[go: up one dir, main page]

JP2008268714A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008268714A
JP2008268714A JP2007114118A JP2007114118A JP2008268714A JP 2008268714 A JP2008268714 A JP 2008268714A JP 2007114118 A JP2007114118 A JP 2007114118A JP 2007114118 A JP2007114118 A JP 2007114118A JP 2008268714 A JP2008268714 A JP 2008268714A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intermediate transfer
forming apparatus
transfer member
image forming
surface layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007114118A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohide Mori
智英 森
Yasuyuki Inada
保幸 稲田
Toshiaki Hiroi
俊顕 廣井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2007114118A priority Critical patent/JP2008268714A/ja
Priority to US12/102,309 priority patent/US7756455B2/en
Priority to EP08007652A priority patent/EP1986056A3/en
Publication of JP2008268714A publication Critical patent/JP2008268714A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/14Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base
    • G03G15/16Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer
    • G03G15/1605Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer using at least one intermediate support
    • G03G15/162Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer using at least one intermediate support details of the the intermediate support, e.g. chemical composition
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/01Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies
    • G03G2215/0103Plural electrographic recording members
    • G03G2215/0119Linear arrangement adjacent plural transfer points
    • G03G2215/0122Linear arrangement adjacent plural transfer points primary transfer to an intermediate transfer belt
    • G03G2215/0125Linear arrangement adjacent plural transfer points primary transfer to an intermediate transfer belt the linear arrangement being horizontal or slanted
    • G03G2215/0132Linear arrangement adjacent plural transfer points primary transfer to an intermediate transfer belt the linear arrangement being horizontal or slanted vertical medium transport path at the secondary transfer
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/16Transferring device, details
