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JP2008208699A - プッシュラッチ装置及びそれを用いたキャビネット - Google Patents

プッシュラッチ装置及びそれを用いたキャビネット Download PDF

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Abstract

【課題】 無造作に取り付けられても、ラッチ本体部とラッチ掛止部とが確実に連結されるプッシュラッチ装置の提供である。
【解決手段】 ラッチ本体部101の挟込み部23に挟み込まれ、引掛け片26に引っ掛けられてラッチ本体部101と連結される連結部材22を、ラッチ掛止部102のベース部に対して揺動(首振り)自在に取り付ける。この連結部材22は、回動規制板42に設けられた一対の規制片42a,42bによって上下から弾圧されているため、連結部材22は、扉体2の内表面と直交する状態で保持される。この状態で、ラッチ掛止部102の連結部材22を、ラッチ本体部101の第1可動体4の挟込み部23に挿入させる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、プッシュラッチ装置及びそれを用いたキャビネットに関するものである。
中空状の固定部材に対して可動部材を相対的に押し込むことにより、前記可動部材が前記固定部材に対する突出位置(ラッチ掛止部の待機位置)と格納位置とに交互に移動して保持されるプッシュラッチ装置が存していて、各種の出願がなされている(例えば、特許文献1を参照)。
プッシュラッチ装置は、各種の筐体内部に取り付けられるラッチ本体部と、筐体の出入口を開閉するための扉体に取り付けられるラッチ掛止部とを備えている。ラッチ本体部とラッチ掛止部との連結手段(係合・一体化のための手段)として、例えばマグネットを使用したものがある。マグネットによる連結は簡単ではあるが、衝撃等によってその連結が解放され易い。
このため、ラッチ掛止部に設けられた連結部材を、ラッチ本体部に係合状態で一体化させることが想定される。この場合、ラッチ本体部とラッチ掛止部とを正確に位置決めさせた状態で、筐体又は扉体に取り付けなければならない。特に、装飾性の高いキャビネットに取り付ける場合、いったん取り付けられたラッチ本体部又はラッチ掛止部の取付け位置を修正することが困難である場合が多い。このため、ラッチ本体部及びラッチ掛止部の取付けを、より慎重に行わなければならない。更に、ラッチ本体部の可動部材が移動するときの振れ(ローリング運動、ピッチング運動及びヨーイング運動)も考慮しなければならない。
実開昭63−91675号公報
本発明は、上記した事情に鑑み、無造作に取り付けられても、ラッチ本体部とラッチ掛止部とが確実に係合・一体化されるプッシュラッチ装置を提供することを課題としている。
課題を解決するための手段及び効果
上記課題を解決するための第1の発明は、
被収容物を出し入れするための出入口を有するキャビネットの筐体内部に固定され、少なくともその出入口側に開口部が形成された中空状の固定部材と、前記開口部から前記出入口近傍にまで突出する待機位置と前記固定部材の内部に収納されロックされる格納位置との間を自身の長手方向に沿って直線的に移動する可動部材とを含むラッチ本体部と、
前記筐体の出入口を開閉するための扉体の内表面において、その内表面に沿う揺動軸線周りで揺動可能に取り付けられ、前記扉体が前記出入口を閉鎖するときに、前記待機位置にある可動部材の先端部に対して前記揺動軸線周りでの揺動を伴いながら接触して、その可動部材を前記格納位置へ向けて押圧移動させると共に、前記可動部材が前記待機位置から格納位置へ至る間に当該可動部材の先端部と係合・一体化されるラッチ掛止部とを備えることを特徴としている。
本発明に係るプッシュラッチ装置では、ラッチ掛止部が揺動軸線周りで揺動(首振り)可能に取り付けられている。そして、ラッチ掛止部が、揺動しながらラッチ本体部の可動部材を押圧して移動させる。このため、調整不足や経年変化によって、キャビネットの筐体と扉体との相対取付位置にずれが生じていても、ラッチ掛止部を、ラッチ本体部の先端部に接触させることができる。そして、ラッチ掛止部とラッチ本体部の先端部とが係合・一体化されるため、移動途中に両者が外れるおそれはない。この結果、プッシュラッチ装置を支障なく機能させて扉体の開閉をスムーズに行なえる。
そして、前記ラッチ掛止部は、前記可動部材の先端部に接触してその可動部材を前記長手方向に押圧移動する際に、前記可動部材が前記長手方向に沿う第一軸線周りで振動するローリング運動、前記長手方向に直交し前記揺動軸線と平行な第二軸線周りで振動するピッチング運動、及び前記長手方向と揺動軸線との双方に直交する第三軸線周りで振動するヨーイング運動を発生することを許容し、かつこれらの運動を吸収する形で、前記揺動軸線周りで揺動可能とされている。
