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JP2008311815A - 無線通信システム - Google Patents

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JP2008311815A
JP2008311815A JP2007156018A JP2007156018A JP2008311815A JP 2008311815 A JP2008311815 A JP 2008311815A JP 2007156018 A JP2007156018 A JP 2007156018A JP 2007156018 A JP2007156018 A JP 2007156018A JP 2008311815 A JP2008311815 A JP 2008311815A
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Toshihiro Ezaki
俊裕 江崎
Yasuaki Sakanishi
保昭 坂西
Shotaro Tanaka
祥太郎 田中
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Abstract

【課題】サービスエリアに配置した1つのAP(無線基地局)とそのサービスエリア内の複数の無線端末機とが、割り当てられた1つのチャンネルの周波数帯域を時分割して通信するような無線通信システムにおいて、あるサービスエリア内のAPが故障した場合、サービスエリア内のすべての無線端末機がコンテンツ配信サービスを受けることができなくなる。
【解決手段】故障した第1のAPのサービスエリアに隣接したサービスエリアを持つ第2のAPの放射指向性を変化させて、第1のAPのサービスエリアを第2のAPがカバーする手段と第2のAPの無線通信サービスをユニキャストからマルチキャストに切り替える手段と第1のAPのサービスエリア内の受信機における受信指向性を第2のAPに合致させる手段により、配信サービス維持と干渉軽減を図る無線通信システムとした。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数の無線基地局を有し、一部の無線基地局が故障した場合に、他の無線基地局が故障した無線基地局をカバーすることを特徴とする無線通信システムに関する。
近年、IEEE802.11a/b/gをはじめとする無線通信システムが普及しつつある。これらは、無線ローカルエリアネットワーク(Local Area Network)システムあるいは略して無線LANシステムと呼ばれている。また、これらは、有線LANシステムに用いられているイーサネット(登録商標)(Ethernet(登録商標))と同等のことを無線に置き換えた通信システムである。
無線LANシステムは、当初、携帯形や可搬形パーソナルコンピュータ、可搬形無線端末機などでの使用を想定されていた。その後、各分野への利用が広まり、例えば、配線ケーブルなどの煩雑さをなくすことを目的として、使用位置が固定された端末装置に対して無線LANシステムを適用する技術などが提案されている。
このような技術の例として、従来、航空機内における映像や音声などのコンテンツの配信サービスに、無線LANシステムを利用するような技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。すなわち、航空機内において、無線通信システムとして無線LANシステムを配置し、各乗客用座席に設置された無線端末機に対してコンテンツデータを送出する。このようにすることにより、無線LANシステムを利用したコンテンツ配信システムを形成するとともに、煩雑な配線ケーブルなどを削減している。
このようなコンテンツ配信システムの構成として、まず、乗客に提供するためのコンテンツに対応したコンテンツデータは、システムのサーバ制御部に蓄積しておく。さらに、上記サーバ制御部に接続された無線基地局装置であるワイヤレスアクセスポイント(以下、「AP」と記載する。)を航空機内に複数設置する。また、座席ごとに無線端末機を設置し、1つのAPが複数の無線端末機をカバーするようにそれぞれのAPの位置を設定する。このとき、まず、機内スペースを複数のサービスエリアに区切り、1つのサービスエリアに対して1つのAPが対応するように、それぞれのAPを機内に割り当てる。さらに、他のサービスエリアに対し、できる限り干渉、妨害を与えずに電波を放射するようにAPの指向性アンテナを配置するとともに、自サービスエリア内の各無線端末機とは決まったチャンネルを用いて無線通信するように設定する。また、1つのAPとそのサービスエリア内の各無線端末機とが、そのチャンネルの周波数帯域を時分割して通信するように構成する。このようにすることで、1つのチャンネルで複数の無線端末機に対してそれぞれ個別のコンテンツ配信サービスを実施することができる。
また、携帯電話の無線基地局が故障した場合に、他の無線基地局へ切り替える技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2006−33676号公報 特開2000−78637号公報
