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JP2008211864A - 駆動装置、撮像ユニットおよび撮像装置 - Google Patents

駆動装置、撮像ユニットおよび撮像装置 Download PDF

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JP2008211864A JP2007043737A JP2007043737A JP2008211864A JP 2008211864 A JP2008211864 A JP 2008211864A JP 2007043737 A JP2007043737 A JP 2007043737A JP 2007043737 A JP2007043737 A JP 2007043737A JP 2008211864 A JP2008211864 A JP 2008211864A
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JP2007043737A
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Natsuki Yamamoto
夏樹 山本
Yasutaka Tanimura
康隆 谷村
Akira Kosaka
明 小坂
Masataka Hamada
正隆 浜田
Yoshihiro Hara
吉宏 原
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Konica Minolta Opto Inc
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Abstract

【課題】組み立て誤差の発生を防止することが可能な技術を提供する。
【解決手段】可動部7を駆動させる駆動装置は、固定部5aと移動部5bとを有する駆動部5と、駆動部5から与えられる駆動変位に応じて可動部7に変位を伝達する変位伝達部6とを備え、変位伝達部6と当該変位伝達部6に結合された移動部5bとは、一体的に成型される。
【選択図】図3

Description

本発明は、被駆動体を移動させる駆動機構に関する。
近年、マイクロカメラユニット(Micro Camera Unit:MCU)を搭載することによって、撮影機能が付加された小型の電子機器(例えば携帯電話)が急速に普及している。これに伴い、MCU向けのAF機構またはズーム機構に用いられる駆動装置の小型化が進んでいる。
駆動装置の小型化を実現するために、半導体の微細加工技術を駆使して作製されたMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)を用いた駆動装置が存在する。例えば、非特許文献1においては、高分子樹脂(ポリマー)MEMSの応用例として、PDMS(Polydimethylsiloxane)で構成された被駆動体(ここではレンズ)を垂直方向に駆動させる駆動装置が提案されている。
このような駆動装置を構成する部品は、20点程度存在し、各部品を接合している部分も同程度存在する。このため、駆動装置の小型化が進むにつれて、これらの接合を精度良く行うことは困難となり、組み立て誤差が発生するという問題がある。
そこで、本発明は、組み立て誤差の発生を防止することが可能な技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、被駆動体を駆動せさる駆動装置であって、駆動部と、前記駆動部から与えられる駆動変位に応じて、前記被駆動体に変位を伝達する変位伝達部とを備え、前記駆動部は、前記変位伝達部に結合された移動部と、前記移動部に対向して配置される固定部とを有し、前記変位伝達部と前記移動部とは、一体的に成型されることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明に係る駆動装置において、前記被駆動体と前記変位伝達部と前記移動部とは、一体的に成型されることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明に係る駆動装置において、前記変位伝達部に結合された弾性部材を有し、前記弾性部材によって前記変位伝達部を弾性的に支持する支持部をさらに備え、前記変位伝達部は、前記支持部との結合部位を支点としつつ前記弾性部材の弾性力に抗して傾動する長尺部を有し、前記長尺部の傾動による梃子作用によって前記駆動変位が拡大され、前記被駆動体は、当該拡大された変位によって移動されることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1から請求項3のいずれかの発明に係る駆動装置において、前記駆動部と前記被駆動体とは、前記長尺部の一端側の第1部位と、他端側の第2部位とにそれぞれ連結されており、前記結合部位は前記長尺部の前記第1部位と前記第2部位との間で、かつ前記第1部位寄りに設定されていることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1から請求項4のいずれかの発明に係る駆動装置において、それぞれが前記駆動部と前記変位伝達部とを有する単位駆動機構を複数組備え、単一の被駆動体の複数箇所に前記複数の単位駆動機構の長尺部がそれぞれ結合されることにより、前記単一の被駆動体が前記複数の単位駆動機構の並列的な協働によって移動可能とされていることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、被駆動体を駆動させる駆動装置であって、前記被駆動体の外周側に配置されたフレーム材と、前記被駆動体と前記フレーム材とを連結する連結部材と、前記フレーム材に結合された駆動部と、固定点と前記フレーム材との間に介挿された弾性部材とを有してなる単位駆動機構を1つ以上備え、前記駆動部は、前記フレーム材に結合される移動櫛歯電極と、前記移動櫛歯電極に交互配置される固定櫛歯電極とを有し、前記フレーム材と前記移動櫛歯電極とは、一体的に成型されることを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項6の発明に係る駆動装置において、前記被駆動体と前記連結部材と前記フレーム材と前記移動櫛歯電極とは、一体的に成型されることを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項6または請求項7の発明に係る駆動装置において、前記被駆動体と前記連結部材と前記フレーム材と前記移動櫛歯電極と前記弾性部材とは、一体的に成型されることを特徴とする。
また、請求項9の発明は、請求項6から請求項8のいずれかの発明に係る駆動装置において、前記駆動部から与えられる駆動変位が、前記弾性部材との結合部位を支点とした前記フレーム材の梃子作用によって、前記弾性部材の弾性変形に抗しつつ前記フレーム材および前記連結部材を介して前記被駆動体の変位へと拡大されることを特徴とする。
また、請求項10の発明は、請求項6から請求項9のいずれかの発明に係る駆動装置において、前記弾性部材は、前記駆動部から駆動変位が与えられたときに弾性的なねじり変形を生じることを特徴とする。
また、請求項11の発明は、請求項6から請求項10のいずれかの発明に係る駆動装置において、前記連結部材は、前記駆動部から駆動変位が与えられたときに弾性的な曲げ変形を生じることを特徴とする。
また、請求項12の発明は、請求項1から請求項11のいずれかの発明に係る駆動装置において、前記駆動部は、静電アクチュエータであることを特徴とする。
また、請求項13の発明は、請求項1から請求項12のいずれかの発明に係る駆動装置において、前記被駆動体は、透過性を有する部材によって構成されることを特徴とする。
また、請求項14の発明は、請求項1から請求項13のいずれかの発明に係る駆動装置において、前記被駆動体はレンズであることを特徴とする。
また、請求項15の発明は、撮像ユニットであって、請求項14の発明に係る駆動装置と撮影光学系から入射される被写体像が結像される撮像素子とを備えることを特徴とする。
また、請求項16の発明は、請求項15の発明に係る撮像ユニットにおいて、前記駆動装置の前記駆動部は、撮影光学系とともに単一のハウジングの内部空間に配置されることを特徴とする。
また、請求項17の発明は、撮像装置であって、請求項15または請求項16の発明に係る撮像ユニットを備えることを特徴とする。
請求項1から請求項5に記載の発明によれば、変位伝達部と当該変位伝達部に結合された移動部とは、一体的に成型されるので、組み立て誤差の発生を防止することが可能となる。
また、請求項6から請求項17に記載の発明によれば、フレーム材と当該フレーム材に結合される移動櫛歯電極とは、一体的に成型されるので、組み立て誤差の発生を防止することが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
<1.実施形態>
<1−1.静電アクチュエータについて>
図1は、静電作用を利用したアクチュエータ(静電アクチュエータ)の構成および動作の第1の状況を示す図である。図1(a)は、静電アクチュエータの上面図であり、図1(b)は、静電アクチュエータの側面図である。
また図2は、静電アクチュエータの構成および動作の第2の状況を示す図である。図2(a)は、静電アクチュエータの上面図である。また、図2(b)は、静電アクチュエータの側面図であり、図2(c)は、電圧印加時の静電アクチュエータの側面図である。
本実施形態では、駆動装置の駆動部に静電アクチュエータを採用するが、静電アクチュエータは、図1(a)に示されるように、櫛歯部分が互い違いに配置(交互配置)された、第1の櫛歯電極101と第2の櫛歯電極102とによって構成され、2つの櫛歯電極間に印加される電圧によって生じる静電気力を駆動源とする。このような静電アクチュエータは、2つの櫛歯電極の相対的な位置に応じて異なる方向の力を発生させる。なお、図中にXYZ直角座標系が記入されているが、X軸方向は第1の櫛歯電極101の各歯が伸びる方向に相当し、Y軸方向は2つの櫛歯電極101,102の歯間溝に沿った方向に相当し、Z軸方向は第1の櫛歯電極101の各歯が並ぶ方向に相当する。