ラッチ掛止部が、揺動軸線周りで揺動(首振り)可能に取り付けられているので、可動部材を長手方向に押圧移動させる際に、可動部材に必然的に発生し得る振動(ローリング運動、ピッチング運動及びヨーイング運動)を吸収することができる。これにより、プッシュラッチ装置を支障なく機能させて扉体の開閉をスムーズに行なえる。
また、前記ラッチ掛止部は、前記扉体の内表面に固定される固定枠と、その固定枠から前記内表面と交差する方向へ突出し、前記可動部材の先端部との接触により前記揺動軸線がその可動部材の長手方向と直交する形態で揺動するように前記固定枠に保持された揺動部材とを含み、
前記固定枠には、前記可動部材との接触前の揺動部材を所定の基準位置に弾圧保持しておくための保持部が形成されているようにすることができる。
ラッチ掛止部に設けられた揺動部材は、ラッチ本体部と接触前には、固定枠に設けられた保持部により所定の基準位置に弾圧保持される。これにより、揺動部材は、扉体の内表面に固定される固定枠から、前記内表面と交差する方向に突出された状態で保持される。この結果、ラッチ掛止部を、ラッチ本体部の可動部材に確実に接触させることができる。
前記保持部は、前記揺動部材を前記基準位置であるその揺動範囲の中間位置に保持するために、揺動方向の両側に対向配置される形で樹脂により、前記固定枠と一体成形され、
各々の保持部は、前記揺動部材が前記可動部材と接触して揺動することによって弾性変形し、前記揺動部材が前記可動部材との接触を解かれて前記中間位置に戻ることによって弾性復元するようにすることが望ましい。
揺動部材が中間位置から揺動すると、各保持部が弾性変形し、揺動部材が中間位置に配置されると、各保持部の弾性復元する。このため、可動部材の先端部と非接触状態の揺動部材を、常に中間位置に配置させることができ、ラッチ本体部及びラッチ掛止部の取付け位置の自由度が高くなる。
前記可動部材の先端部には、前記ラッチ掛止部の揺動方向に対応して先端側ほど拡開し、揺動する前記揺動部材を受け入れるための切欠状凹部を形成することができる。
ラッチ本体部の先端部に、先端側ほど拡開する切欠状凹部が形成されているため、ラッチ掛止部の揺動部材が揺動しても、確実に受け入れることができる。
そして、前記切欠状凹部は、前記可動部材の長手方向においてV字状に拡開して開口すると共に、その切欠状凹部の底は長手方向に沿って溝状に延設され、前記格納位置における前記揺動部材の係止部を含んでいるようにすることができる。
切欠状凹部がV字状に拡開して開口しており、かつその底には溝状に延設された係止部が設けられているため、ラッチ掛止部の揺動部材がスムーズに案内されると共に、前記揺動部材が係止部に係止されることにより、ラッチ本体部の可動部材を押圧移動させることが容易になる。
そして、前記揺動部材には、前記揺動方向に沿って貫通された係合凹部が形成される一方、前記可動部材の先端部には、その係合凹部に対して前記揺動方向から突入する係合凸部が形成され、
前記係合凸部は、前記ラッチ掛止部による前記可動部材の押圧移動に伴って前記切欠状凹部に挿入された前記揺動部材の係合凹部に対して、前記揺動方向に揺動可能に、かつ前記可動部材の先端部に配置されているようにすることができる。
ラッチ本体部の可動部材の先端部に形成された係合凸部が、ラッチ掛止部の揺動部材に形成された係合凹部に突入して係合する。これにより、ラッチ本体部とラッチ掛止部とが連結される。
そして、前記揺動軸線方向から見て、前記係合凸部の先端部は、先端ほど前記固定枠から遠ざかるように鋭角状に折り曲げられた鉤部を形成していることが望ましい。
係合凸部の先端部に鉤部が形成されているため、ラッチ本体部とラッチ掛止部との係合・一体化が確実になされ、両者が分離しにくくなる。
また、前記可動部材の切欠状凹部には、前記可動部材の係合凸部が前記揺動部材の係合凹部に突入された状態で、前記係合凹部から突出する前記係合凸部の先端部を入り込ませるための窪み部が設けられていることが望ましい。
揺動部材の係合凹部に突入されて、係合凹部から突出された係合凸部の先端部は、可動部材の切欠状凹部に設けられた窪み部に入り込む。これにより、ラッチ本体部とラッチ掛止部との係合・一体化がより確実になされ、両者がいっそう分離しにくくなる。
更に、前記揺動軸線方向において、前記係合凹部の開口幅が前記鉤部の幅の1.5倍以上に設定されていることが望ましい。
前記係合凹部の開口幅に、係合凸部を確実に突入させることができる。
そして、第2の発明は、上記したプッシュラッチ装置を備えたキャビネットであって、
前記ラッチ本体部の固定部材が前記筐体内部に固定配置され、かつ前記ラッチ掛止部が前記扉体の内表面に配置されていることを特徴としている。
