JP2008288109A - 電池制御システムおよび電池制御システムの制御方法 - Google Patents
電池制御システムおよび電池制御システムの制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008288109A JP2008288109A JP2007133402A JP2007133402A JP2008288109A JP 2008288109 A JP2008288109 A JP 2008288109A JP 2007133402 A JP2007133402 A JP 2007133402A JP 2007133402 A JP2007133402 A JP 2007133402A JP 2008288109 A JP2008288109 A JP 2008288109A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery
- battery module
- voltage
- assembled battery
- load
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 23
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 claims abstract description 75
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 claims abstract description 15
- 230000002123 temporal effect Effects 0.000 claims description 13
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 11
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 9
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 2
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 2
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/70—Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
Landscapes
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Abstract
【課題】組電池を構成する一部のセルに故障が生じた場合であっても車両が走行できるようにする。
【解決手段】
複数のセル401a〜401dで構成される電池モジュール401〜403が複数直列に接続された組電池40を備え組電池からモーター20に電力を供給する電池システムであって、電池モジュールの異常を検出する車両コントローラー50と、異常が検出された電池モジュール(例えば402)を組電池から除外するために電池モジュールと並列に設けられたバイパス回路80と、電池モジュールを直列に接続させるかバイパス回路に接続させるかを切り替える切替スイッチ70a〜70eと、電池モジュールの異常が検出されていない場合には前記切替スイッチを電池モジュールが直列に接続されるように動作させる一方、電池モジュールの異常が検出されている場合には切替スイッチを電池モジュールがバイパス回路に接続されるように動作させる車両コントローラー50と、を有する。
【選択図】図1
【解決手段】
複数のセル401a〜401dで構成される電池モジュール401〜403が複数直列に接続された組電池40を備え組電池からモーター20に電力を供給する電池システムであって、電池モジュールの異常を検出する車両コントローラー50と、異常が検出された電池モジュール(例えば402)を組電池から除外するために電池モジュールと並列に設けられたバイパス回路80と、電池モジュールを直列に接続させるかバイパス回路に接続させるかを切り替える切替スイッチ70a〜70eと、電池モジュールの異常が検出されていない場合には前記切替スイッチを電池モジュールが直列に接続されるように動作させる一方、電池モジュールの異常が検出されている場合には切替スイッチを電池モジュールがバイパス回路に接続されるように動作させる車両コントローラー50と、を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、電気自動車またはハイブリッド車に適用することができる電池制御システムおよび電池制御システムの制御方法に関する。
電気自動車用の電池またはハイブリッド車用の電池は、複数のセルを直列に接続して電池モジュールを形成し、さらにその電池モジュールを複数直列に接続して構成した組電池を用いている。組電池はすべてのセルが直列に接続されていることから、1つのセルにでも異常が発生すると、組電池自体は電池として機能しなくなってしまう。
このような場合、電気自動車であれば、そのままの状態で走行させることは不可能であるので、フェイルランプを点灯させ、組電池の修理が必要であるとの警告を出す。一方、ハイブリッド車の場合には、下記特許文献1に記載されているように、リンプホーム機能を設け、組電池が故障したときに、組電池を介さずに直接発電機からの電力をモーターに供給して走行が継続できるようにしている。
特開2001−329884号公報
ところが、近年、組電池を構成するセルのエネルギー密度の向上により、電気自動車またはハイブリッド車の1充電当たりの走行距離が従来に比較して2〜3倍に延びてきている。したがって、
電気自動車の場合、動力源は組電池しかないので、組電池を構成する一部のセルに故障が生じた場合、その異常故障を直さない限り上記のような長距離を走行できない。
電気自動車の場合、動力源は組電池しかないので、組電池を構成する一部のセルに故障が生じた場合、その異常故障を直さない限り上記のような長距離を走行できない。
本発明に係る電池制御システムは、組電池を構成する一部のセルに異常が生じ場合であっても、残りの正常なセルで組電池を構成することによって、車両の走行を継続させることを目的とし、複数のセルで構成される電池モジュールが複数直列に接続された組電池を備え当該組電池から負荷に電力を供給する電池システムであって、前記電池モジュールの異常を検出する電池モジュール異常検出手段と、異常が検出された電池モジュールを前記組電池から除外するために前記電池モジュールと並列に設けられたバイパス回路と、前記電池モジュールを直列に接続させるか前記バイパス回路に接続させるかを切り替える切替スイッチと、前記電池モジュールの異常が検出されていない場合には前記切替スイッチを前記電池モジュールが直列に接続されるように動作させる一方、前記電池モジュールの異常が検出されている場合には前記切替スイッチを前記電池モジュールが前記バイパス回路に接続されるように動作させるコントローラーと、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る電池制御システムの制御方法は、複数のセルで構成される電池モジュールが複数直列に接続された組電池を備え当該組電池から負荷に電力を供給する電池システムの制御方法であって、前記電池モジュールに異常が発生したか否かを判断する段階と、前記電池モジュールに異常が発生したと判断された場合に、異常が発生した電池モジュールを仮に除いたときに残りの電池モジュールで構成される組電池の電圧を測定する段階と、測定された組電池の電圧が前記負荷を駆動させるために必要な最低電圧以上であるか否かを判断する段階と、前記演算された組電池の電圧が前記最低電圧以上でない場合には、負荷に供給する電力を遮断する一方、前記演算された組電池の電圧が前記最低電圧以上である場合には、前記負荷に供給される電力の変動状況があらかじめ定められた一定の条件を満たした時に、前記正常な電池モジュールで組電池を構成する段階と、を含むことを特徴とする。
本発明に係る電池制御システムによれば、組電池を構成する一部のセルに、内部抵抗の増加や、容量の低下といった異常が発生した場合であっても、異常が発生したセルを含む電池モジュールを除いた、残りの正常な電池モジュールで組電池を構成することによって、負荷に電力を供給し続けることができるようになる。
本発明に係る電池制御システムの制御方法によれば、組電池を構成する一部のセルに、内部抵抗の増加や、容量の低下といった異常が発生した場合に、その異常が発生したセルを含む電池モジュールを取り除いて残りの正常な電池モジュールで組電池を構成することができ、負荷に電力を供給し続けることが可能になる。
以下、本発明に係る電池制御システムおよび電池制御システムの制御方法を[実施形態1]から[実施形態4]に分けて、図面を参照しながら詳細に説明する。
[実施形態1]
図1は、本発明に係る電池制御システムを備えた電気自動車の駆動系の概略構成図である。
[実施形態1]
図1は、本発明に係る電池制御システムを備えた電気自動車の駆動系の概略構成図である。
