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JP2009003863A - インターフェイス装置及び画像形成装置 - Google Patents

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JP2009003863A JP2007166399A JP2007166399A JP2009003863A JP 2009003863 A JP2009003863 A JP 2009003863A JP 2007166399 A JP2007166399 A JP 2007166399A JP 2007166399 A JP2007166399 A JP 2007166399A JP 2009003863 A JP2009003863 A JP 2009003863A
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Abstract

【課題】デバイスの増加に拘わらずPCB実装スペースが確保できるようにする。
【解決手段】入力されるパラレル信号をシングルエンド信号に変換するパラレル/シリアル変換部と、パラレル/シリアル変換部からのシングルエンド信号をLVDS出力に変換するLVDSドライバと、入力されるLVDS信号をシングルエンド信号に変換するLVDSレシーバと、LVDSレシーバからのシングルエンド信号をパラレル信号に変換するパラレル/シリアル変換部とをそれぞれ有する機能ブロックBA,BB,BCが1つのCPUバス機能ブロックとしてパッケージ化され、そのパッケージ化された複数の機能ブロックP1,P2,P3が1つのデバイスパッケージDPに搭載され、CPUバス制御でLVDS通信を実現する。
【選択図】図9

Description

本発明は、データバスなどのパラレル信号の双方向伝送に係わり、特に、LVDS(Low Voltage Differential Signaling)による双方向伝送を実現するインターフェイス装置及びこのインターフェイス装置を備えた画像形成装置に関する。
近年のデータ通信システムにおいて、バスによるデータ転送が行われており、このバスのようなパラレルの信号は、信号線が平行に並んでいるため、信号先の中を電流が流れることによって発生する磁力が他の信号に干渉して電磁誘導により意図しない電流が流れ、誤動作をするという信号の干渉や、配線長が微妙に異なることによって発生する信号の遅延などが発生する。
このようなパラレル信号で長距離伝送を実施した場合に、信号の干渉を防ぐために信号線の間にGNDを挿入するなどの対策による信号線(電線)の増加や、配線経路中の抵抗による信号波形のなまりや崩れによる信号の誤検知、または配線長の差異が大きくなることに伴う信号間の遅延が発生する虞がある。このような課題や不具合を解消するため、長距離伝送にはUSB、IEEE1394等のシリアル通信が有用であるが、これらの信号には複雑なプロトコルが必要であり、端末相互間の信号の授受に関して、信号の遅延などの不具合は発生しないが、EMI(不要電磁波)に絡む低ノイズの通信に関しては必ずしもよい通信とはいえない。
そこで、低ノイズの長距離通信を実現するために、現在では、1本の信号線に対して2本の信号線を使用して、その信号線間で引き算をすることによって、信号線にのったノイズをキャンセルするという、差動方式の信号伝達方式がある。さらに、その2本の信号線の位相を反転させて、電圧の振幅を半分にし、より低電圧でノイズの少ない伝送方式がLVDSである。しかし、現状でこのLVDSによる通信は、1方向の通信しか実現されておらず、データバスのような双方向の通信を実現しているものはないというのが現状である。
バスのような多数の信号線をLVDSに変換するBLVDS(Bus LVDS)といったものは実用化されているが、1本の伝送線は1方向の通信しか行わず、また、LVDSのデバイスとして、双方向を実現しているものはあるが、これはそれぞれの信号の方向に対してそれぞれ信号線を用意しており、これを用いてバスのような信号線の多い通信を実現するのは、それだけデバイスと通信用の電線が必要になり、コスト高を招くこととなる。もちろん、CPUバス等の既存のバス形態の信号をLVDSで伝送することは不可能であり、実現しようとすると、データバスの双方向伝送の他に、アドレスバスやその他制御信号が必要で、その分さらにコストアップになる。
広幅機のような大型の複写機を例に取ると、複写機における現状の通信形態では、CPUを搭載しているPCB(プリント回路基板)から、各制御負荷へ信号線を長距離に渡って這い回している。そして、複写機は、一般的に、読み取り部、書き込み部、メイン制御部、転写紙給紙部等で構成されているが、読み取り部であれば、広幅の原稿サイズを検出するためのセンサが必要である。仮にA4,A3,A2,A1,A0,B4,B3,B2,B1の原稿幅を検出しようとするならば、少なくとも、原稿サイズの種類分、例えば9個のセンサが必要になる。
ここで、9個のセンサをメイン制御部から制御しようとすると、センサは、駆動電源と信号で少なくとも3本の信号線が必要であり、合計27本もの信号線(電線)を長距離に渡って這い回すことになる。当然、各ユニットで、多くの負荷を制御する必要があるので、マシン(複写機)全体で、かなりの本数の電線が這い回ることになる。これだけのハーネスを這い回すということは、ノイズという観点からも問題が生じ、マシンにハーネスを組付けるということでも作業性が悪く、また、電線の線数によるコストアップに繋がる。
そこで、信号線の線数を減らす方法として、メイン制御板とシリアル通信等で信号の送受を行うPCBを各ユニットに設け、そのPCBでユニット内の制御負荷を制御するという構成にすれば、信号線はユニット内だけであるので、長距離を這い回すことなく機能を達成することはでき、また、メイン制御PCBと各ユニットのPCBはシリアル通信で使用する数本の信号線のみでよいので、ハーネスの削減と共に這い回し作業性を向上させることができる。