    • G03G2215/1604Main transfer electrode
    • G03G2215/1614Transfer roll

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

【課題】表面層を有する中間転写体を用いる場合であっても、残像に起因する画像ノイズを防止する画像形成装置を提供すること。
【解決手段】表面層を有し、該表面層上に潜像担持体から一次転写されたトナー像を担持し、担持したトナー像を被転写物に二次転写させる中間転写体3を備えた画像形成装置であって、二次転写部15から最初の一次転写部16までの中間転写体表面の移動距離をL(mm)、中間転写体の移動速度をS(mm/秒)としたとき、中間転写体は、二次転写電圧を印加されてからL/S秒後の表面の残留電位が最初の一次転写電圧V1の1/20以下であることを特徴とする画像形成装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、モノクロ/フルカラーの複写機、プリンタ、FAXおよびそれらの複合機などの画像形成装置に関する。
中間転写方式を用いるフルカラー画像形成装置では、例えば、色別に複数の感光体上に現像されたトナー像を一度中間転写体に転写させて重ね合わせ、その後紙などの被転写物に一括して転写してカラー画像を得ている。感光体から中間転写体への転写工程を一次転写、中間転写体から被転写物への転写工程を二次転写とそれぞれ呼ばれている。それらの転写工程では転写ローラ等にバイアスを印加することにより電界を発生させトナーを移動させている。例えば、一次転写工程では一次転写ローラに一次転写電圧が印加され、二次転写工程では二次転写ローラに二次転写電圧が印加され、トナーの転写を促す。
そのような画像形成装置では二次転写工程で中間転写体表面は二次転写電圧の印加により帯電する。しかしながら、二次転写工程での中間転写体表面の帯電は均一ではない。例えば、小サイズ紙を通紙した時、中間転写体は、両端部が二次転写ローラと直接的に接触するが、中央部は紙を介して間接的に接触するので、中間転写体表面の帯電が不均一に起こる。また例えば、中間転写体が二次転写ローラと紙を介して間接的に接触する領域であっても、画像領域においてトナーが比較的多いところは中間転写体表面が帯電され難いが、白地部のようにトナーが比較的少ないところは中間転写体表面が帯電され易い。このように中間転写体表面が不均一に帯電した時には当該表面の帯電量分布が潜像となり、次の画像に前の画像が残像(濃度ムラ)となって現れる。
そこで、中間転写体の残留電位を次の転写までに1/2以下に低減することによって転写ムラを防止する技術が報告されている(特許文献1)。しかしながら、そのような技術でも残像を十分に防止することはできない。
一方、近年では、画像品質向上のために、基材とは異なる材料からなる表面層を外表面に積層した中間転写体が用いられている。表面層は中間転写体表面の粗さ、硬さ、トナーに対する離型性等の表面特性の改質を目的として形成されるので、電気特性が基材とは異なる場合が多い。こうした表面層を有する中間転写体では表面層の積層条件によって除電性が著しく低下する場合があり、前述の残像がより顕著に発生する。
特開2004−157265号公報
本発明は、表面層を有する中間転写体を用いる場合であっても、残像に起因する画像ノイズを防止する画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、表面層を有し、該表面層上に潜像担持体から一次転写されたトナー像を担持し、担持したトナー像を被転写物に二次転写させる中間転写体を備えた画像形成装置であって、
二次転写部から最初の一次転写部までの中間転写体表面の移動距離をL(mm)、中間転写体の移動速度をS(mm/秒)としたとき、中間転写体は、二次転写電圧を印加されてからL/S秒後の表面の残留電位が最初の一次転写電圧V1の1/20以下であることを特徴とする画像形成装置に関する。
本発明の画像形成装置によれば、表面層を有する中間転写体を用いる場合であっても、残像に起因する画像ノイズを十分に防止できる。
本発明に係る画像形成装置は、潜像担持体から一次転写されたトナー像を担持し、担持したトナー像を被転写物に二次転写させる中間転写体を備えたものである。以下、本発明の画像形成装置を、潜像担持体上にトナー像を形成する各色の現像部ごとに潜像担持体を有するタンデム型フルカラー画像形成装置を例に挙げて説明するが、中間転写体を有する限り、他の構造のものであってよく、例えば、1つの潜像担持体に対して各色の現像部を有する4サイクル型フルカラー画像形成装置であってもよい。
