[go: up one dir, main page]

JP2009016799A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009016799A
JP2009016799A JP2008126721A JP2008126721A JP2009016799A JP 2009016799 A JP2009016799 A JP 2009016799A JP 2008126721 A JP2008126721 A JP 2008126721A JP 2008126721 A JP2008126721 A JP 2008126721A JP 2009016799 A JP2009016799 A JP 2009016799A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
raw material
liquid
source
tank
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008126721A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5305328B2 (ja
Inventor
Koichi Honda
剛一 本田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Denki Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Kokusai Electric Inc filed Critical Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority to JP2008126721A priority Critical patent/JP5305328B2/ja
Priority to US12/132,606 priority patent/US20080305014A1/en
Priority to KR1020080053054A priority patent/KR101015985B1/ko
Publication of JP2009016799A publication Critical patent/JP2009016799A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5305328B2 publication Critical patent/JP5305328B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67005Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67011Apparatus for manufacture or treatment
    • H01L21/67017Apparatus for fluid treatment
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67005Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67011Apparatus for manufacture or treatment
    • H01L21/67098Apparatus for thermal treatment
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67005Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67242Apparatus for monitoring, sorting or marking
    • H01L21/67248Temperature monitoring

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • Formation Of Insulating Films (AREA)

Abstract

【課題】液体原料の気化ガスの処理室への供給を安定させる。
【解決手段】基板処理装置は、液体原料を貯留する液体原料タンク320,340と、液体原料タンク320にキャリアガスを供給するキャリアガス供給ライン312と、液体原料タンク320の液体原料を液体原料タンク340へ圧送する原料供給ライン322と、液体原料タンク340にキャリアガスを供給するキャリアガス供給ライン322と、液体原料タンク340の液体原料の気化ガスを処理室201へ供給する原料供給ライン232bと、キャリアガスの流量を制御するマスフローコントローラ314と、液体原料の気化ガスの流量を検出するマスフローコントローラ344と、マスフローコントローラ344の検出結果をマスフローコントローラ314にフィードバックするフィードバック装置と、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は基板処理装置に関し、特に液体原料の気化ガスを用いて基板を処理する基板処理装置に関する。
この種の基板処理装置の一例として、液体原料を貯留した液体原料タンクに対しキャリアガスを供給して液体原料の気化ガスを処理室に供給するいわゆるバブリング方式の装置が知られている。当該装置では、液体原料の気化ガスの処理室への供給量を、液体原料タンクに供給するキャリアガスの供給量で制御する場合があり、特にそのキャリアガスの供給量を、液体原料タンクに設置した温度センサによる液体原料の温度の検出結果で制御するときがある。
この場合において、キャリアガスの供給量を制御することはできても、実際に液体原料の気化ガスの供給量を把握することができないから、液体原料の気化ガスの供給量を直接的に制御するには至らず、液体原料の気化ガスの処理室への供給量を安定させることは困難である。そのため、何らかの原因(副生成物による配管詰まり等)で液体原料の気化ガスの供給が不安定な状態となってもそれを検出することができず、これが原因となって気化ガスが流通する配管内で当該気化ガスが再液化し、パーティクルを発生させ、その配管のみならず処理室内に設けられたガス供給用のノズル等でも詰まりが発生することが想定される。
他方、液体原料の温度を検出する温度センサ(センシング部位)は液体原料タンクの所定位置に固定的に設置されており、液体原料の使用量に応じて液面が変動(減少)すると、液体原料の液面の温度を精確に検出することができない。このとき、キャリアガスの供給量を精確に制御しようとしてもその精度を高めることはできないから、液体原料の気化ガスの処理室への供給量まで安定させることが困難となり、その結果として基板に形成しようとする膜の膜厚の均一化を向上させることができない。
本発明の主な目的は、液体原料の気化ガスの処理室への供給を安定させることができる基板処理装置を提供することにある。
本発明によれば、
基板を処理する処理室と、
前記基板を加熱する加熱ユニットと、
前記処理室内の雰囲気を排気する排気ユニットと、
を備える基板処理装置であって、
液体原料を貯留する第一の液体原料タンクと第二の液体原料タンクと、
前記第一の液体原料タンクに第一のキャリアガスを供給する第一のキャリアガス供給ラインと、
前記第一の液体原料タンクへの前記第一のキャリアガスの供給を受けて、前記第一の液体原料タンクの液体原料を前記第二の液体原料タンクへ圧送する第一の原料供給ラインと、
前記第二の液体原料タンクに第二のキャリアガスを供給する第二のキャリアガス供給ラインと、
前記第二の液体原料タンクへの前記第二のキャリアガスの供給を受けて、前記第二の液体原料タンクの液体原料の気化ガスを前記処理室へ供給する第二の原料供給ラインと、
前記第二のキャリアガス供給ライン中を流通する前記第二のキャリアガスの流量を制御する流量制御装置と、
前記第二の原料供給ライン中を流通する前記気化ガスの流量を検出する流量検出装置と、
前記流量検出装置の検出結果を前記流量制御装置にフィードバックするフィードバック装置と、
を有し、
前記第二の液体原料タンクは、前記第一の液体原料タンクより内容積が小さく、前記第二の液体原料タンクには1回の処理に要する前記液体原料が貯留されることを特徴とする基板処理装置が提供される。
本発明によれば、フィードバック装置が検出装置の検出結果を流量制御装置にフィードバックするから、実際に液体原料の気化ガスの供給量を把握可能であって、第一,第二の液体原料タンクの液体原料の液面の変動によらずに、不活性ガスの供給量を精確に制御することができ、液体原料の気化ガスの処理室への供給量を安定させることができる。そのため、液体原料の気化ガスが再液化し、パーティクルを発生させたり、処理室内に設けられたガス供給用のノズル等で詰まりが発生したりすることを抑制することができるし、基板に形成しようとする膜の膜厚の均一化を向上させることもできる。
以下、図面を参照しながら本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。
本実施例に係る基板処理装置は、半導体装置集積回路(IC(Integrated Circuits))の製造に使用される半導体製造装置の一例として構成されているものである。下記の説明では、基板処理装置の一例として、基板に対し熱処理等をおこなう縦型の装置を使用した場合について述べる。
図1に示す通り、基板処理装置101では、基板の一例となるウエハ200を収納したカセット110が使用されており、ウエハ200はシリコン等の材料から構成されている。基板処理装置101は筐体111を備えており、筐体111の内部にはカセットステージ114が設置されている。カセット110はカセットステージ114上に工場内搬送装置(図示略)によって搬入されたり、カセットステージ114上から搬出されるようになっている。
カセットステージ114は、工場内搬送装置によって、カセット110内のウエハ200が垂直姿勢を保持しかつカセット110のウエハ出し入れ口が上方向を向くように載置される。カセットステージ114は、カセット110を筐体111の後方に右回り縦方向90°回転し、カセット110内のウエハ200が水平姿勢となり、カセット110のウエハ出し入れ口が筐体111の後方を向くように動作可能となるよう構成されている。
筐体111内の前後方向の略中央部にはカセット棚105が設置されており、カセット棚105は複数段複数列にて複数個のカセット110を保管するように構成されている。カセット棚105にはウエハ移載機構125の搬送対象となるカセット110が収納される移載棚123が設けられている。
カセットステージ114の上方には予備カセット棚107が設けられ、予備的にカセット110を保管するように構成されている。
カセットステージ114とカセット棚105との間には、カセット搬送装置118が設置されている。カセット搬送装置118は、カセット110を保持したまま昇降可能なカセットエレベータ118aと、搬送機構としてのカセット搬送機構118bとで構成されている。カセット搬送装置118はカセットエレベータ118aとカセット搬送機構118bとの連続動作により、カセットステージ114とカセット棚105と予備カセット棚107との間で、カセット110を搬送するように構成されている。
カセット棚105の後方には、ウエハ移載機構125が設置されている。ウエハ移載機構125は、ウエハ200を水平方向に回転ないし直動可能なウエハ移載装置125aと、ウエハ移載装置125aを昇降させるためのウエハ移載装置エレベータ125bとで構成されている。ウエハ移載装置125aにはウエハ200をピックアップするためのツイーザ(tweezer)125cが設けられている。ウエハ移載装置125はウエハ移載装置125aとウエハ移載装置エレベータ125bとの連続動作により、ツイーザ125cをウエハ200の載置部として、ウエハ200をボート(boat)217に対して装填(チャージング)したり、ボート217から脱装(ディスチャージング)するように構成されている。
