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JP2008223288A - リフォームサッシ - Google Patents

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Makoto Kobayashi
誠 小林
Makoto Yoshida
吉田  誠
Katsuhiko Suzuki
克彦 鈴木
Akane Sasaki
茜 佐々木
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Abstract

【課題】簡単な構造により既設サッシなどが屋内側に露出しないようにして内観体裁をよくするとともに、断熱効果にも優れるリフォームサッシ。
【解決手段】建物の窓開口部1に設けられた掃き出し窓タイプの既設サッシAの内方に上下ベース材40、41と縦ベース材42とからなるベース枠Cを固定し、該ベース枠Cの内方に新設サッシBを固定したリフォームサッシであって、上記窓開口部1の屋内側の床面79には、上記ベース枠の下ベース材41と床面との間を室内側から覆う合成樹脂製の室内額縁58を取り付け、該室内額縁58の内部には金属製の補強芯材86を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、掃き出し窓タイプの既設サッシを新しいサッシに代えるに際し、既設サッシを取り付けた状態のまま新しいサッシを取り付けた場合に、既設サッシなどが屋内側に露出しないようにするためのリフォームサッシに関する。
既設サッシを新しいサッシに代える場合、既設サッシを窓開口部から取り外して新しいサッシに付け替えることが考えられるが、既設サッシの取り外し作業には手間や時間や費用がかかるので煩わしい。そのため、既設サッシを窓開口部に取り付けた状態のまま新しいサッシを取り付ける改装サッシが考えられている(特許文献1、2参照)。
これは、既設サッシが内付けサッシの場合、その上部屋外側に取付部材を固定し、取付部材の上に新設サッシを支持させ、取付部材の屋外側の垂直面に新設サッシの取付フィンをネジ止め固定するとともに、新設サッシの屋内側には窓開口部の内周面に金属製の化粧額縁を回し、さらに化粧額縁の屋内側には木質化粧材を額縁状に回し、さらに金属製化粧額縁と木質化粧材との間にキャップを配設する構成である。
上記構成によれば、屋内側には新設サッシとともに化粧額縁と木質化粧材とキャップが露出するが、既設サッシは見えないようにカバーされているので、一定の体裁は確保される。
特開2003−82941号公報
しかしながら、上記改装サッシでは、化粧額縁はアルミニウムの押出形材製の部材であるから、新設サッシでは断熱性は期待できない。したがって、内部に断熱障子を収容してもその断熱効果は限定されている。
また、新設サッシの屋内側に化粧額縁とキャップと木質化粧材を取り付けなければならないので、部品点数が多く、それぞれを位置決めしたりネジ止めしたりするのに手間がかかり、施工が面倒である。
さらに、新設サッシの屋内側を処理する部材が金属製化粧額縁と合成樹脂製キャップと木製化粧材と、全て材質が異なるものであり、特に木製の化粧材は建具業者の取り扱い分野であるから、サッシ業者にとってなじみにくく、熟練を要する作業となる。
さらに、上記改装サッシは専用の新設サッシを使用するから問題ないが、汎用サッシを使用するときは、特に室内側の高さが上枠と下枠とで異なる場合がある。その対応が問題である。
