JP2008251094A - シフトレジスタ回路およびそれを備える画像表示装置 - Google Patents
シフトレジスタ回路およびそれを備える画像表示装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】シフトレジスタ回路の回路面積の増大を抑制しつつ、誤動作を防止して動作信頼性を向上させる。
【解決手段】シフトレジスタは、第1クロック端子CK1のクロック信号CLKを出力端子OUTに供給するトランジスタQ1と、当該トランジスタQ1のゲートノードであるノードN1と第2クロック端子CK2との間に接続するトランジスタQ5と、ノードN1と入力端子INとの間に接続するトランジスタQ9を備えている。トランジスタQ5は、ノードN1がLレベルのときはクロック信号CLKに応じて駆動され、ノードN1がHレベルのときはオフにされる。一方、トランジスタQ9は第2クロック端子CK2のクロック信号/CLKに応じて駆動される。
【選択図】図7
【解決手段】シフトレジスタは、第1クロック端子CK1のクロック信号CLKを出力端子OUTに供給するトランジスタQ1と、当該トランジスタQ1のゲートノードであるノードN1と第2クロック端子CK2との間に接続するトランジスタQ5と、ノードN1と入力端子INとの間に接続するトランジスタQ9を備えている。トランジスタQ5は、ノードN1がLレベルのときはクロック信号CLKに応じて駆動され、ノードN1がHレベルのときはオフにされる。一方、トランジスタQ9は第2クロック端子CK2のクロック信号/CLKに応じて駆動される。
【選択図】図7
Description
本発明は、シフトレジスタ回路に関するものであり、特に、例えば画像表示装置の走査線駆動回路などに使用される、同一導電型の電界効果トランジスタのみにより構成されるシフトレジスタ回路に関するものである。
液晶表示装置等の画像表示装置(以下「表示装置」)では、複数の画素が行列状に配列された表示パネルの画素行(画素ライン)ごとにゲート線(走査線)が設けられ、表示信号の1水平期間の周期でそのゲート線を順次選択して駆動することにより表示画像の更新が行われる。そのように画素ラインすなわちゲート線を順次選択して駆動するためのゲート線駆動回路(走査線駆動回路)としては、表示信号の1フレーム期間で一巡するシフト動作を行うシフトレジスタを用いることができる。
ゲート線駆動回路に使用されるシフトレジスタは、表示装置の製造プロセスにおける工程数を少なくするために、同一導電型の電界効果トランジスタのみで構成されることが望ましい。このため、N型またはP型の電界効果トランジスタのみで構成されたシフトレジスタおよびそれを搭載する表示装置が種々提案されている(例えば特許文献1)。電界効果トランジスタとしては、MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタや薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)などが用いられる。
また、ゲート線駆動回路としてのシフトレジスタは、1つの画素ラインすなわち1つのゲート線ごとに設けられた複数のシフトレジスタ回路が縦続接続(カスケード接続)して構成される。本明細書では説明の便宜上、ゲート線駆動回路を構成する複数のシフトレジスタ回路の各々を「単位シフトレジスタ」と称する。
一般的なシフトレジスタ回路は、その出力段に、出力端子(例えば特許文献1の図7における出力端子OUT)とクロック端子(第一のクロック端子CK1)との間に接続する出力プルアップトランジスタ(プルアップトランジスタTu)と、出力端子と基準電圧端子(電源端子VSS)との間に接続する出力プルダウントランジスタ(プルダウントランジスタTdおよびプルダウン補助トランジスタTdA)とを備えている。
そのようなシフトレジスタ回路では、所定の入力信号(前段の出力信号GOUTM-1)に応じて出力プルアップトランジスタがオン、出力プルダウントランジスタがオフにされ、その状態でクロック端子に入力されるクロック信号(CLK)が出力端子に伝達されることによって、出力信号が出力される。以下、特定の単位シフトレジスタが出力信号を出力する期間を、その単位シフトレジスタの「選択期間」と称する。逆に、上記の入力信号が入力されない期間(非選択期間)は、出力プルアップトランジスタがオフ、出力プルダウントランジスタがオンにされ、出力端子の電圧レベル(以下、単に「レベル」)はL(Low)レベルに保持される。
ゲート線駆動回路のシフトレジスタを非晶質シリコンTFT(a−Si TFT)で構成した表示装置は、大面積化が容易で且つ生産性が高く、例えばノート型PCの画面や、大画面ディスプレイ装置などに広く採用されている。
その反面、a−Si TFTはゲート電極が継続的(直流的)に正バイアスされた場合に、しきい値電圧が正方向にシフトして駆動能力(電流を流す能力)が小さくなる傾向がある。特にゲート線駆動回路のシフトレジスタでは、出力プルダウントランジスタのゲートが約1フレーム期間(約16ms)、直流的に正バイアスされる動作が行われるため、その間出力プルダウントランジスタの駆動能力が低下する。そうなると、ノイズ等に起因して出力端子に不要に電荷が供給されたときそれを出力プルダウントランジスタが放電することができず、ゲート線が誤って活性化されてしまうという誤動作が生じ、問題となる。またa−Si TFTのみならず、有機TFTにおいても同様の問題が生じることが分かっている。
特許文献1の図7の単位シフトレジスタは、非選択期間に出力プルアップトランジスタTuのゲート電位が上昇するのを防止するトランジスタT1Aを備えている。そして非選択状態において、そのトランジスタT1Aに上記の出力プルダウントランジスタTdA,Tdを加えた3つのトランジスタのしきい値電圧のシフト(Vthシフト)を軽減する技術が施されている。
即ち、非選択期間において、それらのゲート・ソース間電圧を一定周期でスイングさせている。具体的にはトランジスタTdA,T1Aのゲート(ノードY)を、容量素子C2を介して第一のクロック端子CK1に接続させ、当該容量素子C2を介した結合により、クロック信号CLKのレベル遷移に応じてそれらのゲート電圧をスイングさせている。またトランジスタTdのゲートにクロック信号CLKとは位相の異なるクロック信号CKBを入力することで、当該ゲート電位もスイングさせている。この構成によれば、最終的にその3つのトランジスタ(Tu,TdA,T1A)のしきい値電圧は、それぞれのゲート電圧の振幅のほぼ中間の値になる(クロック信号CLK,CKBのデューティ比が50%の場合)。
上記のようにトランジスタT1Aは、非選択期間におけるトランジスタTuのゲート電位の上昇を抑制するよう働きを担っている。トランジスタTuのドレインにはクロック信号CLKが入力されているので、トランジスタTuのゲート・ドレイン間のオーバラップ容量を介する結合によりクロック信号CLKの立ち上がり時にそのゲート電位が上昇しようとするためである。非選択期間にトランジスタTuのゲート電位が上昇して当該トランジスタTuがオンすると誤信号が出力されるので、トランジスタT1Aがそれを抑制してこの誤動作を防止している。
このトランジスタT1Aの効果を向上させるためには、そのオン抵抗を小さくすればよい。その手法としては第1に、容量素子C2の容量値を大きくしてトランジスタT1Aをオンさせるときのゲート電位をより高くすることが考えられる。また第2に、トランジスタT1Aのチャネル幅(ゲート幅)を広くすることも考えられる。しかしこれらを実施するためには、容量素子C2あるいはトランジスタT1Aの形成面積をより大きく確保する必要があり、単位シフトレジスタの形成面積の増大を招く。
本発明は上記の課題を解決するためのものであり、シフトレジスタ回路の回路面積の増大を抑制しつつ、その誤動作を防止して動作信頼性を向上させることを目的とする。
本発明に係るシフトレジスタ回路は、入力端子および出力端子と、互いに位相の異なるクロック信号が入力される第1および第2クロック端子と、第1クロック端子に入力される第1クロック信号を前記出力端子に供給する第1トランジスタと、前記出力端子を放電する第2トランジスタと、前記入力端子に接続した制御電極を有し、前記第1トランジスタの制御電極が接続する第1ノードを充電する第3トランジスタと、前記第2クロック端子に入力される第2クロック信号により制御され、前記第1ノードと前記入力端子との間に接続する第4トランジスタと、前記第1ノードと前記第2クロック端子との間に接続した第5トランジスタと、前記第5トランジスタの制御電極が接続する第2ノードに接続した駆動回路とを備え、前記駆動回路が、前記第1ノードが充電されていない期間は前記第2ノードのレベルを前記第1クロック信号に応じてスイングさせることで前記第5トランジスタを駆動し、前記第1ノードが充電されている期間は前記第2ノードを前記第5トランジスタがオフになるレベルに維持するものである。
本発明においては、駆動回路が、第1ノードが充電されていない期間は第5トランジスタを駆動することで第1ノードを低インピーダンスにし、第1ノードが充電されている期間は第5トランジスタをオフにして第1ノードの放電を防止する。第5トランジスタは第1クロックに応じて駆動される。当該第5トランジスタは第1ノードと第2クロック端子との間に接続しているので、オフになったとき制御電極が負にバイアスされ、それによりシフトしたしきい値電圧が回復する。それにより第5トランジスタのオン抵抗の上昇が抑制されるので、第5トランジスタのサイズを小さくでき、回路面積の縮小化を図ることができる。
