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JP2008284937A - パーキングブレーキ - Google Patents

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JP2008284937A JP2007130086A JP2007130086A JP2008284937A JP 2008284937 A JP2008284937 A JP 2008284937A JP 2007130086 A JP2007130086 A JP 2007130086A JP 2007130086 A JP2007130086 A JP 2007130086A JP 2008284937 A JP2008284937 A JP 2008284937A
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Katsuhiko Yamamoto
勝彦 山本
Shigeru Yokoyama
茂 横山
Masaaki Fukuoka
正明 福岡
Masakazu Saino
将一 才野
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Abstract

【課題】パーキングブレーキの回動時の摺動箇所にスパッタが付着することを防止してブレーキ品質を確保する。
【解決手段】筒状部材18の一端側にパーキングレバー11を溶接し、他端側にケーブル接続部材17を溶接しておき、支持軸16に筒状部材18を嵌合して支持軸16の一端側とパーキングレバー11とを締結する。第一レバー部材12aと第二レバー部材12bとが締結部材で締結されている。ケーブル接続部材17は、筒状部材18の他端から離間した位置に溶接されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、オフセット式のパーキングブレーキに関するものである。
従来より、駐車中の車両にブレーキをかけるためのオフセット式のパーキングブレーキが知られている(例えば、特許文献1参照)。このパーキングブレーキでは、支持軸がパーキングレバーに、そのパーキングレバーの側方へ延び出す状態で固定され、その支持軸が、セクタに回転可能に支持されるとともに、その支持軸の前記パーキングレバーから軸方向にオフセットした位置にケーブル接続部材が設けられている。
特開2004−42855号公報
しかしながら、従来のパーキングブレーキでは、ケーブル接続部材を支持軸に直接溶接しているため、溶接時に飛散したスパッタが支持軸に付着してしまうことがある。特に、支持軸と支持部材との嵌合位置、すなわち、回動時に摺動する軸受位置近傍にスパッタが付着した場合には、パーキングレバーがスムーズに回動しない等、ブレーキ品質を低下させるおそれがある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、パーキングブレーキの回動時の摺動箇所にスパッタが付着することを防止してブレーキ品質を確保することにある。
上述した目的を達成するため、本発明は、筒状部材にケーブル接続部材を溶接しておき、この筒状部材を支持軸に嵌合してケーブル接続部材を支持軸に取り付けるようにした。
具体的に、本発明は、パーキングレバーと、前記パーキングレバーの側方に延設された支持軸と、前記支持軸を回動自在に支持する支持部材と、前記支持軸の前記パーキングレバーからオフセットした位置に設けられ、ブレーキケーブルを巻き取るケーブル接続部材とを備えたパーキングブレーキを対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、請求項1の発明は、前記支持軸に嵌合する筒状部材を備え、
前記筒状部材の一端側には前記パーキングレバーが、他端側には前記ケーブル接続部材がそれぞれ溶接され、
前記支持軸に前記筒状部材が嵌合された状態で該支持軸の一端側と前記パーキングレバーとが締結されていることを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1において、
前記パーキングレバーは、幅方向に分割された第1レバー部材と第2レバー部材とを組み合わせて構成され、
前記第1レバー部材は前記筒状部材の一端側に溶接され、前記第2レバー部材は前記支持軸の一端側に締結され、
前記第1レバー部材と第2レバー部材とが締結部材で締結されていることを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、
前記ケーブル接続部材は、前記筒状部材の他端から離間した位置に溶接されていることを特徴とするものである。
