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JP2008305728A - 導光体および面発光装置 - Google Patents

導光体および面発光装置 Download PDF

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JP2008305728A
JP2008305728A JP2007153372A JP2007153372A JP2008305728A JP 2008305728 A JP2008305728 A JP 2008305728A JP 2007153372 A JP2007153372 A JP 2007153372A JP 2007153372 A JP2007153372 A JP 2007153372A JP 2008305728 A JP2008305728 A JP 2008305728A
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Motoyasu Yoshii
基也寿 芳井
Yasuhisa Shiroyama
泰久 白山
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Sharp Corp
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Abstract


【課題】 導光体の光を出射させる一方の主面の全域にわたって均一な光を出射可能な導光体、および面発光装置を提供する。
【解決手段】 面発光装置1は、光を出射する光源3と、光源3から出射される光が第1側部5から入射され、第1側部5から入射される光を拡散させて、出射面8から出射する導光体2とを含み、導光体2は、光源3が対向して設けられる入射領域10には、光源3から出射される光の発散角度を変化させて、変化させた光を導光体2の内部に導く第1のプリズム部11と第2のプリズム部12と有し、第2のプリズム部12は、第1のプリズム部11より、発散角度が大きく、第1のプリズム部11を介して導光体2の内部に導かれた光と、第2のプリズム部12を介して導光体2の内部に導かれた光とを重ね合わせる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、対象物を照明するための面発光装置であって、たとえば液晶表示装置が備える液晶パネルを照明するための面発光装置および面発光装置が備える導光体に関する。
従来の技術の面発光装置は、液晶バックライトに用いられ、点状光源であるLED素子からの光を面状に発光させる。このような面発光装置は、平板状の導光板の一側面である入射端面に光源からの光を入射させ、その導光板の厚み方向の一方の主面である光出射面全体から光が出射するように構成される。面発光装置においては、光出射面から均一に光を出射することが重要であり、この均一性を実現するために種々の構造が提案されている。
均一性を実現するために従来の技術の面発光装置は、導光板に特徴を有する。導光板の入射端面は、複数の切り欠きプリズムからなり、外側で隣接する2つの切り欠きプリズムの間隔と、内側で隣接する2つの切り欠きプリズムの間隔とが異なるように構成される(特許文献1参照)。
特開2005−71971号公報
前述の従来の技術の導光板では、光入射面付近における光の均一性が悪いという問題がある。また面発光装置が広く用いられるようになったので、よりいっそう均一な面発光が可能な導光体および面発光装置が求められている。
したがって本発明の目的は、導光体の光を出射させる一方の主面の全域にわたって均一な光を出射可能な導光体および面発光装置を提供することである。
本発明は、一側部から入射される光を拡散させて、少なくとも一方の主面から出射する導光体であって、
一側部には、光源が対向して設けられる入射領域を有し、
入射領域には、
光源から出射される光の発散角度を変化させて、変化させた光を導光体の内部に導く第1のプリズム部と、
光源から出射される光の発散角度を変化させて、変化させた光を導光体の内部に導く第2のプリズム部であって、前記第1のプリズム部より、前記発散角度が大きい第2のプリズム部とを有し、
前記第1のプリズム部を介して導光体の内部に導かれた光と、前記第2のプリズム部を介して導光体の内部に導かれた光とを重ね合わせることを特徴とする導光体である。
また本発明は、前記第1のプリズム部および第2のプリズム部は、一側部から他側部に向かって凹となり、厚み方向外方から見て、略三角形状に形成され、
前記第1のプリズム部の頂部の角度は、150度以上180度以下であり、
前記第2のプリズム部の頂部の角度は、90度以上150度以下であることを特徴とする。
さらに本発明は、一側部の前記入射領域を除く残余の領域には、第1のプリズム部および第2のプリズム部よりも光源側に凸となる嵌合部を有することを特徴とする。
さらに本発明は、光を出射する光源と、光源から出射される光が一側部から入射され、一側部から入射される光を拡散させて、少なくとも一方の主面から出射する導光体とを含む面発光装置であって、
前記光源は、導光体の一側部に向かって光を出射し、
前記導光体は、
一側部に光源が対向して設けられる入射領域を有し、
入射領域には、
光源から出射される光の発散角度を変化させて、変化させた光を導光体の内部に導く第1のプリズム部と、
光源から出射される光の発散角度を変化させて、変化させた光を導光体の内部に導く第2のプリズム部であって、前記第1のプリズム部より、前記発散角度が大きい第2のプリズム部とを有し、
