JP2008232458A - エジェクタ及び冷凍サイクル装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エジェクタ3aの駆動ノズル32aの円筒部に、駆動流体微粒化・旋回機構として機能する駆動流用ベーン51が配置されている。駆動流用ベーン51は円筒形状の内表面にねじり状の溝流路51aを有するものである。したがって、駆動流用ベーン51によって駆動ノズル32aに流入する駆動流体中の液流は微粒化されると共に、旋回させられるから、液注と1次液滴の2次液滴へ分裂し易く微粒化が促進される。そして、径が小さく均質な径分布で噴射角度が大きい液滴流が噴射されるから、動流体と吸引流体との接触面積を十分に増大することができる。それによって吸引流量が増加し、駆動流体と吸引流体との混合が促進される。
【選択図】図5
Description
従来のエジェクタは、一部二重管構造であって、内管である単孔ノズル本体から減圧、加速されて管軸方向に噴出される低圧の駆動流体が、外管の内壁面側から流入する吸引流体(蒸発器ガス)を吸引する構成である。このため
(あ)単孔ノズルを駆動ノズルとする場合、これから吸引部に噴出する駆動流体を構成する液滴群の平均液滴径は大きくなる。
(い)また、噴流の中心部には径の大きい液滴群が、噴流の周辺部には比較的小さい液滴群が分布し、液滴径分布が一様でない。
(う)特に、エジェクタ入口における冷媒の状態がサブクール液か飽和液の場合には、駆動ノズルの喉部を通過する駆動流体の相変化が遅れることがあり、駆動流体の運動エネルギーへの変換効率を低減することと、液流の分裂が遅れて、噴流の中心に比較的に径の大きい液滴が多数存在する非均質な分布となることがある。
(お)また、内壁面付近では、速度の速い駆動流体と速度の遅い吸引流体の大きい相対流速差によって境界層が厚くなり剥離し、逆流領域が形成されることがあり、これによって圧力損失が増加してエジェクタの効率が低下する。
(イ)実際にスワラーを混合部中心(外管の軸心に同じ)に配するのは困難であることと、このような構造は大きな圧力損失を伴う可能性が高いため、エジェクタの効率が低下する。
(ロ)それによって、当該エジェクタが搭載された冷凍サイクルでは、効率の低いエジェクタのため、エジェクタで蒸発器からの吸引流体を十分に吸引・昇圧して流出させることができないで、蒸発器からの冷媒ガスを十分に吸引することができなくて冷凍能力が減少するか、圧縮機の吸入圧力を十分に高めることができずに冷凍サイクルの効率を向上させることができない。
また、エジェクタが搭載された冷凍サイクル装置において、エジェクタ効率を向上することで、冷凍能力を増加させること、および、圧縮機の吸入圧力を高めて圧縮機の圧縮比を低減して、効率の向上を図ることを目的とするものである。
前記本体に、前記駆動ノズルから噴出された駆動流体によって吸引流体を吸引する吸引部と、前記噴出された駆動流体と前記吸引された吸引流体とを混合する混合部と、前記混合部において混合された流体を昇圧するディフューザ部と、が形成され、
前記駆動ノズルに、駆動流体を流入するための駆動流体流入口と、該駆動流体流入口から流入する駆動流体中の液流を微粒化すると共に旋回させるため、前記駆動ノズル内で流路断面積が最も小さくなる喉部より上流側に設けられた駆動流体微粒化・旋回機構と、該微粒化されると共に旋回させられた駆動流体を噴出する駆動流体噴出口と、が設けられていることを特徴とする。
また、本発明に係るエジェクタが設置された冷凍サイクル装置は、効率の良い当該エジェクタによって冷凍能力が増加するため、圧縮機の吸入圧力を高め、冷凍サイクル装置の効率が向上する。
図1は本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置を説明する回路構成図である。図1において、冷凍サイクル装置100は、例えば室内を冷房する冷房装置であって、室外に設置される室外ユニット100a及び室内に設置される室内ユニット100bを有し、室外ユニット100aにおいて冷熱を受け入れた被冷却媒体が室内ユニット100bに搬送され、室内ユニット100bにおいてかかる冷熱を放出することによって、室内を冷房するものである。
