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JP2008169325A - インクジェット記録用インクセット、インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録用インクセット、インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 Download PDF

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JP2008169325A
JP2008169325A JP2007004631A JP2007004631A JP2008169325A JP 2008169325 A JP2008169325 A JP 2008169325A JP 2007004631 A JP2007004631 A JP 2007004631A JP 2007004631 A JP2007004631 A JP 2007004631A JP 2008169325 A JP2008169325 A JP 2008169325A
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average particle
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寿子 遠西
Ryuji Kato
龍二 加藤
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Brother Industries Ltd
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Abstract

【課題】ブリーディングのない鮮明でシャープなインクジェット記録物を与えるインクジェット記録用インクセットを提供する。
【解決手段】複数の顔料インクからなるインクジェット記録用インクセットは、先に被記録媒体に着液する顔料インクに含まれる顔料の平均粒子径が、後から被記録媒体に着液する顔料インクの顔料の平均粒子径以下であり、少なくとも2つの顔料インクに含まれる顔料の平均粒子径が異なるように構成されている。先に被記録媒体に着液する顔料インクに含まれる顔料の累積75%粒子径は、後から被記録媒体に着液する顔料インクに含まれる顔料の累積25%粒子径よりも小さい。また、先に被記録媒体に着液する顔料インクの動的表面張力が、後から被記録媒体に着液する顔料インクの動的表面張力以下である。
【選択図】なし

Description

本発明は、インクジェット記録用インクセット、インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置に関する。
染料よりも耐光性、耐水性及び耐オゾン性の点で一般的に優れている顔料を着色剤として使用する顔料インクを複数組み合わせたインクジェット記録用水性インクセットが広く用いられている。このような水性インクセットを用いて普通紙にインクジェット記録を行って得られるインクジェット記録物においては、ある顔料インクを用いて形成された色領域と別の顔料インクを用いて形成された色領域との境界部で、異なる顔料インク同士が混ざり合って生ずるブリーディングが問題となっていた。
このようなブリーディングを抑制するために、ブラックインクに含まれる顔料粒子とカラーインクに含まれる顔料粒子との間の粒子径の相対的サイズを調整したインクジェット記録用インクセットが提案されている(特許文献1)。
特開2003−82267号公報
しかしながら、ブラックインクに含まれる顔料粒子とカラーインクに含まれる顔料粒子との間の粒子径の相対的サイズを調整しただけでは、ブリーディングのない鮮明でシャープなインクジェット記録物が得られなかった。
本発明は、前述した課題を解決するためになされたものであり、ブリーディングのない鮮明でシャープなインクジェット記録物を与えるインクジェット記録用インクセット、インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
本発明者らは、先に被記録媒体に着液させる顔料インクに含まれる顔料の平均粒子径を、後から被記録媒体に着液させる顔料インクに含まれる顔料の平均粒子径以下とし、且つ複数の顔料インクの少なくとも2つの顔料インクに含まれる顔料の平均粒子径が異なるようにすると、上述の目的を達成できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明は、複数の顔料インクからなるインクジェット記録用インクセットであって、先に被記録媒体に着液する顔料インクに含まれる顔料の平均粒子径が、後から被記録媒体に着液する顔料インクに含まれる顔料の平均粒子径以下であり、少なくとも2つの顔料インクに含まれる顔料の平均粒子径が異なることを特徴とするインクジェット記録用インクセットを提供する。