しかし、このような構成では、確かに信号線の削減にはなるが、各ユニットに搭載されるPCBにメイン制御PCBとは別にCPUを搭載する必要があり、そのソフト開発工数がかかってしまうこと、及びシリアル通信によるタイミング検証が問題になる。ここで、各ユニットに搭載するPCBにCPUバスで動作するICを載せて、CPUバスによるパラレル通信によりメイン制御PCBから各ユニットのPCBを制御すれば、それぞれのユニットで必要になっているソフト開発にかかる工数を削減することができる。しかし、ノイズによる信号線の歪みによる誤動作や、EMIに関する電磁波の発生等が危惧される。
ところで、従来、差動信号を伝送するインターフェイス規格としてのLVDSによる双方向通信では、2本の信号線を用いる場合、レシーバ側で終端処理する必要性のため、ドライバ側とレシーバ側とで終端抵抗が2つ設けられ、これらの終端抵抗のミスマッチングによる信号反射の観点で、一方の終端抵抗を無効にする抵抗切り替え制御がなされていた。
また、従来のLVDSによる通信は、図14に示すようなLVDS信号線が別々になっている双方向通信のパッケージを用いる方法や、図15に示すようなBusLVDSのようなバス信号をLVDSに変換して、ポイントtoポイントで通信を実施する方法が採用されていた。図14に示した方法では、バスラインのような信号線が多くある場合は、パッケージを複数使用するのでコスト高であり、また、PCB基板(プリント回路基板)上への実装面積が多く必要であった。図15に示した方法では、バス信号を少ないLVDS信号線で接続することができ、バス信号のLVDS接続を可能にしているが、双方向通信が行われることはなく、一方通行のみの通信であった。仮にこのBusLVDSを使用して双方向通信を実現しようとすると、図14の構成と同じようにパッケージが複数個必要になる。
そこで、LVDSで一方向の通信を行っているインターフェイスに対して、逆方向への通信を可能とする方法が、例えば、特許文献1に提案されている。これによると、逆方向への通信はLVDSより低速なシングルエンド信号(差動信号ではない、いわゆる0Vを基準とした普通の信号:5V、3.3V等)を使用することにより、双方向通信を実現している。すなわち、2本の信号線を介した一方向への通信は差動信号を用いて伝送するが、逆方向への信号伝送はシングルエンド信号を用いて行い、高速性が要求される信号伝送には差動信号を用い、低速でよい場合にはシングルエンド信号を用いた伝送を行っている。
また、特別な伸長装置を必要とせずに、高速なデータ転送を可能とするインターフェイスの従来技術として、例えば、特許文献2記載の発明が挙げられる。この特許文献2記載の発明では、プリンタコントローラとプリンタエンジンとの間のインターフェイスは、各種制御信号を送受する双方通信可能な制御線と、コントローラからエンジンに画像データを送信するデータ線を構成しており、画像データ送信の合間に制御信号を送受する必要がないので高速な画像データ送信が可能としている。
特開2005−18312号公報 特開2002−254763号公報
しなしながら、上記の引用文献1は、LVDS自体の双方向通信を実現するものではなく、LVDSの一方向通信を実施して、その反対方向の通信を実現するためにシングルエンド信号を使用するというものであり、この場合、LVDSで通信する方向とは逆の通信のときの信号(シングルエンド信号)は、そのスピード、信号の種類に制約があり、また、ノイズも発生するという課題がある。特に、双方向通信とはいっても、データバスのような信号には使用はできず、LVDSと逆向きの通信を実施する場合は、あくまで補助的な信号を通信する場合に限られてしまう。また、上記引用文献2においても、データ線によって画像データの片方向の通信を行うものに過ぎない。
このようにLVDSによる双方向通信の実現によってCPUバスによる長距離での複数デバイスとの通信が可能になるが、この制御するデバイスが増えれば増えるほど、PCB上のLVDSの双方向を実現するデバイスの個数が必要であり、特にCPUが搭載されているメイン制御板においては、そのデバイス個数に対するPCB実装スペースの確保が難しくなる。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、デバイスの増加に拘わらずPCB実装スペースを確保できるようにすることにある。
前記課題を解決するため、第1の手段は、入力されるパラレル信号をシングルエンド信号に変換するパラレル/シリアル変換部と、前記パラレル/シリアル変換部からのシングルエンド信号をLVDS出力に変換するLVDSドライバと、入力されるLVDS信号をシングルエンド信号に変換するLVDSレシーバと、前記LVDSレシーバからのシングルエンド信号をパラレル信号に変換するパラレル/シリアル変換部と、をそれぞれ有する複数の機能ブロックが1つのパッケージに搭載され、CPUバス制御でLVDS通信が行われるインターフェイス装置を特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記CPUバス制御に必要なアドレスバス、データバス、制御信号線を1つにした信号線がCPUバスのCPUから前記パッケージ入力されることを特徴とする。
第3の手段は、第1の手段において、前記複数の機能ブロックのそれぞれの動作可否を設定する手段を備えていることを特徴とする。
第4の手段は、第1の手段において、前記1つのパッケージで、ドライバあるいはレシーバとして機能することを特徴とする。
第5の手段は、第4の手段において、前記パッケージがレシーバとして機能する場合、使用しない機能ブロックの動作を停止することを特徴とする。
