JP2008249270A - 氷粒噴射装置、および氷粒噴射装置に使用する製氷機 - Google Patents
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Abstract
【課題】搬送経路における粉氷の堆積を防止して、搬送される氷粒の詰まりを防止する。
【解決手段】氷粒C3を高圧水Wとともにワークの表面にブラストする氷粒噴射装置1に使用する製氷機2であって、散水装置21から散水された製氷水C1を凍結させて内壁22aに氷層C2を形成する冷凍ドラム22と、鋸歯状の砕氷刃61を有し、この砕氷刃61で氷層C2を削ぎ落として氷粒C3を製作するブレード6と、ブレード6を22a内壁にあてがった状態で内壁22aに沿って回転させる回転装置23と、を備え、砕氷刃61は、刃先のすくい角が−10°から−55°の範囲で形成されている。また、ブレード6に堆積する粉氷を洗浄する洗浄用ノズル8と、氷粒C3を収集する漏斗3の内壁3cに堆積する粉氷を除去するスクレーパ31を設けた。
【選択図】図3
【解決手段】氷粒C3を高圧水Wとともにワークの表面にブラストする氷粒噴射装置1に使用する製氷機2であって、散水装置21から散水された製氷水C1を凍結させて内壁22aに氷層C2を形成する冷凍ドラム22と、鋸歯状の砕氷刃61を有し、この砕氷刃61で氷層C2を削ぎ落として氷粒C3を製作するブレード6と、ブレード6を22a内壁にあてがった状態で内壁22aに沿って回転させる回転装置23と、を備え、砕氷刃61は、刃先のすくい角が−10°から−55°の範囲で形成されている。また、ブレード6に堆積する粉氷を洗浄する洗浄用ノズル8と、氷粒C3を収集する漏斗3の内壁3cに堆積する粉氷を除去するスクレーパ31を設けた。
【選択図】図3
Description
本発明は氷粒噴射装置、および氷粒噴射装置に使用する製氷機に関し、特に搬送経路における氷粒の詰まりを防止することができる氷粒噴射装置、および氷粒噴射装置に使用する製氷機に関する。
氷粒を高圧水とともにワークの表面にブラストして洗浄やバリ取り等を行なう氷粒噴射装置において、氷粒(フレークアイス、氷片)は、内ドラム式のフレークアイス製氷機で製氷される(例えば、特許文献1、2)。
すなわち、冷媒が循環する冷凍ドラム内壁に一定量の製氷水を散水すると、製氷水は内壁で瞬時に凍結する。凍結した氷は内壁に沿って回転するブレードで削ぎ落とされ、フレークアイスができる。このフレークアイスは、製氷機の下に設置した漏斗で集められ、高圧水のエジェクター作用で搬送ホース内に吸引され高圧水と混合されてワークに向けて噴射される。
すなわち、冷媒が循環する冷凍ドラム内壁に一定量の製氷水を散水すると、製氷水は内壁で瞬時に凍結する。凍結した氷は内壁に沿って回転するブレードで削ぎ落とされ、フレークアイスができる。このフレークアイスは、製氷機の下に設置した漏斗で集められ、高圧水のエジェクター作用で搬送ホース内に吸引され高圧水と混合されてワークに向けて噴射される。
しかしながら、ドラム内壁に形成された氷層をブレードで削ぎ落とし厚さ0.8mm前後のフレークアイスを生成する際に、同時に細かい粉氷(付着して堆積しやすい粉雪状の氷片)も発生する。この粉氷(粉雪)は、フレークアイス(氷粒)よりもさらに細かいのでブレード面や漏斗内面で互いに付着して堆積し大きくなり、自重が摩擦抵抗よりも大きくなると塊となって落下する。
この落下した粉氷の塊が、漏斗の出口や搬送用ホースの内径よりも大きいと閉塞を起こし、粉氷(粉雪)の堆積物は長さ3〜6cm、厚み1〜2cm程度にまで成長することがあった。このような粉氷の堆積物が、氷粒の搬送経路で閉塞を起こすと氷粒の搬送が円滑に行なわれないという問題があった。
このため、フレークアイスを生成する際に同時に発生する塊となりやすい粉氷(粉雪)を減少させるか、ブレード等に堆積する粉氷の堆積物が大きくなる前に落とすことが求められていた。
この落下した粉氷の塊が、漏斗の出口や搬送用ホースの内径よりも大きいと閉塞を起こし、粉氷(粉雪)の堆積物は長さ3〜6cm、厚み1〜2cm程度にまで成長することがあった。このような粉氷の堆積物が、氷粒の搬送経路で閉塞を起こすと氷粒の搬送が円滑に行なわれないという問題があった。
このため、フレークアイスを生成する際に同時に発生する塊となりやすい粉氷(粉雪)を減少させるか、ブレード等に堆積する粉氷の堆積物が大きくなる前に落とすことが求められていた。
