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JP2009007167A - 給紙装置 - Google Patents

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JP2009007167A
JP2009007167A JP2008137820A JP2008137820A JP2009007167A JP 2009007167 A JP2009007167 A JP 2009007167A JP 2008137820 A JP2008137820 A JP 2008137820A JP 2008137820 A JP2008137820 A JP 2008137820A JP 2009007167 A JP2009007167 A JP 2009007167A
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Daisuke Fukui
井 大 介 福
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

【課題】カールした枚葉シートを供給する場合であっても、給紙不良の発生を防止する給紙装置を提供する。
【解決手段】枚葉シートPの給紙装置1は、枚葉シートPが積載される積載プレート2と、積載プレート2を上方に付勢するねじりバネ8と、積載プレート2の上方に配置され、積載プレート2との間で枚葉シートPを搬送方向下流側の端部において挟持するとともに、枚葉シートPを搬送するように回転駆動するピックアップローラ3とを備えている。積載プレート2は、ピックアップローラ3と対向する領域に、上方に向って隆起した第1の隆起部24を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、枚葉シートの給紙装置に関するものである。
従来より、印刷機やFAXなどに使用される枚葉シートを供給するための給紙装置として、ピックアップローラ、フィードローラ、及びリタードローラを備えた給紙装置が知られている。この給紙装置では、ピックアップローラによって2枚以上の枚葉シートが重なった状態で送られてきた場合、すなわち枚葉シートが重送されてきた場合に、フィードローラ及びリタードローラを次のように作動させることで、その重送された枚葉シートから1枚だけ分離して、その分離した枚葉シートをその先に送るように構成されている。すなわち、枚葉シートが進行方向に進むようにフィードローラを順方向に回転させ、枚葉シートが進行方向と逆方向に進むようにリタードローラを回転させる若しくはリタードローラは回転させないように作動させる。このようにフィードローラ及びリタードローラを作動させることで、重送されてきた枚葉シートを分離し、重送による紙詰まりの発生を防止している。このような装置の例として、例えば、特許文献1に記載の給紙装置では、上記構成を備え、さらに、より紙詰まりの発生を防止するために、ピックアップローラの外径よりもフィードローラの外径を大きく設定し、各ローラの搬送量などをより細かく調整をしている。
特開平11−240633号公報
しかしながら、上記給紙装置で扱う枚葉シートの中には、その特性上、吸湿することや熱が加わること等によってカールするものもある。上記給紙装置でこのようなカールした枚葉シートを供給すると、カールした枚葉シートの端部は積載プレートから浮き上がった状態となる。このため、ピックアップローラが枚葉シートに対して圧力を作用させにくくなり、スリップすることによって給紙不良の発生といった問題が生じる。なお、例えば、昇華転写用の印画紙やインクジェット用の印画紙などは、その特性上カールしやすく、上述したような問題が生じやすい。
そこで、本発明は、カールした枚葉シートを供給する場合であっても、給紙不良の発生を防止する給紙装置を提供することを課題とする。
本発明は、枚葉シートの給紙装置であって、枚葉シートが積載される積載プレートと、前記積載プレートを上方に付勢する第1の弾性部材と、前記積載プレートのうち搬送方向下流側上方に配置され、前記積載プレートとの間で枚葉シートを挟持するとともに、枚葉シートを搬送するように回転駆動するピックアップローラと、を備え、前記積載プレートは、前記ピックアップローラと対向する領域に、上方に隆起した第1の隆起部を有する、給紙装置である。
このように、本発明に係る給紙装置は、積載プレートのピックアップローラと対向する領域の少なくとも一部に隆起部が形成されている。このため、カールした枚葉シートを給紙する場合であっても、枚葉シートが積載プレートから浮き上がることによって形成される積載プレート上面と枚葉シート下面との間の空間部分を隆起部によって埋めることができる。この結果、この隆起部とピックアップローラとで、枚葉シートを十分に挟持して圧力を作用させることが可能となり、給紙不良の発生を防止することができる。なお、上記「枚葉シート」とは、ロールによって供給される連続したシートとは異なり、一定寸法毎にそれぞれ分離されたシートのことをいい、シートとして紙やプラスチック等を挙げることができる。
本発明は、前記積載プレートは、搬送方向上流側の一方の端部と、搬送方向下流側の他方の端部とを有し、積載プレートは一方の端部を中心として回動し、前記第1の弾性部材は、前記積載プレートの一方の端部に設置され、前記積載プレートの他方の端部が上方に回動するよう付勢しており、前記第1の弾性部材よりも搬送方向下流側に、前記積載プレートを上方に付勢する第2の弾性部材を設けた、給紙装置である。