前記第1のプリズム部を介して導光体の内部に導かれた光と、前記第2のプリズム部を介して導光体の内部に導かれた光とを重ね合わせることを特徴とする面発光装置である。
さらに本発明は、前記光源は、光が出射する出射方向とは反対の反対方向に凹となる凹部を有し、
前記導光体は、一側部の前記入射領域を除く残余の領域には、第1のプリズム部および第2のプリズム部よりも前記反対方向に凸となり、前記凹部に嵌合可能な嵌合部を有し、
前記凹部と嵌合部とが嵌合した状態では、光源と導光体の一側部とが予め定める距離の隙間を有することを特徴とする。
さらに本発明は、導光体の一方の主面に対向して設けられるプリズムシートをさらに含み、
前記プリズムシートは、導光体の一方の主面に対向する対向面には、導光体の一方の主面から出射される光を、導光体の厚み方向に略平行になるように導く第3のプリズム部を有することを特徴とする。
本発明によれば、導光体の一側部には、光源が対向して設けられる入射領域を有し、入射領域には第1のプリズム部と第2のプリズム部とが設けられる。第1のプリズム部および第2のプリズム部は、光源から出射される光の発散角度を変化させて、変化させた光を導光体の内部に導く。また第2のプリズム部は、第1のプリズム部より、発散角度が大きくなるように設定される。このような第1のプリズム部と第2のプリズム部とは、第1のプリズム部を介して導光体の内部に導かれた光と、第2のプリズム部を介して導光体の内部に導かれた光とを重ね合わせるように位置関係が設定される。これによって光源から一側部に向かって出射された光は、第1のプリズム部および第2のプリズムを介して導光体の内部に導かれ、第1のプリズム部と第2のプリズム部とを介して導光体の内部に導かれた光を重ね合わせることができる。このような第1のプリズム部と第2のプリズム部とによって、導光体の内部に導かれる光の進行方向を調整することができる。これによって導光体の一側部の近傍、すなわち入射領域の付近であって、光源から出射される光が進行しにくい領域にも、第2のプリズム部によって発散角度を大きくすることによって導くことができる。また第2のプリズム部だけの構成では、光を発散させすぎて、導光体の一側部の輝度が大きくなりすぎて、導光体の他側部に向かって輝度が減少するおそれがあるが、本発明では第1のプリズム部を有するので、導光体の他側部に向かって輝度の分布を均一化することができる。これによって、入射領域に第1のプリズム部と第2のプリズム部と有するような簡単な構成の導光体を用いることによって、導光体の一方の主面の全域にわたって均一な光を出射させることができる。
また本発明によれば、第1のプリズム部および第2のプリズム部は、一側部から他側部に向かって凹となり、厚み方向外方から見て、略三角形状に形成される。さらに第1のプリズム部の頂部の角度は、150度以上180度以下であり、第2のプリズム部の頂部の角度は、90度以上150度以下である。このように第1のプリズム部と第2のプリズム部の頂部の角度とを設定することによって、前述したように、導光体の一方の主面の全域にわたって均一な光を出射させることができる導光体を実現することができる。
さらに本発明によれば、一側部の前記入射領域を除く残余の領域には、第1のプリズム部および第2のプリズム部よりも光源側に凸となる嵌合部を有する。これによって導光板の一側部に向かって光源を配置する場合、嵌合部に嵌合可能な凹部を光源が備えることによって、光源と導光体とを位置決めすることができる。また嵌合部は、第1のプリズム部および第2のプリズム部よりも光源側に凸となるので、第1のプリズム部および第2のプリズム部に接触させることなく、光源を配置することができる。これによって光源を位置決めした場合に、第1のプリズム部および第2のプリズム部に接触して、第1のプリズム部および第2のプリズム部が損傷を防止することができる。したがって第1のプリズム部および第2のプリズム部の損傷による入射光の調整不足、および光源の損傷による入射光量の減少を防止することができ、より効果的に均一な光を導光体の一方の主面から出射させることができる。
さらに本発明によれば、面発光装置は、光源と導光体とを含む。光源は、導光体の一側部に向かって光を出射する。導光体の一側部には、光源が対向して設けられる入射領域を有し、入射領域には第1のプリズム部と第2のプリズム部とが設けられる。第1のプリズム部および第2のプリズム部は、光源から出射される光の発散角度を変化させて、変化させた光を導光体の内部に導く。また第2のプリズム部は、第1のプリズム部より、発散角度が大きくなるように設定される。このような第1のプリズム部と第2のプリズム部とは、第1のプリズム部を介して導光体の内部に導かれた光と、第2のプリズム部を介して導光体の内部に導かれた光とを重ね合わせるように位置関係が設定される。これによって光源から一側部に向かって出射された光は、第1のプリズム部および第2のプリズムを介して導光体の内部に導かれ、第1のプリズム部と第2のプリズム部とを介して導光体の内部に導かれた光を重ね合わせることができる。このような第1のプリズム部と第2のプリズム部とによって、導光体の内部に導かれる光の進行方向を調整することができる。これによって導光体の一側部の近傍、すなわち入射領域の付近であって、光源から出射される光が進行しにくい領域にも、第2のプリズム部によって発散角度を大きくすることによって導くことができる。また第2のプリズム部だけの構成では、光を発散させすぎて、導光体の一側部の輝度が大きくなりすぎて、導光体の他側部に向かって輝度が減少するおそれがあるが、本発明では第1のプリズム部を有するので、導光体の他側部に向かって輝度の分布を均一化することができる。これによって、入射領域に第1のプリズム部と第2のプリズム部と有するような簡単な構成の導光体を用いることによって、導光体の一方の主面の全域にわたって均一な光を出射させることができる面発光装置を実現することができる。
