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JP2009020189A - ズームレンズ及びそれを用いた画像投射装置 - Google Patents

ズームレンズ及びそれを用いた画像投射装置 Download PDF

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JP2009020189A
JP2009020189A JP2007181115A JP2007181115A JP2009020189A JP 2009020189 A JP2009020189 A JP 2009020189A JP 2007181115 A JP2007181115 A JP 2007181115A JP 2007181115 A JP2007181115 A JP 2007181115A JP 2009020189 A JP2009020189 A JP 2009020189A
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lens unit
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Saburo Sugawara
三郎 菅原
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Canon Inc
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Abstract

【課題】 像面湾曲の距離変動を簡便で安価な構成で補正を行われた、至近から遠方の全投射距離にわたり良好なる光学性能を有したズームレンズを提供する。
【解決手段】 拡大側から順に、負の第1群、正の第2群、正の第3群を有するズームレンズであって、変倍の際に、前記第1群と前記第2群との間隔を変化させており、前記第1群が、拡大側から順に、負の屈折力の第1サブユニットと、負の屈折力の第2サブユニットを有しており、遠距離から近距離へのフォーカシングの際に、前記第1サブユニットは縮小側に移動し、前記第2サブユニットは拡大側に移動する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ズームレンズに関する、特にプロジェクター用の投射レンズに関する。
近年、ホームシアターやプレゼンテーションなどで使用される液晶プロジェクタの解像度は高解像化が進み、解像度の高い液晶パネルを用いたプロジェクタが発売されはじめている。これに伴って、プロジェクタ用の投射レンズの高解像化も進んできている。
プロジェクタ用の投射レンズは、広角であることと長いバックフォーカスが必要となるため、従来からレトロフォーカスタイプの構成で、最もスクリーン側のレンズ群をフォーカス群とすることが多かった。このような構成とした場合、フォーカシング(焦点距離調節)の際に、フォーカス群を移動させるため、主に像面湾曲などの光学性能が変化してしまっていた。
フォーカシングに伴う像面湾曲の変化を低減するために、特許文献1では、拡大共役側から、負の第1レンズ群と、正の第2レンズ群からなるズームレンズにおいて、第1レンズ群を前群と後群に分割し、その前群と後群とを独立に前側に繰り出している。
また、特許文献2、3においては、負正負正の4群ズームレンズにおいて、第1レンズ群を負の屈折力の第1A群と負の屈折力の第1B群に分割し、そのうち第1B群のみを移動させてフォーカシングを行なっている。
また、特許文献4においては、負正正負正の5群ズームレンズにおいて、第1レンズ群を負の屈折力の第1A群と負の屈折力の第1B群に分割し、それらを移動させてフォーカシングを行なっている。但し、フォーカシングの際の、これらの第1A群と第1B群の移動の仕方については開示が無い。
特開昭61−116315号公報(特公平03−003205号公報) 特開平02−296208号公報(特登録2862272号公報) 特開平07−261084号公報(特登録3391883号公報) 特開2002−357771号公報
今後のプロジェクタ等の画像投射装置で投射する画像の高精細化に伴って、フォーカシングの際の収差変動(主に像面湾曲)をより厳しく補正する(低減する)必要がある。
そこで、本発明では、フォーカシングの際の像面湾曲の変動の小さいズームレンズを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願ズームレンズは、最も拡大側に配置された、負の屈折力の第1レンズユニット、前記第1レンズユニットに隣接して配置された、正の屈折力の第2レンズユニット、前記第2レンズユニットよりも縮小側に配置された、正の屈折力の第3レンズユニット、を含むズームレンズであって、変倍の際に、前記第1レンズユニットと前記第2レンズユニットとの間隔を変化させており、前記第1レンズユニットが、拡大側から順に、1枚以上の負レンズより構成される負の屈折力の第1サブユニットと、2枚の負レンズ及び1枚の正レンズを含む負の屈折力の第2サブユニットから構成されており、遠距離から近距離へのフォーカシングの際に、前記第1サブユニットと前記第2サブユニットとの間隔が狭まるとともに第2サブユニットが拡大側に移動しており、前記第2サブユニットの最も拡大側に配置されたレンズの外径をφ1BS、前記第2サブユニットの最も縮小側に配置されたレンズの外径をφ1BIとするとき、
0.8<φ1BS/φ1BI<1.2 (1)
を満足することを特徴としている。
