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JP2008233694A - 楽曲再生装置 - Google Patents

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JP2008233694A
JP2008233694A JP2007075603A JP2007075603A JP2008233694A JP 2008233694 A JP2008233694 A JP 2008233694A JP 2007075603 A JP2007075603 A JP 2007075603A JP 2007075603 A JP2007075603 A JP 2007075603A JP 2008233694 A JP2008233694 A JP 2008233694A
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Tatsuo Koga
達雄 古賀
Tomoji Yamamoto
友二 山本
Satoru Matsumoto
悟 松本
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】記憶されている楽曲データに対して、ユーザの好み(嗜好)をより適切に反映した嗜好度を設定することが可能な楽曲再生装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る楽曲再生装置は、楽曲データを記憶する記憶部と、記憶部に記憶されている前記楽曲データを再生する再生部とを備える楽曲再生装置であって、楽曲データの再生中にユーザが実行した所定の操作を検出する検出部と、所定の操作に基づいて、ユーザの嗜好の度合いを示す嗜好度を、所定の操作が検出された際に再生されている楽曲データに対応付けて設定する設定部とを具備する。
【選択図】図2

Description

本発明は、楽曲データを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されている前記楽曲データを再生する再生部とを備える楽曲再生装置に関する。
従来、ラジオ放送などで提供される楽曲データを、自動的に記憶する楽曲再生装置が提案されている。この種の楽曲再生装置では、多くの楽曲データを自動的に記憶するので、楽曲データを収集する際のユーザの手間を低減できるという利点がある。
しかし、かかる楽曲再生装置では、記憶部の容量が限られているため、容量に余裕がない場合には、収集した楽曲データの内、不要な楽曲データを削除する必要がある。
ここで、収集した楽曲データを削除する場合、ユーザが、収集された多くの楽曲データを一つ一つ再生して、自分の好みの楽曲データであるか否かを確認しながら削除することが考えられる。しかし、このような作業は、ユーザにとって非常に手間がかかる作業であるため、ユーザの好みに合わない不要な楽曲データを、自動的に削除する楽曲再生装置が望まれている。
そこで、近年では、自動的に楽曲データを削除する楽曲再生装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。かかる楽曲再生装置によれば、楽曲のジャンル、記憶日時、再生回数など、楽曲データに付加されている情報に基づいて、当該楽曲データに対するユーザの嗜好度(好みの度合い)を求め、求めた嗜好度に応じて、楽曲データを自動的に削除することが可能である。このような楽曲再生装置を使用すれば、ユーザは、不要な楽曲データを削除する際の手間を低減できる。
特開2006−40338号公報
しかしながら、ユーザは、特定のジャンルだけでなく様々なジャンルの楽曲データを好むことも想定される。また、ユーザは、記憶日時とは無関係に、記憶日時が古い又は新しい楽曲データを好むことも想定される。また、ユーザは、好みの楽曲データを何度も再生して再生回数を増加させることも考えられるが、好まない楽曲データであっても、例えば、再生順番が最初であるために何度も再生してしまい、再生回数を増加させてしまうことも考えられる。つまり、ジャンル、記憶日時、再生回数に基づいて求められた嗜好度は、ユーザの好みを適切に反映しているとはいえない。
また、楽曲データを自動的に削除する楽曲再生装置は、ユーザにとって楽曲データを削除する際の手間を大きく低減できるが、ユーザの好みを適切に反映した嗜好度を求められなければ、ユーザが好む楽曲データも削除してしまうことになる。つまり、自動的に楽曲データを削除する楽曲再生装置において、嗜好度は、削除対象となる楽曲データを特定する上で重要なパラメータであるため、ユーザの好みを適切に反映した嗜好度を求めることが望まれている。
そこで、本発明は以上の点に鑑みてなされたもので、記憶されている楽曲データに対して、ユーザの好み(嗜好)をより適切に反映した嗜好度を設定することが可能な楽曲再生装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、楽曲データを記憶する記憶部(記憶部150)と、前記記憶部に記憶されている前記楽曲データを再生する再生部(例えば、復号化処理部160)とを備える楽曲再生装置であって、前記楽曲データの再生中にユーザが実行した所定の操作を検出する検出部(操作検出部200)と、前記所定の操作に基づいて、前記ユーザの嗜好の度合いを示す嗜好度を、前記所定の操作が検出された際に再生されている前記楽曲データに対応付けて設定する設定部(設定部230)とを具備することを要旨とするものである。かかる特徴によれば、楽曲再生装置は、楽曲データの再生中にユーザが実行した所定の操作を検出し、検出した所定の操作に基づいて、再生されている楽曲データに嗜好度を対応付けて設定する。したがって、楽曲再生装置は、再生中の楽曲データに対するユーザの好み(嗜好)を直接反映させた嗜好度を、楽曲データに対応付けて設定することができる。かかる楽曲再生装置によれば、記憶される楽曲データに対して、ユーザの好み(嗜好)をより適切に反映した嗜好度を設定することができる。