しかしながら航空機内では、従来例のようにサービスエリアに配置した1つのAPとそのサービスエリア内の複数の無線端末機とが、割り当てられた1つのチャンネルの周波数帯域を時分割して通信するような無線通信システムにおいて、あるサービスエリア内のAPが故障した場合、サービスエリア内のすべての無線端末機がコンテンツ配信サービスを受けることができなくなる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、APの故障の有無を検知した場合に、故障したAPのサービスエリアに隣接したAPに対して、アンテナの指向特性の変更とサービス変更(ユニキャストサービスから、マルチキャストサービスへの変更)をすることで、従来サービスを提供できなかったサービスエリアに対してもサービスを提供することが可能な無線通信システムを提供する。
上記目的を達成するために本発明の無線通信システムは、複数の無線基地局と、
無線基地局からサービスを受信する無線端末機と、
無線基地局と有線で接続された配信サーバと、
無線基地局の故障を検出する手段と、
無線基地局の故障状況を記憶する故障状況記憶手段と、
無線基地局の電波の放射指向性を変化させる指向性変更手段と、
無線基地局の通信サービスをユニキャストからマルチキャストに変更するサービス変更手段とを有することを特徴とする。
このようにすることにより、故障した無線基地局がサービスしていたサービスエリアのサービスを行うことが可能となる。
また、さらに、指向性変更手段は故障した無線基地局に隣接する無線基地局の放射指向性を故障した無線基地局のサービスエリアまで拡大し、サービス変更手段はサービスエリアを拡大した隣接する無線基地局のサービスをユニキャストからマルチキャストに変更することを特徴としてもよい。
また、さらに、無線基地局の電波の放射指向性に対応して無線端末機の電波の放射指向性を変化させる手段を有していることを特徴としてもよい。
このようにすることにより、故障した無線基地局からの不要な電波の混信を予防することが可能となる。
また、故障した無線基地局をカバー可能な無線基地局が複数ある場合に、カバー可能な無線基地局の内、サービス中の無線端末機が少ない無線基地局を優先的に選択することを特徴としてもよい。
このようにすることにより、故障した無線基地局をカバーする無線基地局の組み合わせの選択において、サービス低下を受ける利用者の数を抑える組み合わせを選択することが可能となる。
また、故障した無線基地局をカバー可能な無線基地局が複数ある場合に、カバー可能な無線基地局の内、サービス予定の無線端末機が少ない無線基地局を優先的に選択することを特徴としてもよい。
このようにすることにより、故障した無線基地局をカバーする無線基地局の組み合わせの選択において、サービス低下を受ける利用者の数を抑える組み合わせを選択することが可能となる。
また、故障した無線基地局をカバー可能な無線基地局が複数ある場合に、カバー可能な無線基地局の内、サービス可能な無線端末機が少ない無線基地局を優先的に選択することを特徴としてもよい。
このようにすることにより、故障した無線基地局をカバーする無線基地局の組み合わせの選択において、サービス低下を受ける利用者の数を抑える組み合わせを選択することが可能となる。
また、故障した無線基地局をカバー可能な無線基地局が複数ある場合に、カバー可能な無線基地局の内、乗務員が選択した無線基地局を選択することを特徴としてもよい。
このようにすることにより、故障した無線基地局をカバーする無線基地局の組み合わせの選択において、サービスの低下を抑える組み合わせを選択することが可能となる。
また、さらに、2個の無線基地局が故障した場合に、2個の故障した無線基地局のいずれにもカバー可能な無線基地局がある場合にその無線基地局のいずれか1個の無線基地局の放送指向性を故障した2個の無線基地局のサービスエリアまで拡大し、サービスをマルチキャストに変更することを特徴としてもよい。
このようにすることにより、サービスがマルチキャストになるサービスエリアの数の増加を抑制することが可能となる。
また、さらに、サービスをマルチキャストに変更したサービスエリア内の一部の無線端末機についてユニキャストのサービスを行うことを特徴としてもよい。
このようにすることにより、サービスの低下を抑えることが可能となる。
また、故障した無線基地局をカバーする無線基地局の組み合わせが複数ある場合に、各無線基地局の組み合わせを評価する評価値を求め、評価値が最大または最小となる無線基地局の組み合わせを選択することを特徴としてもよい。
このようにすることにより、故障した無線基地局をカバーする無線基地局の組み合わせの選択において、サービスの低下を抑える組み合わせを選択することが可能となる。
また、故障した無線基地局をカバー可能な無線基地局が複数ある場合に、カバー可能な無線基地局の内、予め決められた優先順位に従って、無線基地局を選択することを特徴としてもよい。
このようにすることにより、故障した無線基地局をカバーする無線基地局の組み合わせの選択において、サービスの低下を抑える組み合わせを選択することが可能となる。
本発明の無線通信システムによれば、故障したAPをカバーする隣接APの指向性を変化させるとともに、ユニキャストサービスからマルチキャストサービスに変更することにより、故障したAPのサービスエリアへのサービスをも行うことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について、図1から図12を用いて説明する。
図1は本発明の実施の形態1の無線通信システムの航空機胴体部の説明図である。
