JP2008258938A - 画像処理装置、画像処理システム、通信端末および画像処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】付加情報が埋め込まれた画像から、付加情報を容易かつ確実に読み取ることができる画像処理装置を提供する。
【解決手段】第1の付加情報が埋め込まれた複数の画像(G1,G2・・・)から各第1の付加情報を検出する検出手段(制御部11)と、検出手段で検出された第1の付加情報に基づいて画像を接合する画像接合手段(制御部11)と、画像接合手段で接合された画像に含まれる第1の付加情報に基づいて第2の付加情報を抽出する抽出手段(制御部11)とを備えるようにした。
【選択図】図5
【解決手段】第1の付加情報が埋め込まれた複数の画像(G1,G2・・・)から各第1の付加情報を検出する検出手段(制御部11)と、検出手段で検出された第1の付加情報に基づいて画像を接合する画像接合手段(制御部11)と、画像接合手段で接合された画像に含まれる第1の付加情報に基づいて第2の付加情報を抽出する抽出手段(制御部11)とを備えるようにした。
【選択図】図5
Description
本発明は、画像処理装置、画像処理システム、通信端末および画像処理プログラムに関するものである。
近年、デジタルカメラを内蔵したカメラ付き携帯電話機や、カメラ付きPDAなどが開発され広く普及している。
こうしたカメラ付き携帯電話機などにおいては、内蔵したデジタルカメラで撮影した画像を、通信機能を利用して外部の機器へ送信することができるようになされている。
このようなカメラ機能や通信機能の応用として、画像に埋め込まれた付加情報(例えば、電子透かし情報(文字データ、URL情報等)など)をデコード(復号)して、文字情報を表示させたり、あるいは自動的に対応する通信サイトに接続したりすることも実現されている。
ところが、カメラ付き携帯電話機等に内蔵されたカメラを利用して電子透かし情報を正確に検出するには、以下のような課題があった。
即ち、一般的に画像の大きさに応じて電子透かし情報のデータ埋込量が変化するため、比較的画素数が少ないデジタルカメラを搭載するカメラ付き携帯電話機等においては、画像の1回の撮影で得られる画像から電子透かし情報の検出を成功させることは困難であった。
そこで、このような課題を解消すべく種々の技術が提案されている。
例えば、特開2005−150849号公報(特許文献1)では、カメラの連写機能を利用し、電子透かし情報等の付加情報をデコードできるまで連写を繰り返す技術について開示している。
また、特開2004−110668号公報(特許文献2)では、電子透かし情報等の付加情報をデコードできるまで連続撮影し、その間、照明などの条件を変更しながら撮影する技術について開示している。
また、特開2004−078351号公報(特許文献3)では、2次元コードを所定時間単位で切り替えて表示し、それを連続撮影して付加情報をデコードすることにより大量の付加情報を抽出可能とする技術について開示している。
しかし、これらの従来技術は、何れもカメラの連続撮影機能を利用しているが、フレームに入りきらないような大きな画像に付加情報の復号に必要な情報が広がっている事態には対応していない。
即ち、ポスターのような比較的面積の大きな印刷物の何れかの位置に電子透かし情報等の付加情報が埋め込まれている場合に、デジタルカメラ等でその印刷物を撮影した際に、1回の撮影では、その印刷物の全体を写しきれない事態が想定される。そのような場合には、印刷物の全体を複数枚の画像に分けて撮影する必要があるが、撮影後にその画像情報を如何にして処理して目的とする付加情報を抽出するかという技術は提供されていなかった。
特開2005−150849号公報
特開2004−110668号公報
特開2004−078351号公報
本発明は、付加情報が埋め込まれた画像から、付加情報を容易かつ確実に読み取ることができる画像処理装置、画像処理システム、通信端末および画像処理プログラムすることを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1の発明に係る画像処理装置は、第1の付加情報が埋め込まれた複数の画像から各第1の付加情報を検出する検出手段と、該検出手段で検出された第1の付加情報に基づいて画像を接合する画像接合手段と、該画像接合手段で接合された画像に含まれる第1の付加情報に基づいて第2の付加情報を抽出する抽出手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項2の発明に係る画像処理装置は、前記第1の付加情報は、前記第2の付加情報の一部であることを特徴とする。
また、請求項3の発明に係る画像処理装置は、前記抽出手段は、前記第1の付加情報を接合する付加情報接合手段をさらに備え、該付加情報接合手段による接合結果に基づいて第2の付加情報を抽出することを特徴とする。
