上記のように、今後メディアが大容量化し、ビデオカメラで使用される1メディアに長時間の映像が記録されることとなる。ビデオカメラは、テレビ放送を記録する家庭用ビデオレコーダとは使われ方が異なり、映像コンテンツの最小単位(一般には、シーンという名称で呼ばれる記録単位)は秒単位の短時間のコンテンツから数十分程度のコンテンツが一般的である。映像コンテンツの最小単位が短くなれば、同一容量のメディアに膨大な数の異なるシーンの映像コンテンツが記録されることとなる。TV放送の記録単位が最小30分程度であるのに対して、ビデオカメラの最小単位を15秒とすれば、120倍の記録単位(シーン)数に相当する。メディアの大容量化により、容量に比例して記録可能な記録単位数(シーン数)が増大する。
このように、メディアに記録された映像コンテンツを選択(検索)する方法としては、家庭用ビデオレコーダでは、上記のように、映像コンテンツのサムネイル、あるいはタイトル文字列などのコンテンツ識別情報の一覧を画面上に表示することにより、利用者が映像コンテンツを選択できるようにした方式が採られているが、ビデオカメラでは、上記のように、記録されるコンテンツの記録単位数が増加することから、この方式を適用すると、使い勝手の悪い操作環境となる可能性が大きい。
また、上記の特許文献1に記載の方法では、所望の映像コンテンツを確実に選択できるためには、その撮影場所(分割地図)を正確に記憶しておく必要があり、このようなことは、多数の映像コンテンツが同じ記録メディアに記録されている場合には、同じ分割地図の領域で多数の撮影が互いに異なる撮影日時で行なわれていることもあり、1つの分割地図を指定しても、所望の映像コンテンツを選択するのには手間と時間とがかかることになる。このため、この方式であっても、使い勝手の悪い操作環境となる可能性が大きい。
そこで、ビデオカメラで、短時間に、少ない操作で、目的の映像コンテンツを選び出すことができるようにすることが第1の課題である。
ビデオカメラでのコンテンツのもう1つの特徴は、ある特別なイベント、例えば、子供の誕生や運動会,結婚式,旅行などと結びついている点である。これにより、そのイベントの内容や記録日時,記録場所がそのコンテンツの重要な関連情報となる。従来でも、記録日時だけは映像コンテンツの関連データに含めて自動的に記録されており、映像コンテンツを選択する際の情報として利用されている。
しかしながら、ビデオカメラのかかる映像コンテンツの特徴においても、メディアの大容量化は記録された映像コンテンツの選択が困難な状況を発生させる。メディアの大容量化は上記のイベントを多数記録可能とし、記録日時は現在の数日程度の期間から数年あるいは十数年の期間に渡ることが充分に考えられる。記録場所に関しても、ある1つの場所から地球規模の広がりを持つことが充分あり得る。このため、上記のように、記録日時のみによるコンテンツの選択は不便である。
従来でも、ポスト処理としての編集操作により、コンテンツにタイトル名あるいは分類名を付与することは可能であるが、撮影とはユーザ操作が異なるこの編集作業は、ユーザに追加の操作を強いるものであり、ユーザに敬遠されがちである。
そこで、ビデオカメラで、上記の記録日時以外のビデオカメラによる映像コンテンツの特徴、即ち、コンテンツ内容や記録場所といった映像コンテンツの属性に対応した映像コンテンツの選択を、ユーザに操作の負担を強いることなく、行なうことができるようにすることが第2の課題である。
さらに、記録メディアの大容量化とネットワークの帯域幅の拡大により、記録メディアに格納されるビデオカメラの映像コンテンツは、同じ1台のカメラで撮影した映像コンテンツにとどまらず、複数台のカメラ、従って、複数の撮影者により撮影された映像コンテンツが1つの記録メディアの中に混在することも起こりうる。
そこで、複数台のカメラにより撮影された映像コンテンツを容易にかつ確実に選択することができるようにすることが第3の課題である。
本願発明の第1の目的は、これら第1〜第3の課題に鑑みて、記録メディアの大容量化に対応して記録された多種多様で膨大な数の映像コンテンツの中から所望とする映像コンテンツを容易にかつ確実に選択することができるようにしたビデオカメラを提供することにある。
また、本願発明の第2の目的は、記録メディアに記録されている映像コンテンツが複数台のカメラにより撮影されたものであって、かつ時間的にオーバーラップしたものであっても、再生時にマルチアングル再生、即ち、多視点の映像再生を可能としたビデオカメラを提供することにある。
さらに、メディアの大容量化によって数年以上にわたる映像コンテンツを記録可能となった場合、イベントは季節や年間中のある時期にある程度の周期性をもって撮影されることが予想される。具体的には、学校の入学式や卒業式,海水浴,秋の行楽旅行などといったものがある。また、ビデオカメラの利用者の多くが、子供の成長を撮影する場合がある。
