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JP2008197714A - 非接触データキャリア装置及び非接触データキャリア用補助アンテナ - Google Patents

非接触データキャリア装置及び非接触データキャリア用補助アンテナ Download PDF

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Abstract

【課題】非接触データキャリア装置同士が積層された場合等であっても、共振周波数変動を緩和することができ、より広範囲の周波数帯で安定した性能を得ることが可能な非接触データキャリア装置およびその部品である非接触データキャリア用補助アンテナを提供する。
【解決手段】この非接触データキャリア装置1aは、データを格納可能なICチップ21とICチップ21に接続された主アンテナ22とを備えた非接触データキャリア2と、主アンテナ22と非接触に結合され、主アンテナ22の送受信電波を増幅する複数の独立した非接触データキャリア用補助アンテナ4、5とを具備する。複数の独立した補助アンテナ4、5の共振インピーダンスを互いに異ならせることで、より広範囲の周波数帯で安定した性能を得ることが可能となる。
【選択図】図1A

Description

本発明は、保持されたデータを非接触で読み出し可能な非接触データキャリア装置及びこの部品である非接触データキャリア用補助アンテナに関する。
近年、物品のタグ情報のキャリアとしてICチップを使用した非接触データキャリア(ICタグ、無線タグ、RFIDなどとも言う。)が使用されている。非接触データキャリアの主たる構成要素は、データを保持するICチップと、外部のリーダライタと例えば13.56MHzなどの所定の共振周波数で電波を送受信するためのアンテナとである。
特に小形化された非接触データキャリアにおいては、アンテナは、ICチップ上またはICチップの搭載された小形基板に設けられICチップと電気的かつ機械的に接続された主アンテナにより構成される。さらに、リーダライタと間の通信距離を伸ばす等の目的で、この主アンテナの送受信電波を増幅するブースターアンテナとして補助アンテナを1つ設けることが行われている(例えば、特許文献1、特許文献2、及び図14参照)。
図14は、補助アンテナを1つ設けた従来の非接触データキャリア装置901を示す図である。同図に示すように、従来の非接触データキャリア装置901は、非接触データキャリア902と、この非接触データキャリア902に接着され、非接触データキャリア902よりも十分大きな電気絶縁性基板903と、この電気絶縁性基板903の一方の面に形成された渦巻き状のアンテナパターンからなる補助アンテナ904とを具備している。非接触データキャリア902は、データを保持するICチップ921と、このICチップ921に接続され外部のリーダライタとデータを送受信する渦巻き状のアンテナパターンを有する主アンテナ922と、を具備している。補助アンテナ904は、主アンテナの送受信電波を増幅する非接触データキャリア用補助アンテナである。主アンテナ922と補助アンテナ904とは、その渦巻き状のアンテナパターンの一部が互いに重なり合っており、非接触で接続されている。
図15は、従来の非接触データキャリア用補助アンテナの共振周波数の特性を模式的に示すグラフである。同図において、斜線を付した領域は通信可能な周波数帯であることを示している。また、同図において、上段は非接触データキャリア装置単体での共振周波数の特性を示しており、下段は物品等に設置した実際の使用環境における共振周波数の特性を示している。
特開2001−319207号 特開2002−109492号
しかし、図14及び図15に示すように、主アンテナの送受信電波を増幅する非接触データキャリア用補助アンテナを1つ具備していても、非接触データキャリア装置を実際に使用する状況によっては、共振周波数が変動する場合があるから、リーダライタと安定して通信できないという問題がある。
非接触データキャリア装置の実際の使用環境においては、取り付け対象物の材質の相違に起因する誘電率の相違や、複数の非接触データキャリア装置を積層させるなど近接させて設置した場合の非接触データキャリア装置同士の相互影響などにより、共振周波数の変動が生じることがある。例えば、非接触データキャリア装置の取り付け対象物が金属製の場合には共振周波数が高くなり、樹脂製の場合には共振周波数が低くなることが知られている。また、複数の非接触データキャリア装置が積層された場合には、非接触データキャリア同士の相互影響などにより、共振周波数が低くなることが知られている。
図15の上段に符号A1を付して模式的に示すように、補助アンテナの共振周波数の中心をキャリア周波数fに合わせて設定しておいても、実際の使用環境において共振周波数が低くなった場合(図15のA1a参照)には、リーダライタと安定して通信することができない。同様に、実際の使用環境において、共振周波数が高くなった場合(図15のA1b参照)にも、リーダライタと通信することができない。
本発明は、上記の事情を考慮してなされたもので、取り付け対象物品の材質が異なる場合や、非接触データキャリア装置同士が積層されるなど近接して設置された場合であっても、その影響を緩和でき、より広範囲の周波数帯で安定した性能を得ることが可能な非接触データキャリア装置及びこれに用いる補助アンテナを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る非接触データキャリア装置は、データを格納可能なICチップと前記ICチップに接続された主アンテナとを備えた非接触データキャリアと、この主アンテナと非接触に結合され、主アンテナの送受信電波を増幅する複数の独立した非接触データキャリア用補助アンテナとを具備することを特徴とする。
すなわち、本発明に係る非接触データキャリア装置は、非接触データキャリアの主アンテナと非接触で結合される独立した補助アンテナを2個以上具備している。よって、より確実に主アンテナの送受信電波を増幅することができ、安定した性能を得ることが可能となる。
