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JP2008243740A - 燃料電池 - Google Patents

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JP2008243740A JP2007086017A JP2007086017A JP2008243740A JP 2008243740 A JP2008243740 A JP 2008243740A JP 2007086017 A JP2007086017 A JP 2007086017A JP 2007086017 A JP2007086017 A JP 2007086017A JP 2008243740 A JP2008243740 A JP 2008243740A
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Abstract

【課題】全体の外形寸法を大きくせずに製造コストも安く、膜電極複合体において電解膜のアノード電極側の未使用液体燃料からの気体の分離効率が良く、重力作用方向に対する燃料電池の姿勢の変化による影響を受けない、燃料電池を提供することである。
【解決手段】この発明の燃料電池は:膜電極複合体12において電解膜12aのアノード電極12b側で液体燃料供給路24に接続された一端部と外部空間に開放された他端部とを含み、上記一端部が気−液分離するよう構成されている、気体排出路28と;そして、電解膜のアノード電極側における液体燃料供給路中の液体燃料LPの圧力を気体排出路の一端部における気体の圧力よりも高め、電解膜のアノード電極側で液体燃料から生じ電解膜を通過しない気体を電解膜のアノード電極側における液体燃料供給路から気体排出路の一端部に排出させる気−液・分離構造32と;を備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は燃料電池に関係している。
電解膜と、電解膜の両側に配置されたアノード電極及びカソード電極と、を含む膜電極複合体と;膜電極複合体において電解膜のアノード電極側に液体燃料を供給する液体燃料供給路と;膜電極複合体において電解膜のカソード電極側に空気を供給する空気供給通路と;そして、膜電極複合体において電解膜のカソード電極側に生じた液体を排出する液体排出路と;を備えており、液体燃料として例えばメタノール(CH3OH)と水(H2O)の混合物を使用する燃料電池が従来知られている。
このような従来の燃料電池においては、液体燃料タンクから液体燃料供給路により膜電極複合体において電解膜のアノード電極側に供給された液体燃料のメタノールと水が電解膜のアノード電極側に設けられている触媒により以下のように反応して二酸化炭素(CO2)と水素イオン(H+)と電子(e-)を放出する。
CH3OH+ H2O→CO2+6H++6e-
電子(e-)はアノード電極とカソード電極とを結ぶ電線によりアノード電極からカソード電極に向かい移動する。
水素イオン(H+)は電解膜をアノード電極側からカソード電極側へと透過し、電解膜のカソード電極側に設けられている触媒により水素イオン(H+)は空気供給通路により膜電極複合体の電解膜のカソード電極側に供給された空気中の酸素(O2)と以下のように反応して水(H2O)となる。
3/2O2+6H++6e-→3H2O
膜電極複合体の電解膜のカソード電極側に生じた水は、液体排出路により膜電極複合体の外部に排出され、その後に液体燃料タンクに戻される。液体燃料タンクには液体燃料タンク中の液体燃料よりも濃度の高いメタノールを貯蔵した補充用燃料タンクが接続されている。そして、液体燃料タンク中の液体燃料のメタノール濃度が所定の値以下になると補充用燃料タンクから所定量の高濃度のメタノールが液体燃料タンクに補充され、液体燃料タンク中の液体燃料のメタノール濃度を所定の値にまで戻す。
このような従来の燃料電池においては、膜電極複合体において電解膜のアノード電極側に生じた二酸化炭素(CO2)は膜電極複合体において電解膜のアノード電極側で未反応な液体燃料とともに液体燃料戻し通路により膜電極複合体の外部に排出される。液体燃料戻し通路の外端は気−液・分離装置に接続されていて、未反応な液体燃料と二酸化炭素(CO2)及び未反応な液体燃料から蒸発した有機物ガスは気−液・分離装置により相互に分離される。
そして、未反応な液体燃料は新たな液体燃料と混ぜ合わせられた後に、液体燃料供給路により膜電極複合体において電解膜のアノード電極側に再度供給される。また二酸化炭素(CO2)及び有機物ガスは有機物除去装置を介して外部空間に放出されている。
公表特許公報2005−518646号(特許文献1)は、膜電極複合体において電解膜のアノード電極側に設けた気体透過膜により電解膜のアノード電極側に生じた二酸化炭素(CO2)を電解膜のアノード電極側の未使用な液体燃料から分離している燃料電池を開示している。
公表特許公報2005−518646号
上記前者の従来の燃料電池では、膜電極複合体から離れて気−液・分離装置が配置されているので、全体の外形寸法が大きくて燃料電池の設置場所の選択枝を狭めており、ひいては製造コストも高い。また、膜電極複合体において電解膜のアノード電極側を循環する液体燃料の循環距離が長く、液体燃料の圧力損失が大きい。即ち、燃料電池の運転効率を低下させている。
公表特許公報2005−518646号(特許文献1)に記載の上記後者の従来の燃料電池では、膜電極複合体において電解膜のアノード電極側に設けた気体透過膜による電解膜のアノード電極側で未使用な液体燃料からの二酸化炭素(CO2)の分離は、膜電極複合体において電解膜のアノード電極側に流入する液体燃料の僅かな圧力によってのみ行なわれている。従って、膜電極複合体において電解膜のアノード電極側の未使用な液体燃料からの二酸化炭素(CO2)の分離効率が悪く、しかも重力作用方向に対する燃料電池の姿勢の変化による影響を受け易い。
この発明は上記事情の下でなされ、この発明の目的は、電解膜のアノード電極側の未使用な液体燃料からの例えば二酸化炭素(CO2)の如き気体の分離効率が良く、しかも重力作用方向に対する燃料電池の姿勢の変化による影響を受けにくい、燃料電池を提供することである。
上述したこの発明の目的を達成する為に、この発明に従った燃料電池は:電解膜と、電解膜の両側に配置されたアノード電極及びカソード電極と、を含む膜電極複合体と;電解膜のアノード電極側に液体燃料を供給する液体燃料供給路と;電解膜のカソード電極側に空気を供給する空気供給通路と;電解膜のアノード電極側で液体燃料供給路に接続された一端部と外部空間に開放された他端部とを含んでおり、上記一端部が気体と液体とを分離するよう構成されている、気体排出路と;そして、電解膜のアノード電極側における液体燃料供給路中の液体燃料の圧力を気体排出路の一端部における気体の圧力よりも高め、電解膜のアノード電極側で液体燃料から生じ電解膜を通過しない気体を電解膜のアノード電極側における液体燃料供給路から気体排出路の一端部に排出させる気−液・分離促進構造と;を備えたことを特徴としている。