図1は、本発明の画像形成装置の一例の概略構成図である。図1のタンデム型フルカラー画像形成装置において、各現像部(1a、1b、1c、1d)では通常、潜像担持体(2a、2b、2c、2d)の周りに、少なくとも帯電装置、露光装置、現像装置およびクリーニング装置(いずれの装置も図示せず)等が配置されている。そのような現像部(1a、1b、1c、1d)は、少なくとも2つの張架ローラ(10,11)によって張架された中間転写体3に並列して配置されている。各現像部で潜像担持体(2a、2b、2c、2d)の表面に形成されたトナー像はそれぞれ、一次転写ローラ(4a、4b、4c、4d)を用いて中間転写体3に一次転写され、当該中間転写体上で重ねられてフルカラー画像が形成される。中間転写体3の表面に転写されたフルカラー画像は二次転写ローラ5を用いて一括して紙等の被転写物6に二次転写された後、定着装置(図示せず)を通過させて、被転写物上にフルカラー画像を得る。一方、中間転写体上に残留した転写残トナーはクリーニング装置7によって除去されるようになっている。
潜像担持体(2a、2b、2c、2d)は、表面に形成された静電潜像に基づいてトナー像が形成される、いわゆる感光体である。潜像担持体は従来の画像形成装置に搭載され得るものであれば、特に制限されるものではなく、通常は感光層が有機系のものが使用される。
中間転写体3は、各現像部において潜像担持体上に形成されたトナー像を自己の表面に担持する一次転写と、自己の表面に担持したトナー像を被転写物に転写させる二次転写を繰り返し行うものである。一次転写部(16,17,18,19)ではそれぞれ一次転写ローラ(4a、4b、4c、4d)に一次転写電圧V1を印加することによって、潜像担持体上のトナー像を電気的に中間転写体3に移動させている。二次転写部15では二次転写ローラ5に二次転写電圧V2を印加することによって、中間転写体上のトナー像を電気的に被転写物6に移動させている。
本発明において中間転写体3、一次転写電圧V1および二次転写電圧V2は、図1に示すように、二次転写部15から最初の一次転写部16までの中間転写体表面の移動距離をL(mm)、中間転写体の移動速度をS(mm/秒)としたとき、二次転写電圧を印加されてからL/S秒後の中間転写体3表面の残留電位が最初の一次転写電圧V1の1/20以下、特に1/700〜1/20、好ましくは1/100〜1/20になるように選択して採用する。これにより、表面層を有する中間転写体を用いる場合であっても、残像に起因する画像ノイズを有効に防止できる。L/S秒後の中間転写体の残留電位が最初の一次転写電圧V1の1/20より大きいと、連続印字したときに前の画像が残像(濃度ムラ)となって現れる。最初の一次転写電圧V1とは、中間転写体の移動方向について最上流にある一次転写部16において印加される一次転写電圧である。図1において現像部1、潜像担持体2および一次転写ローラ4等はいずれも4つづつ配置されているが、これに制限されるものではなく、例えば1つづつで配置されてもよい。現像部1、潜像担持体2および一次転写ローラ4等が1つづつで配置される場合、当該潜像担持体2と中間転写体3とが接触する一次転写部において印加される一次転写電圧V1と、中間転写体表面の残留電位との間で上記関係を満たせばよい。
L/S秒後の中間転写体表面の残留電位は以下の方法によって測定できる。
画像形成装置から中間転写体をHH環境に取り出し、中間転写体を任意の速度で駆動できる冶具にセットし、二次転写ローラを画像形成装置内と同条件で接触させる。冶具を速度S(mm/s)で駆動させ、トレック社製高圧電源装置を用いて二次転写ローラに所定の二次転写電圧を印可し、中間転写体表面を帯電させる。二次転写ローラを接触させた位置からL(mm)下流の位置でトレック社製表面電位計を使用して中間転写体の残留電位を測定する。
二次転写部15から最初の一次転写部16までの中間転写体表面の移動距離L、および中間転写体の移動速度Sは、画像形成装置の寸法、システム速度等に依存して決定される値であり、特に制限されるものではない。例えば、Lは通常、50〜700mmの範囲内で設定され、Sは通常、30〜300mm/秒の範囲内で設定される。
本発明において中間転写体3は外周表面に表面層を有するものである。図1において中間転写体3として中間転写ベルトが示されているが、外周表面に表面層を有する限り、これに制限されるものではなく、例えば、いわゆる中間転写ドラムであってもよい。
中間転写体3がシームレスベルト形状を有するときを例に取り、本発明の中間転写体について説明する。図2は、中間転写ベルト3の層構成を示す概念断面図である。
中間転写ベルト3は少なくとも基材31および当該基材31の表面に形成された表面層32を有している。
基材31は、特に限定されないが、表面抵抗率が10〜1012Ω/□の範囲のものが好ましく、通常はシームレスベルト形状を有する。例えば、ポリカーボネート(PC);ポリイミド(PI);ポリフェニレンスルフィド(PPS);ポリアミドイミド(PAI);ポリビニリデンフルオライド(PVDF)、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体(ETFE)等のフッ素系樹脂;ポリウレタン等のウレタン系樹脂;ポリアミドイミド等のポリアミド系樹脂等の樹脂材料、またはエチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM);ニトリル−ブタジエンゴム(NBR);クロロプレンゴム(CR);シリコンゴム;ウレタンゴム等のゴム材料に、カーボン、アンチモン酸亜鉛、酸化錫、酸化亜鉛、チタン酸カリウム、酸化インジウムおよびこれらの複合酸化物等の金属酸化物あるいは、イオン性の導電材料等のような導電性フィラーを含有させたりしたものが用いられる。基材の厚みは通常、樹脂材料の場合は50〜200μm程度、ゴム材料の場合は300〜700μm程度に設定される。
