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JP2008203751A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2008203751A
JP2008203751A JP2007042402A JP2007042402A JP2008203751A JP 2008203751 A JP2008203751 A JP 2008203751A JP 2007042402 A JP2007042402 A JP 2007042402A JP 2007042402 A JP2007042402 A JP 2007042402A JP 2008203751 A JP2008203751 A JP 2008203751A
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JP2007042402A
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Ryoji Nishimura
亮二 西村
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Kyocera Mita Corp
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Abstract

【課題】トナー回収容器の配置スペースをコンパクト化するとともに、ユーザのトナー回収容器の交換負担を軽減可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】収納ラック23内には廃トナータンク21a〜21eが縦積みされており、回収パイプ25が最下方の廃トナータンク21aのトナー導入口に連結されている。収納ラック23は、画像形成装置100の底面に沿って前後方向に摺動可能となっており、圧縮バネ27により装置前側に付勢されている。収納ラック23の前面は前面カバー29に当接しており、圧縮バネ27の付勢力による前方への摺動が規制されている。前面カバー29が開放され廃トナータンク21aが引き出されると、廃トナータンク21b〜21eが自然落下し、廃トナータンク21aの直上に位置していた廃トナータンク21bが最下方に移動する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子写真プロセスを用いた複写機、プリンタ等の画像形成装置に関し、特にトナー担持体表面から除去された残留トナーを回収して貯留する廃トナー回収容器の交換機構に関するものである。
コピー機、プリンタ、FAX等の電子写真方式を用いる画像形成装置においては、主に粉末の現像剤(以下、トナーという)が使用され、感光体ドラム等の像担持体上に形成された静電潜像を現像装置内のトナーによって可視化し、そのトナー像を直接或いは中間転写体を介して記録媒体上に転写した後、定着処理を行うプロセスが一般的である。このような画像形成装置においては、感光体ドラムや中間転写体表面の残留トナーを除去するためのクリーニング装置が搭載されており、クリーニング装置によって除去された残留トナーは、廃トナー回収容器内へ貯留される。所定枚数印刷後に廃トナー回収容器が満杯になると、ユーザに通知されて廃トナー回収容器の廃棄、交換が行われる。
このような廃トナー回収容器の交換方式としては、ユーザ自身が交換を行う「ユーザ交換方式」と、サービスマンによる交換を想定した「サービス交換方式」とがあった。このうち、ユーザ交換方式を採用した場合は廃トナータンクが満杯になる都度、ユーザ自身がボトルの交換を行わなければならず、装置の操作性、使用性において問題があった。一方、サービス交換方式を採用した場合は、一定のメンテナンス周期において発生する廃トナー量に見合うだけの容積を確保した大型の廃トナー回収容器を搭載する必要があるため、装置の小型化、省スペース化の障害となっていた。
さらに、廃トナーを現像装置内へ再投入して再利用する廃トナーリサイクル方式も提案されているが、カートリッジから供給される新たなトナーに比べて電荷特性、物理特性に劣る廃トナーの混入による画像品質の劣化が問題となっていた。特に、4色のトナーを使用するフルカラー画像形成装置においては、発生する廃トナー量もモノクロ機に比べ4倍以上となるため、廃トナー回収容器の配置スペースの確保及び交換作業性の向上は大きな課題となっている。