本発明は、上記問題点を解消し、掃き出し窓タイプの既設サッシを取り付けた状態のまま新しいサッシを取り付け可能で、しかも簡単な構造により既設サッシなどが屋内側に露出しないようにして内観体裁をよくすることができ、断熱効果にも優れるリフォームサッシを提供することをその課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、建物の窓開口部に設けられた掃き出し窓タイプの既設サッシの内方に上下ベース材と縦ベース材とからなるベース枠を固定し、該ベース枠の内方に新設サッシを固定したリフォームサッシであって、上記窓開口部の屋内側の床面には、上記ベース枠の下ベース材と床面との間を室内側から覆う合成樹脂製の室内額縁を取り付け、該室内額縁の内部には金属製の補強芯材を設けたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1において、上記新設サッシの下枠の屋内側の端部には樹脂アングルが屋内側に突出形成され、上記樹脂アングルの下方に樹脂ブロックが配置され、該樹脂ブロックは上記室内額縁と接合されたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2において、上記室内額縁はアルミニウム製の補強芯材の上部に合成樹脂製の額縁本体を係止装着したものであることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、窓開口部の屋内側の床面には、ベース枠の下ベース材と床面との間を室内側から覆う合成樹脂製の室内額縁を取り付け、該室内額縁の内部には金属製の補強芯材を設けたから、上記室内額縁の強度は十分に確保され、人が乗っても支障がない。また、室内額縁によって下ベース材と既設サッシの下枠の屋内側がカバーされるので、内観体裁がよい。
請求項2に係る発明によれば、新設サッシの下枠の屋内側の端部には樹脂アングルが屋内側に突出形成され、上記樹脂アングルの下方に樹脂ブロックが配置され、該樹脂ブロックは上記室内額縁と接合しているので、既設サッシとベース枠と新設サッシの下枠部分がともに金属製であっても、リフォームサッシを施工することにより全体として断熱性の高いサッシが得られる。したがって、障子を断熱障子にすれば、全体を断熱窓にすることができる。
請求項3に係る発明によれば、室内額縁はアルミニウム製の補強芯材の上部に合成樹脂製の額縁本体を係止装着したものであるから、額縁本体を補強芯材から取り外すことができ、したがって額縁本体が損傷したり経年劣化したりしたときは簡単に交換することができる。
図1は本発明に係るリフォームサッシの縦断面図、図2は横断面図であり、図3及び図4はそれぞれ縦断面と横断面の分解図である。
[既設サッシの構成]
上図において符号Aは掃き出し窓タイプの既設サッシを示す。この既設サッシAは建物躯体の窓開口部1の周縁材(窓台10とまぐさ11と柱9)に設けられた窓タイプの内付けサッシで、上枠2、下枠3及び左右の縦枠4とから方形に枠組みされている。上枠2は、上枠本体2aの屋外側から外方に突出する釘打ちフィン5aが形成され、屋外側と屋内側の内方には内障子と外障子の案内片6が形成され、屋外側端部には網戸の案内片7、屋内側端部には係合片8が垂下形成されている。そして、上記釘打ちフィン5aが窓開口部1のまぐさ11の屋外端面にネジ止め固定されているとともに、上枠本体2aの屋内側がまぐさ11の下面からネジ止め固定されている。
下枠3は、下枠本体3aの屋外側には外方に突出する釘打ちフィン5bが形成され、屋外側端部には網戸レール12、屋外側と屋内側の内方には内障子用内レール13と外障子用外レール14が段状に形成され、屋内側端部の上部には内レール13と同じ高さの立上り片15が、下部には前倒れ防止用の取付片16が形成されている。そして、上記釘打ちフィン5bが窓開口部1の窓台10の屋外端面にネジ止め固定されているとともに、取付片16は床材79の上面からネジ止め固定されている。
縦枠4は、縦枠本体4aの中間部には外方に突出する釘打ちフィン5cが形成され、釘打ちフィン5cと反対側の内方には内障子と外障子の案内片17が形成され、屋内側端部には係合片18が形成されている。そして、上記釘打ちフィン5cが窓開口部1の柱9の屋外側端面にネジ止め固定されている。
