JP2008195225A - アクセルペダル装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ハウジングを一体に設けて低コストで高い強度を得るとともに、ハウジング内にペダル根元部とロータを容易に組み入れ可能なアクセルペダル装置を提供する。
【解決手段】 ペダル凸部15の外周側には、ペダル根元部5に対してロータ2を負方向へ回転させることで、ロータ凸部16の外周角部に食い込み、その食い込み力によってペダル根元部5とロータ2を結合させる楔23(結合手段)が設けられている。ハウジング内への組付後、リターンスプリングの作用で、ペダル根元部5に対してロータ2に正方向の回転力が加わることで楔23による結合が解除され、ペダル凸部15の第1傾斜部17と、ロータ凸部16の第2傾斜部18とが通常使用時の位置で当接する。これによって、ハウジングを一体に設けて低コストで高い強度を得るとともに、ハウジング内にペダル根元部5とともにロータ2を容易に組み入れることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 ペダル凸部15の外周側には、ペダル根元部5に対してロータ2を負方向へ回転させることで、ロータ凸部16の外周角部に食い込み、その食い込み力によってペダル根元部5とロータ2を結合させる楔23(結合手段)が設けられている。ハウジング内への組付後、リターンスプリングの作用で、ペダル根元部5に対してロータ2に正方向の回転力が加わることで楔23による結合が解除され、ペダル凸部15の第1傾斜部17と、ロータ凸部16の第2傾斜部18とが通常使用時の位置で当接する。これによって、ハウジングを一体に設けて低コストで高い強度を得るとともに、ハウジング内にペダル根元部5とともにロータ2を容易に組み入れることができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、アクセルペダルの開度(踏込み量)に応じた踏込力(操作感)をアクセルペダルに与える踏込ヒステリシス発生機構(以下、踏込ヒス機構と称す)を備えたアクセルペダル装置に関する。
従来より、アクセルペダル装置は、アクセル操作フィーリングを得るため、加速の場合に踏込力を強める時と、加速の場合に踏込力を弱める時とで、必要な踏込力に差を生じさせる踏込ヒス機構を設けている。
この踏込ヒス機構は、アクセルペダルの踏込力(回転力)を回転軸方向の離間力に変換するスラスト力発生手段と、スラスト力発生手段により発生した離間力によってアクセルペダルに抵抗力を発生させる抵抗力発生手段とで構成される。なお、踏込ヒス機構は、スラスト力発生手段による離間力をアクセルペダルの内部で受け止めるタイプと、スラスト力発生手段による離間力をハウジングの内部で受け止めるタイプとがある。
この踏込ヒス機構は、アクセルペダルの踏込力(回転力)を回転軸方向の離間力に変換するスラスト力発生手段と、スラスト力発生手段により発生した離間力によってアクセルペダルに抵抗力を発生させる抵抗力発生手段とで構成される。なお、踏込ヒス機構は、スラスト力発生手段による離間力をアクセルペダルの内部で受け止めるタイプと、スラスト力発生手段による離間力をハウジングの内部で受け止めるタイプとがある。
以下では、スラスト力発生手段による離間力をハウジングの内部で受け止めるタイプの踏込ヒス機構を搭載したアクセルペダル装置について説明する。
スラスト力発生手段は、アクセルペダルのペダル根元部の隣部に傾斜部を介して当接するロータを設けたものであり、リターンスプリング(付勢手段)の付勢力に抗してアクセルペダルを踏み込むことで、アクセルペダルに与えられる回転力(第1回転方向の回転力)を傾斜部で軸方向へ変換して、ペダル根元部とロータとを軸方向へ離間させる離間力を発生させる。
抵抗力発生手段は、ペダル根元部とロータの少なくても一方の端面に抵抗付与手段(例えば、適度な回転抵抗を与えるフリクションプレート)を設けたものであり、離間力によってペダル根元部とロータの少なくても一方の端面が抵抗付与手段に押圧されることで、アクセルペダルに適度な踏込力を与える。
スラスト力発生手段は、アクセルペダルのペダル根元部の隣部に傾斜部を介して当接するロータを設けたものであり、リターンスプリング(付勢手段)の付勢力に抗してアクセルペダルを踏み込むことで、アクセルペダルに与えられる回転力(第1回転方向の回転力)を傾斜部で軸方向へ変換して、ペダル根元部とロータとを軸方向へ離間させる離間力を発生させる。
抵抗力発生手段は、ペダル根元部とロータの少なくても一方の端面に抵抗付与手段(例えば、適度な回転抵抗を与えるフリクションプレート)を設けたものであり、離間力によってペダル根元部とロータの少なくても一方の端面が抵抗付与手段に押圧されることで、アクセルペダルに適度な踏込力を与える。
一方、アクセルペダル装置のユニット(アッシー)化や、ホコリ、ゴミ等がアクセルペダル装置の回転基部に付着するのを防ぐ等の目的で、ペダル根元部とロータをハウジング内に収容して用いる要求がある。
次に、図4、図5を参照してアクセルペダル装置に用いられるハウジングの従来技術を説明する。
図4は、ハウジング本体J1とカバーJ2とに分割して設け、ビス等の接合手段でハウジング本体J1とカバーJ2とを接合して用いるものである(例えば、特許文献1:なお、この特許文献1はスラスト力発生手段による離間力をアクセルペダルの内部で受け止めるタイプである)。
次に、図4、図5を参照してアクセルペダル装置に用いられるハウジングの従来技術を説明する。
図4は、ハウジング本体J1とカバーJ2とに分割して設け、ビス等の接合手段でハウジング本体J1とカバーJ2とを接合して用いるものである(例えば、特許文献1:なお、この特許文献1はスラスト力発生手段による離間力をアクセルペダルの内部で受け止めるタイプである)。