例えば、図1(b)に示されるように、固定された第1の櫛歯電極(「固定櫛部」または「固定部」とも称する)101と移動可能な第2の櫛歯電極(「移動櫛部」または「移動部」とも称する)102との櫛歯面が互いにY軸方向にズレなく配置されている状態の移動櫛部102の動きについて説明する。この状態において、スイッチSWが接続され2つの櫛歯電極間に電圧が印加されると、固定櫛部101と移動櫛部102との間にはX方向の引力が発生する。X方向に伸びる弾性材で形成された支持部材103aを介して、固定材104に接続された移動櫛部102は、この引力によって+X方向に移動する。そして、スイッチSWが切断されると、固定櫛部101と移動櫛部102との間に発生していた引力は消滅し、支持部材103aの弾性力によって移動櫛部102は、−X方向に復帰する。このように互いの櫛歯面がY軸方向にズレなく配置されている状態においては、櫛歯電極間に印加する電圧を制御することによって、移動櫛部102を、矢印HYaに示すようにX方向に移動させることができる。
次に、図1(b)のように櫛歯面がY軸方向にズレなく配置された状態ではなく、図2(b)に示すように移動櫛部102の櫛歯面が固定櫛部101の櫛歯面に対して+Y方向に平行移動された状態(「櫛歯面をズラして配置した状態」とも称する)の移動櫛部102の動きについて説明する。ただし、図2における支持部材103bは、図1の支持部材103aとは異なり、上面図視においても直線状である。この状態において、スイッチSWが接続され2つの櫛歯電極間に電圧が印加されると、固定櫛部101と移動櫛部102との間にはX方向の引力およびY方向の引力が発生する。これによって、棒状の支持部材103bを介して固定材104に接続された移動櫛部102は、+X方向の力Fxと−Y方向の力Fyとを受ける。支持部材103bは曲げ弾性を有しつつも実質的な伸縮弾性は持たない形状または材質で形成されている。このため、移動櫛部102は−X方向には移動しないが、−Y方向の力Fyを受けることによって、支持部材103bをたわませながら、略−Y方向に移動する(図2(c)参照)。そして、スイッチSWが切断されると、固定櫛部101と移動櫛部102との間に発生していた引力は消滅し、支持部材103bの曲げ弾性力によって移動櫛部102は、略+Y方向に復帰する。このように2つの櫛歯面がY軸方向にズレなく配置された状態から移動櫛部102の櫛歯面が固定櫛部101の櫛歯面に対して+Y方向に平行移動した状態においては、櫛歯電極間に印加する電圧を制御することによって、移動櫛部102を、矢印HYbに示すように回転移動(回動)させることができる。
また、印加された電圧によって櫛歯電極間に発生する力は、櫛歯の数に比例して大きくなり、また、印加する電圧の2乗に比例して大きくなる。一方、櫛歯電極間に発生する力は、櫛歯間の距離に反比例し、櫛歯間の距離が大きくなると小さくなる。なお、各櫛歯は、接触による短絡を防止するために、各櫛歯電極間の距離が等しくなるように互いの中立位置に配置される。また、設計時において、各櫛歯に対して剛性を持たせる等の工夫が施される。
<1−2.駆動装置について>
<1−2−1.構成>
次に、本実施形態に係る駆動装置1について説明する。図3は、本実施形態に係る駆動装置1の機能ブロック図である。
図3に示されるように、駆動装置1は、駆動部5と変位伝達部6と可動部7とを有している。
駆動部5は、変位(「駆動変位」とも称する)を発生させ、当該駆動変位を変位伝達部6に与える機能を有している。本実施形態では、駆動部5として固定部5aと移動部5bとを備える上述の静電アクチュエータを採用し、櫛歯電極間に電圧を印加することによって駆動変位を発生させる。なお、駆動部5に用いる静電アクチュエータにおいては、移動櫛部の櫛歯面と固定櫛部の櫛歯面とを互いにズラして配置するものとする。
変位伝達部6は、変位拡大機構8を有し、駆動部5より与えられた駆動変位を大きく(拡大)した出力変位を生成し、当該出力変位を可動部7に伝達する機能を有している。
可動部7は、上記の出力変位に応じて所定方向に移動される。なお、本実施形態における可動部7には、被駆動体としてレンズが採用される。
このような各機能部を有する駆動装置1においては、図3の破線HLで囲まれる領域に存在する移動部5bと変位伝達部6と可動部(被駆動体)7とは一体的に成型される。詳細は、後述する。
次に、上記各機能部を備える駆動装置1の具体的構成について説明する。図4は、駆動装置1の上面図である。図5は、図4のA方向からみた場合の駆動前の初期状態における駆動装置1の側面図である。
図4に示すように、駆動装置1は、可動部7の外周に沿って可動部7から離隔配置された略矩形のフレーム構造FRを有している。このフレーム構造FRは半割されており、そのうちの1つ(図中の上半部)に相当する第1のフレーム11と他の1つ(図中の下半部)に相当する第2のフレーム21とが可動部7の対称線C−Cに関して対称的に配置されている。駆動装置1はまた、このフレーム構造FRを介して可動部7を駆動するための駆動部5として4つの静電アクチュエータ10a,10b,10c,10dを有している。各静電アクチュエータ10a〜10dは、固定櫛部101a,101b,101c,101dと、それら固定櫛部101a〜101dにそれぞれ対向する移動櫛部102a,102b,102c,102dとをそれぞれ有し、各櫛歯電極間に印加される電圧に応じた駆動変位をそれぞれ発生させる。
