[go: up one dir, main page]

JP2008263099A - 光半導体素子用パッケージ及び光ピックアップ装置 - Google Patents

光半導体素子用パッケージ及び光ピックアップ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008263099A
JP2008263099A JP2007105498A JP2007105498A JP2008263099A JP 2008263099 A JP2008263099 A JP 2008263099A JP 2007105498 A JP2007105498 A JP 2007105498A JP 2007105498 A JP2007105498 A JP 2007105498A JP 2008263099 A JP2008263099 A JP 2008263099A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
plating
stem
package
optical semiconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007105498A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuya Kurosawa
卓也 黒澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Electric Industries Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinko Electric Industries Co Ltd filed Critical Shinko Electric Industries Co Ltd
Priority to JP2007105498A priority Critical patent/JP2008263099A/ja
Publication of JP2008263099A publication Critical patent/JP2008263099A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Optical Head (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)
  • Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)

Abstract

【課題】効果的な迷光対策を簡単に行うことができる光半導体素子用パッケージ及び光ピックアップ装置を提供すること。
【解決手段】少なくとも発光用及び受光用の各光半導体素子を搭載するためのステム10と、各素子と外部との間で光が透過し得るように配置された光透過窓24を有し、ステム10を気密封止するよう適応された保護キャップ20とを備えた光半導体素子用パッケージにおいて、ステム10の表面に無光沢パラジウムめっき膜12が被着されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、光ディスク装置や光通信装置等に用いられる光ピックアップ装置に関し、より詳細には、レーザダイオードや受光素子等の光半導体素子を搭載するためのステムと、上面に光を透過させるための窓(光透過窓)を有し、ステムを気密封止すると共に、光透過窓上にホログラム素子が搭載されるよう適応された保護キャップとから構成される光半導体素子用パッケージ及びこのパッケージを用いた光ピックアップ装置に関する。
図4は従来の光ピックアップ装置の構成例を透視斜視図の形態で概略的に示したものである。この光ピックアップ装置は、特許文献1に記載されている。
図示のように光ピックアップ装置は、ステム51上に、レーザ出射光軸がステム51の上面と平行で、且つモニタ用受光素子52を内蔵したシリコンサブマウント上に配置された半導体レーザ素子53と、この半導体レーザ素子53の前面からの出射光をステム51の上面と垂直な方向に反射する反射ミラー54と、外部の光ディスク等の記録媒体(図示せず)で反射された光(戻り光)を受光する信号検出用受光素子55とが、上面に光透過部56を有する保護キャップ57によって覆われており、さらに保護キャップ57の光透過部56上にホログラム素子58が、例えば紫外線硬化接着剤59によって固定されている。ホログラム素子58には、レーザ光60を2つのトラッキング用副ビームと記録媒体からの情報読み出し用主ビームとに分けるための2つの回折格子、すなわち、トラッキングビーム生成用の回折格子61が下面に形成され、且つ上面に記録媒体からの反射光を信号検出用受光素子55に導くための1次回折格子62が形成されている。また、保護キャップ57は、搭載される各素子の信頼性保護を目的とする気密封止のために、ステム51上に溶接されている。