さらに本発明によれば、光源は、光が出射する出射方向とは反対の反対方向に凹となる凹部を有する。また導光体は、一側部の入射領域を除く残余の領域には、第1のプリズム部および第2のプリズム部よりも光源側に凸となり、光源の凹部に嵌合可能な嵌合部を有する。これによって導光板の一側部に向かって光源を配置する場合、嵌合部と凹部とを嵌合させることによって、光源と導光体とを位置決めすることができる。また凹部と嵌合部とが嵌合した状態では、光源と導光体の一側部とが予め定める距離の隙間を有する。また嵌合部は、第1のプリズム部および第2のプリズム部よりも光源側に凸となるので、第1のプリズム部および第2のプリズム部に接触させることなく、光源を配置することができる。これによって光源を位置決めした場合に、第1のプリズム部および第2のプリズム部に接触して、第1のプリズム部および第2のプリズム部が損傷を防止することができる。したがって第1のプリズム部および第2のプリズム部の損傷による入射光の調整不足、および光源の損傷による入射光量の減少を防止することができ、より効果的に均一な光を導光体の一方の主面から出射させることができる。
さらに本発明によれば、面発光装置は、導光体の一方の主面に対向して設けられるプリズムシートをさらに含む。プリズムシートは、導光体の一方の主面に対向する対向面には、導光体の一方の主面から出射される光を、導光体の厚み方向に略平行になるように導く第3のプリズム部を有する。このような第3のプリズム部によって、導光体の厚み方向に略平行な方向に、光を出射させることができる。これによってより均一な光をプリズムシートから出射させることができる。
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための形態について説明する。図1は、本発明の実施の一形態の面発光装置1を簡略化して示す斜視図である。図2は、面発光装置1の一部を拡大して示す平面図である。図3は、面発光装置1の一部を拡大して示す正面図である。面発光装置1は、対象物を照明光によって照明するための装置であって、たとえば透過型の液晶表示装置(図示せず)に備えられ、液晶表示パネル(図示せず)を照明するバックライト装置として用いられる。液晶表示装置において面発光装置1は、液晶表示パネルに対向して設けられ、液晶表示装置の操作者が表示画面を見る側とは反対側から、対象物である液晶表示パネルを照明する。面発光装置1は、液晶表示パネルの照明に限定されず、他の対象物の照明またはイルミネーションなどに使用されてもよい。面発光装置1は、導光体2と、光源3と、プリズムシート4とを備える。本実施の形態の面発光装置1は、導光体2の一側部5に対向して光源3が設けられるエッジライト式の面発光装置1である。
まず光源3に関して説明する。光源3は、発光素子6および発光素子6を支持する支持部7とを備える。本実施形態では、光源3は複数、より詳細には4つが設けられる。光源3が備える発光素子6は、図示しない電源によって与えられる電力に基づいて、導光体2の一側部5に向けて放射状に光を出射する。発光素子6は、たとえば発光ダイオード(略称LED)によって実現される。支持部7は、発光素子6が光を出射する領域を除く残余の部分の外方を覆って設けられる。支持部7は、発光素子6を導光体2の一側部5の予め定める位置に位置決めして固定させるために用いられる。発光素子6の出射面8は、導光体2の一側部5に対向するように配置される。
発光素子6は、半導体素子(図示せず)と、これを被覆する透光性樹脂(図示せず)とを有しており、透光性樹脂は半導体素子から発生する光を吸収して、その吸収した光とは異なる波長の光を発生する蛍光体を含有させることができる。半導体素子から発生する光が紫外線の場合は、この紫外線によって励起されて紫外線または可視光を発生する蛍光体を用いることができる。また可視光の発光が可能な半導体素子を用いてもよく、半導体素子からの可視光を吸収してそれよりも長波長の可視光が発光可能な蛍光物質とを組み合わせてもよい。半導体素子を蛍光体と組み合わせて用いると、様々な色調の混合色を発光させることが可能となる。また、半導体素子としては、たとえば窒化物系化合物半導体であって、次に示す一般式(I)のものが好適に用いられる。
InGaAlN …(I)
ここで(I)式中、i、jおよびkはそれぞれIn、GaおよびAlの原子比を表し、それぞれ0以上の値であり、i+j+k=1を満足する値である。
また、窒化物系化合物半導体としては、InGaNおよび各種不純物がドープされたGaNをはじめ、種々のものがある。この半導体素子は、MOCVD法などによって基板上にInGaNおよびGaNなどの半導体を発光層として成長させることによって形成される。半導体素子の構造としては、MIS接合、PIN接合ならびにpn接合などを有すホモ構造、ヘテロ構造およびダブルヘテロ構造のものが挙げられる。この窒化物半導体層は、材料および混晶度によって発光波長を種々選択することができる。また半導体活性層を量子効果が生ずる薄膜で形成した単一量子井戸構造および多量子井戸構造とすることもできる。