無線通信システムは、コンテンツデータや各機器の制御を行う機能を有するサーバ制御部10と、サーバ制御部10とイーサネット(登録商標)で接続されサーバ制御部10から送信されてくるコンテンツデータや制御コマンドをサービスエリア内に提供するAP11、12、13、14を有している。
AP11、12、13、14は、アンテナに指向性を持たせ、無線エリアを限定させることで、互いの無線干渉を避け、安定したサービスを提供するものである。
また、各APがサービスを提供するサービスエリアには、乗客用シート15−1〜15−Nが複数台配置されており、乗客用シート15−1〜15−Nは無線端末機16−1〜16−Nを備える。その無線端末機は、サーバ制御部10からAP11、12、13、14を介して送信されてきたデータを、アンテナから受信し、表示する機能を有する。
図1を用いて具体的なデータの流れについて説明を行う。
AP12がサービスを提供するサービスエリア2には、列4、5、6の乗客用シート15−4〜15−6が配置されており、AP12は、その3列を通常のカバー範囲としている。
例えば、列5の乗客用シート15−5の乗客が、列4の背面にある無線端末機16−5を操作して、映画などのコンテンツサービスを利用する場合は、列4の無線端末機16−5がサーバ制御部10に対して、コンテンツデータを要求するコマンドを発行する。
コンテンツ要求コマンドを受信したサーバ制御部10は、予め有しているサービスエリア情報、シート情報から配信先を特定し、列4の無線端末機16−5に対して、AP12を介してコンテンツデータの配信を開始する。
一方、列4の無線端末機16−5は、サーバ制御部10より配信されたデータを、アンテナを介して受信し、列5の乗客用シート15−5の乗客に対して、コンテンツ配信サービスを提供する。
以上のような一連の処理を各無線端末機16−1〜16−Nに対して行うことで、機内全エリアに対してコンテンツ配信サービスを実現している。
図2は図1と同様に航空機胴体部の説明図であるが、AP12が故障した状態を示す。AP12が故障した場合、サービスエリア2内の列4、5、6に対して無線サービスができないため、列5、6、7の乗客に対するコンテンツ配信サービスを提供することができない。
次に本発明の特徴であるアンテナの指向性とサービス切り替え機能に関する説明を行う。
図3はアンテナの指向特性の一例を説明する図であるが、図3(a)は、通常時(故障なし)のAP11〜14の状態を示す。その場合の全APのアンテナの指向特性は、同じ指向特性Aの状態で、全APは、ユニキャストサービスを提供している。
図3(b)は、AP12が故障した場合のAP11〜14の状態を示す。
AP12が故障していることを検知したサーバ制御部10は、内部に有する管理情報を参照し、AP11に対して、アンテナの指向特性を指向特性A(列1〜列4に着席した乗客が使用する無線端末機16−1〜16−4に対して送信)から指向特性B(列1〜列7に着席した乗客が使用する無線端末機16−1〜16−7に対して送信)に変更するコマンドを発行する。
なお、「指向特性A」とは平常時にそのAPがサービスするサービスエリアの無線端末機の方向に電波を出す指向特性をあらわし、「指向特性B」とは自己のサービスエリアと左隣(図3で見たとき)のAPのサービスエリアの方向に電波を出す指向特性をあらわし、「指向特性C」とは自己のサービスエリアと右隣(図3で見たとき)のAPのサービスエリアの方向に電波を出す指向特性をあらわす。
次にサービスエリア2内の複数の無線端末機16−5〜16−7に対して、無線端末機側のアンテナの指向特性CA(AP12からの電波を受信)から指向特性CB(AP11からの電波を受信)に変更するコマンドを発行し、AP11がサービスを提供するサービスエリア1、2内のコンテンツ配信サービスをユニキャストサービスからマルチキャストサービスに切り替える。
なお、「指向特性CA」とは平常時に自己が属するサービスエリアに対して電波を届けるAPの方向にアンテナを向ける指向特性をあわらし、「指向特性CB」とは平常時に自己が属するサービスエリアに対して電波を届けるAPの左隣にあるAP方向にアンテナを向ける(図4参照)指向特性をあわらし、「指向特性CC」とは平常時に自己が属するサービスエリアに対して電波を届けるAPの右隣にあるAP方向にアンテナを向ける(図5参照)指向特性をあらわす。また、AP11がサービスエリア2をカバーする代わりにAP13がサービスエリア2をカバーしてもよい。
AP13がサービスエリア2をカバーする場合は下記のようになる。図3(c)は、AP12が故障し、それをAP13がカバーする場合のAP11〜14の状態を示す。
AP12が故障していることを検知したサーバ制御部10は、内部に有する管理情報を参照し、AP13に対して、アンテナの指向特性を指向特性A(列8〜列10に着席した乗客が使用する無線端末機16−8〜16−10に対して送信)から指向特性C(列5〜列10に着席した乗客が使用する無線端末機16−5〜16−10に対して送信)に変更するコマンドを発行する。
次にサービスエリア2内の複数の無線端末機16−5〜16−7に対して、無線端末機側のアンテナの指向特性CA(AP12からの電波を受信)から指向特性CC(AP13からの電波を受信)に変更するコマンドを発行し、AP13がサービスを始めるサービスエリア2、3内のコンテンツ配信サービスをユニキャストサービスからマルチキャストサービスに切り替える。