本願発明の別側面のズームレンズは、最も拡大側に配置された、負の屈折力の第1レンズユニット、前記第1レンズユニットに隣接して配置された、正の屈折力の第2レンズユニット、前記第2レンズユニットよりも縮小側に配置された、正の屈折力の第3レンズユニット、を含むズームレンズであって、変倍の際に、前記第1レンズユニットと前記第2レンズユニットとの間隔を変化させており、前記第1レンズユニットが、拡大側から順に、1枚以上の負レンズより構成される負の屈折力の第1サブユニットと、1枚の負レンズ及び1枚の正レンズを含み、前記第2レンズユニットに含まれるレンズの中で最も外径が小さいレンズより外径の小さいレンズで構成される負の屈折力の第2サブユニットから構成されており、遠距離から近距離へのフォーカシングの際に、前記第1サブユニットと前記第2サブユニットとの間隔が狭まるとともに第2サブユニットが拡大側に移動することを特徴としている。
本願発明の別側面のズームレンズは、最も拡大側に配置された、負の屈折力の第1レンズユニット、前記第1レンズユニットに隣接して配置された、正の屈折力の第2レンズユニット、前記第2レンズユニットよりも縮小側に配置された、正の屈折力の第3レンズユニット、を含むズームレンズであって、変倍の際に、前記第1レンズユニットと前記第2レンズユニットとの間隔を変化させており、前記第1レンズユニットが、拡大側から順に、1枚以上の負レンズより構成される負の屈折力の第1サブユニットと、2枚の負レンズ及び1枚の正レンズより構成される負の屈折力の第2サブユニットから構成されており、遠距離から近距離へのフォーカシングの際に、前記第1サブユニットと前記第2サブユニットとの間隔が狭まるとともに第2サブユニットが拡大側に移動することを特徴としている。
本願発明の別側面のズームレンズは、最も拡大側に配置された、負の屈折力の第1レンズユニット、前記第1レンズユニットに隣接して配置された、正の屈折力の第2レンズユニット、前記第2レンズユニットよりも縮小側に配置された、正の屈折力の第3レンズユニット、を含むズームレンズであって、変倍の際に、前記第1レンズユニットと前記第2レンズユニットとの間隔を変化させており、前記第1レンズユニットが、拡大側から順に、負の屈折力の第1サブユニットと、負の屈折力の第2サブユニットを有しており、遠距離から近距離へのフォーカシングの際に、前記第1サブユニットは縮小側に移動し、前記第2サブユニットは拡大側に移動することを特徴としている。
また、本願発明の画像投射装置は、光変調素子と、前記光変調素子から出射する光束を被投射面に投射する、上記のズームレンズとを有することを特徴としている。
本発明によれば、フォーカシングの際の像面湾曲の変動を簡易な構成で低減することができ、至近から遠方の全投射距離にわたり良好なる光学性能を有したズームレンズ、またそれを用いた画像投射装置を得ることができる。
本実施例では、ズームレンズ、主にプロジェクタ用の投射レンズとしての使用に適したズームレンズについて記載する。特に、フォーカシング(フォーカス調整、焦点距離調節)の際に生じる像面湾曲の変化を低減する(変化量を小さくする)ことが可能なズームレンズであって、今後の画像の高精細化にも耐えうるズームレンズについて記載する。
まず、プロジェクタ(画像投射装置、画像投影装置、液晶プロジェクタ)について簡単に記載する。主なプロジェクタの構成要素としては、光源、液晶パネル等の光変調素子(画像形成素子)、光源から出射する光束で光変調素子を照明する照明光学系、光変調素子から出射する光束(画像光)をスクリーン等の被投射面に投射(画像投射)する投射レンズがある。勿論、その他、プロジェクタのタイプによって、ダイクロイックミラー、ダイクロイックプリズム、偏光ビームスプリッタ、偏光板、位相差板(1/2位相差板、1/4位相差板)等も必要となる。
本実施例においては、このようなプロジェクタ(画像投射装置)内において、光変調素子から出射する光を被投射面に投射する画像投射用の投射レンズについて記載する。この投射レンズには、バックフォーカスが長いこと、縮小側(縮小共役側、光変調素子側)に高いテレセントリック性を有すること、等が求められる。更に、前述したように、フォーカシング(フォーカス調整)の際の像面湾曲の変動が小さいズームレンズが求められている。
そこで、本実施例では、このフォーカシングの際の像面湾曲の変動が小さいズームレンズを提供することを目的としている。
以下に、それらの目的を達成する実施例1、2、3について、図面を用いて具体的に説明する。
図1は、実施例1の断面図を示す。実施例1のズームレンズ(投射レンズ)は、拡大側(拡大共役側、被投射面側、紙面左側)から順に第1〜6群を含む6群構成のズームレンズである。ここで、負の屈折力の第1群(第1レンズユニット)G1は変倍(ズーミング)のためには移動せず、フォーカシング(フォーカス調整)の際に移動するレンズユニットである。その第1群と隣接して配置された第2群(第2レンズユニット)G2は正の屈折力を持ち、その第2群に隣接して配置された第3群第3群(第3レンズユニット)G3も正の屈折力を持つ。更に、その第3群に隣接して配置された第4群(第4レンズユニット)G4は負の屈折力を、その第4群に隣接して配置された第5群(第5レンズユニット)G5は正の屈折力を持つ。これらの第2〜5群は、ワイド端(広角端)からテレ端(望遠端)への変倍(ズーミング)に際して拡大側に移動する。そして、正の屈折力の第6群(第6レンズユニット)G6は、変倍(ズーミング)のためには移動しない。また、これらの第1〜6群は、互いに隣接して配置されており、変倍に伴ってその隣接した2つのレンズ群(レンズユニット)の間隔を変化させている。特に、第1群(第1レンズユニット)と第2群(第2レンズユニット)との間隔(第2群と第3群の間隔も)を変化させて変倍を行っている。