このようにホログラム方式の光ピックアップ装置においては、発光素子53と共に受光素子52,55がパッケージ内に実装されているため、装置外部の光ディスク等で反射されたレーザ光をパッケージ内の信号検出用受光素子55に戻す必要があるが、その際、パッケージの組立て精度によっては受光すべき部分(受光素子55)以外の部分にもその戻り光の一部が不要な光(以下、「迷光」という)となって当たってしまう。このような迷光は、外部からの戻り光のみによってひき起こされるだけでなく、半導体レーザ素子53の後面から出射されたレーザ光が保護キャップ57内で乱反射されて、その乱反射したレーザ光が本来の戻り光に干渉することによってもひき起こされる。このような迷光が増えると、検出した信号量(戻り光)に対してオフセット補正を行わなければならないという問題が生じるため、迷光を低減もしくは実質的に無くすための対策が不可欠であった。
迷光対策のためには、基本的にキャップ本体(キャップの金属部分)の内面での光の反射率が低いこと(つまり、迷光を吸収し得ること)が望ましい。その一つの方法として、従来は、キャップに黒色めっきを施すことで迷光対策を行っていた。これは、キャップ本体(金属部分)に溶着材を用いて光透過窓(ガラス板)を溶着した後に黒色めっきを施す方法であり、従来は、その溶着材として鉛(Pb)を含有する低融点ガラスが使用されていた。
しかし、近年の環境への影響を配慮した無鉛化(鉛フリー化)のトレンドにより、それまでキャップの作製に際しキャップ本体(金属)と光透過窓(ガラス)を溶着するのに使用されていた鉛(Pb)系の低融点ガラスが使用できなくなり、その代替として鉛フリーの低融点ガラスが使用されるようになってきている。当社では、その鉛フリーの低融点ガラスとしてビスマス(Bi)を含有するビスマス系の低融点ガラスを使用している。このビスマス(Bi)系の低融点ガラスと金属(キャップ本体)を密着させるためには貴金属めっきを必要とし、当社ではパラジウム(Pd)めっきを行っていた。その際、Pdめっきを施しただけではそのめっき表面は銀色もしくは白色系に近い光沢面となり反射するため、さらに迷光対策のための黒色めっきをキャップに施す必要があった。
この場合、キャップ本体(金属)に光透過窓(ガラス)を溶着する前に黒色めっきを施す方法と、溶着後に黒色めっきを施す方法が考えられる。しかしながら、溶着前に黒色めっきを施す方法では、溶着の際にキャップ本体が加熱されることにより、黒色めっきの色調異常(変色)が生じてしまい、迷光対策にはならないという問題があった。また、ビスマス(Bi)系の低融点ガラス(溶着材)と金属(キャップ本体)との密着度を高めるために施したはずのパラジウム(Pd)めっきの上に黒色めっきが重畳する形で成膜されるため、その密着度(溶着部での強度)が低下するという問題もあった。
一方、溶着後に黒色めっきを施す方法では、光透過窓(ガラス)が溶着されたキャップに対して黒色めっき(黒化処理)が行われるため、そのガラス面に汚れが多く発生して不良品となっているという実態があった。また、めっき処理を行う前には一般にめっき前処理(酸やアルカリ系の薬液を用いた表面洗浄処理など)が行われるが、ビスマス(Bi)系の低融点ガラスは耐酸性/耐アルカリ性が非常に低いため、黒色めっきを施す前にめっき前処理を行うと、その前処理液によってBi系ガラスの本来の機能が損なわれ、そのために溶着強度が低下し、場合によってはガラスが取れてしまう(つまり、光透過窓が脱落してしまう)という問題もあった。
このように溶着材として使用されるビスマス(Bi)系の低融点ガラスと金属(キャップ本体)を密着させるのに必要なパラジウム(Pd)めっきを行った場合、従来行われていたような迷光対策のための黒色めっきを行うことが難しかった。
そこで、かかる不都合に対処するため、本願の発明者は、キャップに無光沢パラジウムめっきを施す方法を検討した。無光沢パラジウムめっきとは、後で詳述するように、めっき表面が無光沢に仕上がるパラジウムめっきをいい、そのめっき表面にパラジウムの「針状結晶」が形成されたものである。上述したような通常のパラジウム(Pd)めっきを施した場合には、そのめっき表面は銀色もしくは白色系に近い光沢面となるのに対して、この無光沢パラジウム(Pd)めっきを施した場合は、そのめっき表面は濃い灰色もしくは黒色系に近い無光沢面となる。つまり、従来行われていたような黒色めっき(黒化処理)に相当する処理が施されるので、キャップ本体(金属部分)の内面での光の反射を抑制することに寄与し、有効な迷光対策が期待される。
上記の従来技術に関連する技術としては、例えば、特許文献2に記載されるように、金属からなるキャップ本体に鉛を含有しない低融点ガラスを封着材として光透過窓を封着して半導体装置用キャップを製造するにあたり、キャップ本体の表面に無光沢パラジウムめっきを施し、低融点ガラスとキャップ本体との界面に形成される共晶合金層を介して、キャップ本体に光透過窓を封着するようにしたものがある。
特開平8−161766号公報 特開2006−120864号公報
上述したように従来の光ピックアップ装置に使用されるパッケージ(光半導体素子を搭載するステムと、これを気密封止するキャップ)については、迷光対策のための黒色めっき(黒化処理)に相当する処理として無光沢パラジウム(Pd)めっきをキャップに施す方法が検討されていた。
