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JP2009020943A - 磁気テープ、磁気テープカートリッジ、磁気テープドライブ、磁気ヘッドのトラッキング制御方法およびサーボライタ - Google Patents

磁気テープ、磁気テープカートリッジ、磁気テープドライブ、磁気ヘッドのトラッキング制御方法およびサーボライタ Download PDF

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JP2009020943A
JP2009020943A JP2007181740A JP2007181740A JP2009020943A JP 2009020943 A JP2009020943 A JP 2009020943A JP 2007181740 A JP2007181740 A JP 2007181740A JP 2007181740 A JP2007181740 A JP 2007181740A JP 2009020943 A JP2009020943 A JP 2009020943A
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Takahiro Ishioroshi
高洋 石下
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Fujifilm Corp
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Abstract

【課題】磁気テープにおいて、高速応答を可能にするとともに、磁気テープの記録面を有効に利用して大記憶容量化が可能にする。
【解決手段】テープTの幅方向に山形または谷形の信号強度分布を有するサーボトラックSTを少なくとも一つ備えて磁気テープMTを構成する。サーボトラックSTは、例えば、幅方向に向いた磁気モーメント41が一つ配置されるように構成される。そして、サーボトラックSTの幅よりも小さい読取幅を有する誘導型のサーボ信号読取素子SRa,SRbによりサーボトラックSTからサーボ信号を読み取り、このサーボ信号の出力に応じて磁気ヘッドHをトラッキング制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、磁気テープ、磁気テープカートリッジ、磁気テープドライブ、磁気ヘッドのトラッキング制御方法およびサーボライタに関する。
近年、磁気テープは、高記録密度化に伴い、データトラックの幅が極めて狭くなっている。この狭いデータトラックに精度良く磁気ヘッドの記録または再生素子を追従させるため、磁気テープには予めデータトラックの基準位置を示すサーボ信号が書き込まれている。
サーボ信号は、磁気テープに設定されたサーボトラック内に書き込まれている。例えば特許文献1に開示されたように、サーボトラック内には、ハの字形の磁気パターン(以下、「サーボパターン」という。)が、磁気テープの長手方向に繰り返し書き込まれている。
特許文献1に記載のサーボパターンは、磁気テープドライブ内において、ハの字の幅よりも小さな幅のサーボ信号読取素子を有する磁気ヘッドで読み取られることで、断続的にパルス信号を発生させる。そして、発生したパルス信号の時間的間隔により、磁気ヘッドのトラッキング位置(磁気テープの幅方向についての位置)を演算し、磁気ヘッドの位置を制御している。
また、他の磁気テープのトラッキング制御方法として、特許文献2のように、2つのサーボトラックを有し、この2つのサーボトラックに対応して2つのサーボ信号読取用のヘッドを設け、2つのサーボ信号読取用のヘッドが読み取ったサーボ信号の強度に応じて磁気ヘッドをトラッキングしているものが知られている。
なお、従来技術のサーボパターンにおいては、磁気モーメントの方向が磁気テープの長手方向に沿って形成されていた。
特開2003−168269号公報 特開平5−46961号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたような、いわゆるタイミングベーストサーボ方式の場合、磁気テープの長手方向に離れた複数のサーボパターンを読み取らなければ磁気ヘッドのトラッキング位置を取得(演算)することができない。そのため、磁気テープが幅方向に高い周波数で変動する場合などには、磁気ヘッドが磁気テープの動きに追従できないという問題がある。
また、特許文献2に記載のトラッキングサーボ方式では、2つのサーボトラックから、磁気ヘッドの位置情報は一つしか得ることができない。また、特許文献2の図2などに示されているように、サーボトラックの両脇に、サーボトラックと同等の無記録部分を設けなければならない。そのため、大記録容量化する上で、磁気テープの表面積が十分に利用できないという問題がある。
本発明は、以上のような背景に鑑みてなされたものであり、高速応答を可能にするとともに、磁気テープの記録面を有効に利用して大記憶容量化が可能な磁気テープ、磁気テープカートリッジ、磁気テープドライブ、磁気ヘッドのトラッキング制御方法およびサーボライタを提供することを目的とする。
前記した課題を解決した本発明は、テープの幅方向に山形または谷形の信号強度分布を有するサーボトラックを少なくとも一つ備えたことを特徴とする。
このような磁気テープによると、サーボトラックの幅よりも小さな読取幅を有するサーボ信号読取素子が一の前記サーボトラックの幅内に少なくとも2つ設けられた磁気ヘッドによりサーボ信号を読み取ると、各サーボ信号読取素子がサーボトラック内のどの位置にあるかにより読み取った信号の強度が変化する。そこで、例えば2つのサーボ信号読取素子で読み取った信号の強度が同じになるように磁気ヘッドの位置を調整すれば、磁気ヘッドのトラッキングが可能となる。この場合、磁気ヘッドは、2つのサーボ信号読取素子の間がサーボトラックの中央をトレースするように制御される。
このようなトラッキング制御を行うと、サーボ信号(サーボパターン)を一つ読み取れば、2つのサーボ信号読取素子で読み取ったサーボ信号の強度を比較することで、その時に磁気ヘッドのトラッキング位置を取得することができる。そのため、磁気テープの変動に対し、高い応答性で磁気ヘッドを追従させることができる。
また、2つのサーボ信号読取素子の読取幅を、サーボトラックの幅に比較して小さくすることで、サーボトラックの周囲に、サーボトラック相当の無記録部分を設ける必要がなく、データトラック(データバンド)をサーボトラックに近づけることができる。そのため、磁気テープの記録面を有効に利用し、大記録容量化を実現することができる。
