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JP2008240889A - 負荷リング及び密封装置 - Google Patents

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JP2008240889A
JP2008240889A JP2007082103A JP2007082103A JP2008240889A JP 2008240889 A JP2008240889 A JP 2008240889A JP 2007082103 A JP2007082103 A JP 2007082103A JP 2007082103 A JP2007082103 A JP 2007082103A JP 2008240889 A JP2008240889 A JP 2008240889A
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Nobuyuki Umezaki
信行 梅崎
Manabu Hirano
学 平野
Sosuke Ito
聡祐 伊東
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Nok Corp
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Abstract

【課題】成形性、装着性及び蓄圧防止機能に優れた負荷リング及び密封装置を提供する。
【解決手段】環状のシール部材2に設けられた溝21に装着されてシール部材2に弾性力を負荷する負荷リング3において、負荷リング3の表面に、負荷リング3の内周面側と外周面側と両側面側とをつなぐ環状溝32を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、シール部材に弾性力を負荷する負荷リング及び係る負荷リングを備えた密封装置に関するものである。
図9に示すように、従来より、U型パッキンのU型溝にOリング等の弾性リングを負荷リングとして嵌め込むことでU型パッキンに弾性力を負荷し、U型パッキンのシール性を高めることが行われている。図9は、従来技術に係る負荷リング100を備えたU型パッキン200の模式的半断面図である。
U型パッキン200は、ハウジング300に設けられた軸孔301と、該軸孔301に挿入される軸400との間の環状隙間500を密封する環状のシール部材である。U型パッキン200は、ハウジング300の軸孔301の内周面に設けられた装着溝302に装着され、内外周側にそれぞれ設けられたシールリップ201、202が、軸400の外周面401及び装着溝302の溝底面303にそれぞれ密着することで、環状隙間500を密封する。また、U型パッキン200は、高圧側(H)の側面に、高圧側(H)からの圧力によってシールリップ201、202の密着性を高めるための溝203を備えている。
U型パッキン200は、油圧シリンダ等に使用されるシール部材であり、ハウジングとしてのシリンダと、軸としてのロッドとの間の摺動部を密封するために使用される。このような油圧シリンダ用のU型パッキン200は、シリンダとロッドとの間で生じる偏心によって環状隙間500が変化したときでも係る隙間の変化を吸収できるような弾力性が求められる。また、密封対象流体である作動油に対する耐油性や、耐摩耗性、温度変化に対する耐性等も求められる。
このような種々の特性を求められるU型パッキン200においては、温度変化によって材料の弾性特性が変化した場合や摩耗した場合でもシール面に対する密着性が低下しないように、Oリング等の弾性リングを負荷リング100としてU型パッキン200の溝203に嵌め込んでU型パッキン200に弾性力が負荷されるようにして、U型パッキン200のシール性を維持することが行われている。これにより、U型パッキン200自体の弾性が低下した場合でも、負荷リング100による弾性負荷によって、U型パッキン200のシール性が維持される。
しかし、図9(a)に示す従来の構成においては、負荷リング100を透過するガスの蓄積等によって、負荷リング100と溝203の溝底との間の圧力が高まり(蓄圧)、負荷リング100が溝203から飛び出してしまう問題があった。