筐体111の後部上方には、ウエハ200を熱処理する処理炉202が設けられており、処理炉202の下端部が炉口シャッタ147により開閉されるように構成されている。
処理炉202の下方には処理炉202に対しボート217を昇降させるボートエレベータ115が設けられている。ボートエレベータ115の昇降台にはアーム128が連結されており、アーム128にはシールキャップ219が水平に据え付けられている。シールキャップ219はボート217を垂直に支持するとともに、処理炉202の下端部を閉塞可能なように構成されている。
ボート217は複数の保持部材を備えており、複数枚(例えば50〜150枚程度)のウエハ200をその中心を揃えて垂直方向に整列させた状態で、それぞれ水平に保持するように構成されている。
カセット棚105の上方には、清浄化した雰囲気であるクリーンエアを供給するクリーンユニット134aが設置されている。クリーンユニット134aは供給ファン及び防塵フィルタで構成されており、クリーンエアを筐体111の内部に流通させるように構成されている。
筐体111の左側端部には、クリーンエアを供給するクリーンユニット134bが設置されている。クリーンユニット134bも供給ファン及び防塵フィルタで構成されており、クリーンエアをウエハ移載装置125aやボート217等の近傍を流通させるように構成されている。当該クリーンエアは、ウエハ移載装置125aやボート217等の近傍を流通した後に、筐体111の外部に排気されるようになっている。
次に、基板処理装置101の主な動作について説明する。
工場内搬送装置(図示略)によってカセット110がカセットステージ114上に搬入されると、カセット110は、ウエハ200がカセットステージ114の上で垂直姿勢を保持し、カセット110のウエハ出し入れ口が上方向を向くように載置される。その後、カセット110は、カセットステージ114によって、カセット110内のウエハ200が水平姿勢となり、カセット110のウエハ出し入れ口が筐体111の後方を向くように、筐体111の後方に右周り縦方向90°回転させられる。
その後、カセット110は、カセット棚105ないし予備カセット棚107の指定された棚位置へカセット搬送装置118によって自動的に搬送され受け渡され、一時的に保管された後、カセット棚105ないし予備カセット棚107からカセット搬送装置118によって移載棚123に移載されるか、もしくは直接移載棚123に搬送される。
カセット110が移載棚123に移載されると、ウエハ200はカセット110からウエハ移載装置125aのツイーザ125cによってウエハ出し入れ口を通じてピックアップされ、ボート217に装填(チャージング)される。ボート217にウエハ200を受け渡したウエハ移載装置125aはカセット110に戻り、後続のウエハ110をボート217に装填する。
予め指定された枚数のウエハ200がボート217に装填されると、処理炉202の下端部を閉じていた炉口シャッタが開き、処理炉202の下端部が開放される。その後、ウエハ200群を保持したボート217がボートエレベータ115の上昇動作により処理炉202内に搬入(ローディング)され、処理炉202の下部がシールキャップ219により閉塞される。
ローディング後は、処理炉202にてウエハ200に対し任意の熱処理が実施される。その熱処理後は、上述の逆の手順で、ウエハ200およびカセット110が筐体111の外部に搬出される。
図2に示す通り、処理炉202には加熱装置であるヒータ207が設けられている。ヒータ207の内側には、基板であるウエハ200を処理する反応容器として反応管203が設けられている。反応管203の下端には、Oリング220を介して例えばステンレス等よりなるマニホールド209(環状のフランジ)が係合されている。マニホールド209は保持部材としてのヒータベース251に固定されている。マニホールド209の下端開口は、Oリング220を介して蓋体であるシールキャップ219により気密に閉塞されている。本実施例では、少なくとも、ヒータ207、反応管203、マニホールド209及びシールキャップ219により処理炉202が形成されている。更に本実施例では、少なくとも、反応管203、マニホールド209及びシールキャップ219により処理室201が形成されている。
シールキャップ219にはボート支持台218を介してボート217が立設されており、ボート支持台218はボート217を保持する保持体となっている。ボート217は処理室201に挿入されている。ボート217にはバッチ処理される複数枚のウエハ200が水平姿勢を保持した状態で図2中上下方向に多段に積載されている。ヒータ207は処理室201に挿入されたウエハ200を所定の温度に加熱するようになっている。
処理室201へは複数種類(本実施例では3種類)の原料ガスを供給する3本の原料ガス供給管232a,232b,232eが設けられている。原料ガス供給管232a,232b,232eは、マニホールド209の下部を貫通して設けられている。原料ガス供給管232aと原料ガス供給管232bとは処理室201内で一本の多孔ノズル233aに合流、連通している。二本の原料ガス供給管232a,232bと多孔ノズル233aで後述する合流タイプガス供給ノズル233を形成している。
原料ガス供給管232eは単独で別の多孔ノズル234aに連通している。一本の原料ガス供給管232eと多孔ノズル234aで後述する分離タイプガス供給ノズル234を形成している。処理室201内には、合流タイプガス供給ノズル233と、分離タイプガス供給ノズル234の2本のガス供給ノズルが設けられている。
合流タイプガス供給ノズル233は、処理室201内で原料ガス供給管232bから供給されるTMAの分解温度以上の領域にその上部が延在している。しかし、原料ガス供給管232bが、処理室201内で原料ガス供給管232aと合流している箇所は、TMAの分解温度未満の領域であり、ウエハ200およびウエハ200付近の温度よりも低い温度の領域である。
原料ガス供給管232aには、流量制御手段であるマスフローコントローラ241a及び開閉弁であるバルブ243aが設けられている。本実施例では、マスフローコントローラ241a及びバルブ243aを介して、原料ガス供給管232aから合流タイプガス供給ノズル233を通じて処理室201に原料ガス(O)が供給される。原料ガス供給管232aのバルブ243aより下流側には不活性ガス供給管232dが接続されており、不活性ガス供給管232dにはバルブ254が設けられている。
原料ガス供給管232bには、原料ガスの供給源となる原料ガス供給源300が接続されている。本実施例では、原料ガス供給源300から合流タイプガス供給ノズル233を通じて処理室201に原料ガス(TMA)が供給される。原料ガス供給管232bには、原料ガス供給源300(のマスフローコントローラ344)からマニホールド209に至るまでヒータ281が設けられており、原料ガス供給管232bを50〜60℃に保っている。本実施例では、ヒータ281としてガラスクロスにヒータ線を組み込んだ公知のリボンヒータを使用しており、そのリボンヒータを原料ガス供給管232bに巻き付けている。原料ガス供給管232bには不活性ガス供給管232cが接続されており、不活性ガス供給管232cにはバルブ253が設けられている。
原料ガス供給管232eには、原料ガスの供給源となる原料ガス供給源500が接続されている。本実施例では、原料ガス供給源500から分離タイプガス供給ノズル234を通じて処理室201に原料ガス(TEMAH)が供給される。原料ガス供給管232eには原料ガス供給源500(のマスフローコントローラ544)からマニホールド209に至るまでヒータ282が設けられており、原料ガス供給管232eを130℃に保っている。本実施例では、ヒータ282としてヒータ281と同様にリボンヒータを使用しており、そのリボンヒータ282を原料ガス供給管232eに巻き付けている。原料ガス供給管232eには不活性ガス供給管232fが接続されており、不活性ガス供給管232fにはバルブ257が設けられている。
図3に示す通り、原料ガス供給源300には、キャリアガスとしての不活性ガスの供給源となる不活性ガス供給源310と、液体原料を貯留する液体原料タンク320と、液体原料タンク320に液体原料を供給する液体原料供給装置330と、液体原料タンク320から液体原料の供給を受けて当該液体原料を貯留する液体原料タンク340とが設けられている。
不活性ガス供給源310には不活性ガス供給管312の一端部が接続されており、不活性ガス供給管312の他端部が液体原料タンク320に接続されている。不活性ガス供給管312の他端部は液体原料タンク320の液体原料に浸漬している。不活性ガス供給管312には、不活性ガスの流量を制御するマスフローコントローラ314、バルブ316及びハンドバルブ318が設けられている。
液体原料タンク320には液体原料供給管322の一端部が接続されており、液体原料供給管322の他端部は液体原料タンク340に接続されている。液体原料供給管322の一端部は液体原料タンク320の液体原料に浸漬しており、液体原料供給管322の他端部も液体原料タンク340の液体原料に浸漬している。液体原料供給管322にはハンドバルブ324及びバルブ326が設けられている。
不活性ガス供給管312と液体原料供給管322との間にはこれらを連結する2本のバイパス管400,410が設けられている。バイパス管400は一端部が不活性ガス供給管312のマスフローコントローラ314とバルブ316との間に接続されており、他端部が液体原料供給管322のハンドバルブ324とバルブ326との間に接続されている。バイパス管400にはバルブ402が設けられている。バイパス管410は一端部が不活性ガス供給管312のバルブ316とハンドバルブ318との間に接続されており、他端部が液体原料供給管322のハンドバルブ324とバルブ326との間に接続されている。バイパス管410にはバルブ412が設けられている。
液体原料供給装置330には液体原料供給管331の一端部が接続されており、液体原料供給管331の他端部が液体原料タンク320に接続されている。液体原料供給管331にはハンドバルブ332及びバルブ333,334が設けられている。液体原料供給管331のバルブ333とバルブ334との間には不活性ガス供給管335が接続されている。不活性ガス供給管335にはハンドバルブ336及びバルブ337が設けられている。
液体原料タンク320には液体原料の残量を監視する残量監視センサ338が設けられている。原料ガス供給源300では、残量監視センサ338の検出結果に基づき液体原料供給装置330から液体原料タンク320に液体原料が自動的に供給されるようになっており、液体原料タンク320には常に一定量の液体原料が貯留されるようになっている。
液体原料タンク340は液体原料タンク320より内容積が小さく、液体原料の貯留量が液体原料タンク320より少なくなっている。詳しくは液体原料タンク340には1回のバッチ処理に要する液体原料が貯留されるようになっている。
液体原料タンク340には原料ガス供給管232bの一端部が接続されており、原料ガス供給管232bの他端部は多孔ノズル233aに接続されている。原料ガス供給管232bの一端部は液体原料タンク340の上部空間に連通している(液体原料には浸漬していない。)。原料ガス供給管232bにはマスフローコントローラ344及びバルブ346が設けられている。マスフローコントローラ344は、高温耐性の流量センサやピエゾバルブ等を有する加熱可能なマスフローメータであり、原料ガス供給管232bを流通する液体原料の気化ガスの流量の検出や制御、その気化ガスの加熱等をすることができるようになっている。