室外ユニット100aは、 冷媒を圧縮する圧縮機1、圧縮機1において圧縮された冷媒の温熱を放出させる熱源側熱交換器2、エジェクタ3、室内ユニット100b側に冷熱を伝える第1負荷側熱交換器4、気液分離器5、冷媒を減圧する絞り装置6、室内ユニット100b側に冷熱を伝える第2負荷側熱交換器7、及びこれらの機器を連通する室外配管(太実線で示す)で接続を有している。
室外配管(室外ユニット100a)内には例えばCO2やR404a、R410A、イソブタン、プロパンなどの冷媒が循環している。
第1負荷側熱交換器4及び第2負荷側熱交換器7は、被冷却媒体である液体、例えば、水やブラインと冷媒との間で熱交換を行う熱交換器であり、二重管式熱交換器やプレート熱交換器が用いられる。
絞り装置6は、例えば開度が可変に制御される電子膨張弁を用いる。
また、圧縮機1の回転数及び絞り装置6の開度は、マイクロコンピュータなどで構成される制御装置9によってを制御されている。
室内ユニット100bは、室内熱交換器10及び室内送風機11を有し、室内熱交換器10では室内送風機11によって搬送される室内の空気と、室内配管内の水やブラインなどの液体との間で熱交換を行う。この水やブラインなどの被冷却媒体で搬送される冷熱を室内空気と熱交換することで、室内を冷房している。
なお、図1において、実線矢印は冷媒(室外ユニット100a)の流れ、太点線矢印(室内ユニット100b)は被冷却媒体として用いる水の流れ、白抜き矢印は空気の流れ、細点線矢印は制御の流れを示している。
冷凍サイクル装置100の運転動作について簡単に説明する。室外ユニット100aにおいて、圧縮機1から吐出された高温・高圧のガス冷媒は、熱源側熱交換器2で空気に放熱して凝縮・液化し、高圧の液冷媒となってエジェクタ3内へ流入する。そして、エジェクタ3において一部が蒸発して気液状態となり、気液分離器5に流入する。
気液分離器5において分離されたガス冷媒は圧縮機1に流入して循環する。一方、気液分離器5において分離された液冷媒は、絞り装置6に流入して減圧され、さらに低温の低圧状態の液冷媒となる。そして、該冷媒は第2負荷側熱交換器7において室内ユニット100b側に冷熱を供給し、ガス冷媒となってエジェクタ3に吸引される。
以上のように、冷凍サイクル装置100(正確には、室外ユニット100a)にエジェクタ3を用いることで、圧縮機1の吸入圧力を高めることができ、圧縮比が小さくなり高効率な運転が可能となる(これについては別途詳細に説明する)。
図2は本発明の実施の形態2に係るエジェクタを説明するものであって、図2の(a)は構成を模式的に説明する断面図、図2の(b)は中心軸における圧力分布図である。
図2(a)において、エジェクタ3は、管軸方向で内径が変動する略筒状の外筒31と、外筒31の一方の端面から内部に挿入された駆動ノズル32と、を有している。
駆動ノズル32の外面は、外径が一定の円筒部(概ね位置X0−位置X2の範囲)と、先端に向かって外径が小さくなる円錐部(正確には円錐台、概ね位置X2−位置X3の範囲)とを有している。
また、内面は、円筒部(概ね位置X0の左側)に駆動流体となる冷媒が流入する駆動流体入口部36が形成されている。そして、先端の近傍で一旦テーパ状に縮径して(位置X1−位置X2)、最狭隘位置X2を形成した後、テーパ状に拡径して、先端の駆動流体噴出口に至っている(位置X2−位置X3)。
外筒31は、駆動ノズル32の円筒部に対峙する範囲は該円筒部に平行な円筒部(概ね位置X0−位置X2の範囲)であって、その後、噴出方向(図2の(a)において右側)になるに従って一旦内径が小さくなる縮小部(位置X2−位置X4の範囲)と、内径が変動しない径小部(位置X4−位置X5の範囲)と、噴出方向になるに従って内径が大きくなる拡大部(位置X5−位置X6)と、内径が変動しない径大部(位置X6−位置X7の範囲)と、を有している。
