JP2008160703A - カメラ及びカメラ用プログラム - Google Patents
カメラ及びカメラ用プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008160703A JP2008160703A JP2006349792A JP2006349792A JP2008160703A JP 2008160703 A JP2008160703 A JP 2008160703A JP 2006349792 A JP2006349792 A JP 2006349792A JP 2006349792 A JP2006349792 A JP 2006349792A JP 2008160703 A JP2008160703 A JP 2008160703A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- camera
- image
- resolution
- determination unit
- handling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims abstract description 7
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 23
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 11
- 238000001454 recorded image Methods 0.000 claims description 11
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 10
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 10
- 230000006870 function Effects 0.000 description 10
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 6
- 125000002066 L-histidyl group Chemical group [H]N1C([H])=NC(C([H])([H])[C@](C(=O)[*])([H])N([H])[H])=C1[H] 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000001413 cellular effect Effects 0.000 description 3
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 3
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000036760 body temperature Effects 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
- Studio Devices (AREA)
- Telephone Function (AREA)
Abstract
【課題】ユーザが撮影の度に画像サイズを設定する作業に煩わされ難いカメラを提供する。
【解決手段】撮影レンズ5から取り込んだ被写体の画像を光電変換し画像データとして取得する光電変換部6と、レリーズボタン3の操作に基づいて画像データを記録画像として記録媒体10に記録する記録処理部9とを備え、ユーザによるカメラ本体のハンドリング状態を判定するハンドリング判定部14、及び、ハンドリング判定部14による判定結果に応じて、記録媒体10に記録される記録画像の解像度を決定する解像度決定部15を有するカメラとした。
【選択図】図2
【解決手段】撮影レンズ5から取り込んだ被写体の画像を光電変換し画像データとして取得する光電変換部6と、レリーズボタン3の操作に基づいて画像データを記録画像として記録媒体10に記録する記録処理部9とを備え、ユーザによるカメラ本体のハンドリング状態を判定するハンドリング判定部14、及び、ハンドリング判定部14による判定結果に応じて、記録媒体10に記録される記録画像の解像度を決定する解像度決定部15を有するカメラとした。
【選択図】図2
Description
本発明は、撮影レンズから取り込んだ被写体の画像を光電変換し画像データとして取得する光電変換部と、レリーズボタンの操作に基づいて前記画像データを記録画像として記録媒体に記録する記録処理部とを備えているカメラ及びカメラ用プログラムに関する。
カメラの実際の形態としては、例えばデジタルカメラやデジタルビデオカメラの他に、カメラ機能付き携帯電話、カメラ機能付きPDA、などの撮影機能付き複合機などが含まれる。
