JP2008282961A - 固体撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】入射光の斜入射特性を低下させることなく、シェーディングの発生を抑制することができる固体撮像装置を提供する。
【解決手段】MOS型固体撮像装置1では、上層配線(電荷転送線1018〜1048)がシフト形成されている画素セル101〜104において、撮像領域の中央L1を挟み両側となる部分に存在する画素セルどうし、例えば、画素セル101と画素セル104とを比較して見るときに、互いの画素セル101、104に関連する電源線1016、1046、垂直信号線1017、1047および電荷転送線1018、1048が、X軸方向において、センサ部10の中央L1から紙面に垂直な方向に想定する仮想平面を基準として面対称の関係を以って形成されている。
【選択図】図2
【解決手段】MOS型固体撮像装置1では、上層配線(電荷転送線1018〜1048)がシフト形成されている画素セル101〜104において、撮像領域の中央L1を挟み両側となる部分に存在する画素セルどうし、例えば、画素セル101と画素セル104とを比較して見るときに、互いの画素セル101、104に関連する電源線1016、1046、垂直信号線1017、1047および電荷転送線1018、1048が、X軸方向において、センサ部10の中央L1から紙面に垂直な方向に想定する仮想平面を基準として面対称の関係を以って形成されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、固体撮像装置に関し、特にMOS型固体撮像装置におけるセンサ部の構造に関する。
ディジタルスチルカメラなどの撮像デバイスとして用いられるMOS型固体撮像装置では、複数の画素セルが二次元配置(例えば、マトリクス状に配置)されてなるセンサ部を備える(特許文献1〜3)。従来のMOS型固体撮像装置におけるセンサ部の構造について、図10を用い説明する。
図10に示すように、MOS型固体撮像装置における画素セル900は、フォトダイオード9001と、3つのトランジスタ(転送トランジスタ9002、増幅トランジスタ9004、リセットトランジスタ9005)とを有し構成されている。フォトダイオード9001は、受光した光をその強度に応じた量の電荷に変換して蓄積する素子部であって、一端が転送トランジスタ9002のソースに接続されている。転送トランジスタ9002のドレイン側には、転送された電荷を受けるフローティングディフュージョン(以下では、「FD」と記載する。)9003が形成されている。FD9003と増幅トランジスタ9004のゲートとの間は、電荷転送線9008で接続されている。
図10に示すように、MOS型固体撮像装置における画素セル900は、フォトダイオード9001と、3つのトランジスタ(転送トランジスタ9002、増幅トランジスタ9004、リセットトランジスタ9005)とを有し構成されている。フォトダイオード9001は、受光した光をその強度に応じた量の電荷に変換して蓄積する素子部であって、一端が転送トランジスタ9002のソースに接続されている。転送トランジスタ9002のドレイン側には、転送された電荷を受けるフローティングディフュージョン(以下では、「FD」と記載する。)9003が形成されている。FD9003と増幅トランジスタ9004のゲートとの間は、電荷転送線9008で接続されている。
増幅トランジスタ9004およびリセットトランジスタ9005の各ドレインは、図10におけるY軸方向に延伸される電源線9006に接続されており、増幅トランジスタ9004のソースは、電源線9006と同様にY軸方向に延伸された垂直信号線90072接続されている。フォトダイオード9001での光電変換により形成された電荷は、転送トランジスタがオンされることでFD9003へと転送され、当該信号電荷が増幅トランジスタ9004のゲートに入力されることで、増幅された信号が垂直信号線9007へと出力される。
センサ部における各画素セル900は上記構成を有しているが、画素セル900における電荷転送線9008、電源線9006および垂直信号線9007のレイアウトについて、図11を用い説明する。なお、図11では、複数の画素セルをセンサ部90の形成領域毎に区分けして、画素セル901〜904として示すが、各画素セル901〜904は、上記画素セル900と回路面で同一構成となっている。
図11に示すように、画素セル901〜904では、装置厚み方向において、電荷転送線9018〜9048と垂直信号線9017〜9047とが同一の高さレベルに形成され、電源線9016〜9046がそれよりも上層に形成されている。また、画素セル901〜904は、センサ部90の中心L9に対する配置毎に、上層に形成された電源線9016〜9046の各中心L901〜L904が中央側へとシフトした状態となっている(所謂、「シュリンク」と称される)。このような電源線9016〜9046のシフト配置は、入射光の斜入射特性の向上を目的とするものである。
特開2004−186407号公報
特開2002−335455号公報
米国特許6838715号公報
しかしながら、図11に示すような電源線9016〜9046をセンサ部90の中央側へとシフト配置した従来のMOS型固体撮像装置では、画素セル901〜904毎に出力信号のバラツキが生じ、出力画像の明るさにムラを生じる、所謂、シェーディングの問題が発生する。即ち、図11に示すように、シュリンクにより電源線9016〜9046をセンサ部90の中央側へとシフト配置した構成においては、X軸方向の左側に位置する画素セル901、902と右側に位置する画素セル903、904とで、電源線9016〜9046と電荷転送線9018〜9048との間の距離に差異を有する。その結果、画素セル901、902、903、904では、寄生容量C9011〜C9041に差異が生じる。
画素セル901〜904における各寄生容量C9011〜C9041は、FD9003の容量を構成する位置要素であり、寄生容量C9011〜C9041のバラツキは、フォトダイオード9011〜9041で同じ数の電子を発生させた場合における出力信号の差異を生ずる原因となる。
本発明は、上記問題を解決しようとなされたものであって、入射光の斜入射特性を低下させることなく、シェーディングの発生を抑制することができる固体撮像装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記問題を解決しようとなされたものであって、入射光の斜入射特性を低下させることなく、シェーディングの発生を抑制することができる固体撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る固体撮像装置は、半導体基板における一方の主面(以下では、「基板主面」と記載する。)に沿う方向に複数の画素セルが二次元配置されてなる撮像領域を有し、複数の画素セルの各々にフォトダイオードとFD(フローティングディフュージョン)と増幅トランジスタと第1の配線とを有する構成である。
ここで、フォトダイオードは入射した光をその光量に応じた電荷に変換する機能を有し、FDはフォトダイオードでの光電変換により生成された電荷が転送される部分であり、増幅トランジスタはFDからの電荷を増幅して出力する。また、第1の配線は、FDと増幅トランジスタとの間を接続する配線である。また、本発明に係る固体撮像装置では、複数の画素セルの各々における増幅トランジスタのドレインおよびソースに対し、一方に電力を供給する第2の配線が接続され、他方に当該増幅トランジスタでの増幅により生成された信号を出力する第3の配線が接続されている。