また蛍光物質は、発光素子6からの光の波長を変換させるものであり、発光素子6を被覆する透光性樹脂に蛍光物質を含有させることで、外部へ出射される光を変換可能である。発光素子6からの光がエネルギーの高い短波長の可視光の場合、ペリレン形誘導体、ZnCdS:Cu、ならびにYAG:Ceなどの有機蛍光体、およびEuならびにCrの少なくともいずれか一方で付活された窒素含有CaO−Al2O3−SiO2などの無機蛍光体など種々好適に用いられる。特にYAG:Ce蛍光体を利用した場合は、その含有量によって青色発光を有する発光素子6からの光と、その光を一部吸収して補色となる黄色系が発光可能となり、白色系が比較的簡単に信頼性良く形成できるため好ましい。同様に、無機蛍光体を用いた場合は、その含有量によって青色光と、その光を一部吸収して補色となる赤色系が発光可能であるため、白色系が比較的簡単に信頼性よく形成でき好ましい。
次に導光体2に関して説明する。導光体2は、透光性を有し、本実施形態では平板状であって、その厚み方向に垂直な仮想平面における断面形状が略矩形状、より詳細には略長方形状である。導光体2は、その厚み方向両側の表面が主面8である。導光体2は、一側部である第1側部5から入射される光を拡散させて、2つの主面のうち、少なくとも一方の主面8、本実施形態では一方の主面8から出射する。以下、この光が出射される一方の主面8を出射面8といい、出射面8と反対側の他方の主面9を背面9という。
導光体2の厚み方向に平行な方向をZ方向と定義し、Z方向に垂直であって導光体2の短手方向に平行な方向をX方向と定義し、Z方向およびX方向に垂直であって導光体2の長手方向に平行な方向をY方向と定義する。各図において、これらX、Y、Z方向を矢符X、Y、Zで表す。
導光体2は、図2に示すように、第1側部5に、光源3である発光素子6が対向して設けられる入射領域10を有し、少なくとも入射領域10に、第1のプリズム部11および第2のプリズム部12(以下、不特定のプリズム部を示す場合、単に「プリズム部11,12」と示すことがある)を有する。本実施の形態では、第1側部5の全域にわたって、プリズム部11,12が設けられる。このように全域にわたってプリズム部11,12を設けるので、部分的にプリズム部11,12を設ける場合に比べて導光体2の成形が容易となる。
本実施形態では、面発光装置1は4つの発光素子6を備えるので、4つの入射領域10が形成される。第1側部5の入射領域10は、導光体2のうち、光源3である発光素子6の出射面6aがY方向他方Y2に投影される領域(以下「発光素子6の投影領域」という)に含まれ、この発光素子6の投影領域の中で第1側部5に含まれる領域である。第1側部5の入射領域10を除く残余の領域13は、導光体2のうち、発光素子6の投影領域外の領域に含まれ、この発光素子6の投影領域外の領域の中で第1側部5に含まれる領域である。
図2に示すように、第1側部5の少なくとも入射領域10には、プリズム部11,12が設けられる。プリズム部11,12は、発光素子6から出射される光の発散角度を変化させて、変化させた光を導光体2の内部に導く。第2のプリズム部12は、第1のプリズム部11より、発散角度が大きくなるように設定される。このような第1のプリズム部11を介して導光体2の内部に導かれた光と、第2のプリズム部12を介して導光体2の内部に導かれた光とを重ね合わせることができるように、各プリズム部11,12は隣接して配置される。
プリズム部11,12は、第1側部5から、導光体2のY方向一方Y1の他側部である第2側部14に向かって凹となり、Z方向外方から見て、略三角形状に形成される。プリズム部11,12は、Z方向に一様な形状であり、Z方向に垂直な仮想一平面であるXY平面に配置された三角形、より詳細には二等辺三角形状であり、その底辺がY方向に垂直な仮想一平面であるXZ平面15に略平行な形状である。第1のプリズム部11と第2のプリズム部12とは、互いに隣接して、X方向に並んで交互に設けられる。したがって1つの第1のプリズム部11は、2つの第2のプリズム部12に挟まれて設けられ、同様に、1つの第2のプリズム部12は、2つの第1のプリズム部11に挟まれて設けられる。
第1のプリズム部11の頂部の角度(以下、「プリズム角度」ということがある)α1は、150度以上180度以下、好ましくは152度以上170度以下、さらに好ましくは152度以上166度以下に設定される。また第2のプリズム部12は、プリズム角度α2が90度以上150度以下、好ましくは140度以上152度以下、さらに好ましくは140度以上148度以下に設定される。このように各プリズム部11,12のプリズム角度α1,α2を設定することによって、第1のプリズム部11の発散角度は、第2のプリズム部12の発散角度より大きくすることができる。
各プリズム部11,12の底辺の長さw1は、互いに等しくなるように設定される。これによって、前述したように第1のプリズム部11のプリズム角度α1は、第2のプリズム部12のプリズム角度α2より大きいので、第1のプリズム部11は、底辺から頂部までのY方向に関する距離(以下、「プリズム深さ」ということがある)h1は、第2のプリズム部12のプリズム深さh2より、小さくなるように設定される。このように底辺の長さw1が等しく設定されるので、各プリズム部11,12に入射する光の光量を互いに等しくすることができる。第1のプリズム部11は、プリズム深さh1がたとえば0mmより大きく0.1mm以下に設定される。また第2のプリズム部12は、プリズム深さh2が、たとえば0mmより大きく0.1mm以下に設定される。また隣接する第1のプリズム部11間のX方向に関する距離(以下、「プリズムピッチ」ということがある)w2は、たとえば0mmより大きく0.5mm以下に設定される。
