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JP2008273720A - テープリール装置 - Google Patents

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JP2008273720A JP2007121790A JP2007121790A JP2008273720A JP 2008273720 A JP2008273720 A JP 2008273720A JP 2007121790 A JP2007121790 A JP 2007121790A JP 2007121790 A JP2007121790 A JP 2007121790A JP 2008273720 A JP2008273720 A JP 2008273720A
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Hiroyuki Miyano
博行 宮野
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Abstract

【課題】テープロールの取り付けが容易であると共に、軸孔の径の異なるテープロールを適切に保持することができ、且つ、単純な構造のテープリール装置を提供する。
【解決手段】テープロールRの軸孔Rbより小径に形成され、軸心にエアー流路を形成したリール軸と、リール軸を片側で回転自在に支持する軸受フレーム21と、リール軸の突出側において軸方向に伸縮自在に設けられ、エアー流路に連通すると共にエアーにより膨張してテープロールRを保持する蛇腹状のジャバラ軸33と、エアー流路を介して軸受フレーム21側からジャバラ軸33内にエアーを供給し、ジャバラ軸33を膨張させる圧縮エアー供給手段と、を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、テープ状部材をコアに巻回したテープロールが軸方向に着脱自在に装着されるテープリール装置に関するものである。
従来、この種のテープリール装置ではないが、工作機械のスピンドルに取り付けられ、ワークを軸支するワーク支持機構として、エアーチャック機構を用いたものが知られている。このエアーチャック機構は、弧状の把持部を有した扇状の複数の把持爪からなり、円筒状に形成された成形爪と、エアーを圧送するエアー供給装置と、供給されたエアーの駆動力により、各把持爪を成形爪の径方向でスライド移動させる把持爪スライド機構と、を備えたものである(特許文献1参照)。エアーチャック機構は、ワークを、各把持爪の把持部の外側にセットした状態で、把持爪スライド機構により、各把持爪を外側にスライドして、その把持部をワークの内周面に当接させて、ワークを保持する。このようなエアーチェック機構を用いることにより、ワークの取り付けが容易になると共に、内周面における径の大きさが違うワークに対しても適切な保持をすることができる。
特開2003−170306号公報
このようなエアーチャック機構をテープリール装置に適用することで、テープロールの着脱が容易になることが考えられる。しかしながら、従来のエアーチャック機構は、ワークを介して大きな加工負荷を受けるため、構成が複雑になり、テープリール装置全体としてコスト高となるという問題がある。
本発明は、テープロールの取り付けが容易であると共に、軸孔の径の異なるテープロールを適切に保持することができ、且つ、単純な構造のテープリール装置を提供することを課題としている。
本発明のテープリール装置は、テープ状部材をコアに巻回したテープロールが軸方向に着脱自在に装着されるテープリール装置であって、テープロールの軸孔より小径に形成され、軸心にエアー流路を形成したリール軸と、リール軸を片側で回転自在に支持する軸受けと、リール軸の突出側において、軸方向に伸縮自在に設けられ、エアー流路に連通すると共にエアーにより膨張してテープロールを保持する蛇腹状の伸縮軸と、エアー流路を介して軸受け側から伸縮軸内にエアーを供給し、伸縮軸を膨張させる圧縮エアー供給手段と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、テープロールを伸縮軸の外側にセットした後、伸縮軸を膨張させることにより、伸縮軸がテープロールの内周面に当接して、テープロールを保持する。このため、テープロールの取り付けが容易であり、軸孔の径が異なるテープロールを適切に保持することができる。また、本装置を単純な構成にすることができ、本装置の生産にかかるコストを軽減することができる。さらに、伸縮軸が軸方向において伸縮自在に構成されているため、これを収縮させた状態でテープロールをあてがった後、伸縮軸を伸長させれば、テープロールの取付けスペースと伸縮軸の伸長時のスペースとを重複させることができ、スペース効率を向上させることができる。