本発明第2の特徴は、第1の特徴に係り、前記所定の操作は、前記楽曲データの再生を停止する操作(停止ボタン192を押下する操作)であり、前記設定部は、前記楽曲データの再生開始時から、前記所定の操作が前記検出部によって検出されるまでの再生期間が閾値以上である場合、嗜好度を相対的に上げることを要旨とするものである。かかる特徴によれば、楽曲再生装置は、再生開始から停止までの再生期間が閾値以上である場合、嗜好度を相対的に上げる。よって、楽曲再生装置は、再生期間が閾値以上である場合、再生中の楽曲データに対するユーザの嗜好が高いことを推定して嗜好度を上げるので、ユーザの嗜好をより適切に反映した嗜好度を設定できる。また、楽曲再生装置では、ユーザが、楽曲データの通常の再生操作から、嗜好度を推定して設定するので、ユーザにとって嗜好度を設定する際の作業を簡便にすることができる。
本発明第3の特徴は、第1の特徴に係り、前記所定の操作は、再生している前記楽曲データとは別の楽曲データを再生する操作(スキップボタン193を押下する操作)であり、前記設定部は、前記楽曲データの再生開始時から、前記所定の操作が前記検出部によって検出されるまでの再生期間が閾値以上である場合、嗜好度を相対的に上げることを要旨とするものである。かかる特徴によれば、楽曲再生装置は、再生開始から別の楽曲データを再生(スキップ)するまでの再生期間が閾値以上である場合、嗜好度を相対的に上げる。よって、楽曲再生装置は、再生期間が閾値以上である場合、再生中の楽曲データに対するユーザの嗜好が高いことを推定して嗜好度を上げるので、ユーザの嗜好をより適切に反映した嗜好度を設定できる。また、楽曲再生装置では、ユーザが、楽曲データの通常の再生操作から、嗜好度を推定して設定するので、ユーザにとって嗜好度を設定する際の作業を簡便にすることができる。
本発明第4の特徴は、第2又は3の特徴に係り、前記設定部は、前記楽曲データに含まれるサビ部分が前記再生期間内に再生された場合、嗜好度を相対的に上げることを要旨とするものである。かかる特徴によれば、楽曲再生装置は、再生期間内にサビ部分が再生される場合、嗜好度を相対的に上げる。よって、楽曲再生装置では、ユーザが、楽曲の特徴部分であるサビ部分を聴いた楽曲データに対して、ユーザの嗜好が高いことを推定して嗜好度を上げるので、ユーザの嗜好をより適切に反映した嗜好度を設定できる。
本発明第5の特徴は、第1の特徴に係り、前記所定の操作は、前記嗜好度を変更するボタン(嗜好ボタン194)を再生中に押下する操作であり、前記設定部は、前記ボタンの押下期間に応じて、前記嗜好度を上げることを要旨とするものである。かかる特徴によれば、楽曲再生装置は、嗜好度を変更するボタンから、再生中の楽曲データに対するユーザの直接的な意思を反映できるので、ユーザの嗜好をより適切に反映した嗜好度を設定できる。また、楽曲再生装置では、ユーザが、一のボタンを押下(長押し)するのみで嗜好度を推定して設定するので、ユーザにとって嗜好度を設定する際の作業を簡便にすることができる。
本発明第6の特徴は、第1の特徴に係り、前記所定の操作は、前記嗜好度を変更するボタン(嗜好ボタン194)を再生中に押下する操作であり、前記設定部は、押下された前記ボタンの回数に応じて、前記嗜好度を上げることを要旨とするものである。かかる特徴によれば、楽曲再生装置は、嗜好度を変更するボタンから、再生中の楽曲データに対するユーザの直接的な意思を反映できるので、ユーザの嗜好をより適切に反映した嗜好度を設定できる。また、楽曲再生装置では、ユーザが、一のボタンを押下(回数押し)するのみで嗜好度を推定して設定するので、ユーザにとって嗜好度を設定する際の作業を簡便にすることができる。
本発明第7の特徴は、第1乃至6のいずれかの特徴に係り、前記設定部によって対応付けられた前記嗜好度に基づいて、前記楽曲データを削除する削除部(削除部240)を更に備えることを要旨とするものである。かかる特徴によれば、楽曲再生装置では、ユーザの好みをより適切に反映した嗜好度が閾値未満の楽曲データを削除するので、ユーザの好む楽曲データを削除することを低減できる。また、記憶部150において、ユーザの好まない楽曲データを削除し、容量の無駄な使用を低減できる。
本発明の特徴によれば、記憶されている楽曲データに対して、ユーザの好み(嗜好)をより適切に反映した嗜好度を設定することが可能な楽曲再生装置を提供することができる。
本発明の実施形態について説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであることに留意すべきである。
本発明の実施形態に係る楽曲再生装置1は、ラジオ放送などで提供されている電波から、楽曲データを自動的に抽出して記憶すると共に、ユーザの所定の操作に応じて、かかる楽曲データを再生する装置である。また、実施形態に係る楽曲再生装置1は、自動車等に搭載され、運転中も操作されるために簡単な操作が求められるカーオーディオ機器などを想定している。図1には、本実施形態に係る楽曲再生装置1の外観が示されている。図1に示すように、本実施形態に係る楽曲再生装置1は、ユーザが視認しやすい場所に、再生ボタン191と、停止ボタン192と、スキップボタン193と、嗜好ボタン194と、削除ボタン195等の各種ボタンを備える。上述した各種ボタンは、ユーザの押下(所定の操作)を受付けることで、ユーザからの指示を受けるユーザインターフェースとして機能する。