ここで、フォトダイオードは入射した光をその光量に応じた電荷に変換する機能を有し、FDはフォトダイオードでの光電変換により生成された電荷が転送される部分であり、増幅トランジスタはFDからの電荷を増幅して出力する。また、第1の配線は、FDと増幅トランジスタとの間を接続する配線である。また、本発明に係る固体撮像装置では、複数の画素セルの各々における増幅トランジスタのドレインおよびソースに対し、一方に電力を供給する第2の配線が接続され、他方に当該増幅トランジスタでの増幅により生成された信号を出力する第3の配線が接続されている。
上記構成を有する本発明に係る固体撮像装置においては、第1の配線および第2の配線および第3の配線が、基板主面上において、半導体基板の厚み方向の複数の層に層分けされた状態で配されており、基板主面から最も離れた側の層(以下では、「上層」と記載する。)に一の配線(以下では、「上層配線」と記載する。)を配し、それよりも基板主面に近い側の層(以下では、「下層」と記載する。)に残りの配線(以下では、「下層配線」と記載する。)を互いに並行する状態で配する。そして、本発明に係る固体撮像装置では、基板主面に沿う方向(複数の画素セルが二次元配置されてなる方向)において、撮像領域内における中央を囲む一部領域で、上層配線が撮像領域の中央側へとシフトして形成されている。また、上層配線がシフト形成された一部領域において、撮像領域の中央を挟んだ両側部分の画素セルどうしでは、第2の配線および第3の配線の少なくとも一方の配線と第1の配線とが、撮像領域の中央から上記シフト方向および上記基板主面に沿う方向の双方に対して交差する方向に想定する仮想面に対して、互いに面対称の配置関係を有する。
上記本発明に係る固体撮像装置では、次のようなバリエーションを採用することができる。
・上記本発明に係る固体撮像装置では、上層配線がシフト形成された箇所における撮像領域の中央を挟んだ両側の画素セルどうしでは、第1の配線、第2の配線および第3の配線の全てが、上記面対称の関係を有するという構成を採用することができる。
・上記本発明に係る固体撮像装置では、上層配線がシフト形成された箇所における撮像領域の中央を挟んだ両側の画素セルどうしでは、第1の配線、第2の配線および第3の配線の全てが、上記面対称の関係を有するという構成を採用することができる。
・上記本発明に係る固体撮像装置では、撮像領域における複数の画素セルの各々において、上層配線としての第1の配線を形成し、下層配線として第2の配線および第3の配線を形成するという構成を採用することができる。
・上記本発明に係る固体撮像装置では、撮像領域における複数の画素セルの各々において、上層配線としての第3の配線を形成し、下層配線として第1の配線および第2の配線を形成するという構成を採用することができる。
・上記本発明に係る固体撮像装置では、撮像領域における複数の画素セルの各々において、上層配線としての第3の配線を形成し、下層配線として第1の配線および第2の配線を形成するという構成を採用することができる。
・上記本発明に係る固体撮像装置では、遮光画素領域において、撮像領域における上層と同一レベルの層上に導電層を形成し、当該導電層により遮光を行うという構成を採用することができる。この場合、導電層よりも基板主面に近い側の層に第1の配線および第3の配線を形成し、撮像領域における第2の配線を遮光画素領域における導電層に対し接続されてなる構成を採用することができる。さらに、この構成を採用する場合には、第1の配線および第3の配線を、撮像領域と遮光画素領域との間で、それぞれ接続する構成を採用する。
・上記撮像領域と遮光画素領域との間における第1の配線および第3の配線のそれぞれの接続には、複数のコンタクトプラグを用いることができる。
・上記本発明に係る固体撮像装置では、撮像領域における全ての第3の配線が、接続関係を有する各画素セルに対し、撮像領域の中心側に形成されてなる、という構成を採用することができる。
・上記本発明に係る固体撮像装置では、撮像領域における全ての第3の配線が、接続関係を有する各画素セルに対し、撮像領域の中心側に形成されてなる、という構成を採用することができる。
・上記本発明に係る固体撮像装置では、撮像領域における全ての画素セルにおいて、第1の配線が各画素セルの中心よりも撮像領域の中心から離れた側(外側)に形成されてなる、という構成を採用することができる。
・上記本発明に係る固体撮像装置では、撮像領域における複数の画素セルの各々において、上層配線としての第2の配線を形成し、下層配線としての第1の配線および第3の配線を形成するという構成を採用することができる。
・上記本発明に係る固体撮像装置では、撮像領域における複数の画素セルの各々において、上層配線としての第2の配線を形成し、下層配線としての第1の配線および第3の配線を形成するという構成を採用することができる。
上述のように、本発明に係る固体撮像装置では、上層配線が撮像領域の中央側へとシフトした状態で形成されているので、シフト形成された上層配線が斜め入射光を遮り難い。よって、本発明に係る固体撮像装置では、入射光に対する高い斜入射特性を得ることができる。
また、本発明に係る固体撮像装置では、上層配線がシフト形成されている画素セルにおいて、撮像領域の中央を挟み両側となる部分に存在する画素セルどうしを見るときに、互いの画素セルに関連する第2の配線および第3の配線の少なくとも一方の配線と第1の配線とが、基板主面に沿う方向において、上記面対称の関係を以って形成されている。このため、本発明に係る固体撮像装置では、高い斜入射特性を得るために上層配線をシフト形成しながら、少なくとも上記面対称の関係を有するように下層配線が形成された画素セルどうしで、第1の配線に対する第2の配線および第3の配線の少なくとも一方の配線との相互の距離が大きく異なることがない。よって、本発明に係る固体撮像装置では、上記撮像領域の中央を挟んで両側となる部分のそれぞれの部分に属する画素セルどうしの間で、FDに存在する寄生容量の差異が、上記従来技術に係る固体撮像装置に比べて小さくなり、出力画像の明るさにムラを生じ難い(シェーディングを生じ難い)。
また、本発明に係る固体撮像装置では、上層配線がシフト形成されている画素セルにおいて、撮像領域の中央を挟み両側となる部分に存在する画素セルどうしを見るときに、互いの画素セルに関連する第2の配線および第3の配線の少なくとも一方の配線と第1の配線とが、基板主面に沿う方向において、上記面対称の関係を以って形成されている。このため、本発明に係る固体撮像装置では、高い斜入射特性を得るために上層配線をシフト形成しながら、少なくとも上記面対称の関係を有するように下層配線が形成された画素セルどうしで、第1の配線に対する第2の配線および第3の配線の少なくとも一方の配線との相互の距離が大きく異なることがない。よって、本発明に係る固体撮像装置では、上記撮像領域の中央を挟んで両側となる部分のそれぞれの部分に属する画素セルどうしの間で、FDに存在する寄生容量の差異が、上記従来技術に係る固体撮像装置に比べて小さくなり、出力画像の明るさにムラを生じ難い(シェーディングを生じ難い)。
従って、本発明に係る固体撮像装置では、入射光の斜入射特性を低下させることなく、シェーディングの発生を抑制することができる。
なお、本発明は、一つの画素セルに複数のフォトダイオードと複数の転送トランジスタとが設けられた、所謂、多画素1セルの構成や、増幅トランジスタのソースと第3の配線との間に選択トランジスタを介挿させる構成などを採用する場合にも有効である。
