JP2008167831A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本体部1に支持された分離ユニット2を定位置となる方向に回動させることにより、当接移動部材93が入出力制御基板40又は主基板50の一部、もしくは入出力制御基板コネクタ81又は主基板コネクタ91の一部と接触して、入出力制御基板コネクタ81と前記主基板コネクタ91とが接続し又は接続可能な適位置となり、分離ユニット2の装着によって入出力制御基板40と主基板50とが電気的に接続され、他の非交換部材及び交換部材の間の電気的接続が完了する。
【選択図】図10
Description
また、従来のパチンコ遊技機においては、固定側の本体に配置されている制御基板と交換側の盤面に搭載されている制御基板とをハーネスにより接続していたので、盤面を交換する際、ハーネスの取り付け取り外し作業が面倒であり、ハーネスの誤接続、接続忘れ、盤面取り付け時のハーネスの噛み込みなどの問題点があった。この問題を解決すべく、遊技盤を枠体に取り付けることによって電機部品の相互接続を行えるようにした遊技機が考案されている(特許文献2参照)。
また、上記したような分離型遊技機においては、交換側に配置される部品点数を極力少なくして、交換費用をより削減することが求められるところ、遊技機を制御するための制御基板については、必ずしも交換が必要でないものまで交換ユニットに搭載されており、改良の余地があった。
そこで、各請求項に記載された発明は、上記した問題点を解決すべくなされたものであり、交換側の制御基板と固定側の制御基板とを直接接続可能として、交換作業を簡易かつ確実に行うことができると同時に、交換側に配置される制御基板の保有機能を削減し、交換に係る制御基板を小型化することによって交換費用の軽減を図ることを目的とする。
なお、括弧内の符号及び図面番号は、発明の実施の形態において用いた符号及び番号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、遊技場に設置される本体部(本体枠1)と、係合部(6)を介して前記本体部(1)の正面側に回動自在に支持され、かつ前記本体部(1)から着脱自在に形成された分離ユニット(遊技盤ユニット2)とから構成される遊技機であって、前記本体部(1)には複数機種に共通して使用可能な非交換部材を配置し、前記分離ユニット(2)には機種毎に対応する交換部材を配置した遊技機に係る。
ここで、前記「非交換部材」とは、パチンコ機(P)を例にすると、電源(100)や弾発射装置、球払い出し装置などの装置類と、これらの装置類の作動を制御するための基板や、中継基板などが含まれる。また、前記「交換部材」とは、パチンコ機(P)を例にすると、盤面(20)に設けられた入賞口(23)などの可動体や表示部(24)などの装置類と、これらの装置類の作動を制御するための基板や、中継基板などが含まれる。
前記係合部(6)は、例えばヒンジなどであって、本体部(1)及び分離ユニット(2)にそれぞれ設けられた係合部及び被係合部を係合させることにより、分離ユニット(2)が本体部(1)に取り付けられるものである。また、分離ユニット(2)は、本体部(1)に取り付けた状態で回動させることにより、固定するための定位置に移動する。分離ユニット(2)の回動方向は、水平(左右)方向でも垂直(前後)方向でもよい。
そして、本発明においては、前記非交換部材には、前記非交換部材と前記交換部材との間の電気的接続信号の入出力を制御するための入出力制御基板(IO基板40)を含み、前記交換部材には、抽選、遊技機の作動その他の遊技内容に関する制御を行うための主基板(50)を含み、前記入出力制御基板(40)は、前記本体部(1)への固定時に正面側となる外装面に入出力制御基板コネクタ(雌コネクタ81)を有し、前記主基板(50)は、前記分離ユニット(2)への固定時に背面側となる外装面に主基板コネクタ(雄コネクタ91)を有している。また、前記入出力制御基板(40)及び主基板(50)は、前記分離ユニット(2)を本体部(1)の定位置に設置したときに、前記入出力制御基板(40)の前記本体部(1)への固定時に正面側となる外装面と前記主基板(50)の前記分離ユニット(2)への固定時に背面側となる外装面の少なくとも一部が前後方向に重なって、前記入出力制御基板コネクタ(81)と前記主基板コネクタ(91)とが接合可能となる位置に固定される。
