JP2008261450A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】コネクタ本体をコンパクト化しかつコネクタ本体に対する管部材の接続作業性を向上することのできるコネクタを提供する。
【解決手段】チューブ10とパイプ20とを直列状に管接続するコネクタ30は、コネクタ本体31とOリング50とを備える。コネクタ本体31には、チューブ10の接続端部12を挿入する第1の挿入口33、チューブ10の接続端部12内に挿入可能なパイプ20の接続端部22を挿入する第2の挿入口34が設けられる。Oリング50は、第1の挿入口33内に挿入されたチューブ10の接続端部12と第2の挿入口34内に挿入されたパイプ20の接続端部22との重複部分に両接続端部12,22の間をシール可能に介在される。コネクタ本体31にチューブ10及びパイプ20をそれぞれ抜止めする抜止手段を備える。
【選択図】図1
【解決手段】チューブ10とパイプ20とを直列状に管接続するコネクタ30は、コネクタ本体31とOリング50とを備える。コネクタ本体31には、チューブ10の接続端部12を挿入する第1の挿入口33、チューブ10の接続端部12内に挿入可能なパイプ20の接続端部22を挿入する第2の挿入口34が設けられる。Oリング50は、第1の挿入口33内に挿入されたチューブ10の接続端部12と第2の挿入口34内に挿入されたパイプ20の接続端部22との重複部分に両接続端部12,22の間をシール可能に介在される。コネクタ本体31にチューブ10及びパイプ20をそれぞれ抜止めする抜止手段を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、管接続に使用されるコネクタに関する。
コネクタの従来例(特許文献1参照)を図13を参照して述べる。なお、図13は従来例のコネクタを示す断面図である。
コネクタのコネクタ本体111の一端部(図13において左端部)に設けられた接続部113にチューブ112が圧入によって接続される。また、コネクタ本体111の他端部(図13において右端部)に設けられた大径筒部117の開口121に、連結片124によって相互に一体的に連結した各保持片122が配置される。コネクタ本体111の大径筒部117内にパイプ125が挿入されると、各保持片122の先端係合爪122aがパイプ125の係合突起127に弾性的に係合することにより、コネクタ本体111にパイプ125が抜止めされる。また、コネクタ本体111とパイプ125との間は、コネクタ本体111内に設けられたシール部材130によってシールされる。
コネクタのコネクタ本体111の一端部(図13において左端部)に設けられた接続部113にチューブ112が圧入によって接続される。また、コネクタ本体111の他端部(図13において右端部)に設けられた大径筒部117の開口121に、連結片124によって相互に一体的に連結した各保持片122が配置される。コネクタ本体111の大径筒部117内にパイプ125が挿入されると、各保持片122の先端係合爪122aがパイプ125の係合突起127に弾性的に係合することにより、コネクタ本体111にパイプ125が抜止めされる。また、コネクタ本体111とパイプ125との間は、コネクタ本体111内に設けられたシール部材130によってシールされる。
前記特許文献1のコネクタによれば、チューブ112とパイプ125とを重複させることなく独立的にコネクタ本体111に接続するものであるため、コネクタ本体111の大型化を余儀なくされるという問題があった。また、コネクタ本体111の接続部113にチューブ112を拡径変形させるように圧入しなければならないため、その接続作業性も悪いという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、コネクタ本体をコンパクト化しかつコネクタ本体に対する管部材の接続作業性を向上することのできるコネクタを提供することにある。
前記課題は、特許請求の範囲の欄に記載された構成を要旨とするコネクタにより解決することができる。