なお、本発明は、一つの画素セルに複数のフォトダイオードと複数の転送トランジスタとが設けられた、所謂、多画素1セルの構成や、増幅トランジスタのソースと第3の配線との間に選択トランジスタを介挿させる構成などを採用する場合にも有効である。
また、本発明に係る固体撮像装置では、上層配線がシフト形成されている画素セルにおいて、撮像領域の中央を挟み両側となる部分に存在する画素セルどうしを見るときに、互いの画素セルに関連する第1の配線、第2の配線および第3の配線の全てが上記面対称の関係を有するという構成を採用する場合に、上記FDに存在する寄生容量の画素間での差異を小さくできるという観点から、より望ましい。
以下では、本発明を実施するための最良の形態について、2つの具体例を用い説明する。なお、以下の説明で用いる実施形態はあくまでも本発明の一例であって、本発明は、その本質的な特徴部分以外に何ら以下の実施形態に限定を受けるものではない。
(実施の形態1)
1.MOS型固体撮像装置1の全体構成
本実施の形態1に係るMOS型固体撮像装置1の全体構成について、図1を用い説明する。
(実施の形態1)
1.MOS型固体撮像装置1の全体構成
本実施の形態1に係るMOS型固体撮像装置1の全体構成について、図1を用い説明する。
図1に示すように、MOS型固体撮像装置1は、1枚の半導体基板にセンサ部10と、当該センサ部10を取り囲むように形成された回路部21〜24とを有し構成されている。センサ部10には、複数の画素セル100がマトリクス状に設けられており、各回路部21〜24に対して配線で接続されている。各画素セル100の構成は、図1の拡大部分に示すように、フォトダイオード1001と3つのトランジスタ(転送トランジスタ1002、増幅トランジスタ1004、リセットトランジスタ1005)などから構成されている。そして、転送トランジスタ1002のドレイン側には、フォローティングディフュージョン(FD)1003が設けられている。
フォトダイオード1001は、入力された光の強弱に応じて電荷を生成する素子部であり、一端が接地され、他端が転送トランジスタ1002のソースに接続されている。転送トランジスタ1002は、フォトダイオード1001で生成された電荷を検出部としてのFD1003に転送するための素子部であり、ドレインが増幅トランジスタ1004のゲートおよびリセットトランジスタ1005のソースに接続されている。
リセットトランジスタ1005は、FD1003に蓄積された電荷を予め設定された一定時間毎にリセットするための素子部であり、ドレインが電源線1006と接続されている。増幅トランジスタ1004は、FD1003に蓄積された電荷を増幅する素子部であり、ドレインが電源線10062接続され、ソースが垂直信号線1007に接続されている。なお、FD1003と増幅トランジスタ1004のゲートとの間は、電荷転送線1008で接続されている。
また、MOS型固体撮像装置1における垂直シフトレジスタ部21および水平シフトレジスタ部23は、ともにダイナミック回路であり、タイミング発生回路部24からのタイミング信号に基づき、複数の画素セル100あるいは画素選択回路部22に対して順次駆動(スイッチング)パルスを送出する。画素選択回路部22には、行単位の画素セル100ごとに対応して形成されたスイッチング素子を内蔵しており、水平シフトレジスタ部23からのパルスを受けて順次オン状態となる。
センサ部10における複数の画素セル100では、フォトダイオード1001での光電変換により生成された電荷が、垂直シフトレジスタ部21で選択された行と、画素選択回路部22がON状態となっている列との交差した部分に該当するときに読み出されるよう構成されている。タイミング発生回路部24は、垂直シフトレジスタ部21および水平シフトレジスタ部23に対し、電源電圧やタイミングパルスなどを印加する回路である。
2.センサ部10における配線
次に、本実施の形態に係るMOS型固体撮像装置1の配線構成について、図2を用い説明する。なお、図2では、センサ部10の中央L1を囲む領域に形成されている4つの画素セル101〜104を抽出し、各画素セル101〜104における配線1016〜1046、1017〜1047、1018〜1048の配線関係を模式的(層間絶縁膜などを省略した状態)に示す。また、図2における配線1016〜1046は、図1における電源線1006に相当し、同様に、配線1017〜1047は、図1における垂直信号線1007に相当し、配線1018〜1048は、図1における電荷転送線1008に相当する。
次に、本実施の形態に係るMOS型固体撮像装置1の配線構成について、図2を用い説明する。なお、図2では、センサ部10の中央L1を囲む領域に形成されている4つの画素セル101〜104を抽出し、各画素セル101〜104における配線1016〜1046、1017〜1047、1018〜1048の配線関係を模式的(層間絶縁膜などを省略した状態)に示す。また、図2における配線1016〜1046は、図1における電源線1006に相当し、同様に、配線1017〜1047は、図1における垂直信号線1007に相当し、配線1018〜1048は、図1における電荷転送線1008に相当する。
図2に示すように、各画素セル101〜104におけるフォトダイオード1001〜1004は、半導体基板における厚み方向内方に形成されている。そして、配線1016〜1046、1017〜1047、1018〜1048は、各画素セル101〜104において、半導体基板の厚み方向(Z軸方向)における主面よりも上に2層に分けた状態で形成されている。本実施の形態に係るMOS型固体撮像装置1では、2層の内の半導体基板の主面に近い側の層(以下では、「下層」と記載する。)に、電源線1016〜1046と垂直信号線1017〜1047とが互いに並設されている。
また、2層の内の半導体基板の主面から離れた側の層(以下では、「上層」と記載する。)に形成された電荷転送線1018〜1048が、それぞれの画素セル101〜104において、センサ部10における中央L1の側にシフトした状態となっている。具体的には、画素セル101では、電荷転送線1018の中心線L101がX軸方向の右側(センサ部10の中央L1側)に向けてシフトされており、画素セル102では、電荷転送線1028の中心線L102がX軸方向の右側(センサ部10の中央L1側)に向けてシフト配置されている。センサ部10における中央L1から離れた位置にある画素セル101の電荷転送線1018のシフト量は、近い位置にある画素セル102の電荷転送線1028のシフト量よりも大きくなっている。
画素セル103、104においても、上記同様の関係を以って、電荷転送線1038、1048がシフト配置されている。このような上層における配線1018〜1048のシフト配置は、斜入射光を遮るのを防止するためのものである。
下層には、電源線1016〜1046と垂直信号線1017〜1047が形成されている。
下層には、電源線1016〜1046と垂直信号線1017〜1047が形成されている。
本実施の形態に係るMOS型固体撮像装置1では、電源線1016〜1046および垂直信号線1017〜1047および電荷転送線1018〜1048の全てが、X軸方向左側に配された画素セル101、102と右側に配された画素セル103、104との間での配置において、センサ部10の中央L1から紙面に垂直な方向に想定する仮想平面に対して面対称の関係にある。具体的に、画素セル101では、電源線1016が垂直信号線1017に対し左側に配置され、電荷転送線1018が垂直信号線1017に対しZ軸方向上方に配されているのに対し、画素セル104では、電源線1046が垂直信号線1047に対し右側に配置され、電荷転送線1048が垂直信号線1047に対しZ軸方向上方に配されており、センサ部10の中央L1から紙面に垂直な方向に想定する仮想平面を基準として、電源線1016、1046および垂直信号線1017、1047および電荷転送線1018、1048の全てが、画素セル101と画素セル104との間で面対称の関係にある。同様に、画素セル102と画素セル103とにおいても、電源線1026、1036および垂直信号線1027、1037および電荷転送線1028、1048の全てが、画素セル102と画素セル103との間で互いに上記仮想平面に対して面対称の関係にある。