原料ガス供給管232bのマスフローコントローラ344とバルブ346との間には原料ガス排気管350が接続されている。原料ガス排気管350にはバルブ352,354が設けられている。
他方、原料ガス供給源500においても原料ガス供給源300と同様の構成を有しており、本実施例では、図3中においてそれら各部材に対し括弧書きの符号を付してその説明を省略する。
なお、以上の原料ガス供給源300,500において、原料ガス供給源300では液体原料の一例としてTMA(Al(CH、トリメチルアルミニウム)を使用しており、原料ガス供給源500では液体原料の一例としてTEMAH(Hf[NCH、テトラキス(N−エチル−N−メチルアミノ)ハフニウム)を使用している。TMA,TEMAHはともに常温で液体である。
図2に示す通り、処理室201にはガスを排気するガス排気管231が接続されている。ガス排気管231にはバルブ243dが設けられている。ガス排気管231はバルブ243dを介して排気装置である真空ポンプ246に接続されており、真空ポンプ246の作動により処理室201の内部雰囲気が真空排気されるようになっている。バルブ243dは弁を開閉して処理室201の真空排気・真空排気停止ができ、更に弁開度を調節して圧力調整可能になっている開閉弁である。
合流タイプガス供給ノズル233と分離タイプガス供給ノズル234が、処理室201の下部より上部にわたりウエハ200の積載方向に沿って配設されている。合流タイプガス供給ノズル233は上述の通り処理室201の下部にて原料ガス供給管232a,232bが合流して、一本の多孔ノズル233aに連通しているノズルである。
分離タイプガス供給ノズル234は処理室201の下部にて原料ガス供給管232eが一本の多孔ノズル234aに連通している独立したノズルである。合流タイプガス供給ノズル233の多孔ノズル233aには複数のガスを供給するガス供給孔が設けられており、分離タイプガス供給ノズル234の多孔ノズル234aにも同じくガスを供給するガス供給孔が設けられている。
反応管203内の中央部には複数枚のウエハ200を多段に同一間隔で載置するボート217が設けられている。ボート217はボートエレベータ115(図1参照)により反応管203に出入りできるようになっている。またボート支持台218の下部には、処理の均一性を向上する為にボート217を回転するためのボート回転機構267が設けられている。本実施例では、ボート回転機構267を回転させることにより、ボート支持台218に保持されたボート217を回転させることができるようになっている。
制御部(制御手段)であるコントローラ280は、マスフローコントローラ241a、バルブ243a、バルブ253,254,257、バルブ243d、ヒータ207、真空ポンプ246、ボート回転機構267、ボートエレベータ115、ヒータ281,282等に接続されている。本実施例では、コントローラ280により、マスフローコントローラ241aの流量調整、バルブ243a、バルブ253,254,257の開閉動作、バルブ243dの開閉及び圧力調整動作、ヒータ207の温度調節、真空ポンプ246の起動・停止、ボート回転機構267の回転速度調節、ボートエレベータ115の昇降動作、ヒータ281,282の温度調節等の制御が行われる。
更にコントローラ280は原料ガス供給源300にも接続されている。詳しくはコントローラ280は、図4に示す通りにマスフローコントローラ314、バルブ316,326,333,334,337,346,352,354,402,412、液体原料供給装置330、残量監視センサ338、マスフローコントローラ344に接続されている。本実施例では、コントローラ280により、マスフローコントローラ314の流量調整、バルブ316,326,333,334,337,346,352,354,402,412の開閉動作、残量監視センサ338の検出結果を受けた液体原料供給装置330の作動・停止、マスフローコントローラ344の流量調整の制御が行われる。また、コントローラ280は原料ガス供給源500の各部材にも接続されており、原料ガス供給源500の各部材の制御も原料ガス供給源300に対する制御と同様に行われる。
また、コントローラ280は、マスフローコントローラ344、544による液体原料の気化ガスの供給量をモニタリングして、その検出結果をフィードバックする。具体的には、図6において、コントローラ280は、マスフローコントローラ344、544の設定流量SVを流量制御ユニット900に入力する。次に、流量制御ユニット900が、マスフローコントローラ344、544への設定出力SFRをマスフローコントローラ344、544へ伝える。マスフローコントローラ344、544の実流量PFRの変化量PVは、マスフローメータ901の流量に対するマスフローコントローラ344、544の流量の応答特性G1に基づき、マスフローメータ901にて測定される。そして、マスフローコントローラ344、544の実流量PFRの変化量PVのフィードバックにより流量制御ユニット900がマスフローコントローラ344、544へ伝える設定出力SFRを調節する。
次に、ALD法による成膜例として、半導体デバイスの製造工程の一つである、TMA及びOガスを用いてAl膜を形成する場合と、TEMAH及びOガスを用いてHfO膜を形成する場合とを説明する。
CVD(Chemical Vapor Deposition)法の一つであるALD法(Atomic layer Deposition)は、ある成膜条件(温度、時間等)の下で、成膜に用いる2種類(またはそれ以上)の原料ガスを1種類ずつ交互にウエハ200上に供給し、1原子層単位で吸着させ、表面反応を利用して成膜を行う手法である。
即ち、例えばAl(酸化アルミニウム)膜を形成する場合には、TMA(Al(CH、トリメチルアルミニウム)の気化ガスとO(オゾン)ガスとを原料ガスとして交互に供給することにより、250〜450℃の低温で高品質の成膜が可能である。
他方、HfO(酸化ハフニウム)膜を形成する場合には、TEMAH(Hf[NCH、テトラキス(N−エチル−N−メチルアミノ)ハフニウム)の気化ガスとOガスとを原料ガスとして交互に供給することにより、150〜300℃の低温で高品質の成膜が可能である。
このように、ALD法では、複数種類の原料ガスを1種類ずつ交互に供給することによって成膜を行う。そして、膜厚制御は、原料ガス供給のサイクル数で制御する。例えば、成膜速度が1Å/サイクルとすると、20Åの膜を形成する場合、成膜処理を20サイクル行う。
始めに、Al膜を形成する手順を説明する。
成膜しようとする半導体シリコンウエハ200をボート217に装填し、処理室201に搬入する。搬入後、次の4つのステップを順次実行する。
(ステップ1)
ステップ1では、Oガスを処理室201に供給する。詳しくは、原料ガス供給管232aのバルブ243aと、ガス排気管231のバルブ243dを共に開けて、原料ガス供給管232aからマスフローコントローラ241aにより流量調整されたOガスを、合流タイプガス供給ノズル233のガス供給孔から処理室201に供給しつつガス排気管231から排気する。
ガスを流すときは、バルブ243dを適正に調節して処理室201内圧力を10〜100Paの最適な範囲に維持する。マスフローコントローラ241aを制御してOガスの供給流量を1〜10slmとし、Oガスにウエハ200を晒す時間を2〜120秒間とする。このとき、ヒータ207の温度をウエハ200の温度が250〜450℃の最適な範囲になるよう設定する。
同時に、不活性ガス供給管232c,232fから、開閉バルブ253、257を開けて不活性ガスを流してもよく、この場合にはTMA側およびTEMAH側にOガスが回り込むことを防ぐことができる。
このとき、処理室201内に供給しているガスは、OガスとN,Ar等の不活性ガスのみであり、TMAおよびTEMAHは存在しない。したがって、Oガスは気相反応を起こすことはなく、ウエハ200上の下地膜などの表面部分と表面反応(化学吸着)する。
(ステップ2)
ステップ2では、原料ガス供給管232aのバルブ243aを閉めて、Oガスの供給を停止する。ガス排気管231のバルブ243dは開いたままにし、真空ポンプ246により、処理室201を20Pa以下に排気し、処理室201内に残留したOガスを処理室201から排除する。このとき、N,Ar等の不活性ガスを、原料ガス供給管232a,232b,232eからそれぞれ処理室201に供給してもよく、この場合には処理室201内に残留したOガスを排除する効果が更に高まる。
(ステップ3)
ステップ3では、TMAの気化ガスを処理室201に供給する。詳しくは、原料ガス供給源300において、バルブ316,326,412,352,354を閉じかつバルブ402,346を開けた状態とし(バルブ243dは開けたままとする。)、不活性ガスを不活性ガス供給源310から不活性ガス供給管312に流入させる。当該不活性ガスは、マスフローコントローラ314で流量調整されながら不活性ガス供給管312,バイパス管400,液体原料供給管322を流通して液体原料タンク340に至る。ステップ3における液体原料供給管322は不活性ガスを液体原料タンク340に供給する不活性ガス供給管として機能している。
不活性ガスが液体原料タンク340に供給されると、TMAの気化ガスが原料ガス供給管232bに流入し、当該TMAの気化ガスはマスフローコントローラ344で流量と温度とが制御されながら原料ガス供給管232bを流通し、合流タイプガス供給ノズル233のガス供給孔から処理室201に供給されつつガス排気管231から排気される。
TMAの気化ガスを流すときは、バルブ243dを適正に調整して処理室201内圧力を10〜900Paの最適な範囲に維持する。マスフローコントローラ314,344を制御して不活性ガスの供給流量を10slm以下とし、TMAの気化ガスを供給するための時間を1〜4秒と設定する。その後さらに吸着させるため上昇した圧力雰囲気中に晒す時間を0〜4秒に設定しても良い。
原料ガス供給源300では、マスフローコントローラ344の検出結果がコントローラ280に出力され、コントローラ280でTMAの気化量をモニタリングする。そしてそのモニタリング結果をコントローラ280からマスフローコントローラ314にフィードバックし、不活性ガスの供給流量を補正する。例えば、TMAの気化量が一定の値より減少したら不活性ガスの供給流量を増大させる。
ステップ3でも、ヒータ207を制御してウエハ200の温度を、Oガス供給時と同じく、250〜450℃の最適な範囲とする。TMAの気化ガスの供給により、ウエハ200の表面に化学吸着したOとTMAとが表面反応(化学吸着)して、ウエハ200上にAl膜が形成される。
同時に、不活性ガス供給管232d,232fから、開閉バルブ254,257を開けて不活性ガスを流してもよく、この場合にはO側およびTEMAH側にTMAの気化ガスが回り込むことを防ぐことができる。
(ステップ4)
ステップ4では、バルブ346を閉じかつバルブ352,354を開けてTMAの気化ガスの供給を停止するとともに、バルブ243dを開けたままとして処理室201を真空排気し、処理室201に残留したTMAの気化ガスであって成膜に寄与した後のTMAの気化ガスを排除する。このとき、N,Ar等の不活性ガスを、原料ガス供給管232a,232b,232eからそれぞれ処理室201に供給してもよく、この場合には処理室201内に残留したTMAの気化ガスであって成膜に寄与した後のTMAの気化ガスを処理室201から排除する効果が更に高まる。
上記ステップ1〜4を1サイクルとし、このサイクルを複数回繰り返すことにより、ウエハ200上に所定膜厚のAl膜を形成することができる。本実施例では、ステップ2において処理室201内を排気してOガスを除去してからTMAの気化ガスを流すので、両者はウエハ200に向かう途中で反応しない。供給されたTMAの気化ガスを、ウエハ200に吸着しているOとのみ有効に反応させることができる。