カメラの実際の形態としては、例えばデジタルカメラやデジタルビデオカメラの他に、カメラ機能付き携帯電話、カメラ機能付きPDA、などの撮影機能付き複合機などが含まれる。
この種のカメラに関連する先行技術文献情報として下記に示す特許文献1がある。この特許文献1に記されたカメラはデジタルカメラの形態を有しており、ユーザが撮影して得られた写真を何に用いたいか、その利用目的を「L版プリント」、「ホームページ」などの選択肢から選択・設定することのできる撮影目的メニューがカメラ本体の液晶ディスプレイに表示される構成となっている。そして、そのメニューでの設定結果に基づいて、「L版プリント」用であれば画素数が1280×960の高画質で、「ホームページ」用であれば画素数が640×480の標準画質でという具合に、記録媒体に記録する際の画像サイズが目的に適した値に決定される。
しかし、特許文献1に記されたカメラでは、記録される写真の画像サイズを変更するためには、ユーザは撮影の度に撮影目的メニューで利用目的を指定するという煩雑な操作が必要であった。
そこで、本発明の目的は、上に例示した従来技術によるカメラの持つ前述した欠点に鑑み、ユーザが撮影の度に画像サイズを設定する作業に煩わされる虞の少ないカメラを提供することにある。
本発明の第1の特徴構成は、撮影レンズから取り込んだ被写体の画像を光電変換し画像データとして取得する光電変換部と、レリーズボタンの操作に基づいて前記画像データを記録画像として記録媒体に記録する記録処理部とを備えているカメラであって、
ユーザによるカメラ本体のハンドリング状態を判定するハンドリング判定部、及び
前記ハンドリング判定部による判定結果に応じて、前記記録媒体に記録される記録画像の解像度を決定する解像度決定部を有する点にある。
ユーザによるカメラ本体のハンドリング状態を判定するハンドリング判定部、及び
前記ハンドリング判定部による判定結果に応じて、前記記録媒体に記録される記録画像の解像度を決定する解像度決定部を有する点にある。
本発明の第1の特徴構成によるカメラでは、ユーザによるカメラ本体のハンドリング状態がハンドリング判定部によって判定され、その判定結果に基づいて、記録媒体に記録される画像データの解像度が自動的に適宜決定されるので、ユーザが撮影の度に手動で解像度を設定するという面倒な作業に煩わされなくて済む。
本発明の他の特徴構成は、前記カメラ本体に前記撮影レンズの光軸と直交する横軸芯が定義されており、前記ハンドリング判定部は、前記横軸芯の水平面に対する傾斜角度、または、前記横軸芯の前記光軸を含む鉛直面に対する傾斜角度を検出する傾斜検出手段を有し、前記解像度決定部は前記傾斜検出手段によって検出された前記傾斜角度に応じて前記解像度を決定する点にある。
すなわち、一般にユーザが撮影のためにカメラを被写体に向けて構える際、集団の記念写真やコンテストへの応募作品の撮影のように、真剣な気持ちで(或いはフォーマルな目的で)撮影する場合には、カメラの姿勢はカメラ本体の横軸芯が水平面に対して(横位置の場合)またはレンズの光軸を含む鉛直面に対して(縦位置の場合)比較的良く一致した直角姿勢になり易い。逆に、ブログ日記に掲載するメモ的な写真のように、比較的気軽な気持ちで(或いは気楽な目的で)撮影する場合には、カメラ本体の姿勢はカメラ本体の横軸芯が水平面またはレンズの光軸を含む鉛直面に対して傾斜した斜め姿勢になり易い。そこで、本発明の上記構成であれば、カメラ本体の横軸芯が水平面や鉛直面から傾いているほど解像度が小さく設定されるので、必然的に、フォーマルな目的の撮影では高解像度で質の高い画像が記録され、気楽な目的の撮影では比較的低解像度で低品質の画像が記録されるという合理的な結果が自動的に得られる。もちろん、ユーザがカメラの上記特性を意識的に利用して、例えば高解像度の画像を得るべく、カメラ本体の横軸芯が水平面や鉛直面に対して出来るだけ良く一致した姿勢でカメラを構えて撮影するといった応用も可能である。
本発明の他の特徴構成は、前記カメラ本体に前記撮影レンズの光軸と直交する横軸芯が定義されており、前記ハンドリング判定部は、前記横軸芯が水平面に沿った横位置と、前記横軸芯が前記光軸を含む鉛直面に沿った縦位置とのいずれに近いかを判別する縦横判別手段を有し、前記解像度決定部は前記縦横判別手段による判別結果に応じて前記解像度を決定する点にある。
本構成であれば、例えば、カメラ本体が横位置に近い時には一般的な中位の解像度の標準画質で記録され、カメラ本体が縦位置に近い時にはより画素数の多い高解像度で記録されるというカメラの設定状態をユーザが事前に知っておくことで、標準画質で記録したい時にはカメラ本体を横位置にして撮影し、高画質で記録したい時にはカメラ本体を縦位置にして撮影する、などの便利な使い分けが可能となる。