3.MOS型固体撮像装置1の駆動
MOS型固体撮像装置1の駆動について、図1を用い説明する。
(1)読み出し動作前の画素セル100では、非選択状態となっている。具体的には、転送トランジスタ1002およびリセットトランジスタ1005がともにオフ状態となっており、FD1003の電位は増幅トランジスタ1004が駆動しないレベルに維持されている。
MOS型固体撮像装置1の駆動について、図1を用い説明する。
(1)読み出し動作前の画素セル100では、非選択状態となっている。具体的には、転送トランジスタ1002およびリセットトランジスタ1005がともにオフ状態となっており、FD1003の電位は増幅トランジスタ1004が駆動しないレベルに維持されている。
(2)一つの行を選択する場合には、先ず、リセットトランジスタ1005をオン状態とし、この時点でFD1003の電位は電源と同一のHighレベルにリセットされる。
次に、リセットトランジスタ1005をオフ状態とするが、この状態でのFD1003は寄生容量Cにより上記Highレベルにチャージされたままである。この動作により、該画素セル100が選択されたことになる。
次に、リセットトランジスタ1005をオフ状態とするが、この状態でのFD1003は寄生容量Cにより上記Highレベルにチャージされたままである。この動作により、該画素セル100が選択されたことになる。
(3)次に、画素セル100のフォトダイオード1001に対し光が入射し、光電変換により入射光量に応じた電荷が生成される。そして、フォトダイオード1001には、生成された電荷が蓄積される。
(4)次に、転送トランジスタ1002をオン状態とすること、フォトダイオード1001からFD1003へと電荷が転送される。なお、このときのFD1003の電位は、上記Highレベルから△Vだけ低下する。
[式1]
△V=n×e/C
ここで、nはFD1003に転送された電子数を示し、eは素電荷でe=1.6×10-19[C]である。また、式1におけるCは、FD1003の寄生容量である。
(4)次に、転送トランジスタ1002をオン状態とすること、フォトダイオード1001からFD1003へと電荷が転送される。なお、このときのFD1003の電位は、上記Highレベルから△Vだけ低下する。
[式1]
△V=n×e/C
ここで、nはFD1003に転送された電子数を示し、eは素電荷でe=1.6×10-19[C]である。また、式1におけるCは、FD1003の寄生容量である。
FD1003の電位変動分△Vは、増幅トランジスタ1004のゲートへと伝えられ、増幅トランジスタ1004で増幅された信号が垂直信号線1007へと出力される。
(5)信号が出力された画素セル100に対しては、転送トランジスタ1002をオフ状態とし、リセットトランジスタ1005をオン状態とする。そして、電源線1006に接続されている電源の電圧レベルを増幅トランジスタ1004が動作しないレベルまで低下させて、リセットトランジスタ1005をオフ状態とする。当該動作により、該画素セル100では、増幅トランジスタ1004が動作しないレベルにFD1003の電位がリセットされる(非選択状態)。
(5)信号が出力された画素セル100に対しては、転送トランジスタ1002をオフ状態とし、リセットトランジスタ1005をオン状態とする。そして、電源線1006に接続されている電源の電圧レベルを増幅トランジスタ1004が動作しないレベルまで低下させて、リセットトランジスタ1005をオフ状態とする。当該動作により、該画素セル100では、増幅トランジスタ1004が動作しないレベルにFD1003の電位がリセットされる(非選択状態)。
4.MOS型固体撮像装置1の優位性
本実施の形態に係るMOS型固体撮像装置1では、図2に示す配線1016〜1046、1017〜1047、1018〜1048の配置形態を最大の特徴とする。そして、この構成上の特徴により本実施の形態に係るMOS型固体撮像装置1が有する優位性について、図11に示す従来のMOS型固体撮像装置との比較により説明する。
本実施の形態に係るMOS型固体撮像装置1では、図2に示す配線1016〜1046、1017〜1047、1018〜1048の配置形態を最大の特徴とする。そして、この構成上の特徴により本実施の形態に係るMOS型固体撮像装置1が有する優位性について、図11に示す従来のMOS型固体撮像装置との比較により説明する。
図2に示すように、本実施の形態に係るMOS型固体撮像装置1では、電源線1016〜1046および垂直信号線1017〜1047および電荷転送線1018〜1048の全てが、画素セル101〜104の互いの間で、センサ部10の中央L1から紙面に垂直な方向に想定する仮想平面に対して面対称の関係にある。そして、配線1018〜1048は、センサ部10の中央L1側へとシフト配置されている。当該配置状態においては、電荷転送線1018〜1048と電源線1016〜1046との間には、それぞれ寄生容量C1011〜C1041が存在し、電荷転送線1018〜1048と垂直信号線1017〜1047との間には、それぞれ寄生容量C1012〜C1042が存在することになる。
本実施の形態に係るMOS型固体撮像装置1では、X軸方向の左右の各画素セル101〜104において、上層における配線1018〜1048および下層における配線1016〜1046、1017〜1047を上記面対称の関係を有するように配置しているので、各画素セル101〜104の互いの間でFDの寄生容量C1011〜C1041が略同一の値を示すことになる。また、FDの寄生容量C1012〜C1042についても、画素セル101〜104の互いの間で略同一の値を示すことになる。
[式2]
C1011≒C1021≒ C1031≒C1041
[式3]
C1012≒C1022≒ C1032≒C1042
[式4]
(C1011+C1012)≒(C1021+C1022)
≒(C1031+C1032)
≒(C1041+C1042)
ところで、上記のように、MOS型固体撮像装置1の駆動に際して、増幅トランジスタ1004へはFD1003の電位変動分△Vが伝えられるのであるが、上記(式1)のように△VはFD1003の寄生容量Cに大きな影響を受ける。そして、本実施の形態に係るMOS型固体撮像装置1では、図2に示すように、センサ部10の全域におけるFD1003の寄生容量C1011〜C1041、C1012〜C1042が略同一である。よって、本実施の形態に係るMOS型固体撮像装置1では、センサ部10の全ての画素セル100において、フォトダイオード1001で生成された電荷が同一であるとしたならば、垂直信号線1007へ出力される信号も略同一となり、シェーディングの少ない画像出力が可能である。
[式2]
C1011≒C1021≒ C1031≒C1041
[式3]
C1012≒C1022≒ C1032≒C1042
[式4]
(C1011+C1012)≒(C1021+C1022)
≒(C1031+C1032)
≒(C1041+C1042)