前記主基板(50)は、交換部材のうち主として遊技装置の作動を制御するための制御基板である。具体的には、パチンコ機(P)の場合には、「当たり」「大当たり」の抽選処理を行なったり、遊技球が入賞口(23)を通過した信号を出力して払い出し制御基板(43)に入賞球を払い出させたりするためのものである。
ここで、「入出力制御基板(40)の外装面と前記主基板(50)の外装面の少なくとも一部が前後方向に重な」るとは、具体的には、本体部(1)の正面側に少なくとも一部が露出するように固定した(例えば本体部(1)に設けられた開口部から入出力制御基板(40)の少なくとも一部が見えるように固定。図6参照)入出力制御基板(40)の正面側の外装面の一部と、分離ユニット(2)の背面側に固定した主基板(50)の背面側の外装面の一部が、対向するような位置となっていることである(図4参照)。そして、この重なる部分に、入出力制御基板コネクタ(81)及び主基板コネクタ(91)が設けられている。
なお、移動可能に支持する手段としては、例えばコネクタを取り付けたベース部分(移動体82)が入出力制御基板(40)又は主基板(50)に固定又は形成された支持部材(83)のガイドレール(ガイド部83A)沿って上下に移動するようにしたものや、コネクタの裏面に設けた延設部(81B)がコネクタ取り付け部(摺動片84)に設けられた開口部(84A)と係合していて、コネクタ自体が左右に移動するようにしたものとすることができる。
本発明において、分離ユニット(2)を本体部(1)に取り付ける場合には、分離ユニット(2)を係合部(6)に係合させて本体部(1)に支持させ、定位置の方向に回動させる。このとき、当接移動部材(92,93)が直接又は間接的に入出力制御基板コネクタ(81)又は主基板コネクタ(91)を移動させ、入出力制御基板コネクタ(81)と主基板コネクタ(91)とが接合可能な位置となる。そして、分離ユニット(2)が本体部(1)の定位置に設置されたときには、入出力制御基板コネクタ(81)と主基板コネクタ(91)とが接合して、入出力制御基板(40)と前記主基板(50)とが電気的に接続される。これにより、入出力制御基板(40)以外の非交換部材と主基板(50)以外の交換部材とが電気的に接続される。定位置に設置した分離ユニット(2)は、所定の固定装置によって本体部(1)に固定する。
このように、本発明は、交換部材と非交換部材の電気的接続を、入出力制御基板(40)と主基板(50)の基板同士の接続のみで行えるようにしてあるので、ハーネスを繋いだり外したりする作業が必要ない。このため、ハーネスの誤接続や接続忘れ、ハーネスの噛み込みなどのトラブルを防ぎ、交換作業の迅速化を図ることができる。
さらに、分離ユニット(2)を定位置に設置する過程において、当接移動部材(92,93)がコネクタを移動させつつ、入出力制御基板コネクタ(81)と主基板コネクタ(91)が接続するようにしてあるので、コネクタ部分の位置決めが容易にでき、分離ユニット(2)の装着時にコネクタを破損させることがない。
(図面の説明)
図1乃至図11は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1乃至図3はパチンコ機Pの斜視図、図4はパチンコ機Pの裏面を示す概略図、図5は主基板及びIO基板を示す斜視図、図6及び図7は扉ユニット3及び遊技盤ユニット2の取り付けを示す斜視図、図8はパチンコ機Pの概略平面図、図9乃至図11は主基板接続部及びIO基板接続部を示す図である。なお、図12は従来の遊技機と本実施の形態のパチンコ機Pの基板接続を比較した概略図である。