また、本発明は、インクジェット記録用インクセットを構成する複数の顔料インクをインクジェットヘッドから被記録媒体に吐出させ、該被記録媒体にインクジェット記録画像を形成するインクジェット記録方法において、インクジェット記録用インクセットとして、顔料の粒子径が異なる少なくとも2つの顔料インクを使用し、該インクジェット記録用インクセットの任意の顔料インクを被記録媒体に着液させ、続いて、該任意の顔料インクに含まれる顔料の平均粒子径以上の平均粒子径を有する顔料を含有する別の顔料インクを、被記録媒体に着液させることを特徴とするインクジェット記録方法を提供する。
更に、本発明は、複数の顔料インクからなるインクジェット記録用インクセットであって、先に被記録媒体に着液する顔料インクに含まれる顔料の平均粒子径が、後から被記録媒体に着液する顔料インクに含まれる顔料の平均粒子径以下であり、少なくとも2つの顔料インクに含まれる顔料の平均粒子径が異なるインクジェット記録用インクセットと、
該インクジェット記録用インクセットを構成する顔料インクを被記録媒体に向けて吐出させるインクジェットヘッドと、
該インクジェット記録用インクセットの任意の顔料インクを被記録媒体に着液させ、続いて、該任意の顔料インクに含まれる顔料の平均粒子径以上の平均粒子径を有する顔料を含有する別の顔料インクを被記録媒体に着液させて、被記録媒体にインクジェット記録画像を形成する手段と
を備えていることを特徴とするインクジェット記録装置を提供する。
本発明のインクジェット記録用インクセットは、先に被記録媒体に着液する顔料インクに含まれる顔料の平均粒子径が、後から被記録媒体に着液する顔料インクに含まれる顔料の平均粒子径以下であり、複数の顔料インクの少なくとも2つの顔料インクに含まれる顔料の平均粒子径が異なる。このため、後から被記録媒体に着液する顔料インクに含まれる顔料が、先に被記録媒体に着液した顔料インクに含まれる顔料の隙間に入り込みにくく、拡散しにくくなる。よってインクジェット記録物の異なる色の境界におけるブリーディングを軽減することができる。
本発明のインクジェット記録用インクセットは、複数の顔料インクからなり、先に被記録媒体に着液する顔料インクに含まれる顔料の平均粒子径が、後から被記録媒体に着液する顔料インクに含まれる顔料の平均粒子径以下であり、複数の顔料インクの少なくとも2つの顔料インクに含まれる顔料の平均粒子径が異なる。
従って、インクセットが2種類の顔料インク(Aインク(顔料の平均粒子径:Aa)及びBインク(顔料の平均粒子径:Bb))から構成される場合には、先に被記録媒体に着液するAインクに含まれる顔料の平均粒子径(Aa)が、後から被記録媒体に着液するBインクに含まれる顔料の平均粒子径(Bb)よりも必ず小さくなる。
Figure 2008169325
また、インクセットが3種類の顔料インク(Aインク(顔料の平均粒子径:Aa)、Bインク(顔料の平均粒子径:Bb)及びCインク(顔料の平均粒子径:Cc))から構成され、これら3種の顔料インクがAインク、Bインク、Cインクの順で被記録媒体に着液する場合、これら3種の顔料インクに含まれる顔料の平均粒子径の大小関係は、以下の関係式のいずれかで表される。
Figure 2008169325
また、インクセットが4種類の顔料インク(Aインク(顔料の平均粒子径:Aa)、Bインク(顔料の平均粒子径:Bb)、Cインク(顔料の平均粒子径:Cc)及びDインク(顔料の平均粒子径:Dd))から構成され、これら4種の顔料インクがAインク、Bインク、Cインク、Dインクの順で被記録媒体に着液する場合、これら4種の顔料インクに含まれる顔料の平均粒子径の大小関係は、以下の関係式のいずれかで表される。
Figure 2008169325
本発明において、顔料の平均粒子径は、JIS Z8819−2等で定義される体積で重みづけされた体積平均粒子径のことであり、例えば、堀場製作所(株)製の動的光散乱式粒径分布測定装置LB500等を用いて測定することができる。
また、「先に被記録媒体に着液する顔料インクに含まれる顔料の平均粒子径が、後から被記録媒体に着液する顔料インクに含まれる顔料の平均粒子径以下」の具体的かつ好ましい程度は、先に被記録媒体に着液する顔料インクに含まれる顔料の累積75%粒子径が、後から被記録媒体に着液する顔料インクに含まれる顔料の累積25%粒子径よりも小さいということである。この条件を満たせば、ブリーディングの抑制効果をより一層高めることができる。即ち、先に被記録媒体に着液させる顔料インクに含まれる顔料を顔料Xとし、後から被記録媒体に着液させる顔料インクに含まれる顔料を顔料Yとしたとき、それぞれの顔料の粒子径に対して累積体積カーブのプロファイルを求めたとき、顔料Xの累積カーブが75%となる粒子径(累積75%粒子径)が、顔料Yの累積カープが25%となる粒子径(累積25%粒子径)よりも小さくなるようにすることが好ましい。