請求項4の発明は、請求項1乃至3のうち何れか1項において、
前記支持部材は一体成型品であることを特徴とするものである。
請求項1に係る発明によれば、筒状部材の一端側にパーキングレバーを、他端側にケーブル接続部材をそれぞれ溶接しておき、支持部材に回動自在に支持された支持軸に筒状部材を嵌合させて該支持軸の一端側とパーキングレバーとを締結したから、支持軸に直接ケーブル接続部材を溶接することなく、パーキングレバーの回動に連動してケーブル接続部材でブレーキケーブルを巻き取ってブレーキを作用させたり、ブレーキケーブルを緩めてブレーキを解除させることができる。
すなわち、従来のパーキングブレーキのように、支持軸に直接ケーブル接続部材を溶接する場合には、溶接時に飛散したスパッタが支持軸の軸受位置近傍に付着してパーキングレバーがスムーズに回転しないおそれがあるが、本発明では、筒状部材にケーブル接続部材を溶接しておき、その後、支持軸に筒状部材を嵌合するようにしているから、溶接時のスパッタが支持軸に付着するおそれがなく、ブレーキ品質を低下させることもなく好ましい。
請求項2に係る発明によれば、パーキングレバーを第1レバー部材と第2レバー部材とに分割可能とし、パーキングレバーの第2レバー部材に支持軸の一端側を締結した後、支持軸を支持部材に組み付けて第1レバー部材と第2レバー部材とを締結部材で締結するようにしたから、溶接時の溶接歪みが支持軸に対して悪影響を及ぼすことを最小限に抑えることができる。すなわち、支持軸を支持部材に組み付けた後にパーキングレバーを溶接する場合には、溶接時に生じる溶接歪みの影響で支持軸が多少歪んでしまい、支持軸のスムーズな回転に支障をきたすおそれがあるが、本発明によれば、溶接工程を終了した後で支持軸を支持部材に組み付けることができ、溶接歪みの影響を考慮しなくても良く好ましい。また、締結部材をリベットとすれば、第1及び第2レバー部材を迅速に締結することができて、その締結が緩むおそれがない。
請求項3に係る発明によれば、ケーブル接続部材を筒状部材の他端から離間した位置に溶接したから、ケーブル接続部材を筒状部材に溶接する際に、飛散したスパッタが筒状部材の筒内周部に回り込んで付着することを防止する上で有利となる。
請求項4に係る発明によれば、支持部材を一体成型品で構成したから、例えば、1枚の板材をプレス加工で折り曲げることで支持軸を両端支持するための支持部を形成すれば、別々の部品で支持部を構成した場合に比べて部品点数を削減できるとともに、組み付け性も向上する。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
<実施形態1>
図1は、本発明の実施形態1に係るパーキングブレーキの構成を示す平面図、図2は正面図である。図1及び図2に示すように、このパーキングブレーキ10は、パーキングレバー11と、パーキングレバー11の側方に延設された支持軸16と、支持軸16を回動自在に両端支持する支持部材15と、支持軸16のパーキングレバー11からオフセットした位置に設けられ、ブレーキケーブル21を巻き取るケーブル接続部材17と、支持軸16に嵌合された筒状部材18とを備えている。
前記パーキングレバー11は、レバー本体12を備え、そのレバー本体12の先端部には円筒状のグリップ13が取り付けられている。また、レバー本体12の後端部の側方には支持軸16が延設されている。
前記レバー本体12は、幅方向に分割された第1レバー部材12aと第2レバー部材12bとを組み合わせて一体化させたものである。具体的には、図3にも示すように、第1レバー部材12aは筒状部材18の一端側(図3では右側)に溶接によって固定されている。また、第2レバー部材12bは支持軸16の一端側(図3では右側)に締結されている。
そして、第1レバー部材12aと第2レバー部材12bとを対向させて支持部材15の支持部22を挟んだ状態で、支持軸16を筒状部材18に嵌合させ、締結部材としてのリベット25により計3箇所締結することでレバー本体12が構成されている。なお、第1レバー部材12aと第2レバー部材12bとの間には中空室12cが形成され、中空室12c内には後述するレリーズ装置34が配設されている。
前記支持部材15は、支持軸16を回動自在に両端支持するものであり、図示しない車体の床板に取り付けられるベース部20と、そのベース部20の両端から略垂直に延びる支持部22,22とを備えている。ベース部20と支持部22とは、1枚の板材をプレス加工で折り曲げた一体成型品で構成されている。
前記支持部材15の支持部22には貫通孔23が形成されており、支持軸16が相対回転可能に嵌合されている。ベース部20の両端の支持部22のうち図3で右側に位置する支持部22には、貫通孔23の斜め上方にラチェット24(図2参照)が貫通孔23を中心とする扇状に形成されている。