また、主アンテナの送受信電波を増幅する独立した補助アンテナを2個以上具備しているから、個々の補助アンテナを互いに異なる特性(共振インピーダンス、共振周波数等)を有するものとすることができる。複数の独立した補助アンテナのそれぞれを、互いに異なる共振インピーダンスを有するものとすることで、周波数変動した場合であっても、他の補助アンテナの存在により所定の共振周波数とすることができる。よって、より広範囲の周波数帯で安定した性能を得ることが可能となる。
本発明によれば、非接触データキャリア用取り付け対象物品の材質が異なる場合や、非接触データキャリア装置同士が積層されるなど近接して設置された場合であっても、その影響を緩和でき、より広範囲の周波数帯で安定した性能を得ることが可能な非接触データキャリア装置及びその製造方法を提供することができる。
本発明の一実施態様として、主アンテナの送受信電波を増幅する独立した複数の非接触データキャリア用補助アンテナは、キャリア周波数が13.56MHz帯のブースターアンテナとして機能するアンテナコイルである。そのアンテナコイルの構造として、非接触データキャリア用補助アンテナは、絶縁性基板上に形成された渦巻き状のアンテナパターンを具備する、とすることができる。
渦巻き状のアンテナパターンは、例えばフォトリソグラフィを用いたエッチングやスクリーン印刷などの周知のパターニング方法により形成することができる。渦巻き状のアンテナパターンのかわりに、銅線などの線状の導体を渦巻き状に巻回した巻き線としてもよい。
補助アンテナと主アンテナとを非接触で電磁結合させるため、補助アンテナは、いずれも、アンテナ形成面と直交する方向からみたとき、その補助アンテナの一部が主アンテナの一部と重なるように形成される。
本発明の実施態様として、補助アンテナは、同一基板の同一主面上に互いに離間して設けられている、とすることができる。独立した複数の補助アンテナを同一基板の同一主面に一度に形成することができるので製造コストを低減できる。また、補助アンテナ基板を薄くすることができる。
補助アンテナは、同一基板の相異なる主面上にそれぞれ設けられている、とすることができる。表面側と裏面側とで独立した別個の補助アンテナを設けることで、表裏どちらの面側からの磁束も捉えることができ、主アンテナの送受信電波をより確実に増幅することができる。
補助アンテナは、積層一体化された複数の基板にそれぞれ設けられている、とすることができる。そうすることで、限られた面積の中でより多くの独立した補助アンテナを設けることが可能となる。また、独立した個々の補助アンテナを積層一体化された複数の基板に設けることで、複数の基板の内側に非接触データキャリアを配設することができるようになり、非接触データキャリアを保護することも可能となる。
補助アンテナを、同一基板の相異なる主面にそれぞれ設ける場合や、積層された複数の基板にそれぞれ設ける場合、すなわち、独立した個々の補助アンテナを複数層に設ける場合には、補助アンテナは、アンテナ形成面と直交する方向からみたとき、個々の補助アンテナの主たるコイル部分(渦巻き状のアンテナパターンの最外周が囲む領域)が互いに重なっている、とすることができる。そうすることで、補助アンテナ基板の面積をより小さくしつつ、充分なインピーダンスを確保することが可能となる。
この場合、独立した個々の補助アンテナの主たるコイル部分(渦巻き状のアンテナパターンの最外周が囲む領域)が、アンテナ形成面と直交する方向からみたとき、半分程度重なっている、とすることが好ましい。そうすることで、磁束密度を効率よく向上させることができる。
また、独立した個々の補助アンテナを複数層に設ける場合には、アンテナ形成面と直交する方向からみたとき、個々の補助アンテナの一部又は全部が互いに重なっていない、とすることもできる。
本発明の実施態様として、非接触データキャリアは、前記補助アンテナの設けられた多層基板の内層に配設されている、とすることができる。そうすることで、非接触データキャリアを保護することができる。また、非接触データキャリアは、補助アンテナの設けられた基板の最外層(最表層)に配設されている、としてもよい。
本発明の実施態様として、独立した複数の補助アンテナは、互いに異なる共振インピーダンスを有する、とすることが好ましい。独立した複数の補助アンテナを互いに異なる共振インピーダンスとすることで、複数の補助アンテナの各々の共振周波数などの特性を互いに異ならせることができ、より広範囲の周波数帯にわたって非接触データキャリアの主アンテナの送受信電波を増幅することが可能となる。
本発明の非接触データキャリア装置に用いる非接触データキャリアとしては、非接触データキャリア用ICチップと主アンテナを有しているものであればよい。主アンテナとしては、単層構造の渦巻き状のアンテナパターンであってもよく、渦巻き状のアンテナパターンが多層構造に形成されたものであってもよく、導体の巻き線からなるものであってもよい。また、主アンテナとしては、非接触データキャリア用ICチップと同一パッケージに形成されたいわゆるチップオンコイル型のアンテナであってもよい。いずれの場合であっても、独立した複数の補助アンテナを具備することで、主アンテナの送受信電波をより確実に増幅することができ、より広範囲の周波数帯で安定した性能を得ることが可能な非接触データキャリア装置及びその製造方法を提供することができる。
以上を踏まえ、以下では本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。各図において同一のものには同一の符号を付し、原則として説明を省略する。また、各実施形態の説明において、すでに説明した内容については、原則として説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1A、図1B、図1C、及び図1D(以下、図1A乃至図1Dとも称する)は、本発明の一実施形態の補助アンテナを有する非接触データキャリア装置を示す図である。図1Aは、本発明の第1の実施形態に係る非接触データキャリア装置1aを、非接触データキャリア2の搭載された主面側から模式的に表した平面図、図1Bは、図1AのA−A線に沿う模式的断面図、図1Cは、図1AのB−B線に沿う模式的断面図、図1Dは、図1AのC−C線に沿う模式的断面図である。図2は、図1に符号2で示した非接触データキャリアの一実施形態の主アンテナの接続関係を模式的に示すための分解斜視図である。