スラスト力発生手段による離間力をハウジングの内部で受け止めるタイプを、図4に示すハウジング接合タイプと組み合わせて用いる場合、ハウジング本体J1の内部にペダル根元部とロータを組み入れた後に、ハウジング本体J1の軸方向の一方側からネジ等を用いてカバーJ2を固定することになる。
しかるに、ペダル根元部とロータの離間力を受け止めるハウジング本体J1とカバーJ2の軸方向の接合強度を高める必要があり、接合強度を増すためにコスト上昇の要因になるとともに、部品点数の増加によってもコスト上昇を招いてしまう。
しかるに、ペダル根元部とロータの離間力を受け止めるハウジング本体J1とカバーJ2の軸方向の接合強度を高める必要があり、接合強度を増すためにコスト上昇の要因になるとともに、部品点数の増加によってもコスト上昇を招いてしまう。
上記従来技術に対し、図5に示すように、ハウジングJ3を一体に設けたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
スラスト力発生手段による離間力をハウジングの内部で受け止めるタイプを、図5に示す一体タイプのハウジングJ3と組み合わせて用いる場合、ハウジングJ3が一体に設けられることで、ペダル根元部とロータが軸方向に離間するのに抗する高い強度が容易に得られるとともに、部品点数も少なく、コストを抑えることが可能になる。
スラスト力発生手段による離間力をハウジングの内部で受け止めるタイプを、図5に示す一体タイプのハウジングJ3と組み合わせて用いる場合、ハウジングJ3が一体に設けられることで、ペダル根元部とロータが軸方向に離間するのに抗する高い強度が容易に得られるとともに、部品点数も少なく、コストを抑えることが可能になる。
上記のようにハウジングJ3を一体に設ける場合は、ハウジングJ3に設けられた開口部J4からペダル根元部とロータをハウジングJ3内に組み入れる必要がある。
このため、ペダル根元部にロータを組付けた状態で、開口部J4からハウジングJ3内に収容することになる。
しかし、ロータは、ペダル根元部に隣接する別部材であるため、ペダル根元部とともにロータを開口部J4からハウジングJ3内に同時に挿入しようとしても、ロータはペダル根元部から脱落し易い。このため、ハウジングJ3を一体に設ける場合は、ハウジングJ3内にペダル根元部とともにロータを組み入れるのが困難となり、生産性が悪くなってしまう。
特開2004−108214号公報
米国特許出願公開第2003/112003号明細書
このため、ペダル根元部にロータを組付けた状態で、開口部J4からハウジングJ3内に収容することになる。
しかし、ロータは、ペダル根元部に隣接する別部材であるため、ペダル根元部とともにロータを開口部J4からハウジングJ3内に同時に挿入しようとしても、ロータはペダル根元部から脱落し易い。このため、ハウジングJ3を一体に設ける場合は、ハウジングJ3内にペダル根元部とともにロータを組み入れるのが困難となり、生産性が悪くなってしまう。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ハウジングを一体に設けてコストを抑えるとともに、ハウジング内にペダル根元部とともにロータを容易に組み入れることのできるアクセルペダル装置の提供にある。
[請求項1の手段]
請求項1のアクセルペダル装置は、ペダル根元部またはロータの少なくても一方に、ロータに対してペダル根元部を第1回転方向(アクセル開度が大きくなる回転方向)とは逆の第2回転方向へ回転させることで、ペダル根元部またはロータの他方に食い込み、ペダル根元部とロータを食い込み力で結合させる結合手段が設けられている。
結合手段によってペダル根元部にロータを保持させることができるため、ペダル根元部にロータを保持させたままの状態で、ハウジングの開口部の外部から開口部の内部にペダル根元部とともにロータを挿入することができる。このため、ペダル根元部とともにロータをハウジング内に組み入れる際に、ペダル根元部からロータが脱落する不具合がなく、ハウジング内にペダル根元部とともにロータを容易に組み入れることができる。
請求項1のアクセルペダル装置は、ペダル根元部またはロータの少なくても一方に、ロータに対してペダル根元部を第1回転方向(アクセル開度が大きくなる回転方向)とは逆の第2回転方向へ回転させることで、ペダル根元部またはロータの他方に食い込み、ペダル根元部とロータを食い込み力で結合させる結合手段が設けられている。
結合手段によってペダル根元部にロータを保持させることができるため、ペダル根元部にロータを保持させたままの状態で、ハウジングの開口部の外部から開口部の内部にペダル根元部とともにロータを挿入することができる。このため、ペダル根元部とともにロータをハウジング内に組み入れる際に、ペダル根元部からロータが脱落する不具合がなく、ハウジング内にペダル根元部とともにロータを容易に組み入れることができる。
そして、ハウジング内に組付体(ペダル根元部+ロータ)を組み入れた後、組付体に第1回転方向の回転力を与えて(例えば、リターンスプリングを組付けてリターンスプリングの付勢力をロータに与える等)、結合手段の結合を解除する。
このように、一体に設けられたハウジングの開口部から組付体(ペダル根元部+ロータ)を容易に組み入れることができる。即ち、ハウジングを一体に設けてコストを抑えることができるとともに、ハウジング内にペダル根元部とともにロータを容易に組み入れることができる。
このように、一体に設けられたハウジングの開口部から組付体(ペダル根元部+ロータ)を容易に組み入れることができる。即ち、ハウジングを一体に設けてコストを抑えることができるとともに、ハウジング内にペダル根元部とともにロータを容易に組み入れることができる。
[請求項2の手段]
