例に係る液晶装置を示している。図8はその液晶装置の主要構成要素である液晶パネル及びFPC基板を示しており、特にFPC基板は展開状態を示している。図7(a)及び(b)において、液晶装置は、樹脂製の枠52を有し、その枠52の中に液晶パネル53及び照明装置54が組み込まれている。液晶パネル53を構成する1つの基板の端辺部分に駆動用IC55が実装され、その辺端にFPC基板56が接続されている。
FPC基板56は、図8(a)及び(b)に示すように、液晶パネル用FPC基板56a及びLED用FPC基板56bの2枚のFPC基板によって形成されている。液晶パネル用FPC基板56aは、LEDコネクタ62、液晶パネル駆動用の回路部品69、及びインターフェース用コネクタ63を有している。LED用FPC基板56bはLED59を有している。LED用FPC基板56bは、LED59が実装された部分から延在する部分の先端に端子部64を備えている。図7(b)に示すように、液晶パネル用FPC基板56aとLED用FPC基板56bは、LED用FPC基板56bの端子部64を液晶パネル用FPC基板56a上のLEDコネクタ62に接続することによって連結されている。そして、この連結状態において、LED用FPC基板56b上のLED59が枠52の中で照明装置54に対する所定の位置に配置されている。
この比較例においては、FPC基板56が別々の2枚のFPC基板である液晶パネル用FPC基板56aとLED用FPC基板56bとを連結することによって構成されている。液晶パネル用FPC基板56a及びLED用FPC基板56bはそれぞれ独立した製造工程によって製造されるので、1枚のFPC基板だけを用いる本発明の場合に比べて製造工数が多くなり、製造コストが高くなる。
(比較例2)
図9は第2の比較例に係る液晶装置を示している。図10はその液晶装置の主要構成要素である液晶パネル及びFPC基板を示しており、特にFPC基板は展開状態を示している。図9(a)及び(b)において、液晶装置は、樹脂製の枠52を有し、その枠52の中に液晶パネル53及び照明装置54が組み込まれている。液晶パネル53を構成する1つの基板の端辺部分に駆動用IC55が実装され、その辺端にFPC基板56が接続されている。
図9は第2の比較例に係る液晶装置を示している。図10はその液晶装置の主要構成要素である液晶パネル及びFPC基板を示しており、特にFPC基板は展開状態を示している。図9(a)及び(b)において、液晶装置は、樹脂製の枠52を有し、その枠52の中に液晶パネル53及び照明装置54が組み込まれている。液晶パネル53を構成する1つの基板の端辺部分に駆動用IC55が実装され、その辺端にFPC基板56が接続されている。
FPC基板56は、図10に示すように、液晶パネル駆動用の回路部品69が実装された部分と、LED59が実装された部分とを接続部70でつなげることによって形成されている。回路部品69が実装されたFPC基板部分はFPC基板本体部分の側方(図10(a)の上方)へ延びた延在部分を有しており、その延在部分の先端にコネクタ63が設けられている。LED59の発光面59aは、FPC基板56が展開状態にあるときに液晶パネル53の反対側へ向いている。
FPC基板56は接続部70の曲げ部B3において第2面S2同士が対面するように液晶パネル53側へ1回だけ折り曲げられる。そして、FPC基板56がこのように折り曲げられた後に、図9(b)に示すように枠52が液晶パネル53及びFPC基板56に組みつけられ、さらに照明装置54が液晶パネル53の非表示側の枠52の中に組み込まれることにより、液晶装置が完成する。
この比較例においては、実装部品である回路部品69、コネクタ63、及びLED59が液晶パネル53の表示側と同じ側であるFPC基板56の第1面S1側に実装されている。この実装形態は、FPC基板の折曲げ回数を1回だけとしたことに関連して必然的なことである。回路部品69等がFPC基板56の第1面S1側に実装されていると、図10(b)から明らかなように、その回路部品69等が液晶パネル53の表面よりも高く出張ってしまい、作業性が低下したり、作業中に回路部品69等を損傷したりするおそれがある。
これに対して本発明では、図6(a)に示したように、回路部品29等が全てFPC基板6の第2面S2、すなわち液晶パネル3の非表示側に実装されている。このため、液晶パネル3の表示側に対応したFPC基板6の第1面S1側には何等の実装品も置かれていない。このため、液晶装置の製造作業が楽になり、実装品の損傷も回避される。
(比較例3)
図11は第3の比較例に係る液晶装置を示している。図12はその液晶装置の主要構成要素である液晶パネル及びFPC基板を示しており、特にFPC基板は展開状態を示している。図11(a)及び(b)において、液晶装置は、樹脂製の枠52を有し、その枠52の中に液晶パネル53及び照明装置54が組み込まれている。液晶パネル53を構成する1つの基板の端辺部分に駆動用IC55が実装され、その辺端にFPC基板56が接続されている。
