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JP2008510326A - 多重クラス、多重チャンネル無線lanなどのための最適チャンネル割り当て - Google Patents

多重クラス、多重チャンネル無線lanなどのための最適チャンネル割り当て Download PDF

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Abstract

【課題】無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)の総システムスループット及び性能を最大化するためのシステムを提供する。
【解決手段】多数のチャンネルを用いて多数の周波数において同時に送信及び受信するよう構成される少なくとも1つのトランシーバを備える少なくとも1つのアクセスポイントを含む無線ローカルエリアネットワークの総スループットを改良するシステムであり、アクセスポイントはユーザのチャンネル状態を取得するように構成され、チャンネル状態に基づいてチャンネル上にユーザの組をプールする。
【選択図】 図11

Description

本出願は無線通信に関し、いくつかの好適実施形態はさらに具体的には無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)の総システムスループット及び性能を最大化するためのシステム及び方法に関する。
[ネットワーク及びインターネット(登録商標)プロトコル]
最も有名なインターネットと共に、多くのタイプのコンピュータネットワークがある。インターネットはコンピュータネットワークの世界的なネットワークである。今日、インターネットは何百万ものユーザに利用可能な公衆かつ自立的ネットワークである。インターネットはホストを接続するためにTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)と呼ばれる1組の通信プロトコルを用いる。インターネットはインターネットバックボーンとして知られる通信インフラを持つ。インターネットバックボーンへのアクセスは企業と個人へのアクセスを転売するインターネットサービスプロバイダ(ISP)によって大部分は管理される。
IP(Internet Protocol)に関して、これはネットワーク上である機器(例えば、電話、PDA[Personal Digital Assistant]、コンピュータ等)から別の機器へデータを送ることができるプロトコルである。今日では、例えば、IPv4、IPv6などを含むIPの様々なバージョンがある。ネットワーク上の各ホスト機器はそれ自身の一意の名称である少なくとも1つのIPアドレスを持つ。
IPは無接続のプロトコルである。通信中の端点同士の接続は連続的でない。ユーザがデータ又はメッセージを送信するか受信する際、データ又はメッセージはパケットとして知られる成分に分割される。すべてのパケットはデータから独立したユニットとして扱われる。
インターネット又は類似のネットワーク上のポイント間の伝送を標準化するためにOSI(Open System Interconnection)モデルが確立された。OSIモデルはネットワーク中の2ポイント間の通信プロセスを7つの積み重ねられた層に分離し、各層は独自の機能の組を追加している。送信終端における各層を通る下向きの流れと受信終端における各層を通る上向きの流れが存在するように各機器はメッセージを扱う。7つの機能層を提供するプログラミング及び/又はハードウエアは通常は機器OS、アプリケーションソフトウエア、TCP/IP及び/又は他のトランスポート及びネットワークプロトコルと他のソフトウエア及びハードウエアの組み合わせである。
通常は、上部4層はユーザから又はユーザにメッセージを渡す際に使われ、下部3層はメッセージが機器(例えば、IPホスト機器)を通過する際に使われる。IPホストはサーバ、ルータ又はワークステーションのような、IPパケットを送信及び受信することができるネットワーク上の任意の装置である。他のホストに予定されているメッセージは上側の層まで通されなく、他のホストへ転送される。OSI及び他の相似モデルにおいて、IPは第3層、ネットワーク層にある。
[無線ネットワーク]
無線ネットワークは、例えば、携帯電話や無線電話、PC(personal computer)、ラップトップ型コンピュータ、ウェアラブルコンピュータ、コードレス電話、ポケベル、マイク付きヘッドホン、プリンタ、PDAなどといった多様なタイプの携帯機器を組み込める。例えば、携帯機器は音声及び/又はデータの高速な無線伝送を確保するためにデジタルシステムを含むことができる。典型的な携帯機器は次の構成要素、即ちトランシーバ(即ち、例えば、集積化送信機、受信機、必要ならば、他の機能を備えたシングルチップトランシーバを含む送信機及び受信機)、アンテナ、プロセッサ、1つ以上の音声変換器(例えば、音声通信のための機器において見られるスピーカ又はマイク)、電磁気データ記憶装置(例えば、ROM、RAM、デジタルデータ記憶装置などのようなもの、データ処理が提供される機器において見られるようなもの)、メモリ、フラッシュ・メモリ、十分なチップセット又は集積回路、インターフェース(例えばUSB、CODEC、UART、PCM等のようなもの)及び/又は同種のものの幾つか又は全てを含む。
モバイルユーザが無線接続を通じてローカルエリアネットワーク(LAN)に接続できる無線LAN(WLAN)は、無線通信のために使用できる。
無線通信は、例えば、光、赤外線、無線、マイクロ波のような電磁波によって伝播する通信を含むことができる。例えば、ブルートゥース(登録商標)、IEEE 802.11及びHomeRFといった現存する様々なWLAN標準規格がある。
一例として、ブルートゥース製品はモバイルコンピュータ、携帯電話、携帯手持ちサイズ機器、個人用デジタル補助装置(PDA)及び他の携帯機器の間のリンク及びインターネットへの接続性を提供するのに用いられる。ブルートゥースは携帯機器が短距離無線接続を用いて互いに及び非携帯機器とどのようにして簡単に相互接続できるかを詳述するコンピュータ及び通信事業仕様である。ブルートゥースは1つの機器から他の機器への同期化及び一貫したデータを保持する必要性のある様々な携帯機器の急増に起因するエンドユーザの問題を扱うデジタル無線プロトコルを作成し、それによって異なるベンダーからの装置をシームレスに一体的に動作することを可能にする。ブルートゥース機器は共通の命名概念によって名づけられる。例えば、ブルートゥース機器はブルートゥースデバイスネーム(BDN)又は一意的なブルートゥースデバイスアドレス(BDA)に関連する名称を所有できる。ブルートゥース機器はインターネットプロトコル(IP)ネットワークにも参加できる。ブルートゥース機器がIPネットワーク上で機能するなら、IPアドレス及びIP(ネットワーク)名を設けてもよい。故に、IPネットワーク上に参加するよう構成されたブルートゥース機器は、例えば、BDN、BDA、IPアドレス、IP名を含むことができる。項目「IP名」はインターフェースのIPアドレスに対応する名称を参照する。
IEEE規格、IEEE 802.11は、無線LAN及び機器に関する技術を明確に記載している。802.11を用いると、無線ネットワーク構築はいくつかの機器をサポートする各単独の基地局をもって達成できる。いくつかの実施形態においては、機器は無線ハードウエアを予め備えられていてもよく、又はユーザがアンテナを含むことができる、カードのようなハードウエアの別個の要素を導入してもよい。一例として、機器がアクセスポイント(AP)、移動局(STA)、ブリッジ、PCMCIAカード又は別の機器のいずれであろうと802.11で使われる機器は通常は3つの顕著な構成要素、即ち無線トランシーバ、アンテナ及びネットワーク中のポイント間でのパケットの流れを制御するMAC(Media Access Control)層を含む。
更に、マルチプルインタフェースデバイス(MID)はいくつかの無線ネットワークにおいて利用できる。MIDはブルートゥースインターフェースと802.11インターフェースのような、2つの独立したネットワークインターフェースを含むことができ、故にMIDにブルートゥース機器を備えるインターフェースと同じように2つの別個のネットワークへの参加を可能とする。MIDはIPアドレス及びIPアドレスに関係する一般的なIP(ネットワーク)名を持つことができる。
無線通信機器はブルートゥース機器、マルチプルインタフェースデバイス(MID)、802.11x機器(IEEE 802.11機器は、例えば802.11a、802.11b及び802.11g機器を含む)、HomeRF(Home Radio Frequency)機器、WiーFi(Wireless Fidelity)機器、GRPS(General Packet Radio Service)機器、3G携帯電話機器、2.5G携帯電話機器、GSM(Global System for Mobile Communications)機器、EDGE(Enhanced Data for GSM Evolution)機器、TDMA(Time Division Multiple Access)方式の機器、又はCDMA2000を含むCDMA(Code Division Multiple Access)方式の機器に限られず含むことができる。
それぞれの通信機器はIPアドレス、ブルートゥース機器アドレス、ブルートゥース一般名、ブルートゥースIPアドレス、ブルートゥースIP一般名、802.11のIPアドレス、802.11のIP一般名、IEEE MACアドレスといった可変方式のアドレスに限られず含むことができる。
無線ネットワークは、例えばモバイルIP(インターネットプロトコル)システムやPCSシステム、及び他のモバイルネットワークシステムにおいて見られる方法及びプロトコルも含むことができる。モバイルIPに関して、これはインターネットエンジニアリングタスクフォース(IETF)によって作られた標準通信プロトコルを含む。モバイルIPがあれば、携帯機器のユーザは一度割り当てられたIPアドレスを保持したままネットワークの至る所に移動できる。リクエストフォーコメント(RFC)3344参照。NB:RFCはインターネットエンジニアリングタスクフォース(IETF)の公式文書である。モバイルIPはインターネットプロトコル(IP)を強化し、さらにホームネットワークの外部に接続する際に携帯機器へインターネットトラフィックを転送する手段を追加する。モバイルIPはそれぞれのモバイルノードにホームネットワークにおけるホームアドレス、さらにネットワーク及びそのサブネットにおける機器の現在位置を識別する気付きアドレス(CoA)を割り当てる。機器が異なるネットワークに移動された際に、それは新しい気付きアドレスを入手する。ホームネットワーク上のモビリティエージェントは各ホームアドレスをその気付きアドレスに関連付けることができる。モバイルノードはその気付きアドレスを変更するたびに、例えばインターネットコントロールメッセージプロトコル(ICMP)を用いてホームエージェントに拘束力のある最新情報を送ることができる。