図1A乃至図1Dに示すとおり、本実施形態の非接触データキャリア装置1aは、非接触データキャリア2と、電気絶縁性基板3と、この電気絶縁性基板3の一方の面に形成された独立した非接触データキャリア用補助アンテナ4、5とを具備している。電気絶縁性基板3と非接触データキャリア用補助アンテナ4、5とで非接触データキャリア用補助アンテナ基板を構成している。
非接触データキャリア2は、外部のリーダライタとデータを送受信することができ、保持されたデータを非接触で読み出し可能な非接触データキャリアである。非接触データキャリア2は、データを格納可能なICチップ21と、その両端がこのICチップに接続された主アンテナ22とを備えている。主アンテナ22は、13.56MHz帯用のアンテナコイルである。
ICチップ21は、図示を省略した読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ロジック回路、演算装置(CPU)から主に構成されている。CPUでは、ROMやRAMに格納されたプログラムやデータなどを用いてリーダライタとの通信制御や応答処理など各種の演算処理を実行する。また、ROMには、非接触データキャリア2の製造時に、個々のRFIDタグに固有に付与された識別情報であるタグ識別コードが記憶され、このタグ識別コードは書き換え不能となっている。ICチップ21には、電源バックアップ不要で且つ書き換え可能な不揮発性メモリや無線交信のためのRF回路の他、コンデンサなども搭載されている。
主アンテナ22は、渦巻き状のアンテナパターンを有している。主アンテナ22は、図1A乃至図1Dでは、単層構造のものとして図示しているが、これに限られず、図2に示すように、例えば4層の渦巻き状のアンテナパターンからなる多層構造としてもよい。すなわち、渦巻き状のアンテナパターン221、222、223、224がそれぞれ形成された4枚の単位アンテナ基板(図示せず)が積層され、各層のアンテナパターンが図2に示すように層間接続体225、226、227、228により直列に接続された一つのアンテナコイルとして、主アンテナ22を構成するようにしてもよい。
このように、主アンテナ22を多層構造のアンテナコイルとした場合には、必要なインダクタンスを確保しつつ非接触データキャリア2を小形化することができる。主アンテナ22の表面と直交する方向からみた非接触データキャリア2の外形サイズは、10mm×10mm以下のサイズ、例えば、5mm×5mm、3mm×6mmなどとすることができる。
本発明の非接触データキャリア装置に用いられる非接触データキャリアは、図2に示した構成に限られない。例えば、非接触データキャリアは、非接触データキャリア用のICチップ上に主アンテナが形成された、いわゆるチップオンコイル型のものであってもよい。
また、主アンテナは、多層構造のアンテナコイルに限られず、単層構造の渦巻き状のアンテナパターンからなるアンテナコイルであっても良い。主アンテナを単層構造のアンテナパターンからなるアンテナコイルとした場合には、非接触データキャリアを薄型化、低価格化することができる。また、主アンテナは、銅線などの金属線を渦巻き状に巻回した巻き線からなるアンテナコイルであってもよい。
絶縁性基板3は、非接触データキャリア用の補助アンテナを形成する土台となる支持基板である。絶縁性基板3は、電気絶縁性を有し、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)などの合成樹脂からなる可撓性を有するシート状または板状のもので、補助アンテナ4、5を形成し支持するのに必要十分な大きさ及び厚さのものとされている。
非接触データキャリア用補助アンテナ4、5は、それぞれ、主アンテナ22の送受信電波を増幅するブースターアンテナである。補助アンテナ4、5は、互いに独立して動作するよう構成されている。また、補助アンテナ4、5は、互いにリーダライタから受ける磁界のエネルギーを打ち消しあわない向きで構成されている。
図1A乃至図1Dに示すとおり、この実施形態の非接触データキャリア用補助アンテナ4、5は、それぞれ、渦巻き状のアンテナパターンを含む配線パターンを具備したアンテナコイルである。渦巻き状のアンテナパターンを含む配線パターンは、例えば、アルミニウム箔や銅箔のエッチング、導電性ペーストのスクリーン印刷などにより形成することができる。
本実施形態において、補助アンテナ4、5の渦巻き状のアンテナパターンは、同一の絶縁性基板3の同一主面の同一層上に、互いに離間して、かつ、その外形が互いに隣り合って並ぶように、形成されている。
主アンテナ22と補助アンテナ4、5とは、非接触で電磁結合しうるように、アンテナ形成面と直交する方向からみたとき、補助アンテナ4、5のそれぞれの一部が主アンテナの一部と重なるように配置されている。すなわち、図1Aに示すように、非接触データキャリア2は、アンテナ形成面と直交する方向からみたとき、その主アンテナ22の主たるコイル部分(渦巻き状のアンテナパターンの最外周が囲む領域)の少なくとも一部が、補助アンテナ4のコイル部分(渦巻き状のアンテナパターンの最外周が囲む領域)の一部と補助アンテナ5のコイル部分の一部との両方に跨るように配置されている。図1Dに示すように、非接触データキャリア2の主アンテナと補助アンテナ4、5とは、互いに実質的に平行になるように離間して配置され、非接触で電気的に接続されている。補助アンテナ4、5の形成された絶縁性基板3と主アンテナ22とは、接着剤8により固定されている。
補助アンテナ4のアンテナパターンの外側端4aと内側端4bとは、絶縁性基板3の反対側の面に形成されたジャンパ線4c及びカシメ部4d、4eによって接続されている。補助アンテナ4全体として1つの独立したアンテナコイルを構成している。同様に、補助アンテナ5の渦巻き状のアンテナパターンの外側端5aと内側端5bとは、絶縁性基板3の反対側の面に形成されたジャンパ線5c及びカシメ部5d、5eによって接続されている。補助アンテナ5全体として1つの独立したアンテナコイルを構成している。
補助アンテナ4のアンテナパターンの巻回数は例えば6であり、補助アンテナ5のアンテナパターンの巻回数は例えば4である。このように、補助アンテナ4、5のアンテナパターンの巻回数を互いに異ならせることで、補助アンテナ4、5のインピーダンスを異ならせることができ、共振周波数のピークを複数にすることができる。よって、幅広い共振周波数に対応することができる。なお、補助アンテナのアンテナパターンの巻回数は図示した例に限られるものではなく、必要なインピーダンスに合わせて適宜定めることができる。