図11は第3の比較例に係る液晶装置を示している。図12はその液晶装置の主要構成要素である液晶パネル及びFPC基板を示しており、特にFPC基板は展開状態を示している。図11(a)及び(b)において、液晶装置は、樹脂製の枠52を有し、その枠52の中に液晶パネル53及び照明装置54が組み込まれている。液晶パネル53を構成する1つの基板の端辺部分に駆動用IC55が実装され、その辺端にFPC基板56が接続されている。
FPC基板56は、図12に示すように、液晶パネル駆動用の回路部品69とLED59とが共通の領域A3内にまとめて実装されている。領域A3が設けられたFPC基板部分はFPC基板本体部分の側方(図12(a)の上方)へ延びた延在部分を有しており、その延在部分の先端にコネクタ63が設けられている。LED59の発光面59aは、FPC基板56が展開状態にあるときに液晶パネル53の反対側へ向いている。
FPC基板56は液晶パネル53の辺に近い部分である符号B4で示す部分において第2面S2同士が対面するように液晶パネル53側へ1回だけ折り曲げられる。そして、FPC基板56がこのように折り曲げられた後に、図11(b)に示すように枠52が液晶パネル53及びFPC基板56に組みつけられ、さらに照明装置54が液晶パネル53の非表示側の枠52の中に組み込まれることにより、液晶装置が完成する。
この比較例においては、実装部品である回路部品69、コネクタ63、及びLED59が液晶パネル53の非表示側と同じ側であるFPC基板56の第2面S2側に実装されている。このため、回路部品69等が液晶パネル53の表示側の表面よりも高く出張ることがなく、作業性が低下したり作業中に回路部品69等を損傷したりすることがない。しかしながら、この実施形態では、液晶パネル駆動用の回路部品69とLED59とが共通の領域A3内に混在状態で設けられているので、LED駆動電流(例えばPWM電流)が液晶パネル駆動回路の動作に悪影響を与え、画像表示が乱れるおそれがある。
これに対して本発明では、図5(a)に示したように、液晶パネル駆動用部品29が設けられた領域である第1領域A1を含むFPC基板部分とLED9が設けられた領域である第2領域A2を含むFPC基板部分とを、必要最小限の部分である接続部30を残して、空間的に分離させている。これにより、液晶パネル駆動用部品29とLED9とを単一のFPC基板上に実装しているにもかかわらず、液晶パネル駆動用部品29を用いて行われる画像表示の品質が不安定になることを防止できる。
(比較例4)
図13は第4の比較例に係る液晶装置を示している。図14はその液晶装置の主要構成要素である液晶パネル及びFPC基板を示しており、特にFPC基板は展開状態を示している。図13(a)及び(b)において、液晶装置は、樹脂製の枠52を有し、その枠52の中に液晶パネル53及び照明装置54が組み込まれている。液晶パネル53を構成する1つの基板の端辺部分に駆動用IC55が実装され、その辺端にFPC基板56が接続されている。
図13は第4の比較例に係る液晶装置を示している。図14はその液晶装置の主要構成要素である液晶パネル及びFPC基板を示しており、特にFPC基板は展開状態を示している。図13(a)及び(b)において、液晶装置は、樹脂製の枠52を有し、その枠52の中に液晶パネル53及び照明装置54が組み込まれている。液晶パネル53を構成する1つの基板の端辺部分に駆動用IC55が実装され、その辺端にFPC基板56が接続されている。
FPC基板56は、図14に示すように、液晶パネル駆動用の回路部品69が実装された部分と、LED59が実装された部分とを接続部70でつなげることによって形成されている。回路部品69が実装されたFPC基板部分はFPC基板本体部分の側方(図14(a)の上方)へ延びた延在部分を有しており、その延在部分の先端にコネクタ63が設けられている。LED59の発光面59aは、FPC基板56が展開状態にあるときに液晶パネル53の反対側へ向いている。
FPC基板56は接続部70の曲げ部B5において第2面S2同士が対面するように液晶パネル53側へ1回だけ折り曲げられる。そして、FPC基板56がこのように折り曲げられた後に、図13(b)に示すように枠52が液晶パネル53及びFPC基板56に組みつけられ、さらに照明装置54が液晶パネル53の非表示側の枠52の中に組み込まれることにより、液晶装置が完成する。
この比較例においては、実装部品である回路部品69及びコネクタ63が液晶パネル53の非表示側と同じ側であるFPC基板56の第2面S2側に実装されている。そして、LED59が液晶パネル53の表示側と同じ側であるFPC基板56の第1面S1側に実装されている。つまり、複数の部品がFPC基板56に対して両面実装されている。この実装形態は、FPC基板の折曲げ回数を1回だけとしたことに関連して必然的なことである。両面実装が行われると、SMT処理をFPC基板の両面に対して合計で2回行わなければならず、製造コストが高くなる。これに対し、本発明では、図6(a)に示すように回路部品29等が第2面S2上に片面実装されるので、SMT処理が1回で済み、製造コストを低く抑えることができる。