基礎的なIPルーティング(すなわち、モバイルのIPの外側)において、通常は、ルーティングの仕組みは各ネットワークノードが、例えばインターネットへの一定の接続点を常に持ち、各ノードのIPアドレスはそれが接続されているネットワークリンクを識別すると仮定して応答する。この文書において、専門用語「ノード」は接続ポイントを含み、例えば、再分配ポイント又はデータ伝送に関する終点を含むことができ、他のノードへの処理及び又は/又は転送通信を認識できる。例えば、インターネットルータは、例えばIPアドレスコード又は機器のネットワークを識別する同種のものを調べることができる。それから、ネットワークレベルでは、ルータは、例えば特定のサブネットを識別するビットの組を調べることができる。それから、サブネットレベルでは、ルータは例えば特定の機器を識別するビットの組を調べることができる。典型的なモバイルIP通信では、ユーザがモバイル機器を、例えばインターネットから接続を断ち、新しいサブネットに再接続しようとすれば、機器は新しいIPアドレス、適切なネットマスク及び既定値のルータによる再設定をしなければならない。そうでなければ、ルーティングプロトコルはパケットを適切に運ぶことができないだろう。
[既存の無線システムのいくつかの制限]
このセクションは本発明者の確信している知識を説明するが、必ずしも技術分野における知識を意味しない。
無線ネットワーク、特に、例えば、IEEE 802.11に基づくWLANのような無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)は顕著な発展及び利用の増加に直面している。例えば、802.11b又はWi―Fiシステムは若干の例を指定するために職場、居住地及びホットスポットにおいて、臨時ネットワーキングテストベッドを見ることができる。さらに、802.11a及び比較的新しい802.11gの標準規格は802.11b(例えば、11Mb/s以内)より高いデータ転送速度(例えば54Mb/s以内)を提供する。更に、WLANチップセットのコストが縮小するに伴い、ノート型コンピュータのベンダーがこれら802.11に基づく3つの標準規格全てに互換性のあるWLAN機器を提供するのがより容易になっている。
従って、これら及び他の異なるWLANシステムの性能強化の研究は価値を増している。現在のWLANシステムの重要な欠点の1つは全てのユーザがチャンネルを時分割しており、同時のデータ伝送を維持する固有の機能が無いことである。これは全ての端末が同じ周波数、符号、空間を共有するAPに関連付けられた結果である。さらに、802.11のDCF(Distributed Coordination Function)における媒体アクセスに使われるCSMA/CAプロトコルはチャンネルのデータ転送速度の差異に関わらず、全てのユーザが媒体へのアクセスを取得する同じ確率を持つという意味では全てのユーザに長期的な公平を提供するために設計された。生成されるトラフィックがすべてのユーザにとって同一ならば、それらはすべて本質的に同じ長期スループットを同様に達成する。故に、達成可能なスループットは最低の伝送速度を持っているユーザによって制限される。
これに関係する背景研究は、とりわけ、CSMA/CAプロトコルの長期公平を扱う研究を含む。例えば以下にリストされた参考文献[2及び6]参照。Heusseらによる参考文献[2]を参照すると、この参考文献は802.11b WLANを考察し、異なるデータ転送速度を有する異なるユーザが同じ長期スループットを達成することを示しており、この同じ長期スループットは高いデータ通信速度のユーザが得たと考えられるものよりものよりもかなり低い。例えば、各々が11Mb/sのチャンネルを持つ二人のUDPユーザはそれぞれおよそ3Mb/sのスループットを得る。しかしながら、あるユーザが1Mb/sであり、他のユーザが11Mb/sであれば、両者は0.7Mb/sのスループットを得る。この現象も802.11の公平さに基づくスループットと呼ばれる。例えば以下にリストされた参考文献[6]参照。TanとGuttagによる参考文献[6]を参照すると、この参考文献は、すべての局に等しいチャンネル時間を与えるために時間に基づく公平さに基づく方法を提示している。異なるユーザに対するそのような均等時間割り当てはIS―856 3Gセルラ方式において提示された比例公平スケジューリング方式(Proportional Fair scheduling scheme)によって実現されたものに類似する。例えば以下に記載された参考文献[9]参照。ユーザに均等時間を割り当てることによって、ユーザは彼らのチャンネル速度に比例するスループットを達成することになる。更に、参考文献[17]を見ると、Bianchiによる802.11のDCFの性能解析は、インフラ形式のWLANを扱うためにHeusseらのモデルを変更した有用な解析的モデルを提供する。
さらに、セルラー方式の状況で多重チャンネルを提供することはよく研究されていた。その関連で、周波数再利用の概念はセルラー方式と本質的に同義である。例えば以下の参考文献[11]参照。しかも、参考文献[10]を見ると、そのような動的なチャンネル割り当てといった技術はよく知られている。さらに、その場限りのネットワークの状況において多重チャンネルを使用することもかなり注目を集めていた。そこで、その場限りのネットワークの状況において研究されている第1の態様は例えば接続性と最大化空間再利用を含んでいる。接続性の態様は、例えば、ルーティング及び媒体アクセス制御を含み、かつ2つの隣接するノードが異なる周波数で動作するときそれらノードが互いの送信について全くわからないといった多重チャンネル隠面端末問題を含んでいる。以下に記載されたSoとVaidyaによる最近の研究、参考文献[7]、及びRaniwalaらによる参考文献[18]を見ると、多数チャンネルのその場限りのネットワークにおけるいくつかの背景の進展をまとめることに役立つ。
様々なシステム及び方法が知られているが、下記及び/又は他の制限の1つ以上を解消する改善されたシステム及び方法の必要性が残っている。
[参考文献]
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Conversational Speech,” March 1993
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[4] IEEE 802.11b specification, 1999, Available at:http://standards.IEEE .org/getIEEE 802/download/802.11b1999.pdf
[5] IEEE 802.11a specification, 1999, Available at:http://standards.IEEE .org/getIEEE 802/download/802.11a―1999.pdf
[6] G. Tan and J. Guttag, ”Time―based FairnessImproves Performance in Multi―rate WLANs,” Proc. of USENIX 2004.
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[11] T.S. Rappaport, ”Wireless Communications:PrincIPles & Practice,” Prentice Hall, 2002.
[12] F.A. Tobagi and L. Kleinrock, ”Packet Switching in Radio Channels:Part II ― the Hidden Terminal Problem in Carrier Sense MultIPle―Access and the Busy―Tone Solution,” IEEE Trans on Comm, Dec 1975, pp. 1417―1433.
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[16] C. Koksal et.al., ”An analysis of short―term fairness in wireless media access protocols,” in Proceedings of ACM SIGMETRICS, 2000.
[17] G. Bianchi, ”Performance analysis of the IEEE 802.11 Distributed Coordination Function,” JSAC Wireless Series, vol. 18, no. 3, 2000.
[18] A Raniwala., K. GopaLAN and T. Chieuh, ”Centralized Algorithms for Multi―channel Wireless Mesh Networks,” ACM Mobile Computing and Communications Review (MC2R), vol. 8, no. 2, April 2004.
[19] IEEE 802.11g―2003, Available at http://standards.IEEE .org/getIEEE 802/download/802.11g―2003.pdf.
本発明の好適実施形態は従来の方法及び/又は装置を著しく改善できる。
いくつかの好適実施形態によれば、付加的な直交性の次元が最弱のチャンネルを有するユーザから最強のチャンネル状態を有するユーザを潜在的に分離するために使うことができ、その結果、全体的性能が改善する。
好適実施形態において、付加的な直交性の次元を提供するための有利な方法として多数の直交チャンネルの同時使用を確立するシステムが提供される。
とりわけ、好適実施形態は複数チャンネルを用いることから大きな利得を達成できる。例えば、以下のセクションIVで議論されるように、C個のチャンネルを備える多重チャンネルWLANにおいて、適切なチャンネル割当ては総計で単一チャンネルスループットのC倍以上の総スループットに増加できる(例えば、超線形利得が可能となる)ことが分る。
IEEE 802.11b標準規格は、上記の参考文献[4]を見ると、3つの非重複チャンネルであるチャンネル番号1、6、11を含む2.4GHz周波数帯で動作する14個のチャンネルを指定した。IEEE 802.11aの場合には、上記の参考文献[5]を見ると、標準規格において定義された12のチャンネル(すなわち、下位〜中位のUーNII帯域の8と上位UーNII帯域の4)は全て、重複及び/又は隣接したセルにおいて使うことができる。802.11gに関しては、上記の参考文献[19]を見ると、2.4GHz ISM帯域のために設計されていたので、それも3つの非重複チャンネルを持つ。
しかしながら、現在の標準規格に準拠したWLANはそのような複数チャンネルをサポートするが、それらは静的方法において複数チャンネルのうちのたった1つしか使わない点に注意すべきである。そのような場合、各WLANアクセスポイント(AP)はただ1つのチャンネルで動作する。そのような場合、動作するチャンネルの選択は配置シナリオに依存する。例えば、自宅ユーザは、例えあったとしても、彼らのWLANアクセスポイント(AP)によって用いられるチャンネルを指定することを軽視する。これは多くの場合実質的には何らかの会社、事務所、キャンパス及び他の職業環境における事例である。もう少し注意深く計画された配置では、用いられるチャンネルは伝播特性及びAPの間の結果としての相互干渉を明らかすることによって決定される。故に、そのような現今の機器はチャンネル変更機能を備えた単一の無線を用いるだけでよい。