また、第1ノードが充電されていない期間では、第4トランジスタと第5トランジスタとが交互に第1ノードを放電する。よってその期間に第1ノードのレベルが不要に上昇することが抑制され、誤動作が防止される。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。なお、説明が重複して冗長になるのを避けるため、各図において同一または相当する機能を有する要素には同一符号を付してある。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1に係る表示装置の構成を示す概略ブロック図であり、表示装置の代表例として液晶表示装置10の全体構成を示している。
図1は、本発明の実施の形態1に係る表示装置の構成を示す概略ブロック図であり、表示装置の代表例として液晶表示装置10の全体構成を示している。
液晶表示装置10は、液晶アレイ部20と、ゲート線駆動回路(走査線駆動回路)30と、ソースドライバ40とを備える。後の説明により明らかになるが、本発明に係るシフトレジスタは、ゲート線駆動回路30に搭載される。
液晶アレイ部20は、行列状に配設された複数の画素25を含む。画素の行(以下「画素ライン」とも称する)の各々にはそれぞれゲート線GL1,GL2・・・(総称「ゲート線GL」)が配設され、また、画素の列(以下「画素列」とも称する)の各々にはそれぞれデータ線DL1,DL2・・・(総称「データ線DL」)がそれぞれ設けられる。図1には、第1行の第1列および第2列の画素25、並びにこれに対応するゲート線GL1およびデータ線DL1,DL2が代表的に示されている。
各画素25は、対応するデータ線DLと画素ノードNpとの間に設けられる画素スィッチ素子26と、画素ノードNpおよび共通電極ノードNCの間に並列に接続されるキャパシタ27および液晶表示素子28とを有している。画素ノードNpと共通電極ノードNCとの間の電圧差に応じて、液晶表示素子28中の液晶の配向性が変化し、これに応答して液晶表示素子28の表示輝度が変化する。これにより、データ線DLおよび画素スイッチ素子26を介して画素ノードNpへ伝達される表示電圧によって、各画素の輝度をコントロールすることが可能となる。即ち、最大輝度に対応する電圧差と最小輝度に対応する電圧差との間の中間的な電圧差を、画素ノードNpと共通電極ノードNCとの間に印加することによって、中間的な輝度を得ることができる。従って、上記表示電圧を段階的に設定することにより、階調的な輝度を得ることが可能となる。
ゲート線駆動回路30は、所定の走査周期に基づき、ゲート線GLを順に選択して駆動する。画素スイッチ素子26のゲート電極は、それぞれ対応するゲート線GLと接続される。特定のゲート線GLが選択されている間は、それに接続する各画素において、画素スイッチ素子26が導通状態になり画素ノードNpが対応するデータ線DLと接続される。そして、画素ノードNpへ伝達された表示電圧がキャパシタ27によって保持される。一般的に、画素スイッチ素子26は、液晶表示素子28と同一の絶縁体基板(ガラス基板、樹脂基板等)上に形成されるTFTで構成される。
ソースドライバ40は、Nビットのデジタル信号である表示信号SIGによって段階的に設定される表示電圧を、データ線DLへ出力するためのものである。ここでは一例として、表示信号SIGは6ビットの信号であり、表示信号ビットDB0〜DB5から構成されるものとする。6ビットの表示信号SIGに基づくと、各画素において、26=64段階の階調表示が可能となる。さらに、R(Red)、G(Green)およびB(Blue)の3つの画素により1つのカラー表示単位を形成すれば、約26万色のカラー表示が可能となる。
また、図1に示すように、ソースドライバ40は、シフトレジスタ50と、データラッチ回路52,54と、階調電圧生成回路60と、デコード回路70と、アナログアンプ80とから構成されている。
表示信号SIGにおいては、各々の画素25の表示輝度に対応する表示信号ビットDB0〜DB5がシリアルに生成される。すなわち、各タイミングにおける表示信号ビットDB0〜DB5は、液晶アレイ部20中のいずれか1つの画素25における表示輝度を示している。
シフトレジスタ50は、表示信号SIGの設定が切り換わる周期に同期したタイミングで、データラッチ回路52に対して、表示信号ビットDB0〜DB5の取り込みを指示する。データラッチ回路52は、シリアルに生成される表示信号SIGを順に取り込み、1つの画素ライン分の表示信号SIGを保持する。
データラッチ回路54に入力されるラッチ信号LTは、データラッチ回路52に1つの画素ライン分の表示信号SIGが取り込まれるタイミングで活性化する。データラッチ回路54はそれに応答して、そのときデータラッチ回路52に保持されている1つの画素ライン分の表示信号SIGを取り込む。
階調電圧生成回路60は、高電圧VDHおよび低電圧VDLの間に直列に接続された63個の分圧抵抗で構成され、64段階の階調電圧V1〜V64をそれぞれ生成する。
デコード回路70は、データラッチ回路54に保持されている表示信号SIGをデコードし、当該デコード結果に基づいて各デコード出力ノードNd1,Nd2・・・(総称「デコード出力ノードNd」)に出力する電圧を、階調電圧V1〜V64のうちから選択して出力する。
その結果、デコード出力ノードNdには、データラッチ回路54に保持された1つの画素ライン分の表示信号SIGに対応した表示電圧(階調電圧V1〜V64のうちの1つ)が同時に(パラレルに)出力される。なお、図1においては、第1列目および第2列目のデータ線DL1,DL2に対応するデコード出力ノードNd1,Nd2が代表的に示されている。
アナログアンプ80は、デコード回路70からデコード出力ノードNd1,Nd2・・・に出力された各表示電圧に対応したアナログ電圧を、それぞれデータ線DL1,DL2・・・に出力する。
ソースドライバ40が、所定の走査周期に基づいて、一連の表示信号SIGに対応する表示電圧を1画素ライン分ずつデータ線DLへ繰り返し出力し、ゲート線駆動回路30がその走査周期に同期してゲート線GL1,GL2・・・を順に駆動することにより、液晶アレイ部20に表示信号SIGに基づいた画像の表示が成される。
なお、図1には、ゲート線駆動回路30およびソースドライバ40が液晶アレイ部20と一体的に形成された液晶表示装置10の構成を例示したが、ゲート線駆動回路30およびソースドライバ40については、液晶アレイ部20の外部回路として設けることも可能である。
図2は、ゲート線駆動回路30の構成を示す図である。このゲート線駆動回路30は、縦続接続(カスケード接続)した複数の単位シフトレジスタSR1,SR2,SR3,SR4・・・で構成されるシフトレジスタから成っている。(以下、単位シフトレジスタSR1,SR2・・・を「単位シフトレジスタSR」と総称する)。単位シフトレジスタSRは、1つの画素ラインすなわち1つのゲート線GLごとに1つずつ設けられる。
また図2に示すクロック発生器31は、各々位相が異なる3相のクロック信号CLK1,CLK2,CLK3をゲート線駆動回路30の単位シフトレジスタSRに入力するものである。これらクロック信号CLK1,CLK2,CLK3は、表示装置の走査周期に同期したタイミングで順番に活性化するよう制御されている。
それぞれの単位シフトレジスタSRは、入力端子IN、出力端子OUT、第1クロック端子CK1およびリセット端子RSTを有している。図2のように、各単位シフトレジスタSRの第1クロック端子CK1およびリセット端子RSTには、クロック発生器31が出力するクロック信号CLK1,CLK2,CLK3のうちのいずれか供給される。単位シフトレジスタSRの出力端子OUTにはそれぞれゲート線GLが接続する。つまり、出力端子OUTからの出力信号Gは、ゲート線GLを活性化するための水平(又は垂直)走査パルスとなる。
第1段目(第1ステージ)の単位シフトレジスタSR1の入力端子INには、画像信号の各フレーム期間の先頭に対応するスタートパルスSPが入力される。第2段以降の単位シフトレジスタSRの入力端子INにはその前段の出力信号Gが入力される。即ち、第2段以降の単位シフトレジスタSRの入力端子INは、自身の前段の単位シフトレジスタSRの出力端子OUTに接続されている。
この構成のゲート線駆動回路30においては、各単位シフトレジスタSRは、クロック信号CLK1,CLK2,CLK3に同期して、前段から入力される入力信号(前段の出力信号G)をシフトさせながら、対応するゲート線GL並びに自身の次段の単位シフトレジスタSRへと伝達する(単位シフトレジスタSRの動作の詳細は後述する)。その結果、一連の単位シフトレジスタSRは、所定の走査周期に基づいたタイミングでゲート線GLを順に活性化させる、いわゆるゲート線駆動ユニットとして機能する。