このように、第2の弾性部材をさらに備えることで、ピックアップローラと第1の隆起部とで枚葉シートを挟持する力が向上することで、枚葉シートをより十分に挟持させることが可能となり、給紙不良の発生をより確実に防止することができる。なお、上記第1及び第2の弾性部材は種々の構成をとることができるが、例えば、第1の弾性部材は、ねじりバネや板バネによって構成することができ、第2の弾性部材は圧縮ばねによって構成することができる。
本発明は、前記積載プレートは、枚葉シートの幅方向の両端部が載るように、前記第1の隆起部から幅方向に間隔をあけて形成され、上方へ隆起した一対の第2の隆起部を有する、給紙装置である。
枚葉シートを給紙する際、枚葉シートの幅方向側の両端部は、下へ垂れ下がって給紙装置のフレームなどに引っ掛かる可能性があるが、枚葉シートの幅方向側の両端部が載るように第2の隆起部を形成することで、枚葉シートの両端部が引っ掛かるなどといった問題を解消することができる。なお、上記「幅方向」とは、枚葉シートの搬送方向と垂直に交わるよう積載プレートに対して水平に延びる方向のことをいう。
本発明は、前記ピックアップローラは、上下動可能に構成されている、給紙装置である。
この構成によれば、以下のような効果を得ることができる。すなわち、カールした枚葉シートを給紙する場合、その枚葉シートはピックアップローラからの回転駆動を受けることで積載プレート上で揺動することがある。そこで、ピックアップローラを上下動可能に構成することで、ピックアップローラは枚葉シートの動きに対して追従するように上下動できるため、より確実にピックアップローラの回転駆動力を枚葉シートに作用させて、給紙不良の発生をより確実に防止することができる。
本発明は、枚葉シートの給紙装置であって、枚葉シートが積載されるとともに、搬送方向上流側の一方の端部と、搬送方向下流側の他方の端部とを有し、一方の端部を中心として回動する積載プレートと、前記積載プレートのうち搬送方向下流側上方に設置され、前記積載プレートとの間で枚葉シートを挟持するとともに搬送シートを搬送するように回転駆動するピックアップローラと、前記積載プレートの一方の端部に設置され、前記積載プレートの他方の端部が上方に回動するよう付勢する第1の弾性部材と、前記第1の弾性部材よりも搬送方向下流側に設置され、前記積載プレートを上方に付勢する第2の弾性部材と、備えた、給紙装置である。
このように構成することで以下のような効果を得ることができる。すなわち、カールした枚葉シートを積載プレートに積載した場合、枚葉シートの枚数や材質などによっては、第1の弾性部材だけでは積載プレートの他方の端部を上方に回動するよう付勢する付勢力が不足することがある。この場合、ピックアップローラからの圧力を十分に枚葉シートに十分に作用させることができず、枚葉シートを安定して下流側へ搬送することができず給紙不良が発生してしまう可能性がある。この問題は第1の弾性部材自体の付勢力を向上させることで解消されると考えられるが、加工上の観点から第1の弾性部材自身の付勢力を向上させることが困難なことがある。そこで本願発明では、積載プレートを上方に付勢するよう、第1の弾性部材よりも枚葉シート搬送方向下流側に第2の弾性部材を設置している。このように設置された第2の弾性部材は、積載プレートの他方の端部を上方に回動するように付勢する第1の弾性部材の付勢力を補足することができる。このため、ピックアップローラからの圧力を枚葉シートに十分に作用させることが可能となり、枚葉シートの給紙不良の発生を防止することができる。なお、上記「枚葉シート」とは、ロールによって供給される連続したシートとは異なり、一定寸法毎にそれぞれ分離されたシートのことをいい、シートとして紙やプラスチック等を挙げることができる。また、上記第1及び第2の弾性部材は種々の構成をとることができるが、例えば、第1の弾性部材は、ねじりバネや板バネによって構成することができ、第2の弾性部材は圧縮ばねによって構成することができる。
本発明は、前記第2の弾性部材は、前記積載プレートを介して前記ピックアップローラに対向する位置に設置された、給紙装置である。
このように第2の弾性部材を設置することで、ピックアップローラと対応する位置に直接付勢力を加えることができるので、より確実にピックアップローラからの圧力を枚葉シートに対して作用させることができ、給紙不良の発生を防止することができる。
本発明は、前記第1の弾性部材はねじりバネからなり、前記第2の弾性部材は前記積載プレートの下方に設置された圧縮バネからなる、給紙装置である。
本発明は、前記ピックアップローラは、上下動可能に構成されている、給紙装置である。
この構成によれば、何らかの衝撃などで枚葉シートが下方へ移動したりしても、ピックアップローラはその枚葉シートの移動に追従し、確実に枚葉シートを搬送することができる。
本発明は、前記積載プレートは、枚葉シートの幅方向の両端部が載るように、前記第1の隆起部から幅方向に間隔をあけて形成され、上方へ隆起した一対の第2の隆起部を有する、給紙装置である。
本発明によれば、カールした枚葉シートを供給する場合であっても、給紙不良の発生を防止する給紙装置を提供することができる。
第1の実施形態