電気自動車には、車輪10を駆動するモーター(負荷)20と、直流電流を変換しモーター20に交流電流を供給するインバーター(負荷)30と、インバーター30に電力を供給する組電池40、組電池40を構成する電池モジュール401〜403(実際には10以上の電池モジュールが接続される)の接続状態を制御する車両コントローラー(電池モジュール異常検出手段、コントローラー)50が設けられている。さらに、インバーター30の両端子には、組電池40の電圧を検出する組電池電圧センサー60が取り付けられ、組電池40とインバーター30を接続する配線には、組電池40からインバーター30への通電電流を検出する電流センサー65が取り付けられている。
組電池電圧センサー60によって検出された組電池40の電圧と、電流センサー65によって検出された組電池40からインバーター30への通電電流は、車両コントローラー50に送られる。車両コントローラー50は、この電圧と通電電流とから組電池40の内部抵抗を測定する。組電池40の内部抵抗は、ある大きさの通電電流が流れたときに検出された組電池40の電圧によって測定することができる。組電池の内部抵抗を測定することによって組電池40を構成するどれかの電池モジュール401〜403に異常が生じたか否かを判断することができる。車両コントローラー50が組電池40の内部抵抗を求めるときには測定手段として、また、測定された内部抵抗から組電池40を構成する電池モジュール401〜403のいずれかに異常が生じたか否かを判断するときには判断手段としてそれぞれ機能する。
組電池40は、電池モジュール401〜403がそれぞれの電池モジュールの両端に接続されている切替スイッチ70a〜70eを介して直列に接続されて構成される。切替スイッチ70a〜70eには、異常が検出された電池モジュールを組電池40から除外するために、それぞれの電池モジュールと並列にバイパス回路80が接続されている。例えば、電池モジュール402に故障が生じた場合、電池モジュール402の両端に接続されている切替スイッチ70bと70cをバイパス回路80に接続させることによって、組電池40を正常な電池モジュール401および402で構成することができる。
すなわち、切替スイッチ70a〜70eは電池モジュール同士を直列に接続させるか、電池モジュールをバイパス回路80に接続させるかを切り替える機能を有する。
すべての切替スイッチ70a〜70eは車両コントローラー50に接続されており、車両コントローラー50はすべての切替スイッチ70a〜70eの切替動作を制御する。車両コントローラー50が電池モジュールの異常を検出する場合には電池モジュール異常検出手段として、また、切替スイッチを駆動させる場合には、コントローラーとしてそれぞれ機能する。
車両コントローラー50がコントローラーとして機能する場合、電池モジュール401〜403の異常が検出されていない場合には切替スイッチ70a〜70eを電池モジュール401〜403が直列に接続されるように動作させる一方、電池モジュール401〜403の異常が検出されている場合には切替スイッチ70a〜70eを電池モジュール401〜403がバイパス回路80に接続されるように、それぞれの切替スイッチ70a〜70eを動作させる。
電池モジュールが異常であるか否かの判断は、検出された電池モジュールの電圧があらかじめ定められた電圧よりも低くなっているか否かによって行なわれる。検出された電池モジュールの電圧があらかじめ定められた電圧よりも低くなっている場合には、その電池モジュールは異常であると判断する。
切替スイッチ70a〜70eは、概念的には図2に示されているような、単なる切替スイッチであり、電池モジュール同士を直列に接続させる場合には接点を図示A側に移動させ、電池モジュールをバイパス回路80に接続する場合には接点を図示B側に移動させる。切替スイッチ70a〜70eは機械的に動作するリレーを用いても良いし、大電流の通電に耐えることができる半導体素子(トランジスタ、サイリスタなどの半導体スイッチ)を用いても良い。
切替スイッチ70a〜70eを図示B側に移動させて電池モジュールをバイパス回路80に接続するタイミングは、切替スイッチ70a〜70eの切替時の負担を軽減するために、切替スイッチ70a〜70eに流れている電流変動が落ち着いたときに行なわれるのが好ましい。具体的には、組電池40からインバーター30に供給される通電電流の平均値と当該通電電流の時間的な変動値のいずれもがあらかじめ定められた値よりも小さくなった時に切替スイッチ70a〜70eを動作させて電池モジュールをバイパス回路80に接続することが好ましい。
また、電池モジュール401〜403は、図1、図3に示すように、複数のセル(例えば401a〜401d)が直列に接続されて構成されている。それぞれの電池モジュール401〜403には、図1に示すように、電池モジュールの電圧を個別に検出する電池モジュール電圧検出センサー401S〜403Sが取り付けられ、検出された各電池モジュールの電圧は車両コントローラー50に送られる。なお、電池モジュール401〜403には、図3に示すように、いずれか1つのセルの電圧でもあらかじめ設定しておいた下限値を下回ると点灯するLEDを設けておき、各セルの電圧低下を個別にモニタすることができるようにしても良い。
以上のように構成された本発明に係る電池制御システムは図4から図6に示す動作フローチャートのように動作する。なお、この動作フローチャートの処理は、本発明に係る電池制御システムの制御方法も示している。
車両コントローラー50は、組電池電圧センサー60によって検出された組電池40の電圧を入力し、さらに、電流センサー65によって検出された組電池40からインバーター30に供給されている電流を入力し、組電池40の電圧と電流を測定する(S1)。次に、車両コントローラー50は、組電池40からインバーター30に供給されている電流の変動状態(電流変動)を測定し(S2)、測定した電流変動を車両コントローラー50内に設けられている記憶装置に記憶させる。具体的には、図7に示すような電流の時間変動を記憶させる(S3)。車両コントローラー50は、測定された電圧と電流から組電池40の内部抵抗を測定する。組電池40の内部抵抗は、ある電流I1を組電池40が供給しているときの組電池40の電圧V1を測定することによって求めることができる(S4)。次に、車両コントローラー50は測定された内部抵抗があらかじめ定められている内部抵抗の範囲内にあるか否かを判断する。測定された内部抵抗があらかじめ定められている内部抵抗の範囲内にあれば、組電池40を構成するすべての電池モジュール401〜403は正常であると判断し、測定された内部抵抗があらかじめ定められている内部抵抗の範囲内になければ組電池40を構成するいずれかの電池モジュール401〜403に異常が発生したと判断する(S5)。
車両コントローラー50が電池モジュール401〜403に異常が発生したと判断しなければ(S5:NO)、S1のステップからS5のステップの処理を繰り返す。一方、車両コントローラー50が電池モジュール401〜403に異常が発生したと判断すれば(S5:YES)、車両コントローラー50は、電池異常の警告を行うと共に車両出力の低下の警告をする。この警告は、車室内のインストルメントパネルに設けたインジケーターまたはメーターパネルに設けたインジケーターを点灯させることによって行なう。インジケーターの点灯によって運転手は組電池40に何らかの不具合が生じたことを知ることができる(S6、S7)。
車両コントローラー50は、電池モジュール電圧検出センサー401S〜403Sによって検出された各電池モジュールの電圧を参照して、異常が発生したモジュールを仮に除いたときに残りの電池モジュールで構成される組電池の電圧を測定する(S8)。車両コントローラー50は、測定された組電池40の電圧がモーター20を駆動することができる最低電圧以上の電圧であるか否かを判断する(S9)。測定された組電池40の電圧がモーター20を駆動することができる最低電圧以上の電圧でなければ(S9:NO)、モーター20を駆動することができないので、車両停止の警告をすると共に車両を停止させる。この警告は、車室内のインストルメントパネルに設けたインジケーターまたはメーターパネルに設けたインジケーターを点灯させることによって行なう。インジケーターの点灯によって運転手は車両が走行不能になったことを知ることができる(S10、S11)。
一方、測定された組電池40の電圧がモーター20を駆動することができる最低電圧以上の電圧であれば(S9:YES)、車両コントローラー50は、車両が走行しているのか停止しているのかを判断する。この判断は、モーター20が回転しているか否かを検出するセンサーからの信号を取り入れて行っても良いし、車速センサーからの信号を取り入れて行っても良い(S12)。車両コントローラー50は、車両が停止していると判断した場合には(S12:停止中)、組電池40からインバーター30に供給されている電流、すなわち組電池40の電流が0(A)であるか否かをさらに判断する(S13)。組電池40の電流が0(A)でなければ、異常が生じている電池モジュールをバイパス回路80に接続するときの切替スイッチの負担を軽くするために、エアコンやヘッドライトなどの車載装置を停止させる(S14)。