さらに、サーボトラックに配置されたサーボ信号の強度が、幅方向に山形または谷形の分布を持っていることから、2つのサーボ信号読取素子をサーボトラックの幅方向中央からずれた位置をトレースするように位置制御することもでき、一つの種類の磁気テープを、複数種類のデータトラック幅の記録フォーマットに用いることができる。
前記サーボトラックは、前記テープの幅方向に向いた磁気モーメントを、一のサーボトラックの全幅において一つ有するサーボパターンを配置させて構成することができる。
このようなサーボトラックのサーボ信号を、テープの幅方向に向き、かつサーボトラックの幅より小さい磁気ギャップを有する誘導型磁気ヘッドで読み取れば、磁気モーメントにより形成される磁界の特性により、磁気モーメントの中央付近で強い磁力が磁気ギャップに入り磁気モーメントの両端付近では、弱い磁力が磁気ギャップに入る。したがって、サーボ信号読取素子で読み取れるサーボ信号の強度は、磁気モーメントの中央付近、つまり、サーボトラックの中央付近で強く、磁気モーメントの両端付近、つまりサーボトラックの幅方向の両端付近で弱くなり、サーボ信号は、山形または谷形の強度分布を有するものとして読み取られる。なお、サーボ信号の強度分布が山形か谷形かは、信号をプラスに取るか、マイナスに取るかの問題であるので、例えば、磁気ヘッドを構成するコイルの巻方向を逆にすれば山と谷が逆になる。
前記サーボトラックは、前記テープの厚み方向に向いた磁気モーメントを、一のサーボトラックの全幅において一つ有するサーボパターンを配置させて構成することができる。または、前記サーボトラックは、前記テープの厚み方向に向いた磁気モーメントが、一のサーボトラックの全幅において複数有するサーボパターンが配置され、前記一のサーボトラックの幅方向中央に近い磁気モーメントほど、その大きさが大きくなるように構成することができる。
このようなサーボトラックのサーボ信号を、サーボトラックの幅より小さい読取幅を有するMR(Magneto Resistive:磁気抵抗効果)ヘッドで読み取れば、磁気モーメントにより形成される磁界の特性により、磁気モーメントの中央付近で強い磁力が発生し、その周囲である磁気モーメントの両脇付近では、弱い磁力が発生する。したがって、サーボ信号読取素子で読み取れるサーボ信号の強度は、磁気モーメントの中央付近、つまり、サーボトラックの中央付近で強く、磁気モーメントの両端付近、つまりサーボトラックの幅方向の両端付近で弱くなり、サーボ信号は、山形または谷形の強度分布を有するものとして読み取られる。
前記サーボトラックは、前記磁気モーメントの大きさを、前記テープの長手方向において、連続的または断続的に変化させて構成することができる。
また、前記磁気モーメントは、前記テープの長手方向において、磁気モーメントの向きを反転させることも可能である。
そして、前記サーボトラックは、前記磁気モーメントの大きさの変化により符号化された情報が記録されていることが望ましい。また、前記サーボトラックは、前記磁気モーメントの前記テープの長手方向における配置の間隔により符号化された情報が記録されていることが望ましい。このような情報としては、例えば、磁気テープの長手方向の位置を挙げることができる。
また、前記した各磁気テープは、カートリッジケースに収容することで磁気テープカートリッジを構成することができる。
前記した課題を解決する本発明は、テープの幅方向に山形または谷形の信号強度分布を有するサーボトラックを少なくとも一つ備えた磁気テープに対し、情報の記録または再生を行う磁気テープドライブであって、前記サーボトラックの幅よりも小さな読取幅を有するサーボ信号読取素子が一の前記サーボトラックの幅内に少なくとも2つ設けられた磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドを前記磁気テープの幅方向に移動させるアクチュエータと、前記サーボ信号読取素子が読み取った信号に基づいて、前記アクチュエータを作動させることで前記磁気ヘッドをトラッキング制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記2つのサーボ信号読取素子が読み取った各サーボ信号の強度の差が所定値になるように前記アクチュエータを作動させることを特徴とする。
このような磁気テープドライブによると、2つのサーボ信号読取素子がサーボ信号を読み取ると、各サーボ信号読取素子のサーボトラック内での位置に応じて、得られる信号の強度が変化する。そこで、2つのサーボ信号読取素子で読み取った信号の強度の差が所定値に近づくように磁気ヘッドの位置を調整することで、磁気ヘッドのトラッキングが可能となる。このようなトラッキングによれば、高速応答性が良く、磁気テープの大記憶容量化に対応することができる。
なお、2つのサーボ信号読取素子で読み取った信号の強度の差が0になるように磁気ヘッドの位置を制御することで、2つのサーボ信号読取素子の間が、サーボトラックの中央をトレースするように制御される。一方、2つのサーボ信号読取素子で読み取った信号の差が0からずれた値になるように磁気ヘッドの位置を制御することで、2つのサーボ信号読取素子の間が、サーボトラックの中央からずれた位置をトレースするように制御される。
このように、サーボトラックの中央からずれた位置でトラッキング制御することにより、同じ種類の磁気テープを使用した場合でも、データトラック幅の異なる複数のフォーマットで記録・再生することが可能となる。
また、このような位置制御を行うため、他の構成として、前記制御装置は、前記2つのサーボ信号読取素子が読み取った各サーボ信号を、その強度が一方に対し他方が大きくなるように補正することにより、前記2つのサーボ信号読取素子が前記サーボトラックの中央からずれた位置になるようにトラッキング制御することができる。
前記サーボトラックは、前記テープの幅方向に向いた磁気モーメントを、一のサーボトラックの全幅において一つ配置して構成でき、この磁気テープに対しては、前記2つのサーボ信号読取素子は、前記テープの幅方向に向いた磁気ギャップを有する誘導型磁気ヘッドであるように構成することができる。
前記サーボトラックは、前記テープの厚み方向に向いた磁気モーメントを、一のサーボトラックの全幅において一つまたは複数配置して構成でき、この磁気テープに対しては、前記2つのサーボ信号読取素子は、MRヘッドで構成することができる。