ところで、上記のように、MOS型固体撮像装置1の駆動に際して、増幅トランジスタ1004へはFD1003の電位変動分△Vが伝えられるのであるが、上記(式1)のように△VはFD1003の寄生容量Cに大きな影響を受ける。そして、本実施の形態に係るMOS型固体撮像装置1では、図2に示すように、センサ部10の全域におけるFD1003の寄生容量C1011〜C1041、C1012〜C1042が略同一である。よって、本実施の形態に係るMOS型固体撮像装置1では、センサ部10の全ての画素セル100において、フォトダイオード1001で生成された電荷が同一であるとしたならば、垂直信号線1007へ出力される信号も略同一となり、シェーディングの少ない画像出力が可能である。
なお、本実施の形態に係るMOS型固体撮像装置1では、上層に電荷転送線1018〜1048を形成し、当該電荷転送線1018〜1048をシフト配置することとしているので、シフトのバラツキが生じても、(式4)に示すように、FDの寄生容量は全ての画素セルにおいて、殆ど同一となる。また、垂直信号線1017〜1047の電位は、FDの電位に追従して変動することを考えるとき、電荷転送線1018〜1048と垂直信号線1017〜1047との間の容量C1012〜C1042は見かけ上小さくなる。このため、電荷転送線1018〜1048が垂直信号線1017〜1047の各上方をシフトして配置された場合の方が、電源線1016〜1046の上方をシフトして配置の場合よりも、FD全体としての寄生容量Cのバラツキを小さく抑えることが可能となる。
また、MOS型固体撮像装置1では、上層の配線(電荷転送線1018〜1048)をシフト形成しているので、斜入射光を遮り難く、高い斜入射特性を有する。
従って、本実施の形態に係るMOS型固体撮像装置1では、高い斜入射特性を得ながら、シェーディングの発生を抑制することができるので、高い画質性能を実現できる。
5.センサ部10のレイアウト
図2に示す配線1016〜1046、1017〜1047、1018〜1048の配置形態を実現するための具体的なレイアウトについて、図3〜図5を用い説明する。図3〜図5は、半導体基板の厚み方向における階層毎のレイアウトを示す模式平面図であり、図3から図4、図5へと行くに従って、半導体基板の主面から遠ざかるようになっている。なお、図3を用いた説明では、画素セル101だけを抽出して説明する。
従って、本実施の形態に係るMOS型固体撮像装置1では、高い斜入射特性を得ながら、シェーディングの発生を抑制することができるので、高い画質性能を実現できる。
5.センサ部10のレイアウト
図2に示す配線1016〜1046、1017〜1047、1018〜1048の配置形態を実現するための具体的なレイアウトについて、図3〜図5を用い説明する。図3〜図5は、半導体基板の厚み方向における階層毎のレイアウトを示す模式平面図であり、図3から図4、図5へと行くに従って、半導体基板の主面から遠ざかるようになっている。なお、図3を用いた説明では、画素セル101だけを抽出して説明する。
図3に示すように、MOS型固体撮像装置1においては、略矩形の平面形状をしたフォトダイオード1011・・がX−Y平面においてマトリクス状に配されている。各フォトダイオード1011に対しては、Y軸方向の下側縁部で上方の一部を覆う状態で転送トランジスタ1012のゲートが設けられている。転送トランジスタ1012のY軸方向における他方の縁部は、FD1013の上方の一部を覆っている。転送トランジスタ1012のゲートは、X軸方向に連続形成されており、FD1013は、各画素セル101単位で区切られており、L字状に形成されている。FD1013におけるL字状に屈曲した先端部分の上方には、X軸方向に延伸形成されたリセットトランジスタ1015のゲートが配されている。
一方、X軸方向におけるフォトダイオード1011・・の互いの間には、増幅トランジスタ1014が形成されている。
次に、図4(a)に示すように、画素セル101では、下層におけるX軸方向のフォトダイオード1011・・の間に、互いにY軸方向に延伸形成された電源線1016と垂直信号線1017とが並設されている。また、図4(b)に示すように画素セル104についても、同様に、電源線1046と垂直信号線1047とが延伸形成されている。ここで、上述のように、図4(a)に示す画素セル101に対応した電源線1016および垂直信号線1017は、図4(b)に示す画素セル104に対応した電源線1046および垂直信号線1047と、上記面対称の関係を有し配置されている。
次に、図4(a)に示すように、画素セル101では、下層におけるX軸方向のフォトダイオード1011・・の間に、互いにY軸方向に延伸形成された電源線1016と垂直信号線1017とが並設されている。また、図4(b)に示すように画素セル104についても、同様に、電源線1046と垂直信号線1047とが延伸形成されている。ここで、上述のように、図4(a)に示す画素セル101に対応した電源線1016および垂直信号線1017は、図4(b)に示す画素セル104に対応した電源線1046および垂直信号線1047と、上記面対称の関係を有し配置されている。
次に、図5(a)、(b)に示すように、画素セル101、102では、それぞれの電源線1016、1026に対しX軸方向右側に配置された垂直信号線1017、1027の上方に対し、電荷転送線1018、1028が形成されている。電荷信号線1018、1028は、ともにY軸方向に延伸した状態で形成されている。一方、図5(c)、(d)に示すように、画素セル103、104では、それぞれの電源線1036、1046に対しX軸方向左側に配置された垂直信号線1037、1047の上方に対し、電荷転送線1038、1048が形成されている。
電荷転送線1018〜1048は、その中心線L101〜L104がセンサ部10の中央L1側へとシフト形成されている。電荷転送線1018〜1048についても、下層に配された配線(電源線1016、1046および垂直信号線1017、1047)などとの関係において、画素セル101〜104の間で、上記面対称の関係を有する。
6.センサ部10の領域構成
図6に示すように、MOS型固体撮像装置1のセンサ部10には、有効画素領域10aの外周を取り囲むように遮光画素領域10bが設けられている。遮光画素領域10bは、撮像画像における基準となる黒色レベルを検出するために設けられている領域であって、フォトダイオードなどの上方全体がメタル配線で覆われた構成となっている。本実施の形態に係るMOS型固体撮像装置1では、遮光のためのメタル配線として電源線1006を適用している。なお、図6に示すようなセンサ部10の構成については、例えば、特開2004−273566号公報に開示されているので、詳しい説明を省略する。
6.センサ部10の領域構成
図6に示すように、MOS型固体撮像装置1のセンサ部10には、有効画素領域10aの外周を取り囲むように遮光画素領域10bが設けられている。遮光画素領域10bは、撮像画像における基準となる黒色レベルを検出するために設けられている領域であって、フォトダイオードなどの上方全体がメタル配線で覆われた構成となっている。本実施の形態に係るMOS型固体撮像装置1では、遮光のためのメタル配線として電源線1006を適用している。なお、図6に示すようなセンサ部10の構成については、例えば、特開2004−273566号公報に開示されているので、詳しい説明を省略する。
以下では、有効画素領域10aと遮光画素領域10bとの各境界部分10c、10d、10e、10fにおける配線レイアウトについて説明する。
7.境界部分10cにおける配線レイアウト