ここでコンテンツ配信サービスの切り替えを行う理由について説明をする。例えば、1つのAPの最大伝送帯域が60Mbpsとした場合、3列の乗客シートに対するユニキャストサービスを実施しようとした場合、最大30人分(10席×3列)に対するユニキャストサービスが必要となる。また、1乗客あたりのサービス帯域を2Mbpsとした場合、最低60Mbpsの帯域が必要となる。
理由1)仮にAP11やAP13が、AP12の乗客に対してもユニキャストサービスを提供しようとした場合、2Mbps(サービス帯域)×60(10席×6席)、すなわち120Mbpsの帯域が必要となり、AP11、13の最大伝送帯域の限界を超えてしまう。
理由2)それを回避するために、1乗客あたりのサービス帯域を1Mbpsに劣化させることも可能であるが、その場合は、サーバ制御部10に2Mbps、1Mbpsの双方の同一コンテンツデータを有する必要があり、画質も劣化する。
そこで本発明の実施の形態では、ユニキャストサービスの代わりに、画質の劣化をすることなしに1コンテンツが2Mbpsで30CH分のコンテンツ配信のマルチキャストサービスの提供を目指し、上記課題を解決するユニキャスト配信サービスとマルチキャスト配信サービスの切り替えを行う。
理由3)カバーするサービスエリアを変更することで、通信距離が遠くなる問題から、AP側の出力パワーを変更する必要がある。その場合、ユニキャスト配信サービスは、伝送路におけるUPLINKとDOWNLINKが頻繁に発生ることで、他のサービスエリアに対する干渉の懸念が大きくなる。そのため、各無線端末機間におけるUPLINKを減らすのを目的として、UPLINKが発生しないマルチキャストサービスに変更する。
図4と図5は、サービスエリア1、2、3内の乗客用シート15と無線端末機16を上から見た説明図である。図4は図3(b)の場合に対応し、図5は図3(c)の場合に対応する。図4の左側は、APの故障がない場合の各無線端末機におけるアンテナの指向特性の一例を示している。
各無線端末機は、各サービスエリア内のAPに対して、最適な指向特性と偏波特性をもつことで、より安定した無線通信を実現するとともに、他のサービスエリアへの妨害電波を抑えることを特徴としている。
一方、図4の右側は、AP12が故障した場合のAP11、12、13のサービスエリア(サービスエリア1、サービスエリア2、サービスエリア3)内の状態を示す。AP12が故障していることを検知したサーバ制御部10は、内部に有する管理情報を参照し、AP11に対して、アンテナの指向特性を指向特性Aから指向特性Bに変更するコマンドを発行する。
次に、サービスエリア2内の全無線端末機16に対して、各無線端末機のアンテナ指向特性を指向特性CAから指向特性CBに変更するコマンドを発行し、AP11のサービスエリア内のコンテンツ配信サービスをユニキャストサービスからマルチキャストサービスに切り替える。
図5の左側は、APの故障がない場合の各無線端末機におけるアンテナの指向特性の一例を示している。各無線端末機は、各サービスエリア内のAPに対して、最適な指向特性と偏波特性をもつことで、より安定した無線通信を実現するとともに、他のサービスエリアへの妨害電波を抑えることを特徴としている。一方、図5の右側は、AP12が故障した場合のAP11、12、13のサービスエリア内の状態を示す。
AP12が故障していることを検知したサーバ制御部10は、内部に有する管理情報を参照し、AP13に対して、アンテナの指向特性を指向特性Aから指向特性Cに変更するコマンドを発行する。
次に、サービスエリア2内の全無線端末機に対して、各無線端末機のアンテナ指向特性を指向特性CAから指向特性CCに変更するコマンドを発行し、AP13のサービスエリア内のコンテンツ配信サービスをユニキャストサービスからマルチキャストサービスに切り替える。
次にAPの故障発生時における、サーバ制御部10、AP11〜14、無線端末機16−1〜16−Nの動作の詳細について、図6〜図12を用いて説明を行う。
図6は本発明の実施の形態1におけるサーバ制御部10のAP故障時の制御に関係する部分の構成の説明図である。サーバ制御部10は、故障検出手段21、故障状況記憶手段22、指向性変更手段23およびサービス変更手段24を含んでいる。
故障検出手段21はAPの故障を検出する。故障の検出方法は、APの故障を自動的に検出するものであってもよいし、乗務員が故障に気づいたときに、乗務員がボタンを押して、故障した旨の情報を入力する装置を故障検出手段21としてもよい。
故障検出手段21が故障を検出すると、故障した旨の情報が故障状況記憶手段22に記憶される。故障状況記憶手段22の内容は指向性変更手段23とサービス変更手段24へ伝えられる。指向性変更手段23はAP11〜14に対して指向性を変更する指示を伝えることができる。
また、サービス変更手段24はAP11〜14に対してサービスを変更する指示(マルチキャストに変更する指示またはユニキャストに変更する指示)を伝えることができる。
AP11〜14は指向性変更手段23とサービス変更手段24からの指示に従って、それぞれアンテナの指向性を変更し、サービスを変更する。
図10、図11は管理テーブル1の一例の説明図である。図10、図11は故障状況記憶手段22の記憶内容を示している。図10は、AP12の故障を検出した直後で、カバーするAPを決める前の状態を示している。図11は、AP12が故障していて、AP13がそれをカバーしている状態を示している。
「AP番号」の欄はAPを特定する記号が記録され、CHの欄はそのAPが正常時にサービスする無線端末機の数が記録される。