従って、電解膜のアノード電極側で未使用な液体燃料からの例えば二酸化炭素(CO2)の如き気体の分離効率が良く、しかも重力作用方向に対する燃料電池の姿勢の変化による影響を受けにくい。
[第1の実施の形態]
図1には、この発明の第1の実施の形態に従った燃料電池10の縦断面図が概略的に示されている。
燃料電池10は、電解膜12aと、電解膜12aの両側に配置されたアノード電極12b及びカソード電極12cと、を含む膜電極複合体12を備える。膜電極複合体12において、電解膜12aの両面の周縁と電解膜12aの両側のアノード電極12b及びカソード電極12cの夫々の周縁とは密封部材14により密封されていて、電解膜12aとアノード電極12bとの間にアノード室16aを、そして、電解膜12aとカソード電極12cとの間にカソード室16bを提供している。
アノード室16a及びカソード室16bにおいて電解膜12aはその両面に触媒層12dを含んでおり、触媒層12dにはさらに例えばカーボン多孔体の如き導電性を有したマイクロポーラスレイヤー(微小多孔性層)12e及び例えばカーボンペーパーの如き導電性を有したガス拡散層12fが積層されている。
カソード電極12cには、外部空間とカソード室16bとの間を貫通した複数の貫通孔が形成されている。カソード室16bにおいてガス拡散層12fとカソード電極12cとの間には導電性の介在部材18が介在されている。介在部材18にも、カソード電極12cの複数の貫通孔に対応してカソード電極12cとガス拡散層12fとの間を貫通した複数の貫通孔が形成されている。カソード電極12cの複数の貫通孔と介在部材18の複数の貫通孔とは、膜電極複合体12において電解膜12aのカソード電極側に外部空間から空気を供給する空気供給路12gを構成している。
アノード電極12bには、外部空間とアノード室16aとの間を貫通した複数の第1の貫通孔が形成されている。アノード電極12bにはさらに、複数の第1の貫通孔からは独立していて外部空間とアノード室16aとの間を貫通した複数の第2の貫通孔が形成されている。アノード室16aにおいてガス拡散層12fとアノード電極12bとの間には導電性を有している微小通路部材20が介在されている。微小通路部材20は多数の微小通路を有しており、例えばいわゆる多孔性部材であることができる。しかしながら微小通路部材20は、繊維を織ったり絡めたりすることにより多数の微小通路を提供するような構造であっても良い。
微小通路部材20にも、アノード電極12bの複数の第1の貫通孔に対応してアノード電極12bとガス拡散層12fとの間を貫通した複数の貫通孔が形成されている。アノード電極12bの複数の第1の貫通孔の外端には、液体燃料タンク22からの液体燃料供給パイプ22aが接続されている。この実施の形態において液体燃料タンク22は、比較的高い濃度の炭化水素の一種であるエタノールを液体燃料LPとして保持している。ここで炭化水素の一種であるエタノールは水で希釈されていても良い。
従ってこの実施の形態では、液体燃料供給パイプ22a,アノード電極12bの複数の第1の貫通孔,そして微小通路部材20の複数の貫通孔は、膜電極複合体12において電解膜12aのアノード電極側に液体燃料LPを供給する液体燃料供給路24を構成している。
液体燃料供給路24を介して液体燃料タンク22から膜電極複合体12において電解膜12aのアノード電極側に供給された液体燃料LP(この実施の形態では、比較的高い濃度のエタノール(CH3OH))は、電解膜12aのアノード電極側の触媒層12dにより、前述した如く二酸化炭素(CO2)と水素イオン(H+)と電子(e-)を放出する。
CH3OH+ H2O→CO2+6H++6e-
電子(e-)はアノード電極12bとカソード電極12cとを結ぶ図示されていない電線によりアノード電極12bからカソード電極12cに向かい移動する。水素イオン(H+)は電解膜12aをアノード電極側からカソード電極側へと透過し、電解膜12aのカソード電極側に設けられている触媒層12dにより水素イオン(H+)は空気供給通路12gにより膜電極複合体12の電解膜12aのカソード電極側に供給された空気中の酸素(O2)と以下のように反応して水(H2O)となる。
3/2O2+6H++6e-→3H2O
膜電極複合体12の電解膜12aのカソード電極側で上述した如く生成された水(H2O)は、液体のまま、又は蒸発して、空気供給通路12gから外部空間に排出される。
燃料電池10は、膜電極複合体12において電解膜12aのアノード電極側で液体燃料LPから上述した如く発生した気体(この実施の形態では二酸化炭素(CO2))を外部空間に放出しないと、液体燃料供給路24を介して膜電極複合体12において電解膜12aのアノード電極側に供給された液体燃料LP(この実施の形態では、比較的高い濃度のエタノール(CH3OH))が電解膜12aのアノード電極側の触媒層12dと接触するのが上記気体により阻止されるようになり、発電することが出来なくなる。
その為、燃料電池10は、膜電極複合体12において電解膜12aのアノード電極側で液体燃料LPから上述した如く発生した気体(この実施の形態では二酸化炭素(CO2))を外部空間に放出する為の気体排出路を備えている。
詳細には、微小通路部材20は疎水性及び撥水性の少なくともいずれか一方を有していることが必要である。この実施の形態では微小通路部材20は、導電性を有した疎水性材料に、例えば炭素より形成されていて、撥水処理が施されている。アノード電極12bの複数の第2の貫通孔の内端は微小通路部材20において液体燃料供給路24の複数の貫通孔が形成されていない複数の部分に対向している。アノード電極12bの複数の第2の貫通孔の外端は、液体燃料供給路24の液体燃料供給パイプ22aから独立している気体排出パイプ26の一端部に接続されている。気体排出パイプ26の他端部は、有機物除去フィルター28を介して外部空間に開放されている。
従ってこの実施の形態では、微小通路部材20の無数の微小細孔,アノード電極12bの複数の第2の貫通孔,そして気体排出パイプ26が、膜電極複合体12の電解膜12aのアノード電極側で液体燃料供給路24に接続された一端部と外部空間に開放された他端部とを含んでいる気体排出路28を構成している。