前記ケーブル接続部材17は、ブレーキケーブル21を巻き掛けるものであり、パーキングレバー11の回動に伴って支持軸16が回転することにより、ブレーキケーブル21を巻き取って張力を作用させるブレーキ作用状態と、ブレーキケーブル21を緩めるブレーキ解除状態とに切り替わるようになっている。
前記筒状部材18は、支持軸16に嵌合されてパーキングレバー11の回動により支持軸16とともに回転するものであり、一端側にはパーキングレバー11が溶接され、他端側にはケーブル接続部材17が溶接されている。そして、筒状部材18が支持軸16に嵌合された状態で、パーキングレバー11と支持軸16とが締結されることで、パーキングレバー11の回動に連動してブレーキケーブル21がケーブル接続部材17に巻き取られるようになっている。
前記レバー本体12の中空室12c内には、パーキングブレーキ10のブレーキ作用状態を解除するためのレリーズ装置34が配設されている。このレリーズ装置34は、レリーズノブ36とレリーズノブ36から延び出すレリーズロッド38とを備え、ラチェット24と係合する係合爪32の係合状態を解除するようになっている。
前記レリーズノブ36は、グリップ13の先端部から突出可能に配設され、グリップ13の内部に配設された図示しない圧縮スプリングが、レリーズノブ36をグリップ13から突出する向きに付勢している。
前記レリーズロッド38は、レリーズノブ36のグリップ13内に位置する側の端部からレバー本体12の内部をレバー本体12の長手方向に沿って延び、レリーズノブ36とは反対側の端部において係合爪32に相対回動可能に連結されている。
前記係合爪32は、第1レバー部材12aと第2レバー部材12bとを締結する3つのリベット25のうち中央のリベット25に相対回動可能に嵌合され、レバー本体12に対して相対回動可能に支持されている。この係合爪32は、レバー本体12に対して移動不能に、且つ支持軸16に平行な軸線の回りに回動自在に保持されており、その係合爪32の回動中心から偏心した位置においてレリーズロッド38と連結されている。この係合爪32は、レリーズロッド38に連結された端部とは反対側の端部において、ラチェット24と噛み合うように構成されており、ラチェット24と噛み合う作用位置と、ラチェット24と噛み合わない非作用位置とに切り替わる。
そして、前記係合爪32とラチェット24との噛み合いにより、パーキングレバー11のブレーキを作用させる方向(図2において時計方向)への回動は許容され、解除する方向(反時計方向)への回動は阻止されている。
この係合爪32の回動は、運転者等によりレリーズ装置34が操作されることにより制御される。レリーズ装置34は、圧縮スプリングによりレリーズノブ36がグリップ13から突出する向きに常に付勢されており、この状態において係合爪32はラチェット24に噛み合わされている。これに対して、レリーズノブ36が運転者により圧縮スプリングの付勢力に抗してグリップ13内に向かって(図2において右方へ)移動させられた場合には、係合爪32がラチェット24から離間する方向(図2において時計方向)に回動して、パーキングレバー11の解除方向への回動が許容されるようになる。
−組立手順−
以上のようなパーキングブレーキ10を組み立てる組立手順について説明する。まず、レバー本体12を構成するための第1レバー部材12aと第2レバー部材12bとをそれぞれ別体でプレス加工により製造する。
次に、筒状部材18の一端側に第1レバー部材12aを溶接し、他端側にケーブル接続部材17を溶接する。このとき、ケーブル接続部材17は、筒状部材の他端から離間させた位置に溶接する。これにより、溶接時のスパッタが筒状部材18の筒内周部に回り込んで付着するのを防止することができる。以上で溶接工程を終了し、次の組立工程に進む。
組立工程では、第1レバー部材12aと第2レバー部材12bとを対向させた状態で、レリーズ装置34をレバー本体12の中空室12c内に配設し、第1レバー部材12aと第2レバー部材12bとに予め形成された3箇所の孔にリベット25を挿通する。このとき、3つのリベット25のうち中央に位置するリベット25に係合爪32を嵌合する。そして、係合爪32とレリーズ装置34とを連結し、係合爪32がラチェット24と噛み合わされる。
そして、リベット25の突出端部をかしめて頭部を形成し、第1レバー部材12aと第2レバー部材12bとを締結する。その後、支持軸16を支持部材15の支持部22(図3において左側)の貫通孔23から挿通させて、支持軸16を筒状部材18に嵌合し、対向する支持部22(図3において右側)の貫通孔23を通して支持軸16の先端部を第2レバー部材12bの側板から突出させる。そして、支持軸16の先端部をかしめて頭部を形成することで抜け止めを施し、第2レバー部材12bが支持軸16から離脱しないようにする。そして、グリップ13等を取り付けて、組立工程を終了する。