また導光体2の出射面8は、図3に示すように、導光体2内部から出射面8に入射した光が、Y方向に関して均一に出射可能に構成される。導光体2の出射面8は、X方向に略平行に延び、平均傾斜角度α3が0.5度以上6度以下の斜面からなる多数のレンズ列16から構成される。また導光体2の背面9は、図1に示すように、導光体2内部から背面9に入射した光が、導光体2内部をY方向にそって導くように構成される。導光体2の背面9は、Y方向に略平行に延び、平均傾斜角度α4が120度以上160度以下の斜面からなる多数のプリズム列17から構成される。
導光体2は、少なくとも光透過性を有し、好ましくは成形性に優れた材料、たとえばアクリル樹脂ポリカーボネート樹脂、シクロオレフィンポリマー、ポリスチレン樹脂、およびファンクショナルノルボルネン系樹脂などの透光性樹脂などの透光性材料によって形成される。これらの導光体2用の材料はそれぞれ屈折率が異なるが、導光体2の第1側部5に形成されるプリズム部11,12の、たとえばプリズム角度および数などを選定 することによって、光の進む方向を制御することができるので、屈折率により制約を受けることはない。導光体2の屈折率は、一例をあげると、導光体2がアクリル樹脂またはポリカーボネート樹脂から成る場合、1.49〜1.59程度である。
次に、図2を参照して、導光体2と光源3との位置合わせに関して説明する。光源3が備える支持部7は、光が出射する出射方向Y2とは反対の反対方向Y1に凹となる凹部18を有する。したがって凹部18は、Y方向一方Y1に凹となる。凹部18は、複数、本実施の形態では2つ設けられ、各凹部18はX方向に予め定める距離離間して設けられる。また導光体2は、一側部の入射領域10を除く残余の領域13には、プリズム部11,12よりも反対方向であるY方向一方Y1に凸となり、支持部7の凹部18に嵌合可能な嵌合部19を有する。嵌合部19は、複数、本実施の形態では2つ設けられ、各嵌合部19はX方向に予め定める距離離間して設けられる。このように支持部7には凹部18、および導光体2には嵌合部19が設けられ、凹部18と嵌合部19とが嵌合した状態では、光源3と導光体2の第1側部5とが予め定める距離の隙間h3を有するように、Y方向の寸法が設定される。また凹部18と嵌合部19とが嵌合した状態では、光源3と導光体2とX方向の変位が規制されるように形状が設定される。したがって導光体2の嵌合部19の少なくとも先端と、凹部18の底部とは、同様の形状を有する。導光体2と光源3とは、嵌合部19の先端と凹部18とでのみ接するように構成される。導光体2のプリズム部と光源3とのY方向の隙間h3は、たとえば0.1mm以上1mm以下に設定される。
次に、プリズムシート4に関して説明する。プリズムシート4は、図1に示すように、導光体2の出射面8に対向して設けられる。プリズムシート4は、導光体2の出射面8に対向する対向面20には、図3に示すように、導光体2の出射面8から出射される光を、導光体2のZ方向に略平行になるように導く第3のプリズム部21を有する。第3のプリズム部21は、本実施の形態では、Y方向に等間隔ピッチで、X方向に延びる三角柱を並べて実現される。X方向に略平行に延びる複数の第3のプリズム部21は、隣接するプリズム間の寸法であるプリズム単位ピッチw4が、たとえば20μm以上5mm以下に設定され、プリズム頂角α5が、たとえば50度以上120度以下に設定される。
プリズムシート4は、可視光透過率が高く、屈折率の比較的高い材料を用いて製造することが好ましく、たとえば、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、塩化ビニル系樹脂、活性エネルギー線硬化型樹脂などが用いられ、好ましくは、レンズシートの耐擦傷性、取扱い性、生産性等の観点から活性エネルギー線硬化型樹脂が用いられる。
以下に複数の実施例および比較例を挙げ、本発明を具体的に説明するけれども、本発明は以下の記載内容に限定されるものではない。
まず第1の実施例に関して説明する。図1〜図3に示す導光体2の実施例を製造し、製造した導光体2を用いた輝度測定を行った。導光体2は、Y方向の寸法が約55mm、X方向の寸法が約39mm、およびZ方向の寸法が約0.6mmになるように作製した。またプリズム部11,12は、第1のプリズム部11のプリズム角度α1および第2のプリズム部12のプリズム角度α2が、166度および140度、第1のプリズム部11のプリズム深さh1および第2のプリズム部12のプリズム深さh2が、約0.006mmおよび約0.008mm、プリズムピッチw2が0.1mmにて、交互に並べられるように作製した。また導光体2の出射面8には、X方向に延び、平均傾斜角度α3が5度の斜面からなる多数のプリズム列16を並べるように作製した。また導光体2の背面9には、Y方向に延び、平均傾斜角度α4が140度の斜面からなる多数のプリズム列17を並べるように作製した。
導光体2の比較例として、導光体2の第1側部5にプリズム角度が、140度、148度、150度、152度、166度、170度、および180度のプリズム部のそれぞれを、1種類だけを用いて並べた導光体2を7点作製した。したがって、たとえば導光体2の第1側部5には、170度のプリズム角度のプリズム部がX方向に隣接して複数設けられる。比較例の導光体の残余の構成は、前述の実施例の導光体2の構成と同様である。