本実施形態によれば、アンテナ形成面と直交する方向から見たとき、すなわち、アンテナコイルの軸方向から見たときに、互いに重ならないようにして配置された独立した非接触データキャリア用補助アンテナを2個備えているので、一方の補助アンテナが他の非接触データキャリア装置のアンテナと重なって周波数が変動した場合であっても、他方の補助アンテナによって主アンテナの送受信電波を増幅することができ、安定した通信を行うことができる。
さらに、本実施形態によれば、互いに特性(共振インピーダンス、共振周波数等)の異なる独立した非接触データキャリア用補助アンテナを2個具備しているので、従来の補助アンテナに比べて広範囲の共振周波数に対応することが可能となる。
また、本実施形態によれば、2個の独立した渦巻き状のアンテナパターンを同一基板の同一平面(同一層)に同時に形成できるので、生産性を向上させることができる。
なお、補助アンテナの数は、2個に限られず、複数であれば良い。例えば、次に示すように4個であってもよく、何個であってもよい。
(第2の実施形態)
図3A、図3B及び図3Cは、本発明の他の一実施形態の補助アンテナを有する非接触データキャリア装置を示す図である。図3Aは、本発明の第2の実施形態に係る非接触データキャリア装置1bを、非接触データキャリア2の搭載された主面側から模式的に表した平面図、図3Bは、図3AのD−D線に沿う模式的断面図、図3Cは、図3AのE−E線に沿う模式的断面図である。
図3A、図3B及び図3Cに示すように、この実施形態の非接触データキャリア装置1bは、独立した4個の非接触データキャリア用補助アンテナ4、5、6、7を有している。補助アンテナ4、5、6、7は、いずれも、非接触データキャリア2の主アンテナ22の送受信電波を増幅するブースターアンテナである。補助アンテナ4、5、6、7は、いずれも渦巻き状のアンテナパターンを具備したアンテナコイルである。補助アンテナ4、5、6、7は、互いに独立して動作するよう構成されている。
主アンテナ22と補助アンテナ4、5、6、7とは、非接触で電磁結合しうるように、アンテナ形成面と直交する方向から見たとき、すなわち、アンテナコイルの軸方向から見たときに、コイル部分(渦巻き状のアンテナパターンの最外周が囲む領域)の少なくとも一部が重なるように配置されている。すなわち、図3Aに示すように、非接触データキャリア2は、アンテナ形成面と直交する方向からみたとき、その主アンテナ22のコイル部分の少なくとも一部が、補助アンテナ4、5、6、7のすべてのコイル部分の一部に跨るように配置されている。
図3B及び図3Cに示すように、非接触データキャリア2の主アンテナと補助アンテナ4、5、6、7とは、互いに実質的に平行になるように離間して配置され、非接触で電気的に接続されている。補助アンテナ4、5、6、7の形成された絶縁性基板3と主アンテナ22とは、接着剤8により固定されている。
補助アンテナ4、5、6、7のアンテナパターンの外形サイズはいずれも同程度である。補助アンテナ4、5、6、7の渦巻き状のアンテナパターンは、同一の絶縁性基板3の同一主面の同一層上に、互いに離間して、かつ、その外形が互いに隣り合って並ぶように形成されている。その他の点では、第1の実施形態と同様である。
本実施形態においても、補助アンテナ4、5、6、7の渦巻きの巻回数はすべて相異なっている。なお、図示の例では、補助アンテナ4、5、6、7の巻回数は、それぞれ、6、4、2、8とされているが、補助アンテナの巻回数はこれらに限られない。幅広い共振周波数に対応することができる。
本実施形態によれば、アンテナ形成面と直交する方向から見たとき、すなわち、アンテナコイルの軸方向から見たときに、互いに重ならないようにして配置された独立した非接触データキャリア用補助アンテナを4個備えているので、そのうちの一部の補助アンテナの補助アンテナが他の非接触データキャリア装置のアンテナと重なって周波数が変動した場合であっても、残りの補助アンテナのいずれかによって主アンテナの送受信電波を増幅することができ、通信距離をより確実に伸ばすことができる。
さらに、本実施形態によれば、互いに特性(共振インピーダンス、共振周波数等)の異なる独立した非接触データキャリア用補助アンテナを4個具備しているので、第1の実施形態の補助アンテナに比べてさらに広範囲の共振周波数に対応することが可能となる。
また、本実施形態によれば、4個の独立した渦巻き状のアンテナパターンを同一基板の同一平面(同一層)に同時に形成できるので、生産性向上にも大いに寄与することができる。
(第3の実施形態)
図4A及び図4Bは、本発明のさらに他の一実施形態の補助アンテナを有する非接触データキャリア装置を示す図である。図4Aは、本発明の第3の実施形態に係る非接触データキャリア装置1cを、非接触データキャリア2の搭載された主面側から模式的に表した平面図、図4Bは、図4AのF−F線に沿う模式的断面図である。
図4A及び図4Bに示すように、この実施形態の非接触データキャリア装置1cでは、渦巻き状のアンテナパターンを含む配線パターンからなる独立した2個の補助アンテナ4と5が、同一絶縁性基板3の相異なる主面に形成されている。その他の点では、第1の実施形態と同様である。
本実施形態では、アンテナ形成面と直交する方向から見たとき、すなわち、アンテナコイルの軸方向から見たときに、互いに重ならないようにして配置された独立した非接触データキャリア用補助アンテナを2個備えている。よって、本実施形態によれば、一方の補助アンテナが他の非接触データキャリア装置のアンテナと重なって周波数が変動した場合であっても、他方の補助アンテナによって主アンテナの送受信電波を増幅することができ、安定した通信を行うことができる。
さらに、本実施形態によれば、互いに特性(インピーダンス、共振周波数等)の異なる独立した非接触データキャリア用補助アンテナを2個具備しているので、従来の補助アンテナに比べて広範囲の共振周波数に対応することが可能となる。
さらに、本実施形態によれば、表面側と裏面側とで独立して別個の補助アンテナ4、5を設けているので、表裏どちらの面側からの磁束も捉えることができ、主アンテナの送受信電波をより確実に増幅することができる。よって、安定した通信を行うことができる。
