JP2009018308A - フィルターカートリッジ用コネクタ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】フィルターカートリッジを配管系に正確かつ適正に結合するためのコネクタ装置を提供する。
【解決手段】フィルターカートリッジの装脱時に気密的に着脱できる複数個の結合管を下面側に有する固定部1と、流体出入管が前記結合管に整列するように保持するフランジ保持部を有する可動テーブル2と、前記可動テーブル2を垂直方向に移動可能なように拘束するようにX形に交差し中央の交差点で互いに枢着された2本の細長い部材と該細長い部材の各端部に取り付けたピンと前記固定部1及び前記可動テーブル2の側面にそれぞれ設けられ前記ピンを水平に案内する水平スロットとよりなっている案内機構4と、一端部で前記固定部1に枢着され7且つ他端部にハンドル42を有し前記可動テーブルに固定されたカムピン6を上下に駆動するためのカムスロット45を備えている該操作レバー3と、を含んでいるフィルターカートリッジ用コネクタ装置。
【選択図】図5
【解決手段】フィルターカートリッジの装脱時に気密的に着脱できる複数個の結合管を下面側に有する固定部1と、流体出入管が前記結合管に整列するように保持するフランジ保持部を有する可動テーブル2と、前記可動テーブル2を垂直方向に移動可能なように拘束するようにX形に交差し中央の交差点で互いに枢着された2本の細長い部材と該細長い部材の各端部に取り付けたピンと前記固定部1及び前記可動テーブル2の側面にそれぞれ設けられ前記ピンを水平に案内する水平スロットとよりなっている案内機構4と、一端部で前記固定部1に枢着され7且つ他端部にハンドル42を有し前記可動テーブルに固定されたカムピン6を上下に駆動するためのカムスロット45を備えている該操作レバー3と、を含んでいるフィルターカートリッジ用コネクタ装置。
【選択図】図5
Description
本発明はフィルターカートリッジを配管系に接続するためのコネクタ装置に関する。本発明は特にカートリッジの上端に一次側及び二次側出入口を有するフィルターカートリッジを配管系に接続するためのコネクタ装置に関する。
液体や気体等の流体の精製又は分離に使用されるフィルターカートリッジの一つの形式として、一次側流体入口管、一次側流体出口管及び二次側出口管をカートリッジの上端に突出させ、外部の配管系に接続しやすくしたタイプのものが提案されている。
特に特開平10−71326号公報(米国特許第6068770号対応)にはフィルターカートリッジの上端部に、上に突出する一次側流体入口管と一次側流体出口管と二次側出口管と長方形の水平フランジとを設け、水平フランジを利用してこれら出入口を配管系に容易に整列させ且つ接続することができるようにした使い捨てモジュール式フィルターカートリッジが提案されている。
この型のフィルターカートリッジは、固定マニホルドブロックと、その直下に配置され且つ背部でマニホルドブロックに枢着されている揺動ステージと、揺動ステージを固定マニホルドブロックに対してロックするためのロック手段とを有するコネクタ装置により配管系に接続される。
フィルターカートリッジを配管系に接続するには、コネクタ装置の揺動ステージを下方に揺動させて傾斜させることにより間口を開き、フィルターカートリッジの水平フランジの両側縁を揺動ステージの両側部に形成されたレールに乗せて停止位置までスライドさせることにより一次及び二次側出入口を所定位置に位置づけ、次いで、揺動ステージを揺動ステージから前方に突出している手掛けにより上端位置まで押し上げて水平にすることにより、カートリッジの一次及び二次側出入口管をマニホルドブロック下端に突出しているコネクタ管のシールリングの周りに気密嵌合させ、次いでロック手段により封着位置を保持する。
特に特開平10−71326号公報(米国特許第6068770号対応)にはフィルターカートリッジの上端部に、上に突出する一次側流体入口管と一次側流体出口管と二次側出口管と長方形の水平フランジとを設け、水平フランジを利用してこれら出入口を配管系に容易に整列させ且つ接続することができるようにした使い捨てモジュール式フィルターカートリッジが提案されている。