中間転写ベルト3は基材31と表面層32との間に他の層を有しても良く、表面層32は最外表層に位置される。
基材31は、表面層32の積層前にプラズマ、火炎、紫外線照射等の公知の表面処理方法により、表面を前処理されても良い。
表面層32は、従来より中間転写体表面の粗さ、耐久性(硬さ)、トナーに対する離型性等の表面特性の改質を目的として形成されるものであれば特に制限されず、例えば、無機材料からなる無機層であっても、有機材料からなる有機層であってもよい。表面層の厚みは、当該層の割れや剥がれの防止の観点から、5μm以下が好ましく、より好ましくは10nm以上5μm以下である。
表面層32は、中間転写体表面の耐久性(硬さ)およびトナーに対する離型性の観点から、硬質離型層が好ましく使用される。
硬質離型層の硬度は通常は3GPa以上、特に3〜11GPaである。
本明細書中、硬度はナノインデンテーション法により測定される硬度であり、NANO Indenter XP/DCM(MTS Systems社/MTS NANO Instruments社製)を用いて測定された値を用いている。
硬質離型層の具体例として、例えば、無機酸化物層、硬質炭素含有層、硬化樹脂層等が挙げられる。
無機酸化物層は、SiO2、Al23、ZrO2、TiO2から選ばれる少なくとも1つの酸化物を含むものが好ましく、特にSiO2が好ましい。無機酸化物層は少なくとも放電ガスと無機酸化物層の原料ガスとの混合ガスをプラズマ化して原料ガスに応じた膜を堆積・形成するプラズマCVD、特に大気圧または大気圧近傍下において行われるプラズマCVDにより形成することが好ましい。無機酸化物層の厚さは特に制限されず、例えば、10〜500nmが好ましい。
以下に、珪素酸化物(SiO2)を用いた無機酸化物層を大気圧プラズマCVDにより形成する場合を例に取り、その製造装置及び製造方法について説明する。大気圧またはその近傍の圧力とは20kPa〜110kPa程度であり、本発明に記載の良好な効果を得るためには、93kPa〜104kPaが好ましい。
図3は、無機酸化物層を製造する製造装置の説明図である。無機酸化物層の製造装置40は、放電空間と薄膜堆積領域が略同一部で、プラズマを基材に晒して堆積・形成するダイレクト方式によって、基材上に無機酸化物層を形成するものであり、エンドレスベルト状の基材31を巻架して矢印方向に回転するロール電極50と従動ローラ60、及び、基材表面に無機酸化物層を形成する成膜装置である大気圧プラズマCVD装置70より構成されている。
大気圧プラズマCVD装置70は、ロール電極50の外周に沿って配列された少なくとも1式の固定電極71と、固定電極71とロール電極50との対向領域で且つ放電が行われる放電空間73と、少なくとも原料ガスと放電ガスとの混合ガスGを生成して放電空間73に混合ガスGを供給する混合ガス供給装置74と、放電空間73等に空気の流入することを軽減する放電容器79と、固定電極71に接続された第1の電源75と、ロール電極50に接続された第2の電源76と、使用済みの排ガスG’を排気する排気部78とを有している。固定電極71に第2の電源76、ロール電極50に第1の電源75を接続しても良い。
混合ガス供給装置74は珪素酸化物を含む膜を形成する原料ガスと、窒素ガス或いはアルゴンガス等の希ガスを混合した混合ガスを放電空間73に供給する。
従動ローラ60は張力付勢手段61により矢印方向に付勢され、基材31に所定の張力を掛けている。張力付勢手段61は基材31の掛け替え時等は張力の付勢を解除し、容易に基材31の掛け替え等を可能としている。
第1の電源75は周波数ω1の電圧を出力し、第2の電源76は周波数ω1より高い周波数ω2の電圧を出力し、これらの電圧により放電空間73に周波数ω1とω2とが重畳された電界Vを発生する。そして、電界Vにより混合ガスGをプラズマ化して混合ガスGに含まれる原料ガスに応じた膜(無機酸化物層)が基材31の表面に堆積される。
他の形態として、ロール電極50と固定電極71との内、一方の電極をアースに接続して、他方の電極に電源を接続しても良い。この場合の電源は第2の電源を使用することが、緻密な薄膜形成を行えるので好ましく、特に放電ガスにアルゴン等の希ガスを用いる場合に好ましく用いられる。
複数の固定電極の内、ロール電極の回転方向下流側に位置する複数の固定電極と混合ガス供給装置で無機酸化物層を積み重ねるように堆積し、無機酸化物層の厚さを調整するようにしても良い。
複数の固定電極の内、ロール電極の回転方向最下流側に位置する固定電極と混合ガス供給装置で無機酸化物層を堆積し、より上流に位置する他の固定電極と混合ガス供給装置で、例えば無機酸化物層と基材との接着性を向上させる接着層等、他の層を形成しても良い。
無機酸化物層と基材との接着性を向上させるために、無機酸化物層を形成する固定電極と混合ガス供給装置の上流に、アルゴンや酸素或いは水素などのガスを供給するガス供給装置と固定電極を設けてプラズマ処理を行い、基材の表面を活性化させるようにしても良い。