他方では、本発明の好適実施形態において各APは多数の周波数で同時に送信及び受信ができるトランシーバを備えている。しかしながら、複数端末は動的方法で動作周波数を変更する能力を持つ一無線を今もなお好んで使用する。
この開示では、全ての許可されたユーザのQoS要求を満たしつつ、WLANにおいてキャリア(すなわち周波数)を最適に割り当てる問題が考慮される。とりわけ、現在の開示は以下の注目すべき概念を実証するのに役立つ。第一に、最適なチャンネル割当ての問題は凸の最適化問題として説明でき、かつ解決できることが示される。第二に、同様のチャンネル状態でユーザをプールすることに基づく、提案された発見的アルゴリズムを最適ポリシーに近似する手段として使えることが実証される。第三に、最適なチャンネル割り当てのメリットが定量化され、さらに提案された発見的アルゴリズムは呼阻止確率の最小化に関して最適に近い性能を達成できることが実証される。以下に見られるように、解析と結果はIEEE の802.11b、802.11a、802.11gの主要なWLAN標準規格を扱うのみならず、更に、例えば、802.11bと802.11gの共存の有用な場合を考慮することまで拡張する。本発明に先立って、他者はこれら一連の問題を扱うそのような研究の要望を評価していなかった。
発明のある実施形態によれば、無線ローカルエリアネットワークの総スループットを改善するためのシステムは次のものを含むと規定される。即ち、多重チャンネルを用いて多数の周波数で同時に送信及び受信するよう構成される少なくとも1つのトランシーバを備える少なくとも1つのアクセスポイント、そのアクセスポイントはユーザのチャンネル状態を獲得し、そのチャンネル状態に基づいてチャンネル上のユーザの組をプールするよう構成されている。ある実施形態において、少なくとも1つのアクセスポイントは動作周波数を動的に変更するよう構成された単一無線を持つ。好適実施形態において、アクセスポイントは発見的アルゴリズムに基づいて、さらに、望ましくは、PACKアルゴリズムに基づいてユーザをチャンネルに割り当てるよう構成される。ある実施形態において、システムは少なくとも二つの異なるネットワーク構築仕様のために構成されるユーザ端末を含み、その中で第一のネットワーク構築仕様のユーザは第一のチャンネルに設定され、第二のネットワーク構築仕様のユーザは第二のチャンネルに設定される。
発明のいくつかの他の実施形態によると、次のものを含む無線ローカルエリアネットワークの性能改善の方法が実行される。即ち、a)多重チャンネル上で通信を同時に送信及び受信するアクセスポイントを持ち、b)アクセスポイントにアクセスするユーザをユーザのチャンネル状態の強度の差異に基づいて異なるチャンネルに分ける。ある実施形態において、この方法は単一無線を用いて動的に動作周波数を変更するアクセスポイントを持つことをさらに含む。ある実施形態において、この方法はチャンネル品質に基づきユーザの組をプールするアクセスポイントを持つことをさらに含む。
発明のいくつかの他の実施例によれば、以下のものを含む、IPネットワークへの無線通信における性能を改善するためのシステムが提供される。即ち、複数のチャンネル上で同時に送信及び受信するよう構成される少なくとも1つのトランシーバを備えている少なくとも1つのアクセスポイントを含み、アクセスポイントはチャンネルに基づくチャンネル状態にユーザをプールするよう構成される。ある実施形態において、少なくとも1つのアクセスポイントは、一時にチャンネルの1つだけに送信又は受信するよう構成される複数ユーザ局からの関連付け要求に応答するように構成され、ユーザ局は異なる位置にあり、異なるチャンネル速度を使用できる。ある実施形態において、アクセスポイントは音声トラフィック及び/又はパケットデータトラフィックを可能にするよう構成される。好適実施形態において、アクセスポイントは発見的アルゴリズムに基づいてユーザをチャンネルに割り当てるよう構成される。
ある実施例において、アクセスポイントはそれぞれのスループットレベルを持つ多数のユーザクラスにユーザを分けるよう構成され、ユーザを許可できる場合、アクセスポイントは次のようにしてユーザをチャンネルに割り当てるよう構成される。即ち、各チャンネル上で、各クラスのユーザの数がそのクラスに対するチャンネル容量よりも少ない場合は、アクセスポイントは各クラスのユーザをできるだけ多く割り当て、呼の流出トラフィックは無く、各クラスの全てのユーザはそのチャンネルに割り当てられる。クラスにおけるユーザの数がそのクラスに対するチャンネル容量よりも多い場合、呼の流出トラフィックがあり、その呼はより高いスループットを持つ流出トラフィックとより低いスループットを持つ流出トラフィックを組み合わせるためにより高いスループットのクラスで開始する段階的な方法でクラスを通過するアクセスポイントによってさらに割り当てられる。
ある実施形態において、アクセスポイントは異なるスループットのレベルを有する多数のユーザクラスにユーザを分けるように構成される。アクセスポイントが全てのユーザを収容できなければ、アクセスポイントはより高いスループットの第一のクラスで開始し、そのようなユーザをできるだけ多く割り当て、それから次のクラス更にそれからその次のクラスへと移動する段階的な方法によってユーザのクラスを通過することによってユーザを割り当てるよう構成される。
ある実施形態において、その中でアクセスポイントは同じチャンネル条件を持つユーザのみを対応するチャンネルに許可することで非同期の呼を扱うよう構成される。さらに、他の実施形態では、アクセスポイントが増設のアクセスポイントの存在に関係する外部の干渉を受信する状況において、アクセスポイントは各チャンネルの稼働時間を測定し、選ばれたチャンネルのサブセットを規定するよう構成される。いくつかの他の実施形態において、アクセスポイントは各チャンネル上のチャンネル負荷活動の移動窓平均を維持するように構成される。
上記の及び/又は他の態様、様々な実施形態の特徴及び/又は利点は添付の図面と併せて以下の説明を考慮することでさらに評価される。適用できる場合には様々な実施形態は異なる態様、特徴及び/又は利点を含み及び/又は除くことができる。加えて、適用できる場合には様々な実施形態は一又はそれ以上の他の実施形態の態様又は特徴を組み合わせることができる。個々の実施例の態様、特徴及び/又は利点の記述は他の実施形態又は請求項を制限するように解釈されるべきでない。
本発明の好適実施形態は実施の一方法により、限定無く添付図面より示される。
本発明は多くの異なる形式で実施できるが、本開示は発明の原理の例を提供するものとみなされ、そのような例はここで記載される及び/又は図示される好適実施形態に発明を限定する意図が無いという了解の下で多数の実施形態がここに記載される。
1.好適実施形態の紹介
無線LANの人気が高まるに従って、異なるアプリケーションシナリオ下でのそれらの性能を理解し、それらの性能を向上できる様々な方法を研究することが重要になってきた。本発明者は潜在的な性能を向上する特徴の1つは多数の直交するチャンネルの同時使用であると判断していた。そうは言うものの、単一チャンネルWLANと対比して、複数チャンネル及びユーザトラフィック(例えば、音声、データなどといったもの)の複数のクラスをサポートするWLANは、リソース(例えば、チャンネル)割り当て問題に直面する。
好適実施形態では、個々の呼のQoS要求を維持しながらチャンネルの1つに到来呼を最適に割り当てる問題は条件付最適化問題として位置づけることができる。好適実施形態において、呼阻止確率の最小化と総システムスループットの最大化は二つの関心目的機能である。
望ましくは、同様のチャンネル利得とトラフィック特性を有するユーザを同じチャンネルに集める簡単な発見的アルゴリズム(ここではPACKとして言及する)が使用される。特に、これは次の3つの主要なWLANシステム、即ちIEEE 802.11b、802.11a及び802.11gのそれぞれに対して最適に近い性能を達成できる。異なるチャンネル状態を有する異なる音声ユーザの場合には、802.11bシステムに対してスループットの60%の増加が達成できる。更に、以下に実証されるとおり、そのようなプール化が実行されなければ呼阻止確率の75%もの大きな増加を招くことがある。以下でさらに実証されるとおり、ユーザのグループ化は例えば、802.11b端末が802.11g端末と共存するような場合に次につながるメリットをもたらす。そのような場合には、802.11g端末は802.11b端末に用いられるチャンネルと異なるチャンネルに設定することができる。故に、とりわけ、これは開発者がCTSーtoーSelf及びRTSーCTSといったスループット低減保護方式を廃止することを可能にする。以下でさらに実証されるとおり、1以上のAPが地理的区域で展開される場合に分散型かつ適応性のある方法で最適方式が実現できる。
各セクションでは、好適実施形態に関するさらなる詳細が説明される。それから、単一チャンネルを使う単独のAPの容量解析に対する解析的枠組みが紹介される。それから、並列チャンネルの使用に対する動機付けが提示され、枠組みは複数チャンネルを用いるAPにおけるチャンネル割り当ての問題を定式化するために拡張される。さらにそれから、多数のAPが地理的区域を共有する場合のチャンネル割り当てが扱われ、チャンネル割り当て戦略の性能を定量化することで数値結果が提示される。
2.具体的システムモデル
図11及び12を参照すると、いくつかの具体的で限定されない例において、インフラストラクチャーは少なくとも1つのAPがC個の直交周波数キャリアへのアクセスを持つ場合の例えば802.11 WLANに基ついている。APは全二重トランシーバTRを備えるものと仮定され、即ち、それは図12に図示されているように、同時に各C個のチャンネル上で、同時送信及び受信の能力を持っている。各チャンネル上で、APはビーコンを送る、局からの関連メッセージに応答するなどの通常の802.11の動作を行う。局S1〜S4は既存の半二重802.11機器に類似すると仮定され、これにより、それらはいつでもC個のチャンネルのうちの1つだけで送信及び受信できる。802.11のベイシックサービスセット(BSS)内、例えばセル内のユーザはAPから異なる距離にいると一般に仮定される。故に、異なるユーザは異なるチャンネル速度を使っているかもしれない。
様々な実施形態において、ユーザはWLAN上で任意の適切なアプリケーションを実行可能である。しかしながら、APは好ましくはアプリケーショントラフィック記述を承知しているものと仮定される。この情報を用いると、APはi番目のユーザλに必要とするリソースを推定でき、ユーザを許可するかどうか、更には、ユーザを許可するなら、ユーザがどのチャンネルに許可されるかを決定するためにそれを使用する。ある実施形態は、多くの実施形態において以下で議論されるように、及びここでさらに詳細に説明されるように、多重干渉するAPを含むことができるが、複数チャンネル及び例えば、ボイスオーバーWLANをサポートする単独型APが使われる。音声トラフィックの場合には、図11に示されるようないくつかの図示実施形態において、局は有線ネットワークにおいて例えば、ノードN1、N2等と対話中であると仮定される。