請求項2のアクセルペダル装置は、ペダル根元部とロータに、ペダル凸部とロータ凸部を備え、ペダル凸部とロータ凸部に設けられた傾斜部によって、アクセルペダルの踏込力(回転力)を、ペダル根元部とロータの回転軸方向の離間力に変換するスラスト力発生手段を搭載するものであるが、ハウジングが一体に設けられているため、ハウジングが高い強度で離間力を受け止めることができる。即ち、ハウジングを一体に設けて低コストで高い強度を得ることができるとともに、ハウジング内にペダル根元部とともにロータを容易に組み入れることができる。
請求項2のアクセルペダル装置は、ペダル根元部とロータに、ペダル凸部とロータ凸部を備え、ペダル凸部とロータ凸部に設けられた傾斜部によって、アクセルペダルの踏込力(回転力)を、ペダル根元部とロータの回転軸方向の離間力に変換するスラスト力発生手段を搭載するものであるが、ハウジングが一体に設けられているため、ハウジングが高い強度で離間力を受け止めることができる。即ち、ハウジングを一体に設けて低コストで高い強度を得ることができるとともに、ハウジング内にペダル根元部とともにロータを容易に組み入れることができる。
[請求項3の手段]
請求項3のアクセルペダル装置における結合手段は、ペダル凸部またはロータ凸部の一方の外周側に設けられ、第2回転方向の回転力により、ペダル凸部またはロータ凸部の他方の外周部を内側へ押し付ける楔である。
請求項3のアクセルペダル装置における結合手段は、ペダル凸部またはロータ凸部の一方の外周側に設けられ、第2回転方向の回転力により、ペダル凸部またはロータ凸部の他方の外周部を内側へ押し付ける楔である。
最良の形態のアクセルペダル装置は、回転可能に支持され、回転軸方向の端面に複数のペダル凸部が設けられたペダル根元部を備えるアクセルペダルと、ペダル根元部の回転軸方向に隣接配置され、複数のペダル凸部と回転方向に当接可能な複数のロータ凸部が設けられたロータと、このロータを一方の回転方向に付勢するリターンスプリングと、ペダル根元部とロータを軸方向に組付けた組付体を覆うハウジングとを具備する。
リターンスプリングの付勢力に抗してアクセルペダルにアクセル開度が大きくなる第1回転方向の回転力を与え、ロータに対してペダル根元部を第1回転方向へ回転させた際に当接するペダル凸部とロータ凸部との第1当接部には、アクセルペダルに与えられた第1回転方向の回転力を、ペダル根元部とロータとを軸方向へ離間させる離間力に変換する傾斜部が設けられている。
ハウジングは、ロータとペダル根元部の離間力を受けるものであり、組付体の軸方向の一方を覆う第1側壁と、組付体の軸方向の他方を覆う第2側壁とが一体に設けられ、組付体を内部に組み入れ可能な開口部を備える。
さらに、ペダル根元部またはロータの少なくても一方には、ロータに対してペダル根元部を第1回転方向とは逆の第2回転方向へ回転させることで、ペダル根元部またはロータの他方に食い込み、ペダル根元部とロータを食い込み力で結合させる結合手段が設けられている。
リターンスプリングの付勢力に抗してアクセルペダルにアクセル開度が大きくなる第1回転方向の回転力を与え、ロータに対してペダル根元部を第1回転方向へ回転させた際に当接するペダル凸部とロータ凸部との第1当接部には、アクセルペダルに与えられた第1回転方向の回転力を、ペダル根元部とロータとを軸方向へ離間させる離間力に変換する傾斜部が設けられている。
ハウジングは、ロータとペダル根元部の離間力を受けるものであり、組付体の軸方向の一方を覆う第1側壁と、組付体の軸方向の他方を覆う第2側壁とが一体に設けられ、組付体を内部に組み入れ可能な開口部を備える。
さらに、ペダル根元部またはロータの少なくても一方には、ロータに対してペダル根元部を第1回転方向とは逆の第2回転方向へ回転させることで、ペダル根元部またはロータの他方に食い込み、ペダル根元部とロータを食い込み力で結合させる結合手段が設けられている。
以下に、本発明が適用されたアクセルペダル装置の一例を、図1〜図3を参照して説明する。
〔アクセルペダル装置の構造〕
先ず、図2、図3を参照して、アクセル開度を電気的に検出するアクセルペダル装置(電子アクセル)の基本構造を説明する。
アクセルペダル装置は、車両運転者の足元に設置されて、運転者の足の踏込力により操作されるものであり、アクセルペダル1、ロータ2、ペダル軸3、リターンスプリング(図示しない)、回転角度センサ(図示しない)およびハウジング4等で構成される。
〔アクセルペダル装置の構造〕
先ず、図2、図3を参照して、アクセル開度を電気的に検出するアクセルペダル装置(電子アクセル)の基本構造を説明する。
アクセルペダル装置は、車両運転者の足元に設置されて、運転者の足の踏込力により操作されるものであり、アクセルペダル1、ロータ2、ペダル軸3、リターンスプリング(図示しない)、回転角度センサ(図示しない)およびハウジング4等で構成される。
アクセルペダル1は、ペダル軸3により回転自在に支持され、運転者の足によって踏込力が与えられるものであり、ペダル軸3に回転自在に支持されるペダル根元部5、運転者の足に踏まれるペダル6、ペダル根元部5とペダル6を結合するペダルロッド(アーム)7からなる。なお、ペダル根元部5とペダル6は合成樹脂(ポリアセタール、ポリアミド等)によって形成されるものである。ペダルロッド7は、合成樹脂(ポリアセタール、ポリアミド等)または金属(鉄等)によって形成されるものであり、ペダルロッド7が合成樹脂で形成される場合は、ペダル根元部5またはペダル6の少なくても一方と一体に設けるものであっても良い。また、ペダル6は、ペダルロッド7と一体的であっても良いし、ペダルロッド7に対して所定の回動角度内で回動可能とし、バネ等で一方の回転方向に付勢されるものであっても良い。
ペダル根元部5は、ペダル軸3の周囲を環状に覆うものであり、回転軸方向(ペダル軸3に組付けられた状態におけるペダル軸3の軸方向)に所定の厚みを備えている。