以下、本発明に係る給紙装置の第1の実施形態を図面を参照しつつ説明する。図1は本実施形態に係る給紙装置の側面断面図であり、図2は本実施形態に係る積載プレートの上面図、図3は図1の左方向から見た給紙装置の一部のみを示す概略正面図である。なお、図1の左側を「上流側」、右側を「下流側」と称して説明する。また、図1の左右方向及び図2の上下方向を「搬送方向」と称し、図1の紙面垂直方向及び図2の左右方向を「幅方向」と称して説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る給紙装置1は、カールした複数枚の枚葉シートPが下に凸となるように積載された積載プレート2と、枚葉シートPを搬送するピックアップローラ3とを備えている。そして、このピックアップローラ3の下流には枚葉シートPの重送を防止する上下一対のフィードローラ4及びリタードローラ5が配置されている。また、給紙装置1は、この他にも、ピックアップローラ3とフィードローラ4との間に、重送を防止する重送防止機構60を備えている。
図1に示すように、積載プレート2は、上流側端部(一方の端部)22が軸21によって軸支されており、これにより、下流側端部(他方の端部)23が上流側端部22の軸21を中心に揺動できるように設置されている。そして、積載プレート2の上流側端部22の下方には軸21に設置されたねじりバネ(第1の弾性部材)8が配置されており、このねじりバネ8によって積載プレート2の下流側端部23が上流側端部22の軸21を中心に上方に回動するよう付勢されている。
このように構成された積載プレート2には、図1及び図2に示すように、後述するピックアップローラ3と対向する領域に上方に隆起する第1の隆起部24が形成されている。第1の隆起部24は、枚葉シートPのカールの程度によっても異なるが、枚葉シートPが積載プレート2から浮き上がった分だけの高さを有していることが好ましい。この高さは、好ましくは0.2〜0.8mmである。このような高さを有する第1の隆起部24を積載プレート2に形成することにより、枚葉シートPの下面は、積載プレート2から浮き上がった状態ではなく、第1の隆起部24上面と接触した状態となっている。また、第1の隆起部24の幅は、ピックアップローラ3の幅と同程度の大きさとすることが好ましい。そして、図2に示すように、この第1の隆起部24の左右に、第1の隆起部24から間隔をあけて一対の第2の隆起部25a,25bがそれぞれ形成され、この一対の第2の隆起部25a、25bは上方へ隆起している。なお一対の第2の隆起部25a、25bを総称して第2の隆起部25として示す。この第2の隆起部25は、図2に二点鎖線で示した枚葉シートPの幅方向側の両端部がそれぞれ第2の隆起部25上に少なくとも1cm程度載るような位置に設置されている。また、第2の隆起部25の幅は、給紙装置1にて給紙できる最大幅の枚葉シートP’の幅方向端部が載るように形成されている。
第2の隆起部25の高さは、第1の隆起部24よりも高くなるよう形成されており、0.5〜1.0mmとすることが好ましい。これら第1及び第2の隆起部24,25は、積載プレート2に対して搬送方向側に滑らかに隆起するように、例えばその端部がスロープ状に形成されており、これにより、枚葉シートPが搬送される際に第1及び第2の隆起部24,25に引っ掛かることを防止することができる。なお、第1及び第2の隆起部24,25は、積載プレート2と一体的に形成しても良いし、別部材を積載プレート2に取り付けることによって形成しても良い。本実施形態においては、積載プレート2とは別部材のもので第1及び第2の隆起部24,25を形成している。より詳細には、板状の部材を所定位置に配置し、その板状の部材を両面テープによって積載プレート2に貼り付けることによって、第1及び第2の隆起部24,25を形成している。なお、第1及び第2の隆起部24,25の材質は、特に限定されるものではないが、搬送時に最下層の枚葉シートを傷つけない程度の摩擦係数を有しつつ、最下層の枚葉シートがその上に積層された枚葉シートと一緒に重送しない程度の摩擦係数を有していることが好ましく、例えば、PETフィルム等を用いることができる。
このように積載プレート2に形成された第1の隆起部24の上方には、図1及び図3に示すように、枚葉シートPの下流側端部上を幅方向の中央近傍において押圧するようにピックアップローラ3が設置されている。ピックアップローラ3は、給紙装置本体から水平方向(図1の紙面と垂直な方向)に延びる軸31に固定されている。この軸31は歯車を介して公知のモータ(図示省略)によって駆動し図1の反時計回りに回転することで、ピックアップローラ3も同様に図1の反時計回りに回転するように構成されている。また、この軸31は、その水平状態を保持したまま上下動できるように給紙装置本体に設けられており、これによって、ピックアップローラ3は上下動可能となっている。図1に示すように複数の枚葉シートPが積載プレート2上に積載された状態では、ピックアップローラ3は、枚葉シートPによって上方に押し上げられており、下方へ移動できるだけの遊びを有している。なお、初期状態、すなわち、積載プレート2上に枚葉シートPが積載されていない状態では、ピックアップローラ3は、自重によりその下端がフィードバックローラ4の下端と同じ高さになるように設定されている。一方、枚葉シートPが積載プレート2上に積載された状態では、ピックアップローラ3は、上記初期状態の位置から上方に押し上げられる。ピックアップローラ3の材質は特に限定されるものではないが、その外周面は、枚葉シートPの上面と摩擦係止して枚葉シートPを下流側へ搬送できるよう、摩擦係数の高い天然ゴムや合成ゴムなどの材料で構成されていることが好ましい。