硬質炭素含有層の具体例としては、例えば、アモルファスカーボン膜、水素化アモルファスカーボン膜、四面体アモルファスカーボン膜、窒素含有アモルファスカーボン膜、および金属含有アモルファスカーボン膜等が挙げられる。硬質炭素含有層の厚みは無機酸化物層と同様の厚さが好ましい。
硬質炭素含有層は、上記した無機酸化物層の製造方法と同様の方法により製造可能であり、すなわち、少なくとも放電ガスと原料ガスとの混合ガスをプラズマ化して原料ガスに応じた膜を堆積・形成するプラズマCVD、特に大気圧または大気圧近傍下において行われるプラズマCVDにより製造可能である。
硬質炭素含有層を形成するための原料ガスとしては、常温で気体または液体の有機化合物ガス、特に炭化水素ガスが用いられる。これら原料における相状態は常温常圧において必ずしも気相である必要はなく、混合ガス供給装置で加熱或は減圧等により溶融、蒸発、昇華等を経て気化し得るものであれば、液相でも固相でも使用可能である。原料ガスとしての炭化水素ガスについては、例えば、CH、C、C、C10等のパラフィン系炭化水素、C、C等のアセチレン系炭化水素、オレフィン系炭化水素、ジオレフィン系炭化水素、さらには芳香族炭化水素などの炭化水素を少なくとも含むガスが使用可能である。さらに、炭化水素以外でも、例えば、アルコール類、ケトン類、エーテル類、エステル類、CO、CO等少なくとも炭素元素を含む化合物であれば使用可能である。
硬化樹脂層は、導電性フィラーを分散させた硬化性樹脂をコートし、熱または光(UV)により硬化させてなる樹脂層である。導電性フィラーは基材に含有され得る導電性フィラーと同様のものが使用可能である。硬化性樹脂としては、樹脂の分野で硬化性を示す公知の樹脂が使用可能であり、例えば、アクリル系UV硬化樹脂、ポリカーボネート系UV硬化樹脂等が挙げられる。硬化樹脂層の厚さは特に制限されず、例えば、0.5〜5μm、特に3〜5μmが好ましい。
硬化性樹脂は市販品として入手可能である。
アクリル系UV硬化樹脂は例えば、サンランド(三洋化成社製)等が使用可能である。
ポリカーボネート系UV硬化樹脂は例えば、ユーピロン(三菱ガス化学社製)等が使用可能である。
表面層32の表面抵抗率は、転写不良と画像ガサツキの観点から、基材31よりも高いことが好ましく、通常は10〜1014Ω/□の範囲内にある。転写不良とは、画像全体で転写の状態が不均一になっている状態で、濃度ムラやガサツキといった画像品質の不良が生じた状態である。
中間転写体3全体の体積抵抗率は、通常10〜1012Ω・cmの範囲とすることができるが、転写不良の観点からは、2×10〜1×1012Ω・cmとすることが好ましい。
一次転写電圧V1は、一次転写ローラ(4a、4b、4c、4d)それぞれに対して印加される直流電圧である。各一次転写ローラに印加される一次転写電圧V1は、L/S秒後の中間転写体3表面の残留電位と最初の一次転写部で印加される電圧V1とが所定の関係を満たす限り、それぞれ異なっていても、共通した値であってもよいが、通常は共通した値で印加される。一次転写電圧V1としては、例えばトナーの帯電極性に対して逆極性であって、その絶対値が300〜3000V、特に600〜1500Vの範囲内のDC成分が印加される。トナーの帯電極性に対して逆極性とは、例えばトナーが負帯電性の場合は+極性を、トナーが正帯電性の場合は−極性を意味する。一次転写ローラには上記DC成分とともにAC成分が重畳されてもよい。
一次転写ローラ4(4a、4b、4c、4d)は、中間転写体3について潜像担持体2に対して逆側に配置され、通常は図4に示すように、潜像担持体2と中間転写体3との接触部8よりも中間転写体移動方向21で下流に配置され、中間転写体3を押圧することによって、中間転写体3による潜像担持体2に対する転写圧Fを確保する。図4は、図1における中間転写体3と潜像担持体2(2a、2b、2c、2d)との接触部(ニップ部)近傍の拡大図である。
一次転写ローラはEPDM、NBR等に導電材としてカーボン等を分散させたコート層を金属の芯金表面に有するもの、又は金属ローラ等が使用可能である。
二次転写電圧V2は、二次転写ローラ15に対して印加される直流電圧である。二次転写電圧V2としては、例えばトナーの帯電極性に対して逆極性であって、その絶対値が300〜5000V、特に600〜3000Vの範囲内のDC成分が印加される。二次転写ローラには上記DC成分とともにAC成分が重畳されてもよい。
二次転写ローラ15は、EPDM、NBR等に導電材としてカーボン等を分散させたコート層を金属の芯金表面に有するもの等が使用可能である。
張架ローラ(10,11)は特に制限されず、例えば、アルミや鉄などの金属ローラを用いることができる。また芯金の外周面にコート層を設けたローラであって、コート層がEPDM、NBR、ウレタンゴム、シリコンゴムなどの弾性材料に導電粉体やカーボンを分散させたものであり、抵抗値が1×10Ω・cm以下に調整されたローラを用いることもできる。
本発明の画像形成装置が有する他の部材・装置、例えばクリーニング装置7、帯電装置、露光装置、現像装置および潜像担持体用クリーニング装置は特に制限されず、従来より画像形成装置に使用されている公知のものが使用可能である。