そこで、図9(b)に示すように、溝203の溝底側と開口部側とを連通する貫通孔101を負荷リング100に設け、負荷リング100と溝203の溝底との間で蓄圧が発生するのを抑制する技術が、例えば、特許文献1に開示されている。
実開昭62−25370
しかしながら、貫通孔101の孔径が小さい場合には装着状態において負荷リング100が圧縮されたときに貫通孔101がつぶれてしまったり、負荷リング100がねじれた状態でU型パッキン200の溝203に装着されると貫通孔101が塞がった状態となっ
てしまい、蓄圧防止機能を十分に発揮することができない場合がある。
また、負荷リング100が圧縮されたりねじれた場合でもU型パッキン200の溝203の溝底側と開口部側とが確実に連通するように貫通孔101の孔径を大きくした場合には、図9(c)に示すように、貫通孔101の開口部の縁102が鋭角な形状となるため、負荷リング100の製造において製品離型時に貫通孔101の開口部付近等に割れ等が発生してしまう場合がある。
さらに、このような貫通孔101を有する負荷リング100を型成形する場合には、貫通孔101の開口部等にバリが発生し易く、しかも発生するバリが極めて小さくなるため、製造工程において型へのバリの付着残りの確認が困難となり、バリの付着を見逃した場合には除去されなかったバリが次に成形する製品に付着してしまう場合がある。
本発明は上記の従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、成形性、装着性及び蓄圧防止機能に優れた負荷リング及び密封装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明における負荷リングは、
環状のシール部材に設けられた溝に装着されて前記シール部材に弾性力を負荷する負荷リングにおいて、
負荷リングの表面に、負荷リングの内周面側と外周面側と両側面側とをつなぐ環状溝を備えることを特徴とする。
このように、負荷リングの表面に環状溝を設けることにより、負荷リングとシール部材の溝との接触面に沿ってシール部材の溝の溝底側と開口部側とを連通する通路が形成される。係る通路によって、負荷リングと溝との間に生じる圧力を負荷リングとシール部材の溝との接触面に沿って逃がすことができ、負荷リングとシール部材の溝との間に蓄圧が発生するのを抑制することができる。
また、負荷リングがねじれた状態でシール部材の溝に装着された場合、あるいは、負荷リングの表裏を逆に装着した場合でも、負荷リングの表面に設けられた環状溝によって溝の溝底側と開口部側とを連通する通路が確実に形成される。したがって、装着の際の方向性がなくなり、装着が容易となる。
また、表面に環状溝を形成する構成なので、型成形におけるバリの発生を少なくすることができる。
前記負荷リングは、Oリングであり、部分的に線径が小さくなる小径部を有するようにしてもよい。
このように、負荷リングとしてのOリングに線径が小さくなる小径部を設けることにより、負荷リングの内周面側と外周面側と両側面側とをつなぐ環状溝が形成される。
前記負荷リングは、Oリングであり、部分的に線径が大きくなる大径部を対で有するようにしてもよい。
このように、負荷リングとしてのOリングに線径が大きくなる大径部を対で設けることにより、二つの大径部の間に負荷リングの内周面側と外周面側と両側面側とをつなぐ環状溝が形成される。
上記目的を達成するために、本発明における密封装置は、
環状のシール部材と、
上述の負荷リングと、を備えることを特徴とする。
上述したように、負荷リングに設けられる環状溝によって、シール部材の溝の溝底側と開口部側とを連通する通路が形成され、負荷リングとシール部材の溝との間に生じる圧力を逃がすことが可能となる。これにより、負荷リングとシール部材との間に蓄圧が発生するのが抑制され、負荷リングがシール部材から外れてしまうのが抑制される。したがって、シール部材は、より安定して負荷リングからの弾性力の負荷を受けることができ、安定したシール性を発揮することが可能となる。
前記シール部材が、前記溝と前記負荷リングとの間に生じる圧力を逃がす通路を備えてもよい。
このように、シール部材にも負荷リングとシール部材の溝との間に生じる圧力を逃がす通路を設けることにより、蓄圧防止効果がさらに高められる。
前記シール部材の前記溝が、溝底側から開口部側まで延びる溝を備えてもよく、あるいは、前記シール部材が、前記シール部材の表面から前記溝の溝底まで貫通する貫通孔を備えてもよい。