光源3は、1.5cdの発光ダイオードを、4つ直列接続にて、電圧が12.3V、および電流20mA流れるように、並べて配置した。光源3は、隣接する光源3間のX方向の距離w5を9mmに設定した。プリズムシート4は、導光体2の出射面8側に配置され、X方向に、プリズム単位ピッチw4が18μm、プリズム頂角α5が68度の多数の第3のプリズム部21を含んで構成された三菱レイヨン製プリズムシート(M168YS)を用いた。反射シート(図示せず)は、導光体2の背面9側に、住友3M製反射シート(ESR)を用いた。
図4は、面発光装置1を示す平面図であって、第1の実施例の輝度測定を説明するための平面図である。前述した導光体2、光源3、プリズムシート4、反射シートを樹脂フレームとNITTODENKO製の遮光・反射両面接着テープ23によってパッケージし、図4に示す面発光装置1を作製した。前述した第1の実施例および比較例の導光体2について、それぞれ面発光装置1を作製し、正面輝度を複数点にわたって測定した。正面輝度は、図4に示すように、光源3からY方向にh4=4mm、h5=5mm、およびh6=6mm離れた場所をX方向に0.5mm間隔の位置において、測定した。輝度測定方法については、分光輝度測定機(トプコン製SR−3A)を用いて、測定角0.1度、測定距離500mmの測定条件にて、前述の各位置の輝度を測定した。
製造した導光体2を用いた輝度測定に関するグラフの一例を、図5〜図7に示す。図5は、h4=4mmの場合の、輝度分布の一例を示すグラフである。図6は、h5=5mmの場合の、輝度分布の一例を示すグラフである。図7は、h6=6mmの場合の、輝度分布の一例を示すグラフである。図5に示すように、最も光源3に近い部分の輝度分布では、他の1つだけのプリズム部を有する比較例の導光体に比べて、実施例の導光体2では明らかに輝度分布が均一になっている。また図6および図7に示すように、実施例の導光体2では光源3から離れた部分であっても、輝度分布が均一になっている。具体的には、図5に示すグラフでは、輝度の分布のばらつきは、本実施例の導光体2(140度+166度)では、±20%以内((MAX値−平均)÷平均、および(MIN値−平均)÷平均)により算出))におさまっているが、比較例の導光体では、±30%以上である。したがって光源3付近では明らかに、比較例によりも実施例の方が、輝度分布が一様である。換言すると、実施例の導光体2は、4つの比較例よりも光源3付近での輝度ムラを抑えることができている。
また図5に示すように、152度が0mmの位置で上に凸の波形であり、166度が0mmで下に凸の波形となっており、152度と166度との間に臨界角度がある。このような臨界角度に基づいて、第1のプリズム部11のプリズム角度を臨界角度より大きい角度に設定し、第2のプリズム部12のプリズム角度を臨界角度よりも小さい角度に設定してもよい。
次に、第2の実施例に関して説明する。本実施例では、第1のプリズム部11のプリズム角度α1および第2のプリズム部12のプリズム角度α2が、166度および144度とし、残余の構成は前述の第1の実施例と同様の構成となるように作製した。導光体2の比較例として、導光体2の第1側部5にプリズム角度が、140度および180度のプリズム部のそれぞれを、1種類だけを用いて並べた導光体を2点作製した。
図8は、面発光装置1を示す平面図であって、第2の実施例の輝度測定を説明するための平面図である。本実施例では、出射面8の全域の輝度測定を行った。正面輝度は、図8に示すように、導光体2の他側部の角部22から、Y方向にh7=5mm、およびX方向にw6=5mmの測定位置p1を基準として、Y方向にh8=11.25mm間隔、およびX方向にw7=7.25mm間隔の位置において測定した。図8では、各測定位置を、黒丸で示す。したがって測定位置p1〜p25は、25箇所である。測定方法および測定条件は、前述の実施例と同様である。
図9は、第2の実施例および比較例の導光体2を用いた輝度分布の一例を示すグラフである。図9に示すように、正面輝度25点測定において、輝度の分布のばらつきは、本実施例の導光体2(140度+166度)は、±14%以内((MAX値−平均)÷平均、および(MIN値−平均)÷平均)により算出))であり、比較例(180度)は、±14%以内であり、比較例(140度)は±21%以内であり、比較例(140度)では、光源付近での輝度上昇が顕著であることがわかる。このように140度のプリズム部を有する比較例では、180度のプリズム部を有する比較例、いわゆる無加工の比較例に比べて、光源3からの光の発散角度が大きいので、背面9に多数のプリズム列17がある場合、プリズム列17によって光が立ち上げられて、光源3付近の輝度(第21測定点p21〜第25測定点p25)が大きくなる。これによって光源3から離間して第2側部14付近の輝度(第1測定点p1〜第5測定点p5)が減少する。したがって140度のプリズム部を有する比較例では、第1側部5側と第2側部14側とで輝度むらが大きくなるとう欠点がある。これ対して本実施例では、140度のプリズム部を有する比較例に比べて、光源3から光の発散角度を広げる効果が小さく、第1側部5側と第2側部14側とで輝度むらも小さくなる。換言すると、導光体2の第1側部5だけでなく、導光体2の出射面8の全域にわたって、輝度を一様とすることができる。また本実施例では、輝度が全域にわたって低下することなく、輝度を一様にすることができる。したがって面発光装置1に好適に用いることができる。