例えば、ユーザは、記憶されている楽曲データを再生する際、再生ボタン191を押下する。また、ユーザは、再生中の楽曲データの再生を停止する際、停止ボタン192を押下する。また、ユーザは、再生中の楽曲データから別の楽曲データを再生する際、スキップボタン193を押下する。また、ユーザは、再生中の楽曲データに対する嗜好度を変更する際、嗜好ボタン194を押下する。ここで、嗜好度は、楽曲データに対するユーザの好み(嗜好)の度合いを示すものである。また、ユーザは、記憶されている楽曲データの内、嗜好度が低い楽曲データを削除する際、削除ボタン195を押下する。なお、楽曲再生装置1は、電源ボタン、音量調整ボタン等の他のボタン(図示せず)や、表示部(図示せず)等を備えているが、ここでは、かかる構成の記載は省略する。
(楽曲再生装置1の構成)
次に、図2を参照し、楽曲再生装置1の構成について具体的に説明する。また、以下、本発明との関連がある部分について主に説明する。したがって、楽曲再生装置1は、楽曲再生装置としての機能を実現する上で必須な、図示しない或いは説明を省略した機能ブロック(電源部など)を備える場合があることに留意されたい。
楽曲再生装置1は、受信部110と、A/D変換部120と、楽曲検出部130と、符号化処理部140と、記憶部150と、復号化処理部160と、D/A変換部170と、スピーカ180と、操作部190と、操作検出部200と、サビ再生判定部210と、再生制御部220と、設定部230と、削除部240と、サビ特定部300とを備える。
受信部110は、FM放送等のラジオ放送で放送されている音声信号を受信する。なお、受信部110は、AM信号等、様々な無線信号を受信するように構成されていてもよい。
A/D変換部120は、受信部110で受信されたアナログの音声信号をデジタル音声信号に変換して、楽曲検出部130に出力する。
楽曲検出部130は、A/D変換部120で変換されたデジタル音声信号を入力すると共に、一時的にこれを記憶する。また、楽曲検出部130は、当該デジタル音声信号から、楽曲データを抽出する。また、抽出した楽曲データを符号化処理部140と、サビ特定部300とに出力する。
符号化処理部140は、楽曲データを圧縮符号化するエンコーダとして機能する。具体的に、符号化処理部140は、楽曲検出部130から楽曲データを入力すると共に、当該楽曲データを符号化して記憶部150の楽曲データ記憶部150a(後述)に記憶する。この時、符号化処理部140は、新たに記憶した楽曲データを識別する楽曲データIDを、記憶部150の嗜好度テーブル(後述)に記憶する。
サビ特定部300は、楽曲検出部130によって楽曲データが抽出された際、当該楽曲データ内の音声パワーが、予め記憶する閾値(パワー閾値)以上であるデータ部分をサビ部分として特定する。また、サビ特定部300は、抽出したサビ部分と楽曲データ全体の再生期間から、サビ部分のタイミングを特定する。
例えば、楽曲データ全体の再生期間が“1分間”である場合、サビ特定部300は、楽曲データ内のサビ部分を特定すると共に、当該サビ部分が再生期間“1分間”の内のどのタイミングであるかを特定する。仮にサビ部分のタイミングが再生開始から“30秒”とすると、サビ特定部300は、楽曲データのサビ部分のタイミングが“30秒”であることを特定し、特定したタイミング“30秒”をサビタイミング情報とし、当該サビタイミング情報と楽曲データIDとを対応付けて、記憶部150のサビタイミングテーブル(後述)に記憶する。なお、サビ特定部300は、楽曲データ内の複数のサビ部分のタイミングを特定するように構成されていてもよい。
記憶部150は、楽曲データ記憶部150aと、サビタイミング情報記憶部150bと、嗜好度記憶部150cとを備える。楽曲データ記憶部150aは、符号化処理部140で符号化された楽曲データを記憶する。
嗜好度記憶部150cは、図3に示すように、楽曲データIDと嗜好度とを対応付けて記憶する嗜好度テーブルT1を備える。ここで、楽曲データIDは、楽曲データを識別する識別情報であり、例えば、ファイル名等でもよい。また、嗜好度は、楽曲データに対するユーザの好み(嗜好)の度合いを示す値であり、かかる嗜好度が大きいほど、当該楽曲データに対してユーザの嗜好が高いことを示す。なお、嗜好度テーブルT1の嗜好度は、後述する設定部230によって記憶される。また、サビタイミング情報記憶部150bは、図4に示すように、楽曲データを識別する楽曲データIDと、サビタイミング情報とを対応付けて記憶するサビタイミングテーブルT2を備える。サビタイミングテーブルT2に記憶される情報は、サビ特定部300によって記憶される。
復号化処理部160は、記憶部150に記憶されている楽曲データを復号化するデコーダとして機能する。具体的に、復号化処理部160は、再生制御部220の制御に従って、記憶部150の楽曲データ記憶部150aに記憶されている楽曲データを読み込み、読み込んだ楽曲データを復号化してD/A変換部170に出力する。なお、本実施形態において、復号化処理部160は、記憶部150に記憶されている楽曲データを再生する再生部を構成する。
D/A変換部170は、復号化処理部160によって復号化されたデジタルの楽曲データをアナログの音声信号に変換して、スピーカ180に出力する。スピーカ180は、D/A変換部170によって変換された音声信号を出力する。