すなわち、特許請求の範囲の請求項1に係るコネクタは、第1の管部材と第2の管部材とを直列状に管接続するコネクタであって、コネクタ本体とシール部材とを備えて構成され、前記コネクタ本体には、前記第1の管部材の接続端部を挿入する第1の挿入口、及び、前記第1の管部材の接続端部内に挿入可能な前記第2の管部材の接続端部を挿入する第2の挿入口が設けられ、前記シール部材は、前記第1の挿入口内に挿入された前記第1の管部材の接続端部と前記第2の挿入口内に挿入された前記第2の管部材の接続端部との重複部分に両接続端部の間をシール可能に介在され、前記コネクタ本体に前記第1の管部材及び第2の管部材をそれぞれ抜止めする抜止手段を備えたことを特徴とする。
すなわち、特許請求の範囲の請求項1に係るコネクタは、第1の管部材と第2の管部材とを直列状に管接続するコネクタであって、コネクタ本体とシール部材とを備えて構成され、前記コネクタ本体には、前記第1の管部材の接続端部を挿入する第1の挿入口、及び、前記第1の管部材の接続端部内に挿入可能な前記第2の管部材の接続端部を挿入する第2の挿入口が設けられ、前記シール部材は、前記第1の挿入口内に挿入された前記第1の管部材の接続端部と前記第2の挿入口内に挿入された前記第2の管部材の接続端部との重複部分に両接続端部の間をシール可能に介在され、前記コネクタ本体に前記第1の管部材及び第2の管部材をそれぞれ抜止めする抜止手段を備えたことを特徴とする。
上記のように構成されたコネクタによると、コネクタ本体の第1の挿入口内に挿入された第1の管部材の接続端部内に、第2の挿入口内に挿入された第2の管部材の接続端部が挿入されるとともに、その接続端部の重複部分にシール部材が介在されることにより両接続端部の間がシールされる。また、コネクタ本体に第1の管部材及び第2の管部材がそれぞれ抜止手段により抜止めされる。したがって、コネクタ本体をコンパクト化することができる。また、コネクタ本体に両管部材の接続端部を圧入する必要がないので、コネクタ本体に対する管部材の接続作業性を向上することができる。よって、コネクタ本体をコンパクト化しかつコネクタ本体に対する管部材の接続作業性を向上することのできるコネクタが提供される。
また、特許請求の範囲の請求項2に係るコネクタは、請求項1に記載のコネクタにおいて、前記第1の管部材がチューブであり、前記コネクタ本体に前記チューブを抜止めする抜止手段が、前記チューブに形成された段差部に当接され、かつ、前記コネクタ本体の第1の挿入口内に係合されるとともに前記段差部を前記コネクタ本体との協働により挟み込むことにより前記チューブを抜止めする抜止部材であることを特徴とする。このように構成すると、コネクタ本体の第1の挿入口内に係合によって抜止めされた抜止部材がチューブの段差部に当接し、その段差部が抜止部材とコネクタ本体との協働により挟み込まれることにより、チューブをコネクタ本体に容易に抜止めすることができる。
また、特許請求の範囲の請求項2に係るコネクタは、請求項1に記載のコネクタにおいて、前記第1の管部材がチューブであり、前記コネクタ本体に前記チューブを抜止めする抜止手段が、前記コネクタ本体の第1の挿入口の内周面に設けられ、かつ、前記チューブの外周部に食い込むことにより該第1の管部材を抜止めする突起状部材であることを特徴とする。このように構成すると、コネクタ本体の第1の挿入口の内周面に設けた突起状部材がチューブの外周部に食い込むことにより、チューブをコネクタ本体に容易に抜止めすることができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について実施例を参照して説明する。
[実施例1]
本発明の実施例1を説明する。なお、図1はコネクタを示す断面図、図2は図1のII−II線矢視断面図、図3は図1のIII−III線矢視断面図、図4コネクタの構成部品を示す分解斜視図である。また、図5はコネクタに対する管部材の接続手順1を示す断面図、図6は同じく接続手順2を示す断面図、図7は同じく接続手順3を示す断面図、図8は同じく接続手順4を示す断面図、図9は図8のIX−IX線矢視断面図、図10は同じく接続手順5を示す断面図、図11は図10のXI−XI線矢視断面図である。
図1に示すように、本実施例のコネクタ30は、例えば給湯器に係る給湯配管、給水配管、自動車にかかる燃料配管等に用いられるものであり、第1の管部材としてのチューブ10と第2の管部材としてのパイプ20とを直列状に管接続するものである。
