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JP2008249630A - レーダ装置の誤差調整部材、レーダ装置、レーダ装置の誤差調整装置及びレーダ装置の誤差調整方法 - Google Patents

レーダ装置の誤差調整部材、レーダ装置、レーダ装置の誤差調整装置及びレーダ装置の誤差調整方法 Download PDF

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JP2008249630A
JP2008249630A JP2007093982A JP2007093982A JP2008249630A JP 2008249630 A JP2008249630 A JP 2008249630A JP 2007093982 A JP2007093982 A JP 2007093982A JP 2007093982 A JP2007093982 A JP 2007093982A JP 2008249630 A JP2008249630 A JP 2008249630A
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Nobumasa Tokui
伸全 徳井
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Denso Ten Ltd
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Abstract

【課題】特許文献1では補正する向きと角度が円盤状の調整部材の切り欠きの番号に対応しているが、この番号と次の番号の間は例えば0.3度ごとに区切られている。そのため、レーダ装置のビーム軸のずれ量の微差の調整が困難である。本発明はその構成によりレーダ装置の誤差を精度良く調整することを目的とする。
【解決手段】 水準器と接する第1の突起部を有し、レーダ装置の筐体に面する第1の補正部材と、前記水準器と接する第2の突起部を有し、前記第1の補正部材に対して相対的に移動することにより、前記第1の突起部と前記第2の突起部との距離が変化する第2の補正部材とを有するレーダ装置の誤差調整部材。
【選択図】図2

Description

本発明は、レーダ装置の誤差を調整するためのレーダ装置の誤差調整部材、レーダ装置、及びレーダ装置の誤差調整方法に関する。
自動車の走行安全性のため、レーダ装置が開発されている。レーダ装置は、ミリ波等の電波やレーザ光等のビームを出射し、他の車両等の移動物や道路上のデリニエータなどの静止物を検知するための装置である。これらの移動物や静止物を精度良く検知するためには、レーダ装置のビームの出射方向(ビーム軸)を車両に対して精度良く合わせることが求められている。しかし、図7に示すようにレーダ装置は各部品が搭載される筐体13、信号処理等を行なうICが設けられる基板71、アンテナをスキャン駆動させるスキャナ72、電波の変調波を生成または送信する高周波ユニット73、電波を空間に効率よく送信または受信する平面アンテナ74、及び送信または受信の電波が透過するレドーム75と多くの部品で構成されていることから、レーダ装置を組み立て誤差によりレーダ装置から出射されるビーム軸の角度がずれる場合がある。また、このような組み立て誤差だけではなく、各部品を設計する段階の設計誤差や製造後の寸法誤差等もビーム軸の角度がずれる原因となり得る。
レーダ装置の軸ずれが生じた場合、例えばレーダ装置から出射されるビームの軸が上方向にずれている場合は、本来検知すべき自車の前方を自車と同じ進行方向に走行する他車を検知できないばかりか、本来検知する必要のない車道の上方向に設置されている案内標識を検知してしまうという不都合がある。また、ビーム軸が下方向にずれている場合は、本来検知すべき自車の前方を自車と同じ進行方向に走行する他車を検知できず、ビームが路面に反射して本来検知の対象として存在しない物標を検知してしまうという不都合がある。