そこで、ユーザによる廃トナー容器の交換時の操作負担を軽減するとともに、装置の小型化も実現する方法が種々提案されており、例えば特許文献1、2には、廃トナーを貯留する廃トナー回収部をトナーカートリッジに一体化した構成が開示されている。この構成によれば、廃トナー回収容器の交換をカートリッジ交換と同時に行うことができ、ユーザによる廃トナー容器の交換頻度を低減するとともに、廃トナー回収容器の配置スペースを設ける必要もなくなる。
しかし、特許文献1、2の方法では、ユーザによるカートリッジ交換の頻度を減らすためにカートリッジ内に多量のトナーを充填する場合は、廃トナー回収部もそれに見合うだけの容積を確保する必要が生じ、カートリッジの大型化に繋がる。また、特許文献1のように、仕切り板が移動して廃トナー回収部の容積が徐々に増加する構成であっても、ある程度の初期容積は必要であり、仕切り板を移動させるためにカートリッジの構造が複雑化してしまう。
一方、特許文献3には、廃トナーの容量及び重量により廃トナー回収容器の満杯を検知する2種類の検知手段を設け、誤検知による廃トナーのオーバーフローを防止する画像形成装置が開示されている。しかしながら、特許文献3の方法では、廃トナー回収容器の交換時期をユーザに確実に通知することにより、回収容器のオーバーフローによる装置内部の汚染やトナー回収装置等の破損を防止できるものの、大型のトナー回収容器を配置した場合の交換作業性は従来と変わらず、ユーザの作業負担を軽減するものではなかった。
特開平5−46025号公報 特開平6−242674号公報 特開2002−296985号公報
本発明は、上記問題点に鑑み、トナー回収容器の配置スペースをコンパクト化するとともに、廃トナーの回収量が増加した場合でもユーザのトナー回収容器の交換負担を軽減可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、トナー担持体上の残留トナーを除去するクリーニング手段と、該クリーニング手段により除去された廃トナーを貯留する縦積みされた複数のトナー回収容器と、該トナー回収容器のうち最下方に位置するトナー回収容器に連結されるトナー回収経路と、該トナー回収経路と前記トナー回収容器とを連結及び離間させる着脱機構と、前記トナー回収経路に連結されたトナー回収容器の満杯を検知する満杯検知手段と、を備え、前記満杯検知手段によりトナー回収容器の満杯が検知された場合、前記着脱機構により前記トナー回収経路を離間させた状態で最下方に位置するトナー回収容器を取り出すことにより、取り出されたトナー回収容器の直上に位置していたトナー回収容器が最下方に移動して前記トナー回収経路との連結が可能となる画像形成装置である。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、最下方に位置するトナー回収容器を取り出すことにより、取り出されたトナー回収容器を収納するスペースが縦積みされた複数のトナー回収容器の上方に形成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記各トナー回収容器の表面にはICチップが搭載されており、該ICチップに対し情報の読み出し及び書き込みを行うリーダ/ライタモジュールが、最下方に位置するトナー回収容器のICチップに対向配置されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記トナー回収容器は、前記トナー回収経路に対し近接及び離間する方向に移動可能な収納ラック内に収納されており、前記着脱機構は、前記収納ラックを前記トナー回収経路から離間する方向に付勢する付勢手段と、該付勢手段による前記収納ラックの移動を規制する開閉可能なカバー部材とで構成されることを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、トナー回収容器を複数に分割して縦積みすることで、装置内部の空きスペースをトナー回収容器の収納スペースとして有効利用することができ、トナー回収容器1個当たりのトナー回収量も少なくなるため交換作業者の負担も軽減される。