例えば現像装置は、トナーのみを用いる一成分現像方式を採用したものであってもよいし、またはトナーとキャリアを用いる二成分現像方式を採用したものであってもよい。
トナーは、重合法等の湿式法で製造されたトナー粒子を含むものであってもよいし、または粉砕法(乾式法)で製造されたトナー粒子を含むものであってもよい。
トナーの平均粒径は特に制限されるものではなく、7μm以下、特に4.5μm〜6.5μmが好ましい。
トナーの帯電性は特に制限されるものではなく、負帯電性または正帯電性を有していてよい。
トナーは、残像ノイズ低減の観点から、いずれの帯電性を有する場合においても帯電量が絶対値で30〜70μC/g、特に40〜60μC/gであることが好ましい。
トナー帯電量は以下の方法により測定された値を用いている。
転写ベルト上の二次転写前のトナーを吸引しその際の電荷移動量をエレクトロメータで測定し、吸引したトナー重量で除算して得る。
(転写ベルトAの製造)
押出成形によって、PPS樹脂中にカーボンが分散されてなる表面抵抗率1.30×10Ω/□および厚み0.15mmのシームレス形状基材を得た。
基材の外周表面に、全量に対して3.0重量%のアンチモン酸亜鉛を含有分散させたアクリル系UV硬化樹脂(サンランド;三洋化学社製)をコートし、UV照射によって硬化させて、膜厚3μmの硬化樹脂層を形成し、転写ベルトAを得た。
(転写ベルトB〜Jの製造)
硬化樹脂層におけるアンチモン酸亜鉛含有量および膜厚を調整することにより、表1に示す表面抵抗率および体積抵抗率を達成したこと以外、転写ベルトAと同様の方法により転写ベルトB〜Jを得た。
(評価)
<残留電位>
L/S秒後の転写ベルト表面の残留電位を前記した方法によりHH環境(30℃、85%)下で測定した。
<残像ノイズ>
転写ベルトをそれぞれ、図1に示す構成のカラーMFP BizhubC352(コニカミノルタ社製)に搭載し、HH環境(30℃、85%)下でベタパッチ画像を印字した直後に、ハーフトーン画像を印字し、画像を残像について評価した。一次転写電圧はDC成分のみであり、表1に記載の各値に設定し、評価した。二次転写電圧は1600VのDC成分のみであった。二次転写部から最初の一次転写部までの中間転写体表面の移動距離Lは400mm、転写ベルトの移動速度Sは165mm/秒であり、L/Sは2.4秒であった。トナーは平均粒径6.5μmの重合トナーであり、帯電量は平均で約−50μC/gであった。
○;残像は全く発生しなかった;
×;画像Aの残像が明らかに発生した。
<転写不良・ガサツキ>
一次転写電圧を1000VのDC成分のみとしたこと、および画像を転写不良・ガサツキについて評価したこと以外、残像ノイズの評価方法と同様の方法により評価した。
○;転写不良およびガサツキは全く発生しなかった;
×;転写不良または/およびガサツキが明らかに発生した。
Figure 2008268714
<測定方法>
基材および表面層の表面抵抗率はハイレスタ(三菱化学社製)によってNN環境(23℃、65%)下で測定した。表面層の抵抗率は絶縁のガラス又はPETの上に表層のみを形成した物で測定した。
転写ベルト全体の体積抵抗率はハイレスタ(三菱化学社製)によってNN環境(23℃、65%)下で測定した。
本発明の画像形成装置の一例の概略構成図。 中間転写体の層構成を示す概略断面図。 中間転写体を製造する製造装置の説明図。 本発明の実施形態の一例における一次転写部近傍の拡大図。
符号の説明
1:1a:1b:1c:1d:現像部、2:2a:2b:2c:2d:潜像担持体(感光体)、3:中間転写体、4:4a:4b:4c:4d:一次転写ローラ、5:二次転写ローラ、6:被転写物、7:クリーニング装置、10:11:ローラ、15:二次転写部、16:17:18:19:一次転写部、21:中間転写体の進行方向、31:基材、32:表面層。

Claims (4)

  1. 表面層を有し、該表面層上に潜像担持体から一次転写されたトナー像を担持し、担持したトナー像を被転写物に二次転写させる中間転写体を備えた画像形成装置であって、
    二次転写部から最初の一次転写部までの中間転写体表面の移動距離をL(mm)、中間転写体の移動速度をS(mm/秒)としたとき、中間転写体は、二次転写電圧を印加されてからL/S秒後の表面の残留電位が最初の一次転写電圧V1の1/20以下であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 中間転写体がシームレスベルト形状を有する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 中間転写体が基材および表面層を有してなり、表面層の表面抵抗率が基材よりも高いことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 表面層の厚みが10nm以上5μm以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
JP2007114118A 2007-04-24 2007-04-24 画像形成装置 Pending JP2008268714A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007114118A JP2008268714A (ja) 2007-04-24 2007-04-24 画像形成装置
