JP2008216074A - 高分子アクチュエータの伸縮量センシング方法および伸縮量センシング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 高分子アクチュエータの伸縮量センシング精度を向上させ、かつコンパクトである、高分子アクチュエータの伸縮量センシング方法および装置を提供する。
【解決手段】 高分子アクチュエー1の駆動を周波数変調した駆動電圧8により行い、駆動電圧8と駆動波形10との位相15を比較することにより、高分子アクチュエータ1の伸縮に伴う静電容量の変化を計測することで、高分子アクチュエータの伸縮量17を求める方法である。
【選択図】 図1
【解決手段】 高分子アクチュエー1の駆動を周波数変調した駆動電圧8により行い、駆動電圧8と駆動波形10との位相15を比較することにより、高分子アクチュエータ1の伸縮に伴う静電容量の変化を計測することで、高分子アクチュエータの伸縮量17を求める方法である。
【選択図】 図1
Description
本発明は、化学的な変化により、機械的変形を生じる高分子アクチュエータに関する。
高分子アクチュエータの伸縮量センシング方法として、外部センサにより伸縮量を求めるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、高分子アクチュエータに伸縮量のセンシングにおいて、伸縮に伴う高分子アクチュエータ自身の静電容量変化を利用することで、外部センサを必要としない方法も提案されている(特許文献2参照)。
図5は、外部センサを必要としない従来の高分子アクチュエータの伸縮量センシング方法の構成図である。高分子アクチュエータ1は、伸縮量を検出するため駆動電圧8に検出用電圧発生用回路29から発生させた低い振幅で高い周波数の検出用電圧22を重畳させた検出用電圧重畳駆動電圧23により伸張させる。このときの、高分子アクチュエータ1は静電容量成分と考えられるので、抵抗器24と高分子アクチュエータ1でハイパスフィルタを構成することができる。すなわち、検出電圧25には高い周波数の検出用電圧22のみが検出される。ここで、高分子アクチュエータ1の静電容量成分は伸縮量により変化するので、検出電圧25の振幅は高分子アクチュエータ1の伸縮量と比例関係にある。この関係を利用し、電圧振幅検出回路26において検出電圧25の振幅27を求め、伸縮量算出回路28において高分子アクチェータ1の伸縮量17を算出している。
特開2005-46980 (請求項第1項、図4)
特表2005-522162 (請求項第73項)
また、高分子アクチュエータに伸縮量のセンシングにおいて、伸縮に伴う高分子アクチュエータ自身の静電容量変化を利用することで、外部センサを必要としない方法も提案されている(特許文献2参照)。
図5は、外部センサを必要としない従来の高分子アクチュエータの伸縮量センシング方法の構成図である。高分子アクチュエータ1は、伸縮量を検出するため駆動電圧8に検出用電圧発生用回路29から発生させた低い振幅で高い周波数の検出用電圧22を重畳させた検出用電圧重畳駆動電圧23により伸張させる。このときの、高分子アクチュエータ1は静電容量成分と考えられるので、抵抗器24と高分子アクチュエータ1でハイパスフィルタを構成することができる。すなわち、検出電圧25には高い周波数の検出用電圧22のみが検出される。ここで、高分子アクチュエータ1の静電容量成分は伸縮量により変化するので、検出電圧25の振幅は高分子アクチュエータ1の伸縮量と比例関係にある。この関係を利用し、電圧振幅検出回路26において検出電圧25の振幅27を求め、伸縮量算出回路28において高分子アクチェータ1の伸縮量17を算出している。
ところが、従来の高分子アクチュエータの伸縮量センシング方法は、外部センサにより伸縮量を求めていたため、アクチュエータの重量や大きさが増え、軽量で小型であるという高分子アクチュエータの特徴を十分に生かすことができなかった。また、伸縮に伴う高分子アクチュエータ自身の静電容量変化を利用することで外部センサを必要としない方法では、駆動電圧が高いため、伸縮量検出用交流信号のSN比が悪くなり、高分子アクチュエータの伸縮量を精度よく求めるのが困難であった。さらに、ハイパスフィルタ構成に用いられる抵抗器による損失が大きいことや、抵抗器自身のサイズが大きくなることなどの問題が生じていた。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、高分子アクチュエータの伸縮量を、重量や大きさを増やすことなく、高精度にセンシングする方法およびセンシング装置である。
上記問題を解決するため、本発明は、次のように構成したものである。