また、本発明において、先に被記録媒体に着液する顔料インクの動的表面張力は、後から被記録媒体に着液する顔料インクの動的表面張力以下である。インク等の液体の動的表面張力は、静的表面張力と異なるライフタイム数10〜数1000msオーダーでの表面張力である。動的表面張力は、着液(着弾)した際のインクの被記録材への浸透性に大きな影響があると考えられる。動的表面張力が高いとインクの被記録媒体への浸透性が低く、逆に動的表面張力が低いとインクの被記録媒体への浸透性が高い。従って、先に被記録媒体に着液する顔料インクの動的表面張力が、後から被記録媒体に着液する顔料インクの動的表面張力以下であると、先に着液した顔料インクが被記録媒体に充分に浸透した後に、被記録媒体に浸透しにくい顔料インクが被記録媒体に着液することになり、結果的にブリーディングが抑制されることになる。なお、一般的なインクジェット記録方法において、インクジェットインクが被記録媒体に着液した際のインクジェットインクの被記録媒体に対する浸透現象は数10msオーダーである。従って、本発明においては、動的表面張力測定装置の誤差等を勘案し、その測定精度が安定するライフタイム100msでの動的表面張力値を採用する。また、測定温度は、インクの通常使用温度である25℃とする。
このような動的表面張力の測定手法を以下に示す。
インク等の液体の動的表面張力は、一般に振動ジェット法、メニスカス法、最大泡圧法等によって測定されることは知られているが、本発明で規定する動的表面張力の値は、最大泡圧法(バブルプレッシャー法)によるものである(協和界面科学(株)製の自動動的表面張力計BP−D4等を用いて測定可能)。最大泡圧法による動的表面張力測定では、気体供給源から気体をプローブに送り、インクに浸したプローブ先端から気泡を発生させる。この際の気体流量を変化させることで、気体発生速度を変え、それに伴い変化するインクからその気泡にかかる圧力により表面張力を測定する。気泡の半径がプローブ先端部分の半径に等しくなるとき、最大圧力(最大泡圧)を示す。このときのインクの表面張力σは、以下の式で表される。
Figure 2008169325
ここで、rはプローブ先端部分の半径、ΔPは気泡にかかる圧力の最大値と最小値との差であり、その最大値は気泡の曲率半径がプローブ先端部分の半径と等しい時の最大圧力(最大泡圧)である。また、ライフタイムとは、最大泡圧後に気泡がプローブから離れて、新しい表面が形成されてから次の最大泡圧に達するまでの時間を示す。
なお、本発明のインクジェット記録用インクセットを構成する複数の顔料インクの「複数」とは、少なくとも2種という意味である。顕著にブリーディング抑制効果が観察できる組み合わせは、ブラックインク及びイエローインクの組み合わせである。また、複数の顔料インクとして、ブラックインク、イエローインク、マゼンタインク及びシアンインクを併用すると、フルカラー画像記録に好ましいインクセットを構成できる。
次に、顔料の具体例を示す。ブラックインクに使用される顔料としては、例えば、MA7、MA8、MA100(三菱化学(株)製)、カラーブラックFW200(デグサ製)等のカーボンブラックが挙げられる。イエローインクに使用される顔料としては、C.I.ピグメントイエロー3、13、74、83、128及び154等が挙げられる。マゼンタインクに使用される顔料としては、C.I.ピグメントレッド5、48、112、122、177、202及び207等が挙げられる。シアンインクに使用される顔料としては、C.I.ピグメントブルー15、15:3、15:4、16及び60等が挙げられる。なお、これらは本発明に好適な顔料の一例の記載であり、これらによって本発明が限定されるものではない。
本発明のインクジェット記録用インクセットの顔料インクに含まれる顔料の含有量は、所期の印字濃度及び色彩等により異なるが、少なすぎると紙等の被記録媒体上での発色が不充分であり、多すぎるとインクジェットヘッドのノズルの目詰まりが起きやすくなるので、インク全量に対して好ましくは0.1〜10重量%、より好ましくは1〜7重量%である。