この型のフィルターカートリッジは、固定マニホルドブロックと、その直下に配置され且つ背部でマニホルドブロックに枢着されている揺動ステージと、揺動ステージを固定マニホルドブロックに対してロックするためのロック手段とを有するコネクタ装置により配管系に接続される。
フィルターカートリッジを配管系に接続するには、コネクタ装置の揺動ステージを下方に揺動させて傾斜させることにより間口を開き、フィルターカートリッジの水平フランジの両側縁を揺動ステージの両側部に形成されたレールに乗せて停止位置までスライドさせることにより一次及び二次側出入口を所定位置に位置づけ、次いで、揺動ステージを揺動ステージから前方に突出している手掛けにより上端位置まで押し上げて水平にすることにより、カートリッジの一次及び二次側出入口管をマニホルドブロック下端に突出しているコネクタ管のシールリングの周りに気密嵌合させ、次いでロック手段により封着位置を保持する。
この型のコネクタ装置は、フィルターカートリッジの出入口管を固定マニホルドブロックのコネクタ管に着脱させる際に、両者の整列が正確であり、着脱が容易であるなどの利点を有するが、重要な問題点を有する。すなわち、揺動ステージを利用してする場合、フィルターカートリッジの流体出入口管は固定マニホルドブロックから突出する流体通路下端部と傾斜状態で係合し始め、最後にそれらの軸線が垂直に整列する。特に両者の嵌合深さが深いとこの傾向が大きくなり、シールリングに不均一な応力がかかるので、コネクタ装置の繰り返し使用においてシールリングの局部的な劣化が生じ、シールの確実を期しがたく、シールリングの交換を度々行う必要がある。更に、この型のコネクタ機構は揺動ステージを使用するためカートリッジが揺動できるスペースが必要であり、このような余地のない場合には使用できない。さらに、傾斜位置から水平位置に持ち上げる際に大きい人力を要する。
これに対して特開平6−147383号(特許第2649464号)には互いに結合すべきコネクタ管をそれぞれ備えた固定部と可動ブロックの間を複数個のピストン/シリンダ機構で結合し、別に可動ブロックを固定部に対してロックする機構を設け、可動ブロックを固定部に対して直線状に移動させて両コネクタ管を互いに嵌合封着しロックし、或いはロックを外して両者を引き離すようにしているが、精密なピストン/シリンダ機構を必要とし、また別個のロック機構を必要とするためにコネクタ装置が複雑となり高コストとなる。
従って、上記の欠点が無く、安価に製造でき、フィルターカートリッジの流体出入口管が垂直に結合できるコネクタ装置を提供することが望まれる。
本発明は、上端部に水平フランジと直立する複数個の流体出入口管とを備えたフィルターカートリッジを配管系に結合するためのコネクタ装置において、前記カートリッジの装脱時に前記流体出入口管に気密的に着脱できる複数個の結合管を下面側に有する固定部と、前記水平フランジを前記流体出入管が前記結合管に整列するように保持するフランジ保持部を有する可動テーブルと、前記可動テーブルを垂直方向に移動可能なように拘束する案内機構と、一端部で前記固定部に枢着され且つ他端部にハンドルを有する操作レバーであって前記可動テーブルに固定されたカムピンを上下に駆動するためのカムスロットを備えている該操作レバーと、を含んでいるフィルターカートリッジ用コネクタ装置を提供する。
本発明によると、可動テーブルが常に水平状態にあり且つ垂直方向にのみ運動し得るように拘束されているため、フィルターカートリッジの前記水平フランジを可動テーブルのフランジ保持部に水平状態でしかも所定位置に正確に着脱できるので、フィルターカートリッジの出入口管は通常の垂直状態でコネクタ装置の結合管に精密に整列でき、また操作レバーのカムスロットと可動テーブルに設けたカムピン(従動子)により可動テーブルを小さな力で移動してフィルターカートリッジを配管系に容易に着脱することが可能となる。また一旦結合すると、気密状態はレバーのカムスロットとカムピンの係止作用により、流体から加わる力に対して結合部の気密封着を維持できる。
