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JP2009027224A - 印刷システム、画像処理装置、色補正装置、画像処理方法、色補正方法、画像処理プログラム、および色補正プログラム - Google Patents

印刷システム、画像処理装置、色補正装置、画像処理方法、色補正方法、画像処理プログラム、および色補正プログラム Download PDF

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JP2009027224A
JP2009027224A JP2007185314A JP2007185314A JP2009027224A JP 2009027224 A JP2009027224 A JP 2009027224A JP 2007185314 A JP2007185314 A JP 2007185314A JP 2007185314 A JP2007185314 A JP 2007185314A JP 2009027224 A JP2009027224 A JP 2009027224A
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建司 長尾
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Abstract

【課題】モノクロ印刷であっても、色付きの文字であることを容易に判断可能な印刷出力を得ることができる印刷システム、画像処理装置、色補正装置、画像処理方法、色補正方法、画像処理プログラム、および色補正プログラムを提供すること。
【解決手段】色付き文字を含む印刷ジョブをプリンタ3に出力するホストコンピュータ2と、文字の色と線種とを予め対応付けた所定の色対応規則に基づき、色付き文字の色に対応する線種の色指定線が付与された色付き文字の画像をモノクロ印刷するプリンタ3と、を備える。プリンタ3のモノクロ印刷物は、色付き文字に色指定線が付与されているので、この色指定線により、色付きの文字であることを容易に判断することができる。
【選択図】図1

Description

モノクロ印刷を行う印刷システム、画像処理装置、色補正装置、画像処理方法、色補正方法、画像処理プログラム、および色補正プログラムに関する。
近年、カラー画像を印刷可能なカラープリンタが広く普及する一方で、コストの制約などのため、モノクロ印刷に対する需要も依然として残っており、カラー画像のデータに対してモノクロ印刷を行うような場合も多い。
カラー画像データをモノクロ印刷する際、カラー画像データをモノクロ印刷用の画像データに変換するモノクロ変換が行われる。典型的なモノクロ変換方法としては、カラー画像データを構成する各画素のRGB値をグレー値に変換する方法がある(例えば、特許文献1参照)。具体的には、輝度変換式である次式(1)に従ってRGB値を輝度に対応するグレー値Grに変換する。グレー値で表される濃淡画像を印刷することにより、カラー画像を濃淡で表現したモノクロ印刷が行われる。なお、式(1)におけるグレー値Grの値が大きいほど低濃度、グレー値の値が小さいほど高濃度に対応する。
Gr=0.3R+0.59G+0.11B
(ただし、Rは赤、Gは緑、Bは青の画素値、Grはグレー値)…(1)
特開2002−252773号公報
しかしながら、モノクロ印刷では、色指定のある文字(以下、「色付き文字」という)を印刷した場合に、印刷物の濃淡画像から色付き文字の色を正確に読み取ることが困難になってしまうという課題がある。例えば、青色に対応するグレー値は比較的小さい値となるため、青色の色付き文字をモノクロ印刷した場合、高濃度の文字が印刷されることになる。このため、元々黒の文字をモノクロ印刷した文字との濃度差が小さくなり、モノクロ印刷された文字が青の色付き文字であることが、ユーザにとって分かり難くなってしまう。プリンタに印刷させる文書を作成する者の意図としては、読者に対して強調しようとする文字を色付き文字とすることが多いので、モノクロ印刷によって色付き文字であることが読み手に伝わらなくなることは、大変不都合である。
また、例えば、黄色に対応するグレー値は比較的大きい値となるため、黄色の色付き文字をモノクロ印刷した場合には低濃度の文字が印刷されることになる。さらに、モノクロ印刷を行うプリンタの階調特性によっては、低濃度の文字を好適な濃度で出力することが困難なこともある。これらのことから、モノクロ印刷においては、色付き文字の視認性が低くなってしまうという課題もある。
本発明は、上述の課題の少なくとも1つを解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]色付き文字を含む入力画像を表す入力データに基づき、印刷データを生成する画像処理装置と、前記印刷データに従って印刷媒体にモノクロ印刷を行う印刷装置と、を備える印刷システムであって、前記画像処理装置は、文字の色と線種とを予め対応付けた色対応規則に基づき、前記色付き文字の色に対応する線種の色指定線を、前記色付き文字に付与する色指定線付与手段と、前記色指定線が付与された色付き文字を含む入力画像に対応する前記印刷データを生成する印刷データ生成手段と、を備えることを特徴とする印刷システム。
この構成によれば、印刷媒体にモノクロ印刷される色付き文字には、色対応規則に従う線種の色指定線が付与されるので、印刷媒体に印刷された文字のうちの色付き文字を、色指定線から容易に判断することが可能となる。また、色付き文字には色指定線が付与されているため、モノクロ印刷であっても色付き文字が強調された印刷出力を得ることが可能である。