また、廃トナーが回収される最下方のトナー回収容器を取り出すことで、次のトナー回収容器が自然落下してトナー回収経路に連結可能な位置に自動的にセットされるため、簡単な構成でトナー回収容器の交換作業性を向上させることができる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の画像形成装置において、取り出されたトナー回収容器を収納するスペースが縦積みされた複数のトナー回収容器の上方に形成されるため、満杯となったトナー回収容器を画像形成装置内部に一時保管しておくことができる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第1又は第2の構成の画像形成装置において、各トナー回収容器の表面にICチップを搭載するとともに、ICチップに対し情報の読み出し及び書き込みを行うリーダ/ライタモジュールを、最下方に位置するトナー回収容器のICチップに対向配置することにより、トナー回収容器の満杯が検知された時点でICチップに情報を書き込み、そのトナー回収容器が再び最下方に来たときにICチップの情報を読み出して満杯を確実に検知することができる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第1乃至第3のいずれかの構成の画像形成装置において、トナー回収容器をトナー回収経路に対し近接及び離間する方向に移動可能な収納ラック内に収納し、収納ラックをトナー回収経路から離間する方向に付勢する付勢手段と、該付勢手段による収納ラックの移動を規制する開閉可能なカバー部材とで着脱機構を構成することにより、カバー部材の開閉操作だけでトナー回収経路とトナー回収容器とを着脱可能となる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の画像形成装置の概略断面図である。画像形成装置100本体内には4つの画像形成部Pa、Pb、Pc及びPdが、搬送方向上流側(図1では右側)から順に配設されている。これらの画像形成部Pa〜Pdは、異なる4色(マゼンタ、シアン、イエロー及びブラック)の画像に対応して設けられており、それぞれ帯電、露光、現像及び転写の各工程によりマゼンタ、シアン、イエロー及びブラックの画像を順次形成する。
この画像形成部Pa〜Pdには、各色の可視像(トナー像)を担持する感光体ドラム1a、1b、1c及び1dが配設されており、これらの感光体ドラム1a〜1d上に形成されたトナー像が、駆動手段(図示せず)により図1において時計回りに回転しながら各画像形成部に隣接して移動する中間転写ベルト8上に順次転写(一次転写)された後、二次転写ローラ9において用紙P上に一度に転写(二次転写)され、さらに、定着部7において用紙P上に定着された後、装置本体より排出される構成となっている。感光体ドラム1a〜1dを図1において反時計回りに回転させながら、各感光体ドラム1a〜1dに対する画像形成プロセスが実行される。
トナー像が転写される用紙Pは、装置下部の用紙カセット16内に収容されており、給紙ローラ12a及びレジストローラ対12bを介して二次転写ローラ9へと搬送される。中間転写ベルト8には誘電体樹脂製のシートが用いられ、その両端部を互いに重ね合わせて接合しエンドレス形状にしたベルトや、継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトが用いられる。また、二次転写ローラ9の下流側には中間転写ベルト8表面に残存するトナーを除去するためのブレード状のベルトクリーナ19が配置されている。
次に、画像形成部Pa〜Pdについて説明する。回転自在に配設された感光体ドラム1a〜1dの周囲及び下方には、感光体ドラム1a〜1dを帯電させる帯電器2a、2b、2c及び2dと、各感光体ドラム1a〜1dに画像情報を露光する露光ユニット4と、感光体ドラム1a〜1d上にトナー像を形成する現像ユニット3a、3b、3c及び3dと、感光体ドラム1a〜1d上に残留した現像剤(トナー)を除去するクリーニング部5a、5b、5c及び5dが設けられている。
ユーザにより画像形成開始が入力されると、先ず、帯電器2a〜2dによって感光体ドラム1a〜1dの表面を一様に帯電させ、次いで露光ユニット4によって光照射し、各感光体ドラム1a〜1d上に画像信号に応じた静電潜像を形成する。現像ユニット3a〜3dは、感光体ドラム1a〜1dに対向配置された現像ローラ(現像剤担持体)を備え、それぞれマゼンタ、シアン、イエロー及びブラックの各色のトナーがトナーカートリッジ(図示せず)によって所定量充填されている。このトナーは、現像ユニット3a〜3dの現像ローラにより感光体ドラム1a〜1d上に供給され、静電的に付着することにより、露光ユニット4からの露光により形成された静電潜像に応じたトナー像が形成される。
そして、中間転写ベルト8に所定の転写電圧で電界が付与された後、一次転写ローラ6a〜6dにより感光体ドラム1a〜1d上のマゼンタ、シアン、イエロー、及びブラックのトナー像が中間転写ベルト8上に一次転写される。これらの4色の画像は、所定のフルカラー画像形成のために予め定められた所定の位置関係をもって形成される。その後、引き続き行われる新たな静電潜像の形成に備え、感光体ドラム1a〜1dの表面に残留したトナーがクリーニング部5a〜5dにより除去される。