a.音声トラフィックモデル
リコメンデーションP.59において指定されるとおり、我々は対話形のスピーチの生成のためにITUリコメンデーションを用いる。例えば上記の参考文献[1]参照。用いられる音声コーデックは64kb/sの速度で音声パケットを生成するG.711コーデックである。我々はシステムの配線された部分において生じる遅延が0であると仮定し、全ての伝播遅延を無視する。P.59リコメンデーションの顕著な特徴は、(a)Aが会話中、Bが沈黙、(b)Aが沈黙、Bが会話中、(c)両方が会話中、(d)両方が沈黙、という状態を有する(マルコフ確率解析技術の)4状態マルコフ連鎖として2人のユーザAとBの間の対話をモデル化することである。これは図1に示されている。いくつかの例では、状態の持続期間は互いに独立し、それぞれ平均値854ms、854ms、226ms及び456msを有し、完全に同じように分布された指数確率変数である。本発明者による実証的な研究において、ユーザが会話状態である場合にのみ音声パケットが生成されると仮定されていた。すなわち、ユーザが沈黙している場合には音声パケットは生成されないという無言の抑圧の簡単な仮定がなされていた。
図1において、対話形のスピーチは4状態マルコフ連鎖としてモデル化され、その中でp1=0.4、p2=p3=0.5である。
b.プロトコル層及びヘッダ
コーデックパケット化間隔が10msとみなす例において、生の音声パケットは80バイトである。そのような場合には、ヘッダはMACのための28バイト、UDPのための20バイト、IPのための8バイト及びRTPのための12バイトから構成される。いくつかの例において、パケットサイズを増やすために他のヘッダは追加されない。しかしながら、物理層ヘッダ(802.11bのための192μs、802.11aのための20μs及び802.11gのための付加的な6μs)はパケット送信毎に生じる。
c.MAC層記述
802.11のMAC仕様は媒体アクセスのための2つのモード、即ち中央組織化PCF(Point Coordination Function)及び分散型アクセス方式DCFを規定する。DCFと異なり、PCFモードは標準規格によってオプションとして指定される。さらに、それはAPのチャンネルアクセス制御にさらなる複雑さを伴うため商用のWLAN機器ではほとんど実施されない。他方のDCFはCSMA(Carrier Sense MultIPle Access)として本来知られる、「話す前に聞く」プロトコルによって管理される。例えば、上記参考文献[8]参照。そのような場合には、パケットを送ることを必要とする各局は先ず少なくとも1つのDIFS(Distributed Inter Frame Spacing)の持続期間にチャンネルを感知する。チャンネルが遊休状態として感知されると、局は[0、CW]の範囲で均等に分布するランダムバックオフカウンタ値を選択する。但し、CWはコンテンションウィンドウを表す。コンテンションウィンドウはSLOT単位で維持され、最初はCWminに設定される。一旦、バックオフカウンタ値が選択されると、それはチャンネルが遊休状態として感知されるスロット毎に1つデクリメントされる。カウンタが0に達する前にチャンネルが使用中であると感知されれば、デクリメント処理は凍結され、再度DIFS期間にチャンネルが遊休状態として感知された場合に限って再開される。送信の後、送り手はアクナリッジメント(ACK)をSIFS(Short Inter Frame Spacing)期間中に受信することを期待する。ACKが受信されなければ、パケットは失われたとみなされる。パケットが(例えば、衝突あるいはチャンネル誤りのいずれかによって)失われる度に、CWmaxという最大値に達するまでコンテンションウィンドウは2倍される。さらに、次のパケットが送られる前に、DIFSでなく、EIFS(Extended Interframe Spacing)の持続期間にチャンネルは感知される。RETRY_LIMITパラメータによって指定されるとおり、局はパケットを再送しようとする制限された試みをする。パケットの送信が成功すると、CWはCWminにリセットされる。
互いに送信範囲内に無い2つの局が周知の隠面端末問題に起因して隣接ノードで衝突を引き起こすことがある。例えば、上記の参考文献[12]参照。標準規格はこれらの発生を減らすためにRTS(Request―To―Send)とCTS(Clear―To―Send)のメッセージ交換を指定する。解析を簡単にするため、全ての局は互いの無線範囲内にあると仮定でき、したがって、必要に応じて1つはRTS/CTSサイクルを省略できる。
図10はIEEE 802.11b、802.11a及び802.11gシステムに関係する注目すべき定数をまとめる、表1と称する表を示す。802.11gシステムに関しては、以下のポイントが注目される。802.11gは802.11bと同じ2.4GHz帯域で動作するが、802.11b端末はOFDM変調高速な802.11g送信を復号できない。従って、衝突数が増加することがある。ここで、802.11gの標準規格は高速802.11gユーザと低速802.11bユーザの間のクロストークを最小化するための2つの機構を特定する。これらの機構はレガシー802.11bユーザが802.11gアクセスポイントに登録するとすぐに初期化される。図10に示される表の最後の列はいくつかのシステム変数により生じた変更を反映する。レガシー端末の第一の効果は9μsから20μsまでのSLOT持続時間の増加である。第二の効果は802.11gと802.11bユーザの間の穏やかな共存を促進するMAC層における付加的なメッセージ交換サイクルの導入である。以下のパラグラフでは、MAC層において用いられる2つの保護方法が記載される。即ち、
CTS―to―Self:この方式では、DIFSの通常の感知時間と任意のバックオフ時間の後、送り手は全ての隣接する802.11bノードに次期到来パケット送信を知らせるためにCTSメッセージ(自身のアドレスと一緒に)を送信する。CTSメッセージに続いて、送信者はSIFS持続時間を待ち、それからペイロードパケットを送信し、通常通りSIFS時間内のACKを期待する。
RTS―CTS交換:802.11g端末がCTS―to―Self手順を用いているにも関わらず重大なパケット損失を受ければ、端末は完全なRTS―CTS交換サイクルを用いるというオプションを持っている。ここで再び、最初のチャンネル感知と任意のバックオフの後、局はRTSメッセージを送信し、SIFS持続時間後のCTSを期待する。一旦CTSパケットが受信されれば、ペイロードパケットはSIFS持続時間の後に送られる。このRTS/CTS交換は標準的なRTS/CTS交換である。
これらの両方式において、CTSとRTSメッセージは全ての端末に分かる速度で送られなければならない。故に、11Mb/sがこれらのパケットの最高速度である。さらに、長いPCLPヘッダを使用する必要がある。従って、完全なRTS/CTSサイクルはCTS―to―Selfサイクルを越えて802.11gシステムの能力を引き下げる。一旦どちらかの機構が完結すれば、802.11g端末は、20μsのより長いSLOT持続時間が存在することを除いて、802.11a端末とほとんど同じ54Mb/sOFDM物理層を使用することは注目に値する。
d.物理層モデル
サポートされるデータ速度は関心標準規格の機能である。従って、そのようなものは発明者の研究においては単にパラメータに過ぎない。以下で説明する定量的結果はサポートされる最高の物理速度のためである。その関連で、IEEE 802.11b物理層は1、2、5.5及び11Mb/sをサポートし、4つは全て必須である。更に、IEEE 802.11aは物理層に基づくOFDMを持ち、6、9、12、18、24、36、48、及び54Mb/sをサポートし、その内6、12、及び24Mb/sは必須である。さらに、IEEE 802.11gの物理層は802.11bと802.11aの両方のデータ速度をサポートし、その必須データ速度は1、2、5.5、11、6、12及び24Mb/sである。
下記の解析において、機器は静止しており、チャンネルはエラーを取り込まないことが簡単化のため仮定された。しかしながら、パケットはなおも衝突により失われかねない。さらに、BSS内の全てのユーザが互いの範囲内とAP内に存在することが簡単化のため仮定された。
3.単一チャンネルを有する単独アクセスポイント
このセクションは、とりわけ、いかにして単一キャリアWLANのスループットが計算できるのかを明らかにする。説明上、サービスを要求する音声及びデータのユーザの総数をそれぞれV及びDと考える。我々は、サブグループ内の全ての音声呼が本質的に同じチャンネル品質及びボコーダプロフィールを有する場合にVの音声ユーザをMのサブグループにグループ化する。サブグループ、望ましくは、ボコーダプロフィールはボコーダタイプ(例えば、G.711、G.723等)及びパケット化間隔(例えば、10ms、20ms等)を示す。この情報は、例えば、音声呼の開始中にSIP(Session Initiation Protocol)信号メッセージの構文解析をすることによりAPから容易に得られる。同様に、我々は、サブグループ内の全てのデータ呼が同じチャンネル品質を持っている場合にデータユーザをNのサブグループへグループ化できる。一般に、データ呼は最善努力型であるとみなされるので、データ呼が(例えば、最小データ速度、最大データ速度、パケットサイズなどのような)トラフィックプロフィールを指定することはありそうもないことに留意する。そのようなプロフィールが実際に指定されるとしたら、トラフィックプロフィールを計算にいれるようなやり方でサブグループは形成される。そのようなサブグループ分割の最終的な影響はサブグループ内の全てのユーザが本質的に同じパケット送信時間を持つことである。i番目の音声サブグループにおける音声ユーザの平均実効パケット送信時間をT として、そしてi番目のデータユーザのそれをT として表すものとする。実効送信時間はここではユーザデータの実際の送信時間に加えてオーバーヘッド時間を含む。
上記の802.11 DCFの記述に基づいて、
Figure 2008510326
Figure 2008510326
Figure 2008510326
上述のTの3つの式はそれぞれ(i)802.11b、802.11a及び802.11gのみ、(ii)CTS―to―Selfを有する802.11g、及び(iii)RTSーCTSを有する802.11gのためのものである。Pcolは送信から送信まで独立していると見なされる衝突確率であり、802.11bに対して1/32、802.11a及び802.11gに対して1/16に近似している。Nmaxは再送信の最大数である。Tは生音声パケットを送信するのに必要とする時間である。TLayersはRTP/UDP/IP/MAC/PHYヘッダの送信に使われる時間である。TACKはアクナリッジメント(ACK)の送信に使われる時間である。そして、Dは数秒間のコーデックパケット化間隔である。T の計算には音声パケットサイズが使われるが、T には平均データパケットサイズが使われることを除いて、T 及びT もまた上記の式を用いて計算される。ところで、802.11 DCFは等しい長期間チャンネルアクセス確率を全ての対立するノードに提供するので、上記システムに対する総サイクル時間は次のように与えられる(注:各ノードはこのサイクル中に1パケットを送信する)。即ち、
