JP2008229852A - 積層樹脂成形物 - Google Patents
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Abstract
【課題】黒色の成形品外観を保ちながら、カーボンブラックを用いたときのような昇温・蓄熱を抑制することにより成形品およびその内部が保護された熱可塑性樹脂層、積層樹脂成形物の提出。
【解決手段】近赤外線を透過する黒色に着色した熱可塑性樹脂層と、近赤外線を反射する白色に着色した熱可塑性樹脂層とを有する積層樹脂成形物。また、黒色に着色した熱可塑性樹脂層が、一種以上の染顔料により着色された熱可塑性樹脂からなる上記積層樹脂組成物。さらに、白色に着色した熱可塑性樹脂層が酸化亜鉛、硫化亜鉛、酸化チタンなどの白色顔料により着色された熱可塑性樹脂からなる上記積層樹脂組成物。
【選択図】なし
【解決手段】近赤外線を透過する黒色に着色した熱可塑性樹脂層と、近赤外線を反射する白色に着色した熱可塑性樹脂層とを有する積層樹脂成形物。また、黒色に着色した熱可塑性樹脂層が、一種以上の染顔料により着色された熱可塑性樹脂からなる上記積層樹脂組成物。さらに、白色に着色した熱可塑性樹脂層が酸化亜鉛、硫化亜鉛、酸化チタンなどの白色顔料により着色された熱可塑性樹脂からなる上記積層樹脂組成物。
【選択図】なし
Description
本発明は、積層樹脂組成物ないし黒色成型品の表面温度上昇の抑制方法に関する。
自動車部品材料やその他成形品において意匠性を出すために黒色成形品が用いられることがある。一般的に黒色の色相に着色する場合、カーボンブラックや鉄黒等の黒色顔料を使用することが多い。
上記黒色顔料を用いるとその意匠性と共に紫外線を吸収し成形品内容物を保護するなどの作用もある。しかし、上記の黒色顔料は、紫外線を吸収すると共に近赤外線も吸収してしまい、その結果樹脂成型品の温度を急激に上昇させるという性質も有する。よって、これらの黒色顔料を含有する樹脂成型品は吸熱及び蓄熱性が高く、その材自体の温度を高くしたり、周囲の温度を上昇させたり、成形品を熱変形させたり、さらには樹脂の熱劣化が生じる場合があった。例えば、黒色顔料を含有する樹脂成型品であるインストルメンタルパネル(以後インパネ)等の自動車内装部品は、自動車が真夏の直射日光に晒されるような過酷な状況下において最高で110℃程度まで上昇することがある。このような状況下に長期間晒されると成型品は熱劣化を起こして割れやひび等が生じ、外観上の不具合や機械物性の低下に繋がるという問題があった。さらにはその内部にある機械部品への悪影響も心配される。これを防ぐには成型品における昇温・蓄熱の抑制が最適であり、その対策が求められていた。
上記のような蓄熱の防止のため、赤外線透過型の顔料や染料による黒色で成形品を作る方法などが取られた。この方法は特許文献1に記載のように紫外可視光は遮蔽し赤外線を積極的に通すような電気製品のリモコンの送受信部に用いられた技術である。しかしながらこの方法では自動車のインパネなどの大型成形物に用いると近赤外線が成形品内部にまで達してしまい内部にある部品や内容物に悪影響を与えるなどの問題点があった。
黒色の成形品外観を保ちながら、カーボンブラックを用いたときのような昇温・蓄熱を抑制することにより成形品およびその内部を保護することを目的とする。
すなわち本発明は、近赤外線を透過する黒色に着色した熱可塑性樹脂層と近赤外線を反射する白色に着色した熱可塑性樹脂層を有する積層樹脂成形物に関する。
黒色に着色した熱可塑性樹脂層が一種以上の染顔料により着色された熱可塑性樹脂からなる上記の積層樹脂成形物に関する。
白色に着色した熱可塑性樹脂層が酸化亜鉛、硫化亜鉛、酸化チタンなどの白色顔料により着色された熱可塑性樹脂からなる上記の積層樹脂成形物に関する。
積層樹脂成形物は黒色に着色した熱可塑性樹脂層と白色に着色した熱可塑性樹脂層の間もしくは黒色に着色した熱可塑性樹脂層の上に近赤外線を吸収または反射する層を有さなければ新たな層を積層することができ、積層する層の数は限定されないことを特徴とする上記の積層樹脂成形物に関する。
さらに黒色に着色した熱可塑性樹脂層の上に紫外線吸収剤を含有する熱可塑性樹脂層を有することを特徴とする上記の積層樹脂成形物に関する。