ここに好ましい案内機構は、X形に交差し中央の交差点で互いに枢着された2本の細長い部材と、該細長い部材の各端部に取り付けたピンと、前記固定部及び前記可動テーブルの側面にそれぞれ設けられ前記ピンを水平に案内する水平スロットとよりなっている。
これによりピストン/シリンダ機構のような複雑且つ精密化な加工は不要となり安価にコネクタ装置を製作でき、レバーの作用を利用するので結合作業に小さい力しか要しない。
また、上記の操作レバーの前記カムスロットは、前記操作レバーの最下位置及びその近傍で前記枢軸に最も近接するように構成されており、それにより前記可動テーブルを前記コネクタ管と前記流体出入口管が気密的に封着した状態に保持できるようになっている。
このように操作レバーはロック部材を兼ねることができ、フィルターカートリッジの出入口管のコネクタ管への接続(移動とシール)と保持(ロック)は操作レバーを揺動させることのみで達成できる。
本発明によると、可動テーブルが常に水平状態にあり且つ垂直方向にのみ運動し得るように拘束されているため、フィルターカートリッジの前記水平フランジを可動テーブルのフランジ保持部に水平状態でしかも所定位置に正確に着脱できるので、フィルターカートリッジの出入口管は通常の垂直状態でコネクタ装置の結合管に精密に整列でき、また操作レバーのカムスロットと可動テーブルに設けたカムピン(従動子)により可動テーブルを小さな力で移動してフィルターカートリッジを配管系に容易に着脱することが可能となる。また一旦結合すると、気密状態はレバーのカムスロットとカムピンの係止作用により、流体から加わる力に対して結合部の気密封着を維持できる。
ここに好ましい案内機構は、X形に交差し中央の交差点で互いに枢着された2本の細長い部材と、該細長い部材の各端部に取り付けたピンと、前記固定部及び前記可動テーブルの側面にそれぞれ設けられ前記ピンを水平に案内する水平スロットとよりなっている。
これによりピストン/シリンダ機構のような複雑且つ精密化な加工は不要となり安価にコネクタ装置を製作でき、レバーの作用を利用するので結合作業に小さい力しか要しない。
また、上記の操作レバーの前記カムスロットは、前記操作レバーの最下位置及びその近傍で前記枢軸に最も近接するように構成されており、それにより前記可動テーブルを前記コネクタ管と前記流体出入口管が気密的に封着した状態に保持できるようになっている。
このように操作レバーはロック部材を兼ねることができ、フィルターカートリッジの出入口管のコネクタ管への接続(移動とシール)と保持(ロック)は操作レバーを揺動させることのみで達成できる。
本発明によると、フィルターカートリッジは垂直動によりコネクタ装置に着脱でき、従って操作中カートリッジを安定な姿勢に保持できるため、シールリングに無理な力が加わらず長期使用に耐えるコネクタ装置が提供できる。
また操作レバーのカムスロットと可動テーブルに設けたカムピン(従動子)により可動テーブルを小さい力で容易に上下移動させ、フィルターカートリッを小さい力で気密結合させることが可能となる。例えば特開平10−71326号の構造では4〜5kg要したが、本発明のものは標準的な大きさのコネクタ装置では0.5kg前後の力で着脱可能となる。
本発明のコネクタ装置はX字形リンクを使用した垂直案内機構を使用するので、ピストン/シリンダ機構のような精密加工は不要となり安価にコネクタ装置を製作できる。
また、上記の操作レバーの下端位置近傍で前記カムスロットの前記カムピンが位置する部分は操作レバーのある範囲内でカムスロットのほぼ最下位置にあるので、操作レバーはあまり厳密に押し下げなくてもコネクタ管と前記流体出入口管を気密封着した状態に保持できる。このように操作レバーはロック部材を兼ねることができ、フィルターカートリッジの出入口管のコネクタ管への接続(移動とシール)と保持(ロック)は操作レバーを揺動させることのみで達成できる。
本発明のコネクタ装置は揺動(スイング)しないので奥行きが狭くできスペースの節約になる。