前記した課題を解決する本発明は、テープの幅方向に山形または谷形の信号強度分布を有するサーボトラックを少なくとも一つ備えた磁気テープに対し、前記サーボトラックの幅よりも小さな読取幅を有するサーボ信号読取素子が一の前記サーボトラックの幅内に少なくとも2つ設けられた磁気ヘッドをトラッキング制御する方法であって、前記2つのサーボ信号読取素子により前記サーボトラックからサーボ信号を読み取り、読み取った2つのサーボ信号の強度が同じになるように前記磁気ヘッドを前記テープの幅方向に移動させることを特徴とする。
このような磁気ヘッドのトラッキング方法によれば、前記した磁気テープドライブと同様に、トラッキングの高速応答性が良く、磁気テープの大記憶容量化に対応することができる。
前記した課題を解決する本発明は、テープの幅方向に山形または谷形の信号強度分布を有するサーボトラックを少なくとも一つ備えた磁気テープを製造するためのサーボライタであって、前記サーボトラックに信号が記録されていない磁気テープ素材を供給し、走行させる磁気テープ搬送装置と、走行している前記磁気テープ素材に摺接され、前記サーボトラックにサーボ信号を記録するサーボ信号書込ヘッドと、前記サーボ信号書込ヘッドに信号を入力する制御装置とを備え、前記サーボ信号書込ヘッドは、一の前記サーボトラックに対応して、前記磁気テープ素材の幅方向に向いた一つの磁気ギャップが形成されていることを特徴とする。
このようなサーボライタによれば、前記した、高速応答性に優れたトラッキングを可能とし、大記憶容量に対応した磁気テープを製造することができる。
前記した課題を解決する本発明は、テープの幅方向に山形または谷形の信号強度分布を有するサーボトラックを少なくとも一つ備えた磁気テープを製造するためのサーボライタであって、前記サーボトラックに信号が記録されていない磁気テープ素材を供給し、走行させる磁気テープ搬送装置と、走行している前記磁気テープ素材に摺接され、前記サーボトラックにサーボ信号を記録するサーボ信号書込ヘッドと、前記サーボ信号書込ヘッドに信号を入力する制御装置とを備え、前記サーボ信号書込ヘッドは、一の前記サーボトラックに対応して、当該サーボトラックの幅内に前記テープの厚み方向に向いた一つの磁気モーメントを形成する誘導型磁気ヘッドであることを特徴とする。
このようなサーボライタによれば、一つのサーボトラックの幅内に厚み方向に向いた一つの磁気モーメントを有する磁気テープを製造できる。そのため、磁気テープドライブのサーボ信号読取素子がMRヘッドであれば、山形または谷型の信号強度分布を得ることができる。
また、同様の信号強度分布を得るため、前記サーボ信号書込ヘッドを、一の前記サーボトラックに対応して、当該サーボトラックの幅内に前記テープの厚み方向に向いた複数の磁気モーメントを形成する誘導型磁気ヘッドとし、当該誘導型磁気ヘッドを構成する磁気コアを、前記幅方向において磁気的に複数に分割し、当該分割された各部分の透磁率の大きさが、幅方向中央から外側へ向かって徐々に大きくまたは徐々に小さくなるように構成してもよい。
本発明によれば、磁気テープのトラッキングを行う場合に高速応答性を良くすることができ、大記憶容量化することも可能である。
[第1実施形態]
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、本発明の第1実施形態に係る磁気テープについて説明する。参照する図において、図1は、第1実施形態に係る磁気テープおよび磁気ヘッドの斜視図であり、図2は、磁気テープドライブの構成図であり、図3は、磁気テープおよび磁気ヘッドの平面図であり、図4は、制御装置のブロック図である。
図1に示すように、第1実施形態に係る磁気テープMTは、支持体であるテープTの上に磁性層Mが形成され、この磁性層Mに長手方向に沿って繰り返しサーボパターンSPが書き込まれたサーボトラックSTが形成されて構成されている。なお、磁気テープMTの層構成の詳細は省略するが、必要に応じ非磁性層などが含まれる。
磁気テープMTは、後述する磁気テープドライブ20によりデータの記録および再生が行われる。磁気テープドライブ20に設けられる磁気ヘッドHには、サーボトラックSTの位置におよそ対応してサーボ信号読取素子SRa,SRb(以下、特定しない場合には、単に「SR」とする。)が配置されている。サーボ信号読取素子SRの幅(テープTの幅方向の大きさ)は、サーボトラックSTの幅より小さく形成されている。なお、図1におけるサーボ信号読取素子SRは、誘導型磁気ヘッドを模式的に示したものである。磁気ヘッドH上の各素子は、実際には薄膜形成技術により形成される。
サーボトラックSTに形成されるサーボパターンSPは、サーボ信号読取素子SRにより読み取って得た信号の出力(本明細書において、「信号強度」とする。)が、幅方向に山形の分布を有するように形成されている。信号強度が山形の分布を有するか否かは、サーボ信号読取素子SRの構成に依存する。本実施形態においては、サーボパターンSPは、一のサーボトラックSTの全幅において、幅方向に向いた一つの磁気モーメント41を有して構成されている。
また、サーボパターンSPは、図1および図3に示すように、磁気テープMTの長手方向に所定間隔を空けて繰り返し配置されている。
サーボトラックSTは、磁気テープMTの両縁部付近に、長手方向に沿ってそれぞれ1つ形成されている(図3参照)。もっとも、サーボトラックSTの数は、1つであってもよく、3つ以上であっても構わない。
サーボトラックSTの間には、データが記録されるデータバンドDBが配置されている。データバンドDBには、サーボトラックSTと同程度の幅のデータトラックDTが配置されている。データトラックDTは、情報が記録される前は、概念上のものであり、磁性層Mの磁性体はデータトラックDTにおいてランダムな配列となっていてもよいし、一方向(例えば長手方向の一方向)に向いていてもよい。
このような磁気テープMTは、公知のように、図2に示したようなカートリッジケース12に収容されて、磁気テープカートリッジ10を構成する。
次に、このように構成された磁気テープMTにデータの記録・再生を行う磁気テープドライブ20の構成について説明する。
図2に示すように、磁気テープドライブ20は、磁気テープカートリッジ10から磁気テープMTを引き出して、磁気ヘッドHによりデータを記録・再生する装置である。具体的に、磁気テープドライブ20は、搬送装置21、磁気ヘッドH、回転速度センサ29および制御装置27を主に備えて構成されている。
搬送装置21は、磁気テープMTを一方向または他方向へ搬送する装置であり、主に、送出モータ25、巻取リール23、巻取モータ26および複数のガイドローラGを備えて構成されている。