操作部190は、ユーザの所定の操作を受付ける。具体的に、操作部190は、再生ボタン191と、停止ボタン192と、スキップボタン193と、嗜好ボタン194と、削除ボタン195とを備え、ユーザによって押下された各ボタンの種類に応じて、ユーザによって実行された所定の操作を受付ける。なお、各ボタンは、ユーザによって押下された際、押下信号を操作検出部200に出力する。
操作検出部200は、ユーザが実行した所定の操作を検出する。具体的に、操作検出部200は、ユーザによって再生ボタン191が押下され、再生ボタン191から押下信号が入力された場合、記憶部150に記憶されている楽曲データを再生する操作がユーザによって実行されたことを検出する。この時、操作検出部200は、再生制御部220及び設定部230に再生指示信号を出力する。ここで、再生指示信号は、記憶部150に記憶されている楽曲データの再生を指示するための信号である。
また、操作検出部200は、所定の楽曲データの再生中に、ユーザによって停止ボタン192が押下され、停止ボタン192から押下信号が入力された場合、ユーザによって楽曲データの再生を停止する操作が実行されたことを検出する。この時、操作検出部200は、再生制御部220及び設定部230に停止指示信号を出力する。ここで、停止指示信号は、楽曲データの再生の停止を指示する信号である。
また、操作検出部200は、所定の楽曲データの再生中に、ユーザによってスキップボタン193が押下され、スキップボタン193から押下信号が入力された場合、ユーザによって再生している楽曲データとは別の楽曲データを再生する操作が実行されたことを検出する。この時、操作検出部200は、再生制御部220及び設定部230にスキップ指示信号を出力する。ここで、スキップ指示信号は、再生中の楽曲データとは別の楽曲データの再生を指示する信号である。
また、操作検出部200は、所定の楽曲データの再生中に、嗜好ボタン194から押下信号が入力された場合、ユーザによって再生中の楽曲データに対する嗜好度を変更する操作が実行されたことを検出する。この時、操作検出部200は、設定部230に嗜好度変更信号を出力する。ここで、嗜好度変更信号は、記憶部150の嗜好度テーブルT1に記憶されている嗜好度の変更を指示するための信号である。なお、ユーザが嗜好ボタン194を押し続けて、嗜好ボタン194から押下信号が入力し続けた場合、操作検出部200は、嗜好度変更信号を設定部230に出力し続ける。
また、操作検出部200は、削除ボタン195から押下信号が入力された場合、ユーザによって記憶している楽曲データを削除する操作が実行されたことを検出する。この時、操作検出部200は、削除部240に削除指示信号を出力する。
なお、操作検出部200は、上述した再生指示信号、停止指示信号、スキップ指示信号、嗜好度変更信号に、時刻データを含めて出力するように構成されていてもよい。本実施形態において、操作検出部200は、楽曲データの再生中にユーザが実行した所定の操作を検出する検出部を構成する。
サビ再生判定部210は、再生中の楽曲データに含まれているサビ部分が再生されたか否かを判定する。具体的に、サビ再生判定部210は、は、復号化処理部160によって楽曲データが再生される際、各楽曲データの再生期間を監視する。この時、サビ再生判定部210は、後述する再生制御部220から通知されたサビタイミング情報に基づいて、再生中の楽曲データの再生期間が、通知されたサビタイミング情報以上であるか否かを判定する。また、サビ再生判定部210は、楽曲データの再生期間がサビタイミング情報以上であると判定した場合、つまり、再生中の楽曲データのサビ部分が再生されたと判定した場合、この旨を設定部230に通知する。
再生制御部220は、楽曲データの再生・停止を制御する。具体的に、再生制御部220は、操作検出部200から、再生指示信号が入力された場合、復号化処理部160に楽曲データの再生を指示する。この時、再生制御部220は、サビタイミング情報記憶部150bのサビタイミングテーブルT2を参照し、再生中の楽曲データに対応するサビタイミング情報を読み出して、サビ再生判定部210に通知する。また、再生制御部220は、操作検出部200から、停止指示信号が入力された場合、復号化処理部160に楽曲データの停止を指示する。また、再生制御部220は、操作検出部200から、スキップ指示信号が入力された場合、復号化処理部160に別の楽曲データの再生を指示する。
設定部230は、所定の操作に基づいて、ユーザの嗜好の度合いを示す嗜好度を、操作検出部200によって所定の操作が検出された際に再生されている楽曲データに対応付けて設定する。設定部230は、楽曲データの再生開始時から、操作検出部200によってユーザのスキップ操作(所定の操作)が検出されるまでの再生期間が閾値以上である場合、相対的な嗜好度を上げる。
具体的に、設定部230は、操作検出部200から再生指示信号を入力すると、備えているタイマーを起動させる。また、設定部230は、操作検出部200からスキップ指示信号を入力すると、タイマーを停止し、当該タイマーの起動から停止までの期間を測定し、当該期間を再生期間として取得する。また、設定部230は、取得した再生期間が、予め記憶する閾値(所定の期間)以上であるか否かを判定する。また、設定部230は、再生期間が閾値以上であると判定した場合、嗜好度記憶部150cの嗜好度テーブルT1を参照し、直前に再生していた楽曲データに対応する楽曲データIDを特定すると共に、特定した楽曲データIDに対応付けられている嗜好度を一つ上げて(例えば、“3”から“4”)設定して、嗜好度テーブルT1に記憶する。なお、設定部230は、再生指示信号とスキップ指示信号に時刻データが含まれている場合、当該時刻データに基づいて、再生期間を取得するように構成されていてもよい。