顔料インクには、その分散安定性を維持するために顔料用分散剤を添加しても良い。分散剤としては、例えば、高分子分散剤、界面活性剤等を挙げることができる。高分子分散剤としては、ゼラチン、アルブミン等の蛋白質;アラビアゴム、トラガントゴム等の天然ゴム類;サポニン等のグルコシド;メチルセルロース、カルボキシセルロース、ヒドロキシメチルセルロース等のセルロース誘導体;リグニンスルホン酸塩、セラック等の天然高分子;ポリアクリル酸塩、スチレン−アクリル酸共重合物の塩、ビニルナフタレン−アクリル酸共重合物の塩、スチレン−マレイン酸共重合物の塩、ビニルナフタレン−マレイン酸共重合物の塩、β−ナフタレンスルホン酸ホリマリン縮合物のナトリウム塩及びリン酸塩等の陰イオン性高分子;ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール等の非イオン性高分子等が挙げられる。界面活性剤としては、高級アルコール硫酸エステル塩類、液体脂肪油硫酸エステル塩類、アルキルアリルスルホン酸塩類等の陰イオン界面活性剤;ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ソルビタンアルキルエステル、ポリオキシエチレンソルビタンアルキルエステル等の非イオン性界面活性剤が挙げられる。分散剤は、単独又は2種以上を適宜選択して使用できる。
これらの分散剤は、顔料の種類や分散剤の種類によって、分散剤として機能する適切な含有量が適宜決定されるが、少なすぎると顔料の分散安定性が不充分であり、多すぎるとインクの粘度が上昇してインクジェットヘッドからの吐出が困難となるため、好ましくは顔料に対して5〜50重量%、より好ましくは10〜40重量%である。
顔料インクに顔料用分散剤を添加する場合、分散装置を使用して更に分散させた顔料を使用することが好ましい。顔料の分散に使用する分散装置としては、一般的な分散機であれば特に限定はされないが、例えば、ボールミル、ロールミル、サンドミル等が挙げられる。その中でも高速型のサンドミルが好ましい。
本発明のインクジェット記録用インクセットにおいて、インクに用いる水としては、脱イオン水を使用することが好ましい。水の含有量は、併用する水溶性有機溶剤の種類、組成及び所望とされるインクの特性に依存して広い範囲で決定されるが、少なすぎるとインクの粘度が上昇してインクジェットヘッドからの吐出が困難となり、多すぎると水分蒸発によって着色剤の沈殿、凝集等が生じてインクジェットヘッドのノズルの目詰まりが起きやすくなるので、インク全量に対して好ましくは10〜95重量%、より好ましくは10〜80重量%である。
本発明のインクジェット記録用インクセットにおいて、インクに用いる水溶性有機溶剤は、湿潤剤と浸透剤に大別される。湿潤剤として使用される水溶性有機溶媒は、インクジェットヘッドのノズルの目詰まりを防止するためにインクに添加されるものである。また、浸透剤として使用される水溶性有機溶媒は、印字した際、インクを速やかに被記録媒体内部に浸透させるためにインクに添加されるものである。
湿潤剤としては、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、tert−ブチルアルコール等の低級アルコール;1,3−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、グリセリン、1,2,6−ヘキサントリオール、1,2,4−ブタントリオール、1,2,3−ブタントリオール、ペトリオール等の多価アルコール類;エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ブチレングリコール、チオジグリコール、ヘキシレングリコール等のアルキレングリコール;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等のポリアルキレングリコール;ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン等のアミン;アセトン、ジアセトンアルコール等のケトン又はケトアルコール;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル;2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、N−ヒドロキシエチル−2−ピロリドン等;1,3−ジメチルイミダゾリジノン、ε−カプロラクタム等の含窒素複素環化合物;ジメチルスルホキシド、スルホラン、チオジエタノール等の含硫黄化合物;等が挙げられる。中でも、アルキレングリコール、グリセリン等の多価アルコールが好ましい。これら湿潤剤は、単独又は2種類以上を混合して用いることも可能である。湿潤剤としての水溶性有機溶剤の含有量は、少なすぎるとインクジェットヘッドのノズルの目詰まりを防止するために不充分であり、多すぎるとインクの粘度が上昇してインクジェットヘッドからの吐出が困難となるので、好ましくはインク全量に対して5〜50重量%、より好ましくは10〜40重量%である。