この場合、リール軸は、入れ子式で連結した複数の筒状軸で構成され、伸縮軸は、一端を基端側の筒状軸に固定され他端を先端側の筒状軸の先端に固定され、少なくとも先端側の筒状軸には、伸縮軸内に連通する連通孔が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、リール軸が入れ子式で連結した複数の筒状軸で構成されていることにより、リール軸が軸方向で伸縮自在であるため、テープロールの軸方向の長さに対応して伸縮軸を伸長させることができると共に伸縮自在な伸縮軸を適切に支持することができる。
本発明のテープリール装置は、テープ状部材をコアに巻回したテープロールが軸方向に着脱自在に装着されるテープリール装置であって、テープロールの軸孔より小径に形成され、軸心にエアー流路を形成したリール軸と、リール軸を片側で回転自在に支持する軸受けと、リール軸の外周部に設けられ、軸方向に延在すると共に径方向に伸縮自在に構成され、エアー流路に導入したエアーにより膨張してテープロールを保持する複数の蛇腹部材と、エアー流路を介して軸受け側から複数の蛇腹部材内にエアーを供給し、各蛇腹部材を径方向に膨張させる圧縮エアー供給手段と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、テープロールを各蛇腹部材の外側にセットした後、各蛇腹部材を膨張させることにより、各蛇腹部材がテープロールの内周面に当接して、テープロールを保持する。このため、テープロールの取り付けが容易であり、軸孔の径が異なるテープロールを適切に保持することができる。また、本装置を単純な構成にすることができ、本装置の生産にかかるコストを軽減することができる。
この場合、リール軸は、入れ子式で連結した複数の筒状軸で構成され、複数の蛇腹部材は、少なくとも先端側の筒状軸に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、リール軸が入れ子式で連結した複数の筒状軸で構成されていることにより、リール軸を突出方向で伸縮自在にすることができるため、幅方向の長さの異なるテープロールを適切に保持することができると共に、本装置の未使用時において設置スペースを削減することができる。また、リール軸を収縮させた状態でテープロールをあてがった後、リール軸を伸長させれば、テープロールの取付けスペースとリール軸の伸長時のスペースとを重複させることができ、スペース効率を向上させることができる。
これらの場合、複数の筒状軸は、相互間において回転止め状態でスライド自在に係合していることが好ましい。
この構成によれば、伸縮自在なリール軸として、テープロールを適切に回転させることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態に係るテープリール装置について説明する。このテープリール装置は、液晶パネルの実装工程やバックライトの組立ラインにおいて、複数のワークを貼り付けたキャリアテープ(テープ状部材)をコアに巻き付けた給材用のテープロールを支持すると共に、テープロールからキャリアテープを繰り出して実装装置に給材するものである。なお、当該テープリール装置は、供給されたキャリアテープを巻き取るためのテープ巻取り装置に対し、従動してテープロールを繰り出すものである。
ここで、テープリール装置の詳細について説明する前に、支持対象物となるテープロールについて説明する。