以上のように、本発明の実施形態1に係るパーキングブレーキ10によれば、筒状部材18の一端側にパーキングレバー11を、他端側にケーブル接続部材17をそれぞれ溶接しておき、支持部材15に回動自在に支持された支持軸16に筒状部材18を嵌合して該支持軸16の一端側とパーキングレバー11とを締結したから、支持軸16に直接ケーブル接続部材17を溶接することなく、パーキングレバー11の回動に連動してケーブル接続部材17でブレーキケーブル21を巻き取ってブレーキを作用させたり、ブレーキケーブル21を緩めてブレーキを解除させることができる。
すなわち、従来のパーキングブレーキのように、支持軸16に直接ケーブル接続部材17を溶接する場合には、溶接時に飛散したスパッタが支持軸16の軸受位置近傍に付着してパーキングレバー11がスムーズに回転しないおそれがあるが、本発明では、筒状部材18にケーブル接続部材17を溶接しておき、その後、支持軸16に筒状部材18を嵌合するようにしているから、溶接時のスパッタが支持軸16に付着するおそれがなく、ブレーキ品質を低下させることもなく好ましい。
また、第2レバー部材12bと支持軸16とを溶接により締結するのではなく、支持軸16の先端部をかしめたリベット締結としているため、溶接歪みの影響を抑えて支持軸16の振れを少なくでき、パーキングレバー11をスムーズに回動させることができる。
なお、本実施形態1の変形例として、図4に示すように、支持軸16の一端側に第2レバー部材12bを溶接し、支持軸16を第2レバー部材12bの側方に延設させておくことも考えられる。この場合には、支持軸16を支持部材15の支持部22(図4において右側)の貫通孔23に挿通させ、続いて支持軸16を筒状部材18に嵌合させて、支持軸16の先端部を対向する支持部22(図4において左側)の貫通孔23に嵌合させた後、支持軸16を支持部材15に支持するようにすればよい。このようにすれば、第2レバー部材12bと支持軸16とを予め組み立ててユニット化しておくことができ、組立作業が容易となる。
<実施形態2>
図5は本発明の実施形態2に係るパーキングブレーキの構成を示す斜視図、図6は平面図、図7は側面図である。前記実施形態1との違いは、パーキングレバー51を分割構造とせずに一体物で構成した点であるため、以下、実施形態1と同じ部分については同じ符号を付し、相違点についてのみ説明する。
図5〜図7に示すように、このパーキングブレーキ50は、パーキングレバー51と、パーキングレバー51の側方に延設された支持軸16と、支持軸16を回動自在に両端支持する支持部材55と、支持軸16のパーキングレバー11からオフセットした位置に設けられ、ブレーキケーブル21を巻き取るケーブル接続部材17と、支持軸16に嵌合する筒状部材18とを備えている。
前記パーキングレバー51は、レバー本体52を備え、そのレバー本体52の先端部には円筒状のグリップ13が取り付けられている。また、レバー本体52の後端部の側方には支持軸16が延設されている。図8に示すように、このレバー本体52内には中空室52aが形成され、中空室52a内にはレリーズ装置34が配設されている。なお、このレリーズ装置34の構成は前記実施形態1と略同じであるため、説明を省略する。
前記支持部材55は、支持軸16を両端支持するものであり、図示しない車体の床板に取り付けられるベース部56と、そのベース部56から略垂直に延びる支持部57,57とを備えている。
前記支持部材55の支持部57,57には貫通孔23が形成されており、支持軸16が嵌合されて両端支持されている。ベース部56の支持部57,57のうち図8で右側に位置する支持部57には、貫通孔23の斜め上方にラチェット24が貫通孔23を中心とする扇状に形成されている。また、図8で左側に位置する支持部57は、L字状に折り曲げられた板材で形成され、この板材がベース部56上に載置固定されることで、支持部57,57が対向配置される。
前記筒状部材18は、支持軸16に嵌合されてパーキングレバー51の回動により、支持軸16とともに回転するものであり、一端側にはパーキングレバー51が溶接され、他端側にはケーブル接続部材17が溶接されている。そして、筒状部材18が支持軸16に嵌合されることで、パーキングレバー51の回動に連動してブレーキケーブル21がケーブル接続部材17に巻き取られるようになっている。
−組立手順−