[適用例2]上記印刷システムにおいて、前記印刷装置により印刷された印刷媒体を読み取り、読取画像を表す読取画像データを生成する読取装置と、前記読取画像データの読取画像における前記色指定線が付与された文字の色を、前記色対応規則に基づき前記色指定線に対応する色に補正する色補正装置と、をさらに備えることを特徴とする印刷システム。
この構成によれば、モノクロ印刷された印刷媒体を読み取った読取画像における色指定線が付与された文字の色が、色対応規則に基づき色指定線の線種に対応する色に補正されることにより、色付き文字の色を復元することができる。
[適用例3]色付き文字を含む入力画像を表す入力データに基づき、モノクロ印刷するための印刷データを生成する画像処理装置であって、文字の色と線種とを予め対応付けた色対応規則に基づいて、前記色付き文字の色に対応する線種の色指定線を、前記色付き文字に付与する色指定線付与手段と、前記色指定線が付与された色付き文字を含む入力画像に対応する前記印刷データを生成する印刷データ生成手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
この構成によれば、色付き文字には色対応規則に従う線種の色指定線が付与された印刷データを得ることができる。この印刷データによれば、色指定線により色付き文字を容易に判断可能なモノクロ印刷を行うことができる。
[適用例4]上記画像処理装置において、前記色付き文字の色をモノクロ印刷における濃度最大の色に変換する文字色変換手段、をさらに含むことを特徴とする画像処理装置。
この構成によれば、色付き文字が濃度最大の文字としてモノクロ印刷されるので、モノクロ印刷において色付き文字の濃度が低下することによる、色付き文字の視認性が低下することを防ぐことができる。
[適用例5]上記画像処理装置において、前記色指定線付与手段は、前記色付き文字を囲むように前記色指定線を付与することを特徴とする画像処理装置。
この構成によれば、モノクロ印刷された色付き文字は色指定線により囲まれるため、色付き文字の範囲が色指定線により示されるようになる。
[適用例6]上記画像処理装置において、前記色対応規則は、複数の色について定められ、前記複数の色の各々に対応付けられる色指定線は、前記複数の色における色相の順番に応じて、実線部の長さと非実線部の長さの比が定められた破線であることを特徴とする画像処理装置。
この構成によれば、色相の順番に応じて破線における実線部の長さと非実線部の長さの比が決められているので、実線部の長さと非実線部の長さの比が互いに近い2つの破線間では、それぞれの破線に対応する色の間の色相差が小さくなる。このため、破線の実線部および非実線部の長さの比の読み取りに誤差が生じても、本来判断すべき色との色相差が小さくなり、本来判断すべき色に近い色と判断することができるようになる。
[適用例7]文字の色を補正する色補正装置であって、文字の色と線種とを予め対応付けた色対応規則に基づく色指定線が付与された文字を含むモノクロ画像を表す画像データが入力される画像データ入力部と、前記モノクロ画像における前記色指定線が付与された文字の色を、前記色対応規則に基づき前記色指定線の線種に対応する色に補正する文字色補正手段と、を備えることを特徴とする色補正装置。
この構成によれば、モノクロ画像における色指定線が付与された文字の色が、色対応規則に基づき色指定線の線種に対応する色に補正されることにより、モノクロ画像に含まれる文字に色を付けることができる。例えば、上記画像処理装置が生成した印刷データに従ってモノクロ印刷された画像に対して本色補正装置が処理を行うことにより、色付き文字の色を復元することが可能となる。
[適用例8]上記色補正装置において、前記入力された画像データが表す画像から前記色指定線を除去する除去手段、をさらに備えることを特徴とする色補正装置。
この構成によれば、色指定線が付与された文字を含むモノクロ画像から色指定線が除去されるので、色指定線が付与される前の画像をより忠実に復元することができる。
[適用例9]上記色補正装置において、線が付与された文字を含む画像が印刷された印刷媒体を読み取り、前記読み取った画像のデータを前記画像データ入力部に入力する読取部と、前記文字色補正手段により色補正された画像をカラー印刷するカラー印刷部と、をさらに備えることを特徴とする色補正装置。
この構成によれば、読取部に読み取られた画像に含まれる線が付与された文字が、線に対応する色に補正され、補正された色の文字がカラー印刷される。例えば、上記画像処理装置により生成された印刷データに従ってモノクロ印刷し、さらにモノクロ印刷された印刷媒体を読取部が読み取った場合、色付き文字の色を復元した複写が実現される。
[適用例10]色付き文字を含む入力画像を表す入力データに基づき、モノクロ印刷するための印刷データを生成する画像処理方法であって、文字の色と線種とを予め対応付けた色対応規則に基づいて、前記色付き文字の色に対応する線種の色指定線を、前記色付き文字に付与するステップと、前記色指定線が付与された色付き文字を含む入力画像に対応する前記印刷データを生成するステップと、を備えることを特徴とする画像処理方法。
この画像処理方法によれば、色付き文字に色指定線が付与された印刷データを生成することができる。この印刷データに従ってモノクロ印刷された印刷物は、モノクロ印刷物であっても、色付きの文字であることを容易に判断することが可能である。
[適用例11]文字の色を補正する色補正方法であって、文字の色と線種とを予め対応付けた色対応規則に基づく色指定線が付与された文字を含むモノクロ画像を表す画像データに対して、前記モノクロ画像における前記色指定線が付与された文字の色を、前記色対応規則に基づき前記色指定線の線種に対応する色に補正する処理を行うステップ、を備えることを特徴とする色補正方法。
この色補正方法によれば、モノクロ画像における色指定線が付与された文字の色を復元することができる。