そして、外筒31の一方の端部の近く(位置X0−位置X1の範囲)には、吸引される流体が流入するための吸引流体入口部37が形成され、他方の端部である径大部(位置X7)には、混合流体が流出する混合流体出口部38が形成されている。なお、吸引流体入口部37の数は対向する位置に2つ有するものを示しているが、本発明はこれに限定するものではない。
したがって、管軸方向(長手方向に同じ)に沿って図中、右方向に向かって流れる流体流路が形成される。すなわち、かかる流体流路は、駆動ノズル32内に形成される駆動冷媒が流れる冷媒流路と、外筒31内に形成される、吸引される流体が流れる吸引部33(概ね位置X0−位置X3の範囲)と、駆動冷媒と吸引流体とが流れる混合部34(位置X3−位置X5の範囲)と、混合された流体が昇圧されるディフューザ部35(位置X5−位置X6の範囲)と、によって構成されることになる。
なお、駆動流体は熱源側熱交換器2から流出する冷媒であり、吸引される流体は第2負荷側熱交換器7から流出する冷媒である(図1参照)。
図2の(b)において、縦軸は中心軸における圧力、横軸は図2の(a)に示す管軸方向の位置を示している。図2において、駆動流体入口部36から流入した駆動流体は、駆動ノズル32内を流れる。そして駆動ノズル32では駆動流体である圧力P1の駆動冷媒(位置X1)を音速として圧力P2(最狭隘位置X2)まで減圧させる。
そして駆動ノズル出口(位置X3)からさらに圧力P3の超音速として混合部34に噴出する。このとき、吸引流体入口部37を通って流入した吸引流体、ここではガス冷媒を吸引部33へ吸引して混合部34(位置X3〜位置X5)で混合する。
さらに、駆動流体と吸引流体とは混合部34で混合されて気液二相冷媒となり、圧力回復して圧力P5の状態(位置X5)となり、更にディフューザ部35(位置X5〜位置X6)でさらに昇圧して(位置X6)、混合流体出口部38へ流出する。
一方、外筒31においては、吸引流体入口部37および吸引部33ではガス冷媒、混合部34、ディフューザ部35およびエジェクタ出口部38では、図2(b)に示す様に圧力は変化するものの、気液二相冷媒である。
図3は、図1に示す冷凍サイクル装置の運転動作を説明するための循環する冷媒の状態を示す圧力―エンタルピー線図(モリエル線図)である。図3において、横軸はエンタルピーであり、I1〜I9は各冷媒状態におけるエンタルピー値を示している。また、縦軸は圧力であり、
Pc1は圧縮機1からの吐出圧力、
Pe1はエジェクタ3の出口(位置X6)における圧力、
Pe2は駆動ノズル32のノズル出口(位置X3)における圧力を示している。
エジェクタ3内へ流入した圧力Pc1の冷媒は、図示しない冷媒分配器によって分岐された後、複数個の駆動ノズル32のそれぞれに流入する。そして、駆動ノズル32の出口(X3)で圧力Pe2の状態R3になり、混合部34へ流入する。
混合部34では、吸引流体入口部37から流入する状態R4の冷媒ガスと混合した後、状態R5となった冷媒は、ディフューザ部35により圧力が回復し、圧力Pe1の状態R6となる。
気液分離器5で分離された状態R8のガス冷媒は、圧縮機1の吸引部へ供給され、循環することになる。一方、分離された状態R9の液冷媒は、絞り装置6で減圧され、第2負荷側熱交換器7に流入し、蒸発して状態R4のガス冷媒となってエジェクタ3の吸引流体入口部37に吸引される。
ここで、エジェクタ3の駆動力は、図3において、等エントロピー膨張時のエンタルピーI3と等エンタルピー膨張時のエンタルピーI2との「エンタルピー差ΔH(=I2−I3)」である。このエンタルピー差ΔHが大きいほどエジェクタ3の導入効果は大きく、一般にこのエンタルピー差ΔHは高圧圧力Pc1と低圧圧力Pe2との圧力差ΔPc(=Pc1−Pe2)が大きいほど大きくなる。
そして、混合・ディフューザ効率は、エジェクタ効率への寄与度が大きく、混合促進を図ることで有効にエジェクタ効率は向上し、さらには冷凍サイクル装置の効率を向上させことができるものである。