図7(a)に示すように、境界部分10cに位置する画素セル105においては、下層に配された電源線1056および垂直信号線1057の内、電源線1056におけるY軸方向の一方がT字状に形成されており、当該T字状の部分に3つのコンタクトプラグ1059が設けられている。なお、垂直信号線1057については、そのままY軸方向に延伸形成されている。
7.境界部分10cにおける配線レイアウト
図7(a)に示すように、境界部分10cに位置する画素セル105においては、下層に配された電源線1056および垂直信号線1057の内、電源線1056におけるY軸方向の一方がT字状に形成されており、当該T字状の部分に3つのコンタクトプラグ1059が設けられている。なお、垂直信号線1057については、そのままY軸方向に延伸形成されている。
図7(b)に示すように、電荷転送線1058については、図5(a)における画素セル101と同様に、垂直信号線1057の上方に形成されている。そして、遮光画素領域10bについては、メタル配線の被覆形成により遮光がなされている。本実施の形態では、上述のように、メタル配線として電源を適用するので、境界部分10cにおいて、図7(a)に示す電源線1056に対して上記3つのコンタクトプラグ1059を用い接続されている。
上記において、遮光画素領域10bにおける遮光のためのメタル配線として電源線を採用するのは、X軸方向に隣り合う列間で接合した場合にも、電源線であれば問題を生じないという理由からである。
また、本実施の形態に係るMOS型固体撮像装置1では、境界部分10cにおける電源線1056とメタル配線との接続に3つのコンタクトプラグ1059を用いているので、1つのコンタクトプラグでのみ接続する場合に比べて、低抵抗化を図ることができる。
また、本実施の形態に係るMOS型固体撮像装置1では、境界部分10cにおける電源線1056とメタル配線との接続に3つのコンタクトプラグ1059を用いているので、1つのコンタクトプラグでのみ接続する場合に比べて、低抵抗化を図ることができる。
なお、図7(b)に示すように、本実施の形態に係るMOS型固体撮像装置1では、電荷転送線1058を上層に形成することとしたが、電荷転送線1058については、各画素セルで電気的に独立した状態とすることが必要であるため、遮光画素領域10bにおけるメタル配線と接続を避けなければならない。このため、図7(b)では、図示を省略しているが、コンタクトプラグによりメタル配線が形成された層(上層)とは異なる層と接続を図り、遮光画素領域10bにおけるメタル配線と立体交差(潜通)させることが必要である。ここで、接続のためのコンタクトプラグについては、上記同様に複数形成することが望ましい。
(実施の形態2)
1.MOS型固体撮像装置3の主要構成
次に、実施の形態2に係るMOS型固体撮像装置3の主要構成について、図8を用い説明する。なお、MOS型固体撮像装置3における回路構成などについては、図1に示すMOS型固体撮像装置1と変わるところがないので、図示および説明を省略する。
1.MOS型固体撮像装置3の主要構成
次に、実施の形態2に係るMOS型固体撮像装置3の主要構成について、図8を用い説明する。なお、MOS型固体撮像装置3における回路構成などについては、図1に示すMOS型固体撮像装置1と変わるところがないので、図示および説明を省略する。
図8に示すように、本実施の形態2に係るMOS型固体撮像装置3では、全ての画素セル301〜304において、上層に垂直信号線3017〜3047が形成され、下層に電源線3016〜3046および電荷転送線3018〜3048が形成されている。また、本実施の形態においても、上層に形成された配線(垂直信号線3017〜3047)がセンサ部30の中央L3側に向けてシフト配置されている。具体的には、画素セル301では、垂直信号線3017の中心線L301がX軸方向の右側(センサ部30の中央L3側)に向けてシフトされており、画素セル302では、垂直信号線3027の中心線L302がX軸方向の右側(センサ部30の中央L3側)に向けてシフト配置されている。センサ部30における中央L3から離れた位置にある画素セル301の垂直信号線3017のシフト量は、近い位置にある画素セル302の垂直信号線3027のシフト量よりも大きくなっている。
画素セル303、304においても、上記同様の関係を以って、垂直信号線3037、3047がシフト配置されている。また、上層に形成された垂直信号線3017〜3047および下層に形成された電源線3016〜3046と電荷転送線3018〜3048は、上記実施の形態1に係るMOS型固体撮像装置1の電源線1016〜1046および垂直信号線1017〜1047および電荷転送線1018〜1048の配置関係と同様に(図2を参照)、X軸方向左側に配された画素セル301、302と右側に配された画素セル303、304との間で、センサ部30の中央L3から紙面に垂直な方向に想定する仮想平面に対して面対称の関係にある。
2.MOS型固体撮像装置3の優位性
図8に示すように、MOS型固体撮像装置3では、画素セル301〜304の全てにおいて、下層に形成された電荷転送線3018〜3048を、上層に形成された垂直信号線3017〜3047に対して電源線3016〜3046よりも遠い位置に配置している。このため、電荷転送線3018〜3048と垂直信号線3017〜3047との間での寄生容量C3012〜C3042が、電荷転送線3018〜3048と電源線3016〜3046との間での寄生容量C3011〜C3041よりも小さくなり、FDの容量Cに占める割合が小さい。
図8に示すように、MOS型固体撮像装置3では、画素セル301〜304の全てにおいて、下層に形成された電荷転送線3018〜3048を、上層に形成された垂直信号線3017〜3047に対して電源線3016〜3046よりも遠い位置に配置している。このため、電荷転送線3018〜3048と垂直信号線3017〜3047との間での寄生容量C3012〜C3042が、電荷転送線3018〜3048と電源線3016〜3046との間での寄生容量C3011〜C3041よりも小さくなり、FDの容量Cに占める割合が小さい。
また、本実施の形態に係るMOS型固体撮像装置3においても、電源線3016〜3046と電荷転送線3018〜3048とを、画素セル301、302と画素セル303、304との間で、センサ部30の中央L3から紙面に垂直な方向に想定する仮想平面に対して面対称の関係に配置しているので、画素セル301、302と画素セル303、304とで、寄生容量C3012〜C3042が略同一の値をとる。
さらに、電荷転送線3018〜3048と電源線3016〜3046とは、ともに下層に形成されているために、画素セル301〜304の互いの間でその間隔が変化せず、寄生容量C3011〜C3041は略同一である。よって、本実施の形態に係るMOS型固体撮像装置3では、上記実施の形態1に係るMOS型固体撮像装置1よりも一層シェーディングの発生を抑制できる。
なお、本実施の形態に係るMOS型固体撮像装置3においても、上層に形成された垂直信号線3017〜3047をセンサ部30の中央L3側へとシフトして配置しているので、高い斜入射特性を有する。
3.境界部分30cにおける配線レイアウト
本実施の形態に係るMOS型固体撮像装置3では、基本的に図3〜図6に示す上記MOS型固体撮像装置1における配線レイアウトを適宜変更して採用することができる。このため、以下では、センサ部30における有効画素領域と遮光画素領域30bとの境界部分30cにおける配線レイアウトについて、図9を用い説明する。
3.境界部分30cにおける配線レイアウト