本発明の他の特徴構成は、前記カメラ本体に前記撮影レンズの光軸と直交する縦軸芯が定義されており、前記ハンドリング判定部は、ユーザによる前記カメラ本体の支持状態を検出するために、前記縦軸芯に関して前記レリーズボタンと反対側に設けられた生体センサを有する点にある。
すなわち、一般にユーザが撮影のためにカメラを被写体に向けて構える際、真剣な気持ちで(或いはフォーマルな目的で)撮影する場合には、カメラの本体を両手でしっかりとホールドしながら撮影する傾向があり、逆に、より気軽な気持ちで(或いは気楽な目的で)撮影する場合には、レリーズボタンを操作し易い方の片手で安易にカメラの本体をホールドしながら撮影する傾向がある。そこで、本発明の上記構成であれば、例えば、レリーズボタンの反対側に設けられた生体センサがユーザによる支持状態を検出できない場合は標準画質で記録され、同生体センサがユーザによる支持状態を検出した場合は高画質で記録されるように設定することで、必然的に、フォーマルな目的の撮影では高解像度で質の高い画像が記録され、気楽な目的の撮影では比較的低解像度で低品質の画像が記録されるという合理的な結果が自動的に得られる。もちろん、カメラの上記特性を利用して、例えばユーザがカメラ本体の生体センサ部分をホールドしながら撮影することで、意図的に高解像度の画像を得るといった利用方法も可能である。
本発明の他の特徴構成は、前記カメラ本体に前記撮影レンズの光軸と直交する縦軸芯が定義されており、前記ハンドリング判定部は、ユーザによる前記カメラ本体の支持状態を検出するために、前記カメラ本体上に前記縦軸芯を挟むように離間配置された少なくとも2つの生体センサを有する点にある。
すなわち、一般にユーザが撮影のためにカメラを被写体に向けて構える際、より真剣な気持ちで(或いはフォーマルな目的で)撮影する場合には、カメラの本体を両手で確実にホールドしながら撮影しようとする傾向があり、逆に、より気軽な気持ちで(或いは気楽な目的で)撮影する場合には、レリーズボタンを操作し易い方の片手で安易にカメラの本体をホールドしながら撮影する傾向がある。そこで、本発明の上記構成であれば、例えば、互いに離間した2つの生体センサの一方のみがユーザによる支持状態を検出できた場合は標準的な解像度で記録され、2つの生体センサの双方がユーザによる支持状態を検出できた場合は高解像度で記録されるように設定することで、必然的に、フォーマルな目的の撮影では高解像度で質の高い画像が記録され、気楽な目的の撮影では比較的低解像度で低品質の画像が記録されるという合理的な結果が自動的に得られる。もちろん、カメラの上記特性を利用して、例えばユーザがカメラ本体の2つの生体センサ部分の双方をホールドしながら撮影することで、意図的に高解像度の画像を得るといった利用方法も可能である。
本発明の他の特徴構成は、前記ハンドリング判定部は、前記撮影レンズの配置面と反対側の領域を撮像可能な補助撮像手段と、前記補助撮像手段によって撮像された画像から人物の顔画像を検出する顔検出手段と、前記顔検出手段によって検出された顔画像のサイズを判定する顔サイズ判定手段とを備える点にある。
すなわち、一般にユーザが撮影のためにカメラを被写体に向けて構える際、より真剣な気持ちで(或いはフォーマルな目的で)撮影する場合には、カメラの本体を自分の顔の前に近付けて撮影する傾向があり、逆に、より気軽な気持ちで(或いは気楽な目的で)撮影する場合には、カメラの本体を自分の目の前から離して撮影する傾向がある。そこで、本発明の上記構成であれば、例えば、補助撮像手段によって撮像された画像内に顔サイズ判定手段が所定のサイズを下回る顔画像しか検出できない場合は標準的な解像度で記録され、顔サイズ判定手段が所定のサイズを上回る顔画像を検出した場合は高解像度で記録されるように設定することで、必然的に、フォーマルな目的の撮影では高解像度で質の高い画像が記録され、気楽な目的の撮影では比較的低解像度で低品質の画像が記録されるという合理的な結果が自動的に得られる。もちろん、カメラの上記特性を利用して、例えばユーザが補助撮影手段に顔を近づけて撮影することで、意図的に高解像度の画像を得るといった利用方法も可能である。
本発明は、撮影レンズから取り込んだ被写体の画像を光電変換し画像データとして取得する光電変換機能と、レリーズボタンの操作に基づいて前記画像データを記録画像として記録媒体に記録する記録処理機能とをコンピュータに実現させるカメラ用プログラムであって、ユーザによるカメラ本体のハンドリング状態を判定するハンドリング判定部から送られる判定結果に応じて、前記記録媒体に記録する記録画像の解像度を決定する解像度決定機能をコンピュータに実現させるカメラ用プログラムをも権利範囲に含む。