図4および図5は、本発明の実施の形態2に係るエジェクタを模式的に説明するものであって、図4の(a)は駆動流用ベーンが配置された状態を示す断面図、図4の(b)は駆動流用ベーンを示す斜視図、(c)は駆動流用ベーンが配置される前の状態を示す断面図、図4の(d)は冷媒挙動を示す模式図、図5の(a)は参考に示す従来品の構成の一部を示す断面図、(b)は従来品の冷媒挙動を示す模式図である。なお、図2と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
また、旋回の度合いを調節できるように、多様な形状のねじり流路(溝流路に同じ)をもつ駆動流用ベーンを乗せかえるため、図5(c)に示すように、内面の円筒部の終端に駆動流用ベーン座部52が形成されている。
それによって吸引流量が増加する。このような駆動ノズル32a内の挙動は、特に喉部近傍の駆動液流の相変化を促進し、駆動ノズル32a内の二相膨張プロセス中の熱的非平衡による損失を減少させる効果も期待できる。
そして均質な混合層が厚く発達するため、混合部34を短くでき管摩擦圧力損失を減少させることができ、エジェクタによる圧力上昇を増加させる。さらに、エジェクタの効率を向上することで、これを冷凍サイクル装置に搭載した場合の圧縮機吸入圧力の上昇量を高くでき、圧縮比を低減できるとともに、冷凍能力を増加させることができて、冷凍サイクルを高効率で運転できる。
このような場合には、駆動流体と吸引流体との接触面積が減少し、吸引流体を十分に吸引できないとともに、駆動流体と吸引流体とを均質に混合することができないことと、駆動流体と吸引流体との混合初期段階から混合層が発達するまでは、長い混合部が必要となるため、駆動流体と吸引流体との混合性能を十分に得ることができず、管摩擦圧力損失が増加し、エジェクタの効率が低下するという問題があった。
また、外筒931の内壁面付近では、速度の速い駆動流体と速度の遅い吸引流体の大きい相対流速差によって境界層が厚くなって剥離し、逆流領域が形成されることがあった。これによって、圧力損失が増加してエジェクタの効率が低下するという問題もあった。
図10において、実線が従来の単孔ノズル93を用いた場合で、破線が実施の形態2における駆動ノズル3を用いた場合である。
(旋回流路)
図6は本発明の実施の形態3に係るエジェクタを模式的に説明するものであって、図6の(a)は構成の一部を示す断面図、図6の(b)は液滴の状況を示す断面図である。なお、図2と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
前記した実施の形態2では、駆動流体微粒化・旋回機構として駆動ノズル32aの入口部に駆動流用ベーン51を脱着自在に設置し、旋回の度合いを調節できるように、ねじり流路形状が異なる駆動流用ベーン51を乗せかえることができるように駆動流用ベーン座部52を設けている。
これに対し実施の形態3のエジェクタ3bでは、駆動流体微粒化・旋回機構として、駆動ノズル32bの先端のテーパ状の縮径部(以下「先細駆動ノズルの壁面」と称呼する場合がある)に、図6(a)に示すように旋回流路61を設けるように構成する。他の各部の構成は図2に同様である。
それにより、エジェクタ3bの効率を向上させることができる。さらに、このエジェクタ3bを冷凍サイクル装置100に搭載することで、冷凍サイクル装置100の効率を向上させることができる。
(補助流入孔)
図7は本発明の実施の形態4に係るエジェクタを模式的に説明するものであって、図7の(a)は構成の一部を示す断面図、図7の(b)は液滴の状況を示す断面図、図7の(c)および(d)は流体の流れる様子を示す回路図である。なお、図2と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図7において、エジェクタ3cの駆動ノズル32cには、駆動ノズル32cの入口壁面に接して1本または2本以上の補助流入孔39が形成されている。したがって、流入する全体駆動流量の一部を、補助流入孔39を通して接線方向に噴出することにより、駆動流体中の液流を微粒化するとともに、旋回させることを可能とする構成にしている。