第6の手段は、第5の手段において、前記パッケージがレシーバとして機能する場合、使用するCPUパスの機能ブロックを選択する手段を備えていることを特徴とする。
第7の手段は、第1ないし第6のいずれかの手段に係るインターフェイス装置を画像形成装置が備えていることを特徴とする。
なお、後述の実施形態では、パラレル/シリアル変換部は符号1に、LVDSドライバは符号3に、LVDSドライバは符号4に、シリアル/パラレル変換部は符号2に、CPUバスは符号314,323に、CPUは符号21に、機能ブロックは符号BA,BB,BCに、パッケージは符号Pにそれぞれ対応し、複数の機能ブロックのそれぞれの動作可否の設定はイネーブル信号ENの制御により行われる。
本発明によれば、1つのパッケージにLVDS双方向通信機能を有する機能ブロックを複数搭載することにより、1つのパッケージでCPUと複数のデバイスとの通信を実現したので、デバイスの増加に拘わらずPCB実装スペースを確保することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態に係るインターフェイス装置の内部回路を示す図である。本発明の実施形態に係るインターフェイス装置は、パラレル/シリアル変換部1、シリアル/パラレル変換部2、LVDSドライバ3、LVDSレシーバ4、及びPLL部5から基本的に構成されている。符号6は双方向データ、符号7はLVDSI/F、符号8は伝送方向制御信号、符号9はクロックをそれぞれ表す。
図1に示した回路では、送信されるデータ6はパラレル/シリアル変換部1にまず入力される。パラレル/シリアル変換部1は、PLL5で逓倍されたクロックにしたがって、シリアルデータ転送を行うためのレジスタへデータをシフトする。このシフトされたデータはLVDSドライバ3へ入力され、LVDSI/F7を通してLVDS信号として出力される。また、LVDS信号を入力する場合は、この逆で、LVDSI/F7を通してLVDSで送られてきた信号をLVDSレシーバ4で受け、その信号をシリアル/パラレル変換部2へ入力し、シリアル/パラレル変換部2で変換されたデータをパラレルデータ6として出力する。
図2は送信側と受信側の伝送方向制御信号の反転状態の一例を示す図である。同図において、パラレル/シリアル変換部1、シリアル/パラレル変換部2、LVDSドライバ3、LVDSレシーバ4のそれぞれの素子には、信号の伝送方向を切り替える伝送方向制御信号8が入力されており、この制御信号8がHであればLVDSデータ送信部11がアクティブに、LであればLVDSデータ受信部12がアクティブになるように制御を実施している。
LVDSドライバ3は、入力されたシングルエンド信号をLVDS出力(2本の互いに逆向きの信号)に変換する。LVDSレシーバ4は入力されたLVDS信号(2本の互いに逆向きの信号)をシングルエンド信号に変換する。パラレル/シリアル変換部1は、入力されたパラレルデータをレジスタに一旦シフトし、このレジスタの先頭ビットから順にデータを送り出すことによってパラレル/シリアルの変換を行う。また、入力されたシリアルデータをパラレルデータに変換するのも同じことであり、順に送られてきたデータを先頭からレジスタにストックし、すべてのデータが貯まればポート出力用のレジスタに移すことによってシリアル/パラレル変換部2の機能が果たされる。これらの変換部1,2は、それぞれの用途に応じて、切り替えが可能になっており、この切り替えは伝送方向制御信号8によって行われる。
伝送方向制御信号8は双方向の伝送方向を制御するための信号である。データ送信方向は、機能ブロックとして、パラレル/シリアル変換部1とLVDSドライバ3を有しており、逆に、データ受信方向では、シリアル/パラレル変換部4とLVDSレシーバ2を有しているので、この機能を信号の伝送方向によって切り替える必要があり、そのイネーブル信号として伝送方向制御信号8を使用する。
この伝送方向制御信号8は、データ通信開始時に別信号としてポートから出力してもよいし、CPUバス制御で使用するリード/ライトなどの制御信号を利用してもよい。また、片方向伝送で使用する場合は、このドライバ/レシーバコントロール信号のレベルを使用する機能によって固定しておく。
これに対して図14の従来技術はLVDS信号線が別々のLVDS双方向通信のパッケージ内の構成を示しているが、この図2に示すパッケージでは、送信と受信でそれぞれLVDSドライバ3、レシーバ4を持っていて、1本の電線では、信号の方向は1方向のみである。また、図15の従来技術では、バスLVDSの内部構成を示しているが、パラレルデータをシリアルに変換するパラレル/シリアル変換部1を通して、LVDSドライバ3によってLVDSで出力する構成になっている。信号の方向は1方向のみである。この場合、逆方向の信号を受信したい場合は、別の受信用のパッケージが必要になる。
図1に示すように、本実施形態では伝送方向制御信号8でLVDSの伝送方向(送信方向と受信方向)の切り替えを行うが、信号レベルによって伝送方向を制御しているので、データの受信側ブロック12と送信側ブロック11で(図2を参照)、異なったレベルの信号を入力する必要がある。そこで、図2に示すように、例えば、信号をLVDS信号とは別に相手側のPCB12に入力し、反転部10で信号を反転させて伝送方向制御信号として供給する。これにより、信号を伝送する際のデータの送信側ブロック11と受信側ブロック12を明確にすることができる。
また、図3に示すように、伝送方向制御信号に、固定したレベルの信号を入力しておけば、パッケージ内部のLVDSの送受信のどちらかの機能に固定できるので、双方向で使用しない場合、ドライバ専用、レシーバ専用という使用方法も可能である。図3では、受信側ブロック12は伝送制御信号が接地され、送信側ブロック11では伝送制御信号として所定値が印加されている。図2と図3から分かるように、送信側ブロック11と受信側ブロック12とは1つの共通のパッケージであり(図で実線枠内の回路構成)、ドライバとレシーバの設定が適宜に選択可能である。なお、送信側ブロック11と受信側ブロック12とは適宜に切り替わるものである。