本発明の実施例1を説明する。なお、図1はコネクタを示す断面図、図2は図1のII−II線矢視断面図、図3は図1のIII−III線矢視断面図、図4コネクタの構成部品を示す分解斜視図である。また、図5はコネクタに対する管部材の接続手順1を示す断面図、図6は同じく接続手順2を示す断面図、図7は同じく接続手順3を示す断面図、図8は同じく接続手順4を示す断面図、図9は図8のIX−IX線矢視断面図、図10は同じく接続手順5を示す断面図、図11は図10のXI−XI線矢視断面図である。
図1に示すように、本実施例のコネクタ30は、例えば給湯器に係る給湯配管、給水配管、自動車にかかる燃料配管等に用いられるものであり、第1の管部材としてのチューブ10と第2の管部材としてのパイプ20とを直列状に管接続するものである。
図4に示すように、前記チューブ10は、例えば樹脂製で、撓み変形可能な円筒状に形成されている。図5に示すように、チューブ10の接続端部12は、チューブ10の主体をなすチューブ本体11の端部成形により拡径された円筒状をなしている。接続端部12は、チューブ本体11と同一軸線上に形成されている。また、チューブ本体11と接続端部12との間には段差部13が形成されている。
また、図4に示すように、前記パイプ20は、例えば金属製で、円筒状に形成されている。パイプ20の接続端部22の基部には、パイプ20の主体をなすパイプ本体21の外周面上に環状に突出するバルジ部からなるフランジ23が形成されている。パイプ20の接続端部22は、チューブ10の接続端部12を通じてチューブ10内に挿入可能に形成されている(図1参照)。
また、図4に示すように、前記パイプ20は、例えば金属製で、円筒状に形成されている。パイプ20の接続端部22の基部には、パイプ20の主体をなすパイプ本体21の外周面上に環状に突出するバルジ部からなるフランジ23が形成されている。パイプ20の接続端部22は、チューブ10の接続端部12を通じてチューブ10内に挿入可能に形成されている(図1参照)。
前記コネクタ30を構成している構成部品について説明する。図4に示すように、コネクタ30は、コネクタ本体31とOリング(オーリング)50とブッシュ60と抜止部材70とリテーナ80とを構成部品として備えている。以下、説明の都合上、コネクタ本体31、ブッシュ60、Oリング50、抜止部材70、リテーナ80の順に説明する。なお、説明の都合上、コネクタ30において、チューブ10が接続される側を後側とし、また、パイプ20が接続される側を前側とする。
コネクタ本体31を説明する。図4に示すように、コネクタ本体31は、例えば樹脂製で、円筒状に形成されている。図6に示すように、コネクタ本体31の主体をなす外筒部32の後方開口部(図6において左方開口部)は、前記チューブ10の接続端部12を挿入可能な第1の挿入口33となっている。また、外筒部32の前方開口部(図6において右方開口部)は、前記パイプ20の接続端部22(フランジ23を含む。)を挿入可能な第2の挿入口34となっている(図10参照)。図6に示すように、外筒部32の中央部の内周面に円環状の環状壁部35が形成されており、その環状壁部35の内周端部から後方へ延びる円筒状をなす内筒部36が形成されている。外筒部32と環状壁部35と内筒部36とにより、後方(図6において左方)に開口する円筒状の嵌合凹部37が形成されている。嵌合凹部37は、チューブ10の接続端部12の先端部を嵌合可能に形成されている。また、内筒部36は、その中空部内にパイプ20の接続端部22を挿入可能に形成されている(図1参照)。
図6に示すように、前記外筒部32の前端部の外周面には、径方向外方へ張り出すフランジ38が形成されている(図4参照)。また、外筒部32の上部には、フランジ38の後側(図6において左側)に隣接する左右一対の差込孔39が左右対称状に形成されている(図11参照)。図11に示すように、外筒部32の上端部には、両差込孔39に形成によって両差込孔39間に位置する壁部32aが形成されている。また、外筒部32の下部には、両差込孔39に対応する左右一対の受入孔40が左右対称状に形成されている(図6参照)。図6に示すように、両受入孔40の上部には、後方(図6において左方)に向けて凹状に連通する検知孔41がそれぞれ形成されている。また、外筒部32の外周面には、両検知孔41の上側に隣接する左右一対のガイド凸部42が左右対称状に形成されているとともに、検知孔41の下側に隣接する左右一対の係止凸部43が左右対称状に形成されている(図11参照)。また、外筒部32の後端部には、径方向に貫通する一対の係合孔44が形成されている(図6参照)。