「サービス」の欄は現在のサービスがマルチキャストとユニキャストのいずれであるかを示す情報が記録される。「AVOD」はユニキャストの状態、「Multicast」はマルチキャストの状態をあらわす。
「状態」の欄はそのAPが正常に動作しているか否かを示す情報が記録される。「Alive」は正常に動作していることを示し、「Dead」は正常に動作していないことを示している。
「Power」の欄はAPから出力される電波の強さを記録している。「Low」は平常時にそのAPがサービスするサービスエリアの無線端末機に電波が届く程度の強さを示し、「Middle」は隣のサービスエリアの無線端末機まで電波が届く程度の強さを示している。
「指向性パターン」中の「AP」の欄はAPが出力する電波の指向性を記録している。「A」は平常時にそのAPがサービスするサービスエリアの無線端末機の方向に電波を出すことを示し、「B」は自己のサービスエリアと左隣(図4で見たとき)のAPのサービスエリアの方向に電波を出すことを示し、「C」は自己のサービスエリアと右隣(図4で見たとき)のAPのサービスエリアの方向に電波を出すことを示す。
「指向性パターン」中の「Client」の欄には、平常時にそのAPがサービスするサービスエリアの無線端末機の受信アンテナの指向性を記録している。「CA」は平常時に自己が属するサービスエリアに対して電波を届けるAPの方向にアンテナを向けることを示し、「CB」は平常時に自己が属するサービスエリアに対して電波を届けるAPの左隣にあるAP方向にアンテナを向ける(図4参照)ことを示し、「CC」は平常時に自己が属するサービスエリアに対して電波を届けるAPの右隣にあるAP方向にアンテナを向ける(図5参照)ことを示す。
「クラス」の欄にはサービスエリアの座席のクラス(ファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミクラスなど)を記録する。なお、上記に示した管理テーブルは一例であり、これらに限定するものではない。
図12はカバーAP決定における管理テーブルの一例の説明図である。図12に例示される管理テーブルは、APが故障した後に、指向性変更手段23とサービス変更手段24がそれをカバーするAPを決定して、そのAPの指向性とサービス内容を決定するために用いられる。
「故障AP」の欄は、故障することが想定されるAPの識別記号を記録する。
「カバーAP」の欄は、左に記録されたAPが故障した場合にそれをカバーすることができるAPの識別記号とそのサービスエリアのクラス(ファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミクラスなど)が記録される。
「サービス」の欄には、故障APの欄に記録されたAPがカバーをする場合にそのAPが行うサービスが記録される。「Multicast」はマルチキャストを示し、「AVOD(Multicast)」はAVODのサービスをマルチキャストで行うことを示す。
「Power」の欄には、カバーAPの欄に記録されたAPが出力する電波の強さが記録されている。「Middle」は隣のAPのサービスエリアの無線端末機が受信できる程度の強さを示している。
「指向性パターン」の中の「AP」の欄にはカバーAPの欄に記録されたAPの指向性を記録する。「B」は平常時にサービスするサービスエリアと右隣のAPのサービスエリアにある無線端末機に電波が届く指向性(図3(b))をあらわし、「C」は平常時にサービスするサービスエリアと左隣のAPのサービスエリアにある無線端末機に電波が届く指向性(図3(c))をあらわす。
「指向性パターン」の中の「Client」の欄には故障APの欄に記載されたAPが平常時にサービスするサービスエリアにある無線端末機の指向性を記録する。「CB」は平常時に自己が属するサービスエリアに対して電波を届けるAPの左隣にあるAP方向にアンテナを向ける(図4参照)ことを示し、「CC」は平常時に自己が属するサービスエリアに対して電波を届けるAPの右隣にあるAP方向にアンテナを向ける(図5参照)ことを示す。
図7は、本発明の実施の形態1におけるサーバ制御部10における故障検出手段の動作を説明するフローチャートである。
故障検出手段21は、各APの状態を確認するために、Aliveチェックコマンドを発行する(ステップS51)。
その後、一定期間内に応答があるか否か判定をする(ステップS52)。
(1)APからの応答ありの場合は、下記のように動作する。
図10に示したような管理テーブル情報を「Alive」に更新する(ステップS53)。
APに故障がない場合は、上記に示したようなAliveチェック、管理テーブル更新を一定間隔ごとに繰り返し処理を実行している。
(2)APからの応答なしの場合は、下記のように動作する。
応答がなかったAPについては故障したものと判定し、図10のように「Dead」と書き込む。図10の場合は、AP12が故障した場合で、AP12の行の状態の欄に「Dead」と書き込む。その後、図12に示した管理テーブル情報を参照して、カバーAPを決定する(ステップS54)。
図12を参照して、この決定手順を詳細に説明する。例えば、AP12が故障した場合、カバーAPとしては、AP11、AP13が候補となる。各APのサービスエリアのクラスを確認した場合、AP11はビジネスクラス、AP13は、エコノミクラスとなる。一般的にエアラインごとに仕様が異なる可能性があるが、通常、ビジネスクラス、ファーストクラスの乗客には、最高のサービスを提供するエアラインが多く、ユニキャスト配信サービスから、マルチキャスト配信サービスへの機能低下を好ましく思われない場合も多分にある。