一方、車両コントローラー50は、車両が走行していると判断した場合には(S12:走行中)、S3のステップで記憶した電流変動パターンから電池モジュールの電圧切替が可能か否かを判断する。車両の走行中に電池モジュールの電圧切替を行なうのは、運転者に出力の低下を感じさせないようにするためである(S15)。電流変動パターンから電池モジュールの電圧切替が可能であると判断された場合(S15:YES)、S13のステップで組電池40の電流が0(A)であると判断された場合(S13:YES)、S14のステップで車載装置を停止した場合のいずれかの場合には、車両コントローラー50は、図2に示されているように、異常が発生したモジュールの両端に位置する切替スイッチを図示B側に移動させてバイパス回路80に接続し、モジュール切替を行なって、正常な電池モジュールによって組電池を構成する。を電流変動パターンから電池モジュールの電圧切替が可能であるか否かを判断させるようにしたのは、切替スイッチの切替時の負担を軽減することと、電圧切替時のショック(瞬間的な速度変動)を和らげるためである(S16)。
そして、S15のステップで電池モジュールの電圧切替が可能であると判断されなかった場合(S15:NO)、または、モジュール切替が行なわれた場合、車両コントローラー50は、モジュール切替が行なわれた後の組電池40をインバーター30に接続して、車両の走行を継続する(S17)。
図6に示す動作フローチャートは、S15のステップで行なわれる判断(電池モジュールの電圧切替が可能であるか否かの判断)のサブルーチンを示すフローチャートである。このフローチャートでは、測定された組電池40の電流の変動があらかじめ定められた条件を満たしたときに電池モジュールの切替が可能であると判断している。
車両コントローラー50は、図7に示されているように、記憶装置に記憶されてきた組電池40から供給される電流の時間的な変動パターンに基づいて、電流の時間的な変動(dI/dt)を求めると共に、電流の平均値(Iave)を求める(S151)。次に、求めた電流の平均値があらかじめ定めた設定値よりも小さく、かつ、電流の時間的な変動があらかじめ定めた設定値よりも小さいか否かを判断する(S152)。求めた電流の平均値があらかじめ定めた設定値よりも小さく、かつ、電流の時間的な変動があらかじめ定めた設定値よりも小さい場合には(S152:YES)、電流の変動が少ない状態であるので、電池モジュールの切替が可能(YES)であると判断する(S153)。一方、求めた電流の平均値、または、電流の時間的な変動の少なくともいずれか一方が、あらかじめ定めた設定値と等しいかその設定値よりも大きい場合には(S152:NO)、電池モジュールの切替が不可能(NO)であると判断する(S154)。
以上の動作フローチャートのように、電流変動が小さくなっているときに切替スイッチを切り替えるようにすれば、切替スイッチの負担が小さくなり、切替スイッチの遮断容量を低下させることができる。また、走行中の電流変動が小さくなっているときに電池モジュールがシステムから外されるようにすれば、出力低下を運転者に感じさせずに済むようになる。
図7には、ある道路を走行した場合の時間と電池電流値との関係が示されているが、図6に示したフローチャートの処理によれば、図中の「モジュール電圧切替が可能な状況」と記載されている時間帯で、電池モジュールが取り外され、組電池40の電圧が取り外した電池モジュールの電圧分だけ低下することになる。
以上のように、本実施形態では、組電池40を構成する電池モジュール401〜403のいずれかに異常が生じたか否かを組電池40の内部抵抗と各電池モジュール401〜403の電圧から判断し、異常が生じた電池モジュールを、その電池モジュールの両側に接続されている切替スイッチを組電池40から供給されている電流の変動が小さくなったタイミングで切り替えることによって組電池40から取り除き、異常が生じた電池モジュールを取り除いた状態の組電池40で走行を継続するようにしている。
[実施形態2]
本実施形態が実施形態1と異なるのは、車両コントローラー50に車速センサー55を取り付け、切替スイッチ70a〜70eの切り替えタイミングを車速の変動パターンに応じて求めている点である。以下に、本実施形態について詳細に説明する。なお、図面において図1と同一の部材には同一の符号を付している。
[実施形態2]
本実施形態が実施形態1と異なるのは、車両コントローラー50に車速センサー55を取り付け、切替スイッチ70a〜70eの切り替えタイミングを車速の変動パターンに応じて求めている点である。以下に、本実施形態について詳細に説明する。なお、図面において図1と同一の部材には同一の符号を付している。
図8は、本発明に係る電池制御システムを備えた電気自動車の駆動系の概略構成図である。
電気自動車には、車輪10を駆動するモーター(負荷)20と、モーター20を駆動するインバーター(負荷)30と、インバーター30に電力を供給する組電池40、組電池40を構成する電池モジュール401〜403(実際には10以上の電池モジュールが接続される)の接続状態を制御する車両コントローラー(電池モジュール異常検出手段、コントローラー)50が設けられている。また、モーター20によって駆動される車軸には車輪10の回転数を検出する車速センサー55が設けられている。さらに、インバーター30の両端子には、組電池40の電圧を検出する組電池電圧センサー60が取り付けられ、組電池40とインバーター30を接続する配線には、組電池40からインバーター30への通電電流を検出する電流センサー65が取り付けられている。
車速センサー55によって検出された車両の車速と、組電池電圧センサー60によって検出された組電池40の電圧と、電流センサー65によって検出された組電池40からインバーター30への通電電流は、車両コントローラー50に送られる。車両コントローラー50は、この電圧と通電電流とから組電池40の内部抵抗を測定する。組電池40の内部抵抗は、ある大きさの通電電流が流れたときに検出された組電池40の電圧によって測定することができる。組電池の内部抵抗を測定することによって組電池40を構成するどれかの電池モジュール401〜403に異常が生じたか否かを判断することができる。車両コントローラー50が組電池40の内部抵抗を求めるときには測定手段として、また、測定された内部抵抗から組電池40を構成する電池モジュール401〜403のいずれかに異常が生じたか否かを判断するときには判断手段としてそれぞれ機能する。
組電池40は、電池モジュール401〜403がそれぞれの電池モジュールの両端に接続されている切替スイッチ70a〜70eを介して直列に接続されて構成される。切替スイッチ70a〜70eには、異常が検出された電池モジュールを組電池40から除外するために、それぞれの電池モジュールと並列にバイパス回路80が接続されている。例えば、電池モジュール402に故障が生じた場合、電池モジュール402の両端に接続されている切替スイッチ70bと70cをバイパス回路80に接続させることによって、正常な電池モジュール401,403によって組電池を構成することができる。
すなわち、切替スイッチ70a〜70eは電池モジュール同士を直列に接続させるか、電池モジュールをバイパス回路80に接続させるかを切り替える機能を有する。
すべての切替スイッチ70a〜70eは車両コントローラー50に接続されており、車両コントローラー50はすべての切替スイッチ70a〜70eの切替動作を制御する。車両コントローラー50が電池モジュールの異常を検出する場合には電池モジュール異常検出手段として、また、切替スイッチを駆動させる場合には、コントローラーとしてそれぞれ機能する。
車両コントローラー50がコントローラーとして機能する場合、電池モジュール401〜403の異常が検出されていない場合には切替スイッチ70a〜70eを電池モジュール401〜403が直列に接続されるように動作させる一方、電池モジュール401〜403の異常が検出されている場合には切替スイッチ70a〜70eを電池モジュール401〜403がバイパス回路80に接続されるように、それぞれの切替スイッチ70a〜70eを動作させる。
電池モジュールが異常であるか否かの判断は、検出された電池モジュールの電圧があらかじめ定められた電圧よりも低くなっているか否かによって行なわれる。検出された電池モジュールの電圧があらかじめ定められた電圧よりも低くなっている場合には、その電池モジュールは異常であると判断する。
切替スイッチ70a〜70eを動作させて電池モジュールをバイパス回路80に接続するタイミングは、切替スイッチ70a〜70eの切替時の負担を軽減するために、切替スイッチ70a〜70eに流れている電流変動が落ち着いたときに行なわれるのが好ましい。具体的には、車両の速度変動があらかじめ定められた値よりも小さくなった時に切替スイッチ70a〜70eを動作させて電池モジュールをバイパス回路80に接続することが好ましい。
また、電池モジュール401〜403は、複数のセル(例えば401a〜401d)が直列に接続されて構成されている。それぞれの電池モジュール401〜403には、電池モジュールの電圧を個別に検出する電池モジュール電圧検出センサー401S〜403Sが取り付けられ、検出された各電池モジュールの電圧は車両コントローラー50に送られる。