中間転写ベルト8は、従動ローラ10、駆動ローラ11及びテンションローラ20に掛け渡されており、駆動モータ(図示せず)による駆動ローラ11の回転に伴い中間転写ベルト8が時計回りに回転を開始すると、用紙Pがレジストローラ12bから所定のタイミングで中間転写ベルト8に隣接して設けられた二次転写ローラ9へ搬送され、中間転写ベルト8とのニップ部(二次転写ニップ部)において用紙P上にフルカラー画像が二次転写される。トナー像が転写された用紙Pは定着部7へと搬送される。
定着部7に搬送された用紙Pは、定着ローラ対13のニップ部(定着ニップ部)を通過する際に加熱及び加圧されてトナー像が用紙Pの表面に定着され、所定のフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された用紙Pは、複数方向に分岐した分岐部14によって搬送方向が振り分けられる。用紙Pの片面のみに画像を形成する場合は、そのまま排出ローラ15によって排出トレイ17に排出される。
一方、用紙Pの両面に画像を形成する場合は、定着部7を通過した用紙Pの一部を一旦排出ローラ15から装置外部にまで突出させる。その後、用紙Pは排出ローラ15を逆回転させることにより分岐部14で用紙搬送路18に振り分けられ、画像面を反転させた状態で二次転写ローラ9に再搬送される。そして、中間転写ベルト8上に形成された次の画像が二次転写ローラ9により用紙Pの画像が形成されていない面に転写され、定着部7に搬送されてトナー像が定着された後、排出トレイ17に排出される。
また、装置下部の用紙カセット16の右側には、複数(ここでは5個)の廃トナータンク21a〜21eが収納ラック23内に縦積みして配置されている。廃トナータンク21a〜21eのうち、最下方に位置する廃トナータンク21aは、図示しないトナー回収経路を介してクリーニング部5a〜5d及びベルトクリーナ19に連結されている。
図2は、本発明の画像形成装置の側面断面図(図1のAA′断面)である。図1と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。回収パイプ25は、クリーニング部5a〜5d、及びベルトクリーナ19(いずれも図1参照)と廃トナータンク21aとを連結するトナー回収経路であり、回収パイプ25内には廃トナーを搬送する搬送スパイラル(図示せず)が配置されている。回収パイプ25はL字状に湾曲して廃トナータンク21aの装置奥側(図2の右側)の側面に形成されたトナー導入口(図示せず)に連結されている。なお、廃トナータンク21a〜21eは全て同一の形状であり、廃トナータンク21b〜21eにも回収パイプ25を連結可能なトナー導入口が設けられている。
収納ラック23は、画像形成装置100の底面に沿って前後方向(図2の左右方向)に摺動可能となっており、収納ラック23の装置奥側下部に固定された圧縮バネ27により装置前側(図2の左方向)に付勢されている。収納ラック23の前面は画像形成装置100の前面カバー29に当接しており、圧縮バネ27の付勢力による前方への摺動が規制されている。
図3(a)は廃トナータンク及び収納ラックの側面図であり、図3(b)は廃トナータンク及び収納ラックを図3(a)の左側から見た正面図である。なお、説明の便宜のため図3(a)においては収納ラック23の右側面は記載を省略している。収納ラック23は前面が開放した縦長の直方体状であり、縦積みされた廃トナータンク21a〜21eが収納可能なサイズとなっている。収納ラック23の背面下方には、回収パイプ25(図2参照)を廃トナータンク21aのトナー導入口に連結するための第1開口窓23aが形成されている。
また、収納ラック23の左側面の内側下方には、回収パイプ25に連結された廃トナータンク21a内に貯留される廃トナー量が満杯であるか否かを検出する満杯検知センサ30が設けられている。満杯検知センサ30の種類は特に限定されないが、廃トナータンク21aは、満杯となった後は廃棄、交換されるため、容器の外部から廃トナー量を検知可能な方法が好ましい。例えば、廃トナー量の増加に伴う透磁率の変化を透磁率センサで検知する方法や、廃トナータンクを揺動可能な台座上に載置するとともに、廃トナータンクの重量変化による台座の揺動をPI(フォトインタラプタ)センサを用いて検知する方法等が挙げられる。
また、廃トナータンク21aの容量を有効利用するためには、満杯検知センサ30は廃トナータンク21a内に隙間なく廃トナーが充填された状態を検知する必要がある。そのため、例えば満杯検知センサ30が透磁率センサの場合、図3(a)のように廃トナータンク21aの回収パイプ25の連結される側と反対側(廃トナータンク21aの前端部)の上部に対向配置することが好ましい。