パチンコ機Pは、図1及び図2に示すように、大きく分けて、方形枠状の本体枠1と、本体枠1に着脱自在に取り付けられる扉ユニット3及び遊技盤ユニット2とから構成されている。そして、本体枠1を遊技場のいわゆる「島」と呼ばれるスペース(図示せず)に設置して、パチンコ遊技機として取り扱われるものである。
(本体枠1)
本体枠1は、図1に示すように、外枠10と内枠11を有している。外枠10は、木質複合材よりなる長方形の枠材であり、パチンコ機Pを島に取り付けるためのものである。また、内枠11は、図3に示すように、外枠10の一方の側板に水平方向に回動自在に取り付けられた板状の扉体であり、閉じることにより外枠10の外枠開口10Aを塞ぐようになっているものである。
ここで、前記球皿7は、入賞により払い出される遊技球を貯留可能な受け皿であり、奥壁部に形成された球払い出し口70から球投入口71に向けて皿底部が下り傾斜するよう形成されている。また、前記ハンドル8は、その操作により、球投入口71の内部に設けられた球発射装置(図示せず)を作動させるためのものである。
(IO基板40)
IO基板40は、図5に示すように、薄型箱状の基板ケース40Aに、ICチップ等の電子部品を装着したプリント基板40Bを収納したものであり、図3に示すように、内枠11の背面側に固定されている。また、基板ケース40Aの表面(外装面)であって、内枠11への固定時に正面側となる面には、IO基板40の外部接続部であるIO基板接続部80が設けられている。そして、IO基板40を内枠11に固定すると、図7に示すように、開口部30A(外枠開口10A、内枠開口11A)から正面に向かってIO基板接続部80が露出するようになっている。
また、本実施の形態においては、IO基板40は、図4に示すように、遊技盤ユニット2の本体枠1への装着時に、遊技盤ユニット2の裏面に設けられている主基板50と一部が重なり合うよう配置され、主基板50と基板同士で前後方向に接続可能に形成されているものである。
(遊技盤ユニット2)
遊技盤ユニット2は、パチンコ機Pの主たる遊技装置であって、図2に示すように、正面側に複数の釘(図示せず)が打ち込まれた盤面20を有する板部材である。盤面20の周囲には、ハンドル8を操作することによって玉発射装置から発射された遊技球を、遊技領域へと誘導するレール21が設けられており、前記盤面20の遊技領域略中央部には、液晶表示装置や回転リールを用いて、文字、図形、動画等種々の表示を行うための盤面表示部24が設けられている。
また、遊技盤ユニット2の裏面には、図3及び図4に示すように、遊技盤ユニット2に固定される制御基板から成る交換制御部5が設けられている。交換制御部5は、交換部材に含まれ、図12(B)に示すように、少なくとも、主基板50、サブ基板51、及び盤面制御基板52とから構成されている。主基板50は、CPUを中心にROM、RAMを備え、当選を決定する抽選、入賞口23の作動等、遊技に関するすべての制御を行うための基板であり、サブ基板51は、主基板50からの出力信号に基づいて、遊技に付随する演出の制御を行うための基板である。また、盤面制御基板52は、サブ基板51からの出力信号に基づいて、盤面20に設けられたLEDの点灯点滅や入賞口23などの可動体の作動を制御するためのものである。
さらに、図3及び図7に示すように、遊技盤ユニット2の正面左側の側面部には、係合部6としての遊技盤係合部61が設けられている。遊技盤係合部61は、後述する扉ユニット3の取り付け枠30に設けられた枠係合部60と係合可能な係合部であり、図8(A)に二点鎖線で示すように、遊技盤係合部61を枠係合部60に正面側から嵌め込むことにより、遊技盤ユニット2を回動自在に支持することができるように形成されている。例えば、特に図示しないが、枠係合部60を、外筒と、外筒内で筒軸中心に回転可能な内筒の二重構造にし、遊技盤係合部61を枠係合部60の正面側から嵌入させると遊技盤係合部61が枠係合部60の内筒と係合し、内筒と一体で回転するようにしたものとすることができる。