そこで別途設定できる仕組みを有し、ファーストクラスやビジネスクラスに対してサービスを提供しているAPについては、カバーAPからの優先順位を下げる、または、カバーAPリストから除外するなどを設定することで、エアラインごとの仕様に対応できるようにしてもよい。今回、ファーストクラスやビジネスクラスに対してサービスを提供しているAPの優先順位を下げた設定の場合の処理として、AP13でAP12のサービスエリアのカバーを行うことを決定する。
次に管理テーブル情報に従って、サービスの変更をサービスエリア3の乗客に対して通知を行う。その後、指向性変更手段23はAP13に対して、APの出力パワーの変更コマンド、およびAPのアンテナ指向性を変更する指向性パターンコマンドを発行する。また、サービス変更手段24はAP13に対して、APのサービスの変更コマンドを発行する(ステップS55)。
次に、管理テーブル情報に従って、Clientのアンテナ指向性を変更する指向性パターンコマンドを、AP13を介して従来のAP12のサービスエリア2内の各無線端末機に発行する(ステップS56)。その後、コンテンツデータサービスを開始し(ステップS57)、図11に示すように管理テーブルを更新する(ステップS53)。
次にAPが故障した場合における隣接APの動作の詳細について、図8を用いて説明を行う。図8は、APの動作を説明するフローチャートである。
指向性変更手段23とサービス変更手段24からの制御コマンドやコンテンツデータを受信する(ステップS61)。次にAliveコマンドかどうかの判定を行う(ステップS62)。受信したデータがAliveコマンドの場合(「YES」の場合)は、サーバ制御部10への応答としてACKをサーバ制御部10へ送信する(ステップS63)。
一方、受信したデータがAliveコマンド以外の場合(「NO」の場合)は、アンテナ切替コマンドか否かの判定を行う(ステップS64)。指向性変更手段23からのコマンドが切替コマンドの場合(「YES」の場合)は、切替コマンドに含まれている情報に従ってAPのアンテナ指向特性を切り替える処理を行う(ステップS65)。その後、サーバ制御部10からの切替コマンドに含まれている情報に従って、Client側に対して、Client側のアンテナ指向特性を切り替えるコマンドを発行する(ステップS66)。
ステップS62、ステップS64において、受信したデータがAliveコマンドでなく、さらに切替コマンドでもない場合(「NO」の場合)、APに接続している複数の無線端末機に対して、コンテンツデータや制御データの処理を行う(ステップS67)。
最後に、Client側(無線端末機側)の詳細な動作について図9を用いて説明をする。図9は無線端末機の動作を説明するフローチャートである。
APからのデータを受信(ステップS71)した後に、そのデータが切替コマンドか否かを判定する(ステップS72)。
コンテンツデータや制御データの場合(「NO」の場合)は、データをモニタへ表示するための処理が行われる(ステップS73)。
そして、受信したデータが切替コマンドの場合(「YES」の場合)は、アンテナ切替情報に従って、Client側のアンテナの指向特性の切替処理を行う(ステップS74)。
以上に示したように、無線通信サービスエリア内において、APが故障した場合、故障したAPのサービスエリアに隣接するAPで、故障したAPのサービスエリアをカバーする。
このときに、サービスをカバーする隣接APのアンテナの指向特性、およびClient側のアンテナの指向特性を変更し、提供するサービスをユニキャストサービスからマルチキャストサービスに変更することで、従来、サービスが行えなかった故障エリアに対して、無線通信サービスを提供することが可能となる。また、指向性を切り替えることにより、他端末への干渉や通信効率の低下を防ぐことができる。
(実施の形態2)
実施の形態1では故障したAPが1個の場合について述べたが、実施の形態2では、2個のAPが故障した場合について述べる。以下、本発明の実施の形態2について、図13(a)、(b)を用いて説明する。
図13の(a)はいずれのAPも故障していない正常な状態をあらわしている。ここで、AP11とAP13が故障した場合に、AP11がサービスしていたサービスエリア1をAP12がカバーし、AP13がサービスしていたサービスエリア3をAP14がカバーするとサービスが提供できないサービスエリアがなくなる。
この場合は、4つのサービスエリアでマルチキャストのサービスとなる。しかしながら、図13の(b)のようにAP12がサービスエリア1とサービスエリア3の両方をカバーするとマルチキャストのサービスとなるサービスエリアは3つとなり、よりサービスの低下を抑えることが可能となる。
以上のように、複数のAPが故障した場合は、故障したAPのサービスエリアをカバーする1個または複数のAPの組み合わせの内、乗客への影響が少ない組み合わせを選択して、選択した組み合わせで故障したAPのサービスエリアをカバーすることにより、全体のサービスの低下を抑制することが可能となる。
なお、1個または複数のAPの選び方としては、下記の方法が考えられる。
1) 1個または複数のAPの数が最も少なくなる組み合わせを選択する方法
