JP2008157548A - 空調システム - Google Patents
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Abstract
【課題】室内の全体的な空調と在室者各人を対象とした個別的な送風とを組み合わせることにより、在室者全員に一層の快適性を与えることができる空調システムを提供する。
【解決手段】在室者の顔面等の身体部位の温度を検出する赤外線温度センサ21と、各在室者に送風するためにそれぞれ設けられたファンユニット20A内のファン24と、温度センサ21による温度検出値を在室者の中立温感時顔面温度と比較し、両者の偏差に応じてファン24の動作を制御すると共に室内空調機30に対する設定温度の変更要求を生成するためのA/D変換器22及びマイクロプロセッサ23と、前記変更要求を室内空調機30との間で送受信する無線送受信機25,31とを備え、室内空調機30は、無線送受信機25,31を介して受信した前記変更要求を集約して設定温度を変更可能とした。
【選択図】図1
【解決手段】在室者の顔面等の身体部位の温度を検出する赤外線温度センサ21と、各在室者に送風するためにそれぞれ設けられたファンユニット20A内のファン24と、温度センサ21による温度検出値を在室者の中立温感時顔面温度と比較し、両者の偏差に応じてファン24の動作を制御すると共に室内空調機30に対する設定温度の変更要求を生成するためのA/D変換器22及びマイクロプロセッサ23と、前記変更要求を室内空調機30との間で送受信する無線送受信機25,31とを備え、室内空調機30は、無線送受信機25,31を介して受信した前記変更要求を集約して設定温度を変更可能とした。
【選択図】図1
Description
本発明は、オフィス等の室内において、天井等に配置された室内空調機による全体的な空調と在室者に対する個別的な送風とを組み合わせた空調システムに関するものである。
従来より、オフィス等の広い室内空間を対象とした空調システムとしては、室外機と、室内に分散配置される複数の室内機とからなる冷暖房空調システム(いわゆるビルマルチ空調システム)が知られている。
しかし、室内機の設置位置や日当たりの有無、OA機器の存在等に起因して、室内の温度分布を均一に保つことは一般に困難である。
また、仮に温度分布を均一化することが可能であったとしても、その時の空調設定温度がすべての在室者にとって必ずしも快適な温度であるとは限らず、温冷感には個人差がある。すなわち、快適とされる設定温度に維持されている空調空間においても、暑いと感じる人、快適である人、寒いと感じる人が混在する。
しかし、室内機の設置位置や日当たりの有無、OA機器の存在等に起因して、室内の温度分布を均一に保つことは一般に困難である。
また、仮に温度分布を均一化することが可能であったとしても、その時の空調設定温度がすべての在室者にとって必ずしも快適な温度であるとは限らず、温冷感には個人差がある。すなわち、快適とされる設定温度に維持されている空調空間においても、暑いと感じる人、快適である人、寒いと感じる人が混在する。
この種の空調システムにおいて、室内の温度分布の均一化を解決課題とする従来技術としては、後述する特許文献1や特許文献2に係る空調システムが知られている。
このうち、特許文献1に係る空調システムは、空調対象領域の暖房負荷の大小に応じて、空気熱源及び非空気熱源を用いた複合型空調機の室内機による空調と、空気熱源のみを用いた室内機による空調を行うようにしたものである。
また、特許文献2に係る空調システムは、各室内機の検出温度が目標温度に達するまでの目標到達時間がすべての室内機で同一になるように目標温度等を補正するものである。
このうち、特許文献1に係る空調システムは、空調対象領域の暖房負荷の大小に応じて、空気熱源及び非空気熱源を用いた複合型空調機の室内機による空調と、空気熱源のみを用いた室内機による空調を行うようにしたものである。
また、特許文献2に係る空調システムは、各室内機の検出温度が目標温度に達するまでの目標到達時間がすべての室内機で同一になるように目標温度等を補正するものである。
一方、特許文献3には、車内の乗員に快適な個別空調を実現するようにした車両用空気調和装置が開示されている。
この空気調和装置は、乗員の顔面の特定部位(頬や額)の温度を非接触型の赤外線センサ等により検出して空調装置本体から吹き出す空気の風速、温度、方向等を制御するようにしたものである。
この空気調和装置は、乗員の顔面の特定部位(頬や額)の温度を非接触型の赤外線センサ等により検出して空調装置本体から吹き出す空気の風速、温度、方向等を制御するようにしたものである。
前述した特許文献1,2に係る従来技術では、基本的に室内温度を目標値に一致させる制御によって室内温度分布の均一化を図っている。
しかしながら、人間の温冷感は、温度以外にも湿度や輻射、対流、代謝量などによって大きく左右されるため、単に温度のみに着目した画一的な空調方法では、在室者各人にとってそれぞれ快適な空調環境を実現することはできないという問題があった。