次に、ブッシュ60を説明する。図5に示すように、ブッシュ60は、例えば樹脂製で、前記チューブ10の接続端部12内に嵌合可能な円筒状に形成されている(図4参照)。なお、ブッシュ60は、チューブ10のチューブ本体11の内径、前記コネクタ本体31の内筒部36の内径とほぼ等しい内径をもって形成されている(図1参照)。
次に、Oリング50を説明する。図5に示すように、Oリング50は、ゴム状弾性材により円環状に形成されている。Oリング50は、前記チューブ10の接続端部12に弾性的に内嵌可能でかつ前記パイプ20の接続端部22に弾性的に外嵌可能に形成されている(図1及び図3参照)。なお、Oリング50は、本明細書でいう「シール部材」に相当する。
次に、抜止部材70を説明する。図4に示すように、抜止部材70は、例えば樹脂製で、Cリング状に形成されている。抜止部材70は、前記チューブ10のチューブ本体11に拡径方向の弾性を利用して外嵌可能でかつチューブ本体11に対する嵌合状態で前記コネクタ本体31の外筒部32の後端部内に嵌合可能に形成されている(図1及び図9参照)。抜止部材70の外周面上には、コネクタ本体31の係合孔44に係合可能な上下一対の係止爪71が形成されている。両係止爪71の外側面は先細りのテーパ状に形成されている(図8参照)。なお、抜止部材70は、本明細書でいう「コネクタ本体に第1の管部材(チューブ)を抜止めする抜止手段」に相当する。
次に、リテーナ80を説明する。図4に示すように、リテーナ80は、プッシュロックタイプのもので、例えば特開2004−251319号公報に記載されたものと同様の構成であるから簡単に説明する。リテーナ80は、樹脂製で、基板部81と左右一対の脚片82と左右一対の抜止片83と左右一対のガイド片84とを有している。なお、リテーナ80は、本明細書でいう「コネクタ本体に第2の管部材(パイプ)を抜止めする抜止手段」に相当する。
前記基板部81は、中央部を両端部より高くする円弧板状に形成されている(図11参照)。基板部81は、前記コネクタ本体31の外筒部32に対してその上方から嵌合可能に形成されている。また、前記左右一対の脚片82は、基板部81の前部における左右両端部から下方へ平行状に延びている。両脚片82は、下端部を相反方向へ拡がる方向へ弾性変形すなわち撓み変形可能に形成されている(図11中、二点鎖線82参照)。両脚片82の下端部には、対向状に突出する検知突起85が形成されている。
図11に示すように、前記左右の抜止片83は、両脚片82の内側において下方へ並行対称状に延びている。両抜止片83の相互間には、逆U字状をなしかつ前記パイプ20のパイプ本体21を径方向に相対的に受入可能な係止溝86が形成されている。両抜止片83は、前記コネクタ本体31の両差込孔39に上方から差込可能に形成されている。また、両抜止片83の上端部の相互間には割込溝87が形成されている。割込溝87は、コネクタ本体31の外筒部32における壁部32aを相対的に受入可能に形成されている。また、図4に示すように、前記左右一対のガイド片84は、基板部81の後部における左右両端部から下方へ平行状に延びている。両ガイド片84は、コネクタ本体31の外筒部32の両側面に沿って上下方向にスライド可能に嵌合される。
次に、前記コネクタ30によりチューブ10とパイプ20とを管接続する接続手順の一例について説明する。
<接続手順1>
図5に示すように、チューブ10の接続端部12に対応するブッシュ60及びOリング50が用意される。
<接続手順2>
図6に示すように、ブッシュ60を、チューブ10の接続端部12内に嵌合しかつチューブ10の段差部13に当接させる。続いて、Oリング50を、チューブ10の接続端部12に弾性的に内嵌しかつブッシュ60の前端面に当接又は近接させる。また、チューブ10の接続端部12に対応するコネクタ本体31が用意される。
<接続手順1>
図5に示すように、チューブ10の接続端部12に対応するブッシュ60及びOリング50が用意される。
<接続手順2>
図6に示すように、ブッシュ60を、チューブ10の接続端部12内に嵌合しかつチューブ10の段差部13に当接させる。続いて、Oリング50を、チューブ10の接続端部12に弾性的に内嵌しかつブッシュ60の前端面に当接又は近接させる。また、チューブ10の接続端部12に対応するコネクタ本体31が用意される。
<接続手順3>