請求項1に記載の発明は、高分子アクチュエータを駆動させる駆動電圧に伸縮量を検出する検出用電圧を重畳し、制御器の指令により前記高分子アクチュエータを駆動させ、前記高分子アクチュエータの伸縮に伴う静電容量の変化を検出電圧として計測することにより前記高分子アクチュエータの伸縮量を求める高分子アクチュエータの伸縮量センシング方法において、前記検出用電圧を周波数変調電圧とし、前記周波数変調電圧が重畳された駆動電圧とその電流との位相差を位相差関係線と照合することにより、前記高分子アクチュエータの伸縮量を求めるものである。
請求項2に記載の発明は、前記位相差関係線が前記高分子アクチュエータを伸縮変化させたときの位相差と伸縮量との関係を予め求めておいたものである。
請求項3に記載の発明は、高分子アクチュエータと、制御器の指令により前記高分子アクチュエータに駆動電圧を印加して駆動させる駆動回路と、前記駆動電圧に伸縮量を検出する検出用電圧を重畳する検出電圧発生回路と、検出した検出電圧を基に伸縮量を計測する伸縮量算出回路とを備え、前記高分子アクチュエータの伸縮に伴う静電容量の変化を検出電圧として計測することにより前記高分子アクチュエータの伸縮量を求める高分子アクチュエータの伸縮量センシング装置において、前記検出電圧発生回路を周波数変調した周波数変調回路とし、前記駆動回路と前記高分子アクチュエータとの間に前記駆動電圧とその電流との位相差を検出する位相差検出部を設けたものである。
請求項4に記載の発明は、前記位相差検出部が電流検出回路とハイパスフィルタ回路とを含む電圧・電流位相検出回路からなるものである。
請求項5に記載の発明は、前記伸縮量算出回路が前記位相差を位相差関係線と照合する回路を有するものである。
請求項6に記載の発明は、前記位相差関係線はが前記高分子アクチュエータを伸縮変化させたときの位相差と伸縮量との関係を記憶回路に記憶させておいたものである。
請求項7に記載の発明は、請求項3から6のいずれかに記載の高分子アクチュエータの伸縮量センシング装置と、前記高分子アクチュエータを制御する制御器とを有した高分子アクチュエータ駆動装置である。
請求項1に記載の発明によると、高分子アクチュエータの駆動を、周波数変調した検出用電圧を重畳した駆動電圧とその電流との位相差を位相差関係線と照合することにより、前記高分子アクチュエータの伸縮量を求めるので、高分子アクチュエータの伸縮量センシングの精度を向上させることができる。
請求項2に記載の発明によると、位相差関係線は高分子アクチュエータを伸縮変化させたときの位相差と伸縮量との関係を予め求めているので、高分子アクチュエータの伸縮量センシングの精度を向上させることができる。
請求項3〜7に記載の発明によると、高分子アクチュエータの駆動を周波数変調した駆動電圧により行い、駆動電圧と電流波形との位相差を比較することにより、前記高分子アクチュエータの伸縮に伴う静電容量の変化を計測するので、コンパクトな装置で伸縮量センシングを行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施例を示す高分子アクチュエータの伸縮量センシング方法の構成図である。図において、4は搬送波、5は駆動指令3を搬送波4により周波数変調する周波数変調回路、6は周波数変調回路5より出力される変調電圧、7は高分子アクチュエータ1を伸縮させるための駆動電圧を出力する駆動回路、16は高分子アクチュエータ1の伸縮量を検出する伸縮量算出回路、17は高分子アクチュエータ1の伸縮量、30は位相差検出部である。
位相差検出部30は、電流検出回路9、ハイパスフィルタ回路11a、11b、伸縮量算出回路14からなる。なお、8は駆動回路7より出力される駆動電圧、10は電流検出回路9より出力される検出電流、12はハイパスフィルタ11aにより分離された搬送波電圧、13はハイパスフィルタ11bにより分離された搬送波電流、14は搬送波電圧12と搬送波電流13の位相を検出するための電圧・電流位相検出回路、15は電圧・電流位相検出回路14より出力される位相である。
位相差検出部30は、電流検出回路9、ハイパスフィルタ回路11a、11b、伸縮量算出回路14からなる。なお、8は駆動回路7より出力される駆動電圧、10は電流検出回路9より出力される検出電流、12はハイパスフィルタ11aにより分離された搬送波電圧、13はハイパスフィルタ11bにより分離された搬送波電流、14は搬送波電圧12と搬送波電流13の位相を検出するための電圧・電流位相検出回路、15は電圧・電流位相検出回路14より出力される位相である。
本発明が特許文献1および特許文献2と異なる部分は、高分子アクチュエータ1伸縮量を、外部センサや伸縮量検出用交流信号を重畳して検出する代わりに、搬送波により周波数変調された駆動指令に基づいて出力される駆動電圧を高分子アクチュエータ1に印加し、高分子アクチュエータ1の伸縮に伴う高分子アクチュエータの静電容量変化を、駆動電圧および検出電流に含まれる搬送波の位相を検出することにより、高分子アクチュエータの伸縮量を求めている部分である。