このように、ビーム軸がずれたままのレーダ装置を車両に取付けると、本来検知すべき物標を検知できない可能性がある。これに対して、従来技術としては特許文献1に示すように筐体の上面に第1の底面と第2の底面を有する円盤状の調整部材を設けた技術が開示されている。この調整部材は第2の底面に対して第1の底面が所定角度傾斜しており、第1の底面の外周部には切り欠きが複数個設けられている。そして、この複数の切り欠きには番号が付されている。この番号が補正する角度と向きに対応していることから、レーダ装置のビーム軸の補正すべき角度と向きがわかれば切り欠きの番号を筐体上面の係止部に係合することで、この番号に対応するレーダ装置のビーム軸のずれ量を第1の底面の傾斜により示すことができる。
特開2004−12183号公報
しかしながら、特許文献1では補正する向きと角度が円盤状の調整部材の切り欠きの番号に対応しているが、この番号と次の番号の間は例えば0.3度ごとに区切られている。そのため、レーダ装置のビーム軸のずれ量の微差の調整が困難である。
本発明はその構成によりレーダ装置の誤差を精度良く調整することを目的とする。
本発明は、水準器と接する第1の突起部を有し、レーダ装置の筐体に面する第1の補正部材と、前記水準器と接する第2の突起部を有し、前記第1の補正部材に対して相対的に移動することにより、前記第1の突起部と前記第2の突起部との距離が変化する第2の補正部材とを有するレーダ装置の誤差調整部材である。
また、本発明はビームを出射する出射部と、前記ビーム出射部を備える筐体と、水準器と接する第1の突起部を有し、レーダ装置の筐体に面する第1の補正部材と、前記水準器と接する第2の突起部を有し、前記第1の補正部材に対して相対的に移動することにより、前記第1の突起部と前記第2の突起部との距離が変化する第2の補正部材とを有するレーダ装置である。
また、本発明は前記相対的な移動による前記第1の突起部と前記第2の突起部の距離の変化は、前記第1の突起部と前記第2の突起部との高さが同一または一方が他方に比べて高くなることを特徴とする請求項1記載のレーダ装置の誤差調整部材である。
また、本発明は前記相対的な移動による前記第1の突起部と前記第2の突起部の距離の変化は、前記第1の突起部と前記第2の突起部との高さが同一または一方が他方に比べて高くなることを特徴とする請求項2記載のレーダ装置である。
また、本発明はレーダ装置に予め記憶された誤差を読み出す手段と、前記レーダ装置の筐体に面する第1の補正部材に対して第2の補正部材を相対的に移動させる調整手段と、前記相対的な移動により、水準器と接する第1の突起部と第2の突起部との距離が変化した状態を維持する手段とを有することを特徴とするレーダ装置の誤差調整装置である。
また、本発明はレーダ装置の誤差を計測する水準器が第1の突起部と第2の突起部とに接するようにする第1のステップと、前記水準器が前記レーダ装置の誤差をあらわす位置に前記第1の補正部材に対して前記第2の補正部材が相対的に移動することにより、前記第1の突起部と前記第2の突起部との距離が変化する第2のステップと、前記第1の突起部と前記第2の突起部との距離の変化を維持する第3のステップとを有することを特徴とするレーダ装置の誤差調整方法である。
本発明はその構成により、レーダ装置の誤差を精度良く調整することができる。
以下、本発明の実施例につき図面を参照して説明する。
図1はレーダ装置の誤差調整部材(以下、調整部材という。)を備えたレーダ装置の上面を示している。車載用レーダ装置11に搭載されたビーム出射部12から出射するビームが物標に反射して受信したデータの処理システムを備える筐体13の上部には、ビーム軸のずれ量をあらわすための調整部材14が設置されている。調整部材14は第1の突起部15aを有する第1の補正部材15と、第1の補正部材15上に搭載され、第2の突起部16aを有する第2の補正部材16とで構成されている。また、第2の補正部材16は第1の補正部材15上で図に示した矢印方向にスライドすることにより、無段階に調整可能なスライド機構17を有しており、第2の補正部材16をスライドさせた後、第2の補正部材16上に設けられたネジ穴18を使って所定の位置に固定することができる。なお、以下に示す実施例では、図1及び図2に示すように、調整部材を筐体13に設置した場合に第1の突起部15aが第2の突起部16aに比べて高い場合について記載しているが、第1の突起部15aが第2の突起部16aに比べて低い場合にも本発明の目的は達成される。