テープロールRは、キャリアテープTと、円筒状に形成されると共にキャリアテープTが巻回されるコアRaと、を備えている(図1参照)。テープロールRは、幅方向(軸方向)の長さおよび軸孔Rbの径が異なるものが複数種存在する。なお、キャリアテープTに貼り付けたワークはシート状のものであり、キャリアテープTの表面に所定のピッチで貼り付けられている。
図1に示すように、テープリール装置1は、機台11と、テープロールRを、その軸孔Rbで保持するロール保持軸12と、機台11上に設置されると共にロール保持軸12を水平に且つ回転自在に支持する装置フレーム13と、装置フレーム13に支持されると共に、ロール保持軸12の基端部に配設され、ロール保持軸12の空回転を防止する制動機構14と、ロール保持軸12にエアーを供給する図外のエアー供給装置(エアー供給手段)と、を備えている。テープリール装置1の各動力系には、制御装置(図示省略)が接続されており、各駆動動作が制御されている。
装置フレーム13は、ロール保持軸12を支持する軸受フレーム21と、制動機構14を支持するケース状フレーム22と、機台11に立設されると共に、軸受フレーム21およびケース状フレーム22を支持するメインフレーム23とを備えている。メインフレーム23は、円形の貫通孔が形成された板状のものである。
軸受フレーム21は、メインフレーム23を貫通するように設けた円管フレーム部27と、円管フレーム部27の端部に設けたフランジ状の円板フレーム部26とで一体に形成されている。円管フレーム部27は、後述する一対のボールベアリング38,38を介してロール保持軸12を水平に且つ回転自在に支持している。なお、円管フレーム部27の下方には、エアー供給装置からのエアーを供給されるエアー流入孔27aが形成されている。
ケース状フレーム22は、有底円筒状に形成されており、その開口部側がメインフレーム23に取付けられている。また、ケース状フレーム22の有底部分には、制動機構14が支持されている。軸受フレーム21は、ロール保持軸12を水平に支持し、ケース状フレーム22は、制動機構14やロール保持軸12の基端側(後述する主軸31)を覆うように配設されている。
制動機構14は、軸側に摺接部(図示省略)を有し、摺接部をハウジング内面摺接させることにより回転運動に対する抵抗を発生させて、ロール保持軸12の回転を制動する。この制動機構14は、送られてゆくキャリアテープTにテンションを付与すると共に巻取り装置が停止した際に、キャリアテープTがたるんでしまうのを防止する。
ロール保持軸12は、装置フレーム13(軸受フレーム21)に回転自在に支持された主軸31と、主軸31の先端部に固定した主リール軸32と、主リール軸32の中間部で主リール軸32を覆うように設けられたジャバラ軸(伸縮軸)33と、主リール軸32の外側で巻回したキャリアテープTを挟み込むように位置決めする基端側テープ押え34および先端側テープ押え35と、を備えている。なお、請求項にいう「リール軸」は、主軸31と主リール軸32とで構成されている。
軸受フレーム21と主軸31との間には、主軸31を回転自在に支持する一対のボールベアリング38,38が離間して組み込まれている。一対のボールベアリング38,38は、軸受フレーム21の両端部に配設されており、円管フレーム部27(軸受フレーム21)内における一対のボールベアリング38,38の間には、エアー供給装置からのエアーが入り込む環状のエアー室39が形成される。一対のボールベアリング38,38のエアー室39側には、一対のOリング40,40がそれぞれ配設されており、エアー流入孔27aからエアー室39に流入されたエアーがボールベアリング38,38側からリークしないように構成されている。なお、主軸31の基端側にはボールベアリング38を押えるストッパナット41が配設されている。
主軸31は、その基端部が制動機構14に係止され、中間部が軸受フレーム21に回転自在に支持され、加えて、先端部に主リール軸32が軸着されている。主軸31の軸心には、主リール軸32に連通するエアー流入流路31aが形成されている。また、主軸31には、上記のエアー室39とエアー流入流路31aとを連通する径方連通孔31bが形成されている。エアー供給装置からエアー流入孔27aを介してエアー室39に流入したエアーは、エアー流入流路31aを通ってジャバラ軸33に送り込まれる。