このように構成されたピックアップローラ3の下流側にフィードローラ4及びリタードローラ5が設置されている。フィードローラ4は、給紙装置本体から水平方向(図1の紙面と垂直な方向)に延びる軸41に固定されており、軸41が歯車を介して公知のモータ(図示省略)によって駆動し図1の反時計回りに回転することで、フィードローラ4も同様に図1の反時計回りに回転するように構成されている。このフィードローラ4と対向するようにフィードローラ4の真下にはリタードローラ5が配置されている。リタードローラ5は、水平方向(図1の紙面と垂直な方向)に延びる軸51に固定されており、その上端がフィードローラ4の下端と接するように配置されている。なお、この軸51は一回転せずに、途中で止まるように構成されている。また、軸51はモータ等には接続されておらず、フィードローラ4の回転によって回転させられる従動軸となっている。フィードローラ4及びリタードローラ5の材質は特に限定されるものではないが、その外周面は、枚葉シートPと摩擦係止できるよう、摩擦係数の高い天然ゴムや合成ゴムなどの材料で構成されていることが好ましい。
次に重送防止機構60について図3及び図4を参照しつつ説明する。図4は、重送防止機構60の詳細を示す詳細図である。
図3及び図4に示すように、重送防止機構60は、上記ピックアップローラ3とフィードローラ4との間に図3の左右方向に間隔をおいて2つ設置されている。この重送防止機構60は、板状の重送防止部材6とL字形の補助部材7とから構成されている。重送防止部材6は、枚葉シートPの進行方向に対して直交するよう、上下方向に延びており、その上端は、フィードローラ4とリタードローラ5との接触部分と同じ高さに設定されている。また、重送防止部材6の上流側の面は、積載プレート2に積載された枚葉シートPの下流側端部が当接している。さらに重送防止部材6は、その上端より上側に位置する上層側の枚葉シートPと、その上端より下側に位置する下層側の枚葉シートPとを分離させ易くする観点から、その厚さを0.2〜2.5mmとすることが好ましく、0.4〜2.0mmとすることがさらに好ましい。また、材質は、特に限定されるものではないが加工性や剛性の観点から、金属やプラスチックなどを使用することができる。
このように構成された各重送防止部材6の下流側に当接するように、2つのL字形の補助部材7が間隔をおいて設置されている。図4に詳細に示すように、補助部材7は、本体部71と水平部72とで構成されている。本体部71は、重送防止部材6の下流を向く面全体に当接した板状の部材であり、その上端が重送防止部材6の上端と同じ高さとなるように設置されている。また、水平部72は、本体部71の上端から下流側に向かって水平に延びている。補助部材7は、加工性や剛性の観点から、その厚さを0.2〜1.5mmとすることが好ましく、0.4〜1.0mmとすることがさらに好ましい。また、材質は特に限定されるものではないが、金属やプラスチックなどを使用することができる。
次に上記のように構成された給紙装置1による給紙方法について説明する。図5は給紙動作中の給紙装置1を示す側面断面図であり、図6は重送防止部材6とフィードローラ4及びリタードローラ5による重送防止方法を示す説明図である。
まず、図5に示すように、積載プレート2をねじりバネ8の付勢力に抗して押し下げ、カールした複数の枚葉シートPを、積載プレート2の第1の隆起部24とピックアップローラ3とで挟持するように積載プレート2上に積載する。このとき、枚葉シートPが、上方側に丸まるように、すなわち、ピックアップローラ3側に凹の状態となるように、枚葉シートPを積載プレート2上に積載する。この状態では、積載プレート2はねじりバネ8によって上方に付勢されており、枚葉シートPの下流側端部は、ピックアップローラ3をその自重に抗して上方に押し上げている。このとき、枚葉シートPは、ピックアップローラ3の自重によって積載プレート2の第1の隆起部24に押し付けられるとともに、ねじりバネ8により上方に付勢された積載プレート2の第1の隆起部24によってピックアップローラ3側にも押し付けられることで、ピックアップローラ3と第1の隆起部24とで挟持されている。
このように積載プレート2上にカールした枚葉シートPをセットした後、枚葉シートPを搬送させるため、ピックアップローラ3及びフィードローラ4を反時計回りに回転駆動させる。すると、ピックアップローラ3と第1の隆起部24とに挟持された枚葉シートPは、ピックアップローラ3の回転駆動により、枚葉シートP中の最上層の枚葉シートが下流へと搬送される。
ピックアップローラ3によって搬送された枚葉シートPは、その湾曲した形状のため、複数枚が重なり合って搬送される、すなわち重送される可能性が高い。そこで、重送された場合に基づいて図6を参照しつつ説明する。まず、ピックアップローラ3の回転駆動により、複数枚の枚葉シートP群がその積載された状態から重送防止部材6に向かって移動する(図6(a))。このように複数枚が重なり合って搬送された枚葉シートP群のうち、重送防止部材6の上端より上方に位置する上層側の枚葉シートPは、ピックアップローラ3によって重送防止部材6を越えて下流側に搬送される。一方で、重送防止部材6の上端より下方に位置する下層側の枚葉シートPは、重送部材6の上端によって、上層側の枚葉シートPと分離される。そして、上層側の枚葉シートPから分離された下層側の枚葉シートPは、重送防止部材6の上流側を向く面によって進行が妨害され、フィードローラ4及びリタードローラ5には搬送されない(図6(b))。このように、重送防止機構60は、フィードローラ4及びリタードローラ5で重送の処理ができる程度の枚数若しくは1枚しか枚葉シートPをフィードローラ4及びリタードローラ5に送らないように規制する。