キャビネットの扉体を、スムーズに、かつ確実に開閉させることができる。
本発明の実施例を説明する。図1はキャビネット200に取り付けられた状態のプッシュラッチ装置100の斜視図、図2の(a)はラッチ本体部101の上方からの斜視図、(b)は同じく下方からの斜視図、図3はラッチ本体部101の分解斜視図、図4はラッチ本体部101とラッチ掛止部102の正面断面図、図5はラッチ本体部101の左側面図である。
本発明のプッシュラッチ装置100について説明する。本明細書では、図1に示されるように、ラッチ本体部101が、キャビネット200の筐体1のコーナー部で、開口部1aの近傍に取り付けられていて、ラッチ掛止部102が、キャビネット200の扉体2のコーナー部で、扉体2の閉状態でラッチ本体部101と対向する位置に取り付けられている場合について説明する。扉体2は、筐体1に対して軸線2aを中心に回動自在に取り付けられている。
ラッチ本体部101について説明する。図2及び図3に示されるように、ラッチ本体部101は、筐体1に取り付けられる中空の固定ケース体3と、固定ケース体3の中空部分に2段に嵌合される第1及び第2の可動体4,5と、固定ケース体3の下部に取り付けられ、ガイドピン6を支持する下カバー体7と、固定ケース体3の後端部を閉塞すると共に、付勢ばね8(圧縮ばね)を保持する後カバー体9とを備えている。固定ケース体3、第1及び第2の可動体4,5、下カバー体7、後カバー体9は、いずれも高分子材料(樹脂材)より成る。
固定ケース体3は、断面略角筒状のケース体本体部11の幅方向(横方向)に、一対の取付部12が膨出された形態である。一対の取付部12には、長手方向(固定ケース体3の軸線方向)に所定の間隔をおいて2個のねじ孔12aが、高さ方向に設けられている。固定ケース体3は、各ねじ孔12aに挿通された取付ねじ(図示せず)が、キャビネット200の筐体1(図1参照)に締め込まれることによって筐体1に固着される。固定ケース体1の中空部分は、中板13によって高さ方向に二分割されていて、中板13よりも上方には、第1及び第2の可動体4,5を挿入させるための第1中空部V1が形成されていて、同じく下方には、下カバー体7を取り付けるための第2中空部V2が形成されている。中板13は、ガイドピン6を通すためにその周縁部を除いて切除されている。また、中板13よりも少し上方の部分には、第2可動体5の前進端位置(突出位置)を規制するための一対のストッパ板14が、ケース体本体部11の内周面から張り出して設けられている。
ケース体本体部11の第2中空部V2には、下カバー体7が取り付けられている。下カバー体7の底面部15には、U字状の切欠部15aが設けられている。この切欠部15aにより、基端部16aを残して下カバー体7の底面部15から切り欠かれた部分には、舌片状の押圧片16が形成されている。この押圧片16は波状に屈曲されていて、基端部16aを支点として弾性変形可能である。固定ケース体3に取り付けられた状態で、押圧片16の先端部は、固定ケース体3の第2中空部V2に入り込んでいて、ガイドピン6の自由端部6aに当接されている。押圧片16は、自身の弾性復元力により、ガイドピン6の自由端部6aに押圧荷重を付与するという機能を有している。
また、下カバー体7の後端部には、ガイドピン6の基端部6bを挿入させて揺動可能に支持するためのガイドピン支持部17が設けられている。ここで、ガイドピン6は、弾性変形可能な棒材の両端部がほぼ直角に、かつ互いに反対方向に屈曲された略Z字形状であり、各屈曲部分に自由端部6aと基端部6bとが形成されている。ガイドピン6の基端部6bが、下カバー体7のガイドピン支持部17に挿入されたとき、ガイドピン6の自由端部6aは水平面内で揺動可能に支持される。ガイドピン6の自由端部6aは、ケース体本体部11の第1中空部V1に配置され、第1可動体4のガイド溝18(後述)に入り込み、第1可動体4の移動を制御するという機能を有している。
固定ケース体3の後端部は開口されていて、後カバー体9が取り付けられることによって閉塞される。後カバー体9の上部には、付勢ばね8を支持する棒状のばね支持部19が突出されていて、同じく下部には、ケース体本体部11の中板13に接続される支持板部21がばね支持部19と同方向に突出されている。本実施例のラッチ本体部101では、固定ケース体3の後端部が開口されていて、後カバー体9によって閉塞する形態であるため、第1及び第2の可動体4,5を組み付ける作業が容易である。