本発明の第3の目的は、年々繰り返されるイベントでの撮影に対応したコンテンツを容易にかつ確実に選択できるようにしたビダオカメラを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、撮影手段と、該撮影手段での撮影で得られる映像コンテンツに関するコンテンツ管理情報を取得し、該映像コンテンツに該コンテンツ管理情報を付加する管理情報付加手段と、該コンテンツ管理情報が付加された該映像コンテンツを記録メディアに記録し、再生する記録再生手段と、ユーザからの指示操作を受け付けるユーザ入力手段と、該記録メディアに記録されている映像コンテンツのうち、所定の条件を満たす該コンテンツ管理情報が付加された映像コンテンツを選択する選択手段と、該映像コンテンツを表示する表示手段とを備え、該ユーザ入力手段で受け付けられた指示操作のもとに指示された該所定の条件をもとに選択された映像コンテンツを該記録メディアから再生し、該表示手段で表示することを特徴とするものである。
また、本発明は、上記所定の条件が、撮影時刻を表わす撮影時刻情報及び撮影場所を表わす撮影位置情報であることを特徴とするものである。
また、本発明は、撮影手段と、該撮影手段での撮影で得られた映像コンテンツを記録メディアに記録し、再生する記録再生手段と、ユーザからの指示操作を受け付けるユーザ入力手段と、該記録再生手段での該映像コンテンツの記録時、撮影したビデオカメラを識別するカメラ識別情報,撮影時刻を表わす撮影時刻情報及び撮影場所を表わす撮影位置情報を取得する情報取得手段と、該記録再生手段から再生された映像コンテンツを表示する表示手段と、該映像コンテンツ,該カメラ識別情報,該撮影時刻情報及び該撮影位置情報を処理する処理手段とを備え、該撮影手段での撮影時、該情報取得手段で取得する該カメラ識別情報と該撮影位置情報をコンテンツ管理情報として、該映像コンテンツとともに該記録再生手段で記録することを特徴とするものである。
また、本発明は、撮影手段と、該撮影手段での撮影で得られた映像コンテンツを記録メディアに記録し、再生する記録再生手段と、該記録再生手段での該映像コンテンツの記録時、撮影したビデオカルラを識別するカメラ識別情報,撮影時刻を表わす撮影時刻情報及び撮影場所を表わす撮影位置情報を取得する情報取得手段と、ユーザからの指示操作を受け付けるユーザ入力手段と、該記録再生手段から再生された映像コンテンツを表示する表示手段と、地図情報を保持する記憶手段と、該映像コンテンツ,該カメラ識別情報,該撮影時刻情報,該位置情報及び地図情報を処理する処理手段とを備え、該撮像手段での撮影時、該情報取得手段で取得する該カメラ識別情報と該撮影時刻情報と該撮影位置情報をコンテンツ管理情報として、該映像コンテンツとともに該記録再生手段で記録し、該記録再生手段から該カメラ識別情報あるいは該撮影時刻情報あるいは該撮影位置情報が該ユーザ入力手段で受け付けられた指示操作に基づく一定の条件に一致する映像コンテンツを選択し、再生可能に構成したことを特徴とするものである。
また、本発明は、上記記録メディアがリームーバブルディスクであることを特 また、本発明は、他のビデオカメラとの間での通信を可能とする無線ネットワーク手段を備え、該無線ネットワーク手段を介して該他のビデオカメラから取得した映像コンテンツとコンテンツ管理情報とを上記記録再生手段で記録再生可能であって、該映像コンテンツを上記コンテンツ管理情報の上記カメラ識別情報あるいは上記撮影位置情報に基づいて、選択的に再生可能としたことを特徴とするものである。
また、本発明は、上記無線ネットワーク手段を介して上記映像コンテンツを上記コンテンツ管理情報とともに1以上の上記他のビデオカメラに送り、1以上の上記他のビデオカメラの記録再生手段に記録可能としたこと特徴とするものである。
また、本発明は、上記表示手段にコンテンツ選択画面を表示し、該コンテンツ選択画面は、上記コンテンツ管理情報での上記撮影時刻情報をもとに、日時の経過を表わすタイムライン上の上記映像コンテンツの撮影時刻に対応する位置に上記コンテンツを表わすコンテンツポイントを表示したタイムスケールと、該タイムラインの所定の期間を含み、かつ上記ユーザ入力手段で受け付けられた指示操作のもとに該期間を変更可能とする表示条件期間枠と、該表示条件期間枠内の該コンテンツポイント毎に、該コンテンツポイントに該当する上記映像コンテンツを表わす画像とが表示されて上記一定の条件が示され、該表示条件期間枠内でのいずれかの該コンテンツポイントを上記ユーザ入力手段で受け付けられた指示操作のもとに指示されることにより、指示された該コンテンツポイントに該当する上記映像コンテンツが上記記録再生手段から再生されて上記表示手段に表示されること特徴とするものである。