フレーム構造FRは図3の変位伝達部6の要素となっているが、以下では、第1のフレーム11の構造および機能について詳述する。第2のフレーム21も第1のフレーム11と同様の構造および機能を有している。
第1のフレーム11は、横辺部11Lと、この横辺の両側に連続する一対の縦辺部11Hとによって形成されている。また、第1のフレーム11は、一端がそれぞれ固定された第1の支持部材13aと第2の支持部材13bとによって、一対の縦辺11Hのそれぞれの中点よりも対称線C−C寄りの部位が支持されている。
第1の支持部材13aおよび第2の支持部材13bは第1のフレーム11と一体形成され、第1のフレーム11に比べて細く(或いは厚さを薄く)設計されている。これによって、これらの支持部材13a,13bは、第1のフレーム11に比べて弾性的にねじり変形し易い弾性部材として形成される。
また、第1のフレーム11の両端には、それぞれ静電アクチュエータ10a,10bが接続され、各静電アクチュエータ10a,10bからの駆動変位が第1のフレーム11に与えられる。各静電アクチュエータ10a,10bのそれぞれの櫛歯電極の歯間溝が図4のY方向に沿って伸びていることにより、図2(a)と同様の原理によって、各静電アクチュエータ10a,10bは縦辺11HをY方向に駆動することができる。
第1のフレーム11において、静電アクチュエータ10aの接続端PFaを始点として、第1の支持部材13aによる支持点(「結合部位」とも称する)BPaを介して延びる第1の長尺部12aは第1のフレーム11の縦辺部11Hのひとつに相当し、第1のフレーム11の変位拡大機構8(図3)の要素となっている。具体的には、図5に示されるように第1の長尺部12aは、支持点BPaを支点として、XY平面内を傾動可能に構成され、また、支持点BPaは、第1の長尺部12aの中点と第1の長尺部12aの一端PFaとの間に設けられている。このため、第1の長尺部12aは、いわゆる梃子の原理を利用して、第1の長尺部12aの一端(接続端PFa)に与えられる駆動変位を第1の長尺部12aの他端PEaにおいて拡大して出力することが可能となる。なお、詳細は後述する。
また、第1のフレーム11において、静電アクチュエータ10bの接続端PFbを始点として、第2の支持部材13bによる支持点(結合部位)BPbを介して延びる第2の長尺部12bも第1のフレーム11の縦辺部11Hの他のひとつに相当し、第1のフレーム11と同様に第1のフレーム11の変位拡大機構8(図3)の要素となっている。
また、第1のフレーム11の横辺部11Lの略中心は、第1の連結部材14によって可動部7と連結されている。第1の連結部材14は、曲げ弾性を持つ材質で形成されるとともに、第1のフレーム11に比べて細く(或いは厚さを薄く)設計されている。このような相対的なサイズ選択によって第1の連結部材14は、第1のフレーム11に比べて弾性変形し易くなっている。また、第1のフレーム11と第1の連結部材14と支持部材103a,103bとは、駆動部5より与えられた駆動変位を可動部7に伝える変位伝達部6として機能している。
第2のフレーム21は、上述の第1のフレーム11と同様の構成を有し、変位拡大機構8の要素となっている。簡単には、第2のフレーム21は、第3の支持部材13cと第4の支持部材13dとによって支持されている。また、第2のフレーム21の両端には、静電アクチュエータ10c,10dがそれぞれ接続されている。そして、第2のフレーム21は、支持点(結合部位)BPcと支持点(結合部位)BPdとをそれぞれ支点とする第3の長尺部12cと第4の長尺部12dとを有している。これらの長尺部12c,12dは、XY平面内を傾動可能な変位拡大機構8の要素となっている。
また、第2のフレーム21は、第2の連結部材15によって可動部7と連結されている。第2の連結部材15は、第2のフレーム21に比べて細く(或いは厚さを薄く)設計されており、第2のフレーム21に比べて弾性変形し易くなっている。そして、上記第1の連結部材14と当該第2の連結部材15とは、互いに対向する位置(対称位置)において可動部7を保持するように構成されている。
以上のように、可動部7の対称線C−Cを境界とする上半部と下半部とは対称的な構成となっており、それぞれが単位駆動機構となっている。この実施形態では2つの単位駆動機構を可動部7に関して対称配置していることになるが、可動部7を移動させる機能そのものはそれぞれのひとつの単位駆動機構が有している。また、駆動装置1では、4つの静電アクチュエータ10a〜10dのうち、2つの単位駆動機構の相互間で互いに対応する静電アクチュエータは互いに隣接して配置されている(詳細には、図4における静電アクチュエータ10aと静電アクチュエータ10cおよび静電アクチュエータ10bと静電アクチュエータ10d)。これによれば、駆動部5のコンパクト化が可能となる。