第1群(第1レンズユニット)G1は、負の屈折力の第1A群(第1サブユニット)G1Aと、負の屈折力の第1B群(第2サブユニット)G1Bにより構成されている。第1A群は、1枚の負レンズより構成されている(2枚以上の負レンズで構成しても良いが、負レンズのみで構成することが望ましい)。より詳細には、拡大共役側に凸の1枚の負メニスカスレンズ1より構成されている。第1B群は、2枚の負レンズと1枚の正レンズにより構成されており、その2枚の負レンズは1枚の正レンズよりも拡大側に配置されている。より詳細には、拡大共役側から順に、拡大共役側に凸の負メニスカスレンズ2、縮小側の面と比較して、拡大側の面に強いパワーを有する負レンズ3、拡大側の面と比較して、縮小側の面に強いパワーを有する正レンズ4より構成されている。ここで、レンズにおける両面のパワー(屈折力、光学的パワー)の比較は、両面の焦点距離の絶対値の逆数の値が大きい方がパワーが強い、と言う意味である。
遠距離側(遠距離、無限遠)から近距離側(近距離、至近)への拡大側共役点の変化(フォーカシング、フォーカス調整)に伴い、第1A群G1Aは、拡大側から縮小側に移動し、第1B群G1Bは、縮小共役側から拡大共役側に移動している。つまり、遠距離側から近距離側へフォーカシングする際に、第1A群と第1B群とがお互いの間隔を狭める(縮める)方向に(互いに近づく方向)に移動している。この実施例1においては、第1A(第1サブユニット)群G1Aの光軸方向の移動量が、第1B群(第2サブユニット)G1Bの光軸方向の移動量の半分となるように(不図示のカム環などを用いて)構成されている。
絞りSPより、拡大共役側に正屈折力の第2群(第2レンズユニット)G2を配置しているのは、第1群と第2群の間の軸外主光線PL1が光軸CL1とほぼ平行になるようにするためである。このような位置に絞りを配置することによって、フォーカシングの際に最も光軸方向の移動量が大きい第1B群G1Bの光軸上の移動で、第1B群内における軸外主光線の高さの変化が少なくなるようにしている。尚、絞りSPは、第3群(第3レンズユニットの後ろ側(縮小側)に配置しており、変倍の際には第3群と共に移動させている。
また、第1B群G1B内におけるレンズの配置を、拡大側に凸の負メニスカスレンズ2、縮小側と比較して拡大側に強いパワーを有する負レンズ3、拡大側と比較して縮小側に強いパワーを有する正レンズ4としている。このように配置したのは、軸外主光線PL1の角度が、第1B群G1B内で、光軸CL1とほぼ平行となる状態を保つためである。
また、第1A群G1Aを拡大共役側に凸の1枚の負メニスカスレンズ1より構成しているのは、コマ収差や非点収差(像面湾曲)(像面湾曲)の発生を小さくするためである。
また、第1A群G1Aを遠距離から近距離へのフォーカシングの際、縮小共役側に移動しているのは、第1A群G1Aにおけるフォーカス時の軸外主光線の光軸からの高さの変化を小さくするためである。
フォーカシング時の像面湾曲の変化が小さくなるようにするために、第1群G1と第2群G2の間の軸外主光線PL1の光軸CL1に対する角度がほぼ平行で、第1B群G1B内の軸外主光線PL1の光軸CL1に対する角度もほぼ平行となるように構成している。
さらに、レンズ4により軸外光束が拡大共役側へ向けて、収束されるので、第1B群G1Bのレンズ2,3,4の有効径は、結果として、第2群のレンズ5の有効径より小さくなる。このため、第1B群G1Bのレンズ外径は、第2群G2のレンズ5の外径より小さくなっている。
また、第1B群G1Bの最も拡大側の負レンズを非球面レンズとしているのは、歪曲収差を良好に補正するためである。拡大側から2番目のレンズであれば、安価なプラスチック非球面レンズを使用しても、キズなどの発生の心配がなく、軸外主光線の光軸からの高さが大きいので、軸外収差の補正をする上で高い効果が得られる。
この実施例1では、第2群のレンズ5と第1B群の最も縮小側のレンズ4により軸外主光線PL1を光軸CL1に対してほぼ平行にし、軸外光束径を拡大側に向けて絞り込んでいる。更に、軸外主光線がほぼ平行になる位置に配置された第1B群G1Bを、遠距離から近距離へのフォーカシングの際、拡大共役側に移動させている。このように構成することによって、フォーカシングの際の像面湾曲の変化の小さいズームレンズの提供を可能としている。さらに第1A群G1Aを縮小共役側に移動しているのは、第1A群G1Aを固定とした場合に、僅かに残る像面湾曲の変化を補正するためである。
軸外主光線PL1の光軸に対する角度が大きい第1A群G1Aにおける軸外主光線の高さの変化がほとんど生じないように、第1A群G1Aを第1B群G1Bに対して、独立に移動させている。
次に、この実施例1の収差図を図2〜7に示す。それぞれの図について以下に説明する。
図2に、本発明数値実施例1のレンズ前端から拡大共役点までの距離が1.2mの場合の、ワイド端における球面収差、非点収差(像面湾曲)、歪曲収差を示す。
図3に、本発明数値実施例1のレンズ前端から拡大共役点までの距離が1.2mの場合の、テレ端における球面収差、非点収差(像面湾曲)、歪曲収差を示す。
図4に、本発明数値実施例1のレンズ前端から拡大共役点までの距離が2.1mの場合の、ワイド端における球面収差、非点収差(像面湾曲)、歪曲収差を示す。