そして上記のAl膜の形成が終了したら、液体原料タンク320のTMAを液体原料タンク340に補給する。詳しくは、原料ガス供給源300において、バルブ402,412,346を閉じかつバルブ316,326,352,354を開けた状態とし(バルブ243dは開けたままとする。)、不活性ガスを不活性ガス供給源310から不活性ガス供給管312に流入させる。
当該不活性ガスは、マスフローコントローラ314で流量調整されながら不活性ガス供給管312から液体原料タンク320に至り、液体原料タンク320のTMAを液体原料供給管322に押し出す。当該TMAは液体原料供給管322を流通して液体原料タンク340に圧送され、液体原料タンク340に貯留される。これにより、後続のAl膜の形成に必要なTMAが液体原料タンク340に補給される。
本実施例では、液体原料タンク340には、1回のバッチ処理に必要な量(所定膜厚のAl膜を形成するのに必要な量)のTMAを補給するようになっており、所定膜厚のAl膜を形成するごとに、上記の補給を繰り返し実施する。
続いて、HfO膜を形成する手順を説明する。
(ステップ5)
ステップ5では、Al膜を形成したときと同じくOガスを処理室201に供給する。詳しくは、原料ガス供給管232aのバルブ243aと、ガス排気管231のバルブ243dとを共に開けて、原料ガス供給管232aからマスフローコントローラ241aにより流量調整されたOガスを、合流タイプガス供給ノズル233のガス供給孔から処理室201に供給しつつガス排気管231から排気する。
ガスを流すときは、バルブ243dを適正に調節して処理室201内圧力を10〜100Paの最適な範囲に維持する。マスフローコントローラ241aで制御するOガスの供給流量を1〜10slmとし、Oガスにウエハ200を晒す時間を2〜120秒間とする。このとき、ヒータ207の温度をウエハ200の温度が150〜300℃の最適な範囲になるよう設定する。
同時に、不活性ガス供給管232f,232cから、開閉バルブ257、253を開けて不活性ガスを流してもよく、この場合にはTEMAH側およびTMA側にOガスが回り込むことを防ぐことができる。
このとき、処理室201内に供給しているガスは、OガスとN,Ar等の不活性ガスのみであり、TEMAHおよびTMAは存在しない。したがって、Oガスは気相反応を起こすことはなく、ウエハ200上の下地膜などの表面部分と表面反応(化学吸着)する。
(ステップ6)
ステップ6では、原料ガス供給管232aのバルブ243aを閉めて、Oガスの供給を停止する。ガス排気管231のバルブ243dは開いたままにし、真空ポンプ246により、処理室201を20Pa以下に排気し、処理室201内に残留したOガスを処理室201から排除する。このとき、N,Ar等の不活性ガスを、原料ガス供給管232a,232e,232bからそれぞれ処理室201に供給してもよく、この場合には処理室201内に残留したOガスを排除する効果が更に高まる。
(ステップ7)
ステップ7では、TEMAHの気化ガスを処理室201に供給する。詳しくは、原料ガス供給源500において、バルブ516,526,612,552,554を閉じかつバルブ602,546を開けた状態とし(バルブ243dは開けたままとする。)、不活性ガスを不活性ガス供給源510から不活性ガス供給管512に流入させる。当該不活性ガスは、マスフローコントローラ514で流量調整されながら不活性ガス供給管512,バイパス管600,液体原料供給管522を流通して液体原料タンク540に至る。ステップ7における液体原料供給管522は不活性ガスを液体原料タンク540に供給する不活性ガス供給管として機能している。
不活性ガスが液体原料タンク540に供給されると、TEMAHの気化ガスが原料ガス供給管232eに流入し、当該TEMAHの気化ガスはマスフローコントローラ544で流量と温度とが制御されながら原料ガス供給管232eを流通し、分離タイプガス供給ノズル234のガス供給孔から処理室201に供給されつつガス排気管231から排気される。
TEMAHの気化ガスを流すときは、バルブ243dを適正に調整して処理室201内圧力を10〜100Paの最適な範囲に維持する。マスフローコントローラ514,544を制御して不活性ガスの供給流量を10slm以下とし、TEMAHの気化ガスを供給するための時間を1〜4秒と設定する。その後さらに吸着させるため上昇した圧力雰囲気中に晒す時間を0〜4秒に設定しても良い。
原料ガス供給源500では、マスフローコントローラ544の検出結果がコントローラ280に出力され、コントローラ280でTEMAHの気化量をモニタリングする。そしてそのモニタリング結果をコントローラ280からマスフローコントローラ514にフィードバックし、不活性ガスの供給流量を補正する。例えば、TEMAHの気化量が一定の値より減少したら不活性ガスの供給流量を増大させる。
ステップ7でも、ヒータ207を制御してウエハ200の温度を、Oガスの供給時と同じく、150〜300℃の最適な範囲とする。TEMAHの気化ガスの供給により、ウエハ200の表面に化学吸着したOとTEMAHとが表面反応(化学吸着)して、ウエハ200上にHfO膜が形成される。
同時に、不活性ガス供給管232d,232cから、開閉バルブ254,253を開けて不活性ガスを流してもよく、この場合にはO側およびTMA側にTEMAHの気化ガスが回り込むことを防ぐことができる。
(ステップ8)
ステップ8では、バルブ546を閉じかつバルブ552,554を開けてTEMAHの気化ガスの供給を停止するとともに、バルブ243dを開けたままとして処理室201を真空排気し、処理室201に残留したTEMAHの気化ガスであって成膜に寄与した後のTEMAHの気化ガスを排除する。このとき、N,Ar等の不活性ガスを、原料ガス供給管232a,232e,232bからそれぞれ処理室201に供給してもよく、この場合には処理室201内に残留したTEMAHの気化ガスであって成膜に寄与した後のTEMAHの気化ガスを処理室201から排除する効果が更に高まる。
上記ステップ5〜8を1サイクルとし、このサイクルを複数回繰り返すことにより、ウエハ200上に所定膜厚のHfO膜を形成することができる。本実施例では、ステップ6において処理室201内を排気してOガスを除去してからTEMAHの気化ガスを流すので、両者はウエハ200に向かう途中で反応しない。供給されたTEMAHの気化ガスを、ウエハ200に吸着しているOとのみ有効に反応させることができる。
そして上記のHfO膜の形成が終了したら、液体原料タンク520のTEMAHを液体原料タンク540に補給する。詳しくは、原料ガス供給源500において、バルブ602,612,546を閉じかつバルブ516,526,552,554を開けた状態とし(バルブ243dは開けたままとする。)、不活性ガスを不活性ガス供給源510から不活性ガス供給管512に流入させる。当該不活性ガスは、マスフローコントローラ514で流量調整されながら不活性ガス供給管512から液体原料タンク520に至り、液体原料タンク520のTEMAHを液体原料供給管522に押し出す。当該TEMAHは液体原料供給管322を流通して液体原料タンク540に圧送され、液体原料タンク540に貯留される。これにより、後続のHfO膜の形成に必要なTEMAHが液体原料タンク540に補給される。
本実施例では、液体原料タンク540には、1回のバッチ処理に必要な量(所定膜厚のHfO膜を形成するのに必要な量)のTEMAHを補給するようになっており、所定膜厚のHfO膜を形成するごとに、上記の補給を繰り返し実施する。
以上の通り、Al膜の形成時においては、原料ガス供給管232a,232bを処理室201内で合流させることにより、TMAの気化ガスとOガスを合流タイプガス供給ノズル233内でも交互に吸着、反応させて堆積膜をAlとすることができ、TMAの気化ガスとOガスを別々のノズルで供給する場合にTMAノズル内で異物発生源になる可能性があるAl膜が生成するという問題を解消することができる。Al膜は、Al膜よりも密着性が良く、剥がれにくいので、異物発生源になりにくい。
また、HfO膜の形成時においては、原料ガス供給管232a,232bが処理室201内で合流し一本の多孔ノズル233aに連通した形である合流タイプガス供給ノズル233からOガスを供給し、原料ガス供給管232eが単独で一本の多孔ノズル243aに連通している分離タイプガス供給ノズル234からTEMAHの気化ガスを供給している。これにより、TEMAHの供給時に合流タイプガス供給ノズルを使用した場合に必要となる逆流や入り込みを防ぐための不活性ガスパージが回避でき、TEMAHの供給で合流タイプガスノズルを用いた場合問題となる、パージによるノズル内の圧力上昇を無くすことができる。またその圧力上昇に伴うTEMAHの再液化による(TEMAHの蒸気圧が低いことに起因)、パーティクル発生も防止可能となる。
実施例1では、1種の膜種に対して1種の液体原料を用いてALD法にて成膜を行う場合について述べたが、以下では、3種の液体原料を用いてALD法にて成膜を行う場合について図7を用いて説明する。なお、図3と同様な部材には同様な参照符号を付し、詳細な説明は省略する。また、各原料ガス供給源及びその構成部材には他の原料ガス供給源及びその構成部材と区別するために、参照符号の末尾に他の原料ガス供給源及びその構成部材と異なる文字(A, BまたはC)を付した。
例えば、触媒を用いてSiO2膜を形成する場合には、HCD(ヘキサクロロジシラン、Si2Cl6)、H2O、触媒(ピリジン(C5H5N)等)を液体原料として用い、これら3種の液体原料の気化ガスを原料ガスとして交互に供給する。
液体原料の一例として、原料ガス供給源300AではHCDを使用しており、原料ガス供給源300BではH2Oを使用しており、原料ガス供給源300Cでは触媒を使用している。HCD、H2O、触媒は常温で液体である。
なお、原料ガス供給源300A、300B、300Cにおいても原料ガス供給源300、500と同様の構成を有しており、本実施例では、図7中においてそれら各部材に対し図3の部材と同じ3桁の数字を含む参照符号を付してその説明を省略する。
本実施例のように、複数の液体原料を用いて成膜を行う場合には、各液体原料について夫々原料ガス供給源を設ける。
以上の実施例では、マスフローコントローラ344,544、344A、344B、344Cによる液体原料の気化ガスの供給量をコントローラ280でモニタリングするから、液体原料の気化ガスの再液化による詰まりが発生してもこれを検出することができる。そして、そのモニタリング結果をマスフローコントローラ314,514、314A、314B、314Cにフィードバックする構成となっているから、不活性ガスの供給量を制御して液体原料の気化ガスの供給量を安定させることができる。
また、液体原料タンク320、520、320A、320B、320Cに加えてそれより小型の液体原料タンク340、540、340A、340B、340Cを備えるから、液体原料の貯留源と処理室201との距離(液体原料の気化ガスの原料ガス供給管232b、232e、232A、232B、232Cの長さ)を縮めることができ、当該気化ガスの再液化によるパーティクルの発生する可能性を低減することができる。
更に、液体原料タンク320,520、320A、320B、320Cに加えてそれより小型でウエハ200の1回の処理に要する液体原料を貯留可能な液体原料タンク340、540、340A、340B、340Cを備えるから、ウエハ200の処理に要する直接の液体原料の貯留量を最小限とすることができ、液体原料の表面温度がその原料の残量に依存するのを低減することが可能である。