また操作レバーのカムスロットと可動テーブルに設けたカムピン(従動子)により可動テーブルを小さい力で容易に上下移動させ、フィルターカートリッを小さい力で気密結合させることが可能となる。例えば特開平10−71326号の構造では4〜5kg要したが、本発明のものは標準的な大きさのコネクタ装置では0.5kg前後の力で着脱可能となる。
本発明のコネクタ装置はX字形リンクを使用した垂直案内機構を使用するので、ピストン/シリンダ機構のような精密加工は不要となり安価にコネクタ装置を製作できる。
また、上記の操作レバーの下端位置近傍で前記カムスロットの前記カムピンが位置する部分は操作レバーのある範囲内でカムスロットのほぼ最下位置にあるので、操作レバーはあまり厳密に押し下げなくてもコネクタ管と前記流体出入口管を気密封着した状態に保持できる。このように操作レバーはロック部材を兼ねることができ、フィルターカートリッジの出入口管のコネクタ管への接続(移動とシール)と保持(ロック)は操作レバーを揺動させることのみで達成できる。
本発明のコネクタ装置は揺動(スイング)しないので奥行きが狭くできスペースの節約になる。
以下本発明を図示の実施例を参照しながら詳しく説明する。
図1〜3は本発明の実施例によるコネクタ装置が非結合状態にある図であり、図4は本発明のコネクタ装置が結合状態にある図であり、図5〜6はフィルターカートリッジを可動ステージに取り付けた状態の図1〜3と同様な図であり、図7〜8はフィルターカートリッジの流体出入口管をコネクタ装置のコネクタ管に結合した結合状態を示す。図9は本発明のコネクタ装置により配管系に結合される公知のフィルターカートリッジの斜視図である。
図1〜3は本発明の実施例によるコネクタ装置が非結合状態にある図であり、図4は本発明のコネクタ装置が結合状態にある図であり、図5〜6はフィルターカートリッジを可動ステージに取り付けた状態の図1〜3と同様な図であり、図7〜8はフィルターカートリッジの流体出入口管をコネクタ装置のコネクタ管に結合した結合状態を示す。図9は本発明のコネクタ装置により配管系に結合される公知のフィルターカートリッジの斜視図である。
図9は参照すると、フィルターカートリッジ20は内部にプリーツ状その他のフィルタ要素が収納された本体22と本体の上部を閉鎖するフランジ24付きの蓋部とからなり、フィルタ要素の一次側流体の入口通路、ろ過された二次側流体の出口通路、一次又は二次側通路のベント通路が蓋部に設けた入口管29、出口管28、ベント管30に結合されている。なお、ベント通路が存在しなかったり或いは一次側出口が存在する場合などもあるので、出入口管28〜30の組み合わせは適宜省略又は閉鎖しても良い。いずれにせよ本発明は複数個の出入口管を配管系に接続するのに適する。
フランジ24は方形に構成され、前端にフィルターカートリッジ20をコネクタ装置に装着する際に使用される指掛け27を有し、また後で述べるように本発明のコネクタ装置に装着する際の案内及び保持手段となる平行なレールに支持される平行な両側縁部25、26を有する。両側縁部25、26の下面には次に説明するコネクタ装置側のレールが嵌る溝21、23が形成されている。
フランジ24は方形に構成され、前端にフィルターカートリッジ20をコネクタ装置に装着する際に使用される指掛け27を有し、また後で述べるように本発明のコネクタ装置に装着する際の案内及び保持手段となる平行なレールに支持される平行な両側縁部25、26を有する。両側縁部25、26の下面には次に説明するコネクタ装置側のレールが嵌る溝21、23が形成されている。
次に図1〜4を参照して本発明の実施例によるコネクタ装置の構造を説明する。
図1〜3は操作レバーが上端位置にある非結合状態のコネクタ装置を示し、図1は斜視図、図2は正面図、図3は右側面図である。図4は操作レバーが下端位置にある結合状態のコネクタ装置の斜視図である。