(主基板50)
主基板50は、図5に示すように、薄型箱状の基板ケース50Aに、ICチップ等の電子部品を装着したプリント基板50Bを収納したものであり、図3に示すように、遊技盤ユニット2の背面に固定される。また、基板ケース50Aの表面(外装面)であって、遊技盤ユニット2への固定時に背面側となる面には、主基板50の外部接続部である主基板接続部90が設けられている。
また、主基板50は、図4に示すように、遊技盤ユニット2の本体枠1への装着時に、内枠11の非交換制御部4の裏面に設けられているIO基板40と一部が重なり合うよう配置され、IO基板40と基板同士で前後方向に接続可能に形成されているものである。そして、本実施の形態では、遊技盤ユニット2を扉ユニット3に支持させ、固定可能な定位置(開口部30Aを塞ぐ位置)に回動させる動作と同時に、IO基板接続部80と主基板接続部90とが接続される(図9参照)ように形成されているものであるが、これについては後述する。
扉ユニット3は、本体枠1に取り付けられ、内枠開口11Aを開閉自在に塞ぐ扉体であって、図2及び図6に示すように、取り付け枠30及び前扉31及びガラス枠32を有している。
前記取り付け枠30は、図6に示すように、中央部が開口する方形の枠体であって、内枠11の内枠開口11Aの内部に収納可能に形成されている。そしてこの取り付け枠30の開口部30Aには、遊技盤ユニット2が取り付けられ(図7参照)、遊技盤ユニット2により内枠開口11A及び取り付け枠30の開口部30Aが塞がれるようになっている。
取り付け枠30の正面左側の縦枠内側には、図3及び図6に示すように、係合部6としての枠係合部60が設けられている。枠係合部60は、遊技盤ユニット2に設けられた遊技盤係合部61と係合可能な係合部であり、遊技盤ユニット2を水平方向に回動自在に支持するためのものである。
ガラス枠32は、枠体に嵌め込まれたガラスなどからなる透明パネルを有し、前扉31の裏面又は取り付け枠30に、軸支部を介して水平方向に回動自在に取り付けられている。
扉ユニット3は、取り付け枠30を内枠開口11Aの内部に収納固定することにより本体枠1に取り付けられる。また、扉ユニット3は、パチンコ機Pの面替えの際、本体枠1に残したままにしておけるものである。そして、パチンコ機Pの正面デザインを変更する場合には、扉ユニット3を本体枠1から取り外し、新たな扉ユニット3と交換することもできるものである。
次に、IO基板接続部80及び主基板接続部90の構成の詳細について、図8乃至図11に基づいて説明する。ここで、図8は遊技盤ユニット2の回動によるIO基板接続部80及び主基板接続部90の接続を示す平面図であり、図11は、図8(A)(B)におけるコネクタ部分の拡大断面図である。また図9はIO基板接続部80及び主基板接続部90の拡大斜視図であり、図10はコネクタ接続を示す側面図である。
IO基板接続部80は、図9(A)に示すように、IO基板40の基板ケース40Aの正面に設けられた支持部材83に上下にスライド可能に取り付けられた移動体82を備えている。そして、前記移動体82には雌コネクタ81が取り付けられている。
雌コネクタ81の背面側には、図10(A)及び図11に示すように、前記開口部84Aに嵌め込まれる延設部81Bを有し、この延設部81Bにより、摺動片84に対して上下方向への移動は制限され横方向(左右方向)には移動可能に取り付けられる。さらに、開口部84Aの側部には、延設部81Bを開口部84A内側方向に付勢するバネ86が設けられている。そして、雌コネクタ81は、図11(A)に示すように、常態において、IO基板40の外側方向(IO基板40を正面視したときIO基板40の側面側となる方向)に位置しているとともに、バネ86の反対側から横方向の力が加えられると、IO基板40の内側方向(IO基板40の中心方向。付勢方向と逆方向)に移動するようになっている。