しかしながら、キャップ本体(金属)に光透過窓(ガラス)を溶着する前に無光沢Pdめっきを行った場合、その溶着の際に再結晶化(つまり、キャップ本体が加熱されることによってめっき表面の「針状結晶」が無くなってしまい、表面が部分的に平坦な状態となること)が進み、めっき表面に光沢むらが生じてしまうという課題があった。一方、溶着後に無光沢Pdめっきを行った場合は、上述した通常のPdめっきの場合と同様に、そのめっき前処理の際に酸やアルカリ系の薬液によってビスマス(Bi)系低融点ガラスの本来の機能が損なわれ、その溶着強度が低下する(場合によってはガラスが取れてしまう)という課題があった。
このように従来の技術では、パッケージを構成するキャップに対し、光透過窓(ガラス板)をキャップ本体(金属)に溶着するにあたり鉛フリーの低融点ガラスを溶着材として使用する一方で、黒色めっき(黒化処理)を施して効果的な迷光対策を行うことは非常に難しかった。
本発明は、かかる従来技術における課題に鑑み創作されたもので、効果的な迷光対策を簡単に行うことができる光半導体素子用パッケージ及び光ピックアップ装置を提供することを目的とする。
上記の従来技術の課題を解決するため、本発明に係る光半導体素子用パッケージは、少なくとも発光用及び受光用の各光半導体素子を搭載するためのステムと、前記各光半導体素子と外部との間で光が透過し得るように配置された光透過窓を有し、前記ステムを気密封止するよう適応された保護キャップとを備え、前記ステムの表面に無光沢パラジウムめっき膜が被着されていることを特徴とする。
パッケージの基体を構成するステム側には、従来、その基材(鉄(Fe)等の金属材)上にニッケル(Ni)めっきを施し、さらに金(Au)めっきを施していたが、ステムとしての主な機能(光半導体素子を搭載すること)を考慮すると、その最表面に要求される属性(搭載する素子との電気的接続を行い易くするためのボンディング性、はんだの濡れ性など)が維持されていれば特に問題はない。本発明では、この点に着目し、従来のAuめっきに代えて、これと同等の属性を呈するパラジウム(Pd)めっきを施し、特に、光沢剤を含まないパラジウムめっき液を使用した無光沢パラジウムめっきを施している。
本発明に係る光半導体素子用パッケージの構成によれば、パッケージ外部の光ディスク等の記録媒体で反射されてパッケージ内に戻ってくる光の一部が「迷光」となって受光素子(光半導体素子)以外の部分に当たった場合でも、当該部分(ステム上)には無光沢パラジウム(Pd)めっき膜が被着されているので、当該部分での光の反射が抑制され、効果的な迷光防止作用が奏される。つまり、従来のステム側で行っていたAuめっきをそのまま無光沢Pdめっきに置き換えることで、簡単に迷光対策を行うことができる。
このため、従来行われていたキャップ側での迷光対策(黒色めっき)が不要となり、その分、パッケージの製造に係るプロセスが簡素化されるので、従来形のものと比べて有利である。
また、本発明の他の形態によれば、上述した形態に係る光半導体素子用パッケージと、前記保護キャップの前記光透過窓上に搭載され、2つの回折格子を有したホログラム素子と、前記ステム上に搭載され、出射したレーザ光が前記光透過窓を透過して前記ホログラム素子の一方の回折格子に指向されるように配置された半導体レーザ素子と、前記ステム上に搭載され、前記半導体レーザ素子から前記光透過窓及びホログラム素子を透過して出射されたレーザ光に応答して外部で反射された光を前記ホログラム素子の他方の回折格子及び前記光透過窓を通して検知し得るように配置された受光素子とを備えたことを特徴とする光ピックアップ装置が提供される。
本発明に係る光半導体素子用パッケージ等の他の構成上の特徴及びそれに基づく有利な利点等については、後述する発明の実施の形態を参照しながら詳細に説明する。
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る光半導体素子用パッケージの構成を一部切り欠いて分解斜視図の形態で示したものである。また、図2はその光半導体素子用パッケージをA−A線に沿って見たときの断面構造を示したものである。
本実施形態に係る光半導体素子用パッケージ30は、CD再生装置やDVD記録再生装置等の光ディスク装置に使用されるホログラム方式の光ピックアップ装置(発光素子と受光素子がパッケージ内で近接配置されているタイプのもの)に適用されるものであり、その基本構成として、半導体レーザ素子や受光素子等の光半導体素子を搭載するためのステム10と、このステム10を覆って気密封止する保護キャップ20(以下、単に「キャップ」ともいう)とを備えている。キャップ20には、その上面にレーザ光を透過させるための窓(光透過窓24)が設けられている。そして、後の段階で(客先にて)、所要の光半導体素子をステム10上に実装してキャップ20で気密封止し、さらに、キャップ20の光透過窓24上にホログラム素子を搭載し、その他所要の光学素子を備えて光ピックアップ装置が作製される。