Figure 2008510326
ただしa及びpは各i番目の音声及びデータのサブグループにおける音声及びデータユーザの数である。i番目の音声及びデータのサブグループに対するユーザデータパケットサイズがそれぞれB 及びB であれば、対応するスループットはそれぞれB 及びB Dとして与えられる。故に、与えられたキャリア上のすべての総システムスループットは次のように与えられる。即ち、
Figure 2008510326
とりわけ、上記式を導くにあたり、長期スループットは注目された。短時間スケール(例えば、数百ミリ秒)に、802.11 MACは異なるユーザが異なるスループットを獲得できる場合において不公平さを示すことが知られている。例えば、上記参考文献[15]参照。呼(λ)によって消費されたリソースの概念は許可制御で用いられる測定基準になると考えられる。本質的に、それは僅かな時間を示し、WLANシステムはユーザ「専用」となる。それがWLANの音声容量をうまく予測することを示していた場合に、それは上記の参考文献[3]において本来計算されている。それらの解析において、基本の考えはマルコフ連鎖の4状態それぞれの条件付け及び状態に依存する実効送信時間の計算を含んでいた。概略を言えば、毎秒生成されるパケットの数とパケット毎に必要とされる時間との積がλとなる。
Figure 2008510326
Figure 2008510326
Figure 2008510326
さらに、前述のとおり、他のトラフィックタイプを含めるようなこのアプローチの延長は、例えば、APがトラフィック特性の適度な知識を持つならば、かなり容易である。
4.多重チャンネルを有する単独アクセスポイント
このセクションでは、我々は、その処理時にC個のキャリアを有する単一アクセスポイントを考える。説明上、ユーザは音声ユーザ又はパケットデータユーザのいずれかであると考えることができる。ユーザがチャンネルへのアクセスを要求したとき、ユーザが許可されている場合は、APはどのチャンネルユーザに割り当てるかを決定する。簡単のため、先ず、C個のキャリアへV個の音声呼及びD個のデータ呼を最適に割り当てる問題を考えるとする。そのような問題がリアリティーをモデル化するためでなく簡単化のためだけに考えられていることは明らかである。実際には、呼はふつう非同期の方法で到来及び離脱する。故に、APは1ステップでユーザにチャンネルを割り当てる能力を持たない。全てのユーザについての知識を伴うチャンネル割り当てを解決するこのアプローチが如何にして、呼が非同期に発着する場合のチャンネル割り当て問題の解決を容易にする手助けになり得るかについては、我々は後述する。次のセクションにおいて、多数のチャンネルを用いる利点は、例えば以下で説明される超線形利得の可能性により容易に評価される。
a.複数のチャンネルの使用に基づく利得
複数チャンネルの使用に基づく利得を評価するために、1例として、3名のユーザから成る単純なWLANシステムを考えることができる。3名のユーザ全てがUDP及び1500バイトのパケットサイズを用いて有線ネットワークにデータを送っているとする。さらに第一のユーザのチャンネルデータ速度が11Mb/sであり、第二のユーザのそれがは5.5Mb/sであり、第三のユーザのそれがは1Mb/sと仮定する。先のセクションの解析に次いで、1つのUDPパケットを首尾よく送信するために必要とされる平均時間は約1.99ms、3.17ms、13.9msである。
Figure 2008510326
3チャンネルシステムでは、これらの各ユーザは10.7Mb/sのスループットを達成するためにそれぞれ1つのチャンネルに設定できる。2つのチャンネルがある場合、最高のスループットを達成する組み合わせはユーザ1をチャンネル1に設定し、他の2名のユーザをチャンネル2に設定することである。結果のスループットは5.5Mb/sである。
図2は複数チャンネルを用いることで得られる具体的利得を示している。特に、図2は、複数チャンネルの使用の動機付けを明らかにしている総スループット(例えばバー)スケールを超線形的に示している。全てのユーザが同じデータ速度にあるときに可能となるそのような利得は存在しないことに留意する。しかしながら、現実世界の環境において、WLANユーザは異なるチャンネル状態に直面し、異なるチャンネル速度となる。そのような場合には、複数チャンネルはシステムの幅広い性能に対して顕著な改善を成すことができる。
そのような3名のユーザが複雑化されないためにこのチャンネル割り当てを考える場合には、そのようなユーザは、特に呼阻止率のような他の要素を考えるときに、一般事例に不適切に予測されるべきでないことに留意すべきである。
従って、このセクションが本発明者により導かれる研究に対する更なる動機付けを提供することを明らかにする必要がある。
b.線形プログラムとしての最適チャンネル割り当て
先のセクションの記述を拡張すると、αijをj番目の周波数キャリアに割り当てられるi番目の音声サブグループ中のユーザの数として示すものとする。同様に、βijはj番目の周波数キャリアに割り当てられるi番目のデータサブグループ中のユーザの数である。これらの定義に従って、全ての呼が認められた場合、
Figure 2008510326
我々の課題の目指すものは許可されたユーザのQoS要求を満たしつつ最大の総システムスループットが達成されるαij及びβijの値を見つけることである。j番目のチャンネルのスループットは次のように与えられる。即ち、
Figure 2008510326
ただし、Bij (Bij )はi番目の音声(データ)サブグループ及びj番目のキャリアにおけるユーザのパケットサイズである。Tはj番目のチャンネルの総サイクル時間であり、単一AP、単一チャンネルの事例に類似した方法で計算される。C個のキャリア全てにわたる総スループットは次のように与えられる。
Figure 2008510326
強制QoS制約に関して、我々は1より少ないリソース消費に関する合計制約は許可呼のQoS要求を満たすに十分であると考える。この推測は上記の参考文献[3]において正しいと証明されている。故に、異なるチャンネルにユーザを割り当てる問題は次の最適化問題として提起できる。即ち、
Figure 2008510326
次のものを条件とする。即ち、
Figure 2008510326
上記の定式化において、我々は目的関数中に阻止確率を含めた。音声及びデータ呼に対する阻止確率はそれぞれ
Figure 2008510326
である。定数θ及びθは正であり、音声及びデータ呼阻止確率の間のトレードオフを制御するためのノブと見なすことができる。最後に、定数w及びuはそれぞれ、許可対象音声及びデータユーザクラスのi番目のクラスの最小部分である。それが必要ならば、これらの定数もまた異なるクラスの間の優先及び公平の強化のためのノブと見なすことができる。我々は単純な線形プログラム(LP)として定式化できるように許可呼のQoSを条件として許可呼の数を最大化する問題を定式化してきたことがここで観察できる。しかしながら、最適化変数αij及びβijは整数で評価されるので、我々は整数LPを解く必要がある。
LPは内点手法を用いて非常に効率的に解けるが、他方では整数LPを解くことは非常に計算が激しいことが知られている。例えば、上記の参考文献[13]参照。他方では、好適実施形態において、我々は以下により重大に詳細に説明される発見的アルゴリズムを使う。問題の定式化に照らし本発明者はより低いλを有するグループからのより多くのユーザを許可する方向に沿う最適解を考えてきた。これが我々の発見的アルゴリズムPACKの基礎である。目的関数の一部としてスループットの最大化を含められたことは注目に値する。しかしながら、我々はスループットの式が線形分数関数の合計であることに気づく。各線形分数はαij又はβijの1つを除いて全てを0に設定することで最大化されることは簡単にわかる。
Figure 2008510326
より低いレベル及びより高いレベルの組はどちらも凸である(すなわち、それらは半空間である)から、線形分数関数は準線形である。しかしながら、線形分数関数の和は必ずしも凸ではない。実際、それは準凸であることさえも保証されない。例えば、上記の参考文献[14]参照。我々はスループット最大化目標を試み、結果が非常に不安定になり、凸(又は凹)でない関数の最大化を示すことがわかった。数値結果の提示を伴う阻止確率及びスループット目標に関する追加コメントは以下に提示される。
c.我々の発見的アルゴリズム(PACK)の説明
とりわけ、発見的アルゴリズムを追求する2つの注目すべき動機がある。第一に、APが許可制御とチャンネル割り当ての動作の実行のために最適化ルーチンをいつも実行できるとは限らないかもしれない。第二に、最適化の枠組みは全ての呼が、多かれ少なかれ、同時にやって来て、それからAPはどの呼がどこに行くかを決定する必要があると仮定する。しかしながら、実際には、呼は非同期に到来し離脱する。故に、発見的アルゴリズムを適所に持つことはもしかすると実世界の状況を扱うために役立つことができる。説明上、これまで使われたモデルを考慮し続けるとする。すなわち、APはどのユーザがどのチャンネルに行くかを決定する必要がある。例えば、N個のユーザクラス及びN個のチャンネルを検討する。一般性を損なうことなく我々は、全てのユーザが音声ユーザであるとき、個々のスループットの降順、例えば、
Figure 2008510326
に配置されると仮定する。APがサービスを要求する全てのユーザを許可できると判断するなら、そのときAPは次のように進行する。i番目のチャンネル上では、APはi番目のクラスからできるだけ多くのユーザを割り当てる。各クラスのユーザの数がそのクラスに対する単一チャンネル容量未満の場合には、流出トラフィックはない。そのような場合において、上記で行ったように異なるユーザグループの分離はスループット式における個々の線形分数関数の最大化と同様である。クラスのうちのいくつかにおけるユーザの数がそのクラスの対応する単一チャンネル容量を超える場合、いくつかの呼はこの割り当ての第1段階終了後に割り当てられていないままである。そのような場合において、APはクラス1から始動する、順次的な方法でユーザクラスのリストを検討する。例えば、何らかの割り当てられていない呼がチャンネル1で見つかったら、それらは最低のスループットを備えるユーザから成るチャンネル(チャンネルN)と組み合わせられる。チャンネルNがふさがれているなら、それからそれらはチャンネルN−1などと組み合わせようとする。一旦チャンネル1からの全ての呼が割り当てられたなら、チャンネル2の呼に進み、Nから始まり、1までずっとデクリメントするチャンネルにそれらを組み合わせようとする。この後の基本的な原理は全てのユーザが割り当てられることが可能である場合、重要な目的が許可ユーザから見られるスループットの最大化になるということである。高スループットを有する流出ユーザと低スループットを有する流出ユーザを組み合わせることはリソースを効率的に使う1つの手段である。