次に、第1及び第2の可動体4,5について説明する。図2ないし図4に示されるように、第1可動体4は角柱状であり、その前端部には、ラッチ掛止部102の連結部材22(後述)を挟み込むための挟込み部23が形成されていると共に、その後端部には、付勢ばね8を挿入させるためのばね挿入空間24が設けられている。当然のことながら、ばね挿入空間24の内径は、付勢ばね8の外径よりも少し大きい。第1可動体4のばね挿入空間24と後カバー体9のばね支持部19との間には、付勢ばね8が弾装されている。第1可動体4は、付勢ばね8の付勢力(弾性復元力)により、常に固定ケース体3の前方(突出位置の側)に向かって付勢されている。
第1可動体4の前端部には、その前端面の上端部と下端部から、高さ方向における第1可動体4のほぼ中央部に向かって斜めに、一対のガイド部25が形成されている。一対のガイド部25は、断面略V字状である。このため、各ガイド部25の厚みは、第1可動体4の前端面に近づくにつれて薄くなっている。そして、一対のガイド部25の終端部から更に奥側(第1可動体4の後方)に向かって、各ガイド部25と接続する断面U字状の挟込み部23が、対応するガイド部25と連続状態で形成されている。挟込み部23の内側高さは、ラッチ掛止部102の連結部材22の外径よりも少し大きい。
第1可動体4の底面部には、挟込み部23に配置された連結部材22を引っ掛けて離脱不能にロックする引掛け片26を収容する引掛け片収容部27と、引掛け片26の先端部26aを通すための引掛け片通し孔28とが設けられている。引掛け片26は、薄い金属板を曲げて形成されていて、第1可動体4の幅方向に沿って取り付けられた支点ピン29の軸線を中心に、回動自在である。そして、引掛け片26の先端部26aは、支点ピン29の側に向かって屈曲されている。本実施例の引掛け片26の場合、その屈曲角度θは90°よりも少し小さい。引掛け片26の先端部26aは、第1可動体4が固定ケース体3に収容された状態で、引掛け片通し孔28を通って挟込み部23に突出される。これにより、挟込み部23に配置されたラッチ掛止部102の連結部材22の退路が断たれ、連結部材22は挟込み部23から離脱不能となる。
支点ピン29には、戻しばね31が巻き付けられている。本実施例の戻しばね31は、ねじりコイルばねであり、その一端部は引掛け片26に弾接されていると共に、その他端部は引掛け片収容部27の内壁面に弾接されている。第1可動体4が突出位置に配置されているとき、引掛け片26の先端部26aは、戻しばね31の弾性復元力により、挟込み部23から退避されている。換言すれば、引掛け片26の先端部26aは、挟込み部23に突出されていない。この状態で、引掛け片26の前端部(先端部26aの下端部)は、第1可動体4の底面部よりも下方に突出されている。第1可動体4の側壁部の後端部には、一対のストッパ部32が、幅方向に張り出して設けられている(後述)。
次に、第2可動体5について説明する。第2可動体5は、図3ないし図5に示されるように、底板部33と底板部33の幅方向の両端部に立設された一対の側壁部34とから成る。一対の側壁部34の前側の下部には、各スリット34aが設けられている。同じく後側の上部には、段差部35が設けられている。第2可動体5は、第1可動体4を一対の側壁部34の間に嵌合させた状態で、固定ケース体3の後方から挿入されて組み付けられる。このとき、第1可動体4の一対のストッパ部32が、第2可動体5の一対の側壁部34の直上に配置される。第2可動体5から突出された第1可動体4は、一対のストッパ部32が、対応する第2可動体5の側壁部34の段差面35aに当接する。これにより、第1可動体4が、第2可動体5から一定長さ以上に突出することが防止される。
また、固定ケース体3に挿入された第2可動体5の一対のスリット34aには、固定ケース体3の一対のストッパ板14が嵌合される。固定ケース体3から突出された第2可動体5は、一対のスリット34aの終端部が、対応する固定ケース体3のストッパ板14に当接する。これにより、第2可動体4が、固定ケース体3から一定長さ以上に突出することが防止される。
次に、ガイド溝18について説明する。第1可動体4の底面部には、往路と復路が別々になったガイド溝18が設けられている。このガイド溝18は、図6に示されるように、第1可動体4の後端部に、平面視において略V字状に設けられた第1案内溝部301と、第1可動体4の長手方向に沿って設けられた第2及び第3の案内溝部302,303と、第3案内溝部303の終端部から斜め後方に短い長さで設けられた第4案内溝部304と、第4案内溝部304から斜め前方に、第4案内溝部304の始端部とほぼ同じ位置まで設けられた第5案内溝部305と、第5案内溝部305の終端部と第2案内溝部302の途中の部分とを接続する第6案内溝部306とを備えている。上記した各案内溝部301〜306のうち、第1ないし第4の案内溝部301〜304が往路となっていて、第1、第2、第5及び第6の案内溝部301,302,305,306が復路となっている。即ち、第1及び第2の案内溝部301,302は、往路と復路の双方の機能を有している。各案内溝部302〜306の内幅は、ガイドピン6の自由端部6aの外径よりも少し大きい。ガイド溝18に嵌合されたガイドピン6の自由端部6aは、第1可動体4が固定ケース体3に対して相対的に移動されることにより、往路と復路を一方向に周回走行する。