上記構成により、既設サッシAの屋外側の端部は面一になるように形成されている。なお、既設サッシAの屋内側の上部と側部には木製の額縁20が配設されている。
[新設サッシの構成]
次に、符号Bは新設サッシで、この新設サッシBはリフォーム専用ではなく、半外付けの一般的サッシである。
上枠21は、上枠本体21aの中間部から外方に突出する釘打ちフィン24aが形成され、釘打ちフィン24aをはさんで屋外側と屋内側の内方には内障子と外障子の案内片25が形成され、屋外側端部には網戸の案内片26、屋内側端部には合成樹脂製のアングル材27が一体に取り付けられている。
下枠22には、下枠本体22aの中間部には外方に突出する釘打ちフィン24bが形成され、釘打ちフィン24bをはさんで屋外側と屋内側の内方には内障子用内レール30と外障子用外レール31が形成され、屋外側端部には網戸レール32、屋内側端部の上部には立上り片33が、下部には取付片34が形成されている。立上り片34の上部には合成樹脂製のアングル材35が係止固定されている。なお、内レール30と外レール31とアングル材35とはほぼ水平になるように揃えられている。
縦枠23は、縦枠本体23aの中間部に外方に突出する釘打ちフィン24cが形成され、釘打ちフィン24cと反対側の内方には内障子と外障子の案内片36が形成されている。縦枠本体23aの屋外側と屋内側の端部は断面がT字形に形成されている。
枠組みされたとき、釘打ちフィン24a、24b、24cは新設サッシBの外周に面一になる。
なお、上下枠21、22と縦枠23の屋内側には合成樹脂製の樹脂ブロック37a、37b及び37cが固定されるが、これらの取付作業は上下枠21、22と縦枠23の取付作業が終了した後に行う。まず、両側に縦ブロック37cを取り付け、その間に上下ブロック37a、37bを入れ込んでアングル側からネジで止めればよい。
[ベース材]
次に、新設サッシBはベース枠Cを介して既設サッシA上に取り付けられる。ベース枠Cは上ベース材40、下ベース材41及び縦ベース材42から方形に枠組みされ、それぞれアルミニウムの押出型材からなり、中央の取付壁43をはさんで平坦部44、45を形成してなるもので、取付壁43は窓開口部1の面方向と平行に形成され、平坦部44、45は窓開口部1の面方向と垂直に形成されるものである。屋外側の平坦部45は取付壁43の外方端(窓開口部1の周面に近い側の端部)から屋外側に延出されている。屋内側の平坦部44は取付壁43の内方端(窓開口部1の周面から遠い側の端部)から屋内側に延出されている。また、下ベース材41の屋外側の平坦部45は、さらに屋内側の水平部45aと屋外側のわずかに斜めに形成された緩斜面部45bとから構成され、平坦部45の先端からは当接片46が取付壁43と平行に垂下形成されている。取付壁43と屋内側平坦部44の底辺部と屋外側平坦部45の水平部45aとは、他の部分に比べて肉厚に形成されている。また、上記当接片46の先端は屋内側に屈曲して係止片47が形成されている。さらに、上記屋内側の平坦部44は中空に形成され、上ベース材40と下ベース材41の屋外側中空部48には、長手方向に沿って内方に開口する溝49が形成されている。なお、下ベース材41の屋外側端部の当接片46から取付壁43までの長さは、既設サッシAの下枠3の網戸レール12から外レール14と内レール13の間の外レール14寄りの位置(外レール14上でもよい)までの長さとする。
上ベース材40、下ベース材41及び縦ベース材42の幅寸法はすべて同じに設定され、また上記屋外側の端部から取付壁43までの寸法及び取付壁43から屋内側の端部までの寸法も同じ長さに設定されている。
[リフォームサッシの施工方法]