なお、移動体82を上下動させるための構成は、上記したものに限られない。例えば摺動片84に縦長の長孔を設け、基板ケース40Aには前記長孔に嵌入可能なピンを設け、ピンに支持された摺動片84が長孔の長さだけ移動するようにしたものであってもよい。
一方、主基板接続部90には、図9(B)に示すように、雄コネクタ91の背面側(主基板50を正面視したときに背面となる側)の上下端部に、コネクタ挿入方向に突出する誘導片92が設けられている。また、雄コネクタ91の上側には、上方に屈曲し突出側上端角部にR面取りが施された鈎状の押し上げ片93が設けられている。
前記押し上げ片93は、遊技盤ユニット2の装着時に、鈎部が前記移動体82の張り出し片85下側と接触することにより、移動体82を上方に押し上げる働きをするものである。 さらに、IO基板接続部80と主基板接続部90は、図10(B)及び図11(A)に示すように、押し上げ片93が移動体82を最高位置まで押し上げたときに、ちょうど誘導片92が雌コネクタ81の凹部81Aに入るような寸法に形成されている。また、図10(A)に示すように、IO基板接続部80と主基板接続部90の接合時に、押し上げ片93のR部分のいずれかの部分が張り出し片85の下縁部と接触可能な高さ位置となるよう固定位置を調整してある。
続いて、上記構成を有するIO基板接続部80及び主基板接続部90の接続について説明する。前述したように、IO基板接続部80と主基板接続部90は、扉ユニット3に係合部6を介して支持された遊技盤ユニット2を定位置に設置する過程において、自動的に接続されるようになっている。
まず、接続前の状態においては、IO基板接続部80は、図10(A)に示すように、移動体82が支持部材83において最下位置にあり、図11(A)に示すように、雌コネクタ81は摺動片84の開口部84Aの外側方向(IO基板40の側面側)に位置している。
さらに遊技盤ユニット2を閉方向に回動させると、押し上げ片93が張り出し片85を押し上げ、移動体82が支持部材83に沿って上昇移動して雌コネクタ81の位置も上昇する。そして、図10(B)及び図11(A)に実線で示すように、主基板接続部90の誘導片92が雌コネクタ81の凹部81Aに入り込む。そしてさらに遊技盤ユニット2を閉方向に回動させると、誘導片92は凹部81Aの内部に進入しつつ、凹部81Aの内壁をバネ86の付勢方向に反して押圧する。これにより、雌コネクタ81は、図11(A)に二点鎖線で示すように、内側方向(IO基板40の中心側)に移動する。
また、IO基板接続部80及び主基板接続部90は、遊技盤ユニット2を取り外さないとその接続が解除されない。すなわち、遊技盤ユニット2を、開口部30Aを開放する方向(開方向)に回動させることにより、雌コネクタ81から雄コネクタ91が抜け出て、電気的接続が絶たれるものである。主基板接続部90と係合解除した後は、IO基板接続部80は元の状態(図10(A))に戻る。
上記した例では、IO基板接続部80の雌コネクタ81を上下左右に移動可能に形成してあったが、雌コネクタ81を左右にのみ移動可能に形成することもできる。IO基板接続部80及び主基板接続部90の他の例を、図13及び図14に示す。ここで、図13はIO基板接続部80及び主基板接続部90の斜視図、図14はコネクタ接続を示す平面図である。
IO基板接続部80は、図14に示すように、IO基板40の基板ケース40Aの正面に、左右方向にスライド可能に取り付けられた移動体82を備えている。そして、前記移動体82には、主基板接続部90の雄コネクタ91を嵌入可能な凹部81Aを有する雌コネクタ81が取り付けられている。
一方、主基板接続部90は、図14に示すように、主基板50の基板ケース50Aの裏面に取り付けられ前記IO基板接続部80の雌コネクタ81に嵌入可能な雄コネクタ91を有している。そして、図13(B)に示すように、雄コネクタ91の上下の側端部には、コネクタ挿入方向に突出する誘導片92が二個設けられている。また、雄コネクタ91の上方及び下方には、側面側(IO基板接続部80と対向したとき張り出し片85がある側)に屈曲し突出側側端角部にR面取りが施された鈎状の押圧片94が、雄コネクタ91を挟むように二個設けられている。