また、本発明は、上記表示手段にコンテンツ選択画面を表示し、該コンテンツ選択画面は、上記コンテンツ管理情報での上記撮影時刻情報をもとに、日時の経過を表わすタイムライン上の上記映像コンテンツの撮影時刻に対応する位置に上記コンテンツを表わすコンテンツポイントを表示したタイムスケールと、該タイムラインの所定の期間を含み、かつ上記ユーザ入力手段で受け付けられた指示操作のもとに該期間を変更可能とする表示条件期間枠と、上記コンンテツ管理情報の上記撮影位置情報をもとに、地域を表わす地図上に、撮影場所が該地図で表わされる地域内で撮影された上記映像コンテンツを表わすコンテンツポイントと、該地図の所定の広さの領域を含み、かつ上記ユーザ入力手段で受け付けられた指示操作のもとに該所定の領域の広さを変更可能とする表示条件地域枠とが表示されて上記一定の条件が示され、該表示条件期間枠内でのいずれかの該コンテンツポイントを上記ユーザ入力手段で受け付けられた指示操作のもとに指示されることにより、指示された該コンテンツポイントに該当する上記映像コンテンツが上記記録再生手段から再生されて上記表示手段に表示されること特徴とするものである。
また、本発明は、上記映像コンテンツ選択画面が表示された状態で、上記ユーザ入力手段で所定の指示操作が受け付けられることにより、上記映像コンテンツ選択画面で、上記地図,上記コンテンツポイント及び表示条件領域枠が表示される上記地図に代わって、上記タイムスケールでの上記表示条件期間枠内の該コンテンツポイント毎に、該コンテンツポイントに該当する上記映像コンテンツを表わす画像が表示されること特徴とするものである。
本発明によると、撮影日時や撮影場所,撮影者に関する情報などをもとに、映像コンテンツを抽出再生するものであるから、大容量の記録メディアに膨大な数の映像コンテンツを記録、再生する使い勝手のよいユーザインターフェースを提供することができる。また、複数台のビデオカメラで同時に撮影されたコンテンツを1つの記録メディアに記録し、切り替えて再生することにより、より魅力的な映像コンテンツの記録メディアを提供することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明による多視点ビデオカメラの第1の実施形態のブロック構成図であって、1はビデオカメラ本体、2は光学レンズ、3はセンサ、4はエンコーダ/デコーダ、5はシステムコントローラ、6はメモリ、7は地図情報メモリ、8はGPS(Grobal Positioning System)部、9は時計、10は記録ドライブ、11は無線インターフェース部、12はディスプレイ部、13はユーザ入力部、14は光ディスクである。
同図において、ビデオカメラ本体1には、光学レンズ2やセンサ3などからなるカメラ部とともに、各地域の地図情報を格納した地図情報メモリ7やGPS情報を取得し、ビデオカメラ本体1の現在位置や撮影方向(カメラ方位)の情報を生成するGPS部8,現在の日時情報を生成出力する時計9,リムーバブル方式の記録媒体14(ここでは、光ディスクとする)が着脱可能であって、装着された光ディスク14を駆動してカメラ部で撮影された映像コンテンツを記録し、再生する記録ドライブ10が設けられている。また、カメラ部で撮影された映像コンテンツや光ディスク14から再生された映像コンテンツを表示し、さらに、光ディスク14に記録されている映像コンテンツを検索するための検索画面も表示するディスプレイ部12が設けられ、このディスプレイ部12に表示される画面などに基づいてなされたユーザによる操作の情報が操作部としてのユーザ入力部13から入力され、システムコントローラ5に供給される。映像コンテンツなどの処理の際には、メモリ6がバッファとして用いられる。さらにまた、ビデオカメラ本体1には、無線インターフェース部11が設けられ、外部の図示しない機器との間で映像コンテンツなどの情報の送信,受信を行なうことができる。そして、これら各部の制御は、システムコントローラ5によって行なわれる。
撮影対象の光学像がレンズ2を通してセンサ3で撮影されることにより、電気信号としての映像信号が得られる。この映像信号はエンコーダ/デコーダ4に供給され、システムコントローラ5の制御のもとに、バッファとしても機能するメモリ6を用いてデジタル映像データに変換されて圧縮処理などのエンコード処理され、システムコントローラ5に供給される。システムコントローラ5に供給されたデジタル映像データは、メモリ6でバッファリングされながら、記録ドライブ10に供給され、映像コンテンツとして、これに装着されている光ディスク14に記録される。なお、カメラ部で得られた映像コンテンツをディスプレイ部12で表示する場合には、この圧縮処理されたデジタル映像データが、エンコーダ/デコーダ4により、メモリ6をバッファ6として用いて伸張処理などのデコード処理され、ディスプレイ部12に供給されて映像コンテンツが表示される。
ここで、ユーザ入力部13から記録開始が指示されてかかる映像コンテンツのデジタル映像データを光ディスク14に記録する際、システムコントローラ5は、GPS部8や時計9に情報を要求することにより、GPS部8からビデオカメラ本体1の現在位置を表わす位置情報(撮影場所情報)を、時計9から現在の日時を表わす日時情報(撮影時刻情報)を夫々取得し、光ディスク14に記録する映像コンテンツにコンテンツ管理情報として付加する。
さらに、システムコントローラ5は、光ディスク14に記録する映像コンテンツ毎にシーン番号を割り当て、これを光ディスク14に記録する映像コンテンツにコンテンツ管理情報として付加するとともに、撮影したビデオカメラを識別するためのカメラ識別情報や撮影者に関する氏名などの撮影者情報も、同様に、光ディスク14に記録する映像コンテンツにコンテンツ管理情報として付加する。