ロータ2は、ペダル根元部5の回転軸方向に隣接配置され、後述するペダル凸部15の第1傾斜部17と、ロータ凸部16の第2傾斜部18とが当接することによってペダル軸3の周りに回転自在に支持されるものであり、ペダル根元部5と同様、合成樹脂(ポリアセタール、ポリアミド等)によって形成されるものである。ロータ2は、ペダル軸3の周囲を環状に覆うものであり、ペダル根元部5とロータ2の軸方向の対向面には、アクセルペダル1に与えられる踏込力を、ペダル根元部5とロータ2の軸方向の離間力に変換するスラスト力発生手段が設けられている。なお、このスラスト力発生手段については後述する。
ロータ2は、ペダル根元部5の回転軸方向に隣接配置され、後述するペダル凸部15の第1傾斜部17と、ロータ凸部16の第2傾斜部18とが当接することによってペダル軸3の周りに回転自在に支持されるものであり、ペダル根元部5と同様、合成樹脂(ポリアセタール、ポリアミド等)によって形成されるものである。ロータ2は、ペダル軸3の周囲を環状に覆うものであり、ペダル根元部5とロータ2の軸方向の対向面には、アクセルペダル1に与えられる踏込力を、ペダル根元部5とロータ2の軸方向の離間力に変換するスラスト力発生手段が設けられている。なお、このスラスト力発生手段については後述する。
ペダル軸3は、上述したように、アクセルペダル1のペダル根元部5と、ロータ2とを回転自在に支持するものであり、この実施例のペダル軸3は耐久性に優れた合成樹脂(ポリアセタール、ポリアミド等)または金属(鉄等)よりなり、第1、第2軸受8、9を介してハウジング4によって回転自在に支持されるものである。
リターンスプリングは、アクセルペダル1を初期位置へ戻す金属性のコイルバネ(ねじりコイルバネ、圧縮コイルバネ、引張コイルバネ等)であり、リターンスプリングの一端がハウジング4に支持され、リターンスプリングの他端がロータ2に設けられたレバー部11に支持され、復元力を発生する状態で組付けられている。なお、アクセルペダル1は、図示しないストッパによって、リターンスプリングの復元力により所定の位置(アクセルペダル1の初期位置)で停止するようになっており、アクセルペダル1が操作されていない状態では、アクセルペダル1は初期位置へ戻される。
回転角度センサは、固定部材(例えば、ハウジング4)と、回転部材(例えば、ロータ2)との相対回転量を電気的に検出する周知のセンサであり、そのセンサ出力はエンジンを制御するECU(エンジン・コントロール・ユニットの略)に与えられる。
ハウジング4は、第1、第2軸受8、9を同軸上に支持して、第1、第2軸受8、9の軸方向間にペダル根元部5とロータ2を配置し、ペダル根元部5とロータ2を覆う形状に設けられるものであり、合成樹脂(ポリアセタール、ポリアミド等)により形成されている。なお、ペダル根元部5とロータ2とが軸方向に組み合わされたものを組付体Aと称する。
ハウジング4は、組付体Aの軸方向の一方(ペダル根元部5側:図3右側)を覆う第1側壁13と、組付体Aの軸方向の他方を覆う第2側壁14(ロータ2側:図3左側)とを備えるものであり、このハウジング4については後述する。
なお、ハウジング4には、車体取付部(フランジ等)が一体に設けられており、車体取付部をネジ等の締結部材を用いて車両に固定することにより、アクセルペダル装置が車両に固定される。
ハウジング4は、組付体Aの軸方向の一方(ペダル根元部5側:図3右側)を覆う第1側壁13と、組付体Aの軸方向の他方を覆う第2側壁14(ロータ2側:図3左側)とを備えるものであり、このハウジング4については後述する。
なお、ハウジング4には、車体取付部(フランジ等)が一体に設けられており、車体取付部をネジ等の締結部材を用いて車両に固定することにより、アクセルペダル装置が車両に固定される。
(踏込ヒス機構の説明)
アクセルペダル装置には、アクセルペダル1の開度(踏込み量)に応じた踏込力(操作感)をアクセルペダル1に与える踏込ヒス機構が設けられている。
この踏込ヒス機構は、アクセルペダル1の踏込力(回転力)を回転軸方向の離間力に変換するスラスト力発生手段と、スラスト力発生手段により発生した離間力によってアクセルペダル1に抵抗力を発生させる抵抗力発生手段とで構成される。
アクセルペダル装置には、アクセルペダル1の開度(踏込み量)に応じた踏込力(操作感)をアクセルペダル1に与える踏込ヒス機構が設けられている。
この踏込ヒス機構は、アクセルペダル1の踏込力(回転力)を回転軸方向の離間力に変換するスラスト力発生手段と、スラスト力発生手段により発生した離間力によってアクセルペダル1に抵抗力を発生させる抵抗力発生手段とで構成される。
スラスト力発生手段を、図1、図3を参照して説明する。
ペダル根元部5の回転軸方向の端面には、複数のペダル凸部15がペダル根元部5と一体に設けられている。この複数のペダル凸部15は、ロータ2に対向するペダル根元部5の端面の外周側に等間隔で設けられるものである。
一方、ペダル根元部5の回転軸方向に隣接配置されるロータ2には、複数のペダル凸部15と回転方向に当接する複数のロータ凸部16がロータ2と一体に設けられている。この複数のロータ凸部16は、ペダル根元部5に対向するロータ2の端面の外周側に等間隔で設けられるものである。
ペダル根元部5の回転軸方向の端面には、複数のペダル凸部15がペダル根元部5と一体に設けられている。この複数のペダル凸部15は、ロータ2に対向するペダル根元部5の端面の外周側に等間隔で設けられるものである。
一方、ペダル根元部5の回転軸方向に隣接配置されるロータ2には、複数のペダル凸部15と回転方向に当接する複数のロータ凸部16がロータ2と一体に設けられている。この複数のロータ凸部16は、ペダル根元部5に対向するロータ2の端面の外周側に等間隔で設けられるものである。