以上のように構成された本発明に係る電池制御システムは図9から図11に示す動作フローチャートのように動作する。なお、この動作フローチャートの処理は、本発明に係る電池制御システムの制御方法も示している。
車両コントローラー50は、車速センサー55によって検出された車速を入力し、組電池電圧センサー60によって検出された組電池40の電圧を入力し、さらに、電流センサー65によって検出された組電池40からインバーター30に供給されている電流を入力し、組電池40の電圧と電流、車速を測定する(S21)。次に、車両コントローラー50は、車速センサー55によって検出されている車両の車速の変動状態(車速変動)を測定し(S22)、測定した車速変動を車両コントローラー50内に設けられている記憶装置に記憶させる。具体的には、図12に示すような車速の時間変動を記憶させる(S23)。車両コントローラー50は、測定された電圧と電流から組電池40の内部抵抗を測定する。組電池40の内部抵抗は、ある電流I1を組電池40が供給しているときの組電池40の電圧V1を測定することによって求めることができる(S24)。次に、車両コントローラー50は測定された内部抵抗があらかじめ定められている内部抵抗の範囲内にあるか否かを判断する。測定された内部抵抗があらかじめ定められている内部抵抗の範囲内にあれば、組電池40を構成するすべての電池モジュール401〜403は正常であると判断し、測定された内部抵抗があらかじめ定められている内部抵抗の範囲内になければ組電池40を構成するいずれかの電池モジュール401〜403に異常が発生したと判断する(S25)。
車両コントローラー50が電池モジュール401〜403に異常が発生したと判断しなければ(S25:NO)、S21のステップからS25のステップの処理を繰り返す。一方、車両コントローラー50が電池モジュール401〜403に異常が発生したと判断すれば(S25:YES)、車両コントローラー50は、電池異常の警告を行うと共に車両出力の低下の警告をする。この警告は、車室内のインストルメントパネルに設けたインジケーターまたはメーターパネルに設けたインジケーターを点灯させることによって行なう。インジケーターの点灯によって運転手は組電池40に何らかの不具合が生じたことを知ることができる(S26、S27)。
車両コントローラー50は、電池モジュール電圧検出センサー401S〜403Sによって検出された各電池モジュールの電圧を参照して、異常が発生したモジュールを仮に除いたときに残りの電池モジュールで構成される組電池の電圧を測定する(S28)。車両コントローラー50は、測定された組電池40の電圧がモーター20を駆動することができる最低電圧以上の電圧であるか否かを判断する(S29)。測定された組電池40の電圧がモーター20を駆動することができる最低電圧以上の電圧でなければ(S29:NO)、モーター20を駆動することができないので、車両停止の警告をすると共に車両を停止させる。この警告は、車室内のインストルメントパネルに設けたインジケーターまたはメーターパネルに設けたインジケーターを点灯させることによって行なう。インジケーターの点灯によって運転手は車両が走行不能になったことを知ることができる(S30、S31)。
一方、測定された組電池40の電圧がモーター20を駆動することができる最低電圧以上の電圧であれば(S29:YES)、車両コントローラー50は、車両が走行しているのか停止しているのかを判断する。この判断は、車速センサー55からの信号に基づいて行なう(S32)。車両コントローラー50は、車両が停止していると判断した場合には(S32:停止中)、組電池40からインバーター30に供給されている電流、すなわち組電池40の電流が0(A)であるか否かをさらに判断する(S33)。組電池40の電流が0(A)でなければ、異常が生じている電池モジュールをバイパス回路80に接続するときの切替スイッチの負担を軽くするために、エアコンやヘッドライトなどの車載装置を停止させる(S34)。
一方、車両コントローラー50は、車両が走行していると判断した場合には(S32:走行中)、S23のステップで記憶した車速変動パターンから電池モジュールの電圧切替が可能か否かを判断する(S35)。車速変動パターンから電池モジュールの電圧切替が可能であると判断された場合(S35:YES)、S33のステップで組電池40の電流が0(A)であると判断された場合(S33:YES)、S34のステップで車載装置を停止した場合のいずれかの場合には、車両コントローラー50は、異常が発生したモジュールの両端に位置する切替スイッチを動作させてバイパス回路80に接続し、モジュール切替を行なって、正常な電池モジュールによって組電池40を構成する(S36)。
そして、S35のステップで電池モジュールの電圧切替が可能であると判断されなかった場合(S35:NO)、または、モジュール切替が行なわれた場合、車両コントローラー50は、モジュール切替が行なわれた後の組電池40をインバーター30に接続して、車両の走行を継続する(S37)。
図11に示す動作フローチャートは、S35のステップで行なわれる判断(電池モジュールの電圧切替が可能であるか否かの判断)のサブルーチンを示すフローチャートである。このフローチャートでは、測定された車速の変動があらかじめ定められた条件を満たしたときに電池モジュールの切替が可能であると判断している。
車両コントローラー50は、図12に示されているように、記憶装置に記憶されてきた車速の時間的な変動パターンに基づいて、車速の時間的な変動(dV/dt)を求める(S351)。次に、求めた車速の時間的な変動があらかじめ定めた設定値よりも小さいか否かを判断する(S352)。求めた車速の時間的な変動があらかじめ定めた設定値よりも小さい場合には(S352:YES)、車速がほぼ一定した状態であり、組電池40の電流変動も少ないと予想されるので、電池モジュールの切替が可能(YES)であると判断する(S353)。一方、求めた車速の時間的な変動が、あらかじめ定めた設定値と等しいかその設定値よりも大きい場合には(S352:NO)、電池モジュールの切替が不可能(NO)であると判断する(S354)。
以上のように、本実施形態では、組電池40を構成する電池モジュール401〜403のいずれかに異常が生じたか否かを組電池40の内部抵抗と各電池モジュール401〜403の電圧から判断し、異常が生じた電池モジュールを、その電池モジュールの両側に接続されている切替スイッチを車速がほぼ一定の状態となったタイミングで切り替えることによって組電池40から取り除き、異常が生じた電池モジュールを取り除いた状態の組電池40で走行を継続するようにしている。
[実施形態3]
本実施形態が実施形態1と異なるのは、組電池40とインバーター30との間にさらに電力遮断スイッチを加え、組電池40の出力があらかじめ定められた値以下であれば、電力遮断スイッチを動作させて、組電池40とインバーター30との間を遮断するようにした点である。以下に、本実施形態について詳細に説明する。なお、図面において図1と同一の部材には同一の符号を付している。
[実施形態3]
本実施形態が実施形態1と異なるのは、組電池40とインバーター30との間にさらに電力遮断スイッチを加え、組電池40の出力があらかじめ定められた値以下であれば、電力遮断スイッチを動作させて、組電池40とインバーター30との間を遮断するようにした点である。以下に、本実施形態について詳細に説明する。なお、図面において図1と同一の部材には同一の符号を付している。
図13は、本発明に係る電池制御システムを備えた電気自動車の駆動系の概略構成図である。
図1と異なるのは、車両コントローラー50に組電池40とインバーター30との間を遮断する電力遮断スイッチ90を接続していることだけである。図12においては図1と同一の部材について同一の符号を付してあるが、各部材の機能や動作は図1に記載したものと全く同一であるので、各部材の機能や動作の説明は省略する。
次に、図13のように構成された本発明に係る電池制御システムの動作を説明する。これから説明する動作は、本発明に係る電池制御システムの制御方法を示すものでもある。本実施形態の動作において、前半部分の動作、すなわち、図4のS8のステップまでに示された動作は本実施形態でもまったく同一であるので、その動作の説明は省略する。
図14は、図13のように構成された本発明に係る電池制御システムの後半部分の動作を示す動作フローチャートである。
まず、図4のS8のステップまでの処理が行なわれた後、車両コントローラー50は、測定された組電池40の電圧がモーター20を駆動することができる最低電圧以上の電圧であるか否かを判断する(S41)。測定された組電池40の電圧がモーター20を駆動することができる最低電圧以上の電圧でなければ(S41:NO)、モーター20を駆動することができないので、車両停止の警告をすると共に車両を停止させる。この警告は、車室内のインストルメントパネルに設けたインジケーターまたはメーターパネルに設けたインジケーターを点灯させることによって行なう。インジケーターの点灯によって運転手は車両が走行不能になったことを知ることができる(S42、S43)。