ここで、本発明の説明を容易にするために、従来の単位シフトレジスタについて説明する。図3は、従来の単位シフトレジスタSRの構成を示す回路図である。なおゲート線駆動回路30においては、縦続接続された各単位シフトレジスタSRの構成は実質的にどれも同じであるので、以下では1つの単位シフトレジスタSRの構成についてのみ代表的に説明する。また、この単位シフトレジスタSRを構成するトランジスタは、全て同一導電型の電界効果トランジスタであるが、ここでは全てN型TFTであるものとする。
図3の如く、従来の単位シフトレジスタSRは、既に図2で示した入力端子IN、出力端子OUT、第1クロック端子CK1およびリセット端子RSTの他に、低電位側電源電位VSSが供給される第1電源端子S1、高電位側電源電位VDDが供給される第2電源端子S2を有している。以下の説明では、低電位側電源電位VSSが回路の基準電位(=0V)とするが、実使用では画素に書き込まれるデータの電圧を基準にして基準電位が設定され、例えば高電位側電源電位VDDは17V、低電位側電源電位VSSは−12Vなどと設定される。
単位シフトレジスタSRの出力段は、出力端子OUTと第1クロック端子CK1との間に接続するトランジスタQ1と、出力端子OUTと第1電源端子S1との間に接続するトランジスタQ2とにより構成されている。ここでトランジスタQ1のゲート(制御電極)が接続するノードを「ノードN1」と定義する。一方、トランジスタQ2のゲートは後述する「ノードN2」に接続している。
トランジスタQ1のゲート・ソース間(即ち出力端子OUTとノードN1との間)には容量素子C1が設けられている。またノードN1と入力端子INとの間には、ゲートが入力端子INに接続されたトランジスタQ3が接続している(即ち、当該トランジスタQ3はダイオード接続されている)。ノードN1と第1電源端子S1との間には、トランジスタQ4並びにトランジスタQ5が接続している。トランジスタQ4のゲートはリセット端子RSTに接続される。一方、トランジスタQ5のゲートはトランジスタQ2と同様に、後述する「ノードN2」に接続する。
図3に示すトランジスタQ6,Q7は、ノードN1を入力端とするインバータを構成している。ここで、前述した「ノードN2」を当該インバータの出力端として定義する。トランジスタQ6は、ノードN2と第2電源端子S2との間に接続し、そのゲートが第2電源端子S2に接続されている(即ちトランジスタQ6はダイオード接続されている)。トランジスタQ7は、ノードN2と第1電源端子S1との間に接続し、そのゲートはノードN1に接続される。
トランジスタQ7は、トランジスタQ6よりも駆動能力(電流を流す能力)が充分大きく設定されている。そのためトランジスタQ7のオン抵抗はトランジスタQ6のオン抵抗よりも小さい。よってトランジスタQ7のゲート電位が上昇するとノードN2の電位は下降し、反対にトランジスタQ7のゲート電位が下降するとノードN2の電位は上昇する。このようにして、トランジスタQ6,Q7は、ノードN1を入力端としノードN2を出力端とするインバータとして動作するのである。当該インバータは、トランジスタQ6,Q7のオン抵抗値の比によってその動作が規定されるものであり、「レシオ型インバータ」と呼ばれる。また当該インバータは、出力端子OUTをプルダウンさせるためにトランジスタQ2,Q5を駆動する「プルダウン駆動回路」として機能している。
図3の単位シフトレジスタSRの具体的な動作を説明する。ゲート線駆動回路30を構成する各単位シフトレジスタSRの動作は実質的にどれも同じであるので、ここでは第n段目の単位シフトレジスタSRnの動作を代表的に説明する。
簡単のため、当該単位シフトレジスタSRnの第1クロック端子CK1にクロック信号CLK1が入力され、リセット端子RSTにクロック信号CLK3が入力されるものとして説明を行う(例えば図2における、単位シフトレジスタSR1,SR4などがこれに該当する)。さらにクロック信号CLK1,CLK2,CLK3のH(High)レベルの電位は高電位側電源電位VDDであり、L(Low)レベルの電位は低電位側電源電位VSSであるとする。また単位シフトレジスタSRを構成する各トランジスタのしきい値電圧は全て等しいものと仮定し、その値をVthとする。また、第i段目の単位シフトレジスタSRiの出力信号Gを符号Giで表すことにする。
まず初期状態として、ノードN1がLレベル(VSS)であるとする(以下、この状態を「リセット状態」と称す)。図3の単位シフトレジスタSRでは、ノードN1がLレベルのとき、ノードN2はHレベル(VDD−Vth)である。また、第1クロック端子CK1(クロック信号CLK1)、リセット端子RST(クロック信号CLK3)、入力端子IN(前段の出力信号Gn-1)は何れもLレベルであるとする。このリセット状態では、トランジスタQ1がオフ(遮断状態)、トランジスタQ2がオン(導通状態)になるので、出力端子OUT(出力信号Gn)は、第1クロック端子CK1(クロック信号CLK1)のレベルに関係なくLレベルに保たれる。即ち、この単位シフトレジスタSRnが接続するゲート線GLnは非選択状態にある。
その状態から、単位シフトレジスタSRnの入力端子INに入力される前段の出力信号Gn-1(第1段目の場合はスタートパルスSP)がHレベルになると、トランジスタQ3がオンになる。このときノードN2はHレベルなのでトランジスタQ5もオンしているが、トランジスタQ3はトランジスタQ5よりも駆動能力が充分大きく設定されており、トランジスタQ3のオン抵抗はトランジスタQ5のオン抵抗に比べ充分低いため、ノードN1のレベルは上昇する。
それによりトランジスタQ7が導通し始めノードN2のレベルは下降する。そうなるとトランジスタQ5の抵抗が高くなり、ノードN1のレベルが急速に上昇してトランジスタQ7を充分にオンにする。その結果ノードN2はLレベル(VSS)になり、トランジスタQ5がオフになってノードN1がHレベル(VDD−Vth)になる。このようにノードN1がHレベルの状態(以下「セット状態」と称す)では、ノードN2はLレベルになるので、トランジスタQ1がオン、トランジスタQ2がオフの状態となる。その後、前段の出力信号Gn-1はLレベルに戻るが、トランジスタQ3がオフになるのでノードN1はフローティング状態(高インピーダンス状態)でHレベルに保たれ、セット状態が維持される。
このセット状態では、トランジスタQ1がオン、トランジスタQ2がオフであるため、次いで第1クロック端子CK1のクロック信号CLK1がHレベルになると、出力端子OUTのレベルが上昇する。このとき容量素子C1およびトランジスタQ1のゲート・チャネル間容量を介した結合により、ノードN1のレベルは特定の電圧だけ昇圧される(このためノードN1は「昇圧ノード」と称されることもある)。
従って出力端子OUTのレベルが上昇してもトランジスタQ1のゲート・ソース間電圧はしきい値電圧(Vth)よりも大きく保たれ、当該トランジスタQ1は低インピーダンスに維持される。それにより、出力信号Gnのレベルはクロック信号CLK1のレベルに追随して素早く変化することができる。またトランジスタQ1のゲート・ソース間電圧が充分大きければ、トランジスタQ1は非飽和領域での動作(非飽和動作)を行うので、しきい値電圧分の損失は生じず、出力端子OUTはクロック信号CLK1と同レベルにまで上昇する。よって出力信号Gnは、クロック信号CLK1がHレベルの期間だけHレベルになり、ゲート線GLnを活性化して選択状態にする。そして、クロック信号CLK1がLレベルに戻ると、それに追随して出力信号Gnも素早くLレベルになり、ゲート線GLnは放電され非選択状態に戻る。
その後、リセット端子RSTのクロック信号CLK3がHレベルになると、トランジスタQ4がオンになるためノードN1がLレベルのリセット状態に戻る。応じて、トランジスタQ7がオフになり、ノードN2はHレベルになる。即ち単位シフトレジスタSRnは上記の初期状態に戻る。
なおリセット状態では、ノードN2がHレベルになりトランジスタQ5がオンするため、ノードN1は低インピーダンスでLレベルに維持される。それによって非選択期間にノードN1のレベルが上昇することが防止される。つまりトランジスタQ5は、特許文献1の図7の例におけるトランジスタT1Aに相当している。
以上の動作をまとめると、単位シフトレジスタSRnは、入力端子INに信号(スタートパルスSPまたは前段の出力信号Gn-1)が入力されない間はリセット状態にあり、トランジスタQ1がオフ、トランジスタQ2がオンを維持するため、出力端子OUT(ゲート線GLn)は低インピーダンスのLレベル(VSS)に維持される。そして入力端子INに信号が入力されると、単位シフトレジスタSRnはセット状態に切り替わる。セット状態ではトランジスタQ1がオン、トランジスタQ2がオフであるため、第1クロック端子CK1の信号(クロック信号CLK1)がHレベルになる期間、出力信号GnがHレベルになる。そしてその後、リセット端子RSTに信号(クロック信号CLK3)が入力されると、元のリセット状態に戻る。
このように動作する複数の単位シフトレジスタSRが、図2のように縦続接続した多段のシフトレジスタ(ゲート線駆動回路30)によれば、第1段目の単位シフトレジスタSR1にスタートパルスSPが入力されると、それを切っ掛けにして、出力信号Gが、クロック信号CLK1,CLK2,CLK3に同期してシフトされながら、単位シフトレジスタSR2,SR3・・・と順番に伝達される(図4のタイミング図参照)。それによって、ゲート線駆動回路30は、所定の走査周期でゲート線GL1,GL2,GL3・・・を順に駆動することができる。