なお、システムコントローラ5は、ユーザ入力部13から記録終了の指示があると、GPS部8からこのときの撮影場所を示す位置情報を取り込み、この記録終了時の撮影場所が、ビデオカメラ本体が移動するなどして、撮影開始時の撮影場所と異なる場合には、この撮影終了時での位置情報をこの記録していた映像コンテンツのコンテンツ管理情報として光ディスク14に記録する。
ユーザ入力部13は、記録開始/停止ボタンや動画撮影や静止画撮影などの撮影モードを切り替えるための撮影モード切替スイッチ,記録ドライブ10に装着された光ディスク14から記録順に映像コンテンツを、もしくは選択された映像コンテンツを再生させるための再生ボタンなどとともに、光ディスク14に記録されている映像コンテンツのうちの再生希望の映像コンテンツを選択するための映像コンテンツ選択画面を表示させるためのディスクナビボタンやこの映像コンテンツ選択画面での操作のための左右方向,上下方向のスクロールボタン,カーソル操作のための十字ボタンや決定ボタンなどの操作ボタンが設けられている。ユーザ入力部13から入力される操作情報はシステムコントローラ5に供給され、ユーザ操作に対応した処理が実行される。また、メモリ6は、上記のように、デジタル映像データを処理する際のバッファとして使用されるが、さらに、システムコントローラ5が使用するプログラムや各種データの格納先としても使用される。
ディスプレイ部12は、上記のように、撮影するときには、撮影される映像を表示し、光ディスク14から映像コンテンツを再生するときには、その再生される映像を表示するとともに、ユーザが確認するのに必要なデータ、例えば、日時や記録時間,残量などの各種撮影データの表示先としても使用される。無線インターフェース部11は、デジタル映像データあるいはその他のデータを無線ネットワーク(図示せず)経由で相手先に送信、あるいは相手先から受信するためのインターフェースである。撮影した得られたデジタル映像データを、記録ドライブ10によって光ディスク14に記録する代わりに、無線ネットワーク経由で相手先(例えば、他の記録再生装置やサーバなど)に送り、そこでこのデジタル映像データを記録するようにすることも可能である。
記録ドライブ10に所望の光ディスク14が装着された状態で、後述の映像コンテンツ選択画面で選択されたこの光ディスク14に記録されている希望の映像コンテンツの再生がユーザ入力部13から指示された場合には、システムコントローラ5は、記録ドライブ10を制御して、光ディスク14から選択されたデジタル映像データを再生する。再生されたこのデジタル映像データは、メモリ6にバッファリングして、エンコーダ/デコーダ4でデコード処理され、映像信号としてディスプレイ部12に供給され、映像表示される。
ユーザが光ディスク14に記録されている映像コンテンツを選択する場合には、ユーザ入力部13から映像コンテンツ選択画面を要求する操作をすることにより、システムコントローラ5が、記録ドライブ10を制御することにより、この光ディスク14からコンテンツ管理情報を読み出し、このコンテンツ管理情報を用いて、あるいは、さらに、地図情報メモリ7のこのコンテンツ管理情報での撮影場所情報による撮影場所を含む地図情報を用いて映像コンテンツ選択画面を生成し、ディスプレイ部12に表示させる。かかる映像コンテンツ選択画面で希望する映像コンテンツを選択指示することにより、上記のように、選択された映像コンテンツが光ディスク14から再生され、デコード処理されてディスプレイ部12に表示される。
映像コンテンツ選択画面としては、後述するように、コンテンツ管理情報の撮影日時情報や撮影場所情報による地図情報を用いることにより、作成され、撮影日時や地図上の撮影場所から希望する映像コンテンツを選択できるようにする。
図2は図1における光ディスク14で記録情報のフォーマットの一具体例を示す図であって、20はコンテンツ管理情報のファイル領域、M1,M2,M3,……はコンテンツ管理情報、21はシーン番号、22は撮影日時情報、23は撮影場所情報、24はカメラ方位情報、25はカメラ識別情報、26は撮影者情報、30は映像コンテンツのファイル領域、C1,C2,C3は映像コンテンツである。
図2(a)において、光ディスク14は、UDF(Universal Disc format)ファイルシステムでフォーマット化され、コンテンツ管理情報のファイル領域20と映像コンテンツのファイル領域30とが設けられており、この映像コンテンツのファイル領域30に、上記のようにして光ディスク14に記録された映像コンテンツC1,C2,C3,……(以下、総称する場合、映像コンテンツCという)がファイル形式で格納される。また、コンテンツ管理情報のファイル領域20には、映像コンテンツのファイル領域30に登録された映像コンテンツC1,C2,C3,……に、上記のように、その記録時付加されたコンテンツ管理情報M1,M2,M3,……(以下、総称する場合、コンテンツ管理情報Mという)がファイル形式で登録される。このため、図示しないが、ファイルシステムに関するデータが別途記録されている。