送出モータ25は、磁気テープカートリッジ10内のカートリッジリール11を回転駆動するものであり、その回転方向、回転速度、回転トルクなどが制御装置27によって適宜制御されるようになっている。具体的に、磁気テープMTを巻取リール23で巻き取る際には、制御装置27によって、送出モータ25の回転速度や回転トルクが、巻取リール23で巻き取られる磁気テープMTの速度に応じて調整されることで、磁気テープMTに適度な張力が付与される。また、磁気テープMTをカートリッジリール11に巻き戻す(巻き取る)際には、制御装置27の指示によって、送出モータ25は所定の回転速度で巻き戻す方向に回転する。
巻取リール23は、カートリッジリール11から送り出された磁気テープMTを巻き取るリールである。
巻取モータ26は、巻取リール23を回転駆動するものであり、その回転方向、回転速度、回転トルクなどが制御装置27によって適宜制御されるようになっている。具体的に、磁気テープMTをカートリッジリール11に巻き戻す際には、制御装置27によって、巻取モータ26の回転速度や回転トルクが、カートリッジリール11に巻き戻される磁気テープMTの速度に応じて調整されることで、磁気テープMTに適度な張力が付与される
また、磁気テープMTを巻取リール23で巻き取る際には、制御装置27の指示によって、巻取モータ26は、所定の回転速度で巻き取る方向に回転する。
なお、本実施形態においては、送出モータ25または巻取モータ26の回転速度および回転トルクの制御により磁気テープMTの張力を制御しているが、ダンサローラを用いて張力を調整してもよいし、バーキュームチャンバに磁気テープを適宜引き込むことで張力を調整してもよい。
ガイドローラGは、磁気テープMTを案内するためのローラであり、磁気テープドライブ20内の所定位置に適宜配設されることによって、磁気テープMTの走行経路が決められている。
回転速度センサ29は、磁気テープMTの走行速度に関連する速度情報として、巻取リール23の回転速度を検出している。そして、回転速度センサ29は、検出した回転速度を制御装置27に出力している。
磁気ヘッドHは、磁気テープMTの全幅にわたって摺接する大きさで形成されている。そして、磁気テープMTとの摺接面には、図3に示すように、サーボ信号読取素子SR、データ記録素子W1、W2、・・・Wn(以下、特定しない場合には、単に「Wn」とする。)およびデータ再生素子R1、R2、・・・Rn(以下、特定しない場合には、単に「Rn」とする。)が配置されている。
サーボ信号読取素子SRは、図に示すように幅方向に向いた磁気ギャップ65a,65bを有している。サーボ信号読取素子SRの幅は、サーボトラックSTの幅よりも小さく(狭く)形成されている。
サーボ信号読取素子SRは、図3における上下のサーボトラックSTに対応して、それぞれ、2つずつ配置されている。上のサーボトラックSTに対応したサーボ信号読取素子SRa,SRbは、双方がサーボトラックST内に収まる間隔で、互いに所定の距離を開けて配置されている。下のサーボトラックSTに対応したサーボ信号読取素子SRc,SRdも同様に、双方がサーボトラックST内に収まる間隔で、互いに所定の距離を空けて配置されている。
データ記録素子Wnは、磁気ヘッドHの中央付近に、隣接するもの同士がテープ長手方向にずれるように千鳥状に配置されている。
データ再生素子Rnも、図3におけるデータ記録素子Wnの左側に、隣接するもの同士がテープ長手方向にずれるように千鳥状に配置されている。
本実施形態においては、データ記録素子Wnおよびデータ再生素子Rnの幅は、サーボトラックSTと同等の大きさに形成されているが、このような大きさに限られるものではなく、サーボトラックSTよりもより小さい幅に形成して、より狭いデータトラックを形成するようにしてもよい。また、特許文献2のように、サーペンタイン型の記録方式にして、データ記録素子Wnおよびデータ再生素子Rnを、それぞれ幅方向に所定間隔を空けて配置してもよい。
磁気ヘッドHには、アクチュエータAが取り付けられている。アクチュエータAは、磁気ヘッドHを磁気テープMTの幅方向に移動させる装置であり、例えば、圧電素子などを用いることができる。
制御装置27は、前記したように搬送装置21を制御する他、磁気ヘッドHのサーボ信号読取素子SRa,SRbが読み取ったサーボ信号に基づいて、磁気ヘッドHをトラッキング制御する。
制御装置27は、図4に示すように、プリアンプ27a、補正回路27b、差分器27c、駆動回路27d、パルス発生回路27e、および主制御部27xを備えている。
プリアンプ27aは、サーボ信号読取素子SRa,SRbからそれぞれ入力されたサーボ信号(Ia′,Ib′)がそれぞれ入力されるように2つ設けられており、入力された信号を適度に増幅する。
補正回路27bは、各プリアンプ27aに対応して設けられる。補正回路27bは、主制御部27xの指示に従い、プリアンプ27aから出力された信号を適宜なゲインで増幅する。これにより、サーボ信号読取素子SRの感度のばらつきを補正することができる。なお、この補正値の決定は、一様な磁場において行えばよい。また、2つの補正回路27bの一方が、他方より大きい信号を出力するように補正値を設定すれば、サーボ信号読取素子SRa,SRbの中央をサーボトラックSTの中央からずらしてトラッキング制御することもできる。
差分器27cは、補正回路27bから出力されたサーボ信号(Ia,Ib)が入力され、これらのサーボ信号(Ia,Ib)の強度の差分を計算する。この差分は、駆動回路27dに出力される。
駆動回路27dは、差分器27cから入力された信号に基づき、アクチュエータAに駆動信号を出力する。差分器27cから入力された信号が0であった場合、駆動回路27dは、アクチュエータAを動かさず、現状の位置に維持する。これにより、サーボ信号読取素子SRa,SRbは、サーボトラックSTの中央を基準に振り分けた位置にフィードバック制御される。
パルス発生回路27eは、磁気テープMTにデジタルデータを書き込むためのパルス信号を発生する回路である。
主制御部27xは、入出力インタフェース(I/O)から入力された磁気テープMTに記録すべきデータに応じてパルス発生回路27eに信号を出力する。また、磁気ヘッドHのデータ再生素子Rnから読み取った信号をデジタルデータに変換して入出力インタフェース(I/O)に出力する。さらに、磁気ヘッドHのトラッキング位置を変更する場合には、前記した補正回路27bに補正信号を出力する。