上の例では、複数の単位シフトレジスタSRが3相クロックに基づいて動作する例を示したが、2相クロック信号を使用して動作させることも可能である。図5はその場合におけるゲート線駆動回路30の構成を示す図である。
この場合も、ゲート線駆動回路30は、縦続接続した複数の単位シフトレジスタSRにより構成される。即ち、各単位シフトレジスタSRの入力端子INには、その前段の単位シフトレジスタSRの出力端子OUTが接続する。但し、第1段目の単位シフトレジスタSR1の入力端子INには、スタートパルスSPが入力信号として入力される。
この場合におけるクロック発生器31は、互いに逆相の(活性期間が重ならない)2相クロックであるクロック信号CLK,/CLKを出力するものである。それぞれの単位シフトレジスタSRの第1クロック端子CK1には、前後に隣接する単位シフトレジスタSRに互いに逆相のクロック信号が入力されるよう、そのクロック信号CLK,/CLKの片方が入力される。また図5に示すように、各単位シフトレジスタSRのリセット端子RSTには、その後段(この例では次段)の単位シフトレジスタSRの出力端子OUTが接続される。
図5のように構成されたゲート線駆動回路30における単位シフトレジスタSRの動作を説明する。ここでも、第n段目の単位シフトレジスタSRnの動作を代表的に説明する。簡単のため、当該単位シフトレジスタSRnの第1クロック端子CK1にクロック信号CLKが入力されるものとして説明を行う(例えば、図5における単位シフトレジスタSR1,SR3などがこれに該当する)。クロック信号CLK,/CLKのHレベルの電位はVDDであり、L(Low)レベルの電位はVSSであるとする。
まず初期状態として、ノードN1がLレベル(VSS)のリセット状態を仮定する。このときノードN2はHレベル(VDD−Vth)である。また、第1クロック端子CK1(クロック信号CLK)、リセット端子RST(次段の出力信号Gn+1)、入力端子IN(前段の出力信号Gn-1)は何れもLレベルであるとする。
その状態から、前段の出力信号Gn-1(第1段目の場合はスタートパルスSP)がHレベルになると、それが当該単位シフトレジスタSRnの入力端子INに入力されトランジスタQ3がオンになり、ノードN1のレベルは上昇する。それによりトランジスタQ7が導通し始め、ノードN2のレベルは下降する。そうなるとトランジスタQ5の抵抗が高くなり、ノードN1のレベルが急速に上昇してトランジスタQ7を充分にオンにする。その結果ノードN2はLレベル(VSS)になり、トランジスタQ5がオフになってノードN1がHレベル(VDD−Vth)になる。その結果、トランジスタQ1がオン、トランジスタQ2がオフとなるセット状態になる。
そして、クロック信号CLKがHレベルになり出力端子OUTのレベルが上昇すると、容量素子C1およびトランジスタQ1のゲート・チャネル間容量による結合によりノードN1のレベルは特定の電圧だけ昇圧される。従って、出力信号Gnのレベルは第1クロック端子CK1のレベルに追随して変化し、クロック信号CLKがHレベルである間は出力信号GnもHレベルになってゲート線GLnが活性化される(選択状態になる)。その後、クロック信号CLKがLレベルに戻ると出力信号GnもLレベルに戻り、ゲート線GLnは非選択状態に戻る。
出力信号Gnが単位シフトレジスタSRn+1に伝達された後、次段の出力信号Gn+1がHレベルになると、それがリセット端子RSTに入力されてトランジスタQ4がオンになりノードN1がLレベルになる。それに伴ってトランジスタQ7がオフになるのでノードN2はHレベルになる。即ち、当該単位シフトレジスタSRnはリセット状態に戻り、トランジスタQ1がオフ、トランジスタQ2がオンになる。
このように、ゲート線駆動回路30が図5のように構成されている場合においても、それぞれの単位シフトレジスタSRの動作は、リセット端子RSTに入力される信号が前段の出力信号Gn-1であることを除けば図2のように構成した場合とほぼ同じである。
このように動作する複数の単位シフトレジスタSRが、図5のように縦続接続した多段のシフトレジスタ(ゲート線駆動回路30)によれば、第1段目の単位シフトレジスタSR1にスタートパルスSPが入力されると、それを切っ掛けにして、出力信号Gがクロック信号CLK,/CLKに同期したタイミングでシフトされながら、単位シフトレジスタSR2,SR3・・・と順番に伝達される(図6のタイミング図参照)。それによって、ゲート線駆動回路30は、所定の走査周期でゲート線GL1,GL2,GL3・・・を順に駆動することができる。
但し、図5の構成では、各単位シフトレジスタSRは、リセット端子RSTに次段の単位シフトレジスタSRの出力信号Gn+1が入力されるので、次段の単位シフトレジスタSRが少なくとも一度動作した後でなければリセット状態(すなわち上記の初期状態)にならない。各単位シフトレジスタSRは、リセット状態を経なければ図6に示したような通常動作を行うことができない。従って図5の構成の場合には、通常動作に先立って、ダミーの入力信号を単位シフトレジスタSRの第1段目から最終段まで伝達させるダミー動作を行わせる必要がある。あるいは、各単位シフトレジスタSRのノードN2と第2電源端子S2(高電位側電源)との間にリセット用のトランジスタを別途設け、通常動作の前に強制的にノードN2を充電するリセット動作を行ってもよい。但し、その場合はリセット用の信号ラインが別途必要になる。
ここで、先に述べた従来の単位シフトレジスタSRにおける誤動作の問題を詳細に説明する。以下では、単位シフトレジスタSRを構成する各トランジスタはa−Si TFTであるとする。
図6の最下段に、図5のゲート線駆動回路30における単位シフトレジスタSR1のノードN2の電圧波形を示す。上記のように、入力端子INの信号(スタートパルスSPあるいは前段の出力信号Gn-1)がHレベルに成ると、ノードN2はLレベルに遷移するが、すぐにリセット端子RSTの信号(次段の出力信号Gn+1)によってHレベルに戻され、その後約1フレーム期間(約16ms)Hレベルに維持される(図示は省略するが、この振る舞いは図2のケースでも同様である)。つまりトランジスタQ2およびトランジスタQ5のゲートは、約1フレーム期間継続的(直流的)に正バイアスされる。よって単位シフトレジスタSRがa−Si TFTにより構成されている場合には、トランジスタQ2,Q5はしきい値電圧が正方向にシフトして駆動能力が低下する問題が生じる。
リセット状態におけるトランジスタQ5の駆動能力が低下すると、例えばトランジスタQ1のゲートとソース/ドレイン間のオーバラップ容量に起因してノードN1に生じたノイズ等による電荷を素早く放電することができず、ノードN1のレベルが上昇する恐れがある。そうなるとオフ状態にあるトランジスタQ1の抵抗値が下がり、クロック信号CLKがHレベルになったときに不要に出力端子OUTに電荷が供給されるようになる。さらにこのときトランジスタQ2の駆動能力が低下していると、ノイズにより生じた出力端子OUTの電荷を素早く放電できず、出力端子OUTのレベルが上昇する。つまり、非選択状態にあるべきゲート線を選択状態にする誤信号としての出力信号Gが発生するという誤動作が生じ、液晶表示装置10の表示不具合が発生する。
特許文献1の駆動方法を用いてトランジスタQ2,Q5のゲート電位をスイングさせればこの誤動作の発生を低減させることが可能である。即ち、非選択期間のトランジスタQ2,Q5のゲートに容量素子を介して第1クロック端子CK1のクロック信号を入力すればよい。しかしその手法を用いたとき、トランジスタQ5の効果を向上させるためには、トランジスタQ5あるいはそのゲートに接続させる容量素子の形成面積をより大きく確保する必要があり、単位シフトレジスタSRの形成面積の増大が懸念される。またトランジスタQ2についても同様である。以下、この問題を解決可能である、本発明に係るシフトレジスタ回路について説明する。
図7は、実施の形態1に係る単位シフトレジスタSRの構成を示す回路図である。以下の各実施の形態において、単位シフトレジスタSRを構成するトランジスタは、全て同一導電型の電界効果トランジスタである。そして以下の説明では、それらは全てNチャネル型トランジスタ(N型TFT)であるものとする。N型TFTは、ゲートがHレベルになると活性(オン)状態となり、Lレベルで非活性(オフ)状態となる。但し本発明は、P型トランジスタで構成された単位シフトレジスタSRに対しても適用可能である。P型トランジスタの場合は、ゲートがLレベルになると活性(オン)状態となり、Hレベルで非活性(オフ)状態となる。
図7のように、当該単位シフトレジスタSRは、出力端子OUTと第1クロック端子CK1との間に接続するトランジスタQ1と、出力端子OUTと第1電源端子S1との間に接続するトランジスタQ2とを有している。即ちトランジスタQ1は、第1クロック端子CK1に入力されるクロック信号を出力端子OUTに供給するものであり、トランジスタQ2は、第1電源端子S1の電位(低電位側電源電位VSS)を出力端子OUTへ供給することで、出力端子OUTを放電するものである。ここでもトランジスタQ1のゲート(制御電極)が接続するノードを「ノードN1」と定義するる。一方、トランジスタQ2のゲートは後述する「ノードN2」に接続している。