ペダル凸部15とロータ凸部16は、上述したように、ペダル根元部5とロータ2とを相対回転させた際に回転方向で当接するものであり、ロータ2に対してペダル根元部5を第1回転方向(アクセル開度が大きくなる回転方向)へ回転させた際に当接するペダル凸部15とロータ凸部16のそれぞれの当接部(第1当接部)には、第1回転方向の回転力を、ペダル根元部5とロータ2とを軸方向へ離間させる離間力に変換する第1、第2傾斜部17、18が設けられている。
このように設けられることで、リターンスプリングの付勢力に抗してアクセルペダル1を踏み込むに従い、踏込み量に応じた離間力(ペダル根元部5とロータ2とが軸方向に離れようとする力)がペダル根元部5とロータ2とに作用し、ペダル根元部5とロータ2の端面がハウジング4側へ押し付けられる。
このように設けられることで、リターンスプリングの付勢力に抗してアクセルペダル1を踏み込むに従い、踏込み量に応じた離間力(ペダル根元部5とロータ2とが軸方向に離れようとする力)がペダル根元部5とロータ2とに作用し、ペダル根元部5とロータ2の端面がハウジング4側へ押し付けられる。
抵抗力発生手段を、図3を参照して説明する。
ハウジング4と組付体Aとの間には、上述したスラスト力発生手段により発生した離間力によりアクセルペダル1に抵抗力を発生させる抵抗力発生手段が設けられている。
この抵抗力発生手段は、ペダル根元部5とロータ2の少なくても一方の端面に抵抗付与手段を設けたものである。
具体的にこの実施例では、第1側壁13とペダル根元部5との間に、離間力によってペダル根元部5が第1側壁13に押し付けられる押圧力により、ペダル根元部5に適度な回転抵抗を与える第1フリクションプレート21を設けるとともに、第2側壁14とロータ2との間に、離間力によってロータ2が第2側壁14に押し付けられる押圧力により、ロータ2に適度な回転抵抗を与える第2フリクションプレート22を設けたものである。
このように設けられることにより、ペダル根元部5とロータ2の軸方向の離間力が大きくなるに従い、ペダル根元部5およびロータ2の端面が第1、第2フリクションプレート21、22に強く押圧されてペダル根元部5とロータ2に回転抵抗が与えられ、その結果、アクセルペダル1に踏込み量に応じた適度な踏込力が与えられる。
ハウジング4と組付体Aとの間には、上述したスラスト力発生手段により発生した離間力によりアクセルペダル1に抵抗力を発生させる抵抗力発生手段が設けられている。
この抵抗力発生手段は、ペダル根元部5とロータ2の少なくても一方の端面に抵抗付与手段を設けたものである。
具体的にこの実施例では、第1側壁13とペダル根元部5との間に、離間力によってペダル根元部5が第1側壁13に押し付けられる押圧力により、ペダル根元部5に適度な回転抵抗を与える第1フリクションプレート21を設けるとともに、第2側壁14とロータ2との間に、離間力によってロータ2が第2側壁14に押し付けられる押圧力により、ロータ2に適度な回転抵抗を与える第2フリクションプレート22を設けたものである。
このように設けられることにより、ペダル根元部5とロータ2の軸方向の離間力が大きくなるに従い、ペダル根元部5およびロータ2の端面が第1、第2フリクションプレート21、22に強く押圧されてペダル根元部5とロータ2に回転抵抗が与えられ、その結果、アクセルペダル1に踏込み量に応じた適度な踏込力が与えられる。
〔実施例1の特徴〕
アクセルペダル1のペダル根元部5とロータ2とを、ハウジング4の内部に組付けるアクセルペダル装置では、組付体Aの組付性を向上させる目的で、例えばハウジング4を、第1側壁13が設けられたハウジング本体と、第2側壁14が設けられたカバーとに分割して設け、組付体Aをハウジング本体の内部に組付けてから、カバーをハウジング4本体にネジ等で接合することが考えられる。
しかるに、上述したように、スラスト力発生手段による離間力をハウジングの内部で受け止めるタイプでは、アクセルペダル1の踏込み量に応じてペダル根元部5とロータ2が軸方向に離間する離間力をハウジング4が受け止める必要があるため、ハウジング本体とカバーとの接合強度を、離間力で破損しないように高める必要がある。このように、ハウジング本体とカバーとを分割して設けたものは、接合強度を増すためにコスト上昇の要因になるとともに、部品点数の増加によってもコスト上昇を招いてしまう。
アクセルペダル1のペダル根元部5とロータ2とを、ハウジング4の内部に組付けるアクセルペダル装置では、組付体Aの組付性を向上させる目的で、例えばハウジング4を、第1側壁13が設けられたハウジング本体と、第2側壁14が設けられたカバーとに分割して設け、組付体Aをハウジング本体の内部に組付けてから、カバーをハウジング4本体にネジ等で接合することが考えられる。
しかるに、上述したように、スラスト力発生手段による離間力をハウジングの内部で受け止めるタイプでは、アクセルペダル1の踏込み量に応じてペダル根元部5とロータ2が軸方向に離間する離間力をハウジング4が受け止める必要があるため、ハウジング本体とカバーとの接合強度を、離間力で破損しないように高める必要がある。このように、ハウジング本体とカバーとを分割して設けたものは、接合強度を増すためにコスト上昇の要因になるとともに、部品点数の増加によってもコスト上昇を招いてしまう。
上記に対し、本実施例では、ハウジング4を分割して設けずに、一体に設けることが考えられる。ハウジング4を一体に設けることで、ペダル根元部5とロータ2が軸方向の離間力に抗する高い強度が容易に得られるとともに、部品点数も少なく、コストを抑えることが可能になる。
そこで、この実施例では、ハウジング4を一体に設けている。即ち、本実施例のハウジング4は、組付体Aの軸方向の一方を覆う第1側壁13と、組付体Aの軸方向の他方を覆う第2側壁14とを、一体に設けたものであり、ハウジング4の一部には、図2に示すように、組付体Aをハウジング4の外部からハウジング4の内部に組み入れることのできる開口部Bが形成されている。