これにより、シール部材に負荷リングとシール部材の溝との間に生じる圧力を逃がす通路が形成される。
以上説明したように、本発明により、成形性、装着性及び蓄圧防止機能に優れたものとすることができる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
図1〜図3を参照して、実施例1に係る負荷リング及び密封装置について説明する。図1は、本実施例に係る密封装置の模式的半断面図であり、(a)は非装着時の状態、(b)は装着時の状態をそれぞれ示している。図2は、本実施例に係るシール部材の構成を示す模式図であり、(a)は軸方向からみた様子を示しており、(b)は(a)のAA断面図である。図3は、本実施例に係る負荷リングの構成を示す模式図であり、(a)は軸方向からみた様子を示しており、(b)は(a)のBB断面図である。
<密封装置の構成及び概要>
本実施例に係る密封装置1は、油圧シリンダにおけるロッド用の密封装置として、ロッドの往復動において油圧を保持するために設けられるものであり、特に、低温、高圧環境下において使用される。図1に示すように、密封装置1は、シール部材としてのリップパッキン2と、負荷リング3とから構成されており、軸孔を有するハウジング(シリンダ)4と該軸孔に挿入される軸(ロッド)5との間の環状隙間6を密封する。
<シール部材の構成及び概要>
図2に示すように、リップパッキン2は、環状のシール部材であり、高圧側の側面にリップパッキン2の周方向に沿って環状に構成された溝21を備えた、いわゆるU型パッキンである。リップパッキン2は、溝21の内外周側に、リップパッキン2の内周面及び外周面から径方向に突出する内周リップ22及び外周リップ23を備えている。リップパッキン2の材料としては、ポリウレタンゴム等を挙げることができる。
リップパッキン2は、ハウジング4の軸孔の内周面に設けられた環状の装着溝40に装着され、外周リップ23が装着溝40の溝底面41に密着し、内周リップ22が軸5の外周面51に摺動接触することで、環状隙間6において高圧側(H)と低圧側(L)との間をシールする。
リップパッキン2は、装着される空間に対してしめ代を有している。すなわち、リップパッキン2は、外径寸法が装着溝40の溝底面41の径寸法よりも大きく、内径寸法が軸5の外周面51の径寸法よりも小さくなっている。したがって、リップパッキン2が装着されると、外周側が装着溝40の溝底面41によって内径方向につぶされ(圧縮され)、内周側が軸5の外周面51によって外径方向につぶされる(拡張される)。これにより、外周リップ23が装着溝40の溝底面41に確実に接触し、内周リップ22が軸5の外周面51に確実に接触し、リップパッキン2によるシール性が発揮される。
また、内周リップ22及び外周リップ23は、内周リップ22と外周リップ23との間に設けられている溝21が高圧側(H)から受ける圧力Pの径方向の分力等によって、軸5の外周面51及び装着溝40の溝底面41にそれぞれ押し付けられ、それぞれの密着性が高められる。
また、溝21は、溝底側の部分21aが、負荷リング3が装着される部分となっており、開口部側の部分21bが、上述のように使用時において高圧側(H)からの圧力Pを受ける部分となる。
<負荷リングの構成及び概要>
図3に示すように、負荷リング3は、半断面が略円形の環状部材であり、シリコーンゴム等のゴム材料からなる、いわゆるOリングである。
負荷リング3は、リップパッキン2の溝21に嵌め込まれ、リップパッキン2の装着時においてリップパッキン2に弾性力を負荷(付与)するように構成されている。すなわち、リップパッキン2に負荷リング3の弾性力が負荷される(加わる)ことにより、リップパッキン2の弾性力を高める構成となっている。このように負荷リング3がリップパッキン2に弾性力を負荷することにより、低温環境下での使用の際にリップパッキン2の弾性力が低下した場合等において、リップパッキン2の装着空間に対するしめ代が減少するのが防止される。
本実施例においては、負荷リング3は、負荷リング3の線径を部分的に小径とする小径部31が、負荷リング3の周上の複数の箇所に等間隔で設けられている。このように小径部31を設けることによって、負荷リング3の表面には、負荷リング3の内周面側と外周面側と両側面側とをつなぐ環状溝32が形成される。したがって、図1に示すように、負荷リング3をリップパッキン2の溝21に装着すると、小径部31を設けた箇所において負荷リング3と溝21の表面との間に隙間が形成される。