トランジスタQ1のゲート・ソース間、すなわちノードN1と出力端子OUTとの間には容量素子C1が設けられている。この容量素子C1は、出力端子OUTのレベル上昇に伴うノードN1の昇圧効果を高めるためのものである。但し、容量素子C1は、トランジスタQ1のゲート・チャネル間容量が充分大きい場合にはそれで置き換えることができるので、そのような場合には省略してもよい。
ノードN1と入力端子INとの間には、ゲートが入力端子INに接続するトランジスタQ3が接続している(つまりトランジスタQ3はダイオード接続されている)。ノードN1と第1電源端子S1との間には、ゲートがリセット端子RSTに接続したトランジスタQ4が接続している。以上の構成は図3に示した従来の単位シフトレジスタSRと同様である。
図3に示した従来の単位シフトレジスタSRは、トランジスタQ2,Q5を駆動する「プルダウン駆動回路」としてレシオ型のインバータ(図3のトランジスタQ6,Q7)を有していたが、図7の単位シフトレジスタSRはそれに代えて、容量素子C2およびトランジスタQ7から成る容量性負荷型のインバータを備えている。但し、当該インバータは、第1クロック端子CK1に入力されるクロック信号が電源として供給される点で、通常のものとは異なる。ここで、前述した「ノードN2」を当該インバータの出力端として定義する。
上記インバータにおいて、トランジスタQ7はノードN2と第1電源端子S1との間に接続し、そのゲートは当該インバータの入力端であるノードN1に接続される。即ちトランジスタQ7は、ノードN1がHレベルのときにオンしてノードN2を放電するものである。また容量素子C2は、ノードN2と第1クロック端子CK1との間に接続される。容量素子C2は、当該インバータの負荷としてだけでなく、第1クロック端子CK1のクロック信号をノードN2に結合させる結合容量としても機能する。
また図7の単位シフトレジスタSRは、第1クロック端子CK1とは別のクロック信号が入力される第2クロック端子CK2を有している。第2クロック端子CK2には、第1クロック端子CK1のものとは位相の異なる(活性期間(Hレベルになる期間)が重ならない)クロック信号が入力される。例えば図5のように、単位シフトレジスタSRがクロック信号CLK,/CLKの2相クロックを用いて駆動される場合、第1クロック端子CK1にクロック信号CLKが入力される単位シフトレジスタSRでは、その第2クロック端子CK2にはクロック信号/CLKが入力される。逆に第1クロック端子CK1にクロック信号/CLKが入力される単位シフトレジスタSRでは、その第2クロック端子CK2にはクロック信号CLKが入力される。
本実施の形態に係る単位シフトレジスタSRも、図3の回路と同様に、ゲートがインバータの出力端(ノードN2)に接続され、ノードN1を放電するトランジスタQ5を有している。図7のトランジスタQ5も、図3のものと同様に、非選択期間におけるノードN1のレベル上昇を防止するよう動作するものである(詳細は後述する)。但し、図3ではトランジスタQ5はノードN1と第1電源端子S1との間に接続されていたが、本実施の形態ではそれをノードN1と第2クロック端子CK2との間に接続させている点で異なっている。
さらに、本実施の形態の単位シフトレジスタSRは、出力端子OUTと第1電源端子S1との間にトランジスタQ2に並列に接続するトランジスタQ8と、ノードN1と入力端子INとの間にトランジスタQ3に並列に接続するトランジスタQ9とを備えている点でも、図3の構成と異なっている。トランジスタQ8,Q9のゲートは、共に第2クロック端子CK2に接続される。
以下、図7に示した本実施の形態に係る単位シフトレジスタSRの動作を説明する。図7の単位シフトレジスタSRも、上に示した図2および図5のどちらの構成のゲート線駆動回路30にも適用可能であるが、ここでは図5のように接続してゲート線駆動回路30を構成している場合の動作を示す。
ここでも第n段目の単位シフトレジスタSRnの動作を代表的に説明する。図8は、第n段目の単位シフトレジスタSRn、その前段(第n−1段)の単位シフトレジスタSRn-1およびその後段(第n+1段)の単位シフトレジスタSRn+1の接続関係を表した回路図である。また図9は、単位シフトレジスタSRnの動作を説明するためのタイミング図であり、第n段の単位シフトレジスタSRnが、ゲート線GLnの選択期間に出力信号GnをHレベルにし、非選択期間にLレベルに維持するメカニズムが示されている。以下、図8および図9を参照して、図7に示した本実施の形態に係る単位シフトレジスタSRの動作を説明する。
簡単のため、単位シフトレジスタSRnの第1クロック端子CK1にはクロック信号CLKが入力され、単位シフトレジスタSRn-1,SRn+1の第1クロック端子CK1にはクロック信号/CLKが入力されるものとして説明を行う。また第i段目の単位シフトレジスタSRiの出力端子OUTからの出力信号Gを符号Giで表す。またクロック信号CLK,/CLKのHレベルのレベルは互いに等しいと仮定し、そのHレベルの電位は高電位側電源電位VDDであり、Lレベルの電位は低電位側電源電位VSSであるとする。さらに、単位シフトレジスタSRを構成するトランジスタのしきい値電圧は全て等しいと仮定し、その値をVthとする。
まず単位シフトレジスタSRnの初期状態として、ノードN1がLレベル(VSS)のリセット状態を仮定する。また、単位シフトレジスタSRnの第1クロック端子CK1(クロック信号CLK)、第2クロック端子CK2(クロック信号/CLK)、リセット端子RST(次段の出力信号Gn+1)、入力端子IN(前段の出力信号Gn-1)および出力端子OUT(出力信号Gn)の何れもLレベルであるとする。
図9を参照し、時刻t1で前段(単位シフトレジスタSRn-1)の出力信号Gn-1がHレベルになったとする。するとトランジスタQ3がオンし、ノードN1が充電されてHレベル(VDD−Vth)になる。即ち単位シフトレジスタSRnはセット状態になる。
当該時刻t1ではクロック信号/CLKもHレベルになるのでQ9もオンになる。よってノードN1は、トランジスタQ3だけでなくトランジスタQ9によっても充電されることになる。但し、後述のようにトランジスタQ9の駆動能力はトランジスタQ3に比べて低く設定されており、ノードN1の充電にはトランジスタQ9は実質的に殆ど寄与しない。なお、この直前にクロック信号CLKがLレベルになったときノードN2はLレベルになっており、トランジスタQ5はオフ状態にある。そのためクロック信号/CLKがHレベルになっても、時刻t1においてノードN1がトランジスタQ5を通して充電されることはない。
このようにしてノードN1がHレベルになると、トランジスタQ1,Q7がオンする。またクロック信号/CLKがHレベルになったことによりトランジスタQ8もオンする。従って、出力端子OUTおよびノードN2共に低インピーダンスのLレベルになる。
続いて時刻t2でクロック信号/CLKがLレベルになると、トランジスタQ8,Q9はオフになる。同時に前段の出力信号Gn-1もLレベルになるのでトランジスタQ3もオフとなる。このときノードN2およびリセット端子RST(次段の出力信号Gn+1)はLレベルであり、トランジスタQ4,Q5はオフしているため、ノードN1は高インピーダンス(フローティング状態)でHレベル(VDD−Vth)に保持される。
そして時刻t3でクロック信号CLKがHレベルになると、オン状態のトランジスタQ1を通して出力端子OUTが充電され、出力信号Gnのレベルが上昇する。出力信号Gnのレベルが上昇すると、容量素子C1およびトランジスタQ1のゲート・チャネル間容量を介する結合により、ノードN1が昇圧される。この結果トランジスタQ1は非飽和領域で動作することになり、出力信号Gnのレベルはクロック信号CLKのHレベルと同じVDDまで上昇する。つまりゲート線GLnが選択状態になる。
クロック信号CLKがHレベルになると容量素子C2およびトランジスタQ7から成るインバータが活性化されるが、その入力端であるノードN1がHレベルであるので、出力端であるノードN2はLレベルから変化はない。但し厳密には、クロック信号CLKの立ち上がり時(時刻t3)に、容量素子C2を介した結合によりノードN2のレベルも上昇しようとする(図9参照)。しかしトランジスタQ7がオンしているため、その上昇は小さく且つ瞬時的なものである。従って、そのノードN2のレベル上昇によってトランジスタQ2,Q5がオンしたとしても、ノードN1および出力端子OUTのレベル低下は殆ど無い。
そして時刻t4でクロック信号CLKがLレベルになると、オン状態のトランジスタQ1を通して出力端子OUTが放電され、出力信号Gnはクロック信号CLKに追随してLレベル(≒VSS)になる。つまりゲート線GLn(単位シフトレジスタSRn)の選択期間が終了する。また出力信号Gnの立ち下がりに応じて、ノードN1のレベルも低下して昇圧される前のレベル(VDD−Vth)に戻る。
クロック信号CLKがLレベルになると、容量素子C2およびトランジスタQ7から成るインバータが非活性になり、その出力端であるノードN2はLレベルに維持される。但し厳密には、クロック信号CLKの立ち下がり時に、容量素子C2を介した結合によってノードN2のレベルはVSS以下に引き下げられる。しかしトランジスタQ7がオンに保たれているため、ノードN2のレベルはすぐにVSSに戻る。このノードN2に発生する瞬時的な負の電圧は、単位シフトレジスタSRの動作に何ら影響を与えない。