一方、浸透剤としては、例えば、エチレングリコールメチルエーテル、エチレングリコールエチルエーテル、エチレングリコールプロピルエーテル、エチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリエチルエーテル、ジエチレングリコールプロピルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジプロピルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、トリエチレングリコールメチルエーテル、トリエチレングリコールエチルエーテル、トリエチレングリコールプロピルエーテル、トリエチレングリコールブチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールジエチルエーテル、トリエチレングリコールジプロピルエーテル、トリエチレングリコールジブチルエーテル、プロピレングリコールメチルエーテル、プロピレングリコールエチルエーテル、プロピレングリコールプロピルエーテル、プロピレングリコールブチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコールプロピルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールジエチルエーテル、ジプロピレングリコールジプロピルエーテル、ジプロピレングリコールジブチルエーテル、トリプロピレングリコールメチルエーテル、トリプロピレングリコールエチルエーテル、トリプロピレングリコールプロピルエーテル、トリプロピレングリコールブチルエーテル、トリプロピレングリコールジメチルエーテル、トリプロピレングリコールジエチルエーテル、トリプロピレングリコールジプロピルエーテル、トリプロピレングリコールジブチルエーテル等が挙げられる。これら浸透剤は、単独又は2種類以上を混合して用いることも可能である。浸透剤としての水溶性有機溶剤の含有量は、少なすぎると浸透性が不充分であり、多すぎると過剰な浸透性によってフェザリング等の滲みを生じやすくなるので、インク全量に対して好ましくは0.1〜10重量%、より好ましくは0.5〜7重量%である。
本発明のインクジェット記録用インクセットにおいて、顔料インクの基本組成は以上の通りであるが、その他従来公知の界面活性剤;ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン及び水溶性樹脂等の粘度調製剤;表面張力調整剤;防黴剤;防錆剤;pH調整剤等を必要に応じて添加することができる。
本発明のインクジェット記録用インクセットは、常法によりインクを調製し、それらを所望のインクカートリッジに収容することにより製造することができる。
次に、本発明のインクジェット記録方法について説明する。このインクジェット記録方法は、前述の本発明のインクジェット記録用インクセットを構成する複数の顔料インクをインクジェットヘッドから普通紙や光沢紙等の被記録媒体に吐出させ、該被記録媒体にインクジェット記録画像を形成する記録方法である。この記録方法においては、インクジェット記録用インクセットの任意の顔料インク(換言すれば、先に被記録媒体に着液させるべき顔料インク)を被記録媒体に着液させ、続いて、該任意の顔料インクに含まれる顔料の平均粒子径以上の平均粒子径を有する顔料を含有する別の顔料インク(換言すれば、後から被記録媒体に着液させるべき顔料インク)を被記録媒体に着液させる。これにより、異なる顔料インクの間のブリーディングを抑制することができる。複数の顔料インクとしては、ブラックインク及びイエローインクの組み合わせが好ましく、ブラックインク、イエローインク、マゼンタインク及びシアンインクの組み合わせも好ましい。
なお、本発明のインクジェット記録方法においては、ブリーディングをより一層抑制するために、該任意の顔料インクに含まれる顔料の累積75%粒子径を、該別の顔料インクに含まれる顔料の累積25%粒子径よりも小さくすることが好ましい。更に、該任意の顔料インクの動的表面張力を、該別の顔料インクの動的表面張力以下とすることが好ましい。
次に、本発明のインクジェット記録装置について説明する。このインクジェット記録装置は、本発明のインクジェット記録用インクセットと、そのインクセットを構成する顔料インクを被記録媒体に吐出するインクジェットヘッドと、本発明のインクジェット記録方法を実施する手段とを備えるものである。ここで、被記録媒体及びインクジェットヘッドとしては、従来のインクジェット記録において用いられているものを適宜使用することができる。例えば、インクジェットヘッドとしては、圧電吐出タイプ、静電吐出タイプ及びサーマル吐出タイプ等のヘッドを使用することができる。また、インクジェットヘッドの吐出ノズル径としては、10〜50μmのものを使用できる。