また、駆動装置1の2つの単位駆動機構と可動部7とは、半導体の集積回路作成技術であるマイクロマシニング(Micromachining)技術を用いて製作される。マイクロマシニング技術は、微細な3次元構造体を精密に加工することが可能な技術であり、微細な部品を組み立てられた状態で一括形成することができる。
本実施形態では、2つの単位駆動機構のうち固定櫛部101a〜101dを除いた部位(「動作部」とも称する)9と可動部7とは一体的に成型される。図6は、動作部9および可動部7の製作工程を示す図である。図7は、一体的に成型された動作部9(詳細には、移動櫛部102a〜102d、第1のフレーム11、第2のフレーム12、支持部材13a〜13dおよび連結部材14,15)と可動部7とを示す図である。
具体的な製作工程としては、まず、マイクロマシニング技術を用いて、珪素(Si)、ガラス状カーボンまたはSUS材等の材料が加工され、可動部7および動作部9についての型(「インプリント型」とも称する)KIが製作される(図6(a)参照)。なお、図6においては、図示簡単化のために可動部7についてのインプリント型KIのみを示しているが、動作部9についてのインプリント型もマイクロマシニング技術によって可動部7と一体的に製作される。
次に、インプリント型を用いたインプリント法によって、動作部9および可動部7が一体的に成型される。具体的には、図6(b)に示すように、インプリント型を加熱しながら成型材料SDをインプリント型に加圧(型押し)することによって、動作部9および可動部7(図6(b)では可動部7)を一体的に成型する。
そして、成型された動作部9および可動部7は、冷却されてインプリント型から解放される(図6(c)参照)。
このような製作工程を経てることによって、図7の斜線ハッチングで示される動作部9と可動部7とは、一体的に製作(成型)される。なお、本実施形態では、被駆動体がレンズであることから、成型材料SDとしては、透過性を有し光学機能を持たせることが可能な材料が採用される。より詳細には、PDMSまたはメタクリル系樹脂(polymethyl methacrylate:PMMA)等が、成型材料SDとして採用される。
また、動作部9における移動櫛部102a〜102dと、上記の手法と同様の手法により別途製作された静電アクチュエータの固定櫛部101a〜101dとは、スパッタリング法または蒸着法等によってその表面に導電性のある金属等の薄膜が形成され、通電可能な状態に加工される。そして、固定櫛部101a〜101d側または移動櫛部102a〜102d側のいずれか一方側が接地され、他方側に電圧が印加される。
以上のように、駆動装置1の動作部9と可動部7とは一体的に成型されるので、動作部9および可動部7を部品から組み立てた場合に発生する組み立て誤差を防止することが可能となる。また、動作部9および可動部7の組み立て工程を省略することが可能となるので、製作過程におけるコストダウンを図ることができる。
<1−2−2.動作>
次に、上述の構成を有する駆動装置1の動作について説明する。図8は、図4のA方向からみた場合の駆動状態における駆動装置1の側面図である。図9は、駆動装置1の初期状態と駆動状態とを示す図である。
図5に示される駆動前の初期状態において、静電アクチュエータ10aからの−Y方向の力Fayが第1の長尺部12aの一端PFa側に加えられると、第1の長尺部12aは、弾性変形可能な第1の支持部材13aにねじれを発生させながら、支持部材13aの弾性力に抗して支持点BPaを中心にXY面内で回転(回動)する。端的に言えば、第1の長尺部12aの一端PFaは−Y方向に変位し、第1の長尺部12aの他端PEaは+Y方向に変位する。
このとき、静電アクチュエータ10aによって第1の長尺部12aの一端PFa側に与えられた駆動変位は、梃子の原理を利用した変位拡大機構8によって拡大(増大)されて、第1の長尺部12aの他端PEa側に出力される。すなわち、第1の長尺部12aの他端PEa側に出力される変位(出力変位)は、駆動変位よりも大きくなる。
また同様に、静電アクチュエータ10cからの−Y方向の力Fcyが第3の長尺部12cの一端PFc側に加えられると、第3の長尺部12cは、弾性変形可能な第3の支持部材13cにねじれを発生させながら、支持点BPcを中心にして回転する。端的に言えば、第3の長尺部12cの一端PFcは−Y方向に変位し、第3の長尺部12cの他端PEcは+Y方向に変位する。これによって、第3の長尺部12cの他端PEc側からは、第3の長尺部12cの一端PFcに与えられた駆動変位よりも拡大された変位が出力される。
また、図5においては図示されていない第2の長尺部12bおよび第3の長尺部12dも、それぞれ静電アクチュエータ10b,10dからの力を受けて傾動し、各長尺部12b,12dの他端PEb,PEdからは、各長尺部12b,12dの一端PEb,PEdに与えられた駆動変位よりも拡大された変位が出力される。