5は支持ブラケットであり例えば使用場所の壁面に固定される。支持ブラケット5には固定部が固定される。なお固定部が壁面等の支持枠に直接固定できる場合には支持ブラケット5は不要である。固定部は支持ブラケット5の支持板32に固定された水平なヘッド板1と、ヘッド板1に支持されている結合ブロック10と、この結合ブロック10を上下に貫通する3つの流体通路の上端部にそれぞれ結合された3つの管継ぎ手11と、流体通路の下端部にそれぞれ結合された3つのコネクタ管31とを有する。コネクタ管31の下端周囲にはシールリング33が設けられている。
図1〜3は操作レバーが上端位置にある非結合状態のコネクタ装置を示し、図1は斜視図、図2は正面図、図3は右側面図である。図4は操作レバーが下端位置にある結合状態のコネクタ装置の斜視図である。
5は支持ブラケットであり例えば使用場所の壁面に固定される。支持ブラケット5には固定部が固定される。なお固定部が壁面等の支持枠に直接固定できる場合には支持ブラケット5は不要である。固定部は支持ブラケット5の支持板32に固定された水平なヘッド板1と、ヘッド板1に支持されている結合ブロック10と、この結合ブロック10を上下に貫通する3つの流体通路の上端部にそれぞれ結合された3つの管継ぎ手11と、流体通路の下端部にそれぞれ結合された3つのコネクタ管31とを有する。コネクタ管31の下端周囲にはシールリング33が設けられている。
ヘッド板1は両端部が下方に折り曲げられて側面部34を形成している。ヘッド板1の下側には水平な可動テーブル2が配置されている。この可動テーブル2はヘッド板1との間に介在する垂直案内機構4により垂直方向に案内される。案内機構4はX形に交差し中央の交差点36で互いに枢着された2本の細長い部材35、37と、該細長い部材の各端部にそれぞれ取り付けたピン8と、ヘッド板1の両側面部34及び可動テーブル2の対応した両側面部39にそれぞれ設けられ前記ピン8を水平に案内する水平スロット38とよりなっている。このため後述の操作レバー3で可動テーブル2を移動させると、X型に交差した細長い部材35、37の相対角度はピン8がスロット38内で移動可能なために変化できると共に、交差点36の各側のピン8間の垂直距離は部材35,37の相対角度に拘わらず他側のピン間の垂直距離と同一であるので可動テーブル2は垂直方向のどの位置でも水平に保たれる。この構造により可動テーブル2は垂直方向にのみ移動するように拘束されるので、結合ブロック10からヘッド板1の開口を経て下方に突出するコネクタ管31と可動テーブル2に装着したカートリッジの出入口管28〜30とは整列関係に維持される。
可動テーブル2は両側面部39の下縁部内側にレール40、41を備え、そこに図9で示したフィルターカートリッジの平行縁部25、26が保持される。レール40、41はフィルターカートリッジの平行溝21、23に嵌合することによりフィルターカートリッジの装着を案内し、停止部材46の位置まで押し込むとその位置にカートリッジを保持する。
ヘッド板1の前端両側面部34には操作レバー3の両側板43、44が枢着部(枢着ピン)7で枢着されている。操作レバー3の前端には手動操作ハンドル42が形成されている。操作レバー3の両側板43、44にはカムスロット45が対掌形に形成されており、そこに可動テーブル2の前端部に固定されたカムピン6が嵌合している。カムピン6は拡大頭部によりカムスロット内に拘束されている。
カムスロット45は、操作レバー3を手で上下動することにより可動テーブル2を上下方向に駆動し、可動テーブル2の上端位置で可動テーブル2を固定部に対してロックし、可動テーブル2の下端位置で可動テーブル2を停止させるように形作られている。カムスロット45の形状は、枢着ピン7からカムピン6までの距離が図1−3のように操作レバー3が最上位置にあるときに最も遠くなり、一方図4のように操作レバー3が最下位置又はその近傍にあるときに最も接近する近するように定めてある。例えば操作レバー3が垂直位置から約30度以内ではこの距離はほぼ一定に保たれるよう定めることができる。