図5に、本発明数値実施例1のレンズ前端から拡大共役点までの距離が2.1mの場合の、テレ端における球面収差、非点収差(像面湾曲)、歪曲収差を示す。
図6に、本発明数値実施例1のレンズ前端から拡大共役点までの距離が9mの場合の、ワイド端における球面収差、非点収差(像面湾曲)、歪曲収差を示す。
図7に、本発明数値実施例1のレンズ前端から拡大共役点までの距離が9mの場合の、テレ端における球面収差、非点収差(像面湾曲)、歪曲収差を示す。
尚、非点収差図において、点線はメリジオナル像面、実線はサジタル像面を示す。
拡大側共役点から、レンズの最も拡大共役側の面までの距離が1.2mから9mまで変化しても、像面湾曲の変化は小さくおさえられている。さらに詳しく説明すると、レンズ前端から拡大共役点までの距離変化による球面収差の変化に合わせて、1.2mでは、基準距離2.1mより若干アンダー気味に、9mでは、基準距離2.1mより若干オーバー気味になるようにしている。このように球面収差と像面湾曲のバランスをとって、像面がフラットになるよう移動量を設定している。
図8は、実施例2の断面図を示す。特に記載しない点については実施例1と同じである。
実施例2のズームレンズは、拡大共役側から順に、負屈折力の第1群G1、正屈折力の第2群G2、正屈折力の第3群G3、負屈折力の第4群G4、正屈折力の第5群G5、正屈折力の第6群G6、より構成されている。これらの第1〜6群は互いに隣接して配置されている。
ワイド端(広角端)からテレ端(望遠端)への変倍(ズーミング)のためには、第1群(第1レンズユニット)G1と第6群(第6レンズユニット)G6は移動しない。また、ワイド端(広角端)からテレ端(望遠端)への変倍(ズーミング)の際、第2群(第2レンズユニット)G2、第3群(第3レンズユニット)G3、第4群(第4レンズユニット)G4、第5群(第5レンズユニット)G5が拡大側に移動している。
第1群G1は、1枚の負レンズより構成された負の屈折力の第1A群(第1サブユニット)G1Aと、負の屈折力の第1B群(第2サブユニット)G1Bより構成されている。第1A群は、拡大共役側に凸の1枚の負メニスカスレンズ1より構成されている。第1B群は、2枚の負レンズと1枚の正レンズより構成されている。より詳細には、拡大共役側から順に、拡大共役側に凸の負メニスカスレンズ2、縮小共役側の面と比較して拡大共役側の面に強いパワーを有する負レンズ3、拡大共役側の面と比較して縮小共役側の面に強いパワーを有する正レンズ4より構成されている。
遠距離側から近距離側への拡大側共役点の変化に伴い、第1A群G1Aは、縮小共役側から、拡大共役側に移動し、第1B群G1Bは、縮小共役側から、拡大共役側に移動して、フォーカシングを行なっている。この実施例2においては、第1A群G1Aのフォーカシングの際の移動量が、第1B群G1Bのフォーカシングの際の移動量の20%となるよう、不図示のカム環などで、光軸上を移動するよう構成されている。
この実施例2においては、前述したように、第1A群G1Aと第1B群G1Bを遠距離から近距離へのフォーカシングの際、両G1Bの移動量に対して20%の移動量としている。これによって、レンズ1から4を一体としてフォーカシング時に動かす従来のフォーカス方法と比較すると、第1A群における軸外主光線の高さの変化を小さくすることができる。この結果として、フォーカシング時の像面湾曲収差の変化を小さくすることが可能となる。
第1A群G1Aは、コマ収差や非点収差(像面湾曲、像面湾曲)の発生を小さくするために、拡大共役側に凸面を向けた負メニスカスレンズの形状が好ましい。第1B群G1Bは、第1B群G1B内における軸外主光線PL1の光軸からの高さの変化が少なくなるように構成されている。具体的には、拡大共役側から、拡大共役側に凸面を向けた負メニスカスレンズ2、拡大共役側に強いパワーを有する負レンズ3、縮小共役側に強いパワーを有する正レンズ4の順で配置されている。
次に、この実施例2の収差図を図9〜14に示す。それぞれの図について以下に説明する。
図9に、本発明数値実施例2のレンズ前端から拡大共役点までの距離が1.2mの場合の、ワイド端における球面収差、非点収差(像面湾曲)、歪曲収差を示す。
図10に、本発明数値実施例2のレンズ前端から拡大共役点までの距離が1.2mの場合の、テレ端における球面収差、非点収差(像面湾曲)、歪曲収差を示す。
図11に、本発明数値実施例2のレンズ前端から拡大共役点までの距離が2.1mの場合の、ワイド端における球面収差、非点収差(像面湾曲)、歪曲収差を示す。
図12に、本発明数値実施例2のレンズ前端から拡大共役点までの距離が2.1mの場合の、テレ端における球面収差、非点収差(像面湾曲)、歪曲収差を示す。
図13に、本発明数値実施例2のレンズ前端から拡大共役点までの距離が9mの場合の、ワイド端における球面収差、非点収差(像面湾曲)、歪曲収差を示す。
図14に、本発明数値実施例2のレンズ前端から拡大共役点までの距離が9mの場合の、テレ端における球面収差、非点収差(像面湾曲)、歪曲収差を示す。
拡大側共役点から、レンズの最も拡大共役側の面までの距離が1.2mから9mまで変化しても、像面湾曲の変化は小さくおさえられている。
比較として、数値実施例1の構成で、レンズ1から4を一体化してフォーカシングを行なった場合の
レンズ前端から拡大側共役点までの距離が1.2m、2.1m、9mの場合の、ワイド端およびテレ端の収差図(球面収差、非点収差(像面湾曲)、歪曲収差)を図15から図20に示す。図15から図20はそれぞれ以下に説明する図である。