特に、特許文献1に係る従来技術では空気熱源及び非空気熱源を備える必要があり、装置構成が複雑化したり大形化するという問題もある。
更に、特許文献3に係る従来技術は、いわゆるカーエアコンとして乗員を個別に空調するものであり、オフィス等の広い空間を対象とした空調システムにそのまま適用することは困難である。
しかしながら、人間の温冷感は、温度以外にも湿度や輻射、対流、代謝量などによって大きく左右されるため、単に温度のみに着目した画一的な空調方法では、在室者各人にとってそれぞれ快適な空調環境を実現することはできないという問題があった。
特に、特許文献1に係る従来技術では空気熱源及び非空気熱源を備える必要があり、装置構成が複雑化したり大形化するという問題もある。
更に、特許文献3に係る従来技術は、いわゆるカーエアコンとして乗員を個別に空調するものであり、オフィス等の広い空間を対象とした空調システムにそのまま適用することは困難である。
そこで本発明の解決課題は、室内の全体的な空調と在室者各人に対する個別的な送風とを組み合わせ、必要に応じて全体的な空調の設定温度を調整可能にすることにより、在室者全員に一層の快適性を与えることができる構成簡単な空調システムを提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、室内空調機により室内を全体的に空調する空調システムにおいて、
在室者の身体部位の温度を検出する温度検出手段と、
各在室者に送風するためにそれぞれ設けられた個別送風手段と、
前記温度検出手段による温度検出値を前記在室者が快適と感じる中立温感時温度と比較し、両者の偏差に応じて前記個別送風手段の動作を制御すると共に前記室内空調機に対する設定温度の変更要求を生成する制御手段と、
前記変更要求を前記室内空調機との間で送受信するための通信手段と、
を備え、
前記室内空調機は、前記通信手段を介して受信した前記変更要求を集約して前記設定温度を変更可能であることを特徴とする。
在室者の身体部位の温度を検出する温度検出手段と、
各在室者に送風するためにそれぞれ設けられた個別送風手段と、
前記温度検出手段による温度検出値を前記在室者が快適と感じる中立温感時温度と比較し、両者の偏差に応じて前記個別送風手段の動作を制御すると共に前記室内空調機に対する設定温度の変更要求を生成する制御手段と、
前記変更要求を前記室内空調機との間で送受信するための通信手段と、
を備え、
前記室内空調機は、前記通信手段を介して受信した前記変更要求を集約して前記設定温度を変更可能であることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載した空調システムにおいて、
前記制御手段は、前記偏差が前記個別送風手段の動作制御用の設定範囲を超えたときに前記変更要求を生成するものである。
前記制御手段は、前記偏差が前記個別送風手段の動作制御用の設定範囲を超えたときに前記変更要求を生成するものである。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載した空調システムにおいて、
前記温度検出手段は、在室者の顔面温度を検出する赤外線温度センサ等のセンサであることを特徴とする。
前記温度検出手段は、在室者の顔面温度を検出する赤外線温度センサ等のセンサであることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1または2に記載した空調システムにおいて、
前記温度検出手段は、在室者の指先温度を検出するセンサであることを特徴とする。
前記温度検出手段は、在室者の指先温度を検出するセンサであることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載した空調システムにおいて、
前記センサは、在室者が使用する机上のコンピュータに付属する入力手段であることを特徴とし、例えば、請求項6に記載するように、前記コンピュータに接続された接触型温度計内蔵マウスであることを特徴とする。
前記センサは、在室者が使用する机上のコンピュータに付属する入力手段であることを特徴とし、例えば、請求項6に記載するように、前記コンピュータに接続された接触型温度計内蔵マウスであることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1〜6の何れか1項に係る空調システムにおいて、
前記制御手段は、前記偏差に応じて前記個別送風手段を間欠的に動作させるものである。
前記制御手段は、前記偏差に応じて前記個別送風手段を間欠的に動作させるものである。
請求項8に係る発明は、請求項1〜6の何れか1項に係る空調システムにおいて、
前記制御手段は、前記偏差に応じて前記個別送風手段を継続的に動作させるものである。
前記制御手段は、前記偏差に応じて前記個別送風手段を継続的に動作させるものである。