2) 予め、APに優先順位を付して、優先順位が高いAPを優先的に選択する方法
3) APに重み付け(サービスをマルチキャストからユニキャストに変更することによる顧客満足度の低下をあらわした数値)をして、選択する1個または複数のAPの重み付けの総和が最も少なくなる組み合わせを選択する方法
4) APに第1の重み付け(サービスをマルチキャストからユニキャストに変更することによる顧客満足度の低下をあらわした数値)と第2の重み付け(サービスが停止することによる顧客満足度の低下をあらわした数値)をする。
その後、選択する1個または複数のAPの重み付けの第1の重み付けの総和とサービスされないままになるサービスエリアの第2の重み付けの総和の合計が最も少なくなる組み合わせを選択する方法
5) 上記3,4において、各APがサービスする人数に比例するように重み付けを設定する方法
なお、上記では顧客満足度が低下するほど値が大きくなる数値を合計したが、これに限られない、例えば、顧客満足度が低下するほど値が少なくなる数値を合計して、この値が最大になるようにAPを選択するようにしてもよい。
なお、上記のAPの選び方の5番目の方法において、「サービスする人数」とは、下記の意味も含まれる。
(A)AP選択時にサービス中の無線端末機の数をもってサービスする人数とする場合
(B)乗客が乗り込む予定の座席の数をもってサービスする人数とする場合
(C)利用者が利用しようと思えば動作する無線端末機の数(すなわちサービス可能な無線端末機の数)をもってサービスする人数とする場合
(A)の場合は、実際の使用実態に合わせてAPを選ぶことができる。
また、(B)の場合は、無線端末機の利用が始まる前の状態で使用状況を予想してAPを選ぶことができる。
また、(C)の場合は、乗客が着席して間もないときで利用者が増加することが予想されるときや、途中の空港や駅で新たに乗客が乗り込む予定の場合に、最悪のケース(全員がサービスを利用するケース)を想定してAPを選ぶことができる。
また、上記の実施の形態2では、予め記憶されている情報や使用実態などに基づいて、自動的に故障したAPをカバーするAPを選択する実施の形態について説明をしたが、これに限られない。例えば、乗務員にAPが故障した旨の通知をして、選択可能な故障したAPをカバーするAPの候補を示して、乗務員がその候補の中から選ぶようにしてもよい。
また、さらに、選択可能なAPの候補を示すだけでなく、その各候補に対する上記の重み付けの情報・サービスする人数などAPをマルチキャストに切り替えることによる影響に関する情報を示して、乗務員がその候補の中から選ぶようにしてもよい。
(実施の形態3)
実施の形態1、実施の形態2では故障したAPとそれをカバーするAPのサービスエリアはすべてマルチキャストとなる場合について述べたが、実施の形態3では、一部の無線端末機に対してユニキャストのサービスを行う場合について述べる。以下、本発明の実施の形態3について、図13(c)を用いて説明する。
AP12がAP11とAP13のサービスエリアをカバーする点については、実施の形態2と同様であるが、AP12がマルチキャストのサービスをするサービスエリア1〜サービスエリア3の中で一部の無線端末機に対してユニキャストのサービスを行う。ユニキャストのサービスをする対象は、マルチキャストのサービスをするサービスエリアの中で特に別個のサービスをする必要性が高いユーザーに対して行う。
例えば、サービスエリア内の大多数は日本語が分かり、一部の人のみ日本語が分からず英語であれば理解できる場合に、マルチキャストで日本語の番組をサービスし、日本語が分からない一部の人に対してはユニキャストで英語の番組をサービスする。
また、例えばAチーム対Bチームの試合を中継する場合に、Aチームファン向けの解説付きの番組をマルチキャストでサービスし、一部の人にのみユニキャストでBチームファン向けの解説付きの番組をサービスする。
AP14のサービスエリアに空席があるかまたはサービスを利用していない人がいてAP14サービス帯域の空きがあれば、その空きを利用して図13(c)のようにAP14からサービスエリア3のある無線端末機に対してユニキャストのサービスを行うことができる。この場合、ユニキャストのサービスを受ける無線端末機のみAP14からの電波を受けやすいように指向性を変更することができるようにしてもよい。このようにすれば、サービスエリア3内でユニキャストのサービスを受ける無線端末機にAP12からの電波が混入することを予防することができる。
なお、上記の実施の形態3では、ユニキャストのサービスを行っているAPの空き帯域を利用してユニキャストのサービスをしたが、これに限る必要はない。例えば、マルチキャストのサービスですべての帯域を使用せずにユニキャスト用の帯域を空けておき、ユニキャストのサービスが必要なときにその帯域を使用するようにしてもよい。
本発明の無線通信システムは、航空機、車両、船などの輸送機関内に設置する情報、映像や音声などのコンテンツ配信サービスを行うシステムなどに利用可能である。