本実施形態に係るパッケージ30の基体を構成するステム10は、所要形状(図1の例では、競技場のトラックに類似した形状)に加工成形されたアイレット12と、このアイレット12上に立設された放熱部14と、アイレット12に設けた複数のリード16,16Gとを備えて構成されている。このアイレット12には、その厚さ方向にそれぞれ貫通する複数の貫通孔12aが設けられており、各々の貫通孔12aにそれぞれリード16が挿通され、ガラス18によって各貫通孔12aにそれぞれ封着されて固定されている。また、一部のリード16Gはアイレット12の下面にスポット溶接されて設けられており、グランド端子として機能する。つまり、複数のリードのうち一部のリード16Gはアイレット12に電気的に接続された状態で設けられ、他のリード16はすべて封着ガラス18を介してアイレット12から電気的に絶縁された状態で設けられている。
アイレット12及び放熱部14は、例えば、金属立体を鍛造技術(プレス加工)によって成形することで一体的に得ることができ、その材料として、本実施形態では鉄(Fe)を使用している。ただし、銅(Cu)やCu合金など他の材料を使用してもよいことはもちろんである。また、放熱部14はアイレット12と共に一体成形してもよいが、別個に所要形状のブロックに加工成形した後、アイレット12上に「ろう接」してもよい。その場合、放熱部14の材料としては、その放熱機能を高めるために熱伝導性の高いCuを使用することが好ましい。この放熱部14には、後の段階で、その側面の適当な箇所に半導体レーザ素子等の発光素子が実装(図3において実装面14aに発光素子32が実装)されると共に、その上面の適当な箇所に受光素子が実装(図3において実装面14bに受光素子34が実装)されるようになっている。
また、リード16,16Gは、金属線をそれぞれ所定の長さに切断することによって得ることができ、その材料としては、銅(Cu)、鉄(Fe)、コバール(鉄(Fe)、ニッケル(Ni)及びコバルト(Co)からなる合金)などが好適に使用される。
ステム10は、例えば、以下の方法で組み立てることができる。先ず、金属材(Fe)をプレス加工によって所要の形状に成形し、所定の箇所にそれぞれ厚さ方向に貫通する複数の貫通孔12aを設けたアイレット12と、金属材(Cu)を所要形状のブロックに加工成形した放熱部14と、それぞれ所定の長さに切断加工した所要本数のリード16,16Gと、必要な量の封着用のガラス18とを用意する。次に、アイレット12上に、図1に示すような位置関係をもって放熱部14をろう接し、さらにアイレット12の下面(外側の面)にグランド用のリード16Gをスポット溶接する。次に、これら各部品をカーボン治具にセットする。すなわち、カーボン治具上で、アイレット12に設けた複数の貫通孔12a内にそれぞれリード16を挿通し、且つ各々の貫通孔12a内の隙間に所要量のガラス18を埋め込んだ状態で位置合わせしてセットする。そして、これらの部品をセットしたカーボン治具を加熱炉に入れ、ガラス18が溶融される温度(800℃前後)まで加熱することによって、各リード16がそれぞれ対応する貫通孔12a内でガラス18によって封着され、固定される(ステム10の完成)。
本実施形態に係る光半導体素子用パッケージ30において特徴的な構成は、図2に示すように、ステム10の表面全体を覆ってその最表面に無光沢パラジウム(Pd)めっき膜P1を被着させたことにある。また、本実施形態では、ステム10の保護も兼ねて無光沢パラジウムめっき(P1)の下地めっきとしてニッケル(Ni)めっきを施している。無光沢Pdめっき(P1)の下地めっきとしては、Niめっき以外のめっきによることも可能であり、下地めっきを異種金属による複数層に形成することもできる。下地めっきとしてのNiめっき及び無光沢Pdめっき(P1)は、バレルを用いた電解めっきによって行うことができる。バレルめっき法を用いることで、ステム10の外面の全面にNiめっきと無光沢Pdめっき(P1)が施される。
ステム10の最表面に無光沢パラジウム(Pd)めっき膜P1を被着させる理由は、かかる無光沢Pdめっき(P1)を施すことで、ステム10の表面からの光反射を抑制し、効果的に迷光を抑えることが可能になるからである。無光沢パラジウム(Pd)めっきとは、めっき表面が無光沢に仕上がるパラジウムめっきをいい、この無光沢Pdめっきをステム10の表面に施した場合、そのめっき表面は濃い灰色もしくは黒色系に近い無光沢面となる。
無光沢パラジウムめっきは、光沢剤を含まないパラジウムめっき液(パラジウムめっき液の例としては、特開2001−335986号公報等を参照)を使用し、ハルセル銅板を使用して無光沢めっきがなされる電流密度条件を設定することによって行われる。本実施形態で無光沢パラジウム(Pd)めっきを施しためっき条件は、電流密度0.25(A/dm2 )、5分間である。
無光沢Pdめっき膜P1を被着させたステム10の表面状態を電子顕微鏡で観察したところ、そのめっき表面に「針状結晶」が形成されていた。無光沢Pdめっき(P1)を施したステム10の外観が濃い灰色もしくは黒色系に近い無光沢面となるのは、パラジウムめっきの表面が針状結晶による極めて微細な凹凸面に形成され、ステム10の表面で光が乱反射し、散乱されることによると考えられる。すなわち、無光沢パラジウム(Pd)めっきは、めっき表面に「針状結晶」が形成されるめっき条件でめっきを施すことにより、形成することができる。