上記のカメラ用プログラムを組み込んだカメラでは、カメラに内蔵されたコンピュータは、当該プログラムに基づいて動作することで、ユーザによるカメラ本体のハンドリング状態を判定するハンドリング判定部から送られる判定結果に応じて、記録媒体に記録する記録画像の解像度を自動的に決定する解像度決定機能を実現可能となる。従って、ユーザは撮影に際して、記録媒体に記録される記録画像の解像度を設定する手間が省けて、より円滑な撮影操作が可能となった。
以下に本発明による最良の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の一実施形態としてのカメラ機能付き携帯電話機の概略斜視図を示す。
この携帯電話機1(カメラの一例)は、主操作部2を備えた下部筐体1Aと、液晶モニタ8を備えた上部筐体1Bとを有する。
写真撮影用の撮影レンズ5が上部筐体1Bの裏面に配置されている。ユーザによる写真撮影操作は、主に、下部筐体1Aの主操作部2に配置された主操作ボタン3によって実施され、この主操作ボタン3はレリーズボタンを兼ねている。ユーザが撮影しようとする被写体を特定するためのファインダとしては液晶モニタ8が使用される。
(第1実施形態)
図1は本発明の一実施形態としてのカメラ機能付き携帯電話機の概略斜視図を示す。
この携帯電話機1(カメラの一例)は、主操作部2を備えた下部筐体1Aと、液晶モニタ8を備えた上部筐体1Bとを有する。
写真撮影用の撮影レンズ5が上部筐体1Bの裏面に配置されている。ユーザによる写真撮影操作は、主に、下部筐体1Aの主操作部2に配置された主操作ボタン3によって実施され、この主操作ボタン3はレリーズボタンを兼ねている。ユーザが撮影しようとする被写体を特定するためのファインダとしては液晶モニタ8が使用される。
また、撮影レンズ5による光の入射位置には、撮影レンズ5から取り込んだ被写体の画像を光電変換し、画像データとして取得するためのCCDなどの光電変換素子(不図示)が設けられ光電変換ユニット6を構成している。さらに、上部筐体1Bには、光電変換ユニット6によって得られた画像データを記録画像としてフラッシュメモリなどの記録媒体10に記録する記録処理部9が備えられている。
この携帯電話機1では、CPUを中核部材として撮影画像を取得する種々の動作を行うための主制御部20が、ハードウェア又はソフトウェア或いはその両方で構築されている。図2は、携帯電話機1の構成を模式的に示すブロック図である。
この携帯電話機1では、CPUを中核部材として撮影画像を取得する種々の動作を行うための主制御部20が、ハードウェア又はソフトウェア或いはその両方で構築されている。図2は、携帯電話機1の構成を模式的に示すブロック図である。
撮影レンズ5によって撮影された画像は、光電変換ユニット6にて画像データに変換される。つまり、撮影レンズ5を通して得られた撮影画像を光電変換素子によって、デジタルデータ化して撮影画像の画像データが得られ、更に、LCDドライバ7によって駆動される液晶モニタ8はこの画像データに基づいて撮影画像を表示し、記録媒体10に記録する等の操作もこの画像データによって可能になる。
この携帯電話機1では、記録媒体10に記録される撮影画像の解像度を決定する解像度決定部15が設けられている。また、上部筐体1Bの側面には、解像度を手動で設定する手動設定モードと、解像度を自動的に決定する自動設定モードとの間で切り換えるためのモード切換スイッチ11が配置されている。解像度としては、「携帯サイズ」(120×160)、「壁紙サイズ」(240×320)、「VGA」(640×480)、「SXGA」(1280×960)の4種類が用意されている(各括弧内の数値は画像を構成する画素数を示す)。
モード切換スイッチ11が手動設定モードになっている場合、「携帯サイズ」がデフォルトの解像度となり、ユーザは液晶モニタ8の案内画面に基づく主操作スイッチ3の操作によって他の解像度に変更することができる。
モード切換スイッチ11が手動設定モードになっている場合、「携帯サイズ」がデフォルトの解像度となり、ユーザは液晶モニタ8の案内画面に基づく主操作スイッチ3の操作によって他の解像度に変更することができる。
また、上部筐体1Bには撮影レンズ5の光軸Xと直交し、上部筐体1Bの中心部を横切る1本の横軸芯Yが定義されており、上部筐体1Bには、横軸芯Yの水平面または光軸Xを含む鉛直面に対する傾斜角度θを検出する傾斜センサ12が内蔵されている。傾斜センサ12は、ユーザによる携帯電話機1のハンドリング状態を判定するハンドリング判定部14を構成している。
モード切換スイッチ11が自動設定モードになっている場合、解像度決定部15は、ハンドリング判定部14によって判定されたハンドリング状態に基づいて解像度を設定するが、本実施形態におけるハンドリング状態とは、主操作スイッチ3がレリーズボタンとして押された瞬間における携帯電話機1の傾斜度を指し、ここでは傾斜センサ12によって検出された傾斜度が大きいほど解像度が小さくなるものとする。このため制御部20には、横軸芯Yの傾斜度と解像度との間の予め決められた対応関係を示す解像度テーブル16が設けられている。解像度決定部15は解像度テーブル16を参照することで、撮影画像の解像度を決定する。