そして時刻t5でクロック信号/CLKがHレベルになると、それと同時に次段(単位シフトレジスタSRn+1)の出力信号Gn+1がHレベルになる(つまりゲート線GLn+1が選択状態になる)。応じて当該単位シフトレジスタSRnのリセット端子RSTがHレベルになり、トランジスタQ4がオンになる。その結果ノードN1は、トランジスタQ4を通して放電されてLレベル(VSS)になる。即ち単位シフトレジスタSRnはリセット状態に戻る。
ノードN1は容量素子C2およびトランジスタQ7から成るインバータの入力端であるが、このとき当該インバータは非活性であるので、出力端であるノードN2はLレベルから変化しない。よってトランジスタQ5はオフに維持される。このためクロック信号/CLKがHレベルにされても、このときトランジスタQ5を通してN1は充電されない。
但し厳密には、トランジスタQ5にはオフ電流(リーク電流)に起因してノードN1に若干の電荷が流れ込む。しかしクロック信号/CLKがHレベルになっているのでトランジスタQ9がオンしており、トランジスタQ5から流れ込んだノードN1の電荷は、トランジスタQ9を通して前段(単位シフトレジスタSRn-1)の出力端子OUTへ放出される。このとき前段の単位シフトレジスタSRn-1では、出力端子OUTがトランジスタQ2を通して低インピーダンスのLレベルになっている。よって前段の出力端子OUTに放出された電荷は、そのトランジスタQ2を通して第1電源端子S1へ放出される。よってノードN1は低インピーダンスでLレベルに維持される。
一方、単位シフトレジスタSRnでは、クロック信号/CLKがHレベルになるとトランジスタQ8がオンするため、出力端子OUTは低インピーダンスでLレベルに維持される。
そして時刻t6でクロック信号/CLKがLレベルになると、トランジスタQ8,Q9がオフし、ノードN1および出力端子OUTはそれぞれ高インピーダンスのLレベルになる。
時刻t7でクロック信号CLKがHレベルになると、容量素子C2およびトランジスタQ7から成るインバータが活性化される。このときその入力端であるノードN1はLレベルなので、出力端であるノードN2はHレベルになる。つまり、ノードN1がLレベルのためトランジスタQ7はオフしており、クロック信号CLKの立ち上がり時に容量素子C2を介する結合によってノードN2がHレベルにされる。ノードN2がHレベルになるとトランジスタQ5がオンになるが、このときクロック信号/CLKはLレベルであるので、ノードN1は低インピーダンスのLレベルになる。またトランジスタQ2がオンになるので出力端子OUTも低インピーダンスのLレベルになる。
但し厳密には、時刻t7のクロック信号CLKの立ち上がりの際、トランジスタQ1のゲート・ドレイン間のオーバラップ容量を介した結合により、ノードN1のレベルが上昇しようとする(図9参照)。つまり時刻t7では、ノードN1とノードN2とがほぼ同時に上昇しようとする。しかしトランジスタQ5のオン抵抗はトランジスタQ7よりも充分低く設定されており、またノードN1に付随する容量成分(容量素子C1やトランジスタQ1のゲート・ソース間のオーバラップ容量等)が比較的大きいため、ノードN1よりもノードN2の方が強力に(高速且つ大きく)上昇する。その結果、ノードN1がLレベル、ノードN2がHレベルとなるのである。
このときのノードN2のHレベルの電位をVHとすると、それは次の式(1)で表される。
VH=(VDD−VSS)・C2/(C2+CN2) …(1)
(1)式において、VDD−VSSはクロック信号CLKの振幅を表しており、C2は容量素子C2の容量値、CN2はノードN2に存在する寄生容量値である。ノードN2に存在する寄生容量値(CN2)は、例えばトランジスタQ2,Q5のゲート容量や、ノードN2の配線容量等の合計値である。
そして時刻t8でクロック信号CLKがLレベルになると、容量素子C2およびトランジスタQ7から成るインバータは非活性になる。即ち、当該インバータの入力端であるノードN1はLレベルのままであるが、出力端であるノードN2は容量素子C2を介する結合によってLレベルになる。
なお時刻t8におけるクロック信号CLKの立ち下がりの際、トランジスタQ1のゲート・ドレイン間のオーバラップ容量を介した結合により、ノードN1は比較的大きく負のレベルに低下する。それによりゲート電位がVSSであるトランジスタQ3,Q4,Q5,Q9はオンし、低下したノードN1のレベルはトランジスタQ3,Q4,Q5,Q9のドレイン電位(VSS)に向かって上昇する。
また時刻t8でノードN2がLレベルになるとトランジスタQ2,Q5がオフになる。そのためノードN1および出力端子OUTは高インピーダンスのLレベルになる。但し、その直後の時刻t9でクロック信号/CLKがHレベルになりトランジスタQ8,Q9がオンになるため、ノードN1および出力端子OUTはすぐに低インピーダンスのLレベル(VSS)にされる。
時刻t9ではトランジスタQ5はオフ状態であるが、クロック信号/CLKがHレベルになるので、光エネルギーあるいは熱エネルギーに起因してオフ電流(リーク電流)が発生し、当該トランジスタQ5を通してノードN1に電荷が供給されることが懸念される。しかし本実施の形態では、このときトランジスタQ9がオンになるので、当該オフ電流によるノードN1のレベル上昇は防止されている。トランジスタQ9は、このときのトランジスタQ5のオフ電流による電荷をノードN1から前段の出力端子OUTへと放電している。トランジスタQ9は、最低限このオフ電流を放電可能な駆動能力を有しているれば足りるので、その寸法(ゲート幅)は小さくて済む。
そして時刻t10でクロック信号/CLKがLレベルになると、時刻t6のときと同様にトランジスタQ8,Q9がオフし、ノードN1および出力端子OUTはそれぞれ高インピーダンスでLレベルになる。但しその直後の時刻t11に、クロック信号CLKがHレベルになるので時刻t7のときと同様に、トランジスタQ2,Q5がオンになり、ノードN1および出力端子OUTは低インピーダンスでLレベルに維持される。
これ以降は、次に再び第1入力端子IN1に前段の出力信号Gn-1が入力されるまで(即ち、次フレームの選択期間まで)、上記の時刻t7〜時刻t11の動作が繰り返される。
以上の動作を概念的に説明する。単位シフトレジスタSRnに前段の出力信号Gn-1が入力されて、当該単位シフトレジスタSRが選択期間に移行するときには、クロック信号CLKはLレベルである。つまり容量素子C2およびトランジスタQ7から成るインバータは非活性であり、その出力端であるノードN2はLレベルであるので、トランジスタQ5はオフしている。そのためノードN1は、トランジスタQ3,Q9を通してHレベルに充電される(即ち単位シフトレジスタSRnはセット状態になる)(時刻t1〜t2)。
そして前段の出力信号Gn-1がLレベルに戻り、クロック信号CLKがHレベルになると、上記インバータが活性化される(時刻t2〜t3)。但しその入力端であるノードN1はHレベルであるので、出力端であるノードN2はLレベルのままであり、トランジスタQ5はオフに維持される。またトランジスタQ2,Q3,Q4,Q8,Q9もオフしているので、クロック信号CLKがHレベルをとる間、ノードN1が昇圧されると共に、出力端子OUT(出力信号Gn)がHレベルになる(時刻t3〜t4)。
出力信号GnがLレベルに戻ると、続いて次段の出力信号Gn+1がHレベルになる。するとトランジスタQ4がオンしてノードN1をLレベルにする(即ち単位シフトレジスタSRnはセット状態になる)。これにより、単位シフトレジスタSRnの選択期間が終了する(時刻t4〜t5)。
次段の出力信号Gn+1がLレベルに戻った後の非選択期間(時刻t6以降)では、ノードN1がLレベルであるので、クロック信号CLKにより上記インバータが活性化する毎にノードN2はHレベルになる。従って非選択期間では、トランジスタQ2,Q5は、クロック信号CLKに同期して出力端子OUTおよびノードN1を放電する。またトランジスタQ8,Q9は、クロック信号/CLKに同期して、出力端子OUTおよびノードN1を放電する。
つまり非選択期間のノードN1は、トランジスタQ5,Q9によって交互に放電されるので、非選択期間の殆どの期間、低インピーダンスのLレベルになる。よってノードN1のレベル上昇は抑制され、非選択期間にトランジスタQ1が不要にオンすることによる誤信号の発生が防止される。同様に非選択期間の出力端子OUTは、トランジスタQ2,Q8により交互に放電されるので、非選択期間の殆どの期間、低インピーダンスのLレベルになる。それにより、非選択期間における出力端子OUTのレベルの上昇が抑えられ、誤信号の発生をより確実に防止できる。