液体原料タンク320、520、320A、320B、320Cに加えてそれより小型でウエハ200の1回の処理に要する液体原料を貯留可能な液体原料タンク340、540、340A、340B、340Cを備えるから、液体原料の温度を制御しやすい。
また、液体原料タンク320、520、320A、320B、320Cに加えてそれより小型でウエハ200の1回の処理に要する液体原料を貯留可能な液体原料タンク340、540、340A、340B、340Cを備えるから、応答性が良くフィードバック制御がしやすいため、処理室201へのガス供給量を制御しやすい。
すなわち、本実施例に係る図3及び図7の構成の比較例として図5の構成を想定することができる。当該比較例の構成では、液体原料タンク340、540、340A、340B、340Cとマスフローコントローラ344,544、344A、344B、344Cが設けられておらず、液体原料供給管322、522、322A、322B、322Cの先端部が液体原料タンク320、520、320A、320B、320Cの上部空間に連通している。そして不活性ガス供給管312、512、312A、312B、312Cに不活性ガスを流入させると、当該不活性ガスが液体原料タンク320,520、320A、320B、320Cの液体原料中に至り、その液体原料の気化ガスがそのまま液体原料供給管322,522、322A、322B、322Cと原料ガス供給管232b、232e、232A、232B、232Cとを通じて処理室201に至る。
当該比較例の構成に対し、本実施例では、液体原料タンク320、520、320A、320B、320Cから処理室201に至るまでの区間において、マスフローコントローラ344、544、344A、344B、344Cが存在してこれにより液体原料の気化ガスの供給量をコントローラ280でモニタリングするから、液体原料の気化ガスの再液化による詰まりが発生してもこれを検出することができる。そして、そのモニタリング結果をマスフローコントローラ314、514、314A、314B、314Cにフィードバックする構成となっているから、不活性ガスの供給量を制御して液体原料の気化ガスの供給量を安定させることができる。
また、当該比較例の構成に対し、本実施例では、液体原料タンク320、520、320A、320B、320Cから処理室201に至るまでの区間において、液体原料タンク340、540、340A、340B、340Cが存在してそこから液体原料の気化ガスが処理室201に供給されるから、気化ガスの供給距離は比較例の構成に比べて短く、当該気化ガスの再液化によるパーティクルの発生する可能性を低減することができる。また、液体原料タンク340、540、340A、340B、340Cから処理室201に至るまでの区間に加熱可能なマスフローコントローラ344、544、344A、344B、344Cが存在して液体原料の気化ガスを加熱することができるから、気化ガスの再液化によるパーティクルの発生する可能性を確実に低減することができる。
更に、当該比較例の構成に対し、本実施例では、液体原料タンク320、520、320A、320B、320Cから処理室201に至るまでの区間において、液体原料タンク340、540、340A、340B、340Cが存在してその液体原料タンク340、540、340A、340B、340Cが液体原料タンク320,520、320A、320B、320Cより小型でウエハ200の1回の処理に要する液体原料を貯留可能であるから、ウエハ200の処理に要する直接の液体原料の貯留量を最小限とすることができ、液体原料の表面温度がその原料の残量に依存するのを低減することが可能である。
以上から、液体原料の気化ガスの処理室201への供給を安定させることができる。
なお、液体原料を気化して処理室へ気体原料として供給する方法としては、バブリング方式の他に気化器を用いる方式が挙げられるが、次のように、気化器による方式よりバブリング方式を用いる方が有効である。即ち、気化器の場合、原料の気化量は気化器の性能に依存して決められるため、仮に気化量を増加させるために気化器を大きくすると、残量が発生してしまう。また、気化器を大きくするとフィードバック制御を行う際に応答性が悪くなってしまう。従って、バブリング方式の方が、応答性が良く早いサイクルで使用できるため、有利である。
なお、本実施例では、Al膜とHfO膜を同一処理室201内で形成する場合を例にして説明したが、HfO膜のみを形成することを目的にした処理室では、TEMAHの気化ガスを供給する分離タイプガス供給ノズルとOガスを供給する分離タイプガス供給ノズルの2本による構成で成膜することが可能である。
また、本実施例に係る態様は、Al膜やHfO膜の膜種に限らずバブリング方式で液体原料を気化させて形成する他の膜種においても使用することができる。例えば、液体原料として四塩化チタン(TiCl4)等のチタン原料を用いて成膜を行うTiN膜や、液体原料としてテトラメチルシラン(4MS)等を用いて成膜を行う低温SiCN膜等においても使用することができる。このとき、原料ガス供給管の温度は四塩化チタン、テトラメチルシラン共に40℃程度に加熱する。
さらに、本実施例に係る態様は、1種の膜種に対して複数の液体原料を気化させて形成する他の膜種についても使用することができる。例えば、液体原料としてHCD、H2O、触媒を用いて成膜を行う極低温SiO2膜等においても適用可能である。このとき、少なくとも触媒を処理室へ供給する原料ガス供給管の温度を75℃程度に加熱する。
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明の好ましい実施の形態によれば、
基板を処理する処理室と、
前記基板を加熱する加熱ユニットと、
前記処理室内の雰囲気を排気する排気ユニットと、
を備える基板処理装置であって、
液体原料を貯留する第一の液体原料タンクと第二の液体原料タンクと、
前記第一の液体原料タンクに第一のキャリアガスを供給する第一のキャリアガス供給ラインと、
前記第一の液体原料タンクへの前記第一のキャリアガスの供給を受けて、前記第一の液体原料タンクの液体原料を前記第二の液体原料タンクへ圧送する第一の原料供給ラインと、
前記第二の液体原料タンクに第二のキャリアガスを供給する第二のキャリアガス供給ラインと、
前記第二の液体原料タンクへの前記第二のキャリアガスの供給を受けて、前記第二の液体原料タンクの液体原料の気化ガスを前記処理室へ供給する第二の原料供給ラインと、
前記第二のキャリアガス供給ライン中を流通する前記第二のキャリアガスの流量を制御する流量制御装置と、
前記第二の原料供給ライン中を流通する前記気化ガスの流量を検出する流量検出装置と、
前記流量検出装置の検出結果を前記流量制御装置にフィードバックするフィードバック装置
と、
を有し、
前記第二の液体原料タンクは、前記第一の液体原料タンクより内容積が小さく、前記第二の液体原料タンクには1回の処理に要する前記液体原料が貯留される第一の基板処理装置が提供される。
好ましくは、第一の基板処理装置において、さらに制御部と、
前記第一の液体原料タンクに前記液体原料を供給する液体原料供給装置と、
前記第一の液体原料タンクに設けられ、前記第一の液体原料タンク内の前記液体原料の残量を監視する残量検出装置と、
を有し、
前記制御部は、前記残量検出装置で得られた検出結果に基づき、常に所定の量で前記液体原料が前記第一の液体原料タンク内に貯蔵されるよう前記液体原料供給装置から前記第一の液体原料タンクへ液体原料を供給するように前記液体原料供給装置を制御する、第二の基板処理装置が提供される。
また、好ましくは、第一の基板処理装置において、前記制御部は、前記処理室と前記第二の液体原料タンクを接続するガス供給管を所定の温度で加熱するよう前記加熱ユニットを制御する、第3の基板処理装置が提供される。
更にまた、好ましくは、第3の基板処理装置において、前記ガス供給管の加熱温度は、前記液体原料の種類に応じて異なる、第4の基板処理装置が提供される。
更にまた、好ましくは、第一記載の基板処理装置において、前記液体原料は、TEMAH、TMA、TiCl、4MS、HCD、H2O、ピリジンのいずれかである、第5の基板処理装置が提供される。
更にまた、好ましくは、第一の基板処理装置において、
前記第二のキャリアガス供給ラインは、前記第一のキャリアガス供給ラインと前記第一の原料供給ラインを接続するバイパスラインを含み、
前記第一と第二のキャリアガスは同一のガス源から供給されるガスであり、
前記第二のキャリアガスは、前記第一の液体原料タンクを介すことなく前記バイパスラインを経由して前記第二の液体原料タンクへ供給される、第6の基板処理装置が提供される。
本発明の好ましい実施例に係る基板処理装置の概略的な構成を示す斜透視図である。 本発明の好ましい実施例で使用される縦型の処理炉とそれに付随する部材との概略構成図であり、特に処理炉部分を縦方向に切断した縦断面図である。 本発明の好ましい実施例に係る原料ガス供給源の概略構成図である。 本発明の好ましい実施例に係る原料ガス供給源の概略的な回路構成を示すブロック図である。 図3の原料ガス供給源の比較例を示す概略構成図である。 コントローラにおけるフィードバック制御を示すブロック図である。 本発明の別の好ましい実施例に係る原料ガス供給源の概略構成図である。
符号の説明
101 基板処理装置
105 カセット棚
107 予備カセット棚
110 カセット
111 筐体
114 カセットステージ
115 ボートエレベータ
118 カセット搬送装置
118a カセットエレベータ
118b カセット搬送機構
123 移載棚
125 ウエハ移載機構
125a ウエハ移載装置
125b ウエハ移載装置エレベータ
125c ツイーザ
128 アーム
134a,134b クリーンユニット
147 炉口シャッタ
200 ウエハ
201 処理室
202 処理炉
203 反応管
207 ヒータ
209 マニホールド
217 ボート
218 ボート支持台
219 シールキャップ
220 Oリング
231 ガス排気管
232a,232b,232e、232A〜232C 原料ガス供給管
232c,232d,232f 不活性ガス供給管
233 合流タイプガス供給ノズル
233a 多孔ノズル
234 分離タイプガス供給ノズル
234a 多孔ノズル
241a マスフローコントローラ
243a,253,254,257 バルブ
243d バルブ
251 ヒータベース
280 コントローラ
281,282 ヒータ
300,500、300A〜300C 原料ガス供給源
310,510、310A〜310C 不活性ガス供給源
312,512、312A〜312C 不活性ガス供給管
314,514、314A〜314C マスフローコントローラ
316,516、316A〜316C バルブ
318,518、318A〜318C ハンドバルブ
320,520、320A〜320C 液体原料タンク
322,522、322A〜322C 液体原料供給管
324,524、324A〜324C ハンドバルブ
326,526、326A〜326C バルブ
330,530、330A〜330C 液体原料供給装置
331,531、331A〜331C 液体原料供給管
332,532、332A〜332C ハンドバルブ
333,334,533,534、333A〜333C バルブ
335,535、335A〜335C 不活性ガス供給管
336,536、336A〜336C ハンドバルブ
337,537、337A〜337C バルブ
338,538、338A〜338C 残量監視センサ
340,540、340A〜340C 液体原料タンク
344,544、344A〜344C マスフローコントローラ
346,546、346A〜346C バルブ
350,550、350A〜350C 原料ガス排気管
352,354,552,554、352A〜352C バルブ
400,410,600,610、400A〜400C バイパス管
402,412,602,612 バルブ
402A〜402C、412A〜412C バルブ