一方、測定された組電池40の電圧がモーター20を駆動することができる最低電圧以上の電圧であれば(S41:YES)、車両コントローラー50は、組電池40の出力があらかじめ定められている規定値以下か否かを判断する。この判断は、異常が生じた電池モジュールを除いた電池モジュールのみで構成される組電池の出力を演算し、その演算された出力が規定値に達しているかどうかによって判断する(S44)。組電池40の出力があらかじめ定められている規定値以下であれば(S44:YES)、車両コントローラー50は電力遮断スイッチ90を動作させて、組電池40とインバーター30との接続を遮断する(S45)。一方、組電池40の出力があらかじめ定められている規定値以下でなければ(S44:NO)、車両コントローラー50は、車両が走行しているのか停止しているのかを判断する。この判断は、モーター20が回転しているか否かを検出するセンサーからの信号を取り入れて行っても良いし、車速センサーからの信号を取り入れて行っても良い(S46)。
車両コントローラー50は、車両が停止していると判断した場合には(S46:停止中)、組電池40からインバーター30に供給されている電流、すなわち組電池40の電流が0(A)であるか否かをさらに判断する(S47)。組電池40の電流が0(A)でなければ、異常が生じている電池モジュールをバイパス回路80に接続するときの切替スイッチの負担を軽くするために、エアコンやヘッドライトなどの車載装置を停止させる(S48)。
一方、車両コントローラー50は、車両が走行していると判断した場合には(S46:走行中)、図4のS3のステップで記憶した電流変動パターンから電池モジュールの電圧切替が可能か否かを判断する(S49)。電流変動パターンから電池モジュールの電圧切替が可能であると判断された場合(S49:YES)、S47のステップで組電池40の電流が0(A)であると判断された場合(S47:YES)、S48のステップで車載装置を停止した場合のいずれかの場合には、車両コントローラー50は、図2に示されているように、異常が発生したモジュールの両端に位置する切替スイッチを図示B側に移動させてバイパス回路80に接続し、モジュール切替を行なって、正常な電池モジュールによって組電池を構成する。(S50)。
そして、S49のステップで電池モジュールの電圧切替が可能であると判断されなかった場合(S49:NO)、または、モジュール切替が行なわれた場合、車両コントローラー50は、モジュール切替が行なわれた後の組電池40をインバーター30に接続して、車両の走行を継続する(S51)。
S49のステップで行なわれる判断(電池モジュールの電圧切替が可能であるか否かの判断)は、図6に示す動作フローチャートとまったく同一の処理であるので、その説明も省略する。
以上のように、本実施形態では、組電池40を構成する電池モジュール401〜403のいずれかに異常が生じたか否かを組電池40の内部抵抗と各電池モジュール401〜403の電圧から判断し、組電池40の出力が規定値以上ない場合には組電池40とインバーター30との接続を遮断した後に切替スイッチを切り替えることによって組電池40から取り除き、一方、組電池40の出力が規定値以上ある場合には、異常が生じた電池モジュールを、その電池モジュールの両側に接続されている切替スイッチを組電池40から供給されている電流の変動が小さくなったタイミングで切り替えることによって組電池40から取り除き、異常が生じた電池モジュールを取り除いた状態の組電池40で走行を継続するようにしている。
[実施形態4]
本実施形態が実施形態3と異なるのは、車両コントローラー50に車速センサー55を取り付け、切替スイッチ70a〜70eの切り替えタイミングを車速の変動パターンに応じて求めている点である。以下に、本実施形態について詳細に説明する。なお、図面において図13と同一の部材には同一の符号を付している。
[実施形態4]
本実施形態が実施形態3と異なるのは、車両コントローラー50に車速センサー55を取り付け、切替スイッチ70a〜70eの切り替えタイミングを車速の変動パターンに応じて求めている点である。以下に、本実施形態について詳細に説明する。なお、図面において図13と同一の部材には同一の符号を付している。
図15は、本発明に係る電池制御システムを備えた電気自動車の駆動系の概略構成図である。
図13と異なるのは、車両コントローラー50に車速センサー55を接続していることだけである。図15においては図13と同一の部材について同一の符号を付してあるが、各部材の機能や動作は図8に記載したものと全く同一であるので、各部材の機能や動作の説明は省略する。
次に、図15のように構成された本発明に係る電池制御システムの動作を説明する。これから説明する動作は、本発明に係る電池制御システムの制御方法を示すものでもある。本実施形態の動作において、前半部分の動作、すなわち、図9のS28のステップまでに示された動作は本実施形態でもまったく同一であるので、その動作の説明は省略する。
図16は、図15のように構成された本発明に係る電池制御システムの後半部分の動作を示す動作フローチャートである。
まず、図9のS28のステップまでの処理が行なわれた後、車両コントローラー50は、測定された組電池40の電圧がモーター20を駆動することができる最低電圧以上の電圧であるか否かを判断する(S61)。測定された組電池40の電圧がモーター20を駆動することができる最低電圧以上の電圧でなければ(S61:NO)、モーター20を駆動することができないので、車両停止の警告をすると共に車両を停止させる。この警告は、車室内のインストルメントパネルに設けたインジケーターまたはメーターパネルに設けたインジケーターを点灯させることによって行なう。インジケーターの点灯によって運転手は車両が走行不能になったことを知ることができる(S62、S63)。
一方、測定された組電池40の電圧がモーター20を駆動することができる最低電圧以上の電圧であれば(S61:YES)、車両コントローラー50は、組電池40の出力があらかじめ定められている規定値以下か否かを判断する。この判断は、異常が生じた電池モジュールを除いた電池モジュールのみで構成される組電池の出力を演算し、その演算された出力が規定値に達しているかどうかによって判断する(S64)。組電池40の出力があらかじめ定められている規定値以下であれば(S64:YES)、車両コントローラー50は電力遮断スイッチ90を動作させて、組電池40とインバーター30との接続を遮断する(S65)。一方、組電池40の出力があらかじめ定められている規定値以下でなければ(S64:NO)、車両コントローラー50は、車両が走行しているのか停止しているのかを判断する。
この判断は、車速センサー55からの信号に基づいて行なう(S66)。
この判断は、車速センサー55からの信号に基づいて行なう(S66)。
車両コントローラー50は、車両が停止していると判断した場合には(S66:停止中)、組電池40からインバーター30に供給されている電流、すなわち組電池40の電流が0(A)であるか否かをさらに判断する(S67)。組電池40の電流が0(A)でなければ、異常が生じている電池モジュールをバイパス回路80に接続するときの切替スイッチの負担を軽くするために、エアコンやヘッドライトなどの車載装置を停止させる(S68)。
一方、車両コントローラー50は、車両が走行していると判断した場合には(S66:走行中)、図9のS23のステップで記憶した速度変動パターンから電池モジュールの電圧切替が可能か否かを判断する(S69)。速度変動パターンから電池モジュールの電圧切替が可能であると判断された場合(S69:YES)、S67のステップで組電池40の電流が0(A)であると判断された場合(S67:YES)、S68のステップで車載装置を停止した場合のいずれかの場合には、車両コントローラー50は、図2に示されているように、異常が発生したモジュールの両端に位置する切替スイッチを図示B側に移動させてバイパス回路80に接続し、モジュール切替を行なって、正常な電池モジュールによって組電池を構成する。(S70)。
そして、S49のステップで電池モジュールの電圧切替が可能であると判断されなかった場合(S69:NO)、または、モジュール切替が行なわれた場合、車両コントローラー50は、モジュール切替が行なわれた後の組電池40をインバーター30に接続して、車両の走行を継続する(S71)。
S69のステップで行なわれる判断(電池モジュールの電圧切替が可能であるか否かの判断)は、図11に示す動作フローチャートとまったく同一の処理であるので、その説明も省略する。
以上のように、本実施形態では、組電池40を構成する電池モジュール401〜403のいずれかに異常が生じたか否かを組電池40の内部抵抗と各電池モジュール401〜403の電圧から判断し、組電池40の出力が規定値以上ない場合には組電池40とインバーター30との接続を遮断した後に切替スイッチを切り替えることによって組電池40から取り除き、一方、組電池40の出力が規定値以上ある場合には、異常が生じた電池モジュールを、その電池モジュールの両側に接続されている切替スイッチを車両の速度の変動が小さくなったタイミングで切り替えることによって組電池40から取り除き、異常が生じた電池モジュールを取り除いた状態の組電池40で走行を継続するようにしている。