[適用例12]色付き文字を含む入力画像を表す入力データに基づき、モノクロ印刷するための印刷データを生成する画像処理プログラムであって、コンピュータを、文字の色と線種とを対応付けた色対応規則情報を予め記憶する記憶部にアクセスして、前記色対応規則情報に基づき、前記色付き文字の色に対応する線種の色指定線を、前記色付き文字に付与する色指定線付与手段、前記色指定線が付与された色付き文字を含む入力画像に対応する前記印刷データを生成する印刷データ生成手段、として機能させることを特徴とする画像処理プログラム。
この画像処理プログラムによれば、色付き文字に色指定線が付与された印刷データを生成することができる。この印刷データに従ってモノクロ印刷された印刷物は、モノクロ印刷物であっても、色付きの文字であることを容易に判断することが可能である。
[適用例13]文字の色を補正するための色補正プログラムであって、コンピュータを、文字の色と線種とを予め対応付けた色対応規則に基づく色指定線が付与された文字を含むモノクロ画像を表す画像データに対して、前記色対応規則を示す色対応規則情報を予め記憶する記憶部にアクセスして、前記色対応規則情報に基づき、前記色指定線が付与された文字の色を前記色指定線の線種に対応する色に補正する処理を行う文字色補正手段、として機能させることを特徴とする色補正プログラム。
この色補正プログラムによれば、モノクロ画像における色指定線が付与された文字の色を復元することができる。
(第1の実施例)
以下、本発明の実施の形態に係る第1の実施例について図面を参照して説明する。
図1は、第1の実施例に係る印刷システムの概略構成を示した図である。図1に示すように、印刷システム1は、ホストコンピュータ2と、プリンタ3と、複写装置(色補正装置)4と、を備えている。本実施例では、プリンタ3は、黒の単色トナーを用いて電子写真方式の画像形成を行うモノクロプリンタである。一方の複写装置4は、カラーコピーが可能であり、詳細は後述するが、プリンタ3によってモノクロ印刷された用紙Sをさらに複写するために用いられるものである。以下、印刷システム1の各構成について説明する。
まず、ホストコンピュータ2について説明する。ホストコンピュータ2は、汎用のパーソナルコンピュータなどであり、プリンタ3とデータ通信可能に接続されている。ホストコンピュータ2は、テキスト、イメージ、グラフィックなどのオブジェクトを含む印刷対象の画像をPDL(Page Description Language)で記述した印刷ジョブ(入力データ)を生成するプリンタドライバ20を備えている。プリンタドライバ20は、印刷ジョブをプリンタ3に出力することにより印刷を制御する。
次に、プリンタ3について説明する。図2は、プリンタの構成を示したブロック図である。図2に示すように、プリンタ3は、プリンタ3を制御するプリントコントローラ(画像処理装置)30と、プリントコントローラ30からの制御を受けて印刷を行うプリントエンジン(印刷装置)31とを備えている。プリントエンジン31は、電子写真方式の画像形成を行うエンジンであり、感光体ドラム、感光体ドラム表面を露光する露光装置、黒のトナーを収容したトナーカートリッジ、露光像をトナーで現像する現像装置、トナー像を用紙に転写する転写ローラ、トナー像を用紙に定着させる定着装置などの構成を有する(図示なし)。
プリントコントローラ30は、CPU300と、ROM301と、RAM302と、ホストコンピュータ2と接続された入力インターフェイス(以下、「入力I/F」という)303と、色変換部304と、描画処理部305と、ハーフトーン処理部306と、エンジンインターフェイス(以下、「エンジンI/F」という)307とを有する。これらの各構成はバスに接続され、相互にデータ授受可能になっている。
ROM301には、モノクロ印刷における画像処理を行うための画像処理プログラムや後述する色対応規則テーブル(色対応規則情報)が予め記録されている。RAM302は、ワーキングメモリや、描画処理で用いる展開バッファなどとして用いられる汎用のメモリである。CPU300は、プリンタ3の主制御装置であり、印刷ジョブに応じて印刷を制御するための各種処理を行う。
色変換部304は、印刷ジョブに記述されたオブジェクトに対して式(1)に示すグレー変換によるモノクロ変換を行う部分である。描画処理部305は、モノクロ変換されたオブジェクトを描画することにより、展開バッファに印刷画像を展開する描画処理を行う部分である。ハーフトーン処理部306は、展開された印刷画像に対してハーフトーン処理を行い、プリントエンジン31が形成するドットに対応する網点データ(印刷データ)に変換する部分である。なお、色変換部304、描画処理部305およびハーフトーン処理部306の構成が、請求項に記載の印刷データ生成手段に対応する。
エンジンI/F307は、ハーフトーン処理後の網点データに従ってプリントエンジン31による印刷動作を制御する部分である。具体的には、エンジンI/F307は、ハーフトーン処理後のデータに対してパルス幅変調を施すことによりプリントエンジン31が処理可能な画像信号に変換し、変換された画像信号をプリントエンジン31に供給する。プリントエンジン31は、供給された画像信号に従って露光・現像・転写・定着による画像形成を実行することにより、印刷を行う。
ここで、式(1)によるモノクロ変換では、モノクロ印刷において色の違いを好適に表現できないことがある。例えば、青に対応するグレー値が小さくなるので、青に色指定されたオブジェクトの印刷結果とグレー値の値が「0」となる黒のオブジェクトの印刷結果との間で、濃度の違いが小さくなる。そのため、ユーザにとっては、モノクロ印刷物からオブジェクトが色指定されたものであることを判断することが困難になってしまう。すなわち、青に色指定されたオブジェクトのモノクロ印刷結果を、色指定のない黒のオブジェクトと読み違えてしまうことがある。さらに、プリンタの階調出力特性の影響を受けて、色の違いが濃度の違いとして適切に出力されずに、判断がさらに困難になることも懸念される。このように、モノクロ印刷された印刷物では、色指定されたオブジェクトであることがユーザに伝わり難くなることがあった。特に、テキストについては、プリンタに印刷させる文書を作成する者の意図としては、読者に対して強調しようとする文字を色付き文字とするので、モノクロ印刷によって色付き文字であることが読み手に伝わらなくなくなってしまうことは、大変不都合であった。