対応関係の一例としては、横軸芯Yの水平面に対する傾斜度θが0°〜±5°の範囲ではSXGAが選択され、θが±5°〜±10°の範囲ではVGAが選択され、θが±10°〜±20°の範囲では壁紙サイズが選択され、θが±20°〜45°の範囲では携帯サイズが選択されるように実施すれば良い。尚、θが45°を超えて、さらに横軸芯Yが光軸Xを含む鉛直面に近付く姿勢まで引き続き傾斜させて行くと逆に次第に解像度が大きくなり、最終的に横軸芯Yの水平面に対する傾斜度θが±85°〜±90°の範囲は、横軸芯Yの光軸Xを含む鉛直面に対する傾斜度θが0°〜±5°となる範囲に相当し、再びSXGAが選択されるように構成されている。
(変形例)
ハンドリング判定部14が、携帯電話機1が横位置と縦位置とのいずれに近い姿勢でホールドされているかを判別する縦横判別手段として機能し、解像度決定部15はこの縦横判別手段による判別結果に応じて解像度を決定する構成としても良い。ここで、横位置とは横軸芯Yが光軸Xを含む鉛直面よりも水平面に近い姿勢を指し、縦位置とは横軸芯Yが水平線よりも光軸Xを含む鉛直面に近い姿勢を指す。縦横判別手段としては上記の実施形態で説明した傾斜センサ12を用いることができる。
ハンドリング判定部14が、携帯電話機1が横位置と縦位置とのいずれに近い姿勢でホールドされているかを判別する縦横判別手段として機能し、解像度決定部15はこの縦横判別手段による判別結果に応じて解像度を決定する構成としても良い。ここで、横位置とは横軸芯Yが光軸Xを含む鉛直面よりも水平面に近い姿勢を指し、縦位置とは横軸芯Yが水平線よりも光軸Xを含む鉛直面に近い姿勢を指す。縦横判別手段としては上記の実施形態で説明した傾斜センサ12を用いることができる。
縦横判別結果と解像度との対応関係の一例としては、例えば、横軸芯Yの水平面に対する傾斜度θが0°〜±45°の範囲では縦位置でのホールド状態と判別されて携帯サイズが選択され、θが45°〜±90°の範囲では横位置でのホールド状態と判別されて壁紙サイズが選択されるように構成する、等が可能である。
(第2実施形態)
図3に示す携帯電話機21(カメラの一例)は、下部筐体21Aと上部筐体21Bとを備え、上部筐体21Bには撮影レンズ5の光軸Xと直交し、下部筐体21Aと上部筐体21Bとの間のヒンジ部Jで折れ曲がった縦軸芯Zが定義されている。
下部筐体21Aの下方には、縦軸芯Zを挟んで互いに左右に離間した位置に一対の弾性パッド23が配置されている。ハンドリング判定部14は、ユーザによる下部筐体21Aの支持状態を検出するために、各弾性パッド23の背後に埋設された感圧センサ24L,24R(生体センサの一例)を有する。
図3に示す携帯電話機21(カメラの一例)は、下部筐体21Aと上部筐体21Bとを備え、上部筐体21Bには撮影レンズ5の光軸Xと直交し、下部筐体21Aと上部筐体21Bとの間のヒンジ部Jで折れ曲がった縦軸芯Zが定義されている。
下部筐体21Aの下方には、縦軸芯Zを挟んで互いに左右に離間した位置に一対の弾性パッド23が配置されている。ハンドリング判定部14は、ユーザによる下部筐体21Aの支持状態を検出するために、各弾性パッド23の背後に埋設された感圧センサ24L,24R(生体センサの一例)を有する。
図4に示すように、この実施形態では、制御部20のハンドリング判定部14が判定するハンドリング状態とは、主操作スイッチ3がレリーズボタンとして押された瞬間において、一対の感圧センサ24L,24Rのいずれがユーザの支持による圧力を検出するかを指す。その判定結果と解像度との対応関係の一例としては、例えば、左右一方の感圧センサ24L(または24R)のみが感圧している状態では解像度の小さな携帯サイズが選択され、左右双方の感圧センサ24L,24Rが同時に感圧している状態では解像度の比較的大きな壁紙サイズが選択される、等の設定が可能である。
生体センサとして感圧センサを用いる場合、ユーザがカメラ本体をホールドする際に圧力センサに加えられる圧力の値に応じて、強い圧力でホールドするほど比例的により高解像度の画像として記録される構成とすることも可能である。
生体センサとしては、感圧センサの他に、ユーザの指頭を介して伝えられる体温を検出する感熱センサ、脈拍を検出するパルスセンサ、等を用いることができる。
生体センサとして上記のパルスセンサを用いる場合、検出された脈拍数がユーザの標準値に対して大きいほど、より高解像度の画像として記録される構成とすることも可能である。これはユーザがより真剣な気持ちで(或いはフォーマルな目的で)撮影するほど緊張度が高まるため、脈拍数が高まるとの知見に基づく構成である。