また、請求項4の発明に係る画像処理装置は、前記画像接合手段は、前記第1の付加情報が一致する領域を検出し、その検出結果に基づいて画像を順次接合させることを特徴とする。
また、請求項5の発明に係る画像処理装置は、前記付加情報接合手段は、前記第1の付加情報が一致する領域を検出し、その検出結果に基づいて画像を順次接合させ、接合箇所において隣接する画像から検出した第1の付加情報を接合させることを特徴とする。
また、請求項6の発明に係る画像処理装置は、画像を静止画として撮像する静止画撮像手段をさらに備え、前記画像は、該静止画撮像手段によって撮像された複数の静止画で構成されることを特徴とする。
また、請求項7の発明に係る画像処理装置は、画像を動画として撮像する動画撮像手段をさらに備え、前記画像は、該動画撮像手段によって撮像された動画から生成される複数の静止画であることを特徴とする。
また、請求項8の発明に係る画像処理システムは、請求項1から請求項7の何れかに記載の1または2以上の画像処理装置と、通信手段を介して前記画像処理装置と接続される1または2以上の情報処理装置とから構成されることを特徴とする。
また、請求項9の発明に係る通信端末は、請求項1から請求項7の何れかに記載の画像処理装置を備えることを特徴とする。
また、請求項10の発明に係る画像処理プログラムは、第1の付加情報が埋め込まれた複数の画像から各第1の付加情報を検出する検出過程と、該検出過程で検出された第1の付加情報に基づいて画像を接合する画像接合過程と、該画像接合過程で接合された画像に含まれる第1の付加情報に基づいて第2の付加情報を抽出する抽出過程とを演算手段に実行させることを特徴とする。
また、請求項11の発明に係る画像処理プログラムは、前記第1の付加情報は、前記第2の付加情報の一部であることを特徴とする。
また、請求項12の発明に係る画像処理プログラムは、前記抽出過程は、前記第1の付加情報を接合する付加情報接合過程をさらに備え、該付加情報接合過程による接合結果に基づいて第2の付加情報を抽出することを特徴とする。
また、請求項13の発明に係る画像処理プログラムは、前記画像接合過程は、前記第1の付加情報が一致する領域を検出し、その検出結果に基づいて画像を順次接合させることを特徴とする。
また、請求項14の発明に係る画像処理プログラムは、前記付加情報接合過程は、前記第1の付加情報が一致する領域を検出し、その検出結果に基づいて画像を順次接合させ、接合箇所において隣接する画像から検出した第1の付加情報を接合させることを特徴とする。
また、請求項15の発明に係る画像処理プログラムは、画像を静止画として撮像する静止画撮像過程をさらに備え、前記画像は、該静止画撮像過程によって撮像された複数の静止画で構成されることを特徴とする。
また、請求項16の発明に係る画像処理プログラムは、画像を動画として撮像する動画撮像過程をさらに備え、前記画像は、該動画撮像過程によって撮像された動画から生成される複数の静止画であることを特徴とする。
本発明によれば以下の効果を奏することができる。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、第1の付加情報に基づいて第2の付加情報を抽出する抽出手段を備えているので、複数の画像に第2の情報の一部が第1の情報として分散して記録されている場合にも容易かつ確実に目的とする付加情報を得ることができるという優れた効果がある。
また、請求項2に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、容易かつ確実に付加情報を得ることができるという効果がある。
また、請求項3に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、付加情報接合手段による接合結果に基づいて第2の付加情報を抽出しているので、容易かつ確実に付加情報を得ることができるという効果がある。
また、請求項4に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、容易かつ確実に付加情報を得ることができるという効果がある。
また、請求項5に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、検出結果に基づいて画像を順次接合させ、接合箇所において隣接する画像から検出した第1の付加情報を接合させているので、容易かつ確実に目的とする付加情報を得ることができるという効果がある。
また、請求項6に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、複数の静止画に基づいて容易かつ確実に目的とする付加情報を得ることができるという効果がある。
また、請求項7に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、動画から生成される複数の静止画に基づいて容易かつ確実に目的とする付加情報を得ることができるという効果がある。