そして、第1のフレーム11における2つの長尺部12a,12bの各他端PEa,PEbにおいて生じた出力変位は、第1の連結部材14を介して可動部7に伝達されるとともに、第2のフレーム21における2つの長尺部12c,12dの各他端PEc,PEd側において生じた出力変位は、第2の連結部材15を介して可動部7に伝達される。可動部7は、出力変位の増加にともなって、図8に示されるように+Y方向へと移動する。
このとき、第1の連結部材14および第2の連結部材15は、可動部7の+Y方向への移動にともなって、弾性変形しながら可動部7を保持する。これによって、駆動装置1の円滑な動作が可能となる。
具体的には、上述のように各長尺部12a〜12dは、駆動の際には各支持点BPa〜BPdを中心にした回転移動を行う。このため、各長尺部12a〜12dの他端PEa〜PEdにおいて発生する出力変位は、X方向の変位QXとY方向の変位QYとを含んだものとなる。
例えば、図9に示される駆動状態において、第1の長尺部12aと第2の長尺部12bとによって発生する出力変位(第1の出力変位)は、矢印AR1のように表される。当該第1の出力変位は、−X方向の変位QX1と+Y方向の変位QY1とによって表すことができる。また、図9に示される駆動状態において、第3の長尺部12cと第4の長尺部12dとによって発生する出力変位(第2の出力変位)は、矢印AR2のように表される。当該第2の出力変位は、+X方向の変位QX2と−Y方向の変位QY2とによって表すことができる。
このように、第1のフレーム11における第1の出力変位と、第2のフレーム21における第2の出力変位とは、それぞれ−X方向の変位QX1と+X方向の変位QX2とを有している。このため、図9の駆動状態においては、第1の長尺部12aの他端PEaと第3の長尺部12cの他端PEcとの間の距離は、図5の初期状態における距離と比較して短くなる。したがって、上述のような変位拡大機構8を用いた駆動装置1においては、第1の連結部材14と第2の連結部材15とをフレームに比べて弾性変形し易く設計し、動作の際に2つの連結部材を弾性変形させる(ここでは曲げ変形を生じさせる)ことによって、駆動によって生じるX方向の変位を吸収し、駆動装置1における2つの単位駆動機構の並列的な協働による動作を円滑にしている。
また、上記のように駆動装置1では、第1の連結部材14と第2の連結部材15とが、互いに対向する位置において可動部7を狭持している。これによれば、第1の連結部材14から可動部7に加えられる−X方向の力F14と第2の連結部材15から可動部7に加えられる+X方向の力F15とを同一直線上において互いに向き合う方向から可動部7に加えることが可能になる(図4参照)。したがって、動作中の第1の連結部材14からの力F14と第2の連結部材15からの力F15とによって可動部7のバランス(均衡)を乱すことなく、可動部7の姿勢を保ったまま(維持したまま)で可動部7をY方向へとX軸に平行に移動させることができる。
上述のように、出力変位の増加にともなって+Y方向へと移動する可動部7は、各静電アクチュエータ10a,10b,10c,10dからの力と、各長尺部12a,12b,12c,12dの傾動によって生じる各支持部材13a,13b,13c,13dのねじれの復元力とが釣り合う位置において停止する。例えば、櫛歯電極間への電圧の印加を停止すると、ねじれを生じていた各支持部材13a〜13dの復元力によって、可動部7は元の位置に復帰する。したがって、本実施形態では、静電アクチュエータ10a〜10dにおいて発生する力は、櫛歯電極間へ印加する電圧の2乗に比例して大きくなることから、駆動装置1では、印加する電圧を制御することによって、可動部7の変位(移動量)を調整することが可能となる。
以上のように、駆動装置1は、静電アクチュエータ10a〜10dからの駆動変位を拡大して、可動部7をY方向へとX軸と平行に移動させることができる。これによれば、駆動部5の駆動変位が小さい場合も、可動部7において十分な移動量を確保することが可能となる。また、駆動部5として静電アクチュエータ10a〜10dを用いることによれば、駆動部5にステッピングモータ等を用いる場合に比べて、駆動部5のための固有空間を確保する必要がないため、駆動装置1を小型化することが可能となる。
また、本実施形態では、連結部材14,15を結ぶ方向を上下方向としたとき、複数の単位駆動機構を上下対称配置し、さらに各単位駆動機構を連結部材14,15とフレーム11,12との結合点に関して左右対称な構造とすることによって、同じ電圧をそれぞれの静電アクチュエータ10a〜10dに与えることにより、可動部7の姿勢を変化させずに可動部7を移動させることができる。
<2.適用例>
次に、上記の実施形態の駆動装置1の適用例ついて説明する。
駆動装置1の適用例としては上記駆動装置1をAF機構に採用した撮像ユニットがあり、また、その撮像ユニットを設けた撮像装置の一種としての折りたたみ式携帯電話がある。図10は、撮像ユニット30Aを示す図である。図11は、撮像ユニット30Aを備える折りたたみ式携帯電話を示す図である。