こうして、重送防止部材6を越えた複数(本実施形態では2枚)の枚葉シートPは、フィードローラ4及びリタードローラ5まで搬送される。ここで、上側の枚葉シートPは反時計回りに回転するフィードローラ4によってさらに下流側に送られるが、下側の枚葉シートPは、リタードローラ5が一回転せずに途中で止まるため、リタードローラ5の外周面に摩擦係止されて、下流側に搬送されるのを妨害される。これにより、枚葉シートPの重送が防止される(図6(c))。そして、上側の枚葉シートPがフィードローラ4によって完全に下流側に搬送されると、下側の枚葉シートPはフィードローラ4と接触し、そのフィードローラ4によって下流側に搬送される。
以上のように、上記実施形態によれば、積載プレート2におけるピックアップローラ3と対向する領域に第1の隆起部24が形成されているため、以下の効果を得ることができる。すなわち、本実施形態とは異なり、第1の隆起部24が形成されていなければ、ピックアップローラ3が回転駆動していないとき、枚葉シートPは、ピックアップローラ3と対向する位置において積載プレート2から浮き上がった状態である。よって、枚葉シートPの枚数や材質によっては、ピックアップローラ3が回転駆動によって下方へ移動しても枚葉シートPを積載プレート2に十分に押し付けられないことがあり得る。しかし、本実施形態では、積載プレート2のピックアップローラ3と対向する領域に第1の隆起部24が形成されているため、ピックアップローラ3が回転駆動していない状態であっても、枚葉シートPは第1の隆起部24に接している状態となる。このため、ピックアップローラ3が回転駆動し下方へ移動することで、枚葉シートPを積載プレート2の第1の隆起部24に確実に押し付けられることができる。この結果、ピックアップローラ3からの圧力が枚葉シートPに対して充分に作用し、枚葉シートPを下流側に安定して搬送することができる。また、枚葉シートPのカールの程度によっては枚葉シートPと第1の隆起部24とが接していない場合もあり得るが、第1の隆起部24を形成することによって、第1の隆起部24が形成されていない場合に比べ、枚葉シートPの浮き上がり量を低減することができる。このため、ピックアップローラ3からの圧力不足による給紙不良を低減することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、ピックアップローラ3は、初期位置、すなわち、その下端がフィードローラ4の下端と同じ高さの位置から上方へ移動できるように構成されているが、初期位置に固定されていてもよい。
また、上記実施形態では、積載プレート2はその左端部(上流側端部)を中心にして右端部(下流側端部)が揺動するように構成されているが、左端部と右端部とが水平に保持されており、その下方から圧縮バネなどによって水平状体を保持したまま上方に付勢されるように構成されていてもよい。
また、上記実施形態では、リタードローラ5は一回転しないように構成されているが、リタードローラ5を、フィードローラ4と反対の方向、すなわち図1,5において時計回りに回転させることによって、重送を防止することもできる。
また、図7に示すように、積載プレート2の下方であって、ピックアップローラ3の真下にあたる位置、すなわち、積載プレート2を介して第1の隆起部24と対向する位置に圧縮バネ(第2の弾性部材)9を設置してもよい。このように圧縮バネ9を設置することで、上流側端部22を中心に下流側端部23を上方に回動しようとするねじりバネ8の付勢力を補足することができる。なお、圧縮バネ9の設置位置は、特に限定されるものではなく、ねじりバネ8よりも下流側であればよい。また、積載プレート2の下方に設置する圧縮バネ9を引張バネとし、積載プレート2の上方に設置して、積載プレート2を上方から引っ張ることで、ねじりバネ8の付勢力を補足することもできる。このように、第2の弾性部材9を設置してねじりバネ8の付勢力を補足することで、ピックアップローラ3と第1の隆起部24とで枚葉シートPを挟持する力を強め、給紙不良の発生をより確実に防止することができる。
なお、上記給紙装置1は、種々の製品に適用することができ、例えば、プリンタやスキャナ、コピー機、FAX、エンボス加工機等の給紙装置として使用することができる。
第2の実施形態
以下、本発明に係る給紙装置の第2の実施形態を図面を参照しつつ説明する。図8は、本実施形態に係る給紙装置の側面断面図である。なお、図8の左右方向を「搬送方向」、図8の紙面垂直方向を「幅方向」と称し、また、図8の左側を「上流側」、右側を「下流側」と称して説明する。
図8に示すように、本実施形態に係る給紙装置1は、カールした複数枚の枚葉シートPが積載される積載プレート2と、枚葉シートPを搬送するピックアップローラ3とを備えている。そして、このピックアップローラ3の下流には枚葉シートPの重送を防止する上下一対のフィードローラ4及びリタードローラ5が配置されている。また、給紙装置1は、この他にも、ピックアップローラ3とフィードローラ4との間に、重送を防止する重送防止機構60を備えている。