図7に示すように、コネクタ本体31の第1の挿入口33内にチューブ10の接続端部12を挿入するとともに、コネクタ本体31の嵌合凹部37(図6参照)にチューブ10の接続端部12の先端部を嵌合する。これにより、コネクタ本体31に対するチューブ10の誤組付け(傾いたままでの組付け)を防止あるいは低減することができる。これとともに、コネクタ本体31の内筒部36の後端面にOリング50が当接又は近接する。これにより、Oリング50は、ブッシュ60と内筒部36との間に位置決めされることになる。また、チューブ10のチューブ本体11に抜止部材70をその拡径方向の弾性を利用して外嵌する。
図7に示すように、コネクタ本体31の第1の挿入口33内にチューブ10の接続端部12を挿入するとともに、コネクタ本体31の嵌合凹部37(図6参照)にチューブ10の接続端部12の先端部を嵌合する。これにより、コネクタ本体31に対するチューブ10の誤組付け(傾いたままでの組付け)を防止あるいは低減することができる。これとともに、コネクタ本体31の内筒部36の後端面にOリング50が当接又は近接する。これにより、Oリング50は、ブッシュ60と内筒部36との間に位置決めされることになる。また、チューブ10のチューブ本体11に抜止部材70をその拡径方向の弾性を利用して外嵌する。
<接続手順4>
図8に示すように、チューブ10のチューブ本体11に抜止部材70をその拡径方向の弾性を利用して外嵌する。続いて、抜止部材70を前方へ摺動させて、コネクタ本体31の第1の挿入口33(図7参照)内に押込む。これにより、抜止部材70及びチューブ10の弾性を利用して、該抜止部材70の係止爪71をコネクタ本体31の係合孔44に係合する(図8参照)。これにより、抜止部材70がコネクタ本体31の外筒部32内に抜止めされるとともに、該抜止部材70がチューブ10の段差部13に当接することにより、コネクタ本体31にチューブ10を抜止めすることができる(図9参照)。また、コネクタ本体31の前端部の上方に対応するリテーナ80が用意される(図8参照)。
図8に示すように、チューブ10のチューブ本体11に抜止部材70をその拡径方向の弾性を利用して外嵌する。続いて、抜止部材70を前方へ摺動させて、コネクタ本体31の第1の挿入口33(図7参照)内に押込む。これにより、抜止部材70及びチューブ10の弾性を利用して、該抜止部材70の係止爪71をコネクタ本体31の係合孔44に係合する(図8参照)。これにより、抜止部材70がコネクタ本体31の外筒部32内に抜止めされるとともに、該抜止部材70がチューブ10の段差部13に当接することにより、コネクタ本体31にチューブ10を抜止めすることができる(図9参照)。また、コネクタ本体31の前端部の上方に対応するリテーナ80が用意される(図8参照)。
<接続手順5>
図10及び図11に示すように、コネクタ本体31にリテーナ80を仮止めする。すなわち、リテーナ80を押し下げるにともない、リテーナ80の両検知突起85がコネクタ本体31の外筒部32の外周面に沿って摺動しつつ、両脚片82が拡開方向へ弾性変形される(図11中、二点鎖線82参照)。そして、両検知突起85が両検知孔41と対応すると、両脚片82が弾性復元することによって、両検知突起85が両検知孔41内に係合されるとともに、両検知突起85の先端部が外筒部32内に突出される(図11参照)。また、リテーナ80の両抜止片83の下端部が、コネクタ本体31の両差込孔39内に差込まれる。また、リテーナ80の両ガイド片84の下端部が、コネクタ本体31の外筒部32の両側面に対応される。このようにして、コネクタ本体31にリテーナ80が仮止めされる。
図10及び図11に示すように、コネクタ本体31にリテーナ80を仮止めする。すなわち、リテーナ80を押し下げるにともない、リテーナ80の両検知突起85がコネクタ本体31の外筒部32の外周面に沿って摺動しつつ、両脚片82が拡開方向へ弾性変形される(図11中、二点鎖線82参照)。そして、両検知突起85が両検知孔41と対応すると、両脚片82が弾性復元することによって、両検知突起85が両検知孔41内に係合されるとともに、両検知突起85の先端部が外筒部32内に突出される(図11参照)。また、リテーナ80の両抜止片83の下端部が、コネクタ本体31の両差込孔39内に差込まれる。また、リテーナ80の両ガイド片84の下端部が、コネクタ本体31の外筒部32の両側面に対応される。このようにして、コネクタ本体31にリテーナ80が仮止めされる。
<接続手順6>