この環状溝32によって形成される隙間は、溝21の溝底側と開口部側とを連通する通路を形成し、これにより、負荷リング3と溝21との間に蓄圧が発生するのが抑制される
。すなわち、シリンダ内にガス等が存在する場合において、負荷リング3を透過したガス等は、係る隙間を通って溝21の開口部側に戻ることが可能となり、負荷リング3と溝21の溝底21cとの間に溜まってしまうことが抑制される。
(実施例2)
次に、本発明の実施例2に係る負荷リングについて、図4を参照して説明する。図4は、本実施例に係る負荷リングの一部を示す模式図である。なお、ここでは、上記実施例1と共通する構成については同じ符号を付してその説明を省略する。
上記実施例1においては、負荷リング3に小径部31を設けることで、負荷リング3の内周面側と外周面側と両側面側とをつなぐ環状溝を形成する構成としたが、本実施例においては、負荷リング3´に一対で構成された大径部33を等間隔に設けた構成である。
図4に示すように、一対に構成された大径部33を設けることで、二つの大径部33の間に負荷リング3´の内周面側と外周面側と両側面側とをつなぐ環状溝34が形成される。
この環状溝34によって、負荷リング3´とリップパッキン2の溝21の表面との間に隙間が形成され、溝21の溝底側と開口部側とを連通する通路が形成される。これにより、負荷リング3´と溝21との間に蓄圧が発生するのが抑制される。
(実施例3)
次に、本発明の実施例3に係る密封装置について、図5を参照して説明する。図5は、本実施例に係る密封装置の構成を示す図であり、(a)はリップパッキンの溝の様子を示す模式的斜視図、(b)は密封装置の模式的半断面図である。なお、ここでは、上記実施例と共通する構成については同じ符号を付してその説明を省略する。
本実施例に係る密封装置は、上記実施例の構成において、シール部材であるリップパッキンにも蓄圧防止のための手段を設けたものである。すなわち、本実施例に係る密封装置1´は、リップパッキン2´の溝21の負荷リング3が装着される溝底側部分21aに、溝底から開口部側まで延びる略U字状の溝24が設けられている。この溝24を設けることによって、負荷リング3の装着時に溝21の溝底側と開口部側とが連通し、負荷リング3とリップパッキン2´の溝21との間に生じる圧力を逃がす通路が形成される。このように、リップパッキン2´にも負荷リング3とリップパッキン2´の溝21との間に生じる圧力を逃がす通路が形成されることにより、負荷リング3とリップパッキン2´との間の蓄圧防止効果がさらに高められる。
(実施例4)
次に、本発明の実施例4に係る密封装置について、図6を参照して説明する。図6は、本実施例に係る密封装置の模式的半断面図である。なお、ここでは、上記実施例と共通する構成については同じ符号を付してその説明を省略する。
本実施例に係る密封装置1´´は、リップパッキン2´´に低圧側(L)の側面25から溝21の溝底21cまで貫通する貫通孔26が設けられている。この貫通孔26によって溝21の溝底21cと低圧側(L)とが連通し、負荷リング3とリップパッキン2´´の溝21との間に生じる圧力を逃がす通路が形成されることになる。このように、リップパッキン2´´にも負荷リング3とリップパッキン2´´の溝21との間に生じる圧力を逃がす通路が形成されることにより、負荷リング3とリップパッキン2´´との間の蓄圧防止効果がさらに高められる。
なお、本実施例においては、負荷リング3の小径部31とリップパッキン2´´の貫通孔26の位置が周方向に互いにずれた配置となるよう負荷リング3をリップパッキン2´´の溝21に装着することが好適である。すなわち、小径部31と貫通孔26を同じ位置に配置すると、高圧側(H)と低圧側(L)とが連通してしまうため、小径部31と貫通孔26の位置をずらすことで密封装置1´´の密封性能を損なうことなく蓄圧防止効果を高めることが可能となる。
<本実施例の優れた点>
本実施例によれば、負荷リングの表面に設けられる環状溝によって、負荷リングとリップパッキンの溝との接触面に沿ってリップパッキンの溝の溝底側と開口部側とを連通する通路が形成される。この通路を介して負荷リングとリップパッキンの溝との間に生じる圧力を逃がすことが可能となり、負荷リングとリップパッキンの溝との間に蓄圧が発生するのを抑制することができる。したがって、蓄圧の発生によって負荷リングがリップパッキンから外れてしまうことが抑制され、負荷リングによる弾性力の負荷が安定して行われることになり、リップパッキンは安定したシール性を発揮することが可能となる。