本実施の形態に係るMOS型固体撮像装置3では、基本的に図3〜図6に示す上記MOS型固体撮像装置1における配線レイアウトを適宜変更して採用することができる。このため、以下では、センサ部30における有効画素領域と遮光画素領域30bとの境界部分30cにおける配線レイアウトについて、図9を用い説明する。
図9(a)に示すように、境界部分30cに位置する画素セル305においては、下層に電荷転送線3058と垂直信号線4057が形成されている。なお、上述のように、センサ部30aの有効画素領域における画素セル301〜304では、垂直信号線3017〜3047が上層に形成されているのであるが(図8を参照)、境界部分30cにおける画素セル305では、遮光のためのメタル配線を回避すべく、垂直信号線4057が下層に形成されているものである。
画素セル305における垂直信号線4057は、電荷転送線3058との並行部分を有するとともに、Y軸方向下端部分がT字状に形成されている。そして、そのT字状の部分に3つのコンタクトプラグ4059が形成されている。
MOS型固体撮像装置3では、境界部分30cよりも有効画素領域(Y軸方向下側の領域)における画素セルに対し接続された電源線3056が、画素セル305の垂直信号線4057を回避すべくクランク状に曲折されている。電源線3056の先端は、画素セル305に対しX軸方向右側に隣接する画素セル306のフォトダイオード3061の上方に位置し、T字状に形成されている。電源線3056においても、そのT字状に形成された部分に3つのコンタクトプラグ3059が形成されている。
MOS型固体撮像装置3では、境界部分30cよりも有効画素領域(Y軸方向下側の領域)における画素セルに対し接続された電源線3056が、画素セル305の垂直信号線4057を回避すべくクランク状に曲折されている。電源線3056の先端は、画素セル305に対しX軸方向右側に隣接する画素セル306のフォトダイオード3061の上方に位置し、T字状に形成されている。電源線3056においても、そのT字状に形成された部分に3つのコンタクトプラグ3059が形成されている。
図9(b)に示すように、上層における電源線3056の上方に位置する部分には、垂直信号線3057が形成され、先端部分がT字状に形成されている。垂直信号線3057における先端部分は、上記遮光画素領域30bにおける垂直信号線4057に対し3つのコンタクトプラグ4059により接続が図られている。
また、遮光画素領域30bでは、上層の全域がメタル配線により覆われており、当該メタル配線により遮光が図られている。遮光画素領域30bにおけるメタル配線は、電源線3056に対し3つのコンタクトプラグ3059により接続が図られている。即ち、遮光画素領域30bにおけるメタル配線は、電源線として機能するものである。そして、遮光画素領域30bでは、電荷転送線3058および垂直信号線3057が下層に形成されることにより、メタル配線に対し絶縁が図られた状態で潜通することになる。
また、遮光画素領域30bでは、上層の全域がメタル配線により覆われており、当該メタル配線により遮光が図られている。遮光画素領域30bにおけるメタル配線は、電源線3056に対し3つのコンタクトプラグ3059により接続が図られている。即ち、遮光画素領域30bにおけるメタル配線は、電源線として機能するものである。そして、遮光画素領域30bでは、電荷転送線3058および垂直信号線3057が下層に形成されることにより、メタル配線に対し絶縁が図られた状態で潜通することになる。
以上のように、本実施の形態に係るMOS型固体撮像装置3では、センサ部30の有効画素領域では垂直信号線3017〜3057を上層に形成し、且つ、遮光画素領域30bでは垂直信号線4057を下層に形成するという構成を採用している。これは、遮光画素領域30bの全面を覆うためのメタル配線には電源線を適用することが最も望ましく、有効画素領域では、上記理由から、垂直信号線3017〜3057を上層に形成することが望ましい、という両方を満足させるためである。
また、本実施の形態に係るMOS型固体撮像装置3でも、各配線間の接続に際し、それぞれ3つのコンタクトプラグ3059、4059を用いるのは、電気的抵抗を低減するのに望ましいためである。これより、サイズの観点から許容される範囲でコンタクトプラグの形成数は多いほうが望ましい。
(その他の事項)
上記実施の形態1および実施の形態2では、1画素1セルの構成を有するセンサ部10、30を一例として適用したが、本発明はこれに限定を受けるものではない。例えば、2画素1セルや4画素1セルなどの多画素1セル構成を採用することも可能である。また、上記実施の形態1および実施の形態2では、センサ部10、30における複数の画素セル101〜105、301〜306がマトリクス状に配置された構成を採用したが、本発明はこのような配置に限定されるものではない。例えば、ハニカム形状の画素セル構造を採用することもできる。
(その他の事項)
上記実施の形態1および実施の形態2では、1画素1セルの構成を有するセンサ部10、30を一例として適用したが、本発明はこれに限定を受けるものではない。例えば、2画素1セルや4画素1セルなどの多画素1セル構成を採用することも可能である。また、上記実施の形態1および実施の形態2では、センサ部10、30における複数の画素セル101〜105、301〜306がマトリクス状に配置された構成を採用したが、本発明はこのような配置に限定されるものではない。例えば、ハニカム形状の画素セル構造を採用することもできる。
また、上記実施の形態1では電荷転送線1018〜1058を上層に形成し、上記実施の形態2では垂直信号線3017〜3057を上層に形成することとしたが、電源線を上層に形成するという構成についても採用することができる。また、上記実施の形態1および実施の形態2では、電源線および垂直信号線および電荷転送線を2層に振り分けて形成することとしたが、3層に振り分けて形成することも可能である。
また、上記実施の形態1および実施の形態2では、電源線1006・・、垂直信号線1007・・、電荷転送線1008・・の全てが上記仮想平面に対して面対称の関係を有する構成を採用したが、本発明は必ずしも電源線1006・・、垂直信号線1007・・、電荷転送線1008・・の全てが上記仮想平面に対して面対称の関係を有する必要はない。例えば、電荷転送線1008・・と電源線1006・・とが上記面対称の関係を有することとしても、電荷転送線1008・・と垂直信号線1007・・とが上記面対称の関係を有することとしてもよい。
上記構成を採用する場合においても、電源線1006・・または垂直信号線1007と、電荷転送線1008・・との相互の間隔がセンサ部10、30内の全ての画素セル101〜105、301〜306で略均一となり、FD1003、1013の寄生容量が上記特許文献1〜3に記載の固体撮像装置よりも差異が小さくなる。よって、本発明に係る固体撮像装置では、その分だけシェーディングの発生を抑制することができる。
また、上記実施の形態1および実施の形態2では、増幅トランジスタのソースを垂直信号線に対し接続する構成を採用したが、増幅トランジスタのソースと垂直信号線との間に選択用のトランジスタを挿設することもできる。
また、上記実施の形態1、2では、MOS型固体撮像装置のセンサ部における配線の内、FD1003、1013の寄生容量に大きく関係する電源線1006・・、垂直信号線1007・・、電荷転送線1008・・における互いの配置関係についての説明をしたが、これ以外に、例えば、垂直方向(図3〜図5におけるY軸方向)にグランド線などを形成することもできる。