また、図14に示す比較例では、液晶パネル53の表示側と同じ側であるFPC基板56の第1面S1上にLED59が実装されている。このため、LED59が液晶パネル53の表示側の表面よりも高く出張ってしまい、作業性が低下したり、作業中にLED59等を損傷したりするおそれがある。これに対し、本発明では、図6(a)に示したように、LED9等が全てFPC基板6の第2面S2、すなわち液晶パネル3の非表示側に実装されている。このため、液晶パネル3の表示側に対応したFPC基板6の第1面S1側には何等の実装品も置かれていない。このため、液晶装置の製造作業が楽になり、実装品の損傷も回避される。
(比較例5)
図15は第5の比較例に係る液晶装置を示している。図16はその液晶装置の主要構成要素である液晶パネル及びFPC基板を示しており、特にFPC基板は展開状態を示している。図15(a)及び(b)において、液晶装置は、樹脂製の枠52を有し、その枠52の中に液晶パネル53及び照明装置54が組み込まれている。液晶パネル53を構成する1つの基板の端辺部分に駆動用IC55が実装され、その辺端にFPC基板56が接続されている。
図15は第5の比較例に係る液晶装置を示している。図16はその液晶装置の主要構成要素である液晶パネル及びFPC基板を示しており、特にFPC基板は展開状態を示している。図15(a)及び(b)において、液晶装置は、樹脂製の枠52を有し、その枠52の中に液晶パネル53及び照明装置54が組み込まれている。液晶パネル53を構成する1つの基板の端辺部分に駆動用IC55が実装され、その辺端にFPC基板56が接続されている。
FPC基板56は、図16に示すように、液晶パネル駆動用の回路部品69とLED59とが共通の領域A4内にまとめて実装されている。FPC基板56は、領域A4が設けられた部分から液晶パネル53の反対側へ延びる延在部分を有しており、その延在部分の先端にコネクタ63が設けられている。LED59の発光面59aは、FPC基板56が展開状態にあるときに液晶パネル53の方向へ向いている。
FPC基板56は、まず、液晶パネル53の辺に近い部分B6において、液晶パネル53の非表示側へ折り曲げられる(第1回目の折り曲げ)。次に、FPC基板56は、LED59に近い部分B7において、液晶パネル53から離れる方向へ更に折り曲げられて、図15(b)に示す状態とされる(第2回目の折り曲げ)。そして、FPC基板56がこのように折り曲げられた後に、図15(b)に示すように枠52が液晶パネル53及びFPC基板56に組みつけられ、さらに照明装置54が液晶パネル53の非表示側の枠52の中に組み込まれることにより、液晶装置が完成する。この比較例においては、液晶パネル駆動用の回路部品69とLED59とが共通の領域A4内に混在状態で設けられているので、LED駆動電流(例えばPWM電流)が液晶パネル駆動回路の動作に悪影響を与え、画像表示が乱れるおそれがある。
これに対して本発明では、図5(a)に示したように、液晶パネル駆動用の回路部品29が設けられた領域である第1領域A1を含むFPC基板部分とLED9が設けられた領域である第2領域A2を含むFPC基板部分とを、必要最小限の部分である接続部30を残して、空間的に分離させている。これにより、回路部品29とLED9とを単一のFPC基板上に実装しているにもかかわらず、回路部品29を用いて行われる画像表示の品質が不安定になることを防止できる。
(電子機器の第1実施形態)
次に、本発明に係る電子機器の一実施形態を説明する。なお、この実施形態は本発明の一例を示すものであり、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。図17は、本発明に係る電子機器の一実施形態を示している。ここに示す電子機器は、液晶装置101と、これを制御する制御回路102とを有する。液晶装置101は液晶パネル103及び駆動回路104を有する。また、制御回路102は、表示情報出力源105、表示情報処理回路106、電源回路107及びタイミングジェネレータ108によって構成されている。
次に、本発明に係る電子機器の一実施形態を説明する。なお、この実施形態は本発明の一例を示すものであり、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。図17は、本発明に係る電子機器の一実施形態を示している。ここに示す電子機器は、液晶装置101と、これを制御する制御回路102とを有する。液晶装置101は液晶パネル103及び駆動回路104を有する。また、制御回路102は、表示情報出力源105、表示情報処理回路106、電源回路107及びタイミングジェネレータ108によって構成されている。