太陽光などの光源または熱源に対する面である積層樹脂組成物の外面が黒色である上記の積層樹脂成形物に関する。
本発明により、黒色の成形品外観を保ちながら表面温度および内部温度の上昇を抑制することができた。
本発明の積層樹脂成形物は太陽光などの光源または熱源に対して黒色の層が上の層となり、白色層はそれ以下の層となる。
黒色の層の上に近赤外線を吸収したり、色を変えたりしない限り新たに樹脂層を形成することができる。特に黒色の層を染料により着色した場合は紫外線吸収剤を含有した層を上に形成させることで染料の劣化を抑えることが出来る。黒色層と白色層の間にも特に設ける必要性はないが近赤外線を吸収したり、色を変えたりしない限り新たな層を設けることが出来る。白色層より下の層はどんな樹脂層を設けても構わないが、使用法や使用場所により光源や熱源が届く可能性がある場合は近赤外線を吸収するような樹脂層を配置することは好ましくない。
近赤外線とは赤外線領域の内、もっとも可視領域に近い領域であるがその詳しい波長域は文献によっても値が様々である。本発明における近赤外線とは750nm〜1500nmの波長域の電磁波を示す。その内、特に樹脂の蓄熱を促進する波長は1000nm〜1500nmである。
本発明の近赤外線を透過する黒色に着色した熱可塑性樹脂層を構成する染料または顔料は、形成される成形物に、可視光線を吸収し、近赤外線を透過する機能を付与させるために配合するものである。従って染料または顔料は、波長1000nm以上、好ましくは750nm以上の光線を透過する特性を有する染顔料を使用する。なお、“波長1000nm以上の光線を透過する”とは、樹脂層において波長1000nm以上の光線を15%以上、好ましくは50%以上、更に好ましくは750nm以上の光線を50%以上透過および1000nm以上の光線を80%以上透過することを意味する。また、染顔料の含有濃度は該樹脂層の厚みにより変わり、上記透過率条件に合うように添加する。また、可視光線、紫外線の透過率は黒色に着色されている範疇にあれば特に規定されない。
上記の透過率のように近赤外線を透過することにより黒色でありながら蓄熱を抑えることが出来た。
本発明においては染顔料を一種以上用いて黒色に着色した樹脂層を用いる。本発明における染料としてはアンスラキノン系染料、アゾ系染料、ピラゾロン系染料、キノフタロン系染料、ペリノン系染料、メチン系染料、クマリン系染料等が挙げられる。また、顔料としては、熱可塑性樹脂の着色に使用されている公知の有機、無機顔料が使用できる。有機顔料としてはピロール系、キナクリドン系、アゾ系、ペリレン系、ジオキサン系、イソインドリノン系、インダスレン系、キノフタロン系、ペリノン系、フタロシアニン系等が挙げられる。無機顔料としては酸化鉄、カドミウムレッド、チタンイエロー、カドミウムイエロー、群青、紺青、コバルトブルー、コバルトグリーン、セルリアンブルー等が挙げられる。
染顔料で黒色を表す場合、単色で黒色を呈すものの他に有彩色の組み合わせにより黒色になるものがある。単色で黒色を呈し近赤外線を透過する染顔料としてはペリレン系顔料が挙げられ、具体的にはBASF社製のPaliogen Black S 0084などが挙げられる。また、有彩色で黒色にするには吸収域の違う黄(Y)紅(M)藍(C)を用いて可視光領域をカットすることによりカーボンブラックのような黒色顔料で着色される真の黒色と同等の黒色が得られる。有彩顔料の組み合わせもしくは有彩顔料と有彩染料の組み合わせによっても黒色は得ることが出来るが、顔料を用いると近赤外線の吸収が増大してしまうため、染料の組み合わせにより黒色を得るのが好ましい。例えば、ランクセス社製のマクロレックスイエローG、マクロレックスレッドEG、マクロレックスブルーRR、マクロレックスグリーン5Bを用いて黒色を表現することが出来る。なお、有彩色の染顔料と単色で黒色を呈する染顔料を組み合わせて黒色を調節するなど、染顔料の組み合わせは限定されるものではない。
また、染顔料の各色単色で着色された樹脂層を積層して黒色を表現しても構わない。ただし、不透明の樹脂を用いた場合は下の層の色が透過してこないため黒色を表現するのは難しい。