そこで、本実施例のプリンタ3は、色指定線付与部(色指定線付与手段)110および文字色変換部(文字色変換手段)120を有している。なお、これらの構成は、プリントコントローラ30のCPU300がROM301に記録された画像処理プログラムを読み出して実行することにより機能するものである。以下、これらの各構成が行う処理について説明する。
色指定線付与部110は、色付き文字に対して、所定のルール(以下、「色対応規則」という)に従って色に対応する線種の線(以下、「色指定線」という)を付与する処理を行う。ここでいう色付き文字とは、印刷ジョブにおいて黒以外の色に指定されたテキストである。色対応規則とは、文字の色と、色指定線の線種とを1対1に対応付けた取り決めであり、対応付けを示すデータは色対応規則テーブルとしてROM301に予め記録されている。具体的には、色指定線付与部110は、展開バッファに展開された印刷画像に対して、描画処理部305に色指定線をさらに描画させることにより、色指定線を付与する。なお、この色指定線は、モノクロ印刷の印刷物であっても、色付き文字であることを視覚的に判断できるようにするためのものである。
ここで、色対応規則について説明する。図3は、色対応規則を示す色対応規則テーブルの一例を示している。図3の例では、文字の色の各々に対応する色指定線は全て破線である。また、説明の便宜のため、図3においては、破線における実線部分の長さと非実線部分の長さの比を括弧内に示した。例えば、色対応規則テーブルTLによれば、文字の色「緑」に対応する色指定線は、実線部と非実線部の長さの比が「1:2」であり、実線部と、実線部分の長さに対して2倍の長さの非実線部とを交互に並べた破線となる。同様に、文字の色「青」、「シアン」、「マゼンタ」、「イエロー」についても順に、実線部分の長さと非実線部分の長さの比が「2:1」、「1:1」、「5:1」、「1:5」の破線に対応付けられている。文字の色「赤」に対しては、実線部と非実線部の長さの比が「1:0」の破線、すなわち実線に対応付けられている。
色対応規則においては、各破線における実線部長さと非実線部長さの比は、対応する色の色相の順番に従って定められている。図3の色対応規則に規定された色を、LCH表色系などの色空間における色相角の順に並べると、イエロー・緑・シアン・青・マゼンタ・赤となる。このうち、イエローは、実線部と非実線部の長さの比が「1:5」であり、実線部の割合が最も小さくなっている。次に、緑は、実線部と非実線部の長さの比が「1:2」であり、実線部の割合はイエローの次に小さい。同様にして、シアン、青、マゼンタの順に実線部の割合が順次大きくなり、赤で実線部の割合が最大となる。このように、色相角が大きい色ほど実線部の割合が大きくなるように、文字の色と破線とが対応付けられている。
文字色変換部120は、色付き文字に対して、文字が読み取り易い濃度となるよう、文字自体の色を、モノクロ印刷における濃度最大の色である黒に色変換する処理を行う。具体的には、文字色変換部120は、色付き文字を展開バッファに展開する際、描画処理部305に黒の色付き文字として展開バッファに展開させることにより色付き文字の色を変換する。
こうして、印刷ジョブに記述された色付き文字のオブジェクトは、色指定線付与部110および文字色変換部120により、色指定線が付与された黒文字のオブジェクトとして描画される。したがって、本プリンタ3では、印刷ジョブに記述された色付き文字は、色指定線が付与された黒文字としてモノクロ印刷される。
次に、複写装置4について説明する。複写装置4は、プリンタ3によってモノクロ印刷された用紙を複写する際に用いられる。図4は、複写装置の構成を示したブロック図である。図4に示すように、複写装置4は、複写を制御するコピーコントローラ40と、原稿の用紙を読み取るスキャンエンジン(読取部)41と、カラー印刷可能なプリントエンジン(カラー印刷部)42とを備える。
コピーコントローラ40は、CPU400と、ROM401と、RAM402と、色変換部403と、ハーフトーン処理部404と、スキャナインターフェイス(以下、「スキャナI/F」という)405と、プリントインターフェイス(以下、「プリントI/F」という)406とを有している。
CPU400は、複写装置4の主制御装置である。ROM401には、色補正プログラムや、プリンタに記録されているものと同じ色対応規則テーブルTLが予め記録されている。RAM402は、ワーキングメモリなどとして用いられる汎用のメモリである。
スキャナI/F405は、スキャンエンジン41の動作を制御する部分であり、原稿台(図示なし)に載置された用紙をスキャンエンジン41に読み取らせる処理や、スキャンエンジン41から読取画像をRGB各色のビットマップ形式で表す読取画像データを受け取る処理を行う。
色変換部403は、読取画像データを、CMYKの画像データに色変換する処理を行う。ハーフトーン処理部404は、CMYK画像データをプリントエンジン42が形成するドットに対応するデータに変換するハーフトーン処理を行う。プリントI/F406は、プリントエンジン42の動作を制御する部分である。具体的には、プリントI/F406は、ハーフトーン処理後のCMYK各色の画像データにパルス幅変調を施して、プリントエンジン42が処理可能な画像信号を生成し、この画像信号をプリントエンジン42に供給することによりプリントエンジン42にカラー印刷を行わせる処理を行う。