そこで、本発明は、前記した問題点を解決すべく、搬送経路における氷粒の詰まりを防止することができる氷粒噴射装置、および氷粒噴射装置に使用する製氷機を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、氷粒を高圧水とともにワークの表面にブラストする氷粒噴射装置に使用する製氷機であって、散水装置から散水された製氷水を凍結させて内壁に氷層を形成する冷凍ドラムと、鋸歯状の砕氷刃を有し、この砕氷刃で前記氷層を削ぎ落として前記氷粒を製作するブレードと、このブレードを前記内壁にあてがった状態で前記内壁に沿って回転させる回転装置と、を備え、前記砕氷刃は、刃先のすくい角が−10°から−55°の範囲で形成されていることを特徴とする。
このように、本発明は、前記砕氷刃の刃先のすくい角を−10°から−55°の範囲とすることで、粉氷の発生を抑制する。
通常、製氷機のブレードにおける刃先のすくい角は、0からプラス側が採用されている。ところが、刃先のすくい角を0からマイナス側に設定して実験を行なってみると、マイナス側に移行するにつれて次第に粉氷の発生が抑制される。これは、種々の要因が複合的に作用していると考えられるが、1つの要因としては、砕氷刃による氷粒の生成過程において、刃先がバイトのように作用して刃先で氷層を切削して剥離する要素(剥離)と、刃先が砕氷船のように作用して刃先で氷層を押し割って砕く要素(割砕)とが混在していることが考えられる。このため、刃先のすくい角をマイナス側に振って行くと、「割砕」の要素が増大して粉氷(粉雪)が減少することが推測される。一方、すくい角が−55°を超えると「剥離」の要素が減少しすぎて製氷効率が低下する。
通常、製氷機のブレードにおける刃先のすくい角は、0からプラス側が採用されている。ところが、刃先のすくい角を0からマイナス側に設定して実験を行なってみると、マイナス側に移行するにつれて次第に粉氷の発生が抑制される。これは、種々の要因が複合的に作用していると考えられるが、1つの要因としては、砕氷刃による氷粒の生成過程において、刃先がバイトのように作用して刃先で氷層を切削して剥離する要素(剥離)と、刃先が砕氷船のように作用して刃先で氷層を押し割って砕く要素(割砕)とが混在していることが考えられる。このため、刃先のすくい角をマイナス側に振って行くと、「割砕」の要素が増大して粉氷(粉雪)が減少することが推測される。一方、すくい角が−55°を超えると「剥離」の要素が減少しすぎて製氷効率が低下する。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の製氷機であって、洗浄水を噴射する洗浄用ノズルを前記ブレードに向けて配設したことを特徴とする。
請求項2に係る発明によれば、洗浄水をブレードの前後面に向けて噴射することで、ブレードに堆積する粉氷を除去することができる。すなわち、製氷機を連続的に稼動した場合に、徐々にブレードに堆積される粉氷を洗浄水で流して除去するものであり、例えば、稼動サイクルの前後にブレードを洗浄することで、稼動サイクル中の粉氷の堆積を軽減することができる。
請求項2に係る発明によれば、洗浄水をブレードの前後面に向けて噴射することで、ブレードに堆積する粉氷を除去することができる。すなわち、製氷機を連続的に稼動した場合に、徐々にブレードに堆積される粉氷を洗浄水で流して除去するものであり、例えば、稼動サイクルの前後にブレードを洗浄することで、稼動サイクル中の粉氷の堆積を軽減することができる。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の洗浄機であって、前記ブレードの回転時において、前記ブレードの回転位置を検知し、前記ブレードが所定の洗浄位置に到達することを検出して、前記洗浄用ノズルから前記ブレードに向けて洗浄水を噴射するように構成されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明によれば、回転するブレードが所定の洗浄位置に到達することを検出して、前記洗浄位置に向けて洗浄水を噴射するので、効率的かつ確実に洗浄することができる。
請求項3に係る発明によれば、回転するブレードが所定の洗浄位置に到達することを検出して、前記洗浄位置に向けて洗浄水を噴射するので、効率的かつ確実に洗浄することができる。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3に記載の製氷機を有する氷粒噴射装置であって、前記製氷機で製作された氷粒を収集する漏斗を備え、この漏斗の内壁にスクレーパを当接させて保持し、前記回転装置の回転力を利用して前記スクレーパを前記漏斗の内壁に沿って回転させるように構成したことを特徴とする。