ここで、N個のチャンネルはN個のクラス全てからのユーザ全てを受け入れることができないと考える。この場合、許可呼の数の最大化が関心目標となる。この場合、我々はリソース消費の昇順、即ち、λ≦λ≦・・・≦λに並び替えが行われるユーザクラスの並び替えリストを考える必要がある。我々はユーザクラス1から始めて、それらを可能な限り多く割り当て、クラス1の全ての呼が割り当てられたなら、我々はクラス2の呼などへ移動する。例えば、クラス1ユーザがN個のチャンネル全てを詰めれば、他の全てのクラスからのユーザは阻止される。しかしながら、他のいかなる方式はそれ以上のユーザを許可できる他の方式は存在しない。許可対象ユーザの最小分数は非ゼロであるという制約がある場合には、我々は上記の偏析方式で(可能であれば)最小数のユーザを許容できる。残りの呼は許可呼の数を最大化するように許可される。関連した話では、多重サブセットサム問題に関連しながら阻止確率を最小にするためのチャンネル割り当てを考えることができる。例えば、上記の参考文献[15]参照。多重サブセット問題において、異なる重さを持つボール、例えばg、g、・・・、gがあり、そしてその全てが等しい容量であるN個の箱がある。課題は個々の箱の容量を超えることなく、各箱の重さを最大化することである。この問題の解決はNP困難であると知られている。故に、次のセクションで実証するように、PACKアルゴリズムは近最適性能を与えたより魅力的な解法である。
非同期的着呼及び発呼の場合にはAPはなおさら柔軟性を持たない。そのような場合、APは同じチャンネル状態を持つユーザを1つのチャンネルへ簡単に許可できる。全てのユーザが同一のトラフィックプロフィールを持つ場合にはこれは単純だが最適である。我々が数値結果において提示する結果はこのケースのためであると考えることができる。
5.多重チャンネルを有する多重アクセスポイント
多重アクセスポイントの場合には、単独APのために記載された方法は、例えば、全てのCチャンネルがAP間の干渉によって各APで使用可能ではないかもしれない変更に適用できる。これは、組織的方法で、例えば、セル間干渉及び周波数再利用に特別な注意を払うことによってエンドユーザによって殆ど展開されないのでかなり現実的なシナリオである。セルラシステムと無線LANにおける周期的再利用間の重要な差はセルラシステムにおいて、干渉ユーザは、多かれ少なかれ、ノイズフロアーを高める影響を持っていることである。しかしながら、WLANにおいては、干渉信号がキャリア感知閾値以上の任意のレベルで受信されれば、ユーザはチャンネルが使用中であると推測し、それ故に送信を控える。故に、WLANユーザはこの期間中にゼロ速度を達成するが、セルラユーザは非ゼロ速度を依然として達成できると考えられる。
多数のAPが地理的区域において展開される場合に、我々は各APが任意の一定時間に利用可能チャンネルのサブセットのみを使う解決法を提起する。APは多重チャンネルを備えているので、APは各チャンネル上のキャリア感知動作を行うようになる。ある好適実施形態において、我々は各チャンネルの利用を計るためにそれらの動作を使うことを提案する。
例えば、APはC個の窓の各窓に関するチャンネルアクティビティの移動窓平均を維持できる。ただし、窓の長さは、例えば1000万スロットのような大きな値であると考えられる。この具体的例は802.11bの場合における約3.3分及び802.11aの場合における約1.5分の時間に相当する。一般的に言えば、ユーザ発着は分の時間スケールで生じる可能性があるので、より小さい時間窓に対するチャンネル負荷の追跡はそれほど有用ではないかもしれない。しかしながら、(例えば、均等な秒のような)より小さい時間スケールでチャンネル負荷を追跡することは必ずしも何らの付加的な利益を与えることがないと推測すべきでない。数学的に、我々がρiをチャンネルi(i=1、2、・・・、C)上の負荷として表すとすれば、n番目のスロット中では、
i番目のチャネルが使用中の場合、
Figure 2008510326
i番目のチャネルが使用されていない場合、
Figure 2008510326
上記の平均化において、Tは平均化のために用いられるIIRフィルタの時定数と理解され、例えば10(すなわち、1000万)であると理解される。Cの初期値は全てのチャンネルに対して0であると分かる。更に、APがそのスロットに対してチャンネルが使用中であることを感知していれば、又はそれがそのスロット中に送信していれば、チャンネルは使用中であると考えられている。これらの更新がなされた後、APは3チャンネルのどの1つを使用する必要があるか、例えば、3つ全てのチャンネル、2つのチャンネルだけ、1つのチャンネル又はどのチャンネルも使用すべきでないかを決定するためにAPは必要である。そのような意志決定のためのアルゴリズムは、例えば、以下のように進行できる。即ち、
o 最初に、例えば、APが起動されると、それはその有効チャンネル集合、ΨのC個のチャンネル全てを含む。有効チャンネル集合の一部である任意のチャンネルはユーザへ割り当てるために考慮できる。
o n番目のスロットの後に、(ρ<Λ)ならば、
チャンネルiを有効チャンネル集合、すなわちΨに加え、
ほかに(ρi>ΓかつCard(Ψ)>0)ならば、集合Ψからチャンネルiを除く。
ただし、Λ及びΓは、例えば、主としてネットワークオペレータの管理下にある許可及び削除閾値(Λ<Γ)であり、Card(Ψ)は集合Ψの濃度を表す。質的に、Λ及びΓの小さな値は、比較的、より少ないチャンネルが使われている場合を表し、一方、より大きな値は有効集合内のより多くの数のチャンネルを示す。
故に、各スロットの後、各APは使うべきチャンネルの正確な知識を持つことができる。使用対象チャンネルの合計数がC’であるならば、APはCがC’に置き換えられた「Single Access Point with a Single Channel」と題されるセクションに記述された最適化を実行できる。この方法の利点のいくつかは次のものを含む。即ち、
o 選択対象チャンネル集合は独立した方法によって決定できる。例えば、解決策は高分散解決法となり得る。
o 各APはあまり付加されないと推測されるチャンネル集合に最適呼許可制御を局所的に実行できる。故に、この方法は多重AP間で調和リソース分割を促進する。
6.具体的数値結果
我々はいくつかの具体的例で我々の最適チャンネル割り当て方式の性能を実証する数値結果を示す。例えば、多重APの事例はチャンネルサブセット選択の付加的特徴だけを本質的に含むので、単独APと多重チャンネルの事例を解析することは少なくとも最初は、より有効な利用となる。全ての数値結果は音声のみのトラフィックの場合に、即ち、D=0の場合に得られた。この選択はユーザの間の物理データ速度の差が一般的に単一チャンネルWLANにおいて性能低下の根源となる状態を明らかにすることになった。故に、それらの言外の意味を理解することは、例えば、アプリケーションの混合のような他の目的に優先する。
a.IEEE 802.11bシステムに関する具体的結果
我々は最初に802.11bシステムを考える。従って、直交チャンネルの数は3であると捉えられる。ユーザを区別するパラメータはチャンネル状態である。この典型的な研究において、我々は3つのユーザクラス、即ち、11Mb/sのチャンネルデータ速度を持つものと、5.5Mb/sの他のものと1Mb/sの残りのものを取る。そのような最適化を伴わない実世界システムのための基準として寄与するため、我々はチャンネルへのユーザの連続許可を用いる。以下の段落では、我々はいくつか詳細に連続方法を説明する。即ち、
ユーザの連続許可:この事例は「通常の」APはある意味では到来呼に必要とされるリソース及び特定のチャンネルに残っているリソースに基づく許可制御のみを本質的に行うという意味で行うことを表すと考えられる。具体的に言うと、手続きは例えば、次のように機能する。即ち、呼要求が到着すると、APはこの呼(μ)に必要とされるリソースを計算し、このユーザがチャンネル1へ許可できるかどうか判断する。チャンネル1に既に許可されたユーザによって消費された正味リソース、即ち、Σが1−Σ≧μならば、ユーザはチャンネル1へ許可され、ΣはΣ=Σ+μとして更新される。そうでなければ、APはチャンネル2をチェックする。更に、再度失敗すれば、APはチャンネル3をチェックする。ユーザが3つのチャンネルのいずれにも許可されなければ、その呼は阻止呼であると扱われる。
上記から、到来順序が重要であることは十分理解できる。例えば、多くの1Mb/sユーザが他の誰かの前にシステムに到着していれば、彼らはチャンネルが与えることのできるリソースのほとんどを占有でき、故に後で到着したより高い速度のユーザを阻止する。同じ集団の大きさ及びユーザ分配に対して(例えば、11のメンバ、5.5及び1Mb/sユーザに対して)、阻止確率は変えることができる。故に、具体的シミュレーションにおいて、我々は同じユーザ分配のため、10000のランダムなユーザ到着パターンを生成し、10000の値の平均値として阻止確率を計算する。同様に、我々は各ユーザのランダム到着パターンからスループットを測定し、10000のそのような値の平均をとる。
最適割り当てポリシーは上記セクション4において記載された整数LPを、例えば、CPLEX最適化ツールを用いて解くことにより得ることができる。異なる割り当て戦略の性能を比較するため、我々は異なる負荷シナリオを考えた。例えば、[35 35 35]で識別される具体的シナリオは11Mb/s、5.5Mb/s、1Mb/sのデータ速度でそれぞれ35名のユーザがいることを示す。これらユーザ、合計で105の音声ユーザは、APの支配権で3つのチャンネルへ許可を要求している。これら3つのユーザクラスに対するλ値は、ITU 4状態マルコフモデル、G.711コーデック及び30msのパケット化間隔に対して、0.032、0.0392及び0.104に達した。これらのλ値によって、各ユーザクラスの容量は(例えば、他のユーザクラスは存在しないと仮定すると)31、25及び9にそれぞれ達する。故に、単一チャンネル上に、例えば31の同時音声呼は音声ユーザが11Mb/sの物理データ速度を持つ場合にはサポートでき、又は、例えば、25及び9の同時呼は物理データ速度がそれぞれ5.5Mb/s及び1Mb/sの場合にはサポート可能である。
この負荷シナリオに対する連続許可を考えるなら、平均して、例えば、約51%の高い阻止確率を達成できることがわかる。対応するスループットは典型的な研究では6.4Mb/sに達している。とりわけ、そのような例において、35名のユーザがいるが、具体的モデルはこれらユーザの各ユーザが有線ネットワーク内のノードと会話すると仮定する。故に、各無線ユーザは望ましくは一方は有線から無線へ、他方は無線から有線への2つのデータストリームに対応する。スループットを計算する際にこの2による乗算は考慮される。SAのスループットを最適戦略と比較することによってSAは約73%の高い阻止確率を持つだけでなく、スループットペナルティ受けることに我々は注目している。最適方式はより低い阻止確率を達成すると同時にほぼ47%高いスループットを達成する。
図3及び4はこれらの典型的な結果をまとめている。特に、図3は802.11bに関する最適、シリアル及びPACK戦略のスループット比較を示し、図4は802.11bに対する最適、シリアル、及びPACK方式に関する阻止確率の比較を示す。