また、請求項8に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、複数の画像に第2の情報の一部が第1の情報として分散して記録されている場合にも容易かつ確実に目的とする付加情報を得ることができるという優れた効果がある。
また、請求項9に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、複数の画像に第2の情報の一部が第1の情報として分散して記録されている場合にも容易かつ確実に目的とする付加情報を得ることができるという優れた効果がある。
また、請求項10に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、第1の付加情報に基づいて第2の付加情報を抽出する抽出過程を備えているので、複数の画像に第2の情報の一部が第1の情報として分散して記録されている場合にも容易かつ確実に目的とする付加情報を得ることができるという優れた効果がある。
また、請求項11に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、容易かつ確実に付加情報を得ることができるという効果がある。
また、請求項12に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、付加情報接合過程による接合結果に基づいて第2の付加情報を抽出しているので、容易かつ確実に付加情報を得ることができるという効果がある。
また、請求項13に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、検出結果に基づいて画像を順次接合させているので、容易かつ確実に目的とする付加情報を得ることができるという優れた効果がある。
また、請求項14に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、検出結果に基づいて画像を順次接合させ、接合箇所において隣接する画像から検出した第1の付加情報を接合させているので、容易かつ確実に目的とする付加情報を得ることができるという効果がある。
また、請求項15に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、複数の静止画に基づいて容易かつ確実に目的とする付加情報を得ることができるという効果がある。
また、請求項16に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、動画から生成される複数の静止画に基づいて容易かつ確実に目的とする付加情報を得ることができるという効果がある。
以下、本発明の一例としての実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、ここでの説明は本発明が実施される最良の形態であることから、本発明は当該形態に限定されるものではない。
図1は本発明の実施の形態に係る付加情報の埋込み側装置の構成を示すブロック図、図2は付加情報の埋込み処理の処理手順を示すフローチャート、図3は付加情報の埋め込みの状態を示す説明図、図4は実施の形態に係る画像処理装置としての付加情報の解読部の構成を示すブロック図、図5は付加情報の復号処理の処理手順を示すフローチャート、図6は画像接合の状態を示す説明図、図7は復号結果を示す説明図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
まず、本実施の形態に係る画像処理は、付加情報埋込み側装置M1を構成する画像処理装置(例えば、パーソナルコンピュータ等)と、付加情報の解読部M2としての画像処理装置を構成する画像撮影端末(本実施の形態では撮影機能を有する携帯電話を想定している)とから構成されている。
そして、付加情報埋込み側装置M1によって作成される付加情報が埋め込まれたポスター等の被写体(印刷物)を画像処理装置M2で撮影し、撮影された複数の画像情報に基づいて付加情報を解読(デコード)するようになっている。
本実施の形態における付加情報埋込み側装置M1は、図1に示すように、例えばCPUやマイクロコンピュータ等で構成される制御部11と、フラッシュメモリ等で構成される記憶部12と、キーボードや操作ボタン等あるいはマウス等のポインティングデバイスなどで構成される操作部13と、液晶表示器等で構成される表示部14と、入出力インターフェイス等で構成される入出力部15とを含んで構成されている。
制御部11は、記憶部12に格納されている画像処理プログラムに従って動作しており、処理対象となった画像データに対して埋め込みたい付加情報に基づく付加画像データを生成し、合成画像データを生成する処理を行う。この処理の具体的内容については、後述する。