Claims (3)

  1. 基板を処理する処理室と、
    前記基板を加熱する加熱ユニットと、
    前記処理室内の雰囲気を排気する排気ユニットと、
    を備える基板処理装置であって、
    液体原料を貯留する第一の液体原料タンクと第二の液体原料タンクと、
    前記第一の液体原料タンクに第一のキャリアガスを供給する第一のキャリアガス供給ラインと、
    前記第一の液体原料タンクへの前記第一のキャリアガスの供給を受けて、前記第一の液体原料タンクの液体原料を前記第二の液体原料タンクへ圧送する第一の原料供給ラインと、
    前記第二の液体原料タンクに第二のキャリアガスを供給する第二のキャリアガス供給ラインと、
    前記第二の液体原料タンクへの前記第二のキャリアガスの供給を受けて、前記第二の液体原料タンクの液体原料の気化ガスを前記処理室へ供給する第二の原料供給ラインと、
    前記第二のキャリアガス供給ライン中を流通する前記第二のキャリアガスの流量を制御する流量制御装置と、
    前記第二の原料供給ライン中を流通する前記気化ガスの流量を検出する流量検出装置と、
    前記流量検出装置の検出結果を前記流量制御装置にフィードバックするフィードバック装置と、
    を有し、
    前記第二の液体原料タンクは、前記第一の液体原料タンクより内容積が小さく、前記第二の液体原料タンクには1回の処理に要する前記液体原料が貯留される基板処理装置。
  2. 請求項1記載の基板処理装置であって、さらに制御部と、
    前記第一の液体原料タンクに前記液体原料を供給する液体原料供給装置と、
    前記第一の液体原料タンクに設けられ、前記第一の液体原料タンク内の前記液体原料の残量を監視する残量検出装置と、
    を有し、
    前記制御部は、前記残量検出装置で得られた検出結果に基づき、常に所定の量で前記液体原料が前記第一の液体原料タンク内に貯蔵されるよう前記液体原料供給装置から前記第一の液体原料タンクへ液体原料を供給するように前記液体原料供給装置を制御する基板処理装置。
  3. 請求項1記載の基板処理装置であって、前記制御部は、前記処理室と前記第二の液体原料タンクを接続するガス供給管を所定の温度で加熱するよう前記加熱ユニットを制御する基板処理装置。
JP2008126721A 2007-06-07 2008-05-14 基板処理装置 Active JP5305328B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008126721A JP5305328B2 (ja) 2007-06-07 2008-05-14 基板処理装置
US12/132,606 US20080305014A1 (en) 2007-06-07 2008-06-03 Substrate processing apparatus
KR1020080053054A KR101015985B1 (ko) 2007-06-07 2008-06-05 기판 처리 장치