図6の(a),(b)に示されるように、第1案内溝部301の溝底は傾斜面となっていて、溝底が平面となった第2案内溝部302の始端部と接続されている。第2案内溝部302の終端部は、溝底が傾斜面となった第3案内溝部303の始端部と接続されていて、第3案内溝部303の終端部は、段差面36を介して第4案内溝部304と接続されている。第4案内溝部304の終端部は、溝底がより低く設けられた係止溝部37と接続されている。係止溝部37は、溝底が更に低く設けられた第5案内溝部305と接続されている。第5案内溝部305の終端部は、溝底が傾斜面となった第6案内溝部306と接続されている。第6案内溝部306の終端部は、第2案内溝部302の途中部分と接続されている。
固定ケース体3から突出した状態で配置されていた第1可動体4が固定ケース体3に押し込まれたとき、ガイドピン6の自由端部6aは、第1及び第2案内溝部301,302を走行し、第3案内溝部303に進入する。ここで、第2案内溝部302と第6案内溝部306との接続部分には、第6案内溝部306の側に壁部38が形成されているため、第2案内溝部302を走行するガイドピン6の自由端部6aが、第6案内溝部306に進入することはない。第3案内溝部303を走行したガイドピン6の自由端部6aは、段差面36を通って第4案内溝部304に進入する。ガイドピン6の自由端部6aは、第4案内溝部304の端面部39に当接し、それ以上走行不能となる。この状態で、第1可動体4の押込み力が解放されると、付勢ばね8の付勢力により、第1可動体4は固定ケース体3から突出する方向に相対移動される。これにより、ガイドピン6の自由端部6aが逆方向に走行して係止溝部37に落し込まれ、その係止面37aに係止される。この状態で、第1可動体4は、固定ケース体3に格納された状態(格納位置)で保持される。
第1可動体4が、再度押し込まれると、ガイドピン6の自由端部6aは、第5案内溝部305に落し込まれ、付勢ばね8の付勢力によって、第5及び第6の案内溝部305,306を走行する。そして、第2案内溝部302を通って、第1案内溝部301に進入する。この状態で、第1可動体4は、固定ケース体3から突出された状態(突出位置)で保持される。
次に、ラッチ掛止部102について説明する。本実施例のラッチ掛止部102は、図4及び図7の(a),(b)に示されるように、前面に開口41aが設けられた略角筒状のベース41と、金属の棒材が所定形状に折り曲げられて成り、ベース41に対して回動自在に取り付けられる連結部材22と、連結部材22の回動を規制するための回動規制板42とから成る。連結部材22は、第1可動体4の挟込み部23に挟み込まれる前部22aと、その両端部から直角に折り曲げられた一対の側部22bとを有しており、平面視において略U字状である。前部22aと一対の側部22bとで囲まれた部分には、第1可動体4の引掛け片26の先端部26aを挿入させる引掛け片挿入空間43が形成されている。連結部材22における引掛け片挿入空間43の内幅Lは、引掛け片26の先端部26aの幅よりも長く、かつ第2可動体5の幅よりも長い(図5参照)。本実施例のプッシュラッチ装置100の場合、引掛け片挿入空間43の内幅Lは、引掛け片26の先端部26aの幅の1.5倍以上(約3倍)である。そして、連結部材22の一対の側部22bから、前部22aと平行に一対の回動支持部44が延設されている。
ベース41の背面部には、連結部材22の一対の回動支持部44を嵌合させるための第1嵌合溝45と、回動規制板42を嵌合させるための第2嵌合溝46が設けられている。連結部材22は、一対の回動支持部44をベース41の第1嵌合溝45に嵌合させて取り付けられる。そして、ベース41の第2嵌合溝46に回動規制板42が嵌合されることにより、連結部材22の抜止めが図られる。しかも、この状態で、連結部材22は、一対の回動支持部44の軸線44aを中心に回動自在である。
回動規制板42の長手方向の一端側の上縁部と、同じく他端側の下縁部から、一対の回動規制片42a,42bが延設されている。各回動規制片42a,42bは、ベース41の第2嵌合溝46に取り付けられたときに、連結部材22の一対の側部22bと対応する部分に設けられている。そして、各回動規制片42a,42bは弾性変形可能である。