図8に示すように、積載プレート2は、上流側端部(一方の端部)22が軸21によって軸支されており、これにより、下流側端部(他方の端部)23が上流側端部22の軸21を中心に揺動できるように構成されている。積載プレート2の下方には軸21に設置されたねじりバネ(第1の弾性部材)8が配置されており、このねじりバネ8によって積載プレート2の下流側端部23が上流側端部22の軸21を中心に上方に回動するよう付勢されている。このねじりバネのばね定数は2.5〜6.0N・m/radとすることが好ましい。また、積載プレート2の下流側端部23の下方には、ピックアップローラ3の真下、すなわち、積載プレート2を介してピックアップローラ3と対向する位置に圧縮バネ(第2の弾性部材)9が設置されている。また、この圧縮バネ9は、ピックアップローラ3の幅方向における中央部近傍と対向する位置に設置されている。この圧縮バネ9のばね定数は0.4〜0.8N/mmとすることが好ましい。このように圧縮バネ9を設置することで、上流側端部22の軸21を中心に下流側端部23を上方に回動しようとするねじりバネ8の付勢力を補足する。このように構成された積載プレート2上には、下に凸となるようにカールした枚葉シートPが複数枚積載されている。なお、ねじりバネ8及び圧縮バネ9に荷重が作用していない状態、すなわち、ねじりバネ8が開いた状態及び圧縮バネ9が圧縮されていない状態では、積載プレート2は、上流側端部22よりも下流側端部23の方が高くなるよう設定されているが、ストッパー(図示省略)により、下流側端部23は上流側端部22と水平になる位置よりも上方に移動しないよう規制されている。
このように積載プレート2上に積載された枚葉シートPの下流側端部の幅方向中央近傍を押圧するように、ピックアップローラ3が積載プレート2の下流側端部23の上方に配置されている。図8に示すように、ピックアップローラ3は、給紙装置本体から水平方向(図8の紙面と垂直な方向)に延びる軸31に固定されている。この軸31は歯車を介して公知のモータ(図示省略)によって駆動し図8の反時計回りに回転することで、ピックアップローラ3も同様に図8の反時計回りに回転するように構成されている。また、この軸31は、その水平状態を保持したまま上下動できるように給紙装置本体に設けられており、これによって、ピックアップローラ3は上下動可能となっている。図8に示すように複数の枚葉シートPが積載プレート2上に積載された状態では、ピックアップローラ3は、枚葉シートPによって上方に押し上げられており、下方へ移動できるだけの遊びを有している。なお、初期状態、すなわち、積載プレート2上に枚葉シートPが積載されていない状態では、ピックアップローラ3は、自重によりその下端がフィードローラ4の下端と同じ高さになるように設定されている。一方、枚葉シートPが積載プレート2上に積載された状態では、ピックアップローラ3は、上記初期状態の位置から上方に押し上げられる。ピックアップローラ3の材質は特に限定されるものではないが、その外周面は、枚葉シートPの上面と摩擦係止して枚葉シートPを下流側へ搬送できるよう、摩擦係数の高い天然ゴムや合成ゴムなどの材料で構成されていることが好ましい。
このように構成されたピックアップローラ3の下流側にフィードローラ4及びリタードローラ5が設置されている。フィードローラ4は、給紙装置本体から水平方向(図8の紙面と垂直な方向)に延びる軸41に固定されており、軸41が歯車を介して公知のモータ(図示省略)によって駆動し図8の反時計回りに回転することで、フィードローラ4も同様に図8の反時計回りに回転するように構成されている。このフィードローラ4と対向するようにフィードローラ4の真下にはリタードローラ5が配置されている。リタードローラ5は、水平方向(図8の紙面と垂直な方向)に延びる軸51に固定されており、その上端がフィードローラ4の下端と接するように配置されている。なお、この軸51は一回転せずに、途中で止まるように構成されている。また、軸51はモータ等には接続されておらず、フィードローラ4の回転によって回転させられる従動軸となっている。フィードローラ4及びリタードローラ5の材質は特に限定されるものではないが、その外周面は、枚葉シートPと摩擦係止できるよう、摩擦係数の高い天然ゴムや合成ゴムなどの材料で構成されていることが好ましい。
次に重送防止機構60について図3及び図9を参照しつつ説明する。図9は、本実施形態に係る重送防止機構60の詳細を示す詳細図である。
図3及び図9に示すように、重送防止機構60は、上記ピックアップローラ3とフィードローラ4との間に図3の左右方向に間隔をおいて2つ設置されている。この重送防止機構60は、板状の重送防止部材6とL字形の補助部材7とから構成されている。重送防止部材6は、枚葉シートPの進行方向に対して直交するよう、上下方向に延びており、その上端は、フィードローラ4とリタードローラ5との接触部分と同じ高さに設定されている。また、重送防止部材6の上流側の面は、積載プレート2に積載された枚葉シートPの下流側端部が当接している。さらに重送防止部材6は、その上端より上側に位置する上層側の枚葉シートPと、その上端より下側に位置する下層側の枚葉シートPとを分離させ易くする観点から、その厚さを0.2〜2.5mmとすることが好ましく、0.4〜2.0mmとすることがさらに好ましい。また、材質は、特に限定されるものではないが加工性や剛性の観点から、金属やプラスチックなどを使用することができる。