ここで、コンテンツ管理情報M1は、上記のように、映像コンテンツC1に該当するものであり、コンテンツ管理情報M2は、上記のように、映像コンテンツC2に該当するものであり、コンテンツ管理情報M3は、上記のように、映像コンテンツC3に該当するものであり、以下同様であって、各映像コンテンツCのコンテンツ管理情報Mはコンテンツ管理情報のファイル領域20にまとめて登録される。なお、コンテンツ管理情報のファイル領域20でのコンテンツ管理情報Mと映像コンテンツのファイル領域30での映像コンテンツCとは、この映像コンテンツにそれに該当するコンテンツ管理情報の、例えば、シーン番号を付加しておくことにより、対応付けられている。あるいはまた、コンテンツ管理情報Mに、これに該当する映像コンテンツCの光ディスクでの記録開始位置(記録開始アドレス)と記録終了位置(記録終了アドレス)を付加しておくようにしてもよい。
コンテンツ管理情報Mのファイル領域20でのコンテンツ管理情報Mは、図2(b)に示すように、映像コンテンツを光ディスク14(図1)に記録するときにシステムコントローラ5(図1)で付加されたシーン番号21,撮影日時情報22,撮影場所情報23,カメラ方位情報24,カメラ識別番号25,撮影者情報26からなり、撮影者情報26は、図1において、例えば、この多視点ビデオカメラを使用するとき、ユーザ入力部13からユーザの操作によって入力された撮影者の氏名などがシステムコントローラ5に保持され、これが撮影者情報として光ディスク14に記録される映像コンテンツCに付加されたものである。従って、この多視点ビデオカメラを使用する撮影者毎にその撮影者情報を入力することにより、夫々の映像コンテンツCの該当するコンテンツ管理情報Mにこの映像コンテンツCの実際の撮影者の撮影者情報が含まれることになる。
なお、無線インターフェース部11で受信された他の多視点ビデオカメラなどの機器からの映像コンテンツCにも、同様のコンテンツ管理情報Mが付加されており、これに新たにシーン番号が付加されて光ディスク14に記録される。この場合のシーン番号は、最後に光ディスク14に記録された映像コンテンツに割り当てられたシーン番号の次の番号とする。このため、例えば、システムコントローラ5には、光ディスク14に記録された映像コンテンツCに割り当てられたシーン番号が登録されている。また、このコンテンツ管理情報Mでのカメラ識別情報25は、この他の多視点ビデオカメラに該当するものである。
また、上記のように、移動しながら撮影して得られた映像コンテンツに対しては、撮影場所情報23として、その撮影開始の場所を表わす情報と撮影終了の場所を表わす情報とからなっている。
ユーザ入力部13からユーザが映像コンテンツの選択画面を要求する操作をすると、システムコントローラ5は、光ディスク14からコンテンツ管理情報Mのファイル領域20(図2)の全てのコンテンツ管理情報を読み取り、これをメモリ6に書き込んで所定のコンテンツ管理情報Mに基づいて映像コンテンツ選択画面を作成し、ディスプレイ部12に表示する。この映像コンテンツ選択画面をもとに、ユーザが希望する映像コンテンツCを選択すると、システムコントローラ5は、この選択された映像コンテンツCに対するシーン番号をメモリ6に記録されているコンテンツ管理情報から求め、このシーン番号の映像コンテンツを検索して読み出し、ディスプレイ部12で表示させる。
なお、この映像コンテンツ選択画面では、後述するように、さらに、映像コンテンツCのサムネイルも利用される。このサムネイルとしては、例えば、映像コンテンツの最初のフレームまたはフィールドの1画面が利用される。
次に、ディスプレイ部12に表示される映像コンテンツ選択画面とこれを用いた映像コンテンツの選択方法の具体例について説明する。
図3(a)はディスプレイ部12に表示される映像コンテンツ選択画面の一具体例を示す図であって、40は映像コンテンツ選択画面、41はタイムスケール、42は表示条件期間枠、43はタイムレンジ指定部、44はカーソル、45a〜45dはサムネイルであり、図1に対応する部分には同一符号を付けている。
また、図3(b)は図3(a)におけるタイムスケール41及びタイムレング指定部43の詳細を示す図であって、43aはタイムレンジ指定ライン、46a,46bはタイムライン、47a〜47dはコンテンツポイント、48はレンジ指定マークであり、図3(a)に対応する部分には同一符号を付けている。
図1において、記録ドライブ10に映像コンテンツの再生のために光ディスク14が装着された状態で上記のディスクナビボタンが操作されると、システムコントローラ5が光ディスク14からコンテンツ管理情報20(図2)を読み出して映像コンテンツ選択画面を作成し、ディスプレイ部12の表示画面に、図3(a)に示す映像コンテンツ選択画面40を表示させる。