主リール軸32は、入り子状に連結した基端筒状軸44、中間筒状軸45および先端筒状軸46の3本の筒状軸44,45,46と、先端筒状軸46の先端部に設けられたリール端部材47と、を備えている。3本の筒状軸44,45,46は、先端部にいくにつれて小径に形成されている。基端筒状軸44には、軸方向に延びる基端ピン長孔44aが形成されており、中間筒状軸45には、この基端ピン長孔44aに係合する基端ガイドピン45aが形成されている。先端筒状軸46には、軸方向に延びる先端ピン長孔46aが形成されており、中間筒状軸45には、先端ピン長孔46aに係合する先端ガイドピン45bが形成されている。これらにより、基端筒状軸44、中間筒状軸45および先端筒状軸46は、互いに回転止め状態で且つスライド自在に構成されている。基端筒状軸44は、主軸31に固定されているため、基端筒状軸44から中間筒状軸45、中間筒状軸45から先端筒状軸46が突出するような構成になされている。
このように入り子式の3本の筒状軸44,45.46により主リール軸32を軸方向で伸縮可能に構成している。そのため、テープロールRの軸方向の長さに対応してジャバラ軸33を伸長させることができると共に伸縮自在なジャバラ軸33を適切に支持することができる。
先端筒状軸46には、上記のエアー流入流路31aとジャバラ軸33の内側空間とを連通する複数の連通孔46bが分散するように形成されている。主軸31から供給されたエアーは、各筒状軸44,45,46内を通り、複数の連通孔46bからジャバラ軸33内部に流入する。
リール端部材47は、円筒部と円板部とで椀状に形成されており、円板部の中心で先端筒状軸46の先端に取り付けられている。また、その外周面(円筒部の外周面)には、端部材ねじ部47aが螺設されており、この端部材ねじ部47aには、後述する先端テープ押え35の押えねじ部35aが螺合する。なお、主リール軸32の各構成部材は、テープロールRの軸孔Rbより小径に形成されている。
ジャバラ軸33は、可撓性の材料を蛇腹状に形成したものであり、軸方向先方に突出するよう構成されている。ジャバラ軸33は、一方が基端筒状軸44の先端部に取り付けられると共に他方がリール端部材47に取り付けられており、これらは、ジャバラ軸33内部に供給されたエアーが外部にリークしないように気密に接合されている。ジャバラ軸33内部にエアーが供給され、ジャバラ軸33が軸方向に伸びると、それに伴い3本の筒状軸44,45,46により主リール軸32が軸方向に延びることになる。なお、詳細は後述するが、ジャバラ軸33内にエアーが流入すると、ジャバラ軸33は、軸方向に伸長すると共に、径方向に膨張する。
基端テープ押え34および先端テープ押え35は、中心部に穴が開いたボス付き円板状に形成されている。基端テープ押え34は、基端筒状軸44の外周面に軸着されている。また、先端テープ押え35は、円板部35bとボス部35cとで別体に形成され、ボス部35cの内周面に螺設された押えねじ部35aによって、リール端部材47の端部材ねじ部47aに螺合する。テープロールRの取付けの際には、先端テープ押え35をリール端部材47から取り外してから、テープロールRをロール保持軸12にセットした後、先端テープ押え35の円板部35bをテープロールRに当てがっておいて、ボス部35cをねじ込む。なお、この際、テープロールRのキャリアテープTが、基端テープ押え34および先端テープ押え35により位置決めされる。
次に、図2を参照して、テープリール装置1におけるテープロールRの取付け動作(着脱動作)について説明する。この動作は、主リール軸32およびジャバラ軸33が収縮した状態で、且つ先端部テープ押え34が取り外された状態から行われる(図2(a)参照)。
まず、テープロールRをロール保持軸12に位置合せして嵌め込む。この時点では、ジャバラ軸33が収縮状態(特に径方向において)であるため、容易に嵌り込み得ると共に、テープロールRの軸孔Rbとジャバラ軸33の間に余裕がある状態で遊嵌する形になる(図2(b)参照)。
次に、エアー供給装置を駆動して、ジャバラ軸33を伸長、膨張させる。エアー供給装置により軸受フレーム21のエアー流入孔27aに供給されると、エアーがエアー室39、主軸31内のエアー流入流路31a、3本の筒状軸44,45,46内を通り、先端筒状軸46の複数の連通孔46bからジャバラ軸33の内部にエアーが供給される。