図4は本実施形態に係るインターフェイス装置における機能ブロックとパッケージとの関連構成を示す図である。図4に示すように、パラレル/シリアル変換部1、シリアル/パラレル変換部2、LVDSドライバ3、LVDSレシーバ4、LVDSI/F7等を備えた構成を1つにまとめて第1ないし第3の機能ブロックBA,BB,BCとし、これら第1ないし第3の機能ブロックBA,BB,BCが複数個集まって1つのパッケージPに納められている。これら第1ないし第3の機能ブロックBA,BB,BCはそれぞれ独立に制御可能になっており、伝送方向制御信号8等によって、機能に応じて信号の伝送方向を設定することができる。また、各機能ブロックBA,BB,BCで図示のように周知のイネーブル信号ENの制御を実施することによって、必要のない機能ブロックは動作不可に設定することができる。
図5は、CPUバスを使用したインターフェイス装置の構成を示すブロック図である。図5に示すように、CPUバス22は、アドレスバス22a、データバス22b、及び制御信号(リード信号、ライト信号、チップセレクト信号等)22cからなり、これらのバス22a,22b,22cを介してCPU22とインターフェイス装置(パッケージ)は通信を行っているが、図5の例では、これらの信号を第1ないし第3の機能ブロックBA,BB,BC毎に割当てていく。例えば、データバス22bは双方向通信であるため、第3の機能ブロックBCをLVDSの双方向伝送で使用し、アドレスバス22a及び制御信号22cはCPU21側からの片方向通信であるので、第1及び第2の機能ブロックBA,BBをLVDSドライバとして設定する。当然に、信号を受ける相手側のPCBにおいても、上述したような設定を実施する必要があり、第1及び第2の機能ブロックBA,BBはレシーバとして、第3の機能ブロックBCは双方向伝送として使用する。
図6はCPUバスを使用した場合のインターフェイス装置の動作例を示す図である。図6では、CPU21を搭載しているPCBをPCB1、CPU21から制御される側であるPCBをPCB2とする。CPUバス22は、PCB1のCPU21からPCB2のデバイス23へのデータの書き込み(ライト)と相手側からデータを受け取る読み込み(リード)を実施しているが、ライト時はCPU21からデバイス23へ信号を一方向伝送で伝送するので、単純にPCB1はLVDSのドライバ、PCB2はLVDSのレシーバとして機能すればよい。また、リード時はCPU21から相手側デバイス23へ命令を送り、それに対し返答してくるデータをCPU21が受け取るという動作をする必要がある。
上述した動作を実現する方法として、リード動作をするときに、まず、アドレス及び制御信号をPCB2へ送信するときに同時にデータバス22bの伝送方向制御信号8を入力し、データバス22bの伝送方向を決定すればよい。この伝送方向制御信号8により、第3の機能ブロックBCは、データ受信機能(LVDSの受信機能)に設定され、データを受け取ることができる。
図7はCPUバスを使用した場合の動作例を示す図で、伝送方向制御信号の作成及び使用の態様を示す。図7において、リード信号(CPU21がリードを指示するときの信号であり、Lレベルの信号)と例えばH信号のANDを取った信号8aを、伝送方向制御信号端子に入力しておけば、通信をしていない状態あるいはライト時は(リード指示されたときではないという理由で)、リード信号がHレベルであるので、AND回路8bの出力はHレベルであり、第3の機能ブロックBCをドライバに設定しておけばよい。このように設定すると、リード信号が入ったときのみ、伝送方向制御信号がLになるので、LVDSを受信機能に設定することができる。これにより、伝送方向制御信号8を別途ポートから出力することなく、リード信号の信号レベルのみで制御が可能になる。
その際、CPUバス22には、データを確実に取り込むために、規定されている信号間のタイミングがあるが、リード信号(Lレベルの信号)が出力されてから、データを取り込むまでには、ある程度の時間があり、伝送方向制御信号の検出に問題はない。
図8は双方向LVDSデバイスをドライバかレシーバかのいずれかの機能に固定し、必要に応じて機能ブロックの伝送方向を切り替えるインターフェイス装置の構成を示すブロック図である。CPUバスの場合、CPU側PCB(PCB1)から制御信号が出力されるので、CPU側のPCB1をいわゆるマスタという設定にし、伝送方向に応じて伝送方向制御信号8のレベルを切り替えることによって相手側PCB(PCB2)の伝送方向を制御することができる。例えば、ドライバ/レシーバ設定端子8cをPCB1ではH(例えば、電圧印加)に、PCB2ではL(例えば、接地)にすることによって双方向LVDSデバイスをそれぞれドライバ、レシーバに機能を設定することができる。
伝送方向の制御では、図2を参照して説明したように、ドライバ側とレシーバ側で伝送方向制御信号8の論理を反転させる必要がある。ドライバ側(PCB1)は、伝送方向制御信号8がHで送信になるので(伝送方向制御信号は、例えばライトの場合にH、リードの場合L)、ドライバ/レシーバ設定端子8cの信号レベル(この場合H)に応じて、信号論理選択機能部8dの中で、機能ブロックBへの入力として、第2のワイヤW2が接続される。信号論理選択機能部8dは、伝送方向制御信号8のHかLかによって、ドライバ/レシーバ設定端子8cからの入力信号に対して、ドライバ機能/レシーバ機能のいずれかの出力を選択する。レシーバ側(PCB2)も同じように、ドライバ/レシーバ設定端子8cのレベル(この場合L)に応じて第1のワイヤW1または第2のワイヤW2が選択されるが、レシーバ側は、レベル信号がLなので第1のワイヤW1が選択され、これにより、伝送方向制御信号8の論理レベルは、ドライバ側とレシーバ側で反対になる。