また、設定部230は、楽曲データに含まれるサビ部分が再生期間内に再生された場合、相対的な嗜好度を上げる。具体的に、設定部230は、サビ再生判定部210から、サビ部分が検出された旨の通知を受けるとサビ検出フラグを“OFF”から“ON”に変更して記憶する。そして、設定部230は、操作検出部200から停止指示信号を入力すると、記憶するサビ検出フラグが“ON”であるか否かを判定する。また、設定部230は、サビ検出フラグが“ON”であると判定した場合、記憶部150の嗜好度テーブルT1を参照し、再生していた楽曲データに対応する楽曲データIDを特定すると共に、特定した楽曲データIDに対応付けられている嗜好度を一つ上げて(例えば、“3”から“4”)設定して、記憶部150の嗜好度テーブルT1に記憶する。
また、設定部230は、楽曲データの再生中に、ユーザによって押下された嗜好ボタンの操作期間(押下期間)に応じて、相対的な嗜好度を上げる。具体的に、設定部230は、操作検出部200から嗜好度変更信号を入力すると、タイマーの起動を開始する。そして、操作検出部200は、嗜好度変更信号が入力されなくなるまでの期間を測定し、測定した期間を操作期間として取得する。また、設定部230は、取得した操作期間が、予め記憶する閾値(所定の期間)以上であるか否かを判定する。また、設定部230は、閾値以上であると判定した場合、嗜好度記憶部150cの嗜好度テーブルT1を参照し、再生中の楽曲データに対応する楽曲データIDを特定すると共に、特定した楽曲データIDに対応付けられている嗜好度を二つ上げて(例えば、“3”から“5”)設定して、嗜好度テーブルT1に記憶する。また、設定部230は、閾値以上でないと判定した場合、特定した楽曲データIDに対応付けられている嗜好度を一つ上げて(例えば、“3”から“4”)設定して、嗜好度テーブルT1に記憶する。
削除部240は、設定部230によって対応付けられた嗜好度に基づいて、記憶されている楽曲データを楽曲データ記憶部150aから削除する。具体的に、削除部240は、操作検出部200から削除指示信号を入力すると、嗜好度記憶部150cの嗜好度テーブルT1を参照し、嗜好度が予め記憶する閾値(所定の嗜好度)未満の楽曲データIDを特定すると共に、当該楽曲データIDに対応する楽曲データを、楽曲データ記憶部150aから削除する。なお、削除部240は、操作検出部200から削除指示信号を入力した際、嗜好度が低い下位の楽曲データIDから順に、予め記憶する所定数の楽曲データIDを特定し、特定した楽曲データIDに対応する楽曲データを記憶部150から削除するように構成されていてもよい。
(楽曲再生装置の動作)
次に、本実施形態に係る楽曲再生装置1の動作について説明する。具体的に、楽曲データの記憶(録音)動作、楽曲データの再生時の嗜好度設定動作について説明する。
(楽曲データの記憶動作)
まず、図5を参照して、楽曲再生装置1における楽曲データの記憶動作について説明する。ステップS10において、楽曲再生装置1では、受信部110は、放送されている音声信号の受信を開始する。また、A/D変換部120は、受信部110で受信された音声信号をデジタル音声信号に変換して、楽曲検出部130に出力する。
ステップS12において、楽曲検出部130は、A/D変換部120で変換されたデジタル音声信号を入力すると共に、当該デジタル音声信号を一時的に記憶する。
ステップS14において、楽曲検出部130は、記憶したデジタル音声信号に含まれる楽曲データを抽出する。また、楽曲検出部130は、抽出した楽曲データを符号化処理部140とサビ特定部300とに出力する。
ステップS16において、サビ特定部300は、楽曲検出部130から楽曲データを取得すると、当該楽曲データ内のサビ部分のタイミングを特定する。
ステップS18において、サビ特定部300は、サビ部分のタイミングを特定すると、当該タイミングを示すサビタイミング情報と、楽曲データの楽曲データIDとを対応付けて、サビタイミング情報記憶部150bのサビタイミングテーブルT2に記憶する。また、符号化処理部140は、楽曲検出部130から楽曲データを入力すると共に、当該楽曲データを符号化して楽曲データ記憶部150aに記憶する。この時、符号化処理部140は、嗜好度テーブルT1において、楽曲データIDに対応する嗜好度を、記憶しないように構成されていてもよいし、嗜好度の中間値(例えば、嗜好度が“1”から“5”までの値の場合、中間の“3”)を記憶するように構成されていてもよい。
このようにして、楽曲再生装置1では、楽曲データ記憶部150aに楽曲データが記憶され、サビタイミング情報記憶部150bにサビタイミング情報が記憶される。なお、楽曲再生装置1は、上述したステップS12乃至S18の動作を、楽曲再生装置1に電源が投入された際に実行するように構成されていてもよいし、ユーザによって記憶開始ボタン(図示せず)が押下された際に実行するように構成されていてもよい。
(楽曲データの再生動作)
図6を参照して、楽曲再生装置1における楽曲データの再生動作について説明する。ステップS102において、操作検出部200は、ユーザによって再生ボタン191が押下され、再生ボタン191から押下信号が出力されると、再生制御部220及び設定部230に再生指示信号を出力する。再生制御部220は、操作検出部200から再生指示信号が入力されると、復号化処理部160に楽曲データの再生を指示する。この指示を受けた、復号化処理部160は、記憶部150に記憶されている楽曲データを読み出す。また、再生制御部220は、サビタイミングテーブルT2に記憶されているサビタイミング情報を読み出して、サビ再生判定部210に通知する。