図10に示されるように、撮像ユニット30Aは、パッケージ(箱体:ハウジング)35と保護ガラス36とを有している。パッケージ35と保護ガラス36とは、密封空間を形成し、撮像ユニット30Aは、当該密封空間(内部空間)において撮像素子31と撮影光学系としてのズームレンズ32を被駆動体とする駆動装置1と固定レンズ37とを備えている。
撮像素子(例えばCCD)31は、R(赤)、G(緑)、B(青)の原色透過フィルターがピクセル単位に市松状に配列(ベイヤー配列)されたエリアセンサとして構成され、被写体像に係る画像信号(画像)を取得する撮像手段として機能する。また、撮像素子31は、パッケージ35内の保護ガラスから入射される被写体像が結像される位置に配置される。本実施形態では、図10に示すように、パッケージ35を構成する面のうち、保護ガラス36に対向する面に配置される。
ズームレンズ32を被駆動体とする駆動装置1は、密封空間内において保護ガラス36と固定レンズ37との間に存在する固設部33に据え付けられる。ズームレンズ32は、駆動装置1の動作によって、両矢印HWのように光軸L方向に移動される。
このような構成を有する撮像ユニット30Aにおいては、櫛歯電極間へ印加する電圧を制御することによって、ズームレンズ32を光軸L方向に移動させて、焦点調整が行われる。
また、パッケージ35と保護ガラス36とによって形成される空間へのゴミの侵入を防止するために、撮像ユニット30Aの組み立ては、例えばクリーンルーム(或いはクリーンベンチ)において行われる。さらに、撮像ユニット30Aは、密封空間を形成することによって、駆動装置1の駆動部5に用いられる静電アクチュエータへのゴミの侵入を防ぎ、静電アクチュエータを保護している。また、撮像ユニット30Aでは、密封空間を形成することによって空気の対流がなくなるため、駆動装置1に対する負荷のばらつきを低減することができる。
以上のように、撮像ユニット30Aにおいては、駆動装置1の駆動部5は撮影光学系とともにパッケージ35と保護ガラス36との内部空間に配置されるため、駆動部5のための固有空間を確保する必要がなく、撮像ユニット30Aを小型化することが可能となる。
また、撮像ユニット30Aは、マイクロカメラユニット(MCU)として、図11に示される携帯電話70等の小型電子機器(撮像装置)に搭載される。携帯電話70は、カメラレンズ部71と外部表示部72と撮影用ライト73とを備えている。撮像ユニット30Aは、カメラレンズ部71から導かれる被写体像を取得可能なように携帯電話70に内蔵されている。
このように、小型化が可能な駆動装置1は、例えば、MCU内の部品(ここでは撮影光学系におけるレンズ)を駆動させる駆動装置として採用され、MCUのさらなる小型化を可能にする。
<3.変形例>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は、上記に説明した内容に限定されるものではない。
例えば、上記適用例における撮像ユニット30Aにおいて、撮像素子31の位置を測定する位置センサをさらに備える構成としてもよい。図12は、位置センサPSeを備える撮像ユニット30Bを示す図である。
具体的には、図12に示されるように、撮像ユニット30Bの密封空間において、可動部7の位置を測定する位置センサPSeを配置し、当該位置センサPSeから可動部7の位置(測定位置)を取得する。そして、当該位置情報と、印加電圧より換算して取得される可動部7の位置(換算位置)とを比較して、可動部7の現在位置を補正する。詳細には、測定位置と換算位置とが異なっている場合は、測定位置が換算位置と合致するように印加電圧を修正して、可動部7の現在位置を補正するようなフィードバック制御がなされる。
これによれば、駆動装置1の動作精度が悪化する状況においても、適切な焦点調整を行うことが可能となる。なお、位置センサPSeとしては、例えば、測距対象物に照射したレーザの反射光を用いて測距対象物までの距離を測定するセンサを採用することができる。
また、上記実施形態においては、動作部9および可動部7の成型材料SDとして、一律に透過性を有する材料を用いていたがこれに限定されない。具体的には、可動部7の成型材料として透過性を有する材料を使用し、動作部9の成型材料として透過性を有しない材料を使用することによって、動作部9と可動部7とを、一体的に成型してもよい。
静電アクチュエータの構成および動作を示す図である。 静電アクチュエータの構成および動作を示す図である。 実施形態に係る駆動装置の機能ブロック図である。 駆動装置の上面図である。 駆動前の初期状態における駆動装置の側面図である。 動作部および可動部の製作工程を示す図である。 一体的に成型された動作部と可動部とを示す図である。 駆動状態における駆動装置の側面図である。 駆動装置の初期状態と駆動状態とを示す図である。 撮像ユニットを示す図である。 撮像ユニットを備える折りたたみ式携帯電話を示す図である。 位置センサを備える撮像ユニットを示す図である。
符号の説明
1 駆動装置
10a,10b,10c,10d 静電アクチュエータ
11 第1のフレーム
21 第2のフレーム
12a,12b,12c,12d 長尺部
13a,13b,13c,13d 支持部材
14 第1の連結部材