次に、既設サッシAに新設サッシBを取り付けるにあたっては、まず既設サッシAの内周面に沿ってベース枠Cを配設する。その際、図1〜図5に示されるように、下ベース材41を上記下枠3上に取り付けるときは、屋外側の水平な平坦部45を外レール14の上に載置して支持させ、屋内側の水平な平坦部44を内レール13と立上り片15の上に載置して支持させる。そして、屋外側の端部の当接片46を網戸レール12に当接させて位置出しをする。このとき、下ベース材41の取付壁43は、既設サッシAの下枠3の外レール14と内レール13の間の外レール14寄りに位置する。位置決め後、屋内側の平坦部44から長いネジ50で既設サッシAとともに窓台10に一体的にネジ止めする。このとき、ネジ50は上記平坦部44の上面部の作業孔(図示せず)から挿通し、頭部が中空部48の底部に達するまでねじ込むようにするのが好ましい。
次に、上ベース材40は、屋外側の端部の当接片46を既設サッシAの上枠2の網戸案内片7に係合させて位置出しをし、下ベース材41と同様に、屋内側の平坦部44から長いネジ50では既設サッシAとともにまぐさ11に一体的にネジ止めする。
さらに、縦ベース材42は、屋外側の端部を既設サッシAの縦枠4の屋外側端面に合わせて位置出しをすればよいが、安定的に固定するため、図6に示されるように、縦ベース材42の上端と下端に位置出し用の係合板51を固定して上方と下方に突出させ、これを下ベース材41及び上ベース材40の溝49に係合させればよい。70は係合板51の位置決め用ノッチである。これにより、縦ベース材42は容易且つ確実に所定の位置に安定的に位置決めされる。その後、屋内側の平坦部44から長いネジ50で既設サッシAとともに柱に一体的にネジ止めすることにより、所定の位置に固定される。なお、係合板51は縦ベース材42の上端又は下端の一方にのみ固定して位置出しするようにしてもよい。
上記構成により、上ベース材40、下ベース材41及び縦ベース材42は既設サッシAの下枠3の網戸レール12を基準として、既設サッシAの内周面に沿って配設されてベース枠Cが組み立てられ、取付壁43は面一に揃えられる。
次に、上記ベース枠Cに新設サッシBを取り付ける場合、まず新設サッシBを方形に枠組みして窓開口部1のベース枠Cに嵌合させ、新設サッシBの下枠22を下ベース材41の屋内側の平坦部44上に載置する。そして、新設サッシBの上下枠21、22と縦枠23の中間部の釘打ちフィン24a、24b、24cを取付壁43に当接してネジ52で固定する。また、下枠22は図5に示されるように、屋内側端部の取付片34を下ベース材41の平坦部44にネジで固定し、上枠21と縦枠23は調整材53を介して上ベース材40と縦ベース材42にネジ止めする。これにより、新設サッシBはベース枠Cに固定される。
さらに、新設サッシBの屋内側に合成樹脂製の長尺の樹脂ブロック37bを固定する。上下の樹脂ブロック37a、37bは上下枠21、22のアングル材27、35にネジ止め固定し、縦の樹脂ブロック37cも同様とする。これによって各樹脂ブロック37a、37b、37cはベース材40、41、42の屋内側の端面と面一になるように配置される。
上述の構成によれば、新設サッシBを施工するにあたり、既設サッシAにはベース枠Cを取り付け、ベース枠C内に新設サッシBを嵌合配置して釘打ちフィン24a、24b、24cを取付壁43にビス止め固定すればよいので、手間がかからず、施工が容易である。
しかも、一般にサッシの外周面には釘打ちフィンが設けられているが、これに対応してベース枠Cには取付壁43が設けられているので、ベース枠Cには、専用サッシではなく一般サッシであっても取り付けることができるとともに、その取付けは慣れた作業となり、容易迅速に行うことができる。
上記構成の外観化粧処理によれば、新設サッシBとベース枠Cとの間及びベース枠Cと既設サッシAとの間の部分はカバー材54、55、56によって屋外側からカバーされる。したがって、外観体裁がよい。
[内観の化粧処理]
次に、屋内側からもベース枠Cや既設サッシAが見えるので、内観の体裁をよくするため、新設サッシBの屋内側は合成樹脂製の上下部と側部室内額縁57、58、59によってカバーされている。