図1において、制御器2から出力される駆動指令3は、周波数変調回路5において搬送波4を用いて周波数変調され、変調電圧6として出力される。このときの変調方法としては、PWM変調などが挙げられる。また、搬送波4の周波数は、駆動指令3に対して十分高く、たとえば、駆動指令3の最高周波数が10Hzであるならば、搬送波4の周波数は100倍以上の1kHz以上とする。次に、スイッチング素子などで構成されている駆動回路7より変調電圧6に基づき駆動電圧8が出力される。この駆動電圧8が高分子アクチュエータ1に印加され、高分子アクチュエータ1が伸縮動作する。このときの電流検出回路9により検出電流10が出力される。この電流検出回路9はシャント抵抗などで構成される。駆動電圧8と検出電流10はそれぞれ、ハイパスフィルタ回路11a、ハイパスフィルタ回路11bに入力される。ここでハイパスフィルタ回路11aおよび11bのカットオフ周波数は、駆動電圧8と検出電流10に含まれる搬送波4の成分のみが出力される値である駆動指令3の最高周波数と搬送波4の周波数のほぼ中間値に設定されている。たとえば、駆動指令3の最高周波数が10Hz、搬送波4の周波数が1kHzであるならば、ハイパスフィルタ回路11aおよび11bのカットオフ周波数は500Hz付近に設定される。ハイパスフィルタ回路11aおよび11bから、駆動電圧8より分離された搬送波電圧12および駆動電流9より分離された搬送波電流13がそれぞれ出力される。この搬送波電圧12と搬送波電流13の位相15を、電圧・電流位相検出回路14で求める。最後に、伸縮量算出回路16において位相15より高分子アクチュエータ1の伸縮量17を求める。
ここで、図2および図3を用いて高分子アクチュエータ1の伸縮量17の求め方を説明する。
図2は、高分子アクチュエータ1の断面図である。高分子アクチュエータ1は高分子18の両面に電極19が貼り付けられた構成となっている。図2(a)は電極19に電圧が印加されていない状態、図2(b)は電極19に電圧が印加されている状態である。高分子アクチュエータ1を伸張動作させるために、電極19に電圧を印加すると、図2(b)のように、高分子18が電極19により圧縮され、押し広げられることで高分子アクチュエータ1は伸張する。電圧印加で、高分子18の厚みdは小さくなり、電極表面積Sは広がる。高分子アクチュエータ1は電気的にはコンデンサーと考えられるので、電圧を印加することで高分子アクチュエータ1の静電容量が増加する。図3は高分子アクチュエータ1の等価回路である。容量成分のリアクタンスXc20および内部抵抗R21で構成される。高分子アクチュエータ1に駆動電圧Vを印加した場合の、駆動電圧Vと電流Iの位相θの関係を図4に示す。また、駆動電圧Vと電流Iの位相θの関係を数式で表すと、次式のようになる。
図2は、高分子アクチュエータ1の断面図である。高分子アクチュエータ1は高分子18の両面に電極19が貼り付けられた構成となっている。図2(a)は電極19に電圧が印加されていない状態、図2(b)は電極19に電圧が印加されている状態である。高分子アクチュエータ1を伸張動作させるために、電極19に電圧を印加すると、図2(b)のように、高分子18が電極19により圧縮され、押し広げられることで高分子アクチュエータ1は伸張する。電圧印加で、高分子18の厚みdは小さくなり、電極表面積Sは広がる。高分子アクチュエータ1は電気的にはコンデンサーと考えられるので、電圧を印加することで高分子アクチュエータ1の静電容量が増加する。図3は高分子アクチュエータ1の等価回路である。容量成分のリアクタンスXc20および内部抵抗R21で構成される。高分子アクチュエータ1に駆動電圧Vを印加した場合の、駆動電圧Vと電流Iの位相θの関係を図4に示す。また、駆動電圧Vと電流Iの位相θの関係を数式で表すと、次式のようになる。