この映像コンテンツ選択画面40には、例えば、この表示画面の上辺側にこの上辺に沿って水平に伸延したタイムスケール41が表示され、このタイムスケール41上にこのタイムスケール41に沿って水平方向に移動可能な表示条件期間枠42が表示されている。また、このタイムスケール41の、例えば、右側にタイムスケール41での表示期間(タイムレンジ)を変更するためのタイムレンジ指定部44が表示されている。タイムスケール41に沿う表示条件期間枠42の移動は、先に説明したスクロールボタン(例えば、左右方向の十字キー)の操作によって行なわれ、また、タイムレンジ指定部44でのタイムレンジの変更は、上記の上下方向の十字キー,決定キーによるカーソル45の操作によって行なうことができる。
また、タイムスケール41で表示されるタイムレンジと表示条件期間枠42との位置に応じて、この表示条件期間枠42内で指定される期間内に撮影されて光ディスク14に記録されている映像コンテンツに対するサムネイル45a〜45dが表示される(ここでは、この表示条件期間枠42内で指定される期間内に4回撮影が行なわれているものとしている)。かかるサムネイルは、上記のように、光ディスク14から読み出されたこれら映像コンテンツの1画面である。
図3(b)において、タイムスケール41には、記録ドライブ10に装着されている光ディスク14(図1)に記録されている映像コンテンツの各撮影年に対するタイムライン46が、所定の期間の範囲で、表示される。ここでは、2005年に撮影された映像コンテンツと2006年に撮影された映像コンテンツとが光ディスク14に記録されているものとし、これにより、2005年に撮影された映像コンテンツに対するタイムライン46aと2006年に撮影された映像コンテンツに対するタイムライン46bとが夫々、例えば、1ヶ月の期間分ずつ同じ月の部分が表示されているものとしている。
そして、これらタイムライン46a,46bには夫々、その表示される期間内に撮影日時となる映像コンテンツが光ディスク14に記録されていれば、これら映像コンテンツに対するコンテンツポイント47が、その撮影日時に相当する位置に表示されている。ここでは、タイムライン46a,46bは2005年5月,2006年5月の部分が表示されており、2005年5月では、6個の映像コンテンツが撮影が行なわれているものとして、タイムライン46aでは、これら映像コンテンツに相当する6個のコンテンツポイント47が夫々の撮影日時に相当する位置に表示され、2005年5月では、6個の映像コンテンツが撮影が行なわれているものとして、タイムライン46bでは、これら映像コンテンツに相当する2個のコンテンツポイント47が夫々の撮影日時に相当する位置に表示されている。
表示条件期間枠42は、表示される全てのタイムライン46の一部を囲うように、表示される。この表示条件期間枠42によって囲われたタイムレンジ内のコンテンツポイント47a,47b,47c,47dに対する映像コンテンツのサムネイル45a,45b,45c,45dが、図3(a)に示すように、映像コンテンツ選択画面40に表示される。この場合、表示条件期間枠42内のコンテンツポイント47a〜47dとサムネイル45a〜45dとを対応させるために、例えば、これらに該当する映像コンテンツのシーン番号を付加する。あるいは、表示条件期間枠42内のコンテンツポイント47a〜47dを互いに異なる色で表示し、これと同じ色のマークを該当するサムネイル45に表示するようにしてもよい。
表示条件期間枠42は、左右方向のスクロールボタンの操作により、タイムライン46に沿って左右方向に移動させることができる。また、このスクロールボタンの右方向操作によって表示条件期間枠42がタイムライン46の右端に達しても、さらに、スクロールボタンの右方向操作を継続すると、表示条件期間枠42がその位置に固定されたままタイムライン46が左方向にスクロールし、タイムスケール41の右側からタイムライン46の新たなタイムレンジの部分が順次現われて表示される。同様に、スクロールボタンの左方向操作によって表示条件期間枠42がタイムライン46の左端に達しても、さらに、スクロールボタンの左方向操作を継続すると、表示条件期間枠42がその位置に固定されたままタイムライン46が右方向にスクロールし、タイムスケール41の左側からタイムライン46の新たなタイムレンジの部分が順次現われて表示される。かかるスクロール操作により、任意のタイムレンジを表示条件期間枠42で指定することができる。
タイムレンジ指定部43は、タイムスケール41に表示される表示条件期間枠42の横幅(時間幅)を変更するためのものであって、例えば、縦方向に伸延したタイムレンジライン43aと、上下方向のスクロールボタンの操作によってこのタイムレンジ指定ライン43aに沿って移動可能なタイムレンジ指定マーク48とからなり、タイムレンジライン43aは、その長手方向に沿うタイムレンジ指定マーク48の位置の変化に応じて、日単位(Day)から週単位(Week),月単位(Month),年単位(Year)といったようにタイムスケール単位を変更できるようにしており、ここでは、タイムレンジ指定マーク48がタイムレンジ指定部43で週単位(Week)と月単位(Month)との間の位置に設定されているものとして、タイムスケール41に表示される表示条件期間枠42の横幅(時間幅)が1/3月程度に設定されていることを示している。