以上の実施形態では、本発明に係る電池制御システムおよび電池制御システムの制御方法を電気自動車に対して適用することを前提に説明してきたが、もちろんハイブリッド車に対して適用することができることはいうまでもない。
また、以上の実施形態では、電池モジュールの切替を電流変動パターンや速度変動パターンに基づいて自動的に行なう場合を例示したが、図17に示すように切替スイッチ70a〜70eを手動スイッチとし手動でスイッチを切り替えることで電池モジュールの取り外しが行えるようにしても良い。
図17に示す組電池100は、電池モジュール110〜112が接続手段115、116を介して直列に接続されて成るものである。各電池モジュール110〜112内には、セル110a〜110dの直列接続を断つセーフティープラグ120〜122が設けられている。組電池100を使用する場合、電池モジュール110〜112にはセーフティープラグ120〜122が差し込まれている。ところが、例えば、電池モジュール111を構成するいずれかのセルに異常が生じ、組電池100から電池モジュール111を取り外さなければならなくなったときには、セーフティープラグ121を引き抜いて電池モジュール111が機能しないようにし、接続手段115と116との間にバイパス線130を接続する。このようにすることで、組電池100から異常を生じた電池モジュール111が取り外され、電池モジュール110と112とによって組電池100が構成されるようになる。
以上のように、本発明に係る電池制御システムおよび電池制御システムの制御方法によれば、組電池を構成する一部のセルに、内部抵抗の増加や、容量の低下といった異常が発生した場合であっても、異常が発生したセルを含む電池モジュールを除いた、残りの正常な電池モジュールで組電池を構成することによって、負荷に電力を供給し続けることができるようになる。
また、車両が停止中か、走行している場合でもモーターに負荷がかかっていない時にモジュール切替をし、正常な電池モジュールによって組電池を構成するようにしたので、切替スイッチの遮断時にかかる負荷が少なくなり、また、走行時に運転者が感じる切替ショックや出力低下も抑えることができるようになる。
本発明を適用する場合、モーターの定格電圧よりも組電池の電圧が大きくなければならない。組電池を構成する電池モジュールを1〜3個程度外したとしてもモーターを十分に駆動できるようにする必要があるからである。したがって、万が一、数個の電池モジュールを取り外す必要が生じた場合でも、残りの電池モジュールで構成される組電池の電圧がモーターの最低駆動電圧を上回るように、組電池を構成する電池モジュールの数を設定して置く必要がある。例えば、モーターの定格電圧が150〜200Vである場合には、組電池の電圧を330〜400V程度に設定し、電池モジュールは10個程度とする。
本発明は、組電池を動力源として用いる車両に利用することができる。
10 車輪、
20 モーター(負荷)、
30 インバーター(負荷)、
40 組電池、
50 車両コントローラー(電池モジュール異常判断手段、コントローラー)、
55 車速センサー
60 組電池電圧センサー、
65 電流センサー、
70a〜70e 切替スイッチ、
80 バイパス回路、
90 電力遮断スイッチ、
100 組電池、
110〜112 電池モジュール、
120〜122 セーフティープラグ、
130 バイパス線、
401〜403 電池モジュール、
401a〜401d セル、
401S〜403S 電池モジュール電圧検出センサー。
20 モーター(負荷)、
30 インバーター(負荷)、
40 組電池、
50 車両コントローラー(電池モジュール異常判断手段、コントローラー)、
55 車速センサー
60 組電池電圧センサー、
65 電流センサー、
70a〜70e 切替スイッチ、
80 バイパス回路、
90 電力遮断スイッチ、
100 組電池、
110〜112 電池モジュール、
120〜122 セーフティープラグ、
130 バイパス線、
401〜403 電池モジュール、
401a〜401d セル、
401S〜403S 電池モジュール電圧検出センサー。
Claims (13)
- 複数のセルで構成される電池モジュールが複数直列に接続された組電池を備え当該組電池から負荷に電力を供給する電池システムであって、
前記電池モジュールの異常を検出する電池モジュール異常検出手段と、
異常が検出された電池モジュールを前記組電池から除外するために前記電池モジュールと並列に設けられたバイパス回路と、
前記電池モジュールを直列に接続させるか前記バイパス回路に接続させるかを切り替える切替スイッチと、
前記電池モジュールの異常が検出されていない場合には前記切替スイッチを前記電池モジュールが直列に接続されるように動作させる一方、前記電池モジュールの異常が検出されている場合には前記切替スイッチを前記電池モジュールが前記バイパス回路に接続されるように動作させるコントローラーと、
を有することを特徴とする電池制御システム。 - 前記電池モジュール異常検出手段は、
前記組電池の電圧を検出する組電池電圧センサーと、
前記負荷の通電電流を検出する電流センサーと、
検出された電圧と通電電流とから組電池の内部抵抗を測定する測定手段と、
測定された内部抵抗から電池モジュールが異常であるか否かを判断する判断手段と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の電池制御システム。 - 前記電池モジュール異常検出手段は、
前記電池モジュールの電圧を検出する電池モジュール電圧検出センサーを備え、
検出された電池モジュールの電圧があらかじめ定められた電圧よりも低くなっている場合に当該電池モジュールが異常であると判断することを特徴とする請求項1に記載の電池制御システム。 - 前記コントローラーは、
前記電池モジュールの異常が検出されているときには、
前記負荷の通電電流の平均値と当該通電電流の時間的な変動値のいずれもがあらかじめ定められた値よりも小さくなった時に前記切替スイッチを動作させて前記電池モジュールを前記バイパス回路に接続することを特徴とする請求項1に記載の電池制御システム。 - 車両の速度を検出する車速センサーをさらに備え、
前記コントローラーは、
前記電池モジュールの異常が検出されているときには、
前記車両の速度の時間的な変動値があらかじめ定められた値よりも小さくなった時に前記切替スイッチを動作させて前記電池モジュールを前記バイパス回路に接続することを特徴とする請求項1に記載の電池制御システム。 - 前記組電池と前記負荷を接続する負荷接続スイッチをさらに備え、
前記コントローラーは、
前記電池モジュールの異常が検出されているときには、
前記組電池から前記負荷に供給されている電力があらかじめ定められた値よりも小さいときに負荷接続スイッチを動作させて前記組電池を前記負荷から切断することを特徴とする請求項4または5に記載の電池制御システム。 - 請求項1から6のいずれかに記載の電池制御システムを備えたことを特徴とする電気自動車。
- 複数のセルで構成される電池モジュールが複数直列に接続された組電池を備え当該組電池から負荷に電力を供給する電池システムの制御方法であって、
前記電池モジュールに異常が発生したか否かを判断する段階と、
前記電池モジュールに異常が発生したと判断された場合に、残りの正常な電池モジュールで構成される組電池の電圧を測定する段階と、
測定された組電池の電圧が前記負荷を駆動させるために必要な最低電圧以上であるか否かを判断する段階と、
前記演算された組電池の電圧が前記最低電圧以上でない場合には、負荷に供給する電力を遮断する一方、前記演算された組電池の電圧が前記最低電圧以上である場合には、前記負荷に供給される電力の変動状況があらかじめ定められた一定の条件を満たした時に、前記正常な電池モジュールで組電池を構成する段階と、
を含むことを特徴とする電池システムの制御方法。 - 前記電池モジュールに異常が発生したか否かを判断する段階は、
前記組電池が前記負荷に印加する電圧と前記組電池が前記負荷に供給する電流を測定する段階と、
測定された電圧と電流とから前記組電池の内部抵抗を測定する段階と、
各電池モジュールの電圧を測定する段階と、
前記測定された内部抵抗と前記測定された各電池モジュールの電圧とからどの電池モジュールが異常であるのかを判断する段階と、
を含むことを特徴とする請求項8に記載の電池システムの制御方法。 - さらに、前記組電池が前記負荷に供給する電流の変動を測定する段階を含み、
前記正常な電池モジュールで組電池を構成する段階では、測定された電流の変動があらかじめ定められた値よりも小さくなった時に、前記負荷に供給される電力の変動状況があらかじめ定められた一定の条件を満たしたとして、前記正常な電池モジュールで組電池を構成することを特徴とする請求項8に記載の電池システムの制御方法。 - 前記負荷がモーターによって駆動される車両である場合には、
さらに、車両の速度の変動を測定する段階を含み、
前記正常な電池モジュールで組電池を構成する段階では、測定された車両の速度の変動があらかじめ定められた値よりも小さくなった時に、前記負荷に供給される電力の変動状況があらかじめ定められた一定の条件を満たしたとして、前記正常な電池モジュールで組電池を構成することを特徴とする請求項8に記載の電池システムの制御方法。 - さらに、前記組電池から前記負荷に供給されている電力があらかじめ定められた値よりも小さくなったか否かを判断する段階を含み、