以上のように構成された磁気テープドライブ20の動作について説明する。参照する図において、図5(a)は、サーボ信号読取素子とサーボパターンの関係を示す図であり、(b)は、サーボ信号読取素子で読み取られる信号の強度分布を示す図であり、図6(a)は、サーボトラックと磁気ヘッドの相対的位置の時間的変化を示した図であり、(b)は、一のサーボ信号読取素子で読み取ったサーボ信号の強度の変化を示す図であり、(c)は、他のサーボ信号読取素子で読み取ったサーボ信号の強度の変化を示す図であり、(d)は、一のサーボ信号読取素子で読み取ったサーボ信号と他のサーボ信号読取素子で読みとったサーボ信号の差分の変化を示す図である。
図5(a)に示すように、サーボトラックSTのサーボパターンSPにサーボ信号読取素子SRが通過すると、サーボ信号読取素子SRa,SRbのそれぞれに形成された磁気ギャップ65a,65bに、サーボパターンSPの磁気モーメント41により周囲に形成された磁力線41aの一部が入る。磁気ギャップ65a,65bは、磁気テープMTの幅方向に向いていることから、磁力線41aの、幅方向に向いた成分が、サーボ信号読取素子SRa,SRbの読取信号の出力の大きさとなる。そのため、サーボ信号読取素子SRが、サーボパターンSPから読み取る信号の出力は、その位置に応じて図5(b)のようになる。図5(b)のグラフの横軸は、図5(a)のサーボパターンSPの位置とおよそ合わせてある。図5(b)に示すように、サーボ信号読取素子SRが読み取る信号の出力の分布、すなわち信号強度分布は、磁力線41aの特性により、幅方向に山形の分布を有することになる。
このサーボパターンSPから読み取られるサーボ信号を利用して磁気ヘッドHをトラッキング制御する動作を説明する。図6(a)に示すように、サーボトラックSTに対して磁気ヘッドHが時刻t1,t2,t3,t4のように位置した場合の信号強度(パルス信号のピーク電圧をプロットしたもの)をグラフにすると図6(b)、(c)のようになる。
図6(a)の時刻t1,t3のようにサーボ信号読取素子SRa,SRbが、サーボトラックSTの中心線CLに関し対象にある場合、サーボ信号読取素子SRaとサーボ信号読取素子SRbが読み取る信号の出力は同じとなる。
そして、図6(a)の時刻t2のように、サーボ信号読取素子SRが、サーボトラックSTに対し相対的に図における下側にずれた場合、サーボ信号読取素子SRaの信号強度Iaは高くなり、サーボ信号読取素子SRbの信号強度Ibは低くなる(図6(b)、(c)参照)。
逆に、図6(a)の時刻t4のように、サーボ信号読取素子SRが、サーボトラックSTに対し相対的に図における上側にずれた場合、サーボ信号読取素子SRaの信号強度Iaは低くなり、サーボ信号読取素子SRbの信号強度Ibは高くなる(図6(b)、(c)参照)。
このようにして得られた、信号強度Ia,Ibについて差分器27cにより差分Ia−Ibをとると、図6(d)のようになる。この差分Ia−Ibは、サーボ信号読取素子SRa,SRbのサーボトラックSTの中心線CLからのずれ量を示しているから、この差分の信号に応じてアクチュエータAを駆動することで、サーボ信号読取素子SRa,SRbがサーボトラックSTの中央を基準に振り分けた位置をトレースするようにトラッキング制御することができる。
このように、本実施形態の磁気テープMTのサーボ信号の信号強度分布が幅方向に山形となっていることから、磁気テープドライブ20が、サーボ信号読取素子SRa,SRbのそれぞれで読み取った信号強度が同じになるように磁気ヘッドHを制御すると、サーボ信号読取素子SRa,SRbがサーボトラックSTの中央を基準に振り分けた位置にトラッキング制御できる。
このようなトラッキング制御方法によれば、従来のタイミングベーストサーボ方式と異なり、サーボパターンSPを読み取ったその時に、磁気ヘッドHの磁気テープMTの幅方向における位置の情報を得ることができる。特に、制御装置27が行う演算としては、2つのサーボ信号読取素子SRa,SRbが読み取ったサーボ信号の差分を計算するという処理のみであるので、制御装置27の演算の負担が極めて軽く、フィードバック制御のサンプリング周波数を高くすることができる。そのため、磁気テープMTの急激な位置変動があっても、磁気ヘッドHのトラッキングエラーを抑制することができる。また、サーボパターンSPを、磁気テープMTの長手方向に詰めた状態で配置し、磁気ヘッドHの位置情報を、単位時間内に多く取得することで、磁気ヘッドHの位置精度をより高めることができる。或いは、磁気テープMTの走行速度を上げることで、磁気テープドライブ20の転送速度を高くすることができる。
また、サーボ信号読取素子SRの読取幅は、サーボトラックSTの幅よりも小さく形成されていることから、サーボトラックSTの両脇に、データ信号の無記録部分を大きく設ける必要がない。そのため、サーボトラックSTの近傍の記録面を有効に利用して、磁気テープMTの大記憶容量化を図ることができる。
なお、第1実施形態においては、幅方向に山形の強度分布を有するサーボトラックを有する磁気テープMTを例示したが、山形か谷形かは、サーボ信号読取素子SRとの関係により決まり、サーボ信号読取素子SRのコイルの巻方向を逆にしたり、磁気モーメント41の向きを逆にしたり、信号を読み取った後の信号処理により、谷形の信号強度となりうる。
次に、上記のような磁気テープMTを製造するサーボライタについて説明する。参照する図において、図7は、サーボライタの全体構成を示す図であり、図8は、サーボ信号書込ヘッドと磁気テープの関係を模式的に示す斜視図である。
図7に示すように、サーボライタ30は、磁気テープドライブ20と同様の磁気テープ搬送装置31を有し、サーボ信号が書き込まれていない磁気テープ素材51を磁気テープ搬送装置31により走行させながら、サーボ信号書込ヘッドSWHにより磁気テープ素材51にサーボ信号を書き込む装置である。なお、以下の説明において、磁気テープドライブ20と同様の部分については、適宜説明を省略する。
サーボライタ30は、ベースプレート30aに、磁気テープ搬送装置31が配置されている。磁気テープ搬送装置31は、磁気テープMTを一方向または他方向へ搬送する装置であり、主に、送出モータ35、送出リール32、巻取リール33、巻取モータ36、複数のガイドローラGおよびヘッドガイドアセンブリ34を備えて構成されている。
制御装置37は、回転速度センサ39が検出した巻取リール33の回転速度に基づき、磁気テープ素材51の走行速度を演算し、送出モータ35および巻取モータ36の回転速度および回転トルクを制御することで、磁気テープ素材51を一定速度で搬送するとともに、磁気テープ素材51に一定の張力を付与している。なお、公知のように、ダンサローラや、バーキュームチャンバを用いて磁気テープ素材51の張力を調整してもよい。