本発明の近赤外線を反射する白色に着色した熱可塑性樹脂層を構成する白色顔料は、形成される成形物に、近赤外線を透過させず反射させる機能を付与させるために配合するものである。従って白色顔料は、750nm〜1500nmの近赤外線の光を透過せず、反射する特性を付与する白色顔料を使用する。なお、“750nm〜1500nmの光を透過せず反射する”とは樹脂層の750nm〜1500nmの光の透過率が10%以下で、反射率は70%以上にすることを意味する。また、顔料の含有濃度は該樹脂層の厚みにより変わり、上記透過率、反射率の条件に合うように添加する。
本発明に用いられる紫外線吸収剤としては特に限定はなく、サリチル酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、シアノアクリレート系紫外線吸収剤等の紫外線吸収剤や、ヒンダードアミン系光安定化剤、ベンゾエート系光安定化剤等が挙げられる。
より具体的にはサリチル酸系紫外線吸収剤として、サリチル酸フェニル(Seesorb 201 日石カルシウム)、サリチル酸p−t−ブチルフェニル(スミソーブ 90 住友化学、Viosorb 90 共同薬品)等が挙げられる。
また、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤として、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン(Viosorb 100 共同薬品)、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン(Uvinul M−40 BASF)、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン(Viosorb 130 共同薬品)、2,2′−ジヒドロキシ−4−4′−ジメトキシベンゾフェノン(Uvinul 3049 BASF)、2,2′−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン(Cyasorb UV−24 ACC)2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルホベンゾフェノン(Uvinul MS40 BASF)、2,2′−ジヒドロキシ−4−4′−ジメトキシ−5−スルホベンゾフェノンNa塩(Uvinul DS49 BASF)等が挙げられる。
さらに、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤としては、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール(JF−77 城北化学工業)、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール(Tinuvin 320 チバガイギー)、2−(2′−ヒドロキシ−3′−t−ブチル−5′−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール(Tinuvin 326 チバガイギー)、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール(Tinuvin 328 チバガイギー)等が挙げられる。
また、シアノアクリレート系紫外線吸収剤としては、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3′−ジフェニルアクリレート(Uvinul 3039 BASF)、エチル−2−シアノ−3,3′−ジフェニルアクリレート(Uvinul 3035 BASF)等が挙げられる。
さらに、その他紫外線吸収剤としては、4−ビス(ポリエトキシ)p−アミノ安息香酸ポリエトキシエチルエステル(Uvinul P25 BASF)や、高分子型の2−(2′−ヒドロキシ−5′−メタクリロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール(RUVA−39 大塚化学)等が挙げられる。
また、無機系の紫外線吸収剤として微粒子酸化鉄や微粒子酸化亜鉛、微粒子酸化チタン等が挙げられる。