また、上記実施の形態1、2では、MOS型固体撮像装置のセンサ部における配線の内、FD1003、1013の寄生容量に大きく関係する電源線1006・・、垂直信号線1007・・、電荷転送線1008・・における互いの配置関係についての説明をしたが、これ以外に、例えば、垂直方向(図3〜図5におけるY軸方向)にグランド線などを形成することもできる。
さらに、上記実施の形態1、2では、各々の上層に形成される配線をセンサ部における中央側にシフトした状態としたが、必ずしも中央ではなくてもよく、ずれていてもよい。
本発明は、ディジタルスティルカメラなどの撮像デバイスとして、高い画質性能の確保のためにシェーディングの発生抑制が要求されるMOS型固体撮像装置を実現するのに有用である。
1、3.MOS型固体撮像装置
10、30.センサ部
21.垂直シフトレジスタ部
22.画素選択回路部
23.水平シフトレジスタ部
24.タイミング発生回路部
100、101、102、103、104、105、301、302、303、304、3
05、306.画素セル
1001、1011、1021、1031、1041、1051、3011、3021、3031、3041、3051、3061.フォトダイオード
1002、1012.転送トランジスタ
1003、1013.フローティングディフュージョン
1004、1014.増幅トランジスタ
1005、1015.リセットトランジスタ
1006、1016、1026、1036、1046、1056、3016、3026、3036、3046、3056.電源線
1007、1017、1027、1037、1047、1057、3017、3027、3037、3047、3057、4057.垂直信号線
1008、1018、1028、1038、1048、1058、3018、3028、3038、3048、3058.電荷転送線
1059、3059、4059.コンタクトプラグ
10、30.センサ部
21.垂直シフトレジスタ部
22.画素選択回路部
23.水平シフトレジスタ部
24.タイミング発生回路部
100、101、102、103、104、105、301、302、303、304、3
05、306.画素セル
1001、1011、1021、1031、1041、1051、3011、3021、3031、3041、3051、3061.フォトダイオード
1002、1012.転送トランジスタ
1003、1013.フローティングディフュージョン
1004、1014.増幅トランジスタ
1005、1015.リセットトランジスタ
1006、1016、1026、1036、1046、1056、3016、3026、3036、3046、3056.電源線
1007、1017、1027、1037、1047、1057、3017、3027、3037、3047、3057、4057.垂直信号線
1008、1018、1028、1038、1048、1058、3018、3028、3038、3048、3058.電荷転送線
1059、3059、4059.コンタクトプラグ
Claims (9)
- 半導体基板の一方の主面に沿う方向において、複数の画素セルが二次元配置されてなる撮像領域を有し、前記複数の画素セルの各々に、光電変換を行うフォトダイオードと、光電変換により生じた電荷が転送されるフローティングディフュージョンと、当該フローティングディフュージョンからの電荷を増幅する増幅トランジスタと、前記フローティングディフュージョンと前記増幅トランジスタのゲートとを接続する第1の配線とを有する固体撮像装置において、
前記複数の画素セルの各々には、前記増幅トランジスタのドレインおよびソースに対し、一方に電力を供給する第2の配線が接続され、他方に当該増幅トランジスタでの増幅により生成された信号を出力する第3の配線が接続されており、
前記第1の配線および第2の配線および第3の配線は、前記一方の主面上において、前記半導体基板の厚み方向の複数の層に層分けされた状態で配されており、
前記一方の主面に沿う方向において、
前記撮像領域内における中央を囲む一部領域では、前記第1の配線および第2の配線および第3の配線の内、前記一方の主面から最も離れた側の層に配される一の配線が、前記撮像領域の中央側へとシフトして形成され、
前記撮像領域における前記一部領域において、前記中央を挟んだ両側部分の画素セルどうしでは、前記第2の配線および前記第3の配線の少なくとも一方の配線と前記第1の配線とが、前記撮像領域の中央から前記シフトの方向および前記一方の主面に沿う方向の双方に対して交差する方向に想定する仮想面に対して、互いに面対称の配置関係を有する
ことを特徴とする固体撮像装置。 - 前記撮像領域における前記一部領域において、前記中央を挟んだ両側部分の画素セルどうしでは、前記第1の配線および第2の配線および第3の配線の全てが、前記仮想面に対して面対称の関係を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。 - 前記複数の画素セルの各々では、前記一の配線としての前記第1の配線が、前記一方の主面から最も離れた側の層に形成されているとともに、前記残りの配線としての前記第2の配線および前記第3の配線が、前記第1の配線が形成された層よりも前記一方の主面に近い側の層に形成されている
ことを特徴とする請求項1または2に記載の固体撮像装置。 - 前記複数の画素セルの各々では、前記一の配線としての前記第3の配線が、前記一方の主面から最も離れた側の層に形成されているとともに、前記残りの配線としての前記第1の配線および前記第2の配線が、前記第3の配線が形成された層よりも前記一方の主面に近い側の層に形成されている
ことを特徴とする請求項1または2に記載の固体撮像装置。 - 前記半導体基板の一方の主面に沿う方向において、前記撮像領域の外周を取り囲み、且つ、隣接する状態で遮光画素領域が形成されており、
前記遮光画素領域では、前記撮像領域における前記一方の主面から最も離れた側の層と同一レベルにある層上に形成された導電層により遮光されているとともに、当該導電層が形成された層よりも前記一方の主面に近い側の層に前記第1の配線および前記第3の配線が形成されており、
前記撮像領域と前記遮光画素領域との間で、前記第1の配線および前記第3の配線が接続されている
ことを特徴とする請求項1または2に記載の固体撮像装置。 - 前記撮像領域では、前記第1の配線および前記第3の配線の少なくとも一方の配線が、前記一方の主面から最も離れた側の層に形成されており、
前記一方の主面から最も離れた側の層に形成されてなる配線は、前記撮像領域と前記遮光画素領域との間で複数のコンタクトプラグにより接続が図られている
ことを特徴とする請求項5に記載の固体撮像装置。 - 前記撮像領域における全ての前記第3の配線は、接続関係を有する各画素セルに対し、前記撮像領域の中央側に形成されている
ことを特徴とする請求項3から6の何れかに記載の固体撮像装置。 - 前記撮像領域の全ての画素セルにおける前記第1の配線は、各画素セルの中心に対して、前記撮像領域の中央とは逆方向に離れた状態で形成されている
ことを特徴とする請求項3から7の何れかに記載の固体撮像装置。 - 前記複数の画素セルの各々では、前記一の配線としての前記第2の配線が、前記一方の主面から最も離れた側の層に形成されているとともに、前記残りの配線としての前記第1の配線および前記第3の配線が、前記第2の配線が形成された層よりも前記一方の主面に近い側の層に形成されている
ことを特徴とする請求項1または2に記載の固体撮像装置。
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