我々は好適PACKアルゴリズムが最適ポリシーによって得られたものと同様なスループットと阻止確率を達成することに最初に注目している。図3は、例えば、[30 30 30]、[35 35 35]及び[40 40 40]の3つの負荷シナリオに関する3つのチャンネル全体にわたる総スループットを示す。そこでは、3つの事例の全てにおけるスループットがSA方式に関して6.4Mb/sで飽和していることが理解できる。減少しないでスループットが飽和した理由はSA方式においてさえ、我々はなるべく許可制御を行っているからである。一旦正味リソース消費が1に近づけば、誰一人ユーザは許可されない。
このような負荷体制全体に渡って、最適方式のスループットはランダム到達を伴うSA方式よりも約60%高い。次の関心測定基準は図4に示される阻止確率である。再度、SA方式は、例えば、最適方式よりも約75%高い阻止確率程度に達する。これらの結果は、例えば、PACKアルゴリズムによって行うことができるようにチャンネル品質に基づいて、例えばプールユーザの数を明確に示している。
我々はこれからチャンネルタイプ別の阻止ユーザの数を考える。図5は整数LPを解くことにより得られるように阻止ユーザの数をプロットしている。具体的には、図5は最適及びPACKに関する802.11bにおけるタイプ別の阻止呼の数を示している。図示のように、この場合により低いチャンネルデータ速度に変換されるより高いλを持つユーザは、もっとも阻止されているユーザとなる。3つの負荷事例全てに対して、PACKは実質的に同一のチャンネル割り当てを最適として求めた。従って、我々が最良のチャンネル状態を有するユーザを選ぶときに最大数の呼が許可できることが実証されている。
SAの場合において、図6に示されるように、異なるユーザクラスに関して格差が見られないから、全てのクラスは同じ数の阻止呼を経験する。具体的には、図6はシリアル割り当てに関する802.11bにおけるタイプ別の阻止呼の数を示す。さらに、許可呼の数は与えられたチャンネル容量に関して実質的に一定のままである。故に、負荷が増えるにしたがって、阻止呼の数は本質的に同量だけ増える。例えば、我々が[30 30 30]から[35 35 35]まで進むと図6の各バーが5だけ増える。スループット対阻止確率の比較に関して、最適及びPACKに関するスループットが高くなると結果として許可ユーザの数が高くなると主張するかもしれないが、よりよいチャンネル状態を有するより多数のユーザが許可されるという事実がより優れた性能を達成する。
前述の結果は、任意のクラスにおいて許可されたユーザの最小分数が0に設定されるという仮定に基づいていた。これは、例えば、阻止呼の数が1Mb/sユーザに対しては非常に多い理由である。その目的のために、我々は許可対象ユーザの最小分数(我々の系統的論述においてはw)の制約を全てのユーザに対して、例えば、1/3に変更することを検討できる。最適ポリシーに関するタイプ別の阻止呼の結果数が図7に示されている。特に、図7は各クラスにおける許可対象呼の最小分数が1/3に設定されるときに最適方式に関するタイプ別の阻止呼の数(公平に最適のためのタイプ別の阻止ユーザの数)を示す。実証されるように、1Mb/s以外のユーザも同様に阻止される。しかしながら、最適ポリシーは最小数の低速ユーザを許可するに過ぎず、できるだけ多くの残りの高速ユーザを許可することに留意する。さらに、w=0のときに総スループットが増加するのとは対照的に負荷が[30 30 30]から[35 35 35]乃至[40 40 40]へと変化した際に、スループットは実際には8.1Mb/sから8Mb/sへ7.6Mb/sへと減衰した。この影響はこのシステムに許可されている低データ速度を持つユーザのより大きな分数によって説明できる。
b.IEEE 802.11aシステムに関する具体的結果
このセクションでは、我々はIEEE 802.11aシステムに関する具体的結果を提示する。前述の通り、802.11a標準規格は我々に12個のチャンネルを持つことを可能にする。さらに、802.11aにおいて使われるデータ速度の数は802.11bにおいては3であるのに対し、8である。いくつかの例として、我々は12のチャンネルのうち8つだけが使われる場合の結果を示す。802.11aシステムにおいてサポートされる8つの異なるデータ速度は6、9、12、18、24、36、48及び54Mb/sを含む。それらのデータ速度に対応する単一チャンネル音声容量はそれぞれ51、69、81、100、113、130、142及び145である。ここで、我々は次の802.11aに関する3つの負荷シナリオを定義できる。
シナリオA:データ速度毎のユーザ数がその速度を持つ単一チャンネル容量に対応する(例えば、負荷ベクトルは[51、69、81、100、113、130、142、145]である)。
シナリオB:データ速度毎のユーザ数が145に等しい。
シナリオC:データ速度毎のユーザ数が200に等しい。
これらのシナリオの各々に対する結果は図8及び9で見られる。特に、図8は8チャンネルIEEE 802.11aシステムにおける全てのチャンネルにわたる総スループットを示し、図9は8チャンネルIEEE 802.11aシステムにおける負荷関数としての阻止確率を示す。
最初に、再度、PACKアルゴリズムが最適のものとほとんど同一の性能を達成することが理解できる。更に、負荷がデータ速度に対応するユーザ数がそのデータ速度に関する単一チャンネル容量(例えばシナリオA)に等しくなるようなときには、到着の順番は必ずしも重要でない。これはSA、最適及びPACKが全て同じ性能を達成できることを意味する。これは次のように説明できる。箱詰め問題としてユーザ許可をチャンネルと比較するならば、一定の箱及びボールのサイズに関して(例えば、異なるボールは異なるサイズにできる場合、しかしそれら全ては小さくなる必要がある場合)、ボールの総数が箱の総容量を超えないと仮定すれば、ボールが選ばれた順序に関わらず箱詰めできる。
次に、我々はより高い負荷シナリオに移行するにつれて、我々はSAがスループットペナルティを受け始め、一方で最適及びPACK戦略が実際にスループットの増加を見ることになることが解る。この低下についての理論的説明は低チャンネル速度を有するユーザの数がシナリオAからB乃至Cへと増加することに注意することで理解できる。チャンネルの容量が一定であるから、これら低速度ユーザ(例えば、高いリソース消費者)が高データ速度ユーザより先に到着する確率が増加する。故に、より多数の高速ユーザが阻止され、より多数の低速度ユーザが許可される。SA方式は全てのユーザを一様に許可するのに対して、最適戦略はよりよいチャンネル状態を持つユーザのより大きい分数を受け入れる。同じ概念が、例えば、200のユーザが各データ速度から取り込まれる場合まで拡張する。
3つのシナリオの各々毎に各データ速度で許可されたユーザの数は802.11bの結果と一致した。SAは本質的に全てのユーザを一様に阻止する一方で最適及びPACKは低データ速度ユーザのほとんどを阻止することが実証された。とりわけ、802.11bと違って、802.11aに関するPACK割り当ては最適割り当てと若干異なり最適よりもおよそ合計で3から4多いユーザを阻止することになる。
c.IEEE 802.11bと共存するIEEE 802.11gに関する具体的結果
上述の通り、IEEE 802.11gシステムはISM帯域で動作し、802.11b機器との互換性が後退すると考えられる。802.11b端末が無い場合、802.11gのユーザはOFDM使用を何らの保護機構を用いないで使うことができる。それ故に、IEEE 802.11gのみのシステムにおける性能及び呼搬送容量は、802.11aシステムのものと実質的に同一である。従って、802.11aに対してここに提示された結果は802.11gのみのシステムに実質的に同一に適用する。しかしながら、例えば、前述の2つの保護方式のため802.11b及び802.11gが混合したシナリオを考える場合には状況は異なる。
説明のため、我々は、その全てのメンバが11Mb/sであり、有線ネットワーク上でノードと音声通信している802.11bユーザの1つのグループと、この802.11bユーザグループに加えて、802.11gユーザの2つのグループがある場合を考える。この例では、802.11gの第1のユーザグループは145のユーザから成り、その全てはCTS―to―Self保護機構を使用する。他方、第二のグループは145のユーザから成り、その全てはRTS―CTSサイクルを使用する。番号145は802.11g唯一システムの単一キャリア音声容量であるから、番号145はこの例において選ばれる。同様に、31の802.11bユーザは11Mb/sで単一ユーザ容量に対応する。CTS―to―Selfを持つ802.11gシステムは57の音声呼をサポートできるが、それはRTS―CTS保護が使用されると802.11gシステムは41の呼しかサポートできない。これらの数は、802.11b及び802.11gが共存する場合、802.11gパケットを伝えるために必要とされる実効時間が、特にRTS―CTSの保護状況のために著しく増加することを直接反映する。この場合、ユーザのグループ化は802.11bユーザの全てが第1のチャンネルに割り当てられ、802.11g CTS―to―Selfユーザの全てが第2のチャンネルに割り当てられ、さらに802.11g―RTS―CTSユーザの全てが第三のチャンネルに割り当てられることになる。ここで、第二及び第三のチャンネルのいずれにも802.11bユーザは存在しないので、802.11gユーザはCTS―to―Self又はRTS―CTS手順を使用する必要がない。従って、我々は各チャンネルにおいて145のユーザ全てをサポートできる。31の802.11bユーザも単一チャンネルによってサポートできるので、我々はグループ化が0阻止確率を達成することに気づく。対応するスループットは約40Mb/sとなる。
SA戦略を使用することになっていたならば、阻止確率は約60%に近づくとことが分り、さらにスループットはほぼ17Mb/sである。この実行はユーザのグループ化が性能向上の観点からカスケード効果をどのように引き起こすかを示す。802.11b及び802.11gユーザがリソースの消費に基づき析出できるという事実は、802.11gシステムの高スピード能力の十分に活用する間接的利益を導いた。
7.具体的呼セットアップ課題
我々は適切なチャンネルへユーザを許可するためにAP及びモバイルによって使用できる2つの可能な方法を記述する。第一の方法は標準規格のサポートを一切必要としないが、第2の方法は802.11の管理メッセージにいくつかの変更を行うことができると仮定している。
直接の関連:局はAPによって送信されたビーコンを用いてC個のチャンネルそれぞれにおけるSNR(signal―to―noise ratio)を測定する。局はSNRの降順にチャンネル番号を順序付ける。局は(他のチャンネルの品質又はトラフィックタイプ/特性を示さないで)最も強いチャンネルについての関連付けメッセージを送信する。関連付け応答が受信されなければ、それは次のチャンネルを順に試し、以下同様にする。APは現在のチャンネル上の合計のリソース消費が1未満である限りは関連付け要求を受信すると関連付け応答を送ることになる。それが首尾よくC個のチャンネルのうちの1つに許可されたなら、局はトラフィックの送信及び(又は)受信を始めることになる。この段階で、局が音声呼で通話中であれば、APはコーデックタイプ、間隔サイズなどの情報を得るためにSIP信号メッセージを構文解析できる。同様に、データトラフィックに関しては、それはTCPによって用いられるMSS(maximum segment size)を決定できる。これらのパラメータを用いると、APはこの呼によって消費されるリソースを決定できる。更に、望ましくはここに記載の最適化方法を用いることで、APはこの局に対して正確なチャンネルを決定できる。これを決定すると、APは望ましくはユーザを現在のチャンネルに保ち続けるか、現在のチャンネルから局を関連付け解除するかを行い、この局が正確なチャンネルに関連付け要求を送った場合にのみ関連付け応答を送る。