ステップS104において、復号化処理部160は、読み出した楽曲データを復号化してD/A変換部170に出力する。D/A変換部170は、復号化処理部160によって復号化された楽曲データを音声信号に変換して、スピーカ180に出力する。スピーカ180は、D/A変換部170によって変換された音声信号を出力する。このようにして、楽曲再生装置1では、楽曲データの再生が開始される。なお、この時、設定部230とサビ再生判定部210は、タイマーの起動を開始する。
ステップS106において、サビ再生判定部210は、再生制御部220から通知されたサビタイミング情報に基づいて、サビ部分が再生されたか否かを判定する。具体的に、サビ再生判定部210は、再生中の楽曲データの再生期間が、通知されたサビタイミング情報以上であるか否かを判定する。
ステップS108において、サビ再生判定部210は、楽曲データの再生期間が、通知されたサビタイミング情報以上であり、サビ部分が再生されたと判定した場合、この旨を設定部230に通知する。また、この通知を受けた設定部230は、サビ検出フラグを“OFF”から“ON”に変更して記憶する。
ステップS110において、操作検出部200は、楽曲データの再生中に、停止ボタン192が押下されたか否かを判定する。
ステップS112において、操作検出部200は、停止ボタン192から押下信号が入力されると、ユーザによって停止ボタン192が押下されたと判定し、再生制御部220及び設定部230に停止指示信号を出力する。また、再生制御部220は、操作検出部200から停止指示信号を入力すると、復号化処理部160に楽曲データの停止を指示する。この指示を受けた、復号化処理部160は、楽曲データの復号化を停止する。そして、楽曲データの再生が停止される。
また、設定部230は、操作検出部200から停止指示信号を入力すると、記憶しているサビ検出フラグが“ON”であるか否かを判定し、“ON”である場合、嗜好度テーブルT1を参照し、再生していた楽曲データに対応する楽曲データIDを特定すると共に、特定した楽曲データIDに対応付けられている嗜好度を一つ上げて(例えば、“3”から“4”)設定して、嗜好度テーブルT1に記憶する(ステップS114)。
ステップS116おいて、操作検出部200は、楽曲データの再生中に、嗜好ボタン194が押下されたか否かを判定する。
ステップS118において、操作検出部200は、嗜好ボタン194から押下信号が入力されると、ユーザによって嗜好ボタン194が押下されたと判定し、設定部230に嗜好度変更信号を出力する。また、操作検出部200は、嗜好ボタン194から押下信号が入力し続けた場合、嗜好度変更信号を設定部230に出力し続ける。また、設定部230は、操作検出部200から嗜好度変更信号を入力すると、タイマー(ステップS104とは別のタイマー)の起動を開始し、嗜好度変更信号が入力されなくなるまでの期間を操作期間として取得する。
ステップS120において、設定部230は、操作期間に基づいて、再生している楽曲データに対する嗜好度の設定を行う。具体的に、設定部230は、操作期間が予め記憶する閾値(所定の期間)以上か否かを判定する。設定部230は、操作期間が閾値以上であると判定した場合、嗜好度テーブルT1を参照し、再生中の楽曲データに対応する楽曲データIDを特定すると共に、特定した楽曲データIDに対応付けられている嗜好度を二つ上げて(例えば、“3”から“5”)設定して、嗜好度テーブルT1に記憶する。また、設定部230は、操作期間が閾値以上でないと判定した場合、再生中の楽曲データに対応する楽曲データIDを特定すると共に、特定した楽曲データIDに対応付けられている嗜好度を一つ上げて(例えば、“3”から“4”)設定して、嗜好度テーブルT1に記憶する。なお、この後、楽曲再生装置1では、ステップS106の動作に戻る。
このようにして、設定部230は、ユーザの操作を検出した際に再生している楽曲データに対応する嗜好度を変更して設定する。なお、設定部230によって上げられる嗜好度は、一つ又は二つに限定されるものではなく、三つ又は四つ等を上げられるように構成されていてもよい。
ステップS122において、操作検出部200は、楽曲データの再生中に、スキップボタン193が押下されたか否かを判定する。なお、この時、操作検出部200が、スキップボタン193が押下されていないと判定した場合、楽曲再生装置1では、ステップS102からの動作を繰り返す。
ステップS124において、操作検出部200は、スキップボタン193から押下信号が入力されると、ユーザによってスキップボタン193が押下されたと判定する。この時、操作検出部200は、再生制御部220及び設定部230にスキップ指示信号を出力する。
ステップS126において、設定部230は、操作検出部200からスキップ指示信号を入力すると、ステップS104で起動したタイマーを停止し、当該タイマーの起動から停止までの期間を再生期間として取得する。そして、設定部230は、取得した再生期間が、予め記憶する閾値以上であるか否かを判定する。また、設定部230は、取得した再生期間が予め記憶する閾値以上であると判定した場合、嗜好度テーブルT1を参照し、再生していた楽曲データに対応する楽曲データIDを特定すると共に、特定した楽曲データIDに対応付けられている嗜好度を一つ上げて(例えば、“3”から“4”)設定して、嗜好度テーブルT1に記憶する。なお、再生制御部220は、操作検出部200からスキップ指示信号を入力すると、復号化処理部160に別の楽曲データの再生を指示する。この後、楽曲再生装置1では、ステップS102乃至S126の動作が繰り返し行なわれる。