なお、補助アンテナの数は、2個に限られず、複数であれば良い。例えば、図3A〜図3Cに示した非接触データキャリア装置1bのように補助アンテナを4個備えた場合において、そのうちのいくつかを相異なる面(層)に形成してもよい。
(第4の実施形態)
図5A、図5B及び図5Cは、本発明のさらに他の一実施形態の補助アンテナを有する非接触データキャリア装置を示す図である。図5Aは、本発明の第4の実施形態に係る非接触データキャリア装置1dを、非接触データキャリア2の搭載された主面側から模式的に表した平面図、図5Bは、図5AのG−G線に沿う模式的断面図、図5Cは、図5AのH−H線に沿う模式的断面図である。図5B及び図5Cにおいて、非接触データキャリア2の主アンテナは省略して示しているが、本実施形態においても、図1D、図2で示したものと同様の非接触データキャリア2を用いることができる。
図5A、図5B及び図5Cに示すように、この実施形態の非接触データキャリア装置1dは、渦巻き状のアンテナパターンを含む配線パターンからなる独立した2個の補助アンテナ4と5が同一の絶縁性基板3の相異なる主面に形成されており、アンテナ形成面と直交する方向からみたとき、各補助アンテナ4、5の渦巻き状のアンテナパターンが囲む領域(主たるコイル部分)の実質的に全部が互いに重なっている。
図5B及び図5Cに示すように、非接触データキャリア2の主アンテナと補助アンテナ4、5とは、そのアンテナ形成面同士が互いに実質的に平行になるように離間して配置され、非接触で電気的に接続されている。補助アンテナ4、5の形成された絶縁性基板3と主アンテナ22とは、接着剤8により固定されている。
本実施形態では、表面側と裏面側とで独立して別個の補助アンテナ4、5を設けているので、表裏どちらの面側からの磁束も捉えることができ、主アンテナの送受信電波をより確実に増幅することができ、安定した通信を行うことができる。
さらに、本実施形態によれば、互いに特性(共振インピーダンス、共振周波数等)の異なる独立した非接触データキャリア用補助アンテナを複数個具備しているので、従来の補助アンテナに比べて広範囲の共振周波数に対応することが可能となる。なお、補助アンテナの数は、2個に限られず、複数であれば良い。
さらに、本実施形態によれば、アンテナ形成面と直交する方向からみたとき、独立した複数の補助アンテナの主たるコイル部分が実質的にすべて重なるように形成されているので、補助アンテナ基板の面積をより小さくしつつ、充分なインピーダンスを確保することが可能となる。よって、アンテナ形成面と直交する方向からみたときの非接触データキャリア装置のサイズを小さくすることが可能となる。
(第5の実施形態)
図6A、図6B及び図6Cは、本発明のさらに他の一実施形態の補助アンテナを有する非接触データキャリア装置を示す図である。図6Aは、本発明の第5の実施形態に係る非接触データキャリア装置1eを、非接触データキャリア2の搭載された主面側から模式的に表した平面図、図6Bは、図6AのI−I線に沿う模式的断面図、図6Cは、図6AのJ−J線に沿う模式的断面図である。図6B及び図6Cにおいて、非接触データキャリア2の主アンテナは省略して示しているが、本実施形態においても、図1D、図2で示したものと同様の非接触データキャリア2を用いることができる。
図6A、図6B及び図6Cに示すように、この実施形態の非接触データキャリア装置1eでは、渦巻き状のアンテナパターンを含む配線パターンからなる独立した2個の補助アンテナ4と5が同一の絶縁性基板3の相異なる主面に形成されており、アンテナ形成面と直交する方向からみたとき、各補助アンテナ4、5の渦巻き状のアンテナパターンの主たる渦巻き部分(コイル部分)の最外周が囲む領域が、半分程度重なっている。その他の点では、図5A乃至5Cで示した第4の実施形態と同様である。
本実施形態によれば、表面側と裏面側とで独立した別個の補助アンテナを、その主たるコイル部分が互いに半分程度重なるように設けているので、表裏どちらの面側からの磁束も効率よく捉えることができ、主アンテナの送受信電波をより確実に増幅することができる。磁束密度を効率よく向上させることができる。また、図4A及び4Bで示した実施形態に比べて、補助アンテナ基板の面積を小さくすることができる。
(第6の実施形態)
図7A、図7B及び図7Cは、さらに他の実施形態の補助アンテナを有する非接触データキャリア装置を示す図である。図7Aは、本発明の第6の実施形態に係る非接触データキャリア装置1fを、非接触データキャリア2の搭載された主面側から模式的に表した平面図、図7Bは、図7AのK−K線に沿う模式的断面図、図7Cは、図7AのL−L線に沿う模式的断面図である。図7B及び図7Cにおいて、非接触データキャリア2の主アンテナは省略して示しているが、本実施形態においても、図1D、図2で示したものと同様の非接触データキャリア2を用いることができ、非接触データキャリア2は主アンテナを有している。
図7A、図7B及び図7Cに示すように、この実施形態の非接触データキャリア装置1fは、渦巻き状のアンテナパターンを含む配線パターンからなる独立した4個の非接触データキャリア用補助アンテナ4、5、6及び7を有している。補助アンテナ4、5、6、7は、いずれも、非接触データキャリア2の主アンテナの送受信電波を増幅するブースターアンテナである。補助アンテナ4、5、6、7は、互いに独立して動作するよう構成されている。この例では、補助アンテナ4、5、6、7のアンテナパターンの外形サイズはいずれも同程度である。
主アンテナ22と補助アンテナ4、5、6、7とは、非接触で電磁結合しうるように、主たるコイル部分の少なくとも一部が重なるよう、互いに実質的に平行になるように離間して配置されている。すなわち、図7Aに示すように、非接触データキャリア2は、その主アンテナ22が補助アンテナ4、5、6、7のすべてのコイル部分の一部に跨るように配置されている。主アンテナを有する非接触データキャリア2と補助アンテナ4、5、6、7の形成された絶縁性基板3とは、例えば接着剤8により固定されている。
補助アンテナ4、5、6及び7は、それぞれ相異なる層に形成され、アンテナ形成面と直交する方向からみたとき、すなわち、アンテナコイルの軸方向から見たとき、個々の補助アンテナのコイル部分(渦巻き状のアンテナパターンの最外周が囲む領域)が、互いに半分程度重なっている。