図2(a)はレーダ装置の側面図であり、下方向のビーム軸のずれ量にあわせて調整部材を調整することを示している。図2(b)は調整部材による調整が完了したレーダ装置の車体への取り付けを示している。また、図8は図2(b)のレーダ装置の車体への取り付けをさらに具体的に示している。図2(c)はレーダ装置の側面図であり、上方向のビーム軸のずれ量にあわせて調整部材を調整することを示している。図2(a)ではレーダ装置11のビーム軸が下方向に角度θ1ずれている。このビーム軸のずれ量をあらわすために、レーダ装置11の筐体13上には調整部材14が設置されており、調整部材14上には第1の水準器21が備えられている。この第1の水準器21は水平面上に設置されると角度が水平であることを示し、傾斜した面に設置されるとその傾斜角度を示すものであり、レーダ装置11と信号線により接続され、ビーム軸のずれ量の検出結果をレーダ装置11に設けられた記憶部24から読み出している。そして、調整部材14の第1の補正部材15の第1の突起部15aと、第2の補正部材16の第2の突起部16aとを第1の水準器21の設置面として、第1の補正部材15のスライド機構により第2の補正部材16を無段階にスライドさせることが可能である。
このスライド機構により、第1の突起部15aと第2の突起部16aとに第1の水準器21が設置される基準面Cの示す角度θ2がビーム軸のずれ量と同じ角度θ1となるように第2の補正部材16を調整することができる。このようにして第1の補正部材15の第1の突起部15aと第2の補正部材16の第2の突起部16aとの上に第1の水準器21を設置してビーム軸のずれ量である角度θ1と同じ角度θ2を検出した後、第2の補正部材16をネジ等を使用して第1の補正部材15上に固定する。
このように、本発明のレーダ装置の誤差調整部材を用いたビーム軸の調整では補正部材の突起部を設置面として水準器を調整部材上に搭載したまま補正部材を移動させることが可能であり、適正な位置で固定することができるため、精度良く補正すべき角度をあらわすことが可能である。
図2(b)では調整部材14の調整が完了したレーダ装置11に第2の水準器22を設置している。第2の水準器22は図2(a)で述べた第1の水準器21がレーダ装置11が記憶しているビーム軸のずれ量を読み出す機能を有しているのに対して、この機能を必要とせず水平状態を検出できれば良い。レーダ装置11は筐体13の上に調整部材14を設置し、この調整部材14の上にさらに第2の水準器22を設置した状態で車体23への取付けを行う。車体23に取り付ける際には基準面Cが水平となる状態、つまり第1の突起部15aと第2の突起部16aとを設置面とした第2の水準器22が水平を示す状態でレーダ装置11を車体23に取り付ける。車体への取り付けは、図8に示すようにレーダ装置11に設けられた車体へレーダ装置を取り付けるためのブラケット81と、このブラケット81に備えられたレーダ装置のビーム軸の角度調整をするためにエイミングボルト82とを用いる。エイミングボルト82を調整するために矢印方向からドライバを挿入してビーム軸の垂直方向または水平方向の軸を合わせる。
図2(c)ではレーダ装置11のビーム軸が上方向に角度θ1ずれている状態を示している。このような場合には、レーダ装置11の筐体13上に設けられた調整部材14を図2(a)と逆向きに設置して、さらに第1の補正部材15の第1の突起部15aと第2の補正部材16の第2の突起部16aを設置面として、第1の水準器21を設置したうえで第2の補正部材16の調整を行う。つまり、図2(a)では第1の補正部材15の第1の突起部15aはレーダ装置11のビーム出射部12を前方とした場合に、筐体13の後端付近に位置していたが、これを筐体13の先端付近に設置変更し、第2の補正部材16の第2の突起部16aを筐体13の先端付近の位置から後端付近の位置に設置変更したものである。
そして、第1の突起部15aと第2の突起部16aとに第1の水準器21が設置される基準面Dの示す角度θ2がビーム軸のずれ量と同じ角度θ1となるように第2の補正部材16を調整することができる。この調整の後、第1の水準器21がビーム軸のずれ量θ1と同じ角度のθ2を示すところで第2の補正部材16をネジ止めする。