気体排出路28の上記一端部となる微小通路部材20は疎水性及び撥水性の少なくともいずれか一方を有しているので、液体燃料供給路24の一部である微小通路部材20の複数の貫通孔中の液体燃料が微小通路部材20の無数の微小細孔に入り込むことを阻止している。しかしながら上記無数の微小細孔に気体は透過することが出来る。このことは、気体排出路28の上記一端部となる微小通路部材20は気体と液体とを分離するよう構成されていることを意味している。
膜電極複合体12における電解膜12aのアノード電極側における液体燃料供給路24中の液体燃料LPの圧力を気体排出路28の一端部における気体(この実施の形態では二酸化炭素(CO2))の圧力よりも高めることにより、膜電極複合体12における電解膜12aのアノード電極側で液体燃料LPから生じ電解膜12aを通過しない気体(この実施の形態では二酸化炭素(CO2))を膜電極複合体12において電解膜12aのアノード電極側における液体燃料供給路24から気体排出路28の一端部に排出させる気−液・分離促進構造32を備えている。
この実施の形態では、液体燃料供給路24に液体燃料加圧ユニット34が介在されている。液体燃料加圧ユニット34は例えば加圧ポンプにより構成することが出来る。また、膜電極複合体12において電解膜12aのアノード電極側で液体燃料供給路28に接続された一端部と、膜電極複合体12の外部で液体燃料供給路24に対し液体燃料タンク22と液体燃料加圧ユニット34との間で接続された他端部とを有している液体燃料戻し路36がさらに設けられている。液体燃料戻し路36は、膜電極複合体12において膜電極12aのアノード電極側において未反応な液体燃料LPを液体燃料供給路22aに戻す。ここで循環する液体燃料は通常、数モル程度である。
液体燃料戻し路36には背圧弁38が介在されているとともに背圧弁38と膜電極複合体12中の上記一端部との間に圧力計40が介在されている。圧力計40は背圧弁38の開閉動作を制御するよう構成されていて、所定の値以上の圧力を検出することにより背圧弁38を開放し、所定の値の圧力以下の圧力を検出している間には背圧弁38を閉じる。
また、液体燃料供給路24において液体燃料戻し路36の他端部と液体燃料タンク22との間に開閉弁42及び加圧ポンプ44がさらに介在されている。
上述した如く構成されている、第1の実施の形態に従った燃料電池10では、液体燃料加圧ユニット34から膜電極複合体12において電解膜12aのアノード電極側までの液体燃料供給路22aの部分、そして膜電極複合体12において電解膜12aのアノード電極側から背圧弁38までの液体燃料戻し路36の部分、に含まれる液体燃料LPの圧力が圧力計40により常に所定の値に保たれる。即ち、膜電極複合体12における電解膜12aのアノード電極側の液体燃料供給路24中の液体燃料LPの圧力が、電解膜12aのアノード電極側において液体燃料供給路24に接続されている気体排出路28の一端部である微小通路部材20における気体(この実施の形態では二酸化炭素(CO2))の圧力よりも常に所定の値だけ高められる。
このことは、この実施の形態においては、液体燃料供給路24に介在された液体燃料加圧ユニット34と、背圧弁38と圧力計40とを伴った液体燃料戻し路36との組み合わせが、気−液・分離促進構造32を構成していることを意味している。
そして、膜電極複合体12における電解膜12aのアノード電極側で前述した如く発生された気体(この実施の形態では二酸化炭素(CO2))は、膜電極複合体12における電解膜12aのアノード電極側で液体燃料LP中に含まれるよりも電解膜12aのアノード電極側において液体燃料供給路24に接続されている気体排出路28の一端部である微小通路部材20中に排出されることが容易となり、上記排出が促進される。この促進は、燃料電池10の姿勢とは無関係に行なわれる。
膜電極複合体12における電解膜12aのアノード電極側で未使用な液体燃料LPからの気体(この実施の形態では二酸化炭素(CO2))の分離が行なわれるので燃料電池の外部で上記分離を行なっていた前述した従来例に比べ燃料電池10の全体の外形寸法を遥かに小さくすることが出来て製造コストも安く出来る。さらに、膜電極複合体12における電解膜12aのアノード電極側の液体燃料供給路24中の液体燃料LPの圧力が、電解膜12aのアノード電極側において液体燃料供給路24に接続されている気体排出路28の一端部である微小通路部材20における気体(この実施の形態では二酸化炭素(CO2))の圧力よりも常に所定の値だけ高められることにより、上記分離の効率が遥かに向上され、しかも重力作用方向に対する燃料電池10の姿勢の変化による影響を受けない。
なお、この実施の形態においては、液体燃料供給路24の開閉弁42及び加圧ポンプ44は所定の時間毎に所定の時間だけ開きそして動作する。これにより、所定の時間毎の間に膜電極複合体12における電解膜12aのアノード電極側で消費された液体燃料LPの分だけ、液体燃料タンク22から新たな液体燃料LPを補充することが出来る。
即ち、開閉弁42及び加圧ポンプ44は液体燃料タンク22の如き液体燃料供給源と組み合わされて液体燃料タンク22の如き液体燃料供給源から液体燃料供給路24に対し液体燃料LPを補充する液体燃料補充ユニット46を構成している。
[第2の実施の形態]
図2には、この発明の第2の実施の形態に従った燃料電池50の縦断面図が概略的に示されている。
この実施の形態の燃料電池50の構成部材の大部分は図1を参照しながら前述した第1の実施の形態の燃料電池10の構成部材の大部分と同じである。従って、この実施の形態の燃料電池50において前述した第1の実施の形態の燃料電池10の構成部材と同じ構成部材には、前述した第1の実施の形態の燃料電池10の対応する構成部材に付されていた参照符号と同じ参照符号を記してこのような構成部材についての詳細な説明は省略する。
この実施の形態の燃料電池50が図1を参照しながら前述した第1の実施の形態の燃料電池10と異なっているのは、液体燃料供給路24において液体燃料戻し路36の他端部と液体燃料タンク22との間に、図1の第1の実施の形態の燃料電池10において介在されていた加圧ポンプ44に代わり、逆止弁52が介在されていることと、液体燃料タンク22に液体燃料タンク22中の液体燃料LPに対し所定の圧力を負荷するよう構成されている液体燃料圧力負荷ユニット54を使用していることである。液体燃料圧力負荷ユニット54は、例えば液体燃料タンク22中に設けられたピストン部材と液体燃料タンク22の内表面とピストン部材との間に介在された例えば圧縮ばねの如き付勢手段との組み合わせであることが出来る。
この実施の形態においては、液体燃料供給路24の開閉弁42は所定の時間毎に所定の時間だけ開く。これにより、所定の時間毎の間に膜電極複合体12における電解膜12aのアノード電極側で消費された液体燃料LPの分だけ、体燃料タンク22中の新たな液体燃料LPが液体燃料圧力負荷ユニット54により負荷されている圧力により逆止弁52を通過して補充される。