このように構成された各重送防止部材6の下流側に当接するように、2つのL字形の補助部材7が間隔をおいて設置されている。図9に詳細に示すように、補助部材7は、本体部71と水平部72とで構成されている。本体部71は、重送防止部材6の下流を向く面全体に当接した板状の部材であり、その上端が重送防止部材6の上端と同じ高さとなるように設置されている。また、水平部72は、本体部71の上端から下流側に向かって水平に延びている。補助部材7は、加工性や剛性の観点から、その厚さを0.2〜1.5mmとすることが好ましく、0.4〜1.0mmとすることがさらに好ましい。また、材質は特に限定されるものではないが、金属やプラスチックなどを使用することができる。
次に上記のように構成された給紙装置1による給紙方法について図8及び図11を参照しつつ説明する。図11は、本実施形態に係る重送防止部材6とフィードローラ4及びリタードローラ5による重送防止方法を示す説明図である。
まず、図8に示すように、積載プレート2を押し下げ、カールした複数の枚葉シートPを、積載プレート2とピックアップローラ3とで挟持するように積載プレート2上に積載する。このとき、枚葉シートPが、上方側に丸まるように、すなわち、ピックアップローラ3側に凹の状態となるように、枚葉シートPを積載プレート2上に積載する。このとき、積載プレート2はねじりバネ8及び圧縮バネ9によって上方に付勢されているが、枚葉シートPの下流側端部は、ピックアップローラ3をその自重に抗して上方に押し上げており、その下面は、積載プレート2から浮き上がった状態となっている。
このように積載プレート2上にカールした枚葉シートPをセットした後、枚葉シートPを搬送させるため、ピックアップローラ3及びフィードローラ4を反時計回りに回転駆動させる。すると、積載プレート2がねじりバネ8及び圧縮バネ9の付勢力によって上方に付勢されて枚葉シートPがピックアップローラ3側に対して押し付けられているため、ピックアップローラ3の回転駆動によって枚葉シートPを下流側に搬送することができる。なお、このとき、枚葉シートPの下流側端部は積載プレート2から浮き上がっているため、ピックアップローラ3が回転駆動することで枚葉シートPが揺動し、図10に示すように、その下流側端部が積載プレート2側に移動することがある。この場合であっても、ピックアップローラ3は、枚葉シートPの移動に追従するよう下方に移動することができるため、枚葉シートPに対して圧力を十分に作用させることができ、安定して枚葉シートPを下流側に搬送することができる。
ピックアップローラ3によって搬送された枚葉シートPは、その湾曲した形状のため、複数枚が重なり合って搬送される、すなわち重送される可能性が高い。そこで、重送された場合に基づいて図11を参照しつつ説明する。まず、ピックアップローラ3の回転駆動により、複数枚の枚葉シートP群がその積載された状態から重送防止部材6に向かって移動する(図11(a))。このように複数枚が重なり合って搬送された枚葉シートP群のうち、重送防止部材6の上端より上方に位置する上層側の枚葉シートPは、ピックアップローラ3によって重送防止部材6を越えて下流側に搬送される。一方で、重送防止部材6の上端より下方に位置する下層側の枚葉シートPは、重送部材6の上端によって、上層側の枚葉シートPと分離される。そして、上層側の枚葉シートPから分離された下層側の枚葉シートPは、重送防止部材6の上流側を向く面によって進行が妨害され、フィードローラ4及びリタードローラ5には搬送されない(図11(b))。このように、重送防止機構60は、フィードローラ4及びリタードローラ5で重送の処理ができる程度の枚数若しくは1枚しか枚葉シートPをフィードローラ4及びリタードローラ5に送らないように規制する。
こうして、重送防止部材6を越えた複数(本実施形態では2枚)の枚葉シートPは、フィードローラ4及びリタードローラ5まで搬送される。ここで、上側の枚葉シートPは反時計回りに回転するフィードローラ4によってさらに下流側に送られるが、下側の枚葉シートPは、リタードローラ5が一回転せずに途中で止まるため、リタードローラ5の外周面に摩擦係止されて、下流側に搬送されるのを妨害される。これにより、枚葉シートPの重送が防止される(図11(c))。そして、上側の枚葉シートPがフィードローラ4によって完全に下流側に搬送されると、下側の枚葉シートPはフィードローラ4と接触し、そのフィードローラ4によって下流側に搬送される。
以上のように、上記実施形態によれば、ねじりバネ8だけでなく圧縮バネ9によっても、積層プレート2が上流側端部22の軸21を中心に下流側端部23が上方に回動するように付勢されているため、ピックアップローラ3からの圧力を枚葉シートPに対して十分に作用させることができる。この結果、枚葉シートPの給紙不良の発生をより確実に防止することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、圧縮バネ9は、ピックアップローラ3の真下に設置されているが、ねじりバネ8よりも下流側であれば、積載プレート2の下流側端部23を上方に回動するよう付勢できるため、その設置位置は特に限定されるものではない。
また、上記実施形態では、圧縮バネ9は一つのみしか設置されていないが、これを複数設置することもできる。
また、上記実施形態では、枚葉シートPの下流側端部は積載プレート2から浮き上がった状態となっている。しかし、図12に示すように、枚葉シートPの下流側端部の下面と積載プレート2の上面とが接するように積載プレート2の下流側端部23を上方に付勢するような付勢力を有する圧縮バネ9を設置することもできる。