以上説明したように、本発明の実施の一形態の面発光装置1では、光源3と導光体2とを含んで構成される。光源3は、導光体2の第1側部5に向かって光を出射する。導光体2の第1側部5には、光源3が対向して設けられる入射領域10を有し、入射領域10には第1のプリズム部11と第2のプリズム部12とが設けられる。プリズム部11,12は、光源3から出射される光の発散角度を変化させて、変化させた光を導光体2の内部に導く。また第2のプリズム部12は、第1のプリズム部11より、発散角度が大きくなるように設定される。このような第1のプリズム部11と第2のプリズム部12とは、第1のプリズム部11を介して導光体2の内部に導かれた光と、第2のプリズム部12を介して導光体2の内部に導かれた光とを重ね合わせるように位置関係が設定される。これによって光源3から第1側部5に向かって出射された光は、プリズム部11,12を介して導光体2の内部に導かれ、第1のプリズム部11と第2のプリズム部12とを介して導光体2の内部に導かれた光を重ね合わせることができる。
このようなプリズム部11,12によって、導光体2の内部に導かれる光の進行方向を調整することができる。これによって導光体2の第1側部5の近傍、すなわち入射領域10の付近であって、光源3から出射される光が進行しにくい領域、たとえば複数の光源3間の領域にも、第2のプリズム部12によって発散角度を大きくすることによって導くことができる。また第2のプリズム部12だけの構成では、図9に関連して説明したように、光を発散させすぎて、導光体2の第1側部5の輝度が大きくなりすぎて、導光体2の第2側部14に向かって輝度が減少するおそれがあるが、本実施の形態では第1のプリズム部11および第2のプリズム部12を有するので、導光体2の第2側部14に向かって輝度の分布を均一化することができる。これによって、入射領域10に第1のプリズム部11と第2のプリズム部12と有するような簡単な構成の導光体2を用いることによって、導光体2の出射面8の全域にわたって均一な光を出射させることができる面発光装置1を実現することができる。
また本実施の形態では、第1のプリズム部11のプリズム角度α1は、150度以上180度以下であり、第2のプリズム部12のプリズム角度α2は、90度以上150度以下である。このように第1のプリズム部11と第2のプリズム部12とプリズム角度α1,α2を設定することによって、前述したように、導光体2の出射面8の全域にわたって均一な光を出射させることができる導光体2を実現することができる。
さらに本実施の形態では、光源3は、凹部18を有し、導光体2は、光源3の凹部18に嵌合可能な嵌合部19を有する。これによって導光板の第1側部5に向かって光源3を配置する場合、嵌合部19と凹部18とを嵌合させることによって、光源3と導光体2とを位置決めすることができる。また凹部18と嵌合部19とが嵌合した状態では、光源3と導光体2の第1側部5とが予め定める距離h3の隙間を有する。また嵌合部19は、プリズム部11,12よりも光源3側に凸となるので、プリズム部11,12に接触させることなく、光源3を配置することができる。これによって光源3を位置決めした場合に、プリズム部11,12に接触して、プリズム部11,12が損傷を防止することができる。したがってプリズム部11,12の損傷による入射光の調整不足、および光源3の損傷による入射光量の減少を防止することができ、より効果的に均一な光を導光体2の出射面8から出射させることができる。
さらに本実施の形態では、面発光装置1は、導光体2の出射面8に対向して設けられるプリズムシート4をさらに含む。プリズムシート4は、導光体2の出射面8に対向する対向面20には、導光体2の出射面8から出射される光を、Z方向に略平行になるように導く第3のプリズム部21を有する。このような第3のプリズム部21によって、Z方向一方Z1に、光を出射させることができる。これによってより均一な光をプリズムシート4から出射させることができる。これによってZ方向一方Z1側から見て、導光体2の光源3が設けられる部分の間の部分にも光を拡散させることができるので、光源3が設けられる部分と、光源3が設けられる部分の間の部分との間の輝度むらを一層抑制することができる。
さらに本実施の形態では、光源3は、発光素子6を含み、発光素子6が半導体素子と蛍光体と組み合わせて用いられるので、様々な色調の混合色を発光させることが可能となる。このような混合色をプリズム部11,12から光を入射させることで、混色性も良くすることができる。
さらに本実施の形態では、図3に示すように、導光体2の出射面8には、X方向に略平行に延び、平均傾斜角度α3が0.5度以上6度以下の斜面からなる多数のプリズム列16を形成しているので、出射面8からの出射光がZ方向に対して、60度以上80度以下程度の比較的大きな角度の高い指向性を有して出射させることができる。したがって、プリズムシート4の第3のプリズム部21のプリズム頂角α5が55度以上70度以下程度のプリズム列21を形成することによって、導光体2からの出射光を略Z方向に効率的に変角させ、Z方向の輝度を向上させることができる。
前述の実施の形態は、本発明の例示に過ぎず、本発明の範囲内において構成を変更することができる。たとえば面発光装置1は、さらに光拡散シート、プリズムシート4を複数枚、および反射シート含んで構成されてもよい。また光源3は、点状光源に限らず、線状光源であってもよい。
また導光体2は、前述の実施の形態の形状に限ることはなく、平行平板状であり、厚み方向両側の表面が相互に平行な平面に形成してもよい。また出射面8が背面9側の表面に対して傾斜する形状である楔状、もしくは平行平板と楔とを組み合わせた形状であってもよい。また出射面8は、用途に応じて任意の形状、例えばランダムな凹凸にて構成されてもよい。また導光体2の背面9も同様に、用途に応じて任意の形状、例えば斜面が曲線からなる多数のレンズ列にて構成されてもよい。