(作用・効果)
本実施形態に係る楽曲再生装置1によれば、操作検出部200が、楽曲データの再生中にユーザが実行した各ボタンの押下(所定の操作)を検出し、設定部230が、検出したボタンの種類に基づいて、再生されている楽曲データに嗜好度を対応付けて設定する。したがって、楽曲再生装置1では、ユーザによって実行された操作から、再生中の楽曲データに対するユーザの好み(嗜好)を直接反映させた嗜好度を、楽曲データに対応付けて設定することができる。このように、楽曲再生装置1では、記憶される楽曲データに対して、ユーザの好み(嗜好)をより適切に反映した嗜好度を設定することができる。
また、楽曲再生装置では、設定部230が、再生開始から、別の楽曲データを再生(スキップ)するまでの再生期間が閾値以上である場合、嗜好度を上げる。つまり、楽曲再生装置1では、ユーザが楽曲データを閾値よりも長く聴いていたことから、再生中の楽曲データに対するユーザの嗜好が高いことを推定して嗜好度を上げるので、ユーザの嗜好をより適切に反映した嗜好度を設定できる。
また、楽曲再生装置1では、設定部230が、再生期間内にサビ部分が再生された場合、再生中の楽曲データの嗜好度を上げる。よって、楽曲再生装置1では、ユーザが、楽曲データの特徴部分であるサビ部分を聴いた楽曲データの嗜好度を上げるので、ユーザの嗜好をより適切に反映した嗜好度を設定できる。
また、楽曲再生装置1では、操作検出部200が、嗜好度を変更する嗜好ボタンが押下されたことを検出して、設定部230に嗜好度変更信号を送信する。また、設定部230は、かかる嗜好度変更信号を入力した際に、操作期間を測定し、測定した操作期間が閾値以上である場合、嗜好度を二つ上げ、操作期間が閾値以上でない場合、嗜好度を一つ上げる。よって、楽曲再生装置1では、再生中の楽曲データに対するユーザの直接的な意思を反映できるので、ユーザの嗜好をより適切に反映した嗜好度を設定できる。また、楽曲再生装置では、ユーザが、一のボタンを押下(長押し)するのみで嗜好度を設定するので、ユーザにとって嗜好度を設定する際の作業を簡便にすることができる。
このように、楽曲再生装置1によれば、ユーザは、各種ボタンを指一つで簡易的に操作可能であるため、例えば、自動車に搭載され、運転中に操作を行うこともあるカーオーディオ機器として楽曲再生装置1を適用した場合、特に有効である。
また、楽曲再生装置1によれば、楽曲データの再生、スキップ、停止など、楽曲データの再生時にユーザが一般的に実行する操作に基づいて、嗜好度を設定するので、ユーザに意識させることなく楽曲データの嗜好度を設定することができる。また、楽曲再生装置1によれば、ユーザの嗜好度ボタンの操作など、ユーザが意識的に嗜好度を変更する操作に基づいて、嗜好度を設定することもできる。
また、楽曲再生装置1では、削除部240が、記憶されている嗜好度が閾値未満の楽曲データを削除するので、ユーザの好む楽曲データを削除することを低減できる。
(変形例)
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。上述した実施形態において、設定部230は、操作検出部200で検出された嗜好ボタン194の操作期間(押下期間)に応じて、嗜好度を上げるように構成されていたが、設定部230は、押下された嗜好ボタンの回数に応じて、嗜好度を上げるように構成されていてもよい。
具体的に、上述したステップS118において、操作検出部200は、楽曲データの再生中に、ユーザによって嗜好ボタン194が一回又は複数回、押下されると、嗜好度変更信号を押下された回数分だけ設定部230に出力する。また、設定部230は、操作検出部200から押下された回数分だけ嗜好度変更信号を入力すると、嗜好度テーブルT1を参照し、再生中の楽曲データに対応する楽曲データIDを特定すると共に、特定した楽曲データIDに対応付けられている嗜好度を、該嗜好度変更信号の入力回数に応じて上げて(例えば、2回であれば“3”から“5”)設定し、嗜好度テーブルT1に記憶する。
本変形例によれば、楽曲再生装置1では、操作検出部200が、楽曲データの再生中に嗜好度を変更する嗜好ボタンが押下されたことを検出して、設定部230に嗜好度変更信号を送信する。また、設定部230は、かかる嗜好度変更信号を入力した回数に応じて、回数分だけ嗜好度を上げる。よって、楽曲再生装置1は、再生中の楽曲データに対するユーザの直接的な意思を反映して嗜好度を設定するので、ユーザの嗜好をより適切に反映した嗜好度を設定できる。また、楽曲再生装置1では、ユーザが、一のボタンを押下(回数押し)するのみで嗜好度を推定して設定するので、ユーザにとって嗜好度を設定する際の作業を簡便にすることができる。
(その他の実施形態)
上述したように、本発明の一実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態が明らかとなろう。