前記組電池から前記負荷に供給されている電力があらかじめ定められた値よりも小さくなった時に前記組電池と前記負荷との接続を遮断することを特徴とする請求項10または11に記載の電池システムの制御方法。 - 請求項7から12のいずれかに記載の電池制御システムの制御方法を実施することを特徴とする電気自動車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007133402A JP2008288109A (ja) | 2007-05-18 | 2007-05-18 | 電池制御システムおよび電池制御システムの制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007133402A JP2008288109A (ja) | 2007-05-18 | 2007-05-18 | 電池制御システムおよび電池制御システムの制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008288109A true JP2008288109A (ja) | 2008-11-27 |
Family
ID=40147631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007133402A Pending JP2008288109A (ja) | 2007-05-18 | 2007-05-18 | 電池制御システムおよび電池制御システムの制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008288109A (ja) |
Cited By (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012026278A1 (ja) * | 2010-08-24 | 2012-03-01 | スズキ株式会社 | 電動車両 |
JP2012517210A (ja) * | 2009-02-06 | 2012-07-26 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 信頼性の高いバッテリ |
CN102742066A (zh) * | 2010-02-08 | 2012-10-17 | 福图知识产权股份公司 | 强电流电池系统以及用于控制强电流电池系统的方法 |
WO2013042243A1 (ja) | 2011-09-22 | 2013-03-28 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の電源システム |
CN103314477A (zh) * | 2010-12-28 | 2013-09-18 | 株式会社Lg化学 | 用于控制电池组系统的设备和方法 |
JP2013215045A (ja) * | 2012-04-02 | 2013-10-17 | Sekisui Chem Co Ltd | 蓄電システム、カートリッジ |
JP2013255325A (ja) * | 2012-06-06 | 2013-12-19 | Toyota Motor Corp | 蓄電システム |
KR101398482B1 (ko) * | 2012-10-24 | 2014-05-30 | 우리산업 주식회사 | 차량용 배터리 팩의 배터리모듈 제어시스템 |
JP2014125168A (ja) * | 2012-12-27 | 2014-07-07 | Mitsubishi Motors Corp | 電源機器収容器搭載漏電検出装置 |
WO2013061001A3 (fr) * | 2011-10-26 | 2014-07-17 | Renault S.A.S. | Procede d'equilibrage du niveau de charge et de decharge d'une batterie par commutation de ses blocs de cellules |
US8928281B2 (en) | 2009-03-27 | 2015-01-06 | Itochu Corporation | Battery control apparatus, vehicle, and battery control method |
WO2016132414A1 (ja) * | 2015-02-17 | 2016-08-25 | ソニー株式会社 | 蓄電モジュール、蓄電装置、蓄電システム、制御方法、電子機器、電動車両および電力システム |
JP2019025979A (ja) * | 2017-07-26 | 2019-02-21 | 株式会社東芝 | 電鉄用回生制御システム |
JP2019169248A (ja) * | 2018-03-22 | 2019-10-03 | マツダ株式会社 | 車両用蓄電装置 |
JP2019169246A (ja) * | 2018-03-22 | 2019-10-03 | マツダ株式会社 | 車両用蓄電装置 |
JP2020502969A (ja) * | 2017-04-17 | 2020-01-23 | エルジー・ケム・リミテッド | 過充電防止装置及び方法 |
CN111033873A (zh) * | 2017-08-25 | 2020-04-17 | 松下知识产权经营株式会社 | 蓄电系统以及管理装置 |
WO2020240148A3 (en) * | 2019-05-28 | 2021-07-08 | Sanjay Gupta | Temperature controlled battery pack bath tub (bpbt), and a method of protecting a large battery pack from thermal stresses |
CN114678605A (zh) * | 2021-01-29 | 2022-06-28 | 北京新能源汽车股份有限公司 | 一种电池模组预警控制方法和装置 |
JP2023030862A (ja) * | 2021-08-24 | 2023-03-08 | 矢崎総業株式会社 | 蓄電池制御装置、蓄電システム、及び蓄電池制御方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0847102A (ja) * | 1994-08-03 | 1996-02-16 | Toyota Motor Corp | 電気自動車の蓄電装置 |
-
2007
- 2007-05-18 JP JP2007133402A patent/JP2008288109A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0847102A (ja) * | 1994-08-03 | 1996-02-16 | Toyota Motor Corp | 電気自動車の蓄電装置 |
Cited By (36)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012517210A (ja) * | 2009-02-06 | 2012-07-26 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 信頼性の高いバッテリ |
US8928281B2 (en) | 2009-03-27 | 2015-01-06 | Itochu Corporation | Battery control apparatus, vehicle, and battery control method |
JP2013519357A (ja) * | 2010-02-08 | 2013-05-23 | フォルツ・インテレクチュアル・プロパティ・アー・ゲー | 高出力バッテリシステムおよび高出力バッテリシステムを制御するための方法 |
KR101727622B1 (ko) * | 2010-02-08 | 2017-04-17 | 알레보 인터내셔널 에스.아. | 고전류 배터리 시스템 및 고전류 배터리 시스템을 제어하기 위한 방법 |
CN102742066B (zh) * | 2010-02-08 | 2016-10-12 | 阿里沃国际有限公司 | 强电流电池系统以及用于控制强电流电池系统的方法 |
CN102742066A (zh) * | 2010-02-08 | 2012-10-17 | 福图知识产权股份公司 | 强电流电池系统以及用于控制强电流电池系统的方法 |
WO2012026278A1 (ja) * | 2010-08-24 | 2012-03-01 | スズキ株式会社 | 電動車両 |
US9227524B2 (en) | 2010-08-24 | 2016-01-05 | Suzuki Motor Corporation | Electric-powered vehicle |
JP2014507921A (ja) * | 2010-12-28 | 2014-03-27 | エルジー・ケム・リミテッド | バッテリーシステム管理装置及び方法 |