請求項9に係る発明は、請求項1〜8の何れか1項に係る空調システムにおいて、
前記個別送風手段は、例えばクロスフローファンであり、このファンを在室者が使用する机上のコンピュータに取り付けることが望ましい。
また、請求項10に記載するように、上記ファンによって在室者の首元付近に送風すれば、在室者の温冷感の改善に効果的である。
前記個別送風手段は、例えばクロスフローファンであり、このファンを在室者が使用する机上のコンピュータに取り付けることが望ましい。
また、請求項10に記載するように、上記ファンによって在室者の首元付近に送風すれば、在室者の温冷感の改善に効果的である。
本発明によれば、室内空調機による室内全体の空調に加えて、在室者各人の温冷感に応じて個別的に送風するようにしたので、例えば室内空調機の冷房運転時には変動風や定常風が当たる各人の身体部位の温度を低下させ、その温度を中立温感時温度近傍に維持して快適感、冷涼感、爽快感を高めることができる。また、送風の効果により通常の冷房設定温度の緩和が可能になり、室内空調機の省エネルギー化、ランニングコストの低減を図ることができる。
以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。
まず、図1は本発明の第1実施形態に係る空調システムの全体構成図である。この空調システムは、複数の人間が在室するオフィス等の空間を対象としており、例えば着席している各人に対応してそれぞれ設けられたファンユニット20A〜20Jと、室内全体を空調する室内空調機30と、前記ファンユニット20A〜20Jに電源電圧をそれぞれ供給する電源10とから構成されている。
まず、図1は本発明の第1実施形態に係る空調システムの全体構成図である。この空調システムは、複数の人間が在室するオフィス等の空間を対象としており、例えば着席している各人に対応してそれぞれ設けられたファンユニット20A〜20Jと、室内全体を空調する室内空調機30と、前記ファンユニット20A〜20Jに電源電圧をそれぞれ供給する電源10とから構成されている。
なお、図1では、10人の在室者(Aさん〜Jさん)を対象として10台のファンユニット20A〜20Jを設ける例を示しているが、ファンユニットの数(空調対象となる在室者数)は任意の複数であればよい。
また、室内空調機30に冷媒を供給する室外機やビルマルチ空調機全体の制御装置等については、図示を省略してある。
また、室内空調機30に冷媒を供給する室外機やビルマルチ空調機全体の制御装置等については、図示を省略してある。
始めに、ファンユニット20A〜20Jの構成について説明する。これらのファンユニット20A〜20Jは何れも構成、機能が同一であるため、ここでは、Aさんに対応して設けられたファンユニット20Aを例に挙げて説明する。
ファンユニット20Aは、Aさんの机上において、後述するように例えばパソコンに取り付けて使用されるものであり、着席しているAさんに向けて送風する機能を備えている。
ファンユニット20A内の21は温度検出手段としての赤外線温度センサであり、着席しているAさんの身体部位の温度、例えば顔面温度を検出するためのものである。人間の温冷感は鼻や耳の温度に基づいて推測できることを解明しているため、赤外線温度センサ21は上記の部位を対象として顔面の鼻や耳部を中心とする温度を検出することが望ましい。
顔面温度の検出に当たっては、顔面の複数部位の温度を平均化したり、冷房時には複数部位の温度のうち最高温度を検出し、暖房時には最低温度を検出する等の方法が考えられる。
ファンユニット20A内の21は温度検出手段としての赤外線温度センサであり、着席しているAさんの身体部位の温度、例えば顔面温度を検出するためのものである。人間の温冷感は鼻や耳の温度に基づいて推測できることを解明しているため、赤外線温度センサ21は上記の部位を対象として顔面の鼻や耳部を中心とする温度を検出することが望ましい。
顔面温度の検出に当たっては、顔面の複数部位の温度を平均化したり、冷房時には複数部位の温度のうち最高温度を検出し、暖房時には最低温度を検出する等の方法が考えられる。
赤外線温度センサ21から出力されるアナログ信号の温度データは、A/D変換器22によりディジタル信号に変換され、マイクロプロセッサ23に入力されている。
マイクロプロセッサ23には、Aさんが快適と感じる時の顔面温度(中立温感時顔面温度)が予め入力されており、この中立温感時顔面温度は任意に(例えば33℃に)設定可能となっている。すなわち、Aさんが快適と感じる時の顔面温度を予め測定しておき、その温度を中立温感時顔面温度としてマイクロプロセッサ23に設定入力しておくものである。この中立温感時顔面温度は、各人によって異なるのが一般的であるため、ファンユニット20A〜20Jごとに設定され、それぞれマイクロプロセッサ23に入力されている。
ここで、A/D変換器22及びマイクロプロセッサ23は、請求項における制御手段を構成している。