記憶部12は、制御部11によって実行されるプログラムを保持する、コンピュータ可読な記録媒体を含む。即ち、フラッシュメモリに限らず、RAM,ROMあるいはハードディスクで構成してもよい。
また、この記憶部12は、制御部11による画像処理の過程で生じる種々のデータを格納するワークメモリとしても動作する。
操作部13は、利用者の操作を受けて、その操作内容を制御部11に出力する。
表示部14は、制御部11から入力される指示に従って、利用者に対して情報を提示する。
入出力部15は、外部から入力されるデータを制御部11に出力する。また、この入出力部15は、制御部11から入力される指示に従ってデータをプリンタ等の外部装置に出力する役割も果たす。
ここで、図2のフローチャートと、図3の説明図を参照して制御部11で実行される付加情報の埋込みの処理の処理手順について説明する。
制御部11は、処理対象となった画像データを記憶部12に格納(図3の状態(a)および状態(f)の符号P参照)し、以下に説明するプログラムに従って、この画像データに付加画像データを合成する。
まず、図2のステップS1で処理対象としての付加情報(例えば、文字データ、URL情報等)に対して、例えばCRC−16のような誤り検査符号を付与(図3の状態(b))してステップS2に移行する。
ステップS2では、ステップS1で生成された情報に対して、誤り訂正符号で符号化する(図3の状態(c))。なお、符号化方式は何であってもよい。
次いで、ステップS3では、ステップS2で生成された情報を区画数で分割する(図3の状態(d))。
ステップS4では、分割された情報に対して、誤り訂正符号で符号化する(図3の状態(e))。符号化方式としてはブロック型の符号方式、例えばBCH符号などが望ましい。
次いで、ステップS5では、ステップS4で生成された各情報に同期のための同期信号を付与したものを元画像上の対応区画に電子透かしを用いて埋め込んでいく(図3の状態(f))。
ここで、区画は例えば図3の状態(f)に符号100で示すように、1つの矩形状の画像領域で、1つの符号語が同期信号と共に埋め込まれる領域のことをいう。
図3の状態(f)において符号101で示す同期信号としては、例えばM系列信号などの擬似ランダム信号系列を用いることができる。
電子透かし方式は、印刷耐性のあるものならば何であってもよい。例えば、印刷耐性を備えた電子透かし方式としては、特開2004−140764号公報に開示される方法がある。
対応区画は必ずしもその領域が隣接している必要はないが、埋め込み面積に対する付加情報量を少なくするためには隣接していた方が望ましい。
そして、このようにして作成された付加情報が埋め込まれた画像データは、プリンタによって印刷処理されポスター等の印刷物とされる。
このポスター等は所定の場所に貼付されるなどして、これから説明する本実施の形態に係る画像処理装置(付加情報の解読部M2)によって付加情報を取得する被写体とされ、その撮影画像に基づいて埋め込まれた付加情報が復号(デコード)されることとなる。
次に、本実施の形態に係る画像処理装置を構成する付加情報の解読部M2の構成について説明する。
なお、本実施の形態では、付加情報の解読部M2としては撮影機能(即ち、デジタルカメラ機能)を搭載した携帯電話を想定しているが、これに限定されるものではなく、例えばデジタルカメラそのものであっても良いし、あるいはデジタルカメラを搭載したPDAやノート型のパーソナルコンピュータ等であってもよい。
付加情報の解読部M2は、図4のブロック図に示すように、マイクロコンピュータ等で構成される制御部(検出手段、画像接合手段、抽出手段、付加情報接合手段)31と、フラッシュメモリ等で構成される記憶部32と、操作ボタンやタッチパネル等で構成される操作部33と、液晶表示器等で構成される表示部34と、CCDやCMOS等の撮像素子を備えた動画を撮影可能なデジタルカメラで構成されるカメラ部(静止画撮像手段、動画撮像手段)35とを含んで構成される。
なお、カメラ部35は、動画の撮影に限らず、静止画を撮影可能なデジタルカメラであってもよい。
制御部31は、記憶部32に格納されている画像処理プログラムに従って動作しており、カメラ部35より入力される画像データから、そこに多重化されている付加情報を復号する。この復号処理の具体的内容については、後述する。
記憶部32は、制御部31によって実行されるプログラムを保持するコンピュータ可読な記録媒体を含む。即ち、フラッシュメモリに限らず、RAM,ROMあるいはハードディスクで構成してもよい。また、この記憶部32は、制御部31による画像処理の過程で生じる種々のデータを格納するワークメモリとしても動作する。
操作部33は、利用者の操作を受けて、その操作内容を制御部31に出力する。
表示部34は、制御部31から入力される指示に従って、利用者に対して撮影画像やメッセージなどの情報を提示する。