サーボ信号書込ヘッドSWHの、磁気テープ素材51の走行方向上流側および下流側には、磁気テープ素材51の幅方向の位置を正確に位置決めするヘッドガイドアセンブリ34が配置されている。
制御装置37には、パルス発生回路37aが設けられ、パルス発生回路37aからサーボ信号書込ヘッドSWHにパルス信号が出力されることで、磁気テープ素材51には、このパルス信号に応じた間隔でサーボパターンSPが書き込まれる。
サーボ信号書込ヘッドSWHは、図8に示すように、サーボトラックSTの位置に対応してサーボ信号書込素子SWEが配置されている。サーボ信号書込素子SWEは、磁気テープ素材51の幅方向に向けて磁気ギャップ66が形成された誘導型の磁気ヘッドである。磁気ギャップ66の幅方向の大きさは、サーボパターンSPの幅と同じ大きさである。このサーボ信号書込素子SWEにパルス信号を入力することで、磁気ギャップ66から磁気テープ素材51の幅方向に向いた漏れ磁束が発生し、この漏れ磁束によりサーボパターンSPが記録される。
このようなサーボライタ30により、磁気テープ素材51を搬送しながら、サーボ信号書込ヘッドSWHに制御装置37から適宜なタイミングでパルス信号を出力することにより、磁性層MにサーボパターンSPを形成することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態は、磁気テープへのサーボ信号の書込方法を変えたものである。本実施形態においては、第1実施形態と異なる点を中心に説明し、同様の部分については適宜説明を省略する。参照する図において、図9(a)は、第2実施形態に係る磁気テープに書き込まれたサーボパターンと磁気ヘッドの関係を示す図であり、(b)は、サーボ信号読取素子で読み取られる信号の強度分布を示す図であり、図10は、第2実施形態に係る磁気テープの製造のためにサーボライタでサーボ信号を書き込む方法を説明する模式的な斜視図であり、図11(a)は、サーボ信号を書き込む方法の変形例を示す模式的な斜視図であり、図11(b)は、(a)の拡大図である。
図9(a)に示すように、第2実施形態に係る磁気テープMT′では、磁性層Mの平面方向に垂直、すなわち厚み方向に磁気モーメント45が向いている。このような垂直記録を行うため、磁性層Mの下(テープT側)には、任意的に裏打ち層Uを形成するとよい。裏打ち層Uは、軟磁性材料からなり、公知のように磁力線を磁性層Mの厚み方向に通すために磁性層Mの裏側で通す膜となる。磁性層Mとしては、例えば特開2001−297423号公報の実施例(特に実施例8)に開示されているように、磁性層MのSQが0.83程度の垂直記録に適した板状比、Hcを有している材料を用いるのがよい。
第2実施形態に係る磁気テープMT′は、いわゆるMRヘッドで構成されたサーボ信号読取素子SRMa,SRMbを用いる。サーボ信号読取素子SRMa,SRMbの読取幅は、第1実施形態と同様に、サーボトラックST′の幅よりも小さく形成されている。なお、MRヘッドは、公知のように、外部磁界の変動に応じて電気抵抗が変化する素子を用いている。
磁性層Mの厚み方向に向いた磁気モーメント45が一つある場合、その周囲には、図9(a)に示したように、磁気モーメント45の幅方向中央付近に強い磁界が発生し、遠くなるほど弱くなるような磁力線45aが形成される。そのため、MRヘッドからなるサーボ信号読取素子SRMa,SRMbによりサーボ信号を読み取ると、図9(b)に示すように、サーボパターンSP′の幅方向中央付近で大きく、サーボパターンSP′の幅方向中央から遠くなる程弱くなるような出力Iが得られる。
このように、サーボパターンSP′を有するサーボトラックST′を備える磁気テープMT′によれば、第1実施形態の磁気テープドライブ20において、磁気ヘッドHをMRヘッドからなるサーボ信号読取素子SRMa,SRMbを備える磁気ヘッドH′を用いることで、磁気テープMTと全く同様に磁気ヘッドH′のトラッキング制御をすることができる。
そして、磁気テープMTと同様に、極めて軽い演算負荷で磁気ヘッドHのトラッキング制御ができるため、磁気ヘッドH′の応答性を高め、磁気ヘッドH′位置精度の向上、データ転送速度の向上などの効果を得ることができる。また、サーボ信号読取素子SRMa,SRMbの読取幅は、サーボトラックSTの幅よりも小さく形成されていることから、サーボトラックSTの近傍の記録面を有効に利用して、磁気テープMTの大容量化を図ることができる。
次に、上記のような磁気テープMT′を製造するサーボライタについて説明する。
第2実施形態の磁気テープMT′を製造するサーボライタは、第1実施形態のサーボライタ30に対して、サーボ信号書込素子のみが異なる。図10に示すように、第2実施形態に係るサーボライタのサーボ信号書込ヘッドSWH2に設けられるサーボ信号書込素子SWE2は、U字型の軟磁性体からなる磁気コア61に、コイル62が巻き付けられ、このコイル62にパルス信号を供給することで、磁性層Mを厚み方向に貫く磁束を発生させ、磁性層M内の磁性体を厚み方向に磁化するようになっている。磁気コア61の、走行している磁気テープMT′の下流側(図10における右側)は、磁性層Mに対向する先端部の形状が、サーボパターンSP′の形状に合致している。
このようなサーボライタによれば、サーボ信号書込素子SWE2のコイル62にパルス信号を適宜なタイミングで供給することで、磁性層Mの厚み方向に磁気モーメントが向いたサーボパターンSP′を形成することができる。なお、図10では、順方向および逆方向に、繰り返しパルス信号を発生してサーボパターンSP′を形成した例を示している。
図10においては、一つのサーボトラック内に、幅方向に一つの磁気モーメント45を有する例を示したが、幅方向に複数の磁気モーメントを形成するようにしてもよい。
例えば、図11(b)に示した変形例に係るサーボ信号書込ヘッドSWH3のサーボ信号書込素子SWE3では、磁気コア71の、磁気テープMT′の走行方向下流側を3つの区画に分け、この3つの区画を非磁性体71pにより分離する。そして、先端部71a〜71cを透磁率が異なる材料で構成する。例えば、両側の先端部71aと先端部71cを透磁率が低い材料で構成し、中央の先端部71bを透磁率が高い材料で構成する。