請求項4に係る発明によれば、漏斗の内壁にスクレーパを当接させて内壁に沿って回転させることで、漏斗の内壁に堆積した粉氷を確実に除去することができる。すなわち、製氷機を連続的に稼動した場合に、徐々に漏斗にも粉氷が堆積するが、スクレーパにより粉氷を除去することで、稼動サイクル中の粉氷の堆積を軽減することができる。
本発明に係る氷粒噴射装置、および氷粒噴射装置に使用する製氷機は、搬送経路における氷粒の詰まりを防止することができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
参照する図面において、図1は本発明の実施形態に係る氷粒噴射装置の全体構成を示す部分断面図であり、図2は本発明の実施形態に係る製氷機のドラム内を示す模式的平面図である。なお、本図において、氷粒噴射装置が使用される状態を基準として重力の方向を適宜「上下方向」という(図1の紙面上下方向)。
参照する図面において、図1は本発明の実施形態に係る氷粒噴射装置の全体構成を示す部分断面図であり、図2は本発明の実施形態に係る製氷機のドラム内を示す模式的平面図である。なお、本図において、氷粒噴射装置が使用される状態を基準として重力の方向を適宜「上下方向」という(図1の紙面上下方向)。
本発明の実施形態に係る氷粒噴射装置1は、図1に示すように、氷粒を製作する製氷機2と、製氷機2で製作された氷粒C3を収集する漏斗3と、漏斗3で収集された氷粒C3を高圧水噴射ノズル5まで搬送する搬送経路である吸引ホース4と、氷粒C3を高圧水Wとともにワーク(不図示)の表面に噴射してブラストする高圧水噴射ノズル5と、を備えている。
製氷機2は、散水装置21から散水された製氷水C1を凍結させて内壁22aに氷層C2を形成する冷凍ドラム22と、鋸歯状の砕氷刃61を有し砕氷刃61で氷層を削ぎ落として氷粒C3を製作するブレード6と、ブレード6に付着する粉氷(粉雪)を洗浄する洗浄用ノズル8と、ブレード6を内壁22aにあてがった状態で内壁22aに沿って回転させる回転装置23と、を備えている。
散水装置21は、図1に示すように、冷凍ドラム22の内側上部に配設され、製氷水C1を貯留するタンク21aと、タンク21aへ製氷水C1を導入する導入管21bと、タンク21aからドラムの内壁22aへ製氷水C1を散水する複数の散水管21c(図2参照)を備えている。そして、タンク21aは回転装置23の回転軸23cに連結されて回転しながら製氷水C1を満遍なく散水できるように構成されている。
かかる構成により、冷凍ドラム22の内壁22aに散水された製氷水C1は、瞬時に冷却されて冷凍ドラム22の内壁22aに氷層C2が形成される。
かかる構成により、冷凍ドラム22の内壁22aに散水された製氷水C1は、瞬時に冷却されて冷凍ドラム22の内壁22aに氷層C2が形成される。
冷凍ドラム22は、循環する冷凍サイクル(不図示)を構成する冷媒の蒸発器22bが冷凍ドラム22の内壁22aに沿って螺旋状に巻回され、断熱材22cで断熱されている。冷凍ドラム22の内壁22aに形成された氷層C2は、ブレード6で削ぎ落とされて氷粒C3となり下方へ落下する。
ブレード6の構成について図3〜図4を参照しながら説明する。参照する図において、図3(a)は本発明の実施形態に係るブレードの外観を示す斜視図であり、(b)は砕氷刃の部分拡大図である。図4(a)はブレードの正面図、(b)は右側面図である。また、図中の矢印(R)はブレードの進行(回転)方向を示す。
なお、これらの図は、模式的に示すものであるから角度等の大きさや位置関係は説明の便宜上誇張される場合がある。
なお、これらの図は、模式的に示すものであるから角度等の大きさや位置関係は説明の便宜上誇張される場合がある。
ブレード6に形成された砕氷刃61は、図3(a)に示すように、ブレード6の上下方向に沿って並べて形成されている。そして、ブレード6の進行方向Rの前面側には旧すくい面P1が形成されている。
砕氷刃61の刃先は、図3(b)に示すように、先端部が鋭角になるように旧すくい面P1に形成された切れ刃S1と切れ刃S2とがなす旧刃先角θを45°としている(図4(a)を併せて参照)。
そして、切れ刃S2に直交して形成された切れ刃S3からノーズnに向けて、切れ刃S0を削ぐように切断して、新すくい面P2が形成されている。このようにして、新すくい面P2を形成することで、切れ刃S4と切れ刃S5が形成されている。そして、切れ刃S0と切れ刃S4とがなす角がすくい角γとなり、本実施形態では、γ=45°としている。