図15に、本発明数値実施例1において、第1A群と第1B群(レンズ1〜4)を一体としてフォーカシングを行なった場合のレンズ前端から拡大共役点までの距離が1.2mの場合の、ワイド端における球面収差、像面湾曲、歪曲収差を示す。
図16に、本発明数値実施例1において、第1A群と第1B群(レンズ1〜4)を一体としてフォーカシングを行なった場合のレンズ前端から拡大共役点までの距離が1.2mの場合の、テレ端における球面収差、像面湾曲、歪曲収差を示す。
図17に、本発明数値実施例1において、第1A群と第1B群(レンズ1〜4)を一体としてフォーカシングを行なった場合のレンズ前端から拡大共役点までの距離が2.1mの場合の、ワイド端における球面収差、像面湾曲、歪曲収差を示す。
図18に、本発明数値実施例1において、第1A群と第1B群(レンズ1〜4)を一体としてフォーカシングを行なった場合のレンズ前端から拡大共役点までの距離が2.1mの場合の、テレ端における球面収差、像面湾曲、歪曲収差を示す。
図19に、本発明数値実施例1において、第1A群と第1B群(レンズ1〜4)を一体としてフォーカシングを行なった場合のレンズ前端から拡大共役点までの距離が9mの場合の、ワイド端における球面収差、像面湾曲、歪曲収差を示す。
図20に、本発明数値実施例1において、第1A群と第1B群(レンズ1〜4)を一体としてフォーカシングを行なった場合のレンズ前端から拡大共役点までの距離が9mの場合の、テレ端における球面収差、像面湾曲、歪曲収差を示す。
これらの図15から図20を見れば分かるように、レンズ1〜4を一体として、フォーカシングを行なった場合、像面湾曲は、基準距離2.1mに対して、1.2mではオーバーに、9mではアンダーとなる。また、球面収差は、基準距離2.1mに対して、1.2mではアンダーに、9mではオーバーとなるため、光軸近傍と周辺でのピント位置にずれが生じ、光軸近傍にピントを合わせたときに、周辺部がぼけてしまう。
図21は、実施例3の断面図を示す。特に記載しない点については実施例1と同じである。
実施例3のズームレンズは、拡大共役側から順に、負屈折力の第1群GG1、正屈折力の第2群GG2、正屈折力の第3群GG3、負屈折力の第4群GG4、正屈折力の第5群GG5、正屈折力の第6群GG6、より構成されている。これらの第1〜6群は、互いに隣接して配置されており、
ワイド端(広角端)からテレ端(望遠端)への変倍(ズーミング)のためには、第1群(第1レンズユニット)GG1と第6群(第6レンズユニット)GG6は移動しない。また、ワイド端(広角端)からテレ端(望遠端)への変倍(ズーミング)の際、第2群(第2レンズユニット)GG2、第3群(第3レンズユニット)GG3、第4群(第4レンズユニット)GG4、第5群(第5レンズユニット)GG5が拡大側に移動している。
第1群GG1は、1枚の負レンズより構成された負の屈折力の第1A群(第1サブユニット)GG1Aと、負の屈折力の第1B群(第2サブユニット)GG1Bより構成されている。第1A群は、拡大共役側に凸の1枚の負メニスカスレンズ21より構成されている。第1B群は、2枚の負レンズと1枚の正レンズより構成されている。より詳細には、第1B群は、拡大側から順に、拡大側に凸の負メニスカスレンズ22、縮小側の面と比較して拡大側の面に強いパワーを有する負レンズ23、拡大側の面と比較して縮小側の面に強いパワーを有する正レンズ24より構成されている。
遠距離側から近距離側への拡大側共役点の変化(フォーカシング)に伴い、第1A群GG1Aは固定であり、第1B群GG1Bは、縮小共役側から拡大共役側に移動している。
この実施例3では、フォーカシングの際、第1B群GG1Bのみを縮小共役側から拡大共役へ移動するだけで、拡大共役側の共役点変化に対する、像面湾曲の変化を小さくすることが可能となり、簡単な構成で、いわゆるフローテイング効果を得ることができる。
レンズ前端から拡大共役点までの距離が変化した場合、遠距離から近距離への拡大側共役点の変化に対してレンズ21から24を拡大共役側に繰り出す従来のフォーカシング方法では、第1群GG1が光軸上を移動する。これにより、最も拡大共役側の凹レンズ21における軸外主光線の光軸からの高さが大きく変化してしまう。このため、第1群GG1が縮小共役側に移動する、拡大共役側の共役点が遠い場合には、前記凹レンズ21における軸外主光線の光軸からの高さが小さくなる。一方、第1群GG1が拡大共役側に繰り出される、拡大共役側の共役点が近い場合には、前記凹レンズ21における軸外主光線の光軸からの高さが大きくなる。このため、拡大共役点が遠い場合には、前記凹レンズ21のパワーが弱いところを軸外主光線が通過するので、像面湾曲がアンダーになり、拡大共役点が近い場合には、前記凹レンズ21のパワーが強いところを軸外主光線が通過するので、像面湾曲がオーバーとなる。
実施例3では、第1B群が、拡大側から順に、拡大側に凸の負メニスカスレンズ22、縮小側の面に対して拡大側の面のパワーの絶対値が相対的に強い負レンズ23、拡大側の面に対して縮小側の面のパワーの絶対値が相対的に強い正レンズ24より構成されている。この構成でフォーカシングの際、第1B群GG1Bのみを光軸方向に移動しても、第1A群GG1Aは固定されたままなので、第1A群GG1Aにおける軸外主光線の高さの変化を小さくすることができる。第1B群GG1B内を通過する軸外主光線は、光軸に対して大きな角度にならないよう構成されている。
次に、この実施例2の収差図を図22〜27に示す。それぞれの図について以下に説明する。