前記押圧片94は、遊技盤ユニット2を回動させて定位置となる少し前に、鈎部が前記移動体82の張り出し片85の内側(図14における左側)と接触することにより、移動体82を外側(図14における右側)に押しやる働きをするものである。
IO基板接続部80及び主基板接続部90を以上のように形成した場合でも、遊技盤ユニット2の装着時に、押圧片94と張り出し片85の当接によって雌コネクタ81を雄コネクタ91と接合可能な適位置に移動し(図14の二点鎖線参照)、かつ雄コネクタ91を雌コネクタ81に挿入させる際に誘導片92が雄コネクタ91を誘導し、コネクタ接続をスムーズに行わせることができるものである。
(遊技盤ユニット9の着脱)
続いて、以上のよう形成されたパチンコ機Pにおける遊技盤ユニット2の着脱手順を説明する。
ここで、遊技盤ユニット2が本体枠1の定位置に収納固定されている状態においては、図4及び図8(B)に示すように、主基板50はIO基板40と一部が重なる位置にある。そして、IO基板接続部80と、主基板接続部90は結合状態となっている。この状態において、遊技盤ユニット2は、所定の固定装置(図示せず)によって本体枠1にロックされている。
このように、固定装置を解除して遊技盤ユニット2を回動させるだけで、面倒なハーネスの取り外し作業を一切行うことなく、遊技盤ユニット2を本体枠1から取り外すことができるものである。
このように、遊技盤ユニット2を本体枠1に収納固定する場合にも、面倒なハーネスの取り付け作業を一切行う必要がない。
以上のように形成されているパチンコ機Pの、本体枠1と遊技盤ユニット2の各制御基板の接続態様ついて、従来の遊技機の場合と対比して説明する。
図12(A)は、従来のパチンコ遊技機における本体枠の非交換制御部4'と遊技盤ユニットの構成部品及び交換制御部5'の基板接続を示す概略のブロック図である。ここで、図12(A)(B)中「ドア・受け皿」とあるのは、前扉31の開閉を検知するための開閉センサ及び球皿7に設けられたオーバーフローセンサ(いずれも図示せず)のことである。また、図中、太矢印は電力供給、細矢印は信号出力を表すものである。
一方、本実施の形態に係るパチンコ機Pでは、図12(B)に示すように、IO基板40を本体枠側に配置してあり、IO基板40は、電源100やメイン枠基板41等と接続されている。また、遊技盤ユニット2のサブ基板51及び盤面制御基板52は、主基板50を介して電源が供給されるようになっている。そして、IO基板40と主基板50とを、IO基板接続部80と主基板接続部90によって、直接接続するように形成してある。
なお、本実施の形態においては、IO基板接続部80を可動とし、主基板接続部90との接続がスムーズに行われるように形成してあったが、逆に主基板接続部90を可動としてもよい。すなわち、主基板接続部90を、雌コネクタ及び移動体及び支持部材を有する構造にし、IO基板接続部80を、雄コネクタ及び誘導片及び押し上げ片を有する構造としてもよい。
このように形成した場合においても、IO基板40及び主基板50の配置、IO基板接続部80及び主基板接続部90の構成を上記実施の形態と同様に形成し、遊技盤ユニット2の回動に伴い両者が接続されるようにすることができる。なお、この場合には、IO基板接続部80及び主基板接続部90の端子部分(雌コネクタ81及び雄コネクタ91)が横長になるようにしてもよい。
以上のように、本発明によれば、分離ユニットの交換作業を簡易かつ確実に行うことができる。また、IO基板40と主基板50を対面させるように配置してコネクタの接続を行わせるとともに、一方のコネクタを移動可能に形成してあるので、接続時にコネクタ部分に無理な力がかからず、コネクタ部分の破損を防止することができる。