また、無光沢パラジウム(Pd)めっき膜P1は、そのめっき厚が薄いと十分な無光沢面に仕上がらず、黒色系の色調が薄くなる。従って、ステム10の表面に無光沢Pdめっきを施す場合には、黒色系に近い無光沢面に仕上がる十分な厚さに形成する必要がある。本実施形態では、無光沢Pdめっき膜P1を0.3μm以上の厚さに形成した。
一方、キャップ20は、キャップ用アイレット(キャップ本体)22に、光透過窓24としてのガラス板(例えば、アルカリ含有の硼珪酸ガラス)を、低融点ガラス26を溶着材として溶着して形成されている。キャップ本体22は、薄板状の金属材をプレス加工することによって、上部に光透過孔(開口部)22aが形成されたキャップ状に、かつ、その下部の周縁部分が外方に突出してフランジを規定するように成形されている。キャップ本体22の材料としては、鉄(Fe)、鉄−ニッケル(Fe−Ni)の合金、鉄−ニッケル−コバルト(Fe−Ni−Co)の合金(コバール)などが好適に使用される。
本実施形態では、金属(キャップ本体22)にガラス(光透過窓24)を溶着する溶着材として、鉛(Pb)を含有しないビスマス(Bi)系の低融点ガラス26を使用している。そして、このBi系低融点ガラス26を使用することから、キャップ本体22の最表面に、Bi系低融点ガラス26に含まれているビスマス(Bi)と光透過窓24を溶着する温度で共晶反応する金属を被着し、Biとの共晶合金層を形成して光透過窓24を溶着するようにしている。
光透過窓24を溶着する温度でBi系低融点ガラス26との間で共晶反応を起こす金属としては、金(Au)、銀(Ag)、亜鉛(Zn)、パラジウム(Pd)等がある。本実施形態では、これらの金属のうち、キャップ本体22の最表面に被着して形成する金属としてPd(パラジウム)を使用し、Pdめっき膜P2を被着させている。また、本実施形態では、ステム10側と同様に、キャップ本体22の保護も兼ねてパラジウム(Pd)めっき(P2)の下地めっきとしてニッケル(Ni)めっきを施している。Pdめっきの下地めっきとしては、Niめっき以外のめっきによることも可能であり、下地めっきを異種金属による複数層に形成することもできる。下地めっき及びPdめっき(P2)は、バレルを用いた電解めっきによって行うことができる。バレルめっき法を用いることで、キャップ本体22の外面の全面にNiめっきとPdめっき(P2)が施される。
本実施形態において、キャップ本体22の最表面にパラジウム(Pd)めっき膜P2を被着させる理由は、パラジウム(Pd)と、Bi系低融点ガラス26に含まれているビスマス(Bi)とが、光透過窓24を溶着する際の溶着温度で共晶反応を起こして容易に共晶合金層が形成され得るからである。このPd−Bi共晶合金層を介して光透過窓24はキャップ本体22(開口部22aの周辺部分)に確実に溶着される。
また、光透過窓24の溶着に用いるビスマス(Bi)系の低融点ガラス26として、本実施形態では、少なくともBi2 O3 、SiO2 、Al2 O3 、B2 O3 、MgO、ZnOを含むものを使用した。ここで、Bi2 O3 はこのBi系低融点ガラス26を構成する主要成分であり、キャップ本体22の表面に被着されたパラジウム(Pd)めっき膜P2のPdと共晶反応して光透過窓24を気密に溶着するPd−Bi共晶合金層を形成するものであるから、使用する低融点ガラス中に相当程度(30重量%以上程度)含有されている必要がある。本実施形態では、Bi2 O3 を50重量%含有する低融点ガラス26を使用した。このBi系低融点ガラス26は、キャップ本体22の開口部(光透過孔)22aの寸法に合わせてあらかじめリング状のタブレットに粉末成形したもの、あるいはペースト状に成形して使用される。
キャップ20は、カーボン治具に、表面にPdめっき(P2)が施されたキャップ本体22(中央に所要の大きさで開口部(光透過孔22a)が形成されたもの)と、Bi系低融点ガラス26からなるタブレットと、光透過窓24(キャップ本体22の開口部22aよりも少し大きめに成形されたガラス板)とを位置合わせしてセットし、これらの部品をセットしたカーボン治具を加熱炉に入れ、低融点ガラス26が溶融される温度まで加熱することによって得られる。本実施形態では、窒素ガス雰囲気中で500℃まで加熱炉で加熱して、キャップ本体22に光透過窓24を溶着した。
以上説明したように、本実施形態に係る光半導体素子用パッケージ30の構成(図1、図2)によれば、パッケージ外部の光ディスク等の記録媒体(図示せず)で反射されてパッケージ内に戻ってくる光(戻り光)の一部が「迷光」となって受光素子(図3に例示する受光素子34)以外の部分に当たった場合でも、その部分(ステム10の最表面)には無光沢パラジウム(Pd)めっき膜P1が被着されているので、当該部分での光の反射が抑制され、効果的な迷光防止作用を奏することができる。つまり、従来のパッケージにおいてはステムの最表面に金(Au)めっきを施していたが、本実施形態では、このAuめっきをそのまま無光沢Pdめっき(P1)に置き換えることで、効果的な迷光対策を簡単に行うことができる。
このため、従来行われていたキャップ側での迷光対策(黒色めっき)が不要となり、その不要になった分、パッケージの製造に係るプロセスが簡素化されるというメリットも得られる。