こうして、図1のように操作レバー3が押し上げられ可動テーブル2が下端位置の非結合位置にある状態では、カムスロット45は操作レバー3の側面板43を第1端からほぼ垂直に下降し次いで後方に傾斜し、次いで可動テーブル2の下端位置を定めるように延びて第2端に終端している。見方を変えて、これを図4のように操作レバー3が押し下げられ、可動テーブル2が上端位置(結合位置)にある場合には、カムスロット45は側面板43を第1端からほぼ円弧状(ピン6と7の間がほぼ等距離)に伸び、次いで上方に湾曲して第2端に至る。従って、図1の状態では可動テーブル2はカムピン6がカムスロット45の第2端に停止しているために最下位置に保持されている。操作レバー3が下方に押されるとカムスロット45の傾斜によりカムピン6が押し上げられ、その結果可動テーブル2が押し上げられ、操作レバー3が最下位置近傍例えば垂直位置より約30度程度まで押し下げられるとカムピン6は円弧状部分(ピン6と7の間がほぼ等距離の個所)の部分に至り、レバーをそれ以上押し下げても可動テーブル2は最上位置に維持される。最後に図4に示された状態に至り、カムピン6はカムスロット45のを経て第1端に来る。このように、操作レバー3はある程度以上押し下げるとフィルターカートリッジはコネクター装置の管路の下端部に確実に保持され、カートリッジに加わる流体圧力によりコネクタ装置が緩むおそれはない。
カムスロット45は、操作レバー3を手で上下動することにより可動テーブル2を上下方向に駆動し、可動テーブル2の上端位置で可動テーブル2を固定部に対してロックし、可動テーブル2の下端位置で可動テーブル2を停止させるように形作られている。カムスロット45の形状は、枢着ピン7からカムピン6までの距離が図1−3のように操作レバー3が最上位置にあるときに最も遠くなり、一方図4のように操作レバー3が最下位置又はその近傍にあるときに最も接近する近するように定めてある。例えば操作レバー3が垂直位置から約30度以内ではこの距離はほぼ一定に保たれるよう定めることができる。
こうして、図1のように操作レバー3が押し上げられ可動テーブル2が下端位置の非結合位置にある状態では、カムスロット45は操作レバー3の側面板43を第1端からほぼ垂直に下降し次いで後方に傾斜し、次いで可動テーブル2の下端位置を定めるように延びて第2端に終端している。見方を変えて、これを図4のように操作レバー3が押し下げられ、可動テーブル2が上端位置(結合位置)にある場合には、カムスロット45は側面板43を第1端からほぼ円弧状(ピン6と7の間がほぼ等距離)に伸び、次いで上方に湾曲して第2端に至る。従って、図1の状態では可動テーブル2はカムピン6がカムスロット45の第2端に停止しているために最下位置に保持されている。操作レバー3が下方に押されるとカムスロット45の傾斜によりカムピン6が押し上げられ、その結果可動テーブル2が押し上げられ、操作レバー3が最下位置近傍例えば垂直位置より約30度程度まで押し下げられるとカムピン6は円弧状部分(ピン6と7の間がほぼ等距離の個所)の部分に至り、レバーをそれ以上押し下げても可動テーブル2は最上位置に維持される。最後に図4に示された状態に至り、カムピン6はカムスロット45のを経て第1端に来る。このように、操作レバー3はある程度以上押し下げるとフィルターカートリッジはコネクター装置の管路の下端部に確実に保持され、カートリッジに加わる流体圧力によりコネクタ装置が緩むおそれはない。
次に本発明のコネクタ装置により、フィルターカートリッジを配管系に接続する状態を説明する。
まず操作レバー3のハンドル42を押し上げてコネクタ装置を図1及び図5の状態にする。次いで図9に示した構造のフィルターカートリッジ20のフランジ24の両溝部21、23を可動テーブル2のレール40、41に嵌合させ可動テーブル2の背面近くに設けたストッパ46まで挿入する。こうしてフィルターカートリッジの両縁部25、26はレール40、41支持されそしてフィルターカートリッジの出入口管28〜29は対応したコネクタ管31にそれぞれ正確に整列する。その状態が図5〜6に示されている。
次いで、操作レバー3のハンドル42を下方に押し下げると上に説明したようにして可動テーブル2は水平状態を保ちながら上方に移動し、図4及び図7に示したようについに出入口管28〜29は対応したコネクタ管31に嵌合しシールリングを介して互いに係合して気密封着される。