15 第2の連結部材

Claims (17)

  1. 被駆動体を駆動せさる駆動装置であって、
    駆動部と、
    前記駆動部から与えられる駆動変位に応じて、前記被駆動体に変位を伝達する変位伝達部と、
    を備え、
    前記駆動部は、
    前記変位伝達部に結合された移動部と、
    前記移動部に対向して配置される固定部と、
    を有し、
    前記変位伝達部と前記移動部とは、一体的に成型されることを特徴とする駆動装置。
  2. 請求項1に記載の駆動装置において、
    前記被駆動体と前記変位伝達部と前記移動部とは、一体的に成型されることを特徴とする駆動装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の駆動装置において、
    前記変位伝達部に結合された弾性部材を有し、前記弾性部材によって前記変位伝達部を弾性的に支持する支持部、
    をさらに備え、
    前記変位伝達部は、
    前記支持部との結合部位を支点としつつ前記弾性部材の弾性力に抗して傾動する長尺部、
    を有し、
    前記長尺部の傾動による梃子作用によって前記駆動変位が拡大され、
    前記被駆動体は、当該拡大された変位によって移動されることを特徴とする駆動装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の駆動装置において、
    前記駆動部と前記被駆動体とは、前記長尺部の一端側の第1部位と、他端側の第2部位とにそれぞれ連結されており、
    前記結合部位は前記長尺部の前記第1部位と前記第2部位との間で、かつ前記第1部位寄りに設定されていることを特徴とする駆動装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の駆動装置において、
    それぞれが前記駆動部と前記変位伝達部とを有する単位駆動機構を複数組備え、
    単一の被駆動体の複数箇所に前記複数の単位駆動機構の長尺部がそれぞれ結合されることにより、前記単一の被駆動体が前記複数の単位駆動機構の並列的な協働によって移動可能とされていることを特徴とする駆動装置。
  6. 被駆動体を駆動させる駆動装置であって、
    前記被駆動体の外周側に配置されたフレーム材と、
    前記被駆動体と前記フレーム材とを連結する連結部材と、
    前記フレーム材に結合された駆動部と、
    固定点と前記フレーム材との間に介挿された弾性部材と、
    を有してなる単位駆動機構を1つ以上備え、
    前記駆動部は、
    前記フレーム材に結合される移動櫛歯電極と、
    前記移動櫛歯電極に交互配置される固定櫛歯電極と、
    を有し、
    前記フレーム材と前記移動櫛歯電極とは、一体的に成型されることを特徴とする駆動装置。
  7. 請求項6に記載の駆動装置において、
    前記被駆動体と前記連結部材と前記フレーム材と前記移動櫛歯電極とは、一体的に成型されることを特徴とする駆動装置。
  8. 請求項6または請求項7に記載の駆動装置において、
    前記被駆動体と前記連結部材と前記フレーム材と前記移動櫛歯電極と前記弾性部材とは、一体的に成型されることを特徴とする駆動装置。
  9. 請求項6から請求項8のいずれかに記載の駆動装置において、
    前記駆動部から与えられる駆動変位が、前記弾性部材との結合部位を支点とした前記フレーム材の梃子作用によって、前記弾性部材の弾性変形に抗しつつ前記フレーム材および前記連結部材を介して前記被駆動体の変位へと拡大されることを特徴とする駆動装置。
  10. 請求項6から請求項9のいずれかに記載の駆動装置において、
    前記弾性部材は、前記駆動部から駆動変位が与えられたときに弾性的なねじり変形を生じることを特徴とする駆動装置。
  11. 請求項6から請求項10のいずれかに記載の駆動装置において、
    前記連結部材は、前記駆動部から駆動変位が与えられたときに弾性的な曲げ変形を生じることを特徴とする駆動装置。
  12. 請求項1から請求項11のいずれかに記載の駆動装置において、
    前記駆動部は、静電アクチュエータであることを特徴とする駆動装置。
  13. 請求項1から請求項12のいずれかに記載の駆動装置において、
    前記被駆動体は、透過性を有する部材によって構成されることを特徴とする駆動装置。
  14. 請求項1から請求項13のいずれかに記載の駆動装置において、
    前記被駆動体はレンズであることを特徴する駆動装置。
  15. 請求項14に記載の駆動装置と撮影光学系から入射される被写体像が結像される撮像素子とを備える撮像ユニット。
  16. 請求項15に記載の撮像ユニットにおいて、
    前記駆動装置の前記駆動部は、撮影光学系とともに単一のハウジングの内部空間に配置されることを特徴とする撮像ユニット。
  17. 請求項15または請求項16に記載の撮像ユニットを備える撮像装置。
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