また、ドライバ/レシーバ(インターフェイス装置)を設定(固定)するということは、伝送方向制御信号を相手側へ送るときの信号の向きも決定しなければいけないことになる。これにより、ドライバ/レシーバ設定端子8cのレベル(電圧印加のHか接地のL)によって、入出力選択機能部8eで同じように入出力を選択することができる。上述した例では、ドライバ側は出力に、レシーバ側は入力に設定されることになる。要は、伝送方向制御信号8のHかLかでPCB1の機能ブロックBを送信か受信のいずれかの機能に選定して、同時にPCB2の機能ブロックBはPCB1のそれと逆の機能に選定する手段であればよく、図8に図示した構成に限られるものではない。
そこで、データバス22b(図5参照)のような双方向機能が必要なブロックを上記のような回路と伝送方向制御信号で制御することにより、送信と受信の機能を切り替えて通信することができる。例えば、ライトの場合、伝送方向制御信号8をHにすることにより、ドライバ側は第2のワイヤW2が接続されているので、H信号がそのまま機能ブロックBを制御し、機能ブロックBは送信の機能になる。一方、レシーバ側では、入力された伝送方向制御信号は、レシーバに設定され、第1のワイヤW1を通して機能ブロックBに入力されることになるので、信号レベルはLになり、機能ブロックBは受信として機能することになる。リードの場合は、上述した説明の伝送方向制御信号がLになるだけで、後は同じである。
図9は本実施形態の特徴を示すブロック図である。同図では、CPUバスに必要な機能ブロック(CPUバス機能ブロック=パッケージP)を1つのデバイスパッケージDPに複数個搭載している図である。CPUバス機能ブロック(パッケージP)とは、図5に示すCPUバス22に必要な信号線(アドレスバス22a、データバス22b、制御信号22c)をひとまとめにしたものである。図9に示した例では、このCPUバス機能ブロック(パッケージP)がP1,P2,P3・・・と複数搭載されている。
CPU21から出力された信号はLVDSデバイスのデバイスパッケージDPに入力されると、CPUバス機能ブロックである各パッケージP(P1,P2,P3・・・)にそれぞれ入力される。各パッケージPからは、それぞれCPUバス22がLVDSに変換されて出力され、このLVDSデバイス(デバイスパッケージDP)自体で見た場合、CPU21からの入力が1ブロックに対して、LVDSの出力が複数ブロックという構成になっている。なお、ここでいうブロックとは、CPUバス制御に必要な信号線を1つのブロックと考えた単位である。図9では、前述のようにCPUバス22からの入力が1つになっており、それを内部で分岐して、各CPUバス機能ブロック(パッケージP)に入力している。
それぞれのCPUバス機能ブロックBW.BB.BCは、イネーブル信号ENで動作可能になっており、例えば図9において上からCPUバス機能ブロック(パッケージ)をP1、P2、P3とすると、パッケージP1を動作させたい場合はパッケージP1のイネーブル信号にLレベルの信号(仮にアクティブLとした場合)を入力し、そのほかのブロックにはHレベルの信号を入力すればよい。このイネーブル信号は図4におけるイネーブル信号ENと同等である。あるいは、前述の各CPUバス機能ブロックP1,P2,P3・・・は、常にイネーブル状態にしておいても問題ない。CPUバス22はチップセレクト信号で制御対象となるICを指定して複数のICと通信をするものなので、信号は常にデバイス内、あるいはケーブル等に流れることになる。しかし、タイミングを満足していればデータの衝突等による不具合も発生しないので、正常な通信、制御を実施することができる。
図9のように構成した場合においても1つのパッケージPで、ドライバ/レシーバのどちらでも使用することができる。ドライバとレシーバの選択は、LVDSデバイスにどちらの機能を使用するかの選択する信号を入力すればよく、その選択信号による機能の切り替えは、CPUバス機能ブロックの下の階層の機能ブロックで説明しているように伝送方向制御信号8を使用する。
レシーバとして使用する場合は、複数のCPUバス機能ブロックP1,P2,P3・・・のうち、1つの機能のみが動作すればよいので、そのほかの機能は停止にして、無駄な消費電力を抑え、あるいは意図していない誤動作をなくすようにする。本実施形態におけるLVDSデバイスDPは、複数のCPUバス機能ブロックP1,P2,P3・・・を持っているが、レシーバとして使用する場合は、そのうちの1つのブロックのみ動作させればよい。また、ある1つのPCBに本実施形態に係るLVDSデバイスを搭載している場合に、レシーバとして使用するときは、複数のCPUバス機能ブロックP1,P2,P3・・・を使用しても問題ない。
しかし、CPUバスの動作として、バスは共通でセレクト信号により制御対象となるICを選択するという動作を実施するので、1つのPCB内に複数の制御ICがあったとしても、図10に示すようにパラレルデータに変換した後に、1つのCPUバス機能ブロックから複数のセレクト信号を生成できれば、制御は可能になる。したがって、前述の説明の通り、レシーバとしては1つのブロックのみを動作させるだけでよい。なお、図10は制御部側PCBの内部構成を示すブロック図である(詳細は後述する)。
そこで、図9に示した複数ブロックP1,P2,P3のうち、どのブロックを使用するかを選択できるようにする。パラレルに変換したCPUバスをデバイスのどこのピンから出力するかがICまでのパターン配回しに大きく影響するが、通常は最短になるようにパターンを這い回す。その際にLVDSデバイスのどのピンから出力するかがポイントであり、最短で這い回すことができるピンに割当てられているブロックを使用することが望ましい。