このように、本発明のレーダ装置の誤差調整部材を用いたビーム軸の調整では補正部材の突起部を設置面として水準器を調整部材上に搭載したまま補正部材を移動させることが可能であり、適正な位置で固定することができるため、精度良く補正すべき角度をあらわすことが可能である。
図3はレーダ装置のビーム軸のずれ量をあらわす調整部材を備えたレーダ装置の上面を示している。図3は図1で述べた第1の補正部材15の無段階で調整可能なスライド機構17を段階的に調整可能なクリック機構34に変更したものである。このクリック機構34への変更に対応して、第2の補正部材33は二重構造となっており、第2の補正部材33の上部構造がクリック可動する構成となっている。そして、第2の補正部材が移動する際には、二重構造となっている第2の補正部材の上部構造と下部構造とが同方向に移動するようにネジ穴36を使用してネジ止めする。この第2の補正部材の移動により補正すべき角度の近似値に調整することが可能となる。
次に、ネジ穴36のネジを取り外して、クリック機構34をネジ止めして動かないようにする。これにより、二重構造となっている第2の補正部材の上部構造が移動せず下部構造のみが移動可能となる。この下部構造は第1の補正部材のスライド機構35により移動可能となっている。これにより、補正すべき角度の近似値から補正すべき角度まで、更に精度の高い調整を行なうことが可能となる。この補正が終了した後、第2の補正部材33に設けられたネジ穴36をネジ止めすることにより、第2の補正部材33を第1の補正部材32上に固定する。
次に、図3の調整部材の構成と動作について図4(a)、及び図4(b)を用いて説明する。図4(a)は、図3で述べたレーダ装置の側面図であり、上方向のビーム軸のずれ量にあわせて調整部材31を調整していることを示している。図4(b)も同じくレーダ装置の側面図であり、上方向のビーム軸のずれ量にあわせて調整部材31を調整していることを示している。ここで、ビーム軸のずれ量は図4(a)の角度φ1よりも図4(b)の角度φ3が大きいことを示しており、図4(a)と図4(b)の第2の補正部材33の位置は、これに対応して逆向きとしたものである。なお、図2(c)の構成と異なる点は、第1の補正部材32にクリック機構34とスライド機構35を設けたことに伴い、第2の補正部材を二重構造としたことである。それ以外の構成は図2(c)の構成と同一である。
これにより、第1の補正部材32に設けられた段階的に移動可能なクリック機構34を用いて、二重構造となっている第2の補正部材33の上部構造と下部構造の移動による第1の調整を行なった後に、第1の補正部材32のスライド機構35を用いて、第2の補正部材の下部構造の移動による第2の調整を行なうことができる。そして、第2の突起部33aの位置を変更することで、それぞれに異なるビーム軸のずれ量に応じて精度良く調整することができる。また、本発明のレーダ装置の誤差調整部材を用いたビーム軸の調整では補正部材の突起部を設置面として水準器を調整部材上に搭載したまま補正部材を移動させることが可能であり、適正な位置で固定することができるため、精度良く補正すべき角度をあらわすことが可能である。
図5は第2の補正部材に設けられた第2の突起部がスライド機構により無段階で切り換わる構成により、第2の突起部33aと、第1の突起部51aとで形成する傾斜面が水平を含む所定の角度を示すことが可能な構成である。具体的には、ビーム軸が水平である場合と比較すると上方向に角度θ3ずれているときは、第1の突起部51aと第2の突起部33aとで形成される傾斜面が基準面E1となるように第2の補正部材33及び第2の突起部33aの調整を行い、ビーム軸のずれ量がない場合は水平面が基準面E2となるように第2の補正部材33及び第2の突起部33aの調整を行なう。また、ビーム軸が水平な場合と比較して下方向に角度θ4にずれているときは、第1の突起部51aと第2の突起部33aとで形成される傾斜面が基準面E3となるように第2の補正部材33及び第2の突起部33aの調整を行なう。
このように第1の補正部材51上で第2の補正部材33、または第2の突起部33aを移動させると、第1の突起部51aと第2の突起部33aを設置面として水準器を搭載した場合にビーム軸の上方向のずれ量と下方向のずれ量を正確にあらわすことができる。また、ビームの軸ずれがない水平状態もあらわすことが可能となる。本発明のレーダ装置の誤差調整部材を用いたビーム軸の調整では補正部材の突起部を設置面として水準器を調整部材上に搭載したまま補正部材を移動させることが可能であり、適正な位置で固定することができるため、精度良く補正すべき角度をあらわすことが可能である。