US12/102,309 US7756455B2 (en) 2007-04-24 2008-04-14 Image forming apparatus having intermediate transfer member with residual surface potential characteristic
EP08007652A EP1986056A3 (en) 2007-04-24 2008-04-18 Image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007114118A JP2008268714A (ja) 2007-04-24 2007-04-24 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008268714A true JP2008268714A (ja) 2008-11-06

Family

ID=39639767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007114118A Pending JP2008268714A (ja) 2007-04-24 2007-04-24 画像形成装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7756455B2 (ja)
EP (1) EP1986056A3 (ja)
JP (1) JP2008268714A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017156601A (ja) * 2016-03-03 2017-09-07 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP2019159097A (ja) * 2018-03-13 2019-09-19 コニカミノルタ株式会社 像担持体および画像形成装置

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008084643A1 (ja) 2007-01-09 2008-07-17 Konica Minolta Business Technologies, Inc. 中間転写体、それを用いた画像形成方法及び画像形成装置
US20130071143A1 (en) * 2011-09-19 2013-03-21 Thomas Nelson Blanton Antibacterial and antifungal protection for toner image
JP6106974B2 (ja) * 2011-11-14 2017-04-05 株式会社リコー 転写装置及び画像形成装置
JP6242194B2 (ja) * 2013-01-28 2017-12-06 キヤノン株式会社 電子写真用ベルト及び電子写真装置
US9592142B2 (en) 2013-02-15 2017-03-14 Cook Medical Technologies Llc Inner catheter arrangement for a self-expanding medical device delivery system

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6474571A (en) 1987-09-16 1989-03-20 Sharp Kk Image forming device
US5243392A (en) * 1990-04-23 1993-09-07 Xerox Corporation Imaging apparatus and process with intermediate transfer element
JPH07210011A (ja) * 1994-01-25 1995-08-11 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP3507305B2 (ja) * 1996-11-01 2004-03-15 キヤノン株式会社 画像形成装置
JPH10312116A (ja) * 1997-05-12 1998-11-24 Canon Inc 転写装置及び画像形成装置
CN1123805C (zh) * 1998-11-24 2003-10-08 株式会社理光 图像形成装置中的消电技术及清洁技术的改良
JP3937671B2 (ja) * 1999-01-28 2007-06-27 キヤノン株式会社 画像形成装置
JPWO2002056119A1 (ja) * 2001-01-12 2004-05-20 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
EP1424608B1 (en) * 2002-11-05 2015-07-22 Ricoh Company, Ltd. Colour image forming apparatus