即ち、開閉弁42,逆止弁52,そして液体燃料圧力負荷ユニット54は、液体燃料タンク22の如き液体燃料供給源と組み合わされて液体燃料タンク22の如き液体燃料供給源から液体燃料供給路24に対し液体燃料LPを補充する液体燃料補充ユニット46を構成している。
第2の実施の形態に従った燃料電池50の液体燃料補充ユニット46では、図1の第1の実施の形態の燃料電池10の液体燃料補充ユニット46において使用されていた加圧ポンプ44に代わり、例えば電気モータやその他の原動機の如き人工的な動力源が不要な逆止弁52及び液体燃料圧力負荷ユニット54を使用しているので、運転効率が良いし、製造コストも安くすることが出来る。
[第3の実施の形態]
図3には、この発明の第3の実施の形態に従った燃料電池60の縦断面図が概略的に示されている。
この実施の形態の燃料電池60の構成部材の大部分は図1を参照しながら前述した第1の実施の形態の燃料電池10の構成部材の大部分と同じである。従って、この実施の形態の燃料電池60において前述した第1の実施の形態の燃料電池10の構成部材と同じ構成部材には、前述した第1の実施の形態の燃料電池10の対応する構成部材に付されていた参照符号と同じ参照符号を記してこのような構成部材についての詳細な説明は省略する。
この実施の形態の燃料電池60が、図1を参照しながら前述した第1の実施の形態の燃料電池10と異なっているのは、第1の実施の形態の燃料電池10において使用されていた、背圧弁38及び圧力計40を伴った燃料戻し路36が無く、気体排出路28に背圧弁62及び圧力計64が介在されていることである。背圧弁62は圧力計64が所定の圧力より大きな圧力を検出すると開放し、圧力計64が所定の圧力より小さな圧力を検出すると閉鎖されるよう構成されている。
この実施の形態の燃料電池60は、図1を参照しながら前述した第1の実施の形態の燃料電池10と以下のことでも異なっている。
液体燃料供給パイプ22´aにおいて、液体燃料タンク22と膜電極複合体12との間に液体燃料供給パイプ22´aを流れる液体燃料LPの方向に従い開閉弁42,加圧ポンプ44,逆止弁66,そして液体燃料加圧ユニット68が介在されている。
この液体燃料加圧ユニット68は、例えば液体燃料供給パイプ22´aに介在された液体燃料溜まり中に設けられたピストン部材と液体燃料溜まりの内表面とピストン部材との間に介在された例えば圧縮ばねの如き付勢手段との組み合わせであることが出来る。
液体燃料供給パイプ22´aは膜電極複合体12と液体燃料加圧ユニット68との間で内径が絞られた部分を有しており、この実施の形態では液体燃料LPの為のアノード電極12bの複数の第1の貫通孔に対する液体燃料供給パイプ22´aの接続部分の内径が絞られている。
この実施の形態においては、内径が絞られた部分を介して液体燃料供給パイプ22´aからの液体燃料LPが膜電極複合体12において電解膜12aのアノード電極側に供給されている。内径が絞られた部分では液体燃料LPの移動速度が内径が絞られていない部分よりも高くなり、膜電極複合体12において電解膜12aのアノード電極側から液体燃料供給パイプ22´aを液体燃料LPが逆流することが防止されている。従って、電解膜12aのカソード電極側に生じる水がアノード電極側に浸透してきてアノード電極側の液体燃料が薄められて発電効率が低下することを抑止することが出来る。
従ってこの実施の形態では、内径が絞られている部分を有する液体燃料供給パイプ22´a,アノード電極12bの複数の第1の貫通孔,そして微小通路部材20の複数の貫通孔は、膜電極複合体12において電解膜12aのアノード電極側に液体燃料LPを供給する液体燃料供給路24´を構成している。
上述した如く構成されている、第3の実施の形態に従った燃料電池60では、液体燃料加圧ユニット68から膜電極複合体12において電解膜12aのアノード電極側までの液体燃料供給路22´aの部分に含まれる液体燃料LPの所定の圧力よりも、電解膜12aのアノード電極側において液体燃料供給路24´に接続されている気体排出路28の一端部である微小通路部材20における気体(この実施の形態では二酸化炭素(CO2))の圧力が大きくなった場合には背圧弁38が開放される。即ち、膜電極複合体12における電解膜12aのアノード電極側の液体燃料供給路24´中の液体燃料LPの圧力が、電解膜12aのアノード電極側において液体燃料供給路24´に接続されている気体排出路28の一端部である微小通路部材20における気体(この実施の形態では二酸化炭素(CO2))の圧力よりも常に所定の値だけ高められる。
このことは、この実施の形態においては、液体燃料供給路24´に介在された液体燃料加圧ユニット68と、気体排出路28中に介在された背圧弁62と圧力計64との組み合わせが、気−液・分離促進構造70を構成していることを意味している。
そして、膜電極複合体12における電解膜12aのアノード電極側で前述した如く発生された気体(この実施の形態では二酸化炭素(CO2))は、膜電極複合体12における電解膜12aのアノード電極側で液体燃料LP中に含まれるよりも電解膜12aのアノード電極側において液体燃料供給路24´に接続されている気体排出路28の一端部である微小通路部材20中に排出されることが容易となり、上記排出が促進される。この促進は、燃料電池60の姿勢とは無関係に行なわれる。
なお、この実施の形態においては、液体燃料供給路24´の開閉弁42及び加圧ポンプ44は所定の時間毎に所定の時間だけ開きそして動作する。これにより、所定の時間毎の間に膜電極複合体12における電解膜12aのアノード電極側で消費された液体燃料LPの分だけ、液体燃料タンク22から新たな液体燃料LPを逆止弁66を介して補充することが出来る。
即ち、開閉弁42,加圧ポンプ44,そして逆止弁66は液体燃料タンク22の如き液体燃料供給源と組み合わされて液体燃料タンク22の如き液体燃料供給源から液体燃料供給路24´に対し液体燃料LPを補充する液体燃料補充ユニット72を構成している。
[第4の実施の形態]
図4には、この発明の第4の実施の形態に従った燃料電池80の縦断面図が概略的に示されている。
この実施の形態の燃料電池80の構成部材の大部分は図1を参照しながら前述した第1の実施の形態の燃料電池10の構成部材の大部分と同じである。従って、この実施の形態の燃料電池80において前述した第1の実施の形態の燃料電池10の構成部材と同じ構成部材には、前述した第1の実施の形態の燃料電池10の対応する構成部材に付されていた参照符号と同じ参照符号を記してこのような構成部材についての詳細な説明は省略する。