図1及び図2に示すように、コネクタ本体31の第2の挿入口34内にパイプ20の接続端部22を挿入する。このとき、パイプ20の接続端部22がコネクタ本体31の内筒部36内、Oリング50内、ブッシュ60内に順に挿入されていき、パイプ20のフランジ23がコネクタ本体31の環状壁部35に近接又は当接する(図1参照)。これにより、コネクタ本体31の正規の接続位置にパイプ20が挿入される。この状態では、図3に示すように、パイプ20の接続端部22の外周面には、Oリング50が弾性的に外嵌される。したがって、チューブ10の接続端部12内にパイプ20の接続端部22が挿入されるとともに、その接続端部12,22の重複部分にOリング50が介在されることにより両接続端部12,22の間がシールされる(図1及び図3参照)。
図1及び図2に示すように、コネクタ本体31の第2の挿入口34内にパイプ20の接続端部22を挿入する。このとき、パイプ20の接続端部22がコネクタ本体31の内筒部36内、Oリング50内、ブッシュ60内に順に挿入されていき、パイプ20のフランジ23がコネクタ本体31の環状壁部35に近接又は当接する(図1参照)。これにより、コネクタ本体31の正規の接続位置にパイプ20が挿入される。この状態では、図3に示すように、パイプ20の接続端部22の外周面には、Oリング50が弾性的に外嵌される。したがって、チューブ10の接続端部12内にパイプ20の接続端部22が挿入されるとともに、その接続端部12,22の重複部分にOリング50が介在されることにより両接続端部12,22の間がシールされる(図1及び図3参照)。
また、コネクタ本体31の正規の接続位置にパイプ20が挿入されると、パイプ20のフランジ23がリテーナ80の両脚片82の検知突起85の間に入り込むことで、両脚片82が拡開方向へ弾性変形(図11中、二点鎖線82参照)される。これにより、コネクタ本体31の両検知孔41に対する両検知突起85の係合が解除されるため、リテーナ80の下方への移動が可能になる。すなわち、コネクタ本体31の正規の接続位置にパイプ20が挿入されない限り、両検知孔41に対する両検知突起85の係合が解除されないため、リテーナ80を下方へ移動させることができない。このため、コネクタ本体31の正規の接続位置にパイプ20を挿入し直す。
続いて、リテーナ80を下方へ押し込むと、図2に示すように、リテーナ80が下方へ移動される。そして、両脚片82の検知突起85が、両脚片82の弾性を利用して、コネクタ本体31の両係止凸部43の外側面に沿って摺動しつつ下降し、最終的には両係止凸部43を通過することによって、両脚片82が弾性復元する。すると、両検知突起85が両係止凸部43の下側に係合することにより、リテーナ80の上方への移動が規制される。これとともに、コネクタ本体31の壁部32aがリテーナ80の割込溝87に相対的に係合されることにより、リテーナ80の下方への移動が規制される。また、両抜止片83がパイプ20の接続端部22に対してフランジ23の反挿入側すなわち前側に係合する。これにより、コネクタ本体31にパイプ20が抜止めされることになる。
上記したコネクタ30によると、コネクタ本体31の第1の挿入口33内に挿入されたチューブ10の接続端部12内に、第2の挿入口34内に挿入されたパイプ20の接続端部22が挿入されるとともに、その接続端部12,22の重複部分にOリング50が介在されることにより両接続端部12,22の間がシールされる(図1及び図3参照)。また、コネクタ本体31にチューブ10が抜止部材70により抜止めされるとともに、コネクタ本体31にパイプ20がリテーナ80により抜止めされる。したがって、コネクタ本体31をコンパクト化すなわち長さ方向(図1において左右方向)に関してコンパクト化することができる。また、コネクタ本体31にチューブ10及びパイプ20の接続端部22を圧入する必要がないので、コネクタ本体31に対するチューブ10及びパイプ20の接続作業性を向上することができる。よって、コネクタ本体31をコンパクト化しかつコネクタ本体31に対するチューブ10及びパイプ20の接続作業性を向上することのできるコネクタ30が提供される。
また、チューブ10の接続端部12をコネクタ本体31の外筒部32内に挿入することにより、チューブ10の接続端部12の拡径変形が抑えられることにより、接続端部12の重複部分に配置したOリング50により両接続端部12,22の間のシール性を向上することができる。