この例では、補助アンテナ4と5は、同一の絶縁性基板3Aの相異なる主面に形成されており、アンテナ形成面と直交する方向からみたとき、すなわち、アンテナコイルの軸方向から見たとき、各補助アンテナ4、5の渦巻き状のアンテナパターンの最外周が囲む領域が、半分程度重なっている。補助アンテナ6と7は、補助アンテナ4、5が形成されている絶縁性基板とその一部分が対向するように設けられた他の同一の絶縁性基板3Bの、相異なる主面に形成されている。アンテナ形成面と直交する方向からみたとき、すなわち、アンテナコイルの軸方向から見たとき、各補助アンテナ6、7のコイル部分(渦巻き状のアンテナパターンの最外周が囲む領域)が、半分程度重なっている。その他の点では、図6A乃至6Cで示した第5の実施形態と同様である。
本実施形態においても、補助アンテナ4、5、6、7の渦巻きの巻回数はすべて相異なっている。なお、図示の例では、補助アンテナ4、5、6、7の巻回数は、それぞれ、6、4、2、8とされているが、補助アンテナの巻回数はこれらに限られない。
本実施形態によれば、表面側と裏面側とで独立した別個の補助アンテナを、主たるコイル部分が互いに半分程度重なるように設けているので、表裏どちらの面側からの磁束も効率よく捉えることができ、主アンテナの送受信電波をより確実に増幅することができる。磁束密度を効率よく向上させることができる。
なお、本実施形態において、各補助アンテナ4、5、6、7をそれぞれ別々の単層基板の片面に形成して単位補助アンテナ基板を設け、これら4つの単位補助アンテナ基板を、図7Aに示すような平面配置で重ね合わせて接着剤等で固定してもよい。複数の補助アンテナを別個に製造した上で張り合わせることができるので、製造が容易である。この場合でも、表裏どちらの面側からの磁束も効率よく捉えることができ、主アンテナの送受信電波をより確実に増幅することができる。磁束密度を効率よく向上させることができる。
(第7の実施形態)
図8A、図8B及び図8Cは、さらに他の実施形態の補助アンテナを有する非接触データキャリア装置を示す図である。図8Aは、本発明の第7の実施形態に係る非接触データキャリア装置1gを、非接触データキャリア2の搭載された主面側から模式的に表した平面図、図8Bは、図8AのM−M線に沿う模式的断面図、図8Cは、図8AのN−N線に沿う模式的断面図である。図8B及び図8Cにおいて、非接触データキャリア2は、その主アンテナを省略して示している。本実施形態においても、図1D、図2で示したものと同様の非接触データキャリア2を用いることができる。
図8A、図8B及び図8Cに示すように、この実施形態の非接触データキャリア装置1gは、渦巻き状のアンテナパターンを含む配線パターンからなる独立した2個の補助アンテナ4と5が、積層された絶縁性基板3A、3Bの対向する主面にそれぞれ形成されており、アンテナ形成面と直交する方向からみたとき、すなわち、アンテナコイルの軸方向から見たとき、各補助アンテナ4、5の主たるコイル部分(渦巻き状のアンテナパターンの最外周が囲む領域)の実質的に全部が互いに重なっている。非接触データキャリア2は、絶縁性基板3A、3Bの間に挟まれて配設され、接着剤8により固定されている。その他の点では、図5A乃至5Cで示した第4の実施形態と同様である。
本実施形態の補助アンテナ基板は、相異なる絶縁性基板3A、3Bの片面にそれぞれ補助アンテナ4、5を形成し、形成した補助アンテナ4、5の面を内側にして各アンテナパターンが互いに重なり合うように補助アンテナ4と5を対向させ、補助アンテナ4と5の間に非接触データキャリア2を介在させて、接着剤8を用いて接着することにより作製することができる。
あるいは、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)からなる十分な大きさのシート状の絶縁性基板の同一面の所定位置にそれぞれ補助アンテナ4、5を形成し、形成した補助アンテナ4、5の面を内側にして各アンテナパターンが互いに重なり合うように折り畳んで補助アンテナ4と5を対向させ、補助アンテナ4と5の間に非接触データキャリア2を介在させて、接着剤または熱圧着により、いわゆるラミネートすることでも作製することができる。
本実施形態によれば、第4の実施形態で得られる効果がすべて得られるほか、非接触データキャリア2が外層に露出せずに絶縁性基板3A、3Bの内側に配設されるので、非接触データキャリア2を保護することができる。すなわち、本実施形態において、補助アンテナの支持基板である絶縁性基板3A、3Bは、非接触データキャリア2を保護する保護層の機能を兼ね備えている。
(第8の実施形態)
図9A、図9B及び図9Cは、さらに他の実施形態の補助アンテナを有する非接触データキャリア装置を示す図である。図9Aは、本発明の第8の実施形態に係る非接触データキャリア装置1hを、一方の面側から模式的に表した平面図、図9Bは、図9AのO−O線に沿う模式的断面図、図9Cは、図9AのP−P線に沿う模式的断面図である。図9B及び図9Cにおいて、非接触データキャリア2の主アンテナは省略して示しているが、本実施形態においても、図1D、図2で示したものと同様の非接触データキャリア2を用いることができる。
図9A、図9B及び図9Cに示すように、この実施形態の非接触データキャリア装置1eは、渦巻き状のアンテナパターンを含む配線パターンからなる独立した2個の補助アンテナ4と5が、積層された絶縁性基板3A、3Bの対向する主面にそれぞれ形成されており、アンテナ形成面と直交する方向からみたとき、各補助アンテナ4、5の主たるコイル部分、すなわち、渦巻き状のアンテナパターンの最外周が囲む領域が、半分程度重なっている。非接触データキャリア2は、絶縁性基板3A、3Bの間に挟まれて配設され、接着剤8により固定されている。その他の点は、図6A乃至6Cで示した第5の実施形態と同様である。
本実施形態によれば、第5の実施形態で得られる効果がすべて得られるほか、非接触データキャリア2が外層に露出せずに絶縁性基板3A、3Bの内側に配設されるので、非接触データキャリア2を保護することができる。すなわち、本実施形態において、補助アンテナの支持基板である絶縁性基板3A、3Bは、非接触データキャリア2を保護する保護層の機能を兼ね備えている。
(第9の実施形態)