カメラ部35は、制御部31からの撮影開始の指示に従って動画撮影を開始し、撮影終了指示に従って動画撮影を終了するようになっている。
次に、制御部31によって実行される復号処理の処理手順を図5のフローチャートを参照して説明する。
この処理が開始されると、まず、ステップS10で、ユーザの解析指示を受けて、動画モードでの撮影を開始する。このとき、撮影開始前に、例えば、“手をゆっくり動かしながら、画像全体を撮影して下さい“などの動画撮影時の注意事項を表示した後に、ユーザの承認を得て動画撮影を開始するようにしてもよい。
次いで、ステップS11で、ユーザの撮影終了指示を受けて、撮影を終了して、ステップS12に移行する。
ステップS12では、動画のデータに基づいて一定時間間隔で静止画を作成してからステップS13に移行する。
ステップS13では、全ての静止画からパノラマ画像(接合画像)を作成する。この作成手順の詳細については後述する。
次いで、ステップS14で、作成されたパノラマ画像から全ての埋め込みビットを検出し、付加情報の復号(デコード)を行う。この復号の手順についても後述する。
ステップS15では、デコードに成功した場合は、デコードした付加情報を表示部に表示し、デコードに失敗した場合には、デコードに失敗したことを表示部に出力して処理を終了する。
次に、前記ステップS13およびステップS14の処理の詳細について図6を用いて説明する。
ここで、図6の(A)と(B)は連続する静止画G1,G2を表している。なお、図6では、2枚の静止画のみを示しているが、3枚以上の静止画G3,G4・・・がある場合であってもよい。
なお、静止画G1,G2・・・には、目的とする第2の付加情報の一部を構成する第1の付加情報がそれぞれ含まれているものとする。
まず、連続する静止画間にはかなり重なり合う部分あるので、縮小画像間での差分が一番小さくなる場所を探すなどして大まかな画像の接合位置を記憶する。
次に、各静止画G1,G2中に1つ以上の区画E1が完全に含まれていれば、それをデコードする。デコードは同期信号を探して符号の頭出しを行い、誤り訂正符号の復号を行う。デコードに成功した場合には、そのデコード情報を記憶しておく。
次いで、隣接する静止画G1,G2・・・を順に調べて、静止画間でデコード情報が一致する区画を合わせて詳細な位置合わせを行う。
複数の静止画で同じ区画に対するデコード情報しか得られない場合には、時間の早い静止画のみを採用する。デコード時に静止画のスキュー(歪み)を検出した場合には、これを補正した後に位置合わせを行う。
以上の作業を全静止画に対して行うが、静止画中に1つもデコードできる区画がなかった画像に関しては以降使用しないでよい。
この位置合わせにより、新たにデコード可能な区画があった場合は、そのデコード情報も記録する。
このようにしてデコード情報を元に接合した例が図7である。
図7において、符合E2はデコードできた区画、E3はデコードできなかった区画を示す。
デコードできなかった区画E3は、例えば撮影時に部分的に手の動きが速かったなどの理由で発生する。
但し、元の付加情報は誤り訂正符号により符号化されているため、デコードできなかった区画E3が採用した符号化方式の誤り訂正能力以内であればデコードが可能であり、そのようにしてデコードした情報の検査情報も正しければ正しい元情報が復号できたと判別することができる。
以上の手順により、各静止画G1,G2・・・に埋め込まれている第1の付加情報を接合して目的とする第2の付加情報(例えば文字データ、URL情報等)を得ることができ、それらの情報を表示部34に表示させたり、通信機能を用いて対応するサイトに接続したりすることが可能となる。
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈すべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、本実施の形態では、付加情報を含む被写体を動画を撮影し、その動画データに基づいて複数の静止画を作成する場合について説明したが、これに限らず、付加情報を含む被写体の全体をユーザが複数枚の静止画に分けて撮影し、それらの複数の静止画データから目的とする付加情報を抽出するようにしてもよい。
また、プログラムを用いる場合には、ネットワークを介して提供し、或いはCD−ROM等の記録媒体に格納して提供することが可能である。
本発明による画像処理装置は、デジタルカメラあるいはデジタルカメラを搭載可能な携帯電話機、PDA、ノート型パーソナルコンピュータ等に適用することができる。
M1 付加情報埋込み側装置
11 制御部
12 記憶部
13 操作部
14 表示部
15 入出力部
M2 付加情報の解読部
31 制御部(検出手段、画像接合手段、抽出手段、付加情報接合手段)
32 記憶部
33 操作部
34 表示部
35 カメラ部(静止画撮像手段、動画撮像手段)
100 符号
101 符号
E1 区画
E2 デコードできた区画