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007151605 2007-06-07
JP2007151605 2007-06-07
JP2008126721A JP5305328B2 (ja) 2007-06-07 2008-05-14 基板処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009016799A true JP2009016799A (ja) 2009-01-22
JP5305328B2 JP5305328B2 (ja) 2013-10-02

Family

ID=40357282

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008126721A Active JP5305328B2 (ja) 2007-06-07 2008-05-14 基板処理装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5305328B2 (ja)
KR (1) KR101015985B1 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010084194A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Hoya Corp 蒸着装置及び蒸着方法
JP2015099881A (ja) * 2013-11-20 2015-05-28 東京エレクトロン株式会社 ガス供給装置、成膜装置、ガス供給方法及び記憶媒体
KR20160023605A (ko) * 2014-08-22 2016-03-03 램 리써치 코포레이션 온 디맨드 충진 앰플
KR20170044016A (ko) * 2015-10-02 2017-04-24 램 리써치 코포레이션 원자층 증착을 위한 동적 전구체 도징
KR20210054460A (ko) 2019-11-05 2021-05-13 가부시키가이샤 호리바 에스텍 피에조 밸브, 유체 제어 장치, 및 피에조 밸브 진단 방법
US11072860B2 (en) 2014-08-22 2021-07-27 Lam Research Corporation Fill on demand ampoule refill
JPWO2021193480A1 (ja) * 2020-03-26 2021-09-30
US11970772B2 (en) 2014-08-22 2024-04-30 Lam Research Corporation Dynamic precursor dosing for atomic layer deposition
WO2024219187A1 (ja) * 2023-04-19 2024-10-24 株式会社Kokusai Electric 気化システムの制御方法、半導体装置の製造方法、基板処理装置、気化システムおよびプログラム
WO2025004427A1 (ja) * 2023-06-30 2025-01-02 三菱重工業株式会社 流路形成プレート、ガス吸着ユニット、及びガス吸着装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200043565A (ko) * 2018-10-17 2020-04-28 (주)지오엘리먼트 컨트롤 밸브 및 이를 이용한 예비 퍼지가 가능한 기화 시스템