(変形例)
図5に例示するように、本発明をレリーズボタン33がカメラ本体の上面の右側に配置されたデジタルカメラ31(カメラの一例)に適用する場合、ユーザによるカメラ本体の支持状態を検出する生体センサ34を、撮影レンズ5の光軸Xと直交する1本の縦軸芯Zに関してレリーズボタン33の左側にのみ埋設しても良い。
図5に例示するように、本発明をレリーズボタン33がカメラ本体の上面の右側に配置されたデジタルカメラ31(カメラの一例)に適用する場合、ユーザによるカメラ本体の支持状態を検出する生体センサ34を、撮影レンズ5の光軸Xと直交する1本の縦軸芯Zに関してレリーズボタン33の左側にのみ埋設しても良い。
ここでは、ハンドリング判定部14が判定するハンドリング状態とは、レリーズボタン33が押された瞬間において、生体センサ34がユーザによる支持のための圧力を検出するか否かを指す。その判定結果と解像度との対応関係の一例としては、例えば、生体センサ34が圧力を検出していない状態では、レリーズボタン33に指を掛けた側の片手によるホールド状態と見なして、解像度の小さな携帯サイズが選択され、他方、生体センサ34が圧力を検出している状態では両手によるホールド状態と見なし、解像度の比較的大きな壁紙サイズが選択される、等の設定が可能である。
(第3実施形態)
図6に示す携帯電話機41(カメラの一例)では、撮影レンズ5が取り付けられた側と反対側にある被写体を、したがって通常は撮影レンズ5で撮影しようとしているユーザの姿を撮像可能な補助撮像レンズ36が液晶モニタ8に対して隣接配置されている。図7に示すように、制御部20には、補助撮像レンズ36によって撮像された画像から人物の顔画像を検出する顔検出手段37と、顔検出手段37によって検出された顔画像のサイズを判定する顔サイズ判定手段38とが設けられている。モード切換スイッチ11が自動設定モードになっている場合、ハンドリング判定部14は、顔サイズ判定手段38によって判定された顔画像のサイズに基づいて、ユーザが携帯電話機41を自分の顔に十分に近付けた状態か否かを判定する。
尚、画像データから人物の顔画像を検出する処理は、特開平8−63597号公報、特開2000−48184号公報等に示される公知の技術によって実現される。
図6に示す携帯電話機41(カメラの一例)では、撮影レンズ5が取り付けられた側と反対側にある被写体を、したがって通常は撮影レンズ5で撮影しようとしているユーザの姿を撮像可能な補助撮像レンズ36が液晶モニタ8に対して隣接配置されている。図7に示すように、制御部20には、補助撮像レンズ36によって撮像された画像から人物の顔画像を検出する顔検出手段37と、顔検出手段37によって検出された顔画像のサイズを判定する顔サイズ判定手段38とが設けられている。モード切換スイッチ11が自動設定モードになっている場合、ハンドリング判定部14は、顔サイズ判定手段38によって判定された顔画像のサイズに基づいて、ユーザが携帯電話機41を自分の顔に十分に近付けた状態か否かを判定する。
尚、画像データから人物の顔画像を検出する処理は、特開平8−63597号公報、特開2000−48184号公報等に示される公知の技術によって実現される。
その判定結果と解像度との対応関係の一例としては、例えば、ユーザが携帯電話機41を自分の顔に近付けずに操作スイッチ3がレリーズボタンとして押されたと判定された場合は、解像度の小さな携帯サイズが選択され、他方、携帯電話機41を自分の顔に十分に近付けた状態で操作スイッチ3が操作されたと判定された場合は、解像度の少し大きな壁紙サイズが選択される、等の設定が可能である。
〔別実施形態〕
〈1〉上記の第1から第3実施形態において携帯電話機の形態に基づいて説明した発明は、通話や通信の機能を担持しない撮影専用のデジタルカメラとして実施することも可能である。
〈1〉上記の第1から第3実施形態において携帯電話機の形態に基づいて説明した発明は、通話や通信の機能を担持しない撮影専用のデジタルカメラとして実施することも可能である。
〈2〉本発明は静止画用のカメラに限らず、動画を撮影、記録するカメラにも適用可能である。
X 光軸
Y 横軸芯
Z 縦軸芯
1,21,41 携帯電話機(カメラ)
2 主操作部
3 主操作ボタン(レリーズボタン)
5 撮影レンズ
6 光電変換ユニット(光電変換部)
10 記録媒体
12 傾斜センサ(傾斜検出手段、縦横判別手段)
14 ハンドリング判定部
15 解像度決定部
24L,24R 感圧センサ(生体センサ)
31 デジタルカメラ(カメラ)
33 レリーズボタン
34 生体センサ
36 補助撮影レンズ
37 顔検出手段
38 顔サイズ判定手段
Y 横軸芯
Z 縦軸芯
1,21,41 携帯電話機(カメラ)
2 主操作部
3 主操作ボタン(レリーズボタン)