また、コネクタ本体31の第1の挿入口33内に係合によって抜止めされた抜止部材70がチューブ10の段差部13に当接し、その段差部13が抜止部材70とコネクタ本体31との協働により挟み込まれることにより、チューブ10をコネクタ本体31に容易に抜止めすることができる(図8及び図9参照)。
また、コネクタ本体31の内筒部36とブッシュ60との間にOリング50を配置する構成としたことにより、Oリング50を適正に配置することができる(図1参照)。また、仮にチューブ10の段差部13に「だれ」があったとしても、Oリング50を適正に配置することができるので、シール不良を防止あるいは低減することができる。
[実施例2]
本発明の実施例2を説明する。本実施例は前記実施例1のコネクタ30に変更を加えたものであるからその変更点について詳述し、重複する説明を省略する。なお、図12はコネクタを示す断面図である。
図12に示すように、前記実施例1における抜止部材70に代えて、コネクタ本体31の外筒部32の第1の挿入口33の内周面に環状の小突起34aを軸方向に適数個(図12では5個を示す。)並設したものである。これにともない、コネクタ本体31の係合孔44は省略することができる。
本発明の実施例2を説明する。本実施例は前記実施例1のコネクタ30に変更を加えたものであるからその変更点について詳述し、重複する説明を省略する。なお、図12はコネクタを示す断面図である。
図12に示すように、前記実施例1における抜止部材70に代えて、コネクタ本体31の外筒部32の第1の挿入口33の内周面に環状の小突起34aを軸方向に適数個(図12では5個を示す。)並設したものである。これにともない、コネクタ本体31の係合孔44は省略することができる。
本実施例によると、チューブ10Aの接続端部12Aを第1の挿入口33内に挿入した際に、コネクタ本体31の第1の挿入口33の内周面に設けた小突起34aがチューブ10Aの外周部に食い込むことにより、チューブ10Aをコネクタ本体31に容易に抜止めすることができる。なお、小突起34aは、本明細書でいう「突起状部材」、「コネクタ本体に第1の管部材(チューブ)を抜止めする抜止手段」に相当する。なお、本実施例においては、チューブ10Aをゴム状弾性材により形成するとよい。
本発明は前記した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、コネクタ本体31、チューブ10、抜止部材70、ブッシュ60のいずれか1つは、樹脂製に代えて金属製にすることもできる。また、パイプ20は、金属製に代えて樹脂製にすることもできる。また、ブッシュ60は、省略することもできる。また、シール部材は、両接続端部12,22の間をシールする部材であればよく、前記実施例のOリング50に限定されるものではない。また、第1の管部材としては、チューブ10に代えて、パイプ材、ホース材等を用いることができる。また、第2の管部材としては、パイプ20に代えて、チューブ材を用いることができる。
また、コネクタ本体31内で第1の管部材の接続端部内に第2の管部材の接続端部が重複する関係を維持する限り、コネクタ本体31に対する両管部材の抜止手段は適宜変更することができる。例えば、コネクタ本体31にチューブ10を抜止めする抜止手段としては、コネクタ本体31の外筒部32内にチューブ10の接続端部12を接着して一体化する手段、コネクタ本体31の外筒部32内にチューブ10の接続端部12をかしめて一体化する手段、チューブ10の接続端部12にコネクタ本体31をインジェクション成形により一体化する手段等を用いることができる。このような抜止手段を採用するにともない、コネクタ本体31の係合孔44は省略することができる。
また、コネクタ本体31にパイプ20を抜止めする抜止手段としては、前記実施例のプッシュロックタイプのリテーナ80に代えて、C字状に形成されかつその径方向の弾性を利用してパイプ20を抜止めするリテーナ、回動によってパイプ20を抜止めする回動式のリテーナ、ワイヤで形成されかつその弾性を利用してパイプ20を抜止めするワイヤ式リテーナ、特許文献1に記載された各保持片122(図13参照)による抜止手段等を用いることができる。
10 チューブ(第1の管部材)
12 接続端部
13 段差部
20 パイプ(第2の管部材)
22 接続端部
30 コネクタ
31 コネクタ本体