本発明のインクジェット記録方法を実施する手段としては、インクセットを構成する顔料インクに含まれる顔料の平均粒子径に応じて、吐出順序を制御できる任意の手段を採用し得る。具体的には、インクジェットヘッドが一方方向に移動するときのみ印字を行う片方向印字、インクジェットヘッドの両方向移動時ともに印字を行う際にはインクジェットヘッドにおけるノズル配列を工夫する等が挙げられる。
以下に、実施例及び比較例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。また、本発明は、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、種々なる変更、修正及び改良等を加え得るものである。
(インクの調製)
1)ブラックインク1(Bk1)
MA7(カーボンブラック含量20%;三菱化学(株)製):25重量%、Disperbyk(登録商標)−190(ビックケミー・ジャパン(株)製):25重量%、グリセリン:10重量%及び水(イオン交換水):40重量%を混合した後、ナノマイザー(ナノマイザー社製)を用いて98MPAの圧力にて分散処理を行い、カーボンブラック分散液を得た。このカーボンブラック分散液を遠心分離機にかけて、粗大粒子を除去した。さらに、水(イオン交換水):55.9重量%、グリセリン:20重量%、トリエチレングリコールブチルエーテル:4重量%及びサーフィノール(登録商標)465(エアープロダクツ社製):0.1重量%を混合してインク溶媒:80重量%を調製した。その後、調製したインク溶媒:80重量%を攪拌中のカーボンブラック分散液:20重量%に徐々に加え、さらに、30分間撹拌した後に、孔径1μmのメンブランフィルターにて濾過し、ブラックインク1を調製した。なお、インク全量に対するカーボンブラック含有量は、5重量%であった。
2)ブラックインク2〜4(Bk2〜Bk4)、イエローインク(Y1〜Y3)、マゼンタインク(M1〜M3)及びシアンインク(C1〜C3)の調製
ブラックインク1の調製方法にしたがい、表1に示されたインク組成を有するインクを調製した。なお、表1に示されたインク組成は、インク全量に含まれる実際のインク組成を重量%で示したものである。
(平均粒子径、累積25%粒子径及び累積75%粒子径の測定)
インクについて、顔料の平均粒子径、累積25%粒子径及び累積75%粒子径を、動的光散乱式粒径分布測定装置(堀場製作所(株)製;LB500)を用いて測定した。得られた測定結果を表1に示した。
(動的表面張力の測定)
インクについて、動的表面張力を、自動動的表面張力計(協和界面科学(株)製;BP−D4)を用いて、測定温度25℃、ライフタイム20〜5000msで測定を行い、ライフタイム100msの測定値を読み取った。得られた測定結果を表1に示した。
実施例1〜7、比較例1〜4
表1に示したインクを所望のインクカートリッジに充填し、インクカートリッジを表2〜表4に示すように組み合わせてインクジェット記録用インクセットを構成し、インクジェット記録装置搭載デジタル複合機(ブラザー工業(株)製;DCP−110C)に装着し印字評価を行った。テキスト印字パターンをm−real製DATA COPY紙(普通紙)に印字し、印字評価を行った。ブリーディングを以下のように評価した。
<ブリーディング評価>
テキスト印字パターンについて、各インク記録部間のブリーディングを目視にて、以下の評価基準に従って評価した。評価結果を表2〜表4に示した。
A: ブリーディングが認められない
B: ブリーディングがほとんど目立たない
C: ブリーディングが目立ち、実用上問題ある
D: 明らかにブリーディングが目立ち、実用には向かない



























Figure 2008169325






Figure 2008169325






Figure 2008169325






Figure 2008169325






実施例1のブラックインクとイエローインクとからなる2色のインクセットにおいては、先に着液するイエローインクが後から着液するブラックインクに比べ顔料の平均粒子径が充分小さく、イエローインクに含まれる顔料の累積75%粒子径がブラックインクに含まれる顔料の累積25%粒子径よりも小さかった。また、イエローインクがブラックインクに比べ動的表面張力が低かった。このため、ブリーディングが大きく抑制できた。
実施例2のブラックインクとイエローインクとからなる2色のインクセットにおいては、着液順序が実施例1の逆であり、ブラックインクがイエローインクより先に着液する。ブラックインクに含まれる顔料がイエローインクに含まれる顔料に比べて平均粒子径が充分小さく、ブラックインクに含まれる顔料の累積75%粒子径がイエローインクに含まれる顔料の累積25%粒子径よりも小さかった。また、ブラックインクがイエローインクに比べ動的表面張力が低かった。このため、ブリーディングが大きく抑制できた。