本発明に用いられる熱可塑性樹脂層を形成する樹脂としては、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、AS樹脂、ABS樹脂、AES樹脂、メタクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアセタール樹脂、超高分子量ポリエチレン樹脂、PBT樹脂、PET樹脂、ポリカーボネート樹脂、変性ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、液晶ポリマー、ポリテトラフロロエチレン樹脂、ポリフロロアルコキシ樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリサルフォン樹脂、ポリエーテルサルフォン樹脂、微生物崩壊性樹脂等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。また、これらの樹脂を2種以上含むものであっても良い。また、層毎に別の樹脂を用いたものであってもよい。
また、本発明に用いられる熱可塑性樹脂層を形成する樹脂として、微生物崩壊性樹脂も用いることができる。具体的にはポリ乳酸、ポリカプロラクトン、または脂肪族ジカルボン酸と多価アルコールとを原料として得られる脂肪族ポリエステル系樹脂の他、微生物または植物より合成されたポリエステル樹脂等が挙げられる。特にポリ乳酸が好ましい。
具体的には市販または試作されている、昭和高分子社製や日本触媒社製のポリブチレンサクシネート、ポリエチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネート・アジペート、三井化学社製、カーギル社製や島津社製のポリ乳酸、ダイセル化学社製のポリカプロラクトン、モンサント社製のポリ(3−ヒドロキシ酪酸−CO−3−ヒドロキシ吉草酸)(P(3HB−3HV))やポリ(3−ヒドロキシ酪酸−CO−4−ヒドロキシ酪酸)(P(3HB−4HB))やポリ(3−ヒドロキシ酪酸−CO−3−ヒドロキシプロピオネート)(P(3HB−3HP))等が挙げられる。製品名としてはレイシアH100J(三井化学(株))、タフロンIVB 2500(出光石油化学(株))、テオナイトTN8065S(帝人(株))等が挙げられる。
本発明における熱可塑性樹脂層の着色方法は特に限定されるものではない。染顔料または/および紫外線吸収剤と熱可塑性樹脂を直接成形機に投入する方法であっても予備分散をさせてから加工機に投入しても構わない。また熱可塑性樹脂層を着色する際に、本発明の効果を損なわない範囲内で必要に応じて適当な添加剤、例えば、耐酸化安定剤、耐候安定剤、帯電防止剤、染料、顔料、分散剤、可塑剤、難燃剤、結晶造核剤、カップリング剤等を配合してもよい。
熱可塑性樹脂と染顔料等を予備分散させる方法としては、例えば、ヘンシェルミキサーやタンブラー、ディスパー等で混合した後に、ニーダー,ロールミル,スーパーミキサー,ヘンシェルミキサー,シュギミキサー,バーティカルグラニュレーター,ハイスピードミキサー,ファーマトリックス,ボールミル,スチールミル,サンドミル,振動ミル,アトライター,バンバリーミキサーのような回分式混練機、二軸押出機、単軸押出機、ローター型二軸混練機等で混合や溶融混練分散し、ペレット状、粉体状、顆粒状あるいはビーズ状等の形状の予備分散体を得る方法がある。
上記予備分散体は、染顔料等を比較的高濃度に含有し、成形時に被成形樹脂(ベース樹脂)で希釈されるマスターバッチであっても良いし、染顔料等の組成物の濃度が比較的低く、被成形樹脂で希釈せずにそのままの組成で成形に供されるコンパウンドであっても良い。
本発明の積層体の成形法は特に制限されず、例えばインサート射出成形法、インモールド成形法、オーバーモールド成形法、二色射出成形法、コアバック射出成形法、サンドイッチ射出成形法などの射出成形方法、Tダイラミネート成形法、多層インフレーション成形法、共押出成形法、押出被覆法などの押出成形法、そして多層ブロー成形法、多層カレンダー成形法、多層プレス成形法、スラッシュ成形法、溶融注型法などの成形法を採用することができ、さらにシート、フィルム、チューブ、型成形体などの各種積層体に成形することができる。