そして、切れ刃S2に直交して形成された切れ刃S3からノーズnに向けて、切れ刃S0を削ぐように切断して、新すくい面P2が形成されている。このようにして、新すくい面P2を形成することで、切れ刃S4と切れ刃S5が形成されている。そして、切れ刃S0と切れ刃S4とがなす角がすくい角γとなり、本実施形態では、γ=45°としている。
なお、本実施形態においては、旧刃先角θを45°とし、砕氷刃61を進行方向Rに対して側面視で傾斜させるとしたが、これに限定されるものではない。
ここで、旧すくい面P1と新たに形成された新すくい面P2との関係について、図5を参照しながら説明する。図5は旧すくい面と新すくい面との関係を説明するためのノーズにおいて進行方向に沿った方向に断面をとった模式的断面図であり、(a)は新たに形成された新すくい面を示し、(b)は旧すくい面を示す。
新すくい面P2は、図5(a)に示すように、すくい角γ=45°で形成されている。このため、ノーズnから新すくい面P2に形成された切れ刃S4が進行方向Rに対して庇のように張り出して形成されている。
一方、旧すくい面P1は、図5(b)に示すように、すくい角γ=0°で形成されている。
新すくい面P2は、図5(a)に示すように、すくい角γ=45°で形成されている。このため、ノーズnから新すくい面P2に形成された切れ刃S4が進行方向Rに対して庇のように張り出して形成されている。
一方、旧すくい面P1は、図5(b)に示すように、すくい角γ=0°で形成されている。
洗浄用ノズル8は、図1および図2に示すように、ブレード6に向けて冷凍ドラム22の上部開口部に配設されている。そして、回転するブレード6の上方からブレード6の前後面に洗浄水を噴射して、洗浄水の圧力によりブレード6に堆積する粉氷を洗い流す。
例えば、氷粒噴射装置1の運転サイクルの前後でブレード6の洗浄を行なう。洗浄には、ブレード6が1回転する間に連続して洗浄水を噴射する簡易的な方法を採用することができる。
例えば、氷粒噴射装置1の運転サイクルの前後でブレード6の洗浄を行なう。洗浄には、ブレード6が1回転する間に連続して洗浄水を噴射する簡易的な方法を採用することができる。
また、ブレード6の回転位置を検知し、ブレード6が所定の洗浄位置に到達することを検出して、洗浄用ノズル8からブレード6に向けて洗浄水を噴射する効率的かつ確実な方法を採用することもできる。
具体的には、エンコーダ等の位置検出手段を設け、回転軸23cの回転角からブレード6の回転位置を検出してブレード6が洗浄用ノズル8の噴射位置に到達した際に洗浄水を噴射する。
具体的には、エンコーダ等の位置検出手段を設け、回転軸23cの回転角からブレード6の回転位置を検出してブレード6が洗浄用ノズル8の噴射位置に到達した際に洗浄水を噴射する。
なお、洗浄用ノズル8に供給される洗浄水の流量を調整する流量調整バルブ(不図示)が洗浄用ノズル8の手前側の流路に設けられている。洗浄水の流量が少なすぎると洗浄能力が低下して粉氷が残り、流量が多すぎるとブレード6面で跳ね返った洗浄水が冷凍ドラム22の内壁22aに形成された氷層C2を剥がして塊の氷粒となって、それが吸引ホース4等の詰まりの原因となる。
回転装置23は、図1に示すように、駆動源となるモータ23aおよび減速機23bと、減速機23bの出力軸に連結された回転軸23cと、回転軸23cを支持するベアリング23dと、を備えて構成されている。そして、回転軸23cには、ブラケット62を介してブレード6が取り付けられている。
漏斗3は、大径開口部3aを上側にし小径開口部3bを下側にした円錐形状をなし、製氷機2から落下する氷粒C3を大径開口部3aで収集し、小径開口部3bに連結された吸引ホース4へ搬送する。なお、漏斗3には、熱伝導率および摩擦係数が低いテフロン(登録商標)やポリプロピレン等の材料が採用される。
漏斗3の内壁3cには、スクレーパ31が当接して保持され、回転装置23の回転力を利用してスクレーパ31を漏斗3の内壁3cに沿って回転させるように構成されている。
具体的には、回転装置23の回転軸23cに延設された延長軸31aと、延長軸31aとスクレーパ31とを連結する駆動アーム31bと、を備えて構成されている。また、スクレーパ31を漏斗3の内壁3cに均等に当接させるように、内壁3cの傾きに合わせて傾斜角度およびばね31cの押圧力を調整できるように調整機構32が設けられている。