5 撮影レンズ
6 光電変換ユニット(光電変換部)
10 記録媒体
12 傾斜センサ(傾斜検出手段、縦横判別手段)
14 ハンドリング判定部
15 解像度決定部
24L,24R 感圧センサ(生体センサ)
31 デジタルカメラ(カメラ)
33 レリーズボタン
34 生体センサ
36 補助撮影レンズ
37 顔検出手段
38 顔サイズ判定手段
Claims (7)
- 撮影レンズから取り込んだ被写体の画像を光電変換し画像データとして取得する光電変換部と、レリーズボタンの操作に基づいて前記画像データを記録画像として記録媒体に記録する記録処理部とを備えているカメラであって、
ユーザによるカメラ本体のハンドリング状態を判定するハンドリング判定部、及び
前記ハンドリング判定部による判定結果に応じて、前記記録媒体に記録される記録画像の解像度を決定する解像度決定部を有するカメラ。 - 前記カメラ本体に前記撮影レンズの光軸と直交する横軸芯が定義されており、前記ハンドリング判定部は、前記横軸芯の水平面に対する傾斜角度、または、前記横軸芯の前記光軸を含む鉛直面に対する傾斜角度を検出する傾斜検出手段を有し、前記解像度決定部は前記傾斜検出手段によって検出された前記傾斜角度に応じて前記解像度を決定する請求項1に記載のカメラ。
- 前記カメラ本体に前記撮影レンズの光軸と直交する横軸芯が定義されており、前記ハンドリング判定部は、前記横軸芯が水平面に沿った横位置と、前記横軸芯が前記光軸を含む鉛直面に沿った縦位置とのいずれに近いかを判別する縦横判別手段を有し、前記解像度決定部は前記縦横判別手段による判別結果に応じて前記解像度を決定する請求項1に記載のカメラ。
- 前記カメラ本体に前記撮影レンズの光軸と直交する縦軸芯が定義されており、前記ハンドリング判定部は、ユーザによる前記カメラ本体の支持状態を検出するために、前記縦軸芯に関して前記レリーズボタンと反対側に設けられた生体センサを有する請求項1に記載のカメラ。
- 前記カメラ本体に前記撮影レンズの光軸と直交する縦軸芯が定義されており、前記ハンドリング判定部は、ユーザによる前記カメラ本体の支持状態を検出するために、前記カメラ本体上に前記縦軸芯を挟むように離間配置された少なくとも2つの生体センサを有する請求項1に記載のカメラ。
- 前記ハンドリング判定部は、前記撮影レンズの配置面と反対側の領域を撮像可能な補助撮像手段と、前記補助撮像手段によって撮像された画像から人物の顔画像を検出する顔検出手段と、前記顔検出手段によって検出された顔画像のサイズを判定する顔サイズ判定手段とを備える請求項1に記載のカメラ。
- 撮影レンズから取り込んだ被写体の画像を光電変換し画像データとして取得する光電変換機能と、レリーズボタンの操作に基づいて前記画像データを記録画像として記録媒体に記録する記録処理機能とをコンピュータに実現させるカメラ用プログラムであって、
ユーザによるカメラ本体のハンドリング状態を判定するハンドリング判定部から送られる判定結果に応じて、前記記録媒体に記録する記録画像の解像度を決定する解像度決定機能をコンピュータに実現させるカメラ用プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006349792A JP2008160703A (ja) | 2006-12-26 | 2006-12-26 | カメラ及びカメラ用プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006349792A JP2008160703A (ja) | 2006-12-26 | 2006-12-26 | カメラ及びカメラ用プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008160703A true JP2008160703A (ja) | 2008-07-10 |
Family
ID=39661074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006349792A Pending JP2008160703A (ja) | 2006-12-26 | 2006-12-26 | カメラ及びカメラ用プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008160703A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2136110A2 (en) | 2008-06-19 | 2009-12-23 | JATCO Ltd | Gear shift control apparatus and method for automatic transmission |