図22に、本発明数値実施例3のレンズ前端から拡大共役点までの距離が1.2mの場合の、ワイド端における球面収差、非点収差(像面湾曲)、歪曲収差を示す。
図23に、本発明数値実施例3のレンズ前端から拡大共役点までの距離が1.2mの場合の、テレ端における球面収差、非点収差(像面湾曲)、歪曲収差を示す。
図24に、本発明数値実施例3のレンズ前端から拡大共役点までの距離が2.1mの場合の、ワイド端における球面収差、非点収差(像面湾曲)、歪曲収差を示す。
図25に、本発明数値実施例3のレンズ前端から拡大共役点までの距離が2.1mの場合の、テレ端における球面収差、非点収差(像面湾曲)、歪曲収差を示す。
図26に、本発明数値実施例3のレンズ前端から拡大共役点までの距離が9mの場合の、ワイド端における球面収差、非点収差(像面湾曲)、歪曲収差を示す。
図27に、本発明数値実施例3のレンズ前端から拡大共役点までの距離が9mの場合の、テレ端における球面収差、非点収差(像面湾曲)、歪曲収差を示す。
拡大側共役点から、レンズの最も拡大共役側の面までの距離が1.2mから9mまで変化しても、像面湾曲の変化は小さくおさえられている。
比較として、数値実施例3の構成で、レンズ1から4を一体化してフォーカシングを行なった場合の
レンズ前端から拡大側共役点までの距離が1.2m、2.1m、9mの場合の、ワイド端およびテレ端の収差図(球面収差、非点収差(像面湾曲)、歪曲収差)を図28から図33に示す。
図28に、本発明数値実施例3において、第1A群と第1B群を一体としてフォーカシングを行なった場合のレンズ前端から拡大共役点までの距離が1.2mの場合の、ワイド端における球面収差、非点収差(像面湾曲)歪曲収差を示す。
図29に、本発明数値実施例3において、第1A群と第1B群を一体としてフォーカシングを行なった場合のレンズ前端から拡大共役点までの距離が1.2mの場合の、テレ端における球面収差、非点収差(像面湾曲)、歪曲収差を示す。
図30に、本発明数値実施例3において、第1A群と第1B群を一体としてフォーカシングを行なった場合のレンズ前端から拡大共役点までの距離が2.1mの場合の、ワイド端における球面収差、非点収差(像面湾曲)、歪曲収差を示す。
図31に、本発明数値実施例3において、第1A群と第1B群を一体としてフォーカシングを行なった場合のレンズ前端から拡大共役点までの距離が2.1mの場合の、テレ端における球面収差、非点収差(像面湾曲)、歪曲収差を示す。
図32に、本発明数値実施例3において、第1A群と第1B群を一体としてフォーカシングを行なった場合のレンズ前端から拡大共役点までの距離が9mの場合の、ワイド端における球面収差、非点収差(像面湾曲)、歪曲収差を示す。
図33に、本発明数値実施例3において、第1A群と第1B群を一体としてフォーカシングを行なった場合のレンズ前端から拡大共役点までの距離が9mの場合の、テレ端における球面収差、非点収差(像面湾曲)、歪曲収差を示す。
レンズ1〜4を一体として、フォーカシングを行なった場合、像面湾曲は、基準距離2.1mに対して、2mではオーバーに、9mではアンダーとなり、球面収差は、1.2mではアンダーに、9mではオーバーとなる。そのため、光軸近傍と周辺でのピント位置にずれが生じ、光軸近傍にピントを合わせのときに周辺部がぼけてしまう。
以下に、実施例1、2、3の具体的なレンズデータを示す。実施例1は数値実施例1、実施例2は数値実施例2、実施例3は数値実施例3である。各数値実施例において、iは拡大共役側(紙面左側)からの光学面の順序を示し、Riは、第i番目の光学面の曲率半径、diは第i面と第i+1面との間の面間隔、ni,viはそれぞれd線を基準としたときの、第i番目の光学部材の屈折率、アッベ数を示す。
また、Kを円錐定数、B,C,D,E,Fを非球面係数としたとき、光軸からの高さhの位置での光軸方向の変位を面頂点を基準として、xとするとき、非球面形状は、
x=(y/R)/[1+{1−(1+K)(y/R)}1/2]+By+Cy+Dy+Ey10+Fy12
で表すことができる。
Figure 2009020189
Figure 2009020189
Figure 2009020189
Figure 2009020189
Figure 2009020189
Figure 2009020189
以上、実施例1、2、3について述べて来たが、これらの実施例が満足している条件式について以下に述べる。
第1B群(第2サブユニット)の最も拡大側(拡大共役側)のレンズ外径をφ1BSとし、第1B群(第2サブユニット)の最も縮小側(縮小共役側)のレンズ外径をφ1BIとするとき、以下の条件式を満足している。
0.8<φ1BS/φ1BI<1.2 (1)
この条件式(1)は、第1B群(第2サブユニット)の最も拡大共役側のレンズの外径と最も縮小共役側のレンズ外径の比について限定したものである。条件式(1)の下限値および上限値を超える領域では、第1B群内の軸外主光線の光軸に対する角度が大きくなってしまうため、第1B群の光軸方向の移動により像面湾曲の変化が大きくなってしまうため、好ましくない。
さらに好ましくは
0.9<φ1BS/φ1BI<1.1 (1a)
を満足すると尚良い。
また、第1群(第1レンズユニット)の焦点距離をf1、第1B群(第2サブユニット)の焦点距離をf1Bとするとき、以下の条件式を満足している。
0.2<f1/f1B<0.8 (2)