上部と側部の室内額縁57、59は合成樹脂からなり、それぞれ基本額縁材63と補助額縁材64とから構成され、図3に示されるように、基本額縁材63は額縁材本体65の外方に2本の脚部66を突出したものであり、額縁材本体65の屋内側には嵌合溝67が形成され、嵌合溝67にはキャップ69が着脱自在に設けられている。補助額縁材64は基本額縁材63の脚部66に対応する部位に、嵌合溝67に嵌合可能な嵌合片68を形成した形状となっている。
基本額縁材63は上記ベース材と樹脂ブロック37の屋内側端面に当接され、嵌合溝67から挿通された長いネジ50によって窓台10とまぐさ11と柱9にネジ止め固定されている。そして、図の上部及び側部の室内額縁57、59のように、高さが不十分な場合には基本額縁材63の上にさらに補助額縁材64を重合して嵌合片68を基本額縁材63の嵌合溝67に嵌合して固定すればよい。なお、上記室内額縁57、58、59は樹脂ブロック37a、37b、37cと一体的に配置される。
上記構成により、新設サッシBとベース枠Cとの間及びベース枠Cと既設サッシAとの間の部分は図1及び図5に示されるように、室内額縁57、58、59によって覆われ、屋内側から隠蔽される。後は新設サッシB内に内障子a、外障子bと網戸cを納めれば完成する。
次に、下部の室内額縁58はアルミニウム製の補強芯材86の上部の屋内側を合成樹脂製の額縁本体58aで覆ってなるもので、補強芯材86は、屋内側と屋外側の1対の脚片72、73のうちの屋外側の脚片73の上部には縦長中空部74を形成し、屋内側の脚片72の上部近傍からL形片75を突設し、L形片75の上端には上記中空部74の側面に連結される水平片76を形成し、水平片76の端部から上方に、先端が斜めに傾斜した起立片77を形成したもので、中空部74の上端の角隅部には係止溝78が形成されている。
また、額縁本体58aは、上記屋内側の脚片72と起立片77とを覆う垂直部80と、垂直部80の上端から上記起立片72の上端と上記補強芯材86の中空部74の角隅部とをむすぶ傾斜と同じ勾配を有する傾斜する傾斜部81と、傾斜部81の端部からさらに水平に延びる水平部82とから構成されている。そして、垂直部80の中間部には上記補強芯材86の屋内側の脚片72の上端に対応する係止溝83が形成され、傾斜部81の基部側には上記補強芯材86の起立片77の先端に対応する係合片84が垂下形成され、さらに水平部82の端部には補強芯材86の係止溝78に対応する係止片85が垂下形成されている。
図5に詳しく示すように、下部の室内額縁58は、額縁本体58aを補強芯材86に対し、垂直部80の係止溝83に補強芯材86の屋内側の脚片72の上端を係止させ、傾斜部81の基部側係合片84を補強芯材86の起立片77の先端に係合し、さらに、水平部82の端部の係止片85を補強芯材86の係止溝78に係止させることにより一体に結合している。
上記構成によれば、上記窓開口部の周縁材には、ベース枠Cと既設サッシAとを屋内側から覆う合成樹脂製の室内額縁57、59を取り付けたから、室内額縁57、59によってベース枠Cと既設サッシAの屋内側がカバーされるので、内観体裁がよい。また、下部の室内額縁58は下ベース材41と床面79との間を室内側から覆っているから、室内額縁58によって下ベース材41と既設サッシAの下枠3の屋内側がカバーされるので、内観体裁がよい。室内額縁58の内部には金属製の補強芯材86を設けたから、上記室内額縁58の強度は十分に確保され、人が乗っても支障がない。
さらに、室内額縁58はアルミニウム製の補強芯材86の上部に合成樹脂製の額縁本体58aを係止装着したものであるから、額縁本体58aを補強芯材86から取り外すことができ、したがって額縁本体58aが損傷したり経年劣化したりしたときは簡単に交換することができる。