JP2004157265A (ja) 2002-11-05 2004-06-03 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US7215912B2 (en) * 2004-03-19 2007-05-08 Ricoh Company Limited Intermediate transfer medium and image forming apparatus using the intermediate transfer medium
JP2006113285A (ja) * 2004-10-14 2006-04-27 Sharp Corp カラー画像形成装置
KR100597242B1 (ko) * 2004-11-23 2006-07-06 삼성전자주식회사 화상전사부재, 화상전사장치 및 그것을 사용하는화상형성시스템
US20060240248A1 (en) * 2005-04-26 2006-10-26 Canon Kabushiki Kaisha Electrophotographic belt, electrophotographic apparatus, process for producing the electrophotographic belt, and intermediate transfer belt
JP4862351B2 (ja) 2005-10-21 2012-01-25 日本電気株式会社 ナビゲーションシステム、ナビゲーションサーバ、ナビゲーション方法およびナビゲーションプログラム
JP5081428B2 (ja) * 2005-12-08 2012-11-28 株式会社リコー 画像形成装置
JP4772590B2 (ja) * 2006-05-30 2011-09-14 株式会社リコー 画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017156601A (ja) * 2016-03-03 2017-09-07 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP2019159097A (ja) * 2018-03-13 2019-09-19 コニカミノルタ株式会社 像担持体および画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20090074477A1 (en) 2009-03-19
EP1986056A2 (en) 2008-10-29
EP1986056A3 (en) 2011-02-23
US7756455B2 (en) 2010-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103608732B (zh) 电子照相用构件、处理盒和电子照相设备
JP2008310110A (ja) 画像形成装置
JP2008268714A (ja) 画像形成装置
JP5282297B2 (ja) 中間転写体
CN111258197B (zh) 显影构件、电子照相处理盒和电子照相图像形成设备
JP5510715B2 (ja) 画像形成装置
JP2017181604A (ja) 画像形成装置用導電性部材、画像形成装置用転写ユニット及び画像形成装置
JP2010113118A (ja) 中間転写体
CN106662833A (zh) 图像形成装置
JP5292733B2 (ja) 画像形成装置
JP2008304738A (ja) 画像形成装置
JP2008310199A (ja) 画像形成装置
JP2017025213A (ja) 画像形成装置用表面処理カーボンブラック、画像形成装置用管状体、画像形成装置用管状体ユニット、及び画像形成装置
JP2009300764A (ja) 画像形成装置
JP2008310108A (ja) 画像形成装置
JP3605007B2 (ja) 画像形成装置
US11474444B2 (en) Intermediate transfer belt and image forming apparatus
US8340558B2 (en) Image-forming apparatus
JP6922191B2 (ja) 画像形成装置用導電性部材、画像形成装置用転写ユニット及び画像形成装置
JP2008310198A (ja) 画像形成装置
JP7533289B2 (ja) 中間転写ベルトおよびそれを用いた画像形成装置
JP7358207B2 (ja) 現像部材、電子写真プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP3681863B2 (ja) 画像形成装置
JP2020112688A (ja) 画像形成システム
JP2019020566A (ja) 中間転写ベルトおよびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090127

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090507