33 第1の挿入口
34 第2の挿入口
50 Oリング(シール部材)
70 抜止部材(抜止手段)
80 リテーナ(抜止手段)
12 接続端部
13 段差部
20 パイプ(第2の管部材)
22 接続端部
30 コネクタ
31 コネクタ本体
33 第1の挿入口
34 第2の挿入口
50 Oリング(シール部材)
70 抜止部材(抜止手段)
80 リテーナ(抜止手段)
Claims (3)
- 第1の管部材と第2の管部材とを直列状に管接続するコネクタであって、
コネクタ本体とシール部材とを備えて構成され、
前記コネクタ本体には、前記第1の管部材の接続端部を挿入する第1の挿入口、及び、前記第1の管部材の接続端部内に挿入可能な前記第2の管部材の接続端部を挿入する第2の挿入口が設けられ、
前記シール部材は、前記第1の挿入口内に挿入された前記第1の管部材の接続端部と前記第2の挿入口内に挿入された前記第2の管部材の接続端部との重複部分に両接続端部の間をシール可能に介在され、
前記コネクタ本体に前記第1の管部材及び第2の管部材をそれぞれ抜止めする抜止手段を備えた
ことを特徴とするコネクタ。 - 請求項1に記載のコネクタであって、
前記第1の管部材がチューブであり、
前記コネクタ本体に前記チューブを抜止めする抜止手段が、前記チューブに形成された段差部に当接され、かつ、前記コネクタ本体の第1の挿入口内に係合されるとともに前記段差部を前記コネクタ本体との協働により挟み込むことにより前記チューブを抜止めする抜止部材であることを特徴とするコネクタ。 - 請求項1に記載のコネクタであって、
前記第1の管部材がチューブであり、
前記コネクタ本体に前記チューブを抜止めする抜止手段が、前記コネクタ本体の第1の挿入口の内周面に設けられ、かつ、前記チューブの外周部に食い込むことにより該第1の管部材を抜止めする突起状部材であることを特徴とするコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007105837A JP2008261450A (ja) | 2007-04-13 | 2007-04-13 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007105837A JP2008261450A (ja) | 2007-04-13 | 2007-04-13 | コネクタ |
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Family
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Family Applications (1)
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JP2007105837A Pending JP2008261450A (ja) | 2007-04-13 | 2007-04-13 | コネクタ |
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JP (1) | JP2008261450A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2014097809A1 (ja) * | 2012-12-20 | 2014-06-26 | 東海ゴム工業株式会社 | 配管接続構造 |
-
2007
- 2007-04-13 JP JP2007105837A patent/JP2008261450A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014122658A (ja) * | 2012-12-20 | 2014-07-03 | Tokai Rubber Ind Ltd | 配管接続構造 |
CN104364572A (zh) * | 2012-12-20 | 2015-02-18 | 住友理工株式会社 | 配管连接构造 |
US10066773B2 (en) | 2012-12-20 | 2018-09-04 | Sumitomo Riko Company Limited | Piping connection structure |
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