ジャバラ軸33内にエアーが供給されると、ジャバラ軸33が軸方向に伸長すると共に、径方向に膨張する。ジャバラ軸33が軸方向に伸長すると、ジャバラ軸33の取り付けられたリール端部材47が軸方向先端側に押され、その結果、3本の筒状軸44,45,46により主リール軸32が軸方向に伸び、リール端部材47がテープロールRの端部近傍まで移動する。また、ジャバラ軸33が径方向に膨張すると、ジャバラ軸33の周縁部が、テープロールR(コアRa)の内周面に当接、押圧してテープロールRを強固に保持する(図2(c)参照)。
その後、テープロールRの先端部テープ押え35を、リール端部材47に螺合して、巻回したキャリアテープTを基端テープ押え34と共に挟み込むように、位置決め行う(図2(d)参照)。これにより、取り付け動作を終了する。
なお、テープロールRの取り外し動作は、取付け動作を、逆順で行うことにより行われる。すなわち、まず、先端部テープ押え35を取り外した後、リール端部材47をユーザ自ら押圧して、ジャバラ軸33を収縮し、その後、テープロールRをロール保持軸12から取り外すことにより、テープロールRの取り外し動作が行われる。
このように、膨張したジャバラ軸33によりテープロールRを支持するような構成であるため、テープロールRの取り付け、取り外しが容易であり、軸孔Rbの径が異なるテープロールRを適切に保持することができる。また、本装置を単純な構成にすることができ、本装置の生産にかかるコストを軽減することができる。さらに、ジャバラ軸33が軸方向において伸縮自在に構成されているため、テープロールRの取付けスペースとジャバラ軸33の伸長時のスペースとを重複させることができ、スペース効率を向上させることができる。
次に、図3および図4を参照して、本発明の第2実施形態に係るテープリール装置1について、特に異なる部分を主に説明する。この実施形態において、ロール保持軸12は、装置フレーム13に回転自在に支持された主軸31と、主軸31の先端部に固定した主リール軸32と、主リール軸32の外側で巻回したキャリアテープTを挟み込むように位置決めする基端側テープ押え34および先端側テープ押え35と、主リール軸32の周方向で均等に且つ径方向を向いて配設された4つの角ジャバラ(蛇腹部材)51と、を備えている。なお、請求項にいう「リール軸」は、主軸31と主リール軸32とで構成されている。
主リール軸32は、入り子状に連結した基端筒状軸44および先端筒状軸46と、先端筒状軸46に設けられたリール端部円板52と、を備えており、リール端部円板52により、先端筒状軸46に流入したエアーがその端部からリークしないようになっている。また、先端筒状軸46の中間部外周面には、軸方向に延在すると共に、角ジャバラ51が配設される周方向4箇所のジャバラ設置穴部53が形成されている。また、先端筒状軸46の中間部内周面には、各ジャバラ設置穴部53と先端筒状軸46内部を連通する複数の送気孔54が形成されている。さらに、先端筒状軸46の先端部外周面には、先端側テープ押え35(のボス部35c)に螺合する筒状軸ねじ部55が形成されている。
角ジャバラ51は、上記のジャバラ設置穴部53に先端筒状軸46の径方向外側を向いて設置されており、蛇腹状で断面矩形に且つ先端筒状軸46の軸方向に延在して形成されている。角ジャバラ51は先端部が閉塞されていると共に、角ジャバラ51と先端筒状軸46との接合部は気密となっている。そのため、先端筒状軸46に流入したエアーが送気孔54から角ジャバラ51に流入すると、角ジャバラ51が先端筒状軸46の径方向外側に伸長して突出することになる。この突出した角ジャバラ51の先端部がテープロールRの内周面に圧接することによりテープロールRの支持が行われる。
このように先端筒状軸46の4方に配設された角ジャバラ51によって、テープロールRの支持を行うことにより、テープロールRの取り付けが容易であり、軸孔Rbの径が異なるテープロールRを適切に保持することができる。また、本装置を単純な構成にすることができ、本装置の生産にかかるコストを軽減することができる。加えて、主リール軸32を入り子で連結した複数の筒状軸44,46にて構成することにより、幅方向の長さの異なるテープロールRを適切に保持することができると共に、本装置の未使用時において設置スペースを削減することができる。また、テープロールRの取付けスペースと主リール軸32の伸長時のスペースとを重複させることができ、スペース効率を向上させることができる。