また、上記下枠22の屋内側には合成樹脂製の樹脂ブロック37bを設けるとともに、上記下ベース材41の屋内側には合成樹脂製の室内額縁58を設け、上記樹脂ブロック37bと室内額縁58とを接合させて一体的に配置されているから、既設サッシAとベース枠Cと新設サッシBがともに金属製であっても、リフォームサッシを施工することにより全体として断熱性の高いサッシが得られる。したがって、障子を断熱障子にすれば、全体を断熱窓にすることができる。
さらに、上部と側部の室内額縁57、59は基本額縁材63と補助額縁材64を積み重ね可能に形成されているので、必要に応じて高さを変えることができ、内観や断熱を良好に確保することができる。
[その他]
次に、既設サッシAが半外付けサッシである場合の対応を下枠部分について説明する。なお、上枠、縦枠部分は前述の例と同様、下枠に準じて構成すればよいので、説明は省略する。また、上図と同じ符号は同じ部材を示すものとする。
図7において既設サッシAは掃き出し窓タイプの半外付けサッシで、基本的構成は上述の内付けサッシと同じであるが、主に釘打ちフィンの位置が屋内側に寄っている点と下枠の網戸レール12がより低い点で異なっている。
新設サッシBとベース枠Cは上述の半外付けサッシと同じである。
また、上下及び側部のベース材およびこれらのベース材によって構成されたベース枠Cも上述のものと同じである。但し、下ベース材41の屋外側端部に形成された当接片46と係止片47にはピース部材71が取り付けられている。
上記既設サッシAにベース枠Cを形成し、さらにその内側に新設サッシBを嵌合してネジ等で固定する取付手順も上述と同じである。
なお、既設の半外付けサッシの網戸レール12は内付けサッシのものと比べて低いので、下ベース材41の当接片46を直接に網戸レール12に当接させることはできない。位置決め用のピース部材71を介して網戸レールに当接させればよい。
このように、下ベース材41の屋外側端部の当接片46と既設サッシAの下枠の網戸レール12とを位置決め用ピース部材71を介して係合させることにより位置決め可能であり、ピース部材71は着脱が可能となっているから、工場出荷時に取り付けておき、不要なときは取り外して使用すればよい。
以上のように、上記リフォームサッシ構成によれば、既設サッシAが内付けサッシであっても半外付けサッシであっても対応することができる。
なお、上記いずれの場合も、室内額縁57、59は前述の形態と同様の手順、要領によって取り付ければよい。
本発明に係るリフォームサッシの縦断面図 上記リフォームサッシの横断面図 図1の要部の分解図 図2の要部の分解図 図1の下枠部分の拡大図 縦ベース材の位置出し態様説明図 既設サッシが半外付けの場合の下枠部分の取付態様を示す縦断面図
符号の説明
A 既設サッシ
B 新設サッシ
C ベース枠
41 下ベース材
54 上カバー材
55 下カバー材
56 縦カバー材
57、58、59 室内額縁
86 補強芯材

Claims (3)

  1. 建物の窓開口部に設けられた掃き出し窓タイプの既設サッシの内方に上下ベース材と縦ベース材とからなるベース枠を固定し、該ベース枠の内方に新設サッシを固定したリフォームサッシであって、上記窓開口部の屋内側の床面には、上記ベース枠の下ベース材と床面との間を室内側から覆う合成樹脂製の室内額縁を取り付け、該室内額縁の内部には金属製の補強芯材を設けたことを特徴とするリフォームサッシ。
  2. 上記新設サッシの下枠の屋内側の端部には樹脂アングルが屋内側に突出形成され、上記樹脂アングルの下方に樹脂ブロックが配置され、該樹脂ブロックは上記室内額縁と接合されたことを特徴とする、請求項1に記載のリフォームサッシ。
  3. 上記室内額縁はアルミニウム製の補強芯材の上部の屋内側を合成樹脂製の額縁本体で覆ってなるものである、請求項1又は2に記載のリフォームサッシ。
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