連結部材22がベース41の第1嵌合溝45に嵌合されたとき、連結部材22の前部22aは、ベース41の開口41aから突出される。そして、ベース41の第2嵌合部46に、回動規制板42が嵌合される。連結部材22の一対の側部22bが、対応する各回動規制片42a,42bに挟み込まれ、かつ上下方向に押圧(弾圧)される。これにより、連結部材22の自由回動が規制され、連結部材22の一対の側部22bは、回動規制板42の前面(一対の回動規制片42a,42bが設けられている面)に対してほぼ直角に保持される(基準位置)。一対の回動規制片42a,42bは弾性変形可能であるため、連結部材22は、基準位置に対して、それらの弾性限度内の一定のほぼ同一角度内でのみ回動自在である。
本実施例のプッシュラッチ装置100の作用について説明する。図1に示されるように、ラッチ本体部101の固定ケース体3が、キャビネット200の筐体1における開口部1a近傍のコーナー部に取り付けられている。また、キャビネット200の扉体2の裏面において、ラッチ本体部101の第1可動体4と対応する位置(閉状態の扉体2において、第1可動体4と対向する位置)には、ラッチ掛止部102が取り付けられている。扉体2が、軸線2aを中心に回動されて閉じられる。図4に示されるように、扉体2のラッチ掛止部102は、矢印Pの方向に移動する。すると、ラッチ掛止部102のベース41から突出された連結部材22の前部22aが、ラッチ本体部101の第1可動体4の挟込み部23に進入する。図8の(a)に示されるように、連結部材22の前部22aが挟込み部23の奥部に当接し、付勢ばね8の付勢力に抗して第1可動体4を、固定ケース体3に押し込む。第1可動体4が後退し、引掛け片26の底面部と第2可動体5の底板部33の前端面33aとが当接する。ここで、引掛け片26には、常に戻しばね31の付勢力が作用しているため、第2可動体5は引掛け片26に押され、第1可動体4と一体となって後退される。
図8の(b)に示されるように、第2可動体5の底板部33の後端面33bが、後カバー体9に当接する。第1可動体4が更に押し込まれると、引掛け片26は、戻しばね31の付勢力に抗して、その底面部を第2可動体5の底板部33に沿わせるようにして、矢印Qの方向に回動される。そして、図8の(c)に示されるように、引掛け片26の先端部26aが、連結部材22の前部22aと一対の側部22bとで形成される引掛け片挿入空間43に入り込む。連結部材22の前部22aは、第1可動体4の挟込み部23の最奥部と引掛け片26の先端部26aとの間に配置される。第1可動体4は、第2可動体5と重なり状態で配置されるため、引掛け片26が戻る(逆方向に回動される)ことはない。即ち、ラッチ掛止部102の連結部材22が、ラッチ本体部101の第1可動体4と連結された状態でロックされる。また、この状態で、ガイドピン6の自由端部6aは、第1可動体4におけるガイド溝18の係止溝部37の係止面37aに係止され、第1可動体4が抜け出ることが防止される。また、連結部材22の内幅Lは、第2可動体5の幅よりも長いため、第2可動体5が抜け出るおそれはない(図5参照)。
次に、ラッチ本体部101とラッチ掛止部102が、高さ方向にずれて取り付けられた場合の作用を説明する。図9の(a)に示されるように、ラッチ本体部101における挟込み部23の高さ方向の中心位置と、ラッチ掛止部102における連結部材22の回動支持部44の高さ方向の中心位置(軸線44aの位置)がずれているとする。この場合であっても、連結部材22は、回動規制板42に設けられた一対の回動規制片42a,42bにより、回動規制板42の前面(即ち、扉体2の取付面)に対してほぼ直角に配置される。扉体2が閉じられて、ラッチ掛止部102が矢印Pの方向に移動すると、連結部材22の前部22aは、第1可動体4の上側のガイド部25に当接される。扉体2が更に閉じられると、連結部材22の前部22aは、上側のガイド部25に当接しながら、第1可動体4の挟込み部23に向かって移動される。このとき、連結部材22は、下側の回動規制片42bを弾性変形させながら、回動支持部44の軸線44aを中心に下方に回動される。
図9の(b)に示されるように、ラッチ掛止部102が、ラッチ本体部101に対して高さ方向のずれを有したまま接近され、連結部材22の前部22aが、第1可動体4の挟込み部23に配置される。そして、図9の(c)に示されるように、引掛け片26が、連結部材22の引掛け片収容空間43に入り込み、連結部材22を離脱不能にロックする。このときの作用は、前述した場合と同様であるため、説明を省略する。