表示情報出力源105は、RAM(Random Access Memory)等といったメモリや、各種ディスク等といったストレージユニットや、ディジタル画像信号を同調出力する同調回路等を備え、タイミングジェネレータ108により生成される各種のクロック信号に基づいて、所定フォーマットの画像信号等といった表示情報を表示情報処理回路106に供給する。
表示情報処理回路106は、増幅・反転回路や、ローテーション回路や、ガンマ補正回路や、クランプ回路等といった周知の回路を多数備え、入力した表示情報の処理を実行して、画像信号をクロック信号CLKと共に駆動回路104へ供給する。ここで、駆動回路104は、走査線駆動回路やデータ線駆動回路と共に、検査回路等を総称したものである。また、電源回路107は、上記の各構成要素に所定の電源電圧を供給する。
液晶装置101は、例えば、図1に示した液晶装置1を用いて構成する。この液晶装置1によれば、液晶パネル駆動用部品29とLED9の両方が1つのFPC基板6上に実装されているにも拘わらず液晶パネル駆動用部品29によって安定した画像表示を行うことができ、しかもFPC基板6を非常に安価に作製できる。従って、このFPC基板6を用いて構成された本電子機器においても、安価で安定した画像表示を提供できる。また、LED9をPWM制御で点灯制御すれば、消費電力を節約でき、電源回路107の寿命を長くできる。しかもこの場合でも、FPC基板6の分離構造により液晶パネル駆動用部品29によって安定した画像表示を行うことができる。
(電子機器の第2実施形態)
図18は、本発明に係る電子機器の他の実施形態である携帯電話機を示している。ここに示す携帯電話機110は、本体部111と、この本体部111に対して開閉可能に設けられた表示体部112とを有する。表示体部112には表示装置113及び受話部114が設けられる。電話通信に関する各種表示は、表示装置113の表示画面115に表示される。表示装置113の動作を制御するための制御部は、携帯電話機の全体の制御を司る制御部の一部として、又はその制御部とは別に、本体部111又は表示体部112の内部に格納される。本体部111には操作ボタン116及び送話部117が設けられる。
図18は、本発明に係る電子機器の他の実施形態である携帯電話機を示している。ここに示す携帯電話機110は、本体部111と、この本体部111に対して開閉可能に設けられた表示体部112とを有する。表示体部112には表示装置113及び受話部114が設けられる。電話通信に関する各種表示は、表示装置113の表示画面115に表示される。表示装置113の動作を制御するための制御部は、携帯電話機の全体の制御を司る制御部の一部として、又はその制御部とは別に、本体部111又は表示体部112の内部に格納される。本体部111には操作ボタン116及び送話部117が設けられる。
表示装置113は、例えば、図1に示した液晶装置1を用いて構成する。この液晶装置1によれば、液晶パネル駆動用部品29とLED9の両方が1つのFPC基板6上に実装されているにも拘わらず液晶パネル駆動用部品29によって安定した画像表示を行うことができ、しかもFPC基板6を非常に安価に作製できる。従って、このFPC基板6を用いて構成された本電子機器においても、安価で安定した画像表示を提供できる。また、LED9をPWM制御で点灯制御すれば、消費電力を節約でき、特に携帯電話機にとっては非常に好都合である。しかもこの場合でも、FPC基板6の分離構造により液晶パネル駆動用部品29によって安定した画像表示を行うことができる。
以上、好ましい実施形態を挙げて本発明の電子機器を説明したが、本発明はその実施形態に限定されるものでなく、請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々に改変できる。
例えば、本発明は、携帯電話機に限られず、パーソナルコンピュータ、液晶テレビ、ビューファインダ型又はモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話装置、POS端末、デジタルスチルカメラ、電子ブック、等といった各種の電子機器に適用できる。
例えば、本発明は、携帯電話機に限られず、パーソナルコンピュータ、液晶テレビ、ビューファインダ型又はモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話装置、POS端末、デジタルスチルカメラ、電子ブック、等といった各種の電子機器に適用できる。
1.液晶装置、 2.枠、 3.液晶パネル、 4.照明装置、
5.駆動用IC、 6.FPC基板(可撓性基板)、 9.LED(発光部品)、
9a.発光面、 10.導光体、 11.光反射シート、 12.光拡散シート、
13a,13b.レンズシート、 16,17.基板、 18a,18b.偏光板、
21.走査線、 22.データ線、 25.TFT素子、 26.画素電極、
29.回路部品、 30.接続部、 31.延在部、 32.コネクタ、
101.液晶装置、 102.制御回路、 103.液晶パネル、 104.駆動回路、
110.携帯電話機(電子機器)、 113.表示装置、 A1.第1領域、