そこで、使用するCPUバス機能ブロックP1,P2,P3を選択できるようにしておけば、上記のような最適なパターン配回しを考慮することができる。このCPUバス機能ブロックの選択の方法としては、例えば、各ブロックに選択信号を外部から入力することができるようにしておき、そのブロック選択信号の信号レベルによって、ブロックを選択するという方法が採用できる。この選択の方法については、図8を参照して説明した通りである。
これまでに述べたインターフェイス装置は例えば複写機に適用される。図11は前述のインターフェイス装置を備えた複写機の機械構成の概略を示す図、図12は制御構成の要部を示すブロック図である。
図11に示した複写機は、本体部100、給紙部110、読み取り部120及び原稿自動給送部(ADF)130から構成されている。本体部100は給紙部110の上部に位置し、読み取り部120は本体部100の上部に位置している。さらに読み取り部120の上部にはADF130が設けられている。
本実施例に係る複写機は電子写真方式で作像するもので、本体部100には、感光体101、定着装置102、両面装置103及び排紙装置104が設けられている。感光体101の外周には、帯電ユニット105、現像ユニット106、転写ユニット107、クリーニングユニット108及び図示しない除電ユニットが配置されている。また、本体部100には、書き込みのための書き込みユニット109が設けられている。書き込みユニット109は画像書き込みを行うためのLD等の光デバイスとそれを駆動するためのドライバICなどから構成され、転送されてきたデータに応じて、光デバイスを駆動(点滅動作)し、感光体101に対して光書き込み動作を行う。
給紙部110は5段の給紙段111,112,113,114,115を有し、指定された給紙段から給紙ローラを経て縦搬送路116から転写ユニット107に送られ、書き込みユニット109によって感光体101表面に書き込まれ、静電潜像が形成される。読み取り部120はコンタクトガラス上に載置された原稿を副走査方向に走行しながら、あるいはADF130によって搬送される原稿を、走行体を停止させた状態で光学的に読み取る。前者はフラットベッド方式、後者はシートスルー方式と一般に称される。フラットベッド方式での読み取りは例えばブック原稿の場合に行われ、シートスルー方式での読み取りは例えば複数枚のシート原稿の場合に行われる。ADF130はこの実施例では、ARDFとも称される原稿を反転して読み取ることもできる循環式自動原稿給送装置である。
さらに、図12に示すように画像データを扱う画像データ処理部200、及び紙搬送タイミング等マシン全体制御に関する部分を受け持つエンジン制御部300を備えている。
画像データ処理部200は、画像処理部210、コントローラ220、画像データ配置部230、操作部240及び記憶装置(HDD)250を備えている。画像処理部210は複数のプロセッサで構成され、読み取り部120で読み取られ、デジタルデータに変換された画像データが入力され、それぞれのプロセッサによりシェーディング補正、地肌除去、その他画像を書き込むために必要な画像処理が行われる。
コントローラ220は複数のプロセッサを備え、画像システムにおける画像データの出力タイミング等をコントロールする。画像処理が施された画像データは一旦記憶装置(HDD)250に記憶される。なお、HDD250に代えてコントローラ内部のメモリに記憶するようにすることもできる。コントローラ220は、各画像データの出力タイミングに応じて、必要なデータをHDD250から取り出し、データ配置部230へ転送する。画像データ配置部230は画像書き込み幅に対応したラインメモリを有し、このラインメモリにコントローラ220から転送されてくるデータが画像領域に応じて配置される。メモリはFIFOであり、配置されたデータは先頭から順に書き込み制御部へ送られる。
操作部240はユーザインターフェイスであり、ハードキー、ソフトキー及びディスプレイが設けられ、ユーザからの指示入力及びユーザに対する表示が行われる。
エンジン制御部300はメイン制御PCB310とこのメイン制御PCB310に対して第1及び第2のLVDS301,302を介して各ユニットに接続された第1及び第2のユニット制御PCB320,330を備えている。メイン制御PCB310はCPU311、第1及び第2の双方向LVDSデバイス312,313を備え、第1及び第2の双方向LVDSデバイス312,313はCPUバス314を介してCPU311に接続されている。また、第1の双方向LVDSデバイス312は第1のLVDS301を介して第1のユニット制御PCB320に、また、第2の双方向LVDSデバイス313は第2のLVDS302を介して第2のユニット制御PCB330にそれぞれ接続されている。本実施例は、LVDSの双方向通信をCPUバスに応用し、遠距離にある複数のユニットを制御する場合に適用した例であり、この例では、複写機の紙搬送タイミング等マシン全体制御に関する部分を受け持つエンジン制御部300に適用されている。
すなわち、このメイン制御PCB310は、各種負荷のインターフェイス基板やドライブ基板、読み取り、書き込み制御と接続されている。CPU311からはCPUバス314が接続され、このCPUバス314は、上記のようなユニット制御PCB320へ出力する際、前述のLVDSの双方向伝送を実現する双方向LDVSデバイス312を介して前記ユニット制御PCB320と接続される。また、ユニット制御PCB330とは第2のLVDS302を介して第2のユニット制御PCB330側と接続される。双方向LDVSデバイス312との接続はコネクタによって行われる。
第1のユニット制御PCB320は第1及び第2の制御IC321,322を備え、CPUバス323に接続された双方向LVDSデバイス324により前記第1のLVDS301を介してメイン制御PCB310と双方向に通信を行う。第1の制御IC321には例えばモータ321a、センサ321b,321c等々が接続され、第2の制御IC322には例えばクラッチ322a、センサ322b,322c等々が接続されている。