従来のプッシュラッチ装置では、ラッチ本体部101とラッチ掛止部102が高さ方向にずれて取り付けられると、第1及び第2の可動体4,5がこじれた状態で移動する。このため、ラッチ本体部101とラッチ掛止部102とがスムーズに連結されなかったり、ラッチ本体部101の寿命を短くさせたりする。しかし、本実施例のプッシュラッチ装置100では、ラッチ本体部101とラッチ掛止部102が高さ方向にずれている場合であっても、ラッチ掛止部102の連結部材22を揺動(首振り)させることにより、両者を支障なく連結させることができる。換言すれば、ラッチ掛止部102の連結部材22は、ラッチ本体部101の第1可動体4の移動に伴うピッチング方向の振れ(ラッチ本体部101の取付方向によっては、ローリング方向又はヨーイング方向の振れ)を吸収可能に取り付けられている。このため、ラッチ本体部101とラッチ掛止部102とが無造作に取り付けられた場合であっても、ラッチ掛止部102の連結部材22を確実にラッチ本体部101の第1可動体4の挟込み部23に挟み込んで、ロックすることができる。換言すれば、ラッチ本体部の第1及び第2の可動体4,5がピッチング運動、ローリング運動又はヨーイング運動を伴って移動する場合であっても、ラッチ本体部101とラッチ掛止部102とを連結させる操作に支障は生じない。
また、本実施例のラッチ掛止部102の連結部材22は、一対の回動規制片42a,42bによってその回動が規制されている。このため、扉体2に取り付けられたラッチ掛止部102の連結部材22は、扉体2の取付面に対してほぼ直角に配置される。この結果、ラッチ掛止部102の連結部材22を、よりスムーズにラッチ本体部101の第1可動体4の挟込み部23に配置させることができる。また、ラッチ掛止部102が取り付けられる向きも自由に設定することができる。
本実施例のラッチ掛止部102の連結部材22は、金属より成る棒材を折り曲げて形成している。しかし、図10の(a)に示されるように、板材より成る連結部材47であってもよい。また、図10の(b)に示されるように、側部22bと回動支持部44が片側部分にのみ設けられた連結部材48であってもよい。
次に、別の実施例のプッシュラッチ装置100’について説明する。図11の(a)に示されるように、プッシュラッチ装置100’は、ラッチ本体部101’とラッチ掛止部102とを備えている。この実施例のラッチ本体部101’は、第1可動体4の前端部で、挟込み部23から引掛け片通し孔28が設けられていない側のガイド部25にかけての部分に窪み49が設けられている。また、引掛け片26’の先端部26a’は、前述したラッチ本体部101の引掛け片26の先端部26aよりも長くなっている。
図11の(b)に示されるように、ラッチ本体部101’が、ラッチ掛止部102の前部22aを挟込み部23に配置されたとき、ラッチ本体部101’の引掛け片26’が回動され、その先端部26a’が、連結部材22の引掛け片挿入空間43に進入し、更に窪み部49に入り込む。引掛け片26’の先端部26a’は、窪み部49の側面壁部に当接して停止する。これにより、ラッチ掛止部102の連結部材22が、ラッチ本体部101’の挟込み部23から一層抜け出にくくなる。また、ラッチ本体部101’とラッチ掛止部102とを分離させるときの作用は、前述した最初の実施例のプッシュラッチ装置100の場合と全く同様である。
図12に示されるように、ラッチ本体部101’が、ラッチ掛止部102の前部22aを挟込み部23に配置されたとき、ラッチ本体部101’の引掛け片26’の先端部26a’が、窪み部49の天井面に当接して停止するようにさせてもよい。
キャビネット200に取り付けられた状態のプッシュラッチ装置100の斜視図である。 (a)はラッチ本体部101の上方からの斜視図、(b)は同じく下方からの斜視図である。 ラッチ本体部101の分解斜視図である。 ラッチ本体部101とラッチ掛止部102の正面断面図である。 ラッチ本体部101の左側面図である。 (a)はガイド溝18の平面図、(b)は(a)のX−X線断面図、(c)は同じくY−Y線断面図である。 (a)はラッチ掛止部102の斜視図であり、(b)は同じく分解斜視図である。 (a)〜(c)はプッシュラッチ装置100の作用説明図である。 (a)〜(c)は、ラッチ本体部101とラッチ掛止部102とが高さ方向にずれて取り付けられた場合の作用説明図である。 (a),(b)は別の実施例の連結部材46,47の斜視図である。 (a),(b)は別の実施例のプッシュラッチ装置100’の作用説明図である。 引掛け片26’の先端部26a’が窪み部49の天井面に当接する場合のプッシュラッチ装置100’の作用説明図である。
符号の説明
100,100’ プッシュラッチ装置
101,101’ ラッチ本体部
102 ラッチ掛止部
200 キャビネット
1 筐体
1a 開口部
2 扉体
3 ケース体(固定部材)
4 第1可動体(可動部材)
5 第2可動体(可動部材)
22,47,48 連結部材(揺動部材)
23 挟込み部(係止部)
25 ガイド部(切欠状凹部)
26,26’ 引掛け片(係合凸部)
26a,26a’ 先端部(鉤部)
41 ベース(固定枠)
42 回動規制板(固定枠)
42a,42b 回動規制片(保持部)
43 引掛け片収容空間(係合凹部)