マイクロプロセッサ23には、Aさんが快適と感じる時の顔面温度(中立温感時顔面温度)が予め入力されており、この中立温感時顔面温度は任意に(例えば33℃に)設定可能となっている。すなわち、Aさんが快適と感じる時の顔面温度を予め測定しておき、その温度を中立温感時顔面温度としてマイクロプロセッサ23に設定入力しておくものである。この中立温感時顔面温度は、各人によって異なるのが一般的であるため、ファンユニット20A〜20Jごとに設定され、それぞれマイクロプロセッサ23に入力されている。
ここで、A/D変換器22及びマイクロプロセッサ23は、請求項における制御手段を構成している。
マイクロプロセッサ23では、中立温感時顔面温度とA/D変換器22から入力された温度データとに基づいて、後述する制御フローにより、個別送風手段としてのファン24を所定周期で間欠動作させ(以下、このときに発生する風を変動風という)、あるいは定常的に継続動作させる(以下、このときに発生する風を定常風という)ように制御を行う。また、マイクロプロセッサ23は、ファン24の動作制御だけではAさんにとっての快適感が得られない場合に、室内空調機30の設定温度を変更するための要求温度データを作成し、この要求温度データを無線送信機25に送出する。
無線送信機25は、マイクロプロセッサ23から送られた要求温度データを室内空調機30の無線受信機31に向けて送信する。ここで、無線送信機25及び無線受信機31からなる無線通信手段には、例えばブルートゥース(登録商標)やZigBee(登録商標)等の近距離無線通信規格を用いることができる。
なお、ファンユニット20A〜20Jと室内空調機30との間の通信手段は、無線に限らず有線通信手段を用いても良い。
なお、ファンユニット20A〜20Jと室内空調機30との間の通信手段は、無線に限らず有線通信手段を用いても良い。
赤外線温度センサ21、A/D変換器22、マイクロプロセッサ23、ファン24及び無線送信機25の電源電圧は、前記電源10から供給されている。電源10としては、独立した電源(バッテリーやスイッチング電源等)を用いても良いし、各人が机上で使用しているパソコンのUSB端子から得た電源を用いても良い。
一方、室内空調機30は、ビルマルチ空調機の天井設置型室内機である空調機本体33及びその制御用のマイクロプロセッサ32と、無線受信機31とを備えている。
無線受信機31は、ファンユニット20A〜20Jの無線送信機25から送られた各人の要求温度データを受信してマイクロプロセッサ32に送出し、マイクロプロセッサ32はこれらの要求温度データを集約して所定の設定温度データを作成する。
空調機本体33は、上記の設定温度データに基づいて運転され、室内の温度が設定温度に一致するように全体的な空調を行うようになっている。
無線受信機31は、ファンユニット20A〜20Jの無線送信機25から送られた各人の要求温度データを受信してマイクロプロセッサ32に送出し、マイクロプロセッサ32はこれらの要求温度データを集約して所定の設定温度データを作成する。
空調機本体33は、上記の設定温度データに基づいて運転され、室内の温度が設定温度に一致するように全体的な空調を行うようになっている。
次に、図2及び図3は前記ファンユニット20Aの構成例を示す説明図であり、何れも机上に配置されたパソコンのディスプレイ60の上部に取り付けるタイプとして構成されている。上記ディスプレイ60としてはデスクトップパソコン用のディスプレイを想定しているが、ノートブックパソコンのディスプレイにファンユニット20Aを取り付けて使用しても良い。
図2に示すファンユニット20A1は、ケーシング201の内部にファン24を備え、正面に形成された吹出口202から前方に送風するタイプのものである。詳述はしないが、ファン24による送風角度や送風方向を可変にしてもよい。
前記ファン24は、低騒音で平面的な気流を作りやすいクロスフローファン等から構成されており、Aさんの首元付近に送風可能となっている。これは、首元付近へ送風することが人間の温冷感の改善に特に有効なためである。
前記ファン24は、低騒音で平面的な気流を作りやすいクロスフローファン等から構成されており、Aさんの首元付近に送風可能となっている。これは、首元付近へ送風することが人間の温冷感の改善に特に有効なためである。
吹出口202の側方には、電源のオン・オフ操作や風量の手動切替操作、及び前述した中立温感時顔面温度等の設定入力を行うための操作スイッチ部203が設けられていると共に、吹出口202の下方ほぼ中央部には、前記赤外線温度センサ21が取り付けられている。赤外線温度センサ21の取付位置は特に限定されず、ディスプレイ60に対面する人間の顔面温度を検出可能な位置であれば良い。
ケーシング201には、ファン(駆動モータも含むものとする)24以外にも、図1に示したA/D変換器22、マイクロプロセッサ23、無線送信機25等が内蔵されている。
ファンユニット20A1はディスプレイ60の上端部を挟み込むようにして取り付けられるが、その具体的な取付方法、固定方法は本発明の要旨ではないため、ここでは詳述を省略する。