表示条件期間枠42内のコンテンツポイント47、例えば、コンテンツポイント47aを上記の十字ボタンの操作によってカーソル44で指定し、決定ボタンもしくは再生ボタンを操作すると、このコンテンツポイント47aに対する映像コンテンツが光ディスク14から再生され、エンコーダ/デコーダ4(図1)でデコードされてディスプレイ部12に供給される。これにより、再生された映像コンテンツがディスプレイ部12に表示される。
なお、図3(a)に示される映像コンテンツ選択画面40を表示する場合、システムコントローラ5(図1)は光ディスク14からコンテンツ管理情報20(図2)での撮影者情報26を読み取り、この撮影者情報26のうちの撮影者の氏名をこの映像コンテンツ選択画面40で表示される各サムネイル45に表示するようにしてもよい。この場合には、表示されるサムネイル45に該当する映像コンテンツの撮影者も確認することができる。
このようにして、撮影日時から光ディスク14に記録されている映像コンテンツを選択(検索)することが可能となり、膨大な数の映像コンテンツから所望とする映像コンテンツを、撮影日時という簡単な検索条件から、確実にかつ容易に選択することができ、使い勝手のよいユーザインターフェースを提供することができる。
さらに、指定する期間内の撮影日時の映像コンテンツのサムネイルを表示させるものであるから、所望とする映像コンテンツをさらに容易に、かつ確実に選択することが可能となる。
さらに、サムネイルにこれに該当する映像コンテンツを撮影したビデオカメラのカメラ識別情報25(例えば、カメラ番号やカメラ所有者の氏名など)を表示することにより、この映像コンテンツを撮影したビデオカメラも確認することができ、同様に、映像コンテンツのより確実な選択が可能となる。
図4(a)は図1に示すディスプレイ部12に表示される映像コンテンツ選択画面の他の具体例を示す図であって、40aは映像コンテンツ選択画面、50は地図、47a’〜47d’はコンテンツポイント、51a〜51eはコンテンツポイント、52は連続撮影バー、53は表示条件領域枠であり、図3に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
図4(b)は図4(a)におけるタイムスケール41,タイムレンジ指定部43を拡大して示す図であって、図3(b)に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
この具体例は、タイムスケール41とともに、地図も用いて光ディスクに記録されている映像コンテンツを選択(検索)することができるようにしたものである。
図4(a)において、映像コンテンツ選択画面40aでは、図3(b)に示した映像コンテンツ選択画面40と同様に、タイムスケール41,タイムレンジ指定部43が表示されるとともに、地図50がグラフィック表示され、これに映像コンテンツの撮影場所を表わすコンテンツポイント51が表示される。このときには、図3(b)に示した映像コンテンツ選択画面40のような映像コンテンツのサムネイルは表示されない。
地図50は光ディスク14に記録されている映像コンテンツの撮影場所を含む領域を表わすものであって、システムコントローラ5(図1)が光ディスク14から読み出したコンテンツ管理情報20での撮影場所情報23(図2)をもとに、この撮影場所情報23が表わす撮影場所を含む地域の地図情報を地図情報メモリ7から読み取り、これにこの撮影場所を表わすコンテンツポイント51を付加してグラフィック表示させたものである。この地域内に複数の撮影場所が存在する場合には、その全ての撮影場所で撮影した映像コンテンツのコンテンツポイントが付加されて表示される。
また、この地図50には、例えば、円形状の表示条件領域枠53も同時に表示される。この表示条件領域枠53は、表示された地図50の地域内での映像コンテンツの選択可能な撮影領域を示すものであって、この表示条件領域枠53内に存在するコンテンツポイント51のみに該当する映像コンテンツのみが光ディスク14から再生可能である。ここでは、コンテンツポイント51a〜51dに該当する映像コンテンツのみが光ディスク14から再生可能に選択できるものである。
なお、先に説明したように、移動しながら映像コンテンツの撮影を行なう場合には、コンテンツ管理情報の撮影場所情報23(図2)としては、上記のように、記録開始時での撮影場所と撮影終了時での撮影場所とを表わす位置情報でもって表わされている。この場合には、かかる撮影場所情報23により、図示するように、撮影の開始位置と撮影の終了位置とにコンテンツポイント51d,51eが設定され、これらコンテンツポイント51d,51e間に連続撮影バー52が表示される。かかる映像コンテンツに対しては、撮影の開始位置のコンテンツポイント51dから撮影の終了位置のコンテンツポイント51eまでの少なくとも一部が表示条件領域枠53内に存在するとき、その映像コンテンツは光ディスク14から再生するのに選択可能となる。