具体的には、回転装置23の回転軸23cに延設された延長軸31aと、延長軸31aとスクレーパ31とを連結する駆動アーム31bと、を備えて構成されている。また、スクレーパ31を漏斗3の内壁3cに均等に当接させるように、内壁3cの傾きに合わせて傾斜角度およびばね31cの押圧力を調整できるように調整機構32が設けられている。
高圧水噴射ノズル5は、高圧ポンプ51から供給された高圧水Wを噴射口5aから噴射する。この噴射によるエジェクター効果によって、吸引ホース4から氷粒C3が吸引されて、高圧水Wと氷粒C3とが混合された状態でワーク(不図示)に向けて噴射される。
続いて、本発明の実施形態に係る氷粒噴射装置1の動作について説明する。
氷粒噴射装置1は、散水装置21から散水された製氷水C1を冷凍ドラム22の内壁22aで凍結させて氷層C2を形成し、この氷層C2を鋸歯状の砕氷刃61を有するブレード6で削ぎ落として氷粒C3を製作する。そして、砕氷刃61は、刃先のすくい角が−45°で形成されている。
氷粒噴射装置1は、散水装置21から散水された製氷水C1を冷凍ドラム22の内壁22aで凍結させて氷層C2を形成し、この氷層C2を鋸歯状の砕氷刃61を有するブレード6で削ぎ落として氷粒C3を製作する。そして、砕氷刃61は、刃先のすくい角が−45°で形成されている。
このように、砕氷刃61の刃先のすくい角γを従来のように0からプラス側に設定するのではなく、γ=−45°とすることで、粉氷の発生を従来の1/2程度まで抑制している。
すなわち、砕氷刃61による氷粒C3の生成過程において、刃先が砕氷船のように作用して刃先で氷層C3を押し割って砕くようにすることで、堆積しやすい粉氷(粉雪)の発生が抑制されるものと推測される。
すなわち、砕氷刃61による氷粒C3の生成過程において、刃先が砕氷船のように作用して刃先で氷層C3を押し割って砕くようにすることで、堆積しやすい粉氷(粉雪)の発生が抑制されるものと推測される。
また、すくい角γをマイナス側に設定することで、庇状に形成されたすくい面P2が飛散防止の作用を奏し、砕氷の際に同時に発生する粉氷(粉雪)を冷凍ドラム22の内壁22a側へ排出して、粉氷の飛散を抑制する効果も推測される。
また、洗浄用ノズル8をブレード6に向けて冷凍ドラム22の上部開口部に配設し、回転するブレード6の上方から洗浄水を噴射して、ブレード6に堆積する粉氷を洗い流すことで、繰返しの連続運転により次第にブレード6に堆積される粉氷が大きくなり、塊となって漏斗3ないし吸引ホース4に詰まるという事態を未然に防止することができる。
さらに、漏斗3の内壁3cにスクレーパ31を当接させて内壁3cに沿って回転させることで、漏斗3の内壁3cに堆積した粉氷を確実に除去することができる。このため、堆積される粉氷が大きくなり、塊となって漏斗3や吸引ホース4に詰まるという事態を未然に防止することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記した実施形態に限定されず、適宜変更して実施することが可能である。
例えば、本実施形態においては、砕氷刃61は、刃先のすくい角γを−45°で形成したが、これに限定されるものではなく、すくい角γを−10°から−55°の範囲、より好ましくは−10°から−45°の範囲から適宜選定してもよい。
例えば、本実施形態においては、砕氷刃61は、刃先のすくい角γを−45°で形成したが、これに限定されるものではなく、すくい角γを−10°から−55°の範囲、より好ましくは−10°から−45°の範囲から適宜選定してもよい。
すなわち、砕氷刃61による氷粒C3の生成過程において、刃先がバイトのように作用して刃先で氷層C2を切削して剥離する要素(剥離)と、刃先が砕氷船のように作用して刃先で氷層C2を押し割って砕く要素(割砕)とが混在していることが考えられる。
このため、刃先のすくい角をマイナス側に振って行くと、割砕の要素が増大して粉氷が減少することが推測される。一方、すくい角が−55°を超えると「剥離」の要素が減少しすぎて製氷効率が低下する。
したがって、形成された氷層C2の性質や必要な氷粒C3の大きさ等を考慮して適宜すくい角γを設定する。
このため、刃先のすくい角をマイナス側に振って行くと、割砕の要素が増大して粉氷が減少することが推測される。一方、すくい角が−55°を超えると「剥離」の要素が減少しすぎて製氷効率が低下する。
したがって、形成された氷層C2の性質や必要な氷粒C3の大きさ等を考慮して適宜すくい角γを設定する。
1 氷粒噴射装置