すなわち、図7(d)に示すようにエジェクタ3cに流れる全体駆動流量の一部は補助流入孔39に連通するバイパス路である補助流入路71に流入される。旋回の度合いの調整は主流入管側のバルブ72で流量調整することにより行われる。よって、エジェクタ3cでも、エジェクタ3a(実施の形態2)と同様な効果が得られる(図10参照)。
また、効率のよいエジェクタ3cを冷凍サイクル装置100に設置すれば、圧縮機1の吸入圧力を高め、冷凍サイクル装置100の効率を向上させることができる。
(混合流体用旋回流路)
図8は本発明の実施の形態5に係るエジェクタを模式的に説明する構成の一部を示す断面図である。なお、図2と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図8において、エジェクタ3dにおいて、吸引流体を旋回させるために、吸引流体旋回機構として外筒31dの混合部の入口壁面に混合流体用旋回流路81を設ける構成としている。
混合流体用旋回流路81は、混合部34の入口壁面に長さ100mm以下の長さのものを設ける。混合流体用旋回流路81を設けて吸引流体を旋回させることにより、境界層を薄くし、境界層の発達による剥離発生を抑制し、吸引部の流れの再循環渦損失を低減ないし防止することができる。
さらにこれと共に、ディフューザ部35と混合部34とにおける流体剥離を低減することができ、圧力損失を低減して短い距離で均質に混合することでエジェクタ内における圧力上昇幅が増加してエジェクタの効率を向上できる(図10参照)。
また、効率のよいエジェクタ3dを冷凍サイクル装置100に設置すれば、圧縮機1の吸入圧力を高め、冷凍サイクル装置100の効率を向上させることができる。
(補助流入孔)
図9は本発明の実施の形態6に係るエジェクタを模式的に説明する構成の一部を示す断面図である。なお、図2と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図9において、エジェクタ3eには、外筒31eの駆動ノズル32が配置された側に、外筒31eを包囲する補助外筒90が設置されている。外筒31eには、補助外筒90によって包囲された範囲であって、混合部34に、複数本の補助流入孔91が開けられ、外筒31eと補助外筒90との間に補助流入部92が形成されている。吸引流入孔91は、混合部34内の流れに対し垂直方向または傾斜した方向に、混合部外壁面の円周方向に開いている構成である。
よって、実施の形態5と同じように境界層を薄くし、境界層の発達による剥離発生を抑制し、吸引部33の流れの再循環渦損失を低減ないし防止することができるとともに、ディフューザ部35と混合部34における流体剥離を低減することができ、圧力損失を低減して短い距離で均質に混合することでエジェクタ3e内における圧力上昇幅が増加してエジェクタ3eの効率を向上できる(図10参照)。
また、効率のよいエジェクタ3eを冷凍サイクル装置100に設置すれば、圧縮機1の吸入圧力を高め、冷凍サイクル装置100の効率を向上させることができる。
以上の説明から明らかなように、実施の形態1において説明した冷凍サイクル装置100には、実施の形態2〜6に示すエジェクタ3a〜3eの何れであっても設置することができるものである。
また、実施の形態1〜6に示す、外筒31、31d、31eと、 駆動ノズル32、32a、32b、32cとは、それぞれ適宜組み合わせることができるものである。
Claims (10)
- 筒状の本体と、該本体内でその軸方向に沿って設けられて駆動流体を噴出する駆動ノズルと、を有するエジェクタであって、
前記本体に、前記駆動ノズルから噴出された駆動流体によって吸引流体を吸引する吸引部と、前記噴出された駆動流体と前記吸引された吸引流体とを混合する混合部と、前記混合部において混合された流体を昇圧するディフューザ部と、が形成され、