また、廃トナータンク21a〜21eの右側面には、それぞれICチップ31a〜31eが同じ位置に装着されている。収納ラック23の右側面下方には、廃トナータンク21aのICチップ31aと重なる位置に第2開口窓23bが設けられている。画像形成装置100側にはICチップに対し情報の読み取り及び書き込みを行うリーダ/ライタモジュール33が設けられており、リーダ/ライタモジュール33は、収納ラック23が画像形成装置100内に収納された状態(図2の状態)で第2開口窓23aを介してICチップ31aと対峙するようになっている。
さらに、廃トナータンク21a〜21eの装置前側(図3(a)の左側)の側面には、ユーザによる廃トナータンク21a〜21eの収納ラック23からの引き出し時及び収納ラック23への積載時に把持される取手部22が設けられている。
本発明においては、リーダ/ライタモジュール33でICチップ31a〜31eに記憶された各種情報の読み取りや書き換えを行う無線自動識別(Radio Frequency Identification、以下RFIDという)を、廃トナータンク21a〜21eの交換時期の管理に利用している。
ICチップ31aのメモリにデータを書き込む場合には、リーダ/ライタモジュール33は書き込み命令およびデータを含んだ電磁波を発生させ、ICチップ31aはこの電磁波を得て起動され、書き込み命令に従ってメモリへのデータの書き込みが行われる。また、ICチップ31aのメモリからデータを読み出す場合には、リーダ/ライタモジュール33は読み出し命令を含んだ電磁波を発生させ、ICチップ31aはこの電磁波を得て起動され、読み出し命令に従ってメモリに記憶されたデータをリーダ/ライタモジュール33に送信する。
図4は、前面カバーが開放された状態を示す側面断面図、図5は、廃トナータンク21aが引き出された状態を示す側面断面図、図6は、引き出された廃トナータンク21aが最上位に積載された状態を示す側面断面図、図7は全ての廃トナータンクが満杯となった状態を示す側面断面図であり、図8は、本発明の画像形成装置における廃トナータンクの交換手順を示すフローチャートである。以下、図1〜図7を参照しながら、図8のステップに従い廃トナータンクの交換操作について説明する。
全ての廃トナータンク21a〜21dが空である装置の初期状態においては、画像出力動作が許可されており(ステップS1)、ユーザにより印刷が開始されると、クリーニング部5a〜5dにより感光体ドラム1a〜1d上から掻き取られた廃トナー、及びベルトクリーナ19により中間転写ベルト8上から掻き取られた廃トナーは、それぞれ回収パイプ25を通過して廃トナータンク21a内に搬送され貯留される。この動作は満杯検知センサ30が廃トナータンク21aの満杯を検知するまで継続される。
次に、満杯検知センサ30により廃トナータンク21aが満杯であるか否かが判断される(ステップS2)。満杯検知センサ30が廃トナータンク21aの満杯を検知すると、検知信号が制御部(図示せず)に送信される。制御部は受信した検知信号に基づきリーダ/ライタモジュール33によりICチップ31aに満杯情報を書き込む(ステップS3)とともに、画像形成装置100の液晶表示部等を用いてユーザに廃トナータンク21aの満杯を通知する(ステップS4)。
そして、ユーザにより前面カバー29が開放されると(ステップS5)、図4に示すように圧縮バネ27の付勢力により収納ラック23が装置前側に押し出され、回収パイプ25が廃トナータンク21aのトナー導入口から切り離される。その後、図5に示すようにユーザにより廃トナータンク21aが引き出されると(ステップS6)、他の廃トナータンク21b〜21eが自然落下し、廃トナータンク21aの直上に位置していた廃トナータンク21bが最下方に移動する。また、引き出された廃トナータンク21aは、最上位の廃トナータンク21eの上方に形成されたスペースSに積載される(ステップS7)。
その後、前面カバー29を閉鎖することにより(ステップS8)、図6に示すように収納ラック23は圧縮バネ27の付勢力に抗して装置奥側へ移動し、回収パイプ25が第1開口窓23aを貫通して廃トナータンク21bのトナー導入口に連結される。さらに、廃トナータンク21bに装着されたICチップ31bが第2開口窓23bを介してリーダ/ライタモジュール33に対峙する。