図6はレーダ装置の誤差調整部材の調整装置を示している。また、図6(a)は図6に示すコンピュータ装置53からの駆動指令により調整機54が調整部56aを駆動させて、第1の補正部材15上に設置された第2の補正部材16を任意の位置に移動できることを示した図6の一部の構成の拡大図である。図6のレーダ装置11は水平な台座51上に設けられ、この水平な台座51に垂直に設けられた背板52にレーダ装置11の筐体13が接している。レーダ装置11はコンピュータ装置53と接続されており、レーダ装置11が内部の記憶部24に予め記憶しているビーム軸のずれ量をコンピュータ装置53に送信する。
コンピュータ装置53はビーム軸のずれ量の情報の送信を受けて、第1の補正部材15上に設置された第2の補正部材16を調整すべくコンピュータ装置53に接続された調整機54に対して、第1の補正部材15上に設置された第2の補正部材16を調整する旨の信号を送信する。この信号を受けた調整機54は内部に設けられたモータ55を駆動させて、モータ55の駆動力により可動する調整部56aを伸縮させる。調整部56aの伸縮により第1の補正部材15上で第2の補正部材16を任意の位置に移動させることが可能となる。
ここで、第2の補正部材16と第1の突起部15aの間にはスプリング57が設けられており、調整部56aの伸縮により第1の突起部15aと第2の突起部16aを設置面として水準器21を搭載したまま、第2の補正部材16を任意の位置に移動できる。そして、ビーム軸のずれ量と水準器が示す角度が一致したところで、コンピュータ装置53と接続されており補正部材のネジ止めを行なう固定装置58に対して、コンピュータ装置53から第2の補正部材16をネジ止めするための信号を送信する。この結果、ビーム軸のずれ量を第1の突起部15aと第2の突起部16aとが基準面として示す位置で、第2の補正部材16を固定することができる。このようにレーダ装置の誤差調整部材の調整装置を用いれば、ビーム軸のずれ量に応じた調整部材の調整を自動的に、かつ精度良く行なうことが可能となる。
なお、調整部56aの構成を別の構成とした例を図6(b)、図6(c)、及び図6(d)に示す。他のシステム構成は図6に示した構成と同じである。図6(b)は第2の補正部材16にピン穴64を設けたものである。このピン穴64に調整部56bに設けられたピン部63を挿入後、調整部56bを伸縮させることにより、第2の補正部材16を任意の位置に移動することが可能となる。
また、図6(c)は調整部56cをスクリュー式としたものである。調整部56cが回転することにより第2の補正部材16を任意の位置に移動することが可能となる。さらに、図6(d)は調整部56dをギア式としたものである。調整部56dが回転することにより、第2の補正部材16を任意の位置に移動することが可能となる。
このように図6の調整部56aの機構は、本願発明の効果を生ずる範囲で変更することが可能である。また、本願発明は調整部図6(a)から図6(d)に述べた構成に限られるものではなく、同様の効果を生じる構成であれば本願発明の技術的範囲に含まれる。
また、上記実施例では、調整部材がレーダ装置の筐体上に設けられた構成を示したが、これは一例であり調整部材がレーダ装置の筐体上以外の位置に設けられてもよい。さらに、上記実施例では第1の補正部材に対して第2の補正部材、または第2の突起部がスライド機構等により移動することを述べたが、第2の補正部材に対して第1の補正部材、または第1の突起部がスライド機構等により移動する構成としてもよい。
また、補正部材の移動にはスライド機構とクリック機構を設けた構成を述べたが、これに限られるものではなく、本発明の効果を生じる範囲で別の構成としてもよい。さらに、補正部材の固定をネジ止めすることとして示したが、ネジ止めに限定されるものでもなく、調整した第1の突起部と第2の突起部との距離が維持できる構成であればよい。