このように、複写装置4では、原稿台に載置された用紙を読み取って、読み取った画像をカラー印刷することにより、原稿のカラーコピーが可能である。
ここで、通常の複写装置であれば、プリンタ3によりモノクロ印刷された用紙をカラーコピーした場合、原稿自体がモノクロであるので、複写物もやはりモノクロとなる。一方、本複写装置4は、プリンタ3によりいったんモノクロ印刷された色付き文字の色を復元するため、読取画像に含まれる色指定線が付与された文字の色を補正する文字色補正部(文字色補正手段)210と、付与された色指定線を読取画像から除去する色指定線除去部(除去手段)220とを有している。すなわち、本複写装置4によれば、色指定線が付与された黒の文字の色が、色対応規則に従って付与された色指定線の線種に対応する色に補正されるとともに、色指定線が除去されることによって、色付き文字を復元した複写が行われる。なお、文字色補正部210および色指定線除去部220の各構成は、コピーコントローラ40のCPU400が、ROM401に記録された色補正プログラムを読み出して実行することにより機能するものである。
次に、以上に説明した印刷システム1において行われる処理の流れについてフローチャートに従って詳細に説明する。
まず、プリンタ3によるモノクロ印刷について、図5のフローチャートに従って説明する。プリンタ3が、プリンタドライバ20から印刷ジョブを受信すると、CPU300が図5の処理を開始する。処理を開始すると、CPU300は、受信した印刷ジョブのコードを解釈して(ステップS100)、解釈されたコードのオブジェクトが色付き文字であるか否かを判断する(ステップS110)。
色付き文字であれば(ステップS110:Yes)、CPU300は、ROM301に記録された色対応規則テーブルTLを参照して、色付き文字の色に対応する線種の色指定線、すなわち破線を選択する(ステップS120)。
次に、CPU300は、描画処理部305に命令して、選択した破線により色付き文字を囲む枠を展開バッファに書き込ませるようにして、枠を描画する(ステップS130)。次に、CPU300は、色付き文字の色を黒に変換して(ステップS140)、描画処理部305に命令して、色変換された黒の文字を展開バッファに書き込ませるようにして、黒文字を描画する(ステップS150)。黒文字を描画すると、次に、ステップS180に進む。
一方、ステップS110において、色付き文字でないと判断されると(ステップS110:No)、CPU300は、処理対象のオブジェクトの色を、式(1)に従うグレー変換によってモノクロ変換する(ステップS160)。そして、CPU300は、モノクロ変換されたオブジェクトの画像データを展開バッファに書き込んで、モノクロ変換されたオブジェクトを描画する(ステップS170)。モノクロ変換されたオブジェクトを描画すると、次に、ステップS180に進む。
ステップS150またはS170からステップS180に処理が進むと、CPU300は、印刷ジョブに記述された全オブジェクトについて描画を終了したか否かを判断する。全オブジェクトについて描画を終了していなければ(ステップS180:No)、次のオブジェクトについてのコードを解釈してから(ステップS185)、ステップS110に戻って、次のオブジェクトについて処理を行う。こうして、印刷ジョブに記述された各オブジェクトについて次々に処理を繰り返し行うようにして、全オブジェクトについて描画を終了すると(ステップS180:Yes)、CPU300は、ハーフトーン処理部306に命令して、展開バッファに展開された画像に対してハーフトーン処理を行わせる(ステップS190)。そして、エンジンI/F307に命令して、ハーフトーン処理後の画像にパルス幅変調を施させ、変調された画像信号をプリントエンジン31に出力させる(ステップS195)。これにより、色付き文字に色指定線が付与されるとともに、色付き文字の色が黒に色変換された画像がプリントエンジン31によってモノクロ印刷される。
なお、ステップS120,S130は、CPU300が色指定線付与部110として行う処理、ステップS140,S150は、CPU300が文字色変換部120として行う処理に対応する。
ここで、プリンタ3によるモノクロ印刷の印刷例について説明する。図6(a)は、通常のプリンタによりカラー印刷がなされた用紙、図6(b)は本プリンタ3によりモノクロ印刷がなされた用紙の一例を示した図である。通常のプリンタによりカラー印刷した場合、図6(a)に示すように、用紙Sには、指定色が赤の色付き文字であるオブジェクトOB1は赤、指定色が青の色付き文字であるオブジェクトOB2は青、指定色が黒の文字であるオブジェクトOB3は黒、に印刷される。一方、本プリンタ3によりモノクロ印刷した場合、図6(b)に示すように、黒文字のオブジェクトOB3についてはそのままの色で印刷される一方で、色付き文字のオブジェクトOB1,OB2の各々には、色対応規則に従う線種の枠が付与されている。すなわち、オブジェクトOB1は、赤に対応する色指定線(実線)の枠f1で囲まれている。なお、オブジェクトOB1については、下線付きの文字であるため、色付き文字および下線を囲むように枠f1が付与されている。オブジェクトOB2は、青に対応する色指定線(実線部分と非実線部分の比が「2:1」の破線)の枠f2で囲まれている。このように、本プリンタ3によれば、色付きの文字に対して周囲に色指定線の枠が描かれた印刷物を得ることができる。
また、図6(b)に示すように、指定色が赤のオブジェクトOB1、および指定色が青のオブジェクトOB2の文字自体の色は、モノクロ印刷における濃度最大である黒に印刷されている。