ファンユニット20A1はディスプレイ60の上端部を挟み込むようにして取り付けられるが、その具体的な取付方法、固定方法は本発明の要旨ではないため、ここでは詳述を省略する。
一方、図3に示すファンユニット20A2は、ケーシング204の後部底面に吹出口205を形成し、この吹出口205からディスプレイ60の背面及び下端部を回り込んで前方に送風するようにしたタイプのものである。なお、図2と同一の構成要素には同一の参照符号を付してある。
ここで、ファンユニットの構造、取付位置、取付方法は、図2,図3の例に何ら限定されず、ディスプレイ60に対面する人間の顔面温度を検出して首元付近に送風可能なものであれば良い。
ここで、ファンユニットの構造、取付位置、取付方法は、図2,図3の例に何ら限定されず、ディスプレイ60に対面する人間の顔面温度を検出して首元付近に送風可能なものであれば良い。
次いで、図4は本発明の第2実施形態に係る空調システムの全体構成図である。
この実施形態は、顔面と同様に人間の温冷感を推測する際に有効な指標となる指先の温度を検出してファンの動作を制御するようにした例である。
この実施形態は、顔面と同様に人間の温冷感を推測する際に有効な指標となる指先の温度を検出してファンの動作を制御するようにした例である。
図4において、前記同様に各人に対応して設けられるファンユニット等の構成は何れも同一であるため、ここではファンユニット50A等の構成を説明する。
まず、この実施形態では、Aさんの指先温度を検出するために、Aさんの机上のパソコン40Aに接続された温度検出手段としての接触型温度計内蔵マウス51が用いられる。Aさんがマウス51を操作することにより検出された指先温度は、パソコン40Aに入力され、温度データとしてファンユニット50A内のA/D変換器52に入力される。
まず、この実施形態では、Aさんの指先温度を検出するために、Aさんの机上のパソコン40Aに接続された温度検出手段としての接触型温度計内蔵マウス51が用いられる。Aさんがマウス51を操作することにより検出された指先温度は、パソコン40Aに入力され、温度データとしてファンユニット50A内のA/D変換器52に入力される。
なお、指先温度を検出する温度検出手段としては、マウス以外にも、タブレット用の入力ペンや、トラックパッド、トラックボール、あるいはキーボード内の使用頻度の高いキー等の各種入力手段に温度検出機能を持たせても良い。
A/D変換器52以降の構成は第1実施形態と同様であり、マイクロプロセッサ53により、中立温感時指先温度とA/D変換器52から入力された温度データとに基づいてファン54の動作が制御される。ここで、中立温感時指先温度とは、Aさんが快適と感じる時の指先温度であり、中立温感時顔面温度と同様に、一般に各人によって異なる値であって個別に設定可能となっている。
マイクロプロセッサ53は、ファン54の動作制御だけではAさんにとって所望の快適感が得られない場合に、室内空調機30に対する要求温度データを作成して無線送信機55に送出し、この要求温度データは室内空調機30の無線受信機31に送信される。
室内空調機30は、前記同様にファンユニット50A〜50Jに対応する各人の要求温度データを集約して所定の設定温度データを作成し、空調機本体33を運転して室内温度が設定温度に一致するように室内全体の空調を行う。
なお、図4において、符号40B,40JはそれぞれBさん、Jさんの机上のパソコンを示す。
室内空調機30は、前記同様にファンユニット50A〜50Jに対応する各人の要求温度データを集約して所定の設定温度データを作成し、空調機本体33を運転して室内温度が設定温度に一致するように室内全体の空調を行う。
なお、図4において、符号40B,40JはそれぞれBさん、Jさんの机上のパソコンを示す。
この実施形態において、ファンユニット50A〜50Jの各構成要素の電源電圧は、パソコン40A〜40JのUSB端子から得た電源により供給することを想定しているが、独立した電源を用いることも勿論可能である。
本実施形態におけるファンユニット50A〜50Jの構造は基本的に第1実施形態と同様であり、図2,図3に示した構成から赤外線温度センサ21を除去したものに相当する。
本実施形態におけるファンユニット50A〜50Jの構造は基本的に第1実施形態と同様であり、図2,図3に示した構成から赤外線温度センサ21を除去したものに相当する。
図5,図6は上記各実施形態の作用を示す概念図であり、何れもAさん,Bさんに対して前方吹出しタイプのファンユニット(図2参照)を用いて送風する様子を示している。なお、便宜上、机上のパソコン(パソコン本体)の図示を省略し、ディスプレイ60のみを図示してある。
図5は、第1実施形態の作用を示すもので、a1,b1はそれぞれAさん,Bさんに対する顔面温度検出領域、a2,b2はそれぞれファンユニット20A1による送風領域である。