例えば、楽曲再生装置1は、再生中の楽曲データを再度初めから再生する巻戻し再生ボタンを備え、設定部230は、操作検出部200によって、当該巻戻し再生ボタンの押下が検出された際、再生中の楽曲データに対応する嗜好度を上げて設定するように構成されていてもよい。なお、かかるボタンは、巻戻し再生ボタンに限らず、繰り返し再生(リピート)ボタンとし、当該繰り返し再生ボタンが押下された際に嗜好度を上げるように構成されていてもよい。また、楽曲再生装置1は、再生中の楽曲データよりも前の楽曲データを再生する逆戻りボタンを備え、設定部230は、操作検出部200によって当該逆戻りボタンの押下が検出された際、再生中の楽曲データに対応する嗜好度を下げる設定するように構成されていてもよい。
また、操作部190は、再生ボタン191、停止ボタン192、スキップボタン193、嗜好ボタン194、削除ボタン195等の各種ボタンを具備し、当該ボタンが押下されることで、所定の操作を受付けるように構成されていたが、ボタン以外のもので所定の操作を受付けるように構成されていてもよい。例えば、操作部190は、音声認識装置を具備し、ユーザの音声(例えば、ユーザが発した“再生”という音声)から所定の操作を認識して、受付けるように構成されていてもよい。
また、上述した実施形態では、設定部230は、楽曲データが停止されて、停止指示信号を入力した際、サビ検出フラグに基づいて嗜好度を設定するように構成されていたが、楽曲データの再生期間に基づいて、嗜好度を設定するように構成されていてもよい。また、設定部230は、楽曲データがスキップされて、スキップ指示信号を入力した際、サビ検出フラグに基づいて嗜好度を設定するように構成されていてもよい。
また、各実施形態及び変形例の構成もそれぞれ組み合わせることが可能である。また、各実施形態及び各変形例の作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、各実施形態及び各変更例に記載されたものに限定されるものではない。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の実施形態に係る楽曲再生装置の外観の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る楽曲再生装置のブロック図である。 本発明の実施形態に係る記憶部に記憶される嗜好度テーブルを示す図である。 本発明の実施形態に係る記憶部に記憶されるサビタイミングテーブルを示す図である。 本発明の実施形態に係る楽曲再生装置において、楽曲データを記憶する際の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る楽曲再生装置において、楽曲データを再生する際の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1…楽曲再生装置、110…受信部、120…変換部、130…楽曲検出部、140…符号化処理部、150…記憶部、160…復号化処理部、170…変換部、180…スピーカ、190…操作部、191…再生ボタン、192…停止ボタン、193…スキップボタン、194…嗜好ボタン、195…削除ボタン、200…操作検出部、210…サビ再生判定部、220…再生制御部、230…設定部、240…削除部、300…サビ特定部、嗜好度テーブルT1、サビタイミングテーブルT2、S10乃至S18…ステップ、S102乃至S126…ステップ

Claims (7)

  1. 楽曲データを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されている前記楽曲データを再生する再生部とを備える楽曲再生装置であって、
    前記楽曲データの再生中にユーザが実行した所定の操作を検出する検出部と、
    前記所定の操作に基づいて、前記ユーザの嗜好の度合いを示す嗜好度を、前記所定の操作が検出された際に再生されている前記楽曲データに対応付けて設定する設定部と
    を具備することを特徴とする楽曲再生装置。
  2. 前記所定の操作は、前記楽曲データの再生を停止する操作であり、
    前記設定部は、前記楽曲データの再生開始時から、前記所定の操作が前記検出部によって検出されるまでの再生期間が閾値以上である場合、前記嗜好度を相対的に上げる
    ことを特徴とする請求項1に記載の楽曲再生装置。
  3. 前記所定の操作は、再生している前記楽曲データとは別の楽曲データを再生する操作であり、
    前記設定部は、前記楽曲データの再生開始時から、前記所定の操作が前記検出部によって検出されるまでの再生期間が閾値以上である場合、前記嗜好度を相対的に上げる
    ことを特徴とする請求項1に記載の楽曲再生装置。
  4. 前記設定部は、前記楽曲データに含まれるサビ部分が前記再生期間内に再生された場合、前記嗜好度を相対的に上げる
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の楽曲再生装置。
  5. 前記所定の操作は、前記嗜好度を変更するボタンを再生中に押下する操作であり、
    前記設定部は、前記ボタンの押下期間に応じて、前記嗜好度を上げることを特徴とする請求項1に記載の楽曲再生装置。
  6. 前記所定の操作は、前記嗜好度を変更するボタンを再生中に押下する操作であり、
    前記設定部は、押下された前記ボタンの回数に応じて、前記嗜好度を上げる
    ことを特徴とする請求項1に記載の楽曲再生装置。
  7. 前記設定部によって対応付けられた前記嗜好度に基づいて、前記楽曲データを削除する削除部を更に備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の楽曲再生装置。
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