次に、プリンタ3がモノクロ印刷した用紙Sを、複写装置4が複写するときの処理の流れについて説明する。例えば、ユーザが、図6に示したモノクロ印刷後の用紙Sを複写装置4の原稿台にセットして、用紙がセットされた状態で複写装置4の操作パネル(図示なし)などを操作して複写指示を入力すると、図7のフローチャートに従う処理が開始される。
処理を開始すると、CPU400は、スキャナI/F405を介して、原稿台にセットされた用紙をスキャンエンジン41に読み取らせる(ステップS200)。このとき、スキャナI/F405は、スキャンエンジン41が読み取った画像信号から、読取画像を生成する。
次に、CPU400は、読取画像に枠付きの文字があるか否かを判断する(ステップS210)。ここでは、読取画像に含まれる文字を探索し、探索された文字の周囲に枠が付与されているか否かを判断することにより処理を行う。
枠付きの文字があれば(ステップS210:Yes)、CPU400は、ROM401に記録された色対応規則テーブルTLを参照して枠の線種に対応する色を選択し、探索された枠付き文字の色を、選択された色に決定する(ステップS220)。そして、枠付きの文字から枠を除去して(ステップS230)、読取画像における枠内の文字自体の色を、ステップS220において決定された色に補正する(ステップS240)。次に、CPU400は、枠付き文字の色が補正されるとともに色指定線の枠が削除された読取画像のデータをプリントI/F406を介して出力することにより、プリントエンジン42に、補正された読取画像を印刷させる(ステップS250)。
一方、ステップS210において、枠付きの文字がないと判断されると(ステップS210:No)、読取画像に対してS220〜S240の処理を行うことなく、CPU400は、読み取った読取画像のデータをプリントI/F406を介して出力することにより、プリントエンジン42に読取画像を印刷させる(ステップS250)。
ステップS250において読取画像が印刷されると、原稿台にセットされた用紙Sの複写がなされて、図7の処理を終了する。
例えば、プリンタ3によりモノクロ印刷された用紙(図6(b)参照)を、本複写装置4により複写すると、色指定線が付与されたオブジェクトOB1,2の文字色が、色指定規則に従って色指定線に対応する色に補正されるとともに色指定線の枠が削除されることにより、図6(b)に示すプリンタ3の印刷物から、図6(a)に示す通常のカラー印刷がなされた印刷物と同等の複写物が出力されることになる。
以上に述べた第1の実施例によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)プリンタ3がモノクロ印刷した用紙Sには、図6(b)に示すように、色付き文字に色指定線が付与されているので、モノクロ印刷された印刷物であっても、ユーザは、色指定線から、モノクロ印刷された色付き文字であることを容易に知ることができる。また、モノクロ印刷であっても、色指定線により色付き文字を強調した印刷出力を得ることができる。
(2)色指定線の破線の種類は、予め決められた色対応規則に従って決められているので、色対応規則を知るユーザであれば、モノクロ印刷された印刷物から、文字に指定された色を知ることができる。
(3)破線の枠が付与された色付き文字の文字自体は、モノクロ印刷における濃度最大の色に対応する黒の文字としてモノクロ印刷されるので、モノクロ印刷時に色付き文字の濃度が薄くなって文字の視認性や可読性が低下することを防ぐことができる。
(4)複写装置4は、色指定線の枠が付与された文字の色を色対応規則に基づいて補正するので、プリンタ3のモノクロ印刷物から、モノクロ印刷前における色付き文字の色、すなわち印刷ジョブに指定された色を復元した複写物を得ることができる。
(5)複写装置4は、プリンタ3のモノクロ印刷において付与された色指定線の枠を、複写において削除しているので、モノクロ印刷前の画像、すなわち印刷ジョブに記述された画像に忠実な複写物を得ることができる。すなわち、プリンタ3によるモノクロ印刷を行った場合であっても、プリンタ3に代えて通常のカラープリンタで印刷した場合の印刷物と同等の複写物を得ることが可能である。
(第2の実施例)
次に、第2の実施例について説明する。第2の実施例では、色付き文字に色指定線を付与する処理、および文字の色を黒に変換する処理を、ホストコンピュータのドライバによって行う。なお、以下では、第1の実施例と同様の構成については第1の実施例と同じ符号を付与し、詳細な説明を省略するものとする。
図8は、第2の実施例に係る印刷システムの構成を示した図である。図8に示すように、印刷システム5は、ホストコンピュータ6と、モノクロ印刷を行うプリンタ7と、モノクロ印刷された用紙Sを読み取るスキャナ8とを備えている。
ホストコンピュータ6は、CPU600と、ROM601と、RAM602と、ハードディスク(以下、「HD」という)603と、入出力インターフェイス(以下、「入出力I/F」という)604と、を有する。入出力I/F604はプリンタ7およびスキャナ8と接続されており、ホストコンピュータ6はプリンタ7およびスキャナ8とデータ通信可能である。
ホストコンピュータ6のHD603には、プリンタドライバのドライバプログラム、スキャナドライバのドライバプログラム、および色対応規則テーブルTLが記録されている。CPU600が、プリンタドライバのドライバプログラムをHD603から読み出して実行することにより、色指定線付与部110および文字色変換部120を有するプリンタドライバ100が機能する。また、CPU600が、スキャナドライバのドライバプログラムをHD603から読み出して実行することにより、文字色補正部210および色指定線除去部220を有するスキャナドライバ200が機能する。