ここでは、例えばAさんが空調機本体33によって空調されている室温(設定温度)を「暑い」と感じており、その顔面温度検出値が本人の中立温感時顔面温度よりも大幅に高いために、ファン24の出力を増加させて定常風を発生させている。一方、Bさんは室温を「快適」と感じており、その顔面温度検出値が本人の中立温感時顔面温度の近傍にあるため、ファン24からは変動風を発生させている。
ここでは、例えばAさんが空調機本体33によって空調されている室温(設定温度)を「暑い」と感じており、その顔面温度検出値が本人の中立温感時顔面温度よりも大幅に高いために、ファン24の出力を増加させて定常風を発生させている。一方、Bさんは室温を「快適」と感じており、その顔面温度検出値が本人の中立温感時顔面温度の近傍にあるため、ファン24からは変動風を発生させている。
更に、Aさん側のファンユニット20A1内のマイクロプロセッサ23が、ファン24の送風によってもAさんの顔面温度検出値が中立温感時顔面温度の近傍に収まらないと判定した場合には、空調機本体33(室内空調機30)に対して設定温度を低下させるような要求温度データを送信する。なお、「快適」と感じているBさん側のファンユニット20A1からは、要求温度データは送信されない。
室内空調機30内のマイクロプロセッサ32は、Aさん,Bさんを含む在室者全員からの要求温度データを集約し、例えば要求温度の平均値を算出して必要に応じ空調機本体33の設定温度を変更することにより、理想的には在室者全員にとって快適な全体空調が行われるように制御するものである。
室内空調機30内のマイクロプロセッサ32は、Aさん,Bさんを含む在室者全員からの要求温度データを集約し、例えば要求温度の平均値を算出して必要に応じ空調機本体33の設定温度を変更することにより、理想的には在室者全員にとって快適な全体空調が行われるように制御するものである。
図6に示す第2実施形態の作用は、Aさん,Bさんの指先温度を接触型温度計内蔵マウス51により検出する点以外は基本的に第1実施形態と同様である。
なお、図6において、50A1は前方吹出しタイプのファンユニットであり、第1実施形態のファンユニット20A1から赤外線温度センサ21を除外したものに相当する。
なお、図6において、50A1は前方吹出しタイプのファンユニットであり、第1実施形態のファンユニット20A1から赤外線温度センサ21を除外したものに相当する。
次に、室内空調機30及び個別のファンユニット(例えば第1実施形態のファンユニット20Aや第2実施形態のファンユニット50A)を含む空調システム全体の動作を、図7を参照しつつ説明する。
図7において、ステップS1〜S4はビルマルチ空調を行う室内空調機30の制御フローである。まず、室内空調機30の設定温度をTa、遅延ループ(制御の繰り返し周期)をm分に予め設定し(S1)、次いで室温を検出する(S2)。この状態で、周知の制御動作により、室温が設定温度Taに一致するように空調機本体33の吹出口からの送風温度、風量等を制御する(S3)。これらの室温検出(S2)及び温度制御(S3)を前記遅延ループ(m分)ごとに繰り返すことにより(S4)、室内の全体的な空調動作が実行される。
図7において、ステップS1〜S4はビルマルチ空調を行う室内空調機30の制御フローである。まず、室内空調機30の設定温度をTa、遅延ループ(制御の繰り返し周期)をm分に予め設定し(S1)、次いで室温を検出する(S2)。この状態で、周知の制御動作により、室温が設定温度Taに一致するように空調機本体33の吹出口からの送風温度、風量等を制御する(S3)。これらの室温検出(S2)及び温度制御(S3)を前記遅延ループ(m分)ごとに繰り返すことにより(S4)、室内の全体的な空調動作が実行される。
続いて、個別のファンユニットによる送風制御動作を説明する。ここでは、各人の顔面温度を検出して送風する場合について述べるが、指先温度を検出して送風する場合も基本的に同様である。
まず、各人が個別に中立温感時顔面温度Tbを設定すると共に、単位温度幅β、遅延ループ(制御の繰り返し周期)n分を設定する(S5)。上記の単位温度幅βは、顔面温度検出時と指先温度検出時とで異なっても良い。
まず、各人が個別に中立温感時顔面温度Tbを設定すると共に、単位温度幅β、遅延ループ(制御の繰り返し周期)n分を設定する(S5)。上記の単位温度幅βは、顔面温度検出時と指先温度検出時とで異なっても良い。
次いで赤外線温度センサ21により顔面温度を検出し、中立温感時顔面温度Tbからの偏差Xが温度範囲(−3β<X<+2β)内にあるか否かを判断する(S6)。この温度範囲の広狭により、室内空調機30への設定温度変更要求の頻度(感度)が変化することになる。
偏差Xが温度範囲(−3β<X<+2β)から外れている場合には(S6 NO)、個別にファン24を運転して送風しても本人に快適感をもたらすことは困難と判断し、マイクロプロセッサ23が要求温度データを作成して室内空調機30に対する設定温度変更要求を行う(S11A)。