この実施の形態の燃料電池80が、図1を参照しながら前述した第1の実施の形態の燃料電池10と異なっているのは、燃料戻し路36に圧力計40が介在されておらず、膜電極複合体12の外部で気体排出路28に圧力調整ユニット82が介在されていることである。圧力調整ユニット82には、膜電極複合体12と背圧弁38との間の燃料戻し路36からの分岐路36´が接続されている。そして、圧力調整ユニット82は、分岐路36´からの液体燃料LPの圧力から所定の圧力を引いた圧力で開放し気体排出路28中の気体を通過させる。
背圧弁38は、燃料戻し路36中の、即ち膜電極複合体12における電解膜12aのアノード電極側の液体燃料供給路24中の、液体燃料LPが所定の圧力以上になると開放し、上記所定の圧力以下の場合は閉鎖する。
従って、上述した如く構成されている第4の実施の形態に従った燃料電池80では、液体燃料加圧ユニット34から膜電極複合体12において電解膜12aのアノード電極側までの液体燃料供給路24の部分、そして膜電極複合体12において電解膜12aのアノード電極側から背圧弁38までの液体燃料戻し路36の部分、に含まれる液体燃料LPの圧力が常に所定の値に保たれる。
そして、圧力調整ユニット82は、気体排出路28中の、即ち膜電極複合体12における電解膜12aのアノード電極側の液体燃料供給路24に隣接した気体排出路28の一端部である微小通路部材20中の、気体の圧力が、液体燃料LPの上記所定の圧力に到達する以前に、気体排出路28中から外部空間に放出させる。
即ち、膜電極複合体12における電解膜12aのアノード電極側の液体燃料供給路24中の液体燃料LPの圧力が、電解膜12aのアノード電極側において液体燃料供給路24に接続されている気体排出路28の一端部である微小通路部材20における気体(この実施の形態では二酸化炭素(CO2))の圧力よりも常に所定の値だけ高められる。
このことは、この実施の形態においては、液体燃料供給路24に介在された液体燃料加圧ユニット34と、背圧弁38を伴った液体燃料戻し路36と、そして気体排出路28に介在され液体燃料戻し路36の分岐路36´からの液体燃料LPの圧力から所定の圧力を引いた圧力で常に開放される圧力調整ユニット82との組み合わせが、気−液・分離促進構造84を構成していることを意味している。
そして、膜電極複合体12における電解膜12aのアノード電極側で前述した如く発生された気体(この実施の形態では二酸化炭素(CO2))は、膜電極複合体12における電解膜12aのアノード電極側で液体燃料LP中に含まれるよりも電解膜12aのアノード電極側において液体燃料供給路24に接続されている気体排出路28の一端部である微小通路部材20中に排出されることが容易となり、上記排出が促進される。この促進は、燃料電池80の姿勢とは無関係に行なわれる
なおこの実施の形態では、液体燃料供給路24において液体燃料補充ユニット46の加圧ポンプ44と液体燃料戻し路36との接続部位との間に、補助液体燃料補充ユニット86が介在されている。補助液体燃料補充ユニット86は、例えば液体燃料供給パイプ22aに介在された液体燃料溜まり中に設けられたピストン部材と液体燃料溜まりの内表面とピストン部材との間に介在された例えば圧縮ばねの如き付勢手段との組み合わせであることが出来る。このような補助液体燃料補充ユニット86は、液体燃料タンク22の如き液体燃料供給源と組み合わされた開閉弁42及び加圧ポンプ44が構成している液体燃料補充ユニット46が動作する期間を短縮し、ひいては、この実施の形態に従った燃料電池80の動作効率を向上させる。
[第5の実施の形態]
図5には、この発明の第5の実施の形態に従った燃料電池90の縦断面図が概略的に示されている。
この実施の形態の燃料電池90の構成部材の大部分は図1を参照しながら前述した第1の実施の形態の燃料電池10の構成部材の大部分と同じである。従って、この実施の形態の燃料電池90において前述した第1の実施の形態の燃料電池10の構成部材と同じ構成部材には、前述した第1の実施の形態の燃料電池10の対応する構成部材に付されていた参照符号と同じ参照符号を記してこのような構成部材についての詳細な説明は省略する。
この実施の形態の燃料電池90が、図1を参照しながら前述した第1の実施の形態の燃料電池10と異なっているのは、燃料戻し路36に圧力計40が介在されておらず、膜電極複合体12の外部で気体排出路28に背圧弁92及び圧力計94が介在されていることである。背圧弁92は圧力計94が所定の圧力より大きな圧力を検出すると開放し、圧力計94が所定の圧力より小さな圧力を検出すると閉鎖されるよう構成されている。
この実施の形態の燃料電池90は、図1を参照しながら前述した第1の実施の形態の燃料電池10と以下のことでも異なっている。
液体燃料供給路24の液体燃料供給パイプ22aにおいて膜電極複合体12と液体燃料加圧ユニット34との間に圧力調整ユニット96が介在されている。圧力調整ユニット96には、気体排出路28からの分岐路28´が接続されている。そして、圧力調整ユニット96は、分岐路28´からの気体の圧力に所定の圧力を加えた圧力で液体燃料供給パイプ22aを閉鎖し液体燃料供給パイプ22a中の液体燃料LPの通過を遮断する。
背圧弁38は、燃料戻し路36中の、即ち膜電極複合体12における電解膜12aのアノード電極側の液体燃料供給路24中の、液体燃料LPが所定の圧力以上になると開放し、上記所定の圧力以下の場合は閉鎖する。
従って、上述した如く構成されている第5の実施の形態に従った燃料電池90では、液体燃料加圧ユニット34から膜電極複合体12において電解膜12aのアノード電極側までの液体燃料供給路24の部分、そして膜電極複合体12において電解膜12aのアノード電極側から背圧弁38までの液体燃料戻し路36の部分、に含まれる液体燃料LPの圧力が常に気体排出路28中の気体の圧力よりも大きな所定の値に保たれる。
即ち、膜電極複合体12における電解膜12aのアノード電極側の液体燃料供給路24中の液体燃料LPの圧力が、電解膜12aのアノード電極側において液体燃料供給路24に接続されている気体排出路28の一端部である微小通路部材20における気体(この実施の形態では二酸化炭素(CO2))の圧力よりも常に所定の値だけ高められる。
このことは、この実施の形態においては、液体燃料供給路24に介在された液体燃料加圧ユニット34と、背圧弁38を伴った液体燃料戻し路36と、そして液体燃料供給路24に介在され、背圧弁92と圧力計94とを伴った気体排出路28の分岐路28´からの気体の圧力に所定の圧力を加えた圧力で常に開放される圧力調整ユニット96との組み合わせが、気−液・分離促進構造98を構成していることを意味している。