図10A、図10B及び図10Cは、さらに他の実施形態の補助アンテナを有する非接触データキャリア装置を示す図である。図10Aは、本発明の第9の実施形態に係る非接触データキャリア装置1iを、非接触データキャリア1iの一方の主面側から模式的に表した平面図、図10Bは、図10AのQ−Q線に沿う模式的断面図、図10Cは、図10AのR−R線に沿う模式的断面図である。図10A、図10B及び図10Cにおいて、非接触データキャリア2の主アンテナは省略して示しているが、本実施形態においても、図1D、図2で示したものと同様の非接触データキャリア2を用いることができる。
図10A、図10B及び図10Cに示すように、この実施形態の非接触データキャリア装置1fは、渦巻き状のアンテナパターンを含む配線パターンからなる独立した4個の非接触データキャリア用補助アンテナ4、5、6及び7を有している。
補助アンテナ4と5は、同一の絶縁性基板3Aの相異なる主面に形成されており、アンテナ形成面と直交する方向からみたとき、各補助アンテナ4、5の主たるコイル部分(渦巻き状のアンテナパターンの最外周が囲む領域)が、半分程度重なっている。
補助アンテナ6と7は、補助アンテナ4、5が形成されている絶縁性基板とは別の同一の絶縁性基板3Bの相異なる主面に形成されている。アンテナ形成面と直交する方向からみたとき、各補助アンテナ6、7の渦巻き状のアンテナパターンの主たるコイル部分(渦巻き状のアンテナパターンの最外周が囲む領域)が、半分程度重なっている。その他の点は、図7A乃至7Cで示した第6の実施形態と同様である。
本実施形態によれば、第6の実施形態で得られる効果がすべて得られるほか、非接触データキャリア2が外層に露出せずに絶縁性基板3A、3Bの内側に配設されるので、非接触データキャリア2を保護することができる。すなわち、本実施形態において、補助アンテナの支持基板である絶縁性基板3A、3Bは、非接触データキャリア2を保護する保護層の機能を兼ね備えている。
(作用)
図11乃至13は、本発明の一実施形態に係る非接触データキャリア用補助アンテナの共振周波数の特性を模式的に表したグラフである。これらの図において、斜線を付した領域は外部のリーダライタと通信可能な周波数帯域であることを示している。また、上段は非接触データキャリア装置単体での共振周波数の特性を示しており、下段は物品等に設置した実際の使用環境における共振周波数の特性を示している。
図11は、非接触データキャリア用補助アンテナを2個設けた場合を示している。同図に示すとおり、この例では、補助アンテナ2個のうち1個を、中心周波数をキャリア周波数fに一致するように設定し(A1参照)、他の補助アンテナを、中心周波数をキャリア周波数fよりも1〜2MHz程度高めになるように設定している(A2参照)。このように2個の補助アンテナの共振周波数特性を中心周波数が互いに異なるように設定しておくことにより、A1の周波数特性を示す補助アンテナの共振周波数がA1aのように変化したとしても、他の補助アンテナの共振周波数がA2aのように変化してリーダライタと通信可能な周波数帯域に入る。よって、この非接触データキャリア装置はリーダライタと通信することができる。
図12は、非接触データキャリア用補助アンテナをn個(例えば3個)設けた場合を示している。同図に示すとおり、n個の補助アンテナの共振周波数特性は、それぞれ、A1、A2、Anであり、その中心周波数はそれぞれ異なっている。A1の中心周波数はキャリア周波数fと同一に設定され、A2の中心周波数はキャリア周波数fより1〜2MHz程度低く設定されており、A3の中心周波数はキャリア周波数fより1〜2MHz程度高く設定されている。n個の補助アンテナの共振インピーダンスをそれぞれ異ならせておくことで、このように異なる共振周波数とすることができる。n個の補助アンテナの共振周波数特性をこのように設定しておくことにより、実際の使用環境において、補助アンテナの共振周波数がそれぞれA1a、A2a、Anaのように変化した場合、Anaがリーダライタと通信可能な周波数帯域に入る。よって、この非接触データキャリア装置はリーダライタと通信することができる。
図13は、非接触データキャリア用補助アンテナをn個(例えば3個)設けた場合の他の例を示している。同図に示すとおり、n個の補助アンテナの共振周波数特性は、それぞれ、A1、A2、Anであり、その中心周波数はそれぞれ異なっている。A1の中心周波数はキャリア周波数fより1〜2MHz程度低く設定され、A2の中心周波数はキャリア周波数fと同一に設定され、A3の中心周波数はキャリア周波数fより1〜2MHz高く設定されている。n個の補助アンテナの共振インピーダンスをそれぞれ異ならせておくことで、このように異なる共振周波数とすることができる。n個の補助アンテナの共振インピーダンスをそれぞれ異ならせておくことで、このように異なる共振周波数とすることができる。n個の補助アンテナの共振周波数特性をこのように設定しておくことにより、実際の使用環境において、補助アンテナの共振周波数がそれぞれA1a、A2a、Anaのように変化したした場合、A2aがリーダライタと通信可能な周波数帯域に入る。また、実際の使用環境において、補助アンテナの共振周波数がそれぞれA1b、A2b、Anbのように変化したした場合、A2bがリーダライタと通信可能な周波数帯域に入る。このように、幅広い周波数域において、この非接触データキャリア装置はリーダライタと通信することができる。
以上、本発明を実施の形態により説明したが、本発明は、上記説明したものに限られず、種々に変形することができる。
例えば、上記実施の形態では、非接触データキャリア用の個々の補助アンテナは、渦巻き状のアンテナパターンにより形成していたが、そのかわりに、銅線などの線状の導体を所定回数巻回した巻き線により設けてもよい。その場合であっても、独立した複数の補助アンテナを所定の配置関係で設けることは可能であり、本発明の効果を奏することができる。
また、上記実施の形態では、非接触データキャリア用補助アンテナは、アンテナコイルが支持基板上に形成されている構成としていたが、支持基板なしで独立した巻き線からなるアンテナコイルの構成としてもよい。支持基板を有する構成とする場合には、より安定した補助アンテナを得ることができるとともに、補助アンテナの取り扱いを容易にすることができる。支持基板を有さない構成とする場合には、巻き線により、補助アンテナを容易に得ることができる。