また本実施の形態においては、トランジスタQ5は、クロック信号CLK(第1クロック端子CK1のクロック信号)に同期してオンするが、そのソースには、クロック信号CLKとは逆相のクロック信号/CLK(第2クロック端子CK2のクロック信号)が入力される。よって、クロック信号CLKがLレベルになってトランジスタQ5がオフしたときには、そのソースはHレベルになる。つまりゲートがソースに対して負にバイアスされるのと等価な状態になる。それにより、正方向へシフトしたトランジスタQ5のしきい値電圧が負方向へ戻って回復する。その結果、トランジスタQ5のVthシフトが緩和され、当該トランジスタQ5のオン抵抗の上昇が抑制されるという効果が得られる。言い換えれば、従来よりも(例えば特許文献1の図7のトランジスタT1Aや本明細書の図3のトランジスタQ5よりも)、トランジスタQ5のゲート幅を狭くすることが可能になる。
さらに、トランジスタQ5のゲート幅を狭くすることでゲート容量が小さくなると、当該ゲートの充電が容易になる。よって、容量素子C2の容量値を小さく設定することも可能になる。つまり容量素子C2の形成面積を小さくすることも可能になる。従って、単位シフトレジスタSRの回路面積の縮小化に寄与できる。
なお上記のように、トランジスタQ9はトランジスタQ5のオフ電流(リーク電流)を放電可能な程度の駆動能力を有していれば足りるので、トランジスタQ9を設けることによる回路面積の増大は殆ど伴わない。
<実施の形態2>
実施の形態1(図7)の単位シフトレジスタSRを、図5のように接続して駆動する場合、例えば第n段目の単位シフトレジスタSRnの第1クロック端子CK1にクロック信号CLKが入力されていれば、その次段(単位シフトレジスタSRn+1)の第1クロック端子CK1にはクロック信号/CLKが入力される。
実施の形態1(図7)の単位シフトレジスタSRを、図5のように接続して駆動する場合、例えば第n段目の単位シフトレジスタSRnの第1クロック端子CK1にクロック信号CLKが入力されていれば、その次段(単位シフトレジスタSRn+1)の第1クロック端子CK1にはクロック信号/CLKが入力される。
そのため、単位シフトレジスタSRnのリセット端子RSTには、クロック信号/CLKの活性化と同じタイミングで次段の出力信号Gn+1が入力されることとなる。つまり、トランジスタQ4がオンするタイミングは、トランジスタQ9がオンするタイミングに含まれる。また次段の出力信号Gn+1が入力されるときは、前段の出力信号Gn-1はLレベルであるので、そのときトランジスタQ9はトランジスタQ4と同様にノードN1を放電する動作をしている。但し、実施の形態1においてトランジスタQ9はトランジスタQ4より小さいサイズで形成されるため、実際にはノードN1の放電にはあまり寄与していない。
図10は実施の形態2に係る単位シフトレジスタSRの回路図である。当該単位シフトレジスタSRは、図7の回路構成に対し、トランジスタQ4を省略したものである。上記のようにトランジスタQ9はトランジスタQ4と同様にノードN1を放電することができるので、本実施の形態ではトランジスタQ9にトランジスタQ4の機能を含ませている。またトランジスタQ9のみでノードN1を充分高速に放電できるように、トランジスタQ9のサイズは実施の形態1におけるトランジスタQ4と同じ程度に設定している。
本実施の形態によれば、実施の形態1で必要であった、トランジスタQ4のソースに低電位側電源電位VSSを供給するための配線や、そのゲートに次段の出力信号Gを入力するため配線が不要になる。よってその分だけ回路面積を削減することができる。但し、ゲートにクロック信号/CLKが入力されるトランジスタQ9のサイズが大きくなるため、消費電力が増加する恐れがあることに留意すべきである。
<実施の形態3>
図11は実施の形態3に係る単位シフトレジスタSRの回路図である。当該単位シフトレジスタSRは、図7の回路構成に対し、トランジスタQ2のソースを第2クロック端子CK2に接続させ、またトランジスタQ8のソースを第1クロック端子CK1に接続させている。
図11は実施の形態3に係る単位シフトレジスタSRの回路図である。当該単位シフトレジスタSRは、図7の回路構成に対し、トランジスタQ2のソースを第2クロック端子CK2に接続させ、またトランジスタQ8のソースを第1クロック端子CK1に接続させている。
実施の形態1で説明したように、トランジスタQ2は第1クロック端子CK1のクロック信号の活性化タイミングでオンし、トランジスタQ8は第2クロック端子CK2の活性化タイミングでオンになる。よって図11のトランジスタQ2では、そのゲート(ノードN2)がLレベルになってオフしたとき、そのソース(第2クロック端子CK2)はHレベルになる。またトランジスタQ8においては、そのゲート(第2クロック端子CK2)がLレベルになってオフしたとき、そのソース(第1クロック端子CK1)はHレベルになる。
つまりトランジスタQ2,Q8は、それぞれオフになったときにゲートがソースに対して負にバイアスされるのと等価な状態になる。それにより、正方向へシフトしたしきい値電圧が負方向へ戻って回復する。その結果、トランジスタQ2,Q8のVthシフトが緩和され、それらのオン抵抗の上昇が抑制される。従って、実施の形態1の場合よりもトランジスタQ2,Q8のゲート幅を狭くでき回路面積を縮小化することができる。また、トランジスタQ2,Q8に低電位側電源電位VSSを供給するための配線も不要になる点でも回路面積の縮小化に寄与できる。
なお上記の実施の形態2は、本実施の形態の単位シフトレジスタSRに対しても適用可能である。即ち、トランジスタQ9にトランジスタQ4の機能を含ませ(トランジスタQ9をトランジスタQ4と同等のサイズにする)、トランジスタQ4を省略してもよい。
<実施の形態4>
図12は、実施の形態4に係る単位シフトレジスタSRの構成を示す回路図である。本実施の形態の単位シフトレジスタSRは、特許文献1の図11と同様に、2つの出力端子OUT,OUTDを有している。
図12は、実施の形態4に係る単位シフトレジスタSRの構成を示す回路図である。本実施の形態の単位シフトレジスタSRは、特許文献1の図11と同様に、2つの出力端子OUT,OUTDを有している。
出力端子OUTDと第1クロック端子CK1との間には、ゲートがノードN1に接続したトランジスタQ1Dが接続する。出力端子OUTDと第1電源端子S1との間には、ゲートがノードN2に接続したトランジスタQ1Dと、ゲートが第2クロック端子CK2に接続したトランジスタQ8とが並列に接続する。つまりトランジスタQ1Dは、第1クロック端子CK1に入力されるクロック信号を出力端子OUTDに供給するトランジスタであり、トランジスタQ2D,Q8Dは出力端子OUTDを放電するトランジスタである。
図12から分かるように、トランジスタQ1,Q2,Q8から成る回路と、トランジスタQ1D,Q2D,Q8Dから成る回路とは、第1クロック端子CK1と第1電源端子S1との間に並列に接続している。さらに、トランジスタQ1,Q1Dはゲートが互いに接続しており、トランジスタQ2,Q2Dもゲートが互いに接続しており、トランジスタQ8,Q8Dもゲートが互いに接続している。よって、トランジスタQ1,Q2,Q8から成る回路と、トランジスタQ1D,Q2D,Q8Dから成る回路とは互いに同じように動作し、その結果、出力端子OUT,OUTDからは、理論的に同じ波形の信号が出力されることとなる。以下、出力端子OUTDを「キャリー信号出力端子OUTD」と称し、それからの出力される信号を「キャリー信号GD」と称する。
図13は、実施の形態4の単位シフトレジスタSRにより構成されるゲート線駆動回路30(多段のシフトレジスタ)の構成を示す図である。
同図の如く、各段の入力端子INは、自身の前段の単位シフトレジスタSRのキャリー信号出力端子OUTDに接続される。即ち、第2段目以降の単位シフトレジスタSRの入力端子INにはその前段のキャリー信号GDが入力される。また、各段のリセット端子RSTは、自身の次段の出力端子OUTに接続されている。即ち、第2段目以降のリセット端子RSTにはその次段の出力信号Gが入力される。従って、各段の出力端子OUTは、自己の前段およびゲート線GLに接続しているが、自己の次段へは接続されていない。
一般に表示装置のゲート線は大きな負荷容量となるため、それに入力される出力信号Gの立ち上がり速度が遅くなりやすい。図5のように、出力信号Gが自己の後段の入力端子INに入力される場合、出力信号Gの立ち上がり速度が遅くなると、各段のトランジスタQ1のゲート(ノードN1)を充分高いレベルまで充電するのに時間がかかるようになる。その結果、各単位シフトレジスタの動作の高速化が困難になり、ゲート線駆動回路の動作の高速化、ひいては表示装置の高解像度化の妨げとなる。
それに対し本実施の形態では、各段の入力端子INに入力する信号として、ゲート線を駆動するため出力信号Gとは別の回路により生成したキャリー信号GDが用いられる。よって負荷容量としてのゲート線GLの影響により出力信号Gの立ち上がり速度が遅くなることはあっても、それはキャリー信号GDの立ち上がり速度には影響しない。従って、各段におけるノードN1の充電速度の低下が防止されゲート線駆動回路30の動作の高速化に寄与できる。
上記のように本実施の形態では、各段のリセット端子RSTにはその次段の出力信号Gが入力される構成とした。この場合、各段のリセット端子RSTに、遅延が生じた信号が入力される可能性があるが、単位シフトレジスタSRをリセット状態にする速度は比較的遅くてもよいため問題とはならない。また各段のリセット端子RSTに次段のキャリー信号GDを入力しても動作可能であるが、そうすると各段のキャリー信号出力端子OUTDにかかる負荷が増加するため、キャリー信号に遅延が生じて本実施の形態の効果が小さくなるため好ましくない。