そして、膜電極複合体12における電解膜12aのアノード電極側で前述した如く発生された気体(この実施の形態では二酸化炭素(CO2))は、膜電極複合体12における電解膜12aのアノード電極側で液体燃料LP中に含まれるよりも電解膜12aのアノード電極側において液体燃料供給路24に接続されている気体排出路28の一端部である微小通路部材20中に排出されることが容易となり、上記排出が促進される。この促進は、燃料電池90の姿勢とは無関係に行なわれる。
[第6の実施の形態]
図6には、この発明の第6の実施の形態に従った燃料電池100の要部の縦断面図が概略的に示されている。
この実施の形態の燃料電池100の構成部材の大部分は図3を参照しながら前述した第3の実施の形態の燃料電池60の構成部材の大部分と同じである。従って、この実施の形態の燃料電池100において前述した第3の実施の形態の燃料電池60の構成部材と同じ構成部材には、前述した第3の実施の形態の燃料電池60の対応する構成部材に付されていた参照符号と同じ参照符号を記してこのような構成部材についての詳細な説明は省略する。
この実施の形態の燃料電池100が、図3を参照しながら前述した第3の実施の形態の燃料電池60と異なっているのは、液体燃料供給路24の液体燃料供給パイプ22aが内径の狭まった部分を有していないことであり、また、気体排出路28の気体排出パイプ26において膜電極複合体12の外部に介在されていた背圧弁62及び圧力計64の代わりに、気体排出路28の気体排出パイプ26において膜電極複合体12のアノード電極12bの気体排出路28の為の複数の第2の貫通孔の出口も受けられた弁体102である。
弁体102は例えば所定の弾性率を有した材料により形成されていて、膜電極複合体12のアノード電極12bの気体排出路28の為の複数の第2の貫通孔中の気体の圧力が所定の圧力より大きくなると開放し、所定の圧力より小さくなると閉鎖されるよう構成されている。
上述した如く構成されている、第6の実施の形態に従った燃料電池100では、液体燃料加圧ユニット68から膜電極複合体12において電解膜12aのアノード電極側までの液体燃料供給路22aの部分に含まれる液体燃料LPの所定の圧力よりも、電解膜12aのアノード電極側において液体燃料供給路24に接続されている気体排出路28の一端部である微小通路部材20における気体(この実施の形態では二酸化炭素(CO2))の圧力が大きくなった場合には弁体102が開放される。即ち、膜電極複合体12における電解膜12aのアノード電極側の液体燃料供給路24中の液体燃料LPの圧力が、電解膜12aのアノード電極側において液体燃料供給路24に接続されている気体排出路28の一端部である微小通路部材20における気体(この実施の形態では二酸化炭素(CO2))の圧力よりも常に所定の値だけ高められる。
このことは、この実施の形態においては、液体燃料供給路24に介在された液体燃料加圧ユニット68と、気体排出路28中に介在された弁体102が、気−液・分離促進構造104を構成していることを意味している。
そして、膜電極複合体12における電解膜12aのアノード電極側で前述した如く発生された気体(この実施の形態では二酸化炭素(CO2))は、膜電極複合体12における電解膜12aのアノード電極側で液体燃料LP中に含まれるよりも電解膜12aのアノード電極側において液体燃料供給路24に接続されている気体排出路28の一端部である微小通路部材20中に排出されることが容易となり、上記排出が促進される。この促進は、燃料電池100の姿勢とは無関係に行なわれる。
[第7の実施の形態]
図7には、この発明の第7の実施の形態に従った燃料電池110の縦断面図が概略的に示されている。
この実施の形態の燃料電池110の構成部材の大部分は図5を参照しながら前述した第5の実施の形態の燃料電池90の構成部材の大部分と同じである。従って、この実施の形態の燃料電池110において前述した第5の実施の形態の燃料電池90の構成部材と同じ構成部材には、前述した第5の実施の形態の燃料電池90の対応する構成部材に付されていた参照符号と同じ参照符号を記してこのような構成部材についての詳細な説明は省略する。
この実施の形態の燃料電池110が、図5を参照しながら前述した第5の実施の形態の燃料電池90と異なっているのは、燃料戻し通路36に液体燃料濃度測定ユニット112が介在されていることである。
液体燃料濃度測定ユニット112は燃料戻し通路36中の液体燃料の濃度を測定するよう構成されており、測定した液体燃料の濃度が所定の値よりも低下した場合に、所定の時間だけ液体燃料補充ユニット46の開閉弁42を開放するとともに加圧ポンプ44を動作させる。これにより、所定の時間毎の間に膜電極複合体12における電解膜12aのアノード電極側で消費された液体燃料LPの分だけ、液体燃料タンク22から新たな液体燃料LPを逆止弁66を介して補充することが出来る。
この実施の形態の燃料電池110ではさらに、複数(図7中では2つ)の膜電極複合体12が直列に配置されている。従って、複数の膜電極複合体12の夫々の液体燃料供給路24の液体燃料供給パイプ22aに1つ液体燃料加圧ユニット34から圧力調整ユニット96を介して液体燃料LPが供給されているとともに、1つの燃料戻し通路36が接続されている。さらに、複数の膜電極複合体12の夫々の気体排出路28の気体排出パイプ26が統合されて1つの背圧弁92及び有機物除去フィルター30を介して外部空間に開放されている。
従って、複数の膜電極複合体12を有したこの実施の形態の燃料電池110は、図5を参照しながら前述した第5の実施の形態の1つの膜電極複合体12を有した燃料電池90と同様に動作することが出来る。
[第8の実施の形態]
図8には、この発明の第8の実施の形態に従った燃料電池120の縦断面図が概略的に示されている。
この実施の形態の燃料電池120の構成部材の大部分は図3を参照しながら前述した第3の実施の形態の燃料電池60の構成部材の大部分と同じである。従って、この実施の形態の燃料電池120において前述した第3の実施の形態の燃料電池60の構成部材と同じ構成部材には、前述した第3の実施の形態の燃料電池60の対応する構成部材に付されていた参照符号と同じ参照符号を記してこのような構成部材についての詳細な説明は省略する。
この実施の形態の燃料電池120が、図3を参照しながら前述した第3の実施の形態の燃料電池60と異なっているのは、膜電極複合体12の外部において気体排出路28に、背圧弁62と圧力計64との組み合わせに代わり、図4を参照しながら前述した第4の実施の形態の燃料電池80において使用されていた圧力調整ユニット82が介在されていることである。そして、この実施の形態では、液体燃料供給路24´の分岐路24´aが圧力調整ユニット82に接続されている。