CN103314477A (zh) * | 2010-12-28 | 2013-09-18 | 株式会社Lg化学 | 用于控制电池组系统的设备和方法 |
US9222985B2 (en) | 2010-12-28 | 2015-12-29 | Lg Chem, Ltd. | Apparatus and method for managing battery system |
WO2013042243A1 (ja) | 2011-09-22 | 2013-03-28 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の電源システム |
WO2013061001A3 (fr) * | 2011-10-26 | 2014-07-17 | Renault S.A.S. | Procede d'equilibrage du niveau de charge et de decharge d'une batterie par commutation de ses blocs de cellules |
US9484753B2 (en) | 2011-10-26 | 2016-11-01 | Renault S.A.S. | Method for balancing the charge and discharge level of a battery by switching its blocks of cells |
JP2013215045A (ja) * | 2012-04-02 | 2013-10-17 | Sekisui Chem Co Ltd | 蓄電システム、カートリッジ |
JP2013255325A (ja) * | 2012-06-06 | 2013-12-19 | Toyota Motor Corp | 蓄電システム |
KR101398482B1 (ko) * | 2012-10-24 | 2014-05-30 | 우리산업 주식회사 | 차량용 배터리 팩의 배터리모듈 제어시스템 |
JP2014125168A (ja) * | 2012-12-27 | 2014-07-07 | Mitsubishi Motors Corp | 電源機器収容器搭載漏電検出装置 |
JPWO2016132414A1 (ja) * | 2015-02-17 | 2017-12-21 | 株式会社村田製作所 | 蓄電モジュール、蓄電装置、蓄電システム、制御方法、電子機器、電動車両および電力システム |
US10361575B2 (en) | 2015-02-17 | 2019-07-23 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Power storage module, power storage apparatus, power storage system, control method, electronic apparatus, electric vehicle, and electric power system |
WO2016132414A1 (ja) * | 2015-02-17 | 2016-08-25 | ソニー株式会社 | 蓄電モジュール、蓄電装置、蓄電システム、制御方法、電子機器、電動車両および電力システム |
JP2020502969A (ja) * | 2017-04-17 | 2020-01-23 | エルジー・ケム・リミテッド | 過充電防止装置及び方法 |
JP7001229B2 (ja) | 2017-04-17 | 2022-01-19 | エルジー・ケム・リミテッド | 過充電防止装置及び方法 |
US11165262B2 (en) | 2017-04-17 | 2021-11-02 | Lg Chem, Ltd. | Apparatus and method for preventing overcharge |
JP6993803B2 (ja) | 2017-07-26 | 2022-01-14 | 株式会社東芝 | 電鉄用回生制御システム |
JP2019025979A (ja) * | 2017-07-26 | 2019-02-21 | 株式会社東芝 | 電鉄用回生制御システム |
CN111033873A (zh) * | 2017-08-25 | 2020-04-17 | 松下知识产权经营株式会社 | 蓄电系统以及管理装置 |
JPWO2019039120A1 (ja) * | 2017-08-25 | 2020-08-20 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 蓄電システム、及び管理装置 |
JP2019169246A (ja) * | 2018-03-22 | 2019-10-03 | マツダ株式会社 | 車両用蓄電装置 |
JP2019169248A (ja) * | 2018-03-22 | 2019-10-03 | マツダ株式会社 | 車両用蓄電装置 |
JP7110646B2 (ja) | 2018-03-22 | 2022-08-02 | マツダ株式会社 | 車両用蓄電装置 |
JP7110645B2 (ja) | 2018-03-22 | 2022-08-02 | マツダ株式会社 | 車両用蓄電装置 |
WO2020240148A3 (en) * | 2019-05-28 | 2021-07-08 | Sanjay Gupta | Temperature controlled battery pack bath tub (bpbt), and a method of protecting a large battery pack from thermal stresses |
CN114678605A (zh) * | 2021-01-29 | 2022-06-28 | 北京新能源汽车股份有限公司 | 一种电池模组预警控制方法和装置 |
JP2023030862A (ja) * | 2021-08-24 | 2023-03-08 | 矢崎総業株式会社 | 蓄電池制御装置、蓄電システム、及び蓄電池制御方法 |
JP7421524B2 (ja) | 2021-08-24 | 2024-01-24 | 矢崎総業株式会社 | 蓄電池制御装置、蓄電システム、及び蓄電池制御方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2008288109A (ja) | 電池制御システムおよび電池制御システムの制御方法 | |
EP1610355B1 (en) | Relay contact welding detection method and apparatus | |
KR101256952B1 (ko) | 셀 밸런싱부의 고장 진단 장치 및 방법 | |
CN106458118B (zh) | 机动车的电源装置 | |
JP4457626B2 (ja) | 組電池の異常判定装置および組電池の異常判定方法 | |
CN109649216B (zh) | 驱动电池的自动连接 | |
WO2011148926A1 (ja) | 電源装置 | |
JP2019041468A (ja) | 電源システム及び電気自動車 | |
KR102654911B1 (ko) | 파워 릴레이 어셈블리의 상태 판단 시스템 | |
JP2008092655A (ja) | 車両用の電源装置 | |
KR101316186B1 (ko) | 절연파괴 검출에 따른 주행제어방법 | |
JP2014110685A (ja) | 蓄電システム | |
KR20120081824A (ko) | 전기자동차 및 그 제어방법 | |
JP5597349B2 (ja) | 組電池の接続異常診断装置 | |
JP2006025501A (ja) | 車両用の電源装置 | |
JP2002191102A (ja) | 車両用電源装置及びそれに対する制御装置 | |
KR102518829B1 (ko) | 차량용 배터리팩 | |
JP2006073364A (ja) | 組電池の容量調整装置及び組電池の容量調整方法 | |
JP2019092310A (ja) | 車両用充電装置 | |
JP5447029B2 (ja) | Dcdcコンバータの制御方法、および制御装置 | |
JP2016123198A (ja) | 電動車両のバッテリ制御装置 | |
JP6600974B2 (ja) | バッテリ制御装置 | |
JPH08336201A (ja) | 低電圧バッテリ状態検出装置 | |
JP2005117765A (ja) | 組電池の保護制御装置および組電池の保護制御方法 | |
JP4565963B2 (ja) | 故障検出処理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100329 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120626 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20121106 |