本発明の一実施形態に係る非接触データキャリア装置を模式的に表す平面図である。 図1AのA−A線に沿う断面図である。 図1AのB−B線に沿う断面図である。 図1AのC−C線に沿う断面図である。 本発明の非接触データキャリア装置に用いられる非接触データキャリアの主アンテナの一実施形態を示す模式的な分解斜視図である。 本発明の他の一実施形態に係る非接触データキャリア装置を模式的に表す平面図である。 図3AのD−D線に沿う断面図である。 図3AのE−E線に沿う断面図である。 本発明のさらに他の一実施形態に係る非接触データキャリア装置を模式的に表す平面図である。 図AのF−F線に沿う断面図である。 本発明のさらに他の一実施形態に係る非接触データキャリア装置を模式的に表す平面図である。 図5AのG−G線に沿う断面図である。 図5AのH−H線に沿う断面図である。 本発明のさらに他の一実施形態に係る非接触データキャリア装置を模式的に表す平面図である。 図6AのI−I線に沿う断面図である。 図6AのJ−J線に沿う断面図である。 本発明のさらに他の一実施形態に係る非接触データキャリア装置を模式的に表す平面図である。 図7AのK−K線に沿う断面図である。 図7AのL−L線に沿う断面図である。 本発明のさらに他の一実施形態に係る非接触データキャリア装置を模式的に表す平面図である。 図8AのM−M線に沿う断面図である。 図8AのN−N線に沿う断面図である。 本発明のさらに他の一実施形態に係る非接触データキャリア装置を模式的に表す平面図である。 図9AのO−O線に沿う断面図である。 図9AのP−P線に沿う断面図である。 本発明のさらに他の一実施形態に係る非接触データキャリア装置を模式的に表す平面図である。 図10AのQ−Q線に沿う断面図である。 図10AのR−R線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態に係る非接触データキャリア用補助アンテナの共振周波数の特性を模式的に示すグラフである。 本発明の一実施形態に係る非接触データキャリア用補助アンテナの共振周波数の特性を模式的に示すグラフである。 本発明の一実施形態に係る非接触データキャリア用補助アンテナの共振周波数の特性を模式的に示すグラフである。 従来の非接触データキャリア装置の概念図である。 従来の非接触データキャリア用補助アンテナの共振周波数の特性を模式的に示すグラフである。
符号の説明
1a,1b,1c,1d,1e,1f,1g,1h,1i,1j…非接触データキャリア装置、2…非接触データキャリア、21…ICチップ、22…主アンテナ、3,3A,3B…絶縁性基板、4,5,6,7…補助アンテナ、8…接着剤

Claims (17)

  1. データを格納可能なICチップと前記ICチップに接続された主アンテナとを備えた非接触データキャリアと、
    前記主アンテナと非接触に結合され、主アンテナの送受信電波を増幅する非接触データキャリア用の複数の独立した補助アンテナと
    を具備することを特徴とする非接触データキャリア装置。
  2. 前記補助アンテナは、絶縁性基板上に形成された渦巻き状のアンテナパターンを具備することを特徴とする請求項1記載の非接触データキャリア装置。
  3. 前記補助アンテナは、いずれも、アンテナ形成面と直交する方向からみたとき、その補助アンテナの一部が前記主アンテナの一部と重なっていることを特徴とする請求項1又は2記載の非接触データキャリア装置。
  4. 前記補助アンテナは、同一基板の同一主面上に互いに離間して設けられていることを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載の非接触データキャリア装置。
  5. 前記補助アンテナは、同一基板の相異なる主面上にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載の非接触データキャリア装置。
  6. 前記補助アンテナは、積層一体化された複数の基板にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載の非接触データキャリア装置。
  7. 前記補助アンテナは、アンテナ形成面と直交する方向からみたとき、個々の補助アンテナの一部又は全部が互いに重なっていることを特徴とする請求項5又は6記載の非接触データキャリア装置。
  8. 前記補助アンテナは、アンテナ形成面と直交する方向からみたとき、個々の補助アンテナ同士が互いに離間して設けられ重なっていないことを特徴とする請求項5又は6記載の非接触データキャリア装置。
  9. 前記非接触データキャリアは、前記補助アンテナの設けられた基板の最外層に配設されていることを特徴とする請求項1乃至8いずれか1項の非接触データキャリア装置。
  10. 前記非接触データキャリアは、前記補助アンテナの設けられた基板の内層に配設されていることを特徴とする請求項1乃至8いずれか1項の非接触データキャリア装置。
  11. 前記補助アンテナは、互いに異なる共振インピーダンスを有することを特徴とする請求項1乃至8いずれか1項記載の非接触データキャリア装置。
  12. 前記非接触データキャリアの主アンテナは、単層構造のアンテナパターンを有することを特徴とする請求項1乃至11いずれか1項記載の非接触データキャリア装置。
  13. 前記非接触データキャリアの主アンテナは、多層構造のアンテナパターンを有することを特徴とする請求項1乃至11いずれか1項記載の非接触データキャリア装置。
  14. 前記非接触データキャリアの主アンテナは、巻き線からなることを特徴とする請求項1乃至11いずれか1項記載の非接触データキャリア装置。
  15. データを格納可能なICチップと前記ICチップに接続された主アンテナとを備えた非接触データキャリアの主アンテナと非接触に結合され、主アンテナの送受信電波を増幅する非接触データキャリア用補助アンテナであって、
    複数の独立したアンテナを具備することを特徴とする非接触データキャリア用補助アンテナ。
  16. 絶縁性基板上に形成された渦巻き状のアンテナパターンを具備することを特徴とする請求項15記載の非接触データキャリア用補助アンテナ。
  17. 前記補助アンテナは、互いに異なる共振インピーダンスを有することを特徴とする請求項15または16記載の非接触データキャリア用補助アンテナ。
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