なお、ドライバプログラムは記録媒体に記録された形態でホストコンピュータ6に供給される。記録媒体の例としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、DVD−ROMなどの光ディスク、光磁気ディスク、メモリカード、携帯型ハードディスクなど、コンピュータ読み取り可能な種々の記録媒体が挙げられる。もっとも、ホストコンピュータ6が、電気通信回線を介してサーバからドライバプログラムをダウンロードして、HD603にプログラムを記録していてもよい。
プリンタドライバ100は、アプリケーション(図示なし)などから受け取った印刷対象とする画像に含まれる色付き文字に対して、色指定線付与部110によりHD603に記録された色対応規則テーブルTLを参照して色指定線を付与するとともに、文字色変換部120により文字の色を黒に色変換して、色指定線の付与および色変換がなされた画像の印刷ジョブ(印刷データ)を生成する。生成した印刷ジョブをプリンタ7に出力することにより、図6(b)に例として示したように、色指定線が付与され、且つ色付き文字の色が黒に補正された画像をプリンタ7にモノクロ印刷させる。
スキャナドライバ200は、スキャナ8を制御して、プリンタ7が印刷した用紙を読み取らせ、読み取った読取画像のデータをスキャナ8から受信する。そして、受信した読取画像に対して、文字色補正部210によりHD603に記録された色対応規則テーブルTLを参照して色付き文字の色を復元するとともに、色指定線除去部220により色指定線を除去する。こうして、モノクロ印刷された用紙Sから、色付き文字の色を復元した画像データを得ることができる。
以上に説明した第2の実施例によれば、第1の実施例と同様の効果を得ることができる。
以上、第1の実施例および第2の実施例について説明したが、本印刷システムはこれに限られることなく、以下の変形例とすることもできる。
(変形例1)上記第1,2の実施例では、色付き文字に対して付与する線を破線としているが、付与する色指定線の線種はこれに限られない。例えば、実線を付与するようにしてもよい。この場合、図9(a)の色対応規則テーブルTLに示すように、文字の色と、色指定線の線幅とを対応付けることが望ましい。また、波線を付与するようにしてもよい。この場合、図9(b)の色対応規則テーブルTLに示すように、文字の色と波線の周期とを対応付けることが望ましい。さらに、色指定線としては、2重線やジグザグ状の線を用いてもよい。もっとも、1つの色対応規則テーブルTLにおいて、破線、実線、波線などの様々な線種の線を用いるようにしてもよい。
(変形例2)上記第1,2の実施例では、色対応規則により赤・緑・青・シアン・マゼンタ・イエローの6色について対応付けた例について説明したが、色数を6色よりさらに増やしてもよい。もっとも、6色未満の色数でもよい。例えば、強調すべき文字に対して比較的頻繁に用いられる赤についてのみ色指定線と対応付けるようにしてもよい。また、色対応規則に定義されていない色の色付き文字に対しては、色相が最も近い色の色指定線を付与するようにしてもよい。
(変形例3)上記第1,2の実施例では、色対応規則における色の色相と破線とを対応付けるようにしたが、彩度や明度、あるいは色度座標などと対応付けるようにしてもよい。
(変形例4)上記第1,2の実施例では、色付き文字に対して枠状の色指定線を付与したが、色指定線の形状はこれに限られない。例えば、色付き文字の下部または上部に色指定線を付与するようにしてもよいし、色付き文字を挟み込む括弧状の色指定線を付与してもよい。
(変形例5)上記第1の実施例および第2の実施例では、色指定線付与部110および文字色変換部120、並びに文字色補正部210および色指定線除去部220の機能をソフトウェアにより実現する例について説明したが、ハードウェアにより上記の機能を実現してもよい。また、上記第1の実施例では、描画処理、色変換処理、およびハーフトーン処理をハードウェアで行う例について説明したが、ソフトウェアで行うようにしてもよい。
(変形例6)上記第1の実施例では、印刷装置としてのプリンタがモノクロプリンタである場合を例として説明したが、カラー印刷可能なプリンタによってモノクロ印刷を行う場合に適用することもできる。また、上記第1の実施例では、電子写真方式のプリンタを例にして説明したが、インクジェット方式や熱転写方式など、他の印刷方式のプリンタであってもよい。モノクロ印刷を行う印刷装置としては複写機や、デジタル複合機や、ファクシミリ装置であってもよい。
第1の実施例に係る印刷システムの概略構成を示した図。 プリンタの構成を示したブロック図。 色対応規則を示す色対応規則テーブルの一例を示した図。 複写装置の構成を示したブロック図。 モノクロ印刷の処理の流れを示したフローチャート。 モノクロ印刷の印刷例を示した図であり、(a)は通常のプリンタによりカラー印刷がなされた用紙、(b)は本プリンタによりモノクロ印刷がなされた用紙の一例を示した図。 複写の処理の流れを示したフローチャート。 第2の実施例に係る印刷システムの構成を示した図。 第1の変形例の説明図であり、(a)、(b)は色対応規則テーブルの一例を示した図。
符号の説明
1…第1の実施例に係る印刷システム、2…ホストコンピュータ、3…プリンタ、4…色補正装置としての複写装置、5…第2の実施例に係る印刷システム、6…画像処理装置および色補正装置としてのホストコンピュータ、7…印刷装置としてのプリンタ、8…読取装置としてのスキャナ、20…プリンタドライバ、30…画像処理装置としてのプリントコントローラ、31…印刷装置としてのプリントエンジン、40…コピーコントローラ、41…読取部としてのスキャンエンジン、42…カラー印刷部としてのプリントエンジン、100…印刷データ生成手段としてのプリンタドライバ、110…色指定線付与手段としての色指定線付与部、120…文字色変換手段としての文字色変換部、200…スキャナドライバ、210…文字色補正手段としての文字色補正部、220…除去手段としての色指定線除去部、303…入力インターフェイス、305…描画処理部、405…画像データ入力部としてのスキャナインターフェイス、S…用紙、TL…色対応規則情報としての色対応規則テーブル。