以上のようなパーキングブレーキ50を組み立てる組立手順について説明する。まず、レバー本体52をプレス加工により製造する。次に、筒状部材18の一端側にレバー本体52を溶接して支持軸16をレバー本体52の側方に延設させる。そして、筒状部材18の他端側にケーブル接続部材17を溶接する。このとき、ケーブル接続部材17は、筒状部材の他端から離間させた位置に溶接する。これにより、溶接時のスパッタが筒状部材18の筒内周部に回り込んで付着するのを防止することができる。以上で溶接工程を終了し、次の組立工程に進む。
組立工程では、レリーズ装置34をレバー本体52の中空室52a内に配設する一方、レバー本体52の幅方向の両側板で支持部57を挟んだ状態とし、支持部57の貫通孔23と筒状部材18とが同心となるように配置する。
そして、支持軸16を支持部材55の支持部57(図8において左側)の貫通孔23から挿通させて、支持軸16を筒状部材18に嵌合し、対向する支持部57(図8において右側)の貫通孔23を通して支持軸16の先端部をレバー本体52の側板から突出させる。そして、支持軸16の先端部をかしめて頭部を形成することで抜け止めを施し、レバー本体52が支持軸16から離脱しないようにする。その後、グリップ13等を取り付けて、組立工程を終了する。
以上のように、本発明の実施形態2に係るパーキングブレーキ50によれば、筒状部材18の一端側にパーキングレバー51を、他端側にケーブル接続部材17をそれぞれ溶接しておき、支持部材55に両端支持された支持軸16に筒状部材18を嵌合したから、支持軸16に直接ケーブル接続部材17を溶接することなく、パーキングレバー51の回動に連動してケーブル接続部材17でブレーキケーブル21を巻き取ってブレーキを作用させたり、ブレーキケーブル21を緩めてブレーキを解除させることができる。すなわち、本発明では、筒状部材18にケーブル接続部材17を溶接しておき、その後、支持軸16に筒状部材18を嵌合するようにしているから、溶接時のスパッタが支持軸16に付着するおそれがなく、ブレーキ品質を低下させることもなく好ましい。
以上説明したように、本発明は、パーキングブレーキの回動時の摺動箇所にスパッタが付着することを防止してブレーキ品質を確保することができるという実用性の高い効果が得られることから、きわめて有用で産業上の利用可能性は高い。
本発明の実施形態1に係るパーキングブレーキの構成を示す平面図である。 本実施形態1に係るパーキングブレーキの構成を示す側面図である。 図2におけるA−A矢視断面図である。 本実施形態1に係るパーキングブレーキの変形例を示す図3相当図である。 本実施形態2に係るパーキングブレーキの構成を示す斜視図である。 本実施形態2に係るパーキングブレーキの構成を示す平面図である。 本実施形態2に係るパーキングブレーキの構成を示す側面図である。 図7におけるB−B矢視断面図である。
符号の説明
10 パーキングブレーキ
11 パーキングレバー
12 レバー本体
12a 第1レバー部材
12b 第2レバー部材
15 支持部材
16 支持軸
17 ケーブル接続部材
18 筒状部材
21 ブレーキケーブル
22 支持部
25 リベット(締結部材)

Claims (4)

  1. パーキングレバーと、
    前記パーキングレバーの側方に延設された支持軸と、
    前記支持軸を回動自在に支持する支持部材と、
    前記支持軸の前記パーキングレバーからオフセットした位置に設けられ、ブレーキケーブルを巻き取るケーブル接続部材とを備えたパーキングブレーキであって、
    前記支持軸に嵌合する筒状部材を備え、
    前記筒状部材の一端側には前記パーキングレバーが、他端側には前記ケーブル接続部材がそれぞれ溶接され、
    前記支持軸に前記筒状部材が嵌合された状態で該支持軸の一端側と前記パーキングレバーとが締結されていることを特徴とするパーキングブレーキ。
  2. 請求項1において、
    前記パーキングレバーは、幅方向に分割された第1レバー部材と第2レバー部材とを組み合わせて構成され、
    前記第1レバー部材は前記筒状部材の一端側に溶接され、前記第2レバー部材は前記支持軸の一端側に締結され、
    前記第1レバー部材と第2レバー部材とが締結部材で締結されていることを特徴とするパーキングブレーキ。
  3. 請求項1又は2において、
    前記ケーブル接続部材は、前記筒状部材の他端から離間した位置に溶接されていることを特徴とするパーキングブレーキ。
  4. 請求項1乃至3のうち何れか1項において、
    前記支持部材は一体成型品であることを特徴とするパーキングブレーキ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013230703A (ja) * 2012-04-27 2013-11-14 Otsuka Koki Co Ltd パーキングブレーキ

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