そこで、この実施例では、ハウジング4を一体に設けている。即ち、本実施例のハウジング4は、組付体Aの軸方向の一方を覆う第1側壁13と、組付体Aの軸方向の他方を覆う第2側壁14とを、一体に設けたものであり、ハウジング4の一部には、図2に示すように、組付体Aをハウジング4の外部からハウジング4の内部に組み入れることのできる開口部Bが形成されている。
このように、ハウジング4を一体に設ける場合は、ハウジング4に設けられた開口部Bから、アクセルペダル1のペダル根元部5とロータ2とを組付けた状態でハウジング4内に組み入れる必要がある。
しかし、ロータ2は、ペダル根元部5に隣接する別部材であるため、ペダル根元部5とともにロータ2を開口部Bからハウジング4内に同時に挿入しようとしても、ロータ2はペダル根元部5から脱落し易く、ハウジング4内にペダル根元部5とともにロータ2を組み入れるのが困難である。
しかし、ロータ2は、ペダル根元部5に隣接する別部材であるため、ペダル根元部5とともにロータ2を開口部Bからハウジング4内に同時に挿入しようとしても、ロータ2はペダル根元部5から脱落し易く、ハウジング4内にペダル根元部5とともにロータ2を組み入れるのが困難である。
そこで、この実施例のアクセルペダル装置は、ペダル根元部5またはロータ2の少なくても一方に、ロータ2に対してペダル根元部5を第1回転方向とは逆の第2回転方向へ回転させることで、ペダル根元部5またはロータ2の他方に食い込み、ペダル根元部5とロータ2を食い込み力で結合させる結合手段を設けている。
具体的に、結合手段は、ロータ2に対してペダル根元部5を第2回転方向へ回転させた際に当接するペダル凸部15とロータ凸部16との第2当接部に設けられるものであり、この実施例の結合手段は、図1に示すように、ペダル凸部15の外周側に設けられ、図1(b)に示すように、第2回転方向の回転力により、ロータ凸部16の外周部を内側へ押し付ける楔23である。
なお、結合手段によるペダル根元部5とロータ2の結合力は、リターンスプリングによって与えられる第1回転方向の回転力により確実に解除されるように設定されている。
具体的に、結合手段は、ロータ2に対してペダル根元部5を第2回転方向へ回転させた際に当接するペダル凸部15とロータ凸部16との第2当接部に設けられるものであり、この実施例の結合手段は、図1に示すように、ペダル凸部15の外周側に設けられ、図1(b)に示すように、第2回転方向の回転力により、ロータ凸部16の外周部を内側へ押し付ける楔23である。
なお、結合手段によるペダル根元部5とロータ2の結合力は、リターンスプリングによって与えられる第1回転方向の回転力により確実に解除されるように設定されている。
次に、上述した第1、第2回転方向の説明とは異なり、アクセルペダル1を基準とし、ロータ2を回転させた場合を例に、組付体Aの組付手順を説明する。なお、以下に説明する負方向は、ペダル根元部5とロータ2の相対回転方向では第1回転方向(アクセル開度が大きくなる回転方向、およびリターンスプリングがレバー部11に復元力を与える回転方向)に相当する。また、以下に説明する正方向は、ペダル根元部5とロータ2の相対回転方向では第2回転方向に相当するものである。
(1)先ず、ペダル凸部15とロータ凸部16を軸方向に噛み合わせるようにペダル根元部5とロータ2とを組付ける。
(2)次に、図1(a)の実線および図1(b)に示すように、アクセルペダル1のペダル根元部5に対し、ロータ2を正方向へ適度なトルク(楔23がロータ凸部16の外周角部に食い込み、その食い込む力でロータ2がペダル根元部5に保持されるトルク)で回転させる。
これにより、楔23がロータ凸部16の外周角部に食い込み、その食い込む力でロータ2がペダル根元部5に保持される。
(3)次に、図2に示すように、楔23の食い込みによってロータ2がペダル根元部5に保持された状態で、ペダル根元部5とともにロータ2をハウジング4の開口部Bの内部に挿入する。
(2)次に、図1(a)の実線および図1(b)に示すように、アクセルペダル1のペダル根元部5に対し、ロータ2を正方向へ適度なトルク(楔23がロータ凸部16の外周角部に食い込み、その食い込む力でロータ2がペダル根元部5に保持されるトルク)で回転させる。
これにより、楔23がロータ凸部16の外周角部に食い込み、その食い込む力でロータ2がペダル根元部5に保持される。
(3)次に、図2に示すように、楔23の食い込みによってロータ2がペダル根元部5に保持された状態で、ペダル根元部5とともにロータ2をハウジング4の開口部Bの内部に挿入する。
(4)次に、ペダル軸3、第1、第2フリクションプレート21、22をハウジング4に組み入れる。
(5)次に、リターンスプリングを組付け、リターンスプリングの復元力をロータ2のレバー部11に与える。
すると、レバー部11に与えられるリターンスプリングの復元力は、ロータ2に対して負方向に作用する。ここで、アクセルペダル1は、上述したストッパによって、リターンスプリングの復元力により所定の位置(アクセルペダル1の初期位置)で停止するようになっている。このため、リターンスプリングの復元力が、楔23の食い込みを解除する側に作用する。
(5)次に、リターンスプリングを組付け、リターンスプリングの復元力をロータ2のレバー部11に与える。
すると、レバー部11に与えられるリターンスプリングの復元力は、ロータ2に対して負方向に作用する。ここで、アクセルペダル1は、上述したストッパによって、リターンスプリングの復元力により所定の位置(アクセルペダル1の初期位置)で停止するようになっている。このため、リターンスプリングの復元力が、楔23の食い込みを解除する側に作用する。
この結果、図1(a)の破線および図1(c)に示すように、楔23の食い込みが解除され、ペダル凸部15の第1傾斜部17と、ロータ凸部16の第2傾斜部18とが当接する。即ち、アクセルペダル装置の通常の使用位置で第1、第2傾斜部17、18が当接する。