偏差Xが温度範囲(−3β<X<+2β)から外れている場合には(S6 NO)、個別にファン24を運転して送風しても本人に快適感をもたらすことは困難と判断し、マイクロプロセッサ23が要求温度データを作成して室内空調機30に対する設定温度変更要求を行う(S11A)。
偏差Xが温度範囲(−3β<X<+2β)内にある場合には(S6 YES)、更に偏差Xが−2βを超えているか否かを判断し(S7)、超えていない場合には、マイクロプロセッサ23がファン24の個別運転により本人に冷涼感を与える必要がないと判断してファン24の運転を停止させる(S7 NO,S9)。
また、偏差Xが−2βを超えている場合には、マイクロプロセッサ23がファン24による個別の送風が必要であると判断し、ファン24の間欠運転による変動風または継続運転による定常風を供給する(S7 YES,S8)。このようにファン24によって変動風や定常風を首元に送ることにより、人体の皮膚表面の対流熱伝達率が上昇し、その時の室内空調機30による設定温度のもとでその人の快適感、冷涼感、爽快感を高めることが可能である。
上記の動作(S6〜S9)を前記遅延ループ(n分)ごとに繰り返すことにより(S10)、各人ごとの個別のファンの動作制御、及び必要に応じた室内空調機30に対する設定温度変更要求が実行される。
また、偏差Xが−2βを超えている場合には、マイクロプロセッサ23がファン24による個別の送風が必要であると判断し、ファン24の間欠運転による変動風または継続運転による定常風を供給する(S7 YES,S8)。このようにファン24によって変動風や定常風を首元に送ることにより、人体の皮膚表面の対流熱伝達率が上昇し、その時の室内空調機30による設定温度のもとでその人の快適感、冷涼感、爽快感を高めることが可能である。
上記の動作(S6〜S9)を前記遅延ループ(n分)ごとに繰り返すことにより(S10)、各人ごとの個別のファンの動作制御、及び必要に応じた室内空調機30に対する設定温度変更要求が実行される。
なお、図7におけるステップS5〜S10,S11AをAさんに対応するファンユニット20Aの動作とすれば、他のBさん〜Jさんについても同様の動作が実行され、前記ステップS11Aと同様に室内空調機30に対する設定温度変更要求が発生する(S11B〜S11J)。
室内空調機30内のマイクロプロセッサ32では、すべてのファンユニット20A〜20Jを一つのグループとして設定温度変更要求を集約し、必要に応じて室内空調機30の設定温度Taを変更する(S12)。
ここで、設定温度Taの変更(S12)に当たっては、ファンユニット20A〜20Jからの要求温度を単純平均したり、適宜検出した各人の在席時間の長短に応じて要求温度を加重平均する等の方法が考えられる。
室内空調機30内のマイクロプロセッサ32では、すべてのファンユニット20A〜20Jを一つのグループとして設定温度変更要求を集約し、必要に応じて室内空調機30の設定温度Taを変更する(S12)。
ここで、設定温度Taの変更(S12)に当たっては、ファンユニット20A〜20Jからの要求温度を単純平均したり、適宜検出した各人の在席時間の長短に応じて要求温度を加重平均する等の方法が考えられる。
図8は第1実施形態の作用を説明するための概念図であり、室内空調機30により制御される室温と個人の顔面温度との関係をグラフとして示したものである。
なお、前述した図7における制御のデフォルト値は、Ta=28℃,m=5分,Tb=33℃,β=1℃,n=5分である。また、ファン24の運転による変動風は、風速が0.5m/sでオン・オフを10秒ごとに繰り返すものとし、定常風の風速は0.5m/sとする。
なお、前述した図7における制御のデフォルト値は、Ta=28℃,m=5分,Tb=33℃,β=1℃,n=5分である。また、ファン24の運転による変動風は、風速が0.5m/sでオン・オフを10秒ごとに繰り返すものとし、定常風の風速は0.5m/sとする。
図8において、特性線c1,c2,c3は、個別のファンユニットを用いずに室内空調機30のみによる全体的な空調を行った場合のものであり、それぞれ安静時、活動量小、活動量大に対応する。ここで、活動量の大小は、例えば外出先から帰ってきて着席したばかりの状態(活動量大)、着席してある程度時間が経過した状態(活動量小)などを意味する。
一般的なビルマルチ空調のように個別のファンユニットを用いない場合には、安静時において一般的に快適と考えられる顔面温度の範囲(32℃〜34℃)が維持されるように、室内空調機30により設定される温度範囲ΔT1を例えば25℃〜27℃に保つ必要がある。
一般的なビルマルチ空調のように個別のファンユニットを用いない場合には、安静時において一般的に快適と考えられる顔面温度の範囲(32℃〜34℃)が維持されるように、室内空調機30により設定される温度範囲ΔT1を例えば25℃〜27℃に保つ必要がある。