第3のユニット制御PCB330は制御IC331を備え、CPUバス332に接続された双方向LDVSデバイス333により前記第2のLVDS302を介してメイン制御PCB310と双方向に通信を行う。第2の制御IC331には、例えばクラッチ331a、センサ331b,331c等々が接続されている。
大略上記のように構成すると、各ユニット制御PCB320,330は前記CPUバス314をメイン制御PCB310と同じように前記LVDSデバイス324,333で受け、パラレルのCPUバス323,332に変換し、各制御IC321,322,331に入力する。これらの制御IC321,322,331はCPUバス323,333で制御されるICで、例えば、IO拡張ICのような、CPU311からの命令を受けて受動的に動作するようなICである。これらのICは、汎用的に出回っており、割当てられるアドレス空間をCPUバス323,332がアクセスし、それに伴い、各ポートを制御しているICなので、CPU311からの中央制御が可能である。
また、CPUバス314,323,332はセレクト信号により複数のデバイスを制御可能であり、例えば、セレクト信号を3本持っていたとすると、2本はそれぞれ制御負荷との接続が最適な位置に配置されるIOBに、1本は読み取り関係のIO制御PCBに割当てるなどすればよい。
読み取り関係のIO制御は、例えば、原稿サイズを検出するために必要な複数のセンサを、一旦IO拡張ICのポートへ入力し、CPU311がそのIO拡張ICを制御することによってセンサ情報を入手するようになっており、これにより、各センサで必要であった信号線をLVDSのシリアルに変換したCPUバスの信号線のみにすることができる。
また、メイン制御PCB310のCPU311(BCU−Bus Control Unit)から制御される第1及び第2のユニット制御PCB320,330をそのユニット制御PCB320,330が接続される負荷に対して、最適な位置に配置することができる。言い換えればメイン制御PCB310によって制御される第1及び第2のユニット制御PCB320,330を接続負荷の這い回しを最短にするような最適な位置に配置することができる。
例えば、読み取りに関する制御を行うユニット制御PCBは、読み取り部120内に配置すればよいし、給紙部110を制御したい場合には、ユニット制御PCBが制御する負荷との接続が最短になるような給紙部110の位置にユニット制御PCBを配置すればよい。例えば、給紙部110の制御負荷が、マシン後から見て左下に集中しているとすると、それらを現状では遠距離に渡って配回していたが、今回の構成ではマシン左下辺りにユニット制御PCBを配置することによって制御負荷とのハーネスによる接続を最短にすることができる。また、メイン制御PCB310との接続はLVDSケーブルのみであるので、簡単に這い回しすることができる。
第1及び第2のユニット制御PCB320,330の制御負荷が多い場合、制御IC(ここでは特にIO拡張ICとする)を第1のユニット制御PCB320のように複数搭載する可能性があり、その場合でもメイン制御PCB310と制御側PCB(第1及び第2のユニット制御PCB320,330)との接続は、CPUバスを接続するLVDSケーブルのみでよい。
制御側PCBである第1のユニット制御PCB320は、図10に示すように、例えば、制御側PCBの接続負荷(センサ、クラッチ等)が入力、出力とも多数あり、IO拡張ICを複数必要とする場合、LVDS双方向デバイス324で受けてパラレルバスに変換したCPUバス323をそのまま分岐して、複数のIO拡張ICへ接続すればよい。セレクト信号は、メイン制御PCB310から出力する際に複数本含んで送信すれば問題ない。
例えば、CPUバス323は前述しているように、アドレスバス351、データバス352、各種制御信号で構成されているが、2つのIO拡張ICを制御しようとする場合、この制御信号には、リード信号352r、ライト信号352wと共に第1のセレクト信号352−1及び第2のセレクト信号352−2を送信すればよく、このセレクト信号352−1,2を制御側PCB(第1のユニット制御PCB320)のそれぞれのIO拡張IC(この実施例では、第1の制御IC321及び第2の制御IC322)へ分配すればよい。
また、割り込み等のタイミングがシビアな信号は、LVDSに変換せずそのまま送信してもよい。図13はこのLVDSに変換せずにそのまま送信する構成を示す図である。複写機にしろ、その他の装置にしろ、システム全体制御として割り込みという概念を多く使用する。割り込みには、プログラム内部で使用する内部割り込みと、外部からの信号によって割り込み動作をする外部割り込みという2種類があるが、図13の例は外部割り込みに関するものであり、図12の第2のユニット制御PCB320の構成に対応している。
複写機の紙搬送プロセスから、画像書き込み動作を実施するまでのプロセスにおいて、画像を書き込むためのタイミングは非常にシビアなものであり、このタイミングがズレると用紙の先端から画像までの余白幅が変わってしまうなどの影響が出る。これを防ぐために、用紙の先端が画像プロセスの書き込み手前まできたときの位置を示すため、センサにより用紙がきたことを確認するが、このセンサ(以下、レジストセンサと呼ぶ)322r(図11参照)の出力を外部割り込みによってCPU311に入力することによって、優先的にプログラム上で用紙先端位置を確認する作業を実施し、次の画像書き込みプロセスの動作を開始する。