この方法の1つの潜在的な欠点は呼セットアップ中の待ち時間となり得る。局は、2回チャンネルのそれぞれを順次に試す必要があるかもしれない。即ち、APがユーザをチャンネルへ最適に割り当てるために必要とする全ての情報を持つと仮定すれば、初回はAPがトラフィック情報を得るために、2回目は正確なチャンネルに割り当てるために試す必要があるかもしれない。802.11bの場合には、3チャンネルしかないから、待ち時間は12チャンネルを持つ802.11aと比べて高くないかもしれない。しかしながら、待ち時間は呼セットアップ段階のみにあるから、標準のメッセージフォーマットに対する変更の強制を回避できるようにすることは魅力のある解決策になるかもしれない。
測定リストを用いる関連付け:システムリソースを必要とする局は異なるチャンネル上のビーコンをC個のチャンネルそれぞれにあわせ、最も強い受信ビーコンに対応するAPを選択することで監視できる。それからそれはそのチャンネル上のAPに関連付けメッセージを送ることができる。APは関連付けメッセージを受け取り、(全てのCチャンネルに対して)そのメッセージの内部の信号強度測定及びトラフィッククラス(例えば、音声、データ)サブフィールドを用いることによって、そのチャンネルにユーザを許可するかどうかを決定する。とりわけ、802.11標準関連付けメッセージはそのような意思決定をサポートするために修正する必要があると考えられる。これに関して、APが同じチャンネル上でユーザを許可する決定をするなら、それは望ましくは関連付け応答メッセージ内でそのように言うことになる。しかしながら、APが別のチャンネル上にユーザを許可すると決定するなら、それは望ましくは関連付け応答メッセージ内で対応するチャンネルを指示することになる。
発明の広い範囲
発明の具体的実施形態が説明してきたが、この発明はここに記載された種々の好適実施形態に限定されないが、この明細書に基づいた技術のものによって分かるように等化な素子を持つ任意及び全ての実施形態、変形例、削除、(種々実施形態の態様の)組み合わせ、適応及び/又は変更を含む。請求項における限定は請求項で使用されている言語に基づいて広く解釈されるものであり、この明細書に又は出願の継続中に記載され、非排他的となるように構成される例に限定されない。例えば、この明細書では、用語「好ましくは」は非排他的であり、「好ましいが限定されない」ことを意味する。この明細書に及びこの出願の継続中において、手段プラス機能又はステッププラス機能の限定は特定の請求項の限定に対して次の条件、即ち、a)「ための手段」又は「ためのステップ」が明確に記載され、b)対応する機能が明確に記載され、そしてc)構成、物質又はその構成を裏づけする作用が記載されていないことがその限定に含まれる。この明細書において及びこの出願の継続中での言語「本発明」又は「発明」はこの明細書内で1以上の態様を参照として使用してもよい。言語本発明又は発明は臨界の識別として不適切に解釈されるべきでなく、全ての態様又は実施形態に渡って適用するように不適切に解釈されるべきでなく(即ち、本発明が多数の態様及び実施形態を有することは理解されるべきである)、そして出願又は請求項の範囲を限定するように不適切に解釈されるべきでない。この明細書において及びこの出願の継続中において、用語「実施形態」は任意の態様、特徴、プロセス又はステップ、それらの任意の組み合わせ及び/又はそれらの任意の部分などを説明するために使用できる。ある例では、種々の実施形態が重複する特徴を含んでもよい。この明細書では、略語、「例えば」を表すe.g.が使用されている。
p1=0.4、p2=p3=0.5の4状態マルコフ連鎖としてモデル化された対話型音声を示す概要図である。 多数のチャンネルを用いることで達成できる具体的利得を示すグラフである。 802.11bに対する最適、シリアル及びPACK戦略の具体的スループット比較を示すグラフである。 802.11bに対する最適、シリアル及びPACK方式の具体的阻止確率の比較を示すグラフである。 最適及びPACKに対する802.11bにおけるタイプ別の具体的阻止ユーザの数を示すグラフである。 シリアル割り当てに対する802.11bにおけるタイプ別の具体的阻止ユーザの数を示すグラフである。 各クラスにおいて許可呼の最小分数が1/3に設定された場合の最適方式に対するタイプ別の具体的阻止呼の数を示すグラフである。 8チャンネルIEEE 802.11aシステムにおける全てのチャンネルにわたる具体的総スループットを示すグラフである。 8チャンネル802.11aシステムにおける負荷作用としての愚痴的阻止確率を示すグラフである。 802.11b、802.11a及び802.11gにおける注目すべき定数の具体的まとめを示す表である。 具体的かつ限定されない例として有線ネットワークに接続されるアクセスポイントを介して無線で通信する複数局を示す構造図である。 いくつかの実施形態に従った多数のチャンネル上で通信するトランシーバを持つアクセスポイントを示す構造図である。

Claims (20)

  1. 無線ローカルエリアネットワークの総スループットを改善するためのシステムであって、
    a) 多数のチャンネルを用いて多数の周波数で同時に送信及び受信するよう構成される少なくとも1つのトランシーバを備える少なくとも1つのアクセスポイントによって構成され、
    b) 前記アクセスポイントはユーザのチャンネル状態を取得し、さらに前記チャンネル状態に基づいて前記チャンネル上のユーザの組をプールするよう構成されている、システム。
  2. 前記少なくとも1つのアクセスポイントは動作周波数を動的に変化するよう構成される単一無線を持つ、請求項1のシステム。
  3. 前記アクセスポイントは発見的アルゴリズムに基づいてユーザをチャンネルへ割り当てるよう構成される、請求項1のシステム。
  4. 前記アクセスポイントはPACKアルゴリズムに基づいてユーザをチャンネルへ割り当てるよう構成される、請求項1のシステム。
  5. 前記システムは少なくとも二つの異なるネットワーク構築仕様のために構成されるユーザ端末を含み、さらに第1の前記ネットワーク構築仕様に関するユーザは第1のチャンネルに設定され、第2の前記ネットワーク構築仕様に関するユーザは第2のチャンネルに設定される、請求項1のシステム。
  6. 前記少なくとも2つのネットワーク構築仕様がIEEE 802.11g及びIEEE 802.11gのネットワーク構築仕様を含む、請求項5のシステム。
  7. 無線ローカルネットワークの性能を改善するための方法であって、
    a)多重チャンネル上で同時に通信を送信及び受信するアクセスポイントを持つこと、
    b)前記アクセスポイントにアクセスするユーザをユーザのチャンネル状態の強度の差異に基づいて前記チャンネルのうちの異なるチャンネルへ分けることを含む、方法。
  8. 単一無線を用いて動的な方法において動作周波数を変更する前記アクセスポイントを持つことをさらに含む、請求項7の方法。
  9. チャンネル品質に基づいてユーザの組をプールする前記アクセスポイントを持つことをさらに含む、請求項7の方法。
  10. IPネットワークへの無線通信における性能を改善するためのシステムであって、
    a) 多重チャンネル上で同時に送信及び受信するよう構成される少なくとも1つのトランシーバを備える少なくとも1つのアクセスポイントを具備し、
    b) 前記アクセスポイントはチャンネル状態に基づいて前記チャンネルにユーザを集めるように構成される、システム。
  11. 前記少なくとも1つのアクセスポイントは前記チャンネルの1つのみで送信又は受信するよう構成される複数のユーザ局からの複数の関連要求に一時に応答するよう構成され、前記ユーザ局は異なる位置にあり、かつ異なるチャンネル速度を使うことができる、請求項10のシステム。
  12. 前記局は有線ネットワークにおけるノードと通話中である、請求項10のシステム。
  13. 前記アクセスポイントは音声トラフィックを可能にするよう構成される、請求項10のシステム。
  14. 前記アクセスポイントはパケットデータトラフィックを可能にするよう構成される、請求項10のシステム。
  15. 前記アクセスポイントは発見的アルゴリズムに基づいてユーザをチャンネルへ割り当てるよう構成される、請求項10のシステム。
  16. a) アクセスポイントは個別のスループットレベルを持つ多数のユーザクラスにユーザを分けるよう構成され、
    b) ユーザを許可できる場合、アクセスポイントは前記ユーザを前記チャンネルに次のように割り当てるよう構成される、即ち、(:は「即ち」の意味)
    i) 各チャンネルに、アクセスポイントはそれぞれのクラスからできるだけ多くのユーザを割り当て、
    1) 前記それぞれのクラスにおけるユーザの数がそのクラスに関するチャンネル容量よりも少ない場合には、呼の流出トラフィックは無く、さらに前記それぞれのクラスにおける全ての前記ユーザはそのチャンネルに割り当てられ、
    2) クラスにおけるユーザの数がそのクラスに関するチャンネル容量よりも多い場合、呼の流出トラフィックがあり、その呼はより高いスループットを持つ流出トラフィックとより低いスループットを持つ流出トラフィックを組み合わせるためにより高いスループットのクラスで開始する段階的な方法で前記クラスを通過するアクセスポイントによりさらに割り当てられる、
    請求項15のシステム。
  17. a) アクセスポイントは異なるスループットのレベルを有する多数のユーザクラスにユーザを分けるよう構成され、
    b) アクセスポイントが全てのユーザを収容できなければ、アクセスポイントはより高いスループットの第1のクラスで開始し、そのようなユーザをできるだけ多く割り当て、それから次のクラスさらにその次のクラスへと移動する段階的な方法においてユーザクラスを通過することによりユーザを割り当てるよう構成される、
    請求項15のシステム。
  18. 前記アクセスポイントは同じチャンネル状態を持つユーザのみを対応する前記チャンネルに許可することで非同期の呼を扱うよう構成される、請求項10のシステム。
  19. 前記アクセスポイントが増設のアクセスポイントの存在に関係する外部の干渉を受信する状況において、前記アクセスポイントは各チャンネルの稼働時間を測定し、選ばれた前記チャンネルのサブセットを規定するよう構成される、請求項10のシステム。
  20. 前記アクセスポイントは各チャンネル上のチャンネル負荷活動の移動窓平均を維持するよう構成される、請求項19のシステム。
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