Claims (13)

  1. 色付き文字を含む入力画像を表す入力データに基づき、印刷データを生成する画像処理装置と、前記印刷データに従って印刷媒体にモノクロ印刷を行う印刷装置と、を備える印刷システムであって、
    前記画像処理装置は、
    文字の色と線種とを予め対応付けた色対応規則に基づき、前記色付き文字の色に対応する線種の色指定線を、前記色付き文字に付与する色指定線付与手段と、
    前記色指定線が付与された色付き文字を含む入力画像に対応する前記印刷データを生成する印刷データ生成手段と、を備えることを特徴とする印刷システム。
  2. 請求項1に記載の印刷システムにおいて、
    前記印刷装置により印刷された印刷媒体を読み取り、読取画像を表す読取画像データを生成する読取装置と、
    前記読取画像データの読取画像における前記色指定線が付与された文字の色を、前記色対応規則に基づき前記色指定線に対応する色に補正する色補正装置と、をさらに備えることを特徴とする印刷システム。
  3. 色付き文字を含む入力画像を表す入力データに基づき、モノクロ印刷するための印刷データを生成する画像処理装置であって、
    文字の色と線種とを予め対応付けた色対応規則に基づいて、前記色付き文字の色に対応する線種の色指定線を、前記色付き文字に付与する色指定線付与手段と、
    前記色指定線が付与された色付き文字を含む入力画像に対応する前記印刷データを生成する印刷データ生成手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項3に記載の画像処理装置において、
    前記色付き文字の色を、モノクロ印刷における濃度最大の色に変換する文字色変換手段、をさらに含むことを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項3または4に記載の画像処理装置において、
    前記色指定線付与手段は、前記色付き文字を囲むように前記色指定線を付与することを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項5に記載の画像処理装置において、
    前記色対応規則は、複数の色について定められ、
    前記複数の色の各々に対応付けられる色指定線は、前記複数の色における色相の順番に応じて、実線部の長さと非実線部の長さの比が定められた破線であることを特徴とする画像処理装置。
  7. 文字の色を補正する色補正装置であって、
    文字の色と線種とを予め対応付けた色対応規則に基づく色指定線が付与された文字を含むモノクロ画像を表す画像データが入力される画像データ入力部と、
    前記モノクロ画像における前記色指定線が付与された文字の色を、前記色対応規則に基づき前記色指定線の線種に対応する色に補正する文字色補正手段と、を備えることを特徴とする色補正装置。
  8. 請求項7に記載の色補正装置において、
    前記入力された画像データが表す画像から前記色指定線を除去する除去手段、をさらに備えることを特徴とする色補正装置。
  9. 請求項7または8に記載の色補正装置において、
    線が付与された文字を含む画像が印刷された印刷媒体を読み取り、前記読み取った画像のデータを前記画像データ入力部に入力する読取部と、
    前記文字色補正手段により色補正された画像をカラー印刷するカラー印刷部と、をさらに備えることを特徴とする色補正装置。
  10. 色付き文字を含む入力画像を表す入力データに基づき、モノクロ印刷するための印刷データを生成する画像処理方法であって、
    文字の色と線種とを予め対応付けた色対応規則に基づいて、前記色付き文字の色に対応する線種の色指定線を、前記色付き文字に付与するステップと、
    前記色指定線が付与された色付き文字を含む入力画像に対応する前記印刷データを生成するステップと、を備えることを特徴とする画像処理方法。
  11. 文字の色を補正する色補正方法であって、
    文字の色と線種とを予め対応付けた色対応規則に基づく色指定線が付与された文字を含むモノクロ画像を表す画像データに対して、
    前記モノクロ画像における前記色指定線が付与された文字の色を、前記色対応規則に基づき前記色指定線の線種に対応する色に補正する処理を行うステップ、を備えることを特徴とする色補正方法。
  12. 色付き文字を含む入力画像を表す入力データに基づき、モノクロ印刷するための印刷データを生成する画像処理プログラムであって、
    コンピュータを、
    文字の色と線種とを対応付けた色対応規則情報を予め記憶する記憶部にアクセスして、前記色対応規則情報に基づき、前記色付き文字の色に対応する線種の色指定線を、前記色付き文字に付与する色指定線付与手段、
    前記色指定線が付与された色付き文字を含む入力画像に対応する前記印刷データを生成する印刷データ生成手段、として機能させることを特徴とする画像処理プログラム。
  13. 文字の色を補正するための色補正プログラムであって、
    コンピュータを、
    文字の色と線種とを予め対応付けた色対応規則に基づく色指定線が付与された文字を含むモノクロ画像を表す画像データに対して、
    前記色対応規則を示す色対応規則情報を予め記憶する記憶部にアクセスして、前記色対応規則情報に基づき、前記色指定線が付与された文字の色を前記色指定線の線種に対応する色に補正する処理を行う文字色補正手段、として機能させることを特徴とする色補正プログラム。
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