前記駆動ノズルに、駆動流体を流入するための駆動流体流入口と、該駆動流体流入口から流入する駆動流体中の液流を微粒化すると共に旋回させるため、前記駆動ノズル内で流路断面積が最も小さくなる喉部より上流側に設けられた駆動流体微粒化・旋回機構と、該微粒化されると共に旋回させられた駆動流体を噴出する駆動流体噴出口と、が設けられていることを特徴とするエジェクタ。 - 前記駆動流体微粒化・旋回機構は、前記駆動ノズルの内に配置される筒状の駆動流用ベーンであって、内面にねじり流路が形成されていることを特徴とする請求項1記載のエジェクタ。
- 前記駆動ノズルの内壁面に、断面円形の中央部と、前記駆動流体噴出口に向かって縮径する先細部と、前記中央部と前記先細部との繋ぎ部に円環状の段差部である駆動流用ベーン座部、とが形成され、前記段差部に前記駆動流用ベーンが配置自在であることを特徴とする請求項2記載のエジェクタ。
- 前記駆動流体微粒化・旋回機構は、前記駆動ノズルの内壁面に形成されたねじり形状のねじり流路であることを特徴とする請求項1記載のエジェクタ。
- 前記駆動流体微粒化・旋回機構は、前記駆動ノズルの壁面に貫通する1または2以上の補助流入孔と、該補助流入孔に連通する補助流入管と、から構成され、
前記駆動流体流入口から流入する駆動流体と共に、前記補助流入管を経由して前記補助流入孔から前記駆動ノズル内に駆動流体が流入することを特徴とする請求項1記載のエジェクタ。 - 筒状の本体と、該本体内でその軸方向に沿って設けられて駆動流体を噴出する駆動ノズルと、を有するエジェクタであって、
前記本体に、前記駆動ノズルから噴出された駆動流体によって吸引流体を吸引する吸引部と、前記噴出された駆動流体と前記吸引された吸引流体とを混合する混合部と、前記混合部において混合された流体を昇圧するディフューザ部と、が形成され、
前記混合部の内壁面にねじり流路からなる混合流体旋回機構が形成され、該ねじり形状流路によって前記混合が促進されることを特徴とするエジェクタ。 - 筒状の本体と、該本体内でその軸方向に沿って設けられて駆動流体を噴出する駆動ノズルと、を有するエジェクタであって、
前記本体に、前記駆動ノズルから噴出された駆動流体によって吸引流体を吸引する吸引部と、前記噴出された駆動流体と前記吸引された吸引流体とを混合する混合部と、前記混合部において混合された流体を昇圧するディフューザ部と、が形成され、
前記吸引部の壁面に貫通する1個以上の分岐吸引流体流入孔と、該分岐吸引流体流入孔と前記吸引部とを連通する分岐吸引流体流入管と、から構成される補助吸引機構が形成され、
前記吸引部に流入する前記吸引流体の一部が分岐されて前記混合部に流入することによって、前記混合が促進されることを特徴とするエジェクタ。 - 前記分岐吸引流体流入孔が、前記混合部の壁面に垂直または傾斜して設けられ、かつ前記混合部の内径より小さい内径であることを特徴とする請求項7記載のエジェクタ。
- 前記分岐吸引流体流入孔が、前記混合部における前記混合された流体の流れに対して傾斜して設けられていることを特徴とする請求項7記載のエジェクタ。
- 冷媒を圧縮する圧縮機と
該圧縮機において圧縮された冷媒が保有する温熱を放出させる熱源側熱交換器と、
請求項1乃至9の何れかに記載のエジェクタと、
該エジェクタを通過した冷媒を気体と液体とに分離する気液分離器と、
気液分離器において分離された液体状の冷媒を減圧する絞り装置と、
該絞り装置を通過した冷媒が保有する冷熱を放出させる第1負荷側熱交換器と、
を有する冷凍サイクル装置であって、
前記熱源側熱交換器を通過した冷媒が、前記エジェクタの駆動ノズルに流入される駆動流体とされ、
前記第1負荷側熱交換器を通過した冷媒が、前記エジェクタの本体の吸引部に吸引される吸引流体とされ、
前記気液分離器において分離された気体状の冷媒が、前記圧縮機に流入されることを特徴とする冷凍サイクル装置。
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