圧力調整ユニット82は、液体燃料供給路24からの液体燃料LPの圧力から所定の圧力を引いた圧力で開放し気体排出路28中の気体を通過させる。
従って、上述した如く構成されている第8の実施の形態に従った燃料電池120では、液体燃料加圧ユニット68から膜電極複合体12において電解膜12aのアノード電極側までの液体燃料供給路24´の部分、そして膜電極複合体12において電解膜12aのアノード電極側から圧力調整ユニット82までの分岐路24´aの部分、に含まれる液体燃料LPの圧力が常に所定の値に保たれる。
そして、圧力調整ユニット82は、気体排出路28中の、即ち膜電極複合体12における電解膜12aのアノード電極側の液体燃料供給路24に隣接した気体排出路28の一端部である微小通路部材20中の、気体の圧力が、液体燃料LPの上記所定の圧力に到達する以前に、気体排出路28中から外部空間に放出させる。
即ち、膜電極複合体12における電解膜12aのアノード電極側の液体燃料供給路24´中の液体燃料LPの圧力が、電解膜12aのアノード電極側において液体燃料供給路24に接続されている気体排出路28の一端部である微小通路部材20における気体(この実施の形態では二酸化炭素(CO2))の圧力よりも常に所定の値だけ高められる。
このことは、この実施の形態においては、液体燃料供給路24´に介在された液体燃料加圧ユニット68と、そして気体排出路28に介在され液体燃料供給路24´の分岐路24´aからの液体燃料LPの圧力から所定の圧力を引いた圧力で常に開放される圧力調整ユニット82との組み合わせが、気−液・分離促進構造122を構成していることを意味している。
そして、膜電極複合体12における電解膜12aのアノード電極側で前述した如く発生された気体(この実施の形態では二酸化炭素(CO2))は、膜電極複合体12における電解膜12aのアノード電極側で液体燃料LP中に含まれるよりも電解膜12aのアノード電極側において液体燃料供給路24´に接続されている気体排出路28の一端部である微小通路部材20中に排出されることが容易となり、上記排出が促進される。この促進は、燃料電池120の姿勢とは無関係に行なわれる
この実施の形態の燃料電池120ではさらに、複数(図8中では2つ)の膜電極複合体12が直列に配置されている。とはいうものの、他の膜電極複合体12は図3を参照しながら前述した第3の実施の形態の燃料電池60において使用されていた膜電極複合体12と同様に、圧力調整ユニット82に接続する為の液体燃料供給路24´の分岐路24´aは有していない。
従って、複数の膜電極複合体12の夫々の液体燃料供給路24´の液体燃料供給パイプ22´aに1つ液体燃料加圧ユニット68から液体燃料LPが供給されている。さらに、複数の膜電極複合体12の夫々の気体排出路28の気体排出パイプ26が統合されて1つの圧力調整ユニット82及び有機物除去フィルター30を介して外部空間に開放されている。
従って、複数の膜電極複合体12を有したこの実施の形態の燃料電池120は、図3を参照しながら前述した1つの膜電極複合体12を有した第3の実施の形態の燃料電池60において気体排出路28に、背圧弁62と圧力計64との組み合わせに代わり、図4を参照しながら前述した第4の実施の形態の燃料電池80において使用されていた圧力調整ユニット82を使用した場合と同様に動作することが出来る。
[第9の実施の形態]
図9には、この発明の第9の実施の形態に従った燃料電池130の縦断面図が概略的に示されている。
この実施の形態の燃料電池130の構成部材の大部分は図3を参照しながら前述した第3の実施の形態の燃料電池60の構成部材の大部分と同じである。従って、この実施の形態の燃料電池130において前述した第3の実施の形態の燃料電池60の構成部材と同じ構成部材には、前述した第3の実施の形態の燃料電池60の対応する構成部材に付されていた参照符号と同じ参照符号を記してこのような構成部材についての詳細な説明は省略する。
この実施の形態の燃料電池130が、図3を参照しながら前述した第3の実施の形態の燃料電池60と異なっているのは、膜電極複合体12と液体燃料加圧ユニット68との間で液体燃料供給路24´の液体燃料供給パイプ22´aに図5を参照しながら前述した第5の実施の形態の燃料電池90において使用されていた圧力調整ユニット96が介在されていることである。そして、この実施の形態では、気体排出路28の分岐路28´が圧力調整ユニット96に接続されている。
圧力調整ユニット96は、分岐路28´からの気体の圧力に所定の圧力を加えた圧力で液体燃料供給パイプ22´aを閉鎖し液体燃料供給パイプ22´a中の液体燃料LPの通過を遮断する。
従って、上述した如く構成されている第9の実施の形態に従った燃料電池130では、圧力調整ユニット96から膜電極複合体12において電解膜12aのアノード電極側までの液体燃料供給路24´の部分に含まれる液体燃料LPの圧力が常に気体排出路28中の気体の圧力よりも大きな所定の値に保たれる。
即ち、膜電極複合体12における電解膜12aのアノード電極側の液体燃料供給路24´中の液体燃料LPの圧力が、電解膜12aのアノード電極側において液体燃料供給路24´に接続されている気体排出路28の一端部である微小通路部材20における気体(この実施の形態では二酸化炭素(CO2))の圧力よりも常に所定の値だけ高められる。
このことは、この実施の形態においては、液体燃料供給路24´に介在された液体燃料加圧ユニット68と、液体燃料供給路24´に介在され気体排出路28の分岐路28´からの気体の圧力に所定の圧力を加えた圧力で常に開放される圧力調整ユニット96との組み合わせが、気−液・分離促進構造132を構成していることを意味している。
そして、膜電極複合体12における電解膜12aのアノード電極側で前述した如く発生された気体(この実施の形態では二酸化炭素(CO2))は、膜電極複合体12における電解膜12aのアノード電極側で液体燃料LP中に含まれるよりも電解膜12aのアノード電極側において液体燃料供給路24´に接続されている気体排出路28の一端部である微小通路部材20中に排出されることが容易となり、上記排出が促進される。この促進は、燃料電池130の姿勢とは無関係に行なわれる。
この実施の形態の燃料電池130ではさらに、複数(図9中では2つ)の膜電極複合体12が直列に配置されている。とは言うものの1つの電極複合体12以外は図3を参照しながら前述した第3の実施の形態の燃料電池60において使用されていた膜電極複合体12と同様に、圧力調整ユニット96に接続する為の気体排出路28の分岐路28´は有していない。