さらに、非交換制御基板であるIO基板40を本体部に配置するとともに、交換制御基板である主基板50と非交換部材との電気的接続を、IO基板40を介して行うように形成してあるので、従来は分離ユニット側、特に主基板に配置されていた入出力手段が不要になり、分離ユニット側に配置される主基板50を小型化して交換費用を少しでも削減することができる。
1 本体枠(本体部) 2 遊技盤ユニット(分離ユニット)
3 扉ユニット 4 非交換制御部(非交換部材)
5 交換制御部(交換部材) 6 係合部
7 球皿 8 ハンドル
9 球通路
10 外枠 11 内枠
20 盤面 21 レール
22 始動入賞口 23 入賞口
24 盤面表示部
30 取り付け枠 31 前扉
32 ガラス枠 33 前扉表示部
33A スピーカ 33B ランプ
40 IO基板(入出力制御基板) 40A 基板ケース
40B プリント基板 41 メイン枠基板
42 サブ枠基板 43 払い出し制御基板
50 主基板 50A 基板ケース
50B プリント基板 51 サブ基板
52 盤面制御基板
60 枠係合部 61 遊技盤係合部
70 球払い出し口 71 球投入口
80 IO基板接続部 81 雌コネクタ(入出力制御基板コネクタ)
81A 凹部 81B 延設部
82 移動体 83 支持部材
83A ガイド部 83B 底部
84 摺動片 84A 開口部
85 張り出し片 86 バネ
87 バネ掛け部 88 バネ
90 主基板接続部 91 雄コネクタ(主基板コネクタ)
92 誘導片(当接移動部材) 93 押し上げ片(当接移動部材)
94 押圧片(当接移動部材)
100,200 電源
141 メイン枠基板 142 サブ枠基板
143 払い出し制御基板
150 主基板 151 サブ基板
152 盤面制御基板 H ハーネス
Claims (1)
- 遊技場に設置される本体部と、係合部を介して前記本体部の正面側に回動自在に支持され、かつ前記本体部から着脱自在に形成された分離ユニットとから構成される遊技機であって、前記本体部には複数機種に共通して使用可能な非交換部材を配置し、前記分離ユニットには機種毎に対応する交換部材を配置した遊技機において、
前記非交換部材には、前記非交換部材と前記交換部材との間の電気的接続信号の入出力を制御するための入出力制御基板を含み、
前記交換部材には、抽選、遊技機の作動その他の遊技内容に関する制御を行うための主基板を含み、
前記入出力制御基板は、前記本体部への固定時に正面側となる外装面に入出力制御基板コネクタを有し、
前記主基板は、前記分離ユニットへの固定時に背面側となる外装面に主基板コネクタを有し、
前記入出力制御基板及び主基板は、前記分離ユニットを本体部の定位置に設置したときに、前記入出力制御基板の前記本体部への固定時に正面側となる外装面と前記主基板の前記分離ユニットへの固定時に背面側となる外装面の少なくとも一部が前後方向に重なって、前記入出力制御基板コネクタと前記主基板コネクタとが接合可能となる位置に固定され、
前記入出力制御基板コネクタ又は主基板コネクタのいずれか一方は、前記入出力制御基板又は主基板の外装面と平行な方向に移動可能に支持されており、前記主基板又は入出力制御基板、もしくは前記主基板コネクタ又は入出力制御基板コネクタには、前記分離ユニットの定位置への設置行程において前記入出力制御基板コネクタ又は主基板コネクタを移動可能とする当接移動部材が設けられ、
前記本体部に支持された分離ユニットを定位置となる方向に回動させることにより、前記当接移動部材が前記入出力制御基板又は主基板の一部、もしくは入出力制御基板コネクタ又は主基板コネクタの一部と接触して、前記入出力制御基板コネクタと前記主基板コネクタとが接続し又は接続可能な適位置となり、前記入出力制御基板と前記主基板とが電気的に接続されることによって、他の非交換部材及び交換部材の間の電気的接続が完了することを特徴とする遊技機。
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