このレジストセンサ322rは、前記図11に示した位置から図13に示すように第2のユニット制御PCB320に入力されるとすると、第2のユニット制御PCB320の中のIO拡張IC322のポートに入力されることになる。IO拡張IC322にも割り込みポートがあり、ここに入力された信号は、さらにIO拡張信号からの割り込み信号としてメイン制御PCB310へ出力されるが、この割り込み信号はLVDSに変換しなければ、LVDSに変換されるディレー時間を問題にすることなく、メイン制御PCB310へ送信することができる。割り込み等の信号線を数本であれば、大きな電流も流れないので、誤動作やノイズに関する影響も問題ない。また、符号322r’で示すようにレジストセンサの出力をIO拡張IC322の割り込みポートを使用せず、そのままメイン制御PCB310(PCB1)のCPU311まで送信してもよい(符号325)。その際、CPUバス323のLVDSケーブルのコネクタの余ったピンにその信号を割当てれば、そのまま別途ハーネスを必要とすることなく、這い回すことができる。
このようにCPUバスによって電源立ち上がりシーケンスを簡略化する集中制御を実現すると、メイン電源立ち上がりシーケンスの設計を簡略化することが可能となる。
本発明の実施形態に係るインターフェイス装置の内部回路を示す図である。 実施形態に関するLVDSの伝送において送信側と受信側における伝送方向制御信号の反転状態の一例を示す図である。 実施形態に関するLVDSの伝送において送信側と受信側における伝送方向制御信号の反転状態の他の例を示す図である。 実施形態に係るインターフェイス装置における機能ブロックとパッケージとの関連構成を示す図である。 実施形態に係るインターフェイス装置においてCPUバスを使用した場合の構成例を示す図である。 実施形態に係るインターフェイス装置においてCPUバスを使用した場合の動作例を説明する図である。 実施形態に係るインターフェイス装置においてCPUバスを使用した場合の動作例として伝送方向制御信号の作成及び使用手法を示す図である。 実施形態に係るインターフェイス装置における双方向LVDSデバイスをドライバかレシーバかのいずれかの機能に固定し、必要に応じて機能ブロックの伝送方向を切り替える構成を示す図である。 CPU機能ブロックを1つのデバイスパッケージ内に複数個搭載した本実施形態の特徴を示すブロック図である。 実施形態における制御側PCBである第2のユニット制御PCBを拡大して示すブロック図である。 複写機の機械構成の概略を示す図である。 図11の複写機の制御構成の要部を示すブロック図である。 VDSに変換せずにそのまま送信する構成を示す図である。 従来技術に関するLVDSによる通信であって別々に設けた信号線により双方向通信を行う構成図である。 従来技術に関するBusLVDSのようなバス信号をLVDSに変換して一方向通信を行う構成図である。
符号の説明
1 パラレル/シリアル変換部
2 シリアル/パラレル変換部
3 LVDSドライバ
4 LVDSレシーバ
5 PLL
6 双方向データ
7 LVDSI/F
8 伝送方向制御信号
9 クロック
10 反転部
11 LVDSデータ送信部(送信側ブロック)
12 LVDSデータ受信部(受信側ブロック)
21 CPU
22 CPUバス
22a アドレスバス
22b データバス
22c 制御信号
100 (複写機の)本体部
BA,BB,BC 機能ブロック
DP デバイスパッケージ
P(P1,P2,P3) パッケージ

Claims (7)

  1. 入力されるパラレル信号をシングルエンド信号に変換するパラレル/シリアル変換部と、
    前記パラレル/シリアル変換部からのシングルエンド信号をLVDS出力に変換するLVDSドライバと、
    入力されるLVDS信号をシングルエンド信号に変換するLVDSレシーバと、
    前記LVDSレシーバからのシングルエンド信号をパラレル信号に変換するパラレル/
    シリアル変換部と、
    をそれぞれ有する複数の機能ブロックが1つのパッケージに搭載され、CPUバス制御でLVDS通信が行われることを特徴とするインターフェイス装置。
  2. 請求項1記載のインターフェイス装置において、
    前記CPUバス制御に必要なアドレスバス、データバス、制御信号線を1つにした信号線がCPUバスのCPUから前記パッケージ入力されることを特徴とするインターフェイス装置。
  3. 請求項1記載のインターフェイス装置において、
    前記複数の機能ブロックのそれぞれの動作可否を設定する手段を備えていることを特徴とするインターフェイス装置。
  4. 請求項1記載のインターフェイス装置において、
    前記1つのパッケージで、ドライバあるいはレシーバとして機能することを特徴とするインターフェイス装置。
  5. 請求項4記載のインターフェイス装置において、
    前記パッケージがレシーバとして機能する場合、使用しない機能ブロックの動作を停止することを特徴とするインターフェイス装置。
  6. 請求項5記載のインターフェイス装置において、
    前記パッケージがレシーバとして機能する場合、使用するCPUパスの機能ブロックを選択する手段を備えていることを特徴とするインターフェイス装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載のインターフェイス装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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CN104966477A (zh) * 2015-06-29 2015-10-07 武汉精测电子技术股份有限公司 Lvds视频信号转换为4lane dp视频信号的方法及系统
US9419616B2 (en) 2013-11-29 2016-08-16 Ricoh Company, Ltd. LVDS driver

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