E3 デコードできなかった区画
G1,G2 静止画
11 制御部
12 記憶部
13 操作部
14 表示部
15 入出力部
M2 付加情報の解読部
31 制御部(検出手段、画像接合手段、抽出手段、付加情報接合手段)
32 記憶部
33 操作部
34 表示部
35 カメラ部(静止画撮像手段、動画撮像手段)
100 符号
101 符号
E1 区画
E2 デコードできた区画
E3 デコードできなかった区画
G1,G2 静止画
Claims (16)
- 第1の付加情報が埋め込まれた複数の画像から各第1の付加情報を検出する検出手段と、
該検出手段で検出された第1の付加情報に基づいて画像を接合する画像接合手段と、
該画像接合手段で接合された画像に含まれる第1の付加情報に基づいて第2の付加情報を抽出する抽出手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記第1の付加情報は、前記第2の付加情報の一部であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記抽出手段は、
前記第1の付加情報を接合する付加情報接合手段をさらに備え、
該付加情報接合手段による接合結果に基づいて第2の付加情報を抽出することを特徴とする請求項1または請求項2の何れかに記載の画像処理装置。 - 前記画像接合手段は、前記第1の付加情報が一致する領域を検出し、その検出結果に基づいて画像を順次接合させることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の画像処理装置。
- 前記付加情報接合手段は、前記第1の付加情報が一致する領域を検出し、その検出結果に基づいて画像を順次接合させ、接合箇所において隣接する画像から検出した第1の付加情報を接合させることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の画像処理装置。
- 画像を静止画として撮像する静止画撮像手段をさらに備え、
前記画像は、該静止画撮像手段によって撮像された複数の静止画で構成されることを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の画像処理装置。 - 画像を動画として撮像する動画撮像手段をさらに備え、
前記画像は、該動画撮像手段によって撮像された動画から生成される複数の静止画であることを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の画像処理装置。 - 請求項1から請求項7の何れかに記載の1または2以上の画像処理装置と、
通信手段を介して前記画像処理装置と接続される1または2以上の情報処理装置と、
から構成されることを特徴とする画像処理システム。 - 請求項1から請求項7の何れかに記載の画像処理装置を備えることを特徴とする通信端末。
- 第1の付加情報が埋め込まれた複数の画像から各第1の付加情報を検出する検出過程と、
該検出過程で検出された第1の付加情報に基づいて画像を接合する画像接合過程と、
該画像接合過程で接合された画像に含まれる第1の付加情報に基づいて第2の付加情報を抽出する抽出過程と、
を演算手段に実行させることを特徴とする画像処理プログラム。 - 前記第1の付加情報は、前記第2の付加情報の一部であることを特徴とする請求項10に記載の画像処理プログラム。
- 前記抽出過程は、
前記第1の付加情報を接合する付加情報接合過程をさらに備え、
該付加情報接合過程による接合結果に基づいて第2の付加情報を抽出することを特徴とする請求項10または請求項11の何れかに記載の画像処理プログラム。 - 前記画像接合過程は、前記第1の付加情報が一致する領域を検出し、その検出結果に基づいて画像を順次接合させることを特徴とする請求項10から請求項12の何れかに記載の画像処理プログラム。
- 前記付加情報接合過程は、前記第1の付加情報が一致する領域を検出し、その検出結果に基づいて画像を順次接合させ、接合箇所において隣接する画像から検出した第1の付加情報を接合させることを特徴とする請求項10から請求項12の何れかに記載の画像処理プログラム。
- 画像を静止画として撮像する静止画撮像過程をさらに備え、
前記画像は、該静止画撮像過程によって撮像された複数の静止画で構成されることを特徴とする請求項10から請求項14の何れかに記載の画像処理プログラム。 - 画像を動画として撮像する動画撮像過程をさらに備え、
前記画像は、該動画撮像過程によって撮像された動画から生成される複数の静止画であることを特徴とする請求項10から請求項14の何れかに記載の画像処理プログラム。
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2007
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