2 製氷機
3 漏斗
4 吸引ホース
5 高圧水噴射ノズル
6 ブレード
8 洗浄用ノズル
21 散水装置
22 冷凍ドラム
22a 内壁
23 回転装置
31 スクレーパ
C1 製氷水
C2 氷層
C3 氷粒
P1 旧すくい面
P2 新すくい面
γ すくい角
2 製氷機
3 漏斗
4 吸引ホース
5 高圧水噴射ノズル
6 ブレード
8 洗浄用ノズル
21 散水装置
22 冷凍ドラム
22a 内壁
23 回転装置
31 スクレーパ
C1 製氷水
C2 氷層
C3 氷粒
P1 旧すくい面
P2 新すくい面
γ すくい角
Claims (4)
- 氷粒を高圧水とともにワークの表面にブラストする氷粒噴射装置に使用する製氷機であって、
散水装置から散水された製氷水を凍結させて内壁に氷層を形成する冷凍ドラムと、
鋸歯状の砕氷刃を有し、この砕氷刃で前記氷層を削ぎ落として前記氷粒を製作するブレードと、
このブレードを前記内壁にあてがった状態で前記内壁に沿って回転させる回転装置と、を備え、
前記砕氷刃は、刃先のすくい角が−10°から−55°の範囲で形成されていることを特徴とする製氷機。 - 洗浄水を噴射する洗浄用ノズルを前記ブレードに向けて配設したことを特徴とする請求項1に記載の製氷機。
- 前記ブレードの回転時において、前記ブレードの回転位置を検知し、
前記ブレードが所定の洗浄位置に到達することを検出して、
前記洗浄用ノズルから前記ブレードに向けて洗浄水を噴射するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の製氷機。 - 請求項1から請求項3に記載の製氷機を有する氷粒噴射装置であって、
前記製氷機で製作された氷粒を収集する漏斗を備え、
この漏斗の内壁にスクレーパを当接させて保持し、前記回転装置の回転力を利用して前記スクレーパを前記漏斗の内壁に沿って回転させるように構成したことを特徴とする氷粒噴射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007092496A JP2008249270A (ja) | 2007-03-30 | 2007-03-30 | 氷粒噴射装置、および氷粒噴射装置に使用する製氷機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007092496A JP2008249270A (ja) | 2007-03-30 | 2007-03-30 | 氷粒噴射装置、および氷粒噴射装置に使用する製氷機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008249270A true JP2008249270A (ja) | 2008-10-16 |
Family
ID=39974424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007092496A Pending JP2008249270A (ja) | 2007-03-30 | 2007-03-30 | 氷粒噴射装置、および氷粒噴射装置に使用する製氷機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008249270A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190053065A (ko) * | 2017-11-09 | 2019-05-17 | 제임스 천 고 | 염분이 섞인 미세 얼음 제조장치 |
JP2020016427A (ja) * | 2018-07-25 | 2020-01-30 | チュン コー ジェームズ | 塩分を含んだ微細な氷の製造装置 |
-
2007
- 2007-03-30 JP JP2007092496A patent/JP2008249270A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20190053065A (ko) * | 2017-11-09 | 2019-05-17 | 제임스 천 고 | 염분이 섞인 미세 얼음 제조장치 |
KR102115350B1 (ko) * | 2017-11-09 | 2020-05-26 | 제임스 천 고 | 염분이 섞인 미세 얼음 제조장치 |
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