前記した成形法のうち、インサート射出成形法(またはインモールド成形、オーバーモールド成形)とは、予め所定の形状および寸法に形成しておいた樹脂成形物(フィルムを含む)を金型内にセットしておいて、そこへ別の樹脂を射出成形して積層体を製造する方法である。また、上記した二色射出成形法によって積層体を製造する場合は、二台以上の射出装置を用いて、金型内に一方の樹脂を射出成形した後に、金型の回転や移動などによって金型キャビティーを交換し、最初の射出成形によって形成した成形品と第2の金型壁との間に形成された空隙部にもう一方の樹脂を射出成形して積層体を製造する方法が一般に採用される。上記したコアバック射出成形法による場合は、1台の射出成形機と1個の金型を用いて、金型内に一方の樹脂を最初に射出成形して成形品を形成した後、その金型のキャビティーを拡大させ、そこにもう一方の樹脂を射出成形して積層体を製造する方法が一般に採用される。
上記した押出成形によって一方の樹脂の層ともう一方の樹脂の層を有する積層体を製造する場合は、内側と外側、上側と下側、左側と右側とに2層以上に分割された金型(押出ダイ部など)を通して、2層以上に同時に溶融押出して接合させる方法などが採用できる。さらに、例えばカレンダー成形を行う場合は、溶融可塑化状態にあるかまたは固形状態にある一方の樹脂の上に、もう一方の樹脂を溶融下にカレンダー加工して被覆積層させることにより目的とする積層体を製造することができる。また、例えばプレス成形による場合は、一方の樹脂(もしくはその成形体)の配置下にもう一方の樹脂を用いて溶融プレスを行うことによって積層体を製造することができる。
本発明の積層体においては、黒色に着色した熱可塑性樹脂層を白色に着色した熱可塑性樹脂層より外の層(成形品表面側)に配置することで黒色を保ちながら蓄熱を抑えた積層樹脂成形物を得ることが出来た。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの例によって何ら限定されるものではない。実施例および比較例で使用する主要原料を、以下にまとめて示す。
(原料)
・熱可塑性樹脂A:三菱エンジニアリングプラスチック社製、ユーピンロンS3000
・熱可塑性樹脂B:プライムポリマー社製、プライムポリプロJ107G
・近赤外線透過黒色顔料:BASF社製、Paliogen Black S 0084
・カーボンブラック:三菱化学社製、ミツビシカーボン♯44
・赤染料:LANXESS社製、MACROLEX RED EG
・黄染料:LANXESS社製、MACROLEX YELLOW G
・青染料:LANXESS社製、MACROLEX BLUE RR
・緑染料:LANXESS社製、MACROLEX GREEN 5B
・酸化チタン:石原産業社製、タイペークPF−740
・紫外線吸収剤:チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製、チヌビン326
(黒色染料混合物の製法)
上記の赤染料51.4g、黄染料3.0g、青染料19.6g、緑染料26.0gを混合することで黒色染料混合物を得た。
(原料)
・熱可塑性樹脂A:三菱エンジニアリングプラスチック社製、ユーピンロンS3000
・熱可塑性樹脂B:プライムポリマー社製、プライムポリプロJ107G
・近赤外線透過黒色顔料:BASF社製、Paliogen Black S 0084
・カーボンブラック:三菱化学社製、ミツビシカーボン♯44
・赤染料:LANXESS社製、MACROLEX RED EG
・黄染料:LANXESS社製、MACROLEX YELLOW G
・青染料:LANXESS社製、MACROLEX BLUE RR
・緑染料:LANXESS社製、MACROLEX GREEN 5B
・酸化チタン:石原産業社製、タイペークPF−740
・紫外線吸収剤:チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製、チヌビン326
(黒色染料混合物の製法)
上記の赤染料51.4g、黄染料3.0g、青染料19.6g、緑染料26.0gを混合することで黒色染料混合物を得た。
(黒色熱可塑性樹脂層の作成方法)