以上により、組付けが完了する。
なお、組付完了後、第1、第2傾斜部17、18が当接した状態と、楔23がロータ凸部16に当接する状態までの回動範囲(ペダル根元部5とロータ2の回動範囲)が、ペダル根元部5とロータ2の遊び角度となる{図1(c)参照}。
以上により、組付けが完了する。
なお、組付完了後、第1、第2傾斜部17、18が当接した状態と、楔23がロータ凸部16に当接する状態までの回動範囲(ペダル根元部5とロータ2の回動範囲)が、ペダル根元部5とロータ2の遊び角度となる{図1(c)参照}。
(実施例1の効果)
本実施例のアクセルペダル装置は、上述したように、ペダル凸部15に設けた楔23(結合手段)をロータ凸部16に食い込ませることで、ペダル根元部5にロータ2を保持させることができるため、組付時にペダル根元部5にロータ2を保持させた状態で、ハウジング4の開口部Bの外部から開口部Bの内部にペダル根元部5とともにロータ2を挿入することができる。このため、ペダル根元部5とともにロータ2をハウジング4内に組み入れる際に、ペダル根元部5からロータ2が脱落する不具合がなく、ハウジング4内にペダル根元部5とともにロータ2を容易に組み入れることができる。
このように、ハウジング4の開口部Bから組付体A(ペダル根元部5+ロータ2)を容易に組み入れることができるため、ハウジング4を一体に設けても高い組付性が得られる。即ち、ハウジング4を一体に設けて低コストで高い強度を得るとともに、ハウジング4内にペダル根元部5とともにロータ2を容易に組み入れることができる。
本実施例のアクセルペダル装置は、上述したように、ペダル凸部15に設けた楔23(結合手段)をロータ凸部16に食い込ませることで、ペダル根元部5にロータ2を保持させることができるため、組付時にペダル根元部5にロータ2を保持させた状態で、ハウジング4の開口部Bの外部から開口部Bの内部にペダル根元部5とともにロータ2を挿入することができる。このため、ペダル根元部5とともにロータ2をハウジング4内に組み入れる際に、ペダル根元部5からロータ2が脱落する不具合がなく、ハウジング4内にペダル根元部5とともにロータ2を容易に組み入れることができる。
このように、ハウジング4の開口部Bから組付体A(ペダル根元部5+ロータ2)を容易に組み入れることができるため、ハウジング4を一体に設けても高い組付性が得られる。即ち、ハウジング4を一体に設けて低コストで高い強度を得るとともに、ハウジング4内にペダル根元部5とともにロータ2を容易に組み入れることができる。
〔変形例〕
上記の実施例では、楔23(結合手段)をペダル凸部15の外周側に設ける例を示したが、楔23(結合手段)が設けられる位置は限定されるものではない。例えば、楔23(結合手段)をペダル凸部15の内周側に設けて、第2回転方向(正方向)の回転力により、ロータ凸部16の内周部を外側へ押し付けることで、楔23(結合手段)がロータ凸部16に食い込むものであっても良い。
上記の実施例では、楔23(結合手段)をペダル凸部15に設ける例を示したが、楔23(結合手段)をロータ凸部16に設けても良い。例えば、楔23(結合手段)をロータ凸部16の外周側または内周側に設けて、第2回転方向(正方向)の回転力により、ペダル凸部15を内側または外側へ押し付けることで、楔23(結合手段)がペダル凸部15に食い込むものであっても良い。
上記の実施例では、楔23(結合手段)をペダル凸部15のみに設ける例を示したが、ペダル凸部15とロータ凸部16の両方に楔23(結合手段)を設けて、結合時の保持力を高めるようにしても良い。
上記の実施例では、楔23(結合手段)をペダル凸部15の外周側に設ける例を示したが、楔23(結合手段)が設けられる位置は限定されるものではない。例えば、楔23(結合手段)をペダル凸部15の内周側に設けて、第2回転方向(正方向)の回転力により、ロータ凸部16の内周部を外側へ押し付けることで、楔23(結合手段)がロータ凸部16に食い込むものであっても良い。
上記の実施例では、楔23(結合手段)をペダル凸部15に設ける例を示したが、楔23(結合手段)をロータ凸部16に設けても良い。例えば、楔23(結合手段)をロータ凸部16の外周側または内周側に設けて、第2回転方向(正方向)の回転力により、ペダル凸部15を内側または外側へ押し付けることで、楔23(結合手段)がペダル凸部15に食い込むものであっても良い。
上記の実施例では、楔23(結合手段)をペダル凸部15のみに設ける例を示したが、ペダル凸部15とロータ凸部16の両方に楔23(結合手段)を設けて、結合時の保持力を高めるようにしても良い。
上記の実施例では、結合手段の一例として楔23を用いる例を示したが、結合力の弱いディテント機構など、ペダル根元部5の一部と、ロータ2の一部とが食い込みにより結合保持可能なものであれば、結合手段として他の構造を採用しても良い。
上記の実施例では、踏込ヒス機構のロータ2の組付けに本発明を適用する例を示したが、踏込ヒス機構とは異なるロータ2の組付けに本発明を採用可能なものである。例えば、回転角度センサとして用いられるロータ2(この場合は、例えば磁石が搭載された磁力発生手段等)の組付けであっても、本発明を採用可能なものである。
上記の実施例では、踏込ヒス機構のロータ2の組付けに本発明を適用する例を示したが、踏込ヒス機構とは異なるロータ2の組付けに本発明を採用可能なものである。例えば、回転角度センサとして用いられるロータ2(この場合は、例えば磁石が搭載された磁力発生手段等)の組付けであっても、本発明を採用可能なものである。
1 アクセルペダル
2 ロータ
4 ハウジング
5 ペダル根元部
13 第1側壁
14 第2側壁
15 ペダル凸部
16 ロータ凸部
17 第1傾斜部
18 第2傾斜部
23 楔(結合手段)
A 組付体
B 開口部
2 ロータ
4 ハウジング
5 ペダル根元部
13 第1側壁
14 第2側壁