なお、本実施の形態の効果が得られなくなるが、図12の回路構成であれば、図5のように各段の入力端子INを出力端子OUTに接続させても動作させることができる(つまりキャリー信号出力端子OUTDを使用しなくても動作可能である)。この点は、後述する実施の形態5の回路(図14)とは異なる(詳細は実施の形態5にて説明する)。
なお本実施の形態に対しても実施の形態2を適用することが可能である。つまり図12の回路において、トランジスタQ8のサイズを大きく設定してトランジスタQ4を省略してもよい。また実施の形態3を適用し、トランジスタQ2のソースを第2クロック端子CK2に接続させ、トランジスタQ8のソースを第1クロック端子CK1に接続させてもよい。実施の形態3の技術はトランジスタQ2D、Q8Dに対しても適用可能である。即ち、トランジスタQ2Dのソースを第2クロック端子CK2に接続させ、トランジスタQ8Dを第1クロック端子CK1に接続させてもよい。
<実施の形態5>
図14は実施の形態5に係る単位シフトレジスタSRの構成を示す回路図である。当該単位シフトレジスタSRは、図12の回路に対し、トランジスタQ2を省略している。
図14は実施の形態5に係る単位シフトレジスタSRの構成を示す回路図である。当該単位シフトレジスタSRは、図12の回路に対し、トランジスタQ2を省略している。
トランジスタQ2が無い場合、クロック信号/CLKがHレベルのとき以外は出力端子OUTが高インピーダンスとなる。そのため出力端子OUTのレベルがノイズの影響を受けやすくなるが、出力端子OUT(ゲート線GL)におけるノイズ発生のタイミングや、そのノイズの大きさ等によってはそれを省略することができる。また、トランジスタQ2を無くしたことで、表示装置の画素の表示特性に悪影響が生じる場合には、画素の電位に対してVSSレベルをより低くすればそれを改善できる。
本実施の形態によれば、トランジスタQ2を省略した分だけ回路面積を削減することができる。またノードN2の寄生容量が小さくなり、ノードN2の充電が容易になるため、容量素子C2の値を小さく設定することができるようになる。つまり容量素子C2の形成面積を縮小できるという点でも、回路面積の縮小化に寄与できる。さらに、トランジスタQ2のゲート容量によって消費されていた分の電力が削減されるので、回路の低消費電力化にも寄与できる。
なお本実施の形態において、トランジスタQ2のみならずトランジスタQ2Dも省略することも考えられる。しかしトランジスタQ2Dを省略すると、トランジスタQ2を省略するよりも誤動作が起こり易いため好ましくない。その理由は次のとおりである。
即ち、トランジスタQ2Dが省略された場合、第1クロック端子CK1のクロック信号の立ち上がり時に、キャリー信号出力端子OUTDが高インピーダンス状態になる。キャリー信号出力端子OUTDの容量負荷は、出力端子OUTの容量負荷(即ちゲート線GLに付随する容量)に比べて小さい。そのため、キャリー信号出力端子OUTDが高インピーダンス状態になると、ノイズの影響等により簡単にそのレベルが上昇してしまう。つまり誤信号としてのキャリー信号GDが出力されやすくなる。その誤信号は、次段の単位シフトレジスタSRに誤動作を引き起こすため、それを防止すべくトランジスタQ2Dは残しておくことが好ましい。
また前述したように、図12の回路構成であれば各段の入力端子INを出力端子OUTに接続させても動作させることができるが、図14の回路構成では、各段の入力端子INはキャリー信号出力端子OUTDに接続させる必要がある。各段のトランジスタQ9はノードN1の電荷を自己の入力端子INへと放電するが、自己の入力端子INがトランジスタQ2を有さない前段の出力端子OUTに接続されている場合には、トランジスタQ9がオンするタイミングで、自己の入力端子IN(即ち前段の出力端子OUT)が高インピーダンスになるためその放電ができないからである。この観点からも、キャリー信号出力端子OUTDにはトランジスタQ2Dが接続されている必要がある。
本実施の形態に対しても実施の形態2を適用することが可能である。つまり図14の回路において、トランジスタQ8のサイズを大きく設定してトランジスタQ4を省略してもよい。また実施の形態3を適用し、トランジスタQ8,Q8Dのソースを第1クロック端子CK1に接続させ、トランジスタQ2Dのソースを第2クロック端子CK2に接続させてもよい。
10 液晶表示装置、30 ゲート線駆動回路、31 クロック発生器、C1,C2 容量素子、G 出力信号、GL ゲート線、Q1〜Q9 トランジスタ、RST リセット端子、S1 第1電源端子、S2 第2電源端子、SR 単位シフトレジスタ、IN 入力端子、OUT 出力端子。
Claims (13)
- 入力端子および出力端子と、
互いに位相の異なるクロック信号が入力される第1および第2クロック端子と、
第1クロック端子に入力される第1クロック信号を前記出力端子に供給する第1トランジスタと、
前記出力端子を放電する第2トランジスタと、
前記入力端子に接続した制御電極を有し、前記第1トランジスタの制御電極が接続する第1ノードを充電する第3トランジスタと、
前記第2クロック端子に入力される第2クロック信号により制御され、前記第1ノードと前記入力端子との間に接続する第4トランジスタと、
前記第1ノードと前記第2クロック端子との間に接続した第5トランジスタと、
前記第5トランジスタの制御電極が接続する第2ノードに接続した駆動回路とを備え、
前記駆動回路は、
前記第1ノードが充電されていない期間は前記第2ノードのレベルを前記第1クロック信号に応じてスイングさせることで前記第5トランジスタを駆動し、前記第1ノードが充電されている期間は前記第2ノードを前記第5トランジスタがオフになるレベルに維持する
ことを特徴とするシフトレジスタ回路。 - 請求項1記載のシフトレジスタ回路であって、
前記駆動回路は、
前記第2ノードと前記第1クロック端子との間に接続した第1容量素子と、
前記第1ノードに接続した制御電極を有し、前記第2ノードを放電する第6トランジスタとを含む
ことを特徴とするシフトレジスタ回路。 - 請求項1または請求項2記載のシフトレジスタ回路であって、
前記第2トランジスタの制御電極は、前記第2クロック端子に接続している
ことを特徴とするシフトレジスタ回路。 - 請求項3記載のシフトレジスタ回路であって、
前記第2トランジスタは、前記出力端子と前記第1クロック端子との間に接続している
ことを特徴とするシフトレジスタ回路。 - 請求項3または請求項4記載のシフトレジスタ回路であって、
前記第2トランジスタとは別に、前記出力端子を放電する第7トランジスタをさらに備え、
前記第7トランジスタの制御電極は、前記第2ノードに接続している
ことを特徴とするシフトレジスタ回路。 - 請求項5記載のシフトレジスタ回路であって、
前記第7トランジスタは、前記出力端子と前記第2クロック端子との間に接続している
ことを特徴とするシフトレジスタ回路。 - 請求項1から請求項6のいずれか記載のシフトレジスタ回路であって、
所定のリセット端子に接続した制御電極を有し、前記第1ノードを放電する第8トランジスタをさらに備える
ことを特徴とするシフトレジスタ回路。 - 請求項1から請求項7のいずれか記載のシフトレジスタ回路であって、
前記出力端子と前記第1ノードとの間に接続した第2容量素子をさらに備える
ことを特徴とするシフトレジスタ回路。 - 複数のシフトレジスタ回路が従属接続して成る多段のシフトレジスタ回路であって、
前記多段の各段は、請求項1から請求項7のいずれか記載のシフトレジスタ回路である
ことを特徴とするシフトレジスタ回路。 - 請求項9記載の多段のシフトレジスタ回路を、ゲート線駆動回路として備える
ことを特徴とする画像表示装置。 - 請求項1から請求項8のいずれか記載のシフトレジスタ回路であって、
前記出力端子とは別のキャリー信号出力端子と、
前記第1ノードに接続した制御電極を有し、前記第1クロック信号を前記キャリー信号出力端子に供給する第9トランジスタと、
前記第2クロック端子に接続した制御電極を有し、前記キャリー信号出力端子を放電する第10トランジスタと、
前記第2ノードに接続した制御電極を有し、前記キャリー信号出力端子を放電する第11トランジスタとをさらに備える
ことを特徴とするシフトレジスタ回路。 - 請求項11記載のシフトレジスタ回路であって、
前記第10トランジスタは、前記キャリー信号出力端子と前記第1クロック端子との間に接続しており、
前記第11トランジスタは、前記キャリー信号出力端子と前記第2クロック端子との間に接続している
ことを特徴とするシフトレジスタ回路。 - 複数のシフトレジスタ回路が従属接続して成る多段のシフトレジスタ回路を、ゲート線駆動回路として備える画像表示装置であって、
前記多段の各段は、請求項11または請求項12記載のシフトレジスタ回路であり、
前記各段において、
前記出力端子は表示パネルのゲート線に接続され、
前記キャリー信号出力端子は、その後段の前記入力端子に接続される
ことを特徴とする画像表示装置。
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