本実施形態に係る光半導体素子用パッケージ30は、前述したように光ピックアップ装置に好適に使用され得る。図3はその場合の構成例を一部切り欠いて分解斜視図の形態で示したものである。
図3に示す光ピックアップ装置40において、保護キャップ20の光透過窓24上にホログラム素子36が搭載され、このホログラム素子36は、図4に例示したホログラム素子58と同様に、2つの回折格子を有している。また、ステム10において放熱部14の側面の適当な箇所(実装面14a)に半導体レーザ素子(チップ)32が搭載され、放熱部14の上面の適当な箇所(実装面14b)に受光素子(チップ)34が搭載される。その際、半導体レーザ素子32は、その前面から出射したレーザ光が光透過窓24を透過してホログラム素子36の一方の回折格子に指向されるように配置され、一方、受光素子34は、半導体レーザ素子32から光透過窓24及びホログラム素子36を透過して出射されたレーザ光に応答して外部(光ディスク等の記録媒体)で反射された光をホログラム素子36の他方の回折格子及び光透過窓24を通して検知し得るように配置される。また、各光半導体素子32,34は、図3には示していないが、ワイヤを介してそれぞれ対応するリード16,16Gの接続部、すなわち、アイレット12上から僅かに突出している各リードの上面であって無光沢Pdめっき膜P1が被着されている面に電気的に接続されている。
さらに、必要に応じて、ステム10の無光沢Pdめっき膜P1の上面に、厚さが0.003〜0.015μm程度の極めて薄いAuめっき膜を設けてもよい。このAuめっき膜により、無光沢Pdめっき膜P1の色調を損なうことなく、ワイヤの接合強度を更に高めることができる。
なお、図3に示す構成例では特に示していないが、ステム10上には、図4に例示したようなモニタ用受光素子52に相当する光半導体素子も搭載されており、また、ホログラム素子36以外にも、光ピックアップ装置40の機能として必要な他の光学素子(ホログラム素子と装置外部の光ディスク等の記録媒体との間に設けられる対物レンズなど)も含まれている。
この光ピックアップ装置40によれば、半導体レーザ素子32の後面(図示の例では、下側の面)から出射されたレーザ光のほとんどが、ステム10上に被着された無光沢Pdめっき膜P1に吸収されるため、従来形に見られたような保護キャップ内でのレーザ光の乱反射が抑制される。その結果、光ディスク等からの戻り光との干渉も抑制され、迷光量が低減されることにより、信号量(戻り光)のオフセット成分の少ない光ピックアップ装置40を得ることができる。
上述した実施形態では、光透過窓24をキャップ本体22に溶着する低融点ガラスとして鉛フリーのビスマス(Bi)系の低融点ガラス26を用いた場合を例にとって説明したが、鉛フリーの低融点ガラスはビスマス(Bi)系のものに限定されないことはもちろんである。例えば、バナジン酸塩系の低融点ガラス(バナジウム(V)を主要な構成成分とする低融点ガラス)等の他の低融点ガラスを使用することも可能である。バナジン酸塩系の低融点ガラスを使用した場合もキャップ本体22に無光沢パラジウムめっきを施すことにより、光透過窓24を溶着する際に、低融点ガラスとキャップ本体との界面に、バナジン酸塩系の低融点ガラスに含まれるバナジウム(V)とパラジウム(Pd)との共晶合金層が形成され、キャップ本体22に低融点ガラスを密着して光透過窓24を気密に溶着することができる。
本発明の一実施形態に係る光半導体素子用パッケージの構成を一部切り欠いて示す分解斜視図である。 図1の光半導体素子用パッケージをA−A線に沿って見たときの断面図である。 図1の光半導体素子用パッケージを用いた光ピックアップ装置の概略構成を一部切り欠いて示す分解斜視図である。 従来の光ピックアップ装置の構成例を概略的に示す透視斜視図である。
符号の説明
10…ステム、
12…アイレット、
14…放熱部、
14a,14b…(光半導体素子の)実装面、
16,16G…リード、
18…封着用ガラス、
20…(保護)キャップ、
22…キャップ用アイレット(キャップ本体)、
22a…光透過孔(開口部)、
24…ガラス板(光透過窓)、
26…ビスマス(Bi)系の低融点ガラス(溶着材)、
30…光半導体素子用パッケージ、
32…半導体レーザ素子(発光素子)、
34…受光素子、
36…ホログラム素子、
40…光ピックアップ装置、
P1…無光沢パラジウム(Pd)めっき膜、
P2…パラジウム(Pd)めっき膜。

Claims (6)

  1. 少なくとも発光用及び受光用の各光半導体素子を搭載するためのステムと、
    前記各光半導体素子と外部との間で光が透過し得るように配置された光透過窓を有し、前記ステムを気密封止するよう適応された保護キャップとを備え、
    前記ステムの表面に無光沢パラジウムめっき膜が被着されていることを特徴とする光半導体素子用パッケージ。
  2. 前記無光沢パラジウムめっき膜は、めっき表面にパラジウムの針状結晶が形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の光半導体素子用パッケージ。