これに対し、第1実施形態によれば、顔面温度検出値と中立温感時顔面温度Tbとの偏差Xに応じてファン24を動作させ、変動風または定常風を首元に送風するため、特性線c1をc1’,c1”のように室温が増加する方向に平行移動させた状態でも顔面温度を快適範囲に維持することができる。言い換えれば、室内空調機30による室温の初期設定値を例えば28℃とし、温度範囲ΔT2を27℃〜29℃に保つことによって図示するような目標設定範囲での運転を行うことができる。
これらの作用は、他の特性c2,c3についても同様であり、室内空調機30による全体的な空調とファンユニットによる個別的な送風との併用により、室内空調機30の負荷を減少させて省エネルギー化を図り、ランニングコストの低減に寄与することができる。
また、指先温度を検出する第2実施形態についても、同様の作用効果を得ることができる。
これらの作用は、他の特性c2,c3についても同様であり、室内空調機30による全体的な空調とファンユニットによる個別的な送風との併用により、室内空調機30の負荷を減少させて省エネルギー化を図り、ランニングコストの低減に寄与することができる。
また、指先温度を検出する第2実施形態についても、同様の作用効果を得ることができる。
なお、上記の説明は冷房時を想定したものであり、暖房時には個別のファンユニットの運転を停止すると共に、室内空調機30からの風向や風速を変化させて室内空気を攪拌させ、室内温度を均一化させるように制御することが望ましい。
10:電源
20A〜20J,20A1,20A2,50A〜50J:ファンユニット
21:赤外線温度センサ
22,52:A/D変換器
23,32,53:マイクロプロセッサ
24,54:ファン
25,55:無線送信機
30:室内空調機
31:無線受信機
33:空調機本体
40A,40B,40J:パソコン
51:接触型温度計内蔵マウス
60:ディスプレイ
201,204:ケーシング
202,205:吹出口
203:操作スイッチ部
20A〜20J,20A1,20A2,50A〜50J:ファンユニット
21:赤外線温度センサ
22,52:A/D変換器
23,32,53:マイクロプロセッサ
24,54:ファン
25,55:無線送信機
30:室内空調機
31:無線受信機
33:空調機本体
40A,40B,40J:パソコン
51:接触型温度計内蔵マウス
60:ディスプレイ
201,204:ケーシング
202,205:吹出口
203:操作スイッチ部
Claims (10)
- 室内空調機により室内を全体的に空調する空調システムにおいて、
在室者の身体部位の温度を検出する温度検出手段と、
各在室者に送風するためにそれぞれ設けられた個別送風手段と、
前記温度検出手段による温度検出値を前記在室者が快適と感じる中立温感時温度と比較し、両者の偏差に応じて前記個別送風手段の動作を制御すると共に前記室内空調機に対する設定温度の変更要求を生成する制御手段と、
前記変更要求を前記室内空調機との間で送受信するための通信手段と、
を備え、
前記室内空調機は、前記通信手段を介して受信した前記変更要求を集約して前記設定温度を変更可能であることを特徴とする空調システム。 - 請求項1に記載した空調システムにおいて、
前記制御手段は、前記偏差が前記個別送風手段の動作制御用の設定範囲を超えたときに前記変更要求を生成することを特徴とする空調システム。 - 請求項1または2に記載した空調システムにおいて、
前記温度検出手段は、在室者の顔面温度を検出するセンサであることを特徴とする空調システム。 - 請求項1または2に記載した空調システムにおいて、
前記温度検出手段は、在室者の指先温度を検出するセンサであることを特徴とする空調システム。 - 請求項4に記載した空調システムにおいて、
前記センサは、在室者が使用する机上のコンピュータに付属する入力手段であることを特徴とする空調システム。 - 請求項5に記載した空調システムにおいて、
前記センサは、前記コンピュータに接続された接触型温度計内蔵マウスであることを特徴とする空調システム。 - 請求項1〜6の何れか1項に記載した空調システムにおいて、
前記制御手段は、前記偏差に応じて前記個別送風手段を間欠的に動作させることを特徴とする空調システム。 - 請求項1〜6の何れか1項に記載した空調システムにおいて、
前記制御手段は、前記偏差に応じて前記個別送風手段を継続的に動作させることを特徴とする空調システム。 - 請求項1〜8の何れか1項に記載した空調システムにおいて、
前記個別送風手段を、在室者が使用する机上のコンピュータに取り付けたことを特徴とする空調システム。 - 請求項1〜9の何れか1項に記載した空調システムにおいて、
前記個別送風手段は、在室者の首元付近に送風可能であることを特徴とする空調システム。
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- 2006-12-25 JP JP2006347099A patent/JP2008157548A/ja active Pending
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