この条件式(2)は、第1群と第1B群の焦点距離の比について限定したものである。この条件式(2)の下限値を超える領域では、第1B群の焦点距離が大きくなりすぎる(屈折力が弱くなり過ぎる)ので、第1B群のフォーカシング時の移動量が大きくなりすぎ、レンズ全体(特に第1群)が大型化してしまう。また、条件式(2)の上限値を超える領域では、第1B群のパワーが強くなるすぎるため、第1B群内の軸外主光線角度が、拡大側(拡大共役側)に対して発散してしまい、第1B群の光軸方向の移動による像面湾曲の変化が大きくなるため好ましくない。
さらに好ましくは、
0.3<f1/f1B<0.7 (2a)
0.45<f1/f1B<0.6 (2b)
を満足すると尚良い。
表1に実施例1、2、3それぞれの実施例の、条件式(1)、(2)の値を示す。
Figure 2009020189
尚、これらの条件式(1)、(2)は、本願発明にとって必須の内容では無く、これらの条件式はより好ましいズームレンズ(画像投射装置用の投射レンズ)を提供することが出来る、と言う効果を得るための条件式である。
また、本実施例1、2、3は全て6群構成のズームレンズであったがその限りでは無い。例えば、第4群(第4レンズユニット)よりも縮小側の第5群(第5レンズユニット)及び第6群(第6レンズユニット)を省略し、4群構成(拡大側から、負正負正、負正正正等)としても良い。勿論、第5群(第5レンズユニット)よりも縮小側の第6群(第6レンズユニット)を省略して5群構成(拡大側から負正負正正、負正正正正、負正正負正等)としても構わない。
また、本実施例1、2、3においては、第1群(第1レンズユニット)は、第1A群(第1サブユニット)と第1B群(第2サブユニット)により構成されているが、その限りでは無く、3つ目のサブユニットを有していても構わない。
また、本実施例1、2、3においては、第1A群(第1サブユニット)は1枚の負レンズで構成されていたがその限りでは無く、前述したように1枚以上の負レンズで構成していれば良い。すなわち、第1A群は2枚の負レンズ、或いは3枚の負レンズで構成しても構わない。また、同様に第1B群(第2サブユニット)は2枚の負レンズと1枚の正レンズで構成しているがその限りでは無い。例えば、2枚の負レンズを2枚以上の負レンズに置き換えても良いし、1枚の正レンズを1枚以上の正レンズに置き換えても良い。
また、本実施例1、2、3は互いの特徴を任意に組み合わせても良い。例えば、第1群(第1レンズユニット)内の第1A群(第1サブユニット)と第1B群(第2サブユニット)の移動の仕方を第1、2、3実施例において任意に入れ換えても構わない。
また、本実施例では、ズームレンズ、特に被投射面に画像を投射するプロジェクタ用の投射レンズとしての使用に適したズームレンズについて記載してきたが、カメラ等(ビデオカメラ、監視カメラ等)の撮影装置や、双眼鏡等の観察装置に適用しても構わない。カメラ等に適用する場合は、被写体(拡大側共役面)から出射する画像光をCCD等の光電変換素子(縮小側共役面)に導くズームレンズとなる。
数値実施例1の断面図 数値実施例1のワイド端1.2mにおける収差図 数値実施例1のテレ端1.2mにおける収差図 数値実施例1のワイド端2.1mにおける収差図 数値実施例1のテレ端2.1mにおける収差図 数値実施例1のワイド端9mにおける収差図 数値実施例1のテレ端9mにおける収差図 数値実施例2の断面図 数値実施例2のワイド端1.2mにおける収差図 数値実施例2のテレ端1.2mにおける収差図 数値実施例2のワイド端2.1mにおける収差図 数値実施例2のテレ端2.1mにおける収差図 数値実施例2のワイド端9mにおける収差図 数値実施例2のテレ端9mにおける収差図 数値実施例1(G1〜4一体フォーカス)のワイド端1.2mにおける収差図 数値実施例1(G1〜4一体フォーカス)のテレ端1.2mにおける収差図 数値実施例1(G1〜4一体フォーカス)のワイド端2.1mにおける収差図 数値実施例1(G1〜4一体フォーカス)のテレ端2.1mにおける収差図 数値実施例1(G1〜4一体フォーカス)のワイド端9mにおける収差図 数値実施例1(G1〜4一体フォーカス)のテレ端9mにおける収差図 数値実施例3の断面図 数値実施例3のワイド端1.2mにおける収差図 数値実施例3のテレ端1.2mにおける収差図 数値実施例3のワイド端2.1mにおける収差図 数値実施例3のテレ端2.1mにおける収差図 数値実施例3のワイド端9mにおける収差図 数値実施例3のテレ端9mにおける収差図 数値実施例3(G1〜4一体フォーカス)のワイド端1.2mにおける収差図 数値実施例3(G1〜4一体フォーカス)のテレ端1.2mにおける収差図 数値実施例3(G1〜4一体フォーカス)のワイド端2.1mにおける収差図 数値実施例3(G1〜4一体フォーカス)のテレ端2.1mにおける収差図 数値実施例3(G1〜4一体フォーカス)のワイド端9mにおける収差図 数値実施例3(G1〜4一体フォーカス)のテレ端9mにおける収差図
符号の説明
SP 絞り
G1 第1群(第1レンズユニット)
G2 第2群(第2レンズユニット)
G3 第3群(第3レンズユニット)
G4 第4群(第4レンズユニット)
G5 第5群(第5レンズユニット)
G6 第6群(第6レンズユニット)
G1A 第1A群(第1サブユニット)
G1B 第1B群(第2サブユニット)
PL1 軸外主光線
CL1 光軸

Claims (10)

  1. 最も拡大側に配置された、負の屈折力の第1レンズユニット、
    前記第1レンズユニットに隣接して配置された、正の屈折力の第2レンズユニット、
    前記第2レンズユニットよりも縮小側に配置された、正の屈折力の第3レンズユニット、
    を含むズームレンズであって、
    変倍の際に、前記第1レンズユニットと前記第2レンズユニットとの間隔を変化させており、