このように構成したサーボ信号書込素子SWE3を用いると、コイル62にパルス信号を入力したときに、中央の先端部71bからは強い磁束が出て、両側の先端部71a,71cからは、弱い磁束が出る。そのため、図11(a)に示したように、サーボトラックST″内の中央には強い磁気モーメント75bが形成され、両側には、弱い磁気モーメント75a,75cが形成される。このようにすると、MRヘッドからなるサーボ信号読取素子SRMa,SRMbを用いてサーボ信号を読み取ったときに、幅方向に山形の強度分布がよりはっきりと得られる。
また、この変形例において、サーボ信号書込素子SWE3の磁気コア71を、中央ほど透磁率を大きくし、外側にいくにつれ徐々に透磁率を小さくすれば、中央の磁気モーメントを小さくなって、幅方向に谷形の強度分布を有するサーボトラックを形成することができる。
[サーボパターンの配置例]
図12は、サーボパターンの磁気テープ長手方向における配置例を示した図である。
図12においては、第1実施形態で説明したような平面方向の磁気モーメントを有する場合で説明するが、垂直方向の磁気モーメントを有する場合においても同様の応用が可能である。
サーボパターンSPは、基本的な形態として、図12(a)に示したように、一定間隔で、同じ向きの磁気モーメント41を配置することができる。
そして、図12(b)に示すように、磁気テープ長手方向に徐々に磁気モーメント41の大きさを変化させ、いわば連続的に変化させた態様とすることもできる。また、図12(b)において、断続的に磁気モーメントの大きさを変化させる態様としてもよい。
また、図12(c)に示すように、磁気テープ長手方向において、ある位置から磁気モーメントの向きを逆にしてもよい。
また、図12(d)に示すように、幅方向の大きさが異なる2種類のサーボパターンを混ぜて配置しても良い。このような場合には、例えば、幅が広いサーボパターンSPを1に対応させ、幅が狭いサーボパターンSPを0に対応させて、1と0の符号により情報を埋め込むことができる。
このような情報の埋め込みは、図12(b)のように連続的に磁気モーメントの大きさを変える場合においても可能であり、例えば磁気モーメントの変化の振幅の大きさや、周期を変えることで情報を符号化して埋め込むことができる。図12(c)のような配置パターンにおいても、一方向を向く磁気モーメントの数により符号化することで、情報を埋め込むことができる。
以上に本発明の実施形態について説明したが、本発明は、前記した実施形態に限定されることなく、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、実施形態においては、説明の便宜上、サーボトラックの幅と、磁気モーメントの幅を同一にして説明したが、磁気モーメントの幅はサーボトラックの幅よりも大きくても小さくても良い。また、図1などにおいては、サーボトラックの幅方向の周囲には、磁気モーメントを示していないが、周囲は、磁気モーメントの配向がない状態でも良いし、サーボトラックと逆向き、例えば、図1においてサーボトラックSTの周囲を右向きの磁気モーメントに揃えておいても構わない。
本発明において、データトラックDTの記録方式は特に限定されず、垂直記録方式であってもよいし、平面記録方式であってもよい。
実施形態においては、サーボトラックSTの中心線CLを基準に、サーボ信号読取素子SRa,SRbを振り分けるように磁気ヘッドHをトラッキング制御する例について説明したが、このような制御方法に限られず、前記した図4の2つの補正回路27bに、異なるゲインを設定して、サーボトラックSTの中央からずれた位置にサーボ信号読取素子SRa,SRbをトレースさせるようにトラッキング制御することもできる。このようなトラッキング制御を用いることにより、細かい幅のデータトラックを形成する、次世代の記録方式と、広い幅のデータトラックを形成する過去の世代の記録方式とを、同じ磁気テープMTに対して適用することができる。
第1実施形態に係る磁気テープおよび磁気ヘッドの斜視図である。 磁気テープドライブの構成図である。 磁気テープおよび磁気ヘッドの平面図である。 制御装置のブロック図である。 図5(a)は、サーボ信号読取素子とサーボパターンの関係を示す図であり、(b)は、サーボ信号読取素子で読み取られる信号の強度分布を示す図である。 (a)は、サーボトラックと磁気ヘッドの相対的位置の時間的変化を示した図であり、(b)は、一のサーボ信号読取素子で読み取ったサーボ信号の強度の変化を示す図であり、(c)は、他のサーボ信号読取素子で読み取ったサーボ信号の強度の変化を示す図であり、(d)は、一のサーボ信号読取素子で読み取ったサーボ信号と他のサーボ信号読取素子で読みとったサーボ信号の差分の変化を示す図である。 サーボライタの全体構成を示す図である。 サーボ信号書込ヘッドと磁気テープの関係を模式的に示す斜視図である。 (a)は、第2実施形態に係る磁気テープに書き込まれたサーボパターンと磁気ヘッドの関係を示す図であり、(b)は、サーボ信号読取素子で読み取られる信号の強度分布を示す図である。 第2実施形態に係る磁気テープの製造のためにサーボライタでサーボ信号を書き込む方法を説明する模式的な斜視図である。 (a)は、サーボ信号を書き込む方法の変形例を示す模式的な斜視図であり、(b)は、(a)の拡大図である。 サーボパターンの磁気テープ長手方向における配置例を示した図である。
符号の説明
10 磁気テープカートリッジ
11 カートリッジリール
12 カートリッジケース
20 磁気テープドライブ
21 搬送装置
27 制御装置
30 サーボライタ
31 磁気テープ搬送装置
37 制御装置
41 磁気モーメント
65a 磁気ギャップ
66 磁気ギャップ
45 磁気モーメント
51 磁気テープ素材
A アクチュエータ
DB データバンド
DT データトラック
H 磁気ヘッド
M 磁性層
MT 磁気テープ
SP サーボパターン
SR(SRa,SRb) サーボ信号読取素子
ST サーボトラック
SWE サーボ信号書込素子
SWH サーボ信号書込ヘッド
T テープ

Claims (17)

  1. テープの幅方向に山形または谷形の信号強度分布を有するサーボトラックを少なくとも一つ備えたことを特徴とする磁気テープ。
  2. 前記サーボトラックは、前記テープの幅方向に向いた磁気モーメントを、一のサーボトラックの全幅において一つ有するサーボパターンが配置されてなることを特徴とする請求項1に記載の磁気テープ。
  3. 前記サーボトラックは、前記テープの厚み方向に向いた磁気モーメントを、一のサーボトラックの全幅において一つ有するサーボパターンが配置されてなることを特徴とする請求項1に記載の磁気テープ。