熱可塑性樹脂と黒色染顔料(近赤外線透過黒色顔料またはカーボンブラックまたは黒色染料混合物)を加えスーパーミキサーにて撹拌羽回転速度約300rpmで3分間、撹拌・混合した。これを230〜250℃に設定した2軸押出機で溶融混練し、押出されたストランドをペレタイザーにより長さ2〜3mm・直径2〜3mmの円筒状にカッティングして、黒色樹脂層成形用の予備分散体を得た。これを金型へセットし熱プレス機にて230〜250℃で加熱溶融した後、冷却することにより黒色熱可塑性樹脂層(14cm×14cm×0.1cm)を作成した。
熱可塑性樹脂と黒色染顔料(近赤外線透過黒色顔料またはカーボンブラックまたは黒色染料混合物)を加えスーパーミキサーにて撹拌羽回転速度約300rpmで3分間、撹拌・混合した。これを230〜250℃に設定した2軸押出機で溶融混練し、押出されたストランドをペレタイザーにより長さ2〜3mm・直径2〜3mmの円筒状にカッティングして、黒色樹脂層成形用の予備分散体を得た。これを金型へセットし熱プレス機にて230〜250℃で加熱溶融した後、冷却することにより黒色熱可塑性樹脂層(14cm×14cm×0.1cm)を作成した。
(白色熱可塑性樹脂層の作成方法)
熱可塑性樹脂と酸化チタンを加えスーパーミキサーにて撹拌羽回転速度約300rpmで3分間、撹拌・混合した。これを230〜250℃に設定した2軸押出機で溶融混練し、押出されたストランドをペレタイザーにより長さ2〜3mm・直径2〜3mmの円筒状にカッティングして、白色樹脂層成形用の予備分散体を得た。これを金型へセットし熱プレス機にて230〜250℃で加熱溶融した後、冷却することにより白色熱可塑性樹脂層(14cm×14cm×0.1cm)を作成した。
熱可塑性樹脂と酸化チタンを加えスーパーミキサーにて撹拌羽回転速度約300rpmで3分間、撹拌・混合した。これを230〜250℃に設定した2軸押出機で溶融混練し、押出されたストランドをペレタイザーにより長さ2〜3mm・直径2〜3mmの円筒状にカッティングして、白色樹脂層成形用の予備分散体を得た。これを金型へセットし熱プレス機にて230〜250℃で加熱溶融した後、冷却することにより白色熱可塑性樹脂層(14cm×14cm×0.1cm)を作成した。
(透過率/拡散反射率)
上記で作成した各色の単層の成形品を分光光度計にセットして、透過率の場合は空気をブランク(100%)、拡散反射率の場合は硫酸バリウム標準白色板をブランクとして測定した。島津製作所製の紫外可視近赤外分光光度計UV−3150で測定した。なお、積分球を内蔵した試料室MPC−3100形を本体に取り付けて測定を行った。結果を表1に示した。
上記で作成した各色の単層の成形品を分光光度計にセットして、透過率の場合は空気をブランク(100%)、拡散反射率の場合は硫酸バリウム標準白色板をブランクとして測定した。島津製作所製の紫外可視近赤外分光光度計UV−3150で測定した。なお、積分球を内蔵した試料室MPC−3100形を本体に取り付けて測定を行った。結果を表1に示した。
表1に示すように、赤外線への透過性を有する染顔料を用いた実施例1〜2の近赤外線透過率は良好であったのに対し、比較例2のカーボンを用いた例では、近赤外線を全く透過しなかった。また、酸化チタンを用いた実施例3、4では近赤外域での反射率が80%を超え良好であった。
(積層樹脂成形物の成形方法)
黒色熱可塑性樹脂層(14cm×14cm×0.1cm)と白色熱可塑性樹脂層(14cm×14cm×0.1cm)を熱プレス機にて接着させ積層樹脂成形物を得た。
黒色熱可塑性樹脂層(14cm×14cm×0.1cm)と白色熱可塑性樹脂層(14cm×14cm×0.1cm)を熱プレス機にて接着させ積層樹脂成形物を得た。
(昇温・蓄熱の抑制評価)図1に示すように、ボックス内に250Wの赤外線ランプを光源とし、積層樹脂成型物の黒色の面を上にし、光源間の距離を40cmに設定して光を連続照射した。積層樹脂成型物の表面温度は表面温度計を用いて経時的に30分間まで測定した。照射開始時のボックス内温度(雰囲気温度)は20℃であった。結果を表2に示す。
表2に示すように、赤外線への透過性を有する染顔料からなる黒色樹脂層を用いた実施例5〜10の積層樹脂成形物は、ランプ照射に対する耐蓄熱性が良好であり、外観の見た目の黒色度も概ね良好であったのに対し、比較例3、4の積層樹脂成形物は、見た目の黒色度は良好であったが、蓄熱性が高かった。また、比較例5の蓄熱性は非常に良好であるが外観が白色である。以上、比較例においては全てが良好となるものは得られなかった。