  3. 前記無光沢パラジウムめっき膜は、0.3μm以上の厚さに形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光半導体素子用パッケージ。
  4. 前記ステムは、所要形状に成形された金属材からなり、且つその所定の箇所に厚さ方向に貫通する貫通孔が設けられたアイレットと、該アイレット上に立設された放熱部と、前記貫通孔に挿通され、且つガラスによって当該貫通孔に封着されて固定されたリードとを備え、前記アイレット、放熱部及びリードを含めてステム全体の表面に前記無光沢パラジウムめっき膜が被着されていることを特徴とする請求項1に記載の光半導体素子用パッケージ。
  5. 前記保護キャップは、前記光透過窓の大きさよりも小さい開口部を有してキャップ状に成形された薄板状の金属材からなり、且つその表面にパラジウムめっき膜が被着されたキャップ本体と、前記光透過窓としてのガラス板とを備え、前記キャップ本体の前記開口部の周辺部分に、鉛を含有しない低融点ガラスを溶着材として前記ガラス板が溶着されて形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光半導体素子用パッケージ。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の光半導体素子用パッケージと、
    前記保護キャップの前記光透過窓上に搭載され、2つの回折格子を有したホログラム素子と、
    前記ステム上に搭載され、出射したレーザ光が前記光透過窓を透過して前記ホログラム素子の一方の回折格子に指向されるように配置された半導体レーザ素子と、
    前記ステム上に搭載され、前記半導体レーザ素子から前記光透過窓及びホログラム素子を透過して出射されたレーザ光に応答して外部で反射された光を前記ホログラム素子の他方の回折格子及び前記光透過窓を通して検知し得るように配置された受光素子とを備えたことを特徴とする光ピックアップ装置。
JP2007105498A 2007-04-13 2007-04-13 光半導体素子用パッケージ及び光ピックアップ装置 Pending JP2008263099A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007105498A JP2008263099A (ja) 2007-04-13 2007-04-13 光半導体素子用パッケージ及び光ピックアップ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007105498A JP2008263099A (ja) 2007-04-13 2007-04-13 光半導体素子用パッケージ及び光ピックアップ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008263099A true JP2008263099A (ja) 2008-10-30

Family

ID=39985342

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007105498A Pending JP2008263099A (ja) 2007-04-13 2007-04-13 光半導体素子用パッケージ及び光ピックアップ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008263099A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011059571A (ja) * 2009-09-14 2011-03-24 Sumitomo Electric Ind Ltd 光サブアセンブリ
WO2019078426A1 (ko) * 2017-10-16 2019-04-25 주식회사 파트론 광학센서 패키지
CN110707524A (zh) * 2019-10-17 2020-01-17 江西骏川半导体设备有限公司 一种激光二极管贴片用固定底座

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06164071A (ja) * 1992-11-27 1994-06-10 Sharp Corp 半導体レーザ装置
JPH08213708A (ja) * 1995-02-01 1996-08-20 Sharp Corp 半導体レーザ装置
JP2005101481A (ja) * 2003-04-04 2005-04-14 Shinko Electric Ind Co Ltd 半導体装置用キャップ
JP2006073776A (ja) * 2004-09-02 2006-03-16 Shinko Electric Ind Co Ltd 半導体装置用キャップ
JP2006120864A (ja) * 2004-10-21 2006-05-11 Shinko Electric Ind Co Ltd 半導体装置用キャップ