実施例3のブラックインクとイエローインクとからなる2色のインクセットにおいては、先に着液するブラックインクに含まれる顔料が後から着液するイエローインクに含まれる顔料に比べ平均粒子径が充分小さく、ブラックインクに含まれる顔料の累積75%粒子径がイエローインクに含まれる顔料の累積25%粒子径よりも小さかった。しかし、ブラックインクがイエローインクに比べ動的表面張力が大きかった。このため、実施例1及び実施例2のインクセットに比べてブリーディングの抑制レベルが若干低かったが、実用上問題のないブリーディング抑制効果が得られた。
実施例4のブラックインクとイエローインクとからなる2色のインクセットにおいては、先に着液するイエローインクに含まれる顔料が後から着液するブラックインクに含まれる顔料に比べ平均粒子径が小さく、またイエローインクがブラックインクに比べ動的表面張力が低かった。しかし、先に着液するイエローインクに含まれる顔料の累積75%粒子径が後から着液するブラックインクに含まれる顔料の累積25%粒子径よりも大きかった。このため、実施例1及び実施例2のインクセットに比べてブリーディングの抑制レベルが若干低かったが、実用上問題のないブリーディング抑制効果が得られた。
実施例5のブラックインク、シアンインク、マゼンタインク及びイエローインクという着液順序である4色のインクセットにおいては、着液順序が先になるインクが着液順序が後になるインクよりもそれぞれに含まれる顔料の平均粒子径がすべて充分小さく、着液順序が先になるインクに含まれる顔料の累積75%粒子径が着液順序が後になるインクに含まれる顔料の累積25%粒子径よりもすべて小さかった。また、着液順序が先になるインクが着液順序が後になるインクよりも動的表面張力がすべて小さかった。このため、すべてのインク記録部間におけるブリーディングが大きく抑制できた。
実施例6のブラックインク、マゼンタインク、シアンインク及びイエローインクという着液順序である4色のインクセットにおいては、着液順序が先になるインクが着液順序が後になるインクよりもそれぞれに含まれる顔料の平均粒子径がすべて充分小さかった。しかし、ブラックインクがマゼンタインクよりも動的表面張力が大きかった。また、シアンインクに含まれる顔料の累積75%粒子径がイエローインクに含まれる顔料の累積25%粒子径よりも大きかった。このため、ブラックインク記録部とマゼンタインク記録部間、シアンインク記録部とイエローインク記録部間のブリーディングの抑制レベルが若干低かったが、実用上問題のないブリーディング抑制効果が得られた。
実施例7のイエローインク、シアンインク、マゼンタインク及びブラックインクという着液順序である4色のインクセットにおいては、着液順序が先になるインクが着液順序が後になるインクよりもそれぞれに含まれる顔料の平均粒子径がすべて充分小さく、着液順序が先となるインクが着液順序が後となるインクよりも動的表面張力が小さかった。しかし、イエローインクに含まれる顔料の累積75%粒子径がシアンインクに含まれる顔料の累積25%粒子径よりも大きく、シアンインクに含まれる顔料の累積75%粒子径がマゼンタインクに含まれる顔料の累積25%粒子径よりも大きく、マゼンタインクに含まれる顔料の累積75%粒子径がブラックインクに含まれる顔料の累積25%粒子径よりも大きかった。このため、イエローインク記録部とシアンインク記録部間、シアンインク記録部とマゼンタインク記録部間及びマゼンタインク記録部とブラックインク記録部間のブリーディングの抑制レベルが若干低かったが、実用上問題のないブリーディング抑制効果が得られた。
比較例1のブラックインクとイエローインクからなる2色のインクセットにおいては、先に着液するイエローインクが後から着液するブラックインクよりも動的表面張力が小さかったが、イエローインクに含まれる顔料の平均粒子径がブラックインクに含まれる顔料の平均粒子径よりも大きかった。このため、ブリーディングが抑制できなかった。
比較例2のブラックインクとイエローインクからなる2色のインクセットにおいては、着液順序が比較例1の逆であり、ブラックインクがイエローインクよりも先に着液した。先に着液するブラックインクがイエローインクよりも動的表面張力が小さかったが、ブラックインクに含まれる顔料の平均粒子径がイエローインクに含まれる顔料の平均粒子径よりも大きかった。このため、ブリーディングが抑制できなかった。
比較例3のブラックインクとイエローインクからなる2色のインクセットにおいては、先に着液するブラックインクが後から着液するイエローインクよりも動的表面張力が大きく、ブラックインクに含まれる顔料の平均粒子径がイエローインクに含まれる顔料の平均粒子径よりも大きかった。このため、明らかにブリーディングが抑制されておらず、実用には向かなかった。