また導光体2の第1側部5に設けられるプリズム部11,12は、この構成に限定されるものではなく、たとえばプリズム角度およびプリズム深さの異なる2つ以上のいわゆる切欠きプリズムをX方向に関してランダムに並べ、構成してもよい。
またプリズムシート4は、前述の実施の形態の構成に限定されるものではなく、少なくとも一方の面に多数のレンズ単位が平行に形成されたレンズ面を有し、その形状は、目的に応じて種々の形状のものが使用され、たとえば、プリズム形状、レンチキュラーレンズ形状、波型形状の構成であるレンズシートなどであってもよい。
また導光体2は、反射層とを含むように構成してもい。反射層は、第1側部5および出射面8を除く残余の端面に形成される。反射層は、入射する光に対して、ほぼ1.0に近い反射率を有するように形成される。反射層の材料としては、光反射性が高く、反射率が1.0に近い材料が用いられ、このような材料としては、たとえば銀(Ag)、アルミニウム(Al)などが挙げられる。反射層は、たとえば反射率が1.0に近い薄膜によって実現される。このような反射層を設けることによって、出射面8を除く残余の面から、光を不所望に出射することを防ぐことができる。
本発明の実施の一形態の面発光装置1を簡略化して示す斜視図である。 面発光装置1の一部を拡大して示す平面図である。 面発光装置1の一部を拡大して示す正面図である。 面発光装置1を示す平面図であって、第1の実施例の輝度測定を説明するための平面図である。 第1の実施例におけるh4=4mmの場合の、輝度分布の一例を示すグラフである。 第1の実施例におけるh5=5mmの場合の、輝度分布の一例を示すグラフである。 第1の実施例におけるh6=6mmの場合の、輝度分布の一例を示すグラフである。 面発光装置1を示す平面図であって、第2の実施例の輝度測定を説明するための平面図である。 第2の実施例および比較例の導光体2を用いた輝度分布の一例を示すグラフである。
符号の説明
1 面発光装置
2 導光体
3 光源
4 プリズムシート
5 第1側部
6 発光素子
7 支持部
8 出射面
10 入射領域
11 第1のプリズム部
12 第2のプリズム部
18 凹部
19 嵌合部
21 第3のプリズム部

Claims (6)

  1. 一側部から入射される光を拡散させて、少なくとも一方の主面から出射する導光体であって、
    一側部には、光源が対向して設けられる入射領域を有し、
    入射領域には、
    光源から出射される光の発散角度を変化させて、変化させた光を導光体の内部に導く第1のプリズム部と、
    光源から出射される光の発散角度を変化させて、変化させた光を導光体の内部に導く第2のプリズム部であって、前記第1のプリズム部より、前記発散角度が大きい第2のプリズム部とを有し、
    前記第1のプリズム部を介して導光体の内部に導かれた光と、前記第2のプリズム部を介して導光体の内部に導かれた光とを重ね合わせることを特徴とする導光体。
  2. 前記第1のプリズム部および第2のプリズム部は、一側部から他側部に向かって凹となり、厚み方向外方から見て、略三角形状に形成され、
    前記第1のプリズム部の頂部の角度は、150度以上180度以下であり、
    前記第2のプリズム部の頂部の角度は、90度以上150度以下であることを特徴とする請求項1に記載の導光体。
  3. 一側部の前記入射領域を除く残余の領域には、第1のプリズム部および第2のプリズム部よりも光源側に凸となる嵌合部を有することを特徴とする請求項1または2記載の導光体。
  4. 光を出射する光源と、光源から出射される光が一側部から入射され、一側部から入射される光を拡散させて、少なくとも一方の主面から出射する導光体とを含む面発光装置であって、
    前記光源は、導光体の一側部に向かって光を出射し、
    前記導光体は、
    一側部に光源が対向して設けられる入射領域を有し、
    入射領域には、
    光源から出射される光の発散角度を変化させて、変化させた光を導光体の内部に導く第1のプリズム部と、
    光源から出射される光の発散角度を変化させて、変化させた光を導光体の内部に導く第2のプリズム部であって、前記第1のプリズム部より、前記発散角度が大きい第2のプリズム部とを有し、
    前記第1のプリズム部を介して導光体の内部に導かれた光と、前記第2のプリズム部を介して導光体の内部に導かれた光とを重ね合わせることを特徴とする面発光装置。
  5. 前記光源は、光が出射する出射方向とは反対の反対方向に凹となる凹部を有し、
    前記導光体は、一側部の前記入射領域を除く残余の領域には、第1のプリズム部および第2のプリズム部よりも前記反対方向に凸となり、前記凹部に嵌合可能な嵌合部を有し、
    前記凹部と嵌合部とが嵌合した状態では、光源と導光体の一側部とが予め定める距離の隙間を有することを特徴とする請求項4に記載の面発光装置。
  6. 導光体の一方の主面に対向して設けられるプリズムシートをさらに含み、
    前記プリズムシートは、導光体の一方の主面に対向する対向面には、導光体の一方の主面から出射される光を、導光体の厚み方向に略平行になるように導く第3のプリズム部を有することを特徴とする請求項4または5記載の面発光装置。
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