A2.第2領域、 B1.第1曲げ部、 B2.第2曲げ部、 P.サブ画素、
X.行方向、 Y.列方向、 V.画像表示領域
5.駆動用IC、 6.FPC基板(可撓性基板)、 9.LED(発光部品)、
9a.発光面、 10.導光体、 11.光反射シート、 12.光拡散シート、
13a,13b.レンズシート、 16,17.基板、 18a,18b.偏光板、
21.走査線、 22.データ線、 25.TFT素子、 26.画素電極、
29.回路部品、 30.接続部、 31.延在部、 32.コネクタ、
101.液晶装置、 102.制御回路、 103.液晶パネル、 104.駆動回路、
110.携帯電話機(電子機器)、 113.表示装置、 A1.第1領域、
A2.第2領域、 B1.第1曲げ部、 B2.第2曲げ部、 P.サブ画素、
X.行方向、 Y.列方向、 V.画像表示領域
Claims (8)
- 画像を表示する液晶パネルと、該液晶パネルに接続された可撓性基板とを有し、前記可撓性基板は展開状態から折り曲げられている液晶装置において、
該可撓性基板は、回路部品が実装された第1領域と、発光部品が実装された第2領域と、前記第1領域と前記第2領域とをつなぐ接続部とを有し、
前記第2領域は前記展開状態において前記第1領域よりも前記液晶パネルから離れた位置にあり、
前記第1領域と前記第2領域は前記接続部以外の部分では互いに離間しており、
前記接続部は第1曲げ部及び第2曲げ部を有し、
前記第2曲げ部は前記展開状態において前記第1曲げ部よりも前記液晶パネルから離れた位置で且つ前記第2領域よりも前記液晶パネルに近い位置にあり、
前記接続部は前記第1曲げ部において前記液晶パネルの画像が表示される側と反対側へ折り曲げられ、さらに前記接続部は前記第2曲げ部において前記液晶パネルから離れる方向へ折り曲げられている
ことを特徴とする液晶装置。 - 請求項1記載の液晶装置において、前記回路部品及び前記発光部品は、前記可撓性基板が前記液晶パネルに接続された状態で前記展開状態にあるときに、当該可撓性基板における前記液晶パネルの画像が表示される側と反対側の面に設けられていることを特徴とする液晶装置。
- 請求項1又は請求項2記載の液晶装置において、
前記可撓性基板が接続されている前記液晶パネルの辺の延在方向に関する前記接続部の幅は、当該辺の長さの1/4以下であることを特徴とする液晶装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の液晶装置において、前記可撓性基板は連結されたものではない単一の基板であることを特徴とする液晶装置。
- 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の液晶装置において、前記発光部品の発光面は前記可撓性基板が前記展開状態にあるときに前記液晶パネルの方向を向くことを特徴とする液晶装置。
- 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の液晶装置において、前記発光部品からの光を前記液晶パネルに導く導光体をさらに備え、前記発光部品の発光面は前記可撓性基板が折り曲げられることによって、前記導光体の入光面に対向する位置に配置されることを特徴とする液晶装置。
- 請求1項から請求項6のいずれか1つに記載の液晶装置において、前記発光部品はパルス状電流によって駆動され、当該発光部品の光量はパルス幅変調方式で制御されることを特徴とする液晶装置。
- 請求項1から請求項7のいずれか1つに記載の液晶装置を有することを特徴とする電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007197023A JP2009031618A (ja) | 2007-07-30 | 2007-07-30 | 液晶装置及び電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007197023A JP2009031618A (ja) | 2007-07-30 | 2007-07-30 | 液晶装置及び電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009031618A true JP2009031618A (ja) | 2009-02-12 |
Family
ID=40402176
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007197023A Withdrawn JP2009031618A (ja) | 2007-07-30 | 2007-07-30 | 液晶装置及び電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009031618A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010259708A (ja) * | 2009-05-11 | 2010-11-18 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機の演出役物 |