図1はレーダ装置のビーム軸のずれ量をあらわす調整部材を備えたレーダ装置の上面図。 図2(a)はレーダ装置の側面図であり、下方向のビーム軸のずれ量にあわせて調整部材を調整することを示す図。図2(b)は調整部材による調整が完了したレーダ装置を車体に取り付ける様子を示す図。図2(c)はレーダ装置の側面図であり、上方向のビーム軸のずれ量にあわせて調整部材を調整することを示す図。 図3は調整部材をレーダ装置の筐体上に設けたことを示す上面図。 図4(a)は図3で述べたレーダ装置の側面図であり、上方向のビーム軸のずれ量にあわせて調整部材を調整していることを示す図。図4(b)も同じくレーダ装置の側面図であり、上方向のビーム軸のずれ量にあわせて調整部材を調整していることを示す図。 図5は第2の補正部材に設けられた第2の突起部がスライド機構により無段階で切り換わる構成を示した図。 図6はレーダ装置の誤差調整部材の調整装置を示す図。また図6(a)〜図6(d)は調整装置の一部の構成を変更した図。 図7はレーダ装置を構成している各部品を示した図。 図8は図2(b)のレーダ装置の車体への取り付けを具体的に示した図。
符号の説明
11・・・レーダ装置
12・・・ビーム出射部
13・・・筐体
14・・・調整部材
15・・・第1の補整部材
15a・・・第1の突起部
16・・・第2の補整部材
16a・・・第2の突起部
17・・・スライド機構
18・・・ネジ穴
21・・・第1の水準器
22・・・第2の水準器
23・・・車体
24・・・記憶部
31・・・調整部材
32・・・第1の補整部材
32a・・・第1の突起部
33・・・第2の補整部材
33a・・・第2の突起部
34・・・クリック機構
35・・・スライド機構
36・・・ネジ穴
51・・・第1の補整部材
51a・・・第1の突起部
52・・・背板
53・・・コンピュータ装置
54・・・調整機
55・・・モータ
56・・・調整部
57・・・スプリング
58・・・固定装置
71・・・基板
72・・・スキャナ
73・・・高周波ユニット
74・・・平面アンテナ
75・・・レドーム
81・・・ブラケット
82・・・エイミングボルト

Claims (6)

  1. 水準器と接する第1の突起部を有し、レーダ装置の筐体に面する第1の補正部材と、
    前記水準器と接する第2の突起部を有し、前記第1の補正部材に対して相対的に移動することにより、前記第1の突起部と前記第2の突起部との距離が変化する第2の補正部材とを有するレーダ装置の誤差調整部材。
  2. ビームを出射する出射部と、
    前記ビーム出射部を備える筐体と、
    水準器と接する第1の突起部を有し、レーダ装置の筐体に面する第1の補正部材と、
    前記水準器と接する第2の突起部を有し、前記第1の補正部材に対して相対的に移動することにより、前記第1の突起部と前記第2の突起部との距離が変化する第2の補正部材とを有するレーダ装置。
  3. 前記相対的な移動による前記第1の突起部と前記第2の突起部の距離の変化は、前記第1の突起部と前記第2の突起部との高さが同一または一方が他方に比べて高くなることを特徴とする請求項1記載のレーダ装置の誤差調整部材。
  4. 前記相対的な移動による前記第1の突起部と前記第2の突起部の距離の変化は、前記第1の突起部と前記第2の突起部との高さが同一または一方が他方に比べて高くなることを特徴とする請求項2記載のレーダ装置。
  5. レーダ装置に予め記憶された誤差を読み出す手段と、
    前記レーダ装置の筐体に面する第1の補正部材に対して第2の補正部材を相対的に移動させる調整手段と、
    前記相対的な移動により、水準器と接する第1の突起部と第2の突起部との距離が変化した状態を維持する手段とを有することを特徴とするレーダ装置の誤差調整装置。
  6. レーダ装置の誤差を計測する水準器が第1の突起部と第2の突起部とに接するようにする第1のステップと、
    前記水準器が前記レーダ装置の誤差をあらわす位置に前記第1の補正部材に対して前記第2の補正部材が相対的に移動することにより、前記第1の突起部と前記第2の突起部との距離が変化する第2のステップと、
    前記第1の突起部と前記第2の突起部との距離の変化を維持する第3のステップとを有することを特徴とするレーダ装置の誤差調整方法。
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