JP2011199503A (ja) * | 2010-03-18 | 2011-10-06 | Pfu Ltd | 撮像装置及びプログラム |
JP6052399B2 (ja) * | 2013-04-26 | 2016-12-27 | 富士通株式会社 | 画像処理プログラム、画像処理方法及び情報端末 |
KR101778420B1 (ko) * | 2012-11-27 | 2017-09-26 | 퀄컴 인코포레이티드 | 캡처된 비디오의 배향을 조정하기 위한 시스템 및 방법 |
WO2017187573A1 (ja) * | 2016-04-27 | 2017-11-02 | 日立マクセル株式会社 | 撮像装置 |
-
2006
- 2006-12-26 JP JP2006349792A patent/JP2008160703A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2136110A2 (en) | 2008-06-19 | 2009-12-23 | JATCO Ltd | Gear shift control apparatus and method for automatic transmission |
JP2011199503A (ja) * | 2010-03-18 | 2011-10-06 | Pfu Ltd | 撮像装置及びプログラム |
KR101778420B1 (ko) * | 2012-11-27 | 2017-09-26 | 퀄컴 인코포레이티드 | 캡처된 비디오의 배향을 조정하기 위한 시스템 및 방법 |
JP6052399B2 (ja) * | 2013-04-26 | 2016-12-27 | 富士通株式会社 | 画像処理プログラム、画像処理方法及び情報端末 |
US9697415B2 (en) | 2013-04-26 | 2017-07-04 | Fujitsu Limited | Recording medium, image processing method, and information terminal |
WO2017187573A1 (ja) * | 2016-04-27 | 2017-11-02 | 日立マクセル株式会社 | 撮像装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10474007B2 (en) | Imaging apparatus with display and image display apparatus | |
KR101674011B1 (ko) | 휴대용 단말기에서 카메라 기능 운용 방법 및 장치 | |
US9826154B2 (en) | Imaging device, control method of imaging device, and computer program | |
JP2007028536A (ja) | デジタルカメラ | |
TW200836096A (en) | Mobile equipment with display function | |
JP2005159856A (ja) | デジタルカメラ | |
JP2007300353A (ja) | 撮像装置 | |
US7027094B2 (en) | Modeless digital still camera using touch-sensitive shutter button | |
WO2017221664A1 (ja) | 携帯端末 | |
JP2008160703A (ja) | カメラ及びカメラ用プログラム | |
JP2005143108A (ja) | 自動モード検出を行うデジタルカメラ | |
JP2003046856A5 (ja) | ||
JP4859599B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP4615065B1 (ja) | 撮像装置及び撮像方法 | |
JP4367539B2 (ja) | モニタ付きカメラ | |
JP2004015367A (ja) | 電子カメラ | |
JP2007221384A (ja) | カメラ | |
JP5145747B2 (ja) | 撮像装置、手振れ補正方法及びプログラム | |
JP2010004109A (ja) | 撮像装置 | |
WO2009157314A1 (ja) | 撮像装置 | |
JP4011471B2 (ja) | デジタルカメラ | |
CN101317444A (zh) | 摄像图像显示装置和摄像图像显示方法 | |
JP2005099831A5 (ja) | ||
JP2008178031A (ja) | 撮像装置 | |
JP2003298904A (ja) | ペン型入力装置及びデジタルカメラ |