US8382358B2 (en) | 2009-11-27 | 2013-02-26 | Au Optronics Corporation | Double-side display panel with backlight module used therein and manufacture method thereof |
CN108241241A (zh) * | 2016-12-27 | 2018-07-03 | 精工爱普生株式会社 | 显示装置用电路基板、显示装置以及电子设备 |
-
2007
- 2007-07-30 JP JP2007197023A patent/JP2009031618A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010259708A (ja) * | 2009-05-11 | 2010-11-18 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機の演出役物 |
US8382358B2 (en) | 2009-11-27 | 2013-02-26 | Au Optronics Corporation | Double-side display panel with backlight module used therein and manufacture method thereof |
TWI393961B (zh) * | 2009-11-27 | 2013-04-21 | Au Optronics Corp | 具雙面顯示功能之顯示裝置、其背光模組及製造方法 |
CN108241241A (zh) * | 2016-12-27 | 2018-07-03 | 精工爱普生株式会社 | 显示装置用电路基板、显示装置以及电子设备 |
JP2018106067A (ja) * | 2016-12-27 | 2018-07-05 | セイコーエプソン株式会社 | 表示装置用回路基板、表示装置および電子機器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7580103B2 (en) | Electro-optical device, method of mounting wiring substrate, and electronic apparatus | |
JP4360405B2 (ja) | 電気光学装置及び電子機器 | |
KR100590984B1 (ko) | 전기 광학 장치용 기판, 전기 광학 장치 및 전자 기기 | |
JP2006133555A (ja) | 電気光学装置及び電子機器 | |
JP4760571B2 (ja) | 液晶装置、照明装置及び電子機器 | |
JP4297021B2 (ja) | 電気光学装置、照明装置及び電子機器 | |
JP2009031618A (ja) | 液晶装置及び電子機器 | |
JP3611449B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP2009031464A (ja) | 液晶装置及び電子機器 | |
JP2006184383A (ja) | 電気光学装置および電子機器 | |
JP2006284978A (ja) | 電気光学装置及び電子機器 | |
JP2005292284A (ja) | 実装構造体、電気光学装置、および電子機器 | |
JP2006171388A (ja) | 電気光学装置および電子機器 | |
JP2006139020A (ja) | 電気光学装置及び電子機器 | |
JP4701904B2 (ja) | 電気光学装置及び電子機器 | |
JP2004152984A (ja) | 配線基板、電気光学装置及び電子機器 | |
JP2008209792A (ja) | 液晶表示装置 | |
JP4470793B2 (ja) | 電気光学装置及び電子機器 | |
JP2005283829A (ja) | 電気光学装置、および電子機器 | |
JP2006140078A (ja) | 照明装置、電気光学装置及び電子機器 | |
JP2006058340A (ja) | 電気光学装置用基板、電気光学装置及び電子機器 | |
JP2006030829A (ja) | 電気光学装置および電子機器 | |
JP2006276584A (ja) | 電気光学装置、配線基板の実装方法及び電子機器 | |
JP2005181604A (ja) | カラーフィルタ基板、液晶表示装置及び電子機器 | |
JP2006039449A (ja) | 電気光学装置、配線基板および電子機器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20101005 |