一方、タイムスケール41の表示条件期間枠42内に、表示条件領域枠53内のいずれかのコンテンツポイント51と該当する映像コンテンツが同じコンテンツポイント47が存在する場合(以下、かかる2つのコンテンツポイントを該当コンテンツポイントという)、これら該当コンテンツポイントは、例えば、同じ色付けがなされて表示され、映像コンテンツが共通することが明示される。該当コンテンツポイント以外のコンテンツポイントは、無彩色で表示される。なお、地図50に表示されるコンテンツポイント51においても、該当する映像コンテンツに付加されたシーン番号を表示してもよく、該当コンテンツポイントでは、当然同じシーン番号が表示される。
そこで、例えば、タイムスケール41では、図4(b)に示すように、表示条件期間枠42内に、例えば、コンテンツポイント47a’,47b’,47c’,47d’が存在するものとし、そこでのコンテンツポイント47c’が表示条件期間枠42内でのコンテンツポイント51aと該当コンテンツポイントをなすものとすると、これらコンテンツポイント47c’とコンテンツポイント51aとは同じ色で表示される。これにより、これら該当コンテンツポイント47c’,51a該当する映像コンテンツは、タイムスケール41に示される期日に地図50で示される場所で撮影されたことが分かる。
ここで、映像コンテンツ選択画面40aに表示される地図50は、その地域を変更することができるし、その地域を縮小あるいは拡大することができる。
即ち、映像コンテンツ選択画面40aの表示指示がなされたときの初期表示状態では、例えば、各国の区分がなされた世界地図が表示され、撮影がなされた国の領域には、コンテンツポイントが表示される。コンテンツポイントが表示される国の領域をカーソル44で指定して決定操作すると(以下、かかる操作をカーソル44で決定という)、この国の地図50が表示され、そこでの撮影がなされた都市や地方などの地域にコンテンツポイントが表示される。そこで、コンテンツポイントが表示された希望する地域をカーソル44で決定すると、この地域の地図50が表示される。このようにして、表示された地図50のコンテンツポイントが表示された所定の位置をカーソルで決定する毎に、表示される地域が絞られていく。なお、上記の操作部には、「戻り」ボタンが設けられており、これを操作することにより、1つ前の映像コンテンツ選択画面40aに表示が戻り、これにより、表示される地図50が広い領域を表わすものとなる。
図4(a),(b)に示す表示状態で、表示条件期間枠42内のコンテンツポイント47、例えば、コンテンツポイント47c’をカーソル44で指定し、あるいは表示条件期間枠53内のコンテンツポイント51、例えば、コンテンツポイント51aをカーソル44で指定し、決定ボタンもしくは再生ボタンを操作すると、かかるコンテンツポイント47c’,51aに対する映像コンテンツが光ディスク14から再生され、エンコーダ/デコーダ4(図1)でデコードされてディスプレイ部12に供給される。これにより、再生された映像コンテンツがディスプレイ部12に表示される。
また、かかる選択,再生操作をする前に、上記のディスクナビボタンを操作すると、図3(a)に示すように、地図50の代わりに、タイムスチール42での表示条件期間枠42内のコンテンツポイント47a’〜47d’に該当する映像コンテンツのサムネイルが表示された状態に移る。この場合、地図50でのコンテンツポイント51aと該当コンテンツポイントをなすコンテンツポイント47a’は上記の特定の色で表示されているが、このコンテンツポイント47a’に該当する映像コンテンツのサムネイルには、これと同じ色のマークが表示され、地図50に該当コンテンツポイントが有ったコンテンツポイントに対する映像コンテンツのサムネイルであることを示している。かかるサムネイルにより、コンテンツポイントに該当する映像コンテンツの内容を確認することができる。
この場合、図3に示す具体例と同様に、コンテンツポイント47’,51に該当する映像コンテンツのシーン番号を表示するようにしてもよいし、また、サムネイルに撮影者の情報(名前など)やカメラ識別情報を表示するようにしてもよい。
このようにして、この他の具体例では、先の具体例と同様の効果が得られるが、さらに、撮影日時と撮影場所とから光ディスク14に記録されている希望する映像コンテンツを選択(検索)することができ、より絞り込まれた条件で希望する映像コンテンツを選択(検索)することができて、より確実にかつ容易に映像コンテンツの選択(検索)することができる。
このように、撮影日時と撮影場所とから再生する映像コンテンツを絞り込めるため、撮影した映像コンテンツを撮影対象のイベントなどからも絞り込むことができるものであって、例えば、小学校の始業式や入学式,運動会などのイベントを撮影した映像コンテンツとして、4月や10月などといったその撮影日時と小学校といった撮影場所とから選択する映像コンテンツを絞り込めることになり、新たな検索方法が提供されることになる。