(耐候性評価)
積層樹脂成形物の黒色面を上にして岩崎電気社製の超促進耐候試験機(アイスーパーUVテスター:SUV−W231)にて暴露試験を行った。暴露時間は200時間、照射/暴露は6時間置きに切り替え、照度設定は100mW/cm2、BP温度は50%RHとした。
積層樹脂成形物の黒色面を上にして岩崎電気社製の超促進耐候試験機(アイスーパーUVテスター:SUV−W231)にて暴露試験を行った。暴露時間は200時間、照射/暴露は6時間置きに切り替え、照度設定は100mW/cm2、BP温度は50%RHとした。
(紫外線吸収剤を含有する熱可塑性樹脂層の作成方法)
熱可塑性樹脂Aを990gと紫外線吸収剤10gを加えスーパーミキサーにて撹拌羽回転速度約300rpmで3分間、撹拌・混合した。これを250℃に設定した単軸押出機で溶融混練し、押出されたストランドをペレタイザーにより長さ2〜3mm・直径2〜3mmの円筒状にカッティングして、紫外線吸収剤を含有する樹脂層成形用の予備分散体を得た。これを金型へセットし熱プレス機にて250℃で加熱溶融した後、冷却することにより紫外線吸収剤を含有する熱可塑性樹脂層(14cm×14cm×0.05cm)を作成した。
熱可塑性樹脂Aを990gと紫外線吸収剤10gを加えスーパーミキサーにて撹拌羽回転速度約300rpmで3分間、撹拌・混合した。これを250℃に設定した単軸押出機で溶融混練し、押出されたストランドをペレタイザーにより長さ2〜3mm・直径2〜3mmの円筒状にカッティングして、紫外線吸収剤を含有する樹脂層成形用の予備分散体を得た。これを金型へセットし熱プレス機にて250℃で加熱溶融した後、冷却することにより紫外線吸収剤を含有する熱可塑性樹脂層(14cm×14cm×0.05cm)を作成した。
(実施例11)
実施例6の積層樹脂成形物の黒色面の上に紫外線吸収剤を含有する熱可塑性樹脂層を熱プレス機により貼り付けた積層樹脂成形物を作成し、耐候試験をおこなった。
実施例6の積層樹脂成形物の黒色面の上に紫外線吸収剤を含有する熱可塑性樹脂層を熱プレス機により貼り付けた積層樹脂成形物を作成し、耐候試験をおこなった。
(比較例6)
実施例6の積層樹脂成形物の耐候試験をおこなった。
実施例6の積層樹脂成形物の耐候試験をおこなった。
実施例11の積層樹脂成形物は、耐候性が良好であり、試験後の外観の見た目の黒色度も概ね良好であったのに対し、比較例6の積層樹脂成形物は、明らかに退色しており見た目の黒色度は悪かった。
1 温度計
2 雰囲気温度測定用端子
3 成型品表面温度測定用端子
4 照明ランプ
5 成型品
2 雰囲気温度測定用端子
3 成型品表面温度測定用端子
4 照明ランプ
5 成型品
Claims (6)
- 近赤外線を透過する黒色に着色した熱可塑性樹脂層と、近赤外線を反射する白色に着色した熱可塑性樹脂層とを有する積層樹脂成形物。
- 黒色に着色した熱可塑性樹脂層が、一種以上の染顔料により着色された熱可塑性樹脂からなる請求項1記載の積層樹脂成形物。
- 白色に着色した熱可塑性樹脂層が酸化亜鉛、硫化亜鉛、酸化チタンなどの白色顔料により着色された熱可塑性樹脂からなる請求項1または2記載の積層樹脂成形物。
- 黒色に着色した熱可塑性樹脂層と白色に着色した熱可塑性樹脂層の間もしくは黒色に着色した熱可塑性樹脂層の上に近赤外線を吸収または反射する層を有さなければ新たな層を積層することができ、積層する層の数は限定されないことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の積層樹脂成形物。
- さらに黒色に着色した熱可塑性樹脂層の上に紫外線吸収剤を含有する熱可塑性樹脂層を有することを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載の積層樹脂成形物。
- 太陽光などの光源または熱源に対する面である積層樹脂組成物の外面が黒色である請求項1ないし5いずれか記載の積層樹脂成形物。
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