駆動電圧Vと電流Iの位相θは、容量成分のリアクタンスXc20および内部抵抗R21の値に依存することがわかる。ここで、高分子アクチュエータ1が伸張する際、内部抵抗R21の値の変化は容量成分のリアクタンスXc20の値の変化に比べわずかであるため、位相θは内部抵抗R21の値の変化の影響をほとんど受けない。そのため、高分子アクチュエータ1の伸張時の位相θ変化は、容量成分のリアクタンスXc20の値の変化に依存するといえる。先に述べたように、高分子アクチュエータ1は伸張する際、高分子アクチュエータ1の静電容量が増加するため、容量成分のリアクタンスXc20の値は減少し、位相θも減少する。この位相θの値の変化より、高分子アクチュエータ1の伸縮量を求めることができる。ここで、駆動電圧Vと電流Iには、駆動指令3と搬送波4の成分が含まれているが、高分子アクチュエータ1の制御に無関係で一定値を保つ搬送波4のみで位相θを求めると、高分子アクチュエータ1の伸縮量17を正確に求めることが可能となる。具体的には、ハイパスフィルタ回路11aおよび11bにより分離された搬送波電圧12および搬送波電流13を用いて、電圧・電流位相検出回路14において位相15を求める。この位相15より、伸縮量算出回路16において高分子アクチュエータ1の伸縮量17を求めるが、あらかじめ高分子アクチュエータ1を最小値から最大値まで変化させたときの伸縮量17と位相15の関係を記憶装置(図示していない)に記憶させておき、現在求めた位相15と、記憶させた値を比較することにより、現在の伸縮量17を求めている。
1 高分子アクチュエータ
2 制御器
3 駆動指令
4 搬送波
5 周波数変調回路
6 変調電圧
7 駆動回路
8 駆動電圧
9 電流検出回路
10 駆動電流
11a ハイパスフィルタ回路
11b ハイパスフィルタ回路
12 搬送波電圧
13 搬送波電流
14 電圧・電流位相検出回路
15 位相
16 伸縮量算出回路
17 伸縮量
18 高分子
19 電極
20 容量成分のリアクタンスXc
21 内部抵抗R
22 検出用電圧
23 検出電圧重畳駆動電圧
24 抵抗器
25 検出電圧
26 電圧振幅検出回路
27 振幅
28 伸縮量算出回路
29 検出用電圧発生回路
30 位相差検出部
2 制御器
3 駆動指令
4 搬送波
5 周波数変調回路
6 変調電圧
7 駆動回路
8 駆動電圧
9 電流検出回路
10 駆動電流
11a ハイパスフィルタ回路
11b ハイパスフィルタ回路
12 搬送波電圧
13 搬送波電流
14 電圧・電流位相検出回路
15 位相
16 伸縮量算出回路
17 伸縮量
18 高分子
19 電極
20 容量成分のリアクタンスXc
21 内部抵抗R
22 検出用電圧
23 検出電圧重畳駆動電圧
24 抵抗器
25 検出電圧
26 電圧振幅検出回路
27 振幅
28 伸縮量算出回路
29 検出用電圧発生回路
30 位相差検出部
Claims (7)
- 高分子アクチュエータを駆動させる駆動電圧に伸縮量を検出する検出用電圧を重畳し、制御器の指令により前記高分子アクチュエータを駆動させ、前記高分子アクチュエータの伸縮に伴う静電容量の変化を検出電圧として計測することにより前記高分子アクチュエータの伸縮量を求める高分子アクチュエータの伸縮量センシング方法において、
前記検出用電圧を周波数変調電圧とし、前記周波数変調電圧が重畳された駆動電圧とその電流との位相差を位相差関係線と照合することにより、前記高分子アクチュエータの伸縮量を求めることを特徴とした高分子アクチュエータの伸縮量センシング方法。 - 前記位相差関係線は、前記高分子アクチュエータを伸縮変化させたときの位相差と伸縮量との関係を予め求めておいたものであることを特徴とする請求項1記載の高分子アクチュエータの伸縮量センシング方法。
- 高分子アクチュエータと、制御器の指令により前記高分子アクチュエータに駆動電圧を印加して駆動させる駆動回路と、前記駆動電圧に伸縮量を検出する検出用電圧を重畳する検出電圧発生回路と、検出した検出電圧を基に伸縮量を計測する伸縮量算出回路とを備え、前記高分子アクチュエータの伸縮に伴う静電容量の変化を検出電圧として計測することにより前記高分子アクチュエータの伸縮量を求める高分子アクチュエータの伸縮量センシング装置において、
前記検出電圧発生回路を周波数変調した周波数変調回路とし、前記駆動回路と前記高分子アクチュエータとの間に前記駆動電圧とその電流との位相差を検出する位相差検出部を設けたことを特徴とする高分子アクチュエータの伸縮量センシング装置。 - 前記位相差検出部は、電流検出回路とハイパスフィルタ回路とを含む電圧・電流位相検出回路からなることを特徴とする請求項3記載の高分子アクチュエータの伸縮量センシング装置。
- 前記伸縮量算出回路は、前記位相差を位相差関係線と照合する回路を有することを特徴とする請求項3記載の高分子アクチュエータの伸縮量センシング装置。
- 前記位相差関係線は、前記高分子アクチュエータを伸縮変化させたときの位相差と伸縮量との関係を記憶回路に記憶させておいたものであることを特徴とする請求項5記載の高分子アクチュエータの伸縮量センシング装置。
- 請求項3から6のいずれかに記載の高分子アクチュエータの伸縮量センシング装置と、前記高分子アクチュエータを制御する制御器とを有したことを特徴とする高分子アクチュエータ駆動装置。
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