比較例4のイエローインク、シアンインク、マゼンタインク及びブラックインクという着液順序である4色のインクセットにおいては、先に着液するインクに含まれる顔料の平均粒子径が後から着液するインクに含まれる顔料の平均粒子径よりも大きかった。また、ブラックインクよりもマゼンタインクの方が動的表面張力が大きかった。これらのため、ブラックインク記録部とマゼンタインク記録部間では明らかにブリーディングが抑制されておらず、イエローインク記録部とシアンインク記録部間及びシアンインク記録部とマゼンタインク記録部間でもブリーディングが抑制されていなかった。
本発明によれば、普通紙に対してもブリーディングのない鮮明でシャープなインクジェット記録物を与えることができる。

Claims (11)

  1. 複数の顔料インクからなるインクジェット記録用インクセットであって、先に被記録媒体に着液する顔料インクに含まれる顔料の平均粒子径が、後から被記録媒体に着液する顔料インクに含まれる顔料の平均粒子径以下であり、少なくとも2つの顔料インクに含まれる顔料の平均粒子径が異なることを特徴とするインクジェット記録用インクセット。
  2. 先に被記録媒体に着液する顔料インクに含まれる顔料の累積75%粒子径が、後から被記録媒体に着液する顔料インクに含まれる顔料の累積25%粒子径よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録用インクセット。
  3. 先に被記録媒体に着液する顔料インクの動的表面張力が、後から被記録媒体に着液する顔料インクの動的表面張力以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録用インクセット。
  4. 複数の顔料インクが、ブラックインク及びイエローインクであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のインクジェット記録用インクセット。
  5. 複数の顔料インクが、ブラックインク、イエローインク、マゼンタインク及びシアンインクであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のインクジェット記録用インクセット。
  6. インクジェット記録用インクセットを構成する複数の顔料インクをインクジェットヘッドから被記録媒体に吐出させ、該被記録媒体にインクジェット記録画像を形成するインクジェット記録方法において、インクジェット記録用インクセットとして、顔料の平均粒子径が異なる少なくとも2つの顔料インクを使用し、該インクジェット記録用インクセットの任意の顔料インクを被記録媒体に着液させ、続いて、該任意の顔料インクに含まれる顔料の平均粒子径以上の平均粒子径を有する顔料を含有する別の顔料インクを被記録媒体に着液させることを特徴とするインクジェット記録方法。
  7. 該任意の顔料インクに含まれる顔料の累積75%粒子径が、該別の顔料インクに含まれる累積25%粒子径よりも小さいことを特徴とする請求項6に記載のインクジェット記録方法。
  8. 該任意の顔料インクの動的表面張力が、該別の顔料インクの動的表面張力以下であることを特徴とする請求項6又は7に記載のインクジェット記録方法。
  9. 複数の顔料インクが、ブラックインク及びイエローインクであることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載のインクジェット記録方法。
  10. 複数の顔料インクが、ブラックインク、イエローインク、マゼンタインク及びシアンインクであることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載のインクジェット記録方法。
  11. 複数の顔料インクからなるインクジェット記録用インクセットであって、先に被記録媒体に着液する顔料インクに含まれる顔料の平均粒子径が、後から被記録媒体に着液する顔料インクに含まれる顔料の平均粒子径以下であり、少なくとも2つの顔料インクに含まれる顔料の平均粒子径が異なるインクジェット記録用インクセットと、
    該インクジェット記録用インクセットを構成する顔料インクを被記録媒体に向けて吐出させるインクジェットヘッドと、
    該インクジェット記録用インクセットの任意の顔料インクを被記録媒体に着液させ、続いて、該任意の顔料インクに含まれる顔料の平均粒子径以上の平均粒子径を有する顔料を含有する別の顔料インクを被記録媒体に着液させて、被記録媒体にインクジェット記録画像を形成する手段と
    を備えていることを特徴とするインクジェット記録装置。
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