    前記第1レンズユニットが、拡大側から順に、1枚以上の負レンズより構成される負の屈折力の第1サブユニットと、1枚の負レンズ及び1枚の正レンズを含み、前記第2レンズユニットに含まれるレンズの中で最も外径が小さいレンズより外径の小さいレンズで構成される負の屈折力の第2サブユニットから構成されており、
    遠距離から近距離へのフォーカシングの際に、前記第1サブユニットと前記第2サブユニットとの間隔が狭まるとともに第2サブユニットが拡大側に移動することを特徴とするズームレンズ。
  2. 最も拡大側に配置された、負の屈折力の第1レンズユニット、
    前記第1レンズユニットに隣接して配置された、正の屈折力の第2レンズユニット、
    前記第2レンズユニットよりも縮小側に配置された、正の屈折力の第3レンズユニット、
    を含むズームレンズであって、
    変倍の際に、前記第1レンズユニットと前記第2レンズユニットとの間隔を変化させており、
    前記第1レンズユニットが、拡大側から順に、1枚以上の負レンズより構成される負の屈折力の第1サブユニットと、2枚の負レンズ及び1枚の正レンズより構成される負の屈折力の第2サブユニットから構成されており、
    遠距離から近距離へのフォーカシングの際に、前記第1サブユニットと前記第2サブユニットとの間隔が狭まるとともに第2サブユニットが拡大側に移動することを特徴とするズームレンズ。
  3. 最も拡大側に配置された、負の屈折力の第1レンズユニット、
    前記第1レンズユニットに隣接して配置された、正の屈折力の第2レンズユニット、
    前記第2レンズユニットよりも縮小側に配置された、正の屈折力の第3レンズユニット、
    を含むズームレンズであって、
    変倍の際に、前記第1レンズユニットと前記第2レンズユニットとの間隔を変化させており、
    前記第1レンズユニットが、拡大側から順に、負の屈折力の第1サブユニットと、負の屈折力の第2サブユニットを有しており、
    遠距離から近距離へのフォーカシングの際に、前記第1サブユニットは縮小側に移動し、前記第2サブユニットは拡大側に移動することを特徴とするズームレンズ。
  4. 最も拡大側に配置された、負の屈折力の第1レンズユニット、
    前記第1レンズユニットに隣接して配置された、正の屈折力の第2レンズユニット、
    前記第2レンズユニットよりも縮小側に配置された、正の屈折力の第3レンズユニット、
    を含むズームレンズであって、
    変倍の際に、前記第1レンズユニットと前記第2レンズユニットとの間隔を変化させており、
    前記第1レンズユニットが、拡大側から順に、1枚以上の負レンズより構成される負の屈折力の第1サブユニットと、2枚の負レンズ及び1枚の正レンズを含む負の屈折力の第2サブユニットから構成されており、
    遠距離から近距離へのフォーカシングの際に、前記第1サブユニットと前記第2サブユニットとの間隔が狭まるとともに第2サブユニットが拡大側に移動しており、
    前記第2サブユニットの最も拡大側に配置されたレンズの外径をφ1BS、前記第2サブユニットの最も縮小側に配置されたレンズの外径をφ1BIとするとき、
    0.8<φ1BS/φ1BI<1.2
    を満足することを特徴とするズームレンズ。
  5. 遠距離から近距離へのフォーカシングに際して、前記第1サブユニットが縮小側に移動することを特徴とする請求項1、2又は4いずれかに記載のズームレンズ。
  6. 前記第2サブユニットの最も拡大側に配置されたレンズの外径をφ1BS、前記第2サブユニットの最も縮小側に配置されたレンズの外径をφ1BIとするとき、
    0.8<φ1BS/φ1BI<1.2
    を満足することを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載のズームレンズ。
  7. 前記第1サブユニットが拡大側から順に、拡大側に凸の1枚の負メニスカスレンズより構成され、
    前記第2サブユニットが拡大側から順に、拡大側に凸の負メニスカスレンズ、縮小側の面よりも拡大側の面の方が強いパワーを有する負レンズ、拡大側の面よりも縮小側の面が強いパワーを有する正レンズより構成されていること特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載のズームレンズ。
  8. 前記第1レンズユニットの焦点距離をf1、前記第2サブユニットの焦点距離をf1Bとするとき、
    0.2<f1/f1B<0.8
    を満足することを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載のズームレンズ。
  9. 拡大共役側から順に、負の屈折力の前記第1レンズユニット、正の屈折力の前記第2レンズユニット、正の屈折力の前記第3レンズユニット、負の屈折力の第4レンズユニット、正の屈折力の第5レンズユニット、正の屈折力の第6レンズユニットより構成され、
    変倍の際に、前記第2、3、4、5レンズユニットが光軸方向に移動することを特徴とする請求項1乃至8いずれかに記載のズームレンズ。
  10. 光変調素子と、
    前記光変調素子から出射する光束を被投射面に投射する、請求項1乃至9いずれかに記載のズームレンズとを有することを特徴とする画像投射装置。
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