そして、前面カバー29の閉鎖をトリガーとして制御部からリーダ/ライタモジュール33に制御信号が送信され、ICチップ31bに記憶されている情報が読み取られる(ステップS9)。読み取られた情報は制御部に送信され、ICチップ31bに満杯情報が記載されているか否かが判断される(ステップS10)。満杯情報が記載されておらず廃トナータンク21bが空の場合は、再びステップS1に戻って画像出力が許可され、今度は廃トナータンク21b内に廃トナーが搬送され貯留される。以後、廃トナータンク21b〜21eが満杯になるまでステップS1〜S9を繰り返す。
一方、図7に示すように、廃トナータンク21a〜21eが一巡して廃トナータンク21aが再び最下方に配置され、ステップS10でICチップ31aに満杯情報が記載されていると判断された場合は、廃トナーのオーバーフローを防止するために制御部から装置各部に制御信号が送信されて画像出力が禁止される(ステップS11)。また、液晶表示部等を用いて全ての廃トナータンク21a〜21eの満杯が通知される。
上記の手順で廃トナータンクの交換作業を行うことにより、ユーザは5個に分割された小型の廃トナータンク21a〜21eを順次交換することができ、大型の廃トナータンクを配置する場合に比べて廃トナータンク1個当たりの重量が軽減されるため、交換作業性が向上する。
また、廃トナータンク21a〜21eを収納ラック23内に縦積みすることにより、満杯となった廃トナータンクを引き抜くだけで次の廃トナータンクを自動的にセットすることができる。さらに、廃トナータンクの自然落下により上部に形成されたスペースに満杯となった廃トナータンクを積載することができるため、廃トナータンクの保管スペースを容易に確保することができる。
なお、上記実施形態では各廃トナータンク21a〜21eに搭載されたICチップ31a〜31eとリーダ/ライタモジュール33を用いてRFIDにより最下方に配置される廃トナータンク21a〜21eの満杯情報を管理しているが、ICチップ31a〜31eを用いずに満杯検知センサ30により最下方の廃トナータンクの満杯を検知する構成としても良い。しかし、例えば満杯検知センサ30が透磁率センサの場合、廃トナータンクを交換する際に内部のトナーが移動し、満杯検知センサ30に対向する部分に隙間が生じた場合は、廃トナータンクが満杯でないと誤検知するおそれがある。そのため、廃トナータンクが満杯であるか否かを確実に認識できるRFIDを用いた管理が好ましい。
また、ここでは圧縮バネ27及び前面カバー29で構成される着脱機構を用いて回収パイプ25と廃トナータンク21a〜21eを連結及び離間させているが、前面カバー29の内側にタンク交換用カバーを設け、タンク交換用カバーと圧縮バネ27とで着脱機構を構成するようにしても良い。また、例えばギヤ列又はカム機構、或いはリンク機構を用いて収納ラック23を移動させる構成としても良い。
その他本発明は、上記各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば上記実施形態においては、図1に示すように廃トナータンク21a〜21eを画像形成装置100内の用紙カセット16の右側に配置しているが、用紙カセット16の左側に配置しても良いし、装置背面側に配置しても良い。
また、上記実施形態では装置前面側が開放された収納ラック23を用いたが、最下方に位置する廃トナータンク(例えば廃トナータンク21a)を引き抜く際に、摩擦力により上部に積み重なる廃トナータンク21b〜21eまで前方に移動するおそれがある。そこで、図9に示すように、最下方の廃トナータンク21aの直上に位置する廃トナータンク21bの移動を防止する規制板23cを設けても良い。
また、本発明は図1に示したようなタンデム型のカラー画像形成装置に限られるものではなく、ロータリー方式のカラー複写機及びプリンタ、モノクロ複写機、モノクロプリンタ、デジタル複合機、ファクシミリ等の、廃トナーの回収機構を有する種々の画像形成装置に適用できるのはもちろんである。
本発明は、トナー担持体上の残留トナーを除去するクリーニング手段と、該クリーニング手段により除去された廃トナーを貯留する縦積みされた複数のトナー回収容器と、該トナー回収容器のうち最下方に位置するトナー回収容器に連結されるトナー回収経路と、該トナー回収経路とトナー回収容器とを連結及び離間させる着脱機構と、トナー回収経路に連結されたトナー回収容器の満杯を検知する満杯検知手段と、を備え、満杯検知手段によりトナー回収容器の満杯が検知された場合、着脱機構によりトナー回収経路を離間させた状態で最下方に位置するトナー回収容器を取り出すことにより、取り出されたトナー回収容器の直上に位置していたトナー回収容器が最下方に移動してトナー回収経路との連結が可能となる画像形成装置である。