44a 軸線(揺動軸線)
49 窪み部
L 内幅(開口幅)

Claims (11)

  1. 被収容物を出し入れするための出入口を有するキャビネットの筐体内部に固定され、少なくともその出入口側に開口部が形成された中空状の固定部材と、前記開口部から前記出入口近傍にまで突出する待機位置と前記固定部材の内部に収納されロックされる格納位置との間を自身の長手方向に沿って直線的に移動する可動部材とを含むラッチ本体部と、
    前記筐体の出入口を開閉するための扉体の内表面において、その内表面に沿う揺動軸線周りで揺動可能に取り付けられ、前記扉体が前記出入口を閉鎖するときに、前記待機位置にある可動部材の先端部に対して前記揺動軸線周りでの揺動を伴いながら接触して、その可動部材を前記格納位置へ向けて押圧移動させると共に、前記可動部材が前記待機位置から格納位置へ至る間に当該可動部材の先端部と係合・一体化されるラッチ掛止部とを備えることを特徴とするプッシュラッチ装置。
  2. 前記ラッチ掛止部は、前記可動部材の先端部に接触してその可動部材を前記長手方向に押圧移動する際に、前記可動部材が前記長手方向に沿う第一軸線周りで振動するローリング運動、前記長手方向に直交し前記揺動軸線と平行な第二軸線周りで振動するピッチング運動、及び前記長手方向と揺動軸線との双方に直交する第三軸線周りで振動するヨーイング運動を発生することを許容し、かつこれらの運動を吸収する形で、前記揺動軸線周りで揺動可能とされていることを特徴とする請求項1に記載のプッシュラッチ装置。
  3. 前記ラッチ掛止部は、前記扉体の内表面に固定される固定枠と、その固定枠から前記内表面と交差する方向へ突出し、前記可動部材の先端部との接触により前記揺動軸線がその可動部材の長手方向と直交する形態で揺動するように前記固定枠に保持された揺動部材とを含み、
    前記固定枠には、前記可動部材との接触前の揺動部材を所定の基準位置に弾圧保持しておくための保持部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のプッシュラッチ装置。
  4. 前記保持部は、前記揺動部材を前記基準位置であるその揺動範囲の中間位置に保持するために、揺動方向の両側に対向配置される形で樹脂により、前記固定枠と一体成形され、
    各々の保持部は、前記揺動部材が前記可動部材と接触して揺動することによって弾性変形し、前記揺動部材が前記可動部材との接触を解かれて前記中間位置に戻ることによって弾性復元することを特徴とする請求項3に記載のプッシュラッチ装置。
  5. 前記可動部材の先端部には、前記ラッチ掛止部の揺動方向に対応して先端側ほど拡開し、揺動する前記揺動部材を受け入れるための切欠状凹部が形成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載のプッシュラッチ装置。
  6. 前記切欠状凹部は、前記可動部材の長手方向においてV字状に拡開して開口すると共に、その切欠状凹部の底は長手方向に沿って溝状に延設され、前記格納位置における前記揺動部材の係止部を含んでいることを特徴とする請求項5に記載のプッシュラッチ装置。
  7. 前記揺動部材には、前記揺動方向に沿って貫通された係合凹部が形成される一方、前記可動部材の先端部には、その係合凹部に対して前記揺動方向から突入する係合凸部が形成され、
    前記係合凸部は、前記ラッチ掛止部による前記可動部材の押圧移動に伴って前記切欠状凹部に挿入された前記揺動部材の係合凹部に対して、前記揺動方向に揺動可能に、かつ前記可動部材の先端部に配置されていることを特徴とする請求項3ないし6のいずれか1項に記載のプッシュラッチ装置。
  8. 前記揺動軸線方向から見て、前記係合凸部の先端部は、先端ほど前記固定枠から遠ざかるように鋭角状に折り曲げられた鉤部を形成していることを特徴とする請求項7に記載のプッシュラッチ装置。
  9. 前記可動部材の切欠状凹部には、前記可動部材の係合凸部が前記揺動部材の係合凹部に突入された状態で、前記係合凹部から突出する前記係合凸部の先端部を入り込ませるための窪み部が設けられていることを特徴とする請求項7又は8に記載のプッシュラッチ装置。
  10. 前記揺動軸線方向において、前記係合凹部の開口幅が前記鉤部の幅の1.5倍以上に設定されていることを特徴とする請求項8又は9に記載のプッシュラッチ装置。
  11. 請求項1ないし10のいずれか1項に記載のプッシュラッチ装置を備えたキャビネットであって、
    前記ラッチ本体部の固定部材が前記筐体内部に固定配置され、かつ前記ラッチ掛止部が前記扉体の内表面に配置されていることを特徴とするキャビネット。
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