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62169410A (ja) * 1986-01-22 1987-07-25 Nec Corp 気相成長装置
JPS63307717A (ja) * 1987-06-10 1988-12-15 Nobuo Mikoshiba 有機金属供給装置
JPH04214870A (ja) * 1990-05-08 1992-08-05 Nec Corp 化学気相成長装置
WO1994006529A1 (fr) * 1992-09-21 1994-03-31 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Appareil de gazeification de liquide
JPH06196419A (ja) * 1992-12-24 1994-07-15 Canon Inc 化学気相堆積装置及びそれによる半導体装置の製造方法
JPH06267852A (ja) * 1993-03-12 1994-09-22 Hitachi Ltd 液体原料の気化装置
JPH07150359A (ja) * 1993-11-30 1995-06-13 Samuko Internatl Kenkyusho:Kk 液体原料cvd装置
JPH07227535A (ja) * 1994-02-20 1995-08-29 Stec Kk 液体材料気化供給装置
JP2004111787A (ja) * 2002-09-20 2004-04-08 Hitachi Kokusai Electric Inc 基板処理装置
JP2004273873A (ja) * 2003-03-11 2004-09-30 Hitachi Ltd 半導体製造装置
JP2005307233A (ja) * 2004-04-19 2005-11-04 Tokyo Electron Ltd 成膜装置及び成膜方法及びプロセスガスの供給方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007109865A (ja) 2005-10-13 2007-04-26 Hitachi Kokusai Electric Inc 基板処理装置および半導体装置の製造方法

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62169410A (ja) * 1986-01-22 1987-07-25 Nec Corp 気相成長装置
JPS63307717A (ja) * 1987-06-10 1988-12-15 Nobuo Mikoshiba 有機金属供給装置
JPH04214870A (ja) * 1990-05-08 1992-08-05 Nec Corp 化学気相成長装置
WO1994006529A1 (fr) * 1992-09-21 1994-03-31 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Appareil de gazeification de liquide
JP2000252269A (ja) * 1992-09-21 2000-09-14 Mitsubishi Electric Corp 液体気化装置及び液体気化方法
JPH06196419A (ja) * 1992-12-24 1994-07-15 Canon Inc 化学気相堆積装置及びそれによる半導体装置の製造方法
JPH06267852A (ja) * 1993-03-12 1994-09-22 Hitachi Ltd 液体原料の気化装置
JPH07150359A (ja) * 1993-11-30 1995-06-13 Samuko Internatl Kenkyusho:Kk 液体原料cvd装置
JPH07227535A (ja) * 1994-02-20 1995-08-29 Stec Kk 液体材料気化供給装置
JP2004111787A (ja) * 2002-09-20 2004-04-08 Hitachi Kokusai Electric Inc 基板処理装置
JP2004273873A (ja) * 2003-03-11 2004-09-30 Hitachi Ltd 半導体製造装置
JP2005307233A (ja) * 2004-04-19 2005-11-04 Tokyo Electron Ltd 成膜装置及び成膜方法及びプロセスガスの供給方法

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010084194A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Hoya Corp 蒸着装置及び蒸着方法
JP2015099881A (ja) * 2013-11-20 2015-05-28 東京エレクトロン株式会社 ガス供給装置、成膜装置、ガス供給方法及び記憶媒体
US11959175B2 (en) 2014-08-22 2024-04-16 Lam Research Corporation Fill on demand ampoule refill
KR102414284B1 (ko) * 2014-08-22 2022-06-28 램 리써치 코포레이션 온 디맨드 충진 앰플
US20240240316A1 (en) * 2014-08-22 2024-07-18 Lam Research Corporation Dynamic precursor dosing for atomic layer deposition
US11970772B2 (en) 2014-08-22 2024-04-30 Lam Research Corporation Dynamic precursor dosing for atomic layer deposition
KR20160023605A (ko) * 2014-08-22 2016-03-03 램 리써치 코포레이션 온 디맨드 충진 앰플
US11072860B2 (en) 2014-08-22 2021-07-27 Lam Research Corporation Fill on demand ampoule refill
JP2016044361A (ja) * 2014-08-22 2016-04-04 ラム リサーチ コーポレーションLam Research Corporation オンデマンド充填アンプル
US11180850B2 (en) 2014-08-22 2021-11-23 Lam Research Corporation Dynamic precursor dosing for atomic layer deposition
KR20170044016A (ko) * 2015-10-02 2017-04-24 램 리써치 코포레이션 원자층 증착을 위한 동적 전구체 도징
KR102697645B1 (ko) * 2015-10-02 2024-08-21 램 리써치 코포레이션 원자층 증착을 위한 동적 전구체 도징
US11608910B2 (en) 2019-11-05 2023-03-21 Horiba Stec, Co., Ltd. Piezo valve, fluid control device and piezo valve diagnosis method
JP7382796B2 (ja) 2019-11-05 2023-11-17 株式会社堀場エステック ピエゾバルブ、流体制御装置、及び、ピエゾバルブ診断方法
JP2021076131A (ja) * 2019-11-05 2021-05-20 株式会社堀場エステック ピエゾバルブ、流体制御装置、及び、ピエゾバルブ診断方法
KR20210054460A (ko) 2019-11-05 2021-05-13 가부시키가이샤 호리바 에스텍 피에조 밸브, 유체 제어 장치, 및 피에조 밸브 진단 방법
WO2021193480A1 (ja) * 2020-03-26 2021-09-30 株式会社Kokusai Electric 基板処理装置、半導体装置の製造方法およびプログラム
JPWO2021193480A1 (ja) * 2020-03-26 2021-09-30
JP7329679B2 (ja) 2020-03-26 2023-08-18 株式会社Kokusai Electric 基板処理装置、半導体装置の製造方法およびプログラム
WO2024219187A1 (ja) * 2023-04-19 2024-10-24 株式会社Kokusai Electric 気化システムの制御方法、半導体装置の製造方法、基板処理装置、気化システムおよびプログラム
WO2025004427A1 (ja) * 2023-06-30 2025-01-02 三菱重工業株式会社 流路形成プレート、ガス吸着ユニット、及びガス吸着装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR101015985B1 (ko) 2011-02-23
JP5305328B2 (ja) 2013-10-02
KR20080108040A (ko) 2008-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5305328B2 (ja) 基板処理装置
US9466477B2 (en) Method of manufacturing semiconductor device, substrate processing apparatus, and semiconductor device
US9238257B2 (en) Method of manufacturing semiconductor device, cleaning method, and substrate processing apparatus
US9496134B2 (en) Substrate processing apparatus, method of manufacturing semiconductor device and semiconductor device
KR101814243B1 (ko) 반응관, 기판 처리 장치 및 반도체 장치의 제조 방법
TWI415190B (zh) 半導體裝置之製造方法及基板處理裝置
US8590484B2 (en) Semiconductor device manufacturing method and substrate processing apparatus
US20170232457A1 (en) Substrate processing apparatus and precursor gas nozzle
JP5787488B2 (ja) 半導体装置の製造方法及び基板処理装置
US20080305014A1 (en) Substrate processing apparatus
US20130095668A1 (en) Semiconductor device manufacturing method and substrate processing apparatus
JP5963456B2 (ja) 半導体装置の製造方法、基板処理装置、及び基板処理方法
US20110271753A1 (en) Substrate processing apparatus and method of confirming operation of liquid flowrate control device
JP2010141223A (ja) 半導体装置の製造方法及び基板処理装置
US12272579B2 (en) Substrate processing apparatus, substrate suppport and method of manufacturing semiconductor device
JP2012172171A (ja) 基板処理装置及び薄膜成膜方法
JP4903619B2 (ja) 基板処理装置
JP2011132568A (ja) 半導体装置の製造方法および基板処理装置
JP2006222265A (ja) 基板処理装置
JP5421812B2 (ja) 半導体基板の成膜装置及び方法
JP2009200298A (ja) 基板処理装置
JP2008160081A (ja) 基板処理装置及び基板処理方法
JP2006066557A (ja) 基板処理装置
JP2012023138A (ja) 基板処理装置
JP5060375B2 (ja) 基板処理装置および半導体装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110425

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130226

RD13 Notification of appointment of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7433

Effective date: 20130410

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130417

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20130410

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130521

RD17 Notification of extinguishment of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7437

Effective date: 20130523

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130619

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5305328

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250