また、負荷リングがねじれた状態でリップパッキンの溝に装着された場合、あるいは、負荷リングの表裏を逆に装着された場合でも、負荷リングの表面に設けた環状溝によってリップパッキンの溝の溝底側と開口部側とを連通する通路が確実に形成される。すなわち、装着の際の方向性がなくなり、装着が容易となる。
また、負荷リングの表面に環状溝を形成する構成なので、型成形におけるバリの発生を少なくすることができる。したがって、成形性が向上し、製造が容易となる。
また、リップパッキンにも負荷リングとリップパッキンの溝との間に生じる圧力を逃がす通路を設けることにより、蓄圧防止効果がさらに高められる。
なお、上記各実施例の構成は、可能な限り組み合わせて採用することが可能である。
<変形例>
負荷リングの形状としては、本実施例のように半断面が円形のものに限られるものではなく、例えば、角リングのように矩形断面を有するものであってもよい。この場合、図7に示すように断面積が小さくなる部分35を部分的に設けたり、逆に断面積が大きくなる部分を対で設けることにより、負荷リングの内周面側と外周面側と両側面側とをつなぐ環状溝が形成されるようにしてもよい。
また、小径部31の形状は、本実施例では図8(a)に示すように線径が徐々に変化するように傾斜した形状としているが、これに限られるものではなく、例えば、図8(b)に示すようにステップ状に線径が変化するような形状であってもよい。
また、線径の変化の仕方は、本実施例では図8(a)に示すようになだらかに変化する構成としているが、例えば、図8(c)に示すように直線的に変化する構成であってもよい。
ただし、圧縮時の応力集中が抑制されるように、図8(a)に示すような、エッジ部分のないなだらかな形状とすることが好ましい。
なお、以上の説明において、密封装置は、ハウジングの軸孔に設けられた装着溝に装着されて使用されるものとしたが、これに限られず、軸の外周に設けられた装着溝に装着されて、ハウジングの軸孔内周面に摺動接触するものであってもよい。
実施例1に係る密封装置の構成を示す模式的半断面図である。 実施例1に係るリップパッキンの構成を示す模式図である。 実施例1に係る負荷リングの構成を示す模式図である。 実施例2に係る負荷リングの構成を示す模式図である。 実施例3に係る密封装置の構成を示す模式図である。 実施例4に係る密封装置の構成を示す模式的半断面図である。 変形例に係る負荷リングの模式的半断面図である。 変形例に係る負荷リングの模式図である。 従来技術に係る密封装置及び負荷リングの模式的半断面図である。
符号の説明
1 密封装置
2 リップパッキン
21 溝
21c 溝底
22 内周リップ
23 外周リップ
3 負荷リング
31 小径部
32 環状溝
4 ハウジング
40 装着溝
41 溝底
5 軸
51 外周面
6 環状隙間

Claims (7)

  1. 環状のシール部材に設けられた溝に装着されて前記シール部材に弾性力を負荷する負荷リングにおいて、
    負荷リングの表面に、負荷リングの内周面側と外周面側と両側面側とをつなぐ環状溝を備えることを特徴とする負荷リング。
  2. 前記負荷リングは、Oリングであり、
    部分的に線径が小さくなる小径部を有することを特徴とする請求項1に記載の負荷リング。
  3. 前記負荷リングは、Oリングであり、
    部分的に線径が大きくなる大径部を対で有することを特徴とする請求項1に記載の負荷リング。
  4. 環状のシール部材と、
    請求項1〜3のいずれかに記載の負荷リングと、
    を備えることを特徴とする密封装置。
  5. 前記シール部材が、前記溝と前記負荷リングとの間に生じる圧力を逃がす通路を備えることを特徴とする請求項4に記載の密封装置。
  6. 前記シール部材の前記溝が、溝底側から開口部側まで延びる溝を備えることを特徴とする請求項5に記載の密封装置。
  7. 前記シール部材が、前記シール部材の表面から前記溝の溝底まで貫通する貫通孔を備えることを特徴とする請求項5または6に記載の密封装置。
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