JP2006196506A (ja) * 2005-01-11 2006-07-27 Rohm Co Ltd 半導体レーザ装置およびその製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06164071A (ja) * 1992-11-27 1994-06-10 Sharp Corp 半導体レーザ装置
JPH08213708A (ja) * 1995-02-01 1996-08-20 Sharp Corp 半導体レーザ装置
JP2005101481A (ja) * 2003-04-04 2005-04-14 Shinko Electric Ind Co Ltd 半導体装置用キャップ
JP2006073776A (ja) * 2004-09-02 2006-03-16 Shinko Electric Ind Co Ltd 半導体装置用キャップ
JP2006120864A (ja) * 2004-10-21 2006-05-11 Shinko Electric Ind Co Ltd 半導体装置用キャップ
JP2006196506A (ja) * 2005-01-11 2006-07-27 Rohm Co Ltd 半導体レーザ装置およびその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011059571A (ja) * 2009-09-14 2011-03-24 Sumitomo Electric Ind Ltd 光サブアセンブリ
WO2019078426A1 (ko) * 2017-10-16 2019-04-25 주식회사 파트론 광학센서 패키지
CN110707524A (zh) * 2019-10-17 2020-01-17 江西骏川半导体设备有限公司 一种激光二极管贴片用固定底座

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6562693B2 (en) Semiconductor laser device and wire bonding method capable of easily performing reliable wire bonding
KR100780522B1 (ko) 반도체 레이저
US7755189B2 (en) Metal cap with ringed projection to be welded to stem and ringed groove provided immediately inside of ringed projection and optical device having the same
JP3655916B2 (ja) 半導体装置用キャップ
US20150232244A1 (en) Cover material for hermetic sealing and package for containing electronic component
JP2008263099A (ja) 光半導体素子用パッケージ及び光ピックアップ装置
KR20060103173A (ko) 반도체 장치용 리드프레임
US20080062565A1 (en) Magnetic slider, head gimbal assembly and method for manufacturing the same
JP2008263047A (ja) 光半導体素子用キャップ、光半導体素子用パッケージ及び光ピックアップ装置
US6426591B1 (en) Package for housing photosemiconductor element
WO2022107719A1 (ja) 実装基板、及び回路基板
JP4374300B2 (ja) 半導体装置用キャップ
JP4429115B2 (ja) 蓋体およびこれを用いた光素子収納用パッケージ
JP4165760B2 (ja) 半導体レーザ装置およびその製造方法
JP4456980B2 (ja) 半導体装置用キャップ
JP2970635B2 (ja) 半導体レーザーモジュール及び金属フェルール
JP3553726B2 (ja) 電子部品用キャップおよびそれを用いた半導体レーザとその製法
JP2010009633A (ja) 光学モジュール及び光ピックアップ装置
JP3346858B2 (ja) 半導体装置用キャップ
JPH06252281A (ja) 半導体装置用キャップ及びその製造方法
JP2004022955A (ja) 赤外線センサ素子収納用パッケージおよび赤外線センサ装置
JPS615593A (ja) 発光電子装置およびその製造方法
JPH0448671A (ja) 半導体レーザ装置における透明樹脂の充填方法
JPH10104470A (ja) 光半導体パッケージおよびその製造方法
JP2008153523A (ja) キャップ構造体の製造方法及びそれを使用した半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120605

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120725

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120814