また、上記実施形態では、第2の弾性部材として積載プレート2の下方に設置した圧縮バネ9を使用しているが、第2の弾性部材を引張バネとし、積載プレート2の上方に設置して、積載プレート2を上方から引っ張るように構成することで、積載プレート2の下流側端部23を上方に付勢することもできる。
また、上記実施形態では、ピックアップローラ3が上下動可能に構成されているが、ピックアップローラ3を初期位置、すなわち、ピックアップローラ3の下端がフィードローラ4の下端と同じ高さとなる位置に固定することもできる。
また、上記実施形態では、リタードローラ5は一回転しないように構成されているが、リタードローラ5を、フィードローラ4と反対の方向、すなわち図8、10において時計回りに回転させることによって、重送を防止することもできる。
なお、上記給紙装置は、種々の製品に適用することができ、例えば、プリンタやスキャナ、コピー機、FAX、エンボス加工機等の給紙装置として使用することができる。
さらに上記の第1の実施形態の構造と、第2の実施形態の構造を適宜組合せてもよい。
図1は、本発明に係る給紙装置の第1の実施形態を示す側面断面図である。 図2は、本実施形態に係る積載プレートの上面図である。 図3は、図1の左方向から見た本発明に係る給紙装置の実施形態の一部のみを示す概略正面図である。 図4は、本実施形態に係る重送防止部材6及び補助部材7の詳細を示す詳細図である。 図5は、本実施形態に係る給紙動作中における給紙装置を示す側面断面図である。 図6(a)(b)(c)は、本実施形態に係る重送防止部材とフィードローラ及びリタードローラとによる重送防止方法を示す説明図である。 図7は、本発明に係る給紙装置の他の実施形態を示す側面断面図である。 図8は、本発明に係る給紙装置の一実施形態を示す側面断面図である。 図9は、本実施形態に係る重送防止部材及び補助部材の詳細を示す詳細図である。 図10は、本実施形態に係る枚葉シートが揺動したときの給紙装置の一実施形態を示す側面断面図である。 図11(a)(b)(c)は、本実施形態に係る重送防止部材とフィードローラ及びリタードローラとによる重送防止方法を示す説明図である。 図12は、本発明に係る給紙装置の他の実施形態を示す側面断面図である。
符号の説明
1 給紙装置
2 積載シート
22 上流側端部(一方の端部)
23 下流側端部(他方の端部)
3 ピックアップローラ
8 ねじりバネ(第1の弾性部材)
9 圧縮バネ(第2の弾性部材)
P 枚葉シート

Claims (9)

  1. 枚葉シートの給紙装置であって、
    枚葉シートが積載される積載プレートと、
    前記積載プレートを上方に付勢する第1の弾性部材と、
    前記積載プレートのうち搬送方向下流側上方に配置され、前記積載プレートとの間で枚葉シートを挟持するとともに、枚葉シートを搬送するように回転駆動するピックアップローラと、を備え、
    前記積載プレートは、前記ピックアップローラと対向する領域に、上方に隆起した第1の隆起部を有する、給紙装置。
  2. 前記積載プレートは、搬送方向上流側の一方の端部と、搬送方向下流側の他方の端部とを有し、積載プレートは一方の端部を中心として回動し、
    前記第1の弾性部材は、前記積載プレートの一方の端部に設置され、前記積載プレートの他方の端部が上方に回動するよう付勢しており、
    前記第1の弾性部材よりも搬送方向下流側に、前記積載プレートを上方に付勢する第2の弾性部材を設けた、請求項1に記載の給紙装置。
  3. 前記積載プレートは、枚葉シートの幅方向の両端部が載るように、前記第1の隆起部から幅方向に間隔をあけて形成され、上方へ隆起した一対の第2の隆起部を有する、請求項1に記載の給紙装置。
  4. 前記ピックアップローラは、上下動可能に構成されている、請求項1に記載の給紙装置。
  5. 枚葉シートの給紙装置であって、
    枚葉シートが積載されるとともに、搬送方向上流側の一方の端部と、搬送方向下流側の他方の端部とを有し、一方の端部を中心として回動する積載プレートと、
    前記積載プレートのうち搬送方向下流側上方に設置され、前記積載プレートとの間で枚葉シートを挟持するとともに搬送シートを搬送するように回転駆動するピックアップローラと、
    前記積載プレートの一方の端部に設置され、前記積載プレートの他方の端部が上方に回動するよう付勢する第1の弾性部材と、
    前記第1の弾性部材よりも搬送方向下流側に設置され、前記積載プレートを上方に付勢する第2の弾性部材と、
    を備えた、給紙装置。
  6. 前記第2の弾性部材は、前記積載プレートを介して前記ピックアップローラに対向する位置に設置された、請求項5に記載の給紙装置。
  7. 前記第1の弾性部材はねじりバネからなり、前記第2の弾性部材は前記積載プレートの下方に設置された圧縮バネからなる、請求項5に記載の給紙装置。
  8. 前記ピックアップローラは、上下動可能に構成されている、請求項5に記載の給紙装置。
  9. 前記積載プレートは、枚葉シートの幅方向の両端部が載るように、前記第1の隆起部から幅方向に間隔をあけて形成され、上方へ隆起した一対の第2の隆起部を有する、請求項5に記載の給紙装置。
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