そして、複数の膜電極複合体12の夫々の液体燃料供給路24´の液体燃料供給パイプ22´aに1つ液体燃料加圧ユニット68から圧力調整ユニット96を介して液体燃料LPが供給されている。さらに、複数の膜電極複合体12の夫々の気体排出路28の気体排出パイプ26が統合されて1つの背圧弁62及び有機物除去フィルター30を介して外部空間に開放されている。
従って、複数の膜電極複合体12を有したこの実施の形態の燃料電池130は、図3を参照しながら前述した1つの膜電極複合体12を有した第3の実施の形態の燃料電池60において液体燃料供給路24´に、図5を参照しながら前述した第5の実施の形態の燃料電池90において使用されていた圧力調整ユニット96を使用した場合と同様に動作することが出来る。
この発明の第1の実施の形態に従った燃料電池の概略的な縦断面図である。 この発明の第2の実施の形態に従った燃料電池の概略的な縦断面図である。 この発明の第3の実施の形態に従った燃料電池の概略的な縦断面図である。 この発明の第4の実施の形態に従った燃料電池の概略的な縦断面図である。 この発明の第5の実施の形態に従った燃料電池の概略的な縦断面図である。 この発明の第6の実施の形態に従った燃料電池の要部の概略的な縦断面図である。 この発明の第7の実施の形態に従った燃料電池の概略的な縦断面図である。 この発明の第8の実施の形態に従った燃料電池の概略的な縦断面図である。 この発明の第9の実施の形態に従った燃料電池の概略的な縦断面図である。
符号の説明
10…燃料電池、12…膜電極複合体、12a…電解膜、12b…アノード電極、12c…カソード電極、12d…触媒層、12e…マイクロポーラスレイヤー、12f…ガス拡散層、12g…空気供給路、14…密封部材、16a…アノード室、16b…カソード室、18…介在部材、20…微小通路部材(気体排出路)、22…液体燃料タンク、22a…液体燃料供給パイプ、LP…液体燃料、24…液体燃料供給路、26…気体排出パイプ(気体排出路)、28…気体排出路、30…有機物除去フィルター、32…気−液・分離促進構造、34…液体燃料加圧ユニット(気−液・分離促進構造)、36…燃料戻し路(気−液・分離促進構造)、38…背圧弁(気−液・分離促進構造)、40…圧力計(気−液・分離促進構造)、42…開閉弁(液体燃料補充ユニット)、44…加圧ポンプ(液体燃料補充ユニット)、46…液体燃料補充ユニット、50…燃料電池、52…逆止弁、54…液体燃料圧力負荷ユニット、60…燃料電池、62…背圧弁(気−液・分離促進構造)、64…圧力計(気−液・分離促進構造)、66…逆止弁(液体燃料補充ユニット)、68…液体燃料加圧ユニット、70…気−液・分離促進構造、72…液体燃料補充ユニット、80…燃料電池、82…圧力調整ユニット(気−液・分離促進構造)、36´…分岐路、84…気−液・分離促進構造、86…補助液体燃料補充ユニット、90…燃料電池、92…背圧弁(気−液・分離促進構造)、94…圧力計(気−液・分離促進構造)、96…圧力調整ユニット(気−液・分離促進構造)、28´…分岐路(気−液・分離促進構造)、98…気−液・分離促進構造、100…燃料電池、102…弁体(気−液・分離促進構造)、104…気−液・分離促進構造、110…燃料電池、112…液体燃料濃度測定ユニット、
120…燃料電池、122…気−液・分離促進構造、130…燃料電池、132…気−液・分離促進構造。

Claims (9)

  1. 電解膜と、電解膜の両側に配置されたアノード電極及びカソード電極と、を含む膜電極複合体と;
    電解膜のアノード電極側に液体燃料を供給する液体燃料供給路と;
    電解膜のカソード電極側に空気を供給する空気供給通路と;
    電解膜のアノード電極側で液体燃料供給路に接続された一端部と外部空間に開放された他端部とを含んでおり、上記一端部が気体と液体とを分離するよう構成されている、気体排出路と;そして、
    電解膜のアノード電極側における液体燃料供給路中の液体燃料の圧力を気体排出路の一端部における気体の圧力よりも高め、電解膜のアノード電極側で液体燃料から生じ電解膜を通過しない気体を電解膜のアノード電極側における液体燃料供給路から気体排出路の一端部に排出させる気−液・分離促進構造と;
    を備えたことを特徴とする燃料電池。
  2. 気体排出路の上記一端部が多数の微小通路を含む微小通路部材を含んでおり、微小通路部材は疎水性及び撥水性の少なくともいずれか一方を有している、ことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
  3. 液体燃料供給路は、電解膜のアノード電極側で使用された分の液体燃料を液体燃料供給路に補充するよう構成された液体燃料補充ユニットを含んでいる、
    ことを特徴とする請求項4に記載の燃料電池。
  4. 電解膜のアノード電極側で液体燃料供給路に接続された一端部と膜電極複合体の外部で液体燃料供給路に接続された他端部とを有しており、電解膜のアノード電極側で未反応な液体燃料を液体燃料供給路に戻す液体燃料戻し路をさらに備えている、ことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
  5. 液体燃料戻し路は液体燃料戻し路中の液体燃料の濃度を測定するよう構成された液体燃料濃度測定ユニットを含んでおり、そして、
    液体燃料供給路は液体燃料濃度測定ユニットにより測定された液体燃料の濃度が所定の値よりも低下した場合に新たな液体燃料を液体燃料供給路に補充するよう構成された液体燃料補充ユニットを含んでいる、
    ことを特徴とする請求項4に記載の燃料電池。
  6. 液体燃料供給路は、電解膜のアノード電極側に供給する液体燃料を加圧するよう構成された液体燃料加圧ユニットを含んでいる、ことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
  7. 電解膜のアノード電極側で液体燃料供給路に接続された一端部と膜電極複合体の外部で液体燃料供給路に接続された他端部とを有しており、電解膜のアノード電極側で未反応な液体燃料を液体燃料供給路に戻す液体燃料戻し路をさらに備えている、ことを特徴とする請求項6に記載の燃料電池。
  8. 液体燃料戻し路は液体燃料戻し路中の液体燃料の濃度を測定するよう構成された液体燃料濃度測定ユニットを含んでおり、そして、
    液体燃料供給路は液体燃料濃度測定ユニットにより測定された液体燃料の濃度が所定の値よりも低下した場合に新たな液体燃料を液体燃料供給路に補充するよう構成された液体燃料補充ユニットを含んでいる、
    ことを特徴とする請求項7に記載の燃料電池。
  9. 液体燃料戻し路は背圧弁を含む、ことを特徴とする請求項7に記載の燃料電池。
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