本発明の実施の形態1の無線通信システムの航空機胴体部の説明図 同無線通信システムにおいて無線通信サービスを行っているAPが故障した際の航空機胴体部の説明図 (a)本発明の実施の形態1における無線通信サービスを行っているシステムにおけるAPのアンテナ指向特性例の説明図(b)本発明の実施の形態1における故障したAPのサービスエリアを隣接APがカバーする際の隣接APのアンテナ指向特性例(AP11がカバー時)の説明図(c)本発明の実施の形態1における故障したAPのサービスエリアを隣接APがカバーする際の隣接APのアンテナ指向特性例(AP13がカバー時)の説明図 APの故障なし、故障ありの場合のサービスエリア内の全無線端末機のアンテナ指向特性例(AP11がカバー時)の説明図 APの故障なし、故障ありの場合のサービスエリア内の全無線端末機のアンテナ指向特性例(AP13がカバー時)の説明図 本発明の実施の形態1におけるサーバ制御部のAP故障時の制御に関係する部分の構成の説明図 同サーバ制御部における故障検出手段の動作を説明するフローチャート APの動作を説明するフローチャート 無線端末機の動作を説明するフローチャート 管理テーブルの一例の説明図 管理テーブルの一例の説明図 カバーAP決定における管理テーブルの一例の説明図 (a)本発明の実施の形態2における無線通信サービスを行っているシステムにおけるAPのアンテナ指向特性例の説明図(b)実施の形態2における故障したAPのサービスエリアを隣接APがカバーする際の隣接APのアンテナ指向特性例の説明図(c)本発明の実施の形態3における無線通信サービスを行っているシステムにおけるAPのアンテナ指向特性例の説明図
符号の説明
10 サーバ制御部
11,12,13,14 AP
15−1〜15−N 乗客用シート
16−1〜16−N 無線端末機
21 故障検出手段
22 故障状況記憶手段
23 指向性変更手段
24 サービス変更手段

Claims (11)

  1. 複数の無線基地局と、
    前記無線基地局からサービスを受信する無線端末機と、
    前記無線基地局と有線で接続された配信サーバと、
    前記無線基地局の故障を検出する手段と、
    前記無線基地局の故障状況を記憶する故障状況記憶手段と、
    前記無線基地局の電波の放射指向性を変化させる指向性変更手段と、
    前記無線基地局の通信サービスをユニキャストからマルチキャストに変更するサービス変更手段とを有することを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記指向性変更手段は故障した無線基地局に隣接する無線基地局の放射指向性を前記故障した無線基地局のサービスエリアまで拡大し、
    前記サービス変更手段はサービスエリアを拡大した前記隣接する無線基地局のサービスをユニキャストからマルチキャストに変更することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記無線基地局の電波の放射指向性に対応して前記無線端末機の電波の放射指向性を変化させる手段を有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 故障した無線基地局をカバー可能な無線基地局が複数ある場合に、前記カバー可能な無線基地局の内、予め決められた優先順位に従って、前記無線基地局を選択することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  5. 故障した無線基地局をカバー可能な無線基地局が複数ある場合に、前記カバー可能な無線基地局の内、サービス中の無線端末機が少ない無線基地局を優先的に選択することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  6. 故障した無線基地局をカバー可能な無線基地局が複数ある場合に、前記カバー可能な無線基地局の内、サービス予定の無線端末機が少ない無線基地局を優先的に選択することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  7. 故障した無線基地局をカバー可能な無線基地局が複数ある場合に、前記カバー可能な無線基地局の内、サービス可能な無線端末機が少ない無線基地局を優先的に選択することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  8. 故障した無線基地局をカバー可能な無線基地局が複数ある場合に、前記カバー可能な無線基地局の内、乗務員が選択した無線基地局を選択することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  9. 2個の無線基地局が故障した場合に、前記2個の故障した無線基地局のいずれにもカバー可能な無線基地局がある場合にその無線基地局のいずれか1個の無線基地局の放送指向性を故障した2個の無線基地局のサービスエリアまで拡大し、サービスをマルチキャストに変更することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  10. サービスをマルチキャストに変更したサービスエリア内の一部の無線端末機についてユニキャストのサービスを行うことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  11. 故障した無線基地局をカバーする無線基地局の組み合わせが複数ある場合に、前記各無線基地局の組み合わせを評価する評価値を求め、前記評価値が最大または最小となる無線基地局の組み合わせを選択することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の無線通信システム。
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