15 ペダル凸部
16 ロータ凸部
17 第1傾斜部
18 第2傾斜部
23 楔(結合手段)
A 組付体
B 開口部
Claims (3)
- 回転可能に支持されるアクセルペダルのペダル根元部と、
このペダル根元部の回転軸方向に隣接配置されたロータと、
このロータを一方の回転方向に付勢するリターンスプリングと、
前記ペダル根元部と前記ロータとを軸方向に組付けた組付体の軸方向の一方を覆う第1側壁、および前記組付体の軸方向の他方を覆う第2側壁が一体に設けられ、前記組付体を内部に組み入れ可能な開口部を備えるハウジングとを具備し、
前記ペダル根元部または前記ロータの少なくても一方には、前記ロータに対して前記ペダル根元部をアクセル開度が大きくなる第1回転方向とは逆の第2回転方向へ回転させることで、前記ペダル根元部または前記ロータの他方に食い込み、その食い込み力で前記ペダル根元部と前記ロータを結合させる結合手段が設けられていることを特徴とするアクセルペダル装置。 - 請求項1に記載のアクセルペダル装置において、
前記ペダル根元部には、回転軸方向の端面に複数のペダル凸部が設けられ、
前記ロータには、前記複数のペダル凸部と回転方向に当接可能な複数のロータ凸部が設けられ、
前記リターンスプリングの付勢力に抗して、前記ロータに対して前記ペダル根元部に前記第1回転方向の回転力を与えた際に当接する前記ペダル凸部と前記ロータ凸部との第1当接部に、前記アクセルペダルに与えられた前記第1回転方向の回転力を、前記ペダル根元部と前記ロータとを軸方向へ離間させる離間力に変換する傾斜部が設けられるものであり、
前記結合手段は、前記ロータに対して前記ペダル根元部を前記第2回転方向へ回転させた際に当接する前記ペダル凸部と前記ロータ凸部との第2当接部に設けられることを特徴とするアクセルペダル装置。 - 請求項2に記載のアクセルペダル装置において、
前記結合手段は、前記ペダル凸部または前記ロータ凸部の一方の外周側に設けられ、前記第2回転方向の回転力により、前記ペダル凸部または前記ロータ凸部の他方の外周部を内側へ押し付ける楔であることを特徴とするアクセルペダル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007032402A JP2008195225A (ja) | 2007-02-13 | 2007-02-13 | アクセルペダル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007032402A JP2008195225A (ja) | 2007-02-13 | 2007-02-13 | アクセルペダル装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008195225A true JP2008195225A (ja) | 2008-08-28 |
Family
ID=39754581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007032402A Pending JP2008195225A (ja) | 2007-02-13 | 2007-02-13 | アクセルペダル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008195225A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011110964A (ja) * | 2009-11-24 | 2011-06-09 | Denso Corp | アクセルペダル装置 |
JP2016055856A (ja) * | 2014-09-12 | 2016-04-21 | 株式会社デンソー | アクセル装置 |
US10296037B2 (en) | 2015-09-18 | 2019-05-21 | Kongsberg Power Products Systems I, Inc. | Pedal assembly with identical first and second housing components |
US10551866B2 (en) | 2015-09-18 | 2020-02-04 | Kongsberg Power Products Systems I, Inc. | Pedal assembly with debris filtering mechanism |
-
2007
- 2007-02-13 JP JP2007032402A patent/JP2008195225A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011110964A (ja) * | 2009-11-24 | 2011-06-09 | Denso Corp | アクセルペダル装置 |
JP2016055856A (ja) * | 2014-09-12 | 2016-04-21 | 株式会社デンソー | アクセル装置 |
US10296037B2 (en) | 2015-09-18 | 2019-05-21 | Kongsberg Power Products Systems I, Inc. | Pedal assembly with identical first and second housing components |
US10551866B2 (en) | 2015-09-18 | 2020-02-04 | Kongsberg Power Products Systems I, Inc. | Pedal assembly with debris filtering mechanism |
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