以上のような構成により、テープロールRをジャバラ軸33の外側にセットした後、ジャバラ軸33を膨張させることにより、ジャバラ軸33がテープロールRの内周面に当接して、テープロールRを保持する。このため、テープロールRの取り付けが容易であり、軸孔Rbの径が異なるテープロールRを適切に保持することができる。また、本装置を単純な構成にすることができ、本装置の生産にかかるコストを軽減することができる。さらに、ジャバラ軸33が軸方向において伸縮自在に構成されているため、これを収縮させた状態でテープロールRをあてがった後、ジャバラ軸33を伸長させれば、テープロールRの取付けスペースとジャバラ軸33の伸長時のスペースとを重複させることができ、スペース効率を向上させることができる。
なお、本実施形態においては、ジャバラ軸33の伸長力により主リール軸32を伸長するような構成にしているが、ユーザ自らリール端部材47を引っ張って主リール軸32を伸長させてもよいし、また、別の機械的な機構により主リール軸32を伸長させるような構成にしてもよい。加えて、主リール軸32を収縮も同様に、手動で行うものでもよいし、また、自動で行うものでもよい。
本実施形態のテープリール装置を模式的に表した側方断面図である。 テープリール装置におけるテープロールの取付け動作について示した説明図である。 第2実施形態のロール保持軸を模式的に表した側方断面図である。 第2実施形態のジャバラ軸周りを示した断面図である。
符号の説明
1:テープリール装置、 13:装置フレーム、 31:主軸、 31a:エアー流入流路、 32:主リール軸、 33:ジャバラ軸、 44:基端筒状軸、 45:中間筒状軸、 46:先端筒状軸、 46b:連通孔、 T:キャリアテープ、 R:テープロール、 Rb:軸孔

Claims (5)

  1. テープ状部材をコアに巻回したテープロールが軸方向に着脱自在に装着されるテープリール装置であって、
    前記テープロールの軸孔より小径に形成され、軸心にエアー流路を形成したリール軸と、
    前記リール軸を片側で回転自在に支持する軸受けと、
    前記リール軸の突出側において軸方向に伸縮自在に設けられ、前記エアー流路に連通すると共にエアーにより膨張して前記テープロールを保持する蛇腹状の伸縮軸と、
    前記エアー流路を介して前記軸受け側から前記伸縮軸内にエアーを供給し、前記伸縮軸を膨張させる圧縮エアー供給手段と、を備えたことを特徴とするテープリール装置。
  2. 前記リール軸は、入れ子式で連結した複数の筒状軸で構成され、
    前記伸縮軸は、一端を基端側の筒状軸に固定され他端を先端側の筒状軸の先端に固定され、
    少なくとも前記先端側の筒状軸には、前記伸縮軸内に連通する連通孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のテープリール装置。
  3. テープ状部材をコアに巻回したテープロールが軸方向に着脱自在に装着されるテープリール装置であって、
    前記テープロールの軸孔より小径に形成され、軸心にエアー流路を形成したリール軸と、
    前記リール軸を片側で回転自在に支持する軸受けと、
    前記リール軸の外周部に設けられ、軸方向に延在すると共に径方向に伸縮自在に構成され、前記エアー流路に導入したエアーにより膨張して前記テープロールを保持する複数の蛇腹部材と、
    前記エアー流路を介して前記軸受け側から前記複数の蛇腹部材内にエアーを供給し、前記各蛇腹部材を径方向に膨張させる圧縮エアー供給手段と、を備えたことを特徴とするテープリール装置。
  4. 前記リール軸は、入れ子式で連結した複数の筒状軸で構成され、
    前記複数の蛇腹部材は、少なくとも前記先端側の筒状軸に設けられていることを特徴とする請求項3に記載のテープリール装置。
  5. 前記複数の筒状軸は、相互間において回転止め状態でスライド自在に係合していることを特徴とする請求項2または4に記載のテープリール装置。
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