  4. 前記サーボトラックは、前記テープの厚み方向に向いた磁気モーメントを、一のサーボトラックの全幅において複数有するサーボパターンが配置され、前記一のサーボトラックの幅方向中央に近い磁気モーメントほど、その大きさが大きいことを特徴とする請求項1に記載の磁気テープ。
  5. 前記サーボトラックは、前記磁気モーメントの大きさが、前記テープの長手方向において、連続的または断続的に変化していることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の磁気テープ。
  6. 前記磁気モーメントは、前記テープの長手方向において、磁気モーメントの向きが反転していることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の磁気テープ。
  7. 前記サーボトラックは、前記磁気モーメントの大きさの変化により符号化された情報が記録されていることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の磁気テープ。
  8. 前記サーボトラックは、前記磁気モーメントの前記テープの長手方向における配置の間隔により符号化された情報が記録されていることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の磁気テープ。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の磁気テープが、カートリッジケースに収容されてなることを特徴とする磁気テープカートリッジ。
  10. テープの幅方向に山形または谷形の信号強度分布を有するサーボトラックを少なくとも一つ備えた磁気テープに対し、情報の記録または再生を行う磁気テープドライブであって、
    前記サーボトラックの幅よりも小さな読取幅を有するサーボ信号読取素子が一の前記サーボトラックの幅内に少なくとも2つ設けられた磁気ヘッドと、
    前記磁気ヘッドを前記磁気テープの幅方向に移動させるアクチュエータと、
    前記サーボ信号読取素子が読み取った信号に基づいて、前記アクチュエータを作動させることで前記磁気ヘッドをトラッキング制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記2つのサーボ信号読取素子が読み取った各サーボ信号の強度の差が所定値に近づくように前記アクチュエータを作動させることを特徴とする磁気テープドライブ。
  11. 前記制御装置は、前記2つのサーボ信号読取素子が読み取った各サーボ信号を、その強度が一方に対し他方が大きくなるように補正することにより、前記2つのサーボ信号読取素子が前記サーボトラックの中央からずれた位置になるようにトラッキング制御することを特徴とする請求項10に記載の磁気テープドライブ。
  12. 前記サーボトラックは、前記テープの幅方向に向いた磁気モーメントが、一のサーボトラックの全幅において一つ配置されてなり、前記2つのサーボ信号読取素子は、前記テープの幅方向に向いた磁気ギャップを有する誘導型磁気ヘッドであることを特徴とする請求項10または請求項11に記載の磁気テープドライブ。
  13. 前記サーボトラックは、前記テープの厚み方向に向いた磁気モーメントが、一のサーボトラックの全幅において一つまたは複数配置されてなり、前記2つのサーボ信号読取素子は、MRヘッドからなることを特徴とする請求項10または請求項11に記載の磁気テープドライブ。
  14. テープの幅方向に山形または谷形の信号強度分布を有するサーボトラックを少なくとも一つ備えた磁気テープに対し、前記サーボトラックの幅よりも小さな読取幅を有するサーボ信号読取素子が一の前記サーボトラックの幅内に少なくとも2つ設けられた磁気ヘッドをトラッキング制御する方法であって、
    前記2つのサーボ信号読取素子により前記サーボトラックからサーボ信号を読み取り、読み取った2つのサーボ信号の強度が所定値に近づくように前記磁気ヘッドを前記テープの幅方向に移動させることを特徴とする磁気ヘッドのトラッキング制御方法。
  15. テープの幅方向に山形または谷形の信号強度分布を有するサーボトラックを少なくとも一つ備えた磁気テープを製造するためのサーボライタであって、
    前記サーボトラックに信号が記録されていない磁気テープ素材を供給し、走行させる磁気テープ搬送装置と、
    走行している前記磁気テープ素材に摺接され、前記サーボトラックにサーボ信号を記録するサーボ信号書込ヘッドと、
    前記サーボ信号書込ヘッドに信号を入力する制御装置とを備え、
    前記サーボ信号書込ヘッドは、一の前記サーボトラックに対応して、前記磁気テープ素材の幅方向に向いた一つの磁気ギャップが形成されていることを特徴とするサーボライタ。
  16. テープの幅方向に山形または谷形の信号強度分布を有するサーボトラックを少なくとも一つ備えた磁気テープを製造するためのサーボライタであって、
    前記サーボトラックに信号が記録されていない磁気テープ素材を供給し、走行させる磁気テープ搬送装置と、
    走行している前記磁気テープ素材に摺接され、前記サーボトラックにサーボ信号を記録するサーボ信号書込ヘッドと、
    前記サーボ信号書込ヘッドに信号を入力する制御装置とを備え、
    前記サーボ信号書込ヘッドは、一の前記サーボトラックに対応して、当該サーボトラックの幅内に前記テープの厚み方向に向いた一つの磁気モーメントを形成する誘導型磁気ヘッドであることを特徴とするサーボライタ。
  17. テープの幅方向に山形または谷形の信号強度分布を有するサーボトラックを少なくとも一つ備えた磁気テープを製造するためのサーボライタであって、
    前記サーボトラックに信号が記録されていない磁気テープ素材を供給し、走行させる磁気テープ搬送装置と、
    走行している前記磁気テープ素材に摺接され、前記サーボトラックにサーボ信号を記録するサーボ信号書込ヘッドと、
    前記サーボ信号書込ヘッドに信号を入力する制御装置とを備え、
    前記サーボ信号書込ヘッドは、一の前記サーボトラックに対応して、当該サーボトラックの幅内に前記テープの厚み方向に向いた複数の磁気モーメントを形成する誘導型磁気ヘッドであり、当該誘導型磁気ヘッドを構成する磁気コアは、前記幅方向において磁気的に複数に分割され、当該分割された各部分の透磁率の大きさは、幅方向中央から外側へ向かって徐々に大きくまたは徐々に小さくなることを特徴とするサーボライタ。
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