この状態ではカムピン6はカムスロット45の第一端又はその近傍にあり、この第1端又はその近傍は最下位置にあるのでコネクタ装置はロック状態にあり、フィルターカートリッジに加わる流体圧力によりフィルターカートリッジの出入口管28〜29がコネクタ管31から外れるおそれはない。
まず操作レバー3のハンドル42を押し上げてコネクタ装置を図1及び図5の状態にする。次いで図9に示した構造のフィルターカートリッジ20のフランジ24の両溝部21、23を可動テーブル2のレール40、41に嵌合させ可動テーブル2の背面近くに設けたストッパ46まで挿入する。こうしてフィルターカートリッジの両縁部25、26はレール40、41支持されそしてフィルターカートリッジの出入口管28〜29は対応したコネクタ管31にそれぞれ正確に整列する。その状態が図5〜6に示されている。
次いで、操作レバー3のハンドル42を下方に押し下げると上に説明したようにして可動テーブル2は水平状態を保ちながら上方に移動し、図4及び図7に示したようについに出入口管28〜29は対応したコネクタ管31に嵌合しシールリングを介して互いに係合して気密封着される。
この状態ではカムピン6はカムスロット45の第一端又はその近傍にあり、この第1端又はその近傍は最下位置にあるのでコネクタ装置はロック状態にあり、フィルターカートリッジに加わる流体圧力によりフィルターカートリッジの出入口管28〜29がコネクタ管31から外れるおそれはない。
1 ヘッド板
2 可動テーブル
3 操作レバー
4 垂直案内機構
5 支持ブラケット
6 カムピン
7 枢着部
8 ピン
10 結合ブロック
11 管継ぎ手
21、23 フィルターカートリッジの平行溝
25、26 フィルターカートリッジの平行縁部
31 コネクタ管
33 シールリング
34 ヘッド板の側面部
35、37 細長い部材
36 交差点
38 水平スロット
39 可動板の側面部
40、41 レール
42 ハンドル
43、44 操作レバー3の側板
45 カムスロット
2 可動テーブル
3 操作レバー
4 垂直案内機構
5 支持ブラケット
6 カムピン
7 枢着部
8 ピン
10 結合ブロック
11 管継ぎ手
21、23 フィルターカートリッジの平行溝
25、26 フィルターカートリッジの平行縁部
31 コネクタ管
33 シールリング
34 ヘッド板の側面部
35、37 細長い部材
36 交差点
38 水平スロット
39 可動板の側面部
40、41 レール
42 ハンドル
43、44 操作レバー3の側板
45 カムスロット
Claims (4)
- 上端部に水平フランジと直立する複数個の流体出入口管とを備えたフィルターカートリッジを配管系に結合するためのコネクタ装置において、前記カートリッジの装脱時に前記流体出入口管に気密的に着脱できる複数個の結合管を下面側に有する固定部と、前記水平フランジを前記流体出入口管が前記結合管に整列するように保持するフランジ保持部を有する可動テーブルと、前記可動テーブルを垂直方向に移動可能なように拘束する案内機構と、一端部で前記固定部に枢着部で枢着され且つ他端部にハンドルを有する操作レバーであって前記可動テーブルに固定されたカムピンを上下に駆動するためのカムスロットを備えている該操作レバーと、を含んでいるフィルターカートリッジ用コネクタ装置。
- 前記操作レバーの前記カムスロットは、前記操作レバーの最下位置及びその近傍で前記枢着部に最も近接するように構成されており、それにより前記可動テーブルを前記コネクタ管と前記流体出入口管が気密的に封着した状態に保持できるようになっている請求項1に記載のコネクタ装置。
- 前記フランジ保持部は平行な両側縁部を有する前記フランジの該両側縁部を案内し且つ保持するために前記可動テーブルの両側部に形成されたレールである請求項1又は2に記載のコネクタ装置。
- 前記コネクタ管の下端外周には弾性シールリングを有する請求項1ないし3のいずれかに記載のコネクタ装置。
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