これにより、複数に分割されたトナー回収容器のうち満杯となった最下方のトナー回収容器を取り出すだけで次のトナー回収容器がトナー回収経路に連結可能な位置にセットされるため、トナー回収容器の収納スペースを小さくするとともに構成が簡単でトナー回収容器の交換作業負担が少ない画像形成装置を提供することができる。また、取り出されたトナー回収容器を収納するスペースが縦積みされた複数のトナー回収容器の上方に形成されるので、満杯となったトナー回収容器を一時保管しておくスペースを別途設ける必要もなくなる。
また、各トナー回収容器の表面に搭載されたICチップと、ICチップに対し情報の読み出し及び書き込みを行うリーダ/ライタモジュールを用いてトナー回収容器の満杯情報の管理を行うようにしたので、使用済みのトナー回収容器の誤使用を確実に防止可能となる。
また、トナー回収容器の着脱機構を、トナー回収経路に対し近接及び離間する方向に移動可能な収納ラックと、該収納ラックをトナー回収経路から離間する方向に付勢する付勢手段と、該付勢手段による収納ラックの移動を規制する開閉可能なカバー部材とで構成したので、カバー部材の開閉操作だけでトナー回収経路とトナー回収容器とを着脱可能となり、ユーザの作業負担が一層軽減された簡易な構成の画像形成装置となる。
は、本発明の画像形成装置の構成を示す概略断面図である。 は、本発明の画像形成装置における廃トナータンク付近の側面断面図である。 は、廃トナータンク及び収納ラックの側面図及び正面図である。 は、前面カバーを開放して収納ラックが装置前面側に移動した状態を示す側面断面図である。 は、最下方の廃トナータンクを引き抜いた状態を示す側面断面図である。 は、引き抜かれた廃トナータンクを収納ラック上部のスペースに載置して前面カバーを閉じた状態を示す側面断面図である。 は、全ての廃トナータンクが満杯となった状態を示す側面断面図である。 は、本発明の画像形成装置の廃トナータンク交換手順を示すフローチャートである。 は、収納ラックの他の構成を示す側面図及び正面図である。
符号の説明
Pa〜Pd 画像形成部
1a〜1d 感光体ドラム(トナー担持体)
5a〜5d クリーニング部(クリーニング手段)
8 中間転写ベルト(トナー担持体)
19 ベルトクリーナ(クリーニング手段)
21a〜21e 廃トナータンク(トナー回収容器)
22 取手部
23 収納ラック
23a 第1開口窓
23b 第2開口窓
25 回収パイプ(トナー回収経路)
27 圧縮バネ
29 前面カバー(カバー部材)
30 満杯検知センサ(満杯検知手段)
31a〜31e ICチップ
33 リーダ/ライタモジュール
100 画像形成装置

Claims (4)

  1. トナー担持体上の残留トナーを除去するクリーニング手段と、
    該クリーニング手段により除去された廃トナーを貯留する縦積みされた複数のトナー回収容器と、
    該トナー回収容器のうち最下方に位置するトナー回収容器に連結されるトナー回収経路と、
    該トナー回収経路と前記トナー回収容器とを連結及び離間させる着脱機構と、
    前記トナー回収経路に連結されたトナー回収容器の満杯を検知する満杯検知手段と、を備え、
    前記満杯検知手段によりトナー回収容器の満杯が検知された場合、前記着脱機構により前記トナー回収経路を離間させた状態で最下方に位置するトナー回収容器を取り出すことにより、取り出されたトナー回収容器の直上に位置していたトナー回収容器が最下方に移動して前記トナー回収経路との連結が可能となることを特徴とする画像形成装置。
  2. 最下方に位置するトナー回収容器を取り出すことにより、取り出されたトナー回収容器を収納するスペースが縦積みされた複数のトナー回収容器の上方に形成されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記各トナー回収容器の表面にはICチップが搭載されており、該ICチップに対し情報の読み出し及び書き込みを行うリーダ/ライタモジュールが、最下方に位置するトナー回収容器のICチップに対向配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記トナー回収容器は、前記トナー回収経路に対し近接及び離間する方向に移動可能な収納ラック内に収納されており、前記着脱機構は、前記収納ラックを前記トナー回収経路から離間する方向に付勢する付勢手段と、該付勢手段による前記収納ラックの移動を規制する開閉可能なカバー部材とで構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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